JPWO2018051920A1 - 可動子、振動アクチュエータ、及び電子機器 - Google Patents

可動子、振動アクチュエータ、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

振動アクチュエータ用の可動子であって、基板と、前記基板に保持されている永久磁石と、前記基板に積層されているウェイト板と、を有する可動子。

Description

本発明は、可動子、振動アクチュエータ、及び電子機器に関する。
携帯情報端末やゲーム機のコントローラ等といった電子機器に搭載され、各種操作に応じて振動する振動アクチュエータが実用化されている。
このような振動アクチュエータとして、マグネットを含んで筐体に対して変位可能に保持される可動子と、可動子を変位させる磁場を発生する複数のコイルとを有する振動発生器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−154290号公報
近年の電子機器の薄型化に伴って、電子機器に搭載される振動アクチュエータにも薄型化が求められている。そこで、可動子を含む各部を薄型化することで、振動アクチュエータを薄型化することが考えられる。しかしながら、このように薄型化すると可動子の重量が減少するため、可動子を振動させても電子機器の使用者に振動の感触を十分に伝えることが困難になる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、薄型化しても振動を伝えるのに必要な重量を確保可能な可動子を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、振動アクチュエータ用の可動子であって、基板と、前記基板に保持されている永久磁石と、前記基板に積層されているウェイト板と、を有する。
本発明の実施形態によれば、薄型化しても振動を伝えるのに必要な重量を確保可能な可動子が提供される。
本実施形態における振動アクチュエータの斜視図である。 本実施形態における振動アクチュエータの上面図である。 本実施形態における振動アクチュエータの分解斜視図である。 本実施形態における上ケースの分解斜視図である。 本実施形態における下ケースの分解斜視図である。 本実施形態における可動子の分解斜視図である。 本実施形態における可動子の上面図である。 本実施形態における可動子の底面図である。 図7のB−B断面図である。 図2のA−A断面図である。 本実施形態における可動子のX1方向への動きを説明する図である。 本実施形態における可動子のY2方向への動きを説明する図である。 本実施形態における可動子の回転を説明する図である。 本実施形態における可動子の可動範囲を説明する図である。 本実施形態における携帯電話の斜視図である。 本実施形態における可動子の変形例1を示す図である。 本実施形態における可動子の変形例2を示す図である。 本実施形態における可動子の変形例3を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態における振動アクチュエータ100の斜視図である。図2は、本実施形態における振動アクチュエータ100の上面図である。また、図3は、本実施形態における振動アクチュエータ100の分解斜視図である。
以下に示す図面において、X1X2方向は振動アクチュエータ100の幅方向、Y1Y2方向は振動アクチュエータ100の奥行方向、Z1Z2方向は振動アクチュエータ100の高さ方向である。なお、以下では、Z1方向を上、Z2方向を下として説明する場合があるが、振動アクチュエータ100の設置姿勢を限定するものではない。
図1から図3に示されるように、振動アクチュエータ100は、上ケース10及び下ケース20を有する。また、図3に示されるように、振動アクチュエータ100は、上ケース10と下ケース20との間に収容されている可動子50を有する。
上ケース10及び下ケース20は、それぞれ同径の円形状に形成されており、互いに接合されて内部に可動子50を収容するケースを構成し、振動アクチュエータ100において可動子50に対する固定子となる。
可動子50は、円盤状に形成されており、上ケース10と下ケース20との間に収容される。可動子50は、図3に示される上ボール30a〜30d及び下ボール40a〜40dにより、上ケース10と下ケース20との間で移動可能に支持される。なお、以下の説明では、符号a〜dを省略して各部を総称して説明する場合がある。
以下、振動アクチュエータ100の各部について詳細に説明する。
図4は、本実施形態における上ケース10の分解斜視図である。図4に示されるように、上ケース10は、上ケース本体11及び上コイル16a〜16dを有する。
