JP2022183847A - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

Figure 2022183847000001
【課題】 動画記録に関する設定に応じて、動画記録できる時間をユーザーが認識できるようにする。
【解決手段】 撮像装置であって、
撮像手段と、
前記撮像装置の温度を取得する温度取得手段と、
前記温度取得手段で取得した温度に基づき、撮影可能時間を算出する算出手段と、
前記撮像手段により取得された動画を、装着された記録媒体に記録する記録手段と、
前記撮像手段により取得された動画を、前記撮像装置に接続された外部機器に出力する出力手段と、
前記出力手段により前記外部機器に動画を出力する外部出力モードの設定を受け付ける受付手段と、
前記記録媒体が前記撮像装置に装着されていない場合に、前記外部出力モードにおいて、前記算出手段により算出された前記撮影可能時間に関する情報を表示手段に表示するように制御する制御手段と、
を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、外部機器と接続可能な撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
近年、動画記録が可能な撮像装置が多く知られている。動画記録時には撮像装置内部に熱が発生してしまい、ユーザーへの影響や装置/画質保護のため、発生する熱への対策は重要な課題となっている。
また、従来では、デジタルカメラに接続した外部機器に動画像データを出力する外部出力モードが知られている。外部出力モードでは接続された外部機器に動画像データを出力するだけでなく、出力した動画像データを外部の記録媒体に記録することが可能である。このとき、デジタルカメラの本体内にメモリーカードのような記録媒体が装着(挿入)されていない場合でも、撮影した動画を記録することができる。特許文献1には、カメラに装着された記録媒体の空き容量から算出した撮影可能時間と、カメラの筐体温度から算出した、動画の記録を停止する温度に達するまでの撮影可能時間とを比較し、いずれか短い方の時間を動画記録開始後に表示することが開示されている。
特開2012-165372号公報
しかしながら、特許文献1では、デジタルカメラ本体に記録媒体(内部の記録媒体)が装着(挿入)されていない場合に動画記録指示を行っても動画記録を行うことができず、ユーザーはなぜ動画記録を行えないのかを把握することができない。また、カメラに接続された外部機器に動画記録を行う場合についての開示がなく、撮影可能時間をどのように表示し、ユーザーに報知するのかについて考慮されていない。このような場合に撮影可能時間を表示しないと、ユーザーは外部機器に動画記録を行う設定にしているにもかかわらず動画記録を行えないと勘違いしたり、どの程度の時間だけ動画記録を行えるのかを把握することができず、使い勝手が悪く感じる場合がある。
そこで本発明は、動画記録に関する設定に応じて、動画記録できる時間をユーザーが認識できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、
撮像装置であって、
撮像手段と、
前記撮像装置の温度を取得する温度取得手段と、
前記温度取得手段で取得した温度に基づき、撮影可能時間を算出する算出手段と、
前記撮像手段により取得された動画を、装着された記録媒体に記録する記録手段と、
前記撮像手段により取得された動画を、前記撮像装置に接続された外部機器に出力する出力手段と、
前記出力手段により前記外部機器に動画を出力する外部出力モードの設定を受け付ける受付手段と、
前記記録媒体が前記撮像装置に装着されていない場合に、前記外部出力モードにおいて、前記算出手段により算出された前記撮影可能時間に関する情報を表示手段に表示するように制御する制御手段と、
を有する。
本発明によれば、動画記録に関する設定に応じて、動画記録できる時間をユーザーが認識できるようにする。
デジタルカメラ100の外観図である。 デジタルカメラ100のハードウエア構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態における、デジタルカメラ100起動時の制御フローチャートを示す図である。 本実施形態における、動画の記録処理の制御フローチャートを示す図である。 デジタルカメラ100にメモリーカードが装着(挿入)されている場合の表示例を示す図である。 デジタルカメラ100にメモリーカードが装着(挿入)されていない場合の表示例を示す図である。 本実施形態における、デジタルカメラ100の設定内容と温度上昇に関するグラフである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1(a)、(b)に本発明を適用可能な装置(電子機器)の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。図1において、表示部28は画像や各種情報を表示する、カメラ背面に設けられた表示部である。タッチパネル70aはタッチ操作部材であり、表示部28の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。ファインダー外表示部43は、カメラ上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は外部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続するコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は操作部70に含まれる回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のオン及びオフを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行える。十字キー74は操作部70に含まれ、4方向に押し込み可能な押しボタンを有する操作部材である。十字キー74の押下した方向に応じた操作が可能である。SETボタン75は操作部70に含まれ、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
動画ボタン76は、動画記録(記録)の開始、停止の指示に用いられる。AEロックボタン77は操作部70に含まれ、撮影待機状態で押下することにより、露出状態を固定することができる。拡大ボタン78は操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのオン、オフを行うための操作ボタンである。拡大モードをオンとしてからメイン電子ダイヤル71を操作することにより、ライブビュー画像の拡大、縮小を行える。再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。再生ボタン79は操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。メニューボタン81は、操作部70に含まれ、押下することにより各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面と、十字キー74やSETボタン75を用いて直感的に各種設定を行うことができる。
