JPWO2018123531A1 - 繊維構造物 - Google Patents
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Abstract
見る方向や角度によって色の視認性が大きく制限されることなく、意図する色彩効果を観察者に視認させることができる繊維構造物を提供する。織編地(1)は、一方向に沿って形成された複数の凸条部(6)を有し、各凸条部(6)は、頂部(3)及び頂部(3)の下方の側壁部(4),(5)から構成される。頂部(3)及び側壁部(4),(5)の内、少なくとも1つは、他の2つとは異なる色を有する。複数の凸条部(6)の内の少なくとも一部の凸条部(6)は、隣接する凸条部(6)との間の間隔L4が2.5mm超30mm以下となるように配置される。頂部(3)の幅をL1、頂部(3)の厚さをL2、側壁部(4),(5)の高さをL3、側壁部(4),(5)壁面間隔をL5として、凸条部(6)は、L1〜L5が以下の関係を満足するように設定される。比率Ra=(L2+L3)/L4=0.8〜7.9比率Rb=L1/(L2+L3)=0.4〜1.6比率Rc=L2/L3=0.2〜0.9比率Rd=L1/L5=0.4〜1.2
Description
本発明は、繊維構造物に関し、特に、この繊維構造物を見る観察者の位置に応じて、当該観察者によって視認される色彩が変化する繊維構造物に関する。
近年、よりファッション性の高い衣服や鞄、靴などを求める需要者が増加しており、そのような需要者の要望に応えるべく、衣服等に優れた美観や躍動感を持たせるための織編物の開発が盛んに行われている。一般的に、このような織編地は、色や素材が異なる複数の糸を使用する、異なる組織を組み合わせる、或いは、メッシュデザイン等を利用するといった手法を用いて色彩効果が付与されており、当該繊維構造物が用いられた衣服等は、繊維構造物に付与された色彩効果によって、優れた美観や躍動感を発揮する。
このような色彩効果を付与した繊維構造物としては、例えば、色糸束をブラインド糸で遮蔽することで、見る方向によって視認される色が異なるという、色彩効果を付与した編物(特許文献1)や、パイル地と鎖編列により形成した凸条部に、鎖編列を構成する糸に色糸を用いることで立体的な色彩効果を付与した編物(特許文献2)が提案されている。
上記特許文献1に開示された従来の織編地は、異なる色の糸が2本束状になるよう、同じ針の振りで糸を挿入し、その上部を覆うようにブラインド糸を挿入することで凸条部を形成するため、編地を一方の角度から見た時に、ブラインド糸が他方の糸の視認を阻害し、一方の糸のみが視認され、また、編地を他方から見た時には、ブラインド糸が一方の糸の視認を阻害し、他方の糸のみが視認されるため、一方の糸と他方の糸を異なる色とした場合に、見る方向によって視認される色が異なるといった色彩効果が発揮される。
また、上記特許文献2に開示された従来の織編物は、上地と下地をパイル地により繋ぎ合せた複合生地であって、鎖編列により形成された上地とパイル地により凸条部が形成され、上地の鎖編列を異なる色の糸で構成したり、上地を構成する糸と異なる色でパイル地を構成することで、例えば、凸条部を真上から見た場合には、上地の色のみを視認し、ある角度から見た場合には、上地の色とパイル地の色を視認する、という色彩効果が発揮されるようになっている。
このように、上記いずれの従来技術においても、繊維構造物に色彩効果が付与されているため、当該繊維構造物を使用した衣服等は、着用者の動きにより繊維構造物に対する観察者の相対的な位置が変化して織編地の見え方が変わり、通常とは異なる美観や躍動感を発揮したものとなる。
ところで、上記特許文献1に開示された従来の繊維構造物は、ブラインド糸と色糸束の挿入方法が異なるため、色糸束の遮蔽効果が所によってバラツキを生じる。そのため、例えば、ブラインド糸の位置が2本の色糸のいずれかに大きく偏るような場合には、意図する遮蔽効果が得られず、一方から見た場合に、ある部分で他方の色糸が視認されてしまうため、統一感に欠けた状態となり、十分な色彩効果を得難いという問題がある。
また、上記特許文献2に開示された従来の繊維構造物は、上地とパイル地を異なる色とすることで、真上から見た場合とある角度で見た場合とでの色彩変化は発揮するものの、一方から当該編地を見た場合と、他方から当該編地を見た場合とで、視認される色が切り替わる、といった色彩効果は発揮しない。
このように、従来の繊維構造物には、十分な色彩効果が発揮され難いという問題があるため、これを衣服等に使用したとしても、当該衣服等に付与される美感や躍動感は必ずしも十分なものではない。
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであり、当該繊維構造物を見る方向や角度によって色の視認性が大きく制限されることなく、やや離れた場所から観察しても当該繊維構造物を見る方向により独特の縞模様の色彩効果を観察者に視認させることができる織編物の提供を、その目的とする。
本発明者は、繊維構造物表面の凹凸形状に着目し、各凸条部間の間隔、各凸条部の寸法、また当該凸条部を構成する各部位の寸法について、これらを適した比率関係とすることで、優れた色彩効果が安定して発揮されることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明に係る繊維構造物は、一方向に沿って形成された複数の凸条部を有する織編地であって、
前記各凸条部は、頂部及び該頂部の下方に位置する2つの側壁部から構成され、該各凸条部を構成する一方の側壁部は互いに略平行に設けられ、且つ他方の側壁部も互いに略平行に設けられるとともに、前記頂部及び2つの側壁部の内、少なくとも1つは、他の2つとは異なる色を有し、
