JPWO2018066157A1 - メガネ - Google Patents

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Abstract

炭素材が放射する遠赤外線により健康増進効果を奏し得るメガネ1,1Aは、テンプル20,20A,20Bと鼻パッド10,10A,10Bの少なくとも一つにおける、皮膚に接触する部位11,11A,24,24Aを、等方性高密度炭素材又は炭素繊維強化炭素複合材料で構成したことを特徴とする。

Description

本発明は、炭素材で構成した部位を有したメガネに関する。
従来より、遠赤外線を放射するメガネが種々提案されている。
例えば、下記特許文献1では、メガネのメガネフレームの前面部となるフロント本体部を、炭素繊維を主体とする素材で一体成形することにより、この炭素繊維から遠赤外線が放射される構成としている。なお、このフロント本体部は、平織炭素繊維にエポキシ樹脂で作成したプリプレグを積層し加熱成形してなる。
特開2011−90201号公報
しかしながら、このメガネでは、遠赤外線を放射する炭素繊維の素材で構成されているのはフロント本体部のみであり、しかも、フロント本体部は皮膚に接触しない部位であるので、当該メガネを掛けたとしても、遠赤外線作用による十分な健康増進効果は奏し難いものと考えられる。従って更なる改良が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、炭素材が放射する遠赤外線により健康増進効果を奏し得るメガネを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るメガネは、テンプルと鼻パッドの少なくとも一つにおける、皮膚に接触する部位を、等方性高密度炭素材又は炭素繊維強化炭素複合材料で構成したことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るメガネは、テンプルと鼻パッドの少なくとも一つにおける、皮膚に接触する部位を除いた残余の部位を、粒子状の炭素材を20〜50重量%含有した熱可塑性樹脂で構成したことを特徴とする。
また、本発明においては、前記皮膚に接触する部位は、該部位を除いた前記残余の部位に取り付けられるように、該残余の部位とは別体として形成されているものとしてもよい。
さらに、本発明においては、前記テンプルと鼻パッドの少なくとも一つは、その略全体が、前記皮膚に接触する部位と同一の材料で一体的に構成されているものとしてもよい。
さらにまた、本発明においては、前記皮膚に接触する部位は、その表面が梨地状とされているものとしてもよい。
さらに、本発明においては、前記皮膚に接触する部位は、その表面に突起が設けられているものとしてもよい。
さらにまた、本発明においては、前記テンプルと鼻パッドの少なくとも一つには、磁石が設けられているものとしてもよい。
本発明のメガネは、上述のような構成としたことで、炭素材が放射する遠赤外線により健康増進効果を奏し得ることが可能となる。
(a)は、本発明の第1実施形態に係るメガネの斜視図、(b)は、当該メガネの着用状態を示した側面図である。 (a)は、図1(a)のX部の拡大図であり、当該メガネの鼻パッドの側面図、(b)は、当該鼻パッドのA−A線における断面図、(c)は、当該鼻パッドの変形例のA−A線における断面図である。 (a)は、図1(a)のY部の拡大図であり、当該メガネのテンプルの側面図、(b)は、当該テンプルのB−B線における断面図、(c)は、当該テンプルの変形例のB−B線における断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係るメガネの鼻パッドの側面図、(b)は、当該鼻パッドのA−A線における断面図、(c)は、当該メガネのテンプルの側面図、(d)は、当該テンプルのB−B線における断面図である。 (a)は、本発明の第3実施形態に係るメガネの鼻パッドの側面図、(b)は、当該鼻パッドのA−A線における断面図、(c)は、当該メガネのテンプルの側面図、(d)は、当該テンプルのB−B線における断面図である。
以下に、本発明の第1実施形態に係るメガネについて、図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係るメガネ1は、図1(a)及び(b)に示すように、左右のレンズ3,3と、これらレンズ3,3が取り付けられるレンズフレーム2と、鼻パッド10と、一対のテンプル20,20と、を備えている。
鼻パッド10は、皮膚(顔面)に接触する一対の略円盤形状の部位からなり、レンズフレーム2に取り付けられている。
一対のテンプル20,20は、レンズフレーム2の両端に、蝶番(不図示)を介して、折り畳み自在に連結されている。
各テンプル20は、レンズフレーム2に連結される棒状のツル本体21と、該ツル本体21の端部に連なる湾曲形状の耳掛け部22と、からなる。耳掛け部22は、図1(b)に示すように、その全体が、耳の付け根に沿うように湾曲した形状となっており、その開放端部に、略円盤形状の耳側端部23が設けられており、該耳側端部23は、耳の付け根の下方側まで延びている。
メガネ1としては、種々の構成のものとしてもよく、レンズ3,3を有さないメガネとしてもよい。また、レンズ3,3は、度入り、度なしのいずれでもよく、サングラスとしてもよい。さらに、通信機能や、動画・音楽視聴機能などを備えたメガネ型のウェアラブル端末などとしてもよい。
当該メガネ1は、図1(b)に示すように、頭部に装着された状態において、テンプル20のツル本体21の一部が、側頭部に接触し、耳掛け部22の略全体が、耳の付け根や耳たぶ、及びその近傍部位に接触する。また、耳側端部23は、耳の付け根や耳たぶ、及びその近傍部位(動脈が位置する皮膚を含む)に接触する。また、鼻パッド10は、鼻梁や鼻根、顔面における目頭の下側の部位や頬に接触する。
本実施形態では、当該メガネ1は、図2(a)及び(b)、図3(a)及び(b)に示すように、テンプル20と鼻パッド10の少なくとも一つにおける、皮膚に接触する部位24,11を、等方性高密度炭素材で構成している。
以下に、鼻パッド10の構成について説明する。
鼻パッド10は、図1(a)及び(b)、図2(a)及び(b)に示すように、メガネ1の装着時において、その皮膚に対面する側に、皮膚に接触する部位11を有し、その反対側(皮膚に対面しない側)に、当該皮膚に接触する部位11を除いた残余の部位14を有している。