通信端子10はデジタルカメラ100が後述するレンズユニット150(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。接眼部16は、接眼ファインダー(覗き込み型のファインダー)の接眼部であり、ユーザーは、接眼部16を介して内部のEVF(Electric View Finder)29に表示された映像を視認可能である。接眼検知部57は接眼部16に撮影者が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。蓋202は記録媒体200を格納したスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラを保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73が配置されている。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6と上述の通信端子10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。その後AF駆動回路3を介して、レンズ103を変位させることで焦点を合わせる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、または、後述するメモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理部24により得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
メモリ制御部15は、A/D変換器23、画像処理部24、メモリ32間のデータ送受を制御する。A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24およびメモリ制御部15を介して、あるいは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28、EVF29に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはメモリ制御部15を介して表示部28、EVF29により表示される。表示部28、EVF29は、LCDや有機EL等の表示器上に、メモリ制御部15からの信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によってA/D変換されメモリ32に蓄積されたデータを、表示部28またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV表示)を行える。以下、ライブビューで表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばFlash-ROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサー(CPU)または回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、上述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、例えばRAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50はメモリ32、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画記録モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)、がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60により、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画記録モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから撮像された画像を画像ファイルとして記録媒体200に書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、ユーザーからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、少なくとも以下の操作部が含まれる。シャッターボタン61、タッチパネル70a、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、動画ボタン76、AEロックボタン77、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリーカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリーカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。記録媒体200は、不図示の装着、排出機構により、カメラ100に対してユーザーが容易に装着、排出が可能である。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって、外部機器や外部のネットワークに接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)や Bluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(ライブビュー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像やその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である、加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
接眼検知部57はファインダーの接眼部16に対する目(物体)161の接近(接眼)および離脱(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。接眼検知部57は、例えば赤外線近接センサーを用いることができ、EVF29を内蔵するファインダーの接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(不図示)から投光した赤外線が反射して赤外線近接センサーの受光部(不図示)に受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる目や物体の接近を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示画面上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。システム制御部50はタッチパネル70aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-オン)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-オフ)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい。
