JP5771545B2 - レーザ溶接接合構造および方法、レーザ溶接接合構造を有する高圧燃料供給ポンプ - Google Patents

レーザ溶接接合構造および方法、レーザ溶接接合構造を有する高圧燃料供給ポンプ Download PDF

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Description

本発明は、筒状乃至は環状の金属材製の2部材を重ねてレーザ溶接によって接合する溶接接合構造および溶接接合方法に関する。また、当該接合方法によって接合された接合構造を有する高圧燃料供給ポンプに関する。
従来のレーザ溶接では、レーザ発振器によって生成されたレーザビームを、光ファイバあるいはミラーを用いて伝送し、レンズ群を介して接合部に集光することで接合部に高密度の熱エネルギーを与え接合部材を溶融し、接合する。このとき、特に肉厚部材を溶接する場合、レーザビームが集光した溶接点は、極めて高いエネルギー密度となり、被接合部材の金属は、沸点以上の温度に加熱され、高温高圧の金属蒸気となって噴出することがある。その際、金属蒸気は周囲の溶融金属を巻き込みながら噴出するため、製品や加工機に溶接スパッタが付着し、製品外観の悪化のみならず、スパッタの付着によって製品や加工機の機能が損なわれる可能性が生じるという問題がある。
この点に関し、特許文献1の燃料高圧ポンプの製造方法では、肉厚の筒状部材(ポンプハウジング)に肉薄の筒状部材(ダンパカバー)を嵌合し、接合部に突合せ継手部を構成する。そして、突合せ継手部のそれらの突合せ部をレーザ溶接によって接合する構造が開示されている。特許文献1では突合せ継手部のレーザの貫通部に中空室を設け、発生したスパッタを中空室内に閉じ込め、燃料が流れる内部側にスパッタが噴出し難くしている。
しかし、この場合、接合時の発生熱で外側の接合部材が変形し、突合せ位置が浮き上がる問題があり、このため接合部材同士の突合せ位置を正確に位置決めする必要がある。その結果被接合部材および接合部材に対して高い加工精度が要求される。また接合部材の厚さを薄くできないという問題もある。さらに、溶接接合機自体にも高い制御精度が要求され、実用的でない。
特許文献2のガスセンサの製造方法では、ガス検出素子を取囲む筒状の主体金具と、この主体金具に装着され、ガス検出素子の先端を覆うプロテクタとを嵌め合わせて突合せ継手部を構成する。特許文献2では突合せ継手部の嵌合部に中空室を設け、レーザが突合せ部から離れた中空室部を貫通して環状にレーザ溶接する方法が開示されている。
なお、溶接スパッタの発生を抑制する手段として、溶接点のエネルギー密度を低下させ、被接合部材を沸騰させることなく溶接する方法があるが、当該方法で肉厚部材を接合する場合、溶接速度を低速にする必要があるため、生産性が悪化するとともに、接合部材の熱変形が増大し、所望の組立精度が得られなくなる。
特開2005−279778号公報 特開2005−292119号公報
上記特許文献2の方法では、突合せ部において接合時の発生熱で外側の接合部材が変形し、突合せ位置が浮き上がる問題は解消されるものの、接合時の発生熱で外側の接合部材が変形することは変わらず、その結果、接合部材同士の突合せ部はレーザ溶接の途中で、位置がずれるという問題がある。
そこで本発明は、上記の問題に鑑み、レーザ溶接を実施する際の溶接スパッタの飛散を抑制するレーザ溶接構造とレーザ溶接による熱の影響を受けにくいレーザ溶接接合構造およびその方法を得ると共に、そのレーザ溶接接合構造を用いた高圧燃料供給ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、レーザ溶接部の構造を筒状の被接合部材と筒状の接合部材を重ね接合継手とし、両接合部材同士を圧入嵌め合いによって仮固定し、その重ね合わされた筒状部材同士の半径方向境界部には部分的に環状の溝部を設け、前記圧入嵌め合い部は環状の溝部の両側部において外部から密閉された環状の中空形状となるように構成されており、当該密閉された環状の中空形状の環状の溝部を貫通するように筒状の接合部材の外側から筒状の被接合部材まで達するようにレーザを照射して筒状の接合部材の外側全周をレーザ溶接して重ね接合継手を構成するレーザ溶接接合部とした。
