JPWO2018124186A1 - 集電板、レドックスフロー電池及びレドックスフロー電池の製造方法 - Google Patents

集電板、レドックスフロー電池及びレドックスフロー電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

この集電板は、起立する位置決めピンを少なくとも一面に有する。

Description

本発明は、集電板、レドックスフロー電池及びレドックスフロー電池の製造方法に関する。
本願は、2016年12月28日に、日本に出願された特願2016−255378号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
大容量蓄電池として、レドックスフロー電池が知られている。レドックスフロー電池は、一般に電解液を隔てるイオン交換膜と、そのイオン交換膜の両側に設けられた電極とを有する。イオン交換膜を挟んだそれぞれの側、すなわち正極室と負極室には、正極電解液、及び負極電解液が供給される。両側に設けられたこの電極上で、酸化反応と還元反応を同時に進めることにより、充放電が行われる。
上述したように、レドックスフロー電池では、電極はそれぞれの電極室内に格納されている。レドックスフロー電池は、電極室内に電解液を供給し、電解液を循環させながら動作する。電解液中のイオンは、電子を電極に渡し、電子は電極からレドックスフロー電池の外部に授受される。この際、プロトンは、イオン交換膜を介して他方の電極室に授受される。レドックスフロー電池は、このような電子とプロトンの流れを介して充放電を行う。
レドックスフロー電池は、それぞれ別個である部材である、集電体、電極、及びイオン交換膜を順に積層し、この積層体を、積層方向から挟みこむことで作製される(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開2015−122231号公報 特表2015−505147号公報
レドックスフロー電池を作製する際に、別個の部材を組み合わせる際には、それぞれの位置関係を正しく合わせる必要がある。例えば、集電板に対して電極の位置がずれると、電極を通過しない電解液の流れが生じ、レドックスフロー電池の充放電容量が低下する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、レドックスフロー電池の組み立て時における電極の面内方向のずれを抑制することを目的とする。
本発明者らは、電極室内に設ける集電板に位置決め用のピンを設けることで、レドックスフロー電池の組み立て時に、電極が面内方向にずれることを抑制できることを見出した。
すなわち、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様は、以下の集電板である。
(1)第1の態様の集電板は、起立する位置決めピンを少なくとも一面に有する。
本発明の第1の態様の集電板は、以下の特徴を好ましく含む。下記特徴は必要に応じて互いに組み合わせることも好ましい。
(2)上記態様にかかる集電板において、所定の領域を囲む周縁壁を、前記少なくとも一面にさらに有し、前記位置決めピンは、前記一面側にある前記周縁壁の第1面に設けられていてもよい。
(3)上記態様にかかる集電板は、前記一面としての第一主面と、第二主面を有し、前記位置決めピンを、両方の主面に有してもよい。
本発明の第2の態様は、以下のレドックスフロー電池である。
(4)第2の態様にかかるレドックスフロー電池において、
イオン交換膜と、上記第1の態様にかかる集電板と、前記イオン交換膜と前記集電板との間に配置される電極とを備え、
前記電極は、前記集電板の位置決めピンにより前記電極の面内方向の位置が固定されている。
(5)上記態様にかかるレドックスフロー電池において、前記電極は、前記位置決めピンに対応する位置に、位置決め孔を有してもよい。
本発明の第3の態様は、以下のレドックスフロー電池の製造方法である。
(6)第3の態様にかかるレドックスフロー電池の製造方法は、
イオン交換膜と、それを挟むように順に配置された電極と、集電板とを有するレドックスフロー電池の製造方法であって、
