JPWO2018168151A1 - 焦電センサ - Google Patents

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Abstract

Si基板と、Si基板の一面に、その一面側から無機材料からなる熱吸収層、下部電極、圧電体膜および上部電極がこの順に積層されてなる積層部と、Si基板の他面の積層部に対向する位置に備えられた、赤外線を選択的に透過させる光学フィルタとを有し、光学フィルタ側からSi基板を経て積層部に入射される赤外線を感知する焦電センサとする。

Description

本発明は、赤外線センサとして利用される、焦電素子を備えた焦電センサに関する。
赤外線センサは測定対象物からの熱放射(赤外線)を検出するセンサである。
特開2006−317232号公報には、図6に示すように、赤外線センサ101として、シリコン(Si)基板102と、Si基板102の第1の表面102a上に備えられた赤外線センシング部103とを備え、赤外線センシング部103が位置するSi基板102の第1の表面102aには熱絶縁のための空洞部105が形成されており、Si基板102の第2の表面102b上には、赤外線のみを所定透過させる光学フィルタFを備えた構成が開示されている。また、感度を向上させるために赤外線センシング部103に赤外線吸収膜103aを備えている。特開2006−317232号公報において、赤外線センシング部103の詳細な構成は開示されておらず、サーモパイル、サーミスタ、焦電素子などを用いて形成できる、と記載されている。
特開2006−317232号公報には、赤外線センシング部の構成が十分開示されておらず、赤外線センシング部の厚みについても言及されていない。しかしながら、赤外線センシング部が空洞部上に配置されていることから、構成上ある程度の剛性を有するバルク状の素子が用いられる。
特開2006−317232号公報のみならず、従来の赤外線センサにおける赤外線センシング部は、バルク状の素子が用いられている。そのような素子としては、圧電セラミックスの一種である焦電セラミックスを用いた焦電素子があり、焦電素子を備えた焦電センサが赤外線センサとしてよく知られている。焦電素子は、温度変化によって分極(表面電荷)が生じる焦電効果を利用して赤外線を検出するものである。
従来の焦電センサに備えられている焦電セラミックスはバルク材料を用いるため概ね1mm以上の厚みを有する。また、焦電センサには、誤検出を防止するために、検出しようとする測定対象物の特定波長の赤外線のみを透過し、その他の波長をカットする機能を持った赤外線フィルタ(光学フィルタ)が取付けられている。このような光学フィルタは、一般にガラス板上に多層成膜されて構成されるため、ガラス板の厚みを含めて0.5mm以上の厚みを有している。したがって、従来の焦電センサの厚み(デバイス高さ)は1.5mm以上となっている。
しかしながら、スマートフォンなど薄型の携帯端末に焦電センサを搭載するためには、センサ全体として高さを1.0mm以下程度に抑える必要があり、焦電センサの薄型化(低背化)が望まれている。
薄型化するためには焦電セラミックスを研磨して用いることが考えられるが、研磨作業や、研磨により薄型化されハンドリング性が低下した焦電セラミックスは貼り付け作業が困難であり、製造が非常に煩雑なものとなる。そのため、スマートフォンなどの厚みの薄い携帯端末への適用が可能な、十分に薄型化された焦電センサは実現されていない。
本発明は上記事情に鑑み、十分な薄型化が実現できる焦電センサを提供することを目的とする。
本発明の焦電センサは、Si基板と、
Si基板の一面に、その一面側から無機材料からなる熱吸収層、下部電極、圧電体膜および上部電極がこの順に積層されてなる積層部と、
Si基板の他面の、積層部に対向する位置に備えられた、赤外線を選択的に透過させる光学フィルタとを有し、
光学フィルタ側からSi基板を経て積層部に入射される赤外線を感知する焦電センサである。
ここで、圧電体膜とは、厚み10μm以下の薄膜の圧電体をいう。
