JPWO2018142930A1 - 高圧燃料供給ポンプ - Google Patents

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Abstract

機能部品の配置の自由度が向上し、また、機能部品の結合部の信頼性向上を図った高圧燃料供給ポンプを提供することを目的とする。ポンプボディと、前記ポンプボディに取り付けられる機能部品と、前記ポンプボディに対して前記機能部品を固定する溶接部と、前記溶接部の溶接方向の先において前記溶接部と前記ポンプボディと前記機能部品とで形成された空隙と、を備え、前記溶接部の溶接方向における入口面中央と前記空隙を形成する出口面の中央とを結ぶ直線が、前記機能部品の軸方向において取付方向に向かうにつれて前記機能部品の径方向外側から径方向内側に向かうように形成された

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射弁に燃料を圧送する高圧燃料供給ポンプに関する。
本発明の溶接構造の従来技術として、特許文献1に記載のものがある。この特許文献1には「カップ部材12aの接合用端面50と軸部材13aの接合用端面51戸を突合せ、カップ部材12aの外側から半径方向に高エネルギー密度ビームを照射することによって溶接する」と記載されている(段落0041参照)。
特開2016−002581号公報
上記特許文献1の図2においては、カップ部材と軸部材との突合せ部に対し、外側から半径方向にレーザ溶接又は電子ビーム溶接といった高エネルギー密度ビームを照射することにより接合されている。しかし製品構造の制約により、ビームと製品が干渉してしまう場合は、接合が困難となる。その場合、製品構造の変更か、ビーム照射角度を調整する必要がある。
高圧燃料供給ポンプにおいては、製品構造の制約により高エネルギー密度ビームを外側から半径方向に接合しようとした場合、製品と高エネルギー密度ビームが干渉し接合が困難となる。その場合、レーザの照射角度を調整する必要がある。しかし、レーザ溶接の特性により、レーザの照射面に対するレーザの照射角度には制限がある。
そこで本発明は、機能部品の配置の自由度を向上させつつ溶接にて機能部品を固定可能な高圧燃料供給ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の高圧燃料供給ポンプは、
「ポンプボディと、前記ポンプボディに取り付けられる機能部品と、前記ポンプボディに対して前記機能部品を固定する溶接部と、前記溶接部の溶接方向の先において前記溶接部と前記ポンプボディと前記機能部品とで形成された空隙と、を備え、前記溶接部の溶接方向における入口面中央と前記空隙を形成する出口面の中央とを結ぶ直線が、前記機能部品の軸方向において取付方向に向かうにつれて前記機能部品の径方向外側から径方向内側に向かうように形成された」ことを特徴とするものである。
本発明によれば、機能部品の配置の自由度を向上させつつ溶接にて機能部品を固定可能な高圧燃料供給ポンプを提供することが可能となる。
本発明のその他の構成、作用、効果については以下の実施例において詳細に説明する。
本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプの縦断面図である。 本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプの上方から見た水平方向断面図である。 本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプの図1と別方向から見た縦断面図である。 本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプの吐出ジョイントの溶接構造を示す。 本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプの吐出ジョイントの溶接構造を示す。 本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプの吐出プラグの溶接構造を示す。 本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプの電磁吸入弁機構の拡大縦断面図であり、電磁吸入弁が開弁状態にある状態を示す。 本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプが適用されたエンジンシステムの構成図を示す。 本発明の第一実施例による吸入ジョイントがポンプボディの側面に取り付けられた高圧燃料供給ポンプの縦断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図8は本発明の第一実施例による高圧燃料供給ポンプ(以下、高圧ポンプと呼ぶ)が適用されたエンジンシステムの構成図を示す。破線で囲まれた部分が高圧ポンプのポンプボディ1を示し、この破線の中に示されている機構、部品は高圧ポンプのポンプボディ1に一体に組み込まれていることを示す。
