JP2016136202A - 羽根駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

羽根駆動装置及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】羽根の優れた耐久性を実現できる羽根駆動装置及び撮像装置を提供する。【解決手段】光が通過する開口部を形成する開口形成部材と、開口部に出入りする羽根と、羽根の端部に係合して羽根を駆動する羽根駆動手段と、を備え、羽根駆動手段は、羽根の端部に係合する係合動作部を所定の範囲内で往復動作させることにより、開口部に対して羽根を出入りさせ、開口形成部材には、往復動作する係合動作部の一部が折り返し時にそれぞれ当接する一対の当接端部が設けられ、係合動作部の一部に係合して係合動作部の動作に従動する従動部材が設けられ、従動部材は、一対の当接端部のうち少なくとも何れか一方に当接する前の係合動作部に従動し、係合動作部の一部が一方の当接端部に当接するときの衝撃を実質的に吸収する。【選択図】図1

Description

本発明は、羽根を駆動する羽根駆動装置、及びこの羽根駆動装置を備えた撮像装置に関する。
従来から、デジタルカメラ等に搭載されるカメラ用シャッタ装置としては、撮影光路用の開口部を開閉するように地板に対して回転自在に設けられた羽根部材と、この羽根部材を駆動する出力ピンを回動するモータ等を備えたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−24640号公報
ここで、上述した特許文献1の羽根駆動装置では、羽根部材の長孔に出力ピンを挿入し、その出力ピンを長孔に沿って繰り返し往復動作させて羽根部材に動力を伝達する。このように、従来の羽根駆動装置では、羽根がその羽根に駆動力を伝達する部材から繰り返し物理的な衝撃を受ける構成となるため、羽根の耐久性が問題となる。
本発明は、羽根の優れた耐久性を実現できる羽根駆動装置及び撮像装置を提供する。
本発明の羽根駆動装置は、光が通過する開口部を形成する開口形成部材と、前記開口部に出入りする羽根と、前記羽根の端部に係合して前記羽根を駆動する羽根駆動手段と、を備え、前記羽根駆動手段は、前記羽根の端部に係合する係合動作部を所定の範囲内で往復動作させることにより、前記開口部に対して前記羽根を出入りさせ、前記開口形成部材には、往復動作する前記係合動作部の一部が折り返し時にそれぞれ当接する一対の当接端部が前記開口部の外側に設けられ、前記開口部の外側には、前記係合動作部の一部に係合して前記係合動作部の動作に従動する従動部材が設けられ、前記従動部材は、前記一対の当接端部のうち少なくとも何れか一方に当接する前の前記係合動作部に従動し、前記係合動作部の一部が一方の当接端部に当接するときの衝撃を実質的に吸収することを特徴とする。
かかる本発明の態様によれば、係合動作部の一部が一対の当接端部の何れか一方に当接する前のタイミングにおいて、従動部材が係合動作部の動作に対して大きな駆動負荷となって従動することで係合動作部の動作が減速するため、係合動作部から羽根が受ける衝撃の一部を緩和でき、その結果、羽根の優れた耐久性を実現できる。
また、上記本発明では、前記係合動作部は、前記羽根の端部に設けられた係合孔に挿入される係合ピンを有し、前記従動部材は、前記係合ピンに係合することを特徴とする。
かかる本発明の態様によれば、係合動作部の一部が一対の当接端部の何れか一方に当接する前のタイミングにおいて、羽根に係合する係合ピンに従動部材を大きな駆動負荷で従動させることにより、羽根に加わる衝撃を有効に緩和できる。
また、上記本発明では、前記開口形成部材の前記一対の当接端部の周囲には、固定ピンが立設され、前記従動部材には、前記係合ピンの走行方向に延びる直線孔と、前記直線孔の端部に連通して前記係合ピンの走行方向と交差する方向に延びる屈曲孔とを有するクランク孔が設けられ、前記固定ピンが前記クランク孔に挿通された状態で、前記係合動作部の前記係合ピンが前記従動部材に設けられた貫通孔に係合し、前記従動部材は、前記係合動作部の動作に対して、前記係合ピンが前記一対の当接端部のうち一方の端部側に位置しているときのみ前記固定ピンが前記屈曲部に当接して従動負荷となり、前記固定ピンが前記直線孔に係合することで前記従動負荷が解除されることを特徴とする。
かかる本発明の態様によれば、係合ピンが一対の当接端部のうち一方の端部に当接する直前で固定ピンが直線孔から屈曲孔に移行して屈曲孔で係合することで係合動作部の動作に対して従動部材が大きな駆動負荷で従動するため、係合動作部の動作が一時的に減速され、羽根に加わる衝撃を有効に緩和する。
