JPWO2018139508A1 - インペラ及び血液ポンプ - Google Patents

インペラ及び血液ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018139508A1
JPWO2018139508A1 JP2018564612A JP2018564612A JPWO2018139508A1 JP WO2018139508 A1 JPWO2018139508 A1 JP WO2018139508A1 JP 2018564612 A JP2018564612 A JP 2018564612A JP 2018564612 A JP2018564612 A JP 2018564612A JP WO2018139508 A1 JPWO2018139508 A1 JP WO2018139508A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
blades
blade
hub
fluid force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018564612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7150617B2 (ja
Inventor
武寿 森
優 畑
利彦 野尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Publication of JPWO2018139508A1 publication Critical patent/JPWO2018139508A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7150617B2 publication Critical patent/JP7150617B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M60/00Blood pumps; Devices for mechanical circulatory actuation; Balloon pumps for circulatory assistance
    • A61M60/20Type thereof
    • A61M60/205Non-positive displacement blood pumps
    • A61M60/216Non-positive displacement blood pumps including a rotating member acting on the blood, e.g. impeller
    • A61M60/226Non-positive displacement blood pumps including a rotating member acting on the blood, e.g. impeller the blood flow through the rotating member having mainly radial components
    • A61M60/232Centrifugal pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M60/00Blood pumps; Devices for mechanical circulatory actuation; Balloon pumps for circulatory assistance
    • A61M60/10Location thereof with respect to the patient's body
    • A61M60/122Implantable pumps or pumping devices, i.e. the blood being pumped inside the patient's body
    • A61M60/165Implantable pumps or pumping devices, i.e. the blood being pumped inside the patient's body implantable in, on, or around the heart
    • A61M60/178Implantable pumps or pumping devices, i.e. the blood being pumped inside the patient's body implantable in, on, or around the heart drawing blood from a ventricle and returning the blood to the arterial system via a cannula external to the ventricle, e.g. left or right ventricular assist devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M60/00Blood pumps; Devices for mechanical circulatory actuation; Balloon pumps for circulatory assistance
    • A61M60/40Details relating to driving
    • A61M60/403Details relating to driving for non-positive displacement blood pumps
    • A61M60/408Details relating to driving for non-positive displacement blood pumps the force acting on the blood contacting member being mechanical, e.g. transmitted by a shaft or cable
    • A61M60/411Details relating to driving for non-positive displacement blood pumps the force acting on the blood contacting member being mechanical, e.g. transmitted by a shaft or cable generated by an electromotor
    • A61M60/416Details relating to driving for non-positive displacement blood pumps the force acting on the blood contacting member being mechanical, e.g. transmitted by a shaft or cable generated by an electromotor transmitted directly by the motor rotor drive shaft
