JPWO2018198649A1 - 遠心分離装置、及び、遠心分離装置を搭載した洗濯機 - Google Patents

遠心分離装置、及び、遠心分離装置を搭載した洗濯機 Download PDF

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Abstract

外郭を構成するケース(21a)と、ケース(21a)に形成され、送水路(19)と連結して送水路(19)の水をケース(21a)に流入させるケース入口(21g)を備える。また、ケース(21a)に形成され、送水路(19)と連結してケース(21a)内の水を送水路(19)へ流出させるケース出口(21h)と、送水路(19)の内部に設けられる回転可能な中空の回転筒(21b)を備える。また、回転筒(21b)に形成され、水を回転筒(21b)内に流入させる回転筒入口(21e)と、回転筒(21b)に形成され、回転筒(21b)内の水を回転筒(21b)外へ流出させる回転筒出口(21f)を備える。また、水が回転筒(21b)内を貫流する方向と回転筒(21b)の回転軸方向とが一致し、回転筒(21b)内には、回転軸に沿った位置に、回転筒(21b)を流れる水の異物を分離させる分離部(21i)を備える。

Description

本発明は、水路に設けられ、水路を流れる水に含まれる異物を遠心分離する遠心分離装置、及び、遠心分離装置を搭載した洗濯機に関する。
従来の遠心分離装置において、洗濯中に洗濯物から遊離した汚れや糸屑等の不純物を洗濯水から分離して洗濯水を浄化し、洗濯物への再付着を防止する構成が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
図13は、特許文献1に示す従来の洗濯機の概略構成図である。図13に示されるように、第1の給水管51と、第2の給水管52および第3の給水管53で構成された風呂水供給路にサイクロン式分離器54が設けられている。ドラム56内に水が溜められた状態で洗濯時に風呂水供給ポンプ55が駆動されると、ドラム56内の水が接続管57からサイクロン式分離器54に導入され、サイクロン式分離器54で洗濯物から遊離した汚れや糸屑等の不純物が取り除かれる。不純物が取り除かれた水は、第2の給水管52および第1の給水管51を通してドラム56内に戻される。
また、特許文献2において、洗濯槽の回転軸を鉛直方向に設定したいわゆる縦型洗濯機において、サイクロン糸屑分離器により洗濯水に混在する糸屑や固形物質を分離することが考えられている。
特開2005−152212号公報 特開2001−70694号公報
従来のサイクロン式分離器は、洗濯水に含まれる水より比重が重い異物を分離することはできるが、皮脂等の比重が軽いものを洗濯水から分離することは難しいという課題があった。
本発明は、比重が水より重い異物と、比重が水より軽い異物を洗濯水から分離し、洗浄効果を高めることができる遠心分離装置を提供する。
本発明の遠心分離装置は、水路中に設けられ、水路を流れる水を遠心分離する構成であって、外郭を構成するケースと、ケースに形成され、水路と連結して水路の水をケースに流入させるケース入口と、ケースに形成され、水路と連結してケース内の水を水路へ流出させるケース出口とを備える。また、ケースの内部に設けられる回転可能な中空の回転筒と、回転筒に形成され、水を回転筒内に流入させる回転筒入口と、回転筒に形成され、回転筒内の水を回転筒外へ流出させる回転筒出口とを備える。さらに、水が回転筒内を貫流する方向と回転筒の回転軸方向とが一致し、回転筒内には、回転軸に沿った位置に、回転筒を流れる水に含まれる異物を分離させる分離部を備える。
この構成によって、洗濯水が回転筒の回転軸周りを旋回しながら貫流する。そして、洗濯水が回転筒内を貫流する際に、洗濯水に含まれる洗濯水よりも比重が重い物質が、遠心力によって回転筒の内周面に向かって分離される。このため、洗濯水に含まれる汚れのうち、砂、繊維屑、髪の毛、角質汚れなどのように水より比重が重いもの、および、皮脂に代表される脂分などのように水より軽くても、糸屑などのように水より比重が重いものに付着するものが、洗濯水から除去され、洗濯水に含まれた洗濯物特有の汚れ物質が分離される。
本発明の洗濯機は、遠心分離装置により洗濯で汚れた洗濯水から汚れ物質を分離して浄化することができ、分離された汚れ物質が洗濯物へ再付着することを抑えて洗浄効果を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における遠心分離装置を搭載した洗濯機の概略構成図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態における遠心分離装置を搭載した洗濯機のブロック構成図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態における遠心分離装置の拡大図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態における遠心分離装置の拡大図である。 図5は、図4の5−5断面図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態における遠心分離装置の回転筒と分離部を示す一部切欠斜視図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態における遠心分離装置を搭載した洗濯機の概略構成図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態における遠心分離装置の拡大図である。 図9Aは、本発明の第2の実施の形態における遠心分離装置の斜視図である。 図9Bは、本発明の第2の実施の形態における遠心分離装置のケースを取り外した状態を示す斜視図である。 図10は、本発明の第3の実施の形態における遠心分離装置を搭載した洗濯機の概略構成図である。 図11は、本発明の第3の実施の形態における遠心分離装置の拡大図である。 図12は、本発明の第3の実施の形態における遠心分離装置を搭載した洗濯機のブロック構成図である。 図13は、従来の洗濯機の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
