JPWO2018139352A1 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

レンズ鏡筒(100)は、固定枠(105)と、固定枠(105)に対して回動するカム枠(106)と、カム枠(106)の回動に連動することで固定枠(105)に対して直進移動するレンズ枠(22)とを備えている。固定枠(105)には、固定枠(105)を貫通し光軸(L)に略平行に延在する一対の第一溝部(61a、61b)が形成されている。レンズ枠(22)は、円錐台形状を有する第一カムピン(41)であって、一対の第一溝部(61a、61b)のうち、一方の第一溝部(61a)から突出して、カム枠(106)に係合する第一カムピン(41)と、一対の第一溝部(61a、61b)のそれぞれで案内される一対の直進キー(44、45)と、第一カムピン(41)を、当該第一カムピン(41)の突出方向に付勢する付勢部(46)とを備えている。一対の第一溝部(61a、61b)は、光軸(L)を挟むように、第一カムピン(41)の付勢方向で対向している。

Description

本開示は、沈胴式のレンズ鏡筒に関する。
特許文献1は、固定枠に対して相対的に移動するレンズ枠には、固定枠によって案内される直進キーと、カム枠によって案内されるカムピン(フォロアピン)とがそれぞれ周方向に均等に3つ設けられたレンズ鏡筒を開示している。
特開2016−145969公報
本開示は、レンズ枠が過拘束されてしまうことを抑制しつつ、レンズ枠の位置精度を高めることのできるレンズ鏡筒を提供する。
本開示におけるレンズ鏡筒は、固定枠と、固定枠に対して回動するカム枠と、カム枠の回動に連動することで、固定枠に対して直進移動するレンズ枠とを備え、固定枠には、当該固定枠を貫通し、光軸に略平行に延在する一対の第一溝部が形成されており、レンズ枠は、一対の第一溝部のうち、一方の第一溝部から突出して、カム枠に係合する第一カムピンと、一対の第一溝部のそれぞれで案内される一対の直進キーと、第一カムピンを、第一カムピンの突出方向に付勢する付勢部とを備え、一対の第一溝部は、光軸を挟むように、第一カムピンの付勢方向で対向している。
本開示におけるレンズ鏡筒は、レンズ枠が過拘束されてしまうことを抑制して、レンズ枠の位置精度を高めることが可能である。
図1は、実施の形態に係るレンズ鏡筒の構成概要を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係るレンズ鏡筒の分解斜視図である。 図3は、実施の形態に係る固定枠の概略構成を示す斜視図である。 図4は、実施の形態に係る固定枠の概略構成を示す正面図である。 図5は、実施の形態に係る二群ユニットの概略構成を示す斜視図である。 図6は、実施の形態に係る二群ユニットの概略構成を示す正面図である。 図7は、実施に形態に係る二群ユニットが固定枠に組み付けられた状態を示す正面図である。 図8は、実施の形態に係る固定枠に組み付けられた第一支持部を示す側面図である。 図9は、実施の形態に係る第一支持部の内部構造を示す模式図である。 図10は、実施の形態に係る付勢部が圧縮された状態を示す模式図である。 図11は、実施の形態に係る固定枠に組み付けられた第二支持部を示す側面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。また、以下の実施の形態の説明において、略平行、略直交のような「略」を伴った表現が、用いられる場合がある。例えば、略平行とは、完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。他の「略」を伴った表現についても同様である。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
[1.レンズ鏡筒の構成概要]
以下、図面を参照しつつ、実施の形態に係るレンズ鏡筒の構成を説明する。図1は、実施の形態に係るレンズ鏡筒100の構成概要を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係るレンズ鏡筒100の分解斜視図である。
図1に示すように、レンズ鏡筒100は、カメラ本体1に対して着脱自在に取り付けられたズームレンズ鏡筒である。図2に示すように、レンズ鏡筒100は、一群ユニット101、二群ユニット102、三−四群ユニット103、五群ユニット104、固定枠105、カム枠106及び外装ユニット107を備えている。
