JP2022162933A - 自律走行型掃除機 - Google Patents

自律走行型掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2022162933A
JP2022162933A JP2021068046A JP2021068046A JP2022162933A JP 2022162933 A JP2022162933 A JP 2022162933A JP 2021068046 A JP2021068046 A JP 2021068046A JP 2021068046 A JP2021068046 A JP 2021068046A JP 2022162933 A JP2022162933 A JP 2022162933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor surface
rotating brush
dust
cleaner
traveling cleaner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021068046A
Other languages
English (en)
Inventor
真也 藤枝
Masaya Fujieda
英也 土田
Hideya Tsuchida
千寿代 松本
Chizuyo Matsumoto
仁 真鍋
Hitoshi Manabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2021068046A priority Critical patent/JP2022162933A/ja
Publication of JP2022162933A publication Critical patent/JP2022162933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】回転ブラシによりはじき出された塵埃による再汚染を抑制する。【解決手段】自律的に走行しながら床面上の塵埃を吸引して掃除を行う自律走行型掃除機100であって、床面200に向かって開口する吸込口122と、左右方向に延在する第一回転軸139周りにブラシ駆動手段により回転し、先端部が床面200と擦れるように吸込口122内に配置される第一回転ブラシ123と、左右方向に延在する第二回転軸周りに回転し、床面に対し第一回転ブラシ123の先端部が擦れる方向に配置され、第一回転ブラシ123が弾き飛ばした塵埃を受け止める阻止ローラー130と、を備える自律走行型掃除機100。【選択図】図7

Description

本開示は、床面上を自律的に走行し、空気を吸引して床面上の塵埃を集塵する自律走行型掃除機に関する。
従来、吸引式の自律走行型掃除機は、回転ブラシで掻き上げた床面上の塵埃を吸い込んで集塵することにより掃除を実行している。特許文献1に記載の自律走行型掃除機は、進行方向において回転ブラシよりも前方の床面に対向する部分には床面上の塵埃と干渉しないための塵埃通過空間を備えている。これにより自律走行型掃除機が進行方向の前方に塵埃を押し出すことなく回転ブラシまで塵埃を到達させることができる。
特開2016-116541号公報
ところが発明者は、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃の一部が自律走行型掃除機の下面に形成された塵埃通過空間を通過して前方にはじき出され、床面上や壁面の下部などを再汚染させてしまう事象を見出すに至った。
本発明は、上記発明者の知見に基づきなされたものであり、回転ブラシによる自律走行型掃除機の進行方向前方の汚染事象を抑制する自律走行型掃除機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の1つである自律走行型掃除機は、自律的に走行しながら床面上の塵埃を吸引して掃除を行う自律走行型掃除機であって、床面に向かって開口する吸込口と、左右方向に延在する第一回転軸周りにブラシ駆動手段により回転し、先端部が床面と擦れるように前記吸込口内に配置される第一回転ブラシと、左右方向に延在する第二回転軸周りに回転し、床面に対し前記第一回転ブラシの先端部が擦れる方向に配置され、前記第一回転ブラシが弾き飛ばした塵埃を受け止める阻止ローラーと、を備える。
本開示よれば、阻止ローラーが回転により塵埃の通過を許容しつつ第一回転ブラシがはじき飛ばした塵埃の障壁となって自律走行型掃除機の前方にはじき出される事象を抑制することができる。
