JP2007044256A - 誘導加熱調理用鍋及びこれを用いた誘導加熱調理器と誘導加熱炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】誘導加熱炊飯器は、上部が開口した本体1と、この本体1内に着脱自在に収納され、炭素を主成分とし、これにミネラル成分を添加して焼結した焼結体により構成した炭素焼結鍋5と、本体1内に配設され、炭素焼結鍋5に渦電流を誘起して炭素焼結鍋5を加熱する加熱コイルと3、この加熱コイル3に高周波電流を供給するインバータ回路20と、このインバータ回路20を駆動制御する制御部21と、本体1の開口部を開閉自在に覆う外蓋9上に設けられた操作・表示部12と、を備える。
【選択図】 図1
Description
また、従来の誘導加熱炊飯器は、制御部に炊飯用と煮物用の制御パターンを有し、操作部により選択可能に構成すると共に、蓋体に内外と連通する蒸気抜き孔及び調理物からのうまみを内鍋に還元するうまみ溜りを有するうまみ還元器を設けている(例えば、特許文献2参照)。
また、炭素焼結鍋5は、内鍋収納部2の上方フランジ部に例えば三箇所凸部で形成された支持部材6に係止され、炭素焼結鍋5は、内蓋7で覆われ、周縁部に配設されたシール材である蓋パッキン8により炭素焼結鍋5のフランジ部との密閉性を保っている。内蓋7は本体1に開閉自在に係止されている外蓋9で覆われ、係止材10を介して外蓋9に着脱可能に装着されている。また、外蓋9の一部には後述の操作・表示部12が設けられている。また、内蓋7、外蓋9を貫通して蒸気口11が設けられ、蒸気口11は容器内弁11aと外部弁11bによって構成される。
まず、炭素焼結鍋5の製造工程は、例えば、石油コークスや石炭コークスからなる原料を粉砕装置によって粉砕したのち、さらに微粉砕装置により微粉砕に粉砕する。この微粉砕を篩い分けし、カルシウム、マグネシウム、または、ナトリウム等のミネラル成分と結合剤とをねつ合装置により混練し、ブロック状に成形する。成形にはCIP成形、型込成形、押出成形などが適用される。このブロック状成形物を1次焼成により炭素質材料とし、次に2次焼成により黒鉛化する。この黒鉛化材料を切削加工することによるミネラル成分を含む炭素焼結鍋5が製造される。
抵抗率は、非磁性である18−8ステンレスの抵抗率(7.2×10-7)以上を設定することにより炭素でも電磁誘導加熱が可能となる。
このように、炭素焼結鍋5を電磁誘導加熱に好適な、厚さ、抵抗率の炭素材で構成している。
図4は炭素焼結鍋5の炊飯時における作用の説明図、図5は誘導加熱炊飯器の炊飯制御パターン説明図、図6は誘導加熱炊飯器の煮物制御パターン説明図、図7は誘導加熱炊飯器の焼き物制御パターン説明図である。
なお、制御部21には、あらかじめ、炊飯行程を制御する炊飯制御パターン(図5)、煮物行程を制御する煮物制御パターン(図6)、焼き物行程を制御する焼き物制御パターン(図7)が設けられている。
また、図4に示すようにこのとき炭素焼結鍋5に添加されたカルシウムやマグネシウムなどの添加物は気泡の発生とともに炭素焼結鍋5の水中に溶け出し、また、多数の気孔にはその大きさよりも小さな不純物や異物、におい成分などが吸着され、栄養価が高く、美味しいご飯の炊飯が可能となる。
その後、外蓋9を閉め、煮物スイッチ12bをオンして煮物工程がスタートする。煮物工程がスタートされると加熱コイル3は制御部21に設けた煮物用制御パターンによって制御され、炭素焼結鍋5内の調理物を加熱し調理する。
その後は低温加熱工程に移行し、例えば、80〜85℃程度に炭素焼結鍋5の温度を持続するように加熱コイル3の断続運転を行い終了するとアラーム(図示せず)を鳴動させ、所定の時間が経過したことを知らせる。少ない通電率でも低温加熱と保温が可能であるのは炊飯時と同様である。
始めに、食品が入れられた炭素焼結鍋5を内鍋収納部2に収納する。その後、外蓋9を閉め、焼き物スイッチ12cをオンして焼き物工程がスタートする。焼き物工程がスタートされると加熱コイル3は制御部21に設けた焼き物用制御パターンによって制御され、炭素焼結鍋5内の食品を加熱し調理する。
なお、焼き物では、サツマイモ、ジャガイモ、トウモロコシ、また、リンゴ等を焼いたりすることも可能である。
