JP2021069045A - 表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの眼精疲労や不快感をより低減する技術を提供する。【解決手段】本発明の表示制御装置は、VRコンテンツを表示部に表示するように制御する表示制御手段と、前記表示部に表示される前記VRコンテンツのコントラスト比または陰影の度合いを低くする画像処理を実行可能な画像処理手段と、前記画像処理手段を制御する制御手段と、を有し、前記VRコンテンツを見るユーザが第1の条件を満たさない場合に、前記制御手段は前記画像処理を行うように制御し、前記表示制御手段は前記VRコンテンツが表示されてから第1の時間が経過した場合に前記VRコンテンツを非表示にするように制御し、前記VRコンテンツを見るユーザが前記第1の条件を満たす場合に、前記制御手段は前記画像処理を行うように制御せず、前記表示制御手段は前記VRコンテンツが表示されてから前記第1の時間が経過しても前記VRコンテンツを非表示にするように制御しない。【選択図】図3

Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
近年、全方位画像、全天球画像といった、人間の視野角より広い範囲の画像を撮影することが可能な撮像装置が普及している。また、このような広い範囲の画像の一部を表示部に表示し、装置の姿勢変化に追従して表示部に表示する画像の範囲(表示範囲)を変更することで、没入感や臨場感の高い表示(VRビュー)を行う方法も知られている。しかし、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着して全方位画像、全天球画像などのVRコンテンツを視聴する場合、眼精疲労や不快感が生ずる可能性がある。
特許文献1では、ユーザの利き目情報に基づいて、左目用映像及び右目用映像のいずれかに対してコントラスト比を低減する処理を施す方法が開示されている。特許文献2では、ユーザの使用時間を管理し、休憩するべきタイミングに合わせてプッシュ通知型などを用いてメッセージを表示する方法が開示されている。
特開2012−165272号公報 特開2017−091423号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、利き目を含む両目の負荷を軽減できない可能性がある。また、特許文献2に開示された技術では、ユーザがメッセージを無視して使用を続けた場合に、ユーザの眼精疲労や不快感が生ずる可能性がある。
そこで、本発明は、ユーザの眼精疲労や不快感をより低減する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、
VRコンテンツを表示部に表示するように制御する表示制御手段と、
前記表示部に表示される前記VRコンテンツのコントラスト比または陰影の度合いを低くする画像処理を実行可能な画像処理手段と、
前記画像処理手段を制御する制御手段と、
を有し、
前記VRコンテンツを見るユーザが第1の条件を満たさない場合に、
前記制御手段は、前記画像処理を行うように制御し、
前記表示制御手段は、前記VRコンテンツが表示されてから第1の時間が経過した場合に前記VRコンテンツを非表示にするように制御し、
前記VRコンテンツを見るユーザが前記第1の条件を満たす場合に、
前記制御手段は、前記画像処理を行うように制御せず、
前記表示制御手段は、前記VRコンテンツが表示されてから前記第1の時間が経過しても前記VRコンテンツを非表示にするように制御しない、
ことを特徴とする表示制御装置である。
本発明によれば、ユーザの眼精疲労や不快感をより低減することができる。
実施形態に係るデジタルカメラの外観図および機能ブロック図である。 実施形態に係る表示制御装置の外観図および機能ブロック図である。 実施形態に係る表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態1に係る加工処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態1に係る時間計測処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るコントラスト調整の一例を示す図である。 実施形態に係る陰影調整の一例を示す図である。 使用制限時間の設定画面の一例を示す図である。 実施形態2に係る加工処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態2に係る時間計測処理の一例を示すフローチャートである。
(実施形態1)
<全体構成>
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。図1Aは、デジタルカメラ100(撮像装置)の前面斜視図(外観図)である。図1Bは、デジタルカメラ100の背面斜視図(外観図)である。デジタルカメラ100は、全方位画像(全天球画像)を撮影するためのカメラ(全方位カメラ;全天球カメラ)である。
バリア102aは、デジタルカメラ100の前方を撮影範囲とした前方カメラ部のための保護窓である。前方カメラ部は、例えば、デジタルカメラ100の前側の上下左右180度以上の広範囲を撮影範囲とする広角カメラ部である。バリア102bは、デジタルカメラ100の後方を撮影範囲とした後方カメラ部のための保護窓である。後方カメラ部は、例えば、デジタルカメラ100の後ろ側の上下左右180度以上の広範囲を撮影範囲とする広角カメラ部である。
表示部28は画像や各種情報を表示する。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部(操作部材)である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。接続I/F25は、接続ケーブルをデジタルカメラ100に接続するためのコネクタであり、接続ケーブルを用いて、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、テレビジョン装置などの外部装置がデジタルカメラ100に接続される。操作部70は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、ダイヤル、タッチセンサー等である。電源スイッチ72は、電源のオン/オフを切り替えるための押しボタンである。
発光部(発光部材)21は、発光ダイオード(LED)などであり、デジタルカメラ100の各種状態を発光パターンや発光色によってユーザに通知する。固定部40は、例えば三脚ネジ穴であり、三脚などの固定器具でデジタルカメラ100を固定して設置するために使用される。
図1Cは、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
バリア102aは、前方カメラ部の撮像系(撮影レンズ103a、シャッター101a、撮像部22a等)を覆うことにより、当該撮像系の汚れや破損を防止する。撮影レンズ103aは、ズームレンズやフォーカスレンズを含むレンズ群であり、広角レンズである。シャッター101aは、撮像部22aへの被写体光の入射量を調整する絞り機能を有するシャッターである。撮像部22aは、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素
