JPWO2018061556A1 - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

出力部を固定する操作を行うことなく容易に先端工具の取付けを行うことが可能な電動工具を提供する。モータ4と、左右方向に延びモータ4によって回転される回転軸41と、回転軸41の回転力が伝達されることで回転し、ブレードPを着脱可能な出力部61と、左右方向における回転軸41の右端に位置し、正転のみを伝達可能に回転軸41の回転を規制するワンウェイクラッチ8と、を有する電動工具を提供する。

Description

本発明は電動工具に関する。
従来から、先端工具(例えば鋸刃)の取付けの際において、先端工具が取付けられる出力軸の自由回転を阻止するために、モータからの回転力を伝達する回転力伝達経路上に、作業者が外部から操作を行うことによってモータからの回転力を遮断するスピンドルロックを設けた電動工具が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−225642号公報
しかしながら、上記のような構成の電動工具においては、作業者は先端工具の取付け、又は、取り外しの際にスピンドルロックに対して操作を行いながら、先端工具を出力軸に固定している締結具(例えばボルト)を回す必要があったため面倒であった。
そこで、本発明は、出力部を固定する操作を行うことなく容易に先端工具の交換が可能な電動工具を提供することを目的とする。
モータと、所定の方向に延び前記モータによって回転される回転軸と、前記回転軸の回転力が伝達されることで回転し、先端工具を着脱可能な出力部と、前記所定の方向における前記回転軸の一端に位置し、正逆両方向のうち一方の方向への回転のみを伝達可能に前記回転軸の回転を規制する規制部材と、を有することを特徴とする電動工具を提供する。
上記構成の電動工具によれば、規制部材が出力部に回転力を伝達する回転軸を正逆両方向のうち一方の方向への回転のみを伝達可能に支持している。このため、出力部の一方の方向への回転のみが許容され、他方の方向への回転が規制される。これにより、出力部を固定する操作を省略し、容易に先端工具の交換を行うことが可能となる。
上記構成において、前記出力部の前記正逆両方向の回転を規制する固定機構を有することが好ましい。
このような構成によれば、規制部材が回転軸の他方の方向への回転を規制しながら軸受として回転軸を支持している。これにより、単一の部材で回転軸の回転支承と回転規制を行う事ができるので、新たな部品を設けることなく簡素かつ低コストな構造とすることが可能となる。
上記構成において、前記モータと前記出力部との間に、前記モータの回転を減速して前記出力部に伝達する減速機構をさらに有することが好ましい。
また、前記モータは、前記回転軸と一体回転するロータを有することが好ましい。
このような構成によれば、減速前の回転軸を回転規制することで、比較的トルクの小さい箇所にて回転規制を行って出力部の回転を規制することが可能となり、規制部材にかかる負荷を抑えて長寿命にすることが可能となる。
また、前記減速機構は、前記所定の方向において、前記ロータに対して前記出力部側に位置し、前記所定の方向において前記ロータに対して前記出力部側に位置する前記回転軸の端部と前記減速機構とを支持するギヤハウジングをさらに有し、前記ギヤハウジングは、前記規制部材を介して前記端部を支持することが好ましい。
このような構成によれば、回転軸の端部と減速機構とが一のギヤハウジングに支持されるため、電動工具の全長を抑えることが可能となる。また、規制部材を介して回転軸の端部を支持するようにギヤハウジングが形成されるため、規制部材の規格に適合するギヤハウジングを製造することが可能となり、規制部材の規格に適合するギヤハウジングを用いることによって電動工具の組立てが容易となる。さらに、規制部材が回転軸の他方の方向への回転を規制しながら軸受として回転軸を支持している。これにより、単一の部材で回転軸の回転支承と回転規制を行う事ができるので、新たな部品を設けることなく簡素かつ低コストな構造とすることが可能となる。
また、前記ギヤハウジングは、金属製であることが好ましい。
このような構成によれば、樹脂製のギヤハウジングを用いる場合と比較してギヤハウジングの軸受部材の配置箇所の強度を高めることができ、電動工具が規制部材の配置箇所から破損することを抑制することが可能となる。
上記構成において、前記規制部材は、ワンウェイクラッチであることが好ましい。
このような構成によれば、比較的簡単な構成で回転軸の回転を規制することが可能となる。
上記構成において、前記モータは、ブラシレスモータであることが好ましい。
このような構成によれば、従来の整流子モータよりも小型化されたブラシレスモータを採用することで電動工具のサイズを小さくし、重量を軽くすることが可能となる。
また、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングを支えるためのベースと、を有し、前記ハウジングは、把持可能なハンドルを備え、前記規制部材は、前記ハンドルと前記ベースとの間の位置で、前記ハウジング内部に設けられていることが好ましい。
また、前記ロータには前記モータを冷却するためのファンが設けられ、前記ファンの半径方向を径方向としたとき、前記規制部材の前記径方向上に前記ハンドルが位置することが好ましい。
本発明による電動工具によれば、出力部を固定する操作を行うことなく容易に先端工具の取付け、又は、取り外しを行うことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸のハウジングの内部構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸の上面視外観を示す上面図であり、上面視におけるモータの回転軸とスピンドルロックとの係合態様が断面によって示されている。 図2のL−L断面図であり、モータの回転軸の回転が許容されている状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸のギヤ部を示す拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸の左面視におけるワンウェイクラッチを示す拡大断面図であり、ワンウェイクラッチによってモータの回転軸の正転が許容されている状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸の左面視におけるワンウェイクラッチを示す拡大断面図であり、ワンウェイクラッチによってモータの回転軸の逆転が規制されている状態を示す図である。 図2のL−L断面図であり、スピンドルロックによってモータの回転軸が固定されている状態を示している。 本発明の第2の実施の形態に係る電動丸鋸のハウジングの内部構造を示す断面図である。 図8のA−A断面図であり、爪クラッチの構造を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る卓上丸鋸の後面視外観を示す後面図であり、後面視におけるハウジングの内部構造が断面によって示されている。 本発明の第4の実施の形態に係るディスクグラインダの内部構造を示す断面図である。