また、上記本発明では、前記屈曲孔は、前記直線孔の両端部にそれぞれ設けられたことを特徴とする。
かかる本発明の態様によれば、係合ピンが一対の当接端部のそれぞれに当接する直前で係合動作部の動作が減速されるため、羽根に加わる衝撃を有効に緩和できる。
また、上記本発明では、前記羽根駆動手段は、前記係合動作部と、前記係合動作部を駆動する駆動部とを有し、前記開口形成部材のうち前記羽根が走行する面側とは反対側の面に配置され、前記係合動作部の一部は、前記開口形成部材を貫通して設けられ且つ前記一対の当接端部を有する長孔に挿通されて前記羽根の端部に係合し、前記従動部材は、前記羽根と前記開口形成部材との間に設けられたことを特徴とする。
かかる本発明の態様によれば、従動部材の設置スペースが確保される。
また、上記本発明では、前記羽根駆動手段は、前記係合動作部と、前記係合動作部を駆動する駆動部とを有し、前記開口形成部材のうち前記羽根が走行する面側とは反対側の面に配置され、前記係合動作部の一部は、前記開口形成部材を貫通して設けられ且つ前記一対の当接端部を有する長孔に挿通されて前記羽根の端部に係合し、前記従動部材は、前記羽根駆動手段と前記開口形成部材との間に設けられたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、羽根の走行スペースから切り離して従動部材の設置スペースが確保される。
なお、本発明は、上述した羽根駆動装置を備えた撮像装置についても広く対象とする。
かかる本発明の態様によれば、羽根駆動の耐久性に優れ、長期に亘って使用できる撮像装置を実現できる。
本発明によれば、羽根の優れた耐久性を実現できる羽根駆動装置及び撮像装置を実現できる。
本発明の一実施形態に係る羽根駆動装置の概略を示す分解斜視図。 図1の羽根駆動装置の要部拡大平面図(羽根の全開状態図)。 図2の羽根駆動装置の要部拡大平面図。 図1の羽根駆動装置の要部拡大平面図(羽根の閉じ動作途中の状態図)。 図4の羽根駆動装置の要部拡大平面図。 図1の羽根駆動装置の要部拡大平面図(羽根の全閉直前の状態図)。 図6の羽根駆動装置の要部拡大平面図。 図1の羽根駆動装置の要部拡大平面図(羽根の全閉状態図)。 図8の羽根駆動装置の要部拡大平面図。
以下、本発明を実施の形態について詳細に説明する。
本発明は、少なくとも一枚の羽根を駆動する羽根駆動装置に関し、羽根に係合する係合動作部を所定の範囲で往復動作させ、その係合動作部の往復動作の折返しにおいて、羽根の係合部分に加わる物理的な衝撃を緩和するため、係合動作部の動作を一時的に減速動作(ブレーキ動作)させる点に特徴がある。
詳細には、本発明の羽根駆動装置は、光が通過する開口部を形成する開口形成部材と、開口部に出入りする羽根と、羽根に係合して羽根を駆動する羽根駆動手段と、を備える。この羽根駆動手段は、羽根に係合する係合動作部を所定の範囲内で往復動作させ、開口部に対して羽根を出入りさせる。また、開口形成部材には、往復動作する係合動作部の一部が折り返し時にそれぞれ当接する一対の当接端部が設けられ、係合動作部の一部には、係合動作部の動作に対して従動する従動部材が係合する。そして、この従動部材は、一対の当接端部のうち少なくとも何れか一方に当接する前の係合動作部に従動し、係合動作部の一部が一方の当接端部に当接するときの衝撃を実質的に吸収する部材となる。
このように、本発明の構成は、係合動作部の一部が一対の当接端部の何れか一方に当接する前のタイミングにおいて、従動部材が係合動作部の動作に対して所定の駆動負荷を与えながら従動し、係合動作部の動作を減速させることにより、係合動作部から羽根が受ける衝撃の一部を有効に緩和できる。これにより、羽根の優れた耐久性を実現できる。
ここで、係合動作部は、例えば、駆動モータ等の駆動源からの動力を受けて駆動し、羽根に対して駆動源の動力を伝達する駆動伝達部を構成する。一方、このような係合動作部に対して従動する従動部材は、係合動作部が所定の範囲内で往復動作する過程において、その折返し動作時、すなわち、一対の当接端部の何れかに当接する直前のタイミングのみで一時的に駆動負荷を大きくなるように構成される。
