JPWO2018150535A1 - 室内機および空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

この発明に係る室内機および空気調和装置は、温度分布を表す熱画像を取得する熱画像取得装置と、空気を加熱して送り出す加熱装置と、加熱装置から送り出される空気の向きを調整する風向制御板と、室内機の制御を行う制御装置とを備え、制御装置は、加熱された空気を送る目標となる目標気流位置を決定する目標気流位置決定部と、目標気流位置に基づいて、風向制御板の角度を決定する風向制御部と、熱画像から、空調対象空間の床面の温度を検出し、検出した床面の温度に基づき、目標気流位置に基づく制御前後の床面の温度の差分値を演算する床面温度差分演算部と、差分値から、加熱された空気の到達位置を検出する到達位置検出部とを有するものである。

Description

この発明は室内機および空気調和装置に係るものである。特に、空気調和された空気が送られる位置の検出などに関するものである。
たとえば、室内(部屋)にいる人の存在などを検出する人体センサを有する空気調和装置の室内機がある。たとえば、人からの発熱による温度を検出する赤外線センサなどの温度センサ(温度検出装置)を人体センサとすることができる。ここで、検出範囲を拡げるために温度センサを回転駆動させるなどして、部屋全体の熱画像を得ることができる空気調和装置の室内機がある(たとえば、特許文献1参照)。
たとえば、空気調和装置の制御装置は、赤外線センサが回転駆動して取得された部屋全体の熱画像のデータに基づいて、人体の位置および人体における熱分布を検出し、人体領域熱画像を得る。さらに、人体領域熱画像に基づいて、人体の位置、属性(大人、子供の別など)、姿勢などを判断し、人体検知部情報のデータを得る。そして、空気調和装置の風向制御部は、人体検知部情報のデータに基づいて、空気を送る目標の位置となる目標気流位置を決定し、決定した位置に空気を送るように、風向板の傾き、風速、送る空気の温度などを制御する。人体領域熱画像に基づく風向制御を行うことで、たとえば、温風などを直接人体に届けて暖をとる風あて制御の場合、冬季の寒いときに、利用者の足を検出し、足の部分に、暖かい空気である暖気を送るようにすることができる。また、冷風などを直接人体に当てずに周囲より涼をとる風除け制御の場合、夏の通常運転時に、冷たい空気である冷気が利用者に直接に当たらないようにすることができる。
特開2012−072965号公報
ここで、前述した特許文献1においては、人体検知情報のデータに基づいて風向制御が行われる。しかし、実際の風向きは、空気温度などの環境条件、家具などの室内の構造条件などのような条件による影響を受ける。たとえば、空気調和装置から暖気が送られる場合、室内における空気の温度が低かったり、暖気の風速が遅かったりすると、気流の舞い上がりが起き、実際に空気が送られる位置は、目標気流位置よりも上方向にずれて、足下に届けられないことがある。また、たとえば、空気調和装置から冷たい空気である冷気が送られる場合、空気温度の高い室内であったり、冷気の風速が遅かったりすると、気流の垂れ下がりが起き、実際に空気が送られる位置は、目標気流位置よりも下方向にずれて、冷風などを直接人体に当ててしまうことがある。
以上のように、本来、空気調和した空気を送りたい位置に空気が送られないという状況が発生する。たとえば、実際に空気が送られる位置に基づいて位置などの補正を行えればよいが、実際に空気が送られる位置を検出することは難しかった。このため、たとえば、人に対しては、想定した風向制御により実現されるはずであった快適性を実現することができないという問題があった。
この発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、実際に空気が送られる位置を検出するなどして、条件に関わらず、空気を送りたい位置に空気を送ることができる室内機および空気調和装置を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するため、この発明に係る室内機および空気調和装置においては、温度分布を表す熱画像を取得する熱画像取得装置と、空気を加熱して送り出す加熱装置と、加熱装置から送り出される空気の向きを調整する風向制御板と、室内機の制御を行う制御装置とを備え、制御装置は、加熱された空気を送る目標となる目標気流位置を決定する目標気流位置決定部と、目標気流位置に基づいて、風向制御板の角度を決定する風向制御部と、熱画像から、空調対象空間の床面の温度を検出し、検出した床面の温度に基づき、目標気流位置に基づく制御前後の床面の温度の差分値を演算する床面温度差分演算部と、差分値から、加熱された空気の到達位置を検出する到達位置検出部とを有するものである。
