JPWO2018105646A1 - 集電板及びレドックスフロー電池 - Google Patents

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Abstract

この集電板は、電解液が流通する複数の流路を少なくとも一面に有し、前記複数の流路の間にあたる壁部の前記一面側の露出面である第1面の算術表面粗さ(Ra)が、1μm以上300μm以下である。

Description

本発明は、集電板及びレドックスフロー電池に関する。
本願は、2016年12月6日に、日本に出願された特願2016−236721号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
大容量蓄電池としてレドックスフロー電池が知られている。レドックスフロー電池は、一般に電解液を隔てるイオン交換膜と、そのイオン交換膜の両側に設けられた電極とを有する。この電極上で酸化反応と還元反応を同時に進めることにより充放電が行われる。
レドックスフロー電池では、電極は電極室内に格納されている。レドックスフロー電池は、電極室内に電解液を供給し、電解液を循環させながら動作する。電解液中のイオンは、電子を電極に渡し、電子はレドックスフロー電池の外部に授受される。この際、プロトンは、イオン交換膜を介して授受される。このように、レドックスフロー電池は充放電を行う。
レドックスフロー電池は、全体のエネルギー効率を高めるために、内部抵抗(セル抵抗)の低減、電解液を電極に透過させる際の圧力損失の低減が求められている。その一つの手段として、集電板に所定の流路を設け、電解液の流れを制御することが行われている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
例えば、特許文献1及び特許文献2に示すように、集電板に所定の流路を設けた場合、電解液中で生じた電子は、集電板の流路を構成する壁部を介して授受される。そのため、壁部と電極との接触状態がレドックスフロー電池のセル抵抗に影響を及ぼす。
特開2015−122231号公報 特表2015−505147号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、壁部上において電極と集電板の接触面積を高め、セル抵抗の低いレドックスフロー電池を得ることを目的とする。
本発明者らは、集電板の壁部上の表面状態を制御することで、電極と集電板の接触状態を良好にし、レドックスフロー電池のセル抵抗を低減できることを見出した。
すなわち、本発明は、上記課題を解決するため、以下の集電板及びレドックスフロー電池を提供する。
(1)本発明の一態様にかかる集電板は、電解液が流通する複数の流路を少なくとも一面に有し、前記複数の流路の間にあたる壁部の前記一面側の露出面である第1面の算術表面粗さ(Ra)が、1μm以上300μm以下である。
(2)上記態様にかかる集電板において、前記壁部の幅が0.5mm以上30mm以下であってもよい。
(3)上記態様にかかる集電板において、前記流路を含む所定の領域を囲む周縁壁をさらに有し、前記周縁壁の前記一面側の露出面である第1面には、凹凸が設けられ、前記凹凸は前記周縁壁の延在方向と交差する方向に形成されていてもよい。
(4)上記態様にかかる集電板において、前記流路を含む所定の領域を囲む周縁壁をさらに有し、前記周縁壁の前記一面側の露出面である第1面において、前記周縁壁の延在方向と直交する方向に沿って測定した表面粗さ(Ra)が、前記周縁壁の延在方向に沿って測定した表面粗さ(Ra)より大きくてもよい。
(5)本発明の一態様にかかるレドックスフロー電池は、イオン交換膜と、上記態様にかかる集電板と、前記イオン交換膜と前記集電体との間に配置される電極とを備え、前記集電板は、前記第1面を電極側に向けて配置される。