少なくとも一面に起立する位置決めピンを有する集電板を準備する、又は、集電板の一面に位置決めピンを設置する工程と、
前記位置決めピンが形成された面に電極を積層し、前記電極の面内方向の位置を固定する工程と、を有する。
本発明の第4の態様は、以下のレドックスフロー電池の製造方法である。
(7)第4の態様にかかるレドックスフロー電池の製造方法は、
イオン交換膜と、それを挟むように順に配置された電極と、集電板とを有するレドックスフロー電池の製造方法であって、
集電板の一面に電極を積層する工程と、
前記集電板と前記電極とを位置決めピンにより固定する工程と、を有する。
なお上記集電板の前記一面は、集電板の第一の主面として考えることもできる。
(8)上記(2)の前記所定の領域が凹部であり、電極と向かい合う凹部の面と電極との距離が、電極と向かい合う周縁壁の面と電極との距離よりも長いことも好ましい。
上記態様に係るレドックスフロー電池は、レドックスフロー電池の組み立て時に電極が面内方向にずれることを抑制できる。
第1実施形態にかかるレドックスフロー電池の例の、断面概略模式図である。 第1実施形態にかかるレドックスフロー電池において、好ましい集電板の例を切断した、断面概略模式図である。 第1実施形態にかかるレドックスフロー電池において、セルフレーム内に収納された、好ましい集電板の例を、積層方向から平面視した、概略図である。 第1実施形態にかかるレドックスフロー電池において、好ましい集電板の例の要部(一部)を拡大した、斜視概略模式図である。 第1実施形態にかかるレドックスフロー電池において、好ましい集電板の別の例を切断した、断面概略模式図である。 図3で示される第1実施形態にかかるレドックスフロー電池において、セルフレーム内に収納された、好ましい集電板の例の上に、電極とイオン交換膜を設け、A−A面で切断した、断面概略模式図である。 第1実施形態にかかるレドックスフロー電池の電解液の流れを示した、概略図である。
以下、本発明の集電板、レドックスフロー電池、及びその製造方法の好ましい例について、図を適宜参照しながら、詳細に説明する。
なお以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは、実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材質、寸法等は一例であって、本発明はそれらのみに限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更して実施することが可能である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のレドックスフロー電池の断面模式図である。
図1に示すレドックスフロー電池100は、イオン交換膜10と、集電板20と、電極30とを有する。集電板20と電極30とは、セルフレーム40によって外周を囲まれている。電極30は、イオン交換膜10と集電板20とセルフレーム40によって形成された電極室K内に設けられている。セルフレーム40は、電極室Kに供給される電解液が、外部に漏れだすのを防ぐ。
図1に示すレドックスフロー電池100は、複数の単セルCEが積層されたセルスタック構造を有する。なおセルフレーム40や集電板20は、図1中のセルCEに隣接する他のセルCEの一部を形成しても良い。単セルCEの積層数は、用途に応じて適宜変更することができるが、単セルのみの構成としてもよい。単セルCEを複数直列接続することで、実用的な電圧が得られる。一つの単セルCEは、イオン交換膜10と、イオン交換膜10を挟む正極及び負極として機能する二つの電極30と、二つの電極30を挟む二つの集電板20とからなる。
このような構造では、正極電解液のタンクと負極電解液のタンク(図示略)からの電解液を、それぞれのポンプ(図示略)を用いて、各セルに循環させてよい。
各電極の表面(主面)において、イオン交換膜側とは逆の表面側には、集電板20が設けられる。電極や集電板の端部はセルフレーム20で好ましく覆われる。図1ではあまり明確ではないが、セルCE内には電解液が流れる空間が負極側と陽極側の電極室のそれぞれある。セルの構成に応じて、電解液はイオン交換膜10と電極30の間や、電極の内部などを流れることができる。