レンズ鏡筒100は、各部品を次の順に組み立てることで完成される。まず、カム枠106に対して、固定枠105、五群ユニット104、三−四群ユニット103、二群ユニット102が順に組み付けられる。その後、各部品が組み付けられたカム枠106は、一群ユニット101に組み付けられ、さらに外装ユニット107に組み込まれている。この手順で各部品を組み付けることで、レンズ鏡筒100は完成される。
そして、レンズ鏡筒100は、基板ユニット108とともに後枠ユニット109に組み付けられた状態で、レンズマウント110及び遮光枠111を介して、カメラ本体1に取り付けられる。
基板ユニット108は、レンズ鏡筒100を駆動するためユニットであり、電気部品や電気接点部等が実装されたプリント基板を備えている。後枠ユニット109は、外装ユニット107におけるカメラ本体1側の端部外周を覆う部材である。レンズマウント110は、レンズ鏡筒100及び後枠ユニット109をカメラ本体1に接続固定するための接続用構成部材である。遮光枠111は、レンズマウント110とカメラ本体1との間に配置されて、不要光を遮蔽する部材である。
レンズ鏡筒100は、外装ユニット107に設けられたズームリングが回転されると、ズームリングの回転に従ってカム枠106が回転するように構成されている。レンズ鏡筒100は、カム枠106が回転すると、一群ユニット101、二群ユニット102、三−四群ユニット103及び五群ユニット104が、光軸方向に移動するように構成されている。各ユニットは、カム枠106に形成されたカム溝に対して係合するカムピンを有している。また、各ユニットは、固定枠105に形成される溝部(第一溝部61a、61b及び第二溝部62a、62b)に対して係合する直進キーを有している。これによって、各ユニットは、固定枠105及びカム枠106に対して、相対的に光軸方向に移動できるように構成されている。
[2.移動機構]
次に、固定枠105と二群ユニット102とを例示して、各ユニットと固定枠105及び樹脂からなるカム枠106との移動機構について詳細に説明する。
[2−1.固定枠]
まず固定枠105について説明する。
図3は、実施の形態に係る固定枠105の概略構成を示す斜視図である。図4は、実施の形態に係る固定枠105の概略構成を示す正面図である。図3及び図4に示すように、固定枠105は、円筒状の筒部51と、筒部51の被写体側端部に一体的に形成された鍔部52とを備えている。
筒部51には、筒部51を貫通して、レンズ鏡筒100の光軸Lに略平行に延在する一対の第一溝部61a、61bが形成されている。一対の第一溝部61a、61bは、二群ユニット102の直進移動を案内するガイド部である。この一対の第一溝部61a、61bは、光軸Lを挟んで対向して配置されている。具体的には第一溝部61a、61bは、筒部51を貫通して、光軸Lに略平行に延在するスリット部611と、スリット部611と略平行に延在する非貫通な一対の縁部612とを備えている。二群ユニット102の第一カムピン41は、一対の第一溝部61a、61bのうち、一方の第一溝部61aを貫通して、径方向外方に向けて突出している(図7参照)。
また、筒部51には、筒部51を貫通して、レンズ鏡筒100の光軸Lに略平行に延在する一対の第二溝部62a、62bが形成されている。一対の第二溝部62a、62bと、一方の第一溝部61aとは、筒部51の周方向に均等に配置されている。二群ユニット102の第二カムピン42、43は、一対の第二溝部62a、62bを貫通して径方向外方に向けて突出している(図7参照)。第二カムピン42は、固定枠105の第二溝部62aから径方向外方に突出して、カム枠106のカム溝に係合する。第二カムピン43は、固定枠105の第二溝部62bから径方向外方に突出して、カム枠106のカム溝に係合する。
鍔部52は、筒部51の被写体側端部から全周にわたって径方向外方に延在している。鍔部52には、一対の第一溝部61a、61b及び一対の第二溝部62a、62bのそれぞれに対応する位置に切欠き53〜56が形成されている。具体的には、鍔部52における第一溝部61aに対応する位置には、二群ユニット102の第一カムピン41及び直進キー44に対応した形状の切欠き53が形成されている。切欠き53と第一溝部61aとは連続している。また、鍔部52における第一溝部61bに対応する位置には、二群ユニット102の直進キー45に対応した形状の切欠き54が形成されている。切欠き54と第一溝部61bとは連続している。鍔部52における第二溝部62aに対応する位置には、二群ユニット102の第二カムピン42に対応した形状の切欠き55が形成されている。切欠き55と第二溝部62aとは連続している。また、鍔部52における第二溝部62bに対応する位置には、二群ユニット102の第二カムピン43に対応した形状の切欠き56が形成されている。切欠き56と第二溝部62bとは連続している。ここで「対応した形状」とは、その対象が通過可能な形状のことである。これにより、固定枠105に対して、二群ユニット102を組み付ける際に、二群ユニット102の各突起(第一カムピン41、第二カムピン42、43及び直進キー44、45)が各切欠き53〜56を通過することになる。