(6)上記態様にかかるレドックスフロー電池において、前記電極は炭素繊維を含み、前記壁部の前記一面側の露出面である第1面の算術表面粗さ(Ra)は、前記炭素繊維の繊維径の1.0倍以上100倍以下であってもよい。
本発明の一態様に係るレドックスフロー電池は、電極と集電板の接触面積が大きいと考えられ、セル抵抗を小さくすることができる。
第1実施形態にかかるレドックスフロー電池の断面模式図である。 第1実施形態にかかるレドックスフロー電池のセルフレーム内に収納された集電板を積層方向から平面視した図である。 図2で示される第1実施形態にかかるレドックスフロー電池をA−A面で切断した集電板の断面模式図である。 第1実施形態にかかるレドックスフロー電池の集電板の要部を拡大した斜視模式図である。 図2で示される第1実施形態にかかるレドックスフロー電池をA−A面で切断した断面模式図である。 第1実施形態にかかるレドックスフロー電池の電解液の流れを示した図である。
以下、レドックスフロー電池について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材質、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要件を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかるレドックスフロー電池の断面模式図である。
図1に示すレドックスフロー電池100は、イオン交換膜10と、集電板20と、電極30とを有する。集電板20と電極30とは、セルフレーム40によって外周を囲まれている。電極30は、イオン交換膜10と集電板20とセルフレーム40によって形成された電極室K内に設けられている。セルフレーム40は、電極室Kに供給される電解液が、外部に漏れだすのを防ぐ。
図1に示すレドックスフロー電池100は、複数のセルCEが積層されたセルスタック構造を有する。セルCEの積層数は、用途に応じて適宜変更することができ、単セルのみとしてもよい。セルCEを複数直列接続することで、実用的な電圧が得られる。一つのセルCEは、イオン交換膜10と、イオン交換膜10を挟む正極及び負極として機能する二つの電極30と、二つの電極30を挟む集電板20とからなる。
以下、セルCEが積層されるセルスタック構造の積層方向を単に「積層方向」、セルスタック構造の積層方向に垂直な面方向を「面内方向」と言うことがある。
「イオン交換膜」
イオン交換膜10は、好ましくは陽イオン交換膜を用いることができる。具体的には、スルホ基を有するパーフルオロカーボン重合体、スルホ基を有する炭化水素系高分子化合物、リン酸などの無機酸をドープさせた高分子化合物、一部がプロトン伝導性の官能基で置換された有機/無機ハイブリッドポリマー、高分子マトリックスにリン酸溶液や硫酸溶液を含浸させたプロトン伝導体等が挙げられる。これらのうち、スルホ基を有するパーフルオロカーボン重合体が好ましく、ナフィオン(登録商標)がより好ましい。
「集電板」
集電板20は、電極30に電子を授受する役割を持つ集電体である。集電板20は、その両面が集電体として使用できるものである場合、双極板と言われることもある。本実施形態にかかる集電板は、レドックスフロー電池により好ましく用いられる。
集電板20は、導電性を有する材料を用いることができる。例えば炭素を含有する導電性材料を用いることができる。具体的には、黒鉛と有機高分子化合物とからなる導電性樹脂、もしくは黒鉛の一部をカーボンブラックとダイヤモンドライクカーボンの少なくとも1つに置換した導電性樹脂、カーボンと樹脂とを混練成形した成形材が挙げられる。これらのうち、カーボンと樹脂とを混練成形した成形材を用いることが好ましい。
図2は、セルフレーム40内に収納された集電板20を積層方向から平面視した図である。
