JPWO2018167920A1 - 信号整形装置、整形終端装置、信号整形方法および光伝送方法 - Google Patents

信号整形装置、整形終端装置、信号整形方法および光伝送方法 Download PDF

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Abstract

信号整形装置(100)は、複数の系統のビット列を予め定められた長さに区切ったブロックに、複数の種類の予め定められた処理を行って、送信する整形ブロックの候補である複数の候補ブロックを生成する生成部(121)と、候補ブロックに含まれる複数のビットを一次元変調シンボルに変換したときの一次元変調シンボルの重みを前記候補ブロック単位で算出する算出部(122)と、複数の候補ブロックの中から、重みに基づいて整形ブロックを選択する選択部(123)と、選択結果を示す選択情報を整形ブロックに付加する付加部(124)と、整形ブロックに含まれる複数のビットを一次元変調シンボルに変換して一次元変調信号を生成するシンボルマッピング部(130)と、を備えることを特徴とする。

Description

本発明は、データ伝送速度を向上させることが可能な信号整形装置、整形終端装置、信号整形方法および光伝送方法に関する。
通信システムにおいて、伝送中の雑音耐力を向上させるために、信号を整形して伝送する技術が提案されている。信号整形は、通常、誤り訂正よりも伝送路側で行われる。つまり送信側では誤り訂正符号化よりも後に信号整形が行われ、受信側では誤り訂正復号よりも前に整形終端が行われる。このような誤り訂正と信号整形との連接方法を、順連接(Normal Concatenation)と称する。非特許文献1は、送信側では誤り訂正符号化よりも前に信号整形が行われ、受信側では誤り訂正復号よりも後に整形終端が行われる方法が提案されている。このような誤り訂正と信号整形との連接方法を、順連接に対して逆連接(Reverse Concatenation)と称する。信号整形後に行われる処理は、振幅を表現するビットのペアを崩さないように行い、誤り訂正のパリティは振幅に影響しないビットに割り当てて振幅を表現するビットに影響を与えないようにする必要がある。このような制約は、回路実装上許容できない可能性もある。非特許文献1に記載の整形方法は、CCDM(Constant Composition Distribution Matching)と呼ばれ、非特許文献2に詳細が記載されている。CCDMは、パルス振幅変調(PAM:Pulse Amplitude Modulation)信号を生成するために適用可能な整形方法であり、ブロック長が10000ビット程度の算術符号を用いて、特定の信号点の出現確率を整形する。また非特許文献3には、CCDMを光伝送に適用することが記載されている。
しかしながら、CCDMと呼ばれる整形方法では、ブロック長が10000ビット程度必要であり、回路実装性に課題があった。これに対して、ブロック長をCCDMよりも短くすることが可能な整形方法として、非特許文献4には、カットアンドペースト法(Cut And Paste:CAP)が記載されている。非特許文献4に記載の方法は、2種類のビット割当表をルックアップテーブル(LUT:Look Up Table)の形で用意して、平均パワーが低くなる方を選択して信号整形を行うと共に、選択結果を併せて送信する。受信側では、選択結果に基づいて選択されたビット割当表のルックアップテーブルを用いて復調を行う。
G.Bocherer,外2名,「Bandwidth Efficient and Rate−Matched Low−Density Parity−Check Coded Modulation」,IEEE Transactions on Communications,vol.63,no.12,pp.4651−4665,Dec.2015. P.Schulte,外1名,「Constant Composition Distribution Matching」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.62,no.1,pp.430−434,Jan.2016. F.Buchali,外5名,「Rate Adaptation and Reach Increase by Probabilistically Shaped 64−QAM:An Experimental Demonstration」,Journal of Lightwave Technology,vol.34,no.7,pp.1599−1609,Apr.2016. J.Cho,外3名,「Low−Complexity Shaping for Enhanced Nonlinearity Tolerance」,ECOC2016,W.1.C.2,pp.467−469,Sep.2016.
しかしながら、上記非特許文献4に記載の技術は、2次元変調のQAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号に対して整形処理を行っているため、処理が複雑になるなど、実装面で複雑さが残るという課題があった。例えば、信号の整形には、6の2乗から6の12乗のアドレス空間を有するルックアップテーブルが必要であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で信号を整形して、伝送中の雑音耐力を向上させることが可能な信号整形装置、整形終端装置、信号整形方法および光伝送方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の信号整形装置は、複数の系統のビット列を予め定められた長さに区切ったブロックに、複数の種類の予め定められた処理を行って、送信する整形ブロックの候補である複数の候補ブロックを生成する生成部と、候補ブロックに含まれる複数のビットを一次元変調シンボルに変換したときの一次元変調シンボルの重みを候補ブロック単位で算出する算出部と、複数の候補ブロックの中から、重みに基づいて整形ブロックを選択する選択部と、選択結果を示す選択情報を整形ブロックに付加する付加部と、整形ブロックに含まれる複数のビットを一次元変調シンボルに変換して一次元変調信号を生成するシンボルマッピング部とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる信号整形装置は、簡易な構成で信号を整形して、伝送中の雑音耐力を向上させることが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる整形信号伝送システムの構成を示す図 図1に示す信号整形装置が順連接の処理を行うための構成を示す図 図2に示すシンボルマッピング部が3つの系統のビット列をPAM8のシンボルに変換する際の対応関係を示す図 図1に示す整形終端装置が順連接の処理を行うための構成を示す図 