[2−2.二群ユニット]
次に、二群ユニット102について説明する。
図5は、実施の形態に係る二群ユニット102の概略構成を示す斜視図である。図6は、実施の形態に係る二群ユニット102の概略構成を示す正面図である。図7は、実施に形態に係る二群ユニット102が固定枠105に組み付けられた状態を示す正面図である。なお、図7においては、固定枠105の筒部51を断面図で示している。
図5〜図7に示すように、二群ユニット102は、レンズ21と、当該レンズ21を保持するレンズ枠22とを備えている。
レンズ枠22は、カム枠106の回動に連動することで、固定枠105に対して直進移動する枠体である。レンズ枠22は、レンズ21を保持する円形状の保持部221と、保持部221の全周にわたって連続する円筒状の壁部222とを備えている。
壁部222には、周方向に所定の間隔を空けた四つの支持部(第一支持部31、第二支持部32、第三支持部33、第四支持部34)が、径方向外方に突出するように設けられている。第一支持部31、第二支持部32、第三支持部33及び第四支持部34はそれぞれ、一対の第一溝部61a、61b及び一対の第二溝部62a、62bに対応するように、壁部222に配置されている。具体的には、第一支持部31は一方の第一溝部61aに対応しており、第二支持部32は、他方の第一溝部61bに対応しており、第三支持部33は一方の第二溝部62aに対応しており、第四支持部34は他方の第二溝部62bに対応している。これにより、第一支持部31と、第三支持部33と、第四支持部34とは、壁部222の周方向に均等に配置されている。また、第一支持部31と第二支持部32とは、光軸Lを挟んで対向するように配置されている。これら各支持部は、第一カムピン41、一対の第二カムピン42、43、一対の直進キー44、45及び付勢部46のうち、振り分けられたものを支持している。
図8は、実施の形態に係る固定枠105に組み付けられた第一支持部31を示す側面図である。この図8においては、第一支持部31の直進キー44を平面視した状態を図示している。図9は、実施の形態に係る第一支持部31の内部構造を示す模式図である。
図6〜図9に示すように、第一支持部31は、第一カムピン41と、直進キー44と、付勢部46とを支持している。第一カムピン41は、一方の第一溝部61aを貫通することで、当該第一溝部61aから径方向外方に突出して、カム枠106のカム溝に係合するカムピンである。第一カムピン41は、頭部411と、軸部412と、規制部413とを一体的に備えている。頭部411は、略円錐台形状に形成されており、第一支持部31から径方向外方に向けて突出している。軸部412は、頭部411と規制部413とを連結する軸体である。規制部413は、軸部412よりも大径な部位である。規制部413は、第一支持部31から光軸L側に向けて突出し、第一支持部31に引っかかっている。これにより、付勢部46からの付勢力が作用したとしても第一カムピン41が第一支持部31から抜けることを防止している。
直進キー44は、第一溝部61aによって案内される板状部である。直進キー44は、その中央部から第一カムピン41が突出している。直進キー44は、第一溝部61aにおける一対の縁部612の間に配置されている。直進キー44は、矩形状に形成されている。直進キー44における一対の縁部612に対向する両端部には、凸曲面を有する突起441が形成されている。この一対の突起441は、それぞれ一対の縁部612をなす内周面に当接しており、これにより直進キー44における光軸Lを中心とした回転が規制されている。また、この突起441は、第一溝部61aをなす内周面に対して、当該直進キー44の平面視で点接触している。これにより、直進キー44が第一溝部61aに沿って直進移動する際の摩擦力が低減されている。なお、第一溝部61a(一対の縁部612)をなす内周面に対して直進キー44が当接している場合には、第一支持部31は、第一溝部61a(スリット部611)をなす内周面から離れている。つまり、第一支持部31は、直進移動時には第一溝部61aによって案内されないことになる。