この発明によれば、制御装置において、床面温度差分演算部が、目標気流位置に係る風向制御を行う前と後とにおける床面温度の差分を演算し、到達位置検出部が、室内機の送風により空気が実際に到達した位置を検出するようにしたので、送風によって空気が実際に到達する位置を容易に検出することができる。このため、送られる空気の位置を、目標気流位置へ補正することができ、実現されるはずであった快適を得られることで快適性の向上と無駄な温度調整が減ることとにより、省エネルギーをはかることができる。
この発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機10の外観を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る熱画像取得装置16を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機10内の機器を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る熱画像の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る目標補正部108が行う補正処理について説明する図である。 この発明の実施の形態3に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る気流の舞い上がりと距離との関係を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る気流の垂れ下がりと距離との関係を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る角度Θtargetと距離別角度補正係数βdistとの関係を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5に係る気流速度v_flowと気流速度補正係数γflowとの関係を示す図である。 この発明の実施の形態6に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6に係る構造物30と目標気流位置とが近い場合の空気の流れについて説明する図である。 この発明の実施の形態6に係る構造物30と目標気流位置とが遠い場合の空気の流れについて説明する図である。 この発明の実施の形態7に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態8に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態10に係る空気調和装置の構成例を表す図である。
以下、発明の実施の形態に係る室内機および空気調和装置について、図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、以下の説明において、図における上方を「上側」とし、下方を「下側」として説明する。さらに、理解を容易にするために、方向を表す用語(たとえば「右」、「左」、「前」、「後」など)などを適宜用いるが、説明のためのものであって、これらの用語は本願に係る発明を限定するものではない。また、空気調和装置を正面(前面)側から見て上下となる方向を鉛直方向とし、左右となる方向を水平方向とする。また、圧力および温度の高低については、特に絶対的な値との関係で高低が定まっているものではなく、装置などにおける状態、動作などにおいて相対的に定まるものとする。そして、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、特に断らない限り、空気調和装置は暖房運転を行うものとして説明する。このとき、空気調和装置および室内機は、空気を加熱して室内に送り出す加熱装置となる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機10の外観を示す斜視図である。図1は、室内機10を右側前方から見た斜視図である。実施の形態1の室内機10は、壁面に設置される壁掛け型の室内機であるものとする。ただし、室内機10の型式については限定するものではない。
図1に示すように、室内機10は略箱形状の筐体11を有する。室内機10は、後述するように、筐体11の上面に、室内の空気が流入する吸込口12を有する。また、室内機10は、筐体11の前面の下部に、調和した空気を送り出す吹出口13を有する。
また、上下風向制御板14Aおよび左右風向制御板14Bは、吹出口13に設置され、後述する室内熱交換器17を通過して、送り出される空気の向きを吹出口13において調整する板を有している。上下風向制御板14Aは、上下回動軸(図示せず)を中心に回転ができるように支持され、送り出される空気の上下方向の風向を調整する板である。左右風向制御板14Bは、左右回動軸(図示せず)によって左右方向に回転ができるように支持され、送り出される空気の左右方向の風向を調整する板である。以下、特に区別しない場合には、風向制御板14として説明する。さらに、室内機10は、筐体11の前面下部であって、吹出口13の上側に、熱画像取得装置16を有している。