以下、図1〜6を用いて、第1の実施の形態について説明する。
[1−1.構成]
[1−1−1.洗濯機の構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の概略構成図である。
図1に示されるように、有底筒状に構成された外槽1は、洗濯機の外枠を構成する筐体2の内部で複数のサスペンション機構3によって弾性的に支持されている。有底筒状に構成された洗濯槽4は外槽1内に設けられている。外槽1と洗濯槽4とは、前面側(図1において左側)に使用者が衣類等の洗濯物5を出し入れする開口部6が設けられている。
洗濯槽4は、回転軸7を中心として回転可能に設けられている。洗濯槽4の周壁面には、内方へ突出した複数(例えば、3個)のバッフル8が設けられている。さらに、洗濯槽4の周壁面には、多数の小孔9が設けられ、外槽1内において洗濯槽4の内外は小孔9を通して連通している。外槽1と洗濯槽4と回転軸7は、水平に対して角度θ(例えば、20°)だけ前上がりに傾けて設けられている。
洗濯槽4は、外槽1の後部に設けられたモータ10によって正逆回転自在に構成されている。モータ10は、例えばブラシレス直流モータであり、後述するコントローラ22のインバータ制御によって回転速度を自在に変化させることができるように構成されている。
外槽1の開口部1aと筐体2の開口部2aとは、洗濯槽4の開口部6と対向して形成されている。外槽1の開口部1aと筐体2の開口部2aとは、伸縮自在な蛇腹状のパッキン12によって気密構成を確保して連結されている。筐体2の前面には、開口部2aを開閉する扉11が設けられている。
洗濯水を供給する給水口13が、筐体2の後面上部に設けられている。給水口13は、水道の蛇口13aと接続されている。給水口13は、給水経路13bの一端と連結している。給水経路13bの他端は、洗剤ケース15と連結している。給水経路13bには、給水弁14が設けられている。給水弁14は、コントローラ22によって開閉駆動され、給水と給水停止を行う。洗剤ケース15は、矢印Aで示されるように、洗剤投入部15aを洗剤ケース15から手前側(図1において左側)へ引き出し可能に構成されている。これにより、使用者は、洗剤ケース15内への洗剤の投入が容易に行える。
給水口13から供給された洗濯水は、矢印Bで示されるように、給水経路13bを経由して洗剤ケース15に流入する。洗濯水は、さらに洗剤ケース15内に投入されている洗剤を溶かしながら外槽1へ流入する。
筐体2内の下部には、コントローラ22が設けられている。
外槽1の底部には、洗濯水を排出する排水口16が設けられている。排水口16には、排水路17が連結されている。排水路17には、排水弁18が設けられている。排水弁18は、コントローラ22によって開閉駆動され、外槽1内に洗濯水を溜めたり排水したりする。
送水路19は、一端が排水路17に接続され、他端は外槽1の前面下部に接続されて、循環経路を形成している。送水路19には、外槽1の洗濯水を循環させる循環ポンプ20と、遠心分離装置21と、送水路19を流れる洗濯水に含まれる大きな異物を濾過する糸屑フィルタ27が接続されている。遠心分離装置21は、送水路19を含む循環経路において循環ポンプ20よりも下流側に設けられている。
図2は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機のブロック構成図である。コントローラ22には、洗濯槽4に投入された洗濯物5の量を検知する布量検知部23の出力と、外槽1内に給水された洗濯水の量を検知する水量検知部24の出力と、洗濯槽4の回転駆動を検知する回転検知部25の出力と、が入力される。コントローラ22は、操作表示部26により使用者が設定した洗濯コースに基づいて、モータ10、給水弁14、排水弁18、循環ポンプ20、後述する回転筒モータ21cの駆動を制御し、洗濯運転を実行する。洗濯運転には、洗い、すすぎ、脱水の各工程が含まれる。また、使用者が設定した運転設定は、操作表示部26に表示される。
[1−1−2.遠心分離装置の構成]
図3は、本発明の第1の実施の形態における遠心分離装置の拡大図である。図4は、本発明の第1の実施の形態における遠心分離装置の拡大図である。図5は、図4の5−5断面図である。図6は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の遠心分離装置の回転筒と分離部を示す一部切欠斜視図である。
遠心分離装置21は、ケース21aと、ケース21a内に設けられ回転可能な有底円筒形状の回転筒21bと、回転筒21bの回転軸に沿った位置に設けられる分離部21iと、回転筒21bを回転させる駆動部である回転筒モータ21cと、を有する。
ケース21aは、中空の円筒形状で形成されており、遠心分離装置の外郭を構成している。図4において、ケース21aの下部側周面には、送水路19と連結するケース入口21gが形成される。ケース21aの上面には、送水路19と連結するケース出口21hが形成される。循環ポンプ20により送水路19を循環する洗濯水は、ケース入口21gからケース21a内へ流入し、ケース出口21hから送水路19へ流出する。
ケース21aの内部には、中空で円筒状の回転筒21bが設けられている。回転筒21bは、回転可能に構成されている。回転筒21bの下側端面には、回転筒入口21eが形成されている。回転筒入口21eは、回転筒21bの回転軸の外側にスリット状の孔を複数(例えば、4個)設けて形成されている。回転筒21bの上側端面の回転軸付近には、洗濯水が循環ポンプ20により循環する洗濯水が、回転筒21b内から流出する回転筒出口21fが形成されている。回転筒出口21fは、ケース出口21hに接続されている送水路19の開口に合わせて形成されている。送水路19、回転筒入口21e、回転筒出口21fの開口面積は、略同一に形成されている。また、送水路19、回転筒入口21e、回転筒出口21fの開口が、中心を合わせて略直線的に連通するよう構成されている。