付勢部46は、図9に示すように第一カムピン41を当該第一カムピン41の突出方向に付勢する弾性部材である。具体的には、付勢部46はコイルばねであり、第一カムピン41の軸部412が挿通された状態で頭部411と規制部413との間に配置されている。第一カムピン41に対して押圧力が作用していない場合には、図9に示すように付勢部46は伸長している。この状態では、第一カムピン41の規制部413が第一支持部31に引っかかって、頭部411が第一支持部31から最も突出している。この状態は、カム枠106に対して二群ユニット102が組み付けられる前の状態である。
一方、二群ユニット102がカム枠106に組み付けられて、第一カムピン41がカム枠106のカム溝に係合すると、第一カムピン41には押圧力が作用する。これにより、第一カムピン41の頭部411が第一支持部31内に後退し、付勢部46が圧縮される。図10は、実施の形態に係る付勢部46が圧縮された状態を示す模式図である。具体的には、図10は図9に対応する図である。図10に示すように、付勢部46は圧縮されると、その復元力が、第一カムピン41の突出方向に付勢する付勢力(図10における矢印Y1参照)となって第一カムピン41に作用する。これにより、レンズ枠22には、第一カムピン41から光軸Lに向けた付勢力(図7における矢印Y2参照)が作用する。
図11は、実施の形態に係る固定枠105に組み付けられた第二支持部32を示す側面図である。この図11においては、第二支持部32の直進キー45を平面視した状態を図示している。
第二支持部32は、図6、図7及び図11に示すように、光軸Lを挟んで第一支持部31に対向する位置で、直進キー45を支持している。第一支持部31では、上述したように第一カムピン41からレンズ枠22に矢印Y2方向(付勢方向)の付勢力が作用している。つまり、第一溝部61a、第一支持部31及び直進キー44と、第一溝部61b、第二支持部32及び直進キー45とは、光軸Lを挟むように付勢方向で対向している。
直進キー45は、第一溝部61bによって案内される板状部である。直進キー45は、第一溝部61bにおける一対の縁部612の間に配置されている。直進キー45は、矩形状に形成されている。直進キー45における、一対の縁部612に対向する両端部は、周方向外方に向けて凸となる湾曲面となっている。この直進キー45の端部451、452は、それぞれ一対の縁部612をなす内周面に当接しており、これにより直進キー45における光軸Lを中心とした回転が規制されている。直進キー45が第一溝部61bをなす内周面に当接し、上述した直進キー44が第一溝部61aをなす内周面に当接しているので、レンズ枠22の回転を確実に規制することができる。
また、直進キー45の端部451、452は、第一溝部61bをなす内周面に対して、直進キー45の平面視で点接触している。これにより、直進キー45が第一溝部61bに沿って直進移動する際の摩擦力が低減されている。
第三支持部33は、図6及び図7に示すように、第二カムピン42を支持している。第二カムピン42は、固定枠105の第二溝部62aを貫通することで、当該第二溝部62aから径方向外方に突出して、カム枠106のカム溝に係合するカムピンである。具体的には、第二カムピン42は、円錐台形状に形成されている。第二カムピン42は、第三支持部33から径方向外方に向けて突出している。この第二カムピン42は、第三支持部33に固定されており、突出量が変動しない。
また、第三支持部33は、第二溝部62aをなす内周面から離れている。つまり、第三支持部33は、レンズ枠22の直進移動時には第二溝部62aによって案内されないことになる。
第四支持部34は、第二カムピン43を支持している。第二カムピン43は、固定枠105の第二溝部62bから径方向外方に突出して、カム枠106のカム溝に係合するカムピンである。具体的には、第二カムピン43は、円錐台形状に形成されている。第二カムピン43は、第四支持部34から径方向外方に向けて突出している。この第二カムピン43は、第四支持部34に固定されており、突出量が変動しない。
また、第四支持部34は、第二溝部62bをなす内周面から離れている。つまり、第四支持部34は、レンズ枠22の直進移動時には第二溝部62bによって案内されないことになる。
[3.効果等]