鼻パッド10における皮膚に接触する部位11は、メガネ1の装着時において、鼻梁や鼻根、顔面における目頭の下側の部位や頬などに接触する部位である。
本実施形態では、図2(b)に示すように、鼻パッド10の皮膚に接触する部位11と残余の部位14とを互いに別体として形成し、皮膚に接触する部位11が残余の部位14に取り付けられる構成となっている。
これら皮膚に接触する部位11及び残余の部位14は、いずれも略円盤形状であり、皮膚に接触する部位11は、残余の部位14の皮膚に接触する部位11側の面部の略全体を覆う形状とされている。皮膚に接触する部位11は、残余の部位14に対して、互いの厚さ方向が一致するように重ね合わせられて取り付けられている。
残余の部位14は、樹脂や金属、木材などで構成してもよく、後述する粒子状の炭素材を含有した熱可塑性樹脂で構成されてもよい。また、残余の部位14としては、これらの材料で構成された鼻パッドの既製品としてもよく、この鼻パッドの既製品に対して皮膚に接触する部位11が取り付けられる構成としてもよい。
等方性高密度炭素材とは、CIP材(CIPとは、Cold Isostatic Press(冷間静水圧プレス)の略である)、又は等方性黒鉛とも呼ばれる。この等方性高密度炭素材は、原料をゴム製の容器に入れて、6面を等圧でプレスすることにより製造される。従って、力が均一に掛かるので、どの面も強度にバラツキが少なく、きめが細かく、他の成形方法と比べて機械的特性に優れた材料となる。
この等方性高密度炭素材は、具体的には、以下のようにして製造してもよい。
まず、黒鉛などの炭化物の粒子状の炭素材料に、フェノール系接着剤、及びピッチ又はタールなどのバインダを5重量%程度加えて、弾性を有する型(例えば、ゴム製の型)に充填する。当該型は、本実施形態で言えば、鼻パッド10の皮膚の接触する部位11の形状となる製造物を得ることのできる型である。そして、その型をシールし、圧力容器内に水没させて圧力媒体である水で加圧する。こうすることにより、炭素材料が全方向より等圧的に加圧されるので、ランダムに配向し等方性(異方比1.0〜1.1)の塊が生成される。その後、型から取り出した炭素材料の塊を、酸素を欠乏させた状態で加熱し、最終的に2000〜3000℃程度で焼成する。焼成の途中、フェノール成分や、ピッチ又はタールは昇温途中の約1200℃程度で揮発するので、炭素材料は結晶化(黒鉛化)し、炭素純度が90%以上である高密度で整った結晶構造となる。これにより、等方性高密度炭素材によって構成された鼻パッド10の皮膚に接触する部位11が製造される。
なお、鼻パッド10の皮膚に接触する部位11としては、まず上記工程によって結晶構造を有する等方性高密度炭素材からなる原素材を製造し、この原素材に対して削り出し加工を施すことにより製造してもよい。
等方性高密度炭素材は、熱伝導率が高く、外部の熱や光などの形で吸収したエネルギーにより多量の遠赤外線を放射する素材である。
従って、メガネ1の装着時に、鼻パッド10の皮膚に接触する部位11に含まれる等方性高密度炭素材が人体の体温で加熱され、人体の組織と共鳴して、遠赤外線を放射し、これにより、人体の深奥部が加熱され、血流が促進され、健康増進効果を奏する。
また、このように鼻パッド10の皮膚に接触する部位11を熱伝導率の高い等方性高密度炭素材で構成しているので、等方性高密度炭素材が接触した皮膚の熱が、等方性高密度炭素材へ吸収され易くなり、皮膚が冷やされ、メガネ1の装着時において清涼感をもたらすことができる。
なお、鼻パッド10における皮膚に接触する部位11の全体を、等方性高密度炭素材で構成してもよいし、当該部位11における一部のみを等方性高密度炭素材で構成してもよい。
皮膚に接触する部位11は、図2(b)に示すように、粘着剤16を用いて残余の部位14に取り付けるようにしてもよい。粘着剤16としては、ゴム系やアクリル系、シリコーン系などのものを用いてもよい。
また、粘着剤16が表裏両面に塗布された粘着シートを用いて、皮膚に接触する部位11を残余の部位14に取り付けるようにしてもよい。このような粘着シートのベースとなる生地としては、不織布などの布製シートを用いてもよい。
このような粘着剤16としては、一旦残余の部位14に取り付けた皮膚に接触する部位11を、残余の部位14から取り外して、かつ再度残余の部位14に取り付けることが可能なものを用いてもよい。このような粘着剤16を用いれば、皮膚に接触する部位11を残余の部位14に対して着脱自在とすることができるので、これら部位を新しいものに取り替えることが容易となる。
なお、上記粘着剤16に代えて、液体状やゲル状、固体状の接着剤を用いてもよく、このような接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂系や合成ゴム系、ホットメルト系のものなどを用いてもよい。このような接着剤としては、一旦残余の部位14に取り付けた皮膚に接触する部位11を、残余の部位14から取り外して、かつ再度残余の部位14に取り付けることが可能なものを用いてもよいし、一旦接着させた後は取り外しが不可能なものを用いてもよい。
また、上記の態様に代えて、皮膚に接触する部位11と残余の部位14とを、種々の固定具を用いて固定するようにしてもよい。このような固定具としては、例えば、ステープラーやビス、リング状のゴム材などを用いてもよい。
または、皮膚に接触する部位11に、残余の部位14を挟持する挟持部を設け、この挟持部が残余の部位14を挟持することにより、皮膚に接触する部位11が残余の部位14に取り付けられる構成としてもよい。このような挟持部としては、残余の部位14の幅方向両端を挟持する構成のものとしてもよく、皮膚に接触する部位11の幅方向両端に設けてもよい。
なお、これら上記の態様においては、皮膚に接触する部位11を残余の部位14に対して着脱自在に取り付ける構成のものとしてもよい。
本実施形態では、図2(b)に示すように、鼻パッド10における皮膚に接触する部位11の表面12を梨地状としている。
梨地状とは、複数の微小な凹凸が物体の表面に形成された状態を言い、物体表面に梨地加工が施されることにより梨地が形成され、梨地状となる。鼻パッド10の皮膚に接触する部位11の表面12に対して、このような梨地加工を施すことにより、該表面12に梨地が形成される。