上ケース本体11は、例えば、軟鉄やフェライト系又はマルテンサイト系のステンレス鋼等の磁性材料から、切削加工により形成される。上ケース本体11は、天板12及び上側壁13を有する。天板12は、円形に形成されている。天板12は、例えば、直径が20mm、厚さが0.5mmである。上側壁13は、天板12の周縁からZ2方向に突出するように形成されている。上側壁13は、例えば、天板12の下面からの高さが1mm、厚さが0.5mmである。
上ケース本体11の天板12には、上コア14a〜14d及び上ケース凹部15a〜15dが下面側に形成されている。
上コア14は、天板12の下面からZ2方向に円柱状に突出するように形成されている。上コア14a〜14dは、それぞれ上ケース本体11の天板12の中心から半径方向に等距離且つ周方向に等間隔となる位置に形成されている。また、上コア14aと上コア14cとがY1Y2方向に並ぶように形成され、上コア14bと上コア14dとがX1X2方向に並ぶように形成されている。上コア14は、例えば、直径が2.3mm、天板12の下面からの高さが0.5mmである。
上ケース凹部15は、天板12の下面からZ1方向に円形状に窪むように形成されている。上ケース凹部15a〜15dは、天板12の中心から半径方向に等距離且つ周方向に等間隔となる位置に形成されている。また、上コア14及び上ケース凹部15は、天板12において周方向に交互に並ぶように形成されている。上ケース凹部15は、例えば、直径が1.5mm、天板12の下面からの深さが0.3mmである。
上コイル16は、電線が巻き回されることで形成されており、上ケース本体11の上コア14に取り付けられる。上コイル16を形成する電線は、例えば両端が上ケース10から引き出されて駆動回路に接続され、所定の向き及び大きさの電流が流される。
なお、本実施形態では、上コア14は上ケース本体11の天板12と一体に形成されているが、絞り加工等で形成された上ケース10に、別体で磁性材料から形成された上コア14が固定されてもよい。
図5は、本実施形態における下ケース20の分解斜視図である。図5に示されるように、下ケース20は、下ケース本体21及び下コイル26a〜26dを有する。
下ケース本体21は、例えば、軟鉄やフェライト系又はマルテンサイト系のステンレス鋼等の磁性材料から、切削加工により形成される。下ケース本体21は、底板22及び下側壁23を有する。底板22は、円形に形成されている。底板22は、例えば、直径が20mm、厚さが0.5mmである。下側壁23は、底板22の周縁からZ1方向に突出するように形成されている。下側壁23は、例えば、底板22の上面からの高さが1mm、厚さが0.5mmである。
下ケース本体21の底板22には、下コア24a〜24d及び下ケース凹部25a〜25dが上面側に形成されている。
下コア24は、底板22の上面からZ1方向に円柱状に突出するように形成されている。下コア24a〜24dは、下ケース本体21の底板22の中心から半径方向に等距離且つ周方向に等間隔となる位置に形成されている。また、下コア24aと下コア24cとがY1Y2方向に並ぶように形成され、下コア24bと下コア24dとがX1X2方向に並ぶように形成されている。下コア24は、例えば、直径が2.3mm、底板22の上面からの高さが0.5mmである。
下ケース凹部25は、底板22の上面からZ2方向に円形状に窪むように形成されている。下ケース凹部25a〜25dは、下ケース本体21の底板22の中心から半径方向に等距離且つ周方向に等間隔となる位置に形成されている。下コア24及び下ケース凹部25は、底板22において周方向に交互に並ぶように形成されている。下ケース凹部25は、例えば、直径が1.5mm、底板22の上面からの深さが0.3mmである。
下コイル26は、電線が巻き回されることで形成されており、下ケース本体21の下コア24に取り付けられる。下コイル26を形成する電線は、例えば両端が下ケース20から引き出されて駆動回路に接続され、所定の向き及び大きさの電流が流される。
なお、本実施形態では、下コア24は下ケース本体21の底板22と一体に形成されているが、絞り加工等で形成された下ケース20に、別体で磁性材料から形成された下コア24が固定されてもよい。
図6は、本実施形態における可動子50の分解斜視図である。図7は、本実施形態における可動子50の上面図である。図8は、本実施形態における可動子50の底面図である。また、図9は、図7のB−B断面図である。
図6から図9に示されるように、可動子50は、基板51、上ウェイト板57、及び下ウェイト板58を有する。
基板51は、例えば、黄銅、タングステン、オーステナイト系のステンレス鋼等の非磁性材料により円盤状に形成されている。基板51は、例えば、直径が17mm、厚さが0.9mmである。基板51には、基板上凹部52a〜52d、基板下凹部53a〜53d、及び貫通孔55a〜55dが形成されている。
