JPWO2018034046A1 - 表示制御装置、表示制御方法およびプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

人物がより強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示する技術が提供されることが望まれる。第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する表示制御部を備える、表示制御装置が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、表示制御装置、表示制御方法およびプログラムに関する。
近年、コンテンツを表示領域に表示させる技術が存在する。例えば、コンテンツの例としての画像を光源からスクリーンに投射することによってコンテンツを表示領域に表示させる技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。かかる技術によれば、表示領域に表示されたコンテンツが人物によって閲覧される。
特開2015−127755号公報
しかし、人物がより強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示する技術が提供されることが望まれる。
本開示によれば、第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する表示制御部を備える、表示制御装置が提供される。
本開示によれば、プロセッサにより、第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御すること、を含む、表示制御方法が提供される。
本開示によれば、コンピュータを、第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する表示制御部を備える、表示制御装置として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、人物がより強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示することが可能な技術が提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る表示制御システムの構成例を示す図である。 同実施形態に係る表示制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 コンテンツの出し分けの一例について説明するための図である。 コンテンツの出し分けの各例を纏めた表である。 コンテンツの出し分けの動作例を示すフローチャートである。 内側領域に複数の人物が存在する場合について説明するための図である。 内側領域に複数の人物が存在する他の場合について説明するための図である。 遮蔽領域を補完する手法の例を説明するための図である。 遮蔽領域を利用する手法の例を説明するための図である。 前面側コンテンツおよび背面側コンテンツそれぞれのぼかし量を制御する手法の例を説明するための図である。 前面側コンテンツおよび背面側コンテンツそれぞれのぼかし量を制御する手法の例を説明するための図である。 前面の表示を撮像用に変更する例を説明するための図である。 前面および背面それぞれの表示を撮像用に変更する例を説明するための図である。 前面の表示を撮像用に変更する他の例を説明するための図である。 前面および背面の少なくともいずれか一方の表示を撮像用に変更する例に係る端末の動作例を示すフローチャートである。 前面および背面の少なくともいずれか一方の表示を撮像用に変更する例に係る表示制御装置の動作例を示すフローチャートである。 表示制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
0.背景
1.本開示の実施形態
1.1.システム構成例
1.2.機能構成例
1.3.表示制御システムの機能詳細
1.3.1.コンテンツの出し分け
1.3.2.複数の人物が存在する場合
1.3.3.遮蔽領域の補完および利用
1.3.4.パラメータの制御
1.3.5.内側領域に存在する人物の撮像
1.4.情報処理システムの動作例
1.5.ハードウェア構成例
2.むすび
<0.背景>
近年、コンテンツを表示領域に表示させる技術が存在する。例えば、コンテンツの例としての画像を光源からスクリーンに投射することによってコンテンツを表示領域に表示させる技術が存在する(例えば、特開2015−127755号公報。)。かかる技術によれば、表示領域に表示されたコンテンツが人物によって閲覧される。しかし、人物がより強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示する技術が提供されることが望まれる。
<1.本開示の実施形態>
[1.1.システム構成例]
まず、図面を参照しながら本開示の一実施形態に係る表示制御システムの構成例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る表示制御システムの構成例を示す図である。図1に示したように、表示制御システム1は、表示制御装置10と、端末20と、プロジェクタ30−1と、プロジェクタ30−2と、センサ40とを備える。本明細書においては、ネットワーク931が無線LAN(Local Area Network)である場合を主に想定するが、後にも説明するように、ネットワーク931の種類は限定されない。ここで、表示制御装置10と端末20とは、ネットワーク931を介して通信を行うことが可能である。
表示制御装置10は、コンピュータ(例えば、サーバなど)であることが想定される。端末20は、人物H1によって保持されている。図1に示した例では、端末20がスマートフォンである場合を想定しているが、端末20の種類は特に限定されない。例えば、端末20は、ゲーム機であってもよいし、携帯電話であってもよいし、タブレット端末であってもよいし、PC(Personal Computer)であってもよいし、他の端末であってもよい。
プロジェクタ30−1は、表示制御装置10による制御に従って第1の表示領域D1の表示を行い、プロジェクタ30−2は、表示制御装置10による制御に従って第2の表示領域D2の表示を行う。図1を参照すると、第1の表示領域D1と第2の表示領域D2との間の空間の内側領域R0が示されている。さらに、第1の表示領域D1と第2の表示領域D2との間の空間の外側領域R1が示されている。
また、図1には、内側領域R0に人物H0が存在する例が示されている。しかし、後に詳細に説明するように、内側領域R0には複数の人物が存在してもよいし、人物が存在しなくてもよい。また、図1には、外側領域R1には人物H1が存在する例が示されている。しかし、後に詳細に説明するように、外側領域R1には複数の人物が存在してもよいし、人物が存在しなくてもよい。
なお、以下においては、説明の都合上、紙面の手前側を「前」として扱い、紙面の奥側を「後」として扱う。図1を参照すると、第1の表示領域D1は、第2の表示領域D2よりも前に存在している(第2の表示領域D2が第1の表示領域D1よりも背面に存在している)。そのため、内側領域R0に存在する人物H0は、前を向いている場合、第1の表示領域(以下、「前面」とも言う。)D1を見ることが可能であり、後ろを向いている場合、第2の表示領域(以下、「背面」とも言う。)D2を見ることが可能である。
さらに、図1を参照すると、外側領域R1に存在する人物H1は、前面D1よりも前に存在している。ここで、本明細書においては、前面D1にスクリーン(以下、「前面側スクリーン」とも言う。)が存在するとともに背面D2にスクリーン(以下、「背面側スクリーン」とも言う。)が存在し、プロジェクタ30−1が前面側スクリーンに光を投射することによって前面D1の表示を行うとともにプロジェクタ30−2が背面側スクリーンに光を投射することによって背面D2の表示を行う例を説明する。
したがって、人物H1から見て、内側領域R0に存在する人物H0および背面D2が前面D1によって遮蔽される。そのため、前面D1が仮に光を透過しない場合、人物H1から人物H0および背面D2が見えない状況となり得る。