本発明の焦電センサにおいて、上記下部電極が金属からなり、上記熱吸収層を構成する無機材料が上記下部電極を構成する金属の酸化物であることが好ましい。
本発明の焦電センサにおいて、上記熱吸収層を構成する無機材料が貴金属の酸化物であることが好ましい。
本発明の焦電センサにおいて、圧電体膜はスパッタ膜であることが好ましい。
本発明の焦電センサにおいて、上記積層部に入射される赤外線が透過するSi基板の厚みが250μm以下であることが好ましい。
本発明の焦電センサにおいて、Si基板が、上記積層部が設けられている領域の周縁部に、その領域の厚みよりも厚い肉厚部を備えていてもよい。
本発明の焦電センサにおいて、Si基板が中空部を備えていてもよい。
このとき、平面視において、Si基板の面積が積層部の面積よりも大きく、中空部が積層部と重畳し、かつ積層部が中空部の領域の内側に位置する構成であることが好ましい。
本発明の焦電センサにおいては、圧電体膜がペロブスカイト型酸化物の(100)配向膜であることが好ましい。
本発明の焦電センサは、Si基板と、Si基板の一面に、その一面側から無機材料からなる熱吸収層、下部電極、圧電体膜および上部電極がこの順に積層されてなる積層部と、Si基板の他面の、積層部に対向する位置に備えられた、赤外線を選択的に透過させる光学フィルタとを有し、光学フィルタ側からSi基板を経て積層部に入射される赤外線を感知する。Si基板の一面の圧電体膜を含む積層部を備え、他面に光学フィルタを備えた構成であるため、薄型化を実現することができる。Si基板と下部電極との間に熱吸収層を備えていることから、高い感度で赤外線を検出することができる。
第1の実施形態の焦電センサの断面模式図である。 第2の実施形態の焦電センサの断面模式図である。 第3の実施形態の焦電センサの平面模式図および断面模式図である。 焦電センサがアレイ状に配列されてなるイメージセンサの概略構成を示す平面図および断面図である。 実施例2で用いた基板を示す断面模式図である。 従来の赤外センサの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の焦電センサの実施の形態について説明する。
「第1の実施形態の焦電センサ」
図1は、本発明の第1の実施形態の焦電センサ1の断面模式図である。なお、視認容易のため、各層の膜厚やそれらの比率は、適宜変更して描いており、必ずしも実際の膜厚や比率を反映したものではない(以下の図面において同様とする。)。
本実施形態の焦電センサ1は、Si基板10と、Si基板10の一面10aに、無機材料からなる熱吸収層18、下部電極22、(100)配向の圧電体膜23および上部電極24がこの順に積層されてなる積層部20と、Si基板10の他面10bの、積層部20に対向する位置に備えられた、赤外線を選択的に透過させる光学フィルタ30とを有し、光学フィルタ30側からSi基板10を経て積層部20に入射される赤外線IRを感知する。
[焦電センシング部]
焦電センサ1において下部電極22、圧電体膜23および上部電極24がセンシング部25を構成する。なお、センシング部25は平面視において積層部20と一致する。センシング部25に赤外線が入射すると温度が上昇し、焦電効果により焦電体である圧電体膜23に表面電荷が発生する。この表面電荷を下部電極22および上部電極24に接続された図示しないリード線を介して取り出し、適切な電気回路を用いて出力信号として計測することで赤外線の検知が可能となる。ここで、「下部」および「上部」は天地を意味するものではない。圧電体膜を挟んで設けられる一対の電極に関し、Si基板10側に配置される一方の電極を下部電極、他方の電極を上部電極と称しているに過ぎない。
−下部電極および上部電極−
下部電極22の主成分としては、特に制限はなく、一般に電極として利用できる材料を適宜用いることができるが、金属を用いることが好ましい。特には、Pt、Ir、Ru等の貴金属が好ましい。
上部電極24の主成分としては、特に制限なく、Al、Ti、Ta、Cr、およびCu等の一般的に半導体プロセスで用いられている電極材料、およびこれらの組合せが挙げられる。
