JPWO2018172717A5 - - Google Patents

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本発明は、
- 0から70重量%、好ましくは20から60重量%の補強用短繊維、
- 30から100重量%、好ましくは40から80重量%の、少なくとも一つの半結晶性ポリアミドポリマーに基づく熱可塑性マトリックス、
- 0から50重量%の添加剤及び/又は他のポリマー
を含む熱可塑性材料のための組成物であって、
前記半結晶性ポリアミドポリマーが、
a)前記半結晶性ポリアミドポリマーの少なくとも一つの反応性ポリアミドプレポリマー前駆体を含むか又はそれからなる反応性組成物であるか、
又はa)の代わりとして、
b)上に規定された熱可塑性マトリックスの組成物である、少なくとも一つのポリアミドポリマーの非反応性組成物であり、
組成物a)の前記反応性ポリアミドプレポリマー及び組成物b)の前記ポリアミドポリマーが、少なくとも一つのBACT/XTコポリアミドを含むか、又はそれからなり、
- BACTが、70から99.1%、好ましくは80から99%、より好ましくは90から99%の範囲のモル含有量で存在するアミドモチーフを有する単位であり、BACが、1,3-ビス(アミノメチル) シクロヘキシル(1,3-BAC)、1,4-ビス(アミノメチル)シクロヘキシル(1,4-BAC)及びそれらの混合物から選択され、Tがテレフタル酸であり、
- XTが、0.9から30%未満、好ましくは1から20%、より好ましくは1から10%の範囲のモル含有量で存在するアミドモチーフ単位であり、Xが、C4からC18直鎖状脂肪族ジアミン、特にC9からC18、好ましくはC9、C10、C11又はC12であり、Tがテレフタル酸、好ましくはC10、C11又はC12であり、
- BACT及び/又はXT単位において、互いに独立して、ジカルボン酸の総量に対して最大30mol%、好ましくは20mol%、特に最大10mol%のテレフタル酸を、6から36個の炭素原子、特に6から14個の炭素原子を含む他の芳香族、脂肪族又は脂環式ジカルボン酸に置き換えることができ、
- BACT及び/又はXT単位において、互いに独立して、ジアミンの総量に対して最大30mol%、好ましくは20mol%、特に最大10mol%のBAC及び/又は該当する場合はXを、4から36個の炭素原子、特に6から12個の炭素原子を含む他のジアミンに置き換えることができ、
- コポリアミドにおいて、モノマーの総量に対して30mol%以下、好ましくは20mol%以下、好ましくは10mol%以下を、ラクタム、又はアミノカルボン酸により形成することができ、
- ただし、テレフタル酸に代わるモノマー、BACに代わるモノマー、及びXに代わるモノマーの合計が、コポリアミドに使用されるモノマーの総量に対して30mol%、好ましくは20mol%、好ましくは10mol%の濃度を超えないことを条件とし
- BACT及びXT単位が、前記ポリアミドポリマーになおも存在することを条件とする
組成物に関する。
言い換えれば、本発明は、
- 0から70重量%、好ましくは20から60重量%の補強用短繊維、
- 30から100重量%、好ましくは40から80重量%の、少なくとも一つの半結晶性ポリアミドポリマーに基づく熱可塑性マトリックス、
- 0から50重量%の添加剤及び/又は他のポリマー
を含む熱可塑性材料のための組成物であって、
前記組成物が、
a)前記半結晶性ポリアミドポリマーの少なくとも一つの反応性ポリアミドプレポリマー前駆体を含むか又はそれからなる反応性組成物であるか、
又はa)の代わりとして、
b)上に規定された熱可塑性マトリックスの組成物である、少なくとも一つのポリアミドポリマーの非反応性組成物
であり、
組成物a)の前記反応性ポリアミドプレポリマー及び組成物b)の前記ポリアミドポリマーが、少なくとも一つのBACT/XTコポリアミドを含むか、又はそれからなり、
- BACTが、70から99.1%、好ましくは80から99%、より好ましくは90から99%の範囲のモル含有量で存在するアミドモチーフを有する単位であり、BACが、1,3-ビス(アミノメチル)シクロヘキシル(1,3-BAC)、1,4-ビス(アミノメチル)シクロヘキシル(1,4-BAC)又はそれらの混合物から選択され、Tがテレフタル酸であり、
- XTが、0.9から30%未満、好ましくは1から20%、より好ましくは1から10%の範囲のモル含有量で存在するアミドモチーフを有する単位であり、Xが、C9からC18直鎖状脂肪族ジアミン、好ましくはC9、C10、C11又はC12であり、Tがテレフタル酸、好ましくはC10、C11又はC12であり、
- BACT及び/又はXT単位において、互いに独立して、ジカルボン酸の総量に対して最大30mol%、好ましくは20mol%、特に最大10mol%のテレフタル酸を、6から36個の炭素原子、特に6から14個の炭素原子を含む他の芳香族、脂肪族又は脂環式ジカルボン酸に置き換えることができ、