本実施の形態に係る自律走行型掃除機の斜視図である。 本実施の形態に係る自律走行型掃除機の平面図である。 本実施の形態に係る自律走行型掃除機の右側面図である。 本実施の形態に係る自律走行型掃除機の正面図である。 本実施の形態に係る自律走行型掃除機の底面図である。 本実施の形態に係る自律走行型掃除機の前方下側から見た斜視図である。 本実施の形態に係る吸込口近傍を示す断面図である。 本実施の形態に係る吸込口近傍を示す底面図である。 本実施の形態に係る自律走行型掃除機を含む掃除機システムを示す図である。 本実施の形態に係る自律走行型掃除機の機能構成を示すブロック図である 本実施の形態に係るサーバーの機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る静音モードで掃除をするための処理の流れを示すフローチャートである。 塵埃量に応じた掃除動作を示す表である。
以下、本開示に係る自律走行型掃除機の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を説明するために一例を挙示するものであり、本開示を限定する主旨ではない。例えば、以下の実施の形態において示される形状、構造、材料、構成要素、相対的位置関係、接続状態、数値、数式、方法における各段階の内容、各段階の順序などは、一例であり、以下に記載されていない内容を含む場合がある。また、平行、直交などの幾何学的な表現を用いる場合があるが、これらの表現は、数学的な厳密さを示すものではなく、実質的に許容される誤差、ずれなどが含まれる。また、同時、同一などの表現も、実質的に許容される範囲を含んでいる。
また、図面は、本開示を説明するために適宜強調、省略、または比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状、位置関係、および比率とは異なる。
また、以下では複数の発明を一つの実施の形態として包括的に説明する場合がある。また、以下に記載する内容の一部は、本開示に関する任意の構成要素として説明している。
図1は、本実施の形態に係る自律走行型掃除機の斜視図である。図1において、自律走行型掃除機100の前側、後ろ側、左側、右側を夫々矢印で図示している。
図1において、自律走行型掃除機100の筐体101は、上ボデー102と下ボデー103を備えている。筐体101は、前方にバンパ104を備えている。バンパ104の内側には単数または複数の衝突検知用のスイッチ(図示せず)が配置されており、バンパ104が障害物に衝突すると、バンパ104が筐体101内側に向けて移動すると共にスイッチがオンし、バンパ104が障害物に衝突したことが検知される。
筐体101の上面でかつバンパ104の後方には、カバー105が配置されている。カバー105の内側には集塵容器(図示せず)が配置されており、使用者がカバー105を押下するとカバー105の前方または後方が外れ、筐体101から集塵容器を取り出すことができる。
カバー105の後方には、LiDAR(Light Detection and Ranging)106が配置されている。LiDAR106は、LiDAR106の中心を上下方向に延びる軸を回転軸として発光部、および受光部を回転させることにより、筐体101の周囲の障害物等を検知するセンサーの一つである。LiDAR106から得られる障害物等の距離と自律走行型掃除機100との相対的な位置関係を用いることにより、自律走行型掃除機100が存在している部屋の地図を作成することも可能である。
図2は、本実施の形態に係る自律走行型掃除機の平面図である。図2において、自律走行型掃除機100の前側、後ろ側、左側、右側を夫々矢印で図示している。
図2に示すように、筐体101の前方には上から見て略コの字状の形状であるバンパ104が配置され、筐体101の後方には上ボデー102が配置されている。バンパ104と上ボデー102の間には、カバー105が配置されており、カバー105の後方にはLiDAR106が配置されている。
バンパ104は、内部に配置されているスプリング(図示せず)により筐体101の前方へと付勢されており、バンパ104と上ボデー102との間には隙間126が存在する。バンパ104が障害物に衝突すると、バンパ104はスプリングの力に抗してこの隙間126分、後方へと移動し、衝撃を吸収すると共にセンサーにより障害物との衝突を検出する。
図3は、本実施の形態に係る自律走行型掃除機の右側面図である。図3において、自律走行型掃除機100の前側、後ろ側、上側、下側を夫々矢印で図示している。
筐体101の前方にはバンパ104が配置され、その後方には上ボデー102が配置されている。また、上ボデー102の左右側面には、排気口107が形成されており、上ボデー102の後方上面にはLiDAR106が配置されている。下ボデー103の前方にはサイドブラシなどと称される第二回転ブラシ108が配置されており、後方には後輪109が配置されている。
図4は、本実施の形態に係る自律走行型掃除機の正面図である。図4において、自律走行型掃除機100の上側、下側、左側、右側を夫々矢印で図示している。
バンパ104の前面には2つの超音波センサー110と、発光素子と受光素子からなる2つの赤外線センサー111を有している。なお、第二回転ブラシ108は、下ボデー103の前方右側と前方左側の両方に配置されているが、下ボデー103の前方右側、および左側のいずれか一方に配置しても良い。
