JPWO2018181879A1 - フォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置 - Google Patents

フォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018181879A1
JPWO2018181879A1 JP2019510233A JP2019510233A JPWO2018181879A1 JP WO2018181879 A1 JPWO2018181879 A1 JP WO2018181879A1 JP 2019510233 A JP2019510233 A JP 2019510233A JP 2019510233 A JP2019510233 A JP 2019510233A JP WO2018181879 A1 JPWO2018181879 A1 JP WO2018181879A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
driving member
driving
focal plane
rear blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019510233A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7038108B2 (ja
Inventor
悠介 鈴木
悠介 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Publication of JPWO2018181879A1 publication Critical patent/JPWO2018181879A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7038108B2 publication Critical patent/JP7038108B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/36Sliding rigid plate
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/36Sliding rigid plate
    • G03B9/40Double plate
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/36Sliding rigid plate
    • G03B9/40Double plate
    • G03B9/42Double plate with adjustable slot; with mechanism controlling relative movement of plates to form slot

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Shutter-Related Mechanisms (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

フォーカルプレンシャッタ(100)は、シャッタ地板(10)に形成された露光開口(10a)を開閉する先羽根(20)および後羽根(30)と、先羽根(20)に連結された先羽根用第1駆動部材(41)および後羽根(30)に連結された後羽根用第1駆動部材(51)と、先羽根用第1駆動部材(41)を駆動する第1電磁アクチュエータ(81)および後羽根用第1駆動部材(51)を駆動する第2電磁アクチュエータ(82)と、を備える。

Description

本発明は、フォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置に搭載されるフォーカルプレンシャッタにおいて、駆動部材を露光動作の開始位置(セット位置)に保持するための構成として、ダイレクトタイプと呼ばれる構成が知られている。ダイレクトタイプは、電磁石が駆動部材の鉄片部材を吸着することによって、駆動部材をセット位置に保持するように構成されている。
また、フォーカルプレンシャッタは、ノーマリーオープン方式とノーマリークローズ方式と先幕電子シャッタ方式の3種類の方式で、動作できる。3種類の方式で動作するフォーカルプレンシャッタの羽根駆動機構は、例えば、羽根が連結された第1駆動部材と、駆動ばね(付勢部材)の付勢力により第1駆動部材を従動させる第2駆動部材から構成される。先羽根の駆動機構では、撮像装置のレリーズボタンが押されると、まず、第1駆動部材が、セットばね(付勢部材)の付勢力によりセット方向に回転させられることよって、先羽根はセット位置に走行させられる。次いで、第2駆動部材が、駆動ばねの付勢力によりセット方向とは逆方向に、第1駆動部材を伴って回転する。これにより、先羽根は、セット位置から露光動作終了の位置へ走行させられる。
例えば、特許文献1は、電磁石の吸着力と付勢ばねの付勢力とを利用して羽根を駆動するフォーカルプレンシャッタを開示している。
特開2011−113060号公報
第2駆動部材が第1駆動部材を伴って回転するためには、第2駆動部材を付勢する駆動ばねの付勢力が、第1駆動部材を付勢するセットばねの付勢力よりも強くなければならない。また、撮像装置における連写速度の高速化、シャッタスピードの高速化等を実現するためには、第2駆動部材をより高速に走行させることが挙げられる。第2駆動部材を高速に走行させるためには、例えば、駆動ばねの付勢力をより強くする必要がある。
しかしながら、駆動ばねの付勢力を強くすると、第2駆動部材を露光動作の開始位置に保持する電磁石の吸着力(磁力)も強くしなければならない。電磁石の吸着力を強くするためには、電磁石の大型化、電磁石への供給電力の増加等が必要となる。電磁石の大型化と供給電力の増加は、フォーカルプレンシャッタの大型化と消費電力の増加を招く。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、付勢部材の付勢力および電磁石の吸着力を強くすることなく、シャッタ性能を向上できるフォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るフォーカルプレンシャッタは、
地板に形成された露光開口を開閉する羽根部材と、
前記羽根部材に連結された第1駆動部材と、
前記第1駆動部材を駆動する電磁アクチュエータと、を備える。
上記の構成より、本発明に係るフォーカルプレンシャッタは、電磁アクチュエータが第1駆動部材を駆動するので、羽根部材に連結された第1駆動部材に付勢ばねを設けずとも、羽根部材を動作させることができる。したがって、本発明に係るフォーカルプレンシャッタは、付勢部材の付勢力および電磁石の吸着力を強化強くすることなく、シャッタ性能を向上できる。
前記フォーカルプレンシャッタは、
駆動ばねの付勢力により、前記第1駆動部材を伴って回転する第2駆動部材と、
前記駆動ばねの付勢力に抗して、前記第2駆動部材を露光動作の開始位置にセットするセット部材と、を更に備える、
ようにしてもよい。
前記電磁アクチュエータは、前記第1駆動部材を、前記第2駆動部材および前記セット部材の動作と連動するように駆動する、
ようにしてもよい。
前記電磁アクチュエータは、少なくとも1つのギアを介して前記第1駆動部材と連結される、
ようにしてもよい。
前記フォーカルプレンシャッタは、
前記少なくとも1つのギアの回転位置を検出する位置センサを、備える、
ようにしてもよい。
また、本発明に係る撮像装置は、上記のフォーカルプレンシャッタを備える。
本発明に係る撮像装置は、上記の位置センサを備えるフォーカルプレンシャッタと、
前記位置センサにより検出された前記回転位置に基づいて、前記羽根部材の移動速度を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、付勢部材の付勢力および電磁石の吸着力を強くすることなく、シャッタ性能を向上できるフォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置を提供できる。
本発明の実施の形態1、2に係るフォーカルプレンシャッタを備える撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリークローズ方式の撮影における初期状態等を示す図である。 ノーマリークローズ方式の撮影における露光動作の終了時の状態等を示す図である。 ノーマリーオープン方式の撮影における初期状態等を示す図である。 ノーマリーオープン方式の撮影における先羽根露光動作の終了時の状態等を示す図である。 ノーマリーオープン方式の撮影における後羽根露光動作の終了時の状態等を示す図である。 第2駆動モードにおけるセット部材によるセット動作の終了時の状態を示す図である。 第2駆動モードにおけるセット部材の退避時の状態を示す図である。 第1電磁アクチュエータの構成図である。 第2電磁アクチュエータの構成図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタを示す図である。 従動ギアと位置センサとを示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係るフォーカルプレンシャッタについて説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタ100は、図1に示すように、撮像素子3、制御装置5等を有する撮像装置1に設けられる。撮像装置1は、例えば、デジタルカメラを含むカメラ、監視カメラである。撮像素子3は、CCD(Charge Couples Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサである。制御装置5は、制御部7と電源部9とを有する。制御部7は、撮像装置1の各部を制御する。制御部7は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、タイマ等を有する。電源部9は、撮像装置1の各部に電力(以下では、電流と記載する場合もある)を供給する。