図2は、この発明の実施の形態1に係る熱画像取得装置16を説明する図である。実施の形態1の熱画像取得装置16は、サーモパイルなどの赤外線センサ19を有している。赤外線センサ19は、たとえば、8個の受光素子(図示せず)が縦方向(垂直方向)に一列または複数列にアレイ状に配列されている。また、熱画像取得装置16は、たとえば、赤外線センサ19を横方向(水平方向)に回転駆動させ、走査させるモータなどの駆動装置(図示せず)を有している。熱画像取得装置16は、赤外線センサ19の走査により得られた信号を送る。後述する制御装置100において、送られた信号から、空調対象空間における温度分布を二次元で表した熱画像のデータが生成される。
図3は、この発明の実施の形態1に係る室内機10内の機器を説明する図である。図3は、図1に示すA面において室内機10を切断したときの概略を示している。図3に示すように、室内機10の内部には、室内熱交換器17およびファン18が配置されている。室内熱交換器17およびファン18は、吸込口12と吹出口13とが連通した風路内に配置される。室内機10の運転が開始されると、ファン18が回転することにより、たとえば、室内の空気が吸込口12から室内機10内に流入する。室内機10内に流入した空気は、室内熱交換器17を通過する。このとき、空気は、室内熱交換器17を通過する冷媒と熱交換され、空気調和される。空気調和された空気は、吹出口13から室内に送り出される。ここで、室内熱交換器17は、暖房運転のときには、通過した空気を加熱する。
室内機10は、吸込温度検出装置21と熱交換温度検出装置22とを有している。吸込温度検出装置21は、吸込口12の近傍に設置され、室内機10内に吸い込まれる空気の温度を検出する。ここで、室内の空気が室内機に吸い込まれる場合、室内機10に吸い込まれる空気の温度を室内温度T_airとすることができる。そこで、ここでは、吸込温度検出装置21は室内温度検出装置ともなる。また、熱交換温度検出装置22は、室内熱交換器17に設置され、室内熱交換器17を構成する伝熱管の温度を検出する。ここで、伝熱管の温度を、室内機から吹き出す空気の温度である吹出空気温度T_flowとすることができる。そこで、ここでは、熱交換温度検出装置22は吹出空気温度ともなる。
図4は、この発明の実施の形態1に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。制御装置100は、熱画像作成部101、人体検知部102、構造物検知部103、風向制御部104、床面温度検出部105、床面温度差分演算部106、到達位置検出部107および床面温度記憶部121を有している。
図5は、この発明の実施の形態1に係る熱画像の一例を示す図である。熱画像作成部101は、前述した熱画像取得装置16から送られた信号を処理し、熱画像のデータを作成処理する。熱画像のデータは、空調対象空間となる室内における温度分布を表すデータとなる。たとえば、図5に示すように、熱画像を、能力帯毎に規定した複数のエリアに分けることができる。図5においては、熱画像は42のエリアに分かれている。
人体検知部102は、たとえば、人が検知されていない背景画像と熱画像との差分技術である背景差分を用いて、人の有無を判定する。さらに、人がいると判定したときには、室内における人の位置、姿勢(立位、座位など)を決定する。そして、人の位置に基づいて、たとえば、空気調和に係る空気を送る位置である目標気流位置を決定する。したがって、人体検知部102は、目標気流位置決定部として処理も行う。目標気流位置は、エリア単位で決定されるものとする。ここでは、暖房によって足下を暖めるようにするため、人体検知部102は、人の足の位置に空気を送るための目標気流位置を決定するものとする。
構造物検知部103は、熱画像のデータに基づいて、空調対象空間となる室内における構造物を検知する。室内の構造物とは、たとえば、床面、壁、窓、家具などの部屋を構成する物、室内に配置された物などである。構造物検知部103は、たとえば、吸込温度検出装置21が検出した室内温度T_airと熱画像の各エリアにおける温度とを比較することで、構造物を検知することができる。実施の形態1においては、特に床面を検知する。ここで、熱画像において、あらかじめ床面となる部分がわかっているなどの場合には、構造物検知部103による床面検知を行わなくてもよい。
床面温度検出部105は、熱画像のデータに基づいて、床面の温度を検出する。床面温度検出部105は、熱画像における複数のエリアのうち、床面として検知されたエリアにおける温度を、各エリアの床面温度として、それぞれ検出する。そして、検出した床面温度のデータを、床面温度記憶部121に記憶する。床面温度記憶部121は、たとえば、一定時間分における床面温度検出部105の検出に係る床面温度のデータを記憶する。実施の形態1では、床面温度検出部105および床面温度記憶部121は、床面温度を検出し、データとして記憶するものとするが、たとえば、壁となるなどの部分を含む他のエリアにおける温度も検出して、データを記憶するようにしてもよい。