図4において、回転筒入口21eは、回転筒出口21fの下方に設けられ、遠心分離装置21を通過する洗濯水は、下から上に向けて流れるよう構成されている。回転筒21bの回転軸を中心とした直径D1は、回転筒入口21eと回転筒出口21fの最大径D2より大きく構成されている。図4では回転筒入口21eの径をD2としてD1>D2の関係を示しているが、回転筒出口21fの径をD2とした場合でもD1>D2の関係は維持される。回転筒21bの外周面とケース21aの内周面との隙間は、回転筒21bの回転に支障が生じない範囲で、洗濯水の流量が少なくなるようにできるだけ狭く構成される。
図6に示すように、分離部21iは、支持部材21jにより、回転筒21bの内周面と連結して設けられている。分離部21iは、図4における下方が開口する有底円筒形状をしている。分離部21iの下流側の端面には、小孔21kが複数形成されている。図4において、分離部21iの小孔21kが形成されている開口位置は、回転筒21bの開口位置よりも下方に位置している。
なお、分離部21iは、回転筒21bに連結して設けられている必要はなく、ケース21aの内周面に連結して設けられていてもよい。また、図4および図6に示す分離部21iは円筒形状をしているが、分離部21iは円筒形状である必要はなく、側周面のない、平板形状であってもよい。
回転筒モータ21cは、ケース21aの外底部に設けられている。回転筒モータ21cと回転筒21bとは、シャフト21mにより連結している。回転筒モータ21cの回転は、シャフト21mを介して回転筒21bに伝達する。回転筒21bの回転速度は、例えば、2000rpm〜4000rpmである。循環ポンプ20により送水路19を洗濯水が循環するのに合わせて回転筒21bを回転させる。
[1−2.動作]
[1−2−1.洗濯機の運転動作]
以上のように構成された洗濯機について、その動作・作用を以下説明する。
洗濯運転において、洗い工程は、洗剤が溶解した洗濯水を外槽1内に給水し、洗濯槽4の回転によって叩き洗いを行いながら洗濯物5の汚れを落とす工程である。洗い工程に続いて、すすぎ工程が行われ、例えば、第1中間脱水、第1すすぎ、第2中間脱水、第2すすぎ、の各工程が行われる。そして、最後に脱水工程が実行される。
まず、使用者が、筐体2の前面に設けられた扉11を開いて開口部6から洗濯槽4に洗濯物5を投入する。次に、筐体2の前面上部に設けられている操作表示部26(図2参照)の電源スイッチ(図示せず)を入れ、スタートスイッチ(図示せず)を操作して洗濯運転を開始する。
洗濯運転の開始により、コントローラ22は、最初に、洗濯槽4内に投入された洗濯物5の量を布量検知部23(図2参照)によって検知する。洗濯物5の量は、洗濯槽4を低速で回転させたときにモータ10にかかるトルク量、または、モータ10の電流値等から検知される。
コントローラ22は、検知した洗濯物5の量に応じて洗い、すすぎ、脱水の各工程の時間および洗濯水の量を設定する。合わせて、洗濯物5の量に応じて予め設定された洗剤量を操作表示部26に表示する。使用者は、洗剤ケース15から洗剤投入部15aを引き出し、操作表示部26に表示された洗剤量の目安にしたがって洗剤を投入した後、洗剤投入部15aを洗剤ケース15内へ移動させる。
コントローラ22は、洗剤の投入が完了した頃を見計らって給水弁14を開く。給水弁14が開くと、洗濯水が給水口13から洗剤ケース15に流入し、矢印Bに示すように、投入されている洗剤を溶かしながら外槽1へ給水される。外槽1内の底部に溜まった洗濯水は、小孔9から洗濯槽4内に流入する。外槽1内に溜まった洗濯水は、水量検知部24で検知される。コントローラ22は、洗濯物5の量に応じて予め設定された所定量の洗濯水が給水されたと判断すると給水弁14を閉じる。
コントローラ22は、給水が完了すると、モータ10を駆動して洗濯槽4を回転させる。洗濯槽4が回転すると、洗濯槽4内の洗濯物5はバッフル8によって回転方向へ持ち上げられて上方から落下し、洗濯槽4の底面あるいは洗濯槽4の底に溜まっている洗濯物5に叩きつけられる。このようにして、洗剤による化学力と併せて、その機械力による叩き洗いによって洗濯物5の汚れ等を落としていく。洗濯物5が叩き洗いされる洗濯槽4の回転数は、例えば、45rpmで、所定時間毎に反転し正逆回転駆動される。
コントローラ22は、洗い工程開始時に、循環ポンプ20を駆動させて、外槽1内の洗濯水を送水路19内で循環させる。また、コントローラ22は、回転筒モータ21cを駆動させ、回転筒21bを回転させる。これにより、洗い工程中、外槽1内の洗濯水を循環させるとともに、洗濯水に含まれる水よりも比重の大きな異物を分離できる。
コントローラ22は、洗い工程を所定時間行うと、循環ポンプ20の動作を停止させた後、回転筒モータ21cの運転を停止させる。その後、コントローラ22は、排水弁18を開いて外槽1内の洗濯水を機外へ排水させる。排水が完了した後、すすぎ工程となり、第1中間脱水に続いて第1すすぎが行われる。すすぎ工程においても、洗い工程と同様に外槽1内に所定量の洗濯水が給水され、洗濯槽4を回転させて洗濯物5のすすぎを行う。
最後に行われる脱水工程では、コントローラ22により排水弁18が開かれて外槽1内の洗濯水が機外へ排出された後、モータ10により洗濯物5の入った洗濯槽4が高速に回転され、洗濯物が脱水される。脱水工程が完了すると、コントローラ22は洗濯運転を終了する。
[1−2−2.遠心分離装置21による浄水作用]
次に、遠心分離装置21において洗濯水が浄化される作用について説明する。
洗い工程において、洗濯水は、汚れ物質などのさまざまな異物を含む。例えば、汚れ物質は、砂、繊維屑、髪の毛、角質汚れなどのように水より比重が重いもの(以下、重量異物という)や、皮脂などのように、水より比重が軽いもの(以下、軽量異物という)などがある。
