JP2014066495A - 流れ可視化システム及び空調方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気又はその他の流体の流れをリアルタイムで可視化でき、空調機の効率的な運用に適用できる流れ可視化システム及びそれを使用した空調方法を提供する。
【解決手段】流れ可視化システムは、測定領域に敷設された光ファイバ14と、光ファイバ14に接続されて光ファイバ14の長さ方向の温度分布を測定し温度分布のデータを出力する温度分布測定装置10と、制御装置19とを有する。制御装置19は、温度分布測定装置10から出力された温度分布のデータに基づき、測定領域内の流体の流れを可視化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、流れ可視化システム及び空調方法に関する。
データセンター、工場及びオフィス等の施設において、パッケージ型エアコンなどの空調設備が多数使用されている。近年、省エネルギー及び二酸化炭素排出量削減等の観点から、空調設備の効率的な運用が望まれている。
空調設備の効率的な運用のために、空気の流れを可視化することが考えられる。空気の流れを可視化する方法には、例えば、注入脈流法、スモークワイヤ法、タフト法及びドライアイス法等がある。
注入脈流法では、空気の流れの中にトレーサとなる煙を連続的に注入して、空気の流れを可視化する。スモークワイヤ法では、流動パラフィンを塗布した金属細線に瞬間的に電流を流してパラフィンをミスト化する。このパラフィンのミストがトレーサとなり、空気の流れを可視化することができる。
タフト法では、物体の表面に多数のタフト(短い糸)を貼り付ける。それらのタフトの向きにより空気の流れを可視化することができる。ドライアイス法では、ドライアイスのミストをトレーサとして使用し、空気の流れを可視化する。
特開2009−265077号公報 特開2009−265083号公報 特開平5−107121号公報
空気又はその他の流体の流れをリアルタイムで可視化でき、空調機の効率的な運用に適用できる流れ可視化システム及びそれを使用した空調方法を提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、測定領域に敷設された光ファイバと、前記光ファイバに接続されて前記光ファイバの長さ方向の温度分布を測定し温度分布のデータを出力する温度分布測定装置と、前記温度分布のデータに基づき、前記測定領域内の流体の流れを可視化する制御装置とを有する可視化システムが提供される。
開示の技術の他の一観点によれば、光ファイバが接続された温度分布測定装置により、前記光ファイバが敷設された測定領域の温度分布のデータを取得する工程と、制御装置により、前記温度分布のデータを基に前記測定領域内の空気の流れを可視化する工程と、前記制御装置により可視化された空気の流れに基づいて空調機を調整する工程とを有する空調方法が提供される。
上記一観点に係る可視化システムによれば、空気又はその他の流体の流れをリアルタイムで可視化できる。また、上記他の一観点に係る空調方法によれば、空調機を効率的に運用でき、空調機の消費電力を削減できる。
図1は、実施形態に係る流れ可視化システムのブロック図である。 図2は、後方散乱光のスペクトルを示す図である。 図3は、光検出器で検出されるラマン散乱光の強度の時系列分布を示す図である。 図4は、図3のラマン散乱光の強度の時系列分布を基にI1/I2比を時間毎に計算し、且つ図3の横軸(時間)を距離に換算し、縦軸(信号強度)を温度に換算した結果を示す図である。 図5は、温度分布の測定結果からサーモグラフィのようなカラー画像を作成する方法を説明する図である。 図6は、光ファイバの敷設例を示す図である。 図7は、実施形態に係る流れ可視化システムの動作を示すフローチャートである。 図8は、流れ可視化方法の概要を説明する図(その1)である。 図9は、流れ可視化方法の概要を説明する図(その2)である。 図10は、流れ可視化方法の概要を説明する図(その3)である。 図11は、流れ可視化方法の概要を説明する図(その4)である。 図12は、流れ可視化方法の概要を説明する図(その5)である。 図13は、データセンターの計算機室を示す図である。 