床面温度差分演算部106は、床面温度記憶部121が記憶した床面温度のデータに基づいて、目標気流位置に係る風向制御を行う前と後とにおける各エリアの床面温度の差分値を演算する処理を行う。到達位置検出部107は、床面温度差分演算部106が演算処理した結果に基づき、床面温度が変化しているエリアを判定し、判定したエリアを到達位置として検出する。床面温度が変化したエリアが、目標気流位置に基づいて室内機10から送風した結果、実際に空気調和された空気が到達した位置となる。床面温度が変化しているエリアを判定する方法については、特に限定するものではない。たとえば、閾値を定めておき、差分値と閾値とを比較して判定するようにしてもよい。
ここで、たとえば、室内に人以外にも発熱体などがあると、人よりも遠い位置の床面温度が変化することがある。また、床面温度が変化するエリアが複数生じる場合がある。到達位置の検出にはノイズとなる。そこで、到達位置検出部107は、目標気流位置となるエリアと隣り合った、周囲のエリアにおいて、床面温度が変化しているエリアについて、床面温度が変化しているエリアを判定する。
たとえば、従来、室内機において、送風による各エリアの床面温度の状態に基づき、床面からの輻射熱による人の体感温度などについて判断を行うために床面温度を検出していた。実施の形態1では、空気が送られる位置の検出に床面温度を用いる。このため、制御装置100の床面温度差分演算部106が、目標気流位置に係る風向制御を行う前と後とにおける床面温度の差分を演算する。そして、到達位置検出部107が、各エリアにおける床面温度の差分に基づいて、室内機10において空気調和された空気が実際に到達した位置を検出する。このため、制御装置100は、送風によって空気が実際に到達する位置を容易に検出することができる。
風向制御部104は、目標気流位置に基づいて、風向制御板14の向きを決定する。風向制御板14(特に上下風向制御板14A)の向きは、室内機10から目標気流位置を見たときの角度Θtargetに対応している。風向制御板14の板の角度Θtargetは、エリア毎にあらかじめ定まっている。したがって、風向制御部104は、得られた目標気流位置に対応する角度Θtargetを決定する。そして、決定した角度Θtargetに対応する板の向きとなるように、風向制御板14に制御信号を送る。ここで、室内機10と目標気流温度との距離が近いほど、角度Θtargetは大きく(深く)なる。
ここで、制御装置100の各部などを、たとえば、それぞれ異なるハードウェアで装置を構成することができる。また、CPU(Central Prosessing Unit)を有する演算制御手段(コンピュータ)をハードウェアとし、制御、演算などの処理手順をあらかじめプログラム化し、ソフトウェア、ファームウェアなどとして、装置を構成することもできる。演算制御手段がプログラムを実行して処理を行い、熱画像作成部101、人体検知部102などが行う処理を実現する。これらのプログラムのデータは、たとえば、記憶装置(記憶装置)に記憶するようにしてもよい。
以上のように、実施の形態1の空気調和装置における室内機10によれば、制御装置100において、床面温度差分演算部106が、目標気流位置に係る風向制御を行う前と後とにおける各エリアの床面温度の差分を演算し、到達位置検出部107が、各エリアの差分に基づいて、室内機10の送風により空気が実際に到達した位置を検出するようにしたので、送風によって空気が実際に到達する位置を容易に検出することができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。図6において、図4と同じ符号を付しているものについては、実施の形態1で説明したことと同様の動作を行う。図6に示すように、実施の形態2の制御装置100は、目標補正部108を有している。目標補正部108は、人体検知部102が決定した目標気流位置と空気が実際に到達した位置とが異なる場合に、目標気流位置を補正する処理を行う。
図7は、この発明の実施の形態2に係る目標補正部108が行う補正処理について説明する図である。目標補正部108は、人体検知部102が決定した目標気流位置(図7の目標気流位置31)と実際に空気が到達した到達位置(図7の到達位置32)とのずれを判定する。前述したように、到達位置32は、目標気流位置31に対応するエリアと隣り合った、周囲のエリアの中から検出されているため、ずれの方向を判定するだけでよい。そして、判定した方向から、新たな目標気流位置を決定する。
そして、風向制御部104は、補正された目標気流位置に対応する角度Θtargetを決定する。そして、決定した角度Θtargetに対応する風向制御板14の向きとなるように、風向制御板14に制御信号を送る。