洗い工程において、コントローラ22は、循環ポンプ20を駆動させる。循環ポンプ20が駆動すると、外槽1内の汚れ物質を含む洗濯水は、送水路19を流れ、遠心分離装置21に到達する。
遠心分離装置21に到達した洗濯水は、図3の矢印Cのように、回転筒入口21eから回転筒21b内に流入し、回転筒出口21fから送水路19へ流出する。このとき、コントローラ22は、回転筒モータ21cを駆動させて回転筒21bを回転させているので、洗濯水は、回転筒21b内を旋回しながら矢印C方向に貫流する。回転筒入口21eの開口面積に比べて、回転筒21b内部の断面積が広いので、貫流する洗濯水が、回転筒入口21eから回転筒21b内に流入する際、洗濯水の貫流流速が遅くなる。また、回転筒21b内の洗濯水は、回転筒21bの回転により旋回するため、洗濯水に含まれる重量異物が、遠心力によって回転筒21bの内周面21dに向かう。貫流より外周側で回転筒21bの内周面21dよりも内周側の洗濯水は、回転筒21bの回転筒入口21eおよび回転筒出口21fが貫流で占められていることに加え、貫流部分よりも内周面21dに向かう遠心力が常時かかっていることによって、貫流部分の洗濯水とは殆ど混じり合うことがない。このため、遠心分離中に異物を回転筒21bの内周面21dに保持することができるとともに、一旦遠心力によって洗濯水から分離された異物が、回転筒21bを貫流する洗濯水に戻ることを防ぐことができる。
また、洗濯水に含まれる皮脂などの軽量異物は、洗濯水の旋回による遠心力の影響をあまり受けないので、回転筒21bの回転軸付近に集まる。回転筒21bの回転軸付近に集まった軽量異物は、分離部21iに流入する。分離部21iに流入した洗濯水は、分離部21iの底部の小孔21kから分離部21iの外へ流出する。ここで、洗濯水に含まれる異物の一部は、小孔21kから排水されずに分離部21iの底部に溜まる。
回転筒21bの内周面21dに集められた異物は、排水時に送水路19を循環時とは逆方向に流れる洗濯水の流れに乗って、排水弁18を介して機外へ排出される。これにより、浄化される洗濯水の一部を遠心分離中に捨てるような構成とする必要がない。
上記のようにして、洗濯水が遠心分離装置21を貫流する際、洗濯水に含まれる泥等の重量異物、及び、皮脂等の軽量異物を遠心分離することができるので、汚れ物質が洗濯物5を再汚染する等の不具合を防ぎ、洗濯機の洗浄力が向上する。
また、排水される水を利用して重量異物及び軽量異物を排出できるので、遠心分離装置21のメンテナンスの手間が不要となる。
また、回転筒21bが回転する際、支持部材21jも回転する。支持部材21jの回転により、回転筒21b内の洗濯水の旋回力が大きくなるので、遠心分離の効果を向上させることができる。
また、コントローラ22が、循環ポンプ20の運転を停止させた後、回転筒21bの回転をさせる構成とする。これにより、回転筒21bの回転速度が下がり、回転筒21bの内周面に張り付いていた異物が、回転筒21b内を浮遊してケース出口21hから送水路19を流れ、洗濯槽4へ吐出することを防止できる。
なお、洗濯水に含まれる異物の分離は、洗い工程のほか、すすぎ工程で実行することができる。すすぎ工程で洗濯物から洗濯水に出た異物、及び、洗剤成分を高濃度で含む泡を除去することによって、すすぎ効果を高めることができる。すすぎ時は、洗剤に含まれる洗浄助剤のうち比重が水より重いゼオライトを除去することも可能であり、すすぎ性能が向上する。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態における遠心分離装置21は、送水路19内に設けられ、送水路19を流れる水を遠心分離する構成である。また、外郭を構成するケース21aと、ケース21aに形成され、送水路19と連結して送水路19の水をケース21aに流入させるケース入口21gと、ケース21aに形成され、送水路19と連結してケース21a内の水を送水路19へ流出させるケース出口21hとを備える。また、送水路19の内部に設けられる回転可能な中空の回転筒21bと、回転筒21bに形成され、水を回転筒21b内に流入させる回転筒入口21eと、回転筒21bに形成され、回転筒21b内の水を回転筒21b外へ流出させる回転筒出口21fとを備える。さらに、水が回転筒21b内を貫流する方向と回転筒21bの回転軸方向とが一致し、回転筒21b内には、回転軸に沿った位置に、回転筒21bを流れる水に含まれる異物を分離させる分離部21iを備える。
この構成により、洗濯水が回転筒21bの回転軸周りを旋回しながら貫流する際に、洗濯水に含まれる重量異物が、遠心力により回転筒21bの内周面21dに向かう。このため、洗濯水に含まれる重量異物が、洗濯水から分離され、洗濯物5に汚れ物質が再付着することを抑制できる。また、洗濯水に含まれる軽量異物は、洗濯水の旋回による遠心力の影響をあまり受けないので、回転筒21bの回転軸付近に集まり、分離部21iを通る。分離部21iに流入した洗濯水は、分離部21iの底部の小孔21kから分離部21iの外へ流出するが、洗濯水に含まれる軽量異物の一部は、小孔21kから排水されずに分離部21iの底部に溜まる。これにより、洗濯水に含まれる重要異物と軽量異物を洗濯水から取り除くことができ、洗浄効果を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態における遠心分離装置を搭載した洗濯機の概略構成図である。図8は、本発明の第2の実施の形態における遠心分離装置の拡大図である。図9Aは、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の遠心分離装置の斜視図である。図9Bは、本発明の第2の実施の形態における遠心分離装置のケースを取り外した状態を示す斜視図である。
第2の実施の形態の特徴は、遠心分離装置121の内部に設けた分離部121iと、糸屑フィルタ27よりも上流側の送水路119とを連結する分離水路121nを設ける構成としたことである。
以下、図7〜図9を用いて、第2の実施の形態について説明する。
[2―1.構成]