更に、前記複数の凸条部の内の少なくとも一部の凸条部は、隣接する凸条部との間の間隔L4が2.5mm超30mm以下となるように配置されるとともに、前記凸条部の隣接方向における前記頂部の幅をL1、前記凸条部の高さ方向における前記頂部の厚さをL2、前記高さ方向における前記2つの側壁部の高さをL3、前記2つの側壁部の前記隣接方向における壁面間隔をL5として、これらL1〜L5が以下の関係を満足するように設定されている繊維構造物。L1〜L5については、図3を参照。
比率Ra=(L2+L3)/L4=0.8〜7.9
比率Rb=L1/(L2+L3)=0.4〜1.6
比率Rc=L2/L3=0.2〜0.9
比率Rd=L1/L5=0.4〜1.2
前記各凸条部は、頂部及び該頂部の下方に位置する2つの側壁部から構成され、該各凸条部を構成する一方の側壁部は互いに略平行に設けられ、且つ他方の側壁部も互いに略平行に設けられるとともに、前記頂部及び2つの側壁部の内、少なくとも1つは、他の2つとは異なる色を有し、
更に、前記複数の凸条部の内の少なくとも一部の凸条部は、隣接する凸条部との間の間隔L4が2.5mm超30mm以下となるように配置されるとともに、前記凸条部の隣接方向における前記頂部の幅をL1、前記凸条部の高さ方向における前記頂部の厚さをL2、前記高さ方向における前記2つの側壁部の高さをL3、前記2つの側壁部の前記隣接方向における壁面間隔をL5として、これらL1〜L5が以下の関係を満足するように設定されている繊維構造物。L1〜L5については、図3を参照。
比率Ra=(L2+L3)/L4=0.8〜7.9
比率Rb=L1/(L2+L3)=0.4〜1.6
比率Rc=L2/L3=0.2〜0.9
比率Rd=L1/L5=0.4〜1.2
この繊維構造物によれば、前記比率Raを上記範囲に設定することで、前記凸条部による色彩効果が十分に発揮される。即ち、この織編地を前記凸条部の隣接方向斜め上方から視た場合に、比率Raが7.9を上回ると、視認対象の凸条部が隣接する凸条部により遮蔽され、その側壁部や凸条部間の底部を視認することができなくなるため、視認される色彩効果が低下することになる。一方、比率Raが0.8を下回ると、視認領域に対する頂部と側壁部の視認割合が小さくなるため、優れた色彩効果は得られない。例えば、図3に示すように、垂直線に対して30°傾斜した斜め上方(X方向)から凸条部を見た場合に、頂部の視認領域をA、側壁部の視認領域をB、凸条部以外の視認領域をCとすると、比率Raが0.8〜7.9の範囲内にある場合には、前記視認比率Va(=(A+B)/(A+B+C))は0.76以上となる。一方、比率Raが7.9を上回る場合には、前記隣接凸条部遮蔽割合Cr=(A+B+C)/L4)が4.2以上となり、比率Raが0.8を下回る場合には、前記視認比率Vaが0.75以下となる。
また、前記比率Rbが1.6を上回ると、側壁部が視認される割合が頂部に比べて小さくなりすぎるため、見る角度による色の変化(色変化性)が乏しくなり、良好な色彩効果が得られない。一方、比率Rbが0.4を下回ると、寸法的に安定性のある凸条部が得られない。前記比率Rbを上記範囲とすることで、凸条部の高さと当該凸条部の幅とのバランスを良くすることができ、頂部及び側壁部ともに十分な色彩効果を発揮する。尚、比率Rbが0.4〜1.6の範囲内にあるときには、視認比率Vb(=B/(A+B))が0.06以上となり、比率Rbが1.6を上回ると、視認比率Vbが0.05以下となる。
また、前記比率Rcが0.9を上回ると、側壁部が視認される割合が頂部に比べて小さくなりすぎるため、見る角度による色の変化が乏しくなり、良好な色彩効果が得られない。一方、比率Rcが0.2を下回る場合には、頂部を構成する糸が側壁部を構成する糸に対して非常に細いものとなる、即ち、頂部を構成する糸の繊度が側壁部を構成する糸の繊度より非常に小さいものとなるため、寸法的に安定性のある凸条部を形成するためには、頂部を構成する糸の張力を、側壁部を構成する糸の張力より小さくする必要があり、このため、頂部の間隙から側壁部の色が視認され、優れた色彩効果が得られない。比率Rcを上記範囲にすることによって、見る角度による色の変化、即ち色変化性が大きなものとなり、側壁部の色彩効果が十分に発揮される。尚、比率Rcが0.2〜0.9の範囲内にある場合には、前記視認比率Vbが0.06以上となり、比率Rcが0.9を上回ると、前記視認比率Vbが0.05以下となる。
また、比率Rdが1.2を上回ると、上方向(正面)から視た場合に、頂部が側壁部を覆いすぎているため、結果として側壁部の色彩効果が十分に得られなくなる。一方、比率Rdが0.4を下回ると、頂部を構成する糸が側壁部を構成する糸に対して非常に細いものとなる、即ち、頂部を構成する糸の繊度が側壁部を構成する糸の繊度より非常に小さいものとなるため、寸法的に安定性のある凸条部を形成するためには、頂部を構成する糸の張力を、側壁部を構成する糸の張力より小さくする必要があり、このため、頂部の間隙から側壁部の色が視認され、優れた色彩効果が得られない。斯くして、比率Rdを0.4〜1.2の範囲内とすることで、頂部の側壁部への遮蔽効果が大きくなり、前記色変化性が良好なものとなる。尚、比率Rdが0.4〜1.2の範囲内にある場合には、前記視認比率Vbが0.06以上となり、比率Rdが1.2を上回ると、前記視認比率Vbが0.05以下となる。
尚、前記視認比率Vaが0.76以上、視認比率Vbが0.06以上、隣接凸条部遮蔽割合Crが4.1以下となる3つの条件が満たされることで優れた色彩効果が発揮される。
また、隣接する凸条部間の間隔L4が2.5超30mm以下の範囲内になるよう設定されているので、上記した各比率と相俟って該繊維構造物を遠く離れた位置、例えば6mほど離れた位置から観察した場合に、該繊維構造物を正面から見た場合には各頂部が独立して視認でき、繊維構造物の正面に対して斜め上方、すなわち側壁部に配置される色が見えるような角度から該繊維構造物を見た場合には、頂部に配置される色と側壁部に配置される色の境界線が明確に見え、頂部と側壁部の色を縞模様として視認することができる。間隔L4が小さすぎると、他の各比率の条件を満たしたとしても離れた位置からみると、色が混じり合って玉虫色のように観察される。