まず、図2〜図9Bを参照して、本実施の形態に係るフォーカルプレンシャッタ100の構成を説明する。なお、図2の正面側(手前側)が被写体側(撮影レンズ側)であり、図2の背面側が撮像素子3側であるとして説明する。
本実施の形態に係るフォーカルプレンシャッタ100は、図2〜図8に示すように、シャッタ地板10と、先羽根20と、後羽根30と、先羽根用第1駆動部材41と、先羽根用第2駆動部材42と、後羽根用第1駆動部材51と、後羽根用第2駆動部材52と、セット部材60と、先羽根用電磁石71と、後羽根用電磁石72と、第1電磁アクチュエータ81と、第2電磁アクチュエータ82とを備える。
シャッタ地板10は、合成樹脂等から、略矩形の平板状に形成される。シャッタ地板10の略中央部には、横長の長方形の露光開口10aが形成されている。また、シャッタ地板10の背面側には、先羽根20を収容する羽根室を画定する中間板(図示せず)と、後羽根30を収容する羽根室を画定する補助地板(図示せず)とが、所定の間隔で取り付けられている。中間板と補助地板の略中央部に、露光開口10aの形状と類似する形状の開口が、形成されている。被写体光を通過させるための露光開口の形状は、これらの開口と露光開口10aが重ね合わされることによって、形成される。本実施の形態では、被写体光を通過させるための露光開口の形状と露光開口10aの形状が、同一であるとして説明する。
シャッタ地板10の露光開口10aの右側の領域には、円弧状の2つの長孔10b,10cが形成されている。また、長孔10bと長孔10cのそれぞれの上端部には、緩衝部材12と緩衝部材13のそれぞれが、取り付けられている。緩衝部材12と緩衝部材13は、ゴムから、略C字状に形成されている。中間板の長孔10b,10cと重なる領域と補助地板の長孔10b,10cと重なる領域に、長孔10b,10cと略同一形状の長孔が形成されている。
シャッタ地板10の正面、すなわち被写体側の面には、支軸11a,11b,11cが立設されている。また、シャッタ地板10の背面、すなわち撮像素子3側の面には、支軸11d,11e,11f,11gが立設されている。支軸11dと支軸11aは、同心上に立設されている。支軸11eと支軸11bは、同心上に立設されている。
なお、シャッタ地板10の正面には、他の複数の柱が立設されている。これらの柱の先端部には、シャッタ地板10側から順に、支持板(図示せず)とプリント配線板(図示せず)とが取り付けられている。
先羽根20は、メカニカル方式の先幕シャッタ(羽根部材)である。先羽根20は、シャッタ地板10と中間板との間の羽根室内を移動する(走行する)。先羽根20は、アーム25とアーム26と4枚の羽根21,22,23、24とから構成される。アーム25は、一端が支軸11dに回転可能に取り付けられる。アーム26は、一端が支軸11fに回転可能に取り付けられる。4枚の羽根21〜24は、アーム25とアーム26の自由端である他端に向けて順に枢支されている。ここで、羽根24は、露光スリットを形成するスリット形成羽根である。また、後述する先羽根用第1駆動部材41の駆動ピン41cの先端部は、アーム25に形成された長孔(図示せず)に嵌合されている。
後羽根30は、メカニカル方式の後幕シャッタ(羽根部材)である。後羽根30は、中間板と補助地板との間の羽根室内を移動する(走行する)。後羽根30は、アーム35とアーム36と4枚の羽根31,32,33、34とから構成される。アーム35は、一端が支軸11eに回転可能に取り付けられる。アーム36は、一端が支軸11gに回転可能に取り付けられる。4枚の羽根31〜34は、アーム35とアーム36の自由端である他端に向けて順に枢支されている。ここで、羽根34は、露光スリットを形成するスリット形成羽根である。また、後述する後羽根用第1駆動部材51の駆動ピン51cの先端部は、アーム35に形成された長孔(図示せず)に嵌合されている。
先羽根用第1駆動部材41は、時計回り又は反時計回りに回転することによって、先羽根20に露光開口10aを開閉させるための部材である。先羽根用第1駆動部材41は、先羽根20に連結される。また、先羽根用第1駆動部材41は、支軸11aに回転可能に取り付けられている。先羽根用第1駆動部材41は、係合部41aと被押動部41bと駆動ピン41cとを有する。
先羽根用第1駆動部材41の係合部41aは、ギア歯が円弧状に配置された扇状の部位である。係合部41aは、後述する第1電磁アクチュエータ81の従動ギア81fと噛合している。したがって、先羽根用第1駆動部材41は、従動ギア81fの回転に従動して回転するように、構成されている。
先羽根用第1駆動部材41の被押動部41bは、後述する先羽根用第2駆動部材42の押動部42bに当接できるように、先羽根用第1駆動部材41の先端部の正面側の一部を隆起させることによって形成された部位である。被押動部41bは、先羽根用第2駆動部材42が先羽根用駆動ばねの付勢力により時計回りに回転する場合に、押動部42bによって押される。これにより、先羽根用第1駆動部材41は、先羽根用第2駆動部材42に従動して時計回りに回転する。
先羽根用第1駆動部材41の駆動ピン41cは、先羽根用第1駆動部材41の先端部の背面側に設置されている。駆動ピン41cは、シャッタ地板10の長孔10bに挿入される。駆動ピン41cの先端部は、アーム25に形成された長孔に嵌合されている。これにより、先羽根用第1駆動部材41は、シャッタ地板10と中間板との間の羽根室内において、先羽根20に連結されている。また、駆動ピン41cの基端部は、断面が略円状に形成されている。駆動ピン41cの基端部は、長孔10bの下端に設けられた緩衝部材12に当接する。
先羽根用第2駆動部材42は、露光開口10aを開放するように先羽根20を移動させるための部材である。先羽根用第2駆動部材42は、先羽根用第1駆動部材41を従動回転させることによって、先羽根20を移動させる。先羽根用第2駆動部材42は、先羽根用第1駆動部材41と同様に、支軸11aに回転可能に取り付けられている。先羽根用第2駆動部材42は、先羽根20の露光動作おいて、先羽根用駆動ばねの付勢力(第2付勢力)によって、先羽根用第1駆動部材41を伴って時計回りに回転する。先羽根用第2駆動部材42の時計回りの回転は、先羽根用第1駆動部材41の駆動ピン41cが緩衝部材12に当接した場合に、停止する。先羽根用第2駆動部材42は、取付部42aと押動部42bと被係止部42cとを有する。
先羽根用第2駆動部材42の取付部42aは、先羽根用第2駆動部材42の正面側に厚く形成される。取付部42aは、内部に、圧縮ばね(図示せず)を介して鉄片部材44を取り付けるための部位である。鉄片部材44は、周知の構造によって、先羽根用電磁石71に保持されるように取付部42aに嵌装されている。
先羽根用第2駆動部材42の押動部42bは、先羽根用第1駆動部材41の被押動部41bに当接できるように、被押動部41bの形状に対応する形状に切り欠けられた部位である。先羽根用第2駆動部材42が先羽根用駆動ばねの付勢力により時計回りに回転する場合に、押動部42bは、被押動部41bに当接し、被押動部41bを押す。これにより、先羽根用第2駆動部材42は、先羽根用第1駆動部材41を伴って時計回りに回転する。
先羽根用第2駆動部材42の被係止部42cは、セット部材60の第1係止部60aに係止される部位である。セット部材60が時計回りに回転する場合に、被係止部42cは、第1係止部60aに摺接されながら押される。これにより、先羽根用第2駆動部材42は、先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転させられる。また、セット部材60が時計回りの回転を停止した場合に、被係止部42cは、第1係止部60aに係止される。これにより、先羽根用駆動ばねの付勢力による先羽根用第2駆動部材42の時計回りの回転が、抑止される。
後羽根用第1駆動部材51は、時計回り又は反時計回りに回転することによって、後羽根30に露光開口10aを開閉させるための部材である。後羽根用第1駆動部材51は、後羽根30に連結される。また、後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bに回転可能に取り付けられている。後羽根用第1駆動部材51は、係合部51aと被押動部51bと駆動ピン51cとを有する。
後羽根用第1駆動部材51の係合部51aは、ギア歯が円弧状に配置された扇状の部位である。係合部51aは、後述する第2電磁アクチュエータ82の従動ギア82fと噛合している。したがって、後羽根用第1駆動部材51は、従動ギア82fの回転に従動して回転するように、構成されている。
後羽根用第1駆動部材51の被押動部51bは、後述する後羽根用第2駆動部材52の押動部52bと当接する部位である。後羽根用第2駆動部材52が後羽根用駆動ばねの付勢力により時計回りに回転する場合に、被押動部51bは、押動部52bによって押される。これにより、後羽根用第1駆動部材51は、後羽根用第2駆動部材52に従動して時計回りに回転する。
後羽根用第1駆動部材51の駆動ピン51cは、後羽根用第1駆動部材51の先端部の背面側に設置されている。駆動ピン51cは、シャッタ地板10の長孔10cに挿入される。駆動ピン51cの先端部は、アーム35に形成された長孔に嵌合されている。これにより、後羽根用第1駆動部材51は、シャッタ地板10と中間板との間の羽根室内において、後羽根30に連結されている。また、駆動ピン51cの基端部は、断面が略円状に形成されている。駆動ピン51cの基端部は、長孔10cの下端に設けられた緩衝部材13に当接する。
後羽根用第2駆動部材52は、露光開口10aを閉鎖するように後羽根30を移動させるための部材である。後羽根用第2駆動部材52は、後羽根用第1駆動部材51を従動回転させることによって、後羽根30を移動させる。後羽根用第2駆動部材52は、後羽根用第1駆動部材51と同様に、支軸11bに回転可能に取り付けられている。後羽根用第2駆動部材52は、後羽根30の露光動作において、後羽根用駆動ばねの付勢力によって、後羽根用第1駆動部材51を伴って時計回りに回転する。後羽根用第2駆動部材52の時計回りの回転は、後羽根用第1駆動部材51の駆動ピン51cが緩衝部材13に当接した場合に、停止する。後羽根用第2駆動部材52は、取付部52aと押動部52bと被係止部52cとを有する。
後羽根用第2駆動部材52の取付部52aは、後羽根用第2駆動部材52の正面側に厚く形成される。取付部52aは、内部に、圧縮ばね(図示せず)を介して鉄片部材54を取り付けるための部位である。鉄片部材54は、周知の構造によって、後羽根用電磁石72に保持されるように取付部52aに嵌装されている。