本明細書においては、前面D1に光を透過する性質を有するスクリーン(以下、「透過型スクリーン」とも言う。)が存在し、前面D1を通して背面D2が視認可能である場合を主に想定する。そのため、人物H1は、前面D1だけではなく人物H0および背面D2を見ることが可能である。そして、図1に示すように、人物H1が端末20の撮像機能を利用して人物H0を撮像しようとする場合、前面D1を通して人物H0と背面D2とが撮像され得る。
また、本明細書においては、人物H1が有する端末20の撮像機能によって撮像がなされる場合を主に想定する。しかし、人物H1が有する端末20以外の撮像機能によって撮像がなされてもよい。例えば、外側領域R1にカメラが設置されている場合、当該カメラの撮像機能によって撮像がなされてもよい。かかる場合、外側領域R1に人物H1は存在していてもよいし、存在していなくてもよい。
なお、前面D1に存在する前面側スクリーンは、光を透過する性質を有するとともにプロジェクタ30−1からの光の投射によって投影がなされる性質を有するスクリーン(以下、「半透過型スクリーン」とも言う。)であるのがよい。ここで、半透過型スクリーンはどのような材質を有する物質を含んでもよい。例えば、半透過型スクリーンは、半透明のフィルムを含んでもよいし、メッシュ素材の面を含んでもよいし、網目状をなす面(例えば、網戸など)を含んでもよい。
一方、背面D2に存在する背面側スクリーンは、どのような種類のスクリーンであってもよい。すなわち、背面D2に存在する背面側スクリーンは、光を透過しない性質を有するスクリーン(以下、「不透過スクリーン」とも言う。)であってもよいし、透過型スクリーン(例えば、半透過型スクリーンなど)であってもよい。
本明細書においては、プロジェクタ30−1が前面側スクリーンに光を投射することによって前面D1の表示を行うとともにプロジェクタ30−2が背面側スクリーンに光を投射することによって背面D2の表示を行う例を説明する。しかし、前面D1および背面D2それぞれの表示は、どのようになされてもよい。
例えば、プロジェクタ30−1は、前面D1にホログラムを映し出すホログラムプロジェクタであってもよい。このとき、前面D1に前面側スクリーンは存在しなくてもよい。同様に、プロジェクタ30−2は、背面D2にホログラムを映し出すホログラムプロジェクタであってもよい。このとき、背面D2に背面側スクリーンは存在しなくてもよい。
プロジェクタ30−1および前面側スクリーンの代わりに、前面D1に表示を行う各種の表示装置が用いられてもよい。同様に、プロジェクタ30−2および背面側スクリーンの代わりに、背面D2に表示を行う各種の表示装置が用いられてもよい。表示装置の種類は、特に限定されず、液晶ディスプレイであってもよいし、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイであってもよいし、他のディスプレイであってもよい。表示装置は、光を透過する性質を有するディスプレイ(透過ディスプレイ)であってもよい。
なお、本明細書においては、前面D1と背面D2との間の空間として、前面D1と背面D2とに挟まれる空間を主に例として取り挙げる。しかし、前面D1と背面D2との間の空間は、厳密に前面D1と背面D2とに挟まれる空間ではなくてもよい。例えば、前面D1と背面D2との間の空間は、外側領域R1に存在する人物H1から見て前面D1によって遮蔽される空間の一部または全部であってもよい。
センサ40は、検出可能範囲に存在する人物の位置を検出する。ここで、センサ40の種類は特に限定されない。例えば、センサ40は、可視光カメラであってもよいし、赤外線センサであってもよいし、超音波センサであってもよいし、ミリ波レーダであってもよいし、他のセンサであってもよい。なお、本明細書においては、センサ40がデプスセンサであり、センサ40から人物までの距離を含んだ3次元的な人物の位置がセンサ40によって検出される場合を主に想定する。
センサ40の検出可能範囲は、少なくとも内側領域R0を含んでいる。また、本明細書において、センサ40の検出可能範囲は、追加的に外側領域R1を含む場合を主に想定する。センサ40による検出結果は、表示制御装置10に提供され、表示制御装置10による制御に利用される。
以上、本実施形態に係る表示制御システム1の構成例について説明した。
[1.2.機能構成例]
続いて、本実施形態に係る表示制御装置10の機能構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る表示制御装置10の機能構成例を示すブロック図である。図2に示したように、表示制御装置10は、制御部110、記憶部120および通信部130を備える。以下、表示制御装置10が備えるこれらの機能ブロックについて説明する。
制御部110は、表示制御装置10の各部の制御を実行する。なお、制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)などといった処理装置によって構成されてよい。制御部110がCPUなどといった処理装置によって構成される場合、かかる処理装置は、電子回路によって構成されてよい。図2に示したように、制御部110は、データ取得部111、判定部112および表示制御部113を有する。制御部110が有するこれらのブロックについては、後に詳細に説明する。
記憶部120は、制御部110によって実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行に必要なデータを記憶したりする記録デバイスである。また、記憶部120は、制御部110による演算のためにデータを一時的に記憶する。なお、記憶部120は、磁気記憶部デバイスであってもよいし、半導体記憶デバイスであってもよいし、光記憶デバイスであってもよいし、光磁気記憶デバイスであってもよい。
通信部130は、人物H1が有する端末20との間で通信を行う機能を有する。例えば、通信部130は、通信インターフェースにより構成される。例えば、通信部130は、ネットワーク931(図1)を介して、人物H1が有する端末20との間で通信を行うことが可能である。
以上、本実施形態に係る表示制御装置10の機能構成例について説明した。
[1.3.表示制御システムの機能詳細]
続いて、表示制御システム1の機能詳細について説明する。
(1.3.1.コンテンツの出し分け)
表示制御部113は、前面D1の表示を制御するとともに背面D2の表示を制御する。ここで、前面D1の表示制御には、前面D1への第1のコンテンツ(以下、「前面側コンテンツ」とも言う。)の表示制御が含まれ得る。しかし、前面D1の表示制御は、かかる例に限定されない。例えば、前面D1の表示制御には、前面D1に前面側コンテンツを全く表示させないという制御も含まれ得る。
また、背面D2の表示制御には、第2のコンテンツ(以下、「背面側コンテンツ」とも言う。)の表示制御が含まれ得る。しかし、背面D2の表示制御は、かかる例に限定されない。例えば、背面D2の表示制御には、背面D2に背面側コンテンツを全く表示させないという制御も含まれ得る。
なお、本明細書においては、前面側コンテンツが動画である場合を主に想定する。しかし、前面側コンテンツは動画に限定されない。例えば、前面側コンテンツは静止画であってもよい。同様に、本明細書においては、背面側コンテンツが動画である場合を主に想定する。しかし、背面側コンテンツは動画に限定されない。例えば、背面側コンテンツは静止画であってもよい。
前面D1に表示される前面側コンテンツには、内側領域R0に存在する人物H0に見せる前面側コンテンツが含まれ得る。あるいは、前面D1に表示される前面側コンテンツには、外側領域R1に存在する人物H1に見せる前面側コンテンツが含まれ得る。前面D1に前面側コンテンツとしていずれを表示させるかは、状況によって異ならせるのがよい(コンテンツの出し分けをするのがよい)。
また、背面D2に表示される背面側コンテンツには、内側領域R0に存在する人物H0に見せる背面側コンテンツが含まれ得る。あるいは、背面D2に表示される背面側コンテンツには、外側領域R1に存在する人物H1に見せる背面側コンテンツが含まれ得る。背面D2に背面側コンテンツとしていずれを表示させるかは、状況によって異ならせるのがよい(コンテンツの出し分けをするのがよい)。
