JPWO2018155719A1 - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には、複数の配送先により構成される配送ルートを単位とする配送業務をジョブ(単位仕事)として位置付け、当該ジョブに対応してジョブデータを作成し、そのジョブデータと、携帯電話,自動車電話等の移動体通信機とを各配送用車両に割り当てる。そして、各配送先への配送完了に伴って、メールサーバに配送済報告を行い、これに基づき、物流管理プログラムで、ジョブデータを再生し、刻々変化する配送状況を荷主がインターネットを通じて容易に閲覧できる技術が存在する。
また、物流側からみて荷主が信頼できない場合、物流側が荷主と取引する際にトラブルが生じる等のリスクを伴う可能性がある。
そこで、物流側が荷主と取引する際のリスク回避をすることができる技術を確立することが要求されている状況である。
荷主から情報を取得するとともに、当該荷主から対価の支払いを受けて、所定の荷物を、移動体に積荷して所定場所まで運搬する物流側から情報を取得して、所定の処理を実行する情報処理装置において、
前記荷主からの情報として、前記所定の荷物の積込時間と、前記対価の支払いの状況とを含む実績情報を取得する実績情報取得手段と、
前記実績情報に基づいて、前記物流側からみた前記荷主の評価を算出する評価算出手段と、
を備える。
また、荷主端末2−1乃至2−mの夫々を、個々に区別する必要が特にない場合、これらをまとめて「荷主端末2」と呼ぶ。同様に、物流業者端末3−1乃至3−nの夫々を、個々に区別する必要が特にない場合、これらをまとめて「物流業者端末3」と呼ぶ。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入力部17は、各種ハードウェア鉛等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(図1の例では、荷主端末2、物流業者端末3)との間で行う通信を制御する。
ここで、「評価算出処理」とは、実績情報を取得し、実績情報に基づいて、物流側からみた荷主の評価を算出し、評価算出結果を出力する制御を実行する一連の処理をいう。
そして、実績情報取得部41は、取得した当該実績情報を評価算出部42に提供する。
そして、評価算出部42は、算出した評価算出結果を評価算出結果出力制御部43に提供する。
図4は、図2のサーバ1が実行する評価算出処理の具体例を示す図である。
図4の荷主Sは、荷主Sの顧客Cから配送を依頼された所定の荷物を物流業者Lのトラックに積込む。そして、荷主Sは、物流業者Lに対して、対価を支払い、顧客Cへ当該荷物を運搬するよう依頼をする。
例えば、荷主Sは、荷主端末2を用いて、所定の荷物の積込時間(図4の待機時間)と、対価の支払いの状況とを含む実績情報を、サーバ1に送信する。
すると、サーバ1は、荷主端末2から送信されてくる、所定の荷物の積込時間(図4の待機時間)と、対価の支払いの状況とを含む実績情報を、取得する。
ここで、荷主Sは、荷物の積込時間(図4の待機時間)が遅く、対価の支払いが大幅に遅れている状況にあるとする。
サーバ1は、実績情報に基づいて、物流業者Lからみた荷主Sの評価を算出する。即ち、荷主Sは、荷物の積込時間(図4の待機時間)が遅く、対価の支払いが大幅に遅れている状況にあることから、信頼できないという評価を算出する。
そして、サーバ1は、評価算出結果を物流業者端末3を介して物流業者Lに出力する制御を実行する。
この場合、物流業者端末3から「実績情報」をサーバ1に送信する具体的手法は特に限定されないが、「実績情報」の送信に際して、図6及び図7に示すような画面を用いることができる。以下、図6及び図7を参照して、物流業者Lが物流業者端末3を用いて「実績情報」をサーバ1に送信する具体例について説明する。
ここで、物流業者Lとして物流業者端末3を操作する者は、物流業者Lに属する又は物流業者Lから依頼されたトラックの運転手であるものとする。
運転手は、集荷についての来場案内に従って、貨物を積み込んだトラックで物流センターへ行き、当該物流センターで貨物を積卸すことが前提とされている。なお、ここでは説明の便宜上、集荷による積卸しを前提とするが、当然ながら配達による積込あり得る。