下部電極22および上部電極24の厚みには、特に制限はないが、あまり薄いと抵抗値が高くなり電極としての機能が悪くなり、厚いと密着性や熱容量が大きくなるという問題がある。そのため、電極22、24の厚みはいずれも50nm以上300nm以下であることが好ましい。
−圧電体膜−
圧電体膜23は、下記一般式(P)で表される1種又は複数種のペロブスカイト型酸化物からなるものであることが好ましい。
一般式ABO (P)
(一般式P中、A:Aサイトの元素であり、Pb,Ba,La,Sr,Bi,Li,Na,Ca,Cd,Mg,及びKからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、B:Bサイトの元素であり、Ti,Zr,V,Nb,Ta,Cr,Mo,W,Mn,Sc,Co,Cu,In,Sn,Ga,Zn,Cd,FeおよびNiからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、
O:酸素原子、
Aサイト元素のモル数が1.0であり、かつBサイト元素のモル数が1.0である場合が標準であるが、Aサイト元素とBサイト元素のモル数はペロブスカイト構造を取り得る範囲内で1.0からずれてもよい。)
上記一般式で表されるペロブスカイト型酸化物としては、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ジルコニウム酸鉛、チタン酸鉛ランタン、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン、マグネシウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛、ニッケルニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛、亜鉛ニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛等の鉛含有化合物、およびこれらの混晶系;チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウムバリウム、チタン酸ビスマスナトリウム、チタン酸ビスマスカリウム、ニオブ酸ナトリウム、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、ビスマスフェライト等の非鉛含有化合物、およびこれらの混晶系が挙げられる。
また、圧電体膜23は、下記一般式PXで表される1種または2種以上のペロブスカイト型酸化物を含むことがより好ましい。
(Zr,Ti,Mb−x−y (PX)
(一般式PX中、AはAサイトの元素であり、Pbを含む少なくとも1種の元素、Mが、V、Nb、Ta、およびSbからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素である。
0<x<b、0<y<b、0≦b−x−yであり、a:b:c=1:1:3が標準であるが、これらのモル比はペロブスカイト構造を取り得る範囲内で基準モル比からずれてもよい。)
ペロブスカイト型酸化物(PX)は、真性PZT、あるいはPZTのBサイトの一部がMで置換されたものである。被置換イオンの価数よりも高い価数を有する各種ドナーイオンを添加したPZTでは、真性PZTよりも圧電性能等の特性が向上することが知られている。Mは、4価のZr,Tiよりも価数の大きい1種又は2種以上のドナーイオンであることが好ましい。かかるドナーイオンとしては、V5+,Nb5+,Ta5+,Sb+,Mo6+,およびW6+等が挙げられる。
b−x−yは、ペロブスカイト構造を取り得る範囲であれば特に制限されない。例えば、MがNbである場合、Nb/(Zr+Ti+Nb)モル比が0.05以上0.25以下であることが好ましく、0.06以上0.20以下であることがより好ましい。
なお、鉛系のペロブスカイト型の圧電体材料のみならず、非鉛系のペロブスカイト型の圧電体材料(例えば、(K,Na)NbO)も好適に用いることができる。また、本発
明の焦電素子における圧電体膜には、薄膜形成することができる圧電体材料であればペロブスカイト型酸化物からなる圧電体材料のみならず、いかなる材料を採用してもよい。