燃料タンク20の燃料は、エンジンコントロールユニット27(以下ECUと称す)からの信号に基づきフィードポンプ21によって汲み上げられる。この燃料は適切なフィード圧力に加圧されて吸入配管28を通して高圧ポンプの低圧燃料吸入口10aに送られる。
低圧燃料吸入口10aから吸入ジョイント51を通過した燃料は圧力脈動低減機構9、吸入通路10dを介して容量可変機構を構成する電磁吸入弁機構300の吸入ポート31bに至る。
電磁吸入弁機構300に流入した燃料は、吸入弁30を通過し加圧室11に流入する。エンジンのカム機構93によりプランジャ2に往復運動する動力が与えられる。プランジャ2の往復運動により、プランジャ2の下降行程には吸入弁30から燃料を吸入し、上昇行程には、燃料が加圧される。吐出弁機構8を介し、圧力センサ26が装着されているコモンレール23へ燃料が圧送される。そしてECU27からの信号に基づきインジェクタ24がエンジンへ燃料を噴射する。
高圧ポンプは、ECU27から電磁吸入弁機構300への信号により、所望の供給燃料の燃料流量を吐出する。かくして、吸入ジョイント51に導かれた燃料はポンプ本体1の加圧室11にてプランジャ2の往復動によって必要な量が高圧に加圧され、燃料吐出口12cからコモンレール23に圧送される。
コモンレール23には、直接噴射用インジェクタ24(所謂、直噴インジェクタ)、圧力センサ26が装着されている。直噴インジェクタ24は、内燃機関の気筒数に合わせて装着されており、ECU27の制御信号にてしたがって開閉弁して、燃料をシリンダ内に噴射する。
直噴インジェクタ24の故障等によりコモンレール23等に異常高圧が発生した場合、燃料吐出口12cと加圧室11の差圧がリリーフ弁機構200の開弁圧力以上になると、リリーフ弁202が開弁し、異常高圧となった燃料はリリーフ弁機構内を通りリリーフ通路200aから加圧室11へと戻され、コモンレール23等の高圧部配管が保護される。
本実施例はインジェクタ24がエンジンのシリンダ筒内に直接、燃料を噴射する、いわゆる直噴エンジンシステムに適用される高圧ポンプである。
図1は本実施例の高圧ポンプの縦断面図を示し、図2は高圧ポンプを上方から見た水平方向断面図である。また図3は高圧ポンプを図1と別方向から見た縦断面図である。また図9は吸入ジョイント51がポンプボディ1の側面に取り付けられた高圧ポンプの縦断面図である。
なお、図2においては吸入ジョイント51がボディ側面に設けられているが、本発明はこれに限定される訳でなく、吸入ジョイント51がダンパーカバー14の上面に設けられた高圧ポンプにも適用可能である。これらの図1、2、3を用いて本実施例の高圧ポンプについて説明する。
図1に図示しない吸入ジョイント51の低圧燃料吸入口10aから流入した燃料はポンプボディ1の内部に形成された低圧流路を通って、ダンパ上部10b、ダンパ下部10cに形成されるダンパ室に流れる。ダンパ室はポンプボディ1に取り付けられたダンパカバー14により覆われることで形成される。ダンパ室の圧力脈動低減機構9により圧力脈動が低減した燃料は低圧燃料流路10dを介して電磁吸入弁300の吸入ポート31bに至る。
図2、図3に示すように本実施例の高圧ポンプはポンプボディ1に設けられた取付けフランジ1eを用い内燃機関のシリンダヘッド90の平面に密着し、図示しない複数のボルトで固定される。シリンダヘッド90とポンプボディ1との間のシールのためにOリング61がポンプボディ1に嵌め込まれ、エンジンオイルが外部に漏れるのを防止する。
ポンプボディ1にはプランジャ2の往復運動をガイドするためのシリンダ6が取り付けられている。また燃料をポンプボディ1に形成された加圧室入口流路1aを介して加圧室11に供給するための電磁吸入弁300と加圧室11から吐出通路に燃料を吐出し逆流を防止するための吐出弁機構8が設けられている。吐出弁機構8を通過した燃料は、吐出ジョイント12cによりエンジン側部品に接続される。