後羽根用第2駆動部材52の押動部52bは、後羽根用第1駆動部材51の被押動部51bに当接できるように、後羽根用第2駆動部材52の背面側の一部を隆起させることによって、形成された部位である。後羽根用第2駆動部材52が後羽根用駆動ばねの付勢力によって時計回りに回転する場合に、押動部52bは、被押動部51bに当接し、被押動部51bを押す。これにより、後羽根用第2駆動部材52は、後羽根用第1駆動部材51を伴って時計回りに回転する。
後羽根用第2駆動部材52の被係止部52cは、セット部材60の第2係止部60bに係止される部位である。セット部材60が時計回りに回転する場合に、被係止部52cは、第2係止部60bに摺接されながら押される。これにより、後羽根用第2駆動部材52は、後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転させられる。また、セット部材60が時計回りの回転を停止した場合に、被係止部52cは、第2係止部60bに係止される。これにより、後羽根用駆動ばねの付勢力による後羽根用第2駆動部材52の時計回りの回転が、抑止される。
セット部材60は、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52を、セット位置(露光動作開始前の位置)にセットするための部材である。セット部材60は、支軸11cに回転可能に取り付けられる。セット部材60は、付勢ばね(図示せず)によって、反時計回りに回転するように付勢されている。セット部材60は、第1係止部60aと第2係止部60bとを有する。
セット部材60は、図2等に示す初期位置(露光動作の完了状態における位置)から時計回りに回転することよって、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52をセット位置にセットするセット動作を行う。セット部材60は、撮像装置1の駆動機構(図示せず)の駆動力によって、時計回りに回転する。セット動作において、第1係止部60aが、先羽根用第2駆動部材42の被係止部42cを摺接しながら押すことによって、先羽根用第2駆動部材42を、反時計回りに回転させてセット位置にセットする。また、第2係止部60bが、後羽根用第2駆動部材52の被係止部52cを摺接しながら押すことによって、後羽根用第2駆動部材52を、反時計回りに回転させてセット位置にセットする。セット動作が終了すると、セット部材60は、撮像装置1の駆動機構に押圧される。これにより、図4等に示すように、セット部材60はセット位置に保持される。また、セット部材60は、撮像装置1の駆動機構による押圧が解除されると、付勢ばねの付勢力により反時計回りに回転し、セット位置から初期位置に戻る。先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52が先羽根用電磁石71および後羽根用電磁石72により保持された状態において、セット部材60がセット位置から初期位置に戻ることによって、第1係止部60aが先羽根用第2駆動部材42の被係止部42cから離脱する。また、第2係止部60bが後羽根用第2駆動部材52の被係止部52cから離脱する。これらにより、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52の時計回りの回転が、許容される。
セット部材60の第1係止部60aは、セット動作において、先羽根用第2駆動部材42の被係止部42cを係止する部位である。第1係止部60aは、セット部材60が時計回りに回転する場合に、被係止部42cを摺接しながら押す。これにより、第1係止部60aは、先羽根用第2駆動部材42を先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転させる。また、第1係止部60aは、セット部材60が時計回りの回転を停止した場合に、被係止部42cを係止することによって、先羽根用第2駆動部材42の時計回りの回転を抑止する。
セット部材60の第2係止部60bは、セット動作において、後羽根用第2駆動部材52の被係止部52cを係止する部位である。第2係止部60bは、セット部材60が時計回りに回転する場合に、被係止部52cを摺接しながら押す。これにより、第2係止部60bは、後羽根用第2駆動部材52を後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転させる。また、第2係止部60bは、セット部材60が時計回りの回転を停止した場合に、被係止部52cを係止することによって、後羽根用第2駆動部材52の時計回りの回転を抑止する。
先羽根用電磁石71は、先羽根用第2駆動部材42をセット位置に保持するための部材である。また、後羽根用電磁石72は、後羽根用第2駆動部材52をセット位置に保持するための部材である。先羽根用電磁石71と後羽根用電磁石72は、前述した支持板に設けられている。先羽根用電磁石71は、先羽根用第2駆動部材42の鉄片部材44に接触し、長孔10bの下端近傍において先羽根用第2駆動部材42を磁気的に保持する。また、後羽根用電磁石72は、後羽根用第2駆動部材52の鉄片部材54に接触し、長孔10cの下端近傍において後羽根用第2駆動部材52を磁気的に保持する。
先羽根用電磁石71は、略U字形の鉄芯部材、コイル(図示せず)等を有する。鉄芯部材は、2つの脚部の先端に磁極部を有する。コイルは、鉄芯部材の一方の脚部に嵌装されたボビンに巻回されている。
鉄芯部材は、コイルへの通電によって、励磁される。励磁された鉄芯部材には、磁気的吸引力が生じる。長孔10bの下端近傍(セット位置)にセットされた先羽根用第2駆動部材42の鉄片部材44は、鉄芯部材の磁気的吸引力によって、鉄芯部材に吸着される。これにより、先羽根用第2駆動部材42は、先羽根用駆動ばねの付勢力に抗してセット位置に保持される。一方、コイルへの通電の停止によって、先羽根用駆動ばねの付勢力による先羽根用第2駆動部材42の反時計回りの回転が、許容される。なお、図2〜図8では、鉄芯部材のみを先羽根用電磁石71として二点鎖線で示している。
後羽根用電磁石72は、先羽根用電磁石71と同様に、略U字形の鉄芯部材、コイル(図示せず)等を有する。
コイルへの通電によって、鉄芯部材には、磁気的吸引力が生じる。長孔10cの下端近傍(セット位置)にセットされた後羽根用第2駆動部材52の鉄片部材54は、鉄芯部材の磁気的吸引力によって、鉄芯部材に吸着される。これにより、後羽根用第2駆動部材52は、後羽根用駆動ばねの付勢力に抗してセット位置に保持される。一方、コイルへの通電の停止によって、後羽根用駆動ばねの付勢力による後羽根用第2駆動部材52の時計回りの回転が、許容される。なお、図2〜図8において、鉄芯部材のみを後羽根用電磁石72として二点鎖線で示している。
第1電磁アクチュエータ81は、先羽根用第1駆動部材41を駆動する駆動装置である。第1電磁アクチュエータ81は、図9Aに示すように、回転子81aとヨーク81cとコイル81dと駆動ギア81eと従動ギア81fとを有する。
第1電磁アクチュエータ81の回転子81aは、回転軸81bに挿通される円筒状の磁石から構成される。回転子81aには、N極およびS極が周方向に沿って交互に着磁されている。回転子81aは、コイル81dが形成する磁場の変化によって、回転軸81bを中心に回転する。
第1電磁アクチュエータ81のヨーク81cは、鉄等の磁性材料からU字状に形成されている。ヨーク81cは、一対の脚片部81ca,81cbと、一対の脚片部81ca,81cbを連結する連結部81ccとを有する。脚片部81ca,81cbのそれぞれの上端部の内面には、回転子81aの外周に対応する円弧状の凹部が形成されている。脚片部81caの凹部と脚片部81cbの凹部が、回転子81aの外周を囲むように構成されている。
第1電磁アクチュエータ81のコイル81dは、銅等の導電性材料から形成された巻き線により構成される。コイル81dは、ヨーク81cの一部(例えば、脚片部81cb)に巻装される。巻装されたコイル81dは、ヨーク81cを励磁する。2本の配線が、巻き線からコイル81dの外部に延出し、撮像装置1の制御装置5に接続されている。電流が制御装置5から配線を介してコイル81dに供給されることによって、ヨーク81cが励磁される。
第1電磁アクチュエータ81の駆動ギア81eは、回転子81aの回転を従動ギア81fに伝達するための扇形のギアである。駆動ギア81eは、回転子81aの外周部から径方向に突出するように設けられる。駆動ギア81eと回転子81aは、一体に回転する。また、駆動ギア81eと従動ギア81fは噛合している。したがって、駆動ギア81eは、回転子81aの回転を従動ギア81fに伝達できる。
第1電磁アクチュエータ81の従動ギア81fは、回転子81aの回転を先羽根用第1駆動部材41に伝達するための円形のギアである。従動ギア81fは、第1電磁アクチュエータ81内に設けられた支軸81gに、回転可能に取り付けられている。また、従動ギア81fと駆動ギア81eが噛合すると共に、従動ギア81fと先羽根用第1駆動部材41の係合部41aが噛合する。従動ギア81fは、回転子81aと一体に回転する駆動ギア81eの回転に従動して回転し、先羽根用第1駆動部材41の係合部41aに回転子81aの回転を伝達する。
第2電磁アクチュエータ82は、後羽根用第1駆動部材51を駆動する駆動装置である。第2電磁アクチュエータ82は、図9Bに示すように、回転子82aとヨーク82cとコイル82dと駆動ギア82eと従動ギア82fとを有する。第2電磁アクチュエータ82の各部の構成は、第1電磁アクチュエータ81と同様であるため、共通する部分についてはその説明を省略する。第2電磁アクチュエータ82の第1電磁アクチュエータ81と異なる部分についてのみ説明する。
回転子82aには、駆動ギア82eが設けられている。駆動ギア82eと回転子81aは、一体に回転する。また、駆動ギア82eと従動ギア82fは噛合している。したがって、駆動ギア82eは、回転子82aの回転を従動ギア82fに伝達する。従動ギア82fは、第2電磁アクチュエータ82内に設けられた支軸82gに回転可能に取り付けられる。従動ギア82fと駆動ギア82eが噛合すると共に、従動ギア82fと後羽根用第1駆動部材51の係合部51aが噛合する。従動ギア82fは、回転子82aと一体に回転する駆動ギア82eの回転に従動して回転し、後羽根用第1駆動部材51の係合部51aに回転子82aの回転を伝達する。