図1に示す整形信号伝送システムの動作を示すフローチャート 図5のステップS102の動作の詳細を示すフローチャート 図3に示す対応関係において、type1の入力ビットに対する出力レベルと、入力ビットB2を論理反転処理したtype2の入力ビットと、type2の入力ビットに対する出力レベルとの対応関係を示す図 図1に示す信号整形装置が生成した整形ブロックを示す図 本発明の実施の形態2にかかる信号整形装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2にかかる整形終端装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2にかかる整形信号伝送システムの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3に係る信号整形装置が付加する検出情報を示す図 本発明の実施の形態8に係る整形信号伝送システムの構成を示す図 図13に示す整形信号伝送システムの動作を示すフローチャート 一次元変調信号を偏波多重IQ信号に変換する方法の第1の例を示す図 一次元変調信号を偏波多重IQ信号に変換する方法の第2の例を示す図 本発明の実施の形態9に係る整形信号伝送システムの動作を示すフローチャート 図1に示す送信装置および図13に示す光送信装置を実現するためのハードウェア構成を示す図 図1に示す送信装置および図13に示す光送信装置を実現するためのハードウェア構成を示す図 図1に示す受信装置および図13に示す光受信装置を実現するためのハードウェア構成を示す図 図1に示す受信装置および図13に示す光受信装置を実現するためのハードウェア構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる信号整形装置、整形終端装置、信号整形方法および光伝送方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる整形信号伝送システム1の構成を示す図である。整形信号伝送システム1は、送信装置10と、伝送路20と、受信装置30とを有する。送信装置10は、信号整形装置100を有し、受信装置30は、整形終端装置300を有する。送信装置10の信号整形装置100が整形した信号は、伝送路20を介して受信装置30に伝送され、整形終端装置300で整形前の状態に戻される。
信号を整形する方式には、2つの方式が挙げられる。1つ目の方式は、信号整形処理を誤り訂正符号化よりも後に行って、誤り訂正復号よりも前に終端する順連接と呼ばれる方式である。2つ目の方式は、信号整形処理を誤り訂正符号化よりも前に行って、誤り訂正復号よりも後に終端する逆連接と呼ばれる方式である。本実施の形態で説明する信号整形方法は、順連接および逆連接の両方に適用が可能である。以下、本実施の形態1では、順連接の処理を行うための信号整形装置100および整形終端装置300の構成と、動作とを説明する。
図2は、図1に示す信号整形装置100が順連接の処理を行うための構成を示す図である。図2に示す信号整形装置100Aは、誤り訂正符号化部110と、整形処理部120と、シンボルマッピング部130とを有する。誤り訂正符号化部110は、入力された信号を誤り訂正符号化して誤り訂正符号化した信号を出力する。
整形処理部120は、入力された信号に整形処理を行って、整形された信号を出力する。整形処理部120は、生成部121と、算出部122と、選択部123と、付加部124とを有する。生成部121は、複数の系統のビット列を、整形処理の処理単位として予め定められた長さに区切ったブロックごとに、予め定められた複数の種類の処理を行って、整形後のブロックとして出力する整形ブロックの候補である複数の候補ブロックを生成する。予め定められた長さは、例えば数ビットから数100ビット程度である。算出部122は、生成部121が生成した候補ブロックのそれぞれのシンボルの重みを算出する。算出部122が算出する重みは、各ブロックを送信する際に必要な電力の大きさを示し、各ブロックに含まれるシンボルの電力、電力の平方根、電力の二乗、または、複数の系統のうち予め定められた系統のビット列に含まれる論理1の数のいずれか1つである。或いは、算出部122が算出する重みは、各ブロックに含まれるシンボルの電力、電力の平方根、電力の二乗、または複数の系統のうち予め定められた系統のビット列に含まれる論理1の数のいずれか1つの、任意の参照値からの距離であってもよい。選択部123は、算出部122が候補ブロックごとに算出した重みに基づいて、複数の候補ブロックの中から整形ブロックを選択する。付加部124は、選択結果を示す選択情報を整形ブロックに付加する。整形処理部120の詳細な動作については、後述される。
シンボルマッピング部130は、入力されたビット列に基づいて、複数階調の多値信号である一次元変調信号のシンボルXを生成してシンボル系列を出力する。ここで、一次元変調方式とは、信号点の各点が複素信号表示で直線上に並ぶように変調する方式であり、パルス振幅変調、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK:Binary Phase Shift Keying)、振幅シフトキーイング(ASK:Amplitude Shift Keying)、強度変調(OOK:On-Off Keying)などが挙げられる。シンボルマッピング部130は、予め定められた対応関係に基づいて、入力されたビット列を一次元変調方式のシンボルに変換する。
図3は、図2に示すシンボルマッピング部130が3つの系統のビット列をPAM8のシンボルに変換する際の対応関係を示す図である。PAM8は、パルス振幅変調のうち、3系統の入力ビットを8つの出力レベルのシンボルに変換する変調方式である。シンボルマッピング部130は、入力される3つの系統のビット列A=(A,A,A)に含まれる3系統の入力ビットB=(B,B,B)を、予め定められた8つのレベルのうちいずれかの出力レベルを有するシンボルに変換する。図3の例では、入力ビットB=010は「+7」の出力レベルのパルス信号に変換される。同様に、入力ビットB=011は「+5」の出力レベルのパルス信号に変換され、入力ビットB=001は「+3」の出力レベルのパルス信号に変換され、入力ビットB=000は「+1」の出力レベルのパルス信号に変換される。また入力ビットB=100は「−1」の出力レベルのパルス信号に変換され、入力ビットB=101は「−3」の出力レベルのパルス信号に変換され、入力ビットB=111は「−5」の出力レベルのパルス信号に変換され、入力ビットB=110は「−7」の出力レベルのパルス信号に変換される。