シリンダ6はその外周側において、ポンプボディ1と圧入とかしめにより固定される。円筒状の圧入部の表面によりポンプボディ1との隙間から加圧した燃料が低圧側に漏れないようシールしている。シリンダを軸方向に平面に接触させることで、ポンプボディ1とシリンダ6との円筒状の圧入部のシールに加え、二重のシールの機能をも果たす。
プランジャ2の下端には、内燃機関のカムシャフトに取り付けられたカム93の回転運動を上下運動に変換し、プランジャ2に伝達するタペット92が設けられている。プランジャ2はリテーナ15を介してばね4にてタペット92に圧着されている。これによりカム93の回転運動に伴い、プランジャ2を上下に往復運動させることができる。
また、シールホルダ7の内周下端部に保持されたプランジャシール13がシリンダ6の図中下方部においてプランジャ2の外周に摺動可能に接触する状態で設置されている。これにより、プランジャ2が摺動したとき、副室7aの燃料をシールし内燃機関内部へ流入するのを防ぐ。同時に内燃機関内の摺動部を潤滑する潤滑油(エンジンオイルも含む)がポンプボディ1の内部に流入するのを防止する。
図8に示すように、ポンプボディ1には吸入ジョイント51が取り付けられている。吸入ジョイント51は、車両の燃料タンク20からの燃料を供給する低圧配管に接続されており、燃料はここから高圧ポンプ内部に供給される。ポンプボディ1に圧入されている吸入フィルタ52は、燃料タンク20から低圧燃料吸入口10aまでの間に存在する異物を燃料の流れによって高圧ポンプ内に吸収することを防ぐ役目がある。
低圧燃料吸入口10aを通過した燃料は、圧力脈動低減機構9、低圧燃料流路10dを介して電磁吸入弁300の吸入ポート31bに至る。
加圧室11の出口に設けられた吐出弁機構8は、吐出弁シート8a、吐出弁シート8aと接離する吐出弁8b、吐出弁8bを吐出弁シート8aに向かって付勢する吐出弁ばね8c、吐出弁プラグ8d、吐出弁8bのストローク(移動距離)を決める吐出弁ストッパ8eから構成される。吐出弁プラグ8dとポンプボディ1は当接部8fで溶接により接合され燃料と外部を遮断している。
加圧室11と吐出弁室12aに燃料差圧が無い状態では、吐出弁8bは吐出弁ばね8cによる付勢力で吐出弁シート8aに圧着され閉弁状態となっている。加圧室11の燃料圧力が、吐出弁室12aの燃料圧力よりも大きくなった時に初めて、吐出弁8bは吐出弁ばね8cに逆らって開弁する。そして、加圧室11内の高圧の燃料は吐出弁室12a、燃料吐出通路12b、燃料吐出口12を経てコモンレール23へと吐出される。吐出弁8bは開弁した際、吐出弁ストッパ8eと接触し、ストロークが制限される。したがって、吐出弁8bのストロークは吐出弁ストッパ8eによって適切に決定される。これによりストロークが大きすぎて、吐出弁8bの閉じ遅れにより、吐出弁室12aへ高圧吐出された燃料が、再び加圧室11内に逆流してしまうのを防止でき、高圧ポンプの効率低下が抑制できる。また、吐出弁8bが開弁および閉弁運動を繰り返す時に、吐出弁8bがストローク方向にのみ運動するように、吐出弁ストッパ8eの外周面にてガイドしている。以上のようにすることで、吐出弁機構8は燃料の流通方向を制限する逆止弁となる。
以上に説明したように、加圧室11は、ポンプボディ1、電磁吸入弁300、プランジャ2、シリンダ6、吐出弁機構8にて構成される。
カム93の回転により、プランジャ2がカム93の方向に移動して吸入行程状態にある時は、加圧室11の容積は増加し加圧室11内の燃料圧力が低下する。この行程で加圧室11内の燃料圧力が吸入通路10dの圧力よりも低くなると、弁体30は開口状態にある。
プランジャ2が吸入行程を終了した後、プランジャ2が上昇運動に転じ圧縮行程に移る。ここで電磁コイル43は無通電状態を維持したままであり磁気付勢力は作用しない。ロッド付勢ばね40は、無通電状態において弁体30を開弁維持するのに必要十分な付勢力を有するよう設定されている。本実施例ではいわゆるノーマルオープン式の高圧ポンプを示しているが、本発明はこれに限定される訳ではなく、ノーマルクローズ式の高圧ポンプにも適用可能である。加圧室11の容積は、プランジャ2の圧縮運動に伴い減少するが、この状態では、一度、加圧室11に吸入された燃料が、再び開弁状態の弁体30の開口部を通して吸入通路10dへと戻されるので、加圧室の圧力が上昇することは無い。この行程を戻し行程と称する。