温度センサー91a,91b,91cは、デジタルカメラ100の筐体表面/内部の温度を計測する温度センサーである。つまり、温度センサー91a~91cは温度取得手段である。温度センサー91aは蓋202で保護されている記録媒体200の挿入口(装着口)近傍に配置された温度センサーであり、デジタルカメラ100に挿入(装着)される記録媒体の外装の表面温度を算出するための温度を計測するものである。記録媒体200の外装の表面温度が高い温度になり、ユーザーが蓋202を開けて記録媒体をデジタルカメラ100から取り出す際に、やけどをすることがないようにする。温度センサー91bは撮像部22の近傍に配置され、撮像部22の近傍の温度を計測する。温度センサー91cはシステム制御部50の近傍に配置された温度センサーであり、システム制御部50の近傍の温度を計測する。
撮像部22の撮像センサーや、システム制御部50のICチップなどの各デバイスは、カメラ100の撮像動作に伴い熱を発する。そして、各デバイスの温度が高温(例えば80℃以上)になってしまうと、デバイスが正常に機能しなくなったり、ノイズが増えるなど画質が劣化する可能性があり、各デバイスの故障や画質の劣化を防ぐために温度の計測を行う。すなわち、温度センサー91b、91cで測定する温度が特定の温度(図7で後述するKh)に到達した場合には、ユーザー指示や後述の温度による撮影可能時間に到達(満了)していなくても、動画記録を停止し、デジタルカメラ100の電源をオフにする。本実施形態では撮像部22とシステム制御部50の近傍に温度センサーを配置したが、センサーの配置数や配置位置はこれに限らない。
ユーザーは設定メニュー画面において、外部出力モードの入/切を設定することができる。外部出力モードを入にする設定を受付手段によって受け付けると、通信部54を介してデジタルカメラ100に有線/無線で接続される外部機器(例えばHDMI(登録商標)機器)に、撮像部22を用いて撮像した映像を出力することができる。ユーザーによっては、撮影した動画をデジタルカメラ100の表示部28よりも大きな画面で確認したいと考える場合がある。そのような場合に、表示部28と外部機器の両方に映像を表示することができるため、例えば、外部機器にはデジタルカメラ100の設定値などの情報は極力表示せず、動画のみを表示するといった使い方をする。これにより、外部機器において動画のみを詳細に確認することができる。一方でデジタルカメラ100の表示部28では情報表示と共にLV画像の表示を行い、現在の設定値や設定内容、現在の設定においてどれくらいの時間の動画を記録可能であるか(撮影可能時間)を表示する。これにより、ユーザーは表示部28を確認すれば設定値や撮影可能時間を確認することができる。
また、外部出力モードが入の場合、出力先の外部機器に動画を記録・保存することが可能である。外部機器(外部の記録媒体)に動画を記録・保存する場合、本実施形態ではデジタルカメラ100において行った記録指示に応じて、システム制御部50が各部を制御して、外部機器での記録を開始する。デジタルカメラ100で記録指示が行われた場合は、デジタルカメラ100の内部状態は動画記録中となる。本実施形態での外部出力モードは、入に設定にされている場合に外部機器に出力される動画はRAW形式で出力することが可能なモードであり、外部の記録媒体にRAW形式で動画を記録することが可能である。外部出力モードが入の設定で、外部の記録媒体にRAW形式の動画の記録・保存を行う際は、デジタルカメラ100に装着する記録媒体200(メモリーカード)にも同じ動画をMP4形式で記録・保存する。
一方で、外部機器において動画記録の開始指示が行われた場合は、撮像部22を介して撮像し、外部機器に出力されるLV画像を外部機器が記録することはできるが、デジタルカメラ100の内部状態は動画記録中にはならない。つまり、本実施形態では、動画記録の開始指示はデジタルカメラ100から外部機器への一方通行のみであり、デジタルカメラ100における記録開始の指示のみがデジタルカメラ100の内部状態を変化させることができる。
外部出力モードが切の場合であっても、デジタルカメラ100に外部機器が接続されていれば、外部機器にLV画像を出力することは可能である。ただしこの場合、外部機器に出力されるLV画像はRAW形式ではなく、MP4形式などのRAW形式よりも圧縮された形式として出力される。また、外部出力モードが切である場合は、デジタルカメラ100において動画記録の開始指示が出されたとしても、外部機器に動画が記録されることはなく、あくまでデジタルカメラ100に装着される記録媒体200に動画を記録・保存する。外部出力モードが入のときと同様に、外部機器において動画記録の開始指示が行われた場合は、撮像部22を介して撮像し、外部機器に表示されるLV画像の記録を行うことはできるが、デジタルカメラ100の内部状態は動画記録中にはならない。またこのとき外部機器に記録・保存される動画はRAW形式よりも圧縮された形式となる。
動画記録画質や動画記録形式の設定によっては、デジタルカメラ100の表示部28に表示したり記録媒体200に記録するよりも、外部機器に出力したり外部機器に記録するほうが、デジタルカメラ100内部の温度が上昇しにくい。
動画記録画質は、例えば、FHD(横1920ピクセル×縦1080ピクセル)、4K(横3840ピクセル×縦2160ピクセル)、8K(横7680ピクセル×縦4420ピクセル)といった、記録画素数(記録サイズ)を含む。また、動画記録画質は、動画のフレームレートを含み、120フレーム毎秒までのフレームレートの何れかを設定可能である。動画記録形式は、動画を記録する際のファイル形式である。動画記録においてはRAW形式とMP4形式のいずれかを選択できる。RAW形式は撮像素子から出力されたデータをデジタル変換してRAW現像処理をせずに、RAW動画用のファイル形式で記録する。動画記録形式がRAW形式であれば圧縮を行わないため画像処理部24に負荷はかからないが、圧縮を行わない生データであることからデータ量が多くなり、高速で記録媒体200に書き込む必要が生じ、書き込み時に負荷がかかり、熱が発生しやすい。つまり、温度センサー91aで測定する温度が上昇しやすい。
一方でMP4形式は撮像素子から出力されたデータにRAW現像処理を施し、さらに圧縮形式の設定にしたがって画像処理部24で圧縮し、記録する。動画記録画質が高ければ高いほど、撮像部22での処理に負荷がかかり熱が発生しやすいが、圧縮を行っていることからデータ量はある程度抑えられるため、記録媒体200に記録を行う際に負荷がかかりにくい。つまり、温度センサー91aで測定する温度が上昇しにくく、温度センサー91cで測定する温度が上昇しやすい。