信号整形装置100Aにおいては、誤り訂正符号化部110の出力信号が整形処理部120に入力され、整形処理部120の出力信号がシンボルマッピング部130に入力される。このため、誤り訂正符号化部110は、整形処理前の信号を誤り訂正符号化することになり、整形処理部120は、誤り訂正符号化された信号を整形処理することになる。整形処理部120は、一次元変調信号を構成する複数の系統のビット列に整形処理を行う。したがって、二次元変調信号に整形処理を行うよりも整形処理を簡単な構成で効率的に行うことが可能である。
図4は、図1に示す整形終端装置300が順連接の処理を行うための構成を示す図である。図4に示す整形終端装置300Aは、尤度生成部310と、整形終端部320と、誤り訂正復号部330とを有する。尤度生成部310は、受信シンボルYの対数尤度比Lを求める。整形終端部320は、求められた対数尤度比Lに基づいて、受信した整形ブロックに整形終端処理を行って整形前の状態に戻す。整形終端処理の詳細については後述する。誤り訂正復号部330は、入力された信号に前方誤り訂正復号を行う。
整形終端装置300Aにおいては、尤度生成部310の出力信号が整形終端部320に入力され、整形終端部320の出力信号が誤り訂正復号部330に入力される。このため、整形終端部320は、尤度生成後の信号に整形終端処理を行い、誤り訂正復号部330は、整形終端後の信号に前方誤り訂正復号を行うことになる。
図5は、図1に示す整形信号伝送システム1の動作を示すフローチャートである。信号整形装置100Aの誤り訂正符号化部110は、入力された信号を誤り訂正符号化して、誤り訂正符号化後の信号を整形処理部120に入力する(ステップS101)。整形処理部120は、誤り訂正符号化後の信号に整形処理を行って整形ブロックを生成し、生成した整形ブロックをシンボルマッピング部130に入力する(ステップS102)。
図6は、図5のステップS102の動作の詳細を示すフローチャートである。整形処理部120の生成部121は、一次元変調信号を構成する複数の系統のビット列を予め定められた長さに区切ったブロックに、予め定められた処理を行って、送信する整形ブロックの候補である複数の候補ブロックを生成する(ステップS110)。具体的には、生成部121は、予め定められた処理として、少なくとも1つの系統のビット列を全反転処理したブロックを生成し、生成したブロックと、全反転処理を行わないブロックとを候補ブロックとする。例えば、生成部121は、入力するビット列A[t]=(A[t],A[t],A[t])に含まれるビットを4個ずつ区切ったブロックに、2番目の系統の入力するビット列A[t]を全反転処理した候補ブロックと、全反転処理を行わない候補ブロックとを生成する。例えば入力するビット列A[1]=(0,1,0),A[2]=(0,1,1),A[3]=(0,0,1),A[4]=(0,0,1)の場合、全反転処理を行うと、A[1]=(0,0,0),A[2]=(0,0,1),A[3]=(0,1,1),A[4]=(0,1,1)となる。
算出部122は、生成された複数の候補ブロックのそれぞれに含まれるシンボルの重みWを算出する(ステップS111)。算出部122は、シンボルの重みをシンボルの電力の二乗とする。シンボルの重みがシンボルの電力の二乗である場合、1ブロック分のシンボルの重みWは、シンボルの電力の二乗の合計となる。入力するビット列Aに何も処理しない場合をtype1として、type1の重みをW1とし、入力するビット列Aの入力するビット列A[t]を全反転処理した場合をtype2として、type2の重みをW2とした場合、W1は下記の数式(1)で表され、W2は下記の数式(2)で表される。なお、AMP_type1は、type1を入力ビットとしてシンボルマッピング処理を行った場合の出力レベルであり、AMP_type2は、type2を入力ビットとしてシンボルマッピング処理を行った場合の出力レベルである。
W1=Σ|AMP_type1[t]|2 …(1)
W2=Σ|AMP_type2[t]|2 …(2)
図7は、図3に示す対応関係において、type1の入力ビットに対する出力レベルAMP_type1と、入力ビットのB2を論理反転処理したtype2の入力ビットと、type2の入力ビットに対する出力レベルAMP_type2との対応関係を示す図である。シンボルマッピング処理に図7に示す対応関係が用いられる場合、下記数式(3)の関係が成り立つため、W1とW2との差異ΔWは、下記の数式(4)で表される。
AMP_type2[t]=8−AMP_type1[t] …(3)
ΔW=W1−W2=16Σ(|AMP_type1[t]|−4) …(4)
図6の説明に戻る。選択部123は、ブロックごとに、算出部122が算出した重みWに基づいて、整形ブロックを選択する(ステップS112)。具体的には、選択部123は、重みの値が小さい方の候補ブロックを整形ブロックとして選択する。ΔW<0の場合、選択部123は、type1の候補ブロックを整形ブロックとして選択する。ΔW>0の場合、選択部123は、type2の候補ブロックを整形ブロックとして選択する。ΔW=0の場合、type1およびtype2のいずれの候補ブロックを整形ブロックとして選択してもよいが、いずれかが偏って選択されることは望ましくない。このため、選択部123は、候補ブロックの中で、選択結果の偏りに基づいて、選択結果の偏りが小さくなるように整形ブロックを選択する。例えば選択部123は、過去10回の選択結果の履歴を蓄積しておき、選択回数が少ない側を整形ブロックとすることができる。或いは選択部123は、ブロック番号が奇数の場合にはtype1を選択し、ブロック番号が偶数の場合にはtype2を選択してもよい。なお上記の例では候補ブロックは2つであることとしたが、3以上の候補ブロックが生成されてもよい。この場合、選択部123は、複数の候補ブロックの中で重みが最小となる候補ブロックを整形ブロックとすることができる。
整形ブロックが選択されると、付加部124は、選択結果を示す選択情報を整形ブロックに付加する(ステップS113)。例えば、type1が選択された場合、選択情報は「0」の値を有するビットであり、type2が選択された場合、選択情報は「1」の値を有するビットとすることができる。複数の系統のビット列は、一次元変調信号の振幅を示す振幅ビット列と、振幅ビット列以外の非振幅ビット列とを含み、付加部124は、非振幅ビット列に選択情報を付加することが望ましい。
図8は、図1に示す信号整形装置100が生成した整形ブロックを示す図である。図8には、1番目のブロックBL1でtype1、2番目のブロックBL2でtype2、3番目のブロックBL3でtype2、4番目のブロックBL4でtype1の候補ブロックが選択された例を示している。各ブロックの第1系統のビット列Aの先頭ビットに選択情報が付加されている。第1系統のビット列Aは、PAM8の符号を決定するビットであり、マーク率が1/2から有意に乖離しない限り、振幅分布には影響しない非振幅ビット列である。
図5の説明に戻る。ステップS102に示す整形処理が終わると、信号整形装置100Aのシンボルマッピング部130は、シンボルマッピング処理を行ってシンボル系列を出力する(ステップS103)。送信装置10は、信号整形装置100Aが生成したシンボル系列を受信装置30に伝送する(ステップS104)。