このような従動部材には、例えば、開口形成部材に立設された係合ピン(固定ピン)が係合するクランク孔(例えば、直線孔と屈曲孔が連通した形状の孔、あるいは直線孔の両端に屈曲孔が連通した形状の孔等)が設けられる。そして、従動部材は、係合動作部の一部に係合して連動する部材となるが、係合ピンがクランク孔のうち直線孔に位置するときの係合動作部に対する駆動負荷は相対的に小さく、その状態から、係合ピンをクランク孔のうち屈曲孔に係合させ、係合動作部に対する動作負荷が相対的に大きくなるようにして、係合動作部の動作が一時的に減速(ブレーキ効果を発生)するよう構成される。
このように、例えば、従動部材にクランク孔を設ける場合には、クランク孔の形状と係合動作部の動作方向の差などにより、係合動作部の駆動に対して所定のタイミングで適度な駆動負荷を与えることができる。そして、羽根の閉じ切り、及び/又は、閉じ始め時に、上記駆動負荷によってブレーキ作用を発生させ、耐久動作における羽根の損傷を防ぐことができる。なお、従動部材に設けるクランク孔の形状(例えば、直線孔から屈曲孔に移行する角度等)を調整して、上記の駆動負荷を適宜調整できる。
すなわち、上述した従動部材は、いずれにしても係合動作部の動作に連動する部材であり、独立して動作する部材ではなく、係合動作部と開口形成部材(あるいはその他の固定部材)との間で係合動作部の動作を一時的に制限するための部材となる。
また、このような従動部材は、板状の部材により構成することで、設置スペースを少なくできる。そのため、このような板状の従動部材は、例えば、開口形成部材と係合動作部との隙間、あるいは、羽根と係合動作部との隙間のいずれかに配置することが可能である。なお、従動部材を板状部材とする場合、その板状部材は樹脂板などの軽量な部材で形成するのが好ましい。これにより、例えば、係合動作部の往復折返し動作以外の動作に従動する際の駆動負荷を小さくできる。
さらに、上述した従動部材は、その形状に関わらず、一部で係合動作部に係合しつつ、他の部分で他の固定部材(例えば、開口形成部材)との間で係合関係が構築される。つまり、従動部材は、係合動作部に連動しながら一時的に固定部材と係合関係が成立するようにして係合動作部の動作を制限する。
なお、上述した羽根駆動装置により駆動される羽根としては、例えば、シャッタ装置で組み込まれるシャッタ羽根の他、光学フィルタ等を備えた羽根、あるいは、光が通過する開口形状を変更するための開口部を備えた羽根等が挙げられるが、いずれの羽根にも本発明を適用できる。また、羽根の枚数は特に限定されないが、2枚以上の場合にはそれぞれの耐久性を高めることができるため、非常に有効である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
本実施形態では、同じ駆動手段によって同時に相反する方向へ往復作動させられる2枚のシャッタ羽根が、開き作動を行う場合には露光開口の中央部から開き始め、閉じ作動を行う場合には露光開口の中央部を最後にして閉じるように構成したシャッタ装置を例示して説明する。なお、この種のシャッタ装置は、銀塩フィルムを使用するカメラにも、各種情報端末機器用カメラを含むデジタルカメラにも採用することが可能であるが、本実施形態の作動は、デジタルカメラに搭載される場合で説明する。
先ず、主に図1を用いて、本実施形態の羽根駆動装置の構成を説明する。本実施形態の地板1は、合成樹脂製であって、図1に示されているように、その略中央部に円形をした被写体光路用の開口部1bを形成している。すなわち、この地板1は、光が通過する開口部1bを形成する開口形成部材となる。
また、この地板1には、所定の間隔を空けてカバー板4が取り付けられ、両者の間に一つの羽根室を構成している。このカバー板4は、図1にだけ示してあり、以降の図においては省略してあるが、平面形状は地板1と略同じ形状をしており、その略中央部には円形をした被写体光路用の開口部を形成している。すわなち、このカバー板4についても、開口部を形成する開口形成部材となる。
なお、本実施形態では、カバー板4の開口部よりも上記の地板1の開口部1bの直径が小さいため、露光開口は、開口部1bによって実質的に規制される。また、このカバー板4は、図示はしていないが複数箇所でビスにより、地板1に取り付けられている。
図1に示されているように、地板1の羽根室外側には、電磁アクチュエータである回転子(係合動作部)6、ヨーク7、コイル8、固定枠9が取り付けられている。本実施形態の回転子6は、径方向に2極に着磁された円筒状の永久磁石6bと、その永久磁石に一体化された合成樹脂製の駆動ピン6aからなっていて、孔6dにより地板1に回転可能に取り付けられている。この回転子6は、シャッタ羽根2,3が駆動ピン6aに係合し、これらシャッタ羽根2,3に対して動力を伝達する係合動作部となる。