図14は、温度分布測定装置より測定された光ファイバ長さ方向の温度分布の例を示す図である。 図15は、温度分布測定装置及び制御装置により作成された2次元温度分布図の一例を示す図である。 図16は、図15を基に流れ方向を可視化した図である。 図17は、目標方向と冷気の進む方向とが一致するように空調機のフィンを調整した結果を示す図である。 図18は、制御装置による空調機のフィンの自動調整方法を示すフローチャートである。 図19は、データセンターの計算機室の一例を示す図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
前述したように、空気の流れを可視化する方法には、注入脈流法、スモークワイヤ法、タフト法及びドライアイス法等がある。しかし、注入脈流法、スモークワイヤ法及びドライアイス法では、トレーサとなる煙やパラフィン及びドライアイスが必要であり、例えばデータセンター等の施設内で長時間連続して空気の流れを可視化することは困難である。また、タフト法では、多数のタフトを物体の表面に貼り付ける必要があり、広範囲の空気の流れを可視化することは困難である。
更に、上述した方法で空気の流れを可視化できたとしても、それをデータ化して空調機の効率的な運用に適用することは難しい。
以下の実施形態では、空気又はその他の流体の流れをリアルタイムで可視化でき、空調機の効率的な運用に適用できる流れ可視化システム及びそれを使用した空調方法に関する。
(流れ可視化システム)
図1は、実施形態に係る流れ可視化システムのブロック図である。
本実施形態に係る流れ可視化システムは、温度分布測定装置10と、制御装置19とを有する。
本実施形態では、光ファイバ14をセンサとする温度分布測定装置(Distributed Temperature Sensor:DTS)10を使用して空気の流れを可視化する。そのため、最初に温度分布測定装置10について説明する。
図1のように、温度分布測定装置10は、レーザ光源11と、レンズ12a,12bと、ビームスプリッタ13と、波長分離部15と、光検出器16と、演算部17とを有し、光ファイバ14に接続して使用する。
レーザ光源11からは、所定のパルス幅のレーザ光が一定の周期で出力される。このレーザ光は、レンズ12a、ビームスプリッタ13及びレンズ12bを通って光ファイバ14の光源側端部から光ファイバ14内に進入する。なお、図1において、14aは光ファイバ14のコアを示し、14bは光ファイバ14のクラッドを示している。
光ファイバ14内に進入した光の一部は、光ファイバ14を構成する分子により後方散乱される。後方散乱光には、図2に示すように、レイリー(Rayleigh)散乱光と、ブリルアン(Brillouin)散乱光と、ラマン(Raman)散乱光とが含まれる。レイリー散乱光は入射光と同一波長の光であり、ブリルアン散乱光及びラマン散乱光は入射波長からシフトした波長の光である。
ラマン散乱光には、入射光よりも長波長側にシフトしたストークス光と、入射光よりも短波長側にシフトした反ストークス光とがある。ストークス光及び反ストークス光の強度はいずれも温度により変化するが、ストークス光は温度による変化量が小さく、反ストークス光は温度による変化量が大きい。すなわち、ストークス光は温度依存性が小さく、反ストークス光は温度依存性が大きいということができる。
これらの後方散乱光は、図1に示すように、光ファイバ14を戻って光源側端部から出射する。そして、レンズ12bを透過し、ビームスプリッタ13により反射されて、波長分離部15に進入する。
波長分離部15は、波長に応じて光を透過又は反射するビームスプリッタ21a〜21cと、特定の波長の光のみを透過する光学フィルタ23a〜23cとを有する。また、波長分離部15は、光学フィルタ23a〜23cを透過した光をそれぞれ光検出器16の受光部16a〜16cに集光する集光レンズ24a〜24cを有する。
波長分離部15に入射した光は、ビームスプリッタ21a〜21c及び光学フィルタ23a〜23cによりレイリー散乱光、ストークス光及び反ストークス光に分離され、光検出器16の受光部16a〜16cに入力される。その結果、受光部16a〜16cからはレイリー散乱光、ストークス光及び反ストークス光の強度に応じた信号が出力される。