以下、単セルCEが積層されるセルスタック構造の積層方向を単に「積層方向」、セルスタック構造の積層方向に垂直な面方向を「面内方向」と言うことがある。
「イオン交換膜」
イオン交換膜10は任意に選択でき、好ましくは陽イオン交換膜を用いることができる。具体的には、スルホ基を有するパーフルオロカーボン重合体、スルホ基を有する炭化水素系高分子化合物、リン酸などの無機酸をドープさせた高分子化合物、一部がプロトン伝導性の官能基で置換された有機/無機ハイブリッドポリマー、及び高分子マトリックスにリン酸溶液や硫酸溶液を含浸させたプロトン伝導体等が例として挙げられる。これらのうち、スルホ基を有するパーフルオロカーボン重合体が好ましく、ナフィオン(登録商標)がより好ましい。
「集電板」
集電板20は、電極30に電子を授受する役割を持つ集電体である。集電板は、その両面が集電体として使用できるものである場合、双極板と言われることもある。本実施形態にかかる集電板は、レドックスフロー電池に、より好ましく用いられる。
集電板20は任意に選択でき、好ましくは導電性を有する材料を用いることができる。例えば炭素を含有する導電性材料を用いることができる。具体的には、黒鉛と有機高分子化合物とからなる導電性樹脂、もしくは黒鉛の一部をカーボンブラックとダイヤモンドライクカーボンの少なくとも1つに置換した導電性樹脂、カーボンと樹脂とを混練成形した成形材が挙げられる。これらのうち、カーボンと樹脂とを混練成形した成形材を用いることが好ましい。
図2は、第1実施形態にかかるレドックスフロー電池の、集電板の断面模式図である。図2に示す集電板20は、周縁壁21と、内部壁22とを、一主面に有する。必要に応じてこれらを両方の主面に有しても良い。周縁壁21は、所定の領域を囲み、前記壁の内部に、凹部20A(窪み部)を有する。凹部20Aは、周縁壁21によって規定される領域である。電極30と向かい合う凹部20Aの面と電極30との距離は、電極30と向かい合う周縁壁21の面(21a)と電極30との距離よりも、長いことが好ましい。また、電極と向かい合う周縁壁21の面(21a)とイオン交換膜10との距離は、セルフレーム40とイオン交換膜10との距離よりも、長いことも好ましい。
また周縁壁21の第1面21a(電極30と向かい合う上端面)には、第1面21aから積層方向に起立する位置決めピン23が設けられている。なお周縁壁21の側面を、第2面と言っても良い。
本発明の集電板20の好ましい例を挙げれば、集電板20の形状が正方形や長方形等の四角形状である時(積層方向から平面視した場合)、集電板20の主面の少なくとも一方の主面の四辺部分(額縁型部分)に、縁部分としての、断面が四角柱状の、連続する周縁壁21があっても良い。周縁壁21の第1面21aの幅は任意に選択できる。
周縁壁21に囲まれた領域(凹部20A)は、好ましい例として、溝部Cと内部壁22を有する。溝部Cの底面は平らであっても良い。内部壁22の断面は四角柱状であっても良い。また内部壁の電極側を向く面は平らであっても良く、その平らな面は、周縁壁21の第1面21aよりも、向かい合う電極から遠い位置にあっても良い。
なお、図2は集電板20の一例である。本発明の集電板は、当該構成に限られず、種々の構成をとることができる。例えば、本発明の集電板は、内部壁22を有さない構成や、前記所定の構造(周縁壁21及び内部壁22)を有さない構成でもよい。ただし、いずれの構成においても、位置決めピン23は少なくとも集電板20の一つの主面に設けられている必要がある。例えば、図2の構造に加えて、更に内部壁22の上側の面に位置決めピン23が受けられても良い。あるいは、図2の位置決めピン23の代わりに、内部壁22の上側の面に位置決めピン23が設けられていても良い。また、内部壁22および周縁壁21を有していない場合は、位置決めピン23が電極30に向き合う集電板20の主面上にランダムに設けられていても良いし、電極30に向き合う集電板20の主面の端部に設けられていても良い。
以下、図3の構成を用いて集電板の好ましい例をさらに詳細に説明する。