図5は、本実施の形態に係る自律走行型掃除機の底面図である。図5において、自律走行型掃除機100の前側、後ろ側、左側、右側を夫々矢印で図示している。
図5に示すように、下ボデー103の後方には後輪109が配置されており、この後輪109の前方には、例えばリチウムイオン電池等の二次電池であるバッテリー118が配置されている。前後方向において、下ボデー103の略中央には右駆動輪119と左駆動輪120が配置されており、右駆動輪119と左駆動輪120との夫々に車輪支持部材121が接続されている。車輪支持部材121は、筐体101に対し右駆動輪119と左駆動輪120との夫々を回転可能に連結する部材である。本実施の形態の場合、車輪支持部材121は右駆動輪119と左駆動輪120とをそれぞれ上下方向に移動させ、床面に対し筐体101を持ち上げることが可能である、また、2つの車輪支持部材121は、夫々下ボデー103との間に車輪用のスプリング(図示せず)が配置されており、この車輪用のスプリングにより、車輪支持部材121と、右駆動輪119及び左駆動輪120は、床面に向けて付勢されている。
右駆動輪119と左駆動輪120との間には、バッテリー118の一部が配置されているが、右駆動輪119、および左駆動輪120よりも後方にバッテリー118を配置する構成としても良い。本実施の形態では、比較的重いバッテリー118を筐体101の後方に配置することにより、筐体101の重心を筐体101の後方に設定している。このため、2つの右駆動輪119、および左駆動輪120の回転軸の間に少なくともバッテリー118の一部が位置することが好ましい。
図5において、筐体101のバッテリー118よりも前方、かつ右駆動輪119と左駆動輪120よりも前方には、床面上の塵埃を吸い込むための吸込口122が備えられている。吸込口122の内部には、第一回転ブラシ123が左右方向に延在する第一回転軸周りに回転可能に軸支されている。第一回転ブラシ123の前方には阻止ローラー130が回転可能に軸支されている。阻止ローラー130の前方には、塵埃の通過を許容する塵埃通過空間134(図7、図8参照)が形成される。
吸込口122の左右両側には夫々段差センサー124が配置されている。段差センサー124は発光部と受光部からなり、筐体101が段差にさしかかったことを検知する。
段差センサー124の先端は、第一回転ブラシ123の回転軸の軸線上に位置するか、略同じ位置である。或いは、段差センサー124の先端を、第一回転ブラシ123の回転軸の軸線よりも後方に配置しても良い。
段差センサー124の前方には窪み125があり、この窪み125の略中央において上下方向い延在する軸周りに回転する第二回転ブラシ108が配置されている。第二回転ブラシ108は、前方から吸込口122に向けて塵埃をかき集める様に回転するため、左右逆回転している。
図6は、本実施の形態に係る自律走行型掃除機の前方下側から見た斜視図である。
図6において、下ボデー103前方の左右側には、夫々第二回転ブラシ108が配置された窪み125が形成されている。第二回転ブラシ108の長さは、先端が筐体101外側に突出する長さである。
図7は、吸込口近傍を示す断面図である。自律走行型掃除機100は、LiDAR106等のセンサーからの情報に基づき部屋内における自己位置を認識しながら自律的に走行し、床面上の塵埃を吸引して掃除を行ういわゆるロボット掃除機であって、吸込口122と、第一回転ブラシ123と、第二回転ブラシ108と、阻止ローラー130と、を備えている。
吸込口122は、床面200に向かって開口する部分であり、集塵室131と連通している。集塵室131の壁面には、吸引装置132が取り付けられている。吸引装置132は、集塵室131を負圧にすることにより、第一回転ブラシ123で掻き上げられた塵埃などを空気と共に吸込口122から吸引し、塵埃を集塵容器に収容する。吸込口122の形状は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、左右方向に長い矩形であり、下端部が吸込口122から突出した状態で回転する第一回転ブラシ123と干渉することなく、第一回転ブラシ123の軌跡を囲む大きさに設定されている。
第一回転ブラシ123は、下端部が床面200に接触し、床面200上の塵埃を掻き上げるブラシである。ここで、床面200とはタイルやフローリングなど平面的な床ばかりでなく、絨毯や畳など凹凸が連続する床なども含むものである。第一回転ブラシ123は、進行方向に直交する左右方向に延在する仮想的な第一回転軸139周りに回転可能に筐体101に取り付けられている。第一回転ブラシ123は、モーターなどのブラシ駆動手段(図示せず)の駆動力により回転し、先端部が床面200と擦れるように吸込口122内に配置される。
