JPWO2018123321A1 - 自律走行型掃除機 - Google Patents

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    • A47L9/28Installation of the electric equipment, e.g. adaptation or attachment to the suction cleaner; Controlling suction cleaners by electric means

Abstract

ごみを吸引する吸引ユニットを内蔵したボディ(10)と、回動軸(91)を介してボディ(10)に対して回動自在に設けられ、壁および隅部を吸引清掃するサイド吸引部ユニット(80)を備える。サイド吸引部ユニット(80)は、先端が突出する角形状を有する先端部(100a)と、先端部(100a)に設けられるガイド部材(101)と、吸引ユニットと連通する吸引風路と、長手方向伸縮機構を有する。これにより、長手方向伸縮機構は、サイド吸引部ユニット(80)の先端部(100a)を壁に沿って移動させる。また、ガイド部材(101)は、ボディ(10)の走行の阻害を低減する。その結果、壁・隅部のごみを、より確実に吸引できる。

Description

本発明は、自律走行型掃除機に関する。
従来の自律走行型掃除機は、各種の構成要素が搭載された本体と、本体を移動させる駆動装置と、メインブラシと、吸引装置などを備える。メインブラシは、本体に形成される吸込口に配置され、清掃面上に存在するごみを集める。吸引装置は、本体の吸込口からごみを吸引する。
以下、従来の自律走行型掃除機について、図14を用いて説明する。
図14は、従来の自律走行型掃除機の動作を示す平面図である。
従来の自律走行型掃除機200の本体は、図14に示すように、おおよそ円形状を有する。円形状の本体により、高い旋回性を実現している。
図14に示すように、通常、清掃の対象領域である部屋は、壁R1および壁R2により形成される隅R3を有する。隅R3は、おおよそ直角に形成される。そのため、円形の自律走行型掃除機200の場合、隅R3に到達したときに、本体は、隅R3を覆うことができない。つまり、自律走行型掃除機200と隅R3との間に、比較的大きな間隔(空間)が形成される。そのため、自律走行型掃除機200の吸引装置は、清掃対象領域の角に存在するごみを十分に吸引できない。
これを解消するために、本体の底面に1つまたは複数のサイドブラシを、さらに備えた自律走行型掃除機が提案されている。改良型の自律走行型掃除機は、サイドブラシに、本体の輪郭よりも外側に飛び出るブリッスル束を備える。ブリッスル束は、本体の輪郭よりも外側に存在するごみを本体の吸込口に集める。そのため、自律走行型掃除機は、清掃対象領域の壁、および、壁が交差する角である隅部(以下、両者を合わせて単に「壁・隅部」と記述する)に存在するごみを、より多く吸引できる。
サイドブラシを備える自律走行型掃除機の場合、清掃対象領域の壁・隅部に存在するごみを吸引する能力(以下、単に「角清掃能力」と記述する場合がある)は、主として、サイドブラシのブリッスル束の態様により決められると考えられる。
しかしながら、ブリッスル束の態様は、種々の制約のもとで設定される。そのため、例えばブリッスル束の長さを長くすると、ブリッスル束が障害物に引っ掛りやすくなる。さらに、駆動装置などの自律走行型掃除機の他の構成要素と、ブリッスル束が干渉する場合がある。そのため、自律走行型掃除機の走行に支障をきたす虞がある。これにより、サイドブラシにより得られる壁・隅部清掃能力が、一定の制約を受ける。
また、清掃対象領域の壁・隅部に存在するごみを清掃する場合、サイドブラシにより、壁に存在するごみの大半は、掻き出すことができる。しかし、サイドブラシで、隅部のごみの全てを、掻き出すことは難しい。さらに、壁・隅部を問わず、掻き出されたごみの全てを、直接、吸込口から吸込むことは難しい。そのため、掻き出され、吸い込まれないごみが、サイドブラシにより舞い上げられる。その結果、弾き飛ばされたごみが、清掃対象領域内に残る。
そこで、壁・隅部を清掃する機構を備える自律走行型掃除機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。壁・隅部を清掃する機構は、具体的には、回動軸を有するメインノズルで構成される。
特許文献1の自律走行型掃除機は、メインノズルの一部を壁面へ接触させる。これにより、壁・隅部のごみが、直接、吸引口から吸い込まれる。その結果、舞い上げなどによる、清掃対象領域内へのごみの残留を防止している。
しかしながら、上記自律走行型掃除機の構成では、清掃能力が不十分となる場合がある。
つまり、上記自律走行型掃除機は、メインノズル内部に回動軸を有する。そのため、空間的に回転ブラシを設けることが困難となる。その結果、自律走行型掃除機の清掃面上に存在するごみを集める能力が、低下してしまう。
また、上記自律走行型掃除機は、壁面との距離を各種センサで測距して調整しながら、清掃対象領域内のごみを吸引している。このとき、センサの検出誤差などにより、自律走行型掃除機の走行中における壁・隅部との距離が、変化(通常、「ボディの振れ」と称される)する。そのため、壁・隅部のゴミの吸い込みが不十分となり、ごみを清掃対象領域に残す虞がある。