受信装置30の整形終端装置300Aが、シンボル系列を受信すると、尤度生成部310は、受信したシンボル系列と雑音分散とを用いて、尤度を生成する(ステップS105)。尤度生成部310は、選択情報の対数尤度比L_OHと、系統ごとの尤度とを求める。また尤度生成部310は、選択情報の対数尤度比L_OHを補正して補正後の対数尤度比L_OHNを求める。具体的には、c_Nを0より大きい正規化ファクタとするとき、尤度生成部310は、L_OH>c_Nである場合、L_OHN=1と補正し、L_OH<−c_Nである場合、L_OHN=−1と補正し、それ以外である場合、L_OHN=L_OH/c_Nと補正する。なお、雑音分散は、固定値を用いてもよいし、最適値を探索する、既知信号を拡散させて整形信号と混在して伝送させて、信号対雑音比の検出結果を用いて、雑音分散を求めるなどの方法を用いることができる。
整形終端部320は、誤り訂正復号前の受信シンボルの整形終端処理を実行して、信号を整形前の状態に戻す(ステップS106)。整形終端部320は、尤度生成部310が生成した尤度を用いて、整形終端処理を行う。具体的には、整形終端部320は、第1系統および第3系統の受信シンボルは、整形処理の対象でないため、第1系統および第3系統に対して整形終端処理を行わない。整形終端部320は、第2系統の受信シンボルと、第2系統の尤度L2Sとに基づいて、第2系統の整形終端後の対数尤度比L2=L2S×L_OHNを求める。
誤り訂正復号部330は、入力された信号を誤り訂正復号する(ステップS107)。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、整形処理は、複数の系統のビット列を予め定められた長さに区切ったブロックに対して行われる。具体的には、複数の系統のうち少なくとも1つの系統のビット列を全反転処理した候補ブロックと、全反転処理を行わない候補ブロックとが生成されて、これらの候補ブロックの中から送信する整形ブロックが選択される。このため、二次元変調信号に整形処理を行うよりも簡易な構成で信号を整形して、伝送中の雑音耐力を向上させることが可能になる。したがって、データ伝送速度を向上させることが可能である。
データ伝送速度を向上させるために、ボーレートの高速化、変調多値度の向上など様々な方法が提案されている。信号整形技術は、変調多値度を向上させたときの実際のデータ伝送速度とシャノン限界との差異を埋めるものであり、この差異は、雑音の影響などに起因して生じている。雑音の影響を抑制してもその効果は最大でπe/6(1.53dB)であるため、この改善のために極端に大きな処理複雑度を要求することは合理的でない。整形効率と処理複雑度は通常トレードオフとなるため、実装上の課題となる。したがって、改善効果に見合った簡易な構成で雑音耐力を向上させることが重要である。
また、整形ブロックの選択結果を示す選択情報は、整形ブロックの非振幅ビットに割り当てられる。このため、送信する信号の振幅に影響を与えることなく、選択情報を整形ブロックに付加して伝送することが可能になる。
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、信号整形処理を誤り訂正符号化よりも後に行って、誤り訂正復号よりも前に終端する順連接の処理を行う例について説明した。本実施の形態2では、信号整形処理を誤り訂正符号化よりも前に行って、誤り訂正復号よりも後に終端する逆連接の処理を行う例について説明する。以下、実施の形態1と同様の部分は同じ符号を付することにより説明を省略して、実施の形態1と異なる部分を主に説明する。
図9は、本発明の実施の形態2にかかる信号整形装置100Bの構成を示す図である。信号整形装置100Bは、整形処理部120と、誤り訂正符号化部110と、シンボルマッピング部130とを有する。信号整形装置100Bにおいては、整形処理部120の出力が誤り訂正符号化部110に入力され、誤り訂正符号化部110の出力がシンボルマッピング部130に入力される。このため、誤り訂正符号化部110は、整形処理後の信号に対して誤り訂正符号化することになり、シンボルマッピング部130は、誤り訂正符号化後の信号に対してシンボルマッピング処理をすることになる。
図10は、本発明の実施の形態2にかかる整形終端装置300Bの構成を示す図である。整形終端装置300Bは、尤度生成部310と、誤り訂正復号部330と、整形終端部320とを有する。整形終端装置300Bにおいては、尤度生成部310の出力信号が誤り訂正復号部330に入力され、誤り訂正復号部330の出力信号が整形終端部320に入力される。このため、誤り訂正復号部330は、尤度生成後の信号を誤り訂正復号化することになり、整形終端部320は、誤り訂正復号後の信号を整形終端処理することになる。
図11は、本発明の実施の形態2にかかる整形信号伝送システムの動作を示すフローチャートである。信号整形装置100Bの整形処理部120は、入力された信号の整形処理を行う(ステップS102)。整形処理が行われた後、誤り訂正符号化部110は、信号を誤り訂正符号化する(ステップS101)。誤り訂正符号化が行われた後、シンボルマッピング部130は、シンボルマッピング処理を行う(ステップS103)。その後、生成されたシンボル系列は受信装置30の整形終端装置300Bに伝送される(ステップS104)。整形終端装置300Bの尤度生成部310は、受信したシンボル系列に基づいて、尤度を生成する(ステップS105)。誤り訂正復号部330は、尤度が生成された信号に対して誤り訂正復号する(ステップS107)。以上の処理については、処理を行う順番が異なるだけで実施の形態1と同様の動作を行うため詳細な説明は省略する。上記のような逆連接の処理を行う場合、上述の通り、整形終端部320に入力される信号は、誤り訂正復号後の信号となる。このため、整形終端部320は、選択情報の値が0の場合、該当する整形ブロックには何も処理をせず、選択情報の値が1の場合、該当する整形ブロックの第2系統を全て論理反転することで、整形前のビット列Aを得る整形終端処理を行う(ステップS206)。
以上説明したように、本発明の実施の形態2によれば、信号整形処理を誤り訂正符号化よりも後に行って、誤り訂正復号よりも前に終端する順連接の場合だけでなく、信号整形処理を誤り訂正符号化よりも前に行って、誤り訂正復号よりも後に終端する逆連接の場合であっても、信号を整形して伝送し、受信側にて整形前の状態に戻すことができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3にかかる整形信号伝送システム1の構成は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。実施の形態3では、選択情報Sに加えて、選択情報Sの誤り検出用のパリティビットである検出情報Pを整形ブロックに付加する点が実施の形態1と異なる。
