JPWO2018216160A1 - 回転子部材及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

回転子部材(10)は、筒状の第1スリーブ(1)と、外周(2o)が第1スリーブ(1)の内周(1i)に接するように第1スリーブ(1)に圧入される筒状の第2スリーブ(2)とを備える。回転子部材(10)は、第1スリーブ(1)の外周(1o)に、周方向に配置された複数の分割磁石(3)と、複数の分割磁石(3)の外周(3o)側に配置され、第1スリーブ(1)との間に複数の分割磁石(3)を挟んで保持する筒状の補強スリーブ(4)とを備える。

Description

本発明は、表面磁石型モータの回転子部材及び回転電機に関する。
表面磁石型モータの回転子は、回転子部材をシャフトに固定して構成される。回転子部材の構造の一例では、分割磁石、スリーブ及び補強スリーブで構成され、油圧嵌め又は圧入によってスリーブとシャフトとが結合されることによって、回転子部材がシャフトに固定される。特許文献1には、回転子部材のスリーブの内周をテーパ面とし、シャフトである回転軸部をスリーブ内に圧入する回転子が開示されている。
特開2014−212680号公報
特許文献1に開示される発明は、スリーブに回転軸部を圧入するため、スリーブへの回転軸の取り付け又は取り外しが容易でないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シャフトの取り付け及び取り外しが容易な回転子部材を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、筒状の第1スリーブと、外周が第1スリーブの内周に接するように第1スリーブに圧入される筒状の第2スリーブとを備える。本発明は、第1スリーブの外周に周方向に配置された複数の分割磁石と、複数の分割磁石の外周側に配置され、第1スリーブとの間に複数の分割磁石を挟んで保持する筒状の補強スリーブとを備える。
本発明に係る回転子部材は、シャフトの取り付け及び取り外しが容易であるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る回転子部材の回転軸に垂直な断面図 実施の形態1に係る回転子部材の回転軸に沿った断面図 実施の形態1に係る回転子部材の第1スリーブの外周に分割磁石を配置した状態での回転軸に垂直な断面図 実施の形態1に係る回転子部材の第1スリーブの外周に分割磁石を配置した状態での回転軸に沿った断面図 実施の形態1に係る回転子部材の分割磁石の外周側に補強スリーブを配置した状態での回転軸に垂直な断面図 実施の形態1に係る回転子部材の分割磁石の外周側に補強スリーブを配置した状態での回転軸に沿った断面図 実施の形態1に係る回転子部材をシャフトに固定した回転子の回転軸に沿った断面図 本発明の実施の形態2に係る回転子部材を用いた回転子の構成を示す図 本発明の実施の形態3に係る回転子部材の回転軸に沿った断面図 本発明の実施の形態4に係る回転子部材の回転軸に沿った断面図 実施の形態4に係る回転子部材を用いた回転子の回転軸に沿った断面図 実施の形態4に係る回転子部材を用いた回転子の回転軸に沿った断面図 本発明の実施の形態5に係る回転子部材の回転軸に沿った断面図 実施の形態5に係る回転子部材を用いた回転子の側面図 実施の形態1から5のいずれかに係る回転子部材を用いた回転子を備えた回転電機の構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る回転子部材及び回転電機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転子部材10の回転軸に垂直な断面図である。図2は、実施の形態1に係る回転子部材10の回転軸に沿った断面図である。図2は、図1中のII-II線における断面を示す。実施の形態1に係る回転子部材10は、筒状の第1スリーブ1と、外周2oが第1スリーブ1の内周1iに接するように第1スリーブ1に圧入される筒状の第2スリーブ2と、第1スリーブ1の外周1oに複数配置された分割磁石3と、分割磁石3の外周3o側に配置された筒状の補強スリーブ4とを備える。第1スリーブ1は、内周1iがテーパを有する。第2スリーブ2は、第1スリーブ1の内周1iと同じ傾斜のテーパを外周2oが有する。