集電板20のイオン交換膜10側の面には複数の流路Cが設けられている。複数の流路Cの溝の間に当る位置には壁部(内部壁22)が形成されている。複数の内部壁22が設けられ、内部壁22と内部壁22の間に流路Cが形成されているとも言う。集電板20のイオン交換膜10側の面には、凹部20Aが形成されている。図3は、図2で示される第1実施形態にかかるレドックスフロー電池をA−A面で切断した集電板の断面模式図である。図3に示すように、凹部20Aは後述する第1電極31が嵌る部分と流路Cからなる。また集電板20の一面には、凹部20Aを画成する周縁壁21が設けられていてもよい。周縁壁21は、流路Cを含む所定の領域を囲むが、この周縁壁21で囲まれる領域は、凹部20Aを包含し、例えば四角、略四角、長方形などの任意に選択される形状を有する領域である。周縁壁21で囲まれた凹部20A内には、周縁壁21の開口部21iから電解液が供給される。
周縁壁21の開口部21iから供給された電解液は、凹部20A内全面に広がった後、排出路23から排出されることが好ましい。電解液が凹部20A内の面内方向全面に行き渡ることで、面内方向全面に渡って電極30を利用することができる。その結果、レドックスフロー電池のセル抵抗が小さくなると共に、充放電特性が向上する。
図4は、集電板20の要部を拡大した斜視図である。図4に示すように、周縁壁21の第1面21a(流路が形成された一面側(図視上面側)の露出面)には、電解液の流れを阻害する凹凸が設けられていることが好ましい。周縁壁21の第1面21aは、積層方向を向き、電極30又はイオン交換膜10に相対する面とも言う。凹凸は、周縁壁21の延在方向Dと交差する方向に形成される。図2、図4中の矢印方向は延在方向Dを表す。凹凸とは、例えば図4のような筋状の溝である。
周縁壁21の第1面21aに延在方向Dと交差する方向に周期を有する凹凸が形成されていると、凹部20Aから排出路23へ電解液は流れにくくなる。すなわち、電解液が凹部20A内全面に十分行き渡る前に、周縁壁21の第1面21a上を通過して電解液が排出路23へ流れることが阻害される。その結果、電解液が凹部20A内全面に十分行き渡り、電極30の面内方向全面に電解液が供給される。
ここで、周縁壁21の第1面21aは、必ずしも凹凸形状でなくてもよい。例えば、周縁壁21の第1面21aにおいて周縁壁21の延在方向Dと直交する方向に沿って測定した表面粗さ(Ra)が、周縁壁21の延在方向Dに沿って測定した表面粗さ(Ra)より大きい構成でもよい。この構成によれば、凹部20Aから排出路23への電解液への流れを阻害できる。また周縁壁21の第1面21aに、周縁壁21の延在方向Dに沿って溝を切ってもよい。
内部壁22は、凹部20A内に電解液が流れる流路Cを構成(形成)する。流路Cの形状および複数の流路Cによって規定される内部壁22の形状は、特に限定されない。
図2に示す内部壁22は、流路Cが開口部21iから一方向に延在する第1流路C1と、第1流路C1に繋がり第1流路C1から交差する方向に分岐する第2流路C2と、を有する。供給された電解液は、第1流路C1に沿って流れると共に、第2流路C2に広がるように流れる。すなわち、電解液は、凹部20Aの面内方向に広がりやすい。
集電板20の構成は、図2の構成に限られず、種々の構成をとることができる。
図4は、集電板20の要部を拡大した斜視図である。図4に示す内部壁22の第1面22a(複数の流路の間にあたる内部壁の一面側(図視上面側)の露出面)は、イオン交換膜10側に配置される面である。内部壁22の第1面22aは、積層方向を向き、電極30に相対する面とも言う。図4では、内部壁22の間の流路Cの断面形状を矩形で図示している。流路Cの断面形状は、半円状、三角形状でもよい。
内部壁22の第1面22aは電極30と直接接する。本実施形態において内部壁22の第1面22aの算術表面粗さ(Ra)は、1μm以上300μm以下であり、2μm以上250μm以下であることが好ましく、さらに5μm以上200μm以下であることがより好ましい。ここで、算術表面粗さは、JIS B 0601に基づき測定した。測定長は2mmとし、任意の3点を測定して得られたRaの平均値を求める。算術表面粗さは平均表面粗さ又は単に表面粗さともいう。