次に、フォーカルプレンシャッタ100の動作について説明する。本実施の形態では、フォーカルプレンシャッタ100は、2つの駆動モードを実行できる。1つは、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82のみを用いて、露光動作およびセット動作を行う第1駆動モードである。もう1つは、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82を補助的に用いて、露光動作およびセット動作を行う第2駆動モードである。
まず、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82のみを用いて、露光動作およびセット動作を行う第1駆動モードについて説明する。第1駆動モードでは、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52と、セット部材60とを用いない。したがって、先羽根用電磁石71および後羽根用電磁石72への通電によって、先羽根用第2駆動部材42と後羽根用第2駆動部材52のそれぞれを、先羽根用電磁石71と後羽根用電磁石72のそれぞれに保持することもない。
(ノーマリーオープン方式)
以下、図4〜図6を参照して、第1駆動モードにおけるノーマリーオープン方式の撮影について説明する。
(初期状態)
図4は、ノーマリーオープン方式の撮影における撮影開始前の初期状態を示す。図4に示すように、初期状態において、先羽根20と後羽根30は閉じている。したがって、シャッタ地板10の露光開口10aは、開放された状態にある。先羽根用第1駆動部材41は、駆動ピン41cが長孔10bの上端部に設けられた緩衝部材12に当接した状態にある。また、後羽根用第1駆動部材51は、駆動ピン51cが長孔10cの下端部に位置した状態にある。先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52は、セット部材60がセット位置に留まることによって、係止されている。したがって、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52の反時計回りの回転は、抑止された状態となっている。
(先羽根走行)
初期状態において、フォーカルプレンシャッタ100を備える撮像装置1のレリーズボタンが押下されると、撮像装置1の制御装置5は、第1電磁アクチュエータ81のコイル81dに、第1方向の電流を供給する。ここで、第1方向とは、第1電磁アクチュエータ81の回転子81aを反時計回りに回転させるために、コイル81dに流す電流方向である。
第1方向の電流がコイル81dに供給されると、コイル81dおよびヨーク81cが電磁石になる。そして、磁極が回転子81aの周囲に形成される。これにより、回転子81aと駆動ギア81eは、磁極間で生じる反発力又は吸引力によって、反時計回りに回転する。また、駆動ギア81eが反時計回りに回転することによって、駆動ギア81eと噛合する従動ギア81fは、時計回りに回転する。
従動ギア81fの時計回りの回転は、係合部41aを通じて先羽根用第1駆動部材41に伝達される。回転を伝達された先羽根用第1駆動部材41は、支軸11aを中心に反時計回りに回転する。これにより、図5に示すように、駆動ピン41cは、長孔10bの上端から下端に移動する。また、先羽根20の羽根21〜24は、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしながら下方向に移動し、露光開口10aを閉鎖する。以上により、先羽根走行は終了する。
(先羽根露光動作)
次に、制御装置5は、コイル81dに対する電流供給を停止すると共に、コイル81dに供給する電流方向を切り替える。すなわち、制御装置5は、コイル81dに第1方向とは反対の第2方向の電流を供給する。ここで、第2方向とは、第1電磁アクチュエータ81の回転子81aを時計回りに回転させるために、コイル81dに流す電流方向である。
これにより、回転子81aと駆動ギア81eは、時計回りに回転する。また、駆動ギア81eが時計回りに回転することによって、従動ギア81fは、反時計回りに回転する。
従動ギア81fの反時計回りの回転は、係合部41aを通じて先羽根用第1駆動部材41に伝達される。回転を伝達された先羽根用第1駆動部材41は、支軸11aを中心に時計回りに回転する。これにより、図4に示すように、駆動ピン41cは、長孔10bの下端から上端に移動する。また、先羽根20の羽根21〜24は、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしながら上方向に移動し、露光開口10aを開放する。以上により、先羽根露光動作は終了する。
(後羽根露光動作)
続いて、コイル81dに対する第2方向の電流供給の開始から所定時間経過後、制御装置5は、第2電磁アクチュエータ82のコイル82dに第2方向の電流を供給する。これにより、回転子82aと駆動ギア82eは時計回りに回転する。また、駆動ギア82eが時計回りに回転することによって、従動ギア82fは、反時計回りに回転する。
従動ギア82fの反時計回りの回転は、係合部51aを通じて後羽根用第1駆動部材51に伝達される。回転を伝達された後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bを中心に時計回りに回転する。これにより、図6に示すように、駆動ピン51cは、長孔10cの下端から上端に移動する。また、後羽根30の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしながら上方向に移動し、露光開口10aを閉鎖する。以上により、後羽根露光動作は終了する。
(セット動作)
先羽根露光動作の開始から後羽根露光動作の終了までの間に、撮像装置1の撮像素子3によって、被写体像が撮像される。後羽根露光動作が終了すると、次の撮影に備えるために、後羽根用第1駆動部材51のセット動作が行われる。制御装置5は、第2電磁アクチュエータ82のコイル82dへの電流供給を停止すると共に、コイル82dに供給する電流方向を切り替える。すなわち、制御装置5は、コイル82dに第1方向の電流を供給する。これにより、回転子82aと駆動ギア82eは反時計回りに回転する。また、駆動ギア82eが反時計回りに回転することによって、従動ギア82fは、時計回りに回転する。
従動ギア81fの時計回りの回転は、係合部51aを通じて後羽根用第1駆動部材51に伝達される。回転を伝達された後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bを中心に反時計回りに回転する。これにより、駆動ピン51cは、長孔10bの上端から下端に移動する。また、後羽根30の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしながら下方向に移動し、露光開口10aを開放する。以上により、セット動作が終了し、フォーカルプレンシャッタ100は、図4に示す、ノーマリーオープン方式の撮影における初期状態に戻る。
(ノーマリークローズ方式)
以下、図4〜図6を参照して、第1駆動モードにおけるノーマリークローズ方式の撮影について説明する。
(初期状態)
図5は、ノーマリークローズ方式の撮影における撮影開始前の初期状態を示す。図5に示すように、初期状態において、先羽根20は広がっており、後羽根30は閉じている。したがって、シャッタ地板10の露光開口10aは、閉鎖された状態にある。先羽根用第1駆動部材41は、駆動ピン41cが長孔10bの下端部に位置した状態にある。また、後羽根用第1駆動部材51は、駆動ピン51cが長孔10cの下端部に位置した状態にある。先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52は、セット部材60がセット位置に留まることによって、係止されている。したがって、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52の反時計回りの回転は、抑止された状態となっている。
(先羽根露光動作)
初期状態において、フォーカルプレンシャッタ100を備える撮像装置1のレリーズボタンが押下されると、撮像装置1の制御装置5は、第1電磁アクチュエータ81のコイル81dに、第2方向の電流を供給する。これにより、回転子81aと駆動ギア81eは時計回りに回転する。また、駆動ギア81eが時計回りに回転することよって、従動ギア81fは、反時計回りに回転する。
従動ギア81fの反時計回りの回転は、係合部41aを通じて先羽根用第1駆動部材41に伝達される。回転を伝達された先羽根用第1駆動部材41は、支軸11aを中心に時計回りに回転する。これにより、図4に示すように、駆動ピン41cは、長孔10bの下端から上端に移動する。また、先羽根20の羽根21〜24は、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしながら上方向に移動し、露光開口10aを開放する。以上により、先羽根露光動作は終了する。
(後羽根露光動作)
続いて、コイル81dに対する第2方向の電流供給の開始から所定時間経過後、制御装置5は、第2電磁アクチュエータ82のコイル82dに第2方向の電流を供給する。これにより、回転子82aと駆動ギア82eは時計回りに回転する。また、駆動ギア82eが時計回りに回転することによって、従動ギア82fは、反時計回りに回転する。
従動ギア82fの反時計回りの回転は、係合部51aを通じて後羽根用第1駆動部材51に伝達される。回転を伝達された後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bを中心に時計回りに回転する。これにより、図6に示すように、駆動ピン51cは、長孔10cの下端から上端に移動する。また、後羽根30の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしながら上方向に移動し、露光開口10aを閉鎖する。以上により、後羽根露光動作は終了する。
(セット動作)