[第1の実施の形態] 以下、本発明の第1の実施の形態による電動丸鋸1について図1乃至図7に基づき説明する。まず、電動丸鋸1の構成について、図1乃至図5に基づき説明する。以降の電動丸鋸1の説明においては、図1に示されている「上」を上方向、「下」を下方向、「右」を右方向、「左」を左方向と定義する。また、紙面奥を後方向、紙面手前を前方向と定義する。
電動丸鋸1は、木材等(被切断材)を切断するための電動工具である。図1及び図2に示されているように、電動丸鋸1は、ハウジング2と、ハンドル3と、モータ4と、ギヤ部5と、ブレード装着部6と、スピンドルロック7と、ワンウェイクラッチ8と、ベース9とを有している。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸1のハウジング2の内部構造を示す断面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸1の上面視外観を示す上面図であり、上面視におけるモータ4の回転軸とスピンドルロック7との係合態様が断面によって示されている。
図1に示されているように、ハウジング2は、モータハウジング21と、ギヤハウジング22と、カバー23とを有している。ハウジング2の右部下部には、切断作業時に被切断材(木材等)に当接させるベース9が設けられている。なお、図1において点線で表されたベース9は、ベース9が前後方向に延びる軸心を傾動中心として傾動可能であることを示している。ベース9は、本発明における「ベース」の一例である。ハウジング2は、本発明における「ハウジング」の一例である。
図1及び図2に示されているように、モータハウジング21は、左右方向に延びる略円筒形状をなしており、内部にモータ4と、スピンドルロック7とを収容している。
図1に示されているように、ギヤハウジング22は、モータハウジング21の右端から右方に延出し、モータ4の右端部と、ギヤ部5と、ブレード装着部6の左部と、ワンウェイクラッチ8とを収容している。ギヤハウジング22は、金属製(例えばアルミ製)である。ギヤハウジング22は、本発明における「ギヤハウジング」の一例である。モータ4の右端部は、本発明における「端部」の一例である。
カバー23は、樹脂製(例えばプラスチック製)であり、ギヤハウジング22の下部から右方へと延び、ブレード装着部6の右部を収容している。
ハンドル3は、作業者が電動丸鋸1を使用する際に把持する部分であり、ハウジング2の上方において前後方向に延びている。ハンドル3には、モータ4を駆動させるための図示せぬトリガが設けられている。ハンドル3は、本発明における「ハンドル」の一例である。
モータ4は、DCブラシレスモータであり、回転軸41と、ロータ42とを有している。モータ4は、本発明における「モータ」及び「ブラシレスモータ」の一例である。回転軸41は、本発明における「回転軸」の一例である。
図1に示されているように、回転軸41は、左右方向に延び、第1軸受46と、ワンウェイクラッチ8とを介してハウジング2に軸心Aを回転軸心として回転可能に支持されている。回転軸41の右方には、ピニオン43が設けられている。回転軸41と、ピニオン43とは、一体に回転する。回転軸41の左部には、被回転規制部44が設けられている。被回転規制部44の左方には、回転軸41と同軸回転し、モータ4を冷却するためのファン45が固定されている。ワンウェイクラッチ8は円状を成しおり、円形のファン45と略平行な様に配置されている。すなわち、ワンウェイクラッチ8の径方向は、ファン45の径方向と平行かつ同方向である。ここで、図中に示されている軸心Aは、回転軸41の右面視における中心を通り左右方向に延びる仮想回転軸心である。左右方向は、本発明における「所定の方向」の一例である。ファン45は、本発明における「ファン」の一例である。
被回転規制部44は、左右方向及び上下方向に延び、左右方向においてワンウェイクラッチ8と、ファン45との間に設けられている。図3に示されているように、被回転規制部44は、第1係合面44Aと、第2係合面44Bとを有している。図3は、図2のL−L断面図であり、モータ4の回転軸41の回転が許容されている状態を示している。
第1係合面44Aは、上下方向と略直交する平坦面である。第2係合面44Bは、上下方向と略直交する平坦面であり、第1係合面44Aと略平行に形成されている。第1係合面44Aは、第2係合面44Bよりも上方に位置する。
ロータ42は、左右方向に延びる筒状に形成されている。ロータ42は、回転軸41に同軸的に固定されており、回転軸41と一体に軸心Aを回転軸心として回転する。ロータ42は、本発明における「ロータ」の一例である。
図1に示されているように、ギヤ部5は、ギヤハウジング22内に位置し、モータ4からブレード装着部6への回転力伝達経路上に設けられ、回転軸41の回転を減速してブレード装着部6へ伝達可能に構成されている。また、ギヤ部5は、ロータに対して出力部側に位置している。図4に示されているように、ギヤ部5は、第1ギヤ51と、第2ギヤ52と、第3ギヤ53と、中間シャフト54と、第2軸受55と、第3軸受56とを有している。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸1のギヤ部5を示す拡大断面図である。なお、図4において、ギヤハウジング22は、右上から左下へ向かう斜線でハッチングしており、カバー23は、左上から右下へ向かう斜線でハッチングしている。ギヤ部5は、本発明における「減速機構」の一例である。
中間シャフト54は、左右方向に延び、第2軸受55と、第3軸受56とを介して、ギヤハウジング22及びカバー23に軸心Bを回転軸心として回転可能に支持されている。ここで、図中に示されている軸心Bは、中間シャフト54の右面視における中心を通り左右方向に延びる仮想回転軸心である。軸心Bは、軸心Aと略平行である。
第1ギヤ51は、モータ4のピニオン43と噛合している。第1ギヤ51は、中間シャフト54に圧入により固定されている。第1ギヤ51は、中間シャフト54と一体に軸心Bを回転軸心として回転する。第1ギヤ51の外径は、ピニオン43の外径よりも大きく構成されている。
第2ギヤ52は、第1ギヤ51の右方に位置し、中間シャフト54に圧入により固定されている。第2ギヤ52は、中間シャフト54及び第1ギヤ51と一体に軸心Bを回転軸心として回転する。
第3ギヤ53は、第2ギヤ52の下方に位置する。第3ギヤ53の外径は、第2ギヤ52の外径よりも大きく構成されている。
図1に示されているように、ブレード装着部6は、ギヤハウジング22の下部から右方へと延び、ブレードPを着脱可能に構成されている。ブレード装着部6は、出力部61と、ソケット62と、ブレード固定カバー63と、ボルト64とを有している。