すなわち、外部出力モードが入、かつ、動画の記録先が外部の記録媒体である場合は、デジタルカメラ100と記録媒体200の間での通信に電力を消費することがないため、温度センサー91aで測定する温度による撮影可能時間への影響は小さい。一方で、外部出力モードが切である場合は、動画の記録先はデジタルカメラ100に装着される記録媒体200となるため、動画記録形式の設定内容にかかわらず、温度センサー91のいずれかで測定する温度による撮影可能時間への影響が大きい。
なお、本実施形態では外部出力モードが入である場合は、動画記録形式の設定内容にかかわらずRAW形式で動画を出力し、記録開始指示が行われると、外部機器の記録媒体(例えば外部ハードディスク)にRAW形式で動画を記録する。そのため、外部出力モードが入であるにもかかわらず、外部機器が接続されていない場合は、たとえデジタルカメラ100に記録媒体200が装着されていても記録媒体200には動画記録は行わない。
図3は、本実施形態における、動画記録を行う際の表示部28の表示と動画記録に関する制御処理フローチャートである。この制御処理は、デジタルカメラ100において、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。図3のフローチャートはデジタルカメラ100を起動(電源をオン)すると開始される。図3の制御フローチャートを開始する際に、システム制御部50は、フラグ(N)や制御変数等を初期化して、処理を開始する。なお、本実施形態では、表示部28に表示を行う制御処理としたが、EVF29や外部モニターに表示する場合も適用可能である。
S301では、システム制御部50は、ユーザーによって設定メニュー画面への遷移指示が行われたか否かを判定する。遷移指示が行われた場合はS302へ進み、そうでない場合はS308へ進む。設定メニュー画面への遷移指示とは、メニューボタン81への押下を指す。
S302では、システム制御部50は、外部出力モードの設定指示が行われたかを判定する。外部出力モードの設定指示が行われた場合はS304へ進み、そうでない場合はS305へ進む。
S303では、システム制御部50は、外部出力モードの設定を切、すなわち外部出力は行わない設定とし、不揮発性メモリ56に格納する。外部出力を行わない設定であるため、動画の記録開始がされた場合は、デジタルカメラ100に装着される記録媒体200に動画記録を行う。このときの動画記録画質や動画記録形式は、不揮発性メモリ56を参照し、設定内容に従う。
S304では、システム制御部50は、外部出力モードの設定を入、すなわち外部機器にRAW形式で出力を行う設定とし、不揮発性メモリ56に格納する。後述のように、動画記録が開始された場合は、デジタルカメラ100に有線または無線で接続される外部出力機器(例えばHDMI機器など)に備わる外部の記録媒体(例えば外部ハードディスクなど)に動画が記録される。
S305では、システム制御部50は、動画の記録画質設定指示が行われたかを判定する。動画の記録画質設定指示が行われた場合はS306へ進み、そうでない場合はS307へ進む。
S306では、システム制御部50は、動画の記録画質設定を不揮発性メモリ56に格納する。
S307では、システム制御部50は、撮影待機状態への遷移指示があったか否かを判定する。遷移指示があった場合はS308へ進み、ない場合はS309へ進む。撮影待機状態への遷移指示とは、例えば、シャッターボタン61への押下や表示部28に表示される戻るタッチアイコンへのタッチ操作などを指す。
S308では、システム制御部50は、撮像部22でのLV画像の撮影を開始し、表示部28にLV画像を表示する。また、外部出力モードの設定が入に設定されていた場合には、撮像部22により撮像された動画を通信部54から出力する。本実施形態では、S306において設定された動画記録画質にて設定した画素数とフレームレートの動画を撮像部22により撮像して出力する。この状態を撮影待機状態と称する。図5(a)(b)に、本実施形態において、デジタルカメラ100に記録媒体200(例えばメモリーカード)が装着されている場合に、表示部28に表示する撮影待機状態を示す。外部出力モードが切である場合の表示例を図5(a)に、外部出力モードが入である場合の表示例を図5(b)に示す。図6(a)(b)に、デジタルカメラ100に記録媒体200が装着されていない場合に、表示部28に表示する撮影待機状態を示す。外部出力モードが切である場合の表示例を図6(a)に、外部出力モードが入である場合の表示例を図6(b)に示す。
S309では、システム制御部50は、設定メニュー画面におけるその他の設定を行う。
S310では、システム制御部50は、その時点での温度センサー91a~91cのいずれか1つのセンサーもしくは複数のセンサーで測定した温度を取得する。そして、これらの温度から、温度による撮影可能時間を算出する。具体的には、各温度センサーに設定されるデバイス故障や画質劣化などに至らないようにするための温度閾値に至るまでの時間を算出し、撮影可能時間とする。撮影可能時間を算出するための温度上昇予測グラフを、図7に示す。
記録画素数が異なれば、同じ時間だけ動画を記録しても記録画素数が大きいもののほうが記録媒体の容量を多く使用する。そのため、例えば、記録画素数が8Kの場合よりも4Kに設定され、記録がされているほうが、より長い時間の動画を記録することができる。また、動画記録中だけでなく、撮影待機状態におけるLV撮影によって筐体表面/内部の温度は上昇する(図7において後述)。温度の上昇率は記録画素数やフレームレートの設定に応じて変化し、記録画素数やフレームレートが大きいもののほうが温度上昇率は大きい。
S311では、システム制御部50は、メモリーカード、すなわち記録媒体200がデジタルカメラ100に装着されているか否かを判定する。されている場合はS312へ進み、そうでない場合はS316へ進む。
S312では、システム制御部50は、メモリーカードの残容量(カード残容)と、現在の動画記録画質の設定とに基づいて、カード残容量による撮影可能時間を算出する。
S313では、システム制御部50は、カード残容量から算出した撮影可能時間が、温度から算出した撮影可能時間以上であるか(カード残容量による撮影可能時間≧温度による撮影可能時間)否かを判定する。そうである場合はS318へ進み、そうでない場合はS315へ進む。なお本実施形態では、筐体温度とカード残容量から算出された撮影可能時間を比較したが、バッテリー残容量から算出した撮影可能時間やその他各国の規制による撮影可能時間など、温度とカード残容量以外の要因による撮影可能時間と比較することも可能である。