先羽根露光動作の開始から後羽根露光動作の終了までの間に、撮像装置1の撮像素子3によって、被写体像が撮像される。後羽根露光動作が終了すると、次の撮影に備えるために、先羽根用第1駆動部材41と後羽根用第1駆動部材51のセット動作が行われる。制御装置5は、コイル82dへの電流供給を停止すると共に、コイル82dに供給する電流方向を切り替える。すなわち、制御装置5は、コイル82dに第1方向の電流を供給する。これにより、回転子82aと駆動ギア82eは反時計回りに回転する。また、駆動ギア82eが反時計回りに回転することによって、従動ギア82fは、時計回りに回転する。
従動ギア82fの時計回りの回転は、係合部51aを通じて後羽根用第1駆動部材51に伝達される。回転を伝達された後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bを中心に反時計回りに回転する。これにより、駆動ピン51cは、長孔10cの上端から下端に移動する。また、後羽根30の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしながら下方向に移動する。
一方、制御装置5は、第1電磁アクチュエータ81のコイル81dに、第1方向の電流を供給する。第1方向の電流がコイル81dに供給されると、回転子81aと駆動ギア81eは、反時計回りに回転する。また、駆動ギア81eが反時計回りに回転することによって、従動ギア81fは時計回りに回転し、先羽根用第1駆動部材41は支軸11aを中心に反時計回りに回転する。そして、駆動ピン41cが、長孔10bの上端から下端に移動する。また、先羽根20の羽根21〜24が、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしながら下方向に移動し、露光開口10aを閉鎖する。以上により、セット動作は終了し、フォーカルプレンシャッタ100は、図5に示す、ノーマリークローズ方式の撮影における初期状態に戻る。
(先幕電子シャッタ方式)
次に、図4、図6を参照して、第1駆動モードにおける先幕電子シャッタ方式の撮影について説明する。先幕電子シャッタ方式では、先羽根20および後羽根30が露光開口10aを開放した状態で、撮像装置1の制御装置5が、撮像素子3を制御することによって、撮像素子3に先羽根露光動作に対応する露光動作を実行させる。そして、後羽根30が露光開口10aを閉鎖する。
(初期状態)
図4は、先幕シャッタ方式の撮影における撮影開始前の初期状態を示す図である。図4に示すように、初期状態において、先羽根20と後羽根30が閉じている。したがって、シャッタ地板10の露光開口10aが開放された状態にある。先羽根用第1駆動部材41は、駆動ピン41cが長孔10bの上端部に設けられた緩衝部材12に当接した状態にある。後羽根用第1駆動部材51は、駆動ピン51cが長孔10cの下端部に位置した状態にある。また、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52は、セット部材60がセット位置に留まることによって、係止されている。したがって、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52の反時計回りの回転は、抑止された状態となっている。
(露光動作)
初期状態において、フォーカルプレンシャッタ100を備える撮像装置1のレリーズボタンが押下されると、撮像装置1の撮像素子3は、制御装置5の制御によって、先羽根露光動作に対応する露光動作を実行する。これにより、被写体像が撮像される。
被写体の明るさに応じた所定時間が経過すると、制御装置5は、第2電磁アクチュエータ82のコイル82dに第2方向の電流を供給する。これにより、回転子82aと駆動ギア82eは時計回りに回転する。また、駆動ギア82eが時計回りに回転することによって、従動ギア82fは、反時計回りに回転する。
従動ギア82fの反時計回りの回転は、係合部51aを通じて後羽根用第1駆動部材51に伝達される。回転を伝達された後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bを中心に時計回りに回転する。これにより、図6に示すように、駆動ピン51cは、長孔10cの下端から上端に移動する。また、後羽根30の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしながら上方向に移動し、露光開口10aを閉鎖する。以上により、露光動作は終了する。
(セット動作)
後羽根露光動作が終了すると、次の撮影に備えるために、後羽根用第1駆動部材51のセット動作が行われる。制御装置5は、コイル82dに第1方向の電流を供給する。これにより、回転子82aと駆動ギア82eは反時計回りに回転する。また、駆動ギア82eが反時計回りに回転することによって、従動ギア82fは、時計回りに回転する。
従動ギア82fの時計回りの回転は、係合部51aを通じて後羽根用第1駆動部材51に伝達される。回転を伝達された後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bを中心に反時計回りに回転する。これにより、駆動ピン51cは、長孔10cの上端から下端に移動する。また、後羽根30の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしながら下方向に移動し、露光開口10aを開放する。以上により、セット動作は終了し、フォーカルプレンシャッタ100は、図4に示す、先幕シャッタ方式の撮影における初期状態に戻る。
次に、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82を補助的に用いる第2駆動モードについて説明する。第2駆動モードでは、フォーカルプレンシャッタ100は、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52を用いて、露光動作を行う。フォーカルプレンシャッタ100は、セット部材60を用いて、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52をセット位置にセットする(セット動作)。フォーカルプレンシャッタ100は、露光動作およびセット動作において、先羽根用第2駆動部材42と後羽根用第2駆動部材52とセット部材60の動作に連動するように、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82によって、先羽根用第1駆動部材41および後羽根用第1駆動部材51を駆動する。
以下、図2、図3、図7、図8を参照して、第2駆動モードの動作について、ノーマリークローズ方式の撮影を代表にして説明する。
(露光動作終了)
図3は、ノーマリークローズ方式の撮影における露光動作の終了時の状態を示す図である。図3に示すように、露光動作の終了時において、先羽根20は閉じており、後羽根30は広がっている。したがって、シャッタ地板10の露光開口10aは閉鎖された状態にある。先羽根用第1駆動部材41は、駆動ピン41cが緩衝部材12に当接した状態で、長孔10bの上端部に位置する。後羽根用第1駆動部材51は、駆動ピン51cが緩衝部材13に当接した状態で、長孔10cの上端部に位置する。先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52の反時計回りの回転は、停止された状態となっている。
(セット動作)
セット部材60は、次の撮影に備えるために、先羽根用第2駆動部材42と後羽根用第2駆動部材52に駆動力を付与し(チャージ)、先羽根用第2駆動部材42と後羽根用第2駆動部材52を係止するセット動作を行う。セット部材60は、図7に示すように、駆動機構によって時計回りに回転する。この場合、セット部材60の第1係止部60aが、先羽根用第2駆動部材42の被係止部42cを押す。また、セット部材60の第2係止部60bが後羽根用第2駆動部材52の被係止部52cを押す。これにより、先羽根用第2駆動部材42は、先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転する。また、後羽根用第2駆動部材52は、後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転する。セット部材60は、セット位置に到達すると、駆動機構によって、反時計回りの回転を停止される。そして、セット部材60は、駆動機構によって、セット位置に保持される。この場合、セット部材60の第1係止部60aが、先羽根用第2駆動部材42の被係止部42cを係止する。また、セット部材60の第2係止部60bが、後羽根用第2駆動部材52の被係止部52cを係止する。このように、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52は、先羽根20および後羽根30を動作させるための駆動力が与えられた状態で、セット位置にセットされる。
また、制御装置5が、第1電磁アクチュエータ81のコイル81dに、第1方向の電流を供給する。第1方向の電流がコイル81dに供給されると、回転子81aと駆動ギア81eは、反時計回りに回転する。また、駆動ギア81eが反時計回りに回転することによって、従動ギア81fは時計回りに回転し、先羽根用第1駆動部材41は支軸11aを中心に反時計回りに回転する。そして、駆動ピン41cが、長孔10bの上端から下端に移動する。また、先羽根20の羽根21〜24が、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしながら下方向に移動する。これにより、図7に示すように、先羽根20は広がった状態となる。以上により、セット動作は終了する。そして、フォーカルプレンシャッタ100を備える撮像装置1のレリーズボタンが押下されるまで、フォーカルプレンシャッタ100は、セット動作が終了した状態で待機している(待機状態)。
(撮影開始)
(先羽根用第2駆動部材および後羽根用第2駆動部材の保持)
撮像装置1のレリーズボタンが押下されると、先羽根用電磁石71および後羽根用電磁石72への通電が、開始される。これにより、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52は、先羽根用電磁石71および後羽根用電磁石72によって、保持される。以上により、先羽根用第2駆動部材および後羽根用第2駆動部材の保持は、終了する。