梨地加工としては、砂や鉄、ガラスなどの、いわゆるメディアを、空気と混合させ、圧力を加えて物体表面にぶつけるサンドブラストや、上記メディアを水と混合させて物体表面にぶつける液体ホーニング、などの種々の方法を用いてもよい。
なお、梨地状とする箇所は、鼻パッド10の皮膚に接触する部位11の表面12の全体を梨地状としてもよいし、その一部を梨地状としてもよい。
このように梨地状とした表面12は、皮膚への接触面積が小さくなっているので、表面がサラサラした質感を有する。これにより、鼻パッド10の滑り止めの効果を奏するとともに、メガネ1を掛けた際の皮膚への接触の感触が心地良くなり、また、鼻パッド10の皮膚への接触面が皮膚にまとわり付く感触を低減させることができる。さらに、指紋などの汚れを目立ち難くさせる効果も有する。
また、本実施形態では、図2(b)に示すように、鼻パッド10の皮膚に接触する部位11の表面12に突起13,13を設けている。
図例では、略半球形状の互いに略同形状・同サイズの二つの突起13,13を、皮膚に接触する部位11の表面12に設けた例を示している。突起13の高さ寸法(表面12からの突出寸法)は、例えば、1mm〜3mm程度としてもよい。なお、突起13はひとつでもよく、その形状や形成箇所、サイズ、個数などは、図例のものに限られず、種々の構成としてもよい。例えば、突起13の形状を、略円錐形状としたり、略多角柱形状や略円柱形状などとしてもよい。また、突起13の突出先端の角を丸く形成したり、尖らせたりしてもよい。突起13の形成位置は、皮膚を押圧し刺激して心地よいと感じる位置に形成されるのが望ましく、例えば鼻のツボを刺激するような位置に(例えば晴明等)形成するようにしてもよい。これによれば、突起13によってツボが刺激され眼精疲労や鼻づまり改善に効果を発揮する。
これら突起13,13は、等方性高密度炭素材で構成された皮膚に接触する部位11の表面12に対して削り加工を施すことにより形成するようにしてもよい。または、上述したような弾性を有する型を用いて形成してもよい。
このように突起13,13を等方性高密度炭素材で構成した場合は、突起13,13が人体の体温で加熱され、人体の組織と共鳴して、遠赤外線を放射する。これにより、より一層、人体の深奥部が加熱され、血流が促進され、健康増進効果を奏する。また、このように突起13,13を熱伝導率の高い等方性高密度炭素材で構成すれば、皮膚の熱が、等方性高密度炭素材へ吸収され易くなり、皮膚が冷やされ、メガネ1の装着時において清涼感をもたらすことができる。
また、本実施形態では、図2(b)に示すように、鼻パッド10に磁石15を設けている。本実施形態では、磁石15を、残余の部位14における皮膚とは反対側の面部に埋め込んだ例を示している。磁石15は、該面部に形成した凹所内に埋め込まれ、粘着剤や接着材などを用いてそこに固定される。
磁石15としては、永久磁石を用いてもよい。永久磁石としては、ネオジウム、鉄、ホウ素を主成分とするレアアース磁石、サマリウムコバルト磁石等を用いてもよく、その中で、望ましくは、強い磁力を有するネオジウム磁石を用いる。鼻パッド10に設ける磁石15の総磁束密度を例えば35〜200ミリステラとすれば、医療機器とすることができる可能性がある。
このように磁石15を設けたものとすれば、磁石15からの磁力により、上述の効果に加え、身体のコリの解消や血流の促進効果等を図ることができる。
またこのように、磁石15を前記面部に埋め込み固定すれば、磁石15を残余の部位14内に強固に固定することができるとともに鼻パッド10として見栄えがよいものとすることができる。
なお、磁石15を、粘着剤や接着剤を用いて残余の部位14に対して着脱自在に固定するようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る鼻パッド10の変形例(10A)について説明する。
なお、前述した図2(b)との相違点を主に説明することとし、図2(b)と同一の符号を付した箇所は説明を省略するか又は簡略化する。
本変形例に係る鼻パッド10Aは、図2(c)に示すように、磁石15Aを、残余の部位14Aにおける皮膚とは反対側の面部に埋め込むのではなく、該面部全域(全面)に貼着させている点が前記図2(b)の例とは異なる。この場合、磁石15Aの領域を図2(b)の例より広く確保することができる。
この磁石15Aは、粘着剤や接着材などを用いて当該面に貼着してもよく、粘着剤や接着材としては、磁石15Aを当該面部に対して着脱自在となるように貼着可能なものを用いてもよい。このような粘着剤や接着材を用いれば、磁石15Aを新しいものなどに取替えることが容易となる。
なお、図2(c)に示すように、上記した鼻パッド10と同様に、皮膚に接触する部位11の表面12に梨地や突起13を形成してもよい。
この変形例においても、上述の図2(b)と同様の効果を得ることができる。
次にテンプル20の構成について説明する。
テンプル20は、図1(a)、図3(a)及び(b)に示すように、メガネ1の装着時において皮膚に対面する側に、皮膚に接触する部位24を有し、その反対側(皮膚に対面しない側)に、当該皮膚に接触する部位24を除いた残余の部位27を有している。
図3(a)および(b)では、テンプル20の耳掛け部22及び耳側端部23のみを示しており、これら耳掛け部22及び耳側端部23を、皮膚に接触する部位24及び残余の部位27を有したものとした例を示している。
テンプル20における皮膚に接触する部位24は、メガネ1の装着時において、テンプル20のツル本体21における側頭部に接触する部位や、耳掛け部22における耳の付け根や耳たぶ、及びその近傍部位に接触する部位、耳側端部23における耳の付け根や耳たぶ、及びその近傍部位(動脈が位置する皮膚を含む)に接触する部位などである。
本実施形態では、図3(b)に示すように、テンプル20の皮膚に接触する部位24と残余の部位27とを互いに別体として形成し、皮膚に接触する部位24が残余の部位27に取り付けられる構成となっている。
皮膚に接触する部位24は、残余の部位27の皮膚に接触する部位24側の面部の略全体を覆う形状とされている。皮膚に接触する部位24は、残余の部位27に対して、互いの厚さ方向が一致するように重ね合わせられて取り付けられている。
残余の部位27は、樹脂や金属、木材などで構成してもよく、後述する粒子状の炭材料を含有した熱可塑性樹脂で構成されてもよい。また、残余の部位27としては、これらの材料で構成されたテンプルの既製品としてもよく、このテンプルの既製品に対して皮膚に接触する部位24が取り付けられる構成としてもよい。