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M60/00Blood pumps; Devices for mechanical circulatory actuation; Balloon pumps for circulatory assistance
    • A61M60/80Constructional details other than related to driving
    • A61M60/802Constructional details other than related to driving of non-positive displacement blood pumps
    • A61M60/804Impellers
    • A61M60/806Vanes or blades
    • A61M60/808Vanes or blades specially adapted for deformable impellers, e.g. expandable impellers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/18Rotors

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

血液ポンプ(10)のインペラ(12)は、回転駆動されるハブ(22)と、ハブ(22)から放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根(26)とを有する。複数の羽根(26)の各々は、回転時に流体力に応じて複数の羽根(26)の各々の径方向長さが変化するように構成されるとともに、流体力が大きくなる程、径方向長さが大きくなる形状を有する。

Description

本発明は、変形可能なインペラ及びこれを備えた血液ポンプに関する。
心不全とは、心機能低下のために、全身組織における代謝に必要な血液量を心臓から駆出できない状態をいう。心機能が著しく低下した際には、心拍出を補助することが必要である。近年、経皮的に心臓に挿入する血液ポンプ(補助ポンプ)が開発されている。
米国特許第7393181号明細書には、流体ポンプ用のインペラとして、拡張可能なインペラが開示されている。当該インペラは、ハブと、ハブによって支持された複数の羽根とを備えるとともに、羽根がハブから離れて延在する展開状態と、羽根が半径方向に圧縮され羽根の遠位端がハブ側に移動した格納形態とを有する。
米国特許第7393181号明細書のインペラは、展開状態と格納状態との間で羽根の外径が変化するが、回転中には羽根の外径や角度は変化しない。このため、ポンプ性能の向上を図りにくい。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ポンプ性能を効果的に向上させることが可能なインペラ及びこれを備えた血液ポンプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、回転駆動されるハブと、前記ハブから放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根とを有するインペラであって、前記複数の羽根の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根の各々の径方向長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、前記径方向長さが大きくなる形状を有することを特徴とする。
上記構成を備えた本発明のインペラによれば、回転時に流体力が大きくなるに従って羽根の径方向長さが大きくなるため、羽根にかかる流体力と剛性を調整することで任意の特性カーブをデザインすることができ、ポンプ性能を向上させることが可能となる。
また、本発明は、回転駆動されるハブと、前記ハブから放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根とを有するインペラであって、前記複数の羽根の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根の各々の軸方向に沿った長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、回転軸と前記羽根の基端で形成される角度の変化が大きくなる形状を有することを特徴とする。
上記構成を備えた本発明のインペラによれば、回転時に流体力が大きくなるに従って羽根の軸方向長さが変化するため、流れに対する羽根の前面と背面の間に発生する圧力差を低減することで、キャビテーションの発生を抑制でき、よりポンプ性能を向上させることが可能となる。
前記複数の羽根の各々は、軸方向から見て弧状の湾曲形状を有してもよい。
これにより、流体力が大きくなるに従って湾曲形状の曲率が小さくなるため、流体力に応じて羽根の径方向長さを連続的に変化させることができ、任意の特性カーブを容易にデザインすることが可能となる。
前記複数の羽根の各々は、回転方向側の面に凹形状を有してもよい。
これにより、流体力が大きくなる程、径方向長さが大きくなる羽根を簡易構成で実現できる。
前記複数の羽根の各々は、前記流体力に応じて、羽根全体が変形してもよい。
前記複数の羽根の各々は、前記ハブとの接続部である内端から、前記ハブから最も離れた外端に亘って、前記湾曲形状の曲率が一定であってもよい。
これにより、流体力に応じた径方向長さ変化を良好に生じさせることができる。
前記複数の羽根の各々は、前記ハブとの接続部である内端から、前記ハブから最も離れた外端に亘って、厚さが一定であってもよい。
これにより、流体力に応じた径方向長さ変化を良好に生じさせることができる。
前記複数の羽根の各々は、前記ハブとの接続部である内端から、前記ハブから最も離れた外端に亘って、厚さが変化していてもよい。
これにより、流体力に応じて、軸方向に対して前記羽根の径方向長さが変化することで、流れに対して接する羽根の面積が増大するため、ポンプ性能を効果的に向上させることができる。
前記複数の羽根の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根の軸方向に沿った長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、回転軸と前記羽根の基端で形成される角度の変化が大きくなる形状を有してもよい。
上記構成によれば、回転時に流体力に応じて羽根の軸方向長さが変化するため、流れに対する羽根の前面と背面の間に発生する圧力差を低減することで、キャビテーションの発生を抑制でき、よりポンプ性能を向上させることが可能となる。
前記インペラは、遠心ポンプ用のインペラであってもよい。
一般にポンプは同等の吐出量であれば、軸流型<斜流型<遠心型の順に、羽根に作用する流体力が大きくなるため、回転時に羽根が変形しやすい。従って、本発明は、遠心ポンプ用のインペラに適用される場合に、特に有用である。
また、本発明は、回転駆動されるハブと、前記ハブから放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根とを有するインペラを備えた血液ポンプであって、前記複数の羽根の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根の各々の径方向長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、前記径方向長さが大きくなる形状を有することを特徴とする。