より具体的には、重ね継ぎ手の境界部の溝形状の空間部は、あらかじめ切削加工あるいは成型加工によって接合部材が加工されている。
上記のように構成した本発明によれば圧入によって溝の両側で筒状部材同士を仮固定したうえで溶接を実施するため、外部の位置決め拘束具を使用することなく、溶接時の変形を抑制することができる。
実施例1のレーザ溶接接合構造物の断面図。 図1の溶接部拡大図。 実施例2のレーザ溶接接合構造物の断面図。 実施例3のレーザ溶接接合構造物の断面図。 実施例4のレーザ溶接接合構造物の断面図。 実施例5のレーザ溶接接合構造物の断面図。 実施例6のレーザ溶接接合構造物の断面図。 本発明が実施された高圧燃料供給ポンプの縦断面図。 図8のW部拡大図。
以下に説明する複数の実施例になるレーザ溶接接合構造物の共通の特徴は以下の通りである。
図1に示すように、レーザ溶接部Gの構造を筒状の被接合部材1と筒状の接合部材2とを重ね接合継手とし、両接合部材1、2同士を圧入嵌め合い部P1、P2によって仮固定する。
その重ね合わされた筒状の被接合部材1、筒状の接合部材2同士の半径R1方向境界部B1には環状の溝3を設ける。
圧入嵌め合い部P1、P2は環状の溝3の軸方向両側部に形成されており、環状の溝3は圧入嵌め合い部P1とP2との間に筒状(環状でも良い)の中空部4を形成している。筒状の中空部4は圧入嵌め合い部P1とP2によって外部(内部空間S1、外部空間S2)から隔離されている。隔離された筒状の中空部4としての環状の溝3を貫通するように筒状の接合部材2の外側から筒状の被接合部材1まで達するようにレーザを照射して筒状の接合部材2の外側全周をレーザ溶接して重ね接合継手を構成した。
両接合部材1、2同士を圧入嵌め合い部P1、P2によって仮固定しているので両者の軸方向および径方向に対する位置決めが突合せ接合より確実になり、レーザ溶接時の熱で、両者の位置関係がずれることがない。
環状の溝3によって筒状の中空部4は筒状の被接合部材1と筒状の接合部材2との圧入嵌め合い部P1、P2に於いて内部空間としての外部S1、外部空間としての外部S2から密閉されている。その結果レーザ溶接時の筒状の中空部4内で発生する溶接スパッタ7Sや溶接ヒューム7Fおよび筒状の接合部材に付着した油分が蒸発したガス7Gは筒状の中空部4内に確実に閉じ込められ、外部に放出することは無い。
その結果例えばレーザ溶接接合構造物が燃料を扱う装置に使用されるような場合でも、溶接時の析出物(溶接スパッタ7Sや溶接ヒューム7Fあるいは油分が蒸発したガス7Gなどに起因する化学物質)と燃料とが接触して燃料が劣化するような問題が生じにくい。また従来の突合せ接合による場合に比べ、溶接時の溶接スパッタ7Sや溶接ヒューム7Fあるいは油分が蒸発したガス7Gおよびそれらに起因する化学物質が大気に放出される量も軽減できる。
筒状の中空部4を形成する環状の溝3は筒状の被接合部材1の外周かもしくは筒状の接合部材2の内周、あるいはその両方にあらかじめ切削加工あるいは成型加工によって加工されている。
[実施例1]
第1の実施例を図1、図2に基づき具体的に説明する。
筒状の被接合部材1の外周部に、筒状の接合部材2を圧入嵌め合いにより組付け、重ね継手構造を形成する。筒状の被接合部材1の外径部には切削あるいは成型加工によって環状の溝3を形成し、筒状の接合部材2との嵌め合いによって筒状もしくは筒状の中空部4を形成する。得られた筒状の中空部4に対して、筒状の接合部材2の外径側からレーザビーム(図示せず)を全周に亘って照射し、筒状の接合部材2を貫通し、溶融金属が筒状の中空部4を分断するように形成され、溶融接合部が筒状の被接合部材1の環状の溝3の表面から筒状の被接合部材1の内部にまで達するレーザ溶接部5を得る。レーザ溶接部5は筒状の中空部4の全周に亘って環状の溝3を軸方向に2つの環状の領域4Aと4Bに分断する。