JP7221847B2 - 鋼板のレーザー溶接方法 - Google Patents

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本発明は、鋼板のレーザー溶接方法に関する。
鋼板のレーザー溶接としては、厚さ方向に重ねられた鋼板同士に対して厚さ方向に照射部からレーザーを照射し、その照射部を鋼板に沿って移動させることにより、鋼板同士を定められた長さ及び幅を有する溶接部で溶接することが知られている。
ところで、レーザー溶接される鋼板においては、錆防止のために鋼板の表面が亜鉛で被覆されていたり、鋼板の表面に油分等の異物が付着していたりする場合がある。この場合、レーザーの照射による鋼板同士の溶接時、それら亜鉛や異物が溶融して蒸発することによりガスが発生し、そのガスが溶接時の溶融池に混ざり込むことによって鋼板同士の溶接部にブローホールが形成されるおそれがある。
このため、厚さ方向に重ねられた鋼板同士の間に上記ガスを逃がすための隙間を形成した状態で、レーザーの照射による鋼板同士の溶接を行うことが考えられる。このようにすれば、溶接時に鋼板表面の亜鉛や異物が溶融して蒸発することによりガスが発生したとしても、そのガスが鋼板同士の隙間を介して排出される。このため、上記ガスが溶融池に混ざり込むことはなく、そうしたガスの溶融池への混ざり込みによって抑制鋼板同士の溶接部にブローホールが形成されることは抑制される。
ちなみに、厚さ方向に重ねられた鋼板同士の間に隙間を形成するため、特許文献1では、溶接前に一方の鋼板に対しビームを照射することにより、その鋼板におけるビームの当たる部分を熱膨張させて突起を形成している。これにより、鋼板同士を厚さ方向に重ねたとき、上記突起によって鋼板同士の間に隙間が形成されるようになる。
また、特許文献2では、一方の鋼板に窪み部を屈曲形成する一方、他方の鋼板には鋼板同士を厚さ方向に重ねたときに上記窪み部に嵌め込まれる突起部を屈曲形成し、その突起部の突出量を上記窪み部の深さよりも大きくなるようにしている。これにより、鋼板同士を厚さ方向に重ねたとき、鋼板同士の間には、上記突起部の突出量と上記窪み部の深さの差に対応した大きさの隙間が形成されるようになる。
特開平7-16777号公報 特開2013-237053号公報
上記厚さ方向に重ねられた鋼板同士の間の隙間については、精度良く適切な大きさとなるようにしないと、鋼板同士の溶接に不良が生じるという問題や、鋼板同士の溶接部でのブローホールの形成を抑制できないといった問題が生じる。詳しくは、上記隙間の大きさが大きすぎると、レーザーを照射したときに鋼板同士の溶接部での溶接が適切に行われず、その溶接部での溶接に不良が生じるおそれがある。一方、上記隙間の大きさが小さすぎると、溶接時における亜鉛や異物の溶融及び蒸発によって生じるガスが上記隙間を介して効果的に排出されずに溶融池に混ざり込み、鋼板同士の溶接部にブローホールが形成されるおそれがある。
しかし、特許文献1、2に示されるように鋼板同士の間に隙間を形成する場合、隙間を適正な大きさにしようとすると、多大な手間がかかるようになる。すなわち、特許文献1では、突起の大きさが上記隙間の大きさに対応しているため、その突起の大きさが適正な隙間の大きさに対応した大きさとなるよう、上記突起を形成するための鋼板に対するレーザーの照射を精密に調整しなければならない。また、特許文献2では、窪み部の深さと突起部の突出量との差が上記隙間の大きさに対応している。このため、一方の鋼板における窪み部の深さと他方の鋼板における突起部の突出量との差が適正な隙間の大きさに対応した値となるよう、それら窪み部の深さ及び突起部の突出量を精密に調整しなければならない。
本発明の目的は、手間のかかる調整を行わなくてもブローホールの形成を抑制できる鋼板のレーザー溶接方法を提供することにある。
上記課題を解決する鋼板のレーザー溶接方法では、厚さ方向に重ねられた鋼板同士に対し厚さ方向に照射部からレーザーを照射し、その照射部を鋼板に沿って移動させることにより、鋼板同士を定められた長さ及び幅を有する溶接部で溶接する。更に、同溶接方法は、次のような溝加工工程、重ね工程、及び照射工程を有する。上記溝加工工程では、厚さ方向に重ねられる鋼板同士のうちの一方の鋼板に、上記溶接部と同じ方向に延びるとともに照射部からのレーザーの照射による溶接時の溶融池よりも大きい幅の溝を形成する。上記重ね工程では、上記溝が形成された鋼板に対し別の鋼板を厚さ方向に重ねて上記溝の開口を覆う。上記照射工程では、照射部から上記溝の底に向けてレーザーを照射しつつ、そのレーザーの照射による溶接時の溶融池が、上記溝の幅方向両側の内側面との間に間隔を持った状態で上記溝の延びる方向に移動するよう、照射部を移動させる。
