JPWO2018055665A1 - 栽培装置及び栽培システム - Google Patents

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Abstract

肥料管理及び給水管理が簡便な栽培装置及び栽培システムを提供する。本発明の栽培装置1は、上面が開口し、内部に培養液を貯留する培養液貯留容器10と、前記培養液貯留容器10の開口した前記上面を塞ぐように連結され、且つ培地を配置可能な培地収容容器40と、前記培養液貯留容器10に貯留された培養液を前記培地収容容器40に散水する散水ライン31と、前記散水ライン31に培養液を送る送液ポンプ30と、を備える。本発明によると、培養液は送液ポンプ30で自動で送られるので培養液の供給が容易である。また、培地収容容器40の底部44は斜面であるので、吸収されなかった培養液は、底面を流れて後方側の排水穴43から培養液貯留容器10に流出する。散水された培養液は、排水穴43に到達するまで底面を流れるので、一定期間、保水され、培養液が培地46に十分に浸透する。

Description

本発明は、植物の栽培装置及び栽培システムに関する。
近年、壁面緑化は、都市部で問題になっているヒートアイランド現象の緩和策、省エネ対策の他にも多くの効果が期待できる。しかし、壁面緑化は、立体的に緑化する必要があるため、設置コストが高くなる傾向がある。また、壁面緑化は完成後も美観を維持するための管理に多大な労力と費用が必要であることから、広く普及するに至っていない。
壁面を緑化する方法の多くは、土面を利用して植物を栽培するものである。しかし、土面が確保できない等の制約がある場所での壁面緑化は、栽培容器としてプランタが用いられる。プランタを用いた壁面緑化における潅水には、培地に水道水を散水する掛け流し方法が多く採用されている。
また、かけ流し以外の潅水方法として、底面給水という方法もある(特許文献1参照)。特許文献1に記載のプランタは、屋外に設置されるもので、上端が開口したハウジングと、このハウジング内の下部に有底状に設けられ最も蒸発散する時期に空にならない程度の水量を貯える貯水槽と、上記ハウジング内の上部に設けられ過剰に含んだ雨水を上記貯水槽へ落下させる培地と、この貯水槽の水を上記培地の乾燥時に上記培地へ供給する給水部材とを備えた無灌水式プランタである。
特開平5−23065号公報
上述の、かけ流しを行う場合、肥料管理が難しく、またプランタ毎に施肥作業を行わなければならないため手間がかかる。
特許文献1記載の底面給水は、給水部材の毛細現象によるものであり、十分な給水が行われない可能性がある。また、均一な給水も困難である。
本発明は、肥料管理及び給水管理が簡便な栽培装置及び栽培システムを提供することを目的とする。
本発明は、上面が開口し、内部に培養液を貯留する培養液貯留容器と、前記培養液貯留容器の開口した前記上面を塞ぐように連結され、且つ培地を配置可能な培地収容容器と、前記培養液貯留容器に貯留された培養液を前記培地収容容器に散水する散水ラインと、前記散水ラインに培養液を送る送液ポンプと、を備える栽培装置である。
前記培地収容容器の底面は、長手方向に沿って、一端側から他端側に向かって低くなるように傾斜した傾斜面であり、前記傾斜面における低くなっている他端領域に排水穴が設けられ、前記傾斜面のうちの前記他端領域以外は排水穴が設けられていないことが好ましい。
前記培養液貯留容器は、互いに対向する一対の端壁部を備え、前記端壁部には、貫通孔が設けられていることが好ましい。
前記培地収容容器の上面を覆う蓋体を備えてもよい。
また、本発明は、上面が開口し、内部に培養液を貯留する培養液貯留容器と、前記培養液貯留容器の開口した前記上面を塞ぐように連結され、且つ培地を配置可能な培地収容容器と、前記培養液貯留容器に貯留された培養液を前記培地収容容器に散水する散水ラインと、前記散水ラインに培養液を送る送液ポンプと、を備える栽培装置、及び、前記培養液貯留容器及び前記培地収容容器の外周に装着される装着部と、前記装着部に対して着脱可能で、前記培地収容容器の上部に配置される誘引部と、を備える架台、を具備する栽培システムである。