第2スリーブ2は、全体が筒部2tとなっている。第2スリーブ2の大径側の端部2lには、ねじ穴2aが形成されている。
第2スリーブ2は、第1スリーブ1に圧入されているため、第1スリーブ1の外周1oに配置された分割磁石3には、内径側から外径側に向かう力が加わり、分割磁石3は、補強スリーブ4の内周4iに押し付けられている。すなわち、第2スリーブ2を第1スリーブ1に圧入すると、分割磁石3は、第1スリーブ1と補強スリーブ4との間に挟み込まれ、補強スリーブ4と分割磁石3との間に生じる摩擦力及び第1スリーブ1と分割磁石3との間に生じる摩擦力によって固定される。補強スリーブ4は、炭素繊維強化プラスチックといった高強度かつ高剛性の材料で形成されている。補強スリーブ4は、分割磁石3が押し付けられても塑性変形又は破断は生じない強度を有している。
第2スリーブ2の軸方向の中央での厚さは、第1スリーブ1の軸方向の中央での厚さよりも厚くなっている。第2スリーブ2は、第1スリーブ1に圧入した際に、第2スリーブ2が変形してしまうことが抑制されるだけの厚さを有している。一例を挙げると、第2スリーブ2の軸方向の中央での厚さは、第1スリーブ1の軸方向の中央での厚さの2倍以上となっている。したがって、第2スリーブ2を第1スリーブ1に圧入した際に、第2スリーブ2が変形してしまうことは抑制される。
第1スリーブ1及び第2スリーブ2は、磁路を形成する観点からは、磁性材料で形成されることが好ましい。また、回転子部材10の温度が高くなっても、第1スリーブ1と第2スリーブ2との圧入代を確保できるようにするためには、第2スリーブ2の材料の熱膨張率が第1スリーブ1の材料の熱膨張率以上であることが望ましい。第1スリーブ1及び第2スリーブ2を磁性材料で形成することにより、回転子部材10を用いて構成する回転電機の出力を高めることができる。第1スリーブ1の材料の熱膨張率の方が大きい場合には、第1スリーブ1の材料と第2スリーブ2の材料とで熱膨張率の差が小さいほど好ましい。
実施の形態1に係る回転子部材10の組立手順について説明する。図3は、実施の形態1に係る回転子部材10の第1スリーブ1の外周1oに分割磁石3を配置した状態での回転軸に垂直な断面図である。図4は、実施の形態1に係る回転子部材の第1スリーブ1の外周1oに分割磁石3を配置した状態での回転軸に沿った断面図である。図4は、図3中のIV-IV線における断面を示す。まず、第1スリーブ1の外周1oに分割磁石3を配置し接着剤で固定する。分割磁石3を配置する際には、治具を用いて位置決めを行うことで、分割磁石3の間隔を設定値にする。モータ特性上、分割磁石3同士の隙間は寸法を均等にすることが望ましい。
分割磁石3を第1スリーブ1の外周1oに配置した後に、分割磁石3の外周3o側に補強スリーブ4を配置する。図5は、実施の形態1に係る回転子部材10の分割磁石3の外周3o側に補強スリーブ4を配置した状態での回転軸に垂直な断面図である。図6は、実施の形態1に係る回転子部材10の分割磁石3の外周3o側に補強スリーブ4を配置した状態での回転軸に沿った断面図である。図6は、図5中のVI-VI線における断面を示す。分割磁石3は、第1スリーブ1と補強スリーブ4との間に位置するが、補強スリーブ4の内周4iに押し付けられてはいない状態である。
分割磁石3の外周3o側に補強スリーブ4を配置した後に、第2スリーブ2を第1スリーブ1に圧入する。第2スリーブ2を第1スリーブ1に圧入することにより、分割磁石3が補強スリーブ4の内周4iに押し付けられる。補強スリーブ4に押し付けられた分割磁石3が、摩擦力によって第1スリーブ1と補強スリーブ4との間に固定されることにより、図1及び図2に示した回転子部材10が構成される。
図7は、実施の形態1に係る回転子部材10をシャフト5に固定した回転子15の回転軸に沿った断面図である。シャフト5にはフランジ部5aが設けられており、フランジ部5aには穴5bが形成されている。フランジ部5aが設けられたシャフト5を第2スリーブ2に挿入し、フランジ部5aに形成されている穴5bを通したボルト6をねじ穴2aに締結することにより、回転子部材10がシャフト5に固定される。回転子部材10がシャフト5に固定されることにより、回転子15が構成される。