S314では、システム制御部50は、フラグN=0とし、システムメモリ52に格納する。フラグNは、表示部28に表示する撮影可能時間が温度によるものであるか否かを示すフラグである。フラグNが0であると、撮影待機状態において表示部28に表示する撮影可能時間はカード残容量によるものであり、フラグNが1であると、撮影待機状態において表示部28に表示する撮影可能時間が温度によるものであることがわかる。
S315では、S313においてNoと判定された(すなわち、カード残容量による撮影可能時間<温度による撮影可能時間であった)ことから、システム制御部50は、メモリーカード残容量から算出した撮影可能時間を表示部28に表示する。本ステップにおいて表示した撮影可能時間をシステムメモリ52に保存する。このとき表示部28に表示する例を図5(a)に示す。表示部28にLV画像が表示されている状態において、撮影可能時間として表示アイテム501を表示部28に表示する。S313においてNoと判定されたことから、図5(a)に示す表示アイテム501はメモリーカードの残容量による撮影可能時間であることがわかる。表示アイテム501には13:59と表示されており、現在の設定や撮影環境で動画記録を開始すれば、13分59秒だけ動画を記録することが可能であることをユーザーが視認することができる。ここで表示される、カードの残容量による撮影可能時間は、後述のようにユーザーが記録媒体200に対する動画の記録を開始するまでは変わらない。外部出力モードの設定内容にかかわらず、デジタルカメラ100にメモリーカード(記録媒体200)が装着されている場合は、カード残容量による撮影可能時間と温度による撮影可能時間のいずれか短いほうの時間を表示部28に表示を行う。前述したように、外部出力モードが入に設定されている状態で動画記録を開始したとしても、外部の記録媒体にはRAW形式、メモリーカード(内部の記録媒体200)にはMP4形式の動画が記録される。そのため、たとえ外部の記録媒体の残容量がメモリーカードの残容量と比較して多くあったとしても、メモリーカードの残容量に応じて動画記録が停止するようにする。
S316では、S311においてNoと判定されたことから、システム制御部50は、外部出力モードが入であるか否かを判定する。外部出力モードが入である場合はS317へ進み、そうでない場合はS319へ進む。
S317では、システム制御部50は、外部記録機器(媒体)が接続されているか否かを判定する。接続されている場合はS318へ進み、そうでない場合はS320へ進む。
S318では、システム制御部50は、フラグN=1とし、システムメモリ52に格納する。フラグNは、表示部28に表示する撮影可能時間が温度によるものであるか否かを示すフラグである。フラグNが1であると、撮影待機状態において表示部28に表示する撮影可能時間が温度によるものであり、フラグNが0であると、撮影待機状態において表示部28に表示する撮影可能時間はカード残容量によるものであることがわかる。
S319では、システム制御部50は、S310において算出した、温度による撮影可能時間を表示部28に表示し、本ステップにおいて表示した温度による撮影可能時間をシステムメモリ52に保存する。なお、前述したように動画記録中だけでなく、撮影待機状態におけるLV撮影によっても筐体表面/内部の温度は上昇する(図7において後述)。そのため、温度センサー91a~91cによる筐体表面/内部の温度は、ある一定間隔(例えば20秒ごと)に取得し、温度による撮影可能時間の算出を行う。すなわち、本実施形態では、S310における温度による撮影可能時間の算出処理は、一定の間隔で実行される。温度による撮影可能時間が新たに算出されると、今回算出された撮影可能時間が表示されるように表示が更新され、引き続き撮影可能時間が時間の経過とともにカウントダウン形式で表示をする。温度による撮影可能時間が次に算出されるまでの間、撮影可能時間がカウントダウンされて表示される。
このとき表示部28に表示する例を図5(b)、図6(b)に示す。図5(b)は記録媒体200の装着あり、かつ、外部出力モードが入、図6(b)は記録媒体200の装着なし、かつ、外部出力モードが入りの場合である。表示アイテム503、表示アイテム603に撮影可能時間として、29:59と表示されていることから、現在の設定や撮影環境で動画記録を開始すれば、その時点では29分59秒だけ動画撮影を行うことができることをユーザーが視認できる。また、表示アイテム502、表示アイテム602をLV画像に重畳表示することで、外部機器にLV画像を出力していることを示す。図5(b)、図6(b)ではEXT HDMIと表示する。なお、本実施形態では外部出力モードが入である場合は常にRAW形式で外部機器に出力を行うが、ユーザー設定によって外部機器に出力する形式を選択できる場合は、表示アイテム502、表示アイテム602と共に記録形式を示す情報表示を行ってもよい。
動画の保存(記録)先が外部機器(外部の記録媒体)である場合、デジタルカメラ100に装着される記録媒体200よりも記録媒体の記録容量が大きいことが多い。そのため、デジタルカメラ100内部の温度を計測し、温度による撮影可能時間のみを考慮するだけで事足りる場合が多い。そのため、温度による撮影可能時間のみを考慮し、ユーザーに報知する。なおこのとき、外部出力モードが入に設定されており、かつ、動画記録画質や動画記録形式の設定が動作制限のかかるほどの高温にならないと推定される設定の場合、撮影可能時間を表示しない制御としてもよい。
なお、記録待機状態のまま動画の記録の指示が無く、時間が経過すると、S313の判定により、温度による撮影可能時間の方が短くなってしまうこともある。その場合、カード残容量による撮影可能時間の表示から、温度により撮影可能時間の表示に切り替わることになる。
S320では、システム制御部50は、警告を表示部28に表示し、ユーザーに報知する。この警告は、メモリーカードが装着されていない(非挿入)であることを示すガイダンス表示とする。このときの表示例を図6(a)に示す。図6(a)(b)は、記録媒体200の装着なし、かつ、外部出力モードが切であることから、たとえデジタルカメラ100に外部機器や外部の記録媒体が装着されていても、動画を保存する先がないため、動画記録を開始することができない。そのため、表示アイテム601に「カードが入っていません」と表示を行い、図5(a)(b),図6(b)に示すような撮影可能時間の表示を行わない。これにより、ユーザーはメモリーカード(記録媒体200)を装着しなければ、動画記録を行えないことを視認できる。
また外部出力モードが設定されているにも関わらず、外部機器との接続が未接続の場合など、撮影できない状況の場合は撮影可能時間をゼロと表示したり、撮影不可であるガイダンス表示を行ったりすることで通知してもよい。なお、S311においてNoと判定され(すなわち記録媒体200が非挿入)、外部出力モードが入になっている場合は、外部機器(例えばHDMIなど)の接続の有無を確認することなく、表示部28に温度による撮影可能時間を表示するようにしてもよい。つまり、S317をスキップして、S316からS318へ進むようにしても、なんら問題はない。