図3は、横軸に時間をとり、縦軸に信号強度をとって、ラマン散乱光の強度の時系列分布の一例を示す図である。光ファイバ14にレーザパルスを入射した直後から一定の間、光検出器16にはストークス光及び反ストークス光が検出される。光ファイバ14の全長にわたって温度が均一の場合、レーザパルスが光ファイバ14に入射した時点を基準とすると、信号強度は時間の経過とともに減少する。この場合、横軸の時間は光ファイバ14の光源側端部から後方散乱が発生した位置までの距離を示しており、信号強度の経時的な減少は光ファイバ14による光の減衰を示している。
光ファイバ14の長さ方向にわたって温度が均一でない場合、例えば長さ方向に沿って高温部及び低温部が存在する場合は、ストークス光及び反ストークス光の信号強度は一様に減衰するのではなく、図3に示すように信号強度の経時変化を示す曲線に山及び谷が現れる。図3において、ある時間tにおける反ストークス光の強度をI1、ストークス光の強度をI2とする。
図4は、図3のラマン散乱光の強度の時系列分布を基にI1/I2比を時間毎に計算し、且つ図3の横軸(時間)を距離に換算し、縦軸(信号強度)を温度に換算した結果を示す図である。この図4に示すように、反ストークス光とストークス光との強度比(I1/I2)を計算することにより、光ファイバの長さ方向における温度分布を測定することができる。
演算部17は、コンピュータを含んで構成される。この演算部17は、光検出器16から出力される信号に基づいて、光ファイバ14の敷設経路に沿った温度分布を演算する。
ところで、光ファイバによる温度測定では、空間分解能が低いため、近接した測定ポイントの温度を精度よく測定することは困難であるとされていた。しかし、本願発明者らは、特定の測定ポイントの温度を基準にし、伝達関数を用いてその他の測定ポイントの温度測定値を補正する温度測定方法を提案した(特許文献1,2等)。この方法によれば、光ファイバの長さ方向に沿って10cm〜数10cmの間隔で設定された測定ポイントの温度を精度よく検出することができる。
制御装置19はコンピュータを含んで構成され、温度分布測定装置10から出力される温度分布のデータに基づいて、後述するように空気の流れを可視化する。
(温度分布の画像表示)
本実施形態では、温度分布測定装置10を使用して光ファイバ14の長さ方向の温度分布を測定する。そして、その結果を制御装置19により信号処理して、サーモグラフィのようなカラー画像を作成し、ディスプレイ(図示せず)等の表示装置に表示する。
例えば、図5に模式的に示すように、制御装置19は、予め設定された温度範囲を65536分割し、その温度範囲の下限値をグレースケールの輝度0に対応させ、上限値をグレースケールの輝度65536に対応させる。これにより、温度と輝度とが対応し、グレースケールによる温度分布の画像化が可能になる。本実施形態では、グレースケールの各階調に、図5のように赤(R),緑(G),青(B)の各階調を対応させることにより、サーモグラフィのようなカラー画像を作成する。
(光ファイバの敷設例)
図6は、光ファイバ14の敷設例を示す図である。図中の白点は、温度分布測定装置10により光ファイバ14の長さ方向に沿って一定の間隔で設定された測定ポイントを示している。
本実施形態では、例えば図6に例示したように、測定領域に、1本の光ファイバ14を一定の間隔で折り返すよう敷設する。折り返し間隔(図6中の距離Y1)は、例えば50cmとする。この場合、距離応答性の制約から、温度の測定空間周波数のサンプリング周期は1mとなる。すなわち、光ファイバ14を図6のように50cm間隔で平行に敷設することで、1mよりも大きいとみなすことができる「孤立波」的な「ある温度を中心とするかたまり」の形状を、おおよそ決定することが可能になる。
温度分布測定装置10では、光ファイバ14の長さ方向に沿って一定の間隔で設定された各測定ポイントの温度が検出される。これらの測定ポイントを三角形の頂点として測定領域をドロネー三角形分割し、三角形内の任意の位置の温度を線形補間により求めることができる。このようにして、測定領域の2次元温度分布の測定が可能になる。
(流れ可視化方法)