ここから、電磁吸入弁300について図7を用いて説明する。電磁吸入弁300とは、電磁コイル43への通電により磁性コア39、可動コア36、ロッド35とこれらに続き配置される弁体30を可動させることで、燃料を吸入し、加圧室11に送る機構のことを指す。以下にこれらの機能について詳述する。
前記したとおり、無通電状態では、強力なロッド付勢ばね40によって、弁体30が開弁方向に稼働するためにノーマルオープン式となっているが、エンジンコントロールユニット27(以下ECUと呼ぶ)からの制御信号が電磁吸入弁300に印加されると、電磁コイル43には端子46を介して電流が流れる。電流が流れることにより、磁性コア39は磁気吸引力を生じる。
これに伴い、図7にも記載の磁気吸引面Sにおいて可動コア36が磁性コア39の磁気吸引力により閉弁方向に引き寄せられる。可動コア36の間には、可動コア36を係止するフランジ部35aを備えたロッド35が配置される。なお、ロッド付勢ばね40は、蓋保持部材39及び蓋部材44により覆われている。ロッド35はフランジ部35aを有することにより、可動コア36を係止することができるため、可動コア36とともに移動することが可能となる。よって可動コア36間に配置されたロッド35は、磁気吸引力が働いたときに閉弁方向に移動することができる。また、ロッド35は可動コアの下部に閉弁付勢ばね41及び、燃料通路37を備えたロッドガイド部37bの間に配置される。
なお、ロッド35はフランジ部35aの内周部で、可動コア36と接触する位置において、内周側に凹む凹み部35bが形成される。これにより可動コア36が接触した際の逃げ部を形成できるため、ロッド35、あるいは可動コア36の衝突による破損を防止できる。さらにロッド35は弁体30の側の先端部において、先端に向かう程、径が小さくなる傾斜部35cが形成される。これによりロッド35に可動コア36を挿入する際に多少、芯がずれていたとしても容易に組み込み可能であり生産効率を上げることが可能である。なお、ロッド35は旋盤加工により形成されるため、弁体30の側の先端部において、弁体30と反対側に凹む凹み部が形成される。
ロッド35の下部(吸入弁側)には弁体30、吸入弁付勢ばね33、ストッパ32を備える。弁体30は加圧室側に突出し、吸入弁付勢ばね33によりガイドされるガイド部30bが形成される。弁体30はロッド35の移動に伴って弁体ストローク30eの隙間の分だけ移動することにより、開弁状態で供給通路10dから供給された燃料は加圧室に供給される。ガイド部30bは、吸入弁機構のハウジング内部に圧入され、固定されたストッパ32に衝突することにより動きを停止する。なお、ロッド35と弁体30は別体で独立した構造をとっている。
なお、弁体30は吸入側に配置された弁座部材31の弁座に接触することで加圧室11への流路を閉じ、また弁座から離れることで加圧室11への流路を開くように構成される。ここで、近年の高圧ポンプは吐出燃料が30MPa以上となるなど、さらなる高圧化が求められており、したがって、加圧室11が高圧となって、弁体30が弁座部材31に衝突する際の衝撃、あるいは、弁体30がストッパ32に衝突する際の衝撃が非常に大きく、これの強度を増すことが必要となっている。
本実施例では弁体30は、平板形状で配置され、平板部とこれに上記した加圧室側に突出するガイド部30bとを備えて構成される。ここで強度に影響を与える要素として本実施例では平板部の厚みに着目した。つまり、図7に示すように弁体30の平板部の吸入弁付勢ばね33の移動方向における厚みを厚くすることで、強度の向上を図る。具体的には、平板部から突出するガイド部30bの厚みに対し、平板部の厚みを厚くするように構成する。また図7は弁座部材31に形成される吸入ポート31b(流路)が最も大きい位置の断面図を示すが、このとき吸入ポート31bに対して下流側における弁座部材31の平板部と接触する弁座部の上記移動方向における厚みよりも弁体30の平板部の厚みを厚くすることが望ましい。このように構成することで、弁体30の強度を持たせることが可能である。
まとめると、磁気付勢力がロッド付勢ばね40の付勢力に打ち勝ってロッド35が吸入弁30から離れる方向に移動する。よって、吸入弁付勢ばね33による付勢力と燃料が吸入通路10dに流れ込むことによる流体力により吸入弁30が閉弁する。閉弁後、加圧室11の燃料圧力はプランジャ2の上昇運動と共に上昇し、燃料吐出口12の圧力以上になると、吐出弁機構8を介して高圧燃料の吐出が行われ、コモンレール23へと供給される。この行程を吐出行程と称する。