基板上凹部52は、基板51の上面からZ2方向に円形状に窪むように形成されている。基板上凹部52a〜52dは、基板51の中心から半径方向に等距離且つ周方向に等間隔となる位置に形成されている。基板上凹部52は、例えば、直径が1.5mm、基板51の上面からの深さが0.3mmである。
基板下凹部53は、基板51の下面からZ1方向に円形状に窪むように形成されている。基板下凹部53a〜53dは、基板51の中心から半径方向に等距離且つ周方向に等間隔となる位置に形成されている。また、基板下凹部53は、基板51の上面側の基板上凹部52に対応する位置に形成されている。基板下凹部53は、例えば、直径が1.5mm、基板51の下面からの深さが0.3mmである。
貫通孔55は、基板51を貫通して永久磁石56を保持する。貫通孔55a〜55dは、基板51の中心から半径方向に等距離且つ周方向に等間隔となる位置に形成されている。また、貫通孔55aと貫通孔55cとがY1Y2方向に並ぶように形成され、貫通孔55bと貫通孔55dとがX1X2方向に並ぶように形成されている。基板上凹部52及び基板下凹部53と、貫通孔55とは、基板51において周方向に交互に並ぶように形成されている。
貫通孔55は、例えば、長手方向が4mm、短手方向が3.5mmの矩形状に形成されている。貫通孔55a及び貫通孔55cは、長手方向がY1Y2方向に平行且つ短手方向がX1X2方向に平行となるように形成されている。また、貫通孔55b及び貫通孔55dは、長手方向がX1X2方向に平行且つ短手方向がY1Y2方向に平行となるように形成されている。
永久磁石56は、貫通孔55において基板51に保持されている。永久磁石56は、例えば、ネオジウム磁石であり、基板51の貫通孔55と同じ大きさの直方体状に形成されている。永久磁石56は、例えば、貫通孔55に入れられて接着剤により基板51に接合されている。
永久磁石56は、第1N極N1、第1S極S1、第2N極N2、及び第2S極S2の4極に着磁されている。なお、永久磁石56は、例えば、2極に着磁された2つの磁石により構成されてもよい。永久磁石56a〜56dは、それぞれ、各極が基板51の中心から半径方向に延び、且つ、基板51の周方向においてN極とS極とが交互に並ぶように設けられている。永久磁石56a及び永久磁石56cは、基板51の上面側及び下面側において、磁化方向がX1X2方向に平行になるように基板51に保持されている。また、永久磁石56b及び永久磁石56dは、基板51の上面側及び下面側においてそれぞれ磁化方向がY1Y2方向に平行になるように基板51に保持されている。
上ウェイト板57及び下ウェイト板58は、例えば、黄銅、タングステン、ステンレス鋼等の非磁性材料により円環状に形成されている。上ウェイト板57及び下ウェイト板58の外径は、それぞれ基板51の外径に等しい。また、上ウェイト板57及び下ウェイト板58の内径は、基板51に外周縁が一致するように積層された状態で、基板上凹部52、基板下凹部53、及び永久磁石56に重ならない大きさに形成されている。
本実施形態における可動子50は、基板51に上ウェイト板57及び下ウェイト板58が積層されることで、振動アクチュエータ100が搭載される電子機器の使用者に振動の感触を十分に伝えることが可能な重量が得られている。例えば、基板51の周縁部分を厚くすることで可動子50を重くすることもできるが、この場合には基板51が複雑な形状となるために加工性が低下して製造コストが上昇する可能性がある。これに対して、本実施形態における可動子50によれば、基板51に上ウェイト板57及び下ウェイト板58を積層するという簡易な構成で、製造コストの上昇を招くことなく重量を増やすことが可能になっている。
また、上ウェイト板57及び下ウェイト板58を、基板上凹部52、基板下凹部53、及び永久磁石56に重ならないように基板51に積層することで、可動子50の動きを妨げることなく重量を増やすことができる。また、上ケース10と下ケース20との間の空間を有効に活用して、基板51の両面にそれぞれ上ウェイト板57及び下ウェイト板58を積層することで、可動子50の重量を十分に確保することができる。
なお、基板51、上ウェイト板57、及び下ウェイト板58を同じ材料で形成してもよいが、可動子50の重量を増やすために、基板51の材料よりも比重が大きい材料を用いて上ウェイト板57及び下ウェイト板58を形成してもよい。例えば、加工性を高めるために基板51に黄銅を用いた場合には、上ウェイト板57及び下ウェイト板58は黄銅よりも加工性が劣るものの比重が大きいタングステンを用いて形成する。このように、基板51と、上ウェイト板57及び下ウェイト板58とを別の部品として構成することで、それぞれの機能に応じて異なる材料を用いることが可能になり、製造コストを低減できる等、設計自由度が向上する。
次に、振動アクチュエータ100における可動子50の支持構造及び可動子50の動きを説明する。