内部壁22の第1面22aが所定の表面粗さを有することで、電極30と内部壁22の接触面積が大きくなると考えられる。電極30と内部壁22の接触面積が大きいと、電解液中で生じた電子の授受がスムーズになり、レドックスフロー電池のセル抵抗が低減する。
またレドックスフロー電池は、それぞれ別個の部材である集電板20、電極30、イオン交換膜10をそれぞれ積層し、積層方向から挟みこむことで組み合わされる。そのため、集電板20に対する電極30の位置が面内方向にずれる場合がある。集電板20に対する電極30の位置がずれると、電極30を通過しない電解液の流れが生じ、レドックスフロー電池の充放電容量が低下する。
内部壁22の第1面22aが所定の表面粗さを有すると、レドックスフロー電池を組み立て時における電極30の位置決めが安定化する。すなわち、レドックスフロー電池の充放電容量が低下することが避けられる。
また内部壁22の第1面22aと電極30を構成する炭素繊維の接触状態も、集電板20と電極30との接触面積を高めるための大きな要因の一つである。
例えば、内部壁22の第1面22aの平均表面粗さ(Ra)に対し電極30を構成する炭素繊維の繊維径が非常に大きい場合、第1面22aの凹凸内に炭素繊維が入ることができない。この場合、炭素繊維と第1面22aの凹凸とは、点接触する。
電極30と集電板20との接触面積を大きくするためには、炭素繊維と第1面22aの凹凸とは面接触することが好ましい。そのため、内部壁22の第1面22aの算術表面粗さ(Ra)は、後述する電極30を構成する炭素繊維の繊維径の1.0倍以上100倍以下であることが好ましく、1.2倍以上50倍以下であることがより好ましい。内部壁22の第1面22aが当該範囲内であれば、電極30と集電板20との接触面積をより大きくできる。
内部壁22の第1面22aの表面粗さ(Ra)に対し電極30を構成する炭素繊維の繊維径が非常に大きい場合、第1面22aの凹凸内に炭素繊維が入ることができない。この場合、炭素繊維と第1面22aの接触は、点接触となる。これに対し、内部壁22の第1面22aの表面粗さ(Ra)を上記範囲内とすることで、凹凸内に炭素繊維が入り込むことができ、炭素繊維と第1面22aとが面接触する。その結果、電極30と集電板20との接触面積が大きくなる。
内部壁22の幅Wは、0.5mm以上30mm以下であることが好ましく、0.5mm以上10mm以下であることがより好ましい。電解液は流路Cに沿って供給される。そのため、流路C上に位置(存在)する電極30と、内部壁22上に位置する電極30と、を比較すると、流路C上に位置する電極30の方が電解液を供給されやすい。内部壁22の幅Wが狭い方が、内部壁22上の電極30に電解液を供給し易くなる。
レドックスフロー電池における反応は、電解液と電極30の界面で生じる。そのため、内部壁22の幅が充分小さいことで、面内方向に十分な電解液が供給され、セル抵抗の増加が抑制されると共に、レドックスフロー電池の充放電容量が低下することが避けられる。
また内部壁22は、電解液を流すための流路を構成する。そのため、内部壁22がある程度の厚みを有することで、十分な強度を確保できる。その結果、加工し易くなる等の利点を有する。
「電極」
図5は、第1実施形態にかかるレドックスフロー電池を図2におけるA−A面で切断した断面模式図である。
電極30には、炭素繊維を含む導電性シートを用いることができる。ここで言う炭素繊維とは、繊維状炭素であり、例えばカーボンファイバー、カーボンナノチューブ等が挙げられる。電極30が炭素繊維を含むことで、電解液と電極30の接触面積を増し、レドックスフロー電池100の反応性が高まる。
特に径が1μm以下のカーボンナノチューブを電極30が含む場合、カーボンナノチューブの繊維径が小さく、電解液と電極30との接触面積を大きくできる。一方で、径が1μm以上のカーボンファイバーを電極30が含む場合、その導電性シートが強く、破れにくくなる。炭素繊維を含む導電性のシートとしては、例えば、カーボンフェルト、カーボンペーパー、カーボンナノチューブシート等を用いることができる。