皮膚に接触する部位24は、図3(b)に示すように、粘着剤29を用いて残余の部位27に取り付けるようにしてもよいし、粘着剤29が表裏両面に塗布された粘着シートを用いて、残余の部位27に取り付けるようにしてもよい。このような粘着シートのベースとなる生地としては、不織布などの布製シートを用いてもよい。
また、テンプル20の皮膚に接触する部位24を、複数の構成パーツに分割し、それらの裏面(皮膚とは反対側の面)に粘着シートを貼着してこれら構成パーツを連結するようにしてもよい。これにより、各構成パーツがそれぞれに対して可動に連結されているので、この皮膚に接触する部位24を、粘着シートを介してテンプル20に取り付けた状態では、各構成パーツが、テンプル20の撓りに対して追従することができるので、テンプル20の撓りが許容されるとともに、この皮膚に接触する部位24の破損が回避される。
また、粘着剤29に代えて、接着剤や固定具を用いてもよい。粘着剤29や接着剤、固定具の種類や、皮膚に接触する部位24を取り外した後に残余の部位27へ再度取り付けることが可能なものとする特徴点については、上記した鼻パッド10,10Aと同様の態様としてもよい。また、皮膚に接触する部位24に、残余の部位27を挟持する挟持部を設け、皮膚に接触する部位24が残余の部位27に取り付けられる構成としてもよく、皮膚に接触する部位24を残余の部位27に対して着脱自在に取り付ける構成とする態様については、上記した鼻パッド10,10Aと同様としてもよい。
または、テンプル20の残余の部位27の末端側(レンズ3とは反対側の端部の側)の部位を、金属などで構成した細棒状体とし、皮膚に接触する部位24の棒状部位の内部に、長手方向に沿うように残余の部位27の細棒状体が挿入される挿入孔を設け、残余の部位27の細棒状体を皮膚に接触する部位24の挿入孔に挿入することにより、皮膚に接触する部位24を残余の部位27に取り付けるようにしてもよい。
これにより、皮膚に接触する部位24を残余の部位27から容易に着脱させることができるので、これら新しいものへの取替えが容易となる。また、バリエーションに富んだ種々の構成の皮膚に接触する部位24を取り揃えておけば、細棒状体を有した残余の部位27を備えた既製品のメガネ1に対して、状況に応じて所望のものを適宜選択して取り付けることができるので、ファッション性を高めることができる。
なお、上記細棒状体を皮膚に接触する部位24に設け、挿入孔を残余の部位27に設けてもよい。
なお、テンプル20のツル本体21も、耳掛け部22及び耳側端部23と同様に、皮膚に接触する部位24及び残余の部位27を設けた構成としてもよい。
また、テンプル20における皮膚に接触する部位24の全体を、等方性高密度炭素材で構成してもよいし、当該部位24の一部のみを等方性高密度炭素材で構成してもよい。
また、皮膚に接触する部位24を等方性高密度炭素材にて構成する製造方法は、上記した鼻パッド10,10Aと同様の方法を用いてもよい。
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、テンプル20における皮膚に接触する部位24の表面25を梨地状としている。このように梨地状とした表面25は、皮膚への接触面積が小さくなっているので、表面がサラサラした質感を有する。これにより、テンプル20の滑り止めの効果を奏するとともに、メガネ1を掛けた際の皮膚への接触の感触が心地良くなり、また、テンプル20部分の皮膚への接触面が皮膚にまとわり付く感触を低減させることができる。さらに、指紋などの汚れを目立ち難くさせる効果も有する。
なお、当該表面25の全体を梨地状としてもよいし、その一部を梨地状としてもよい。また、上記鼻パッド10と同様の方法にて、該表面25に梨地加工を施してもよい。
さらに、本実施形態では、図3(b)に示すように、テンプル20の皮膚に接触する部位24の表面25に突起26を設けている。
図例では、略半球形状の一つの突起26を、皮膚に接触する部位24の表面25に設けた例を示している。突起26の高さ寸法(表面25からの突出寸法)は、例えば、1mm〜8mm程度としてもよい。なお、突起26の形状や形成箇所、サイズ、個数などは、図例のものに限られず、種々の構成としてもよい。例えば、突起26の形状を、略円錐形状としたり、略多角柱形状や略円柱形状などとしてもよい。また、突起26の突出先端の角を丸く形成したり、尖らせたりしてもよい。突起26の形成位置は、皮膚を押圧し刺激して心地よいと感じる位置に形成されるのが望ましく、例えば、耳のツボ、翳風(えいふう)を刺激するように突起26を形成すれば、突起26でツボを押圧することで、顔のむくみ、くすみ、耳の疾患、めまい等に効果的に作用することが期待できる。また耳のツボ、耳門を刺激するように突起26を形成すれば、突起26でツボを押圧することで、頭痛の緩和、眼精疲労等に効果的に作用することが期待できる。
また、突起26は、等方性高密度炭素材で構成された皮膚に接触する部位24の表面25に対して削り加工を施すことにより形成するようにしてもよい。または、上述したような弾性を有する型を用いて形成してもよい。
このように突起26を等方性高密度炭素材で構成した場合は、突起26が人体の体温で加熱され、人体の組織と共鳴して、遠赤外線を放射する。これにより、より一層、人体の深奥部が加熱され、血流が促進され、健康増進効果を奏する。また、このように突起26を熱伝導率の高い等方性高密度炭素材で構成すれば、皮膚の熱が、等方性高密度炭素材へ吸収され易くなり、皮膚が冷やされ、メガネ1の装着時において清涼感をもたらすことができる。
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、テンプル20に磁石28を設けている。本実施形態では、磁石28を残余の部位27における皮膚とは反対側の面部に埋め込んだ例を示している。磁石28は、該面部に形成した凹所内に埋め込まれ、粘着剤や接着材などを用いてそこに固定される。磁石28としては、上記した磁石15と同様のものを用いてもよく、磁石28の固定態様も上記同様にしてもよい。このように磁石28を設けたものとすれば、磁石28からの磁力により、上述の効果に加え、身体のコリの解消や血流の促進効果等を図ることができる。
次に、本実施形態に係るテンプル20の変形例(20A)について説明する。