特開2003−169769号公報
本発明の自律走行型掃除機は、ごみを吸引するための吸引ユニットを内蔵したボディと、鉛直方向を軸とする回動軸を介してボディに対して回動自在に設けられ清掃対象領域の壁および隅部を吸引清掃するサイド吸引部ユニットを備える。サイド吸引部ユニットは、平面視において、先端が突出する角形状を有する先端部と、先端部に設けられ、壁との摩擦を低減するためのガイド部材と、吸引ユニットと連通する吸引風路と、長手方向に伸縮するための長手方向伸縮機構を有する。
この構成によれば、ボディと壁との間の距離が変化しても、長手方向伸縮機構により、サイド吸引部ユニットの先端部は、壁に沿って移動する。そのため、清掃対象領域の壁・隅部に存在するごみを、より確実に吸引できる。さらに、ガイド部材により、サイド吸引部ユニットは、清掃対象領域の壁・隅部における自律走行型掃除機の走行を阻害しない。その結果、清掃効率の高い自律走行型掃除機を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態における自律走行型掃除機の平面図である。 図2は、同自律走行型掃除機の底面図である。 図3は、同自律走行型掃除機のサイド吸引部ユニットの底面図である。 図4は、同サイド吸引部ユニットのサイド吸引部後部の底面図である。 図5は、同サイド吸引部ユニットのサイド吸引部前部の平面図である。 図6は、同サイド吸引部前部の底面図である。 図7は、同自律走行型掃除機の電気系機能を示すブロック図である。 図8は、同自律走行型掃除機の壁進入時の動作を示す平面図である。 図9Aは、同自律走行型掃除機のサイド吸引部ユニットの位置調整動作を示す平面図である。 図9Bは、同自律走行型掃除機のサイド吸引部ユニットの位置調整動作を示す平面図である。 図10は、同自律走行型掃除機の壁走行動作を示す平面図である。 図11は、同自律走行型掃除機の隅部進入動作を示す平面図である。 図12は、同サイド吸引部ユニットの隅部進入動作を示す平面図である。 図13は、同自律走行型掃除機の隅部清掃動作を示す平面図である。 図14は、従来の自律走行型掃除機の動作を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における自律走行型掃除機の概略構成について、図1から図13を参照しながら、説明する。
図1は、本発明の実施の形態における自律走行型掃除機の平面図である。図2は、同自律走行型掃除機の底面図である。図3は、同自律走行型掃除機のサイド吸引部ユニットの底面図である。図4は、同サイド吸引部ユニットのサイド吸引部後部の底面図である。図5は、同サイド吸引部ユニットのサイド吸引部前部の平面図である。図6は、同サイド吸引部前部の底面図、図7は、同自律走行型掃除機の電気系機能を示すブロック図である。
なお、本実施の形態の自律走行型掃除機110は、清掃の対象領域の清掃面上を自律的に走行し、清掃面上に存在するごみを吸引するロボット型の掃除機などで例示される。ここで、清掃の対象領域とは、例えば部屋や廊下である。また、清掃面とは、例えば部屋の床面である。以降では、清掃の対象領域を、「清掃対象領域」、または、単に「対象領域」と称して説明する場合がある。
図1から図7に示すように、自律走行型掃除機110は、各種の構成要素が搭載されるボディ10、駆動ユニット20、清掃ユニット30、吸引ユニット40、ごみ箱ユニット50、制御部を構成する制御ユニット60、電源ユニット70、サイド吸引部ユニット80などを備える。駆動ユニット20は、清掃対象領域内で、ボディ10を移動させる。清掃ユニット30は、清掃対象領域に存在するごみを集める。吸引ユニット40は、ごみをボディ10の内部に吸引する。ごみ箱ユニット50は、吸引ユニット40により吸引されたごみを溜める。制御ユニット60は、少なくとも駆動ユニット20と、清掃ユニット30と、吸引ユニット40を制御する。電源ユニット70は、駆動ユニット20、清掃ユニット30、および、吸引ユニット40などに電力を供給する。サイド吸引部ユニット80は、清掃対象領域の壁・隅部に存在するごみを吸引する。
なお、図1および図2などにおいては、上側がボディ10の前方を示し、下側がボディ10の後方を示す。また、平面視において、前方に対して、右側が右方、左側が左方を示す。そして、自律走行型掃除機110の幅方向は、自律走行型掃除機110の前進方向である前方(図1では上側)を基準に規定される。例えば、本実施の形態の場合、自律走行型掃除機110の前進方向に対して、ほぼ直交方向(図1および図2における左右方向、かつ、水平方向)が、自律走行型掃除機110の幅方向として規定される。また、後述する回動軸91を通り、幅方向に沿う仮想軸を軸L1として、以降では説明する。
本実施の形態のボディ10の平面形状は、例えばルーローの三角形、ルーローの三角形とおおよそ同じ形状を有するルーローの多角形、または、ルーローの三角形あるいはルーローの多角形の頂部がR形状を有する形状が好ましい。この形状は、ルーローの三角形が有する幾何学的な性質と同一または類似する性質をボディ10に持たせることに寄与する。