図3は、セルフレーム40内に、図2に示す集電板20が収納された様子を積層方向から平面視した図である。図2は、図3におけるA−A面における切断面に対応する図である。
集電板20のイオン交換膜10側の面には、複数の溝部Cが設けられている。複数の溝部Cの溝間に当る位置には、壁部(内部壁22)が形成されている。内部壁22を設けることにより、凹部20A内全面に電解液を供給しやすくなる。溝部Cの形状および複数の溝部Cによって規定される内部壁22の形状は、特に限定されない。
図3に示す内部壁22は、溝部Cが開口部21iから一方向に延在する第1溝部C1と、第1溝部C1に繋がり第1溝部C1から交差する方向に分岐する第2溝部C2と、を有する。
周縁壁21で囲まれた凹部20A内には、周縁壁21の開口部21iから電解液が供給される。周縁壁21の開口部21iから供給された電解液は、第1溝部C1に沿って流れると共に、第2溝部C2に広がるように流れる。電解液は、溝部Cに沿って流れることで、凹部20Aの面内方向に広がりやすい。なおセルフレーム40の、左下の円を電解液の流入口として、右上の円を流出口として考えても良い。
電解液は、凹部20A内の全面に広がった後、排出路24を通って排出されることが好ましい。電解液が凹部20A内の面内方向の全面に行き渡ることで、面内方向全面に渡って電極30を利用することができる。その結果、レドックスフロー電池のセル抵抗が小さくなると共に、充放電特性が向上する。
図4は、集電板20の要部(一部)を拡大した斜視図である。図4に示す周縁壁21の第1面21aには、位置決めピン23が起立している。位置決めピン23は、後述する電極30に挿入され、電極30の面内方向の位置を固定する。電極30は、位置決めピン23のそれぞれに対応する位置に、位置決め孔を有していても良い。
位置決めピン23は、集電板20と一体化して形成されていても、分離可能でもよい。起立する位置決めピンを少なくとも一面(好ましくは第一主面)に有する集電板は、位置決めピン23の少なくとも一部が、集電板内に侵入、又は集電板と接触しているか、あるいは、集電体と一体化していればよい。
分離可能な場合は、集電板に位置決めピン23が入るねじ穴を形成しておき、位置決めピン23を雄ねじと雌ねじとして固定しても良い。位置決めピン23の形状は特に問わないが、三角柱や四角柱や円柱などの柱状や、三角錐や四角錐や円錐などの錐状であることが好ましい。一端から周縁壁21の第1面21aに向かって拡径する、錐状であることがより好ましい。位置決めピン23が錐状であれば、電極への挿入が容易になる。
位置決めピン23の高さは任意に選択できるが、レドックスフロー電池100を組み上げた際に、イオン交換膜10を突き破らない高さであることが好ましい。例えば図4の構成においては、位置決めピン23の高さは、レドックスフロー電池100を組み上げた後の、イオン交換膜10から周縁壁21の第1面21aに下した垂線の高さ以下であることが好ましい。またレドックスフロー電池100を組み上げた際、位置決めピン23の高さは、電極30の厚さよりも小さいことも好ましいが、状況に応じて、電極30の厚さよりも大きくても良い。位置決めピン23がイオン交換膜10を突き破ると、電解液のリークが生じ、充放電容量が低下することがある。
位置決めピン23は、電解液に対して耐性がある材料により構成されることが好ましい。例えば、レドックスフロー電池ではバナジウム電解液が広く用いられる。この場合、位置決めピン23には、耐酸性が求められる。電解液に対して耐性がある材料としては、例えば、フッ素樹脂コーティング剤でコーティングされた材料や、フェノール樹脂系の耐酸性樹脂、ガラス、集電板20に用いられる材料等が挙げられる。また位置決めピン23には、これらの材料の中でも、導電性を有する材料を用いることが好ましい。