第一回転ブラシ123の種類は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、第一回転ブラシ123は、放射状に植設された樹脂製のブラシ毛が第一回転軸139の方向に並んで配置されるブラシである。第一回転ブラシ123の回転方向は、床面200と当接するブラシ毛の先端が、前側に向かって移動する回転方向である。つまり、進行方向に向かって右側から見た場合(図7に示す状態)、第一回転ブラシ123は、反時計回りに回転する。進行方向に向かって左側から見た場合は、第一回転ブラシ123は時計回りに回転する。
第二回転ブラシ108は、左右方向において第一回転ブラシ123の外側の領域に存在する塵埃を、第一回転ブラシ123の前方に集めて集塵させるブラシである。第二回転ブラシ108は、床面200に直行する方向に沿う第三回転軸(床面200に直交しない場合もある)周りに回転し、左右方向において阻止ローラー130の端部近傍の床面200の領域である集塵領域133(図8参照)を摺擦し、床面200の塵埃を第一回転ブラシ123の前方に集める。
本実施の形態の場合、第二回転ブラシ108は、第一回転ブラシ123を回転させるブラシ駆動手段に接続されており、第一回転ブラシ123と連動して回転する。なお、第二回転ブラシ108を回転させる第二のブラシ駆動手段を自律走行型掃除機100が備えてもかまわない。
阻止ローラー130は、第一回転ブラシが弾き飛ばした塵埃を受け止め、阻止ローラー130を通過した塵埃が再び塵埃通過空間134に戻ることを阻止する部材である。また、阻止ローラー130は、床面200に対し第一回転ブラシ123の先端部が擦れる方向(本実施の形態の場合、進行方向側)に配置され、左右方向に延在する第二回転軸周りに回転することにより、床面200上の塵埃を移動させることなく乗り越えることができる部材である。阻止ローラー130の種類は、特に限定されるものではなく、第一回転ブラシ123のように、放射状に密に植設された樹脂製のブラシ毛が第二回転軸の方向(左右方向)に並んで配置されるものを例示することができきる。本実施の形態の場合、阻止ローラー130は、丸棒状の芯材135(図7参照)の外周面に第一起毛布136(図7参照)が巻き付けられた部材である。
本実施の形態の場合、第二回転軸(左右方向)における阻止ローラー130の長さは、第一回転ブラシ123の長さよりも短くなるように設定されている。なお、第一回転ブラシ123の端部において弾き飛ばされた塵埃は、阻止ローラー130の側方を通過する場合が考えられるが、図8に示すように、第二回転ブラシ108のブラシ毛が阻止ローラー130の側方を前方から後方に向かって通過するため、阻止ローラー130の側方を通過した塵埃は第二回転ブラシ108により押し戻される。阻止ローラー130は、自律走行型掃除機100の走行により床面200と下端部とが摺擦することにより回転する。つまり、自律走行型掃除機100は、阻止ローラー130を回転させる駆動力を発生させる駆動装置を備えていない。
阻止ローラー130は、吸込口122に着脱自在に取り付けられる枠体137に取り付けられる。これにより、枠体137ごと阻止ローラー130を交換することが可能となる。また、枠体137の床面に対向する面には第二回転ブラシ108の回転領域である集塵領域133内に配置される第二起毛布138が取り付けられている。第二起毛布138は、第一回転ブラシ123に付着した塵埃を落とす機能を有しており、第一回転ブラシ123の前方に集めた塵埃が第一回転ブラシ123の側方に掃き出されることを抑制している。
上記構成の自律走行型掃除機100によれば、阻止ローラー130は、自律走行型掃除機100の進行に伴って回転し床面200にある塵埃を乗り越えることができるため、塵埃通過空間134を通過して吸込口122から吸い込まれる塵埃の障害にならない。また、自律走行型掃除機100の走行時に発生する抵抗にならない。
阻止ローラー130は、床面200と筐体101との間に配置されているため、第一回転ブラシ123の回転により生じる塵埃の掃き飛ばしを防ぐ防御壁として機能する。
また、阻止ローラー130により塵埃通過空間134を封鎖することで吸込口122内の真空度を高めることができ、塵埃の吸引効果を高めることができる。
次に、自律走行型掃除機100の制御を説明する。図9は、本実施の形態に係る自律走行型掃除機を含む掃除機システムを示す図である。図10は、本実施の形態に係る自律走行型掃除機の機能構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態の技術に直接関係ない構成は、本図では図示を省略している。
掃除機システム300において、自律走行型掃除機100は、他の機器と通信をすることができる通信装置301を備えている。通信装置301の通信方式は、有線通信、および無線の少なくとも一方である。無線通信としては、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の短距離無線通信等を例示することができる。また、通信装置301は、ルーター400を介してネットワークNに接続される他の機器と通信することができる。