以下では、内側領域R0に存在する人物H0に見せる前面側コンテンツと内側領域R0に存在する人物H0に見せる背面側コンテンツとが同じコンテンツであるとして、それぞれのコンテンツを「内側向けコンテンツ」と称することにする。しかし、内側領域R0に存在する人物H0に見せる前面側コンテンツと内側領域R0に存在する人物H0に見せる背面側コンテンツとは、異なるコンテンツであってもよい。
また、以下では、外側領域R1に存在する人物H1に見せる前面側コンテンツと外側領域R1に存在する人物H1に見せる背面側コンテンツとが同じコンテンツであるとして、それぞれのコンテンツを「外側向けコンテンツ」と称することにする。しかし、外側領域R1に存在する人物H1に見せる前面側コンテンツと外側領域R1に存在する人物H1に見せる背面側コンテンツとは、異なるコンテンツであってもよい。
以下では、このようなコンテンツの出し分けについて詳細に説明する。図3は、コンテンツの出し分けの一例について説明するための図である。まず、上記したように、センサ40によって検出可能範囲に存在する人物の位置が検出される。より詳細には、センサ40から人物までの距離を含んだ3次元的な人物の位置がセンサ40によって検出される。データ取得部111は、かかる検出結果をセンサ40から取得する。
判定部112は、センサ40による検出結果に基づいて内側領域R0に人物が存在するか否かを判定する。ここで、表示制御部113は、内側領域R0に人物が存在するか否かに応じて、前面D1および背面D2それぞれの表示を制御するのがよい。そうすれば、表示制御部113は、内側領域R0に人物が存在する場合に、その人物がより強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示することが可能となる。
そして、表示制御部113は、外側領域R1に人物が存在するか否かにさらに応じて、前面D1および背面D2それぞれの表示を制御するのがよい。そうすれば、表示制御部113は、内側領域R0および外側領域R1それぞれに人物が存在する場合に、それぞれの人物がより強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示することが可能となる。
また、判定部112は、センサ40による検出結果に基づいて、人物の方向を判定することも可能である。そして、表示制御部113は、内側領域R0に人物が存在する場合、人物の方向に応じて、前面D1および背面D2それぞれの表示を制御することが可能である。
ここで、人物の方向は限定されないが、以下の説明においては、人物の方向として、前向きと後ろ向きとを具体的な例として挙げる。すなわち、表示制御部113は、内側領域R0に人物が存在する場合、人物が前面D1および背面D2のいずれに向いているかに応じて、前面D1および背面D2それぞれの表示を制御することが可能である。
図3には、内側領域R0に前向きの人物H0が存在し、かつ、外側領域R1に人物H1が存在する場合が例として示されている。かかる場合、内側領域R0に存在する人物H0は前面D1を見る可能性が高い。したがって、表示制御部113は、前面D1に内側向けコンテンツC11を表示させ、背面D2に外側向けコンテンツC21を表示させるのがよい。
かかる場合、人物H1は、背面D2に表示された外側向けコンテンツC21を、前面D1を通して見ることが可能である。このとき、表示制御部113は、前面D1に表示された内側向けコンテンツC11の輝度よりも背面D2に表示された外側向けコンテンツC21の輝度を高くすることによって(あるいは、前面D1に表示された内側向けコンテンツC11のコントラストよりも背面D2に表示された外側向けコンテンツC21のコントラストを高くすることによって)、人物H1に対して背面D2に表示された外側向けコンテンツC21を見やすくしてもよい。
なお、図3に示した例では、内側向けコンテンツC11が柵の映像として示されているが、内側向けコンテンツC11はどのような映像であってもよい。同様に、図3に示した例では、外側向けコンテンツC21が景色の映像として示されているが、外側向けコンテンツC21はどのような映像であってもよい。
コンテンツの出し分けの例は、図3に示した例に限定されない。以下では、コンテンツの出し分けの各例について説明する。図4は、コンテンツの出し分けの各例を纏めた表である。図4に示した表のうち、上段左欄は、内側領域R0に前向きの人物H0が存在し、かつ、外側領域R1に人物H1が存在する場合(図3に示した場合)を示している。このとき、図3を参照しながら説明したように、表示制御部113は、前面D1に内側向けコンテンツC11を表示させ、背面D2に外側向けコンテンツC21を表示させるのがよい。
図4に示した表のうち、上段中央欄は、内側領域R0に後ろ向きの人物H0が存在し、かつ、外側領域R1に人物H1が存在する場合を示している。かかる場合、内側領域R0に存在する人物H0は背面D2を見る可能性が高い。したがって、表示制御部113は、背面D2に内側向けコンテンツを表示させ、前面D1に外側向けコンテンツを表示させるのがよい。
かかる場合、人物H1は、前面D1に表示された外側向けコンテンツを見ることが可能である。このとき、表示制御部113は、背面D2に表示された内側向けコンテンツの輝度よりも前面D1に表示された外側向けコンテンツの輝度を高くすることによって(あるいは、背面D2に表示された内側向けコンテンツのコントラストよりも前面D1に表示された外側向けコンテンツのコントラストを高くすることによって)、人物H1に対して前面D1に表示された外側向けコンテンツを見やすくしてもよい。
図4に示した表のうち、上段右欄は、内側領域R0に人物が存在せず、かつ、外側領域R1に人物H1が存在する場合を示している。かかる場合、前面D1および背面D2の双方が外側領域R1に存在する人物H1によって見られる可能性が高い。したがって、表示制御部113は、前面D1および背面D2それぞれに外側向けコンテンツを表示させるのがよい。前面D1に表示される外側向けコンテンツと背面D2に表示される外側向けコンテンツとは、同一であってもよいが、異なっているのがよい。
前面D1に表示される外側向けコンテンツと背面D2に表示される外側向けコンテンツとが異なる場合、それぞれの外側向けコンテンツは、無関係であってもよいが、何らかの関係性を有しているのが望ましい。例えば、背面D2に表示される外側向けコンテンツは、木の映像であり、前面D1に表示される外側向けコンテンツは、その木から落下した葉の映像であってもよい。このようにそれぞれの外側向けコンテンツが関係性を有していれば、一体感のある映像を人物H1に見せることが可能となる。
図4に示した表のうち、下段欄は、内側領域R0に人物H0が存在し、かつ、外側領域R1に人物が存在しない場合を示している。かかる場合、前面D1および背面D2の双方が内側領域R0に存在する人物H0によって見られる可能性が高い。したがって、表示制御部113は、前面D1および背面D2それぞれに内側向けコンテンツを表示させるのがよい。前面D1に表示される内側向けコンテンツと背面D2に表示される内側向けコンテンツとは、同一であってもよいが、異なっているのがよい。
前面D1に表示される内側向けコンテンツと背面D2に表示される内側向けコンテンツとが異なる場合、それぞれの内側向けコンテンツは、無関係であってもよいが、何らかの関係性を有しているのが望ましい。例えば、背面D2に表示される内側向けコンテンツは、乗り物の内部から一方向に見える景色の映像であり、前面D1に表示される内側向けコンテンツは、乗り物の内部から当該一方向とは反対方向に見える景色の映像であってもよい。このようにそれぞれの内側向けコンテンツが関係性を有していれば、一体感のある映像を人物H0に見せることが可能となる。
続いて、コンテンツの出し分けの動作例について説明する。
図5は、コンテンツの出し分けの動作例を示すフローチャートである。図5に示すように、上記したように、センサ40によって検出可能範囲に存在する人物の位置が検出される。より詳細には、センサ40から人物までの距離を含んだ3次元的な人物の位置がセンサ40によって検出される。データ取得部111は、かかる検出結果をセンサ40から取得する。続いて、判定部112は、センサ40による検出結果に基づいて内側領域R0に人物が存在するか否かを判定する(S11)。