位置決めピン23の配置、及び数は、特に制限されない。数の例としては、例えば1〜60が挙げられ、2〜40が好ましく、2〜20がより好ましく、2〜10がさらに好ましい。より具体的な数の例を挙げれば、2、4、6、8、10、12、及び14などの数の、いずれであっても良いが、これらのみに限定されない。位置については、図3に示すように、集電板20の面内方向中央に対して、上下、及び/又は、左右で、対称な位置に設けられていることが好ましい。対象な位置に配置される事で、面内方向のいずれの方向に応力が加わっても、加わる応力を面内方向に対称に分散できる。また、第一面21a上に位置決めピン23がある時、第一面21aの4つの辺の近傍、又は向かい合う2つの辺の近傍、にある位置決めピン23の数が、同じである事も好ましい。図5に示すように、集電板20’が双極板である場合、双極板の二つの面(両主面)に位置決めピン23を有していてもよい。双極板の位置決めピン23の位置や数は、特に問わないが、上記の好ましい特徴を、それぞれの両面に有することは好ましい。
位置決めピン23は、後述する電極30と直接接触する部分であれば、周縁壁21の第1面21a以外の部分に設けられていてもよい。例えば、内部壁22の第1面22a(上端面)も、後述する電極30と直接接触する。そのため、内部壁22の第1面22a上に、位置決めピン23を設けてもよい。なお内部壁22の側面を、第2面と言っても良い。
位置決めピン23が、周縁壁21の第1面21a及び内部壁22の第1面22aのそれぞれに設けられていると、面内方向の外周部及び内部で電極30の位置を固定でき、電極30が面内方向にずれることをより抑制できる。第一面21aと第1面22aの両方に位置決めピン23が設けられる時、位置決めピン23の数はそれぞれ同じであっても良く、又は、第一面21a上の数の方が多くても良いし、あるいは少なくても良い。
周縁壁21及び内部壁22の形状は特に問わず、任意に選択できる。図4では、周縁壁21及び内部壁22の断面を、矩形として図示しているが、半円状、三角形状でもよい。
内部壁22の幅は任意に選択できるが、0.5mm以上30mm以下であることが好ましく、0.5mm以上10mm以下であることがより好ましい。電解液は溝部Cに沿って供給される。そのため、内部壁22の幅を狭くすることで、相対的に溝部Cの幅を広くできる。溝部Cの幅が広くなれば、乱流の発生を抑制できる。
一方で、内部壁22は、電解液を流すための流路を構成する。そのため、内部壁22がある程度の厚みを有することで、十分な強度を確保できる。その結果、加工し易くなる等の利点を有する。
「電極」
図6は、図3に示される第1実施形態にかかるレドックスフロー電池のセルフレーム内に収納された集電板上に、電極とイオン交換膜を設け、A−A面で切断した断面模式図である。
電極30には、炭素繊維を含む導電性シートを用いることができる。ここで言う炭素繊維とは、繊維状炭素であり、例えばカーボンファイバー、及びカーボンナノチューブ等が挙げられる。電極30が炭素繊維を含むことで、電解液と電極30の接触面積を増し、レドックスフロー電池100の反応性が高まる。
カーボンナノチューブを含む導電性シートは好ましく使用される。特に径が1μm以下のカーボンナノチューブを電極30が含む場合、カーボンナノチューブの繊維径が小さいため、電解液と電極30との接触面積を大きくできる。一方で、径が1μm以上のカーボンファイバーを電極30が含む場合、その導電性シートが強く、破れにくくなる。炭素繊維を含む導電性のシートとしては、例えば、カーボンフェルト、カーボンペーパー、カーボンナノチューブシート等を用いることができる。
電極30は、積層方向に1層の構成であっても、又は複数層の構成であってもよい。例えば、図6に示すように、電極30は、集電板20側から第1電極31と、第2電極32と、液流出層33とを有する構成でも良い。なお電極の層の数はこれに限定されず任意に選択でき、例えば2〜7であってもよく、2〜5であっても良く、2〜3であっても良い。
第1電極31は、集電板20の凹部20Aに嵌合する。第1電極31は、周縁壁21の第1面21a(内部壁22が形成された一面側(図示上面側)の露出面)よりも、集電板20に近い側に存在する。第2電極32は、周縁壁21の第1面21aよりもイオン交換膜10に近い側にあり、セルフレーム40で囲まれる領域全面に広がって設けられている。液流出層33は、セルフレーム40で囲まれる領域全面に広がって設けられており、第2電極32と比較して電解液が流れやすい。液流出層33は、通液する多数の孔を有する多孔性シートであればよく、必ずしも導電性を有していなくてもよい。