また、本発明は、回転駆動されるハブと、前記ハブから放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根とを有する血液ポンプであって、前記複数の羽根の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根の軸方向に沿った長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、回転軸と前記羽根の基端で形成される角度の変化が大きくなる形状を有することを特徴とする。
本発明のインペラ及び血液ポンプによれば、ポンプ性能を効果的に向上させることが可能である。
本発明の実施形態に係る血液ポンプ(インペラ拡張時)の構造説明図である。 上記血液ポンプ(インペラ折り畳み時)の構造説明図である。 インペラの斜視図である。 インペラの正面図である。 インペラの側面図である。 上記血液ポンプの使用時の第1説明図である。 上記血液ポンプの使用時の第2説明図である。 回転時無変形羽根及び回転時変形羽根の特性カーブを示す図である。 図9Aは、別の形態のインペラの側面図であり、図9Bは、当該インペラの羽根(変形前)を径方向外方から見た図であり、図9Cは、当該インペラの羽根(変形後)を径方向外方から見た図である。 さらに別の形態のインペラの側面図である。
以下、本発明に係るインペラ及び血液ポンプの好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示す本実施形態に係る血液ポンプ10は、例えば心不全のように心機能が著しく低下した患者の心臓内に経皮的に挿入され、心臓の心拍出を補助するために使用される。血液ポンプ10は、インペラ12と、インペラ12を囲む中空筒状のハウジング14と、インペラ12を回転駆動する駆動シャフト16と、駆動シャフト16が挿通されたカテーテル18と、カテーテル18が挿通されたシース20とを備える。血液ポンプ10は、全体として可撓性を有する長尺なデバイスである。
インペラ12は、該インペラ12の中心部を構成するハブ22と、ハブ22に設けられた羽根構造23とを有し、弾性変形可能に構成されている。インペラ12は、弾性体からなり、羽根構造23を構成する複数の羽根26が軸方向に倒れつつ捩じれて折り畳み可能に構成されている。
インペラ12を構成する弾性体としては、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等、又は熱処理により形状記憶効果や超弾性が付与されるNi−Ti系、Cu−Al−Ni系、Cu−Zn−Al系の形状記憶合金、ステンレス、チタン、ゴムメタル等の弾性力を有する金属、カーボンファイバー等が挙げられる。各羽根26は同一素材、同一硬度で構成されていなくても良く、部位によって素材や硬度等を変更することにより、剛性を調整してもよい。また、インペラ12は、ハブ22と複数の羽根26とが一体成形されていることが望ましいが、ハブ22と羽根26が同一素材で構成されていなくてもよい。
本実施形態において、インペラ12は、軸方向の流れを径方向に偏向させるように構成されている。従って、本実施形態に係る血液ポンプ10は遠心ポンプとして構成されている。なお、血液ポンプ10は、インペラ12によって吐き出される流れが軸方向と平行な軸流ポンプ、又はインペラ12によって吐き出される流れが軸方向に対して傾斜した斜流ポンプとして構成されてもよい。
ハブ22は、駆動シャフト16の先端部16aに連結及び固定されており、駆動シャフト16によってその軸aを中心に回転駆動される。なお、インペラ12の軸は、ハブ22の軸aと一致するため、以下では「インペラ12の軸a」という場合もある。
図3及び図5に示すように、ハブ22は、先端側に向かって細くなる(外径が小さくなる)部分を有する。より具体的には、ハブ22は、軸方向に沿って外径が一定の(ストレート状の)基部22aと、基部22aの先端から先端方向に延出するとともに先端側に向かって細くなる(外形が小さくなる)テーパ部22bとを有する。テーパ部22bの先端部22cは、丸く形成されている。すなわち、テーパ部22bの先端部22cは、先端方向に膨出した湾曲形状を有する。
図3及び図5に示すように、羽根構造23は、軸方向に複数段の羽根26を有するとともに、各段において、周方向に間隔を置いて複数の羽根26が配置されている。各段における複数の羽根26により羽根列25が構成されている。すなわち、羽根構造23は、軸方向に複数段(本実施形態では、2段)の羽根列25を備える。以下、本実施形態では、相対的に先端側に配置された羽根列25を「先端側羽根列25A」とも称し、相対的に基端側に配置された羽根列25を「基端側羽根列25B」とも称する。
図4に示すように、各羽根列25A、25Bにおいて、羽根26は、周方向に等間隔(本実施形態では90°間隔)に配置されている。なお、羽根26は等間隔に配置されていれば良く、羽根列25は2枚以上の羽根26で構成され、羽根列25Aと羽根列25Bがそれぞれ異なる羽根枚数であってもよい。また、羽根構造23は、軸方向に3段以上の羽根列25を有していてもよい。羽根構造23は、軸方向に1段だけ羽根列25を有していてもよい。複数段の羽根列25(羽根26)は、軸方向位置が完全に異なる場合だけでなく、羽根26の軸方向位置が部分的に重複する場合も含む。
各羽根26は、回転時に流体力(流体圧)に応じて複数の羽根26の各々の径方向長さ(インペラ12の直径/羽根列25の直径)が変化するように構成されるとともに、流体力が大きくなる程、当該径方向長さが大きくなるように曲がった形状を有する。
図4に示すように、展開状態の羽根26(羽根列25)は、流量ゼロ時(インペラ停止時)又は低流量時(高揚程発生時)に最小直径D1を有し、高流量時(最大流量時)に最大直径D2を有する。羽根26(羽根列25)は、中流量時に、最小直径D1と最大直径D2との間の直径を有する。
先端側羽根列25Aの羽根26aは、基端側羽根列25Bの羽根26bよりもインペラ12の回転方向(矢印R方向)側に位置する。先端側羽根列25Aを構成する羽根26aは、回転時に流体力に応じて先端側羽根列25Aの直径が変化するように構成されるとともに、流体力が大きくなる程、直径が大きくなるように曲がった形状を有する。
先端側羽根列25Aの各羽根26aは、軸方向から見て弧状の湾曲形状を有する。各羽根26aは、回転方向側の面に凹形状を有するとともに、回転方向と反対側の面に凸形状を有する。具体的に、各羽根26aは、軸方向から見て円弧状に湾曲している。すなわち、各羽根26aは、ハブ22との接続部である内端から、ハブ22から最も離れた外端に亘って、湾曲形状の曲率が略一定である。なお、各羽根26aは、軸方向から見て径方向中間部分で折れ曲がった形状(V字形状)を有していてもよい。