図10は、図2のA−A断面図であり、上コア14a及び下コア24aを通るXZ断面図である。
図10に示されるように、振動アクチュエータ100は、上ケース凹部15と下ケース凹部25とがZ1Z2方向に対向するように、上ケース10と下ケース20とが接合される。可動子50は、基板上凹部52と上ケース凹部15とがZ1Z2方向に対向するとともに、基板下凹部53と下ケース凹部25とがZ1Z2方向に対向するように、上ケース10と下ケース20との間に収容される。また、可動子50は、基板上凹部52と上ケース凹部15との間に設けられる上ボール30と、基板下凹部53と下ケース凹部25との間に設けられる下ボール40とにより移動可能に支持される。
上ボール30及び下ボール40は、例えば、ステンレス鋼、セラミック等により形成され、回転しながら可動子50を移動可能に支持する支持部材である。上ボール30及び下ボール40の直径は、例えば、1.2mmである。
上ボール30は、上端側が上ケース凹部15に収容されて上ケース10に当接し、下端側が基板上凹部52に収容されて基板51に当接する。上ボール30は、上ケース10と可動子50との間に所定の間隔を形成する。また、上ボール30は、上ケース凹部15と基板上凹部52との間で回転可能に設けられており、可動子50を上面側から移動可能に支持する。
下ボール40は、上端側が基板下凹部53に収容されて基板51に当接し、下端側が下ケース凹部25に収容されて下ケース20に当接する。下ボール40は、下ケース20と可動子50との間に所定の間隔を形成する。また、下ボール40は、下ケース凹部25と基板下凹部53との間で回転可能に設けられており、可動子50を下面側から移動可能に支持する。
可動子50は、上記したように、回転可能に設けられている上ボール30及び下ボール40により、Z1Z2方向に直交する任意の方向に移動可能に支持される。また、可動子50は、上ボール30及び下ボール40により、Z1Z2方向に平行な回転軸を中心として任意の方向に回転可能に支持される。
なお、上ボール30及び下ボール40の数や配置等の構成は、可動子50を移動可能に支持可能であれば、本実施形態において例示される構成に限られるものではない。
可動子50は、上コイル16及び下コイル26に電流が流されていない状態では、永久磁石56と、上コア14及び下コア24との間に作用する磁力によってバランスする位置で支持される。本実施形態では、永久磁石56の中心と、上コア14及び下コア24の中心とが上面視でほぼ重なる位置(以下、「センター位置」と称する)で支持される。このセンター位置において、上ケース10及び下ケース20の中心と、基板51の中心とが一致する。
可動子50がセンター位置で支持されている状態から、上コイル16及び下コイル26に電流が流されると、それぞれ励磁される上コア14及び下コア24と、永久磁石56との間に作用する磁力により可動子50が移動する。
例えば、図10に示されている状態から、上コア14aの下端がN極となる方向に上コイル16aに電流が流されると、永久磁石56aの第1S極S1aが上コア14aに引き付けられる。また、下コア24aの上端がS極となる方向に下コイル26aに電流が流されると、永久磁石56aの第2N極N2aが下コア24aに引き付けられる。このように上コイル16a及び下コイル26aに電流が流されることで生じる磁力により、永久磁石56aにおいて可動子50をX1方向に移動させる駆動力が発生する。
また、例えば、図10に示されている状態から、上コア14aの下端がS極となる方向に上コイル16aに電流が流されると、永久磁石56aの第1N極N1aが上コア14aに引き付けられる。また、下コア24aの上端がN極となる方向に下コイル26aに電流が流されると、永久磁石56aの第2S極S2aが下コア24aに引き付けられる。このように上コイル16a及び下コイル26aに電流が流されることで生じる磁力により、永久磁石56aにおいて可動子50をX2方向に移動させる駆動力が発生する。
上記したように、上コイル16a及び下コイル26aに電流を流すことで生じる磁力により、永久磁石56aにおいて可動子50をX1方向又はX2方向に移動させる駆動力を発生させることができる。また、上コイル16a及び下コイル26aに流す電流の大きさを変えることで、可動子50の移動量を変化させることができる。
同様に、上コイル16c及び下コイル26cに電流を流すことで生じる磁力により、永久磁石56cにおいて可動子50をX1方向又はX2方向に移動させる駆動力を発生させることができる。また、上コイル16b、16d及び下コイル26b、26dに電流を流すことで生じる磁力により、永久磁石56b、56dにおいて可動子50をY1方向又はY2方向に移動させる駆動力を発生させることができる。
図11から図13は、本実施形態における可動子50の動きを説明する図である。図11から図13には、上ケース10及び上ボール30の図示が省略された振動アクチュエータ100の上面図が示されている。