電極30は、積層方向に1層構成でも複数層構成でもよい。例えば、図5に示すように、電極30は、集電板20側から第1電極31と、第2電極32と、液流出層33とを有する構成でもよい。
第1電極31は、集電板20の凹部20Aに嵌合し、周縁壁21の第1面21aより集電板20側に存在する。詳細には、凹部20Aのうち、周縁壁21の側面と内部壁22の第1面22aとに囲まれた領域に第1電極31は嵌合する。第2電極32は、周縁壁21の第1面21aよりイオン交換膜10側にあり、セルフレーム40で囲まれる領域全面に広がっている。液流出層33は、セルフレーム40で囲まれる領域全面に広がっており、第2電極32と比較して電解液が流れやすいのが好ましい。液流出層33は、通液する多数の孔を有する多孔性シートであればよく、必ずしも導電性を有していなくてもよい。
集電板20と電極30との接触面積を高めるために電極30を構成する炭素繊維の繊維径と内部壁22の第1面22aの平均表面粗さ(Ra)の関係が重要であることを上述した。電極30が複数層からなる場合、内部壁22と接触する電極層、すなわち図5では第1電極31に含まれる炭素繊維の繊維径が重要になる。
また内部壁22と接触する電極30(或いは第1電極31)が複数種の繊維からなる場合、電極30(或いは第1電極31)中の繊維径の大きい炭素繊維の繊維径に対して内部壁22の第1面22aの平均表面粗さ(Ra)を決めるのが好ましい。繊維径の大きい炭素繊維とは、集電板20と接する電極30の面を光学顕微鏡や走査型電子顕微鏡(SEM)等により1cm四方の視野を観察した中で、太い繊維のことである。繊維径の大きい炭素繊維の繊維径は、太い繊維3本の平均径とする。
第1電極31は、第2電極32より通液性が高いことが好ましい。第1電極31の面内方向の通液性が第2電極32の積層方向の通液性より高いと、電極室K内に流入した電解液の流れが第2電極32によって阻まれ、電解液が面内方向に広がる。電解液が凹部20Aの面内方向全面に広がると、第2電極32全面に電解液をより均一に流入させやすい。
液流出層33は、多孔質で、第2電極32より流出した電解液を排出路へと導く。そのため、液流出層33は第2電極32より通液性が高いことが好ましい。液流出層33の面内方向の通液性が第2電極32の積層方向の通液性より高いと、第2電極32の排出路23近傍における電解液の流れの差が少なくなる。その結果、第2電極32の全面を用いて充放電反応を行うことができ、セル抵抗が低下する。液流出層33に導電性の材料を用い、電極30の一部を構成する電極(第3電極)とすると、よりセル抵抗が低下する。導電性材料としては、第1電極31に例示した材料を用いることができる。
通液性は、ダルシー則の透過率(以下、単に透過率と言うことがある。)により評価できる。ダルシー則は多孔性媒体の透過率を表すのに用いられるのが一般的であるが、便宜上多孔性材料以外の部材にも適用する。その際、不均一で異方性のある部材については、最も低い透過率となる方向の透過率を採用する。
ダルシー則の透過率k(m)は、粘度μ(Pa・sec)の液を通液させる部材の断面積S(m)、部材の長さL(m)と、流量Q(m/sec)を通液した際の部材の液流入側と液流出側の差圧ΔP(Pa)から、次式で表される液体の透過流束(m/sec)の関係より算出される。
Figure 2018105646
第1電極31の透過率は、第2電極32の透過率と比べて、100倍以上であることが好ましく、300倍以上であることがより好ましく、1000倍以上であることがさらに好ましい。当該関係を実現できる具体的な例としては、第1電極31として繊維径が1μm以上の炭素繊維等により構成されたカーボンフェルト、カーボンペーパー等を用い、第2電極32として繊維径が1μm以下のカーボンナノチューブ等により構成されたカーボンナノチューブシート等を用いる場合が挙げられる。なお、第1電極31の透過率は面内方向の透過率を意味し、第2電極32の透過率は積層方向(面内方向の法線方向)の透過率を意味する。