なお、前述した図3(b)との相違点を主に説明することとし、図3(b)と同一の符号を付した箇所は説明を省略するか又は簡略化する。
図3(c)には、本変形例に係るテンプル20Aの耳掛け部22Aの断面図を示している。
本変形例に係る耳掛け部22Aは、図3(c)に示すように、磁石28Aを、残余の部位27Aにおける皮膚とは反対側の面部に埋め込むのではなく、該面部全域(全面)に貼着させている点が前記図3(b)の例とは異なる。この場合、磁石28Aの領域を図3(b)の例より広く確保することができる。
この磁石28Aは、粘着剤や接着材などを用いて当該面に貼着してもよく、粘着剤や接着材としては、磁石15Aを当該面部に対して着脱自在となるように貼着可能なものを用いてもよい。このような粘着剤や接着材を用いれば、磁石28Aを新しいものなどに取替えることが容易となる。
なお、上記磁石28,28Aをテンプル20,20Aに設ける箇所は限定されず、ツル本体21や耳掛け部22,22A、耳側端部23の所望の箇所に設けてもよい。
また、磁石28,28Aは、テンプル20,20Aの残余の部位27,27Aの所望の部位に設けてもよく、また、皮膚に接触する部位24における所望の部位、例えば、突起26の内部や突起26以外の部位に設けてもよい。
この変形例においても、上述の図3(b)と同様の効果を得ることができる。
テンプル20,20Aやレンズフレーム2、鼻パッド10,10Aにおける表面にDLCコーティング層を形成してもよい。DLCコーティング層は、これらにおける残余の部位14,14A,27,27Aの表面や、皮膚に接触する部位11,24の表面12,25に形成してもよい。
DLCコーティング層は、対象物の表面に、主に炭素と水素で構成されるDLC(Diamond−Like Carbon)がコーティング(被覆)されることにより形成される。DLCコーティング層は、ナノレベルの薄さの膜でありながらも、硬質であり、低摩耗・高湿潤性を有する。
DLCコーティング層の層厚は、例えば、5nm〜10μm程度としてもよい。
DLCコーティング層を形成する前に、対象物の表面に微粒子を投射し複数の微小な凹凸を形成する処理を施してから、この処理面に対してDLCをコーティングしてDLCコーティング層を形成してもよい。これにより、DLCの対象物への密着度が高くなり、DLCコーティング層が対象物から剥離し難くなる。
また、DLCコーティング層を形成する前に、対象物の表面に色素を塗布する処理を行なってから、この処理面に対してDLCをコーティングしてDLCコーティング層を形成してもよい。
色素としては、例えば、種々の色相を有する染料、顔料などを用いてもよい。また、色素の塗布方法としては、スプレー噴射による塗布や、刷毛などを用いた塗布、など種々の方法を用いてもよい。
なお、この色づけ処理は、上記した対象物表面に対する微小凹凸の形成処理を施さずに行なってもよい。または、対象物に対して微小凹凸の形成処理を施してから、その処理面に対して色づけ処理を行なってもよいし、対象物に対して色づけ処理を行なってから、その処理面に対して微小凹凸の形成処理を施してもよい。
また、DLCコーティング層を皮膚に接触する部位11,24の表面12,25に形成する場合は、梨地や突起13,26が形成された表面12,25に対してDLCコーティング層を形成してもよい。この場合、DLCコーティング層を介して皮膚が表面12,25に接触した場合に、DLCコーティング層の下に形成された梨地や突起13,26の質感が十分皮膚に伝わるように、DLCコーティング層の厚さを設定するようにしてもよい。
また、梨地や突起13,26が形成された表面12,25に対して色素を塗布し、その上にDLCコーティング層を形成してもよい。
また、DLCコーティング層によって、梨地や突起13,26を形成するようにしてもよい。
メガネ1の装着時に外部に露出する部位に対して、上記DLCコーティング層を形成したり、色付け処理を行なったりすれば、ファッション性などを付与することができる。
すなわち、色づけ処理及びDLCコーティング層の形成処理を行なうことにより、DLCコーティング層の下層の色素層が、DLCコーティング層を介在させた状態で外部から視認される。従って、色素層の色相と、DLCコーティング層の透明度や色相と、が相俟って、玉虫色や単色、艶消しの黒色などのバリエーションに富んだ色合いを醸し出すことができ、メガネ1のファッション性・芸術性を高めることができる。
なお、DLCコーティング層の透明度は、光透過度の大小を調整することにより、高透明、中透明、半透明などの各グレードに設定してもよく、また、その色相は種々のものに設定してもよい。
また、対象物の表面にイオンプレーティング処理を施して色付けを行なってもよい。イオンプレーティング処理とは、窒素などのガスと、チタンなどの金属を用いた表面処理方法の一つであり、真空中で放電を起してプラズマを発生させ、そこに、チタンなどの金属を蒸発させてその粒子をイオンにして加速させ、対象物表面に薄い皮膜を形成するものである。高真空中での処理ゆえ、緻密で密着性の高い薄膜を形成することができる。膜としては、チタンと窒素を用いる場合には窒化チタンの膜が形成される。この膜の色相は金色である。その他、窒素ガスの比率を変化させることでシルバーからブラウンまで幅広い色相を出すことができる。また、チタン以外の金属、及び窒素以外のガスを用いれば、グレー、ブルー、ピンクなど、様々な色相を出すこともできる。
このイオンプレーティング処理は、上記したDLCコーティング層の形成に代えて行なってもよい。または、対象物に対してイオンプレーティング処理を施した後にDLCコーティング層を形成してもよいし、DLCコーティング層の形成後にイオンプレーティング処理を施してもよい。または、対象物の一部にDLCコーティング層を形成し、別の部位にイオンプレーティング処理を施すようにしてもよい。また、イオンプレーティング処理によって、皮膚に接触する部位24,11の表面12,25に梨地や突起13,26を形成してもよい。
以上では、テンプル20(20A)と鼻パッド10(10A)の少なくとも一つにおける、皮膚に接触する部位24,11を、等方性高密度炭素材で構成する例を説明したが、これに変えて、炭素繊維強化炭素複合材料(以下、C/Cコンポジットと称する)で構成してもよい。