表示制御部113は、内側領域R0に人物が存在しない場合(S11において「No」)、前面D1および背面D2それぞれに外側向けコンテンツを表示させる(S17)。ここで、前面D1に表示される外側向けコンテンツと背面D2に表示される外側向けコンテンツとは、同一であってもよいが、異なっているのがよい。表示制御部113が前面D1および背面D2それぞれに外側向けコンテンツを表示させると、制御部110は、S11に移行する。
一方、表示制御部113は、内側領域R0に人物が存在する場合(S11において「Yes」)、S12に移行する。
続いて、判定部112は、センサ40による検出結果に基づいて外側領域R1に人物が存在するか否かを判定する(S12)。表示制御部113は、外側領域R1に人物が存在しない場合(S12において「No」)、前面D1および背面D2それぞれに内側向けコンテンツを表示させる(S16)。ここで、前面D1に表示される内側向けコンテンツと背面D2に表示される内側向けコンテンツとは、同一であってもよいが、異なっているのがよい。表示制御部113が前面D1および背面D2それぞれに内側向けコンテンツを表示させると、制御部110は、S11に移行する。
一方、表示制御部113は、外側領域R1に人物が存在する場合(S12において「Yes」)、S13に移行する。
続いて、判定部112は、センサ40による検出結果に基づいて内側領域R0に存在する人物が前向きであるか否かを判定する(S13)。表示制御部113は、内側領域R0に存在する人物が後ろ向きである場合(S13において「No」)、前面D1に外側向けコンテンツを表示させるとともに背面D2に内側向けコンテンツを表示させる(S15)。表示制御部113が前面D1に外側向けコンテンツを表示させ、背面D2に内側向けコンテンツを表示させると、制御部110は、S11に移行する。
一方、表示制御部113は、内側領域R0に存在する人物が前向きである場合(S13において「Yes」)、前面D1に内側向けコンテンツを表示させるとともに背面D2に外側向けコンテンツを表示させる(S14)。表示制御部113が前面D1に内側向けコンテンツを表示させ、背面D2に外側向けコンテンツを表示させると、制御部110は、S11に移行する。
以上、コンテンツの出し分けについて説明した。
(1.3.2.複数の人物が存在する場合)
上記では、内側領域R0に人物H1が1人存在する例を主に説明した。しかし、内側領域R0に複数の人物が存在する場合も想定される。かかる場合には、前面D1および背面D2のいずれに対して、より多くの人物が向いているかに基づいて、前面D1および背面D2それぞれの表示を制御するのがよい。そうすれば、より多くの人物が強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示することが可能となる。
図6は、内側領域R0に複数の人物が存在する場合について説明するための図である。図6を参照すると、内側領域R0には、人物H0の他に、人物H2および人物H3が存在している。すなわち、図6に示す例では、内側領域R0に3人の人物が存在している。そして、人物H0および人物H3は、前面D1を向いているのに対し、人物H2は背面D2を向いている。しかし、内側領域R0に存在する人物の数およびそれぞれの人物の向きは限定されない。
図6に示した例では、背面D2よりも前面D1に対してより多くの人物が向いている。そこで、表示制御部113は、より多くの人物が向いている前面D1に内側向けコンテンツC12を表示させるのがよい。一方、仮に前面D1よりも背面D2に対してより多くの人物が向いている場合、表示制御部113は、背面D2に内側向けコンテンツC12を表示させればよい。なお、図6に示した例では、内側向けコンテンツC12がデジタル時計の映像として示されているが、内側向けコンテンツC12はどのような映像であってもよい。
また、図6に示した例では、背面D2にコンテンツが全く表示されていない。しかし、図6に示した例では、外側領域R1にも人物H1が存在している。このように、外側領域R1にも人物H1が存在する場合、表示制御部113は、背面D2に外側向けコンテンツを表示させてもよい。そうすれば、外側領域R1に存在する人物H1は、前面D1を通して背面D2に表示された外側向けコンテンツを見ることが可能となる。
また、人物によって操作可能なコンテンツが表示される場合も想定される。かかる場合には、前面D1および背面D2のいずれに対して、より多くの人物が向いているかに基づいて、操作可能なコンテンツの表示領域(操作対象の表示領域)を決定するとよい。そうすれば、より多くの人物が強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示することが可能となる。
図7は、内側領域R0に複数の人物が存在する他の場合について説明するための図である。図7を参照すると、内側領域R0には、人物H0の他に、人物H2および人物H3が存在している。すなわち、図7に示す例では、内側領域R0に3人の人物が存在している。そして、人物H0および人物H3は、背面D2を向いているのに対し、人物H2は前面D1を向いている。しかし、内側領域R0に存在する人物の数およびそれぞれの人物の向きは限定されない。
図7に示した例では、前面D1よりも背面D2に対してより多くの人物が向いている。そこで、表示制御部113は、より多くの人物が向いている背面D2に操作可能なコンテンツC22を表示させるのがよい(背面D2を操作対象の表示領域として決定するのがよい)。一方、仮に背面D2よりも前面D1に対してより多くの人物が向いている場合、表示制御部113は、前面D1に操作可能なコンテンツC22を表示させればよい。
なお、図7に示した例では、操作可能なコンテンツC22が球体の映像として示されており、センサ40による人物H0の撮像映像G0が背面D2に表示されている。そして、操作可能なコンテンツC22は、撮像映像G0に衝突すると跳ね返るように表示されている。しかし、操作可能なコンテンツC22はどのような映像であってもよい。例えば、操作可能なコンテンツC22は、内側領域R0に存在する人物によって押下されると所定の動作が実行されるボタンなどであってもよい。
また、図7に示した例では、前面D1にコンテンツが全く表示されていない。しかし、図7に示した例では、外側領域R1にも人物H1が存在している。このように、外側領域R1にも人物H1が存在する場合、表示制御部113は、前面D1に外側向けコンテンツを表示させてもよい。そうすれば、外側領域R1に存在する人物H1は、前面D1に表示された外側向けコンテンツを見ることが可能となる。
以上、内側領域R0に複数の人物が存在する場合について説明した。
(1.3.3.遮蔽領域の補完および利用)
ここで、内側領域R0に人物が存在する場合を想定する。かかる場合、内側領域R0に存在する人物によって背面D2の一部または全部が遮蔽されることがあり得る。ここで、背面D2のうち、内側領域R0に存在する人物によって遮蔽される領域を「遮蔽領域」とも言う。以下では、遮蔽領域を補完する手法について説明した後、遮蔽領域を利用する手法について説明する。
図8は、遮蔽領域を補完する手法の例を説明するための図である。図8に示すように、背面D2に外側向けコンテンツC21が表示されている。また、内側領域R0には人物H0が存在し、外側領域R1には人物H1が存在している。そこで、外側領域R1に存在する人物H1から見ると、内側領域R0に存在する人物H0によって背面D2の一部が遮蔽領域J0として遮蔽されている。
したがって、表示制御部113は、外側向けコンテンツC21における遮蔽領域J0を複製領域K0として前面D1に表示させるとよい。そうすれば、外側領域R1に存在する人物H1は、背面D2のうち遮蔽領域J0以外の領域と、遮蔽領域J0を補完する複製領域K0とを見ることによって、外側向けコンテンツC21の全体を見ることが可能となる。
なお、背面D2における遮蔽領域J0の位置は、表示制御部113によって算出され得る。すなわち、表示制御部113は、センサ40による検出結果に基づいて、遮蔽領域J0の位置を算出し得る。より詳細には、表示制御部113は、内側領域R0に存在する人物H0の位置と外側領域R1に存在する人物H1の位置とに基づいて、遮蔽領域J0の位置を算出し得る。このとき、図8に示すように、遮蔽領域J0の位置の算出には、センサ40によって検出される人物H0の骨格情報が加味されてもよい。
