JP3890465B2 - 柄入りカーテン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として間仕切り用の柄入りカーテン、特に病院、介護施設、診察室等での間仕切り等に使用される経編地からなる柄入りカーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来より、例えば、病室における各ベッド間を仕切るための間仕切り用のカーテンとしては、主として上端から50mm〜100mmの位置より下方にかけて400mm〜700mm程度の長さにわたって火災時の防火用スプリンクラーの透水性を確保するために、10mm角以上の略四角形の穴を多数形成したメッシュ部を構成し、その下方を穴を有さないプレーン部とした経編地よりなるカーテンが知られている。
【0003】
かかるカーテンにおいて、下部のプレーン部は、基本的には、同一のウエールで鎖編するか、または1×1、2×1、3×1等の交互に1もしくは複数ウエールにわたって横振りして編目形成する編組織で編成された第1の編糸と、2×1〜10×1等の交互に複数ウエールにわたって横振りしながら編目形成する編組織で編成された第2の編糸とで構成されてなるものであり、表裏が無地の組織による変化に乏しいものが一般的であった。すなわち、病院等のカーテンとしては、組織的には殆ど柄効果を有さない生地を使用したものが一般的であった。
【0004】
また、一部のカーテンにおいては、染色加工等により前記生地に柄をプリント(捺染)することも行われているが、この場合、表面には編地特有の凹凸が存するため、満足できるプリントを行い難く、また柄等の品質の点では不十分なものであった。仮に、満足なプリントを行うためには、転写プリント等の技術が必要となり、コスト的にも非常に高くつくものであった。
【0005】
また、一部のカーテンにおいては、鎖編糸等の編糸について、これを任意のコースで変化させることにより、柄効果を得ることも行われているが、変化に乏しく、また表裏両面で柄効果を得ることが困難であった。
【0006】
そこで、本発明においては、主に病院等の間仕切り用として使用するカーテンとして、カーテン下部のプレーン部に編組織の変化による柄効果を持たせるとともに、特に同一の編糸で表面と裏面の両面に柄効果を持たせるようにした柄入りカーテンを提供するものであり、さらには、生地の柄部と無地部との生地厚を異ならせることにより、遮光率に差をつけて、光の透視効果により患者に柔らかな心地良い印象を与ることができる柄入りカーテンを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本発明の柄入りカーテンは、経編地からなり、上部は透水性を確保するための穴を有するメッシュ部、下部は穴を有さないプレーン部として形成されたカーテンであって、前記プレーン部は、編目を形成する第1の編糸と、編目列に対して横振り挿入される第2の編糸とにより基本の地編組織が編成され、前記第1と第2の編糸の中間もしくは編地表面側に柄編糸が編幅方向の適宜間隔毎に所要本数ずつ連続して繰り返し配置され、該柄編糸のアンダーラップ部分が編地表面で、またオーバーラップしたループ部分が編地裏面でそれぞれ柄を形成して、該柄編糸の配置部分が間隔をおいて並列する柄部として形成されるとともに、非配置部分が無地部として形成され、前記柄部の生地厚が無地部より厚くされ、さらに前記柄編糸として、適宜間隔をおいて一部に他の糸とは異色の色糸が配置されて編成されることにより、表裏両面の柄部に色柄効果を生じせしめられてなることを特徴とする。
【0008】
これにより、同一の編糸により表裏両面において柄を形成でき、表裏両面の装飾性を高め、患者等に好しい印象を与えることができる。また、前記柄編糸を編み込んだ柄部と他の部分すなわち無地部との遮光率(透光性)に差が生じることになって、光の透視効果でさらに変化のある柄としての印象を呈するものになる。
【0009】
殊に、前記柄編糸を、編幅方向の適宜間隔毎に所要本数ずつ連続して繰り返し配置し、該柄編糸の配置部分を柄部、非配置部分を無地部として形成してあるために、前記柄部と無地部との生地厚の差による遮光率の差異により、各柄部が光の透視効果で影絵的な柔らかな印象を与えることができる。