(セット部材の退避)
先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52が、先羽根用電磁石71および後羽根用電磁石72に保持されると、駆動機構はセット部材60の保持を解除する。駆動機構による保持が解除されると、セット部材60は、図8に示すように、付勢ばねの付勢力によって、反時計回りに回転し、セット位置から初期位置へ退避する。これにより、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52の係止が解除される。この場合、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52は、先羽根用電磁石71および後羽根用電磁石72に保持されているため、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52の反時計回りの回転は、抑止されている。以上により、セット部材の退避は終了する。
(後羽根走行)
次に、制御装置5は、第2電磁アクチュエータ82のコイル82dに第1方向の電流を供給する。これにより、回転子82aと駆動ギア82eは反時計回りに回転する。また、駆動ギア82eが反時計回りに回転することによって、従動ギア82fは、時計回りに回転する。
従動ギア82fの時計回りの回転は、係合部51aを通じて後羽根用第1駆動部材51に伝達される。回転を伝達された後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bを中心に反時計回りに回転する。
これにより、図2に示すように、駆動ピン51cは、長孔10cの上端から下端に移動する。また、後羽根30の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしながら下方向に移動する。以上により、後羽根走行は終了する。
(先羽根露光動作)
次に、制御装置5は、第1電磁アクチュエータ81のコイル81dに第2方向の電流を供給する。これにより、先羽根用第1駆動部材41は、支軸11aを中心に時計回りに回転する。
また、第1電磁アクチュエータ81による先羽根用第1駆動部材41の時計回りの回転の開始とほぼ同時に、先羽根用電磁石71への通電が停止される。先羽根用電磁石71への通電が停止されると、先羽根用第2駆動部材42に対する磁気的吸引力が失われるために、先羽根用第2駆動部材42の時計回りの回転の抑止が、解除される。これにより、先羽根用第2駆動部材42は、先羽根用駆動ばねの付勢力によって、支軸11aを中心とした時計回りの回転を開始する。そして、先羽根用第2駆動部材42の押動部42bが、先羽根用第1駆動部材41の被押動部41bを押すことによって、先羽根用第2駆動部材42は、先羽根用第1駆動部材41を伴って回転する。
このように、先羽根用第1駆動部材41が、先羽根用第2駆動部材42とほぼ同時に時計回りの回転を開始する。したがって、先羽根用第2駆動部材42は、回転子81aのディテントトルクのよる回転抑止の影響を受けることなく、先羽根用第1駆動部材41を伴って時計回りに回転できる。また、第1電磁アクチュエータ81は、先羽根用第1駆動部材41を、先羽根用第2駆動部材42と同じ方向に回転させる。したがって、第1電磁アクチュエータ81は、先羽根用第1駆動部材41を押す先羽根用第2駆動部材42の回転を、アシストできる。
先羽根用第1駆動部材41を伴う先羽根用第2駆動部材42の回転によって、駆動ピン41cは、長孔10bの下端から上端に移動する。また、先羽根20の羽根21〜24は、隣接する羽根同士の重なり量を大きくしながら上方向に移動し、露光開口10aを開放する。以上により、先羽根露光動作は終了する。
(後羽根露光動作)
先羽根用電磁石71への通電の停止から所定時間経過後、制御装置5は、第2電磁アクチュエータ82のコイル82dに第2方向の電流を供給する。これにより、後羽根用第1駆動部材51は、支軸11bを中心に時計回りに回転する。
また、第2電磁アクチュエータ82による後羽根用第1駆動部材51の時計回りの回転の開始とほぼ同時に、後羽根用電磁石72への通電が停止される。後羽根用電磁石72への通電が停止されると、後羽根用第2駆動部材52に対する磁気的吸引力が失われるために、後羽根用第2駆動部材52の時計回りの回転の抑止が、解除される。これにより、後羽根用第2駆動部材52は、後羽根用駆動ばねの付勢力によって、支軸11bを中心とした時計回りの回転を開始する。そして、後羽根用第2駆動部材52の押動部52bが、後羽根用第1駆動部材51の被押動部51bを押すことによって、後羽根用第2駆動部材52は、後羽根用第1駆動部材51を伴って回転する。
このように、後羽根用第1駆動部材51が、後羽根用第2駆動部材52とほぼ同時に時計回りの回転を開始する。したがって、後羽根用第2駆動部材52は、回転子82aのディテントトルクのよる回転抑止の影響を受けることなく、後羽根用第1駆動部材51を伴って時計回りに回転できる。また、第2電磁アクチュエータ82は、後羽根用第1駆動部材51を、後羽根用第2駆動部材52と同じ方向に回転させる。したがって、第2電磁アクチュエータ82は、後羽根用第1駆動部材51を押す後羽根用第2駆動部材52の回転を、アシストできる。
後羽根用第1駆動部材51を伴う後羽根用第2駆動部材52の回転によって、図3に示すように、駆動ピン51cは、長孔10cの下端から上端に移動する。また、後羽根30の羽根31〜34は、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしながら上方向に移動し、露光開口10aを閉鎖する。以上により、後羽根露光動作は終了し、フォーカルプレンシャッタ100は、図3に示す、ノーマリークローズ方式の撮影における露光動作の終了時の状態に戻る。先羽根露光動作の開始から後羽根露光動作の終了までの間に、撮像装置1の撮像素子3によって、被写体像が撮像される。
以上説明したように、本実施の形態に係るフォーカルプレンシャッタ100は、先羽根20に連結された先羽根用第1駆動部材41を駆動する第1電磁アクチュエータ81、および、後羽根30に連結された後羽根用第1駆動部材51を駆動する第2電磁アクチュエータ82を備える。フォーカルプレンシャッタ100は、ノーマリーオープン方式とノーマリークローズ方式と先幕電子シャッタ方式の撮影を行うことができる。フォーカルプレンシャッタ100は、第1駆動モードにおいて、先羽根20に連結された先羽根用第1駆動部材41を従動回転させる先羽根用第2駆動部材42を用いない。したがって、フォーカルプレンシャッタ100の第1駆動モードでは、従来のフォーカルプレンシャッタの第1駆動部材に設けられているセットばねの付勢力に抗して先羽根用第1駆動部材41を回転させるために、先羽根用駆動ばねを強くする必要がない。また、シャッタ性能を向上させるために、先羽根用駆動ばねを強くする必要もない。さらに、先羽根用第2駆動部材42を保持する先羽根用電磁石71の吸着力を強くする必要もない。後羽根用第2駆動部材52も用いられないため、先羽根用駆動ばねと同様に、後羽根用駆動ばねを強くする必要がない。後羽根用電磁石72の吸着力を強くする必要もない。
また、ノーマリーオープン方式の先羽根走行において、フォーカルプレンシャッタ100は、従来のフォーカルプレンシャッタのセットばねの付勢力より強い駆動力を有する第1電磁アクチュエータ81によって、先羽根20を移動させる。したがって、フォーカルプレンシャッタ100は、レリーズボタンの押下から先羽根露光動作までの時間(タイムラグ)を短くし、シャッタ性能を向上できる。さらに、第1駆動モードでは、セット部材60によるセット動作が実行されない。したがって、フォーカルプレンシャッタ100は、第1モードにおいて、セット部材60による駆動力のチャージ、セット部材60の退避動作等を省くことができ、シャッタ性能を向上できる。これらにより、フォーカルプレンシャッタ100は、フォーカルプレンシャッタ100を備える撮像装置1の連写速度を高速化できる。さらに、フォーカルプレンシャッタ100は、フォーカルプレンシャッタ100を備える撮像装置1のレリーズタイムラグを短縮できる。
フォーカルプレンシャッタ100は、第2駆動モードの露光動作において、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82によって、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52の回転に合わせて、先羽根用第1駆動部材41および後羽根用第1駆動部材51を回転させる。これにより、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82は、先羽根20および後羽根30の初動負荷を低減すると共に、先羽根20および後羽根30の移動をアシストできる。また、フォーカルプレンシャッタ100は、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82のアシストによって、先羽根用第2駆動部材42および後羽根用第2駆動部材52をより高速に移動させることができ、先羽根20および後羽根30の移動速度をより速くできる。
第1駆動モードと同様に、フォーカルプレンシャッタ100は、従来のセットばねの付勢力より強い駆動力を有する第1電磁アクチュエータ81によって、先羽根20を移動させることができる。したがって、フォーカルプレンシャッタ100は、第2駆動モードのノーマリーオープン方式において、レリーズボタンの押下から先羽根露光動作までの時間(タイムラグ)を短くできる。また、フォーカルプレンシャッタ100は、従来のフォーカルプレンシャッタに設けられているセットばねを備えておらず、セットばねの付勢力に抗するために先羽根用駆動ばねと後羽根用駆動ばねを強くする必要がない。したがって、フォーカルプレンシャッタ100は、セット部材60の回転によって、先羽根用第2駆動部材42と後羽根用第2駆動部材52とをより高速で回転させて、高速での先羽根用第2駆動部材42と後羽根用第2駆動部材52への駆動力の付与(高速チャージ)を実現できる。さらに、ノーマリークローズ方式のセット動作において、フォーカルプレンシャッタ100は、第1電磁アクチュエータ81の強い駆動力によって、先羽根用第1駆動部材41を、高速で回転する先羽根用第2駆動部材42に追随させることができるので、セット部材60の回転によって、先羽根用第2駆動部材42をより高速で回転させて、先羽根用第2駆動部材42の高速チャージを実現できる。