遠心分離装置121のケース121a内に設けた分離部121iには、分離水路121nが接続されている。図9A、図9Bに示すように、分離部121iは、ケース121aの内周面に設けられた支持部材121kにより支持固定されている。分離部121iには、図7、図8に示すように、分離水路121nが接続され、分離水路121nは、糸屑フィルタ27よりも上流側の送水路119に連通されている。分離部121iは、回転筒121bの回転軸付近に設けられている。分離部121iの開口121jは、回転筒出口121fよりも上流側に位置している。
他の構成は、第1の実施の形態と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は第1の実施の形態に関する説明を援用する。
[2−2.動作・作用]
以下、本実施の形態の遠心分離装置の浄水作用について説明する。
循環ポンプ20により、遠心分離装置121に到達した洗濯水は、図3の矢印Cのように、回転筒入口121eから回転筒121b内に流入し、回転筒出口121fから送水路119へ流出する。このとき、コントローラ22は、回転筒モータ121cを駆動させて回転筒121bを回転させているので、洗濯水は、回転筒121b内を旋回しながら貫流する。このため、特に、洗濯水に含まれる重量異物は、遠心力により回転筒121bの内周面121dに向かう。
また、洗濯水に含まれる皮脂などの軽量異物は、洗濯水の旋回による遠心力の影響をあまり受けないので、回転筒121bの回転軸付近に集まる。回転筒121bの回転軸付近に集まった軽量異物は、分離部121iの開口121jから分離水路121n内に流入する。分離水路121nを流れる洗濯水は、送水路119に再度流入する。皮脂等の軽量異物は、分離水路121nで集まり密着状態となるので、サイズが大きくなり、糸屑フィルタ27で捕獲され易くなる。
使用者は、必要に応じて、筐体2から糸屑フィルタ27を取外し、捕獲された異物を排出する。このようにして、糸屑フィルタ27をメンテナンスできる。
上記のようにして、洗濯水が遠心分離装置121を貫流する際、洗濯水に含まれる泥等の重量異物、及び、皮脂等の軽量異物を遠心分離することができるので、汚れ物質が洗濯物5を再汚染する等の不具合を防ぎ、洗濯機の洗浄力が向上する。
[2−3.効果等]
以上のように、本実施の形態における遠心分離装置121は、送水路119内に設けられ、送水路119を流れる水を遠心分離する構成である。また、外郭を構成するケース121aと、ケース121aに形成され、送水路119と連結して送水路119の水をケース121aに流入させるケース入口121gと、ケース121aに形成され、送水路119と連結してケース121a内の水を送水路119へ流出させるケース出口121hとを備える。また、送水路119の内部に設けられる回転可能な中空の回転筒121bと、回転筒121bに形成され、水を回転筒121b内に流入させる回転筒入口121eと、回転筒121bに形成され、回転筒121b内の水を回転筒121b外へ流出させる回転筒出口121fとを備える。さらに、洗濯水が回転筒121b内を貫流する方向と回転筒121bの回転軸方向とが一致し、回転筒121b内には、分離部121iに接続され、糸屑フィルタ27よりも上流側の送水路119と連結する分離水路121nを備える。
この構成により、洗濯水が回転筒121b内を、回転軸周りを旋回しながら貫流する際に、洗濯水に含まれる重量異物が、遠心力により回転筒121bの内周面121dに向かう。このため、洗濯水に含まれる重量異物が、洗濯水から分離され、洗濯物5に汚れ物質が再付着することを抑制できる。
また、洗濯水に含まれる軽量異物は、洗濯水の旋回による遠心力の影響をあまり受けないので、回転筒121bの回転軸付近に集まり、分離部121iに接続された分離水路121nを通過して、糸屑フィルタ27よりも上流側の送水路119に再度流入する。ここで、皮脂等の軽量異物は、集まり、密着状態となっているので、糸屑フィルタ27で捕獲され易くなる。これにより、洗濯水に含まれる重要異物と軽量異物を洗濯水から取り除くことができ、洗浄効果を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
図10は、本発明の第3の実施の形態における遠心分離装置を搭載した洗濯機の概略構成図である。図11は、本発明の第3の実施の形態における遠心分離装置の拡大図である。図12は、本発明の第3の実施の形態における遠心分離装置を搭載した洗濯機のブロック構成図である。
第3の実施の形態の特徴は、遠心分離装置221を排水路17の排水弁18よりも下流側に設け、筐体2内の背面に、貯水槽229を設ける構成としたことである。
以下、図10〜図12を用いて、第3の実施の形態について説明する。
[3−1.構成]
図10に示すように、排水路17の排水弁18よりも下流側には、遠心分離装置221が設けられている。排水路17の遠心分離装置221よりも下流側には、三方弁232が設けられている。図11及び図12に示すように、三方弁232の一方は、貯水槽229と連通する貯水路17aと接続されており、三方弁232の他方は、筐体2の外部に排水される第1の排水路17bと接続されている。三方弁232は、電磁弁で構成されている。三方弁232に通電がされていない状態では、三方弁232は、貯水路17a側の経路が閉じ、第1の排水路17b側の経路が開放された状態となる。三方弁232が通電されると、三方弁232は、第1の排水路17b側の経路が閉じ、貯水路17a側の経路が開放された状態となる。
貯水槽229と外槽1とは、水路230により連通されている。水路230には、貯水槽229内の水を外槽1へ給水する給水ポンプ231が設けられている。
貯水槽229の内底部には、排水口(図示せず)が形成される。排水口は、貯水槽229と外部を連通する第2の排水路17c(図12参照)が接続されている。第2の排水路17cには、排水弁233(図12参照)が設けられている。
図11を用いて、本実施の形態における遠心分離装置221の構成を以下に説明する。