つまり、ルーローの三角形は、定幅図形であるため、どの方向にも一定の幅の四角形の中で内接しながら回転することができる。なお、一定の幅の四角形とは、具体的には、ルーローの三角形に内接する正三角形の辺の長さを有する四角形である。これにより、ボディ10は、四角形(ほぼ正方形)の軌跡を描いて回転できる。なお、本実施の形態では、図1に示すように、ボディ10は、例えば実質的にルーローの三角形と同一の平面形状を有する。
また、ボディ10は、図2に示すように、ごみをボディ10の清掃ユニット30内部に吸引するための吸込口34を有する。吸込口34は、横長形状、好ましくは、矩形状または略矩形状で形成され、ボディ10の底面に配設される。なお、吸込口34の形状は、これらに限られず、楕円形状、台形形状、および、ボディ10の外周形状に沿って湾曲した形状などでもよい。
本実施の形態の吸込口34は、長方形の形状で、ボディ10の底面に配置される。具体的には、吸込口34の長手方向がボディ10の幅方向と実質的に同じ方向に、短手方向がボディ10の前後方向と実質的に同じ方向に、位置するように配置される。
以上のように、本実施の形態の自律走行型掃除機110は構成される。
以下、本実施の形態の自律走行型掃除機110を、構成要素ごとに個別に説明する。
まず、駆動ユニット20について、図2を用いて、説明する。
図2に示すように、駆動ユニット20は、自律走行型掃除機110の幅方向に一対で構成され、ボディ10の底面側に配置される。それぞれの駆動ユニット20は、清掃面上を走行するホイール23、ホイール23にトルクを与える走行用モータ21、走行用モータ21を収容するハウジング22などを有する。ホイール23は、ボディ10に形成される凹部(図示せず)に収容される。このとき、ホイール23は、ボディ10に対して回転可能にボディ10により支持される。
つぎに、清掃ユニット30について、図2を用いて、説明する。
図2に示すように、清掃ユニット30は、ブラシ駆動モータ31、ギアボックス32、メインブラシ33などを有する。清掃ユニット30は、ボディ10の内部および外部に配置される。具体的には、ブラシ駆動モータ31は、ボディ10の内部(吸込口34の左方側)に配置される。メインブラシ33は、ボディ10の吸込口34に配置される。
ブラシ駆動モータ31およびギアボックス32は、ボディ10に取り付けられる。ギアボックス32は、ブラシ駆動モータ31の出力軸(図示せず)およびメインブラシ33に接続され、ブラシ駆動モータ31のトルクをメインブラシ33に伝達する。
メインブラシ33は、吸込口34の長手方向の長さと、おおよそ同じ(同じを含む)長さを有する。メインブラシ33は、ボディ10に対して、軸受部(図示せず)を介して、回転可能に支持される。なお、軸受部は、例えばギアボックス32およびボディ10の一方または両方に形成される。
つぎに、吸引ユニット40について、図1を用いて、説明する。
図1に示すように、吸引ユニット40は、ボディ10の内部に配置され、ファンケース42、電動ファン41などを有する。本実施の形態では、吸引ユニット40は、ごみ箱ユニット50の後方側、かつ後述する電源ユニット70の前方側に配置される。ファンケース42は、ボディ10(図2参照)に取り付けられる。電動ファン41は、ファンケース42の内部に配置される。
そして、電動ファン41は、ごみ箱ユニット50の内部の空気を吸引して、電動ファン41の外方に空気を吐出させる。電動ファン41から吐出された空気は、ファンケース42の内部の空間、および、ボディ10の内部におけるファンケース42の周囲の空間を通過し、ボディ10の外部に排気される。これにより、吸引ユニット40は、清掃対象領域内に存在するごみを、ごみ箱ユニット50内に吸引する。
つぎに、ごみ箱ユニット50について、図1および図2を用いて、説明する。
図1および図2に示すように、ごみ箱ユニット50は、ボディ10の内部において、メインブラシ33の後方側、かつ吸引ユニット40の前方側で、駆動ユニット20の間に配置される。ごみ箱ユニット50は、ボディ10に取り付けられた状態、および、ボディ10から取り外された状態を、ユーザが任意に選択できる着脱構造を有する。
つぎに、制御ユニット60およびセンサについて、図1および図2を用いて、説明する。
図1および図2に示すように、制御ユニット60は、ボディ10の内部において、吸引ユニット40の後方側に配置される。制御ユニット60は、自律走行型掃除機110に設けられた複数のセンサからの入力信号に基づいて、走行用モータ21、ブラシ駆動モータ31、電動ファン41などを制御する。
なお、本実施の形態では、複数のセンサとして、例えば障害物検出センサ61、距離測定センサ62、衝突検出センサ63、床面検出センサ64などが含まれる。また、複数のセンサのうち、障害物検出センサ61を、以降では、単に、センサと記載して説明する場合がある。
障害物検出センサ61は、ボディ10の前方に障害物が存在するか否かを検出する。距離測定センサ62は、ボディ10の周囲に存在する物体とボディ10との距離を検出(測距)する。衝突検出センサ63は、ボディ10が周囲の物体と衝突したことを検出する。床面検出センサ64は、ボディ10の底面に清掃面が存在するか否かを検出する。