ルーター400は、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の短距離無線通信により自律走行型掃除機100と無線接続可能であり、更に、ルーター400は、例えば、TCP/IP(Transmisson Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルを用いてネットワークNに接続することも可能である。
通信端末410は、例えば、スマートフォン等のようにタッチパネルにより操作が可能な通信端末や、携帯電話装置、パーソナルコンピュータ等の、ネットワークNと接続する機能を有する通信端末である。なお、通信端末410は、自律走行型掃除機100の通信装置301と直接通信してもかまわない。
サーバー420は、ネットワークNに接続されており、自律走行型掃除機100や通信端末410から送信される各種情報を受信、格納し、送信する機能を有している。
なお、自律走行型掃除機100の通信装置301は、短距離無線接続を行う機能だけでなく、たとえばWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)(登録商標)といった長距離無線通信を行う機能を有していても良いし、ケーブルを介してネットワークNに接続する機能を有していても良い。
通信装置301は、通信端末410やルーター400等と無線接続可能であり、例えば、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の通信機能を有している。
格納装置302は、情報を保存する装置であり、例えば、フラッシュメモリのような不揮発性メモリを例示することができる。制御装置319のプロセッサが実行する制御プログラムや各種パラメータ等を格納する。
吸引装置132は、吸引風を発生させ塵埃を吸い込むためのモーター、ファンなどを備える。吸引装置132と自律走行型掃除機100の裏面に形成された吸込口122は、集塵室131を介して連通しており、吸引装置132によって吸込口122から外気と塵埃が吸引される。
右駆動装置344は、右駆動輪119を駆動するためのモーターである。左駆動装置345は、左駆動輪120を駆動するためのモーターである。
回転検出装置303は、右駆動装置344、および左駆動装置345にそれぞれ取り付けられたエンコーダーからの情報に基づき右駆動輪119と左駆動輪120夫々の回転方向、回転数、回転速度等を検知し、自律走行型掃除機100の走行状態を検出する。
センサー群305は、複数種類のセンサーを有している。段差センサー124は、自律走行型掃除機100の裏面に配置され、床面200の段差を検知するセンサーである。この段差センサー124は、例えば発光素子と受光素子とを有する赤外線によるセンサーである。
赤外線センサー111は、例えば発光素子と受光素子とを有する赤外線センサーであり、自律走行型掃除機100の前面に配置され、自律走行型掃除機100の周囲にある障害物の有無や障害物までの距離等を検知する。なお、この赤外線センサー111は、自律走行型掃除機100の前面だけでなく、右側面、左側面、後ろ面等に配置しても良い。
超音波センサー110は、超音波を発する出力部と、反射された超音波を検知する入力部と、を有する超音波センサーであり、自律走行型掃除機100の前面に複数配置され、自律走行型掃除機100の周囲にある障害物の有無や障害物までの距離等を検知する。なお、この超音波センサー110は、自律走行型掃除機100の前面だけでなく、右側面、左側面、後ろ面等に配置しても良い。
ジャイロセンサ312は、自律走行型掃除機100の移動方向や移動速度等を検知するセンサーである。
マグネットセンサ313は、磁界を検知するセンサーであり、例えばホール素子等からなる。
LiDAR106は、発光部及び受光部と、これらの素子を回転させるための回転機構及びモーターを有している。
制御装置319は、例えばCPU(Central Processing Unit)のようなマイクロコンピュータからなり各装置の制御を司る。制御装置319は、プログラムをプロセッサで実行することにより実現される処理部として掃除制御部321と、位置情報算出部322と、地図情報作成部323と、を備える。
掃除制御部321は、使用者によって清掃開始を指示されたとき、或いは清掃計画にしたがって清掃を実行する。例えば、掃除制御部321は、設定された清掃開始時刻が到来したときに清掃動作を開始する。掃除制御部321は、自律走行型掃除機100の走行中に、第一回転ブラシ123、および第二回転ブラシ108を駆動して床面200を清掃し、吸引装置132を駆動して塵埃を吸引する。