また、圧電体膜23は、基板面に対して非平行方向に延びる多数の柱状結晶体からなる柱状構造膜であることが好ましい。高い圧電性能が得られるからである。基板面に対して非平行に延びる多数の柱状結晶からなる膜構造では、結晶方位の揃った配向膜が得られる。PZT系の圧電体膜を、500℃以上の基板温度で気相成長あるいはゾルゲルなどにより成膜することにより、ペロブスカイト構造の(100)配向膜を得ることができる。成膜により配向膜を得ることができれば、分極処理が不要であるため好ましい。柱状結晶の成長方向は基板面に対して非平行であればよく、略垂直方向でも斜め方向でも構わない。圧電体膜をなす多数の柱状結晶の平均柱径は特に制限なく、30nm以上1μm以下が好ましい。
(100)配向膜とは、(100)面に優先配向したペロブスカイト構造を有している膜を意味する。なお、優先配向とは、結晶の配向方向が無秩序ではなく、特定の結晶面がほぼ一定の方向に向いている状態をいう。具体的には、「(100)面に優先配向する」とは、X線回折広角法によって、圧電体膜を測定した際に生じる(100)面、(110)面及び(111)面の回折強度の比率(100)/((100)+(110)+(111))が0.5より大きいことを意味する。
圧電体膜23の膜厚は10μm以下であれば特に制限なく、通常1μm以上であり、例えば、1〜5μmである。10μm以下である圧電体膜を用いているので、従来のバルク圧電体を用いた焦電センサに比べて、特に厚み方向でのサイズダウンが可能であり、焦電センサ全体としての低背化が可能となる。
[Si基板]
Si基板10の厚みは薄い方が好ましい。厚みが薄い方ほど熱容量が小さく、レスポンスが速いためである。具体的には600μm以下が好ましく、より好ましくは400μm以下であり、特に好ましくは250μm以下である。一方で、本実施形態のような平板状の基板を用いる場合には、圧電体膜形成時に生じる応力による反りを抑制するために、厚みが100μm以上であることが好ましく、200μm以上であることがより好ましい。なお、Si基板10は、応力調整層などを含んでいても構わない。
Si基板10は赤外線を透過する必要がある。したがって、Si基板10としては、ドープされている不純物の少ないもの、すなわち抵抗率が高いウエハを用いることが好ましい。具体的には、10Ωcm以上、より好ましくは100Ωcm以上の体積抵抗率を有することが好ましい。
Si基板10は、精度の高い光学フィルタ30を形成するために、少なくとも他面10bが鏡面研磨されており、表面粗さRaが1nm以下であることが好ましい。
[熱吸収層]
熱吸収層18は、赤外線(熱)を吸収し、センシング部25に熱を効率的に伝える。この熱吸収層18を備えることにより、センシング感度を向上させることができる。熱吸収層18を備えておらず、下部電極22がIrやPtなど金属電極である場合、赤外線IRが金属電極で反射して、熱を効率的にセンシング部25に伝えることができず、性能が十分に発揮できない場合がある。
熱吸収層18は、無機の黒色材料から構成されている。一般的な熱吸収層としては、色素を含有する有機材料からなる黒色吸収体層がよく知られているが、有機材料は耐熱性が低い。本発明の焦電センサにおいては、熱吸収層は耐熱性の高い無機材料から構成されている。
焦電センサ1の構成上、圧電体膜23より先に熱吸収層18を基板上に成膜しておく必要があり、圧電体膜23の成膜工程が後工程となる。有機材料などからなる耐熱性が低い熱吸収層では、圧電体膜23の成膜工程において高い温度での処理ができない。本発明では熱吸収層に耐熱性の高い無機材料を用いているので、500℃以上の温度に曝されるような圧電体膜の成膜工程を実施することも可能であり、製造の自由度が高い。
熱吸収層18としては、上述した下部電極22に適用できる金属のうち酸化物が黒色であるものを用いることが好ましい。基板材料であるSiと密着性が高く、かつ耐熱性があることから貴金属の酸化物が好ましい。具体的には、PtOx、IrOxおよびRuOなどが好ましい。