以上のように、実施の形態2の空気調和装置における室内機10によれば、制御装置100の目標補正部108が、新たな目標気流位置を決定する補正を行うようにしたので、本来、空気調和に係る空気が到達する位置に、風向制御板14の向きを、容易に変更することができる。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。図8において、図4と同じ符号を付しているものについては、実施の形態1で説明したことと同様の動作を行う。図8において、実施の形態3の制御装置100は、空気温度差分演算部109および風向補正部110を有している。空気温度差分演算部109は、室内温度T_airと吹出空気温度T_flowとの温度差ΔTを演算する。ここで、前述したように、室内温度T_airは、吸込温度検出装置21の検出に係る温度とする。また、吹出空気温度T_flowは、熱交換温度検出装置22の検出に係る温度とする。風向補正部110は、温度差ΔTに基づいて、風向制御部104が決定した角度Θtargetを補正する。
次に、実施の形態3における風向補正について説明する。空気温度差分演算部109は、次式(1)に基づいて、吹出空気温度T_flowと室内温度T_airとの温度差ΔTを演算する。
ΔT=T_air?T_flow …(1)
そして、風向補正部110は、次式(2)に基づいて、温度差ΔTから風向き角度補正項ΔΘを算出する。ここで、α<0である。
ΔΘ=α×ΔT …(2)
風向補正部110は、最終的な補正角度Θfinalを次式(3)に基づいて決定する。風向補正部110は、補正角度Θfinalに対応する板の向きとなるように、風向制御板14に制御信号を送る。
Θfinal=Θtarget+ΔΘ …(3)
したがって、吹出空気温度T_flowの方が室内温度T_airより高い場合(ΔT<0)、送られた空気は舞い上がっていくため、補正角度Θfinalの角度は大きくなる。また、室内温度T_airの方が吹出空気温度T_flowより高い場合(ΔT>0)、送られた空気は垂れ下がっていくため、補正角度Θfinalの角度は小さくなる。
以上のように、実施の形態3の室内機10によれば、制御装置100の風向補正部110が、室内温度T_airと吹出空気温度T_flowとの温度差ΔTに基づいて、補正角度Θfinalを決定する処理を行うようにしたので、気流の舞い上がりなどによる目標気流位置と空気が実際に到達した位置とのずれに対応することができる。
実施の形態4.
図9は、この発明の実施の形態4に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。図9において、図4などと同じ符号を付しているものについては、実施の形態1〜実施の形態3で説明したことと同様の動作を行う。実施の形態4の制御装置100は、図9に示すように、距離補正係数決定部111を有している。距離補正係数決定部111は、室内機10と目標気流位置との距離に基づいて補正係数として定められた補正値を決定する。
図10は、この発明の実施の形態4に係る気流の舞い上がりと距離との関係を示す図である。また、図11は、この発明の実施の形態4に係る気流の垂れ下がりと距離との関係を示す図である。図10および図11に示すように、目標気流位置が遠いと、舞い上がりおよび垂れ下がりの影響が大きくなる。ここで、角度Θtargetは、距離が遠くなると、角度は小さくなる。したがって、角度Θtargetと距離との間には関係を有している。
図12は、この発明の実施の形態4に係る角度Θtargetと距離別角度補正係数βdistとの関係を示す図である。距離補正係数決定部111は、角度Θtargetに基づき、室内機10と目標気流位置との距離に基づいて定められた距離別角度補正係数βdistの値を決定する。ここで、1≦β2≦β1≦β0である。したがって、距離が遠いと距離別角度補正係数βdistが大きくなる。
そして、風向補正部110は、次式(4)に基づいて、距離別角度補正係数βdistおよび温度差ΔTから風向き角度補正項ΔΘを算出する。ここで、α<0である。
ΔΘ=(α+βdist)×ΔT …(4)
風向補正部110は、最終的な補正角度Θfinalを実施の形態4において示した(4)式に基づいて決定する。風向補正部110は、補正角度Θfinalに対応する板の向きとなるように、風向制御板14に制御信号を送る。
以上のように、実施の形態4の室内機10によれば、制御装置100の距離補正係数決定部111が、室内機10と目標気流位置との距離に基づいて定められた距離別角度補正係数βdistを決定し、風向補正部110が、距離別角度補正係数βdistおよび温度差ΔTから、風向き角度補正項ΔΘを算出するようにしたので、目標気流位置との距離に応じて、より正確に、本来送りたい位置に空気を送る補正を行うことができる。
実施の形態5.