図3及び図5に示すように、先端側羽根列25Aは、ハブ22のテーパ部22bに設けられている(テーパ部22bから突出している)。先端側羽根列25Aを構成する各羽根26aは、インペラ12の径方向外側に向かって軸方向長さが短くなる三角形状又は台形状を有する。各羽根26aの先端縁部28は、径方向外側に向かって基端方向に変位する。これにより、羽根列25Aが折り畳まれやすい構成となっているが、軸方向長さL2が十分に短ければ、先端縁部28が径方向外側に向かって基端方向に増大していてもよく、また変位せずともよい。図5において、各羽根26aの基端縁部29は、インペラ12の軸aに対して垂直な方向に延在する。各羽根26aの基端縁部29は、インペラ12の軸aに対して、先端側又は基端側に傾斜していてもよい。
図3及び図5に示すように、各羽根26aの先端部22atは、ハブ22の先端部よりも先端方向に突出している。各羽根26aの先端部22atは、各羽根26aの径方向内端を構成している。従って、複数の羽根26aの先端部22at間には、空間30が形成されている。当該空間30は、ハブ22の先端部22cよりも先端側に形成されている。図5に示すように、ハブ22と羽根列25A(各羽根26a)との接続部27の軸方向長さL1は、羽根列25A(各羽根26a)の軸方向長さL2(最大軸方向長さ)よりも短い。なお、軸方向長さL1は軸方向長さL2と同じ長さであってもよい。この場合、空間30は形成されない。
基端側羽根列25Bは、ハブ22の基部22aに設けられている(基部22aから突出している)。図4に示すように、インペラ12の軸方向から見て、複数の基端側羽根列25Bを構成する複数の羽根26bは、先端側羽根列25Aを構成する複数の羽根26a間にそれぞれ配置されている。なお、羽根26aと羽根26bは同軸上に配置されていてもよい。
基端側羽根列25Bを構成する各羽根26bは、回転時に流体力に応じて基端側羽根列25Bの直径が変化するように構成されるとともに、流体力が大きくなる程、直径が大きくなるように曲がった形状を有する。
基端側羽根列25Bの各羽根26bは、軸方向から見て弧状の湾曲形状を有する。各羽根26bは、回転方向側の面に凹形状を有するとともに、回転方向と反対側の面に凸形状を有する。具体的に、各羽根26bは、軸方向から見て円弧状に湾曲している。すなわち、各羽根26bは、ハブ22との接続部である内端から、ハブ22から最も離れた外端に亘って、湾曲形状の曲率が略一定である。なお、各羽根26bは、軸方向から見て径方向中間部分で折れ曲がった形状(V字形状)を有していてもよい。
図5に示すように、各羽根26bは、ハブ22との接続部である径方向内端部34を除き、インペラ12の径方向外側に向かって軸方向長さが略一定の形状を有する。各羽根26bは、径方向に沿う長軸を持つ長方形状を有する。なお、各羽根26bは、インペラ12の径方向外側に向かって軸方向長さが減少又は増大してもよい。
基端側羽根列25Bを構成する各羽根26bの先端縁部31及び基端縁部32は、インペラ12の軸aに対して垂直な方向に延在する。各羽根26bをその厚さ方向から見たとき、羽根26bの先端縁部31と、羽根26bの基端縁部32とは略平行である。なお、羽根26bの先端縁部31及び基端縁部32は、インペラ12の軸aに対して、先端側又は基端側に傾斜していてもよい。各羽根26bをその厚さ方向から見たとき、羽根26bの先端縁部31と、羽根26bの基端縁部32とは非平行であってもよい。
図5に示すように、各羽根26bの径方向内端部34(ハブ22との接続部)には切欠部36が設けられている。このため、各羽根26bの径方向内端部34の軸方向長さL3は、羽根26bの他の部分の軸方向長さL4(最大軸方向長さ)よりも短い。具体的に、切欠部36は、各羽根26bの径方向内端部34の基端部に設けられている。
図2に示すように、羽根構造23を構成する複数の羽根26は、先端方向に捩じれて折り畳み可能に構成されている。具体的に、先端側羽根列25Aを構成する複数の羽根26aは、先端方向に捩じれて折り畳まれる。基端側羽根列25Bを構成する複数の羽根26bは、先端側羽根列25Aの羽根26a間に捩じれて折り畳まれる。
図4において、先端側羽根列25Aの各羽根26aは、ハブ22との接続部である内端から、ハブ22から最も離れた外端に亘って、厚さT1が一定である。基端側羽根列25Bの各羽根26bは、内端から外端に亘って、厚さT2が一定である。先端側羽根列25Aの羽根26aの厚さT1と基端側羽根列25Bの羽根26bの厚さT2は、略同じである。なお、羽根26aの厚さT1と羽根26bの厚さT2は、異なっていてもよい。また、厚さT1及びT2は、径方向又は軸方向に向かって厚さが変化していてもよい。
図5において、羽根26aの厚さ方向から見た羽根26aの大きさ(羽根面積)は、羽根26bの厚さ方向から見た羽根26bの大きさ(羽根面積)よりも大きい。なお、羽根26aの厚さ方向から見た羽根26aの大きさ(羽根面積)は、羽根26bの厚さ方向から見た羽根26bの大きさ(羽根面積)と同じか、それより小さくてもよい。
図1において、ハウジング14は、弾性変形可能であり、先端開口14a及び基端開口14bを有する中空筒状に形成されている。先端開口14aは血液の流入口であり、基端開口14bは、血液の流出口である。ハウジング14の基端部14c内に、インペラ12が回転可能に配置されている。具体的に、ハウジング14の基端部14cは、インペラ12を囲む環状膨出部14dを有する。
ハウジング14は、例えば、インペラ12の構成材料と同様のゴム材(又はエラストマー材)により構成される。ハウジング14は、ステントグラフトのように、形状記憶合金等の形状復元力に優れた金属(又は樹脂材料)からなる骨格と、骨格に取り付けられた軟質な中空筒状の周壁部材とにより構成されていてもよい。
図2に示すように、ハウジング14は、シース20内に収納されているとき、径方向外側への拡張が規制されることで、収縮状態となっているとともに、インペラ12の複数の羽根26を径方向内方側に押圧する。これにより、複数の羽根26は先端方向に折り畳まれた状態となっている。ハウジング14がシース20の外部へと露出すると、シース20はその弾性復元力によって径方向に拡張し、図1のように所定形状に復元する。シース20の拡張に伴い、インペラ12もその弾性復元力によって、複数の羽根26が放射状に突出した所定形状に復元する。
ハウジング14の先端部には、周方向に配列された複数の連結部材40を介して柔軟先端部材42が連結されている。複数の連結部材40は、柔軟先端部材42を支持している。柔軟先端部材42の先端は湾曲している。複数の連結部材40間には空間41が形成され、血液は当該空間41を通って、先端開口14aからハウジング14内へと流入可能である。
ハウジング14の基端部14cとカテーテル18の先端部とは、周方向に配列された複数の連結部材44によって連結されている。複数の連結部材44は、ハウジング14を支持している。複数の連結部材44間には空間45が形成され、ハウジング14の基端開口14bから流出した血液は当該空間45を通って、基端方向へと流動可能である。
駆動シャフト16は、カテーテル18内に挿通されている。駆動シャフト16の先端部16aは、カテーテル18の先端から突出しており、当該突出した先端部16aにインペラ12のハブ22が連結されている。駆動シャフト16はカテーテル18の先端部に配置された軸受部46により回転可能に支持されている。駆動シャフト16及びカテーテル18は、血液ポンプ10の基端側まで延在しており、いずれも可撓性を有する長尺な部材である。
詳細は図示しないが、駆動シャフト16は、血液ポンプ10の基端側(手元側)でアクチュエータ(モータ等)に接続されており、当該アクチュエータによって回転駆動される。