遠心分離装置のケース221a内には、分離部221iと分離部221iに接続された分離水路221pが設けられている。分離部221iは、ケース221aの内周面に設けられた支持部材(図示せず)により支持固定されている。分離水路221pは、図12に示すように、第1の排水路17bと連結している。分離水路221pは、回転筒221bの回転軸付近に設けられている。図11において、分離水路221pが接続された分離部221iの開口221jは、回転筒出口221fよりも上方に位置している。
他の構成は、第1の実施の形態と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は第1の実施の形態に関する説明を援用する。
[3−2.動作・作用]
上記構成における、動作・作用を説明する。
濯ぎ工程終了後、コントローラ22(図2参照)は、遠心分離装置221の回転筒モータ21cを作動させて回転筒221bを回転させた状態で、排水弁18を開ける。排水弁18が開放されると、外槽1内の洗濯水は、矢印G1方向へ送水路19及び排水路17を流れ、遠心分離装置221に流入する。遠心分離装置221に流入した洗濯水は、回転筒入口21eから回転筒221bに流入し、回転筒221b内を旋回しながら貫流するため、洗濯水に含まれる重量異物は、回転筒221bの内周面21dに押し付けられる。
また、洗濯水に含まれる軽量異物は、洗濯水の旋回による遠心力の影響をあまり受けないので、回転筒221bの回転軸付近に集まる。回転筒221bの回転軸付近に集まった軽量異物は、分離部221iの開口221jから分離水路221pに流入する。分離水路221pに流入した洗濯水は、第1の排水路17bを経由して、筐体2外部に排水される。分離部221iの開口221jから分離水路221pに流入しなかった洗濯水はケース出口21hより三方弁232を経て貯水槽229に流入するか排水される。
上記のようにして、洗濯水が遠心分離装置221を貫流する際、洗濯水に含まれる泥等の重量異物、及び、皮脂等の軽量異物を遠心分離することができるので、遠心分離装置221を経由した洗濯水は、泥や皮脂などの汚れ物質などの異物が分離され、清潔な状態となっている。
また、排水時において、コントローラ22は、所定時間が経過するまで、三方弁232に通電を行う。上述のように、三方弁232が通電されている状態では、三方弁232は、貯水路17a側の経路が開放されるため、遠心分離装置221を通過した比較的清潔な洗濯水は、貯水槽229へ流入し、貯水槽229内に貯水される。
所定時間経過後、コントローラ22は、三方弁232への通電を止める。三方弁232が通電されていない状態では、三方弁232は、第1の排水路17b側の経路が開放されるため、遠心分離装置221を通過した洗濯水は、筐体2外に排水される。
上記制御により、遠心分離された比較的清潔な洗濯水を貯水槽229に貯水できるとともに、遠心分離装置221内に分離された汚れ物質を排水することができる。
なお、三方弁232への通電時間は、貯水槽229内の水位、及び、外槽1の水位等から決定される。上記構成とすることにより、必要な水量を貯水槽229に貯水できる。
次回の洗濯が開始される際、コントローラ22は、給水ポンプ231を駆動させる。これにより、貯水槽229に貯水された洗濯水は、水圧で水路230を矢印G2方向に流れ、外槽1内へ給水できる。これにより、蛇口13aからの水道水の給水量を削減できるため、節水効果を得ることができる。
貯水槽229内の水を排水する際は、コントローラ22は、排水弁233を開放する。排水弁233が解放することにより、貯水槽内の水は、第2の排水路17cを流れて排水される。
なお、貯水槽229には、貯水された洗濯水を除菌したり、菌の繁殖を抑制したりする構成を設けることが好ましい。洗濯水を除菌する構成としては、例えば、オゾン生成装置を設け、オゾンを放出して除菌する方法や、洗濯水中から皮脂成分等を吸着除去する吸着体を設ける方法、紫外線を照射することにより除菌する方法などが挙げられる。このような構成とすることで、貯水槽229内に長期間貯水する場合でも、菌の繁殖を抑制できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、第1〜第3の実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、第1〜第3の実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
第1〜第3の実施の形態では、ケース入口21g、121gとケース出口21h、121hのいずれか一方は、ケース21a、121aの周面に形成されている。しかし、本発明はこれに限られず、ケース入口21g、121gをケース21a、121aの底面に形成し、ケース出口21h、121hをケース21a、121aの上面に形成する構成であってもよい。このような構成とすることにより、ケース21a、121aへの流入方向と、ケース21a、121aの流出方向が一致するので、ケース21a、121aを流れる際の水流の抵抗が少なくでき、水流の勢いを維持することができる。
なお、第1〜第3の実施の形態では、回転筒モータ21c、121cにより回転筒21b、121bが回転する構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、回転筒21b、121bに、羽状の水受け部を設け、回転筒21b、121b内へ流入する水が水受け部を回転させることにより、回転筒が回転する構成としてもよい。このような構成とすることで、駆動部が不要となるので、低コストで遠心分離装置を構成できる。
第1〜第3の実施の形態では、回転筒21b、121bの内周面に、回転筒21b、121b内の異物を保持する保持部材を設けてもよい。保持部材は、例えば、網目状のフィルタなどである。このような構成とすることで、回転筒21b、121bの回転速度が下がり、回転筒21b、121bの内周面に張り付いていた異物が、遠心力の影響をあまり受けない状況となった場合でも、異物が回転筒21b、121b内を浮遊してケース出口21h、121hから送水路19、119を流れ、洗濯槽4へ吐出することを防止できる。