S321では、システム制御部50は、動画記録の開始指示があったか否かを判定する。開始指示があった場合はS322へ進み、そうでない場合はS323へ進む。動画記録の開始指示とは、具体的には、動画ボタン76の押下や表示部28に表示される動画記録を開始するタッチアイコン(RECアイコン)へのタッチ操作を指す。また、外部出力モードが入に設定されている場合には、外部機器などの遠隔制御を行える装置に備わる動画ボタンや動画アイコンへの操作によって動画記録の開始指示があったとすることも可能である。
S322では、システム制御部50は、動画の記録処理を開始する。記録処理については、図4で後述する。
S323では、システム制御部50は、処理が終了したか否かを判定する。処理が終了した場合は、図3の制御フローチャートを終了し、そうでない場合は、S324へ進む。処理の終了とは、例えば、デジタルカメラ100の電源をオフすることを指す。
S324では、S301と同様に、システム制御部50は、設定メニュー画面への遷移指示があるか否かを判定する。ある場合はS302へ戻り、そうでない場合はS310へ戻る。
図4は、図3のS322で説明した、記録処理についてのフローチャートである。図3のフローチャートのS321S322においてYesと判定された場合に開始される。
S401では、システム制御部50は、不揮発性メモリ56を参照し、外部出力モードが入に設定されているかどうかを判定する。外部出力モードが入に設定されている場合はS402へ進み、そうでない場合はS406へ進む。
S402では、システム制御部50は、デジタルカメラ100に外部機器が接続されているか否かを判定する。接続されている場合はS403へ進み、そうでない場合はS406へ進む。外部機器とは例えば外部モニターなどのことを指す。
S403では、システム制御部50は、LV画像を接続されている外部機器に出力する。このとき、LV画像を表示部28と外部機器の両方に出力するか、どちらか一方にのみ出力するかはユーザーが任意に設定することができる。
S404では、システム制御部50は、外部の記録媒体(記録装置)に接続されているかどうかを判定する。接続されている場合はS405へ進み、そうでない場合はS406へ進む。
S405において、システム制御部50は、動画記録を開始する。本ステップでは、デジタルカメラ100に有線または無線で接続される外部機器(例えば外部ハードディスクなど)に備わる記録機器(媒体)に動画ファイルを作成し、現在の設定内容を用いて撮像部22で撮影した動画を外部の記録機器(媒体)に記録する。なお、外部出力モードが入に設定されており、かつ、外部記録媒体が接続されている場合は、外部の記録媒体にRAW形式で動画を記録し、同時に、デジタルカメラ100に装着する記録媒体200(メモリーカード)にはMP4形式で動画を記録する。
S406では、S311と同様に、システム制御部50は、メモリーカード、すなわち記録媒体200がデジタルカメラ100に装着されているか否かを判定する。されている場合はS407へ進み、そうでない場合はS310へ戻る。
S407において、システム制御部50は、動画記録を開始する。本ステップでは、デジタルカメラ100に装着される記録媒体200に動画ファイルを作成し、現在の設定内容を用いて撮像部22で撮影した動画を記録媒体200に記録する。また、S315S319において表示した撮影可能時間をシステムメモリ52に保存する。
S408では、システム制御部50は、撮影可能時間の表示に代えて、記録時間の表示を開始する。すなわち、記録開始時点で記録時間を0分0秒にセットした後、時間の経過とともに記録時間をカウントアップ形式で表示部28に表示する。S405もしくはS407において動画記録を開始した時点からの時間を記録時間としてカウントアップ形式で表示し、システムメモリ52に保存する。
S409では、システム制御部50は、システムメモリ52を参照し、フラグN=1であるか否かを判定する。N=1である場合はS410へ進み、そうでない場合(N=0)である場合はS411へ進む。
S410では、システム制御部50は、記録時間が撮影可能時間に到達したか否かを判定する。具体的には、S405もしくはS407の動画記録を開始した時点からの時間である記録時間が、S319において表示した撮影可能時間に到達したか否かを判定する。到達した場合はS414へ進み、そうでない場合はS412へ進む。S409においてYesと判定されたことから、撮影待機状態(動画記録開始指示前)において表示部28に表示されていた撮影可能時間は温度によるものであることがわかる。動画記録を開始した後であっても、温度センサー91a~91cによる温度の取得は定期的に行われる。しかし、動画記録中に温度が急激に上昇したことによって、撮影待機状態において表示した温度による撮影可能時間よりも短い時間しか動画記録が行えなくなってしまうと、ユーザーは撮影機会を失う可能性が高い。このような不都合を低減するために、撮影待機状態(動画記録前)に表示した撮影可能時間の時間分は、動画記録が行えるようにする。記録時間が撮影可能時間に到達した場合はS414へ進み、そうでない場合はS412へ進む。S315S318記録時間が撮影可能時間に到達するということは、これ以上の時間の動画記録を行えないことを示す。
このように、撮影待機状態において温度による撮影可能時間を表示している場合は、動画記録中に大きな温度変化があったとしても、撮影待機状態において表示した温度による撮影可能時間の分は撮影可能であるとする。一方で、撮影待機状態においてメモリーカードの残容量による撮影可能時間を表示していた場合は、動画記録開始前に表示していた撮影可能時間に記録時間が到達したか否かを判定するのではなく、記録中に取得するカードの残容量が0になったか否かを判定する。
S411では、システム制御部50は、デジタルカメラ100に挿入されるメモリーカードの残容量が0であるか否かを判定する。0である場合はS414へ進み、そうでない場合はS412へ進み。S409においてNoと判定されたことから、動画記録の開始指示が行われる前(撮影待機状態)に表示された撮影可能時間は、メモリーカードの残容量によるものであることがわかる。メモリーカードの残容量は、動画記録中に変化する場合がある。動画記録開始前にカード残容量による撮影可能時間を算出した時点よりも、動画記録中に記録できた動画ファイルをメモリーカード(記録媒体200)に保存する間に、残容量が変化する場合がある。これにより、メモリーカードの残容量による撮影可能時間も変化する場合があるが、この変化量は温度変化による撮影可能時間の変化量と比較して小さく、時間でいうと十数秒である。そのため、動画記録中であっても定期的に取得したメモリーカードの残容量と動画記録のデータ容量とを比較し、取得した時点でのメモリーカードの残容量が0になったか否かを判定する。
S412では、システム制御部50は、緊急停止の要因が発生したか否かを判定する。した場合はS14へ進み、そうでない場合はS413へ進む。緊急停止の要因とは、例えば予期せぬデジタルカメラ100の温度の急上昇によりデジタルカメラ100内部のデバイス故障につながる温度に到達しそうな場合や、内部のシステムの不具合など、動画記録を継続できないトラブルを指す。このような場合は、ユーザーの指示が行われなくても、また、撮影可能時間が経過していなくても、動画記録を停止する。