図4に示されているように、出力部61は、左右方向に延びる略円筒形状をなしており、半径方向略中央にボルト64を締結可能に構成されている。出力部61は、第4軸受65と、第5軸受66とを介して、ギヤハウジング22及びカバー23に軸心Cを回転軸心として回転可能に支持されている。出力部61の右部には、ギヤ部5の第3ギヤ53が圧入により固定されている。出力部61は、第3ギヤ53と一体に軸心Cを回転軸心として回転する。出力部61は、本発明における「出力部」の一例である。
図1に示されているソケット62は、金属製であり、出力部61が圧入等により固定されている。ソケット62は、胴部62Aと、突出部62Bとを有している。
胴部62Aは、左右方向に延びる筒状に形成されている。
突出部62Bは、胴部62Aの右端から胴部62Aの半径方向外方に突出している。突出部62Bは、右面視環形状且つ左右方向に直交する当接面62Cを有している。当接面62Cの内径は、環形状に形成されたブレードPの内径と略同一に構成されている。
ブレード固定カバー63は、樹脂製であり、環状部63Aと、固定部63Bとを有している。
環状部63Aは、右面視環形状に形成されている。
固定部63Bは、環状部63Aの半径方向外方の端部から左方且つ半径方向外方に突出している。固定部63Bは、右面視環形状且つ左右方向に直交する当接面63Cを有している。当接面63Cの内径は、環形状に形成されたブレードPの内径と略同一に構成されている。図1に示されているように、当接面63Cは、ボルト64が締結された際には、左右方向において当接面62Cと対向する位置に位置するように構成されている。
図1に示されているように、ボルト64が出力部61に締結された状況において、ボルト64は、左右方向に延びている。ボルト64は、作業者が外部から締結可能なように右面視六角形状の頭部64Aを有している。
図2及び図3に示されているスピンドルロック7は、非作業時において、ブレード装着部6にブレードPを着脱する際に回転軸41の回転を規制するための部材である。図3に示されているように、スピンドルロック7は、腕部71と、被押圧部72と、規制部73と、被付勢部74とを有している。
腕部71は、前後方向に延びる薄板状に形成され、その前部がハウジング2の外部に突出している。
図2に示されているように、被押圧部72は、腕部71の前端部に位置する。被押圧部72は、腕部71の前端部から右方へと延び、作業者が外部から操作可能な被押圧面72Aを有する。
図3に示されているように、規制部73は、前後方向に延び、第1規制面73Aと、第2規制面73Bとを有する。
第1規制面73Aは、上下方向と略直交する平坦面である。第2規制面73Bは、上下方向と略直交する平坦面であり、第1規制面73Aと略平行に形成されている。第1規制面73Aは、第2規制面73Bよりも上方に位置する。また、第1規制面73Aと第2規制面73Bとの間の距離と、モータ4の被回転規制部44の第1係合面44Aと第2係合面44Bとの間の距離とは、略同一に構成されている。
被付勢部74は、前後方向に延び、その前端においてスプリング2Aと当接している。
腕部71と、被押圧部72と、規制部73と、被付勢部74とは、一体に形成され、被押圧部72が作業者によって後方へと押圧されることによって、一体に後方へと移動可能に構成されている。
ワンウェイクラッチ8は、回転軸41及び回転軸41と一体回転するピニオン43の正転(図5における時計回り方向の回転、以下第1の実施の形態において同様)を許容(伝達可能)するとともに逆転(図5における反時計回り方向の回転、以下第1の実施の形態において同様)を規制する部材である。ワンウェイクラッチ8は、ギヤハウジング22の内壁と、モータ4の回転軸41との間に設けられている。ワンウェイクラッチ8は、上下方向においてハンドル3とベース9の間に設けられており、ハンドル3はワンウェイクラッチ8の半径方向上に位置する。換言すれば、ワンウェイクラッチ8とハンドル3は、上下前後に延びる仮想平面において、略同一面上にある。ワンウェイクラッチ8は、回転軸41の右端に位置する。ワンウェイクラッチ8は、筒部81と、複数のローラ82と、複数のスプリング83とを有する。図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸1の後面視におけるワンウェイクラッチ8を示す拡大断面図であり、ワンウェイクラッチ8によってモータ4の回転軸41の正転が許容されている状態を示す図である。なお、図5において、モータ4の回転軸41を右上から左下へ向かう斜線でハッチングしており、ギヤハウジング22を左上から右下へ向かう斜線でハッチングしている。ワンウェイクラッチ8は、本発明における「規制部材」、「軸受部材」及び「ワンウェイクラッチ」の一例である。回転軸41の右端は、本発明における「回転軸の一端」の一例である。正転は、本発明における「正逆両方向のうち一方の方向への回転」の一例である。
図1に示されているように、筒部81は、左右方向に延びる筒形状をなし、ギヤハウジング22の内壁に圧入により固定されている。図5に示されているように、筒部81の内周面には、複数の収容溝81aが形成されている。収容溝81aは、筒部81の内周面から筒部81の半径方向外方に窪んで形成された溝であって、左右方向に延びている。複数の収容溝81aのそれぞれにはローラ82及びスプリング83が1組ずつ収容されている。
ローラ82は、左右方向に延びる針状のコロであり、自己の軸心を中心に回転可能且つ回転軸41に当接した状態で収容溝81aに収容されている。また、ローラ82は、収容溝81a内部において左右方向に移動不能且つ回転軸41の周方向に所定量移動可能である。
収容溝81aの深さは、回転軸41の正転方向において収容溝81aの上流側から下流側に向かうに従って深くなっており、上流側縁部の深さはローラ82の直径よりも小さく、下流側縁部の深さはローラ82の直径よりも大きく構成されている。また、収容溝81aに収容されたローラ82と収容溝81aの下流側縁部との間には付勢部材としてスプリング83が設けられており、ローラ82は、下流側縁部から上流側縁部に向かって付勢されている。
ここからは、図3乃至図7を参照しながら、第1の実施の形態による電動丸鋸1を用いた被切断材(木材等)の切断作業時の電動丸鋸1の動作について説明する。
切断作業を行う場合、作業者は、ハンドル3を把持し、被切断材上にベース9を当接させた状態で電動丸鋸1を載置する。この状態で、ハンドル3の図示せぬトリガに対して引操作を行うと、図示せぬ電源から電力がモータ4へ供給され、モータ4が駆動を開始する。モータ4が駆動を開始すると、回転軸41、ロータ42及びピニオン43は軸心Aを回転軸心として正転を開始する。