本発明において、前記頂部及び2つの側壁部は、それぞれ独立した糸で形成されていても良い。
また、前記頂部及び2つの側壁部の内、少なくとも1つは、他の2つとは異なる色の糸で形成されていても良い。
また本発明では、織編地であるのが好ましく、とくに経編地であるのがより好ましい。
また、本発明において、前記各凸条部には、隣接する前記凸条部を相互に繋ぐようにそれぞれ挿入糸が挿入されていても良く、この挿入糸は弾性糸であるのが好ましい。
また、本発明では、前記各凸条部間に、少なくとも1本以上の糸から構成される糸列が形成されていても良く、この糸列は透明糸から形成されているのが好ましい。
また本発明において、凸条部間の間隔L4が2.6mm以上であることがより安定して該繊維構造物を縞模様として視認できる点で好ましく、また該繊維構造物の色彩効果が十分に発揮されることを考慮すると、凸条部間の間隔L4が2.6mm〜20mmであることのが、より好ましい。
本発明に係る繊維構造物は、前記凸条部を構成する頂部及び2つの側壁部の内、少なくとも1つが、他の2つとは異なる色を有しているため、当該織編地を見る方向によって観察者に視認される色が変化することに加えて、頂部及び2つの側壁部の色の視認性が高いため、優れた色彩効果と色変化性を発揮され、また、隣接する凸条部間の間隔が大きいため、該繊維構造物を正面から見た場合には、各頂部が独立して視認でき、該繊維構造物を正面に対して斜め上方、すなわち側壁部が見えるような角度から見た場合には、頂部と側壁部のそれぞれに配置される色の境界が明確に見え、縞模様として視認できるため、当該繊維構造物を衣服等に使用した場合には、当該衣服等に非常に優れた美観や躍動感を与えることができる。
以下、本発明の一具体的な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る経編地1の組織の詳細を示した図であり、図2は、図1における矢視A−A方向の断面図である。同図1及び図2に示すように、当該経編地1は、基部2と、頂部3及び当該頂部3の両側に形成された2つの側壁部4,5からなり、編み立て方向に沿って形成された凸条部6とから構成されている。
前記頂部3は連結糸3cによって連結された2本の鎖編み列3a,3bからなり、側壁部4,5は、後述するループ4a1,5a1が前記2本の鎖編み列3a,3bにそれぞれ係止された鎖編み列4a,5aからなる。すなわち、前記頂部3及び2つの側壁部4,5は、それぞれ独立した糸で形成されている。また、前記基部2は、前記側壁部4,5の鎖編み列4a,5aがそれぞれ結接された鎖編み列2a,2bと、これら鎖編み列2a,2b間に編成される鎖編み列2e、及び前記鎖編み列2a,2b,2e同士を連結する連結糸2cから前記各凸条部6間に形成された連結部2dとからなる。尚、図1において、頂部3を構成する鎖編み列3a,3b、側壁部4,5を構成する鎖編み列4a,5a、及び基部2を構成する鎖編み列2eは実線、頂部3の連結糸3cは破線、基部2の連結糸2cは点線で示し、基部2の鎖編み列2a,2bは図示を省略した。
また、本例の経編地1においては、頂部3を構成する2本の鎖編み列3a,3bに第1色の編糸、側壁部4を構成する鎖編み列4aに第2色の編糸、側壁部5の鎖編み列5aに第3色の編糸をそれぞれ使用し、前記基部2を構成する鎖編み列2a,2b,2e及び前記連結糸2c,3cには透明な編糸を使用している。尚、前記基部2を構成する鎖編み列2a,2bは、それぞれ結接される側壁部4,5の鎖編み列4a,5aと同色の色糸を使用しても良く、頂部3の連結糸3cは、当該頂部3を構成する鎖編み列3a,3bと同色の色糸を使用するようにしても良い。
尚、本例においては、前記基部2の鎖編み列2a,2b,2e、頂部3の鎖編み列3a,3b及び連結糸3c、並びに側壁部4,5の鎖編み列4a,5aに用いる編糸として、ポリエステル糸やナイロン糸、レーヨン糸等のフィラメント糸の他、紡績糸などを例示することができる。また、前記基部2の連結糸2cとしては、ポリエステルや熱可塑性エラストマー、ナイロンなどからなる透明度の高いモノフィラメント糸を例示することができる。
そして、この経編地1は、複数の編針を有する、相互に対向して配置された2列の針床、及び当該針床に所定の糸を供給する供給機構を備えた公知のダブルラッシェル編み機を用いて編成することができる。
具体的には、一方側の針床(表側の針床)において、供給機構によって供給される第1色の編糸により2つの鎖編み列3a,3bを編成しつつ、ウェール方向に隣接するこれら2つの鎖編み列3a,3bを連結糸3cにより連結して頂部3を形成する。
一方、他方側の針床(裏側の針床)において、供給機構によって供給される第2色及び第3色の編糸により、側壁部4,5を構成する2つの鎖編み列4a,5aをそれぞれ編成するとともに、供給機構によって供給される透明な編糸により、基部2を構成する鎖編み列2a,2b,2eを編成しつつ、各鎖編み列2a,2b,2e間をウェール方向に沿って複数の連結糸2cにより連結する。
ここで、本例の経編地1は、側壁部4,5の鎖編み列4a,5aを編成する際に、頂部3の鎖編み列と対向する側(表側の針床と対向する側)にループ4a1,5a1を形成し、頂部3の鎖編み列3a,3bの編目に当該ループ4a1,5a1を挿入するようにして、側壁部4,5の鎖編み列4a,5aを頂部3の鎖編み列3a,3bに係止する一方、側壁部4,5の鎖編み列4a,5aを、基部2の鎖編み列2a,2bに編み込むようにして、基部2の鎖編み列2a,2bと側壁部4,5の鎖編み列4a,5aとをそれぞれ結接するようにしている。
斯くして、基部2と頂部3とが側壁部4,5によって連結され、頂部3及び側壁部4,5からなる凸条部6が基部2上に形成された一枚の立体的な経編地が編成される。