S413では、システム制御部50は、動画記録終了指示が行われたかを判定する。動画記録終了指示が行われた場合はS414へ進み、行われていない場合はS409へ進む。動画記録終了指示とは、具体的には、動画ボタン76の押下や動画記録停止の機能を有するタッチアイコンへのタッチ操作を言う。
S409においてYesと判定され、S410、S412、S413の各ステップの何れかに到達している場合であっても、定期的にメモリーカードとの情報のやり取りを行いカードの残容量をチェックする。これにより、動画記録中は図4に示すどのステップであっても、メモリーカードの残容量と動画記録のデータ容量とを比較し、メモリーカードの残容量が0になった場合は、動画記録を停止する。
S414では、システム制御部50は、動画記録を停止する。記録が停止すると、記録媒体200もしくは外部機器に作成された動画ファイルのクローズ処理(属性情報の付与など)を行い、撮影待機状態に移行する。S410において記録時間が撮影可能時間に到達するまでは、動画の記録を停止しない。このような制御により、動画記録中に、急激な筐体表面の温度上昇などによる撮影可能時間の減少を避けることができ、S315もしくはS319において表示し撮影可能時間だけ、動画記録を行うことができる。これにより、ユーザーは、動画記録開始時点で視認していた時間分だけ動画記録を行うことができ、動画記録開始前に想定していた時間よりも短い時間で動画記録が停止してしまい、ユーザーが混乱することを低減できる。
S413における動画記録停止指示として動画ボタン76の押下やタッチアイコンへのタッチ操作を説明したが、モード切替操作や再生ボタン79の押下(再生モード処理への遷移指示)、電源スイッチ72の操作があった場合にも、動画記録を停止する。モード切り替え操作や再生ボタン79の押下、電源スイッチ72の操作があった場合は、それぞれの操作に応じた制御処理を行う。
上述する本実施形態のように制御を行うことで、どの程度の長さの動画記録を行うことができるかをユーザーが視認できる。また、現在の設定では動画記録を行えないことを視認することができる。ユーザー所望の時間よりも短い撮影可能時間が表示された場合は、設定を変更したり、記録媒体200をより残容量の多いものに装着し変えたり、外部機器を接続して外部の記録媒体に保存するようにしたりすることなどを、動画記録の開始前に行うことができる。これにより、動画の記録を開始した後にユーザー所望の時間よりも短い時間で動画記録が停止してしまうことによる、撮影チャンスを逃すことを低減することができる。
上記実施例のように記録媒体が装着(挿入)されていない場合でも、外部出力モード時に筐体温度から算出した撮影可能時間を通知することで利便性を向上させることが可能である。
なお、図5、図6に示す本実施形態の表示例では、動画のアスペクト比が16:9であり、これに対して表示部28のアスペクト比が4:3であることから、表示部28に表示されるLV画像の上下に余白(黒色)が生じる。図5(a)では余白部分に表示アイテム501が表示される制御となっているが、これにかぎらずLV画像を表示部28全体(すなわち4:3の表示)とし、LV画像に表示アイテム501を重畳表示するようにすることも可能である。
図3、図4の制御フローチャートの制御中にモードダイヤルなどが操作された場合は操作に応じた動作を行う。すなわち、操作が行われたことに応じて動画記録を停止し、対応する操作を行う。
図7(a)、(b)は、本実施形態における、動画記録の設定状態と筐体温度の上昇に関するグラフである。図7(a)は、4つの状態での温度上昇曲線を示している。曲線701は、記録画素数が8K設定の場合で、曲線702は、記録画素数が4K設定の場合の温度上昇曲線である。曲線703は、撮影待機状態での温度上昇曲線であり、曲線704は、撮影モード以外、すなわち、再生モードなどでの温度上昇曲線である。なお、曲線701、702のフレームレート設定は同じ設定であることとする。フレームレートが上がれば、つまり、60fpsと120fpsでは、120fpsのほうが多くの熱を放出する。図7(a)のグラフは、横軸を時間、縦軸を温度とする。時間0[sec]、筐体表面温度K0[℃]でデジタルカメラ100の電源をオンした状態での温度上昇曲線を示す。温度Kh[℃]は、デバイス保護のための温度である。温度Khに到達した場合には、ユーザーによる動画の記録停止指示や、動画の記録時間が撮影可能時間に到達していなくても、動画記録を停止する。また、温度K1[℃]は、S310において温度による撮影可能時間を算出するための温度である。曲線701が温度K1[℃]に到達するまでの時間をt1[sec]、曲線702が温度K1[℃]に到達するまでの時間をt2[sec]とする。図7(a)からわかるように、デジタルカメラ100を電源オンした直後、8K設定であれば図5(a)の表示アイテム501の位置に時間t1が表示される。4K設定であれば時間t2が表示される。しかし、これはあくまでデジタルカメラ100の電源をオンした直後での撮影可能な時間であって、電源をオンした後に撮影待機状態を継続すればするほど、曲線703に示すように温度は上昇し、動画記録可能な時間は減少する。そのため、上述した時間t1やt2よりも短い時間になる(図7(b)において後述する)。
図7(b)は、時間0、筐体表面の温度K0[℃]でデジタルカメラ100の電源をオンし、曲線703に示す、撮影待機状態で時間t2を経過したA3点で動画記録を開始したグラフである。A3点では筐体表面の温度はK3である。図7(a)で説明したように、電源オンした直後は8K設定での動画記録可能な時間はt1と表示していたが、撮影待機状態でt2時間経過した後は、8K設定での動画記録可能な時間はt3-t2、4Kではt4-t2となる(t2<t3<t4)。つまり、動画記録を行わず、LV撮影していたとしても筐体表面/内部の温度は上昇し、時々刻々と温度に基づく制限時間は短くなる。一方でFHD設定やHD設定であれば、8K設定や4K設定ほど発熱はせず、温度による制限がかかる可能性は低い。そのため、FHD設定やHD設定であれば、たとえ撮影待機状態で撮影タイミングをうかがっていたとしても、その後の動画記録には大きく影響しない。
図7(a)においてA1点、A2点、図7(b)においてA4点、A5点に到達し、デジタルカメラ100の電源をオフすると、筐体表面/内部の温度は下がる。筐体の温度が1℃下がるごとに、約1分ずつ最長の記録可能時間が延びる。
上述した本実施形態によれば、動画記録を行おうとしていた場合、動画記録指示前に、現在の設定でどれくらいの時間、動画記録ができるのかをユーザーが認識することができる。また、撮影待機状態でいるだけで発熱し、動画記録できる時間が短くなってしまう場合において、次のいずれかをユーザーが判断しやすくなる。
・動画記録指示前にデジタルカメラ100の電源をオンして撮影待機状態で記録タイミングを狙っていても良いのか。