シース20は、血液ポンプ10の基端側まで延在した可撓性を有する長尺な管状部材であり、シース20内にカテーテル18が挿通されている。カテーテル18とシース20とは軸方向に相対変位可能である。従って、インペラ12及びハウジング14は、シース20に対して軸方向に相対変位可能であり、図2のようにシース20内に収納されているときは、径方向内側に押圧されることで縮径状態(折り畳み状態)となっており、図1のようにシース20から露出しているときは、弾性復元力により拡張状態(展開状態)となっている。
図1の状態からインペラ12及びハウジング14がシース20に対して基端方向に移動すると、図2のようにインペラ12及びハウジング14はシース20内に収納される。その過程で、インペラ12は、ハウジング14を介してシース20によって径方向内側に押圧されて弾性変形し、先端方向に折り畳まれる。その際、まず、基端側羽根列25Bの羽根26bが先端方向に倒れつつ捩じれて、先端側羽根列25Aの羽根26a間に折り畳まれる。次に、先端側羽根列25Aの羽根26aが先端方向に倒れつつ捩じれて折り畳まれる。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る血液ポンプ10の作用を説明する。
血液ポンプ10は、例えば、心機能が低下した患者の脚(大腿部)の動脈から挿入される。そして、図6のように、血液ポンプ10の先端部10aが、大動脈48aを介して大動脈弁48bの近傍まで送達される。この場合、図2のように、インペラ12及びハウジング14は、シース20内に収納されて収縮状態とされており、血液ポンプ10の先端部10aの外径は十分に小さくなっているため、血液ポンプ10の先端部10aを生体内の所定位置まで容易に送達することができる。
そして、血液ポンプ10の先端部10aを図6のように配置したら、次に、血液ポンプ10の先端部10aを心臓48内(左心室48c内)に挿入する。具体的には、カテーテル18をシース20に対して先端方向に移動させ、図7のように、インペラ12及びハウジング14をシース20よりも先端側に露出させる。これにより、ハウジング14の流入口である先端開口14aを左心室48c内に配置し、ハウジング14の流出口である基端開口14bを大動脈48a内に配置する。インペラ12及びハウジング14は、シース20からの開放に伴って、図1のように弾性復元力によって拡張状態に復元する。
そして、図7において、図示しないアクチュエータの駆動作用下にインペラ12が回転駆動されると、血液ポンプ10は、ハウジング14の先端開口14aから血液を吸引し、ハウジング14の基端開口14bから血液を排出する。このポンプ作用によって、左心房48dの内圧の低下により肺うっ血が解除され、左心室48cの内圧の減少により心筋負担が軽減され、冠血流増加により心筋虚血が軽減され、全身血流増加により末梢循環動態が正常化する。
この場合、本実施形態に係る血液ポンプ10は、以下の効果を奏する。
羽根構造23を構成する各羽根26は、回転時に流体力に応じて複数の羽根26の各々の径方向長さ(羽根列25の直径)が変化するように構成されるとともに、流体力が大きくなる程、当該径方向長さが大きくなるように曲がった形状を有する。このため、図4のように、インペラ12(羽根26)は、低流量域では展開時の初期直径である直径D1を維持し、中流量域から高流量域では羽根26が広がって直径D1より大きくなり、最大流量で最大直径D2となる。
従って、図8に示すように、回転時に直径が変化しないインペラ(回転時無変形羽根)と比較して、回転時に直径が変化する本実施形態に係るインペラ12(回転時変形羽根)は、低流量域での揚程が低下し、中・高流量域では、揚程に対して流量が増加する。このため、羽根26にかかる流体力と剛性を調整することで任意の特性カーブ(流量・揚程カーブ)をデザインすることができ、ポンプ性能を向上させることが可能となる。
各羽根26は、軸方向から見て弧状の湾曲形状を有する。これにより、流体力が大きくなるに従って湾曲形状の曲率が小さくなるため、流体力に応じて羽根26の径方向長さを連続的に変化させることができ、任意の特性カーブを容易にデザインすることが可能となる。
各羽根26は、回転方向(矢印R方向)側の面に凹形状を有する。これにより、流体力が大きくなる程、径方向長さが大きくなる羽根26を簡易構成で実現できる。各羽根26は、流体力に応じて、羽根全体もしくは一部が変形する。これにより、流体力に応じた径方向長さ変化を良好に生じさせることができる。
各羽根26は、ハブ22との接続部である内端から、ハブ22から最も離れた外端に亘って、前記湾曲形状の曲率が一定である。各羽根は、ハブ22との接続部である内端から、ハブ22から最も離れた外端に亘って、厚さが一定である。これにより、流体力に応じた径方向長さ変化を良好に生じさせることができる。また、各羽根26の厚さは外端に向かって変位していてもよい。これにより流体力に応じて羽根26の径方向長さが変化し、ポンプ性能を向上させることができる。
インペラ12は、遠心ポンプ用のインペラである。一般にポンプは同等の吐出量であれば、軸流型<斜流型<遠心型の順に、羽根に作用する流体力が大きくなるため、回転時に羽根が変形しやすい。従って、本発明は、遠心ポンプ用のインペラ12に適用される場合に、特に有用である。
血液ポンプ10では、複数の羽根26を備えた弾性体からなるインペラ12が軸方向に捩じれて折り畳み可能に構成されている。このため、インペラ12は、拡張状態(図1)と折り畳み状態(図2)との間の外径変化(変形率)を大きくすることができる。従って、所望のポンプ性能を確保しつつ、より小さく折り畳むことが可能となる。すなわち、生体への挿入時には血液ポンプ10の先端部10aの外径を十分に小さくして高い送達性を得つつ、ポンプ動作時にはインペラ12の外径を大きくして所望のポンプ性能を確保することができる。
上述した血液ポンプ10において、図9A〜図9Cに示す形態のインペラ50が用いられてもよい。インペラ50は、該インペラ50の中心部を構成するハブ52と、ハブ52に周方向に等間隔に設けられた複数の羽根54(羽根列)とを有し、弾性変形可能である。
図9A〜図9Cに示すように、各羽根54は、回転時に流体力(流体圧)に応じて複数の羽根54の軸方向に沿った長さLwが変化するように構成されるとともに、流体力が大きくなる程、回転軸aと羽根54の基端で形成される角度の変化が大きくなり、当該長さLwの変化が大きくなる形状を有する。例えば、羽根54は、流量ゼロ時(インペラ停止時)又は低流量時(高揚程発生時)に最小長さLw1を有し、高流量時(最大流量時)に最大長さLw2を有する。羽根54は、中流量時に、最小長さLw1と最大長さLw2との間の長さを有する。なお、流量ゼロ時(インペラ停止時)又は低流量時(高揚程発生時)に最大長さLw2となる構造では、高流量時(最大流量時)に最小長さLw1となる。
各羽根54は、径方向内端55がハブ52に接続された第1翼部54aと、ハブ52との接続部分を持たないとともに第1翼部54aに接続された第2翼部54bとを有する。