第3の実施の形態は、濯ぎ水を遠心分離装置221で遠心分離する構成を説明したが、本発明はこれに限定されず、洗い工程で用いた洗濯水を排水する際に、遠心分離装置221で遠心分離し、貯水槽229内へ貯水させる構成としてもよい。このような構成とすることにより、洗剤成分を多く含んだ洗濯水を貯水槽229に貯水して次回の洗濯に利用できるので、次回の洗濯時に、洗浄効果を向上させることができる。
第3の実施の形態では、貯水槽229の一例として、筐体2内部の背面に配設する構成を説明した。貯水槽229は、排水された洗濯水を貯水する構成であれば、どの位置に設けられていてもよい。例えば、外槽1の下部に設けられていてもよいし、筐体2の外部に設けられていてもよい。
また、第1〜第3の実施の形態に示す遠心分離装置21、121、221を組み合わせて洗濯機を構成してもよい。例えば、送水路19に遠心分離装置21または遠心分離装置121を設けるとともに、排水路17に遠心分離装置221を設けてもよい。このような構成とすることで、洗濯及び濯ぎ中の洗濯水から汚れ物質を取り除き、洗浄効果を向上させることができる。また、使用後の洗濯水に含まれる汚れを取り除いて貯水槽へ貯水し、次回の洗濯で再利用することもできるので、節水効果が得られる。
第1〜第3の実施の形態では、送水路19、119、または排水路17に遠心分離装置21、121、221を設ける構成を説明したが、本発明はこれに限られず、給水経路13bに遠心分離装置を設ける構成としてもよい。この構成により、給水される水から泥や鉄錆などを分離することができるので、特に、浄水設備の整っていない地域や、井戸水等を洗濯水に利用する地域においても、遠心分離装置21、121、221で汚れ物質を取り除き、清潔な水を給水することができる。また、遠心分離装置21、121、221は、着脱可能な構成として、使用者が必要に応じて遠心分離装置21、121、221をメンテナンスできるようにしてもよい。
第1〜第3の実施の形態では、洗濯機の一例として、ドラム式洗濯機の構成を説明したが、本発明はこれに限定されず、縦型洗濯機であってもよい。
なお、これまで説明した実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上説明したように、第1の開示における遠心分離装置は、水路中に設けられ、水路を流れる水を遠心分離する構成である。また、外郭を構成するケースと、ケースに形成され、水路と連結して水路の水をケースに流入させるケース入口と、ケースに形成され、水路と連結してケース内の水を水路へ流出させるケース出口と、を備える。また、ケースの内部に設けられる回転可能な中空の回転筒と、回転筒に形成され、水を回転筒内に流入させる回転筒入口と、回転筒に形成され、回転筒内の水を回転筒外へ流出させる回転筒出口と、を備える。さらに、水が回転筒内を貫流する方向と回転筒の回転軸方向とが一致し、回転筒内には、回転軸に沿った位置に、回転筒を流れる水に含まれる異物を分離させる分離部が設けられている。
この構成により、水路を流れる水に含まれる軽量異物は、水の旋回による遠心力の影響をあまり受けないので、回転筒の回転軸付近に集まり、分離部を通る。分離部に流入した水は、分離部の底部の小穴から分離部外へ流出するが、水に含まれる異物の一部は、小穴から排水されずに分離部の底部に溜まる。これにより、水に含まれる軽量異物を分離することができる。
第2の開示における遠心分離装置は、特に、第1の開示において、分離部に、回転筒の外部と連通する分離水路が接続されるように構成してもよい。
この構成により、遠心分離装置を流れる水から、軽量異物を効率的に分離することができる。
第3の開示における遠心分離装置は、特に、第2の開示において、水路に糸屑フィルタが配置され、分離水路が水路の糸屑フィルタの上流に接続される構成としてもよい。
この構成により、遠心分離装置を流れる水から、軽量異物を効率的に分離することができる。
第4の開示における遠心分離装置は、特に、第1の開示において、回転筒内で遠心分離された異物を回転筒の内周面に保持するよう構成してもよい。
この構成により、水が回転筒の回転軸周りを旋回しながら貫流する際に、水に含まれる重量異物が、遠心力により回転筒の内周面に向かう。このため、水に含まれる重量異物が、水から分離される。
第5の開示における遠心分離装置は、特に、第2の開示において、回転筒内で遠心分離された異物を回転筒の内周面に保持するよう構成してもよい。
この構成により、水が回転筒の回転軸周りを旋回しながら貫流する際に、水に含まれる重量異物が、遠心力により回転筒の内周面に向かう。このため、水に含まれる重量異物が、水から分離される。
第6の開示における遠心分離装置は、特に、第3の開示において、回転筒内で遠心分離された異物を回転筒の内周面に保持するよう構成してもよい。
この構成により、水が回転筒の回転軸周りを旋回しながら貫流する際に、水に含まれる重量異物が、遠心力により回転筒の内周面に向かう。このため、水に含まれる重量異物が、水から分離される。
第7の開示における洗濯機は、特に、第1〜第6のいずれか1つの開示における遠心分離装置を搭載し、筐体と、筐体内に弾性支持された外槽と、外槽内に回転可能に設けられた洗濯槽と、洗濯槽を回転駆動させるモータと、外槽内の洗濯水を循環させる送水路と、送水路に設けられ、洗濯水を循環させる循環ポンプと、を備えてもよい。また、モータやポンプ等を制御して、洗い、すすぎ、脱水等の各工程を逐次制御し、洗濯運転を実行するコントローラを備えるように構成してもよい。
この構成により、洗濯水が回転筒内を、回転軸周りを旋回しながら貫流する際に、洗濯水に含まれる重量異物が、遠心力により回転筒の内周面に向かう。このため、洗濯水に含まれる重量異物が、洗濯水から分離され、洗濯物に汚れ物質が再付着することを抑制できる。