【0010】
さらに、前記柄部が、編幅方向及び編方向の所要間隔毎に無地部を介して並列状に形成されてなる場合、この繰り返し柄により一層変化に富んだ柄効果を呈するものになる。
【0011】
特に本発明の場合は、前記の柄編糸として、適宜間隔をおいて一部に他の糸とは異色の色糸を配置して編成されてなるものであり、これにより、表裏両面の柄部に色柄効果をも併せて生じさせることができる。
【0012】
また、前記の柄編糸が、動きを異にする2枚以上の筬により導糸されて編成されることにより、表裏両面の柄効果に変化を与えることができる。
【0013】
さらにまた、前記の経編地の編幅方向がカーテンの上下方向をなしており、柄編糸が、プレーン部における上側部分と下側部分とで糸の配置を異にして編成されることにより、大きな柄効果を有するものとなり、間仕切り用のカーテンとして一層変化に富んだものになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次いで、本発明の実施の形態を図示する実施例に基づいて説明する。
【0015】
図1は、経編地よりなる本発明の柄入りカーテンの1実施例の概要を示す略示正面図、図2はカーテン下部のプレーン部の柄パターンの1例を示す一部の略示拡大正面図である。図3は本発明の柄入りカーテンの編組織の1例を示す各筬のラッピング図、図4は柄組織の1例を示すラッピング図、図5はその組織拡大図である。
【0016】
図1において、カーテン(C)の横方向A→A’は、経編地の編方向(経方向)を示している。このカーテン(C)の上部は、吊り下げ用部を兼ねる所要幅、例えば50mm〜100mmの幅の上端生地部(12)を残して、火災時の防火用スプリンクラーの透水性を確保するための四角形の角目状の穴(11)を多数有するメッシュ部(10)として編成されている。またカーテン全体の略50〜70%の範囲を占める下部は、前記の穴を有さないプレーン部(20)として編成されている。前記プレーン部(20)は、主として2〜4種類の糸を用いて比較的高密度に編成された穴を有さない生地であって、後述のように表裏両面において、編組織や使用する糸の種類等の組み合わせによって、所要のパターンの柄が構成されている。(23)はカーテンの下端部を示す。
【0017】
図3は、本発明のカーテン(C)を構成する経編地の編組織の1例を示し、この図3の編組織では、(L1 )〜(L7 )の各筬で導糸する7種の糸を用いた編成例を示している。各筬(L1 )〜(L7 )の糸の編組織について以下に説明する。
【0018】
まず、前記プレーン部(20)の組織について説明する。プレーン部(20)は、筬(L1 )により導糸される鎖編による編目を形成する第1の編糸(1)と、筬(L3 )により導糸されて編目列(ウエール)に対して5×1の組織、すなわちクインズコードの組織で横振り挿入されて図3のラッピング図のように折り返しの編目列ではループし編目形成する第2の編糸(2)とにより、比較的高密度の基本の地編組織が編成される。この第2の編糸(2)については、前記の5×1の編組織のほか、2×1〜10×1の範囲の編組織等の比較的高密度の編組織による種々の実施が可能である。
【0019】
そして、筬(L2 )により導糸される柄編糸(3)は、前記第1の編糸(1)と第2の編糸(2)の中間、つまり前記筬(L1 )と筬(L3 )の間の筬により配置され、柄に応じた適宜の編組織で編成されることにより、該柄編糸(3)の編機前方側でのアンダーラップ部分(3a)が編地表面で、また編針に対しオーバーラップしたループ部分(3b)が編地裏面で、それぞれ柄を形成している。すなわち、図5の組織拡大図におけるアンダーラップ部分(3a)が編地表面の柄を構成し、ループ部分(3b)が編地裏面の柄を構成する。
【0020】
前記の筬(L2 )により導糸される柄編糸(3)は、表現しようとする柄に応じて、例えば図4に示すように、編幅方向の適宜間隔毎に所要の本数ずつ、例えば5ウエールおきに10ウエールずつ連続して繰り返し配置されることにより、該柄編糸(3)の配置部分が表裏両面における柄部(21)として前記アンダーラップ部分(3a)とループ部分(3b)による柄が形成され、また該柄編糸(3)の非配置部分が無地部(22)として形成されている。