図12は、本発明の実施の形態3に係る信号整形装置100が付加する検出情報Pを示す図である。図12に示す例では、1番目のブロックBL1でtype1、2番目のブロックBL2でtype2、3番目のブロックBL3でtype2、4番目のブロックBL4でtype1の候補ブロックが選択されている。このため、ブロックBL1の選択情報S1の値は「0」であり、ブロックBL2の選択情報S2の値は「1」であり、ブロックBL3の選択情報S3の値は「1」であり、ブロックBL4の選択情報S4の値は「0」となっている。図12には、検出情報Pとして、選択情報Sの論理反転を用いる例が示されている。この場合、ブロックBL1の検出情報P1の値は「1」であり、ブロックBL2の検出情報P2の値は「0」であり、ブロックBL3の検出情報P3の値は「0」であり、ブロックBL4の検出情報P4の値は「1」となる。
検出情報Pが用いられる場合、尤度生成部310は、選択情報Sの対数尤度比と検出情報Pの対数尤度比とを合成して用いることができる。選択情報Sの対数尤度比をL_OH1として、検出情報Pの対数尤度比をL_OH2とした場合、L_OH=L_OH1−L_OH2とすることができる。
本実施の形態3の方法は、順連接の処理を行う際に用いるのが望ましい。また、上記の方法は、1ブロックの長さNが小さい場合、冗長な処理が増える割に、選択情報Sが誤った場合の影響は限定的であるため、Nが8以上の場合に用いることが望ましい。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4にかかる整形信号伝送システム1の構成は、実施の形態2と同様であるため説明を省略する。本実施の形態4にかかる送信装置10は、信号整形装置100Bが候補ブロックを生成する方法が実施の形態2と異なるため、以下、実施の形態2と異なる部分を主に説明する。
生成部121は、M系列を巡回シフトして7つのM系列を生成して、第2系統の入力するビット列Aと、7段のM系列との排他的論理和をとり、7つの候補ブロックを生成する。また、生成部121は、M系列との排他的論理和演算をしない場合を含めて、8つの候補ブロックを取得することができる。算出部122は、重みとして、それぞれの候補ブロックに含まれる第2系統のビット列Aにおける論理1の出現数を算出する。選択部123は、算出された出現数が3.5から最も乖離している候補ブロックを送信する整形ブロックとして選択する。選択部123は、さらに、選択された候補ブロックの第2系統のビット列Aにおける論理1の出現数が4以上である場合、論理1の出現数が4以上である候補ブロックの第2系統のビット列を全て論理反転処理する。付加部124は、8つの候補ブロックのうち選択部123による選択結果を示す選択情報を3ビットで生成して整形ブロックに付加する。また付加部124は、選択部123によって第2系統のビット列を論理反転処理したか否かを示す選択情報を1ビットで生成して整形ブロックに付加する。この場合、選択情報は合計4ビットとなる。第2系統の論理1の数を減らすことにより、整形ブロックに含まれるシンボルの平均電力を低下させることが可能になる。上述の方法は、1ブロック当たりの選択情報のビット数が多く、選択情報が誤った場合の影響が大きいため、逆連接の処理を行う場合に本実施の形態4の技術を適用することが望ましい。
整形終端装置300Bの整形終端部320は、まず論理反転処理したか否かを示す1ビットの選択情報に対して、実施の形態2において図11を用いて説明した方法と同様に整形終端処理を行う。続いて整形終端部320は、排他的論理和演算に関する3ビットの選択情報に対して、該当するM系列との排他的論理和演算を行う。なお、選択された候補ブロックが、排他的論理和演算を行わなかった候補ブロックであった場合、整形終端部320は排他的論理和演算を行わない。
以上説明した本発明の実施の形態4に係る整形信号伝送システム1においても、二次元変調信号に整形処理を行うよりも簡易な構成で信号を整形して、伝送中の雑音耐力を向上させることが可能になる。
なお、上記の実施の形態4において、選択部123は、論理1の出現数が最小となる候補ブロックを選択してもよい。論理1の出現数が最小となる候補ブロックを選択する場合、通常、選択された候補ブロックにおいて第2系統のビット列の論理1の出現数は3以下となるため、全論理反転処理を行わなくてもよい。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5にかかる整形信号伝送システム1の構成は、実施の形態2と同様であるため説明を省略する。本実施の形態5にかかる送信装置10は、信号整形装置100Bが候補ブロックを生成する方法が実施の形態2と異なるため、以下、実施の形態2と異なる部分を主に説明する。
生成部121は、第2系統のビット列Aおよび第3系統のビット列Aで構成する長さ8の4元シンボル系列を生成する。また、生成部121は、15段のM系列の末尾に0を加えた長さ16の系列を、長さ8の2つの系列に分けて、それぞれを組み合わせて長さ8の4元数列を構成し、参照系列であるシンボルスクランブル系列を生成する。生成部121は、入力するビット列AおよびAから構成された4元シンボル系列と、参照系列との和について、4の剰余を求めるビットスクランブル処理を行う。生成部121は、参照系列を巡回シフトして少なくとも8通りの参照系列について、上記のビットスクランブル処理を行って、ビットスクランブル処理の結果を候補ブロックとする。選択部123は、8通りの候補ブロックから重みが最小となる候補ブロックを送信する整形ブロックとして選択する。付加部124は、選択部123の選択結果を3ビットの選択情報として整形ブロックに付加する。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6にかかる整形信号伝送システム1の構成は、実施の形態1または2と同様であるため説明を省略する。本実施の形態6に係る送信装置10は、信号整形装置100の生成部121が候補ブロックを生成する方法が実施の形態1および2と異なる。
1ブロックの長さN=15とした場合、生成部121は、長さ15の系列のうち、要素が全て0である1通りの系列と、1つの要素が1であって他の要素が全て0である15通りの系列とを生成して、第2系統のビット列Aを生成した系列と入れ替えたものを候補ブロックとする。16通りの系列には4ビットを割り当てて、入力を4ビットとし、16通りのいずれかの系列に割り当てる。例えば、入力を16進表記した際に0となる場合、全零系列を割り当てて、入力を16進表記した際に1〜15となる場合、それぞれ単独1系列の論理1のポジションに対応させることができる。これにより、第2系統の論理1の数を減らすことが可能であり、整形ブロックに含まれるシンボルの平均電力を低下させ、伝送中の雑音耐力を向上させることが可能になる。
実施の形態7.