液流出層33は第2電極32より通液性が高いことが好ましい。第2電極32を通過した電解液が、速やかに排出路23へ排出されるためである。液流出層33の透過率は、第2電極32の透過率と比べて、50倍以上であることが好ましく、100倍以上であることがより好ましく、300倍以上であることがさらに好ましく、1000倍以上であることが特に好ましい。当該関係を実現できる具体的な例としては、液流出層33として第1電極31に例示した材料を用いることができる。なお、液流出層33の透過率は面内方向の透過率を意味する。
「レドックスフロー電池の動作」
図6を用いて、レドックスフロー電池100の動作の一例を説明する。図6は、第1実施形態にかかるレドックスフロー電池100の電解液の流れを示した図である。
レドックスフロー電池100の電極室Kにはセルフレーム40に設けられた流入口から電解液が供給される。電極室K内に供給された電解液は、電極室K内の電極30と反応する。反応時に生じたイオンは、イオン交換膜10を介して電極30間を流通し、充放電を行う。反応後の電解液は、セルフレーム40に設けられた流出口から排出される。
電極室K内においては、電解液は、周縁壁21の開口部21iから凹部20A内に供給される(流れf11)。供給された電解液は、内部壁22に沿って流れ凹部20Aの面内方向に広がる(流れf12)。そして、電解液は、電極30を通って排出路23から排出される(流れf13)。
上述のように、本実施形態にかかるレドックスフロー電池によれば、電極と集電板の接触面積を高めることができる。そのため、電極と集電板の接触面積が大きくなることで、電解液中で生じた電子の授受がスムーズになり、レドックスフロー電池のセル抵抗を低減できる。
また本実施形態にかかるレドックスフロー電池によれば、レドックスフロー電池の組み立て精度が向上する。そのため、レドックスフロー電池の充放電容量が低下することが避けられる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要件の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(実施例1)
[部材の準備]
カーボンを含んだ樹脂複合体からなる50mm×50mmの平板の集電板20を用意した。セルフレーム40によって囲まれる電極室Kの面内方向の断面の大きさは50mm×50mmとした。
集電板20は、図2のように内部壁22によって第1流路C1と第2流路C2とを有する構成とした。周縁壁21の幅は1.5mmとし、内部壁22の幅は、1mmとし、第1流路C1の幅は1mmとし、第2流路C2の幅は1mmとした。内部壁22と第2流路C2は、第1流路C1を基準に線対称に配置した。第1流路C1の一面側には、内部壁22を23個、第2流路C2を24個配置した。同様の構成を第1流路C1の他面側にも設けた。
内部壁22の第1面22aの算術表面粗さは、27μmとした。内部壁22の第1面22aには、セラミクス粒子を吹き付けてブラスト処理を行った。ブラスト処理はセラミクス粒子の噴射量を変えて行い、所定の粗さになるようにした。尚、ブラスト処理は第1流路C1及び第2流路C2を形成する前に行った。
電極30には、積層方向に3層積層された電極を用いた。第1電極31には炭素繊維シートAを用いた。電極30を構成する炭素繊維の繊維径は、8μmであった。すなわち、内部壁22の第1面22aの算術表面粗さ(Ra)は、炭素繊維の繊維径の3.4倍であった。
第1電極の透過率は、50mm×50mmの第1電極を11枚重ね、断面積1.35cm(幅50mm、高さ2.7mm)、長さ5cmの透過率測定セルの中に積層方向に圧縮して設置することにより測定した。透過率測定セルに水(20℃)を透過流束0.5cm/secで通液し、積層した第1電極による差圧(出口圧−入口圧)を測定し透過率を算出した。実施例1で用いる第1電極の透過率は3.5×10−11であった。