本実施形態では、空調設備が設置された施設内の空気の流れを可視化し、空調設備を効率的に運転することを目的としている。そこで、本実施形態では、空調機の吹き出し口又はその近傍を起点(吹き出し源)として、起点からの冷気(周囲と異なる温度の空気)の流れを可視化する。空調機の吹き出し口から吹き出した冷気は、起点から圧力の低いほうに移動する。
図7は、本実施形態に係る流れ可視化システムの動作を示すフローチャートである。また、図8〜図12は、流れ可視化方法の概要を説明する図である。
まず、ステップS11において、制御装置19は、光ファイバ温度分布装置10から出力される信号から測定領域の2次元温度分布図を作成する。
図8は、制御装置19により作成される測定領域の2次元温度分布図を簡略化して示した図(等温線図)である。図8に示す例では、測定領域の右上から左下にかけて、低温の領域が存在している。
次に、ステップS12に移行し、制御装置19は、作成した2次元温度分布図上に、吹き出し源と評価円A1とを設定する。
図9は、2次元温度分布図上に吹き出し源と評価円A1とを設定した状態を示す図である。図9中に+で示した位置が、吹き出し源の位置である。本実施形態では、吹き出し源の位置(X,Y座標)は既知であるとする。
評価円A1は、図10に示すように、吹き出し源の位置を中心点O1とした円である。評価円A1の半径は、サンプリング周期以上とする。ここでは、評価円A1の半径が1mに設定されているものとする。
次に、ステップS13に移行し、制御装置19は、評価円A1の温度を計算する。本実施形態では、図10中に破線に示すように、中心点の位置が評価円A1と同じであり、評価円A1よりも半径が小さい円B1を設定する。そして、この円B1内に所定数の測温点を設定し、それらの測温点の温度の平均値を評価円A1の温度とする。各測温点の温度は、温度分布測定装置10により得られる各測定ポイントの温度と、前述したドロネー三角形分割及び線形補間とを用いて、演算により求める。
次に、ステップS14に移行し、制御装置19は、評価円A1内に、評価円A1の中心点O1を頂点(中心)とし、円周を弧とする扇形Cを設定する。そして、扇形Cを中心点O1の周りに所定の角度ずつ(例えば5°〜30°ずつ)移動させて、各位置で扇形Cの温度を演算する。
本実施形態では、扇形Cの中心角θを60°とする。また、本実施形態では、扇形Cと円B1との重なり部分に所定数の測温点を設定し、それらの測温点の温度の平均値を、扇形Cの温度とする。
次に、ステップS15に移行し、制御装置19は、ステップS14で設定した各扇形Cのうちから、評価円A1との温度差が所定範囲内であり、且つ周囲の扇形の温度よりも評価円A1の温度に近い扇形Cを抽出する。
なお、ステップS15では、2以上の扇形Cが抽出されることもある。扇形Cが2以上抽出された場合、空気の流れ方向が分岐していることを意味する。
次に、ステップS16に移行し、制御装置19は、図10に示すように抽出した扇形Cの中心線D1を、流れ方向に設定する。
次に、ステップS17に移行し、図11に示すように、制御装置19は、抽出した扇形Cの中心線D1と評価円A1の円周との交点を中心点O2として、評価円A2を設定する。評価円A2の半径は評価円A1と同じである。
次に、ステップS18に移行し、制御装置19は、評価円A2の温度を設定する。ここでは、ステップS15で抽出した扇形Cの温度を、評価円A2の温度とする。ステップS13と同様の方法により、評価円A2の温度を計算により求めてもよい。
次に、ステップS19に移行し、制御装置19は、評価円A2内に扇形Cを設定する。そして、扇形Cを中心点O2の周りに所定の角度ずつ移動させて、各位置で扇形Cの温度を演算する。本実施形態では、評価円A2よりも半径が小さい円B2を設定し、扇形Cと円B2との重なり部分に所定数の測温点を設定して、それらの測温点の温度の平均値を、扇形Cの温度とする。
次に、ステップS20に移行し、制御装置19は、評価円A2との温度差が所定範囲内であり、且つ周囲の扇形の温度よりも評価円A2の温度に近い扇形Cを抽出する。この場合、後戻りを回避するために、ステップS15で設定した流れ方向D1の角度を0°としたときに、±90°の範囲を扇形Cの設定範囲とする。ここでも、2以上の扇形Cが抽出されることがある。扇形Cが2以上抽出された場合、空気の流れ方向が分岐していることを意味する。