領域4Aは被接合部材1と接合部材2との圧入嵌め合い部P1とレーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fとによって内部空間S1から隔絶される。領域4Bは被接合部材1と接合部材2との圧入嵌め合い部P1とレーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fとによって外部囲まれた外部空間S2から隔絶される。かくして内部空間S1と外部空間(外気)S2との気密性が確保され、内部流体が流出したり、大気や水分が内部空間S1に進入したりしない。領域4Aは内部空間S1内の流体がたとえ圧入嵌め合い部P1から洩れたとしてもその内部流体の流出に対してこれを捕獲するバッファとなる。
一方、領域4Bは外部空間S1の流体(例えば空気や水)がたとえ圧入嵌め合い部P2から進入してきたとしてもその外部流体の流入に対してこれを捕獲するバッファとなる。また、レーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fは筒状の中空部4を環状の領域4Aと4Bとに分断して、環状の領域4Aと4Bとの間の気体や流体の流通を遮断するシール部を構成している。
その結果、本実施例によれば、レーザ溶接接合構造物の重ね接合継手部に形成されるレーザ溶接接合部Gにおいて、レーザ溶接接合部の内外の気密が確実に保てる。
図2は図1におけるレーザ溶接接合部Gの拡大図である。レーザ溶接を実施する際、レーザビーム照射部6における筒状の接合部材2は高温高圧の金属蒸気となり一部が筒状の接合部材2の外部に噴出するが、溶融が筒状の中空部4にまで達すると、中空部内にも蒸気圧力が開放されるため、筒状の接合部材2の外部への蒸気噴出は抑制される。その結果、蒸気に巻き込まれて噴出される溶接スパッタ7S、および筒状の接合部材2や筒状の被接合部材1に付着した油分が蒸発したガス7G、あるいは溶接ヒューム7Fが筒状の中空部4に捕獲され、溶接時生成物としての溶接スパッタ7Sおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス7G、あるいは溶接ヒューム7Fが筒状の接合部材2の外部へ飛散および付着するのを抑制することができる。なお、筒状の中空部4に捕獲された溶接スパッタ7Sおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス7G、あるいは溶接ヒューム7Fは外部に噴出するためには環状の領域4A、4Bを通り、さらに圧入嵌め合い部P1、P2の隙間を通って流出しなければならないが、環状の領域4A、4B内でまず圧力が低下し、筒状の中空部4の内周壁面から放熱することで、温度が急激に低下することで、圧入嵌め合い部P1、P2の隙間を通って流出するエネルギー(放出圧力)を喪失させることができる。
同じ理由で、筒状の接合部材2のレーザ溶接時の圧力や熱による変形もなくなり、圧入嵌め合い部P1、P2による位置決めに影響を与えることが無くなった。
[実施例2]
図3に示す第2実施例では、筒状の被接合部材1の外周部に、筒状の接合部材2を圧入嵌め合いにより組付け、重ね継手構造を形成する。接合部材2の内径部には切削あるいは成型加工によって形成された環状の溝8を設け、被接合部材1との嵌め合いによって筒状の中空部9を形成する。筒状の中空部9に対して、筒状の接合部材2の外周側からレーザビーム照射部6において図示矢印方向にレーザビームを全周に亘って照射し、筒状の接合部材2を貫通し、溶融金属(溶接ヒューム7F)が筒状の中空部9を分断するように形成され、金属の溶融が筒状の被接合部材1の内部にまで達するレーザ溶接部5を形成する。