図11は、可動子50をX1方向に移動させる場合を説明する図である。
可動子50をX1方向に移動させる場合には、永久磁石56aにおいて矢印D1方向の駆動力が発生するように上コイル16a及び下コイル26aに電流を流す。また、永久磁石56cにおいて矢印D2方向の駆動力が発生するように上コイル16c及び下コイル26cに電流を流す。このように、永久磁石56a及び永久磁石56cにおいて矢印D1、D2方向の駆動力を発生させることで、図11に示すように、可動子50をセンター位置からX1方向に移動させることができる。
また、永久磁石56a及び永久磁石56cにおいて、それぞれ矢印D1及び矢印D2とは反対方向の駆動力を発生させるように各コイルに逆向きの電流を流すことで、可動子50をセンター位置からX2方向に移動させることができる。
図12は、可動子50をY2方向に移動させる場合を説明する図である。
可動子50をY2方向に移動させる場合には、永久磁石56bにおいて矢印D3方向に駆動力が発生するように上コイル16b及び下コイル26bに電流を流す。また、永久磁石56dにおいて矢印D4方向の駆動力が発生するように上コイル16d及び下コイル26dに電流を流す。このように、永久磁石56b及び永久磁石56dにおいて矢印D3、D4方向の駆動力を発生させることで、図12に示すように、可動子50をセンター位置からY2方向に移動させることができる。
また、永久磁石56b及び永久磁石56dにおいて、それぞれ矢印D3及び矢印D4とは反対方向の駆動力が発生するように各コイルに逆向きの電流を流すことで、可動子50をセンター位置からY1方向に移動させることができる。
本実施形態における振動アクチュエータ100では、上記したように、磁化方向がX1X2方向に平行な永久磁石56a及び永久磁石56cにおいて駆動力を発生させることで、可動子50をX1方向又はX2方向に移動させることができる。また、磁化方向がY1Y2方向に平行な永久磁石56b及び永久磁石56dにおいて駆動力を発生させることで、可動子50をY1方向又はY2方向に移動させることができる。
また、可動子50をX1X2方向又はY1Y2方向に平行な方向に移動させる場合を例示したが、各コイルに流す電流の向き及び大きさを変えることで、可動子50をX1X2方向及びY1Y2方向に対して斜め方向に移動させることができる。
図13は、可動子50を回転させる場合を説明する図である。
可動子50を上面視で時計回り方向に回転させる場合には、永久磁石56aにおいて矢印D5方向の駆動力が発生するように上コイル16a及び下コイル26aに電流を流す。また、永久磁石56bにおいて矢印D6方向の駆動力、永久磁石56cにおいて矢印D7方向の駆動力、及び永久磁石56dにおいて矢印D8方向の駆動力が発生するように、上コイル16b〜16d及び下コイル26b〜26dに電流を流す。このように、永久磁石56a〜56dにおいてそれぞれ矢印D5〜D8方向の駆動力を発生させることで、図13に示すように、可動子50を上面視で時計回り方向に回転させることができる。
また、永久磁石56a〜56dにおいて、それぞれ矢印D5〜D8方向とは反対方向の駆動力が発生するように上コイル16b〜16d及び下コイル26b〜26dに電流を流すことで、可動子50を上面視で反時計回りに回転させることができる。
また、各コイルに交流の電流を流すことで、例えば、数Hz〜500kHzといった周期で可動子50を任意の方向に振動させることができる。例えば、振動アクチュエータ100が搭載される電子機器の操作に応じた方向への変位量が大きくなるように、可動子50を振動させることができる。
本実施形態における可動子50は、永久磁石56a及び永久磁石56cの磁化方向と、永久磁石56b及び永久磁石56dの磁化方向とが直交するように設けられている。このため、永久磁石56a及び永久磁石56cと、永久磁石56b及び永久磁石56dとで、互いに直交する方向の駆動力を発生させることができる。
したがって、永久磁石56a及び永久磁石56cにおいて生じさせる駆動力と、永久磁石56b及び永久磁石56dにおいて生じさせる駆動力とで、可動子50をセンター位置からZ1Z2方向に直交する任意の方向に移動させることができる。また、可動子50をZ1Z2方向に平行な回転軸を中心に任意の方向に回転させることができる。
なお、可動子50に設けられる永久磁石56の数及び配置等の構成は、本実施形態において例示される構成に限られるものではない。上コア14、上コイル16、下コア24、及び下コイル26は、可動子50の基板51に保持される永久磁石56に対応する位置に設けられる。例えば、可動子50を所定の一方向にだけ振動させる場合には、可動子50に設けられる永久磁石56の数は一つであってもよい。