次に、ステップS21に移行し、制御装置19は、ステップS20で条件に合致する扇形Cが抽出できたか否かを判定する。そして、抽出できないと判定した場合(NOの場合)は、処理を終了する。一方、条件に合致する扇形Cが抽出できたと判定した場合(YESの場合)は、ステップS22に移行する。
ステップS22において、制御装置19は、図11に示すように抽出した扇形の中心線D2を流れ方向とする。その後、ステップS17に戻り、上述した処理を繰り返す。但し、ステップS17では、既に設定されている評価円A2、円B2、中心線D2をそれぞれ評価円A1、円B1、中心線D1として、新たに評価円A2、円B2、中心線D2を設定する。
このようにして、起点から扇形Cの中心線を連続的に並べることで、空気の流れを追跡できる。図12に、上述した方法により可視化した空気の流れの例を示す。
なお、ここでは2次元空間における空気の可視化について説明したが、3次元空間における空気の流れの可視化も可能である。3次元空間における空気の流れを可視化する場合は、光ファイバ14を立体的に敷設するとともに、ドロネー三角形分割をドロネー四面体分割に変更し、評価円を評価球に変更し、扇形を錐体(例えば円錐又は四角錘等)に変更して錐体の中心線を追跡すればよい。
評価円又は評価球に替えて、楕円又は楕円体を使用してもよい。評価円及び楕円は閉じた評価境界線の一例であり、評価球又は楕円体は閉じた評価境界面の一例である。また、扇型又は錐体は、所定の平面角又は所定の立体角を備えた領域の一例である。
更に、上述した実施形態では冷気の流れの分岐を考慮し、ステップS15及びステップS20で複数の扇形を抽出可能としている。しかし、主要な冷気の流れのみを可視化すればよい場合は、評価円の温度に最も近い扇形を1つだけ抽出するようにすればよい。
(データセンターにおける空調制御)
以下、本実施形態に係る流れ方向表示装置を、データセンターの計算機室の空調制御に使用した例について説明する。
図13は、計算機室を示す図である。図13に示す例では、計算機室内の右側に2台の空調機31a,31bが配置されており、室内の左側に配置されたサーバラック32a,32bの吸気面側に空調機31bから冷風を供給する。サーバラック32a,32bは吸気面を相互に対向させて配置されており、サーバラック32a,32b間の領域33に空調機31bから冷気を供給することが要求される。
ここでは、温度分布測定装置10及び制御装置19により、図13中に破線で囲んだ領域の2次元温度分布図が作成されるものとする。
光ファイバは床上約2.2mの位置に図6のように敷設した。光ファイバ14の折り返し間隔は0.5mとした。また、空調機31a,31bは床上約1.8mの位置に冷気の吹き出し口があり、遠方のサーバラックも十分冷却できる程度に斜め上方に向けて冷気を吹き出すようにした。
図14は、横軸に光ファイバ14の長さ方向の距離をとり、縦軸に温度をとって、温度分布測定装置10により測定された光ファイバ14の長さ方向の温度分布の例を示す図である。また、図15は、温度分布測定装置10及び制御装置19により作成された2次元温度分布図である。
図16は、図15を基に、前述した方法により流れ方向を可視化した図である。図16中の矢印付き太線は、空調機31bから吹き出した冷気の流れを可視化したものである。また、図16中の一点鎖線は、同じくその冷気の向かう方向を示している。更に、図16中の破線は、サーバラック32a,32b内の計算機を最も効率的に冷却できる冷気の方向、すなわち目標方向を示している。
図16から、空調機31bから吹き出した冷気は壁に沿って進み、サーバラック32bの排気面側を通ることがわかる。この場合、空調機31bから供給される冷気が目標の領域33に到達する前にサーバラック32bから排出される熱気により暖められてしまう。このため、空調機31bから供給される冷気が有効に利用されず、空調機31bでは電力を無駄に消費することになる。
図16から、図16中に一点鎖線で示す冷気の進む方向と図16中に破線で示す目標方向とは、15°程度ずれていることがわかる。
図17は、目標方向と冷気の進む方向とが一致するように空調機31bのフィンを手動で調整した結果を示す図である。この図17からわかるように、冷気の流れを可視化して空調機31bのフィンを調整することにより、空調機31bから供給される冷気をサーバラック32a,32bの吸気面側に効率的に移送できる。その結果、冷気の無駄な消費が回避され、空調機31bの消費電力が削減される。