また、保温運転時も容器の高熱容量性から少消費電力で保温可能となると共に、脱臭・殺菌作用により、におい移りの無い長時間保温が可能となる。
しかしながら、外蓋9に木や木目調のパネル、内蓋7に木を用いてもよい。炭を焼結した炭素焼結鍋5を使用することとあわせて、外蓋9か内蓋7に歯釜を思わせるような意匠性を付加するとともに、炊飯時の余分な水分を吸収することでご飯のべたつきを抑えておいしいご飯を炊き上げる効果がある。
また、炭素の持つ高熱伝導性、低比重、高熱容量性によって、少ない通電率ですばやい加熱と長期保温を可能とし、また多気孔性、更には炭の持つ脱臭効果、浄化・殺菌効果により、水分は浄化されカルキや灰汁は炭の多孔質に吸着され調理の手間を省くことができる。
また、図5の炊飯制御パターン、図6の煮物制御パターン、図7の焼き物制御パターンは、一例でありこれらのパターンに特化したものではない。
また、煮込みや焼き物を行うとき、加熱途中に加熱を一時停止して、煮込みや焼き具合を確認して再加熱する一時停止・再加熱スイッチを設けてもよい。このとき、加熱の時間はタイマー12d等で変更可能である。
Claims (7)
- 炭素を主成分とし、これにミネラル成分を添加して焼結した焼結体により構成したことを特徴とする誘導加熱調理用鍋。
- 請求項1記載の誘導加熱調理用鍋を用いたことを特徴とする誘導加熱調理器。
- 前記誘導加熱調理用鍋を誘導加熱する加熱コイルと、
この加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
このインバータ回路を駆動制御する制御部と、
を備えることを特徴とする請求項2記載の誘導加熱調理器。 - 前記制御部は、煮物用または焼き物用の調理制御パターンを有し、
これらの調理制御パターンを選択可能とする操作・表示部を備えたことを特徴とする請求項3記載の誘導加熱調理器。 - 上部が開口した本体と、
この本体内に着脱自在に収納された請求項1記載の誘導加熱調理用鍋と、
前記本体内に配設され、前記誘導加熱調理用鍋を誘導加熱する加熱コイルと、
この加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
このインバータ回路を駆動制御する制御部と、
を備えることを特徴とする誘導加熱炊飯器。 - 前記制御部は、炊飯用、煮物用または焼き物用の調理制御パターンを有し、
これらの調理制御パターンを選択可能とする操作・表示部を備えたことを特徴とする請求項5記載の誘導加熱炊飯器。 - 前記誘導加熱調理用鍋の前記外蓋または前記外蓋の内側に着脱自在に取り付けられた内蓋を木製としたことを特徴とする請求項5または6記載の誘導加熱炊飯器。
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JP2005231781A JP2007044256A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 誘導加熱調理用鍋及びこれを用いた誘導加熱調理器と誘導加熱炊飯器 |
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CN107440474A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-12-08 | 浙江苏泊尔家电制造有限公司 | 烹饪器具 |
WO2018066157A1 (ja) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | 株式会社大木工藝 | メガネ |
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2005
- 2005-08-10 JP JP2005231781A patent/JP2007044256A/ja active Pending
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JPWO2018066157A1 (ja) * | 2016-10-06 | 2018-10-04 | 株式会社大木工藝 | メガネ |
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