本実施形態における振動アクチュエータ100では、上コア14に上コイル16が取り付けられ、下コア24に下コイル26が取り付けられている。このように磁性材料で形成されているコアの周囲にコイルを設けることで、コアが無い空芯コイルを用いる場合に比べて、より強い磁力を発生させることが可能になっている。したがって、本実施形態における振動アクチュエータ100では、コイルの巻き数やコイルに流す電流量を増やすことなく、可動子50を振動させるのに十分な駆動力を得ることが可能になっている。
また、本実施形態における上ケース10及び下ケース20は、磁性材料で形成されることでバックヨークとして機能する。このため、上コア14及び上コイル16において生じる磁力は、バックヨークとして機能する上ケース10に磁路が形成されて磁気効率が向上する。同様に、下コア24及び下コイル26において生じる磁力は、バックヨークとして機能する下ケース20により磁気効率が向上する。したがって、可動子50を振動させるのに必要な駆動力を効率良く得ることが可能になっている。
可動子50の可動範囲は、基板51の上面側において上ボール30、上ケース凹部15、及び基板上凹部52により制限される。また、可動子50の可動範囲は、基板51の下面側において下ボール40、下ケース凹部25、及び基板下凹部53により制限される。
図14は、本実施形態における可動子50の可動範囲を説明する図である。
図14に示されるように、可動子50がX1方向に移動して、上ボール30が基板上凹部52の側壁面及び上ケース凹部15の側壁面の両方に接触した状態になると、可動子50はこれ以上X1方向に動けなくなる。同様に、下ボール40が基板下凹部53の側壁面及び下ケース凹部25の側壁面の両方に接触した状態になると、可動子50はこれ以上X1方向に動けなくなる。
このように、可動子50は、上ボール30が基板上凹部52の側壁面及び上ケース凹部15の側壁面の両方に接触するか、下ボール40が基板下凹部53の側壁面及び下ケース凹部25の側壁面の両方に接触する位置で可動範囲が制限される。図14には、可動子50のX1方向への移動が制限される様子を例示したが、何れの方向に移動する場合であっても、同様に可動子50の移動が制限される。
このように、上ケース凹部15及び基板上凹部52は、それぞれ上ボール30の少なくとも一部を収容し、基板51の上面側で可動子50の可動範囲を制限するストッパとして機能する。また、下ケース凹部25及び基板下凹部53は、それぞれ下ボール40の少なくとも一部を収容し、基板51の下面側で可動子50の可動範囲を制限するストッパとして機能する。
可動子50の可動範囲は、上ケース凹部15、下ケース凹部25、基板上凹部52、及び基板下凹部53の大きさと、上ボール30及び下ボール40の直径により定まる。可動子50の可動範囲は、永久磁石56の磁力が上コア14及び下コア24に作用する範囲内に設定される。また、上ケース10、下ケース20、及び可動子50は、可動子50が可動範囲内で動いても互いに衝突しない大きさに形成されている。
上記構成により、例えば、振動アクチュエータ100が衝撃を受けて可動子50がセンター位置から動いても、可動子50は上ケース10及び下ケース20に衝突することがない。また、可動子50は、永久磁石56と上コア14及び下コア24との間に作用する磁力により、再びセンター位置に復帰する。このように、振動アクチュエータ100が衝撃を受けた場合であっても、可動子50や上ケース10及び下ケース20の損傷を抑制するとともに、可動子50が位置制御不能な状態になるのを防ぐことが可能になっている。
図15は、本実施形態における携帯電話200の斜視図である。
携帯電話200は、いわゆるスマートフォンであり、表示操作画面201及びケース210を有する。また、携帯電話200は、ケース210の内部に振動アクチュエータ100が設けられている。
振動アクチュエータ100は、上コイル16及び下コイル26が不図示の制御回路に接続されている。振動アクチュエータ100では、制御回路から上コイル16及び下コイル26に交流電流が流されることで可動子50が振動する。可動子50が振動する方向や大きさは、例えば、表示操作画面201における使用者の操作に応じて設定され、振動に必要な交流電流が制御回路から上コイル16及び下コイル26に流される。
なお、振動アクチュエータ100を有する電子機器として携帯電話200を例示したが、振動アクチュエータ100が設けられる電子機器はこれに限られるものではない。例えば、振動アクチュエータ100は、タブレットPC等の携帯情報端末、ゲーム機のコントローラ、各種ウェアラブルデバイス等の電子機器に設けられてもよい。
以上で説明したように、本実施形態における可動子50によれば、基板51に上ウェイト板57及び下ウェイト板58を積層することで、薄型化しても振動を伝えるのに必要な重量を確保することができる。このため、振動アクチュエータ100において可動子50を振動させることで、振動アクチュエータ100が搭載されている電子機器の使用者に振動の感触を十分に伝えることができる。