(自動制御の例)
上述の例では作業者が空調機のフィンを手動で調整しているが、制御装置19により空調機のフィンを自動的に調整するようにしてもよい。
図18は、制御装置19による空調機のフィンの自動調整方法を示すフローチャートである。ここでは、制御装置19内には計算機室内のレイアウト及び目標方向が設定されているものとする。
まず、ステップS31において、制御装置19は、前述の図7に示す方法により冷気の流れ方向を可視化する。
次に、ステップS32に移行し、制御装置19は、冷気の流れ方向と目標方向との差を演算する(図16参照)。
次に、ステップS33に移行し、制御装置19は、冷気の流れ方向と目標方向との差が所定の範囲内か否かを判定する。そして、所定の範囲内であると判定した場合(YESの場合)は、処理を終了する。
一方、ステップS33で冷気の流れ方向と目標方向との差が所定の範囲内ではないと判定した場合(NOの場合)は、ステップS34に移行する。そして、ステップS34において、制御部19は冷気の流れ方向と目標方向との差が最小となるように、制御装置19のフィンの角度を調整する。その後、ステップS31の戻り、上述した処理を再度実行する。
このようにして、空調機から吹き出す冷気の流れ方向と目標方向とを自動的に一致させることができる。これにより、空調機の消費電力が削減される。
(自動制御の変形例)
図19は、データセンターの計算機室の一例を示す図である。この図19に示す計算機室では、複数のサーバラック41が列毎に直線上に並んで配置されている。そして、両側の壁に沿って複数の空調機42が設置されている。
サーバラック41内の計算機の稼働率が低い場合、全ての空調機42を一律に稼働させるのではなく、空調機42を輪番で停止することにより、空調設備で消費する電力をより一層削減できる。この場合、例えば図19に示すように1台の空調機42が相互に離隔した複数の領域に冷気を供給することが要求される。
ここでは、図19中に網掛けを施した1台の空調機42により、3つの領域43a,43b,43cに、冷気を順番に供給する場合について説明する。但し、空調機42には、制御装置19(図1参照)から出力される信号により角度調整が可能なフィンが設けられているものとする。また、サーバラック41内に収納された計算機には、計算機の温度(CPU)を検出するセンサが設けられており、それらのセンサから出力される信号は制御装置19に与えられるものとする。
制御装置19は、目標方向を、領域43aに向かう方向、領域43bに向かう方向、及び領域43cに向かう方向に順番に変えて、各領域43a〜43cに順番に冷気を供給する。この場合、制御装置19は、前述のセンサによりサーバラック41内に収納された計算機のCPU温度を検出し、CPU温度が予め設定された設定温度を超えないように、各領域43a〜43cに冷気を供給する時間を決定する。
このようにして、空調機42を輪番で停止することにより、空調設備で消費する電力をより一層削減できる。また、空調機42の輪番停止台数を適切に管理できる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態では、空調機からサーバラックの上方に吹き出した冷気の流れを可視化する場合について説明したが、例えば空気の吸い込み口(レタン:return)を起点とし、空気の流れを逆方向から追跡して、空気の流れを可視化してもよい。複数の空気の吸い込み口が天井面に設置されている場合、各吸い込み口を起点として空気の流れを可視化することにより、各吸い込み口がどの程度有効に機能しているのかを知ることができる。
また、例えば床下からグリル(通風口)を介して室内に冷風が吹き出す構造の計算機室の場合、グリルを起点として冷気の流れを可視化することも可能である。
更に、上述の実施形態では空気の流れを可視化する場合について説明したが、開示の技術は温度差があるという条件を満足すれば、空気以外の流体(気体及び液体)の流れの可視化に適用できる。
以上の諸実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)測定領域に敷設された光ファイバと、