C/Cコンポジットとは、炭素を炭素繊維で強化したものである。その製造方法としては、例えば、炭素繊維とプラスティック(主に熱硬化性のもの)とによる繊維強化複合材である炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を成形硬化後、不活性雰囲気の中で熱処理し、母材のプラスチックを炭化させて製造するようにしてもよい。なお、C/CコンポジットのC/Cとは、Carbon Fiber Reinforced Carbonの略語である。
具体的には、以下のようにしてC/Cコンポジットを製造してもよい。
まず種々の成形法にて、炭素繊維を芯材にしたフェノール樹脂成形物(CFRP)を製造し、それを真空中で1000℃〜2300℃で焼成して、フェノール樹脂の部分を炭化させる。これにより炭素繊維の周囲がフェノール樹脂が炭化してできたカーボンで囲まれた状態のものが得られる。このとき、フェノール樹脂の中の炭素以外の成分(水素、酸素など)は気化して消失するので、フェノール樹脂が炭化したカーボンの中には多数の気泡が生成されている。この気泡を埋めるべく、この焼成済みのものをフェノール樹脂液に浸し加圧含浸させ、その後、焼成炭化する。これにより、本実施形態で言えば、テンプル20,20Aや鼻パッド10,10Aの皮膚に接触する部位24,11の材料となるC/Cコンポジットが得られる。このようにして得られたC/Cコンポジットに削り出し加工を施して、所望の形状を有する皮膚に接触する部位24,11を製造するようにしてもよい。
C/Cコンポジットは、軽量であり、強度や弾性力が高いので、撓み難く、磨耗し難く、割れ・欠けが発生し難い。さらに、耐熱性も有する。なお、炭素繊維強化プラスチックやガラス繊維強化プラスチックなどと比較して、より軽量でかつ強度が高い。
従って、皮膚に接触する部位11,24を構成する素材としてC/Cコンポジットを用いることにより、当該部位を肉薄に製造することができるとともに、製品の寿命を長くすることができる。
また、C/Cコンポジットは熱伝導性が高いので、テンプル20,20Aや鼻パッド10,10Aが接触する鼻や顔面などの部位が発する熱を吸収して放熱する作用があり、清涼感をもたらし、メガネ1の掛け心地が良好になる。また、C/Cコンポジットは導電性を有するので静電気の発生を緩和することができる。
さらに、炭素材であるC/Cコンポジットには、遠赤外線放射作用があるので、当該メガネ1が頭部に装着された際に、頭部に対して遠赤外線が放射され、健康増進効果がもたらされる。
以下に遠赤外線効果のメカニズムを述べる。
人体は、身体組成の60%は水分、25%は炭素であり、36.5℃の平均体温で常に10ミクロンの遠赤外線を放射している。従って、人体の皮膚に等方性高密度炭素材やC/Cコンポジットなどの炭素材が触れたり近づいたりすると、人体が遠赤外線を吸収して加温される。すなわち、これら炭素材と人体との間で同じ波長の遠赤外線を放射し合い、炭素材は約36.5℃を維持する一方で身体の中では水分子が激しく衝突して、この振動が運動エネルギーとなって、熱に変換され身体が加温される。
その結果、遠赤外線が皮下組織や血管などに作用して血流が改善されるが、本発明者によれば、抹消、中枢の血流に15%の上昇効果があることが確認されている。また、これらの炭素材は、α波を発生して、身体を癒し健康増進に寄与する。
なお、テンプル20,20Aや鼻パッド10,10Aにおける皮膚に接触する部位24,11の全体を、C/Cコンポジットで構成してもよいし、当該部位24,11における一部のみをC/Cコンポジットで構成してもよい。
なお、C/Cコンポジットで構成した場合も、皮膚に接触する部位24,11の表面25,12を梨地状としてもよいことはいうまでもない。また該表面25,12に突起を設けてもよい。さらに、残余の部位27,27A,14,14Aに磁石28,28A,15,15Aを設けてもよい点は同様である。また、このように皮膚に接触する部位24,11をC/Cコンポジットで構成した場合においても、DLCコーティング層の形成や色付け処理、イオンプレーティング処理については、上記同様としてもよい。また、皮膚に接触する部位24,11と残余の部位27,27A,14,14Aに取り付ける態様も上記同様としてもよい。
本実施形態に係るメガネ1によれば、炭素材が放射する遠赤外線により健康増進効果を奏することができる。
すなわち、当該メガネ1は、テンプル20,20Aと鼻パッド10,10Aの少なくとも一つにおける、皮膚に接触する部位24,11を、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成している。
従って、炭素材である等方性高密度炭素材には、遠赤外線放射作用があるので、当該メガネ1が頭部に装着された際に、頭部に対して遠赤外線が放射され、上述の作用メカニズムにより健康増進効果がもたらされる。
また、等方性高密度炭素材が放射するα波により脳の疲れや眼精疲労を緩和することもできる。とりわけ、鼻パッド10,10Aを等方性高密度炭素材にて構成すれば、鼻パッド10,10Aが接触する顔面における目頭の下側の部位などにおいて、高い血流増進効果が得られるので、眼精疲労の回復に有益である。
さらに、等方性高密度炭素材は、腐食のおそれもなく、人体を形成する有機物の構成物質と同一の素材であるため、生体親和性が良好であり、人体への安全性が高く、金属アレルギーの心配もない。
また、炭素材であるC/Cコンポジットにも遠赤外線放射作用があるので、当該メガネ1が頭部に装着された際に、頭部に対して遠赤外線が放射され、健康増進効果がもたらされる。
さらに、本実施形態では、皮膚に接触する部位11,24を等方性高密度炭素材又C/Cコンポジットで構成したテンプル20,20A及び(又は)鼻パッド10,10Aにおいて、皮膚に接触する部位11,24と、残余の部位14,14A,27,27Aと、が互いに別体として形成されており、皮膚に接触する部位11,24が残余の部位14,14A,27,27Aに取り付けられる構成とされている。
従って、これらテンプル20,20A及び(又は)鼻パッド10,10Aにおける皮膚に接触する部位11,24を、既製品であるメガネのテンプルや鼻パッド(本発明における残余の部位として把握する)に対して、取り付けることが可能となる。これにより、メガネ1を装着する状況や装着者などに応じて、必要な時に、遠赤外線効果を有するこれら皮膚に接触する部位11,24を、種々の既製品のメガネに取り付けて使用することが可能となる。