【0021】
特に、図示する編組織の場合は、編幅方向の適宜間隔毎に所要本数ずつ配置された前記柄編糸(3)が、編方向の所要の位置で数コースに渡って同一ウエールで編目形成することなくジグザグ状に挿入する編組織で編成されることにより、図3に示す屈折形状をなす小杉綾と称する柄部(21)が、編幅方向及び編方向の所要間隔毎に無地部(22)を介して並列状に形成された、図2のような繰り返し柄をなしている。この柄部(21)の形状や大きさ及び間隔等は、編組織と編糸の配列形態により適宜任意に設定することができる。
【0022】
前記の柄編糸(3)による柄組織としては、図4に例示する小杉綾と称する柄組織のほか、図6に示す略正方形の角目柄、図7の大杉綾、さらには図8の段差長方形の角目柄、図9の二段カミナリ柄、さらにはこれらの柄を適宜に組み合わせた図10や図11の柄等、使用場所や用途に応じて種々の実施が可能である。
【0023】
いずれにしても、柄編糸(3)により表裏両面に柄を形成できる上、この柄編糸(3)が編み込まれた柄部(21)では、無地部(22)に比して生地厚が厚くなるために、遮光率(透光性)に差が生じ、これによって光の透視効果で前記柄部が影絵的な柔らかな印象を与える柄効果を発揮できる。
【0024】
前記のほか、柄編糸(3)として、適宜間隔をおいて一部に他の糸とは異色の色糸を配置して編成することができる。例えば、筬(L2 )により幅方向の適宜間隔毎に所要本数ずつ配置される前記柄編糸(3)のうち、その一部に異色の色糸を配して編成することにより、表裏両面に形成される柄部(21)に、色柄効果をも併せて生じさせることができる。
【0025】
また、前記柄編糸(3)については、プレーン部におけるカーテンの上側部分と下側部分になる左右部で、糸の配置を異にして編成することも可能であり、これにより、一層変化に富んだ大きな柄を形成できることになる。
【0026】
なお、前記柄編糸(3)については、組織図による例示は省略するが、動きを異にする2枚以上の筬により導糸して編成することができる。これらの筬の編糸についても、前記第1の編糸(1)と第2の編糸(2)の中間に配して編成することにより、各編糸のアンダーラップ部分とループ部分により表裏両面に柄を形成できるとともに、その柄効果に変化を与えることができる。
【0027】
また、前記プレーン部(20)を編成する筬(L1 )の第1の編糸(1)については、上記したように同一のウエールで鎖編して実施するほか、交互に1もしくは複数ウエールに渡って横振りして編目形成する1×1、2×1、3×1等の編組織で実施することもできる。
【0028】
さらに、前記柄編糸については、該糸を導糸する筬を、第1の編糸の筬(L1)と第2の編糸の筬(L3 )との中間に配して実施するほか、これらより編機前方側に配して実施することもできる。
【0029】
次に、カーテン上部のメッシュ部(10)の編成について説明する。このメッシュ部(10)については、前記筬(L1 )により導糸する第1の編糸(1)による編目列と、筬(L4 )と筬(L5 )とによりそれぞれ所要間隔毎に交互に導糸する挿入糸により、前記の角目状の穴(11)を多数形成する。
【0030】
具体的には、図2の編組織に示す筬(L1 )の第1の編糸(1)を、編幅方向(コース方向)に角目状の穴(11)の差し渡しに相当する間隔分のウエールをあけて(針抜きにして)、所要ウエール毎に数本ずつ(例えば、3本ずつ)を導糸して鎖編し、穴(11)を画する編方向の編目列による柱部分(11a)を形成する。同時に、筬(L4 )と筬(L5 )の挿入糸(4)(5)についても、前記同様に所要ウエール毎に数本ずつを導糸して、第1の編糸(1)による前記柱部分(11a)における隣接する2列の編目列に対して横振り挿入するとともに、編方向(ウエール方向)に角目状の穴(11)の差し渡しに相当する間隔分のコース毎に、隣りの柱部分(11a)の編目列に投げ渡す。(11b)はその投げ渡し部分を示す。この挿入糸(4)(5)の投げ渡しは、1コースだけでなく、複数コースに渡る場合もある。