そして、駆動ピン6aは、地板1に円弧状に形成された係合孔1aから羽根室内に挿入され、その先端を、カバー板4の同じ形状をした係合孔に挿入している。係合孔1aの壁面1i,1jは回転子ストッパの役割を果たす。すなわち、係合孔1aの各壁面1i,1jは、駆動ピン6aが当接する一対の当接端部を構成する。
なお、本実施形態では、駆動ピン6aを合成樹脂製で形成しているが、それらを永久磁石製にしてもよい。また、ヨーク7は、平面形状が示されていないが、略U字形をしており、二つの脚部の一方をコイル8の中空部に挿入しており、固定枠9により地板1に固定されている。
また、図2に示されているように、地板1の羽根室側の面には、二つの羽根取り付け軸1c,1dと、2つの羽根ストッパ1e,1fが一体成形で立設されている。羽根室内には孔5a及び長穴5b、屈曲部5c,5dを持つ追従部材5が配置されている。孔5aを回転子の駆動ピン部6aに回転可能に取り付けらており、長穴5bを、地板1の軸1kに嵌合している。
さらに、羽根室内には、2枚のシャッタ羽根2,3が配置されている。それらのうち、地板1側に配置されているシャッタ羽根2は、長孔2aを有していて、上記の羽根取り付け軸1dに回転可能に取り付けられている。
一方、カバー板4側に配置されているシャッタ羽根3は、長孔3aを有していて、上記の羽根取り付け軸1cに回転可能に取り付けられている。そして、それらのシャッタ羽根2,3の長孔2a,3aには、上記の回転子6の駆動ピン6aが挿入係合されている。
次に、本実施例の作動を説明する。図2は、撮影待機状態を示したものであって、シャッタ羽根2,3は、開口部1bを全開にしている。そのため、図示していない固体撮像素子には被写体光が当たっており、撮影者は、モニターによって被写体像を観察することが可能になっている。
また、このとき、電磁アクチュエータのコイル8には通電されていない。このとき、回転子6は、その永久磁石6bの磁極とヨーク7の二つの磁極部との対向配置関係によって時計方向へ回転するように付勢されており、それによって、駆動ピン6aには、図3において略下方へ移動し、シャッタ羽根2,3を相反する方向へ回転させる力が与えられている。シャッタ羽根2,3は、羽根ストッパ1e,1fに接触し、さらに図3のように駆動ピン6aが地板1の回転子ストッパ1jに接触し、その回転を阻止されているため、この状態が維持されている。
ここで、撮影に際してレリーズボタンが押されると、固体撮像素子に蓄積されていた電荷を放出させて、撮影が開始され、新たな電荷が固体撮像素子に蓄積されていく。そして、所定の時間が経過すると、露光時間制御回路からの信号によって、コイル8に対して順方向の電流が供給される。
そのため、回転子6は、反時計方向へ回転させられ、駆動ピン6aを、図2において略上方へ移動させていくので、シャッタ羽根2は時計方向へ回転され、シャッタ羽根3は反時計方向へ回転される。
また、従動部材5は回転子6に従動(連動)して動き始め、地板の軸1kが従動部材の孔5bに沿うように回転しながら移動を始める。それによって、2枚のシャッタ羽根2,3は、開口部1bを閉じていく。
その後、図6のようにシャッタ羽根2,3が開口部1bの中央部を覆い終わると、回転子の駆動ピン6aが従動部材5の屈曲点5dを通過する。上記屈曲点通過後は回転子6の回転方向と従動部材の長穴5bが直行に近い角度になっているため、回転子6の回転運動を妨げる力が生じる。その後図8の状態に至る。
このようにして、図8に示された状態になると、固体撮像素子に蓄積された電荷が、撮像情報として記憶装置に転送される。そして、その転送が終わると、コイル8に対して上記とは異なり逆方向の電流が供給されるため、回転子6は、時計方向へ回転させられ、その駆動ピン6aを、図9において略下方へ移動させていく。
そのため、シャッタ羽根2,3は、相反する方向へ回転させられ、開口部1bをその略中央部から開放していく。そして、図4のようにシャッタ羽根2,3が開口部1bを全開にすると、回転子の駆動ピン6aが従動部材5の屈曲点5cを通過する。上記屈曲点通過後は回転子6の回転方向と従動部材5の長穴5bが直行に近い角度になっているため、回転子6の回転運動を妨げる力が生じる。
その後同時にシャッタ羽根2,3も減速されながら地板1の羽根ストッパ1e,1fに当接することにより回転が停止させられ、図2の状態に復帰することになる。なお、本実施形態の作動はデジタルカメラに採用された場合で説明したが、銀塩フィルムカメラに採用された場合には、図6に示された状態が撮影待機状態になって、シャッタ羽根2,3の開閉作動によって撮影が行われる。