回転子部材とシャフトとの固定方法が圧入であると、回転子部材に圧入されたシャフトを容易に取り外すことができない。実施の形態1に係る回転子部材10を用いれば、第1スリーブ1に第2スリーブ2を圧入する力によって、高速回転時にも分割磁石3を強固に固定することが可能であり、かつ、シャフト5を回転子部材10から容易に取り外すことが可能となる。その結果、回転子15を用いた電動機を設置した客先においても、シャフト5を回転子部材10に容易に取り付け及び取り外しが可能となる。
回転子部材とシャフトとの固定方法が圧入であると、シャフトを圧入する際に回転子部材に塑性変形が生じるため、シャフトから取り外した回転子部材に再度シャフトを圧入しても、元と同じ結合力は得られない。つまり、シャフトから取り外した回転子部材に再度シャフトを圧入しても、回転子部材の塑性変形の影響で、回転子の強度が低下し、電動機の信頼性の低下につながってしまう。実施の形態1に係る回転子部材10は、圧入することなくシャフト5に固定できるため、シャフト5から取り外した回転子部材10を再度シャフト5に取り付けても、結合力が低下することはない。したがって、実施の形態1に係る回転子部材10は、シャフト5から取り外して再利用することができる。
また、実施の形態1に係る回転子部材10は、組み立てる際に、シャフト5よりも短い第2スリーブ2を第1スリーブ1に圧入すれば良いため、シャフト自体をスリーブに圧入して回転子を組み立てる構造と比較すると、圧入作業の設備を小型化できる。
なお、上記の説明においては、回転子部材10とシャフト5との固定にボルト6を用いる構成を例示したが、回転子部材10とシャフト5との固定は、キーとキー溝とを嵌合させる手法、又はスプラインとスプライン穴とを嵌合させる手法を適用することもできる。
実施の形態1に係る回転子部材10は、シャフト5を圧入することなくシャフト5に固定できるため、シャフト5から取り外す際に大きな力は必要なく、シャフト5から取り外した後に再利用することも可能である。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る回転子部材を用いた回転子の構成を示す図である。実施の形態2に係る回転子部材10は、第2スリーブ2の大径側の端部2lにフランジ部2bが形成されている。したがって、実施の形態2においては、第2スリーブ2は、筒部2tとフランジ部2bとを備えている。フランジ部2bにはねじ穴2aが形成されている。一方、シャフト5にもフランジ部5aが設けられており、フランジ部5aには穴5bが形成されている。穴5bを通したボルト6をねじ穴2aに締結することにより、回転子部材10はシャフト5に固定されている。この他は実施の形態1に係る回転子部材10と同様である。回転子部材10の組立手順は、実施の形態1と同様である。
実施の形態2に係る回転子部材10は、第2スリーブ2にフランジ部2bが設けられており、大径側の端面の面積がフランジ部2bの分だけ拡大されているため、第2スリーブ2がフランジ部2bを備えない実施の形態1に係る回転子部材10と比較した場合、第2スリーブ2を第1スリーブ1に圧入する際に圧力をかけることができる面積が大きくなる。したがって、実施の形態2に係る回転子部材10は、第2スリーブ2を第1スリーブ1に圧入する作業を行いやすい。
実施の形態2に係る回転子部材10は、フランジ部2bを利用して回転子部材10をシャフト5に固定するため、ボルト6の径は第2スリーブ2の肉厚による制約を受けない。したがって、回転子部材10とシャフト5との固定に第2スリーブ2の肉厚以上の径を有するボルト6を用いることで、第2スリーブ2の肉厚未満の径を有するボルトを用いる場合と同じ結合力を、少ない本数のボルト6で実現できる。よって、実施の形態2に係る回転子部材10は、ボルト6を締結する作業の工数を低減することができる。
また、回転子部材10とシャフト5との固定にキーを用いるのであれば、第2スリーブ2の筒部2tにキー溝を設ける場合よりも、回転軸からキー溝までの径方向の距離を長くとれるため、キーが受けることができるトルクを大きくできる。また、キー溝の深さは第2スリーブ2の肉厚による制約を受けないため、第2スリーブ2の筒部2tにキー溝を設ける場合よりも大きいキー溝をフランジ部2bに形成することができる。