- BACT及び/又はXT単位において、互いに独立して、ジアミンの総量に対して最大30mol%、好ましくは20mol%、特に最大10mol%のBAC及び/又は該当する場合はXを、4から36個の炭素原子、特に6から12個の炭素原子を含む他のジアミンに置き換えることができ、
- コポリアミドにおいて、モノマーの総量に対して30mol%以下、好ましくは20%以下、好ましくは10mol%以下を、ラクタム、又はアミノカルボン酸により形成することができ、
- ただし、テレフタル酸に代わるモノマー、BACに代わるモノマー、及びXに代わるモノマーの合計が、コポリアミドに使用されるモノマーの総量に対して30mol%、好ましくは20mol%、好ましくは10mol%の濃度を超えないことを条件とし
- BACT及びXT単位が、前記ポリアミドポリマーになおも存在することを条件とする
組成物に関する。
したがって、本発明は、
- 0から70重量%、好ましくは20から60重量%の補強用短繊維、
- 30から100重量%、好ましくは40から80重量%の、少なくとも一つの半結晶性ポリアミドポリマーに基づく熱可塑性マトリックス、
- 0から50重量%の添加剤及び/又は他のポリマー
を含む熱可塑性材料のための組成物であって、
前記半結晶性ポリアミドが、少なくとも一つのBACT/XTコポリアミドを含むか又はそれからなり、
- BACTが、70から99.1%、好ましくは80から99%、より好ましくは90から99%の範囲のモル含有量で存在するアミドモチーフを有する単位であり、BACが、1,3-ビス(アミノメチル)シクロヘキシル(1,3-BAC)、1,4-ビス(アミノメチル)シクロヘキシル(1,4-BAC)又はそれらの混合物から選択され、Tがテレフタル酸であり、
- XTが、0.9から30%未満、好ましくは1から20%、より好ましくは1から10%の範囲のモル含有量で存在するアミドモチーフを有する単位であり、Xが、C9からC18直鎖状脂肪族ジアミン、好ましくはC9、C10、C11又はC12であり、Tがテレフタル酸、好ましくはC10、C11又はC12であり、
- BACT及び/又はXT単位において、互いに独立して、ジカルボン酸の総量に対して最大30mol%、好ましくは20mol%、特に最大10mol%のテレフタル酸を、6から36個の炭素原子、特に6から14個の炭素原子を含む他の芳香族、脂肪族又は脂環式ジカルボン酸に置き換えることができ、
- BACT及び/又はXT単位において、互いに独立して、ジアミンの総量に対して最大30mol%、好ましくは20mol%、特に最大10mol%のBAC及び/又は該当する場合はXを、4から36個の炭素原子、特に6から12個の炭素原子を含む他のジアミンに置き換えることができ、
- コポリアミドにおいて、モノマーの総量に対して30mol%以下、好ましくは20mol%以下、好ましくは10mol%以下を、ラクタム、又はアミノカルボン酸により形成することができ、
- ただし、テレフタル酸に代わるモノマー、BACに代わるモノマー、及びXに代わるモノマーの合計が、コポリアミドに使用されるモノマーの総量に対して30mol%、好ましくは20mol%、好ましくは10mol%の濃度を超えないことを条件とし
- BACT及びXT単位が、前記ポリアミドポリマーになおも存在することを条件とする
組成物に関する。
別の態様によれば、本発明は、上記の組成物を有する、熱可塑性材料、特に前記材料に基づく機械部品又は構造部品の製造方法であって、本発明によ上記で定義されるような少なくとも一つの反応性組成物a)を重合する少なくとも一つの工程、又は押出、射出又は成形により、上記で定義されるような少なくとも一つの非反応性組成物b)を成形又は実装する工程を含むことを特徴とする、製造方法に関する。
有利な実施態様では、本発明は、上記の熱可塑性材料のための製造方法であって、
i)任意選択的に繊維補強なしで、上記の組成物の開口若しくは密閉金型への射出又は鋳型を用いない射出、
ii)上記の反応性ポリアミド組成物a)の場合、鎖延長剤を用いて工程i)からの前記組成物を加熱することにより、場合に応じて溶融状態でバルクでの重縮合反応又は重付加反応により、任意選択的に重縮合の場合、真空下で抽出システムを使用した、密閉鋳型を伴うときは真空下での縮合生成物の除去を伴いそうでない場合好ましくは重縮合を開放鋳型中又は鋳型なしで実施する、重合反応、
iii)非反応性ポリアミド組成物b)の場合は、工程i)からの前記組成物を実装又は成形して、鋳型中に又は別の実装システムを用いて最終的な部品を形成する工程、及び、反応性組成物a)の場合は、成形により又は別の実装システムにより、重合工程ii)と同時に、実装する工程
を含むことを特徴とする、製造方法に関する。