第2翼部54bは、第1翼部54aよりも基端側に設けられ、第1翼部54aの基端から基端方向に延出するとともに、自然状態で第1翼部54aに対してインペラ50の回転方向(矢印R方向)側に傾斜している。従って、図9Bに示すように、長さLw1の状態の羽根54は、径方向外方から見て、軸方向の中間位置で折れ曲がった形状を有する。長さLw2の状態の羽根54において、第2翼部54bは、ハブ52の軸aと略平行(第1翼部54aに対する角度θがゼロ)である。すなわち、流量ゼロ時の角度θと最大流量時の角度θの差は、流体力が大きくなるほど、大きくなる。なお、第2翼部54bは、第1翼部54aの基端から基端方向に向かってインペラ50の回転方向側に弧状に湾曲形状、もしくは凹形状であってもよい。
上記のように構成されたインペラ50の羽根54は、低流量域では図9Bのように展開時の初期長さである長さLw1を維持する。インペラ50は、中流量域から高流量域では、流体力によって弾性変形することで第1翼部54a(又は回転軸a)に対する第2翼部54bの角度θが小さくなり、軸方向長さが長さLw1より大きくなる。インペラ50は、最大流量では、第1翼部54aに対する第2翼部54bの角度θがさらに小さくなり(ゼロとなり)、図9Cのように最大長さLw2となる。このため、羽根54にかかる流体力と剛性を調整することで、キャビテーションの発生を抑制でき、ポンプ性能を向上させることが可能となる。
上述した血液ポンプ10において、図10に示す形態のインペラ60が用いられてもよい。インペラ60は、該インペラ60の中心部を構成するハブ62と、ハブ62に周方向に等間隔に設けられた複数の羽根64とを有し、弾性変形可能である。軸方向に複数段の羽根列66A、66Bが設けられている。羽根列66A、66Bは、それぞれ、周方向に間隔を置いて配置された複数の羽根64により構成されている。
各羽根64は、回転時に流体力(流体圧)に応じて複数の羽根64の軸方向に沿った長さLwa、Lwb(羽根64の径方向外端部の軸方向長さ)が変化するように構成されるとともに、流体力が大きくなる程、当該長さLwa、Lwbの変化が大きくなる形状を有する。具体的に、各羽根64は、軸方向の先端部と基端部とで厚さが異なっている。
例えば、図10のように、先端側の羽根列66Aを構成する各羽根64は、軸方向の先端部の厚さt1が基端部の厚さt2よりも大きく、先端部から基端部に向かって厚さが減少する。また、基端側の羽根列66Bを構成する各羽根64は、軸方向の先端部の厚さt3が基端部の厚さt4よりも大きく、先端部から基端部に向かって厚さが減少する。t1とt2の比率と、t3とt4の比率とは、同じでもよいし、異なっていてもよい。
例えば、羽根64は、流量ゼロ時(インペラ停止時)又は低流量時(高揚程発生時)に最大長さを有し、高流量時(最大流量時)に最小長さを有する。羽根64は、中流量時に、最小長さと最大長さとの間の長さを有する。なお、図10の構成と異なり、羽根64の初期角度は、流量ゼロ時(インペラ停止時)又は低流量時(高揚程発生時)に最小長さとなり、高流量時(最大流量時)に最大長さとなるように設定されてもよい。また、流量ゼロ時(インペラ停止時)又は低流量時(高揚程発生時)と高流量時(最大流量時)の長さが同じになるように設定されてもよい。
インペラ60のその他の部分は、上述したインペラ12(図3等参照)と同様に構成されている。
上記のように構成されたインペラ60によれば、各羽根64は、回転時に流体力(流体圧)に応じて複数の羽根64の軸方向に沿った長さLwaが変化するように構成されるとともに、流体力が大きくなる程、当該長さLwaの変化が大きくなる形状を有する。すなわち、回転軸aと羽根64の基端で形成される角度の変化が大きくなる。このため、羽根64にかかる流体力と剛性を調整することで、キャビテーションの発生を抑制でき、ポンプ性能を向上させることが可能となる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。

Claims (12)

  1. 回転駆動されるハブ(22)と、前記ハブ(22)から放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根(26)とを有するインペラ(12)であって、
    前記複数の羽根(26)の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根(26)の各々の径方向長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、前記径方向長さが大きくなる形状を有する、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  2. 回転駆動されるハブ(52、62)と、前記ハブ(52、62)から放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根(54、64)とを有するインペラ(50、60)であって、
    前記複数の羽根(54、64)の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根(54、64)の各々の軸方向に沿った長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、回転軸と前記羽根(54、64)の基端で形成される角度の変化が大きくなる形状を有する、
    ことを特徴とするインペラ(50、60)。
  3. 請求項1又は2記載のインペラ(12)において、
    前記複数の羽根(26)の各々は、軸方向から見て弧状の湾曲形状を有する、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインペラ(12)において、
    前記複数の羽根(26)の各々は、回転方向側の面に凹形状を有する、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインペラ(12)において、
    前記複数の羽根(26)の各々は、前記流体力に応じて、羽根(26)全体が変形する、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  6. 請求項3記載のインペラ(12)において、
    前記複数の羽根(26)の各々は、前記ハブ(22)との接続部である内端から、前記ハブ(22)から最も離れた外端に亘って、前記湾曲形状の曲率が一定である、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインペラ(12)において、
    前記複数の羽根(26)の各々は、前記ハブ(22)との接続部である内端から、前記ハブ(22)から最も離れた外端に亘って、厚さが一定である、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインペラ(12)において、
    前記複数の羽根(26)の各々は、前記ハブ(22)との接続部である内端から、前記ハブ(22)から最も離れた外端に亘って、厚さが変化する、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  9. 請求項1項記載のインペラ(12)において、
    前記複数の羽根(26)の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根(26)の軸方向に沿った長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、回転軸と前記羽根(26)の基端で形成される角度の変化が大きくなる形状を有する、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のインペラ(12)において、