そして、障害物検出センサ61、距離測定センサ62、衝突検出センサ63および、床面検出センサ64のそれぞれは、検出した検出信号を、制御ユニット60に出力する。
具体的には、障害物検出センサ61は、図示しない発信部および受信部を有する、例えば超音波センサなどで構成される。超音波センサは、発信部から超音波を発信し、障害物からの反射波を受信部で検出することで、障害物を検出する。距離測定センサ62および床面検出センサ64は、図示しない発光部および受光部を有する、例えば赤外線センサなどで構成される。赤外線センサは、発光部から赤外線を発信し、壁や床面からの反射波を受信部で検出することで、壁との距離や床面を検出する。また、衝突検出センサ63は、例えば接触式変位センサなどで構成される。
つぎに、電源ユニット70について、図2を用いて、説明する。
自律走行型掃除機110は、図2に示すように、電源ユニット70を、さらに有する。電源ユニット70は、駆動ユニット20、清掃ユニット30、吸引ユニット40、障害物検出センサ61、距離測定センサ62、衝突検出センサ63および、床面検出センサ64などの各要素に電力を供給する。電源ユニット70は、自律走行型掃除機110の重心位置よりもボディ10の後方側で、吸引ユニット40よりも後方側に配置され、ボディ10に取り付けられる。
本実施の形態の電源ユニット70は、電源ケース71、蓄電池72、メインスイッチ73などを有する。蓄電池72は、例えば2次電池で構成され、電源ケース71内に収容される。メインスイッチ73は、電源ユニット70から上記各要素への電力の供給および停止を切り替える。
つぎに、サイド吸引部ユニット80について、図1および図2を参照しながら、図3から図6を用いて、説明する。
図1および図2に示すように、サイド吸引部ユニット80は、ボディ10の底面側で、例えばボディ10の右方の前方側に配置される。
サイド吸引部ユニット80は、図3に示すように、付勢部材を構成するトーションバネ81、上下方向可動機構82、長手方向伸縮機構83、吸引風路84、サイド吸引部後部90、サイド吸引部前部100などから構成される。
また、図4に示すように、サイド吸引部後部90は、回動軸91、サイド吸引部接続穴92、バネ取付け軸93、吸引風路94などを有する。
さらに、図5および図6に示すように、サイド吸引部前部100は、ガイド部材を構成するガイドローラー101、サイド吸引部接続軸102、バネ室103、吸引風路溝104、起毛布取付け台105などを有する。
このとき、サイド吸引部前部100は、図5および図6に示すように、平面視において、先端がボディ10から外方に突出する、60度から90度の鋭角の角形状を有する先端部100aを備える。なお、本実施の形態では、先端部100aの角度を、90度としている。
サイド吸引部ユニット80は、回動軸91を介して、ボディ10と接続される。回動軸91は、ボディ10を水平に設置した場合において、ボディ10の鉛直方向を回転の軸として配設される。
また、サイド吸引部ユニット80は、長手方向が、自律走行型掃除機110の進行方向に対して直交方向を向くように、トーションバネ81により付勢される。つまり、サイド吸引部ユニット80は、先端部100aと回動軸91とが、自律走行型掃除機110の進行方向に対して直交方向を向くように、トーションバネ81で付勢される。
また、サイド吸引部前部100とサイド吸引部後部90とは、サイド吸引部接続穴92とサイド吸引部接続軸102によって接続される。これにより、サイド吸引部ユニット80の上下方向可動機構82が構成される。同様に、バネ取付け軸93とバネ室103によって、サイド吸引部ユニット80の長手方向伸縮機構83が構成される。
このとき、サイド吸引部ユニット80の吸引風路84は、吸引風路94と吸引風路溝104によって構成される。吸引風路84は、ボディ10の内部を通り、清掃ユニット30の吸込口34と連通される。
また、回動軸91は、ボディ10の右方の前方側に配置される。つまり、回動軸91は、ボディ10の幅方向中央よりも、清掃時において、清掃領域内の壁側と対向する位置に配置される。これにより、メインブラシ33による壁・隅部の清掃が、回動軸91の配置で阻害されることがない。その結果、容易に壁・隅部の清掃を行える。さらに、回動軸91を壁側に近い位置に設けている。そのため、回動軸91は、自律走行型掃除機110の進行方向に対する側方の壁に対して、サイド吸引部ユニット80を、より広い範囲で回動できる。また、後述する制御ユニット60による左右の回転制御において、回動軸91の回転角を任意に設定することができる。
また、図5および図6に示すように、ガイドローラー101は、サイド吸引部前部100の先端部100aに配置される。吸引風路溝104は、サイド吸引部前部100の底面側に配置される。起毛布取付け台105は、サイド吸引部前部100の底面側で、かつ自律走行型掃除機110の進行方向に対して吸引風路溝104より後方に配置される。
以上のように、自律走行型掃除機110の各要素は構成される。
以下に、制御ユニット60による自律走行型掃除機110の制御方法について、図7を用いて、説明する。
図7は、自律走行型掃除機110の電気系機能を示すブロック図である。