別の態様によれば、本発明は、上記の前記熱可塑性材料の熱可塑性マトリックスのポリマーに相当する(又はポリマーであ)、半結晶性ポリアミドポリマーであって、前記ポリマーが、前記組成物b)による上記の非反応性ポリマー又は前記組成物a)による上記の反応性組成物から得ることができるポリマーであることを特徴とする、半結晶性ポリアミドポリマーに関する。

Claims (25)

  1. - 0から70重量%の補強用短繊維、
    - 30から100重量%の、少なくとも一つの半結晶性ポリアミドポリマーに基づく熱可塑性マトリックス、
    - 0から50重量%の添加剤及び/又は他のポリマー
    を含む熱可塑性材料のための組成物であって、
    前記組成物が、
    a)前記半結晶性ポリアミドポリマーの少なくとも一つの反応性ポリアミドプレポリマー前駆体を含むか又はそれからなる反応性組成物であるか、
    又はa)の代わりとして、
    b)上に規定された熱可塑性マトリックスの組成物である、少なくとも一つのポリアミドポリマーの非反応性組成物
    であり、
    組成物a)の前記反応性ポリアミドプレポリマー及び組成物b)の前記ポリアミドポリマーが、少なくとも一つのBACT/XTコポリアミドを含むか、又はそれからなり、
    - BACTが、70から99.1%の範囲のモル含有量で存在するアミドモチーフを有する単位であり、BACが、1,3-ビス(アミノメチル)シクロヘキシル(1,3-BAC)、1,4-ビス(アミノメチル)シクロヘキシル(1,4-BAC)又はそれらの混合物から選択され、Tがテレフタル酸であり、
    - XTが、0.9から30%の範囲のモル含有量で存在するアミドモチーフを有する単位であり、Xが、C9からC18直鎖状脂肪族ジアミンであり、Tがテレフタル酸であり、
    - BACT及び/又はXT単位において、互いに独立して、ジカルボン酸の総量に対して最大30mol%のテレフタル酸を、6から36個の炭素原子を含む他の芳香族、脂肪族又は脂環式ジカルボン酸に置き換えることができ、
    - BACT及び/又はXT単位において、互いに独立して、ジアミンの総量に対して最大30mol%のBAC及び/又は該当する場合はXを、4から36個の炭素原子を含む他のジアミンに置き換えることができ、
    - コポリアミドにおいて、モノマーの総量に対して30mol%以下を、ラクタム、又はアミノカルボン酸により形成することができ、
    - ただし、テレフタル酸に代わるモノマー、BACに代わるモノマー、及びXに代わるモノマーの合計が、コポリアミドに使用されるモノマーの総量に対して30mol%の濃度を超えないことを条件とし
    - BACT及びXT単位が、前記ポリアミドポリマーになおも存在することを条件とする
    組成物。
  2. 前記半結晶性ポリアミドポリマーが、ISO規格11357-3(2013)に従って決定された、290℃から340℃を含む溶融温度Tmを有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記半結晶性ポリアミドポリマーが、ISO規格11357-2:2013に従って決定された、>150℃のガラス転移温度Tgを有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記半結晶性ポリアミドポリマーが、ISO規格11357-3:2013に従って決定された、溶融温度と結晶化温度との間の差Tm-Tc<40℃を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. ISO規格11357-3:2013に従って示差走査熱量測定(DSC)により測定された半結晶性ポリアミドポリマーの結晶化のエンタルピーが、40J/g超であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. BACが1,3-BACであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. BACが1,3-BACであり、XTが9T、10T、11T及び12Tから選択されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. XTが10Tであり、10が1,10-デカンジアミンに相当することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. テレフタル酸に代わるモノマー、BACに代わるモノマー、及びXに代わるモノマーの合計が0に等しいことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. b)による非反応性組成物である、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. )による反応性組物でる、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 少なくとも一つの添加剤をさらに含むことを特徴する、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 添加剤が、酸化防止剤、熱安定剤、UV吸収剤、光安定剤、耐衝撃性改良剤、潤滑剤、無機充填剤、難燃剤、造核剤及び冷却剤から選択されることを特徴とする、請求項12に記載の組成物。