レーザ溶接部5は筒状の中空部9の全周に亘って環状の溝8を軸方向に2つの環状の領域9Aと9Bに分断する。領域9Aは被接合部材1と接合部材2との圧入嵌め合い部P1とレーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fとによって内部空間S1から隔絶される。領域9Bは被接合部材1と接合部材2との圧入嵌め合い部P1とレーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fとによって外部囲まれた外部空間S2から隔絶される。かくして内部空間S1と外部空間(外気)S2との気密性が確保され、内部流体が流出したり、大気や水分が内部空間S1に進入したりしない。領域9Aは内部空間S1内の流体がたとえ圧入嵌め合い部P1から洩れたとしてもその内部流体の流出に対してこれを捕獲するバッファとなる。
一方、領域9Bは外部空間S2の流体(例えば空気や水)がたとえ圧入嵌め合い部P2から進入してきたとしてもその外部流体の流入に対してこれを捕獲するバッファとなる。また、レーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fは筒状の中空部9を環状の領域9Aと9Bとに分断して、環状の領域9Aと9Bとの間の気体や流体の流通を遮断するシール部を構成している。これにより、レーザ溶接部5の内部空間S1と外部空間S2との気密性が確保される。
また、実施例1で説明したように、レーザ溶接時の金属蒸気の圧力が筒状の中空部9と筒状の接合部材2の外部とに分散され、筒状の接合部材2の外部への蒸気噴出は抑制される。その結果、溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、および溶接ヒュームが筒状の中空部9に捕獲され、溶接時生成物としての溶接スパッタ7Sおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス7G、あるいは溶接ヒューム7Fが筒状の接合部材2の外部へ飛散および付着するのを抑制することができる。なお、筒状の中空部9に捕獲された溶接スパッタ7Sおよび両接合部材に付着した油分が蒸発したガス7G、あるいは溶接ヒューム7Fは外部に噴出するためには環状の領域9A、9Bを通り、さらに圧入嵌め合い部P1、P2の隙間を通って流出しなければならないが、環状の領域9A、9B内でまず圧力が低下し、筒状の中空部9の内周壁面から放熱することで、温度が急激に低下することで、圧入嵌め合い部P1、P2の隙間を通って流出するエネルギー(放出圧力)を喪失させることができる。
同じ理由で、筒状の接合部材2のレーザ溶接時の圧力や熱による変形もなくなり、圧入嵌め合い部P1、P2による位置決めに影響を与えることが無くなった。
実施例2では、筒状の接合部材2として筒状の被接合部材1より軟質の金属を用いる場合に好適である。軟質の金属には環状の溝8の加工がしやすいからである。また、レーザビーム照射部6において筒状の接合部材2の肉厚を薄くできることから、レーザエネルギーを弱くでき、エネルギーの消費を低減できる効果がある。レーザエネルギーを弱くできれば溶接スパッタ7Sおよび両接合部材に付着した油分が蒸発したガス7G、あるいは溶接ヒューム7Fが外部に噴出するエネルギーも低くできる。また、発生熱も低く抑制されるので、筒状の接合部材2の熱や圧力による変形も少なくできる。
[実施例3]
図4に示す第2実施例では、筒状の被接合部材1の外周部には切削あるいは成型加工によって形成された環状の溝10を設け、一方筒状の接合部材2の内径部には切削あるいは成型加工によって形成された環状の溝11を設ける。
筒状の被接合部材1の外周部に、筒状の接合部材2を圧入嵌め合いにより組付け、重ね継手構造を形成するに当たり、環状の溝10と環状の溝11の軸方向両端部が正確に対面するように位置決めされる。これによって、被接合部材1と接合部材2の嵌め合い境界部B1には環状の溝10と環状の溝11によって筒状の中空部12が形成される。
このようにして形成された筒状の中空部12に対して、筒状の接合部材2の外周側から筒状の接合部材2を貫通して筒状の被接合部材1に達するように、レーザビーム(図示せず)を全周に照射する。これによって金属の溶融が筒状の被接合部材1の内部にまで達するレーザ溶接部5を得る。この際、溶融金属(溶接ヒューム7F)が筒状の中空部12を分断するように形成することでレーザ溶接部5の内部と外部との気密性が確保される。