従来のフォーカルプレンシャッタでは、ノーマリークローズ方式の待機状態からノーマリーオープン方式又は先幕電子シャッタ方式に切り替える場合に、駆動ばねの付勢力によって、第1駆動部材を第2駆動部材と共に、セットばねの付勢方向と反対方向に回転させて、先羽根に露光開口を開放させた後、再び、セット動作により第2駆動部材に駆動力を付与しなければならない。本実施の形態では、フォーカルプレンシャッタ100は、第1電磁アクチュエータ81により先羽根20を駆動し、露光開口10aを開放できるので、セット動作を行うことなく、容易に、速く、ノーマリークローズ方式からノーマリーオープン方式又は先幕電子シャッタ方式に切り替えることができる。
以上のように、フォーカルプレンシャッタ100は、第2駆動モードにおいても、駆動ばねの付勢力と先羽根用電磁石71および後羽根用電磁石72の吸着力とを強くすることなく、シャッタ性能を向上できる。さらに、フォーカルプレンシャッタ100は、フォーカルプレンシャッタ100を備える撮像装置1のシャッタ速度、連写速度等を高速化できる。
本実施の形態では、第1電磁アクチュエータ81の駆動力を先羽根用第1駆動部材41に伝達するために、第1電磁アクチュエータ81の回転子81aと先羽根用第1駆動部材41が、駆動ギア81eおよび従動ギア81fを介して連結されている。しかし、第1電磁アクチュエータ81の駆動力が、先羽根用第1駆動部材41に、直接的に伝達されてもよい。例えば、第1電磁アクチュエータ81の回転子81aと一体に回転するアームが設けられ、アームと先羽根用第1駆動部材41が連結されてもよい。また、第2電磁アクチュエータ82の駆動力が、後羽根用第1駆動部材51に、直接的に伝達されてもよい。
さらに、第1電磁アクチュエータ81および第2電磁アクチュエータ82は、先羽根20および後羽根30の制動をアシストしてもよい。例えば、先羽根用第1駆動部材41の時計回りの回転によって、先羽根用第1駆動部材41の駆動ピン41cが緩衝部材12に達する直前に、第1電磁アクチュエータ81は回転子81aを反時計回りに回転させる。これにより、反時計回りの方向の力が、駆動ギア81eと従動ギア81fを介して、先羽根用第1駆動部材41に掛かるので、第1電磁アクチュエータ81は、先羽根用第1駆動部材41の時計回りの回転により上方に移動する先羽根20を制動できる。
(実施の形態2)
図1、図10、図11を参照して、本発明の本実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタ200とフォーカルプレンシャッタ200を備える撮像装置1について、説明する。
フォーカルプレンシャッタ200は、図10に示すように、実施の形態1のフォーカルプレンシャッタ100の従動ギア81f,82fに代えて、従動ギア281f,282fを備える。また、フォーカルプレンシャッタ200は、従動ギア281fの回転位置を検出する位置センサ211と、従動ギア282fの回転位置を検出する位置センサ212とを備える。その他の構成は、実施の形態1のフォーカルプレンシャッタ100と同様である。
また、図1に示すように、フォーカルプレンシャッタ200は、フォーカルプレンシャッタ100の代わりに、撮像装置1に設けられる。本実施の形態において、撮像装置1の制御部7は、位置センサ211が検出した従動ギア281fの回転位置に基づいて先羽根20の移動速度を制御し、位置センサ212が検出した従動ギア282fの回転位置に基づいて後羽根30の移動速度を制御する。
フォーカルプレンシャッタ200の従動ギア281fは、図10、図11に示すように、被写体側の面に複数の凸部291を有する円形のギアから構成される。複数の凸部291は、従動ギア281fの周方向に沿って、所定の間隔で設けられている。
従動ギア281fは、フォーカルプレンシャッタ100の従動ギア81fと同様に、第1電磁アクチュエータ81の支軸81gに回転可能に取り付けられている。また、従動ギア281fと駆動ギア81eと、従動ギア281fと先羽根用第1駆動部材41の係合部41aは、噛合している。従動ギア281fは、第1電磁アクチュエータ81の回転子81aの回転を先羽根用第1駆動部材41に伝達する。
フォーカルプレンシャッタ200の従動ギア282fは、従動ギア281fと同様に、被写体側の面に複数の凸部292を有する円形のギアから構成される。複数の凸部292は、従動ギア282fの周方向に沿って設けられている。従動ギア282fは、フォーカルプレンシャッタ100の従動ギア82fと同様に、第2電磁アクチュエータ82の支軸82gに回転可能に取り付けられている。また、従動ギア282fと駆動ギア82eと、従動ギア282fと後羽根用第1駆動部材51の係合部51aは、噛合している。従動ギア282fは、第2電磁アクチュエータ82の回転子82aの回転を後羽根用第1駆動部材51に伝達する。
フォーカルプレンシャッタ200の位置センサ211は、従動ギア281fの回転位置を検出する。位置センサ211は、例えば、透過型のフォトインタラプタから構成される。本実施の形態では、位置センサ211は、従動ギア281fの凸部291による検出光の遮蔽又は通過から、従動ギア281fの回転位置を検出する。位置センサ211は、先羽根用電磁石71と同様に、フォーカルプレンシャッタ200の支持板に設けられる。
フォーカルプレンシャッタ200の位置センサ212は、従動ギア282fの回転位置を検出する。位置センサ212は、位置センサ211と同様に、透過型のフォトインタラプタから構成される。位置センサ212は、従動ギア282fの凸部292による検出光の遮蔽又は通過から、従動ギア282fの回転位置を検出する。位置センサ212は、支持板に設けられる。
位置センサ211と位置センサ212は、検出光の遮蔽を表す信号と検出光の透過を表す信号とを撮像装置1の制御部7に送信する。
次に、先羽根20を例に、撮像装置1の制御部7による先羽根20と後羽根30の移動速度の制御について、説明する。
従来のフォーカルプレンシャッタでは、羽根部材、駆動部材を付勢する駆動ばね、羽根部材を制動する部材等の経時変化によって、羽根部材の移動速度が経時変化するおそれがある。羽根部材の移動速度が変化すると、羽根部材は、ユーザが設定した撮像装置のシャッタ速度、コマ速度等に対応した移動速度で、移動できなくなる。これにより、従来のフォーカルプレンシャッタを備えた撮像装置では、ユーザが望む被写体像を撮像することが困難になる。
本実施の形態の撮像装置1では、制御部7が先羽根20の移動速度を制御する。具体的には、まず、位置センサ211は、先羽根20の露光動作(先羽根露光動作)において、従動ギア281fの凸部291による、検出光の遮蔽を表す信号と検出光の透過を表す信号を制御部7へ送信する。
次に、制御部7は、受信した信号とタイマにより計測した時間とから、例えば、先羽根20の初動区間における先羽根20の移動速度を求める。先羽根20の初動区間は、例えば、先羽根露光動作において先羽根20が移動する全区間のうちの、最初の1/5の区間である。また、従動ギア281fと先羽根20に連結している先羽根用第1駆動部材41の係合部41aとが噛合しているので、制御部7は、従動ギア281fの回転位置、すなわち検出光の遮蔽を表す信号と検出光の透過を表す信号とから、先羽根20の位置(例えば、初動区間内に位置するか否か)を得ることができる。
制御部7は、求められた初動区間における先羽根20の移動速度と、メモリに予め記憶されている初動区間における先羽根20の移動速度とを比較する。制御部7は、求められた先羽根20の移動速度と記憶されている先羽根20の移動速度との差が所定の値より大きい場合、電源部9を介して、初動区間において第1電磁アクチュエータ81へ供給される電流の量を増減する。これにより、制御部7は、初動区間における先羽根20の移動速度を制御できる。例えば、求められた先羽根20の移動速度が予め記憶されている先羽根20の移動速度よりも遅い場合、制御部7は、移動速度の差に応じて、初動区間において第1電磁アクチュエータ81へ供給される電流の量を増やす。これにより、制御部7は、初動区間における先羽根20の移動速度を速くできる。
なお、制御部7は、先羽根20と同様に、初動区間における後羽根30の移動速度も制御できる。
以上のように、本実施の形態のフォーカルプレンシャッタ200では、位置センサ211が検出した従動ギア281fの回転位置と位置センサ212が検出した従動ギア282fの回転位置に基づいて、先羽根20と後羽根30の移動速度を制御でき、シャッタ性能を向上させることができる。また、フォーカルプレンシャッタ200は、実施の形態1のフォーカルプレンシャッタ100と同様に、第1電磁アクチュエータ81と第2電磁アクチュエータ82とを備える。したがって、フォーカルプレンシャッタ200は、フォーカルプレンシャッタ100と同様に、駆動ばねの付勢力と先羽根用電磁石71および後羽根用電磁石72の吸着力とを強くすることなく、シャッタ性能を向上できる。
さらに、本実施の形態の撮像装置1の制御部7は、先羽根20と後羽根30の移動速度を制御できる。これにより、撮像装置1は、ユーザが設定したシャッタ速度、コマ速度等に対応した移動速度で、先羽根20と後羽根30を移動させることができる。
本実施の形態では、制御部7は、初動区間における先羽根20と後羽根30の移動速度を制御したが、制御部7は、先羽根20と後羽根30が移動する全区間の移動速度を制御してもよい。例えば、先羽根20のセット位置に対応する回転位置において位置センサ211の検出光を遮蔽する凸部291と、先羽根20の露光動作終了時の位置に対応する回転位置において位置センサ211の検出光を遮蔽する凸部291とが、従動ギア281fに設けられる。この場合、制御部7は、検出光の遮蔽を表す信号とタイマにより計測した時間とから、先羽根20が移動する全区間の移動速度を求めることができる。したがって、制御部7は、求められた全区間の移動速度に基づいて、第1電磁アクチュエータ81へ供給される電流の量を増減し、先羽根20が移動する全区間の移動速度を制御できる。