信号整形装置100は、上記の実施の形態1〜6で説明した整形方法のいずれか1つだけでなく、複数を組み合わせて用いることもできる。上記の実施の形態1〜6では、第2系統のビット列Aについて予め定められた処理を行って候補ブロックを生成したが、第3系統のビット列Aについて予め定められた処理を行ってもよい。この場合、伝送する信号の振幅の絶対値が小さい値をとる確率が高まり、より伝送中の雑音耐力を向上させることが可能になる。
実施の形態8.
上記の実施の形態1〜7では、伝送路20を伝送される信号は電気信号であってもよく、特に限定されていなかったが、本実施の形態8では、整形後の電気信号を光信号に変換して伝送する光伝送システムにおいて、本発明の技術を適用した例について説明する。
図13は、本発明の実施の形態8に係る整形信号伝送システム2の構成を示す図である。整形信号伝送システム2は、光信号を伝送するシステムであり、光送信装置11と、光伝送路21と、光受信装置31とを有する。
光送信装置11は、信号整形装置100と、光源141と、光変調器142と、変調器ドライバ143と、デジタルアナログ変換器144とを有する。信号整形装置100は、上記実施の形態1〜7のいずれか1つに係る信号整形装置100のうち順連接の処理を行う信号整形装置100Aである。光源141は、光信号を生成するための光を出射する。光変調器142は、光源141が出射した光を変調して光信号を生成し、生成した光信号を光伝送路21に出力する。変調器ドライバ143は、信号整形装置100が生成する電気信号である一次元変調信号に基づいて、光変調器142を駆動させる。デジタルアナログ変換器144は、信号整形装置100が生成するデジタルの電気信号をアナログの電気信号に変換して変調器ドライバ143に入力する。上記の構成により、光送信装置11は、信号整形装置100が生成した電気信号から光信号を生成して光伝送路21に出力することができる。
光伝送路21は、光送信装置11と光受信装置31とを接続し、光信号を伝送する伝送路である。光伝送路21は、光ファイバ211と、光増幅器212と、波長選択スイッチ213とを含む。光送信装置11が出力した光信号は、光伝送路21を介して光受信装置31に伝送される。
光受信装置31は、光源311と、コヒーレントレシーバ312と、アナログデジタル変換器313と、整形終端装置300とを有する。光源311は、中心周波数が受信する変調光と一致する局部発振光を出射する。コヒーレントレシーバ312は、光源311が出射した局部発振光と、光伝送路21から受信する変調光とを干渉させて、電気信号に変換する。アナログデジタル変換器313は、コヒーレントレシーバ312が受信した電気信号をデジタル信号に変換して整形終端装置300に入力する。整形終端装置300は、上記の実施の形態1〜7のいずれか1つに係る整形終端装置300のうち順連接の処理を行う整形終端装置300Aである。
図14は、図13に示す整形信号伝送システム2の動作を示すフローチャートである。まず光送信装置11の誤り訂正符号化部110は、誤り訂正符号化処理を行って処理後の信号を出力する(ステップS101)。そして、整形処理部120は、誤り訂正符号化部110が出力した信号を整形処理して整形処理後の信号を出力する(ステップS102)。シンボルマッピング部130は、整形処理部120が出力した信号にシンボルマッピング処理を行って、一次元変調信号である電気信号を出力する(ステップS103)。
シンボルマッピング部130から出力された電気信号は、デジタルアナログ変換器144においてアナログの電気信号に変換された後、変調器ドライバ143に入力される。変調器ドライバ143が、入力された電気信号に基づいて、光変調器142を駆動して、光源141が出射した光を光変調器142が変調することによって、光信号が生成される(ステップS301)。これにより、光送信装置11から光信号が出力されることになる。
光送信装置11から出力された光信号は、光伝送路21を伝送される(ステップS302)。光受信装置31のコヒーレントレシーバ312は、光源311が出射する光を用いて、受信した光信号と光源311が出射する光とを干渉させ、コヒーレント検波を行って光信号を電気信号に変換して出力する光受信処理を行う(ステップS303)。コヒーレントレシーバ312が生成したアナログの電気信号は、アナログデジタル変換器313によりデジタル信号に変換されて、整形終端装置300に入力される。
整形終端装置300の尤度生成部310は、尤度生成処理を行って処理後の信号を出力する(ステップS105)。整形終端部320は、尤度生成部310が出力した信号に整形終端処理を行って、処理後の信号を出力する(ステップS106)。誤り訂正復号部330は、整形終端部320が出力した信号を誤り訂正復号する(ステップS107)。
なお、図14の説明において、図5と同様の動作については同じ符号を用いて詳細な説明を省略している。また、本発明の特徴に直接関係しない部分については説明を省略しているが、例えば、光送信装置11は、信号スペクトル整形、振幅調整、スキュー調整、電気信号の増幅処理などの信号処理を行ってもよい。また光伝送路21では、波長合分波、光増幅、方路選択などの信号処理が行われてもよい。光受信装置31は、波形歪み補償、適応直交偏波分離、クロック再生、搬送波再生などの信号処理を行ってもよい。
整形した一次元変調信号を偏波多重IQ信号に変換する方法としては、様々な方法が考えられる。図15は、一次元変調信号を偏波多重IQ信号に変換する方法の第1の例を示す図である。図15に示す例では、4つの整形PAMシンボルをそれぞれ水平偏波I軸(XI)、水平偏波Q軸(XQ)、垂直偏波I軸(YI)、垂直偏波Q軸(YQ)に割り当てている。図16は、一次元変調信号を偏波多重IQ信号に変換する方法の第2の例を示す図である。図16に示す例では、1つの整形PAMシンボルを、水平偏波I軸、水平偏波Q軸、垂直偏波I軸および垂直偏波Q軸に跨って割り当てている。一次元変調信号を偏波多重IQ信号に変換する方法は、図15および図16に示す例に限られない。例えば、整形PAMシンボルを偏波間では跨らせずに、I/Q軸間でのみ跨らせるように整形PAMシンボルを割り当ててもよいし、時間方向で分散させて整形PAMシンボルを配置することもできる。選択情報については、水平偏波I軸、水平偏波Q軸、垂直偏波I軸、垂直偏波Q軸のいずれかに偏らずに均等に割り当てることが望ましい。本発明の技術を光伝送システムに適用することで、伝送中に生じる非線形光学効果の影響も抑制することが可能である。
実施の形態9.