これにより、被接合部材の内部と外部との気密性が確保されるとともに、実施例1で説明したように、レーザ溶接時の金属蒸気の圧力が筒状の中空部12と筒状の接合部材2の外部とに分散され、筒状の接合部材2の外部への蒸気噴出は抑制される。その結果、溶接スパッタおよび接合部材や被接合部材に付着した油分が蒸発したガス、および溶接ヒュームが筒状の中空部12に捕獲され、それら溶接時生成物の、筒状の接合部材2の外部への飛散および付着を抑制することができる。
[実施例4]
本実施例では、図5に示すように、実施例1におけるレーザビームの照射位置を調整し、レーザ溶接部5が環状の溝3の端部に形成されるようにし、筒状の中空部4を分断することなく溶接を施工する。これにより、被接合部材の内部と外部との気密性が確保されるとともに、前記実施例1にて説明したように、溶接金属蒸気の圧力が筒状の中空部4と接合部材外部とに分散され、接合部材外部への蒸気噴出は抑制される。その結果、溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、および溶接ヒュームが筒状の中空部4に取り込まれ、それら溶接時生成物の、接合部材外部への飛散および付着を抑制することができる。また、本実施例によると、接合部に荷重が付加された際に、溶接部と被接合部材とに荷重が分散されるため、図1にて示した構造よりも優れた耐荷重強度を得ることができる。
[実施例5]
本実施例では、図6に示すように、実施例2におけるレーザビームの照射位置を調整し、レーザ溶接部5が環状の溝8の端部に形成されるようにし、筒状の中空部9を分断することなく溶接を施工する。これにより、被接合部材の内部と外部との気密性が確保されるとともに、前記実施例1にて説明したように、溶接金属蒸気の圧力が筒状の中空部9と接合部材外部とに分散され、接合部材外部への蒸気噴出は抑制される。その結果、溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、および溶接ヒュームが筒状の中空部9に取り込まれ、それら溶接時生成物の、接合部材外部への飛散および付着を抑制することができる。また、本実施例によると、接合部に荷重が付加された際に、溶接部と被接合部材とに荷重が分散されるため、図3にて示した構造よりも優れた耐荷重強度を得ることができる。
[実施例6]
本実施例では、図7に示すように、実施例3におけるレーザビームの照射位置を調整し、レーザ溶接部5が環状の溝10および環状の溝11の端部に形成されるようにし、筒状の中空部12を分断することなく溶接を施工する。これにより、被接合部材の内部と外部との気密性が確保されるとともに、前記実施例1にて説明したように、溶接金属蒸気の圧力が筒状の中空部12と接合部材外部とに分散され、接合部材外部への蒸気噴出は抑制される。その結果、溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、および溶接ヒュームが筒状の中空部12に取り込まれ、それら溶接時生成物の、接合部材外部への飛散および付着を抑制することができる。また、本実施例によると、接合部に荷重が付加された際に、溶接部と被接合部材とに荷重が分散されるため、図4にて示した構造よりも優れた耐荷重強度を得ることができる。
[実施例7]
図8は本発明のレーザ溶接接合構造が実施された高圧燃料供給ポンプについて説明するための縦断面図である。図9は図8の波線丸枠部Wの拡大図である。
ポンプボディ13はダンパ20を収納するダンパ収納室21を有する。ポンプボディ13はダンパ収納室21を形成するための筒状の外壁13Aを有する。