また、フランジ部2bを設けることにより第2スリーブ2の熱容量が大きくなるため、回転子部材10の温度上昇を抑制しやすくなる。また、第2スリーブ2の向きを容易に判別できるため、第2スリーブ2を大径側の端部2lから第1スリーブ1に圧入してしまうことを防止できる。
なお、フランジ部2bに翼板を設置し、回転子が回転した際に回転子部材10に気流が吹き付けられるようにしても良い。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る回転子部材の回転軸に沿った断面図である。実施の形態3に係る回転子部材10は、第2スリーブ2の内周2iの軸方向の中間部に凹部2cが形成されている。第2スリーブ2は、全体が筒部2tとなっている。凹部2cは、第2スリーブ2の内周2iに全周にわたって形成されている。したがって、第2スリーブ2は、軸方向の中間部の凹部2cの部分の内径が、大径側の端部2lでの内径及び小径側の端部2sでの内径よりも大きくなっている。この他は実施の形態1に係る回転子部材10と同様である。回転子部材10の組立手順は、実施の形態1と同様である。
第2スリーブ2の内周2iにおいてシャフト5と接する部分は、偏心を防ぐために加工精度が要求され、加工速度を高めることが難しい。実施の形態3に係る回転子部材10では、軸方向の中間部の凹部2cは、内周2iがシャフト5と接触しないため、内周2iの加工精度は要求されない。したがって、第2スリーブ2の凹部2cの部分では内周2iの加工速度を速めることができる。また、第2スリーブ2は、内周iの大径側の端部2l及び小径側の端部2sの内周2iがシャフト5と接するため、凹部2cの部分で内周2iがシャフト5と接していなくても、シャフト5に傾きが生じることは防止できる。凹部2cの部分で内周2iの加工精度を低くして加工速度を速めることによって、加工コストの低減を図ることができる。
実施の形態3に係る回転子部材10の第2スリーブ2は、大径側の端部2lを把持した状態で、シャフト5と接触する小径側の端部2sの内周2iを加工したのち、小径側の端部2sを把持し直して、小径側の端部2sを把持した状態で、シャフト5と接触する大径側の端部2lの内周2iを加工することができるため、加工精度を高めやすい。
スリーブが一つであり、テーパシャフトをスリーブに圧入する構造の回転子では、スリーブの軸方向の中央部の内周に凹部を設けると、テーパシャフトを圧入した際にスリーブが中膨れを起こしてしまい、軸方向で均一にスリーブを膨張させることが困難である。実施の形態3では、補強スリーブ4との間に分割磁石3を挟み込む第1スリーブ1には凹部が形成されないため、第2スリーブ2を第1スリーブ1に圧入した際に、第1スリーブ1を軸方向で均一に膨張させることができる。
なお、実施の形態2と実施の形態3とを組み合わせて、第2スリーブ2の大径側の端部2lにフランジ部2bを設けるとともに、第2スリーブ2の内周2iの軸方向の中間部に凹部2cを形成することも可能である。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る回転子部材の回転軸に沿った断面図である。第2スリーブ2の内周2iに段部2dが設けられており、第2スリーブ2の内径は、大径側の端部2lにおいて段階的に小さくなっている。この他は実施の形態1に係る回転子部材10と同様である。回転子部材10の組立手順は、実施の形態1と同様である。
図11及び図12は、実施の形態4に係る回転子部材を用いた回転子の回転軸に沿った断面図である。図11及び図12に示すように、実施の形態4に係る回転子部材10は、フランジ部5aの大きさが異なるシャフト5に固定できる。シャフト5を第2スリーブ2に挿入する際には、段部2dにフランジ部5aを突き当てることでシャフト5の軸方向の位置決めを容易に行える。
なお、実施の形態3と実施の形態4とを組み合わせて、第2スリーブ2の内周2iの軸方向の中間部に凹部2cを形成するとともに、第2スリーブ2の内径を、大径側の端部2lにおいて段階的に小さくすることも可能である。
実施の形態5.