本発明によれば、肥料管理及び給水管理が簡便な栽培装置及び栽培システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態の栽培装置1の幅方向の断面図である。 栽培装置1の長手方向の断面図である。 栽培装置1及び架台5を含む栽培システム3を示す斜視図である。 栽培装置1が設置位置に対応する形状を有する形態を示した図である。 本発明の第2実施形態の栽培システム103を示す図である。 本発明の第3実施形態の栽培装置300を示す図である。 本発明の第4実施形態の栽培装置400を示す図である。 本発明の第5実施形態の栽培装置500を示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態の栽培装置1及びその栽培装置1と架台5とを含む栽培システム3について説明する。図1は、本発明の実施形態の栽培装置1の幅方向の断面図である。図2は、栽培装置1の長手方向の断面図である。図3は、1つの栽培装置1と、その栽培装置1に取り付けられた架台5とを含む栽培システム3の斜視図である。
栽培装置1は、上面が開口し、内部に培養液を貯留する培養液貯留容器10と、培養液貯留容器10の開口した上面を塞ぐように連結され且つ培地46を配置可能な培地収容容器40とを備える。
実施形態では、一対の培養液貯留容器10と培地収容容器40との組(以下、栽培組立体2という)が、図2に示すように、2A,2B,2Cと3つ連結されているが、これに限定されず、連結される栽培組立体2の数は3以上でも3以下でもよい。
栽培装置1は、さらに、栽培組立体2のうちの一つ培養液貯留容器10の内部に配置された送液ポンプ30と、送液ポンプ30により送り出される培養液を、複数の培地収容容器40に散水する散水ラインである散水パイプ31と、を備える。
(培地収容容器40)
まず、培地収容容器40について説明する。
培地収容容器40は水平方向の断面形状が長方形で、上部が開口した有底箱型容器である。培地収容容器40の底部44の外周には段部41が設けられている。
培地収容容器40は、内部に透水性を有する培地46を収容する。
培地収容容器40の底部44は、図2に示すように、長手方向の一端側から他端側向かうに従って低くなる傾斜面である(以後、一端側を前方とし、他端側を後方とする)。そして、その斜面における低くなった他端領域に排水穴43が設けられている。また、傾斜面のうちの他端領域以外には、排水穴が設けられていない。排水穴43は、培養液貯留部20に貯留される培養液に触れることがないような高さに設けられている。
(培養液貯留容器10)
培養液貯留容器10は、培地収容容器40の下部に配置される。培養液貯留容器10は、培地収容容器40と水平方向の断面形状が略同形の長方形で、上部が開口した有底箱型容器である。このように、培地収容容器40と培養液貯留容器10とは水平断面が略同形であるので、培地収容容器40の上端部に、培養液貯留容器10の段部41を載置することで、培地収容容器40と培養液貯留容器10とは、図3に示すように、外観的に一体に見える。
培養液貯留容器10の底部13には、図2に示すように、水抜き用の穴14が設けられ、その穴14には開閉可能な栓15が取り付けられている。
また、培養液貯留容器10の長手方向の前後面には、挿通穴16が設けられている。培養液貯留容器10において他の培養液貯留容器10と対向する面に設けられている挿通穴16には、管状部材17が挿通されている。1本の管状部材17が、互いに隣接する培養液貯留容器10に設けられた挿通穴16に挿通されている。これにより、互いに隣接する培養液貯留容器10は連結されるとともに、内部に貯蔵される培養液の流動が可能となる。
(送液ポンプ30)
上述のように、栽培組立体2のうちの一つ(実施形態では最前の栽培組立体2)の培養液貯留容器10の内部に送液ポンプ30が配置されている。送液ポンプ30は、例えば水陸両用のポンプで低騒音のものが好ましい。
なお、本実施形態では、このように送液ポンプ30は培養液貯留容器10の内部に配置されているが、これに限らず、培養液貯留容器10の外部に配置してもよい。
(散水パイプ31)
送液ポンプ30から、送液ラインとして散水パイプ31が延びている。散水パイプ31は、培養液貯留容器10における他の培養液貯留容器10と対向していな面に設けられた挿通穴16を通って、培養液貯留容器10の外部から上方に延びている。