ポンプボディ13のダンパ収納室21を覆うようにしてダンパカバー14がポンプボディ13の筒状の外壁13Aの先端部外周に圧入嵌め合いによって仮固定される。ダンパカバー14は吸入ジョイント14Bが固定される上面部とこの周囲から下方に伸びる筒状のスカート部14Aを有する。一方、ポンプボディ13の筒状の外壁13Aの先端部外周にはダンパカバー14の筒状のスカート部14Aの肉厚とほぼ同じ深さの削り取り段部が形成されている。ダンパカバー14の筒状のスカート部14Aの内周面がこのポンプボディ13の筒状の外壁13Aの先端部外周面に形成された削り取り段部に嵌め合わされ圧入によって仮固定される。ダンパカバー14は圧入嵌め合い部をレーザ溶接によって全周溶接することで、ポンプボディ13に溶接接合される。
具体的には、筒状の被接合部材としてのポンプボディ13の筒状の外壁13Aの外周部に、筒状の接合部材としてのダンパカバー14の筒状のスカート部14Aが圧入嵌め合いにより組付けられて、重ね継手構造を形成している。
筒状の被接合部材としてのポンプボディ13の筒状の外壁13Aの外径部には切削あるいは成型加工によって環状の溝19が形成されている。
筒状の接合部材としてのダンパカバー14のスカート部14Aを環状の溝19を覆うようにして、ポンプボディ13の筒状の外壁13Aの外周部に圧入嵌め合わせて筒状の中空部18を形成する。また両者の圧入嵌め合わせの結果、筒状の中空部18の軸方向両側に、圧入嵌め合い部17A、17Bが形成される。
筒状の中空部18に対して、ダンパカバー14のスカート部14Aの外径側からレーザビーム照射部6において図示矢印方向にレーザビーム(図示せず)を照射し、ダンパカバー14のスカート部14Aを貫通し、溶融金属が筒状の中空部18を分断するように全周に亘ってレーザ溶接する。かくして溶融接合部が環状の溝19の表面からポンプボディ13の筒状の外壁13Aの内部にまで達するレーザ溶接部5を形成する。
レーザ溶接部5は筒状の中空部18の全周に亘って形成されることで、筒状の中空部18(結果的に、環状の溝19)を軸方向に2つの環状の領域18Aと18Bに分断する。領域18Aはポンプボディ13の筒状の外壁13Aとダンパカバー14の筒状のスカート部14Aとの圧入嵌め合い部17Aとレーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fとによって内部空間S1から隔絶される。領域4Bは被接合部材1と接合部材2との圧入嵌め合い部P1とレーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fとによって外部囲まれた外部空間としてのダンパ収納室21から隔絶される。かくしてダンパ収納室21と外部空間(外気)との気密性が確保され、内部の燃料が流出したり、大気や水分がダンパ収納室21に進入したりしない。領域18Aはダンパ収納室21内の燃料がたとえ圧入嵌め合い部17Aから洩れたとしても燃料の流出に対してこれを捕獲するバッファとなる。
一方、領域18Bは空気や水がたとえ圧入嵌め合い部17Bから進入してきたとしてもその空気や水の流入に対してこれを捕獲するバッファとなる。
また、レーザ溶接部5の溶接ヒューム7Fは筒状の中空部18を環状の領域18Aと18Bとに分断して、環状の領域18Aと18Bとの間の気体や流体の流通を遮断するシール部を構成している。
その結果、本実施例によれば、ポンプボディ13の筒状の外壁13Aとダンパカバー14の筒状のスカート部14Aとの重ね接合継手部に形成されるレーザ溶接接合部において、ダンパ収納室21(ひいてはポンプの内部)と外気との間の気密が確実に保てる。
図9は図8におけるレーザ溶接接合部の拡大図である。レーザ溶接を実施する際、レーザビーム照射部6におけるダンパカバー14の筒状のスカート部14Aは高温高圧の金属蒸気となり一部がダンパカバー14の筒状のスカート部14Aの外部に噴出するが、金属の溶融が筒状の中空部18にまで達すると、筒状の中空部18内にも蒸気圧力が開放されるため、ダンパカバー14の筒状のスカート部14Aの外部への蒸気噴出は抑制される。