掃除制御部321は、右駆動装置344、および左駆動装置345を制御して右駆動輪119、および左駆動輪120を駆動させることにより自律走行型掃除機100を移動させる。清掃が開始されるとき、掃除制御部321は、自律走行型掃除機100をベースステーションから離脱させる。掃除制御部321は、例えば、格納装置302に格納されている地図を参照しながら、所定の清掃計画にしたがって、または、ランダムに室内を走行する。清掃が終了すると、掃除制御部321は、格納装置302に格納されている地図を参照して、自律走行型掃除機100をベースステーションに帰還させる。
掃除制御部321は、地図情報を作成する際に、右駆動装置344、および左駆動装置345を制御して右駆動輪119、および左駆動輪120を駆動させることにより自律走行型掃除機100を移動させる。例えば、自律走行型掃除機100を部屋の中でジグザグ走行や、部屋の壁に沿って走行させることにより、地図情報を作成することができる。
位置情報算出部322は、LiDAR106で検知された情報と回転検出装置303で検知された情報等から自己位置の情報を算出する。回転検出装置303で検知された情報は、例えば、右駆動輪119、左駆動輪120の回転角度と移動量等の情報である。本実施の形態では、充電台として機能するベースステーションの位置を初期位置として、この初期位置からLiDAR106で検知された情報と回転検出装置303で検知された情報から自己位置の情報を算出する。自己位置の算出方法としては、例えばオドメトリの手法により算出される。
なお、位置情報算出部322による、自己位置の情報は上記した方法に限らず、他の方法も考えられる。例えば、赤外線センサー111や超音波センサー110が検知した障害物に関する情報(障害物の有無と障害物までの距離等の情報)と、LiDAR106が検知した障害物に関する情報(障害物の有無と障害物までの距離等の情報)と、回転検出装置303が検知した駆動輪の回転方向、速度、回転数等の情報と、を用いて、自律走行型掃除機100が現在どの場所にいるかを示す情報を算出することも考えられる。
なお、ジャイロセンサ312が検知した、自律走行型掃除機100の進行方向、速度等の情報も用いて、位置情報算出部322で、自律走行型掃除機が現在どの場所にいるかを示す情報を算出しても良い。
地図情報作成部323は、例えば、赤外線センサー111や超音波センサー110が検知した障害物に関する情報(障害物の有無と障害物までの距離等の情報)と、LiDAR106が検知した障害物に関する情報(障害物の有無と障害物までの距離等の情報)とを用いて部屋の間取りに関する情報を含んだ地図情報を作成する。この地図情報には、主に部屋の壁の位置や障害物の位置が含まれる。また、地図情報を作成するにあたって、LiDAR106が検知した情報のみ使用することも可能である。
本実施の形態では、位置情報算出部322が算出した自律走行型掃除機100が現在どの場所にいるかを示す情報と、地図情報作成部323が作成した地図情報とをフレームに含ませ、通信装置301を用いて通信端末410等に送信される。
図11は、サーバーの機能構成を示すブロック図である。
サーバー420は、CPUにプログラムを実行させることにより各回路の制御を司るサーバー制御部421を処理部として実現させる。
サーバー通信装置422は、例えば、TCP/IP(Transmisson Control Protocol/Internet Protocol)等の通信プロトコルを用いて、ネットワークNに接続する。サーバー格納装置423は、サーバー通信装置422により送受信する各種データを格納する。
図12は、通信端末の機能構成を示すブロック図である。
端末装置310は、CPUにプログラムを実行させることにより自律走行型掃除機100に指示情報を送信する掃除機指示部332を処理部として実現させる。
端末通信装置333は、基地局と無線接続を行う。短距離無線装置314は、自律走行型掃除機100等と無線接続可能であり、例えば、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の通信機能を有している。なお、自律走行型掃除機100にも同様に短距離無線部がある場合、この短距離無線装置314を使用して自律走行型掃除機100と直接接続することも可能である。
表示装置315は、例えば液晶表示装置である。入力装置316は、表示装置315に搭載された例えば静電式のタッチパネルである。端末格納装置317は、例えば、フラッシュメモリのような不揮発性メモリからなり、端末装置310のCPUが実行する制御プログラムや各種パラメータ等を格納する。
自律走行型掃除機100の掃除制御部321は、掃除を実行する時間帯が所定時間帯、および掃除を実行する領域が所定領域の少なくとも一方を満たす場合、静音モードで掃除を実行する。静音モードとは、自律走行型掃除機100が発する音を抑制するように自律走行型掃除機100が動作するモードである。また、静音モードにおいては、所定の時間帯の場合、所定の領域を掃除ルートから除外してもかまわない。例えば右駆動装置344、左駆動装置345など自律走行型掃除機100の走行駆動力を発生させるモーターの出力、吸引装置132が備えるモーターの出力、および第一回転ブラシ123を回転させるブラシ駆動手段のモーターの出力の少なくとも一つを掃除制御部321が抑制することにより発する音を抑制する。また、静音モード状態の場合、掃除制御部321は、自律走行型掃除機100が発する電子音の音量を抑制してもかまわない。