上述したように、制御ユニット60は、平面視において、ボディ10の内部の電源ユニット70(図1参照)上に配置される。制御ユニット60は、電源ユニット70、障害物検出センサ61、左右の距離測定センサ62、衝突検出センサ63、前後の床面検出センサ64、一対の走行用モータ21、ブラシ駆動モータ31および、電動ファン41と電気的に接続される。
まず、制御ユニット60は、障害物検出センサ61から入力される検出信号に基づいて、ボディ10よりも前方側の所定範囲内に自律走行型掃除機110の走行を妨げ得る物体が存在しているか否かを判定する。制御ユニット60は、距離測定センサ62から入力される検出信号に基づいて、ボディ10の前方頂部10aの周囲に存在する物体とボディ10の輪郭との距離を演算する。
さらに、制御ユニット60は、衝突検出センサ63から入力される検出信号に基づいて、ボディ10が周囲の物体に衝突したか否かを判定する。制御ユニット60は、床面検出センサ64から入力される検出信号に基づいて、ボディ10の下方に清掃対象領域の清掃面が存在するか否かを判定する。
そして、制御ユニット60は、上述の判定および演算の結果の1つまたは複数を用いて、走行用モータ21、ブラシ駆動モータ31および、電動ファン41を制御する。これにより、自律走行型掃除機110により対象領域の清掃面が清掃される。
そこで、自律走行型掃除機110が清掃対象領域の清掃面を清掃するときの動作例について、図8から図13を用いて、以下に説明する。
図8は、同自律走行型掃除機の壁進入時の動作を示す平面図である。図9Aおよび図9Bは、同自律走行型掃除機のサイド吸引部ユニットの位置調整動作を示す平面図である。図10は、同自律走行型掃除機の壁走行動作を示す平面図である。図11は、同自律走行型掃除機の隅部進入動作を示す平面図である。図12は、同サイド吸引部ユニットの隅部進入動作を示す平面図である。図13は、同自律走行型掃除機の隅部清掃動作を示す平面図である。
つまり、図8から図13は、自律走行型掃除機110が壁R1、壁R2、隅R3を清掃する動作を示す平面図である。
このとき、制御ユニット60は、例えば、以下に示すように自律走行型掃除機110を走行させて、清掃対象領域を清掃する。
以下、図8から図13を用いて、自律走行型掃除機110の動作ステップの一例について、順次説明する。
まず、図8に示すように、自律走行型掃除機110が前進中において、壁R1に接近すると、制御ユニット60に、障害物検出センサ61から障害物の検出信号が入力される。このとき、制御ユニット60は、検出信号に基づいて、壁R1に接触する直前で、自律走行型掃除機110を一時停止させる。
つぎに、制御ユニット60は、距離測定センサ62の検出信号に基づいて、図中の矢印で示すように、自律走行型掃除機110の前進方向と壁R1が平行になるよう左回転させる。つまり、サイド吸引部ユニット80の先端部100aが、壁R1側に位置するように左側に回転させる。なお、サイド吸引部ユニット80は、壁R1に十分接触する長さを有する。具体的には、本実施の形態においては、回動軸91の中心からサイド吸引部前部100の先端までの長さは、例えば110mmである。
サイド吸引部ユニット80は、回動軸91を中心に回転し、ボディ10、すなわちルーローの三角形状に納まるように配置される。サイド吸引部前部100のガイドローラー101は、壁R1との摩擦を低減するように働くため、自律走行型掃除機110は動きが阻害されずに回転できる。
この時点において、サイド吸引部ユニット80の回動軸91を通り、かつ、幅方向に沿う軸である軸L1が、壁R1と直交する。これにより、自律走行型掃除機110は、前進方向が、壁R1の壁面と平行に配置される。
つぎに、図9Aに示すように、制御ユニット60は、自律走行型掃除機110のサイド吸引部ユニット80を、軸L1が壁R1と直交していた位置よりも前方側、すなわち、直交する軸L1が壁R1と平行な進行方向側に向くように、さらに左回転させる。本実施の形態の場合、回転角A1が、例えば30度になるまで左回転させる。なお、回転角A1は、軸L1が、壁R1と直交していた時点からさらに左回転する角度である。
つぎに、図9Aに示す状態から、図9Bに示すように、制御ユニット60は、自律走行型掃除機110のボディ10を、回転角A2に相当する30度、右回転させる。これにより、自律走行型掃除機110の前進方向と、壁R1とが平行になる。上記動作により、サイド吸引部ユニット80の先端部100aは、ガイドローラー101を介して、軸L1より前方側、すなわち、軸L1よりも前進方向側に出た状態で壁R1に接触する。つまり、サイド吸引部ユニット80の先端部100aは、軸L1よりも前方側で壁R1と当接して配置される。これにより、図13に示すように、自律走行型掃除機110が壁R2に到達する際に、サイド吸引部ユニット80を、隅R3に、より確実に配置できる。なお、上記実施の形態では、回転角A1と回転角A2を、各々30度に設定した例で説明したが、これに限られない。上記の左回転と右回転の動作により、軸L1よりも後側に位置するサイド吸引部ユニット80を、軸L1よりも後側から前側に配置でき、さらに、壁R1に沿って、スムーズに前進できる角度であれば、回転角A1、A2の角度は、特に限定されない。