そして、次のような業務フローがなされるものとする。
即ち、ステップSaにおいて、荷主S(納品先)から、物流センターへの来場案内がくる。
ステップSbにおいて、トラックが物流センターに到着した際に、その位置情報(GPS情報)がサーバ1に送信される。
ステップScにおいて、物流センターに到着した際の(作業開始前の)トラックの状態が把握される。
ステップSdにおいて、運転手による作業が開始される。
ステップSeにおいて、運転手による作業が終了する。
ステップSfにおいて、物流センターの係員(荷主側)による品質チェックがなされる。
ステップSgにおいて、物流センターの係員(荷主側)による受け取りのサインや受領印の押下がなされる。
ステップShにおいて、運転手(物流業者L)に対する評価がなされる。
ステップSiにおいて、荷主S(物流センター)に対する評価がなされる。
図6(A)の画面は、表示領域111と112とに分割される。
表示領域111には、物流センターへの来場案内の情報が表示される。即ち、物流センター(の名称)、住所、及び電話番号、物流センターから指定された積卸日及び積卸時刻について表示領域が設けられている。運転手(物流業者L)は、表示領域111の表示内容に基づいて、荷主Sから指定された貨物をトラックに積載し、そのトラックで物流センターに行くことになる。
図6(A)の例では、運転手は、物流センター(の名称)の項目の表示領域から、物流センターの名称は「山梨県甲府市湯田」と視認する。運転手は、住所の項目の表示領域から、物流センターの住所は「〒400−0851 山梨県甲府市湯田」と視認する。運転手は、電話番号の項目の表示領域から、物流センターの電話番号は「055−235−XXXX」と視認する。そして、運転手は、積卸日の項目の表示領域から、物流センターに行く日付「2018−02−03」と視認し、さらに、積卸時刻の項目の表示領域から、物流センターでの積込時刻は「10:00」と視認する。
運転手が、上述の表示領域111の表示内容(来場案内の内容)に従って、トラックを運転して物流センターに到着した際には、当該ボタンB1を押下する。これにより、物流業者端末3の位置情報(GPS情報)が、サーバ1に送信される。
即ち、運転手が(指定された積込時刻に)物流センターに到着していれば、ボタンB1が押下されると、その位置情報は物流センターの位置を示していることになる。つまり、運転手が(指定された積込時刻に)物流センターに到着していることの証拠になる。一方、運転手が(指定された積込時刻に)物流センターに到着していないのに、不正でボタンB1が押下されても、その位置情報から物流センターに到着していないことがわかる。つまり、運転手が物流センターにまだ到着していないのにもかかわらず、指定された積込時刻に間に合わないがために前倒しでボタンB1が押下される不正を防止することができる。
図6(B)の画面には、表示領域113が存在する。
表示領域113には、「荷物状態撮像」と表記されたボタンB2と、「作業開始」と表記されたボタンB3と、「作業終了」と表記されたボタンB4とが表示されている。
ボタンB2は、ステップScの段階で押下される。つまり、ボタンB2は、物流センターで運転手による作業(本例では貨物の積卸し等)がなされる前に、トラックの状態を撮像するためのものである。
図6(C)の画面は、表示領域114と表示領域115とに分割されている。
表示領域114には、物流業者端末3のカメラ(図示せず)の映像(トラックの状態の映像)が表示される。
表示領域115には、撮像を行うためのボタンB5が表示されている。ボタンB5が押下されると、トラックの状態についての撮像画像が撮像される。当該撮像画像のデータはサーバ1に送信される。
ボタンB3が押下されると、ステップSdにおける運転手による作業が開始され、その旨が時刻ともに記録され、サーバ1に送信される。
そして、作業の終了タイミングでボタンB4が押下されると、ステップSeにおける運転手による作業が終了となり、その旨が時刻ともに記録され、サーバ1に送信される。
図7(B)の画面は、表示領域116と表示領域117とに分割される。