図9は、遮蔽領域を利用する手法の例を説明するための図である。図9に示すように、内側領域R0には人物H0が存在し、外側領域R1には人物H1が存在している。そこで、外側領域R1に存在する人物H1から見ると、内側領域R0に存在する人物H0によって背面D2の一部が遮蔽領域J0として遮蔽されている。
したがって、表示制御部113は、背面D2における遮蔽領域J0に所定のコンテンツを表示させるとよい。所定のコンテンツは特に限定されないが、内側領域R0に存在する人物H0には必要である一方、外側領域R1に存在する人物H1には不要であるようなコンテンツであってもよい。そうすれば、遮蔽領域J0が有効に活用され得る。図9には、所定のコンテンツの例として、背面D2における遮蔽領域J0に背面D2の操作を説明する文字列M0が表示されている。
なお、図8を参照しながら説明したように、背面D2における遮蔽領域J0の位置は、表示制御部113によって算出され得る。図9を参照すると、背面D2の遮蔽領域J0以外の領域には全くコンテンツが表示されていないが、背面D2の遮蔽領域J0以外の領域には、内側向けコンテンツが表示されていてもよい。また、図9を参照すると、前面D1には全くコンテンツが表示されていないが、前面D1には、外側向けコンテンツが表示されてもよい。
以上、遮蔽領域J0の補完および利用について説明した。
(1.3.4.パラメータの制御)
同様に、内側領域R0に人物が存在する場合を想定する。かかる場合、表示制御部113は、内側領域R0に存在する人物の位置に応じて、前面側コンテンツおよび背面側コンテンツそれぞれのパラメータを制御するとよい。そうすれば、外側領域R1に存在する人物に対して、内側領域R0に存在する人物の位置付近にピントが合っているように見せることが可能となる。
ここで、パラメータは特に限定されない。例えば、パラメータは、ぼかし量および明るさの少なくともいずれか一方を含んでよい。例えば、表示制御部113は、パラメータがぼかし量を含む場合、人物H0が前面D1に近づくほど、前面側コンテンツのぼかし量を小さくするとともに、背面側コンテンツのぼかし量を大きくしてもよい。あるいは、表示制御部113は、パラメータが明るさを含む場合、人物H0が前面D1に近づくほど、前面側コンテンツの明るさを大きくするとともに、背面側コンテンツの明るさを小さくしてもよい。
以下では、表示制御部113によって制御されるパラメータとして、ぼかし量を例に挙げて説明する。
図10および図11は、前面側コンテンツおよび背面側コンテンツそれぞれのぼかし量を制御する手法の例を説明するための図である。図10および図11を参照すると、背面D2に外側向けコンテンツC21が表示され、前面D1に内側向けコンテンツが表示されている。また、内側領域R0には人物H0が存在し、外側領域R1には人物H1が存在している。しかし、図10に示した例では、人物H0が前面D1の近くに存在し、図11に示した例では、人物H0が背面D2の近くに存在している。
図10に示すように、人物H0が前面D1の近くに存在する場合、表示制御部113は、前面D1に表示されているコンテンツC11のぼかし量を小さくするとともに、背面D2に表示されているコンテンツC21のぼかし量を大きくするとよい。一方、図11に示すように、人物H0が背面D2の近くに存在する場合、表示制御部113は、前面D1に表示されているコンテンツC11のぼかし量を大きくするとともに、背面D2に表示されているコンテンツC21のぼかし量を小さくするとよい。
以上、表示制御部113によって制御されるパラメータについて説明した。
(1.3.5.内側領域に存在する人物の撮像)
同様に、内側領域R0に人物が存在する場合を想定する。内側領域R0に存在する人物が外側領域R1から端末20によって撮像される場合、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方の表示が撮像用に変更されるのがよい。そうすれば、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方の表示が撮像に適するようになる。具体的に、表示制御部113は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方の表示を撮像用に変更するとよい。
ここで、撮像前になされる所定の操作は特に限定されない。例えば、撮像前になされる所定の操作は、撮像を行うアプリケーション(以下、単に「カメラアプリ」とも言う。)の起動操作を含んでもよい。例えば、カメラアプリの起動操作は、端末20に対して人物H1によって行われ得る。あるいは、撮像前になされる所定の操作は、撮像のためのシャッタボタンの押下操作を含んでもよい。例えば、撮像のためのシャッタボタンは、端末20に設けられており、人物H1によって押下され得る。
あるいは、撮像前になされる所定の操作は、撮像のためのシャッタボタンの半押し操作を含んでもよい。例えば、撮像のためのシャッタボタンは、端末20に設けられており、人物H1によって半押し操作がなされ得る。あるいは、撮像前になされる所定の操作は、これから撮像が行われることを指示するための明示的な操作を含んでもよい。例えば、これから撮像が行われることを指示するためのボタンが端末20に設けられており、人物H1によるボタンの押下操作によって明示的な操作がなされ得る。
以下では、撮像前になされる所定の操作として、シャッタボタンの押下操作を例として挙げて説明する。
1つ目の例として、表示制御部113は、シャッタボタンの押下操作が検出された場合、前面側コンテンツおよび背面側コンテンツそれぞれの動きを所定時間停止させるとよい。そうすれば、端末20によって撮像される映像にぶれが生じる可能性が低減されることが期待される。ここで、前面側コンテンツおよび背面側コンテンツそれぞれの動きを停止させる所定時間の長さは特に限定されない。
2つ目の例として、表示制御部113は、シャッタボタンの押下操作が検出された場合、前面側コンテンツの明るさを下げてもよい(光量を小さくしてもよい)。そうすれば、前面側コンテンツの明るさが抑えられるため、内側領域R0に存在する人物H0が映像に適切な明るさで写る可能性が高まる。ここで、前面側コンテンツの明るさをどの程度下げるかは特に限定されない。
3つ目の例として、表示制御部113は、シャッタボタンの押下操作が検出された場合、前面側コンテンツのうち、内側領域R0に存在する人物H0の輪郭に対応する領域の一部または全体を除去してもよい。そうすれば、前面側コンテンツによって内側領域R0に存在する人物H0の写りが妨げられる可能性が低減され、内側領域R0に存在する人物H0が映像に適切に写る可能性が高まる。ここで、人物H0の輪郭に対応する領域は特に限定されない。以下、この3つ目の例について具体的に説明する。
図12は、前面D1の表示を撮像用に変更する例を説明するための図である。図12を参照すると、内側領域R0に前向きの人物H0が存在し、かつ、外側領域R1に人物H1が存在する場合が例として示されている。かかる場合、表示制御部113は、前面D1に内側向けコンテンツC11を表示させ、背面D2に外側向けコンテンツC21を表示させてよい。しかし、前面D1および背面D2それぞれに表示されるコンテンツは、かかる例に限定されない。例えば、前面D1には、内側向けコンテンツC11の代わりに外側向けコンテンツが表示されてもよいし、背面D2には、外側向けコンテンツC21の代わりに内側向けコンテンツが表示されてもよい。
人物H1からは、前面D1に表示されている内側向けコンテンツC11を見ることが可能であるとともに、背面D2に表示されている外側向けコンテンツC21と人物H0とを、前面D1を通して見ることが可能である。人物H1が、撮像を行いたいタイミングに端末20のシャッタボタンを押下すると、端末20によってシャッタボタンの押下操作が検出される。
表示制御部113は、シャッタボタンの押下操作が検出された場合、前面D1に表示されている内側向けコンテンツC11のうち、内側領域R0に存在する人物H0の輪郭に対応する領域A11を除去してもよい。ここで、人物H0の輪郭に対応する領域A11は特に限定されない。例えば、図12に示すように、人物H0の輪郭に対応する領域A11は、前面D1に表示されている内側向けコンテンツC11のうち、人物H1から見て、人物H0に重なる領域よりも所定幅だけ外側の領域であってもよい。