このように編成された経編地1は、編成段階で基部2と凸条部6とを形成するようにしているため、凸条部6の形状にバラツキを生じ難く、各凸条部6の形状がほぼ均一なものとなる。また、凸条部6は、それぞれ鎖編み列で構成された頂部3と側壁部4,5とからなり、側壁部4,5を構成する鎖編み列4a,5aは、頂部3の鎖編み列3a,3bに係止されるとともに、基部2の鎖編み列2a,2bに編み込まれているため、各凸条部6の形状安定性も従来よりも高いものとなっている。
この経編地1は、3つの部位、即ち、頂部3、及びこの頂部3の下方に位置する2つの側壁部4,5から構成された凸条部6を一方の面に有する、凹凸形状を備えた編地であり、3つの部位の内、少なくとも1つの部位の色を他の2つの部位の色とは異なる色にすることにより、凸条部6を真上から見た場合、一方側から見た場合、他方側から見た場合のそれぞれの方向において、意図する1つ若しくは2つの色を観察者に視認させることができ、高い色彩効果を安定して発揮するため、これを衣服等に使用した場合には、当該衣服等に非常に優れた美観や躍動感を与えることができる。
例えば、頂部3の色を第1色とし、2つの側壁部4,5の色を頂部3とは異なる第2色とした場合には、経編地1の表面の正面から、即ち凸条部6を真上から見ると、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも小さい場合には、頂部3の第1色のみが視認され、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも大きい場合には、頂部3の第1色と側壁部4,5の第2色との2つの色が視認される。また凸条部6の幅方向から見ると、頂部3の第1色に加えて、側壁部4,5の第2色が視認される。
更に具体的に言うと、例えば、頂部3を赤色、2つの側壁部4,5を青色とした場合には、経編地1表面の正面から、即ち凸条部6を真上から見ると、側壁部4,5の幅が頂部の幅よりも小さい場合には、頂部3の赤色のみが視認され、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも大きい場合には、頂部3の赤色と側壁部4,5の青色との2色が視認され、赤色の両端に青色が配置された縞模様が観測される。また、凸条部6の幅方向について角度を変えて当該経編地1を見ると、頂部3の赤色に加え、側壁部4,5の青色が視認される。
また、頂部3、及び側壁部4,5の一方、例えば、側壁部4を同色にし、他方の側壁部5を頂部3及び側壁部4とは異なる色とした場合、経編地1表面の正面から、即ち凸条部6を真上から見ると、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも小さい場合には、頂部3の1色のみが視認され、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも大きい場合には、頂部3及び側壁部4の色と側壁部5の色との2色が視認される。また、一方の側壁部4側から見ると、頂部3及び当該一方の側壁部4の色が視認されるが、頂部3と一方の側壁部4の色が同色である場合には、この1色のみが視認される。また、他方の側壁部5側から見ると、当該頂部3の色と当該他方の側壁部5の色とは異なる色であるため、2色が視認される。
より具体的に言うと、例えば、頂部3と一方の側壁部4を赤色とし、他方の側壁部5を青色とした場合、経編地1表面の正面から、即ち凸条部6を真上から見ると、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも小さい場合には、頂部3の赤色のみが視認され、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも大きい場合には、頂部3及び一方の側壁部4の赤色と他方の側壁部5の青色が視認され、頂部3と一方の側壁部4により形成された太幅の赤色ラインの片側に他方の側壁部5により形成された青色ラインが配置された模様となる。また、一方の側壁部4側から見ると、頂部3及び一方の側壁部4の赤色のみが視認され、他方の側壁部5側から見ると、頂部3の赤色と他方の側壁部5の青色との2色が視認される。
また、頂部3及び2つの側壁部4,5の色をそれぞれで異なる色とした場合、経編地1表面を正面から、即ち凸条部6を真上から見ると、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも小さい場合には、頂部3の1色のみが視認され、側壁部4,5の幅が頂部3の幅よりも大きい場合には、頂部3の色と側壁部4,5の色の3色が視認される。また、一方の側壁部4側から見ると、頂部3の色に加えて、一方の側壁部4の色の2色が視認され、他方の側壁部側5から見た場合には、頂部3の色に加えて、他方の側壁部5の色の2色が視認される。
このように、この経編地1によれば、観察者が当該経編地1を見る際の位置に応じて視認される色が変化するという色彩効果が発揮される。
そして、この経編地1では、頂部3が2つの側壁部4,5の上部に常に位置し、また頂部3の幅方向の長さも大きいため、一方の側壁部(例えば、側壁部4)から当該経編地1を見た場合に、頂部3による遮蔽効果が安定して発揮され、このため、他方の側壁部(例えば側壁部5)の色が視認されることはない。
なお、色糸を使用する場合は、上記のように、頂部3及び2つの側壁部4,5の内、少なくとも1つの部位が他の部位と異なる色となるのであれば、その種類は特に限定されるものではなく、上述したように、フィラメント糸や紡績糸、透明糸、弾性糸など自由に選択し使用することができる。
そして、本例の経編地1では、図3に示すように、頂部3の幅をL1、頂部3の厚さをL2、側壁部4,5の高さをL3、隣接する凸条部6間の間隔をL4、一つの凸条部6を構成する側壁部4,5の壁面間の幅をL5とすると、これらの寸法が、以下の関係となるように設定される。