図17は、本発明の実施の形態9に係る整形信号伝送システム2の動作を示すフローチャートである。本発明の実施の形態9に係る整形信号伝送システム2の構成は、実施の形態8と同様であり、信号整形装置100が逆連接の処理を行う信号整形装置100Bであり、整形終端装置300が逆連接の処理を行う整形終端装置300Bである点が実施の形態8と異なる。
信号整形装置100Bの整形処理部120は、整形処理を行って処理後の信号を出力する(ステップS102)。誤り訂正符号化部110は、整形処理部120が出力した信号を誤り訂正符号化して、処理後の信号を出力する(ステップS101)。シンボルマッピング部130は、誤り訂正符号化部110が出力した信号をシンボルマッピング処理して処理後の信号を出力する(ステップS103)。
光源141および光変調器142は、光信号生成処理を行って処理後の光信号を出力する(ステップS301)。光伝送路21は、出力された光信号を光受信装置31まで伝送する(ステップS302)。光受信装置31の光源311、コヒーレントレシーバ312およびアナログデジタル変換器313が光受信処理を行うと、処理後の信号を整形終端装置300Bに入力する(ステップS303)。
整形終端装置300Bの尤度生成部310は、尤度生成処理を行って処理後の信号を出力する(ステップS105)。誤り訂正復号部330は、尤度生成部310が出力した信号を誤り訂正復号して、処理後の信号を出力する(ステップS107)。整形終端部320は、誤り訂正復号部330が出力した信号を整形終端処理する(ステップS106)。
なお、図17に示す各動作は、上記の実施の形態1〜8において既に説明済みであるため、詳細な説明は省略する。上記のように、光信号伝送システムにおいても、逆連接の処理を行う整形信号伝送システム2を構成することが可能である。
図18および図19は、図1に示す送信装置10および図13に示す光送信装置11を実現するためのハードウェア構成を示す図である。図1に示す送信装置10の機能は、送信機401および処理回路402により実現することができる。送信装置10の送信処理機能は、送信機401により実現することができ、送信装置10の有する信号整形装置100の機能は、処理回路402により実現することができる。すなわち、送信装置10は、送信する信号を誤り訂正符号化し、整形処理を行い、シンボルマッピング処理を行う処理回路を備える。処理回路402は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ404に格納されるコンピュータプログラムを実行するプロセッサ403およびメモリ404であってもよい。プロセッサ403は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。
処理回路402が専用のハードウェアである場合、処理回路402は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。信号整形装置100の誤り訂正符号化部110、整形処理部120およびシンボルマッピング部130の各部の機能それぞれを処理回路402で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路402で実現してもよい。
処理回路402がプロセッサ403およびメモリ404の場合、信号整形装置100の誤り訂正符号化部110、整形処理部120およびシンボルマッピング部130の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ404に格納される。処理回路402は、プロセッサ403がメモリ404に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、送信装置10は、処理回路402により実行されるときに、送信する信号を誤り訂正符号化し、整形処理を行い、シンボルマッピング処理を行うためのコンピュータプログラムを格納するメモリ404を備える。また、これらのプログラムは、信号整形装置100の行う手順および方法をコンピュータに実行させるためのであるともいえる。
メモリ404は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)などである。
なお、信号整形装置100の誤り訂正符号化部110、整形処理部120およびシンボルマッピング部130の機能は、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路402は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
図13に示す光送信装置11は、送信機401と、処理回路402とにより実現することができる。光送信装置11の光源141、光変調器142および変調器ドライバ143は、送信機401である。この場合、送信機401は、光信号を出力する光送信機である。なお、光送信装置11の信号整形装置100については、上記の送信装置10の場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図20および図21は、図1に示す受信装置30および図13に示す光受信装置31を実現するためのハードウェア構成を示す図である。図1に示す受信装置30は、受信機405および処理回路402により実現することができる。また図13に示す光受信装置31は、受信機405および処理回路402により実現することができる。光源311、コヒーレントレシーバ312およびアナログデジタル変換器313は、受信機405である。この場合、受信機405は、光信号を受信する光受信機である。
なお信号整形装置100および整形終端装置300は、集積回路の内部機能の1つであってもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,2 整形信号伝送システム、10 送信装置、11 光送信装置、20 伝送路、21 光伝送路、30 受信装置、31 光受信装置、100,100A,100B 信号整形装置、110 誤り訂正符号化部、120 整形処理部、121 生成部、122 算出部、123 選択部、124 付加部、130 シンボルマッピング部、141,311 光源、142 光変調器、143 変調器ドライバ、144 デジタルアナログ変換器、211 光ファイバ、212 光増幅器、213 波長選択スイッチ、300,300A,300B 整形終端装置、310 尤度生成部、312 コヒーレントレシーバ、313 アナログデジタル変換器、320 整形終端部、330 誤り訂正復号部、401 送信機、402 処理回路、403 プロセッサ、404 メモリ、405 受信機、BL1,BL2,BL3,BL4 ブロック、S1,S2,S3,S4 選択情報、P1,P2,P3,P4 検出情報。

Claims (21)

  1. 複数の系統のビット列を予め定められた長さに区切ったブロックに、複数の種類の予め定められた処理を行って、送信する整形ブロックの候補である複数の候補ブロックを生成する生成部と、
    前記候補ブロックに含まれる複数のビットを一次元変調シンボルに変換したときの前記一次元変調シンボルの重みを前記候補ブロック単位で算出する算出部と、
    複数の前記候補ブロックの中から、前記重みに基づいて前記整形ブロックを選択する選択部と、
    選択結果を示す選択情報を前記整形ブロックに付加する付加部と、
    前記整形ブロックに含まれる複数のビットを前記一次元変調シンボルに変換して一次元変調信号を生成するシンボルマッピング部と、
    を備えることを特徴とする信号整形装置。