【0031】
このような編成を繰り返すことにより、前記挿入糸(4)(5)が柱部分(11a)における複数の編目列を引き寄せて、前記柱部分(11a)と挿入糸の投げ渡し部分(11b)とにより画された空間が比較的大きな長方形の角目状の穴(11)として形成される。この角目状の穴(11)の大きさや差し渡し寸法等は、前記第1の編糸の導糸位置や挿入糸の投げ渡し位置等の編組織によって適宜設定できる。通常、経緯の寸法はそれぞれ8mm以上で、好ましくは50mm以下の四角形の穴とされる。これにより、スプリンクラー作動時の透水性を十分に確保できる。すなわち、前記角目状の穴(11)の経緯それぞれの寸法が小さくなるほど、スプリンクラー作動時の透水性が低くなり、また前記寸法が大きくなりすぎると、カーテンとしての吊架状態が不安定になり、強度的にも問題がある。したがって、穴の大きさは前記の範囲が好ましい。
【0032】
前記カーテンの上端生地部(12)については、下部のプレーン部(20)の無地部と同様の編組織で編成される。また、カーテン(C)の上下両端になる経編地の両側端には、耳部が一体に編成されて、編成後に引き裂きあるいはカットされる。図2の編組織における筬(L6 )の糸は、耳部を引き裂きカットするための挿入糸を示している。
【0033】
図2の編組織における筬(L7 )により導糸する糸は、静電防止のためのカーボン糸等の導電性繊維糸であって、主としてプレーン部(20)における所要のウエール位置、好ましくは全ウエールにおいてジグザグ状に挿入されている。この導電性繊維糸は、例えば導電性微粒子としてのカーボンブラックあるいは白色金属化合物を高濃度に配分した導電層と、それを保護する通常のポリマー層の2成分を溶融複合紡糸した導電性繊維〔例えば、鐘紡合繊株式会社製のベルトロン(登録商標)〕の糸であり、これを挿入することにより良好な静電防止効果を発揮できる。
【0034】
他の各筬(L1 )(L2 )(L3 )(L4 )(L5 )(L6 )の糸については、綿やウール等の天然繊維、アクリルやポリエステル等の合成繊維、さらにはこれらの混紡繊維等の各種の糸を使用できる。またこれらの各糸の太さについては、病院の間仕切り用カーテン等としての使用における遮光性や軽量性、表面の平滑性や柄効果等を考慮して適宜決定できる。例えば、プレーン部(20)の地編組織を編成する筬(L1 )の第1の編糸(1)と筬(L3 )の第2の編糸(2)としては、50〜600デニールの糸が、また筬(L2 )の柄編糸(3)については、50〜900デニールの糸が好適に用いられる。
【0035】
また、筬(L1 )の糸と筬(L3 )の糸として、原糸製造段階で難燃剤を共重合してある難燃性を有する糸〔例えば、東洋紡績株式会社製のポリエステル繊維のハイム(登録商標)〕を用いることができる。これによって、カーテンとしての使用において、安定した難燃性能を発揮できる。
【0036】
上記のように編成されて得られた経編地は、編方向を横向きにして、図1に示すカーテン(C)として、例えば病院や介護施設、診察室等の間仕切りカーテンとして好適に使用できる。
【0037】
この使用において、前記のように構成されたカーテン(C)は、上部においては、角目状の穴(11)を多数有するメッシュ部(10)により、火災時におけるスプリンクラー作動時の透水性を十分に確保できる。しかも下部はプレーン部(20)として形成されているため、十分な仕切、遮蔽効果を発揮できる。
【0038】
特に、このプレーン部(20)においては、柄編糸(3)により表裏両面に柄が形成されており、これにより患者等の気分を和ませることができる。しかも、前記柄編糸を編み込んだ柄部(21)と他の無地部(22)との生地厚の差により遮光率(透光性)に差が生じることで、光の透視効果で影絵的な柔らかな印象を与えることができ、独特な柄効果を発揮できる。これにより、無地調のカーテンに比して、病院や老人ホーム等の室内の雰囲気を明るくでき、気分の良い室内空間を作ることができる。
【0039】