L4=2.5mm超30mm以下
比率Ra=(L2+L3)/L4=0.8〜7.9
比率Rb=L1/(L2+L3)=0.4〜1.6
比率Rc=L2/L3=0.2〜0.9
比率Rd=L1/L5=0.4〜1.2
L4=2.5mm超30mm以下
比率Ra=(L2+L3)/L4=0.8〜7.9
比率Rb=L1/(L2+L3)=0.4〜1.6
比率Rc=L2/L3=0.2〜0.9
比率Rd=L1/L5=0.4〜1.2
また、比率Raを0.8〜7.9の範囲内に設定することで、凸条部6による色彩効果が十分に発揮される。即ち、この経編地1を凸条部6の隣接方向斜め上方から視た場合に、比率Raが7.9を上回ると、視認対象の凸条部6が隣接する凸条部6により遮蔽され、その側壁部4,5や凸条部6間の連結部2dを視認することができなくなるため、視認される色彩効果が低下することになる。一方、比率Raが0.8を下回ると、視認領域に対する頂部3と側壁部4,5の視認割合が小さくなるため、優れた色彩効果は得られない。尚、比率Raが0.8〜7.9の範囲内にある場合には、前記視認比率Vaが0.76以上となる。一方、比率Raが7.9を上回る場合には、隣接凸条部遮蔽割合Crが4.2以上となり、比率Raが0.8を下回る場合には、前記視認比率Vaが0.75以下となる。尚、優れた色彩効果を安定して得るため、比率Raが0.9〜4.2であることがより好ましい。
また、前記比率Rbが1.6を上回ると、側壁部4,5が視認される割合が頂部3に比べて小さくなりすぎるため、見る角度による色の変化(色変化性)が乏しくなり、良好な色彩効果が得られない。一方、比率Rbが0.4を下回ると、寸法的に安定性のある凸条部が得られない。前記比率Rbを0.4〜1.6の範囲内に設定することで、凸条部6の高さと当該凸条部6の幅とのバランスを良くすることができ、頂部3及び側壁部4,5ともに十分な色彩効果を発揮する。尚、比率Rbが0.4〜1.6の範囲内にあるときには、視認比率Vb(=B/(A+B))が0.06以上となり、比率Rbが1.6を上回ると、前記視認比率Vbが0.05以下となる。尚、優れた色彩効果を安定して得るため、比率Rbが0.5〜1.0であることがより好ましい。
また、前記比率Rcが0.9を上回ると、側壁部4,5が視認される割合が頂部3に比べて小さくなりすぎるため、見る角度による色の変化が乏しくなり、良好な色彩効果が得られない。一方、比率Rcが0.2を下回る場合には、頂部3を構成する糸が側壁部4,5を構成する糸に対して非常に細いものとなる、即ち、頂部3を構成する糸の繊度が側壁部4,5を構成する糸の繊度より非常に小さいものとなるため、寸法的に安定性のある凸条部6を形成するためには、頂部3を構成する糸の張力を、側壁部4,5を構成する糸の張力より小さくする必要があり、このため、頂部3の間隙から側壁部4,5の色が視認され、優れた色彩効果が得られない。比率Rcを上記範囲にすることによって、見る角度による色の変化、即ち色変化性が大きなものとなり、側壁部4,5の色彩効果が十分に発揮される。尚、比率Rcが0.2〜0.9の範囲内にある場合には、前記視認比率Vbが0.06以上となり、比率Rcが0.9を上回ると、前記視認比率Vbが0.05以下となる。尚、優れた色変化性を安定して得るため、比率Rcが0.2〜0.7であることがより好ましい。
また、比率Rdが1.2を上回ると、上方向(正面)から視た場合に、頂部3が側壁部4,5を覆いすぎているため、結果として側壁部4,5の色彩効果が十分に得られなくなる。一方、比率Rdが0.4を下回ると、頂部3を構成する糸が側壁部4,5を構成する糸に対して非常に細いものとなる、即ち、頂部3を構成する糸の繊度が側壁部4,5を構成する糸の繊度より非常に小さいものとなるため、寸法的に安定性のある凸条部6を形成するためには、頂部3を構成する糸の張力を、側壁部4,5を構成する糸の張力より小さくする必要があり、このため、頂部3の間隙から側壁部4,5の色が視認され、優れた色彩効果が得られない。斯くして、比率Rdを0.4〜1.2の範囲内とすることで、頂部3の側壁部4,5への遮蔽効果が大きくなり、前記色変化性が良好なものとなる。また、より安定して遮蔽効果を得るため、比率Rdを0.4〜1.0であることがより好ましい。尚、比率Rdが0.4〜1.2の範囲内にある場合には、前記視認比率Vbが0.06以上となり、比率Rdが1.2を上回ると、前記視認比率Vbが0.05以下となる。
尚、前記視認比率Vaが0.76以上、視認比率Vbが0.06以上、隣接凸条部遮蔽割合Crが4.1以下となる3つの条件が満たされることで優れた色彩効果が発揮される。
また、隣接する凸条部6間の間隔L4を2.5mm超30mm以下の範囲内になるように設定することで、該繊維構造物を離れた位置で観察すると、該繊維構造物を正面から見た場合には各頂部が独立して視認でき、繊維構造物の正面に対して斜め上方、すなわち側壁部に配置される色が見えるような角度から該繊維構造物を見た場合には、頂部に配置される色と側壁部に配置される色の境界線が明確に見え、頂部と側壁部の色を縞模様として視認することができ、該繊維構造物を衣服等に使用した場合に、上記の優れた色彩効果と相まり、優れた躍動感を与えることができる。例えば6m以上離れた位置で当該繊維構造物を見る場合においても、安定して該繊維構造部を縞模様として視認でき、さらに優れた躍動感が得られるには、凸条部間の間隔L4を2.6mm以上とすると、より好ましい。
頂部3の幅L1、頂部3の厚さL2、側壁部4,5の厚さL3、隣接する凸条部6間の間隔L4、一つの凸条部6を構成する側壁部4,5の壁面間の幅L5は、前記ダブルラッシェル編み機の2列の針床間の距離や、ランナー長、編機のゲージ数、編糸の引張弾性率、編糸の張力、各部を構成する鎖編み列の列数、糸の繊度、熱セットでの伸縮率に依存するものであり、当該経編地1の色彩効果が最も大きくなるように、即ち、これらの寸法L1〜L5が上記の関係を満たすように、前記針床間の距離や、ランナー長、編機のゲージ数を適宜設定し、或いは、編成時のテンション等を適宜調整する。