  2. 前記生成部は、前記予め定められた処理として、少なくとも1つの系統のビット列を全反転処理し、前記全反転処理したブロックと、前記全反転処理を行わないブロックとを前記候補ブロックとすることを特徴とする請求項1に記載の信号整形装置。
  3. 前記生成部は、前記予め定められた処理として、少なくとも1つの系統のビット列に、ビットスクランブル処理を行って複数の前記候補ブロックを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の信号整形装置。
  4. 前記生成部は、M系列を巡回シフトして生成する複数の参照系列を用いて、前記複数の系統のうち1つの系統のビット列に前記ビットスクランブル処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の信号整形装置。
  5. 前記生成部は、前記複数の系統のうちの2以上の系統のビット列に前記ビットスクランブル処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の信号整形装置。
  6. 前記生成部は、複数のM系列を巡回シフトした系列を組み合わせて生成する複数の参照系列を用いて、前記ビットスクランブル処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の信号整形装置。
  7. 前記重みは、前記シンボルの電力、前記電力の平方根、前記電力の二乗、または、複数の前記系統のうち予め定められた系統のビット列に含まれる論理1の数のいずれか1つであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の信号整形装置。
  8. 前記重みは、前記シンボルの電力、前記電力の平方根、前記電力の二乗、または、複数の前記系統のうち予め定められた系統のビット列に含まれる論理1の数のいずれか1つの、任意の参照値からの距離であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の信号整形装置。
  9. 前記付加部は、前記選択情報に加えて、前記選択情報の誤り検出用の検出情報をさらに前記整形ブロックに付加することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の信号整形装置。
  10. 前記検出情報は、前記選択情報を論理反転させたビットであることを特徴とする請求項9に記載の信号整形装置。
  11. 前記複数の系統のビット列は、前記一次元変調信号の振幅を示す振幅ビット列と、前記振幅ビット列以外の非振幅ビット列とを含み、
    前記付加部は、前記非振幅ビット列に前記選択情報を付加することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の信号整形装置。
  12. 前記選択部は、前記重みが最小となる前記候補ブロックを選択し、前記重みが最小となる前記候補ブロックが複数存在する場合、前記重みが最小となる前記候補ブロックの中で選択結果の偏りに基づいて前記候補ブロックを選択することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の信号整形装置。
  13. 前記生成部は、少なくとも1つの系統のビット列を、要素の全てが論理0で構成されるビット列、または1つの要素が論理1であってその他の要素が論理0であるビット列に変換して前記候補ブロックを生成することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の信号整形装置。
  14. 前記生成部は、1つの前記候補ブロックを生成するために複数の種類の前記予め定められた処理を行うことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の信号整形装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の信号整形装置が整形した前記整形ブロックを整形前の状態に戻す整形終端処理を行う整形終端装置であって、
    前記整形ブロックに含まれる前記選択情報に基づいて、前記整形ブロックを整形前の状態に戻す整形終端部、
    を備えることを特徴とする整形終端装置。
  16. 請求項9または請求項10に記載の信号整形装置が整形した前記整形ブロックを整形前の状態に戻す整形終端処理を行う整形終端装置であって、
    前記整形ブロックに含まれる前記選択情報と前記検出情報とを尤度合成して前記選択結果を回復し、回復した前記選択結果用いて、前記整形ブロックを整形前の状態に戻すことを特徴とする整形終端装置。
  17. 受信した前記整形ブロックの尤度を生成する尤度生成部をさらに備え、
    前記選択結果の尤度が予め定められた値よりも低い場合、前記整形ブロックを整形前の状態に戻して生成されるブロックの尤度を低下させることを特徴とする請求項15または16に記載の整形終端装置。
  18. 前記尤度生成部は、前記整形ブロックの伝送に混在して間欠的に伝送される既知信号の受信雑音分散を用いて、前記整形ブロックの尤度を生成することを特徴とする請求項17に記載の整形終端装置。
  19. 複数の系統のビット列を予め定められた長さに区切ったブロックに、複数の種類の予め定められた処理を行って、送信する整形ブロックの候補である複数の候補ブロックを生成するステップと、
    前記候補ブロックに含まれる複数のビットを一次元変調シンボルに変換したときの前記一次元変調シンボルの重みを前記候補ブロック単位で算出するステップと、
    複数の前記候補ブロックの中から、前記重みに基づいて前記整形ブロックを選択するステップと、
    選択結果を示す選択情報を前記整形ブロックに付加するステップと、
    前記整形ブロックに含まれる複数のビットを前記一次元変調シンボルに変換して一次元変調信号を生成するステップと、
    を含むことを特徴とする信号整形方法。
  20. 請求項19に記載の信号整形方法を含む光伝送方法であって、
    電気信号を誤り訂正符号化するステップと、
    誤り訂正符号化後の前記電気信号を用いて、複数の前記候補ブロックを生成するステップと、
    前記整形ブロックを選択するステップと、
    前記選択情報を付加するステップと、
    前記一次元変調信号を生成するステップと、
    前記一次元変調信号を光信号に変換するステップと、
    生成した光信号を伝送するステップと、
    伝送後の光信号を電気信号に変換するステップと、
    電気信号の尤度を求めるステップと、
    尤度生成後の信号に対して整形終端処理を行うステップと、
    整形終端後の信号に対して誤り訂正復号を行うステップと、
    を含むことを特徴とする光伝送方法。
  21. 請求項19に記載の信号整形方法を含む光伝送方法であって、
    前記選択情報を付加するステップと、前記一次元変調信号を生成するステップとの間において、前記整形ブロックを誤り訂正符号化するステップと、
    前記一次元変調信号を光信号に変換するステップと、
    生成した光信号を伝送するステップと、
    伝送後の光信号を電気信号に変換するステップと、
    電気信号の尤度を求めるステップと、
    尤度生成後の信号に対して誤り訂正復号を行うステップと、
    誤り訂正復号後の信号に対して整形終端処理を行うステップと、
    を含むことを特徴とする光伝送方法。
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