さらに、図3に示す編組織で編成した場合、表裏面が形成されていても比較的高密度で平滑性が高くなり、洗濯によっても平滑性は良好に維持され、常に清潔な状態を保持でき、病原菌からの汚染防止と感染防止を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】
上記したように、本発明の柄入りカーテンによれば、主に病院や老人ホーム等の間仕切り用に使用するカーテンとして、上部の角目状の穴を有するメッシュ部によりスプリンクラー作動時の透水性を十分に確保できるとともに、編組織によって表裏両面に対応した柄効果を持つ下部のプレーン部により、無地調のカーテンに比して雰囲気が明るくなり、患者等の気分を和ませることができる。
【0041】
特に、生地の柄部と無地部との生地厚の差により遮光率に差が生じることで、光の透視効果により柄自体が影絵的な柔らかな印象を与えることができ、病院患者はもとより老人ホーム等の室内の雰囲気を明るくし、気分の良い室内空間を得ることができる。
【0042】
従って、病院、介護施設、老人ホーム等におけるベッド周りのカーテンとして特に最適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の柄入りカーテンの1実施例の概要を示す略示正面図である。
【図2】カーテン下部のプレーン部の柄パターンの1例を示す一部の略示拡大正面図である。
【図3】本発明の柄入りカーテンの編組織の1例を示す各筬のラッピング図である。
【図4】柄組織の1例を示す柄編糸のラッピング図である。
【図5】柄編糸の組織拡大図である。
【図6】柄組織の他の例を示す柄編糸のラッピング図である。
【図7】柄組織のさらに他の例を示す柄編糸のラッピング図である。
【図8】柄組織のさらに他の例を示す柄編糸のラッピング図である。
【図9】柄組織のさらに他の例を示す柄編糸のラッピング図である。
【図10】柄組織のさらに他の例を示す柄編糸のラッピング図である。
【図11】柄組織のさらに他の例を示す柄編糸のラッピング図である。
【符号の説明】
(C) カーテン
(1) 第1の編糸
(2) 第2の編糸
(3) 柄編糸
(3a) アンダーラップ部分
(3b) ループ部分
(4)(5) 挿入糸
(10) メッシュ部
(11) 角目状の穴
(11a) 角目状の穴の柱部分
(11b) 挿入糸の投げ渡し部分
(12) 上端生地部
(20) プレーン部
(21) 柄部
(22) 無地部
(L1 )(L2 )(L3 )(L4 )(L5 )(L6 )(L7 ) 筬

Claims (4)

  1. 経編地からなり、上部は透水性を確保するための穴を有するメッシュ部、下部は穴を有さないプレーン部として形成されたカーテンであって、
    前記プレーン部は、編目を形成する第1の編糸と、編目列に対して横振り挿入される第2の編糸とにより基本の地編組織が編成され、前記第1と第2の編糸の中間もしくはこれらより編地表面側に、柄編糸が編幅方向の適宜間隔毎に所要本数ずつ連続して繰り返し配置され、該柄編糸のアンダーラップ部分が編地表面で、またオーバーラップしたループ部分が編地裏面でそれぞれ柄を形成して、該柄編糸の配置部分が間隔をおいて並列する柄部として形成されるとともに、非配置部分が無地部として形成され、前記柄部の生地厚が無地部より厚くされ、さらに前記柄編糸として、適宜間隔をおいて一部に他の糸とは異色の色糸が配置されて編成されることにより、表裏両面の柄部に色柄効果を生じせしめられてなることを特徴とする柄入りカーテン。
  2. 前記柄部が、編幅方向及び編方向の所要間隔毎に無地部を介して並列状に形成されてなる請求項に記載の柄入りカーテン。
  3. 前記柄編糸が、動きを異にする2枚以上の筬により導糸されて編成されることにより、柄が形成されてなる請求項1〜2のいずれか1項に記載の柄入りカーテン。
  4. 経編地の編幅方向がカーテンの上下方向をなしており、柄編糸が、プレーン部における上側部分と下側部分とで糸の配置を異にして編成されることにより、大きな柄効果を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の柄入りカーテン。
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