このように、本実施形態によれば、羽根2,3が従動部材5により減速されながら地板1の羽根ストッパ1e,1fに当接するため、物理的な衝撃力を低減させることができ、シャッタ羽根2,3の耐久性およびバウンドに有利である。
なお、シャッタ羽根2,3が従動部材5により減速されるのは、シャッタ閉じ動作においては、シャッタ羽根2,3が地板1の開口部1bを遮蔽し終わった後であり、シャッタ開き動作においては、シャッタ羽根2,3が地板1の開口部1bを全開にした後であるため、シャッタスピードへの影響は無い。
1 ・・・地板
1a・・・孔
1b・・・開口部
1c、1d・・・羽根取り付け軸
1e、1f・・・羽根ストッパ
1g、1h・・・ブレーキ部材ストッパ
1i、1j・・・回転子ストッパ
1k・・・軸
2・・・羽根
2a・・・長孔
3・・・羽根
3a・・・長孔
4・・・カバー板
5・・・追従部材
5a・・・孔
5b・・・長穴
5c、5d・・・屈曲点
6・・・回転子
7a・・・駆動ピン
6b・・・永久磁石
6c・・・軸
6d・・・孔
7・・・ヨーク
8・・・コイル
8a・・・巻き線
9・・・固定枠

Claims (7)

  1. 光が通過する開口部を形成する開口形成部材と、
    前記開口部に出入りする羽根と、
    前記羽根の端部に係合して前記羽根を駆動する羽根駆動手段と、を備え、
    前記羽根駆動手段は、前記羽根の端部に係合する係合動作部を所定の範囲内で往復動作させることにより、前記開口部に対して前記羽根を出入りさせ、
    前記開口形成部材には、往復動作する前記係合動作部の一部が折り返し時にそれぞれ当接する一対の当接端部が前記開口部の外側に設けられ、
    前記開口部の外側には、前記係合動作部の一部に係合して前記係合動作部の動作に従動する従動部材が設けられ、
    前記従動部材は、前記一対の当接端部のうち少なくとも何れか一方に当接する前の前記係合動作部に従動し、前記係合動作部の一部が一方の当接端部に当接するときの衝撃を実質的に吸収することを特徴とする羽根駆動装置。
  2. 前記係合動作部は、前記羽根の端部に設けられた係合孔に挿入される係合ピンを有し、
    前記従動部材は、前記係合ピンに係合することを特徴とする請求項1に記載の羽根駆動装置。
  3. 前記開口形成部材の前記一対の当接端部の周囲には、固定ピンが立設され、
    前記従動部材には、前記係合ピンの走行方向に延びる直線孔と、前記直線孔の端部に連通して前記係合ピンの走行方向と交差する方向に延びる屈曲孔とを有するクランク孔が設けられ、
    前記固定ピンが前記クランク孔に挿通された状態で、前記係合動作部の前記係合ピンが前記従動部材に設けられた貫通孔に係合し、
    前記従動部材は、前記係合動作部の動作に対して、前記係合ピンが前記一対の当接端部のうち一方の端部側に位置しているときのみ前記固定ピンが前記屈曲部に当接して従動負荷となり、前記固定ピンが前記直線孔に係合することで前記従動負荷が解除されることを特徴とする請求項2に記載の羽根駆動装置。
  4. 前記屈曲孔は、前記直線孔の両端部にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項3に記載の羽根駆動装置。
  5. 前記羽根駆動手段は、前記係合動作部と、前記係合動作部を駆動する駆動部とを有し、前記開口形成部材のうち前記羽根が走行する面側とは反対側の面に配置され、
    前記係合動作部の一部は、前記開口形成部材を貫通して設けられ且つ前記一対の当接端部を有する長孔に挿通されて前記羽根の端部に係合し、
    前記従動部材は、前記羽根と前記開口形成部材との間に設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。
  6. 前記羽根駆動手段は、前記係合動作部と、前記係合動作部を駆動する駆動部とを有し、前記開口形成部材のうち前記羽根が走行する面側とは反対側の面に配置され、
    前記係合動作部の一部は、前記開口形成部材を貫通して設けられ且つ前記一対の当接端部を有する長孔に挿通されて前記羽根の端部に係合し、
    前記従動部材は、前記羽根駆動手段と前記開口形成部材との間に設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の羽根駆動装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
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