図5に示されているように、回転軸41が正転を開始すると、回転軸41の外周面と当接している複数のローラ82のそれぞれは、自己が収容されているそれぞれの収容溝81aの内部で自己の軸心を中心に回転且つスプリング83の付勢力に抗しながら回転軸41の正転方向における上流側縁部から下流側縁部に向かって移動を開始する。ローラ82が収容溝81aの深さが最も深い下流側縁部に位置すると、回転軸41の外周面とローラ82との接触面圧は小さくなる。この状態における接触面圧によるそれぞれのローラ82と回転軸41の外周面との間の摩擦力は、回転軸41の筒部81に対する正転を妨げる程度のものではなく、この状態において回転軸41は正転を継続することが可能である。すなわちワンウェイクラッチ8は、回転軸41、ロータ42及びピニオン43の正転を許容する。
この状態において、ピニオン43と噛合する第1ギヤ51が軸心Bを回転軸心として逆転を開始する。これにより、第1ギヤ51、第2ギヤ52及び中間シャフト54は、軸心Bを回転軸心として一体に逆転する。ここで、図4に示されているように、第1ギヤ51の外径は、ピニオン43の外径よりも大きく構成されているため、第1ギヤ51、第2ギヤ52及び中間シャフト54の回転速度は、ピニオン43の回転速度よりも小さくなる。
この状態において、第2ギヤ52と噛合する第3ギヤ53が軸心Cを回転軸心として正転を開始する。これにより、第3ギヤ53及び出力部61は、軸心Cを回転軸心として一体に正転する。ここで、第3ギヤ53の外径は、第2ギヤ52の外径よりも大きく構成されているため、第3ギヤ53及び出力部61の回転速度は、第2ギヤ52の回転速度よりも小さくなる。つまり、回転軸41の回転は、2回減速されて出力部に伝達される。これにより、出力部61に高いトルクを発生させることが可能となる。
この状態において、出力部61の回転に伴い、ブレード装着部6に固定されているブレードPが回転し、被切断材を切断する。
さらに、図5乃至図7を参照しながら、作業者による電動丸鋸1のブレードPの着脱(交換)作業について説明する。
まず、作業者による電動丸鋸1のブレードPの取り外し作業について説明する。
取り外し作業を行う場合、作業者は、スピンドルロック7の被押圧面72Aを後方へと押圧する。これにより、スピンドルロック7は、後方へと移動する。
図7に示されているように、スピンドルロック7の後方への移動に伴い、回転軸41の被回転規制部44の第1係合面44Aと、スピンドルロック7の規制部73の第1規制面73Aとは、上下方向において略同位置で対向する。同様にして、第2係合面44Bと、第2規制面73Bとは、上下方向において略同位置で対向する。これにより、回転軸41の回転は規制される。
この状態において、作業者は、スピンドルロック7の被押圧面72Aを後方へと押圧しながら、図示せぬ工具(スパナ等)を用いて、ボルト64の締結を緩める方向(正転方向)に回転させる。この状態において、出力部61は正転しようとするが、回転軸41の回転が規制されているため、第1ギヤ51、第2ギヤ52及び中間シャフト54の回転が規制され、出力部61と一体に回転する第3ギヤ53の回転が規制されることによって出力部61の回転は規制される。これにより、作業者は、図示せぬ工具(スパナ等)を用いて、ボルト64の締結を緩め、ブレード装着部6からブレードPを取り外すことができる。スピンドルロック7及び被回転規制部44は、本発明における「固定機構」の一例である。
次に、作業者による電動丸鋸1のブレードPの取付け作業について説明する。
取付け作業を行う場合、作業者は、図示せぬ工具(スパナ等)を用いて、ボルト64を締める方向(逆転方向)に回転させる。この状態において、出力部61が逆転しようとすることに伴い、回転軸41が逆転を開始する。
図6に示されているように、回転軸41が逆転を開始すると、複数のローラ82のそれぞれは、自己が収容されているそれぞれの収容溝81a内部で自己の軸心を中心に回転且つスプリング83の付勢力に抗しながら回転軸41の正転方向における下流側縁部から上流側縁部に向かって移動を開始する。ローラ82が収容溝81aの深さが最も浅い上流側縁部に位置すると、回転軸41の外周面とローラ82との接触面圧は最も大きくなる。この状態においては、接触面圧によるそれぞれのローラ82と回転軸41の外周面との間の摩擦力は最大となり、回転軸は、筒部81に対して逆転不能となる。すなわちワンウェイクラッチ8は、回転軸41、ロータ42及びピニオン43の逆転を規制する。この状態において、回転軸41の逆転が規制されているため、第1ギヤ51、第2ギヤ52及び中間シャフト54の正転が規制され、出力部61と一体に回転する第3ギヤ53の逆転が規制されることによって出力部61の逆転は規制される。これにより、作業者は、出力部61を固定する操作を行うことなく容易にブレードPの取付けを行うことが可能となる。図6は、本発明の第1の実施の形態に係る電動丸鋸1の後面視におけるワンウェイクラッチ8を示す拡大断面図であり、ワンウェイクラッチ8によってモータ4の回転軸41の逆転が規制されている状態を示す図である。なお、図6において、モータ4の回転軸41を右上から左下へ向かう斜線でハッチングしており、ギヤハウジング22を左上から右下へ向かう斜線でハッチングしている。
[第2の実施の形態] 本発明の第2の実施の形態による電動丸鋸201について図8及び図9を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部材等には同じ図面参照番号を付し、説明を省略する。図8は、本発明の第2の実施の形態に係る電動丸鋸201のハウジング2の内部構造を示す断面図である。図9は、図8のA−A断面図であり、爪クラッチの構造を示す図である。
まず、電動丸鋸201の構成について説明する。以降の電動丸鋸201の説明においては、図8に示されている「上」を上方向、「下」を下方向、「右」を右方向、「左」を左方向と定義する。また、紙面奥を後方向、紙面手前を前方向と定義する。
図8に示されているように、第2の実施の形態による電動丸鋸201には、ワンウェイクラッチ8に替えてモータ4の回転軸41の正逆両方向の回転を許容する軸受208が設けられ、爪クラッチ210が、モータハウジング21内部の左部に設けられている。
図8及び図9に示されている爪クラッチ210は、回転軸41の左端に位置し、回転軸41及び回転軸41と一体回転するピニオン43の正転を許容するとともに、逆転を規制する部材である。爪クラッチ210は、爪車210Aと、回転規制部材210Bと、スプリング210Cとを有する。
図9に示されているように、爪車210Aは、右面視略環形状に形成されている。爪車210Aの半径方向略中央には、モータ4の回転軸41が圧入により固定されている。爪車210Aと、モータ4の回転軸41とは軸心Aを回転軸心として一体に回転することが可能である。爪車210Aは、周方向において所定の間隔で複数の被回転規制面210Dを有している。
図8及び図9に示されているように、回転規制部材210Bは、上下方向に延びる部材である。回転規制部材210Bと爪車210Aとは、回転軸41の下方で当接している。回転規制部材210Bは、前後方向に直交する回転規制面210Eを有している。
図9に示されているように、スプリング210Cは、下端がモータハウジング21に当接し、上端が回転規制部材210Bの下端と当接し、回転規制部材210Bをモータハウジング21に対して上方へと付勢している。