また、糸の総繊度によっても、各比率Ra〜Rdを調整することができる。頂部3を構成する2本の鎖編列3a,3bに使用する糸と、頂部3の連結糸3cに使用する糸の繊度は、頂部幅L1と頂部厚さL2に関係する。また、側壁部4を構成する鎖編列4aに使用する糸、側壁部5の鎖編列5aに使用する糸の繊度は、それぞれ側壁部の高さL3に関係する。以上4つの糸は、いずれも総繊度80〜500dtexの糸を使用することが好ましく、とくに編成時の編機の稼動安定性、凸条部6の寸法安定性の観点から、120〜300dtexであることが好ましい。また、各凸条部6間に形成された連結部2dに使用する糸、即ち、鎖編み列2e及び連結糸2cに用いる糸の繊度は、ともに凸条部6間の間隔L4に関係し、連結糸2cの総繊度は50〜800dtex、中でも編成時の編機の稼動安定性、凸条部6の寸法安定性の観点から、100dtexであることが好ましく、鎖編み列2eに使用する糸の総繊度は100〜800dtexであることが好ましく、とくに300〜600dtexであることが好ましい。
また、上記の寸法L1〜L5は、得られた経編地1をピンテンターにより、経糸方向のオーバーフィード率を0%として、180℃の温度で1分間熱処理し、その際に当該ピンテンターにより巾入れや巾出しを行うことによっても、上記関係を満足するように調整することができる。なかでも、セットでの伸縮率(+:巾出し、−:巾入れ)として好ましいのは、−2.5〜+22.5%である。
以下、本発明に係る繊維構造物の具体的な実施例について、比較例と共に説明する。
実施例1−6、及び比較例1−10とも、ダブルラッシェル編み機を用い、上述した編成方法によって編成した、図1及び図2に示した経編地とし、得られた経編地を上述したピンテンターにより熱処理した。また、基部2を構成する鎖編み列2a,2b,頂部3を構成する鎖編み列3a,3b及び連結糸3c、並びに側壁部4,5を構成する鎖編み列4a,5aに用いる各編糸としてポリエステル・マルチフィラメント糸を用いた。また、鎖編み列2a,4aを第1色、鎖編み列2b,5aを第2色、鎖編み列3a,3b及び連結糸3cを第3色とすることで、各部位、即ち頂部3、側壁部4及び側壁部5を異なる色とした。一方、基部2を構成する鎖編み列2eの編糸として、透明なポリエステル・モノフィラメントを用い、基部2を構成する連結糸2dとして、透明なポリエステル・エラストマー糸を用いて、当該基部2を透明にした。その他の、ダブルラッシェル編み機における条件、糸の繊度、並びに編地のセット収縮率は図4及び図5に示す通りとした。
[実施例1〜6]
図4に示すように、実施例1〜6の編地は、いずれも凸条部6間の間隔L4、比率Ra,Rb,Rc及びRdが以下の条件を満たしている。
L4=2.5mm超30mm以下
比率Ra=(L2+L3)/L4=0.8〜7.9
比率Rb=L1/(L2+L3)=0.4〜1.6
比率Rc=L2/L3=0.2〜0.9
比率Rd=L1/L5=0.4〜1.2
図4に示すように、実施例1〜6の編地は、いずれも凸条部6間の間隔L4、比率Ra,Rb,Rc及びRdが以下の条件を満たしている。
L4=2.5mm超30mm以下
比率Ra=(L2+L3)/L4=0.8〜7.9
比率Rb=L1/(L2+L3)=0.4〜1.6
比率Rc=L2/L3=0.2〜0.9
比率Rd=L1/L5=0.4〜1.2
尚、頂部3の幅L1、凸条部6間の間隔L4、及び一つの凸条部6を構成する側壁部4,5の壁面間の幅L5は、経編地1表面の正面を日立社製デジタルマイクロスコープVHX・2000のステージ上に無荷重状態で載置し、前記マイクロスコープを使用してレンズ倍率50倍で撮影し、ランダムに選定した異なる5つの凸条部6の画像について、それぞれ対応する長さを測定し、得られた5つの測定値を平均して算出した。より具体的には、マイクロスコープのステージ(台)の上に、経編地1表面が上となるよう無加重状態で載置し、頂部3の幅L1については、当該頂部3を構成する編糸単糸の一端を端と定め、頂部3のもう一方の当該頂部3の端となる編糸単糸の一端までの長さ(距離)を計測した。また、一つの凸条部6を構成する側壁部4,5の幅L5については、側壁部4の端となる編糸単糸の一端から、側壁部5の端となる編糸単糸の一端までの長さを、L1と同様の方法で測定した。また、凸条部6間の間隔L4については、任意の凸条部6の側壁部4、5から、隣接する凸条部6の側壁部4,5までの(透明部分の)長さを、L1,L5と同様の方法で測定した。
また、頂部3の厚みL2および、側壁部4,5の高さL3は、凸条部6間に位置する編糸2dおよび2eを切断して測定対象の凸条部6をランダムに5つ取り出し、側壁部4もしくは側壁部5が真上となるよう、凸条部6の表面を凸条部6の側面方向に90°傾けて、日立社製デジタルマイクロスコープVHX・2000のステージ上に無荷重状態で載置し、前記マイクロスコープを使用してレンズ倍率50倍で撮影し、得られた画像についてそれぞれ対応する長さを測定し、得られた5つの測定値を平均して算出した。より具体的には、頂部3の厚みL2は、頂部3を構成する鎖編列3aまたは3bについて、頂部3の厚み方向も長さが最大となるよう編糸単糸の一端から、もう一方の端である編糸単糸の一端までの長さ(距離)を測定した。また、側壁部4,5の高さL3は、基部2を構成する鎖編み列2aと側壁部4を構成する鎖編み列4a、もしくは、基部2を構成する鎖編み列2bと側壁部5を構成する鎖編み列5aについて、側壁部4,5の高さ方向の長さが最大となるよう編糸単糸の一端から、もう一方の端である編糸単糸の一端までの長さ(距離)を、L2と同様の方法で測定した。