図13は、この発明の実施の形態5に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。図13において、図9と同じ符号を付しているものについては、実施の形態4で説明したことと同様の動作を行う。実施の形態5の制御装置100は、図13に示すように、速度補正係数決定部112を有している。速度補正係数決定部112は、室内機10から送り出される空気の速度である気流速度に基づいて定められた補正値を決定する。一般的に、気流速度が遅いと、舞い上がりおよび垂れ下がりの影響が大きくなる。
図14は、この発明の実施の形態5に係る気流速度v_flowと気流速度補正係数γflowとの関係を示す図である。速度補正係数決定部112は、気流速度v_flowに基づき、気流速度補正係数γflowを決定する。ここで、0≦y2≦y1≦y0である。したがって、気流速度が遅いと気流速度補正係数γflowが大きくなる。
そして、風向補正部110は、次式(5)に基づいて、距離別角度補正係数βdist、気流速度補正係数γflowおよび温度差ΔTから風向き角度補正項ΔΘを算出する。ここで、α<0である。
ΔΘ=(α+βdist+γflow)×ΔT …(5)
風向補正部110は、最終的な補正角度Θfinalを、実施の形態2において示した(3)式に基づいて決定する。風向補正部110は、補正角度Θfinalに対応する板の向きとなるように、風向制御板14に制御信号を送る。
以上のように、実施の形態5の室内機10によれば、制御装置100の速度補正係数決定部112が、気流速度補正係数γflowを決定し、風向補正部110が、距離別角度補正係数βdist、気流速度補正係数γflowおよび温度差ΔTから風向き角度補正項ΔΘを算出するようにしたので、気流速度v_flowに応じて、より正確に、本来送りたい位置に空気を送る補正を行うことができる。
実施の形態6.
図15は、この発明の実施の形態6に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。図15において、図4などと同じ符号を付しているものについては、実施の形態1〜実施の形態5で説明したことと同様の動作を行う。図15に示すように、実施の形態6の制御装置100は、距離演算部113を有している。距離演算部113は、室内機10と空気の流れを変更させる構造物との距離を演算する。ここで、空気の流れを変更させる構造物とは、たとえば、壁、家具などのような、空気の流れを遮断、反射などするような構造物である(以下、ここでは、単に構造物とする)。
上述した実施の形態1〜実施の形態5では特に示さなかったが、熱画像上で同じ位置であっても、その位置にあるものが空気の流れを変更させるような構造物であれば、空気の流れはその構造物に影響を受ける。
風向補正部110は、距離演算部113が演算した距離に基づいて、たとえば、構造物に近ければ、構造物に空気が直接当たらないようにするため、目標気流位置の距離が短くなるように、風向制御板14の角度を調整する。また、構造物が遠ければ、目標気流位置の距離が長くなるように、風向制御板14の角度を調整する。
図16は、この発明の実施の形態6に係る構造物30と目標気流位置とが近い場合の空気の流れについて説明する図である。たとえば、図16に示すように、構造物30と目標気流位置とが近い場合、風除けの気流制御を行った場合でも、構造物30において、空気が反射することで、実際に空気が届く位置は、目標気流位置よりも内側になる。
図17は、この発明の実施の形態6に係る構造物30と目標気流位置とが遠い場合の空気の流れについて説明する図である。図17に示すように、構造物30と目標気流位置と距離が遠い場合、送られた空気は目標気流位置よりも外方向へ流れる。このため、実際に空気が届く位置は、目標気流位置よりも外側になる。たとえば、構造物30が存在しない場合においても同様である。
水平方向においても、壁、家具などの構造物の影響を受ける場合には、構造物30と目標気流位置との距離に基づいて、風向制御板14(特に左右風向制御板14B)の向きを調整することで、反射もしくは抜けを防止することができる。
実施の形態7.