4つ目の例として、表示制御部113は、シャッタボタンの押下操作が検出された場合、前面側コンテンツおよび背面コンテンツの合成によって合成コンテンツを生成し、合成コンテンツを背面D2に表示させてもよい。そうすれば、前面側コンテンツによって内側領域R0に存在する人物H0の写りが妨げられる可能性が低減され、内側領域R0に存在する人物H0が映像に適切に写る可能性が高まる。以下、この4つ目の例について具体的に説明する。
図13は、前面D1および背面D2それぞれの表示を撮像用に変更する他の例を説明するための図である。図13を参照すると、内側領域R0に前向きの人物H0が存在し、かつ、外側領域R1に人物H1が存在する場合が例として示されている。人物H1が、撮像を行いたいタイミングに端末20のシャッタボタンを押下すると、端末20によってシャッタボタンの押下操作が検出される。
表示制御部113は、シャッタボタンの押下操作が検出された場合、内側向けコンテンツC11および外側向けコンテンツC21の合成によって合成コンテンツを生成し、合成コンテンツを背面D2に表示させてよい。このとき、それまで前面D1に表示されていた内側向けコンテンツC11が表示制御部113によって除去される。そうすれば、内側向けコンテンツC11によって内側領域R0に存在する人物H0の写りが妨げられる可能性が低減され、内側領域R0に存在する人物H0が映像に適切に写る可能性が高まる。
5つ目の例として、表示制御部113は、シャッタボタンの押下操作が検出された場合、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方に前面側コンテンツおよび背面コンテンツとは異なる所定の画像を表示させてもよい。そうすれば、端末20によって撮像された映像に、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方に表示された所定の画像も写るため、利便性が向上し得る。以下、この5つ目の例について具体的に説明する。
図14は、前面D1の表示を撮像用に変更する他の例を説明するための図である。図14を参照すると、内側領域R0に前向きの人物H0が存在し、かつ、外側領域R1に人物H1が存在する場合が例として示されている。かかる場合、表示制御部113は、前面D1に内側向けコンテンツC11を表示させ、背面D2に外側向けコンテンツC21を表示させてよい。図12を参照しながら説明したように、前面D1および背面D2それぞれに表示されるコンテンツは、かかる例に限定されない。
表示制御部113は、シャッタボタンの押下操作が検出された場合、前面D1に内側向けコンテンツC11および外側向けコンテンツC21とは異なる所定の画像を表示させてもよい。図14には、所定の画像の例として文字列C13が表示されているが、所定の画像は文字列C13に限定されない。また、図14に示した例では、文字列C13が現在日付と地名とを含んでいるが、文字列C13は、かかる例に限定されない。例えば、文字列C13は、イベント名を含んでもよい。
続いて、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方の表示を撮像用に変更する例において、端末20および表示制御装置10それぞれの動作例について説明する。まず、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方の表示を撮像用に変更する例において、端末20の動作例について説明する。
図15は、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方の表示を撮像用に変更する例に係る端末20の動作例を示すフローチャートである。図15に示すように、端末20は、ネットワーク931への接続を検出し(S21)、人物H1からカメラアプリの起動操作を検出すると、カメラアプリを起動させる(S22)。そして、端末20は、人物H1からシャッタボタンの押下操作を検出すると、ネットワーク931を介して、これから撮像が行われる旨を示す情報(以下、「撮像用モードon」とも言う。)を表示制御装置10に送信する(S24)。
そして、端末20は、所定時間が経過するまでは待機し(S25において「No」)、所定時間が経過すると(S25において「Yes」)、端末20が有する撮像機能によって撮像を行う(S26)。例えば、内側領域R0に存在する人物H0が端末20によって撮像される。端末20は、撮像が終わると、撮像が行われた旨を示す情報(以下、「撮像用モードoff」とも言う。)を表示制御装置10に送信する(S27)。
続いて、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方の表示を撮像用に変更する例において、表示制御装置10の動作例について説明する。
図16は、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方の表示を撮像用に変更する例に係る表示制御装置10の動作例を示すフローチャートである。図16に示すように、表示制御部113は、前面D1に映像を表示させるとともに、背面D2に映像を表示させる(S31)。前面D1に表示される映像は、上記した前面側コンテンツの例に該当し、背面D2に表示される映像は、上記した背面側コンテンツの例に該当する。
そして、表示制御部113は、通信部130によって撮像用モードonが受信されない場合には(S32において「No」)、S31に移行する。一方、表示制御部113は、通信部130によって撮像用モードonが受信された場合には(S32において「Yes」)、S33に移行する。
続いて、表示制御部113は、前面D1の映像および背面D2の映像を一時停止させる。あるいは、表示制御部113は、前面D1の映像の光量を調整する。あるいは、表示制御部113は、前面D1の映像のうち、人物H0に対応する領域の切り抜きを行う。あるいは、表示制御部113は、前面D1および背面D2の少なくともいずれか一方にメッセージを表示させる(S33)。メッセージは、上記した所定の画像の例に該当する。
そして、表示制御部113は、通信部130によって撮像用モードoffが受信されない場合には(S34において「No」)、S33に移行する。一方、表示制御部113は、通信部130によって撮像用モードoffが受信された場合には(S34において「Yes」)、S31に移行する。
以上、前面D1および背面D2それぞれの表示を撮像用に変更する例について説明した。
[1.4.ハードウェア構成例]
次に、図17を参照して、本開示の実施形態に係る表示制御装置10のハードウェア構成について説明する。図17は、本開示の実施形態に係る表示制御装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図17に示すように、表示制御装置10は、CPU(Central Processing unit)801、ROM(Read Only Memory)803、およびRAM(Random Access Memory)805を含む。また、表示制御装置10は、ホストバス807、ブリッジ809、外部バス811、インターフェース813、ストレージ装置819、ドライブ821、接続ポート823、通信装置825を含んでもよい。表示制御装置10は、CPU801に代えて、またはこれとともに、DSP(Digital Signal Processor)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)と呼ばれるような処理回路を有してもよい。
CPU801は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM803、RAM805、ストレージ装置819、またはリムーバブル記録媒体827に記録された各種プログラムに従って、表示制御装置10内の動作全般またはその一部を制御する。ROM803は、CPU801が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM805は、CPU801の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時的に記憶する。CPU801、ROM803、およびRAM805は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス807により相互に接続されている。さらに、ホストバス807は、ブリッジ809を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス811に接続されている。