また、洗濯水に含まれる軽量異物は、洗濯水の旋回による遠心力の影響をあまり受けないので、回転筒の回転軸付近に集まり、分離部の底部に溜まる。あるいは、軽量異物は分離部に接続した外部に連通する分離水路を通過して洗濯水から分離される。あるいは、軽量異物は分離部に接続した分離水路を通過して、糸屑フィルタよりも上流側の水路に再度流入する。ここで、皮脂等の軽量異物は、集まり、密着状態となっているので、糸屑フィルタで捕獲され易くなる。
これにより、洗濯水に含まれる重量異物と軽量異物を洗濯水から取り除くことができ、洗浄効果を向上させることができる。
第8の開示における洗濯機は、特に、第7の開示において、コントローラが、すすぎ工程中に、ポンプを動作させるように構成してもよい。
この構成により、洗剤を高濃度で含む泡を除去することによって、すすぎを促進させることができる。
第9の開示における洗濯機は、特に、第2または第4の開示における遠心分離装置を搭載するとともに、筐体と、筐体内に弾性支持され、底部に排水口を有する外槽と、外槽内に回転可能に設けられた洗濯槽と、洗濯槽を回転駆動するモータと、排水口に接続され、外槽内の洗濯水を排水する排水路と、を備えてもよい。
この構成により、遠心分離装置に流入した洗濯水は、回転筒内を旋回しながら貫流するため、洗濯水に含まれる重量異物は、回転筒の内周面に押し付けられる。また、洗濯水に含まれる軽量異物は、洗濯水の旋回による遠心力の影響をあまり受けないので、回転筒の回転軸付近に集まる。回転筒の回転軸付近に集まった軽量異物は、分離水路に流入する。これにより、遠心分離装置を経由した洗濯水は、泥や皮脂などの汚れ物質などの異物が分離され、清潔な状態となっている。
第10の開示における洗濯機は、特に、第9の開示において、排水路と接続される貯水槽を備え、貯水槽内の洗濯水を次回の洗濯で再利用するように構成してもよい。
この構成により、貯水した水を次回の洗濯で再利用できるので、節水効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯で汚れた洗濯水から汚れ物質などの異物を分離して浄化することができ、分離された汚れ物質の洗濯物への再付着を抑えて洗浄効果を高めることができるので、洗濯機として有用である。
1 外槽
2 筐体
4 洗濯槽
10 モータ
17 排水路
17a 貯水路
17b 第1の排水路
17c 第2の排水路
19、119 送水路
20 循環ポンプ
21、121、221 遠心分離装置
21a、121a、221a ケース
21b、121b、221b 回転筒
21c、121c 回転筒モータ
21d、121d 内周面
21e、121e 回転筒入口
21f、121f、221f 回転筒出口
21g、121g ケース入口
21h、121h ケース出口
21i、121i、221i 分離部
22 コントローラ
230 水路
21m シャフト
121n、221p 分離水路
229 貯水槽

Claims (10)

  1. 送水路中に設けられ、前記送水路を流れる水を遠心分離する遠心分離装置であって、
    外郭を構成するケースと、
    前記ケースに形成され、前記送水路と連結して前記送水路の水を前記ケースに流入させるケース入口と、
    前記ケースに形成され、前記送水路と連結して前記ケース内の水を前記送水路へ流出させるケース出口と、
    前記ケースの内部に設けられる回転可能な中空の回転筒と、
    前記回転筒に形成され、水を前記回転筒内に流入させる回転筒入口と、
    前記回転筒に形成され、前記回転筒内の水を前記回転筒外へ流出させる回転筒出口と、を備え、
    水が前記回転筒内を貫流する方向と前記回転筒の回転軸方向とが一致し、
    前記回転筒内には、前記回転軸に沿った位置に、前記回転筒を流れる水に含まれる異物を分離させる分離部が設けられる遠心分離装置。
  2. 前記分離部には、前記回転筒の外部と連通する分離水路が接続された請求項1に記載の遠心分離装置。
  3. 前記送水路には糸屑フィルタが配置され、前記分離水路が前記送水路の前記糸屑フィルタの上流に接続された請求項2に記載の遠心分離装置。
  4. 前記回転筒内で遠心分離された異物を前記回転筒の内周面に保持するよう構成された請求項1に記載の遠心分離装置。
  5. 前記回転筒内で遠心分離された異物を前記回転筒の内周面に保持するよう構成された請求項2に記載の遠心分離装置。
  6. 前記回転筒内で遠心分離された前記異物を前記回転筒の内周面に保持するよう構成された請求項3に記載の遠心分離装置。
  7. 筐体と、
    前記筐体内に弾性支持された外槽と、
    前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯槽と、
    前記洗濯槽を回転駆動させるモータと、
    前記外槽内の洗濯水を循環させる送水路と、
    前記送水路に設けられ、前記洗濯水を循環させる循環ポンプと、を備え、
    前記送水路に設けられ、前記送水路を流れる前記洗濯水に含まれる前記異物を遠心分離する請求項1から6のいずれか一項に記載の遠心分離装置を搭載するとともに、
    前記モータや前記循環ポンプを制御して、洗い、すすぎ、脱水を含む各工程を逐次制御し、洗濯運転を実行するコントローラを備える洗濯機。
  8. 前記コントローラは、前記すすぎ工程中に、前記循環ポンプを動作させる請求項7に記載の洗濯機。
  9. 筐体と、
    前記筐体内に弾性支持され、底部に排水口を有する外槽と、
    前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯槽と、
    前記洗濯槽を回転駆動するモータと、
    前記排水口に接続され、前記外槽内の洗濯水を排水する排水路と、を備え、
    前記排水路には、前記排水路内を流れる水に含まれる前記異物を遠心分離する請求項2または4のいずれか一項に記載の遠心分離装置が搭載された洗濯機。
  10. 前記排水路と接続される貯水槽を備え、前記貯水槽内の洗濯水を次回の洗濯で再利用するように構成された請求項9に記載の洗濯機。
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