図18は、この発明の実施の形態7に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。図18において、図4などと同じ符号を付しているものについては、上述した実施の形態1などで説明したことと同様の動作を行う。図18において、補正記憶部122は、補正に係るデータを記憶する。
たとえば、室内にいすなどが配置されていると、室内における人の位置、姿勢などが同じになることが多く、目標気流位置が変わらない場合がある。このような場合に、補正記憶部122に、補正に係るデータを記憶させておくことで、以後の運転において、風向制御、上下左右風向や風速、圧縮機(図示せず)の駆動転周波数などに補正を反映した運転を行うことができる。
実施の形態8.
図19は、この発明の実施の形態8に係る室内機10の制御装置100の構成を示すブロック図である。図19において、図4などと同じ符号を付しているものについては、上述した実施の形態1などで説明したことと同様の動作を行う。図19において、体感温度補正部114は、到達位置検出部107が検出した空気の到達位置から風速を算出する。そして、算出した風速に基づいて体感温度を補正する。
たとえば、人に向けて空気が送られる場合、一般的に、風速が速いと、体感温度は低く感じる。このため、空気の温度を上げるなどする分、効率が悪くなる。そこで、体感温度補正部114は、到達位置検出部107が検出した空気の到達位置から風速を算出する。そして、算出した風速に基づき、設定温度に基づく体感温度に近づけるように補正する。
以上のように、実施の形態8の室内機10によれば、到達位置から風速を算出し、体感温度を補正するようにしたので、たとえば、風速計などを必要とせずに、効率よく体感温度の補正を行うことができる。
実施の形態9.
たとえば、上述した実施の形態1〜実施の形態7においては、空気を送りたい位置に空気が送られない場合に、風向を変更することで、空気の到達位置を調整した。たとえば、風向を補正しても、本来、空気を送りたい位置に空気が送られないような場合には、風向を変更するだけではなく、風速を変化させることで、空気の到達位置を調整するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1〜実施の形態8においては、室内機10において、人体検知部102が、暖房運転の際に、人の足の位置に空気を送る目標気流位置を決定するものとして説明した。たとえば、空気調和装置が冷房運転を行う場合には、人に直風を当てない位置に空気を送る目標気流位置を決定するようにしてもよい。冷房運転の場合にも、目標気流位置に係る風向制御の前後における温度差に基づいて、送られた空気の実際の到達位置を検出することができる。ただ、この場合は、床面温度における温度差よりも、壁などにおける温度差を演算して、到達位置を検出する。また、上述した実施の形態1〜実施の形態8において、目標気流位置は、人体検知部102によって検知した人の位置などを基準として決定しなければならないものではない。実施の形態1〜実施の形態8においては、人以外の他の物体の位置を検出し、検出した位置などを基準として、目標気流位置を決定するようにしてもよい。
実施の形態10.
図20は、この発明の実施の形態10に係る空気調和装置の構成例を表す図である。図20の空気調和装置は、室外機(室外ユニット)200と、上述したこれまでの実施の形態において説明した室内機(室内ユニット)10とをガス冷媒配管300、液冷媒配管400により配管接続する。室外機200は、圧縮機210、四方弁220、室外熱交換器230および膨張弁240を有している。
圧縮機210は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。ここで、特に限定するものではないが、圧縮機210は、たとえば、インバータ回路などにより、運転周波数を任意に変化させることにより、圧縮機210の容量(単位時間あたりの冷媒を送り出す量)を変化させることができるようにしてもよい。四方弁220は、たとえば、冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換える弁である。
実施の形態10における室外熱交換器230は、冷媒と空気(室外の空気)との熱交換を行う。たとえば、暖房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、冷房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。
絞り装置(流量制御手段)などの膨張弁240は冷媒を減圧して膨張させる。たとえば、電子式膨張弁などで構成した場合には、制御装置100などの指示に基づいて開度調整を行う。室内熱交換器17は、たとえば、空調対象となる空気と冷媒との熱交換を行う。暖房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。また、冷房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。