なお、熱吸収層18と下部電極22とがシームレスに形成されていることが密着性の観点から好ましい。下部電極22を構成する金属と熱吸収層18を構成する金属酸化物の金属とを同一とし、連続的に成膜することで熱吸収層18と下部電極22をシームレスに形成することができる。例えば、下部電極22をIrからなるものとする場合、スパッタ等の気相成膜においてOとArの混合ガスを成膜ガスとしてフローさせつつ、Irをターゲットとして用い、反応性スパッタによりIrOx膜を成膜し、そのスパッタ中にOの流入を停止することにより、IrOx膜に引き続き、徐々に膜中に取り込まれる酸素量が少なくなりIrのみの膜を成膜することができ、IrOx膜とIr膜をシームレスに形成することができる。このとき、IrOx膜とIr膜とは境界が明確でなく、徐々にOの含有量が少なくなる領域を有する。
熱吸収層18の厚みは赤外線を効率よく吸収するために1nm以上とすることが好ましい。また、良好な密着性を保ち、かつ熱容量を大きくし過ぎないために、100nm以下の厚みとすることが好ましい。
[光学フィルタ]
光学フィルタ30は、ノイズ源となる検出対象外の赤外線を極力カットし、検出対象である赤外線波長を透過する赤外線フィルタである。光学フィルタとしては、無機材料の多層膜フィルタを用いてもよいし、有機材料の塗布型フィルタを用いてもよい。性能の良好なフィルタを形成するために、光学フィルタの成膜面の表面粗さRaは1nm以下であることが好ましい。そのため、裏面研磨してあるSiウエハを用いることが好ましい。
光学フィルタ30の透過波長は、目的とする検出対象によって選択することができる。人感センサとして使用する場合には、人体が発する赤外線に相当する9〜10μm前後の波長のみを透過するバンドパスフィルタを用いることが理想的である。但し、誤検出を生じ得る波長帯を排除できればよく、コストなどの観点から5μm超の波長を透過する(5μm以下の波長をカットする)公知のロングパスフィルタを用いてもよい。
<製造方法>
上記第1の実施形態の焦電センサ1の製造方法の一例を説明する。
両面研磨されたSiウエハ(例えば、厚み250μm)をSi基板10として用いる。Siウエハは熱酸化膜が形成されていても、されていなくても構わない。
まず、Si基板10上に熱吸収層18および下部電極22をスパッタ法によって順次成膜する。例えば、熱吸収層18としてIrOx膜、下部電極22としてIr膜をシームレスに成膜する。例えば、Irをターゲットとして用い、成膜ガスとしてAr+30%Oガスをフローさせ、反応性スパッタによりIrOx膜を約10nm形成し、スパッタのプラズマをOFFにしないまま、成膜ガス中のOを0%とし、Arのみとしてスパッタを継続して、Ir膜を約150nm形成する。なお、IrOxとSi基板の密着性を向上させるために、数nm以下のTiなどの密着層をIrOxの成膜前にSi基板上に形成しても良い。但し、密着層を数nm以下とするのは、厚すぎると熱吸収層としてのIrOxの機能が低下するためである。
次に下部電極22上に圧電体膜23を成膜する。例えば、PZTが結晶化する温度(500〜650℃)に基板を加熱し、PZT膜を圧電体膜23として成膜する。このように基板温度を500℃以上の高温にする場合、有機材料からなる熱吸収層を備えていると、熱ダメージを受け、熱吸収層としての機能を発揮しなくなる。本発明においては熱吸収層が、耐熱性が高い無機材料を用いているため、このような高温処理を経ても熱吸収層として有効に機能する。
得られた圧電体膜23を一部エッチングしてパターニングし、その後、圧電体膜23上に上部電極24を成膜する。
次に、Si基板10の他の面10bに光学フィルタ30を形成する。光学フィルタ30は、例えば、蒸着によって形成することができる。あるいは、Si基板10の他の面10bに有機材料の吸収体を塗布して光学フィルタを形成してもよい。
以上の工程により、第1の実施形態の焦電センサ1を作製することができる。
本構成の焦電センサ1は、センシング部25に従来のバルク圧電体に代えて厚み10μm以下の圧電体膜を備えており、1枚の基板の一面にセンシング部25を備え、他面に光学フィルタ30を備えているので、全体としての厚みを薄くすることができ、センサ全体としての厚みを1mm以下に抑えた低背化の焦電センサを実現できる。