以上のように、本実施の形態によれば、レンズ鏡筒100は、固定枠105と、固定枠105に対して回動するカム枠106と、カム枠106の回動に連動することで、固定枠105に対して直進移動するレンズ枠22とを備えている。固定枠105には、当該固定枠105を貫通し、光軸Lに略平行に延在する一対の第一溝部61a、61bが形成されている。レンズ枠22は、略円錐台形状を有する第一カムピン41であって、一対の第一溝部61a、61bのうち、一方の第一溝部61aから突出して、カム枠106に係合する第一カムピン41と、一対の第一溝部61a、61bのそれぞれで案内される一対の直進キー44、45と、第一カムピン41を、当該第一カムピン41の突出方向に付勢する付勢部46とを備えている。一対の第一溝部61a、61bは、光軸Lを挟むように、第一カムピン41の付勢方向で対向している。
この構成によれば、一対の第一溝部61a、61bが、光軸Lを挟むように第一カムピン41の付勢方向で対向しているので、これら一対の第一溝部61a、61bのそれぞれで案内される一対の直進キー44、45も同様の配置関係となる。また、レンズ枠22には、一方の第一溝部61aから突出してカム枠106に係合する第一カムピン41が設けられており、この第一カムピン41を介して付勢部46がレンズ枠22全体を付勢する。このとき、一対の直進キー44、45が第一カムピン41の付勢方向で対向しているので、第一カムピン41からの付勢によって一対の直進キー44、45がカム枠106内で突っ張ることになる。これにより、一対の直進キー44、45でレンズ枠22を拘束することができるので、拘束箇所を従来よりも少なくすることができる。したがって、レンズ枠22は、光軸Lに直交する方向であり、かつ一対の直進キー44、45が互いに対向する方向に対して、確実に付勢されつつ、一対の直進キー44、45により、光軸Lを中心とする回転方向への移動を規制することができる。
また、固定枠105には、当該固定枠105を貫通し、光軸Lに略平行に延在する一対の第二溝部62a、62bが形成されている。レンズ枠22は、円錐台形状を有する第二カムピンであって、一対の第二溝部62a、62bからそれぞれ突出して、カム枠106のカム溝に係合する一対の第二カムピン42、43を備える。
この構成によれば、カム枠106のカム溝に係合する一対の第二カムピン42、43がレンズ枠22に設けられており、前述のように、レンズ枠22は、光軸Lに直交する方向であり、かつ一対の直進キー44、45が互いに対向する方向に対し付勢されるので、一対の第二カムピン42、43が確実にカム枠106に対し突っ張ることになる。そして、第一カムピン41、一対の第二カムピン42、43は円錐台形状を有しているため、光軸L方向の位置、及び光軸に直行する平面上の位置のそれぞれに対して、確実にレンズ枠22の位置を決めることが可能となる。通常、樹脂でカム枠106を構成する場合、第一カムピン41、一対の第二カムピン42、43の形状は円錐台となる。円錐台形状になると、光軸L方向の高さだけでなく、光軸Lに直交する方向の位置も決まることになるが、固定枠105で光軸L方向、及び光軸Lに直交する平面上の位置を決めしまうと、過拘束となる。この過拘束を避けるために、ガタを取ることが考えられるが、位置精度が悪化しやすい。これに対して、前述のように固定枠105によるレンズ枠22の位置決めではなく、固定枠105がレンズ枠22の回転規制を行い、第一カムピン41による付勢を行うことで、過拘束を避けつつ、位置決め精度を向上させることができる。
また、一方の第一溝部61a、61bと、一対の第二溝部62a、62bのそれぞれとは、固定枠105の周方向に均等に配置されている。
この構成によれば、一方の第一溝部61a、61bと、一対の第二溝部62a、62bのそれぞれとが、固定枠105の周方向に均等に配置されているので、第一カムピン41及び一対の第二カムピン42、43も固定枠105の周方向に均等に配置されている。このように、第一カムピン41及び一対の第二カムピン42、43が周方向に均等に配置されていれば、カム枠106に対してバランス良く係合することができる。したがって、カム枠106の回転をより安定してレンズ枠22の直進移動に変換することができる。
また、直進キー44、45は、第一溝部61a、61bをなす内周面に対して、当該直進キー44、45の平面視で点接触している。
この構成によれば、第一溝部61a、61bをなす内周面に対して、直進キー44、45が平面視で点接触しているので、直進キー44、45が第一溝部61a、61bに沿って直進移動する際の摩擦力を低減することができる。したがって、レンズ枠22の直進移動をよりスムーズにすることができる。なお、ここで言う「平面視で点接触」とは、実質的には点接触及び線接触を含んでいる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、上記実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