前記光ファイバに接続されて前記光ファイバの長さ方向の温度分布を測定し温度分布のデータを出力する温度分布測定装置と、
前記温度分布のデータに基づき、前記測定領域内の流体の流れを可視化する制御装置と
を有することを特徴とする流れ可視化システム。
(付記2)前記制御装置は、前記温度分布のデータから前記測定領域の2次元又は3次元温度分布図を作成し、該温度分布図に前記流体の流れの起点を設定して、前記起点から前記温度分布図を基に前記流体の流れを追跡することを特徴とする付記1に記載の流れ可視化システム。
(付記3)前記制御装置は、
前記起点を中心点とする閉じた評価境界線又は閉じた評価境界面を設定し、
前記温度分布図を基に前記評価境界線の内側又は評価境界面の内側の温度を設定し、
前記評価境界線の内側又は評価境界面の内側に前記中心点を頂点とする所定の平面角又は所定の立体角を備えた複数の領域を設定し、
前記温度分布図を基に前記複数の領域の温度を設定し、
前記複数の領域のうちから前記評価境界線の内側又は前記評価境界面の内側の温度に近い温度の領域を抽出して、抽出した領域の中心から当該領域内を通過するように設定した中心線の方向を前記流体の流れ方向とすることを特徴とする付記2に記載の流れ可視化システム。
(付記4)前記制御装置は、
前記評価境界線上又は前記評価境界面上と、前記中心線との交点を新中心点として閉じた新評価境界線又は閉じた新評価境界面を設定し、
前記温度分布図を基に前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側の温度を設定し、
前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側に前記新中心点を頂点とする所定の平面角又は所定の立体角を備えた複数の新領域を設定し、
前記温度分布図を基に前記新領域の温度を設定し、
前記複数の新領域のうちから前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側の温度に近い新領域を抽出して、抽出した新領域の中心から当該領域内を通過するように設定した中心線の方向を前記流体の流れ方向に追加し前記流体の流れを追跡することを特徴とする付記3に記載の流れ可視化システム。
(付記5)前記閉じた評価境界線又は前記閉じた評価境界面は、前記光ファイバの敷設状態により決定されるサンプリング周期以上の半径の円又は球であることを特徴とする付記3又は4に記載の流れ可視化システム。
(付記6)光ファイバが接続された温度分布測定装置により、前記光ファイバが敷設された測定領域の温度分布のデータを取得する工程と、
制御装置により、前記温度分布のデータを基に前記測定領域内の空気の流れを可視化する工程と、
前記制御装置により可視化された空気の流れに基づいて空調機を調整する工程と
を有することを特徴とする空調方法。
(付記7)前記制御装置は、前記温度分布のデータから前記測定領域の2次元又は3次元温度分布図を作成し、
前記温度分布図に前記流体の流れの起点を設定して、前記起点から前記温度分布図を基に前記流体の流れを追跡することを特徴とする付記6に記載の空調方法。
(付記8)前記制御装置は、
前記起点を中心点とする閉じた評価境界線又は閉じた評価境界面を設定し、
前記温度分布図を基に前記評価境界線の内側又は評価境界面の内側の温度を設定し、
前記評価境界線の内側又は評価境界面の内側に前記中心点を頂点とする所定の平面角又は所定の立体角を備えた複数の領域を設定し、
前記温度分布図を基に前記複数の領域の温度を設定し、
前記複数の領域のうちから前記評価境界線の内側又は前記評価境界面の内側の温度に近い温度の領域を抽出して、抽出した領域の中心から当該領域内を通過するように設定した中心線の方向を前記流体の流れ方向とすることを特徴とする付記7に記載の空調方法。
(付記9)前記制御装置は、
前記評価境界線上又は前記評価境界面上と、前記中心線との交点を新中心点として閉じた新評価境界線又は閉じた新評価境界面を設定し、
前記温度分布図を基に前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側の温度を設定し、