電極30は、位置決めピン23により、その面内方向の位置が固定されている。位置決めピン23により電極30の面内方向の位置が固定することで、レドックスフロー電池100を組み立てる際などに、集電板20に対して電極30が所定の位置からずれることが避けられる。
電極30が、所望の位置から、集電板20に対して面内方向にずれると、凹部20Aと第1電極31との間、及び、セルフレーム40と第2電極32及び液流出層33との間に、隙間が形成される。これらの隙間は、反応に寄与しない電解液の流れの原因となる。
位置決めピン23によりこれらのずれを抑制することで、電極30を通過しない電解液の流れが生じることを防ぎ、レドックスフロー電池の充放電特性を高めることができる。
電極30は、好ましくは炭素繊維により構成されている。このため、位置決めピン23は電極30に容易に挿入できる。電極が図6に示すように構成され、位置決めピン23が周縁壁21の第1面21aに設けられる場合は、第2電極32及び液流出層33の両方に前記ピンが挿入されていることが好ましい。また位置決めピン23が内部壁22の第1面22aに設けられる場合は、第1電極31、第2電極32及び液流出層33の全てに挿入されていることが好ましい。この場合、少なくとも1つの位置決めピン23が第1電極31、第2電極32及び液流出層33の全てに挿入されていても良い。あるいは、少なくとも1つの位置決めピン23が、第1電極31に、又は第1電極31及び第2電極32の両方に挿入され、別の少なくとも1つの位置決めピン23が、第2電極32に、又は第2電極32と液流出層33の両方に挿入されても良い。
第1電極31は、第2電極32よりも、通液性が高いことが好ましい。第1電極31の面内方向の通液性が、第2電極32の積層方向の通液性より高いと、電極室K内に流入した電解液の流れが第2電極32によって阻まれ、電解液が面内方向に広がる。電解液が凹部20Aの面内方向の全面に広がると、第2電極32全面に、電解液をより均一に流入させやすい。
液流出層33は、多孔質で、第2電極32より流出した電解液を排出路へと導く。そのため、液流出層33は、第2電極32より通液性が高いことが好ましい。液流出層33の面内方向の通液性が、第2電極32の積層方向の通液性より高いと、第2電極32の排出路24近傍における電解液の流れの差が少なくなる。その結果、第2電極32の全面を用いて、充放電反応を行うことができ、セル抵抗が低下する。液流出層33に導電性の材料を用い、電極30の一部を構成する電極(第3電極)とすると、よりセル抵抗が低下する。導電性材料としては、第1電極31に例示した材料を好ましく用いることができる。
通液性は、ダルシー則の透過率(以下、単に透過率と言うことがある。)により評価できる。ダルシー則は多孔性媒体の透過率を表すのに用いられるのが一般的であるが、便宜上、多孔性材料以外の部材にも適用する。その際、不均一で異方性のある部材の評価については、最も低い透過率となる方向の透過率を採用する。
ダルシー則の透過率k(m)は、粘度μ(Pa・sec)の液を通液させる部材の断面積S(m)と、部材の長さL(m)と、流量Q(m/sec)を通液した際の部材の液流入側と液流出側の差圧ΔP(Pa)から、次式で表される液体の透過流束(m/sec)の関係の式より、算出される。
Figure 2018124186
第1電極31の透過率は、第2電極32の透過率と比べて、100倍以上であることが好ましく、300倍以上であることがより好ましく、1000倍以上であることがさらに好ましい。当該関係を実現できる具体的な例としては、第1電極31として繊維径が1μm以上の炭素繊維等により構成されたカーボンフェルトや、カーボンペーパー等を用い、第2電極32として繊維径が1μm以下のカーボンナノチューブ等により構成されたカーボンナノチューブシート等を用いる場合が挙げられる。なお、第1電極31の透過率は、面内方向の透過率を意味し、第2電極32の透過率は、積層方向(面内方向の法線方向)の透過率を意味する。