なお、本実施形態においては、可動子50が上ケース10及び下ケース20に収容された形状としているが、上ケース10及び下ケース20は、このような形状に限られず、永久磁石56を有する可動子50に対して上コイル16又は下コイル26を有する固定子として形成される。例えば、側面に開口を有してもよく、あるいは一方のケースが電子機器の筐体又は内部基板と一体化していてもよい。
次に、本実施形態における可動子50の変形例について説明する。
(変形例1)
図16は、本実施形態における可動子50の変形例1を示す図である。図16には、変形例1における可動子50Aの部分断面拡大図が示されている。
変形例1における可動子50Aは、上ウェイト板57A及び下ウェイト板58Aの外径が基板51の外径よりも小さい。また、上ウェイト板57A及び下ウェイト板58Aは、基板51の外周縁から内側にずれた位置に積層されている。上ウェイト板57Aは、溶接部61により上ウェイト板57Aの外側側面(外周面)及び内側側面(内周面)が基板51の上面に接合されている。また、下ウェイト板58Aは、溶接部62により外側側面(外周面)及び内側側面(内周面)が基板51の下面に接合されている。
上ウェイト板57A及び下ウェイト板58Aは、基板51の外周縁から内側にずれた位置に積層される。これにより、外部からの衝撃によって可動子50が動いて上ケース10及び下ケース20の側壁と衝突した場合であっても、上ケース10及び下ケース20の側壁に上ウェイト板57A及び下ウェイト板58Aが直接衝突せず、接合部にダメージが入りにくくなる。また、上ウェイト板57A及び下ウェイト板58Aを基板51と同径に形成して外周面同士を溶接する場合に比べて、可動子50の外径を溶接部により大きくすることなく、例えばレーザ溶接等により接合する場合に側面からの溶接が不要となり、上面及び下面からの溶接のみで接合することが可能になる。
(変形例2)
図17は、本実施形態における可動子50の変形例2を示す図である。図17には、変形例2における可動子50Bの上面図が示されている。
変形例2における可動子50Bの上ウェイト板57Bは、基板上凹部52の周縁に沿って半円状に窪むストッパ部59が内周面に形成されている。上ウェイト板57Bは、ストッパ部59が基板上凹部52に沿うように位置合わせされて基板51に接合される。
このように、上ウェイト板57Bに基板上凹部52の少なくとも一部を囲うストッパ部59を形成することで、振動アクチュエータ100の長期間の使用によって上ボール30や上ケース凹部15、下ケース凹部25が摩耗して隙間が生じた場合であっても、上ボール30が基板51の上面に乗り上がるのを防ぐことができる。例えば、振動アクチュエータ100が衝撃を受けて可動子50が動いても、上ウェイト板57Bのストッパ部59が上ボール30に接触することで、上ボール30が基板51の上面に乗り上げて可動子50が可動範囲から外れる可能性が低減される。
このように、上ウェイト板57Bに基板上凹部52に沿ってストッパ部59を形成することで、振動アクチュエータ100が衝撃を受けた場合であっても、上ボール30が基板上凹部52から外れて可動子50が可動範囲を超えて動くのを防ぐことができる。
また、可動子50Bは、基板51の中央部分に積層される上中央ウェイト板69を有する。このように、永久磁石56や基板上凹部52に重ならない位置に上中央ウェイト板69を設けることで、可動子50Bをさらに重くすることができる。可動子50Bを重くすることで、振動アクチュエータ100が搭載される電子機器の使用者に振動の感触を十分に与えることができる。
なお、上ウェイト板57Bのストッパ部59は、基板上凹部52の少なくとも一部に沿って形成されればよく、基板上凹部52の全周を囲うように形成されてもよい。また、上中央ウェイト板69は、永久磁石56や基板上凹部52に重ならず、上コア14に接触しない形状であれば、図17に例示される形状に限られるものではない。
また、可動子50Bには、上ウェイト板57Bと同様の形状を有する下ウェイト板と、上中央ウェイト板69と同様の形状を有する下中央ウェイト板とが、下面側に積層されてもよい。ストッパ部を有する下ウェイト板により、基板51の下面側において下ボール40が基板下凹部53から外れて、可動子50Bが可動範囲を超えて動くのを防ぐことができる。また、下中央ウェイト板により可動子50Bを重くして、振動アクチュエータ100が搭載される電子機器の使用者に与える振動の感触を大きくすることができる。
(変形例3)
図18は、本実施形態における可動子50の変形例3を示す図である。図18には、変形例3における可動子50Cの斜視図が示されている。
変形例3における可動子50Cは、基板71、上ウェイト板72a、72b、及び下ウェイト板73a、73bを有する。