・動画記録指示前にデジタルカメラ100の電源をオフした状態で待機し、ユーザー所望のタイミングの少し前で電源をオンして動画記録を開始したほうが良いのか。
これにより、ユーザーは想定していたよりも動画記録ができない、所望のタイミングまで動画記録を継続することができない、といったような不都合を避けることができる。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウエアが行ってもよいし、複数のハードウエア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ100に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、動画記録を行える撮像手段を有した撮像装置と接続できる電子機器であれば適用可能である。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータや外部モニター、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、音楽プレーヤー、ゲーム機などに適用可能である。
また、撮像装置本体に限らず、有線または無線通信を介して撮像装置(ネットワークカメラを含む)と通信し、撮像装置を遠隔で制御する制御装置にも本発明を適用可能である。撮像装置を遠隔で制御する装置としては、例えば、スマートフォンやタブレットPC、デスクトップPCなどの装置がある。制御装置側で行われた操作や制御装置側で行われた処理に基づいて、制御装置側から撮像装置に各種動作や設定を行わせるコマンドを通知することにより、撮像装置を遠隔から制御可能である。また、撮像装置で撮影したライブビュー画像を有線または無線通信を介して受信して制御装置側で表示できるようにしてもよい。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (13)

  1. 撮像装置であって、
    撮像手段と、
    前記撮像装置の温度を取得する温度取得手段と、
    前記温度取得手段で取得した温度に基づき、撮影可能時間を算出する算出手段と、
    前記撮像手段により取得された動画を、装着された記録媒体に記録する記録手段と、
    前記撮像手段により取得された動画を、前記撮像装置に接続された外部機器に出力する出力手段と、
    前記出力手段により前記外部機器に動画を出力する外部出力モードの設定を受け付ける受付手段と、
    前記記録媒体が前記撮像装置に装着されていない場合に、前記外部出力モードにおいて、前記算出手段により算出された前記撮影可能時間に関する情報を表示手段に表示するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記外部出力モードにおいて、前記受付手段により受け付けられた記録開始の指示に応じて、前記出力手段により出力された動画が外部機器により記録されるように制御し、
    前記外部機器による動画の記録中に、前記撮影可能時間の残りがなくなったことに応じて前記外部機器による動画の記録を停止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記外部機器による動画の記録中に前記撮影可能時間の残りがなくなると、前記外部機器による記録の残容量が残っていても前記外部機器による動画の記録を停止するように制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記記録媒体が装着されておらず、前記外部機器が前記撮像装置に接続されていない場合、前記外部出力モードにおいて、前記撮影可能時間に関する情報を表示しないようにすることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記記録媒体が装着されている場合、前記算出手段は、前記記録媒体の残容量に基づいて撮影可能時間を算出し、
    前記制御手段は、前記温度に基づいて算出された撮影可能時間と、前記記録媒体の残容量に基づいて算出された撮影可能時間と、のうち、短い方の撮影可能時間に関する情報を前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記記録媒体が装着されておらず、前記外部出力モードに設定されていない場合、前記制御手段は、前記撮影可能時間に関する情報を前記表示手段に表示せず、前記撮像装置に記録媒体が装着されていないことを示す情報を前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記撮像手段により得られたライブビュー画像を前記表示手段に表示し、前記ライブビュー画像と共に前記撮影可能時間に関する情報を表示するように制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記制御手段は、前記外部出力モードにおいて、前記受付手段により受け付けられた記録開始の指示に応じて、前記撮影可能時間に関する情報の表示を行わず、前記動画の記録開始からの経過した時間を示す情報を表示するように制御することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記外部出力モードにおいて、前記撮影可能時間に関する情報と共に、前記外部出力モードであることを示す情報を、前記撮像手段により得られたライブビュー画像と共に表示することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記外部出力モードにおいて、前記外部機器が接続されていなければ、前記記録媒体が装着されているか否かにかかわらず、動画の記録を開始しないように制御することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の温度を取得する温度取得ステップと、
    前記温度取得ステップで取得した温度に基づき、撮影可能時間を算出する算出ステップと、
    前記撮像手段により取得された動画を、装着された記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記撮像手段により取得された動画を、前記撮像装置に接続された外部機器に出力する出力ステップと、
    前記出力ステップにより前記外部機器に動画を出力する外部出力モードの設定を受け付ける受付ステップと、
    前記記録媒体が前記撮像装置に装着されていない場合に、前記外部出力モードにおいて、前記算出ステップにより算出された前記撮影可能時間に関する情報を表示ステップに表示するように制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  13. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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