その結果、蒸気に巻き込まれて噴出される溶接スパッタ、およびポンプボディ13の筒状の外壁13Aとダンパカバー14の筒状のスカート部14Aに付着した油分が蒸発したガス、あるいは溶接ヒューム7Fが領域18A、18Bに捕獲され、溶接時の生成物としての溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、あるいは溶接ヒューム7Fがダンパカバー14の筒状のスカート部14Aの外部へ飛散および付着するのを抑制することができる。なお、領域18A、18Bに捕獲された溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、あるいは溶接ヒューム7Fは外部に噴出するためには環状の領域18A、18Bを通り、さらに圧入嵌め合い部17A、17Bの隙間を通って流出しなければならないが、環状の領域18A、18B内で、まず圧力が低下し、筒状の中空部18の内周壁面から放熱することで、温度が急激に低下し、圧入嵌め合い部17A、17Bの隙間を通って流出するエネルギー(放出圧力)を喪失させることができる。
同じ理由で、ダンパカバー14の筒状のスカート部14Aのレーザ溶接時の圧力や熱による変形もなくなり、圧入嵌め合い部17A、17Bによる位置決めに影響を与えることが無くなった。
このように構成された高圧燃料供給ポンプは、燃料吸入ジョイント14Bより導入される燃料を、電磁駆動機構15Dによって制御される電磁吸入弁15によって燃料吸入口15Cの開閉を制御することで所望の流量に制御する。電磁吸入弁15は電磁駆動機構15Dによって制御されるプランジャ15Bとその先端に設けられた吸入弁15Aとから構成されている。
燃料吸入ジョイント14Bより導入された燃料はダンパ20が収納されたダンパ収納室21を通って燃料吸入口15Cに導かれ、吸入弁15Aを通って加圧室25に流入する。
加圧室25に流入した燃料は外部の駆動機構(図示しない)によって往復動するプランジャ16によって圧縮され、高圧状態で燃料吐出弁部25Aから吐出され、吐出ジョイント25Bから高圧配管(図示しない)に吐出される。
図9に示されるように、ポンプボディ13の筒状の外壁13Aの外径部には溝深さd、溝幅hからなる環状の溝19が全周にわたって形成されている。
レーザ溶接部5は、環状の溝19とダンパカバー14の筒状のスカート部14Aによって形成された筒状の中空部18を貫通して全周に亘って形成され、その結果、筒状の中空部18を環状の領域18A、18Bに分割する。
レーザ溶接部5の、ポンプボディ13への食い込み深さDwは、ポンプ内外の気密性を確保するように、溶接シーム(レーザ溶接部5の外表面部に形成された溶接痕)の全周にわたって環状の溝19の溝深さdより大きく形成される。また、レーザ溶接部5の幅Hwは、環状の溝19の溝幅hよりも全周にわたって小さく、なおかつポンプ駆動中に生じる振動および荷重に対して十分な強度が得られるように設定される。
これによって、レーザ溶接時に生じる溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、および溶接ヒュームの一部が、溶接シーム全周にわたって、環状の溝19とレーザ溶接部5との間の空間に閉じ込められ、外部への飛散が抑制される。
また、環状の溝19は、ポンプボディ13とダンパカバー14との境界部としての圧入嵌め合い部17A、17Bによって密閉されているため、当該環状の溝19からポンプ内部への溶接スパッタおよび残留油分の蒸発ガスの漏洩が阻止される。
さらに、環状の溝19は、ポンプボディ13の製作時に機械加工によって形成され、なおかつポンプボディ13とダンパカバー14とは圧入によって密着固定されるため、中空部の寸法ばらつきは小さく、安定したレーザ溶接を実施することができる。
レーザ溶接部5は、その幅Hwの端面のいずれかが環状の溝19に露出していれば、溶接スパッタおよびガスと溶接ヒュームの閉じ込め効果が得られるため、溶接部の形成位置は環状の溝19の範囲内で軸方向に任意の位置で選択することができる。このことは、レーザ溶接時におけるレーザ照射位置のばらつきに対し、十分大きな溝幅を確保することができる本実施例の重ね継手構造では有利である。特に大量生産において高いプロセスの安定性を提供することができる。