図13は、静音モードで掃除をするための処理の流れを示すフローチャートである。
自律走行型掃除機100のユーザーは、スマートフォンなどの端末装置310にインストールされた掃除機指示アプリケーションを実行する(S1)。これにより掃除機指示部332が起動する。掃除機指示アプリケーションは、自律走行型掃除機100が掃除する時間帯の設定、掃除するルートの設定(掃除する領域の設定、掃除を禁止する領域の設定など)等を受け付けるソフトウエアである。
ユーザーは、掃除機指示アプリケーションに基づき掃除条件を設定する(S2)。掃除条件とは、例えば、掃除する時間帯、掃除する領域などである。掃除機指示部332は、端末格納装置317、およびサーバー420のサーバー格納装置423の少なくとも一方に設定された情報を格納する。
次に、設定された掃除条件に静音モードで掃除すべき時間が含まれるか否かを判定する(S3)。静音モードで掃除すべき時間は、ユーザーが掃除機指示アプリケーションを用いて予め設定してもよい。また、初期設定として夜間(特に深夜12:00-6:00)等が設定されていてもよい。
次に、設定された掃除条件に静音モードで掃除すべき領域が含まれるか否かを判定する(S4)。静音モードで掃除すべき領域は、ユーザーが掃除機指示アプリケーションを用いて予め設定してもよい。また、初期設定として寝室に接する廊下の部分、寝室の隣の部屋などが設定されていてもよい。
静音モードを実行する時間、領域を端末格納装置317、およびサーバー420のサーバー格納装置423の少なくとも一方に設定された情報を格納する(S5)。
次に清掃計画に含まれる走行ルートに寝室などの除外すべき領域が含まれるか否かを判断する(S6)。寝室などの除外すべき領域が含まれている場合、走行ルートから該当領域を除外する(S7)。
設定された条件は、自律走行型掃除機100に送信される(S8)。
なお、上記フローにおける各処理は、掃除機指示アプリケーションで実行してもよく、またサーバー420側で実行してもかまわない。また、自律走行型掃除機100が実行してもかまわない。
なお、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本開示の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本開示の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本開示に含まれる。
例えば、阻止ローラー130は、床面200上の塵埃を移動させることなく回転により乗り越えることができる部材であれば、樹脂製の丸棒、上下方向に移動可能に保持されたアルミなどの金属製パイプなどでもかまわない。
また、自律走行型掃除機100が床面200の塵埃の量を検知するセンサーであるいわゆるゴミセンサ―を搭載し、図14に示すように、塵埃量に応じて掃除動作を変化させる場合、静音モードも塵埃量に応じて変化させてもかまわない。
100 自律走行型掃除機
101 筐体
102 上ボデー
103 下ボデー
104 バンパ
105 カバー
107 排気口
108 第二回転ブラシ
109 後輪
110 超音波センサー
111 赤外線センサー
118 バッテリー
119 右駆動輪
120 左駆動輪
121 車輪支持部材
122 吸込口
123 第一回転ブラシ
124 段差センサー
126 隙間
130 阻止ローラー
131 集塵室
132 吸引装置
133 集塵領域
134 塵埃通過空間
135 芯材
136 第一起毛布
137 枠体
138 第二起毛布
139 第一回転軸
200 床面
300 掃除機システム
301 通信装置
302 格納装置
303 回転検出装置
305 センサー群
310 端末装置
312 ジャイロセンサ
313 マグネットセンサ
314 短距離無線装置
315 表示装置
316 入力装置
317 端末格納装置
319 制御装置
321 掃除制御部
322 位置情報算出部
323 地図情報作成部
332 掃除機指示部
333 端末通信装置
344 右駆動装置
345 左駆動装置
400 ルーター
410 通信端末
420 サーバー
421 サーバー制御部
422 サーバー通信装置
423 サーバー格納装置

Claims (5)

  1. 自律的に走行しながら床面上の塵埃を吸引して掃除を行う自律走行型掃除機であって、
    床面に向かって開口する吸込口と、
    左右方向に延在する第一回転軸周りにブラシ駆動手段により回転し、先端部が床面と擦れるように前記吸込口内に配置される第一回転ブラシと、