前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側に前記新中心点を頂点とする所定の平面角又は所定の立体角を備えた複数の新領域を設定し、
前記温度分布図を基に前記新領域の温度を設定し、
前記複数の新領域のうちから前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側の温度に近い新領域を抽出して、抽出した新領域の中心から当該領域内を通過するように設定した中心線の方向を前記流体の流れ方向に追加し前記流体の流れを追跡することを特徴とする付記8に記載の空調方法。
(付記10)前記制御装置は、前記制御装置により可視化された空気の流れの方向と目標方向との差が設定値よりも小さくなるように、前記空調機を調整することを特徴とする付記6乃至9のいずれか1項に記載の空調方法。
10…温度分布測定装置、11…レーザ光源、12a,12b…レンズ、13…ビームスプリッタ、14…光ファイバ、15…波長分離部、16…光検出器、17…演算部、19…制御装置、21a〜21c…ビームスプリッタ、23a〜23c…光学フィルタ、24a〜24c…集光レンズ、31a,31b,42…空調機、32a,32b,41…サーバラック、33,43a〜43c…領域。

Claims (5)

  1. 測定領域に敷設された光ファイバと、
    前記光ファイバに接続されて前記光ファイバの長さ方向の温度分布を測定し温度分布のデータを出力する温度分布測定装置と、
    前記温度分布のデータに基づき、前記測定領域内の流体の流れを可視化する制御装置と
    を有することを特徴とする流れ可視化システム。
  2. 前記制御装置は、前記温度分布のデータから前記測定領域の2次元又は3次元温度分布図を作成し、該温度分布図に前記流体の流れの起点を設定して、前記起点から前記温度分布図を基に前記流体の流れを追跡することを特徴とする請求項1に記載の流れ可視化システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記起点を中心点とする閉じた評価境界線又は閉じた評価境界面を設定し、
    前記温度分布図を基に前記評価境界線の内側又は評価境界面の内側の温度を設定し、
    前記評価境界線の内側又は評価境界面の内側に前記中心点を頂点とする所定の平面角又は所定の立体角を備えた複数の領域を設定し、
    前記温度分布図を基に前記複数の領域の温度を設定し、
    前記複数の領域のうちから前記評価境界線の内側又は前記評価境界面の内側の温度に近い温度の領域を抽出して、抽出した領域の中心から当該領域内を通過するように設定した中心線の方向を前記流体の流れ方向とすることを特徴とする請求項2に記載の流れ可視化システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記評価境界線上又は前記評価境界面上と、前記中心線との交点を新中心点として閉じた新評価境界線又は閉じた新評価境界面を設定し、
    前記温度分布図を基に前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側の温度を設定し、
    前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側に前記新中心点を頂点とする所定の平面角又は所定の立体角を備えた複数の新領域を設定し、
    前記温度分布図を基に前記新領域の温度を設定し、
    前記複数の新領域のうちから前記新評価境界線の内側又は新評価境界面の内側の温度に近い新領域を抽出して、抽出した新領域の中心から当該領域内を通過するように設定した中心線の方向を前記流体の流れ方向に追加し前記流体の流れを追跡することを特徴とする請求項3に記載の流れ可視化システム。
  5. 光ファイバが接続された温度分布測定装置により、前記光ファイバが敷設された測定領域の温度分布のデータを取得する工程と、
    制御装置により、前記温度分布のデータを基に前記測定領域内の空気の流れを可視化する工程と、
    前記制御装置により可視化された空気の流れに基づいて空調機を調整する工程と
    を有することを特徴とする空調方法。
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