厚さ方向に重ねられた鋼板同士のうち、溝が形成された一方の鋼板を他方の鋼板側から見た状態を概略的に示す拡大平面図。 鋼板同士の溶接時の状態を示す断面図。 溝加工工程における鋼板に対する溝の加工態様を示す断面図。 同鋼板における溝の加工態様を示す平面図。 照射工程における鋼板同士の溶接態様を示す断面図。 照射工程での一方の鋼板を他方の鋼板側から見た状態を示す平面図。 溶接後の一方の鋼板を他方の鋼板側から見た状態を示す平面図。 溶接後の鋼板同士を図7の矢印A-A方向から見た状態を示す断面図。 一方の鋼板に形成される溝の他の例を示す断面図。 同溝を示す平面図。 一方の鋼板に形成される溝の他の例を示す平面図。 鋼板に対するレーザーの照射態様の他の例を概略的に示す平面図。
以下、鋼板のレーザー溶接方法の一実施形態について、図1~図8を参照して説明する。
図1及び図2はそれぞれ、本実施形態のレーザー溶接の実施態様を示している。図2に示すように、厚さ方向に重ねられた鋼板1,2同士のレーザー溶接では、鋼板1,2同士に対し、それらの厚さ方向(図2の上下方向)に照射部3からのレーザーを照射する。そして、このように照射部3から上述したようにレーザーを照射しつつ、同照射部3を鋼板1,2に沿って、すなわち図2の左右方向に移動させることにより、鋼板1,2同士を定められた長さ及び幅を有する溶接部4(図1)で溶接する。なお、図1は、厚さ方向に重ねられた鋼板1,2のうちの一方の鋼板1を図2の上方から見た状態を示している。
レーザーの照射による鋼板1,2同士の溶接時、鋼板1,2におけるレーザーが照射された部分には、鋼板1,2が溶融且つ蒸発することによってキーホール5が生じる。更に、鋼板1,2におけるキーホール5の周囲には、鋼板1,2が溶融することによって溶融池6が生じる。また、こうした溶接の際には、鋼板1,2を被覆する亜鉛の蒸発や鋼板1,2の表面に付着した油分等の異物の蒸発に起因してガスが発生する。本実施形態のレーザー溶接では、上述したように発生するガスが溶融池6に混ざり込んで溶接部4にブローホールが形成されることのないよう、次のように溝加工工程、重ね工程、及び照射工程が実施される。
上記溝加工工程では、厚さ方向に重ねられる鋼板1,2同士のうちの一方の鋼板1に、上記溶接部4と同じ方向に延びるとともに照射部3からのレーザーの照射による溶接時の溶融池6よりも大きい幅(図1の上下方向の距離)の溝7を形成する。なお、上記溶接部4は、図1の左右方向に延びるように形成されている。上記重ね工程では、上記溝7が形成された鋼板1に対し別の鋼板2を厚さ方向に重ねて上記溝7の開口を覆う。上記照射工程では、照射部3から上記溝7の底に向けてレーザーを照射しつつ、そのレーザーの照射による溶接時の溶融池6が、上記溝7の幅方向両側の内側面7aとの間に間隔を持った状態で上記溝7の延びる方向に移動するよう、照射部3を移動させる。
次に、上記溝加工工程、上記重ね工程、及び上記照射工程について、個別に詳しく説明する。
[溝加工工程]
図3及び図4は、鋼板1に対する溝7の加工態様を示している。この溝7の形成は、鋼板1,2に対しレーザー溶接を行うためのレーザー加工設備を用いて行われる。
すなわち、図3に示すように、上記レーザー加工設備の照射部3に対応する位置に鋼板1を設置し、その照射部3からのレーザーを鋼板1に照射しつつ、同照射部3を鋼板1に沿ってレーザー溶接を行うときの移動速度よりも速い速度で移動させる。これにより、鋼板1におけるレーザーの照射された部分が移動してゆき、その移動軌跡に対応して溝7が形成されるようになる。
図4に示すように、この例では溶接部4が鋼板1において環状となるように延びている。そして、上記溝7については、溶接部4に沿って同じく環状となるように、且つ、鋼板1の外縁と重ならないよう形成する。また、溝7の幅が溶接部4の幅よりも大きくなるように、且つ、溝7の内部に同溝7における幅方向両側の内側面7aとの間にそれぞれ間隔をおいて溶接部4が位置するように、その溝7を形成する。
[重ね工程]