凸条部の長さ方向が地面に対して垂直となるよう、JIS L 1059に規定されている観察板に、20cm×20cmにサンプリングした該織編地を貼りつけ、該繊維構造物から6m離れた位置で観察し、該繊維構造物を正面から見た場合には各凸条部の上面に位置する色彩が、各凸条部間で凹部による境界線が配されるように独立して視認でき、かつ、凸条部の側面が視認できる、繊維構造物正面に対して角度30°から観察した場合には、各凸条部の上面および壁面に位置する色彩が、各凸条部間で凹部による境界線が配されるように独立して視認できるか否かを判定した。なお、各凸条部間での境界線が明確に視認できない場合には、縞模様効果が発揮されないものとなる。観察用照明装置は、JIS L 1059に規定されている頭上照明を使用し、色照明ランプにはJIS C 7601のFL40 S・Wを4本使用し、反射板の内部を白エナメルで塗装したものとし、照度を300ルクスとした。観察板の表面の色はJIS L 0805に規定する汚染用グレースケール2号のb2と同等のものとした。
これら実施例1〜6の編地では、上記条件を満たすことで、図3に示したX方向から見たときの視認比率Vaがいずれも0.8以上となっており、凸条部6による色彩効果が十分に発揮されている。また、視認比率Vbは、いずれも0.06以上となっており、見る角度を変えたときの色変化性に富んだものとなっている。また、隣接する各凸条部の間隔L4が2.5mm超30mm以下に配置されているため、該繊維構造物を上記の評価方法で観察した場合に、凹部による境界線が視認できるため、頂部と側壁部に配置される色をそれぞれ独立した縞模様として視認でき、当該繊維構造物を衣服等に使用した場合に優れた色彩効果と躍動感を発揮する。
実施例1の編地は、視認比率Vbが小さい、即ち、頂部3の視認割合が大きいため、頂部3の厚さL2をこれ以上大きくすると、見る角度による色変化が十分に発揮されないことになる。また、比率Rdが上限であり、頂部3の幅L1をこれ以上大きくすると、側壁部4,5を覆いすぎることになるため、側壁部4,5の色彩効果が十分に得られなくなる。
実施例2の編地は、凸条部6間の間隔L4が最も大きく、また間隔L4に対する凸条部6の厚み(L2+L3)、即ち、比率Raが最も小さいため、凸条部6の色彩効果は最も小さくなる。また、凸条部6間の間隔L4が大きい実施例1と比較しても、比率Rbが小さいため、視認比率Vbは大きいものとなる。一方、比率Rcが小さいことから、頂部3に対する側壁部4,5の色彩効果が実施例1の編地に比べて高く、見る方向による色変化性が高い。また、比率Rdが小さく、側壁部4,5が頂部3に十分に覆われていないため、真上から頂部3及び側壁部4,5を視認することができる。
実施例3の編地は、比率Raが大きいため、凸条部6の間隔L4に対する凸条部6の視認割合が大きく、凸条部6の色彩効果が高い。また、比率Rcが小さいため、凸条部6の隣接方向の斜め上方から見たときの側壁部4,5の視認割合が高い。一方、これ以上側壁部4,5の厚みを大きくすると、隣接凸条部遮蔽割合Crが過剰に大きくなり、視認対象とする凸条部6の色彩効果が十分に発揮されない。
実施例4の編地は、実施例2の編地よりも間隔L4が小さく、比率Raが大きいため、凸条部6により色彩効果がより大きく得られ、また実施例1、3の編地よりも各凸条部6の境界線が明確に視認でき、衣服等に使用した場合に、より優れた躍動感が得られる。
実施例5の編地は、実施例3の編地と同様に、比率Raが大きいため、凸条部6の間隔L4に対する凸条部6の視認割合が大きく、凸条部6の色彩効果が高い。また、比率Rcが小さいため、凸条部6の隣接方向の斜め上方から見たときの側壁部4,5の視認割合が高い。一方、実施例1,2,4,6の編地よりも、比率Rbが大きい、すなわち凸条部6が太いため、形状安定性に優れ、衣服等に使用した場合により安定した色彩効果を発揮する。
実施例6の編地は、実施例3の編地よりも間隔L4が大きく、各凸条部6の間の境界線がより明確に視認できるため、衣服等に使用した場合により優れた躍動感が得られる。また、実施例1、2、5の編地よりも間隔L4が小さいことから、視認対象とする凸条部6についてより優れた色彩効果を発揮する。
[比較例1〜10]
一方、比較例1〜10の編地は、上記凸条部6間の間隔L4、比率Ra,Rb,Rc及びRdの少なくともいずれかが上述した条件を満たしていないため、凸条部6の色彩効果が十分に発揮されない、側壁部4,5の視認割合が頂部3に対して非常に小さいことにより色変化性に乏しい、あるいは隣接する各凸条部の間隔が適する範囲でないことにより躍動感に乏しい、といったものになる。あるいは離れた位置で該繊維構造物を観察した場合に、凹部による境界線が視認できないため、各凸部の色彩が混ざって視認してしまい、該繊維構造物を衣服等に使用しても優れた躍動感を発揮しないか、凹部による境界線の視認ができたとしても色彩効果に乏しいものとなる。尚、比較例1〜10についても、上述した実施例1〜3の場合と同様の方法により、頂部3の幅L1、凸条部6の間隔L4、側壁部4,5の幅L5、頂部3の厚みL2及び側壁部4,5の高さL3を測定した。
一方、比較例1〜10の編地は、上記凸条部6間の間隔L4、比率Ra,Rb,Rc及びRdの少なくともいずれかが上述した条件を満たしていないため、凸条部6の色彩効果が十分に発揮されない、側壁部4,5の視認割合が頂部3に対して非常に小さいことにより色変化性に乏しい、あるいは隣接する各凸条部の間隔が適する範囲でないことにより躍動感に乏しい、といったものになる。あるいは離れた位置で該繊維構造物を観察した場合に、凹部による境界線が視認できないため、各凸部の色彩が混ざって視認してしまい、該繊維構造物を衣服等に使用しても優れた躍動感を発揮しないか、凹部による境界線の視認ができたとしても色彩効果に乏しいものとなる。尚、比較例1〜10についても、上述した実施例1〜3の場合と同様の方法により、頂部3の幅L1、凸条部6の間隔L4、側壁部4,5の幅L5、頂部3の厚みL2及び側壁部4,5の高さL3を測定した。