「第2の実施形態の焦電センサ」
図2は、第2の実施形態の焦電センサ2の断面模式図である。図1に示した焦電センサ1と同じ構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する(以下の図において同様とする。)。
本実施形態の焦電センサ2は、第1の実施形態における平板状のSi基板10に代えて、ダイアフラム構造を有するSi基板11を備えている。積層部20(センシング部25)はダイアフラム12の一面12aに設けられており、光学フィルタ30はダイアフラム12の他面12bに設けられている。すなわち、積層部20が設けられたダイアフラム12の周縁部に、ダイアフラム12の厚みよりも厚い肉厚部からなるダイアフラム支持部を備えたダイアフラム構造のSi基板11を用いている。
本実施形態のSi基板11であれば、センシング部25に入射する赤外線IRが通過するSi部分の厚みを薄くすることができる。赤外線が通過する部分のSi基板が薄いほど、熱容量を下げることができ、センサとしてのレスポンス性能を向上させることができる。
既述の通り、センシング部25に入射する赤外線IRが通過するSi基板の厚みは250μm以下とすることが好ましい。一方で、Si基板全体が薄いとハンドリング性が低下する。本構成によれば、センシング部25が設けられている部分の厚みを薄くしてレスポンスを向上させることができ、かつ、周縁に肉厚部を備えることにより、良好なハンドリング性を実現することができる。ダイアフラム12の厚みは200μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましく、50μm以下がさらに好ましい。
上記の通り、第2の実施形態の焦電センサ2は、第1の実施形態の焦電センサ1で得られる効果に加えて、さらにレスポンスを向上させることができる。
「第3の実施形態の焦電センサ」
図3は、第3の実施形態の焦電センサ3の平面模式図およびB−B線断面模式図である。
第3の実施形態の焦電センサ3は、第1の実施形態の焦電センサ1のSi基板10に代えて、中空部14aを有するSi基板14を備えている。積層部20は、Si基板14の表面全域でなく、中空部14a上に備えられている。図3の平面模式図に示されているように、平面視においてSi基板14の面積は積層部20(センシング部25)の面積よりも大きく、中空部14aに重畳して積層部20は設けられており、かつ積層部20は中空部14aの領域の内側の中空部14aよりも小さい領域に設けられている。
中空部14aは、真空もしくは減圧されていることが好ましく、真空がより好ましい。真空に近いほど空気による影響を受けにくく、ノイズを抑制することができるからである。
Si基板14が中空部14aを有するので、光学フィルタ30に入射する赤外線IRは中空部14aを通過し、熱吸収層18に到達する。光学フィルタ30に入射した赤外線IRが通過するSi基板14の実態部分は、中空部14aを構成する表裏面の薄い層のみであるため、応答性が速いセンシングが可能となる。
本実施形態の焦電センサ3においても、第1の実施形態の焦電センサ1で得られる効果に加えて、さらにレスポンスを向上させることができる。また、ダイアフラム構造の基板を備えた第2の実施形態の焦電センサ2よりもハンドリング性が高い。光学フィルタ30を形成する面が全面平らな面であるため、焦電センサ2の場合と比べて、光学フィルタ30の成膜が容易であり、精度の高い光学フィルタ30を形成することができる。
なお、中空部14aを備えた基板14は、例えば、次のようにして作製することができる。2枚のSOI(Silicon on Insulator)ウエハを用意し、1枚のSOIウエハについ
てRIE(Reactive Ion Etching)にて深掘りし、凹部を形成する。そのSOIウエハの
凹部を覆うように、もう1枚のSOIウエハを貼り付ける。その後、表面を研磨および/またはエッチングすることによりキャビティSOIウエハ(中空部を備えた基板)を作製することができる。
「イメージセンサ」