ここからは、第2の実施の形態による電動丸鋸201を用いた被切断材(木材等)の切断作業時の電動丸鋸201の動作について説明する。
切断作業を行う場合、作業者は、ハンドル3を把持し、被切断材上にベース9を当接させた状態で電動丸鋸201を載置する。この状態で、ハンドル3の図示せぬトリガに対して引操作を行うと、図示せぬ電源から電力がモータ4へ供給され、モータ4が駆動を開始する。モータ4が駆動を開始すると、回転軸41、ロータ42及びピニオン43は軸心Aを回転軸心として正転を開始する。なお、第2の実施の形態において、図9における回転軸41の反時計回り方向の回転を正転と定義し、時計回り方向の回転を逆転と定義する。
回転軸41が正転を開始すると、回転軸41と一体に爪車210Aが正転を開始する。爪車210Aの正転に伴い、爪クラッチ210の爪車210Aと回転規制部材210Bとの当接点には摩擦が発生する。この状態において、回転規制部材210Bが、スプリング210Cの付勢力に抗して下方へと移動することにより、爪車210Aと回転規制部材210Bとの当接点における接触面圧は小さくなる。これにより、爪車210Aと回転規制部材210Bとの当接点に働く摩擦力は小さくなるため、爪車210Aは、回転軸41と一体に正転を継続することが可能である。すなわち、爪クラッチ210は、回転軸41、ロータ42及びピニオン43の正転を許容する。
この状態において、ピニオン43と噛合する第1ギヤ51が軸心Bを回転軸心として逆転を開始する。これにより、第1ギヤ51、第2ギヤ52及び中間シャフト54は、軸心Bを回転軸心として一体に逆転する。ここで、図4に示されているように、第1ギヤ51の外径は、ピニオン43の外径よりも大きく構成されているため、第1ギヤ51、第2ギヤ52及び中間シャフト54の回転速度は、ピニオン43の回転速度よりも小さくなる。
この状態において、第2ギヤ52と噛合する第3ギヤ53が軸心Cを回転軸心として正転を開始する。これにより、第3ギヤ53及び出力部61は、軸心Cを回転軸心として一体に正転する。ここで、第3ギヤ53の外径は、第2ギヤ52の外径よりも大きく構成されているため、第3ギヤ53及び出力部61の回転速度は、第2ギヤ52の回転速度よりも小さくなる。これにより、出力部61に高いトルクを発生させることが可能となる。
さらに、図8及び図9を参照しながら、作業者による電動丸鋸201のブレードPの取付け作業について説明する。なお、ブレードPの取り外し作業については、電動丸鋸1と同様のため、説明を省略する。
取付け作業を行う場合、作業者は、図示せぬ工具(スパナ等)を用いて、ボルト64を締める方向(逆転方向)に回転させる。この状態において、出力部61が逆転しようとすることに伴い、回転軸41が逆転を開始する。
回転軸41が逆転を開始すると、回転軸41と一体に爪車210Aが逆転を開始する。爪車210Aの逆転に伴い、爪車210Aの被回転規制面210Dと回転規制部材210Bの回転規制面210Eとは、前後方向において、略同位置で対向する。この状態において、爪車210Aの逆転が規制されるため、回転軸41の逆転は、規制される。すなわち爪クラッチ210は、回転軸41、ロータ42及びピニオン43の逆転を規制する。この状態において、回転軸41の逆転が規制されているため、第1ギヤ51、第2ギヤ52及び中間シャフト54の正転が規制され、出力部61と一体に回転する第3ギヤ53の逆転が規制されることによって出力部61の逆転は規制される。これにより、作業者は、出力部61を固定する操作を行うことなく容易にブレードPの取付けを行うことが可能となる。
[第3の実施の形態] 本発明の第3の実施の形態による卓上丸鋸301について図10を用いて説明する。なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の部材等には同じ図面参照番号を付し、説明を省略する。図10は、本発明の第3の実施の形態に係る卓上丸鋸の後面視外観を示す後面図であり、後面視におけるハウジングの内部構造が断面によって示されている。
まず、卓上丸鋸301の構成について説明する。以降の卓上丸鋸301の説明においては、図10に示されている「上」を上方向、「下」を下方向、「右」を右方向、「左」を左方向と定義する。また、紙面奥を前方向、紙面手前を後方向と定義する。
卓上丸鋸301は、卓上で木材等(被切断材)を切断するための電動工具である。図10に示されているように、卓上丸鋸301は、ハウジング302と、作業者が作業時に把持するハンドル303と、モータ304と、ギヤ部305と、ブレードQを着脱可能なブレード装着部306と、スピンドルロック307と、ワンウェイクラッチ308と、切断作業時に被切断材(木材等)を載置するためのベース部309と、モータ304の回転力をギヤ部305に伝達するプーリ機構310とを有している。
ハウジング302は、内部にモータ304を収容するモータハウジング302Aと、ギヤハウジング302Bと、カバー302Cとを有している。
ギヤハウジング302Bは、モータハウジング302Aの右部の下端から下方に延出し、ギヤ部305と、ブレード装着部306の右部と、ワンウェイクラッチ308とを収容している。ギヤハウジング302Bは、金属製(例えばアルミ製)である。
カバー302Cは、樹脂製(例えばプラスチック製)であり、ギヤハウジング302Bの下部から左方へと延び、ブレード装着部306の右部を収容している。
ハンドル303は、作業者が卓上丸鋸301を使用する際に把持する部分であり、ハウジング302の上方において前後方向に延びている。ハンドル303には、モータ304を駆動させるための図示せぬトリガが設けられている。
ギヤ部305は、ギヤハウジング302B内に位置し、モータ304からブレード装着部306への回転力伝達経路上に設けられ、回転軸304Aの回転を減速してブレード装着部306へ伝達可能に構成されている。ギヤ部305は、プーリ機構310を介してモータ304の回転力を伝達可能なシャフト305Aと、被回転規制ギヤ305Bとを有している。
シャフト305Aは、左右方向に延び、ワンウェイクラッチ308を介してハウジング302に左右方向に略平行な軸心を中心に回転可能に支持されている。
被回転規制ギヤ305Bには、スピンドルロック307を挿入可能な被回転規制孔305aが設けられている。
ブレード装着部306は、左右方向に延びボルト306Bを締結可能な出力部306Aを有する。
スピンドルロック307は、左右方向に延び、ギヤ部305の被回転規制ギヤ305Bの右方に位置し、作業者が外部から操作することによって被回転規制孔305aに挿入可能に構成されている。
ワンウェイクラッチ308は、シャフト305Aの左端に位置し、シャフト305Aの正転(左面視におけるモータ4の回転軸41の時計回り方向の回転、以下第3の実施の形態において同様)を許容(伝達可能)するとともに逆転(左面視におけるモータ4の回転軸の反時計回り方向の回転、以下第3の実施の形態において同様)を規制する部材である。