培地収容容器40の前後面には、それぞれ穴47が設けられている。散水パイプ31はそれらの穴47を通って、栽培組立体2A,2B,2Cにおけるそれぞれの培地収容容器40上を通り、栽培組立体2Cの後端まで延びている。
散水パイプ31の栽培組立体2A,2B,2Cの上を通る部分の下部には、複数の散水穴31aが設けられている。
(架台5)
図3に示すように栽培装置1におけるそれぞれの栽培組立体2の外周には、架台5が装着可能であり、栽培装置1と架台5とで栽培システム3を形成する。
架台5は、栽培装置1によって栽培される、例えば蔓性の植物を誘引するためのものである。
架台5は、栽培組立体2の長手方向の前後の端部に配置されて上下に延びる2本の支持柱51を備える。支持柱51は、それぞれ、上部支持柱51Aと下部支持柱51Bとに分離可能で、下部支持柱51Bに対して上部支持柱51Aが着脱可能となっている。
架台5は、栽培組立体2の外周に取り付けられる装着部5Bと、栽培組立体2の上部に配置される誘引部5Aとを備える。
誘引部5Aは、上部支持柱51Aと、2本の上部支持柱51Aの間を長手方向に延びる上部横柱52aと下部横柱52bとを備える。
さらに、上部横柱52aと下部横柱52bとを挟んで幅方向の一方と他方とに交互に配置された上下に延びる複数の誘引柱53と、交互に配置されている誘引柱53を互いに連結し、横柱と交差するように配置されている補助部材54とを備える。
装着部5Bは、培養液貯留容器10の下部の外周に配置された外枠部55と、下部支持柱51Bと、この下部支持柱51Bの下部において、下部支持柱51Bから斜めに延びて外枠部55に連結することにより支持柱51の直立を補強する補強部材56とを備える。
また、図3に示すように、培養液貯留容器10及び培地収容容器40の長手方向の前後面の外側には、下部支持柱51Bがはめ込み可能な架台装着凹部29が設けられている。
(使用方法)
それぞれの培養液貯留容器10の外周に、架台5の装着部5Bを装着する。
装着部5Bが装着された複数の培養液貯留容器10を、長手方向に並べて配置する。
対向する2つの挿通穴16に、1本の管状部材17を挿入する。これにより、複数の培養液貯留容器10が連結される。
それぞれの培養液貯留容器10の内部に培養液を入れる。その上に培地収容容器40を配置する。
培地収容容器40内には、培養液貯留容器10上に配置する前後のいずれでもよいが培地としての培養土が入っており、その培養土には植物が植えこまれている。
架台5の誘引部5Aを装着部5Bに取り付ける。
送液ポンプ30を作動させる。送液ポンプ30を作動させる時間は、季節等によって異なるが、例えば1日1回、5分程度とし、その時間はタイマー等で管理可能である。
送液ポンプ30が作動されると、培養液は、散水パイプ31を伝わって上部へと送出され、散水穴31aより培地へ散水される。
散水された培養液は、培地46に浸透する。本実施形態によると、培地収容容器40の底部44は、前方から後方に従って低くなる斜面であるので、吸収されなかった培養液は、底面を流れて後方側に排水穴43から培養液貯留容器10に流出する。
(効果)
このように、培養液は送液ポンプ30により自動で送られるので、使用者の散水及び培養液の供給の手間を省くことができる。また、培養液の供給忘れによる乾燥や発育不全が生じることがない。
培養液は、かけ流しでなく、培地により吸収されなかった培養液は、プランタの排水穴43より培養液貯留容器10に流れ出る。培養液貯留容器10に貯留された培養液は、再度、送液ポンプ30で培地へと送られるので、培養液が無駄になることがない。ゆえに、環境汚染等の可能性が少ない。
培養液は培養液貯留容器10内に貯留されるので、液肥管理が容易となり施肥作業が短縮できる。
また、培養液貯留容器10内に培養液貯留容器10と培地収容容器40とを設置し、一体化しているので、培養液タンク等を別途設ける必要がなく、タンクの設置場所が不要となり、省スペース化が図れる。
培地収容容器40の底部44は、前方から後方に従って低くなる斜面であるので、散水された培養液は、底面に到達するまで培地46に吸収される。そして、吸収されなかった培養液は、底面を流れて後方側に排水穴43から培養液貯留容器10に流出する。