    左右方向に延在する第二回転軸周りに回転し、床面に対し前記第一回転ブラシの先端部が擦れる方向に配置され、前記第一回転ブラシが弾き飛ばした塵埃を受け止める阻止ローラーと、
    を備える自律走行型掃除機。
  2. 床面に直行する方向に沿う第三回転軸周りに回転し、前記第二回転軸において前記阻止ローラーの端部近傍の床面を摺擦する第二回転ブラシを備え、
    前記第二回転軸における前記阻止ローラーの長さは、前記第一回転軸における前記第一回転ブラシの長さよりも短い
    請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  3. 前記阻止ローラーは、外周面に第一起毛布を備える
    請求項1または2に記載の自律走行型掃除機。
  4. 前記吸込口に着脱自在に取り付けられる枠体を備え、
    前記阻止ローラーは、前記枠体に取り付けられる
    請求項1から3のいずれか一項に記載の自律走行型掃除機。
  5. 前記枠体は、前記第二回転ブラシの回転領域内に配置される第二起毛布を備える
    請求項2を引用する請求項4に記載の自律走行型掃除機。
JP2021068046A 2021-04-13 2021-04-13 自律走行型掃除機 Pending JP2022162933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021068046A JP2022162933A (ja) 2021-04-13 2021-04-13 自律走行型掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021068046A JP2022162933A (ja) 2021-04-13 2021-04-13 自律走行型掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022162933A true JP2022162933A (ja) 2022-10-25

Family

ID=83724898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021068046A Pending JP2022162933A (ja) 2021-04-13 2021-04-13 自律走行型掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022162933A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6706770B2 (ja) 自律走行型掃除機
EP2721987B1 (en) Method of controlling automatic cleaner
US9854956B2 (en) Robot cleaner and control method thereof
KR102426578B1 (ko) 로봇청소기 및 그 제어방법
JP5819498B1 (ja) 自律移動体及び自律移動体システム
CN214484411U (zh) 自主式地板清洁器
US10048695B2 (en) Traveling device
KR102459151B1 (ko) 로봇청소기 및 그 제어방법
JP2020116380A (ja) 手動でのみ誘導される床処理装置と自動でのみ走行する床処理装置とからなるシステム及びそのシステムの動作方法
WO2016056226A1 (ja) 自律走行型掃除機
US20190008347A1 (en) Self-propelled electronic device and travel method for self-propelled electronic device
WO2018123321A1 (ja) 自律走行型掃除機
JP2017213009A (ja) 自律走行型掃除機
US20190008353A1 (en) Autonomous traveler
US11819174B2 (en) Cleaning control method and device, cleaning robot and storage medium
KR20130042422A (ko) 로봇 청소기 및 그 제어방법
JP6198234B2 (ja) 突出サイドブラシを備えたロボット真空掃除機
JP2019201754A (ja) 自律走行型掃除機
JP6681260B2 (ja) 中継用自走機器および自走機器用通信中継システム
JP2003225184A (ja) 清掃装置
JP6888847B2 (ja) 自走式掃除機
JP2022162933A (ja) 自律走行型掃除機
KR20220058528A (ko) 로봇 청소기 및 제어방법
JP2016077855A (ja) 自律走行型掃除機
JP6340594B2 (ja) 自律走行型掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240319