すなわち、プランジャ2の圧縮行程(下始点から上始点までの間の上昇行程)は、戻し行程と吐出行程からなる。そして、電磁吸入弁300のコイル43への通電タイミングを制御することで、吐出される高圧燃料の量を制御することができる。電磁コイル43へ通電するタイミングを早くすれば、圧縮行程中の、戻し行程の割合が小さく、吐出行程の割合が大きい。すなわち、吸入通路10dに戻される燃料が少なく、高圧吐出される燃料は多くなる。一方、通電するタイミングを遅くすれば圧縮行程中の、戻し行程の割合が大きく吐出行程の割合が小さい。すなわち、吸入通路10dに戻される燃料が多く、高圧吐出される燃料は少なくなる。電磁コイル43への通電タイミングは、ECU27からの指令によって制御される。
以上のように電磁コイル43への通電タイミングを制御することで、高圧吐出される燃料の量を内燃機関が必要とする量に制御することが出来る。リリーフ弁機構200は、リリーフバルブカバー201、ボール弁202、リリーフバルブ押え203、ばね204、ばねホルダ205で構成される。リリーフ弁機構200は、コモンレール23やその先の部材に何らかの問題が生じ、異常に高圧になった場合にのみ作動するよう構成された弁であり、コモンレール23やその先の部材内の圧力が高くなった場合にのみ開弁し、燃料を加圧室に戻すという役割を持つ。そのため、非常に強力なばね204を有している。
低圧燃料室10には高圧ポンプ内で発生した圧力脈動が燃料配管28へ波及するのを低減させる圧力脈動低減機構9が設置されている。また、圧力脈動低減機構9の上下にはそれぞれ、間隔を持ってダンパ上部10b、ダンパ下部10cが設けられている。一度加圧室11に流入した燃料が、容量制御のため再び開弁状態の吸入弁体30を通して吸入通路10dへと戻される場合、吸入通路10dへ戻された燃料により低圧燃料室10には圧力脈動が発生する。しかし、低圧燃料室10に設けた圧力脈動低減機構9は、波板状の円盤型金属板2枚をその外周で張り合わせ、内部にアルゴンのような不活性ガスを注入した金属ダイアフラムダンパで形成されており、圧力脈動はこの金属ダンパが膨張・収縮することで吸収低減される。9aは金属ダンパをポンプボディ1の内周部に固定するための取付金具であり、燃料通路上に設置されるため、ダンパとの支持部を全周では無く、一部とし前記取付金具9aの表裏に流体が自由に行き来できるようにしている。
プランジャ2は、大径部2aと小径部2bを有し、プランジャの往復運動によって副室7aの体積は増減する。副室7aは燃料通路10eにより低圧燃料室10と連通している。プランジャ2の下降時は、副室7aから低圧燃料室10へ、上昇時は、低圧燃料室10から副室7aへと燃料の流れが発生する。
このことにより、ポンプの吸入行程もしくは、戻し行程におけるポンプ内外への燃料流量を低減することができ、高圧ポンプ内部で発生する圧力脈動を低減する機能を有している。
以下に本実施例の内容を詳述する。
本高圧ポンプにおいては、機能部品である、吸入ジョイント51、吐出ジョイント12c、吐出弁機構8あるいは電磁吸入弁機構300が高圧ポンプに対し、径方向に自在に設置されることが望まれる。これは、エンジンにおけるレイアウトの自由度を増すためである。
本高圧ポンプと機能部品は溶接により接合される。ここでポンプボディ1の外表面から外側へ突き出す上記機能部品が例えばレーザ溶接により結合される場合、前記レーザ溶接のためのビームが、お互いの機能部品或いはフランジ1eと干渉することなく配置される必要がある。
例えば、吐出ジョイント12cを溶接する場合に、レーザビーム500が図1に示される如く照射されるが、そのビームがフランジ1eやその他の機能部品と干渉しないような配置とする必要がある。この時、レーザビーム500はより機能部品の軸方向と平行に近くなる様に照射されれば、干渉を防ぐことができ、各機能部品の配置の自由度をより高めることができる。
それと同時に、各機能部品のボディ1との結合部の信頼性は、ポンプ内部の燃料が外部に漏れることを防止するためにも十分に確保する必要がある。すなわち前記結合部は十分な強度を確保する必要がある。