図5に示すように、上記溝7が形成された鋼板1に対し別の鋼板2を厚さ方向に重ねることにより、上記溝7の開口(図5における上方に向かう開口)を覆う。鋼板1,2同士の間における上記溝7の内部は、溶接時に発生する上記ガスを排出するための隙間として機能する。
[照射工程]
図5に示すように、照射部3から上記溝7の底に向けてレーザーを照射することにより、鋼板1,2の溶接部4がレーザーの照射による溶接時の溶融池6となるようにする。更に、その溶融池6が、図6に示すように溝7の幅方向両側の内側面7aとの間に間隔を持った状態で、溝7の延びる方向に移動するよう、照射部3(図5)を移動させる。なお、一方の内側面7aと溶融池6との間の間隔は、他方の内側面7aと溶融池6との間の間隔と等しくすることが好ましく、この例では上記間隔における溝7の幅方向の長さが1mm以上とされている。
こうした照射部3の移動を通じて、溶融池6が溝7(溶接部4)に沿って環状となるよう一周させることにより、鋼板1,2同士がレーザー溶接によって互いに接合される。なお、上述したように照射部3を移動させる際の移動速度は、鋼板1に対しレーザーによって溝7を形成する際の照射部3の移動速度よりも遅い速度とされる。
図7及び図8はそれぞれ、上記レーザー溶接後の鋼板1における溝7側の部分及び鋼板1,2同士の溶接部4を鋼板2側から見た状態、並びに、接合された鋼板1,2同士を図7の矢印A-A方向から見た状態を示している。鋼板1,2同士の溶接部4は図7から分かるように溝7に沿って環状になり、上記溶接部4と溝7における幅方向両側の内側面7aとの間には図8から分かるように隙間8が形成される。
次に、本実施形態における鋼板のレーザー溶接方法の作用について説明する。
図1及び図2に示されるように、レーザーの照射による鋼板1,2同士の溶接時、鋼板1,2におけるレーザーが照射される部分にはキーホール5が生じるとともに、そのキーホール5の周囲に溶融池6が生じる。そして、それらキーホール5及び溶融池6が溝7の延びる方向(図1及び図2では右方向)に移動するよう、照射部3が移動されることにより、鋼板1,2同士がレーザー溶接によって互いに接合される。
上述したレーザーの照射による鋼板1,2同士の溶接時には、鋼板1,2の表面を覆う亜鉛や鋼板1,2の表面に付着した油分等の異物が溶融して蒸発することに起因してガスが発生する。このように発生したガスは、図1に矢印Y1で示すように溶融池6と溝7の幅方向の両側の内側面との間の部分を通って溝7内における同溶融池6の移動方向の前側に回り込む。溶融池6における移動方向の前側の部分は、キーホール5との間の厚さが薄くなるため、その部分を上記ガスが図1の矢印Y2で示すように突き抜けてキーホール5を介して外部に排出される。
このように上記ガスが排出されることにより、そのガスが溶融池6に混ざり込んで鋼板1,2同士の溶接部4にブローホールが形成されることは抑制される。また、一方の鋼板1に形成された上記溝7は上記ガスを排出するための隙間として機能するが、その溝7の深さが上記隙間の大きさに対応した値となる。このため、上記隙間として適切な大きさに対応する深さ(例えば50μm)の溝7を一方の鋼板1に形成し、鋼板1,2同士を厚さ方向に重ねて上記溝7の開口を他方の鋼板2で塞ぐだけで、鋼板1,2同士の間に適切な大きさの隙間を形成することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)溶接時に発生する上記ガスを排出するための隙間として、厚さ方向に重ねられた鋼板1,2同士の間に適切な大きさの隙間を、上記溝7の形成を通じて簡単に形成することができる。従って、手間のかかる調整を行わなくてもブローホールの形成を抑制することができる。
(2)鋼板1における溝7については、環状に延びるように、且つ、鋼板1の外縁と重ならないように形成されている。この場合、鋼板1,2同士を厚さ方向に重ねたときに溝7内が外部に開放されないことになる。この場合でも、亜鉛や異物が蒸発して生じたガスが、溝7内からキーホール5を介して外部に排出されるため、そのガスが溶融池6に混ざり込んで鋼板1,2同士の溶接部4にブローホールが形成されることを抑制できるようになる。