ここからは、図10を参照しながら、第3の実施の形態による卓上丸鋸301を用いた被切断材(木材等)の切断作業時の卓上丸鋸301の動作について説明する。
切断作業を行う場合、作業者は、ハンドル303を把持し、ベース部309上に被切断材を載置する。この状態で、ハンドル303の図示せぬトリガに対して引操作を行うと、図示せぬ電源から電力がモータ304へ供給され、モータ304が駆動を開始する。モータ304が駆動を開始すると、回転軸304Aは、正転を開始する。
この状態において、ギヤ部305のシャフト305Aは、プーリ機構310を介してモータ304からの回転力を受け正転する。ここで、ワンウェイクラッチ308は、シャフト305Aの正転を許容するため、シャフト305Aは、正転を継続することが可能である。
この状態において、ギヤ部305の正転に伴い、出力部306Aが正転することにより、ブレード装着部306に固定されているブレードQが回転し、被切断材を切断する。
さらに、作業者による卓上丸鋸301のブレードQの着脱(交換)作業について説明する。
まず、作業者による卓上丸鋸301のブレードQの取り外し作業について説明する。
取り外し作業を行う場合、作業者は、図示せぬ工具(スパナ等)を用いて、ボルト306Bを緩める方向(逆転方向)に回転させる。この状態において、出力部306Aが逆転しようとすることに伴い、シャフト305Aが逆転を開始する。
この状態において、ワンウェイクラッチ308によってシャフト305Aの逆転が規制されているため、出力部306Aの逆転は規制される。これにより、作業者は、出力部306Aを固定する操作を行うことなく容易にブレードQの取り外しを行うことが可能となる。
次に、作業者による卓上丸鋸301のブレードQの取付け作業について説明する。
取り外し作業を行う場合、作業者は、スピンドルロック307を左方へと押圧する。これにより、スピンドルロック307は、左方へと移動する。
この状態において、スピンドルロック307が被回転規制ギヤ305Bの被回転規制孔305aに挿入されることに伴い、被回転規制ギヤ305Bの回転が規制される。これにより、出力部306Aへの回転力の伝達が規制され、作業者は、図示せぬ工具(スパナ等)を用いて、ボルト306Bを締め、ブレード装着部306にブレードQを取付けることができる。
[第4の実施の形態] 本発明の第4の実施の形態によるディスクグラインダ401について図11を用いて説明する。なお、第1の実施の形態、第2の実施の形態及び第3の実施の形態と同様の部材等には同じ図面参照番号を付し、説明を省略する。図11は、本発明の第4の実施の形態に係るディスクグラインダの内部構造を示す断面図である。
まず、ディスクグラインダ401の構成について説明する。以降のディスクグラインダ401の説明においては、図11に示されている「上」を上方向、「下」を下方向、「前」を前方向、「後」を後方向と定義する。また、紙面奥を右方向、紙面手前を左方向と定義する。
ディスクグラインダ401は、金属製の鋼材等(被加工材)を研削・研磨するための電動工具である。図11に示されているように、ディスクグラインダ401は、ハウジング402と、モータ403と、ベベルギヤ404と、ブレードRを着脱可能なブレード装着部405と、スピンドルロック406と、ワンウェイクラッチ8とを有する。
ハウジング402は、内部にモータ403を収容するモータハウジング402Aと、ギヤハウジング402Bと、カバー402Cとを有している。ハウジング402には、モータ403を駆動させるための図示せぬスイッチが設けられている。
ギヤハウジング402Bは、モータハウジング402Aの前部から前方に延出し、ベベルギヤ404と、ブレード装着部405の上部と、ワンウェイクラッチ8とを収容している。ギヤハウジング402Bは、金属製である。
カバー402Cは、金属製であり、ギヤハウジング402Bの下部から下方へと延び、ブレード装着部405の下部を収容している。
モータ403は、回転軸403Aと、ロータ403Bとを有している。
回転軸403Aは、左右方向に延び、軸受403Eと、ワンウェイクラッチ8とを介してハウジング402に軸心Dを回転軸心として回転可能に支持されている。回転軸403Aの右方には、ピニオン403Cが設けられている。回転軸403Aと、ピニオン403Cとは、一体に回転する。前後方向において、ワンウェイクラッチ8とロータ403Bとの間には回転軸41と同軸回転するファン403Dが固定されている。ここで、図中に示されている軸心Dは、回転軸403Aの前面視における中心を通り左右方向に延びる仮想回転軸心である。
ベベルギヤ404は、ギヤハウジング402B内に位置し、ピニオン403Cと噛合している。ベベルギヤ404は、上下方向と略平行な軸心を中心に回転可能である。
ブレード装着部405は、ギヤハウジング402Bの下部から下方へと延び、ブレードR(砥石)を着脱可能に構成されている。ブレード装着部405は、出力部405Aと、第1フランジ405Bと、第2フランジ405Cと、軸受405Dと、軸受405Eとを有している。
図11に示されているように、出力部405Aは、上下方向に延びる略円筒形状をなしている。出力部405Aは、軸受405D及び軸受405Eを介してギヤハウジング402B及びカバー402Cによって、軸心Dに直交し且つ上下方向に平行な軸心を中心に回転可能に支持されている。出力部405Aには、ベベルギヤ404が圧入により固定されている。出力部405Aと、ベベルギヤ404とは、軸心Dに直交し且つ上下方向に平行な軸心を中心に一体に回転可能である。
スピンドルロック406は、ベベルギヤ404の回転を規制可能に構成されている。
ここからは、図11を参照しながら、第4の実施の形態によるディスクグラインダ401を用いた被加工材(鋼材等)の切断作業時のディスクグラインダ401の動作について説明する。
切断作業を行う場合、作業者は、ハウジング402を把持し、被加工材にブレードRを押し当てる。この状態で、ハウジング402の側面に配置された図示せぬスライドスイッチに対して操作を行うと、外部の商用電源から電源コードを介して電力がモータ4へ供給され、モータ4が駆動を開始する。モータ403が駆動を開始すると、回転軸403A、ロータ403B及びピニオン403Cは軸心Dを回転軸心として正転を開始する。この状態において、ワンウェイクラッチ8は、回転軸403Aの正転を許容するため、回転軸403Aは正転を継続することが可能である。なお、第4の実施の形態において、後面視におけるモータ403の時計回り方向の回転と、上面視における出力部405Aの時計回り方向の回転とを正転と定義する。また、後面視におけるモータ403の反時計回り方向の回転と、上面視における出力部405Aの反時計回り方向の回転とを逆転と定義する。
この状態において、ピニオン403Cと噛合するベベルギヤ404が上下方向に略平行な軸心を中心に出力部405Aと一体に回転する。出力部405Aの回転に伴い、ブレード装着部405に固定されているブレードRが回転し、被加工材を研削・研磨する。