上記の如く、本実施例では、これら各機能部品の配置の自由度を増すため、また、各機能部品の結合部の信頼性を確保する。そのため図5に示すように、本実施例の高圧ポンプは、ポンプボディ1と、ポンプボディ1に取り付けられる機能部品である吐出ジョイント12cと、ポンプボディ1に対して吐出ジョイント12cを固定する溶接部407と、溶接部407の溶接方向(レーザビーム500の方向)の先において溶接部407とポンプボディ1と吐出ジョイント12cとで形成された空隙400とを備えている。そして、溶接部407の溶接方向における入口面中央409と空隙400を形成する出口面の中央410とを結ぶ直線501が、吐出ジョイント12cの軸方向502(中心軸方向といっても良い)において取付方向に向かうにつれて吐出ジョイント12cの径方向外側から径方向内側向かうように形成される。要するに、溶接部407の直線501が斜めに形成されるものである。なお、図5においては吐出ジョイント12cは上側から下側に向かう方向により定義される。
また、溶接部407の入口面の中央409の定義としては、図5のような溶接方向における断面図において、外部空間に面する最も径方向外側の一端409E1から最も径方向外側の他端409E2までを結ぶ直線の中央(真ん中)として定義される。あるいは、外部空間に面する最も径方向外側の一端409E1から最も径方向外側の他端409E2までを結ぶ溶接部407で形成される曲線の長さの中央(真ん中)として定義しても良い。同様に、溶接部407の出口面の中央410の定義としては、図5のような溶接方向における断面図において、空隙400に面する最も径方向外側の一端410E1から最も径方向外側の他端410E2までを結ぶ直線の中央(真ん中)として定義される。あるいは空隙400に面する最も径方向外側の一端410E1から最も径方向外側の他端410E2までを結ぶ溶接部407で形成される曲線の長さの中央(真ん中)として定義しても良い。
この時、ポンプボディ1に形成される穴部に挿入される機能部品、例えば図4に示す吐出ジョイント12cは吐出ジョイント12cの外周部はポンプボディ1に形成された穴部の内周部に対して圧入部405により圧入で固定される。このとき、ポンプボディ1の圧入受面406は吐出ジョイント12cの軸方向(502に示す方向)において、さらに取り付け方向(図4の上側から下側に向かう方向)への移動を規制する。この状態において、レーザビーム500により、吐出ジョイント12cの軸方向(502に示す方向)に対して斜めに傾斜するように構成された吐出ジョイント12cとポンプボディ1との境界面403が接合され、レーザ照射面404に対して外周面と反対側に空隙400が形成される。空間400と呼んでも良い。また、ポンプボディ1と上記機能部品は溶接前に必ずしも圧入する必要は無く、隙間を有する挿入構造でも可能である。溶接部407は吐出ジョイント12cの外周を全周において溶接し内部の燃料をシールする。
ここで、空隙400を有しない場合、溶接時に接合部407へ応力が集中し、鋭角のあるいは隅部半径が小さい切欠き形状が形成されてしまう場合がある。しかし、空隙400を備えた場合においては、十分な空間容積を有するために、溶接部407の近傍、特には溶接部407の終端部401に応力が集中するような鋭角の或いは隅部半径が小さい切欠き形状が生成しない。そのため溶接部407に荷重が作用した場合においても溶接部407に応力集中を起こさない形状とすることができる。
上記の構成により、溶接部品(機能部品)の溶接部407の応力集中を抑制し、信頼性向上を図った高圧ポンプを提供することが可能となる。また空隙400は、請求項1に記載の通り、ポンプボディ1と機能部品とにより形成されることを特徴とする。このとき、凹み形状は、四角ではなく円形に近い形状であることが望ましい。これは、四角形に近い形状にした場合、角部に応力が集中しやすいためである。また、空間400を設けることにより、溶接時に発生するスパッタ(金属の微小な粉末)がポンプ内部への侵入を防止することが出来る。
図4は溶接前の部品構造を示したものである。機能部品(吐出ジョイント12c)には突合せ部(境界面403)に対して、垂直となるような平面部404を設ける。この平面部404に対し、レーザ500を垂直に照射する。つまり、突合せ部(境界面403)を構成する直線とレーザ500の照射方向501の角度は同一で、これらに対し機能部品の平面部404は、垂直となるように形成する。レーザ500の照射方向501と照射面(平面部404)を垂直とすることで、レーザの吸収効率が最も高くなり、安定した溶接が可能となる。機能部品(吐出ジョイント12c)の側でなく、ポンプボディ1の側にレーザ500の照射方向501に対して垂直となる垂直面を設けることでも可能である。ここで、機能部品とは高圧ポンプの性能を満たすための部品であり、上記の吐出ジョイント12cの他に、例えば、吐出弁機構8が配置される空間を封止する吐出弁プラグ8dがある。図2に示す構造とは異なるがリリーフ弁機構200が配置される空間をリリーフ弁プラグで封止する場合、これを機能部品としても良い。それ以外に吸入ジョイント51に対しても適用可能であり、ポンプボディに対して溶接される部品であるが、上記した以外の部品を機能部品と呼んでも良く、本実施例が適用可能である。