上記のような焦電センサをアレイ状に配列形成して、イメージセンサとして用いることができる。図4は、アレイ状に配列された焦電センサを備えたイメージセンサの一例の概略構成を示す平面図およびC−C線断面図である。
イメージセンサ5は、中空部14aを備えたSi基板14の一面に熱吸収層18が備えられており、熱吸収層18上に、下部電極22、圧電体膜23および上部電極24が積層されてなるセンシング部25が複数、縦横に配列された構成を有する。下部電極22は複数のセンシング部25に共通する一様な共通電極である。一方、圧電体膜23および上部電極24はパターニングされてセンシング部25毎に分離されている。また、イメージセンサ5はSi基板14の他面の全面に光学フィルタ30を備えている。
イメージセンサ5は、第3の実施形態と同様の焦電センサを複数備えたものであり、厚みも同等であるため、イメージセンサ5としても非常に低背化したデバイスを構成することができる。
以下、本発明の焦電センサの具体的な実施例および比較例を挙げてその効果について説明する。
[実施例1]
250μm厚の両面研磨されたSiウエハをSi基板として用いた。なお、Si基板として、赤外線を透過させるためにドープ量が少なく、体積抵抗の大きい100Ωcm以上の仕様ものを用いた。
Siウエハは熱酸化膜が形成されていても、されていなくても構わない。次に光吸収層をSi基板上に酸イリジウム膜(IrOx膜)をスパッタ法によって、300℃に基板を加熱し、Ar+30%O2ガスの組成にて約10nm形成した。その後、スパッタのプラズマをOFFにしないまま、成膜ガス中の酸素を0%とし、Arのみでスパッタし、Ir金属を下部電極として約150nm形成した。これにより、IrOxからIrをシームレスに密着性良く成膜した。
次に、基板を550℃に加熱した状態で、Ir電極上に圧電体膜を3μm形成した。成膜ガスは97.5%Ar+2.5%Oの混合ガスを用い、ターゲット材料としてPb1.3(Zr0.52Ti0.480.88Nb0.12)Oの組成のものを用いた。
得られた圧電体膜(以下においてNb−PZT膜という。)の一部をウエットエッチングにてパターニングし、さらにNb−PZT膜上に上部電極としてIrを形成し、実施例1の焦電センサとした。
なお、本発明は、Si基板の他面に光学フィルタを備えるものであるが、ここでは光学フィルタを備えない状態で評価を行った。以下の実施例および比較例についても同様とした。光学フィルタの有無は、レスポンスの応答速度および特定波長の赤外線に対する感度に直接影響しないため、本発明の効果の評価には影響しない。
上記の通り、本実施例では、Si基板裏面への光学フィルタを備えていないが、Si基板の裏面に一般的な光学フィルタ(概ね7μm程度の厚み)を直接蒸着形成した場合、光学フィルタの厚みを含めてトータルで厚み約270μm程度である超薄型の焦電センサを作製することができる。この厚みであれば、パッケージを含めても1mm厚以下を問題なく達成できる。
なお、従来のように、光学フィルタを0.5mm厚の石英ガラス上に形成して備えた場合、焦電センサとしてのトータルの厚みは0.85mm以上となり、パッケージを含めると1.0mmを超える厚みになり、高さ制限のある電子デバイスには適用しにくいものとなる。
[比較例1]
上記実施例1の焦電センサにおいて、熱吸収層を備えない構成の焦電センサを比較例1として作製した。熱吸収層を形成しない以外の作製工程は実施例1と同様とした。
上記実施例1および比較例1について、赤外線センサとして評価を行った。
室温25℃の室内にセンサを設置し、70℃の熱源を100mmの距離に設置した場合の焦電電流および応答性を調べた。
実施例1のセンサは、熱源設置の約10秒後に35nAの焦電電流が観測された。一方、熱吸収層を備えてない比較例1のセンサは、熱源設置の約10秒後に3nAの焦電電流が観測された。すなわち、熱吸収層の有無により感度が大きく異なり、熱吸収層を備えることにより高い感度が得られることが確認できた。
なお、従来のバルク材料の圧電体をセンシング部に備えた焦電センサで、同様の測定を行ったところ、熱源設置の20秒後に大きな焦電電流が観測され、本実施例のセンサは従来のものと比較して応答性が良好であることが確認できた。