さらに、作業者による、ディスクグラインダ401のブレードRの着脱(交換)作業について説明する。
まず、作業者によるディスクグラインダ401のブレードRの取り外し作業について説明する。
取り外し作業を行う場合、作業者は、スピンドルロック406を下方へと押圧する。これにより、スピンドルロック406は、下方へと移動してベベルギヤ404に係合することで、ベベルギヤ404の回転が規制される。
この状態において、作業者は、第2フランジ405Cの締結を緩める方向(正転方向)に回転させる。この状態において、出力部405Aは正転しようとするが、ベベルギヤ404の回転が規制されているため、出力部405Aの回転は規制される。これにより、作業者は、図示せぬ専用工具を用いて、第2フランジ405Cの締結を緩め、ブレード装着部405からブレードRを取り外すことができる。
次に、作業者によるディスクグラインダ401のブレードRの取付け作業について説明する。
取付け作業を行う場合、作業者は、第2フランジ405Cを締める方向(逆転方向)に回転させる。この状態において、出力部405Aが逆転しようとすることに伴い、モータ403の回転軸403Aが逆転を開始する。
この状態において、モータ403の回転軸403Aの逆転がワンウェイクラッチ8によって規制されているため、出力部405Aと一体に回転するベベルギヤ404の逆転が規制されることによって出力部405Aの逆転は規制される。これにより、作業者は、出力部405Aを固定する操作を行うことなく容易にブレードRの取付けを行うことが可能となる。
上述のように、本発明の第1の実施の形態による電動丸鋸1は、モータ4と、左右方向に延びモータ4によって回転される回転軸41と、回転軸41の回転力が伝達されることで回転し、ブレードPを着脱可能な出力部61と、左右方向における回転軸41の右端に位置し、正転のみを伝達可能に回転軸41の回転を規制するワンウェイクラッチ8とを有している。このため、出力部61の正転のみが許容され、逆転が規制される。これにより、出力部61を固定する操作を行うことなく容易にブレードPの取付けを行うことが可能となる。
また、電動丸鋸1におけるワンウェイクラッチ8は、回転軸41を正転可能に支持している。これにより、新たに軸受を設けることなく簡素な構造とすることが可能となる。
また、電動丸鋸1は、モータ4と出力部61との間に、モータ4の回転を減速して出力部61に伝達するギヤ部5を有している。これにより、モータ4の出力が小さい場合であっても出力部61に高いトルクを発生させることが可能となる。
また、電動丸鋸1におけるモータ4は、回転軸41と一体回転するロータ42を有している。このような構成によれば、ワンウェイクラッチ8によって支持されるモータ4の回転軸41と出力部61との間にギヤ部5が介在しているため、作業時において最も高いトルクの発生する出力部61からギヤ部5を介して離れた位置にワンウェイクラッチ8が位置する。これにより、ワンウェイクラッチ8が負荷の小さい位置で回転軸41の回転を規制でき、電動丸鋸1の耐久性を確保することが可能となる。
特に、電動丸鋸1は、ギヤ部5の第1ギヤ、第2ギヤ、第3ギヤを用いて二回減速を行う機構(二段減速機構)によって、出力部61が高トルクの回転を可能としており、モータ4から出力部61までの回転伝達経路には3つの回転軸(回転軸41、中間シャフト54、出力部61)が存在するが、その中でも回転軸41の軸受としてワンウェイクラッチ8を使用することで、ワンウェイクラッチ8及びギヤハウジング22にかかる負荷を抑えることができ、電動丸鋸1の耐久性を確保することが可能となる。
また、ワンウェイクラッチ8の径方向上にハンドル3がある(ワンウェイクラッチ8とハンドル3が上下前後に延びる仮想的な同一平面上に位置する)ため、先端工具を装着するときにワンウェイクラッチ8からギヤハウジング22に伝達される回転モーメントを、その発生箇所と同一面上で受けることができる。これによって先端工具の装着時に、電動丸鋸1にねじれるような力が働かないので、安定してブレードPを装着することができる。
また、電動丸鋸1におけるギヤ部5は、左右方向において、ロータ42に対して出力部61側に位置し、左右方向においてロータ42に対して出力部61側に位置する回転軸41の右端部とギヤ部5とを支持するギヤハウジング22をさらに有し、ギヤハウジング22は、ワンウェイクラッチ8を介して回転軸41の右端部を支持している。これにより、回転軸41の右端部とギヤ部5とが一のギヤハウジング22に支持されるため、電動丸鋸1の全長を抑えることが可能となる。また、ワンウェイクラッチ8を介して回転軸41の右端部を支持するようにギヤハウジング22が形成されるため、ワンウェイクラッチ8の規格に適合するギヤハウジング22を製造することが可能となり、ワンウェイクラッチ8の規格に適合するギヤハウジング22を用いることによって電動丸鋸1の組立てが容易となる。
また、電動丸鋸1におけるギヤハウジング22は、金属製である。これにより、樹脂製のギヤハウジングを用いる場合と比較してギヤハウジングのワンウェイクラッチ8の配置箇所の強度を高めることができ、電動丸鋸1がワンウェイクラッチ8の配置箇所から破損することを抑制することが可能となる。
また、電動丸鋸1におけるモータ4の回転軸41の軸受としてワンウェイクラッチ8を採用しているため、比較的簡単な構成で回転軸の回転を規制することが可能となる。
また、電動丸鋸1におけるモータ4は、従来の整流子モータよりも小型化したDCブラシレスモータであるため、電動丸鋸1のサイズを小さくすることができる。
上述のように、本発明の第2の実施の形態による電動丸鋸201は、モータ4と、左右方向に延びモータ4によって回転される回転軸41と、回転軸41の回転力が伝達されることで回転し、ブレードPを着脱可能な出力部61と、左右方向における回転軸41の右端に位置し、正転のみを伝達可能に回転軸41の回転を規制する爪クラッチ210とを有している。このため、出力部61の正転のみが許容され、逆転が規制される。これにより、出力部61を固定する操作を行うことなく容易にブレードPの取付けを行うことが可能となる。
また、電動丸鋸201は、モータ4と出力部61との間に、モータ4の回転を減速して出力部61に伝達するギヤ部5を有している。これにより、モータ4の出力が小さい場合であっても出力部61に高いトルクを発生させることが可能となる。
また、電動丸鋸201におけるモータ4は、回転軸41と一体回転するロータ42を有している。このような構成によれば、出力部61と回転軸41が爪クラッチ210によって支持されるモータ4との間にギヤ部5が介在しているため、作業時において最も高いトルクの発生する出力部61からギヤ部5を介して離れた位置に爪クラッチ210が位置する。これにより、爪クラッチ210に対する負荷が小さい位置で回転軸41の回転を規制でき、電動丸鋸201の耐久性を確保することが可能となる。
また、電動丸鋸201は、爪クラッチ210を採用しているため、比較的簡単な構成で回転軸41の回転を規制することが可能である。