ストレージ装置819は、表示制御装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置819は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。このストレージ装置819は、CPU801が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ821は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体827のためのリーダライタであり、表示制御装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ821は、装着されているリムーバブル記録媒体827に記録されている情報を読み出して、RAM805に出力する。また、ドライブ821は、装着されているリムーバブル記録媒体827に記録を書き込む。
接続ポート823は、機器を表示制御装置10に直接接続するためのポートである。接続ポート823は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System
Interface)ポートなどであり得る。また、接続ポート823は、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート823に外部接続機器829を接続することで、表示制御装置10と外部接続機器829との間で各種のデータが交換され得る。
通信装置825は、例えば、ネットワーク931に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置825は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどであり得る。また、通信装置825は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。通信装置825は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号などを送受信する。また、通信装置825に接続されるネットワーク931は、有線または無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などである。
<2.むすび>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、前面D1と背面D2との間の空間の内側領域R0に人物が存在するか否かに応じて、前面D1および背面D2それぞれの表示を制御する表示制御部113を備える、表示制御装置10が提供される。そうすれば、表示制御部113は、内側領域R0に人物が存在する場合に、その人物がより強くコンテンツに惹きつけられるようにコンテンツを提示することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏し得る。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する表示制御部を備える、
表示制御装置。
(2)
前記表示制御部は、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域との間の空間の外側領域に人物が存在するか否かにさらに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する、
前記(1)に記載の表示制御装置。
(3)
前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、当該人物の方向に応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する、
前記(1)または(2)に記載の表示制御装置。
(4)
前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、当該人物が前記第1の表示領域および前記第2の表示領域のいずれに向いているかに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する、
前記(3)に記載の表示制御装置。
(5)
前記表示制御部は、前記内側領域に複数の人物が存在する場合、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域のいずれに対して、より多くの人物が向いているかに基づいて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する、
前記(1)または(2)に記載の表示制御装置。
(6)
前記表示制御部は、前記内側領域に複数の人物が存在する場合、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域のいずれに対して、より多くの人物が向いているかに基づいて、操作対象の表示領域を決定する、
前記(1)または(2)に記載の表示制御装置。
(7)
前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、かつ、前記第2の表示領域にコンテンツが表示される場合、前記コンテンツのうち、前記内側領域に存在する人物による遮蔽領域が、前記第1の表示領域に表示されるよう制御する、
前記(1)または(2)に記載の表示制御装置。
(8)
前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、前記第2の表示領域のうち、前記内側領域に存在する人物による遮蔽領域に、所定のコンテンツが表示されるよう制御する、
前記(1)または(2)に記載の表示制御装置。
(9)
前記表示制御部は、前記第1の表示領域に第1のコンテンツが表示されるように制御するとともに、前記第2の表示領域に第2のコンテンツが表示されるように制御する、
前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(10)
前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、前記内側領域に存在する人物の位置に応じて、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツそれぞれのパラメータを制御する、
前記(9)に記載の表示制御装置。
(11)
前記パラメータは、ぼかし量および明るさの少なくともいずれか一方を含む、
前記(10)に記載の表示制御装置。
(12)
前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツそれぞれの動きを所定時間停止させる、
前記(9)〜(11)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(13)
前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1のコンテンツのうち、前記内側領域に存在する人物の輪郭に対応する領域の一部または全体を除去する、
前記(9)〜(11)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(14)
前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1のコンテンツの明るさを下げる、
前記(9)〜(11)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(15)
前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツが合成された合成コンテンツが前記第2の表示領域に表示されるよう制御する、