つぎに、図10の(a)から(c)に示すように、自律走行型掃除機110を壁R1に沿って前進させる。このとき、制御ユニット60は、距離測定センサ62の検出信号に基づいて、自律走行型掃除機110の前方頂部10a近傍の側面と壁R1との距離Xを一定に保つように、走行用モータ21などを制御する。しかし、距離測定センサ62の誤差により、上述したボディ10の振れが生じる。そのため、自律走行型掃除機110の側面と壁R1との距離Xは、完全に一定とはならず、図10の(a)から(c)に示すように変動する。
つまり、図10の(b)の状態から、図10の(c)に示すように、自律走行型掃除機110が壁R1に近づく向きにボディ10が振れた場合、サイド吸引部ユニット80は、壁R1から離れる左向きに回転するだけで、壁R1とは接触した状態が維持される。
また、図10の(b)の状態から、図10の(a)に示すように、サイド吸引部前部100が壁R1と離れる向きにボディ10が振れた場合でも、サイド吸引部ユニット80は、自律走行型掃除機110の進行方向に対して直交方向になるように、トーションバネ81で付勢されているため、壁R1へ近づく右向きに回転する。つまり、サイド吸引部ユニット80は、壁R1に向かって右回転する。そのため、サイド吸引部ユニット80は、その最大長さ以上に、壁R1との距離Xが離れない限り、常に壁R1と接触した状態で、自律走行型掃除機110は走行できる。
つぎに、制御ユニット60は、図11に示すように、自律走行型掃除機110を、前方の壁R2に向かって前進させる。このとき、壁R2に接近すると、制御ユニット60には、障害物検出センサ61から、障害物である壁R2の検出信号が入力される。そして、制御ユニット60は、入力される検出信号に基づいて、壁R2に接触する直前で、自律走行型掃除機110を一時停止させる。このとき、サイド吸引部ユニット80の先端部100aは、壁R1と接触しているとともに、軸L1よりも前方側に出ている。そのため、サイド吸引部ユニット80の先端部100aで、隅R3の先端(壁R1と壁R2の接点)までを、より確実に覆うことができる。
このとき、自律走行型掃除機110の一時停止位置は、障害物検出センサ61の誤差により、上述したボディ10の振れが生じる。そのため、自律走行型掃除機110のボディ10の前面10bと壁R2との距離Yは、完全に一定にならない。同様に、距離測定センサ62の誤差によるボディ10の振れにより、自律走行型掃除機110の前方頂部10a近傍にボディ10の側面10cと壁R1までの距離Xも、一定にならない。
しかし、図12に示すように、自律走行型掃除機110と壁R1との距離Xと、壁R2との距離Yが変化しても、上述したように、サイド吸引部ユニット80は、壁R2に十分接触する長さを有する。具体的には、本実施の形態においては、回動軸91の中心からサイド吸引部前部100の先端までの長さを110mmに設定している。また、サイド吸引部ユニット80の先端部100aは、60度から90度の角形状を有する。これらにより、サイド吸引部ユニット80は、隅R3の先端R31(壁R1と壁R2との交差部)まで確実に覆うことができる。
また、サイド吸引部ユニット80は、回動軸91を中心に回転可能に構成している。さらに、バネ取付け軸93とバネ室103より構成される長手方向伸縮機構83を備える。長手方向伸縮機構83は、サイド吸引部ユニット80の長手方向の長さを変化させることができる。これらにより、距離Xと距離Yが小さい、自律走行型掃除機110が壁R1や壁R2に接触する位置までサイド吸引部ユニット80が近づいても、サイド吸引部ユニット80は、回動および長手方向に伸縮する。そのため、サイド吸引部ユニット80は、隅R3を過剰な押圧しない。その結果、自律走行型掃除機110は、動きが阻害されることなく、スムーズに走行できる。
つぎに、制御ユニット60は、図13に示すように、自律走行型掃除機110の前面10bを壁R2に接触させるように回転する動作、および、自律走行型掃除機110の右方の側面10cを壁R1に接触させるように回転する動作を、繰り返し実行させる。このとき、サイド吸引部ユニット80は、回動軸91を中心に、軸L1に対して、前方および後方に回動する。同時に、長手方向伸縮機構83は、サイド吸引部ユニット80の長手方向の長さを変化させる。これらにより、サイド吸引部ユニット80は、自律走行型掃除機110の動作を阻害しない。その結果、自律走行型掃除機110は、清掃領域内をスムーズに走行して、清掃作業を実行できる。
以上のように、本実施の形態の自律走行型掃除機110は、回動可能で、かつ伸縮可能なサイド吸引部ユニット80を用いて、壁・隅部を清掃する。これにより、サイド吸引部ユニット80は、自律走行型掃除機110の走行を阻害することなく、壁・隅部に存在するごみを、より確実に吸引できる。そのため、従来の自律走行型掃除機と比べて、自律走行型掃除機110の清掃能力を、より高めることができる。