テンプル20,20A及び(又は)鼻パッド10,10Aの少なくとも一つにおいて、残余の部位14,14A,27,27Aを、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂に黒鉛などの炭化物の粒子状の炭素材を含有させたものとしてもよい。この場合、残余の部位14,14A,27,27Aは、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂に3〜10μm、望ましくは3〜4μmの黒鉛粒子を20〜50重量%を含有させ、射出成型により形成してもよい。
熱可塑性樹脂としては、上述の他、ポリスチレン、ポリアミド、ハロゲン化ビニル樹脂、ポリアセタール、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリールスルホン、ポリアリールケトン、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリールエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンサルファイドスルフォン、ポリアリレート、液晶ポリエステル、フッ素樹脂等が挙げられる。これらは単独又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
この場合は、様々な形状に対応でき、残余の部位14,14A,27,27Aが含有する黒鉛粒子が放射する遠赤外線により健康増進効果を奏することができるだけではなく、熱可塑性樹脂により残余の部位14,14A,27,27Aの強度を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るメガネ1Aについて、図4(a)〜(d)を用いて説明する。なお、前述した第1実施形態及びその変形例との相違点を主に説明することとし、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して、その説明を省略するか又は簡略化する。
本実施形態に係るメガネ1Aは、図4(a)〜(d)に示すように、皮膚に接触する部位24A,11Aを等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成したテンプル20B及び(又は)鼻パッド10Bは、その略全体が、皮膚に接触する部位24A,11Aと同一の材料で一体的に構成されている。
鼻パッド10Bは、図4(a)及び(b)に示すように、その略全体が、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成されており、皮膚に接触する部位11Aと残余の部位14Aとが一体的に形成されている。
テンプル20Bも、図4(c)及び(d)に示すように、その略全体が、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成されており、皮膚に接触する部位24Aと残余の部位27Aとが一体的に形成されている。
図例では、テンプル20Bの耳掛け部22Bの略全体を等方性高密度炭素材で構成した例を示している。
このように、テンプル20B及び(又は)鼻パッド10Bの略全体を、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成する方法は、上記した方法を用いてもよい。
つまり、これらを等方性高密度炭素材で構成する場合は、テンプル20Bや鼻パッド10Bの形状の型を用いて、これら最終製造物を得るようにしてもよい。または、上記の方法にて等方性高密度炭素材で構成された原素材を製造し、これに適宜削り加工を施すことによって、テンプル20Bや鼻パッド10Bの最終製造物を得るようにしてもよい。
また、これらをC/Cコンポジットで構成する場合は、上記の方法にてC/Cコンポジットで構成された原素材を製造し、これに適宜削り加工を施すことによって、これら最終製造物を得るようにしてもよい。
これら鼻パッド10B及び(又は)テンプル20Bには、図4(a)〜(d)に示すように上記した第1実施形態と同様に、突起13,13,26や磁石15,28を設けてもよい。
なお、テンプル20Bの場合、ツル本体21及び耳掛け部22Bの両者、又はいずれか一方、あるいは、これらのうちの一部の部位のみについて、その略全体を等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成してもよい。また、鼻パッド10Bの場合、鼻パッド10Bを構成する一対の部位の両者、又は一方について、その略全体を等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成してもよい。
本実施形態では、皮膚に接触する部位11A,24Aを等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成したテンプル20B及び(又は)鼻パッド10Bは、その略全体が、皮膚に接触する部位11A,24Aと同一の材料で一体的に構成されている。つまりは、テンプル20B及び(又は)鼻パッド10Bの略全体を、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成している。
従って、テンプル20Bや鼻パッド10Bにおける複数の部位を別個に製造する必要がなくなるので、製造工程数を少なくすることができ、生産性が向上する。
具体的には、これらを等方性高密度炭素材で構成する場合は、テンプル20Aや鼻パッド10Bの形状の型を用いて最終成果物を得たり、等方性高密度炭素材で構成された原素材を製造し、これに適宜削り加工を施して、簡易にこれら最終製造物を得ることができる。また、これらをC/Cコンポジットで構成する場合は、C/Cコンポジットで構成された前駆素材を製造し、これに適宜削り加工を施すことによって、これら最終製造物を簡易に得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るメガネ1Bについて、図5(a)〜(d)を用いて説明する。
なお、前述した第1、第2実施形態及びその変形例との相違点を主に説明することとし、第1、第2実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して、その説明を省略するか又は簡略化する。