図5に溶接後の部品構造を示す。図5のように本実施例では溶接部407の入口面の中央409と出口面の中央410とを結ぶ直線501に対して、断面形状がほぼ左右対称となる溶接部407が形成される。
溶接時の回転軸502に対するレーザビーム500の入射角度において、レーザ照射面404を垂直に設け、境界面403を平行とすることにより、レーザの吸収率と溶接位置ズレのロバスト性を向上することが可能となる。すなわち請求項2に記載のように、溶接部407がほぼ左右対称の形状となり、突合せ部(境界面403)に対してレーザ500の照射位置が少しずれたとしても安定した溶接形状が得られ、強度の信頼性を確保することが可能となる。
また図5に示すように空隙400を形成するポンプボディ1の部位と溶接部407の部位407Pの全てが空隙400の開始点となるポンプボディ内周面408に対して外周側(径方向外側)に位置するように構成されることが望ましい。これによりポンプボディ形状を簡素とすることができ、機械加工時における加工時間の短縮、刃具寿命の向上を図ることができる。
また機能部品(吐出ジョイント12c)の軸線502と、溶接部407の入口面の中央409と出口面の中央410とを結ぶ直線501との交差角度が10度〜50度となるように構成されることが望ましい。なお、ここでは機能部品は吐出ジョイント12cを例として説明しているが、上記したその他の機能部品においても同様に適用可能である。軸線502は、吐出ジョイント12cを軸方向から見た断面において、中心を通る線なので、中心軸線502と呼んでも良い。
図4で説明すると本実施例では、レーザ照射500の角度を面404と境界面403の角度を10度から50度までの間で任意の角度でレーザの照射を設定する。これにより、ポンプボディ1のフランジ1eとレーザ500の干渉を回避することができることから、製品のレイアウトの自由度が向上する。
なお、図6は高圧ポンプの吐出プラグ8dの溶接構造を示し、図4に対応して溶接前の状態について説明する図である。但し、機能部品それ自体は異なるが、基本的には図4と同じ内容であり、同じ符号については同様の意味であるため、詳細な説明は省略する。また、図6のような吐出プラグ8dの溶接後の状態については図示していないが、基本的には図4と同じような形状となるため、詳細な説明は省略している。
なお、上記したように、本実施例は吐出ジョイント12cの他に、高圧ポンプの性能を満たすための部品、例えば、吐出弁機構8が配置される空間(吐出弁室12a)を封止する吐出弁プラグ8dに対しても同様に適用可能である。またリリーフ弁機構200が配置される空間をリリーフ弁プラグで封止する場合、リリーフ弁プラグに対しても適用可能である。あるいは吸入ジョイント51を機能部品として適用することも可能であり、その他、上記以外の機能部品においても適用可能である。
また、図5に示すように本実施例の高圧ポンプは吐出ジョイント12cの軸線502(中心軸線と呼んでも良い)と、溶接部407の入口面の中央409と出口面の中央410とを結ぶ直線501との交差角度に対して、吐出弁プラグの中心軸線と、吐出弁プラグ8dの溶接部の入口面の中心と出口面の中心とを結ぶ直線との交差角度が小さくなるように構成されることが望ましい。つまり、吐出弁プラグ8dは図3に示すように溶接部のすべてがポンプボディ1の穴部入口面に対して内側に位置するように配置される機能部品である。また、吐出弁プラグ8dの溶接部はそのすぐ径方向外側において、水平方向(つまり、吐出弁プラグ8dの軸方向)に沿うように壁面部16が形成されるので、スペースがない。よって、レーザ照射を傾斜させると壁面部16に干渉する虞がある。このように配置された機能部品については、機能部品(吐出弁プラグ8d)の軸線(中心軸線)と、溶接部の入口面の中央と出口面の中央とを結ぶ直線との交差角度が10度〜30度となるように構成されることが望ましい。
一方で、吐出ジョイント12cの溶接部407はそのすぐ径方向外側において、水平方向(つまり、吐出ジョイント12cの軸方向)に沿うような壁面部が形成されていないためスペースに余裕がある。図1に示す壁面部17はレーザをある程度、傾斜させたとしても干渉するものではない。よってこのように、レーザ照射を30度〜50度、傾斜させたとしても干渉するような壁面部がない場合には、機能部品(吐出ジョイント12c)の軸線502(中心軸線)と、溶接部407の入口面の中央409と出口面の中央410とを結ぶ直線501との交差角度が30度〜50度となるように構成されることが望ましい。