具体的には、比較例1の編地は、凸条部6間の間隔L4が広すぎるため、凸条部6間の視認割合が増え、即ち、視認比率Vaが0.75を下回るため、編地全体の色彩効果が薄れる。一方、比較例2の編地は、凸条部6間の間隔L4が狭くなりすぎることから、隣接凸条部遮蔽割合Crが4.2を超え、このため、視認対象とする凸条部6が隣接する凸条部6に遮蔽されてしまい、色彩効果が低下する。
また、比較例3の編地は、凸条部6が太く短いため、視認比率Vbは−0.01と小さく、側壁部4,5の視認割合が小さくなっているため、側壁部4,5が十分な色彩効果を発揮せず、色変化性に乏しいものとなっている。
また、比較例4の編地は、凸条部6が細長くなっているため、寸法的に安定性のある凸条部6を作成することができない。また、比較例5の編地は、頂部3の糸が側壁部4,5の糸に対して非常に細い(頂部3の糸の繊度が側壁部4,5の糸の繊度より非常に小さい)ため、頂部3を構成する糸の間隙から側壁部4,5を構成する糸の色が見えてしまい、色彩効果が低下したものとなっている。
また、比較例6の編地は、視認比率Vbが0.05を下回っているため、斜めから見た場合に、頂部3の色の視認割合が大きく、側壁部4,5の色彩効果が十分に発揮されない。また、比較例7の編地は、頂部が壁部を覆いすぎており、また、視認比率Vbが0.05を下回っているため、頂部3の色の視認割合が大きく、側壁部4,5の色彩効果が十分に発揮されない。
比較例8の編地は、頂部3の糸が側壁部4,5の糸に対して非常に細い(頂部3の糸の繊度が側壁部4,5の糸の繊度より非常に小さい)ため、頂部3を構成する糸の間隙から側壁部4,5を構成する糸の色が見えてしまい、色彩効果が低下したものとなっている。また、比較例9の編地は、凸条部6間の間隔L4が狭すぎるため、当該編地から6m離れた位置で、当該編地を正面から見た場合に、各頂部を独立して視認することができず、また正面に対して斜め上方、すなわち側壁部に配置される色が見える角度から見た場合に、頂部と側壁部に配置されるそれぞれの色が一体化してしまい、縞模様として視認できない。ものとなっている。一方、比較例10の編地は、凸条部6間の間隔L4が広すぎるため、凸条部が優れた色彩効果を発揮するためには、頂部の厚みと側壁部の厚みを大きくする必要があり、そのような厚みのある編地は製造することができない。
以上のように、前記実施例1〜3の編地では、上記条件を満たすことで、凸条部6による色彩効果が十分に発揮され、見る角度を変えたときの色変化性に富み、また頂部と側壁部に配置されるそれぞれの色が独立して視認できるものとなっている。
以上、本発明の具体的な実施の形態について説明したが、本発明が採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では経編地としたが、これに限られるものではなく、緯編地であっても良く、更には、編地に限られるものではなく、上述した凸条部6を有するものであれば織地、不織布、同方向に引き揃えた複数の繊維を樹脂により硬化させた繊維シート、また繊維で構成されたその他の構造物であっても良い。このような織物、緯編地、不織布、繊維シート、繊維構造物によっても上記と同様の効果が得られる。なお織物の場合、ジャガード織機を使用することで、寸法安定性に優れた凸条部を形成することができる。
また、本発明において、前記各凸条部6には、隣接する前記凸条部6を相互に繋ぐようにそれぞれ挿入糸が挿入されていても良く、この挿入糸には弾性糸用いることができる。
1 経編地
2 基部
2a,2b 鎖編み列
2c 連結糸
2d 連結部
2e 鎖編み列
3 頂部
3a,3b 鎖編み列
3c 連結糸
4,5 側壁部
4a,5a 鎖編み列
4a1,5a1 ループ
6 凸条部
2 基部
2a,2b 鎖編み列
2c 連結糸
2d 連結部
2e 鎖編み列
3 頂部
3a,3b 鎖編み列
3c 連結糸
4,5 側壁部
4a,5a 鎖編み列
4a1,5a1 ループ
6 凸条部
Claims (9)
- 一方向に沿って形成された複数の凸条部を有する繊維構造物であって、
前記各凸条部は、頂部及び該頂部の下方に位置する2つの側壁部から構成され、該各凸条部を構成する一方の側壁部は互いに略平行に設けられ、且つ他方の側壁部も互いに略平行に設けられるとともに、前記頂部及び2つの側壁部の内、少なくとも1つは、他の2つとは異なる色を有し、
更に、前記複数の凸条部の内の少なくとも一部の凸条部は、隣接する凸条部との間の間隔L4が2.5mm超30mm以下となるように配置されるとともに、前記凸条部の隣接方向における前記頂部の幅をL1、前記凸条部の高さ方向における前記頂部の厚さをL2、前記高さ方向における前記2つの側壁部の高さをL3、前記2つの側壁部の前記隣接方向における壁面間隔をL5として、これらL1〜L5が以下の関係を満足するように設定されている繊維構造物。
(L2+L3)/L4=0.8〜7.9
L1/(L2+L3)=0.4〜1.6
L2/L3=0.2〜0.9
L1/L5=0.4〜1.2 - 前記頂部及び2つの側壁部は、それぞれ独立した糸で形成されている請求項1記載の繊維構造物。
- 前記頂部及び2つの側壁部の内、少なくとも1つは、他の2つとは異なる色の糸で形成されている請求項1又は2記載の繊維構造物。
- 繊維構造物が織編地である請求項1〜3のいずれか記載の繊維構造物。
- 繊維構造物が経編地である請求項1〜3のいずれか記載の繊維構造物。
- 前記各凸条部には、隣接する前記凸条部を相互に繋ぐようにそれぞれ挿入糸が挿入されている請求項1〜5のいずれか記載の繊維構造物。
- 前記挿入糸が弾性糸である請求項6記載の繊維構造物。
- 前記各凸条部間に、少なくとも1本以上の糸から構成される糸列が形成されている1〜5のいずれかに記載の繊維構造物。
- 前記糸列が透明糸である請求項8記載の繊維構造物。
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