第2電極にはカーボンナノチューブを用いた導電性シートを用いた。導電性シートは、以下のようにして作製した。
平均繊維径150nm、平均繊維長15μmの第1のカーボンナノチューブと、平均繊維径15nm、平均繊維長3μmの第2のカーボンナノチューブとを、純水中で混合した。混合比率は、第1のカーボンナノチューブと第2のカーボンナノチューブの合計100質量部に対し、それぞれ90質量部、10質量部とした。さらに水溶性導電性高分子であるポリイソチオナフテンスルホン酸を加えた。加えた水溶性導電性高分子の混合比率は、第1のカーボンナノチューブと第2のカーボンナノチューブの合計100質量部に対し、1質量部とした。
得られた混合液を湿式ジェットミルで処理しカーボンナノチューブの分散液を得た。この分散液にさらに、平均繊維径7μm、平均繊維長0.13mmのカーボンファイバーを、第1のカーボンナノチューブ、第2のカーボンナノチューブ及びカーボンファイバーの合計100質量部に対し、50質量部加えた。その後、マグネティックスターラーにより混合液を撹拌し、カーボンナノチューブ等を分散させた。この分散液を濾紙上で濾過し、濾紙とともに脱水した後、プレス機により圧縮してさらに乾燥し、カーボンナノチューブを含む導電性シートを作製した。
作製した導電性シートの透過率は、差圧ΔPと長さLが比例するため実際に電池として用いる際(実施例1の第2電極)の長さとは異なる長さLで評価した。作製した導電性シートを30枚重ね、総厚みが1cmとなるよう、両面にφ0.10mmのNiワイヤーからなる60メッシュのNiメッシュシートを配置して圧縮し、断面積1.35cm(幅50mm、高さ2.7mm)、長さ1cmの透過率測定セルの中に設置することにより測定した。透過率測定セルに水(20℃、粘度=1.002mPa・sec)を透過流束0.5cm/secで通液し、積層した導電性シートによる差圧(出口圧−入口圧)を測定し透過率を算出した。導電性シート(実施例1で用いる第2電極)の透過率は2.7×10−13であった。
液流出層には多孔質性を有するカーボンファイバー(CF)ペーパー(SGL社製、GDL10AA)を準備した。CFペーパーの透過率は、50mm×50mmのCFペーパーを11枚重ね、断面積1.35cm(幅50mm、高さ2.7mm)、長さ5cmの透過率測定セルの中に積層方向に圧縮して設置することにより測定した。透過率測定セルに水(20℃)を透過流束0.5cm/secで通液し、積層したCFペーパーによる差圧(出口圧−入口圧)を測定し透過率を算出した。実施例1で用いる液流出層の透過率は4.1×10−11であった。
イオン交換膜10には、ナフィオンN212(登録商標、デュポン社製)を用いた。このイオン交換膜10の厚みは、約50μmであった。
準備した部材を順に積層して、実施例1のレドックスフロー二次電池を組み上げた。レドックスフロー二次電池は、セルが5層積層されたセルスタック構造とした。正極電解液として、4価のバナジウムイオン濃度が1.8mol/Lである4.5mol/L−HSO水溶液を用いた。負極電解液として、3価のバナジウムイオン濃度が1.8mol/Lである4.5mol/L−HSO水溶液を用いた。電解液量はそれぞれ200mLとした。
得られたレドックスフロー電池のセル抵抗を測定した。実施例1のレドックスフロー電池のセル抵抗は、0.7Ω・cmであった。
(実施例2)
実施例2にかかるレドックスフロー電池は、内部壁22の第1面22aの算術表面粗さを2μm、また第1電極31を炭素繊維シートB(炭素繊維径1.5μm)に変えた点が実施例1と異なる。実施例2では実施例1より噴射量と噴射圧力が小さい条件で表面粗化を行った。内部壁22の第1面22aの算術表面粗さ(Ra)は、炭素繊維の繊維径の1.3倍であった。その他の構成は、実施例1と同様とした。実施例2のレドックスフロー電池のセル抵抗は、0.68Ω・cmであった。