(3)溝7を形成するための溝加工工程と、鋼板1,2同士を溶接するための照射工程とを、同じレーザー加工設備で行うことが可能となる。このため、鋼板1に溝7を形成するために別の設備に同鋼板1を持ち込まなくてもよいことから、溝7を形成するための設備から溶接のためのレーザー加工設備に鋼板1を移動させる手間を省くことができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・溝7は、必ずしも環状に形成されている必要はない。例えば図9及び図10に示されるように、溝7が直線状に延びるように形成されているものであり、且つ、同溝7の長手方向の両端部が鋼板1の外縁に達していない(重なっていない)ものであってもよい。
・図11に示されるように、直線状に延びる溝7を形成し、且つ、その溝7の長手方向の両端部が鋼板1の外縁に重なる(鋼板1の外縁に達する)よう同溝7が形成されていてもよい。この場合、鋼板1,2同士を厚さ方向に重ねたとき、溝7の長手方向の両端部が大気に開放されるため、溶接時に発生したガスが溝7の上記両端部からも排出されるため、そのガスが溶融池6に対し一層混ざり込みにくくなる。
・溝加工工程では、レーザーの照射によって溝7を形成するようにしたが、切削加工やプレス加工等によって溝7を形成するようにしてもよい。
・照射工程における一方の内側面7aと溶融池6との間の間隔、及び、他方の内側面7aと溶融池6との間の間隔については、1mm以外の値に適宜変更することも可能である。
・照射工程における一方の内側面7aと溶融池6との間の間隔は、必ずしも他方の内側面7aと溶融池6との間の間隔と等しくする必要はない。
・図12に示されるように、照射部3からのレーザーの照射については、鋼板1,2に対する投影形状が、円形となるセンタービーム9と同センタービーム9を同心円状に囲むリングビーム10とを有する形状となるようにしてもよい。
1…鋼板、2…鋼板、3…照射部、4…溶接部、5…キーホール、6…溶融池、7…溝、7a…内側面、8…隙間、9…センタービーム、10…リングビーム。

Claims (3)

  1. 厚さ方向に重ねられた鋼板同士に対し厚さ方向に照射部からレーザーを照射し、その照射部を鋼板に沿って移動させることにより、前記鋼板同士を定められた長さ及び幅を有する溶接部で溶接する鋼板のレーザー溶接方法において、
    厚さ方向に重ねられる鋼板同士のうちの一方の鋼板に、前記溶接部と同じ方向に延びるとともに前記照射部からのレーザーの照射による溶接時の溶融池よりも大きい幅の溝を、レーザーを照射することで形成する溝加工工程と、
    前記溝が形成された鋼板に対し別の鋼板を厚さ方向に重ねて前記溝の開口を覆う重ね工程と、
    前記照射部から前記溝の底に向けてレーザーを照射しつつ、そのレーザーの照射による溶接時の溶融池が、前記溝の幅方向両側の内側面との間に間隔を持った状態で前記溝の延びる方向に移動するよう、前記照射部を移動させる照射工程と、を有し、
    前記溝加工工程では、前記溝として長手方向の両端を有する溝を形成し、且つ、その両端が前記一方の鋼板の外縁と重ならないよう前記溝を形成することを特徴とする鋼板のレーザー溶接方法。
  2. 厚さ方向に重ねられた鋼板同士に対し厚さ方向に照射部からレーザーを照射し、その照射部を鋼板に沿って移動させることにより、前記鋼板同士を定められた長さ及び幅を有する溶接部で溶接する鋼板のレーザー溶接方法において、
    厚さ方向に重ねられる鋼板同士のうちの一方の鋼板に、前記溶接部と同じ方向に延びるとともに前記照射部からのレーザーの照射による溶接時の溶融池よりも大きい幅の溝を、レーザーを照射することで形成する溝加工工程と、
    前記溝が形成された鋼板に対し別の鋼板を厚さ方向に重ねて前記溝の開口を覆う重ね工程と、
    前記照射部から前記溝の底に向けてレーザーを照射しつつ、そのレーザーの照射による溶接時の溶融池が、前記溝の幅方向両側の内側面との間に間隔を持った状態で前記溝の延びる方向に移動するよう、前記照射部を移動させる照射工程と、を有し、
    前記溝加工工程では、前記溝を環状に延びるように、且つ、前記一方の鋼板の外縁と重ならないように形成することを特徴とする鋼板のレーザー溶接方法。
  3. 前記溝加工工程において、前記一方の鋼板に対して前記照射部によりレーザーを照射することで前記溝を形成する請求項1または請求項2に記載の鋼板のレーザー溶接方法。
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