[実施例2]
実施例1における板状のSi基板に代えて、内部が減圧状態とされた中空部を備えたキャビディウエハを基板として用いた。基板14として、図5に示すように、Siウエハの内部に中空部14aを有し、中空部14aを囲む上層14bおよび下層14cの厚みがそれぞれ20μm、ウエハの厚みが500μmのものを用いた。
基板以外は実施例1と同様の作製工程により実施例2の焦電センサを作製した。なお、圧電体膜のパターニングの際には、図3に示したように中空部14aの領域内において中空部14aよりも狭い領域にセンシング部25が形成されるようにした。
上記のようにして実施例2の焦電センサを作製した。本例においても光学フィルタは備えていないが、光学フィルタ(概ね7μm程度の厚み)を基板の裏面に直接蒸着形成した場合、トータル厚み約510μm以下のセンサを作製することができる。
[実施例3]
実施例2と同様のキャビティウエハを基板として用い、実施例1と同様の作製工程により焦電センサを作製した。但し、圧電体膜のパターニングを行わず、基板の全面にセンシング部を備えた構成とした。
実施例2および実施例3について、上記実施例1、比較例1と同様の方法で焦電電流および応答性を評価した。
実施例2の焦電センサは、熱源設置の約1秒後には35nAの焦電電流が観察され、非常の良好な応答性が得られた。なお、実施例3の焦電センサは実施例2の焦電センサと比較すると、焦電電流のピーク値が約1.5秒後となり応答性が少し悪かった。
センシング部に入射する赤外線が通過する基板厚みが実施例1と比較して薄いため、熱容量が小さくなり、応答性が向上したと考えられる。また、全面にセンシング部を備えた場合、中空部上にのみセンシングを備えた場合と比較して基板の熱の影響を受けやすく、応答性が相対的に低くなったと考えられる。
1、2、3 焦電センサ
5 イメージセンサ
10 Si基板
10a Si基板の一面
10b Si基板の他面
11 Si基板
12 ダイアフラム
12a ダイアフラムの一面
12b ダイアフラムの他面
14 Si基板
14a 中空部
18 熱吸収層
20 積層部
22 下部電極
23 圧電体膜
24 上部電極
25 センシング部
30 光学フィルタ
101 赤外線センサ
102 Si基板
102a 第1の表面
102b 第2の表面
103 赤外線センシング部
103a 赤外線吸収膜
105 空洞部

Claims (9)

  1. Si基板と、
    該Si基板の一面に、該一面側から無機材料からなる熱吸収層、下部電極、圧電体膜および上部電極がこの順に積層されてなる積層部と、
    前記Si基板の他面の、前記積層部に対向する位置に備えられた、赤外線を選択的に透過させる光学フィルタとを有し、
    該光学フィルタ側から前記Si基板を経て前記積層部に入射される赤外線を感知する焦電センサ。
  2. 前記下部電極が金属からなり、
    前記無機材料が前記金属の酸化物である請求項1記載の焦電センサ。
  3. 前記無機材料が貴金属の酸化物である請求項1または2記載の焦電センサ。
  4. 前記圧電体膜がスパッタ膜である請求項1から3いずれか1項記載の焦電センサ。
  5. 前記積層部に入射される赤外線が透過する前記Si基板の厚みが250μm以下である請求項1から4いずれか1項に記載の焦電センサ。
  6. 前記Si基板が、前記積層部が設けられている領域の周縁部に、前記領域の厚みよりも厚い肉厚部を備えている請求項1から5いずれか1項に記載の焦電センサ。
  7. 前記Si基板が中空部を備えている請求項1から5いずれか1項記載の焦電センサ。
  8. 平面視において、前記Si基板の面積が前記積層部の面積よりも大きく、前記中空部が前記積層部と重畳し、かつ前記積層部が前記中空部の領域の内側に位置する請求項7記載の焦電センサ。
  9. 前記圧電体膜がペロブスカイト型酸化物の(100)配向膜である請求項1から8いずれか1項記載の焦電センサ。
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