上述したように、液流出層33は、第2電極32より通液性が高いことが好ましい。第2電極32を通過した電解液が、速やかに排出路24へ排出されるためである。液流出層33の透過率は、第2電極32の透過率と比べて、50倍以上であることが好ましく、100倍以上であることがより好ましく、300倍以上であることがさらに好ましく、1000倍以上であることが特に好ましい。当該関係を実現できる具体的な例としては、液流出層33として第1電極31に例示した材料を用いることができる。なお、第2電極32の透過率は上記したものであり、液流出層33の透過率は、面内方向の透過率を意味する。
「レドックスフロー電池の動作」
図7を用いて、レドックスフロー電池100の動作の一例を説明する。図7は、第1実施形態にかかるレドックスフロー電池100における、電解液の流れを示した図である。
レドックスフロー電池100の電極室Kには、セルフレーム40に設けられた流入口から、電解液が供給される。電極室K内に供給された電解液は、電極室K内の電極30と反応する。反応時に生じたイオンは、イオン交換膜10を介して電極30間を流通し、充放電を行う。反応後の電解液は、セルフレーム40に設けられた流出口から排出される。
電極室K内においては、電解液は、周縁壁21の開口部21iから凹部20A内に供給される(流れf11)。供給された電解液は、内部壁22に沿って流れ凹部20Aの面内方向に広がる(流れf12)。そして、電解液は、電極30を通って排出路24から排出される(流れf13)。
上述のように、本実施形態にかかるレドックスフロー電池によれば、集電板に対する電極の位置ずれを避けることができる。そのため、レドックスフロー電池の組み立て時に集電板に対する電極の位置がずれ、電極を通過しない電解液の流れが生じることを防ぐことができる。つまり、レドックスフロー電池の充放電容量の低下を抑制できる。
「レドックスフロー電池の製造方法」
本実施形態にかかるレドックスフロー電池の製造方法は、図1に示すように、イオン交換膜10と、それを挟むように順に設けられた電極30と、集電板20とを有する、レドックスフロー電池の製造方法である。
本実施形態にかかるレドックスフロー電池の製造方法は、以下の二つのいずれかの方法を利用できる。第1の方法は、位置決めピン23を有する集電板20に対して、電極30を挿入して位置決めをする方法である。第2の方法は、集電板20と電極30とを積層した後に、位置決めピン23を設置する方法である。第1の方法と第2の方法は、必要に応じて、組み合わせても良い。なおこの組み合わせにより得られた製品も本発明の範囲に含まれる。
まず第1の方法から説明する。まず少なくとも一つの主面に起立する位置決めピンを有する集電体を準備する、又は、位置決めピンを有さない集電体の一つの主面に位置決めピンを設置する。なお前記主面とは、電極と向かい合う面である。
位置決めピン23が集電板20と一体化している集電板を用いる方法の場合は、まず位置決めピン23を有する集電板20を準備する。集電板20の加工は、公知の方法で行うことができる。一方で、位置決めピン23と、位置決めピンを有さない集電板20とが最初は分離している製造方法の場合は、まず位置決めピン23を所定の位置に設置する。位置決めピン23は、集電板20に設けられた凹部等に嵌合してもよいし、接着剤等で集電板に接着してもよい。
次いで、位置決めピン23が形成された面に、所定の位置に、電極30を積層する。位置決めピン23は、電極30内部に挿入される。そのため、電極30は集電板20に対して面内方向の自由度を失い、面内方向の位置が固定される。
そして、電極30と集電板20とが積層した積層体を、セルフレーム40の開口部の中に設置する。そして、セルフレーム40の開口部を塞ぐように、イオン交換膜10を配設する。
そして、配設されたイオン交換膜10を挟んで、2つのセルフレーム40の開口部同士の位置が合うように、次のセルフレーム40を前記交換膜上に積層する。積層したセルフレーム40の開口部には、その後、電極30、集電板20が順次積層される。この際積層される電極30も、位置決めピン23により、集電板20に対する面内方向の位置が固定されている。このような手順で各部材を積層して、図1に示すような単セルCEが作製される。