図13は、本発明の実施の形態5に係る回転子部材の回転軸に沿った断面図である。実施の形態5に係る回転子部材10は、第2スリーブ2の内周2iに、大径側の端部2lから小径側の端部2sまでつながった螺旋溝2eが設けられている。この他は実施の形態1に係る回転子部材10と同様である。回転子部材10の組立手順は、実施の形態1と同様である。
図14は、実施の形態5に係る回転子部材を用いた回転子の側面図である。回転子部材10をシャフト5に固定した状態においても、螺旋溝2eはシャフト5で塞がれておらず、第2スリーブ2の大径側の端部2lから小径側の端部2sまで繋がっている。したがって、実施の形態5に係る回転子部材10を用いた回転子は、第2スリーブ2の大径側の端部2lと小径側の端部2sとの間に螺旋溝2eを通じて流体を流すことができる。
実施の形態5に係る回転子部材を用いた回転子は、螺旋溝2eに冷却媒体を流すことで、回転子部材10を冷却することができる。また、第2スリーブ2がシャフト5にしまり嵌めされている場合は、回転子部材10をシャフト5から取り外す際に、螺旋溝2eに油を流して油圧で第2スリーブ2を拡げることで、回転子部材10をシャフト5から取り外しやすくすることができる。
第2スリーブ2の大径側の端部2lから小径側の端部2sまで繋がった溝は、螺旋状である必要はなく、直線状又はジグザグ状の溝であってもよい。第2スリーブ2の大径側の端部2lから小径側の端部2sまで繋がった溝は、1本である必要はなく、複数本形成されてもよい。
なお、実施の形態2、実施の形態3又は実施の形態4に係る回転子部材10に、第2スリーブ2の大径側の端部2lから小径側の端部2sまで繋がった溝を形成することも可能である。
図15は、実施の形態1から5のいずれかに係る回転子部材を用いた回転子を備えた回転電機の構成を示す図である。実施の形態1から5のいずれかに係る回転子部材10を用いた回転子15は、筒状の固定子20の中に挿入することにより、回転電機30を構成することができる。すなわち、実施の形態1から5のいずれかに係る回転子部材10を用いることにより、シャフト5から取り外した後で再利用できる回転子部材10を備えた回転電機30を得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 第1スリーブ、1i,2i,4i 内周、1o,2o,3o 外周、2 第2スリーブ、2a ねじ穴、2b,5a フランジ部、2c 凹部、2d 段部、2e 螺旋溝、2l 大径側の端部、2s 小径側の端部、2t 筒部、3 分割磁石、4 補強スリーブ、5 シャフト、5b 穴、6 ボルト、10 回転子部材、15 回転子、20 固定子、30 回転電機。

Claims (11)

  1. 筒状の第1スリーブと、
    外周が前記第1スリーブの内周に接するように前記第1スリーブに圧入される筒状の第2スリーブと、
    前記第1スリーブの外周に、周方向に配置された複数の分割磁石と、
    複数の前記分割磁石の外周側に配置され、前記第1スリーブとの間に複数の前記分割磁石を挟んで保持する筒状の補強スリーブとを備えることを特徴とする回転子部材。
  2. 前記第2スリーブの軸方向の中央での厚さは、前記第1スリーブの軸方向の中央での厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1に記載の回転子部材。
  3. 前記第2スリーブの軸方向の中央での厚さは、前記第1スリーブの軸方向の中央での厚さの2倍以上であることを特徴とする請求項2に記載の回転子部材。
  4. 前記第2スリーブの材料の熱膨張率は、前記第1スリーブの材料の熱膨張率以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の回転子部材。
  5. 前記第1スリーブの材料及び前記第2スリーブの材料は、磁性材料であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の回転子部材。
  6. 前記第2スリーブは、大径側の端部にフランジ部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の回転子部材。
  7. 前記フランジ部にねじ穴が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の回転子部材。
  8. 前記第2スリーブは、軸方向の中間部の内径が両端部の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の回転子部材。
  9. 前記第2スリーブは、大径側の端部において、内径が段階的に小さくなることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の回転子部材。
  10. 前記第2スリーブは、大径側の端部から小径側の端部まで繋がった溝が内周に形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の回転子部材。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の回転子部材をシャフトに固定した回転子と、
    前記回転子が挿入される筒状の固定子とを有することを特徴とする回転電機。
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