  14. 成形組成物に関連することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 求項1から13のいずれか一項に記載の組成を有する、熱可塑性材料の製造方法であって、少なくとも一つの反応性組成物a)を重合する少なくとも一つの工程、又は押出成形、射出成形により、少なくとも一つの非反応性組成物b)を成形又は実装する工程を含むことを特徴とする、製造方法。
  16. i)任意選択的に繊維補強なしで、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物の開口若しくは密閉金型への射出又は鋳型を用いない射出工程、
    ii)反応性ポリアミド組成物a)の場合、鎖延長剤を用いて工程i)からの前記組成物を加熱することにより、場合に応じて溶融状態でバルクでの重縮合反応又は重付加反応により、任意選択的に重縮合の場合、真空下で抽出システムを使用した、密閉鋳型を伴うときは真空下での縮合生成物の除去を伴う、重合反応工程、
    iii)非反応性ポリアミド組成物b)の場合は、工程i)からの前記組成物を実装又は成形して、鋳型中に又は別の実装システムを用いて最終的な部品を形成する工程、及び、反応性組成物a)の場合は、成形により又は別の実装システムにより、重合工程ii)と同時に、実装する工程
    を含むことを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 求項1から13のいずれか一項に記載の前記熱可塑性材料の熱可塑性マトリックスのポリマーに相当する(又はポリマーであ)、半結晶性ポリアミドポリマーであって、前記ポリマーが、前記組成物b)による上記の非反応性ポリマー又は前記組成物a)による上記の反応性組成物から得ることができるポリマーであることを特徴とする、半結晶性ポリアミドポリマー。
  18. 前記熱可塑性材料に基づく機械部品又は構造部品、単層若しくは多層管又はフィルムの製造のための、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物又は前記組成物b)による非反応性ポリマー又は上記の組成物a)による反応性組成物から得ることができるポリマーの使用。
  19. 前記複合材料の前記機械部品又は構造部品が、自動車、電気若しくは電子、鉄道、海洋、風力、光起電、太陽光発電(太陽光発電プラント用のソーラーパネル及び部品を含む)、スポーツ、航空宇宙、道路輸送(トラックに関連)、建設、土木、標識及びレジャーの領域における用途に関することを特徴とする、請求項18に記載の使用。
  20. 自動車分野の用途の前記機械部品が、流体の輸送のためのエンジンフード下にあることを特徴とする、請求項18に記載の使用。
  21. 電気又は電子分野における用途の前記機械部品又は構造部品が、カプセル化ソレノイド、ポンプ、電話機、コンピュータ、プリンタ、ファクス、モデム、モニタ、リモートコントロール、カメラ、回路遮断器、電気ケーブル管路、光ファイバー、スイッチ及びマルチメディアシステムなどの電気又は電子機器物品であることを特徴とする、請求項18に記載の使用。
  22. 請求項1から13のいずれか一項に記載の熱可塑性材料のための少なくとも一つの組成物の使用により生じることを特徴とする、熱可塑性材料。
  23. 請求項1から13のいずれか一項に記載の少なくとも一つの組成物の使用、又は請求項17に記載の、若しくは請求項22に記載の材料に基づく、若しくは請求項15若しくは16に記載の方法により得られるポリアミドポリマーの使用により生じることを特徴とする、熱可塑性材料の機械部品又は構造部品。
  24. 体の輸送のためのエンジンフード下にある部品などの、自動車分野の用途の機械部品に関連することを特徴とする、請求項23に記載の部品
  25. カプセル化ソレノイド、ポンプ、電話機、コンピュータ、プリンタ、ファクス、モデム、モニタ、リモートコントロール、カメラ、回路遮断器、電気ケーブル管路、光ファイバー、スイッチ及びマルチメディアシステムなどの電気又は電子機器物品などの、電気又は電子分野における用途の機械部品又は構造部品に関連することを特徴とする、請求項23に記載の部品
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