そして、必要に応じて、この単セルCEを基準として、セルを複数積層する。この際、単セルCEのいずれか一方の集電板20を共用して、セルを積層していく。具体的には、前記共有されるセルフレーム40内にある、共有される集電板20の上に、新たな電極30を配置し、この上にさらにイオン交換膜10を配置する。この膜の上に、さらに別のセルフレーム40を積層し、これの開口部に、電極30と集電板20を積層する。これら工程を繰り返し、積層体を形成する。なお好ましくは略額縁状であるセルフレーム40の縁の高さは、2つの電極と1つの集電板を収容できる高さであっても良い。
セルを必要数積層することで、複数の電極室Kを有するレドックスフロー電池が作製される。断面から見ると、複数のセルフレーム40の開口部内には、集電板20、電極30、イオン交換膜10、電極30の組み合わせが、この順で、複数回繰り返し積層される。
これに対し、第2の方法は、位置決めピン23を設置するタイミングのみが異なる。その他の手順は同一である。
第2の方法は、まず集電板20の一面に電極30を積層する。この時点で、位置決めピン23は、集電板20に設けられていない。そして、積層後に、位置決めピン23を、電極30側から設置する。電極30は炭素繊維により好ましく構成されているため、電極30を貫通して集電板20に位置決めピン23を設置することができる。第二の方法において、位置決めピンは上述した形状のものを使用できるが、形状が錐状である場合、先端部が集電板20内にあり、底面が電極30側に位置するように設けられることも好ましい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形や変更が可能である。
本発明は、レドックスフロー電池の組み立て時における電極の面内方向のずれを抑制することができる。
10…イオン交換膜
20,20’…集電板
20A…凹部
21…周縁壁
21a…第1面
21i…開口部
22…内部壁
22a…第1面
22b…側面
23…位置決めピン
24…排出路
30…電極
31…第1電極
32…第2電極
33…液流出層、
40…セルフレーム
100…レドックスフロー電池
CE…単セル
K…電極室
C…溝部
C1…第1溝部
C2…第2溝部
f11 供給される電解液の流れ
f12 面内方向に広がる電解液の流れ
f13 排出される電解液の流れ

Claims (8)

  1. 起立する位置決めピンを少なくとも一面に有する、集電板。
  2. 所定の領域を囲む周縁壁を少なくとも前記一面にさらに有し、
    前記位置決めピンは、前記一面側にある前記周縁壁の第1面に設けられている、請求項1に記載の集電板。
  3. 前記一面としての第一主面と、第二主面を有し、前記位置決めピンを両方の主面に有する、請求項1又は2のいずれかに記載の集電板。
  4. イオン交換膜と、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の集電板と、
    前記イオン交換膜と前記集電板との間に配置される電極とを備え、
    前記電極は、前記集電板の位置決めピンにより前記電極の面内方向の位置が固定されている、レドックスフロー電池。
  5. 前記電極は、前記位置決めピンに対応する位置に位置決め孔を有する、請求項4に記載のレドックスフロー電池。
  6. イオン交換膜と、前記膜を挟むように両側に順に配置された電極と、集電板とを有するレドックスフロー電池の製造方法であって、
    少なくとも一面に起立する位置決めピンを有する集電板を準備する、又は、集電板の一面に位置決めピンを設置する工程と、
    前記位置決めピンが形成された面に電極を積層し、前記電極の面内方向の位置を固定する工程と、を有するレドックスフロー電池の製造方法。
  7. イオン交換膜と、それを挟むように順に配置された電極と、集電板とを有するレドックスフロー電池の製造方法であって、
    集電板の一面に電極を積層する工程と、
    前記集電板と前記電極とを位置決めピンにより固定する工程と、を有するレドックスフロー電池の製造方法。
  8. 前記所定の領域が凹部であり、電極と向かい合う凹部の面と電極との距離が、電極と向かい合う周縁壁の面と電極との距離よりも、長い、
    請求項2に記載の集電板。
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