以上で、実施例に関する説明を終えるが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく幅広く変形して、実施することができる。例えば、上記実施形態は高圧ポンプに本発明を適用したものであるが、溶接を要する金属部品に適応してもよい高圧ポンプ内における機能部品の配置位置や配置方法においても、上記実施形態の例示に限るものではない。
1 ポンプボディ
2 プランジャ
6 シリンダ
7 シールホルダ
8 吐出弁機構
9 圧力脈動低減機構
10a 低圧燃料吸入口
11 加圧室
12 燃料吐出口
13 プランジャシール
30 吸入弁
36 可動コア
40 ロッド付勢ばね
43 電磁コイル
200 リリーフ弁機構
300 電磁吸入弁
400 溶接部の空隙(空間)
407 溶接部
500 レーザビーム

Claims (10)

  1. ポンプボディと、
    前記ポンプボディに取り付けられる機能部品と、
    前記ポンプボディに対して前記機能部品を固定する溶接部と、
    前記溶接部の溶接方向の先において前記溶接部と前記ポンプボディと前記機能部品とで形成された空隙と、を備え、
    前記溶接部の溶接方向における入口面中央と前記空隙を形成する出口面の中央とを結ぶ直線が、前記機能部品の軸方向において取付方向に向かうにつれて前記機能部品の径方向外側から径方向内側に向かうように形成された高圧燃料ポンプ。
  2. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記入口面の中央と前記出口面の中央とを結ぶ直線に対して、前記溶接部がほぼ左右対称となるように形成された高圧燃料供給ポンプ。
  3. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記空隙を形成する前記ポンプボディの部位と前記溶接部の部位の全てが前記空隙の開始点となるポンプボディ内周面に対して外周側に位置するように構成された高圧燃料供給ポンプ。
  4. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記機能部品の軸線と、前記入口面の中央と前記出口面の中央とを結ぶ直線との交差角度が10度〜50度となるように構成された高圧燃料供給ポンプ。
  5. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記機能部品は吐出ジョイントである高圧燃料供給ポンプ。
  6. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記機能部品は吐出弁機構が配置される空間を封止する吐出弁プラグ、又はリリーフ弁機構が配置される空間を封止するリリーフ弁プラグである高圧燃料供給ポンプ。
  7. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記機能部品は前記ポンプボディに燃料を吸入する吸入ジョイントである高圧燃料供給ポンプ。
  8. 請求項5に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記吐出ジョイントの軸線と、前記溶接部の入口面の中央と出口面の中央とを結ぶ直線との交差角度に対して、吐出弁プラグの軸線と、吐出弁プラグの溶接部の入口面の中心と出口面の中心とを結ぶ直線との交差角度が小さくなるように構成された高圧燃料供給ポンプ。
  9. 請求項5に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記吐出ジョイントの軸線と、前記吐出ジョイントの溶接部の入口面の中央と出口面の中央とを結ぶ直線との交差角度が30度〜50度となるように構成された高圧燃料供給ポンプ。
  10. 請求項6に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記吐出弁プラグの軸線と、前記吐出弁プラグの溶接部の入口面の中央と出口面の中央とを結ぶ直線との交差角度が10度〜30度となるように構成された高圧燃料供給ポンプ。
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