以上のように、これまでの実施の形態で説明した室内機10を使用して空気調和装置を構成することで、たとえば、空調対象空間となる室内において、より正確に目標気流位置に向けて空気調和した空気を送ることができるので、快適で省エネルギーな運転を実現することができる。
1 室内機、11 筐体、12 吸込口、13 吹出口、14 風向制御板、14A 上下風向制御板、14B 左右風向制御板、16 熱画像取得装置、17 室内熱交換器、18 ファン、19 赤外線センサ、21 吸込温度検出装置、22 熱交換温度検出装置、30 構造物、31 目標気流位置、32 到達位置、100 制御装置、101 熱画像作成部、102 人体検知部、103 構造物検知部、104 風向制御部、105 床面温度検出部、106 床面温度差分演算部、107 到達位置検出部、108 目標補正部、109 空気温度差分演算部、110 風向補正部、111 距離補正係数決定部、112 速度補正係数決定部、113 距離演算部、114 体感温度補正部、121 床面温度記憶部、122 補正記憶部、200 室外機、210 圧縮機、220 四方弁、230 室外熱交換器、240 膨張弁、300 ガス冷媒配管、400 液冷媒配管。
上述した目的を達成するため、この発明に係る室内機および空気調和装置においては、温度分布を表す熱画像を取得する熱画像取得装置と、空気を加熱して送り出す加熱装置と、加熱装置から送り出される空気の向きを調整する風向制御板と、室内機の制御を行う制御装置とを備え、制御装置は、加熱された空気を送る目標となる目標気流位置を決定する目標気流位置決定部と熱画像から、空調対象空間の床面の温度を検出し、検出した床面の温度に基づき、目標気流位置に基づく制御前後の床面の温度の差分値を演算する床面温度差分演算部と、差分値から、加熱された空気の到達位置を検出する到達位置検出部と、目標気流位置決定部が決定した目標気流位置と到達位置検出部が検出した到達位置との差から、目標気流位置を補正する目標補正部と、補正された目標気流位置に基づいて、風向制御板の角度を決定する風向制御部とを有するものである。

Claims (9)

  1. 温度分布を表す熱画像を取得する熱画像取得装置と、
    空気を加熱して送り出す加熱装置と、
    前記加熱装置から送り出される前記空気の向きを調整する風向制御板と、
    室内機の制御を行う制御装置とを備え、
    該制御装置は、
    加熱された前記空気を送る目標となる目標気流位置を決定する目標気流位置決定部と、
    前記目標気流位置に基づいて、前記風向制御板の角度を決定する風向制御部と、
    前記熱画像から、空調対象空間の床面の温度を検出し、検出した前記床面の温度に基づき、前記目標気流位置に基づく制御前後の前記床面の温度の差分値を演算する床面温度差分演算部と、
    前記差分値から、加熱された前記空気の到達位置を検出する到達位置検出部と
    を有する室内機。
  2. 前記目標気流位置決定部が決定した前記目標気流位置と前記到達位置検出部が検出した前記到達位置との差から、前記目標気流位置を補正して前記風向制御部に送る目標補正部をさらに備える請求項1に記載の室内機。
  3. 前記空調対象空間の温度と加熱された前記空気の温度との温度差を演算する空気温度差分演算部と、
    前記温度差に基づいて、前記風向制御部が決定した前記風向制御板の角度を補正する風向補正部と
    をさらに備える請求項1に記載の室内機。
  4. 前記風向補正部は、
    前記室内機と前記目標気流位置との距離に基づく角度補正係数を含めた演算を行って、前記風向制御部が決定した前記風向制御板の角度を補正する請求項3に記載の室内機。
  5. 前記風向補正部は、前記加熱装置から送り出される前記空気の速度に基づく速度補正係数を含めた演算を行って、前記風向制御部が決定した前記風向制御板の角度を補正する請求項3または請求項4に記載の室内機。
  6. 前記熱画像のデータから、前記空調対象空間における構造物を検知する構造物検知部と
    前記室内機と前記構造物との距離を演算する距離演算部と
    をさらに備え、
    前記風向補正部は、前記構造物との前記距離に基づいて、前記風向制御部が決定した前記風向制御板の角度を補正する請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の室内機。
  7. 補正に係る値を、データとして記憶する補正記憶部をさらに備える請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の室内機。
  8. 前記熱画像のデータから、人の有無および人がいたときの姿勢を検知する人体検知部と、
    前記到達位置に基づいて風速を算出し、体感温度の補正を行う体感温度補正部と
    をさらに備える請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の室内機。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の室内機と、室外機とを備えて空気調和を行う空気調和装置。
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