基板71は、矩形状に形成されており、2つの貫通孔76a、76bを有する。貫通孔76は、基板71を貫通して永久磁石77を保持する。永久磁石77は、貫通孔76により基板71に保持されている。永久磁石77は、例えば、貫通孔76に入れられて接着剤により基板71に接合されている。永久磁石77は、基板71の上面側がN極N11及びS極S11に着磁されている。また、永久磁石77は、基板71の下面側が上面側とは反対にN極及びS極が並ぶように着磁されている。
上ウェイト板72及び下ウェイト板73は、矩形状に形成されており、それぞれ基板71の端部に積層されている。変形例1と同様に、上ウェイト板72及び下ウェイト板73は、基板71の外周縁から内側にずれた位置に積層されている。上ウェイト板72は、図示しない溶接部により、基板71の長手方向に面した側面が基板71の上面に接合されている。また、下ウェイト板73は、図示しない溶接部により、基板71の長手方向に面した側面が基板71の下面に接合されている。
可動子50Cは、上記した実施形態と同様に、ケースに収容されて複数のボールにより両面から移動可能に支持される。可動子50Cの基板71及び可動子50Cを収容するケースには、それぞれボールの少なくとも一部を収容して可動子50Cの可動範囲を制限する凹部が形成されてもよい。可動子50Cを収容するケースには、永久磁石77に対応する位置にコア及びコイルが設けられ、コイルに電流が流されることでコアが励磁され、コアと永久磁石77との間に作用する磁力により可動子50Cが動く。
変形例3における可動子50Cのように、基板71は矩形状に形成されてもよい。上記した実施形態における可動子50と同様に、上ウェイト板72及び下ウェイト板73により可動子50Cを重くして、振動アクチュエータ100が搭載される電子機器の使用者に与える振動の感触を大きくすることができる。
また、可動子50Cは複数のボールではなく、板ばねなどの弾性部材によって長手方向に移動可能に支持されていてもよい。
以上、本実施形態に係る可動子、振動アクチュエータ、及び電子機器について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
尚、本国際出願は、2016年9月13日に出願した日本国特許出願第2016−178205号に基づく優先権を主張するものであり、その出願の全内容は本国際出願に援用する。
10 上ケース(ケース)
14a〜14d 上コア
16a〜16d 上コイル
20 下ケース(ケース)
24a〜24d 下コア
26a〜26d 下コイル
30 上ボール(支持部材)
40 下ボール(支持部材)
50 可動子
51 基板
56a〜56d 永久磁石
57 上ウェイト板(第1ウェイト板)
58 下ウェイト板(第2ウェイト板)
100 振動アクチュエータ
200 携帯電話(電子機器)

Claims (8)

  1. 振動アクチュエータ用の可動子であって、
    基板と、
    前記基板に保持されている永久磁石と、
    前記基板に積層されているウェイト板と、を有する
    ことを特徴とする可動子。
  2. 前記ウェイト板は、前記永久磁石に重ならない位置で前記基板に積層されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の可動子。
  3. 前記ウェイト板は、前記基板の一方の面に積層されている第1ウェイト板と、前記基板の他方の面に積層されている第2ウェイト板と、を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の可動子。
  4. 前記ウェイト板は、前記基板の材料よりも比重が大きい材料により形成されている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の可動子。
  5. 前記ウェイト板は、前記基板の外周縁から内側にずれた位置に積層されている
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の可動子。
  6. 前記ウェイト板は、側面が前記基板に溶接されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の可動子。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の可動子と、
    前記可動子を収容するケースと、
    前記ケースの内側に前記永久磁石に対応して設けられているコイルと、
    前記可動子を移動可能に支持する支持部材と、を有する
    ことを特徴とする振動アクチュエータ。
  8. 請求項7に記載の振動アクチュエータを有することを特徴とする電子機器。
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