また、本実施の形態の自律走行型掃除機110は、サイド吸引部接続穴92を、サイド吸引部接続軸102よりも、清掃対象領域の床面と水平な方向に長く形成し、サイド吸引部接続軸102を円柱形で形成している。そのため、自律走行型掃除機110は、清掃対象領域の床面の高さが変化しても、それに追従して、サイド吸引部接続軸102を軸として、サイド吸引部ユニット80が上下に可動できる。そのため、サイド吸引部ユニット80の吸引風路84が、床面と容易に密着する。これにより、サイド吸引部ユニット80は、自律走行型掃除機110の走行を阻害せずに、床面に密着して、より確実にごみを吸引できる。その結果、従来の自律走行型掃除機と比べて、自律走行型掃除機110の清掃能力を、より高めることができる。
また、本実施の形態の自律走行型掃除機110は、起毛布取付け台105をサイド吸引部前部100の底面側で、自律走行型掃除機110の進行方向に対して吸引風路溝104より後方に配置している。これにより、起毛布取付け台105に取付けられた起毛布(図示せず)は、サイド吸引部ユニット80の吸引風路84の自律走行型掃除機110の進行方向の後方側と、床面とを密着させる。その結果、自律走行型掃除機110の進行方向前方のごみを、効率よく吸引できる。
上記構成により、吸引風路84の清掃範囲を狭めることなく、吸引力を高めることができる。その結果、従来の自律走行型掃除機と比べて、自律走行型掃除機110の清掃能力を、よりも高めることができる。
なお、上記実施の形態では、回動軸91およびサイド吸引部ユニット80を、ボディ10の右方の前方側に配置する構成を例に説明したが、左方の前方側に配置してもよい。その場合、図8から図13の制御動作の説明において、左回転および右回転とした回転に係る制御は、それぞれ逆方向、すなわち右回転および左回転となるように制御される。
また、上記実施の形態では、サイド吸引部ユニット80をボディ10の右方の前方側に設けた構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、サイド吸引部ユニット80を、ボディ10の右方の前方側および左方の前方側の2箇所に配置する構成としてもよい。これにより、自律走行型掃除機110の回転方向によらず、壁・隅部の清掃が可能となる。その結果、自律走行型掃除機110の走行中の清掃範囲が広がるとともに、清掃効率を、より向上させることができる。
以上で説明したように、本発明の自律走行型掃除機は、ごみを吸引するための吸引ユニットを内蔵したボディと、鉛直方向を軸とする回動軸を介して、ボディに対して回動自在に設けられ清掃対象領域の壁および隅部を吸引清掃するサイド吸引部ユニットを備える。サイド吸引部ユニットは、平面視において、先端が突出する角形状を有する先端部と、先端部に設けられ、壁との摩擦を低減するためのガイド部材と、吸引ユニットと連通する吸引風路と、長手方向に伸縮するための長手方向伸縮機構を有する。
この構成によれば、ボディと壁との間の距離が変化しても、長手方向伸縮機構により、サイド吸引部ユニットの先端部は、壁に沿って移動する。そのため、清掃対象領域の壁・隅部に存在するごみを、より確実に吸引できる。さらに、ガイド部材により、サイド吸引部ユニットは、清掃対象領域の壁・隅部における自律走行型掃除機の走行を阻害しない。その結果、清掃効率の高い自律走行型掃除機を提供できる。
また、本発明の自律走行型掃除機は、吸引ユニットに連通し、吸込口を通して床面のごみを吸引する清掃ユニットを備え、サイド吸引部ユニットの吸引風路は、清掃ユニットから分岐して配設される。これにより、清掃ユニットによる本来のごみの吸引機能を損なうことなく、壁・隅部の清掃を確実に行うことができる。
また、本発明の自律走行型掃除機は、サイド吸引部ユニットの長手方向を、ボディの進行方向と直交させるように付勢する付勢部材を備える。
この構成によれば、サイド吸引部ユニットは、壁などに接触したとき、付勢部材の付勢力に抗して回動軸を中心に回動する。そのため、自律走行型掃除機の走行が阻害されない。また、サイド吸引部ユニットは、自律走行型掃除機の進行方向に直交する方向に付勢部材で付勢される。これにより、自律走行型掃除機と壁との距離が変化するボディの振れが発生しても、清掃対象領域の壁・隅部に存在するごみを、より確実に吸引できる。
また、本発明の自律走行型掃除機は、ガイド部材が、サイド吸引部ユニットの先端部の外周に配置されるガイドローラーで構成される。この構成によれば、自律走行型掃除機が壁や隅部に進入するとき、または、壁に沿って走行するとき、サイド吸引部ユニットと壁との接触時の摩擦を低減する。そのため、自律走行型掃除機の走行の阻害が、抑制できる。
また、本発明の自律走行型掃除機は、長手方向伸縮機構が、サイド吸引部ユニットの内部に配置される。
この構成によれば、自律走行型掃除機が壁の隅部に進入するとき、自律走行型掃除機のボディの振れに応じて、サイド吸引部ユニットの長手方向の長さが変化する。そのため、サイド吸引部ユニットが隅部を過剰に押圧することを防止して、隅部を確実に清掃できる。
また、本発明の自律走行型掃除機は、先端部の角形状が、60度から90度の角度で形成される。これにより、サイド吸引部ユニットは、隅の先端まで確実に覆うことができる。その結果、隅部に存在するごみを、より確実に吸引できる。