本実施例の構成において、環状の溝の幅を、ポンプボディ13の筒状の外壁13Aの加工寸法精度より大きくすることにより、レーザ溶接時の溶接位置がポンプボディ13の筒状の外壁13Aの加工寸法のばらつきの範囲内で変動した場合でも、上記の利点を損なうことなく安定して溶接することができる。
1 被接合部材
2 接合部材
3、10、11、19 環状の溝(溝加工部)
4、9、12、18 筒状の中空部
5 レーザ溶接部
6 レーザビーム照射部
7F 溶接ヒューム
7S 溶接スパッタ
13 ポンプボディ
14 ダンパカバー
17A、17B、P1、P2 圧入嵌め合い部
d 溝深さ
Dw 食い込み深さ
h 溝幅
Hw レーザ溶接部の幅

Claims (9)

  1. レーザ溶接部の構造を筒状の被接合部材と筒状の接合部材を重ね接合継手とし、両接合部材同士を圧入嵌め合いによって仮固定し、
    その重ね合わされた筒状部材同士の半径方向境界部には環状の溝部を設け、
    前記圧入嵌め合い部は前記環状の溝部の両側部に形成されており、前記環状の溝部は前記圧入嵌め合い部の間に筒状の中空部を形成しており、
    当該筒状の中空部は前記圧入嵌め合い部によって外部から隔離されており、
    当該隔離された筒状の中空部としての前記環状の溝部を貫通するように前記筒状の接合部材の外側から筒状の被接合部材まで達するようにレーザを照射して前記筒状の接合部材の外側全周をレーザ溶接して重ね接合継手を構成した
    レーザ溶接接合構造物。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、
    前記筒状の中空形状の環状の溝部が前記筒状の被接合部材と前記筒状の接合部材との圧入嵌め合い部に於いて内外から密閉されている
    レーザ溶接接合構造物。
  3. 請求項1に記載のものにおいて、
    前記筒状の中空部を形成する前記環状の溝は前記筒状の被接合部材の外周に加工されている
    レーザ溶接接合構造物。
  4. 請求項1に記載のものにおいて、
    前記筒状の中空部を形成する前記環状の溝は前記筒状の接合部材の内周に加工されている
    レーザ溶接接合構造物。
  5. 請求項1に記載のものにおいて、
    前記筒状の中空部を形成する前記環状の溝は前記筒状の被接合部材の外周と前記筒状の接合部材の内周に加工されている
    レーザ溶接接合構造物。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載のものにおいて、
    前記筒状の中空部を形成する前記環状の溝はあらかじめ切削加工あるいは成型加工によって前記筒状の被接合部材の外周、前記筒状の接合部材の内周のいずれかもしくは両方に加工されている
    レーザ溶接接合構造物。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のものにおいて、
    前記環状の溝によって構成される前記筒状の中空部は、溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、および溶接ヒュームを閉じ込める空間を形成している
    レーザ溶接接合構造物。
  8. 請求項7に記載のものにおいて、
    前記溶接スパッタおよび接合部材に付着した油分が蒸発したガス、および溶接ヒュームを閉じ込める空間は、溶接部全周にわたって連続していることを特徴とするレーザ溶接接合構造物。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のものにおいて、
    前記筒状の被接合部材がポンプ本体として、前記筒状の接合部材が当該ポンプ本体に接合されるダンパカバーとして、前記レーザ溶接接合構造が実施された
    高圧燃料供給ポンプ。
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