(実施例3)
実施例3にかかるレドックスフロー電池は、内部壁22の第1面22aの算術表面粗さを3.5μmとし、また第1電極31を炭素繊維シートC(炭素繊維径5μm)に変えた点が実施例1と異なる。実施例3では実施例2より噴射量だけ大きくして表面粗化を行った。その他の構成は、実施例1と同様とした。内部壁22の第1面22aの算術表面粗さ(Ra)は、電極の炭素繊維の繊維径の0.7倍であった。実施例3のレドックスフロー電池のセル抵抗は、0.75Ω・cmであった。
(比較例1)
比較例1にかかるレドックスフロー電池は、内部壁22の第1面22aの算術表面粗さが、500μmである点が実施例1と異なる。実施例1より粒径の大きなセラミクス粒子を用い、実施例1より噴射量と噴射圧力が大きい条件で表面粗化を行った。その他の構成は、実施例1と同様とした。比較例1のレドックスフロー電池のセル抵抗は、1.5Ω・cmであった。
(比較例2)
比較例2にかかるレドックスフロー電池は、内部壁22の第1面22aの算術表面粗さが、0.5μmである点が実施例1と異なる。実施例2より噴射量と噴射圧力が小さい条件で表面粗化を行った。その他の構成は、実施例1と同様とした。比較例1のレドックスフロー電池のセル抵抗は、1.2Ω・cmであった。
Figure 2018105646
表1に示すように実施例1〜3は比較例1及び2と比較してセル抵抗が小さかった。内部壁の第1面がある程度の表面粗さを有することで、この面と接する第1電極との接触状態が良好になったためと考えられる。
本発明の集電板及びレドックスフロー電池では、電極と集電板の接触面積が大きいと考えられ、セル抵抗を小さくすることができる。従って、本発明は、大容量蓄電池のレドックスフロー電池に好適に適用できる。
10 イオン交換膜、20 集電板、20A 凹部、21 周縁壁、21a 周縁壁の第1面、21i 開口部、22 内部壁、22a 内部壁の第1面、23 排出路、30 電極、31 第1電極、32 第2電極、33 液流出層、40 セルフレーム、100 レドックスフロー電池、CE 単セル、K 電極室、C 流路、C1 第1流路、C2 第2流路、W 内部壁の幅。

Claims (6)

  1. 電解液が流通する複数の流路を少なくとも一面に有し、
    前記複数の流路の間にあたる壁部の前記一面側の露出面である第1面の算術表面粗さ(Ra)が、1μm以上300μm以下である、集電板。
  2. 前記壁部の幅が0.5mm以上30mm以下である請求項1に記載の集電板。
  3. 前記流路を含む所定の領域を囲む周縁壁をさらに有し、
    前記周縁壁の前記一面側の露出面である第1面には、凹凸が設けられ、
    前記凹凸は前記周縁壁の延在方向と交差する方向に形成されている、請求項1または2のいずれかに記載の集電板。
  4. 前記流路を含む所定の領域を囲む周縁壁をさらに有し、
    前記周縁壁の前記一面側の露出面である第1面において、前記周縁壁の延在方向と直交する方向に沿って測定した表面粗さ(Ra)が、前記周縁壁の延在方向に沿って測定した表面粗さ(Ra)より大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の集電板。
  5. イオン交換膜と、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の集電板と、
    前記イオン交換膜と前記集電体との間に配置される電極とを備え、
    前記集電板は、前記第1面を電極側に向けて配置される、レドックスフロー電池。
  6. 前記電極は炭素繊維を含み、
    前記壁部の前記一面側の露出面である第1面の算術表面粗さ(Ra)は、前記炭素繊維の繊維径の1.0倍以上100倍以下である、請求項5に記載のレドックスフロー電池。
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