また、本発明の自律走行型掃除機は、ボディに内蔵され走行を制御する制御部と、前方の壁を検出し制御部に通知するセンサと、を備える。制御部は、センサによる壁の検出に応じてボディの走行を一時停止させ、その後、ボディの前進方向と壁が平行になるように、かつ、サイド吸引部ユニットの先端が壁側に位置するように、ボディを左右いずれか一方向に回転させる。その後、制御部は、サイド吸引部ユニットの先端が、ボディの前進方向に直交し回動軸を通る軸に対して重なる位置、または前進方向側の位置に回動するように、ボディを、さらに一方向に回転させる。その後、制御部は、ボディの前進方向と壁が平行になるように、ボディを一方向と反対方向に回転させるように制御する。これにより、壁・隅部との距離を検出するセンサの誤差により、万が一、ボディの振れが発生しても、清掃対象領域の壁・隅部に存在するごみを、より確実に吸引できる。
本発明は、サイド吸引部ユニットを設けることにより、清掃対象領域の壁・隅部に存在するごみをより確実に吸引し、かつ、サイド吸引部ユニットが清掃対象領域の壁・隅部における走行を阻害しない、清掃効率の高い自律走行型掃除機を提供できる。そのため、本発明は、家庭用および業務用の自律走行型掃除機をはじめとして、様々な環境において使用される自律走行型掃除機に適用できる。
10 ボディ
10a 前方頂部
10b 前面
10c 側面
20 駆動ユニット
21 走行用モータ
22 ハウジング
23 ホイール
30 清掃ユニット
31 ブラシ駆動モータ
32 ギアボックス
33 メインブラシ
34 吸込口
40 吸引ユニット
41 電動ファン
42 ファンケース
50 ごみ箱ユニット
60 制御ユニット(制御部)
61 障害物検出センサ(センサ)
62 距離測定センサ
63 衝突検出センサ
64 床面検出センサ
70 電源ユニット
71 電源ケース
72 蓄電池
73 メインスイッチ
80 サイド吸引部ユニット
81 トーションバネ(付勢部材)
82 上下方向可動機構
83 長手方向伸縮機構
84 吸引風路
90 サイド吸引部後部
91 回動軸
92 サイド吸引部接続穴
93 バネ取付け軸
94 吸引風路
100 サイド吸引部前部
100a 先端部
101 ガイドローラー(ガイド部材)
102 サイド吸引部接続軸
103 バネ室
104 吸引風路溝
105 起毛布取付け台
110,200 自律走行型掃除機
A1,A2 回転角
R1,R2 壁
R3 隅
R31 先端
L1 軸
X,Y 距離

Claims (7)

  1. ごみを吸引するための吸引ユニットを内蔵したボディと、
    鉛直方向を軸とする回動軸を介して、前記ボディに対して回動自在に設けられ清掃対象領域の壁および隅部を吸引清掃するサイド吸引部ユニットと、を備え、
    前記サイド吸引部ユニットは、
    先端が平面視において突出している角形状である先端部と、
    前記先端部に設けられ前記壁との摩擦を低減するためのガイド部材と、
    前記吸引ユニットと連通する吸引風路と、
    長手方向に伸縮するための長手方向伸縮機構を有する、
    自律走行型掃除機。
  2. 前記吸引ユニットに連通し、吸込口を通して床面のごみを吸引する清掃ユニットを備え、
    前記サイド吸引部ユニットの吸引風路は、前記清掃ユニットから分岐して配設される、請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  3. 前記サイド吸引部ユニットの長手方向を、前記ボディの進行方向と直交させるように付勢する付勢部材を備えた、
    請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  4. 前記ガイド部材は、前記サイド吸引部ユニットの先端部の外周に配置されるガイドローラーで構成される、
    請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  5. 前記長手方向伸縮機構は、前記サイド吸引部ユニットの内部に配置される、請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  6. 前記先端部の角形状は、60度から90度の角度で形成される、
    請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  7. 前記ボディに内蔵され走行を制御する制御部と、前方の壁を検出し前記制御部に通知するセンサと、を備え、
    前記制御部は、
    前記センサによる前記壁の検出に応じてボディの走行を一時停止させ、
    その後、前記ボディの前進方向と前記壁が平行になるように、かつ、前記サイド吸引部ユニットの先端が前記壁側に位置するように、前記ボディを左右いずれか一方向に回転させ、
    その後、前記サイド吸引部ユニットの先端が、前記ボディの前進方向に直交し前記回動軸を通る軸に対して重なる位置、または前進方向側の位置に回動するように、前記ボディを、さらに前記一方向に回転させ、
    その後、前記ボディの前進方向と前記壁が平行になるよう、前記ボディを前記一方向と反対方向に回転させるように制御する、
    請求項1に記載の自律走行型掃除機。
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