また、電動丸鋸201におけるモータ4は、従来の整流子モータよりも小型化したDCブラシレスモータであるため、電動丸鋸1のサイズを小さくすることができる。
上述のように、本発明の第3の実施の形態における卓上丸鋸301は、モータ304と、左右方向に延びモータ304によって回転されるシャフト305Aと、シャフト305Aの回転力が伝達されることで回転し、ブレードQを着脱可能な出力部306Aと、左右方向におけるシャフト305Aの左端に位置し、正転のみを伝達可能にシャフト305Aの回転を規制するワンウェイクラッチ308と、を有している。このため、出力部306Aの正転のみが許容され、逆転が規制される。これにより、出力部306Aを固定する操作を行うことなく容易にブレードQの取り外しを行うことが可能となる。
また、卓上丸鋸301におけるワンウェイクラッチ308は、シャフト305Aを正転可能に支持している。これにより、新たに軸受を設けることなく簡素な構造とすることが可能となる。
また、卓上丸鋸301は、モータ304と出力部306Aとの間に、モータ304の回転を減速して出力部306Aに伝達するギヤ部305を有している。これにより、モータ304の出力が小さい場合であっても出力部306Aに高いトルクを発生させることが可能となる。
また、卓上丸鋸301におけるギヤハウジング302Bは、金属製である。これにより、樹脂製のギヤハウジングを用いる場合と比較してギヤハウジングのワンウェイクラッチ308の配置箇所の強度を高めることができ、卓上丸鋸301がワンウェイクラッチ308の配置箇所から破損することを抑制することが可能となる。
また、シャフト305Aの軸受としてワンウェイクラッチ308を採用しているため、比較的簡単な構成で回転軸の回転を規制することが可能となる。
また、卓上丸鋸301におけるモータ304は、従来の整流子モータよりも小型化したDCブラシレスモータであるため、卓上丸鋸301のサイズを小さくすることができる。
上述のように、本発明の第4の実施の形態におけるディスクグラインダ401は、モータ403と、前後方向に延びモータ403によって回転される回転軸403Aと、回転軸403Aの回転力が伝達されることで回転し、ブレードRを着脱可能な出力部405Aと、前後方向における回転軸403Aの前端に位置し、正転のみを伝達可能に回転軸403Aの回転を規制するワンウェイクラッチ8と、を有している。このため、出力部405Aの正転のみが許容され、逆転が規制される。これにより、出力部405Aを固定する操作を行うことなく容易にブレードRの取付けを行うことが可能となる。
また、ディスクグラインダ401におけるワンウェイクラッチ8は、回転軸403Aを正転可能に支持している。これにより、新たに軸受を設けることなく簡素な構造とすることが可能となる。
また、ディスクグラインダ401は、モータ403の回転軸403Aの軸受としてワンウェイクラッチ8を採用しているため、比較的簡単な構成で回転軸の回転を規制することが可能となる。
本発明の実施の形態について説明したが、本発明による電動工具は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。また、上記の実施の形態においては、正転のみを伝達可能に回転軸41を支持するワンウェイクラッチ8を有する電動丸鋸1を例に説明したが、これに限られず、ワンウェイクラッチを有する構成であれば本発明を適用することができ、例えば、刈払機など、回転する先端工具によって作業を行うもので、先端工具着脱の際に出力部(スピンドル)をロックする必要のある電動工具について適用可能である。
また、本実施の形態においては、規制部材は一か所のみに設けていたが、複数配置してもよい。この場合逆転時にかかる負荷を複数の規制部材によって分散して受けることができるので、長寿命化を図ることができる。
1…電動丸鋸、2…ハウジング、3…ハンドル、4…モータ、5…ギヤ部、6…ブレード装着部、7…スピンドルロック、8…ワンウェイクラッチ、9…ベース、21…モータハウジング、22…ギヤハウジング、41…回転軸、42…ロータ、44…被回転規制部、46…第1軸受、51…第1ギヤ、52…第2ギヤ、53…第3ギヤ、55…第2軸受、56…第3軸受、61…出力部、64…ボルト、65…第4軸受、66…第5軸受、73…規制部、81…筒部、82…ローラ、83…スプリング

Claims (10)

  1. モータと、所定の方向に延び前記モータによって回転される回転軸と、前記回転軸の回転力が伝達されることで回転し、先端工具を着脱可能な出力部と、前記所定の方向における前記回転軸の一端に位置し、正逆両方向のうち一方の方向への回転のみを伝達可能に前記回転軸の回転を規制する規制部材と、を有することを特徴とする電動工具。
  2. 前記出力部の前記正逆両方向の回転を規制する固定機構を有する請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記モータと前記出力部との間に、前記モータの回転を減速して前記出力部に伝達する減速機構をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記モータは、前記回転軸と一体回転するロータを有することを特徴とする請求項3に記載の電動工具。
  5. 前記減速機構は、前記所定の方向において、前記ロータに対して前記出力部側に位置し、前記所定の方向において前記ロータに対して前記出力部側に位置する前記回転軸の端部と前記減速機構とを支持するギヤハウジングをさらに有し、前記ギヤハウジングは、前記規制部材を介して前記端部を支持することを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記ギヤハウジングは、金属製であることを特徴とする請求項5に記載の電動工具。
  7. 前記規制部材は、ワンウェイクラッチであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電動工具。
  8. 前記モータは、ブラシレスモータであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電動工具。
  9. 前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングを支えるためのベースと、を有し、前記ハウジングは、把持可能なハンドルを備え、前記規制部材は、前記ハンドルと前記ベースとの間の位置で、前記ハウジング内部に設けられていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の電動工具。
  10. 前記ロータには前記モータを冷却するためのファンが設けられ、前記ファンの半径方向を径方向としたとき、前記規制部材の前記径方向上に前記ハンドルが位置することを特徴とする請求項9に記載の電動工具。
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