ここで、仮に、底面に複数排水穴43が設けられている場合は、散水された培養液がすぐに流出してしまい、培養液が培地46に十分に浸透しない可能性がある。しかし、本実施形態によると、排水穴43は、底部における一番低くなった部分に設けられている。そして、散水された培養液は、排水穴43に到達するまで底面を流れるので、一定期間、保水され、培養液が培地46に十分に浸透する。
複数の一対の培養液貯留容器10と培地収容容器40との組が連結され、一つの送液ポンプ30により散水が行われるので、効率がよく経済的である。
培養液貯留容器10に設けられた挿通穴16を、一本の管状部材17が通されることで、隣接する培養液貯留容器10が互いに連結される。
これにより、培養液貯留容器10に貯留されている培養液が、隣接する培養液貯留容器10間を流動することができ、液量の一括管理が可能である。
栽培装置1に架台5が装着可能であるので、栽培装置1と架台5とが一体となった栽培システム3を提供することができる。したがって、この栽培システム3単独で、壁面緑化を行うことができる。
なお、本実施形態では培地収容容器40の上部の全面を覆うように培養液貯留容器10が重ねて配置されている。しかし、これに限定されず、培地収容容器40と培養液貯留容器10との重なりは、全面でなく、一部であってもよい。さらに、培地収容容器40とは培養液貯留容器10とは、重ならず、別の場所に配置されていてもよい。
さらに、本実施形態では、培地収容容器40と培養液貯留容器10の水平方向の断面形状が同形であったが、これに限定されない。例えば、培地収容容器40と培養液貯留容器10とは、それぞれが栽培装置1が設置される場所の壁や床の形状に応じた形状を有していても良い。図4は、栽培装置1が設置位置に対応する形状を有する形態を示したものである。図4(a)は、栽培装置1が配置される場所の側壁に突出部Aが設けられていた場合、突出部Aの大きさに対応して培地収容容器40の幅が小さくなっている形態を示す。図4(b)は、栽培装置1が配置される場所の床に突出部Bが設けられていた場合、突出部Bの大きさに対応して培養液貯留容器10に凹部が設けられている形態を示す。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態の栽培システム103を示す図である。第2実施形態の栽培装置1は第1実施形態と同様である。第1実施形態と異なる点は、架台105が、栽培装置1の側面に取り付けられており、培地収容容器40の上面を覆う蓋部材120が設けられている点である。第1実施形態と同様である点の説明は省略する。
第2実施形態によると、第1実施形態と同様の効果の他に、培地収容容器40の上面を覆う蓋部材120が設けられているので、培地46に配置された植物の根元付近を覆うことができる。したがって、植物の根元付近が外側から覆われるので、より美観に優れる。なお、日光の照射については、蔓性の植物の場合、架台105を蔓が上るので、蓋部材120が障害になることはない。
(第3実施形態)
図6は第3実施形態の栽培装置300を示す図である。第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、送液ポンプ30から散水パイプ31へ延びるパイプ61の途中に、切換バルブ60が設けられている点である。そして、切換バルブ60により切り替えられる流路の一方には散水パイプ31、他方には排水パイプ62が連結されている。他の構成は第1実施形態と同様であるので、同様な構成の説明は省略する。
切換バルブ60を操作することにより、送液ポンプ30から送られてパイプ61を通る培養液の流路を、散水パイプ31と排水パイプ62との間で切り換えることができる。
送液ポンプ30から送られてパイプ61を通る培養液の流路が散水パイプ31に連結されている場合、培養液は、散水パイプ31に送られ、培地へと散水される。
送液ポンプ30から送られてパイプ61を通る培養液の流路が、切換バルブ60の操作により切り換えられて排水パイプ62に連結されると、培養液貯留容器10に貯留されている培養液は、排水パイプ61を経て外部へと流出される。