子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23aは、撮像部22aから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。なお、バリア102aを設けずに、撮影レンズ103aの外面が露出し、撮影レンズ103aによって他の撮像系(シャッター101aや撮像部22a)の汚れや破損を防止してもよい。
バリア102bは、後方カメラ部の撮像系(撮影レンズ103b、シャッター101b、撮像部22b等)を覆うことにより、当該撮像系の汚れや破損を防止する。撮影レンズ103bは、ズームレンズやフォーカスレンズを含むレンズ群であり、広角レンズである。シャッター101bは、撮像部22bへの被写体光の入射量を調整する絞り機能を有するシャッターである。撮像部22bは、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23bは、撮像部22bから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。なお、バリア102bを設けずに、撮影レンズ103bの外面が露出し、撮影レンズ103bによって他の撮像系(シャッター101bや撮像部22b)の汚れや破損を防止してもよい。
撮像部22aと撮像部22bにより、VR(Virtual Reality)画像が撮像される。VR画像とは、VR表示をすることのできる画像であるものとする。VR画像には、全方位カメラ(全天球カメラ)で撮像した全方位画像(全天球画像)や、表示部に一度に表示できる表示範囲より広い映像範囲(有効映像範囲)を持つパノラマ画像などが含まれるものとする。VR画像には、静止画だけでなく、動画やライブビュー画像(カメラからほぼリアルタイムで取得した画像)も含まれる。VR画像は、最大で上下方向(垂直角度、天頂からの角度、仰角、俯角、高度角)360度、左右方向(水平角度、方位角度)360度の視野分の映像範囲(有効映像範囲)を持つ。
また、VR画像は、上下360度未満、左右360度未満であっても、通常のカメラで撮影可能な画角よりも広い広範な画角(視野範囲)、あるいは、表示部に一度に表示できる表示範囲より広い映像範囲(有効映像範囲)を持つ画像も含むものとする。例えば、左右方向(水平角度、方位角度)360度、天頂(zenith)を中心とした垂直角度210度の視野分(画角分)の被写体を撮影可能な全天球カメラで撮影された画像はVR画像の一種である。また、例えば、左右方向(水平角度、方位角度)180度、水平方向を中心とした垂直角度180度の視野分(画角分)の被写体を撮影可能なカメラで撮影された画像はVR画像の一種である。即ち、上下方向と左右方向にそれぞれ160度(±80度)以上の視野分の映像範囲を有しており、人間が一度に視認できる範囲よりも広い映像範囲を有している画像はVR画像の一種である。
このVR画像をVR表示(表示モード:「VRビュー」で表示)すると、左右回転方向に表示装置(VR画像を表示する表示装置)の姿勢を変化させることで、左右方向(水平回転方向)には継ぎ目のない全方位の映像を視聴することができる。上下方向(垂直回転方向)には、真上(天頂)から見て±105度の範囲では継ぎ目のない全方位の映像を視聴することができるが、真上から105度を超える範囲は映像が存在しないブランク領域となる。VR画像は、「映像範囲が仮想空間(VR空間)の少なくとも一部である画像」とも言える。
VR表示(VRビュー)とは、VR画像のうち、表示装置の姿勢に応じた一部の視野範囲(表示範囲;表示領域)の映像を表示する、表示範囲を変更可能な表示方法(表示モード)である。表示装置であるヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着して視聴する場合には、ユーザの顔の向きに応じた視野範囲の映像を表示することになる。例えば、VR画像のうち、ある時点で左右方向に0度(特定の方位、例えば北)、上下方向に90度(天頂から90度、すなわち水平)を中心とした視野角(画角)の映像を表示しているものとする。この状態から、表示装置の姿勢を表裏反転させると(例えば、表示面を南向き
から北向きに変更すると)、同じVR画像のうち、左右方向に180度(逆の方位、例えば南)、上下方向に90度(水平)を中心とした視野角の映像に、表示範囲が変更される。ユーザがHMDを視聴している場合で言えば、ユーザが顔を北から南に向ければ(すなわち後ろを向けば)、HMDに表示される映像も北の映像から南の映像に変わるということである。このようなVR表示によって、ユーザに、視覚的にあたかもVR画像内(VR空間内)のその場にいるような感覚を提供することができる。VRゴーグル(ヘッドマウントアダプタ)に装着されたスマートフォンは、HMDの一種と言える。
なお、VR画像の表示方法は上記に限るものではない。姿勢変化ではなく、タッチパネルや方向ボタンなどに対するユーザ操作に応じて、表示範囲を移動(スクロール)させてもよい。VR表示時(VRビューモード時)において、姿勢変化に応じて表示範囲を変更する処理と、タッチパネルへのタッチムーブ操作やマウスなどの操作部材に対するドラッグ操作に応じて表示範囲を変更する処理との両方が行われるようにしてもよい。
画像処理部24は、A/D変換器23aやA/D変換器23bからのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の処理(画素補間、縮小といったリサイズ処理、色変換処理など)を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御部50は、画像処理部24により得られた演算結果に基づいて露光制御や測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等が行われる。画像処理部24は更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。また、画像処理部24は、A/D変換器23aとA/D変換器23bにより得られた2つの画像(魚眼画像)に基本的な画像処理を施し、基本的な画像処理が施された2つの画像を合成する繋ぎ画像処理を行うことで、単一のVR画像を生成する。また、画像処理部24は、ライブビューでのVR表示時、あるいは再生時に、VR画像をVR表示するための画像切り出し処理、拡大処理、歪み補正等を行い、メモリ32における所定の記憶領域に処理結果を描画するレンダリングを行う。
繋ぎ画像処理では、画像処理部24は、2つの画像の一方を基準画像、他方を比較画像として用いて、パターンマッチング処理によりエリア毎に基準画像と比較画像のずれ量を算出し、エリア毎のずれ量に基づいて、2つの画像を繋ぐ繋ぎ位置を検出する。そして、画像処理部24は、検出した繋ぎ位置と各光学系のレンズ特性とを考慮して、幾何学変換により各画像の歪みを補正する。これにより、各画像が全天球形式の画像に変換される。そして、画像処理部24は、全天球形式の2つの画像を合成(ブレンド)することで、1つの全天球画像(VR画像)を生成する。生成された全天球画像は、例えば正距円筒図法を用いた画像であり、全天球画像の各画素の位置は球体(VR空間)の表面の座標と対応づけることができる。