前記(9)〜(11)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(16)
前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域の少なくともいずれか一方に前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツとは異なる所定の画像が表示されるよう制御する、
前記(9)〜(11)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(17)
前記所定の操作は、撮像を行うアプリケーションの起動操作、撮像のためのシャッタボタンの押下操作、前記シャッタボタンの半押し操作およびこれから撮像が行われることを指示するための明示的な操作のいずれか一つを少なくとも含む、
前記(12)〜(16)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(18)
前記第1の表示領域には、透過型スクリーンが存在し、
前記第1の表示領域を通して前記第2の表示領域が視認可能である、
前記(1)〜(17)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(19)
プロセッサにより、第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御すること、
を含む、表示制御方法。
(20)
コンピュータを、
第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する表示制御部を備える、
表示制御装置として機能させるためのプログラム。
1 表示制御システム
10 表示制御装置
20 端末
30 プロジェクタ
40 センサ
110 制御部
111 データ取得部
112 判定部
113 表示制御部
120 記憶部
130 通信部
A11 人物の輪郭に対応する領域
C11,C12 内側向けコンテンツ
C13 文字列
C21 外側向けコンテンツ
C22 操作可能なコンテンツ
D1 第1の表示領域(前面)
D2 第2の表示領域(背面)
G0 撮像映像
H0〜H3 人物
J0 遮蔽領域
K0 複製領域
M0 文字列
R0 内側領域
R1 外側領域

Claims (20)

  1. 第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する表示制御部を備える、
    表示制御装置。
  2. 前記表示制御部は、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域との間の空間の外側領域に人物が存在するか否かにさらに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、当該人物の方向に応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、当該人物が前記第1の表示領域および前記第2の表示領域のいずれに向いているかに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する、
    請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記内側領域に複数の人物が存在する場合、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域のいずれに対して、より多くの人物が向いているかに基づいて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、前記内側領域に複数の人物が存在する場合、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域のいずれに対して、より多くの人物が向いているかに基づいて、操作対象の表示領域を決定する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、かつ、前記第2の表示領域にコンテンツが表示される場合、前記コンテンツのうち、前記内側領域に存在する人物による遮蔽領域が、前記第1の表示領域に表示されるよう制御する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、前記第2の表示領域のうち、前記内側領域に存在する人物による遮蔽領域に、所定のコンテンツが表示されるよう制御する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  9. 前記表示制御部は、前記第1の表示領域に第1のコンテンツが表示されるように制御するとともに、前記第2の表示領域に第2のコンテンツが表示されるように制御する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  10. 前記表示制御部は、前記内側領域に人物が存在する場合、前記内側領域に存在する人物の位置に応じて、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツそれぞれのパラメータを制御する、
    請求項9に記載の表示制御装置。
  11. 前記パラメータは、ぼかし量および明るさの少なくともいずれか一方を含む、
    請求項10に記載の表示制御装置。
  12. 前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツそれぞれの動きを所定時間停止させる、
    請求項9に記載の表示制御装置。
  13. 前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1のコンテンツのうち、前記内側領域に存在する人物の輪郭に対応する領域の一部または全体を除去する、
    請求項9に記載の表示制御装置。
  14. 前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1のコンテンツの明るさを下げる、
    請求項9に記載の表示制御装置。
  15. 前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツが合成された合成コンテンツが前記第2の表示領域に表示されるよう制御する、
    請求項9に記載の表示制御装置。
  16. 前記表示制御部は、撮像前になされる所定の操作が検出された場合、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域の少なくともいずれか一方に前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツとは異なる所定の画像が表示されるよう制御する、
    請求項9に記載の表示制御装置。
  17. 前記所定の操作は、撮像を行うアプリケーションの起動操作、撮像のためのシャッタボタンの押下操作、前記シャッタボタンの半押し操作およびこれから撮像が行われることを指示するための明示的な操作のいずれか一つを少なくとも含む、
    請求項12に記載の表示制御装置。
  18. 前記第1の表示領域には、透過型スクリーンが存在し、
    前記第1の表示領域を通して前記第2の表示領域が視認可能である、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  19. プロセッサにより、第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御すること、
    を含む、表示制御方法。
  20. コンピュータを、
    第1の表示領域と第2の表示領域との間の空間の内側領域に人物が存在するか否かに応じて、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域それぞれの表示を制御する表示制御部を備える、
    表示制御装置として機能させるためのプログラム。
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