本実施形態によると、送液ポンプ30により培養液を吸い出して外部に排出することができる。これにより、培養液を交換する場合や、培養液貯留容器10を洗浄する場合等、培養液を容易に外部に排出することができる。
(第4実施形態)
図7は第4実施形態の栽培装置400を示す図である。第4実施形態が第1実施形態と異なる点は、培養液貯留容器10の壁部を貫通するフロート弁72が設けられ、フロート弁72から培養液貯留容器10の内部にフロート71が延びている点である。フロート71の位置によりフロート弁72は開閉する。フロート弁72には給水源73と肥料供給源74とがそれぞれ連結されている。他の構成は第1実施形態と同様であるので、同様な構成の説明は省略する。
培養液貯留容器10の培養液の水位が所定水位より低くなると、フロート71から延びるフロート弁72が開き、水道等の給水源73と肥料供給源74とから、培養液貯留容器10へ、水と肥料とが供給される。培養液貯留容器10の培養液の水位が所定水位を超えると、フロート弁72が閉じ、水道等の給水源73と肥料供給源74とからの、水と肥料との供給が停止される。
これにより、培養液貯留容器10の水量及び肥料の量を一定に保つことができる。なお、給水源73と肥料供給源74とに対してそれぞれフロート弁及びフロートを設け、それぞれ別に開閉を行うようにしてもよい。
(第5実施形態)
図8は第5実施形態の栽培装置500を示す図である。第4実施形態が第5実施形態と異なる点は、培養液貯留容器10の底部に凹部13aが設けられている点である。その凹部13aにポンプ30が配置されている。
この凹部13aにより、送液ポンプ30の前後方向の移動が制限され、運搬時等に送液ポンプ30が、凹部13aを超えて移動することが防止される。
また、凹部13aが設けられていることにより、凹部13aにおける水位(水深)は他の部分よりも高くなり、送液ポンプ30の吸い込み可能な水位を確保することができる。ゆえに、培養液貯留容器10において送液ポンプ30に対して有効な水量を確保しつつ、コンパクト化が可能となる。
1,300,400 栽培装置
2,2A,2B,2C 栽培組立体
3,103 栽培システム
5,105 架台
5A 誘引部
5B 装着部
10 培養液貯留容器
13 底部
14 穴
16 挿通穴
17 管状部材
29 架台装着凹部
30 送液ポンプ
31 散水パイプ
31a 散水穴
40 培地収容容器
41 段部
43 貫通穴
44 底部
46 培地
120 蓋部材

Claims (5)

  1. 上面が開口し、内部に培養液を貯留する培養液貯留容器と、
    前記培養液貯留容器の開口した前記上面を塞ぐように連結され、且つ培地を配置可能な培地収容容器と、
    前記培養液貯留容器に貯留された培養液を前記培地収容容器に散水する散水ラインと、
    前記散水ラインに培養液を送る送液ポンプと、
    を備える栽培装置。
  2. 前記培地収容容器の底面は、長手方向に沿って、一端側から他端側に向かって低くなるように傾斜した傾斜面であり、
    前記傾斜面における低くなっている他端領域に排水穴が設けられ、前記傾斜面のうちの前記他端領域以外は排水穴が設けられていない、
    請求項1に記載の栽培装置。
  3. 前記培養液貯留容器は、互いに対向する一対の端壁部を備え、前記端壁部には、貫通孔が設けられている、
    請求項1または2に記載の栽培装置。
  4. 前記培地収容容器の上面を覆う蓋体を備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の栽培装置。
  5. 上面が開口し、内部に培養液を貯留する培養液貯留容器と、
    前記培養液貯留容器の開口した前記上面を塞ぐように連結され、且つ培地を配置可能な培地収容容器と、
    前記培養液貯留容器に貯留された培養液を前記培地収容容器に散水する散水ラインと、
    前記散水ラインに培養液を送る送液ポンプと、
    を備える栽培装置、及び、
    前記培養液貯留容器及び前記培地収容容器の外周に装着される装着部と、
    前記装着部に対して着脱可能で、前記培地収容容器の上部に配置される誘引部と、を備える架台、
    を具備する栽培システム。
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