    前記インペラ(12)は、遠心ポンプ用のインペラ(12)である、
    ことを特徴とするインペラ(12)。
  11. 回転駆動されるハブ(22)と、前記ハブ(22)から放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根(26)とを有するインペラ(12)を備えた血液ポンプ(10)であって、
    前記複数の羽根(26)の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根(26)の各々の径方向長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、前記径方向長さが大きくなる形状を有する、
    ことを特徴とする血液ポンプ(10)。
  12. 回転駆動されるハブ(52、62)と、前記ハブ(52、62)から放射状に延出した弾性体からなる複数の羽根(54、64)とを有する血液ポンプ(10)であって、
    前記複数の羽根(54、64)の各々は、回転時に流体力に応じて前記複数の羽根(54、64)の軸方向に沿った長さが変化するように構成されるとともに、前記流体力が大きくなる程、回転軸と前記羽根(54、64)の基端で形成される角度の変化が大きくなる形状を有する、
    ことを特徴とする血液ポンプ(10)。
JP2018564612A 2017-01-27 2018-01-25 インペラ及び血液ポンプ Active JP7150617B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017013338 2017-01-27
JP2017013338 2017-01-27
PCT/JP2018/002195 WO2018139508A1 (ja) 2017-01-27 2018-01-25 インペラ及び血液ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018139508A1 true JPWO2018139508A1 (ja) 2019-11-21
JP7150617B2 JP7150617B2 (ja) 2022-10-11

Family

ID=62979282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018564612A Active JP7150617B2 (ja) 2017-01-27 2018-01-25 インペラ及び血液ポンプ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7150617B2 (ja)
WO (1) WO2018139508A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3066361A1 (en) 2017-06-07 2018-12-13 Shifamed Holdings, Llc Intravascular fluid movement devices, systems, and methods of use
CN111556763B (zh) 2017-11-13 2023-09-01 施菲姆德控股有限责任公司 血管内流体运动装置、系统
DE102018201030A1 (de) 2018-01-24 2019-07-25 Kardion Gmbh Magnetkuppelelement mit magnetischer Lagerungsfunktion
EP3746149A4 (en) 2018-02-01 2021-10-27 Shifamed Holdings, LLC INTRAVASCULAR BLOOD PUMPS AND METHODS OF USE AND METHODS OF MANUFACTURING
DE102018207611A1 (de) 2018-05-16 2019-11-21 Kardion Gmbh Rotorlagerungssystem
DE102018211327A1 (de) 2018-07-10 2020-01-16 Kardion Gmbh Laufrad für ein implantierbares, vaskuläres Unterstützungssystem
WO2021011473A1 (en) 2019-07-12 2021-01-21 Shifamed Holdings, Llc Intravascular blood pumps and methods of manufacture and use
WO2021016372A1 (en) 2019-07-22 2021-01-28 Shifamed Holdings, Llc Intravascular blood pumps with struts and methods of use and manufacture
US11724089B2 (en) 2019-09-25 2023-08-15 Shifamed Holdings, Llc Intravascular blood pump systems and methods of use and control thereof
DE102020102474A1 (de) 2020-01-31 2021-08-05 Kardion Gmbh Pumpe zum Fördern eines Fluids und Verfahren zum Herstellen einer Pumpe
CN114733062A (zh) * 2021-11-05 2022-07-12 苏州心擎医疗技术有限公司 心室辅助装置
CN115779259A (zh) * 2021-11-29 2023-03-14 苏州心擎医疗技术有限公司 导管泵及其叶轮、泵体

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52101701A (en) * 1975-10-31 1977-08-26 Baensch Tetra Werke Rotors for motive machines or working machines
JP2005511959A (ja) * 2001-11-28 2005-04-28 ホルン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 自吸式のハイブリッドポンプ
JP2008518141A (ja) * 2004-09-17 2008-05-29 ザ ペン ステート リサーチ ファウンデーション 拡張可能なインペラポンプ
JP2008519624A (ja) * 2004-11-12 2008-06-12 アビオメド オイローパ ゲーエムベーハー 折り畳んで血管内に挿入可能な血液ポンプ
JP2012501396A (ja) * 2007-08-29 2012-01-19 メディカル バリュー パートナーズ エルエルシー 羽根車を有する装置
US20120294727A1 (en) * 2009-12-23 2012-11-22 Ecp Entwicklungsegesellschaft Mbh Radially compressible and expandable rotor for a fluid pump