本実施形態に係るメガネ1Bは、図5(a)〜(d)に示すように、突起13,13,26と、それ以外の部位とを別体に構成した例である。等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成したテンプル20C及び(又は)鼻パッド10Cは、突起13,13,26を含むその略全体が、皮膚に接触する部位24B,11Bと同一の材料で一体的に構成されている。
具体的には鼻パッド10Cは、図5(a)及び(b)に示すように、その略全体が、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成されており、皮膚に接触する部位11Bと残余の部位14Bとが一体的に形成されている。
テンプル20Bも、図5(c)及び(d)に示すように、その略全体が、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成されており、皮膚に接触する部位24Bと残余の部位27Bとが一体的に形成されている。
図例では、テンプル20Cの耳掛け部22Cの略全体を等方性高密度炭素材で構成した例を示している。
このように、テンプル20C及び(又は)鼻パッド10Cの略全体を、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成する方法は、上記した方法を用いてもよい。
つまり、これらを等方性高密度炭素材で構成する場合は、テンプル20Cや鼻パッド10Cの形状の型を用いて、これら最終製造物を得るようにしてもよい。または、上記の方法にて等方性高密度炭素材で構成された原素材を製造し、これに適宜削り加工を施すことによって、テンプル20Cや鼻パッド10Cの最終製造物を得るようにしてもよい。
また、これらをC/Cコンポジットで構成する場合は、上記の方法にてC/Cコンポジットで構成された原素材を製造し、これに適宜削り加工を施すことによって、これら最終製造物を得るようにしてもよい。
これら鼻パッド10C及び(又は)テンプル20Cには、図5(a)〜(d)に示すように突起13,13,26や磁石15,28が設けられている。この実施形態では図5(b)、図5(d)に示すように断面略半球状の突起13,13,26を別体で構成し、底面13a,26aに凹所13b,26bを設け、そこに円盤状で小粒の磁石15,15,28を設けている。磁石15,15,28を組み込んだ突起13,13,26は、皮膚に接触する部位11B,24Bに貼着してもよいし、型成型であってもよい。突起13,13,26は、等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで形成され、等方性高密度炭素材で形成した場合は炭素純度が90%以上である高密度で整った結晶構造のものが皮膚を押圧する状態で接触するので、より一層上述の遠赤外線効果、健康増進効果が期待できる。
なお、テンプル20Cの場合、ツル本体21及び耳掛け部22Cの両者、又はいずれか一方、あるいは、これらのうちの一部の部位のみについて、その略全体を等方性高密度炭素材又はC/Cコンポジットで構成してもよい。
メガネ1,1A,1Bの各部位の形状や寸法などは、図例のものに限定されず、種々の構成としてもよい。例えば、耳掛け部22,22A,22B,22Cの一部のみが耳に接触する態様としてもよい。
また、メガネ1,1A,1Bとしては、頭部に接触する部位である耳掛け部22,22A,22B,22Cを設けたものであればよく、耳側端部23は有さなくてもよい。
また、磁石15,15A,28,28Aは、鼻パッド10,10A,10B,10Cやテンプル20,20A,20B,20Cの残余の部位14,14A,14B,27,27A,27Bの所望の部位に設けてもよく、また、皮膚に接触する部位11,11A,11B,24,24A,24Bの所望の部位、例えば、突起13,26周囲などの部位に設けてもよい。
また、上記したような梨地や突起13,26、磁石は必ずしも設けなくてもよい。
また、テンプル20,20や鼻パッド10に加えてレンズフレーム2も、等方性高密度炭素材や炭素繊維強化炭素複合材料、粒子状の炭素材を20〜50重量%含有した熱可塑性樹脂で構成してもよい。
1,1A,1B メガネ
10,10A,10B,10C 鼻パッド
11,11A,11B,24,24A,24B 皮膚に接触する部位
13,26 突起
14,14A,14B,27,27A,27B 残余の部位
15,15A,28,28A 磁石
20,20A,20B,20C テンプル
上記目的を達成するために、本発明に係るメガネは、テンプルと鼻パッドの少なくとも一つにおける、皮膚に接触する部位を、等方性高密度炭素材又は炭素繊維強化炭素複合材料で構成し、前記皮膚に接触する部位を除いた残余の部位を、粒子状の炭素材を20〜50重量%含有した熱可塑性樹脂で構成したことを特徴とする。

Claims (7)

  1. テンプルと鼻パッドの少なくとも一つにおける、皮膚に接触する部位を、等方性高密度炭素材又は炭素繊維強化炭素複合材料で構成したことを特徴とするメガネ。
  2. 請求項1において、
    前記皮膚に接触する部位を除いた残余の部位を、粒子状の炭素材を20〜50重量%含有した熱可塑性樹脂で構成したことを特徴とするメガネ。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記皮膚に接触する部位は、該部位を除いた前記残余の部位に取り付けられるように、該残余の部位とは別体として形成されていることを特徴とするメガネ。
  4. 請求項1において、
    前記テンプルと鼻パッドの少なくとも一つは、その略全体が、前記皮膚に接触する部位と同一の材料で一体的に構成されていることを特徴とするメガネ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記皮膚に接触する部位は、その表面が梨地状とされていることを特徴とするメガネ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記皮膚に接触する部位は、その表面に突起が設けられていることを特徴とするメガネ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記テンプルと鼻パッドの少なくとも一つには、磁石が設けられていることを特徴とするメガネ。
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