さらに、制御部7は、露光動作を終了する直前の区間(例えば、全区間のうちの最後の1/10の区間)における先羽根20と後羽根30の移動速度を制御してもよい。
従動ギア281f,282fに設けられる凸部291,292の数は、任意である。また、位置センサ211,212は、透過型のフォトインタラプタに限られない。位置センサ211,212は、例えば、反射型フォトセンサであってもよい。位置センサ211,212が反射型フォトセンサから構成される場合、従動ギア281f,282fには、凸部291,292に代えて、反射層が設けられる。さらに、位置センサ211,212は、駆動ギア81e、82eの回転位置を検出してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2017年3月31日に出願された日本国特許出願特願2017−071949号に基づく。本明細書中に、日本国特許出願特願2017−071949号の明細書、特許請求の範囲、及び図面全体を参照として取り込むものとする。
1 撮像装置
3 撮像素子
5 制御装置
7 制御部
9 電源部
10 シャッタ地板
10a 露光開口
10b,10c 長孔
11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g 支軸
12、13 緩衝部材
20 先羽根
21,22,23,24,31,32,33,34 羽根
25,26,35,36 アーム
30 後羽根
41 先羽根用第1駆動部材
41a,51a 係合部
41b,51b 被押動部
41c,51c 駆動ピン
42 先羽根用第2駆動部材
42a,52a 取付部
42b,52b 押動部
42c,52c 被係止部
44,54 鉄片部材
51 後羽根用第1駆動部材
52 後羽根用第2駆動部材
60 セット部材
60a 第1係止部
60b 第2係止部
71 先羽根用電磁石
72 後羽根用電磁石
81 第1電磁アクチュエータ
81a,82a 回転子
81b,82b 回転軸
81c,82c ヨーク
81ca,81cb 脚片部
81cc 連結部
81d,82d コイル
81e,82e 駆動ギア
81f,82f 従動ギア
81g,82g 支軸
82 第2電磁アクチュエータ
100,200 フォーカルプレンシャッタ
211,212 位置センサ
281f,282f 従動ギア
291,292 凸部

Claims (7)

  1. 地板に形成された露光開口を開閉する羽根部材と、
    前記羽根部材に連結された第1駆動部材と、
    前記第1駆動部材を駆動する電磁アクチュエータと、を備える、
    フォーカルプレンシャッタ。
  2. 駆動ばねの付勢力により、前記第1駆動部材を伴って回転する第2駆動部材と、
    前記駆動ばねの付勢力に抗して、前記第2駆動部材を露光動作の開始位置にセットするセット部材と、を更に備える、
    請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記電磁アクチュエータは、前記第1駆動部材を、前記第2駆動部材および前記セット部材の動作と連動するように駆動する、
    請求項2に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記電磁アクチュエータは、少なくとも1つのギアを介して前記第1駆動部材と連結される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記少なくとも1つのギアの回転位置を検出する位置センサを、備える、
    請求項4に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタを備える、
    撮像装置。
  7. 請求項5に記載のフォーカルプレンシャッタと、
    前記位置センサにより検出された前記回転位置に基づいて、前記羽根部材の移動速度を制御する制御部と、を備える、
    撮像装置。
JP2019510233A 2017-03-31 2018-03-30 フォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置 Active JP7038108B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017071949 2017-03-31
JP2017071949 2017-03-31
PCT/JP2018/013565 WO2018181879A1 (ja) 2017-03-31 2018-03-30 フォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018181879A1 true JPWO2018181879A1 (ja) 2020-02-13
JP7038108B2 JP7038108B2 (ja) 2022-03-17

Family

ID=63678045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019510233A Active JP7038108B2 (ja) 2017-03-31 2018-03-30 フォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20200050078A1 (ja)
JP (1) JP7038108B2 (ja)
WO (1) WO2018181879A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114967283A (zh) * 2021-06-29 2022-08-30 佳能株式会社 快门装置和摄像设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56138728A (en) * 1980-03-31 1981-10-29 Isao Matsui Focal plane shutter
JPH0659313A (ja) * 1992-08-10 1994-03-04 Canon Inc シャッタ
JP2013130652A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Seiko Precision Inc フォーカルプレーンシャッタ及びそれを備えた光学機器
JP2014191225A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Seiko Precision Inc 撮像装置及びフォーカルプレーンシャッタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56138728A (en) * 1980-03-31 1981-10-29 Isao Matsui Focal plane shutter
JPH0659313A (ja) * 1992-08-10 1994-03-04 Canon Inc シャッタ
JP2013130652A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Seiko Precision Inc フォーカルプレーンシャッタ及びそれを備えた光学機器
JP2014191225A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Seiko Precision Inc 撮像装置及びフォーカルプレーンシャッタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP7038108B2 (ja) 2022-03-17
WO2018181879A1 (ja) 2018-10-04
US20200050078A1 (en) 2020-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101271908B1 (ko) 초점면 셔터 및 광학 기기
JP5191518B2 (ja) フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器
JPWO2018181879A1 (ja) フォーカルプレンシャッタ及びこれを備える撮像装置
JP4958502B2 (ja) カメラ用羽根駆動装置
JP6162443B2 (ja) 撮像装置及びフォーカルプレーンシャッタ
TW201418868A (zh) 相機用焦點平面快門、及具備前述快門的數位相機
JP4216621B2 (ja) デジタルスチルカメラ用シャッタ
JP6595830B2 (ja) 羽根駆動装置および羽根駆動装置を備えた光学機器
JP2008096769A (ja) カメラ用シャッタ装置
JP4346166B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
CN117075412A (zh) 叶片驱动装置和具有该叶片驱动装置的摄像装置
JP5373261B2 (ja) デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP6522403B2 (ja) 羽根駆動装置及び撮像装置
JP6683516B2 (ja) フォーカルプレンシャッタ、及び撮像装置
JP6470119B2 (ja) 羽根駆動装置及びシャッタ装置並びに撮像装置
JP2821910B2 (ja) 電気シヤッタ
JP4460725B2 (ja) カメラ用シャッタ
JP2002139767A (ja) 絞り機構付シャッタ装置
JP2001125165A (ja) カメラ用シャッタ
JP2017062447A (ja) フォーカルプレンシャッタ、及びカメラ
JP2002202544A (ja) デジタルカメラ用シャッタ
JP2016136202A (ja) 羽根駆動装置及び撮像装置
JP2017067906A (ja) 撮像装置用フォーカルプレンシャッタ及び撮像装置
JP2017015763A (ja) カメラ用フォーカルプレーンシャッタ及びカメラ
JP2008116641A (ja) カメラ用シャッタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7038108

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150