US20130066139A1 (en) * 2010-03-05 2013-03-14 Ecp Entwicklungsgesellschaft Mbh Pump or rotary cutter for operation in a fluid
US20130177432A1 (en) * 2010-07-15 2013-07-11 Ecp Entwicklungsgesellschaft Mbh Radially compressible and expandable rotor for a pump having an impeller blade
US20130177409A1 (en) * 2010-07-15 2013-07-11 Ecp Entwicklungsgesellschaft Mbh Rotor for a pump, produced with a first elastic material
JP2014047711A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Sharp Corp 送風装置
JP2015517334A (ja) * 2012-05-09 2015-06-22 アビオメド オイローパ ゲーエムベーハー 血管内血液ポンプ

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52101701A (en) * 1975-10-31 1977-08-26 Baensch Tetra Werke Rotors for motive machines or working machines
JP2005511959A (ja) * 2001-11-28 2005-04-28 ホルン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 自吸式のハイブリッドポンプ
JP2008518141A (ja) * 2004-09-17 2008-05-29 ザ ペン ステート リサーチ ファウンデーション 拡張可能なインペラポンプ
JP2008519624A (ja) * 2004-11-12 2008-06-12 アビオメド オイローパ ゲーエムベーハー 折り畳んで血管内に挿入可能な血液ポンプ
JP2012501396A (ja) * 2007-08-29 2012-01-19 メディカル バリュー パートナーズ エルエルシー 羽根車を有する装置
US20120294727A1 (en) * 2009-12-23 2012-11-22 Ecp Entwicklungsegesellschaft Mbh Radially compressible and expandable rotor for a fluid pump
US20130066139A1 (en) * 2010-03-05 2013-03-14 Ecp Entwicklungsgesellschaft Mbh Pump or rotary cutter for operation in a fluid
US20130177432A1 (en) * 2010-07-15 2013-07-11 Ecp Entwicklungsgesellschaft Mbh Radially compressible and expandable rotor for a pump having an impeller blade
US20130177409A1 (en) * 2010-07-15 2013-07-11 Ecp Entwicklungsgesellschaft Mbh Rotor for a pump, produced with a first elastic material
JP2015517334A (ja) * 2012-05-09 2015-06-22 アビオメド オイローパ ゲーエムベーハー 血管内血液ポンプ
JP2014047711A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Sharp Corp 送風装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018139508A1 (ja) 2018-08-02
JP7150617B2 (ja) 2022-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018139508A1 (ja) インペラ及び血液ポンプ
WO2018135477A1 (ja) 血液ポンプ
JP6585118B2 (ja) 拡張可能なカニューレを備える血液ポンプ
JP7073530B2 (ja) 拡張可能遠位領域を有する血管内ポンプ
KR102664788B1 (ko) 혈액 펌프
JP4553943B2 (ja) 折り畳んで血管内に挿入可能な血液ポンプ
CN113457006B (zh) 可折叠叶轮以及血泵
JP2021521938A (ja) 拡張可能な領域を有する血管内ポンプ
CN217960998U (zh) 导管泵及其泵壳
JP2021532864A (ja) インデューサを有さない血管内ポンプならびにインペラブレードおよび/または拡張かつ折畳み可能なインペラ筐体の遠心力駆動拡張
JP2021521934A5 (ja)
JP2016516551A5 (ja)
JP7187666B2 (ja) ハンドルにコントロール部およびディスプレイスクリーンを有する血管内ポンプ
JP7052143B2 (ja) 拡張かつ折畳み可能な入口領域を有する血管内ポンプおよびその方法
ES2913441T3 (es) Dispositivo de paletas del estátor para guiar el flujo de un fluido que sale de un puerto de salida de un sistema de apoyo cardíaco, sistema de apoyo cardíaco con dispositivo de paletas del estátor, método de funcionamiento de un dispositivo de paletas del estátor y método de fabricación del mismo
WO2021146227A1 (en) Intravascular blood pump with outflow hose
CN216366322U (zh) 心室辅助装置
CN114733062A (zh) 心室辅助装置
CN216061676U (zh) 叶轮及血泵
CN219251393U (zh) 导管泵及其支架
CN219251392U (zh) 导管泵用支架及导管泵
CN116236684B (zh) 导管泵
CN216439825U (zh) 介入式导管泵及其泵体
CN115869532A (zh) 叶轮及血泵
CN118203753A (zh) 导管泵

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7150617

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150