例えば、上記実施の形態では、固定枠105と二群ユニット102との移動機構について説明したが、本開示における特徴部分は、固定枠105とその他のユニット(三−四群ユニット103、五群ユニット104等)との移動機構に対しても適用可能である。
また、上記実施の形態では、レンズ枠22に第一カムピン41と、一対の第二カムピン42、43とが設けられている場合を例示して説明したが、レンズ枠に第一カムピンだけが設けられていてもよい。この場合、第二溝部62a、62bも不要となる。
また、上記実施の形態では、一方の第一溝部61aと、一対の第二溝部62a、62bのそれぞれとが、固定枠105の周方向に均等に配置されている場合を例示して説明したが、これらは均等に配置されていなくてもよい。
また、上記実施の形態では、直進キー44、45が、第一溝部61a、61bをなす内周面に、平面視で点接触している場合を例示して説明した。しかし、直進キー44、45は第一溝部61a、61bをなす内周面に対して面接触していてもよい。
また、上記実施の形態では、第三支持部33及び第四支持部34が第二カムピン42、43のみを支持する場合を例示して説明したが、第一支持部31及び第二支持部32と同様に、第三支持部33及び第四支持部34が、第二溝部62a、62bによって案内される直進キーを支持していてもよい。
(その他)
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。さらに、上記実施の形態等をそれぞれ組み合わせてもよい。
本開示は、ズームレンズ鏡筒に適用可能である。
1 カメラ本体
21 レンズ
22 レンズ枠
31 第一支持部
32 第二支持部
33 第三支持部
34 第四支持部
41 第一カムピン
42、43 第二カムピン
44、45 直進キー
46 付勢部
51 筒部
52 鍔部
53、54、55、56 切欠き
61a、61b 第一溝部
62a、62b 第二溝部
100 レンズ鏡筒
101 一群ユニット
102 二群ユニット
103 三−四群ユニット
104 五群ユニット
105 固定枠
106 カム枠
107 外装ユニット
108 基板ユニット
109 後枠ユニット
110 レンズマウント
111 遮光枠
221 保持部
222 壁部
411 頭部
412 軸部
413 規制部
441 突起
451、452 端部
611 スリット部
612 縁部
L 光軸

Claims (4)

  1. 固定枠と、
    前記固定枠に対して回動するカム枠と、
    前記カム枠の回動に連動することで、前記固定枠に対して直進移動するレンズ枠とを備え、
    前記固定枠には、当該固定枠を貫通し、光軸に略平行に延在する一対の第一溝部が形成されており、
    前記レンズ枠は、
    円錐台形状を有する第一カムピンであって、前記一対の第一溝部のうち、一方の第一溝部から突出して、前記カム枠に係合する第一カムピンと、
    前記一対の第一溝部のそれぞれで案内される一対の直進キーと、
    前記第一カムピンを、当該第一カムピンの突出方向に付勢する付勢部とを備え、
    前記一対の第一溝部は、前記光軸を挟むように、前記第一カムピンの付勢方向で対向している
    レンズ鏡筒。
  2. 前記固定枠には、当該固定枠を貫通し、光軸に略平行に延在する一対の第二溝部が形成されており、
    前記レンズ枠は、円錐台形状を有する第二カムピンであって、前記一対の第二溝部からそれぞれ突出して、前記カム枠に係合する一対の第二カムピンを備える
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記一方の第一溝部と、前記一対の第二溝部のそれぞれとは、前記固定枠の周方向に均等に配置されている
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記直進キーは、前記第一溝部をなす内周面に対して、当該直進キーの平面視で点接触している
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
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