表示領域116には、荷主S又は物流センターの係員(以下、本段落ではまとめて「荷主S」と略記する)が運転手(物流業者L)を評価するためのチェック項目が表示される。
表示領域117には、荷主Sから見た運転手の態度やマナーについて自由に入力することができる欄と、荷主Sによる入力の内容について運転手(又は物流業者L)が承認した旨を記録するためのサイン欄とが表示されている。また、すべての納品作業が完了したタイミングを記録するためのボタンB6が表示されている。
図7(B)を見ると、チェック項目として、「パレット荷姿外観(正常)」、「シュリンク外観汚れ状態(正常)」、「ラベル内容確認及び添付状態(正常)」、「製品の異臭(正常)」、「車両の状況及び温度(正常)」が表示されている。
荷主Sが、これらのチェック項目に対しチェックする入力操作を行うとともに、荷主Sから見た運転手の態度やマナーについての感想等を自由入力欄に入力する。
荷主Sによりに入力された内容について運転手(又は物流業者L)が了承した場合には、運転手(又は物流業者L)は、表示領域117の手書きサイン欄にタッチペン等によりサインをする。
図7(C)の画面は、表示領域118と表示領域119とに分割される。
表示領域118には、作業時間の項目と、待機時間の項目と、運転手(物流業者L)により荷主Sを評価するための欄が表示される。表示領域119には、作業時間と待機時間との内容を承認する場合に押下するボタンB7が表示されている。
図7(C)を見ると、作業時間の項目に「2時間30分」と表示されている。これは、物流センターにおける作業の合計時間(図7(A)のボタンB3が押下されてからボタンB4が押下されるまでの時間)が2時間30分であったことを示している。また、待機時間の項目に、「1時間」と表示されている。これは、物流センターで待機していた合計時間(図6(A)のボタンB1が押下されてから、図7(A)のボタンB3が押下されるまでの時間)が1時間であったことを示している。また、「ドライバーの評価」の欄には、運転手(物流業者L)による荷主Sの5段階評価が示されており、4つの星印の数が示されている。また、待機時間が物流センターの都合により生じたものである場合に、その旨を表示するためのチェック欄が表示されている。
なお、運転手は、当初予定されていない付帯作業があった際にも、その付帯作業に関する内容(作業時間や作業内容等)を入力し、荷主Sの評価に利用することもできる。
図8は、図6及び図7の例の画面を用いて実績情報を入力する運転手に対して、ポイントを付与するため画面の例を示す図である。
また、他のシステム(例えば受注システム)との連携を図ることにより、伝票等の管理を簡素化できるようにしてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば図1等のサーバ1)は、
荷主から情報を取得するとともに、当該荷主から対価の支払いを受けて、所定の荷物を、移動体に積荷して所定場所まで運搬する物流側から情報を取得して、所定の処理を実行する情報処理装置において、
前記荷主からの情報として、前記所定の荷物の積込時間と、前記対価の支払いの状況とを含む実績情報を取得する実績情報取得手段(例えば、図3の実績情報取得部41)と、
前記実績情報に基づいて、前記物流側からみた前記荷主の評価を算出する評価算出手段(例えば、図3の評価算出部42)と、
を備える情報処理装置であれば足りる。
これにより、物流側から荷主への評価が実現可能となり、結果として、物流側が荷主と取引する際のリスク回避をすることができる技術を提供することができる。
Claims (1)
- 荷主から情報を取得するとともに、当該荷主から対価の支払いを受けて、所定の荷物を、移動体に積荷して所定場所まで運搬する物流側から情報を取得して、所定の処理を実行する情報処理装置において、
前記荷主からの情報として、前記所定の荷物の積込時間と、前記対価の支払いの状況とを含む実績情報を取得する実績情報取得手段と、
前記実績情報に基づいて、前記物流側からみた前記荷主の評価を算出する評価算出手段と、
を備える情報処理装置。
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