A/D変換器23a,23bからの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22a,22bによって得られA/D変換器23a,23bによりデジタルデータに変換された画像データや、接続I/F25から外部の表示装置に出力するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。メモリ32に格納されている画像表示用のデータは、接続I/F25から外部の表示装置に出力することが可能である。撮像部22a,22bで撮像され、画像処理部24で生成されたVR画像であって、メモリ32に蓄積されたVR画像を外部の表示装置に逐次転送して表示する
ことで、電子ビューファインダとしての機能が実現でき、ライブビュー表示(LV表示)が実現できる。以下、ライブビュー表示で表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。同様に、メモリ32に蓄積されたVR画像を、通信部54を介して無線接続された外部装置(スマートフォンなど)に逐次転送して表示することでもライブビュー表示(リモートLV表示)が実現できる。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等である。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記録される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのコンピュータプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路を有する制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52は例えばRAMであり、システム制御部50は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等をシステムメモリ52に展開する。また、システム制御部50は、メモリ32、画像処理部24、メモリ制御部15等を制御することにより表示制御も行う。システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70、及び、電源スイッチ72は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するために使用される。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード、通信接続モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り替えた後に、表示部28に表示された複数のモードのいずれかに、他の操作部材を用いて選択的に切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
シャッターボタン61は、第1シャッタースイッチ62と第2シャッタースイッチ64を備える。第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22a,22bからの信号読み出しから記録媒体150に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
なお、シャッターボタン61は全押しと半押しの2段階の操作ができる操作部材に限るものではなく、1段階の押下だけができる操作部材であってもよい。その場合は、1段階の押下によって撮影準備動作と撮影処理が連続して行われる。これは、半押しと全押しが可能なシャッターボタンを全押しした場合(第1シャッタースイッチ信号SW1と第2シャッタースイッチ信号SW2とがほぼ同時に発生した場合)と同じ動作である。
操作部70は、表示部28に表示される種々の機能アイコンや選択肢を選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン、INFOボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面を見ながら操作部70を操作することで、直感的に各種設定を行うことができる。
電源スイッチ72は、電源のオン/オフを切り替えるための押しボタンである。電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体150を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリーカードやハードディスク等の記録媒体150とのインターフェースである。記録媒体150は、撮影された画像を記録するためのメモリーカード等の記録媒体であり、半導体メモリや光ディスク、磁気ディスク等から構成される。記録媒体150は、デジタルカメラ100に対して着脱可能な交換記録媒体であってもよいし、デジタルカメラ100に内蔵された記録媒体であってもよい。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続された外部装置との間で、映像信号や音声信号等の送受信を行う。通信部54は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットに接続可能であり、ネットワークを介して、ネットワーク上の外部装置(サーバ等)とも通信可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部装置と通信可能である。通信部54は撮像部22a,22bで撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体150に記録された画像を送信可能であり、外部装置から画像やその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22a,22bで撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。また、撮像部22a,22bで撮影された画像が、ヨー方向、ピッチ方向、ロール方向などの回転方向にデジタルカメラ100を傾けて撮影された画像であるかを判別可能であり、その傾き量も判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22a,22bで撮像されたVR画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転(傾き補正するように画像の向きを調整)して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55として、加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、方位センサー、高度センサーなどの複数のセンサーのうちの1つ以上の組み合わせを用いることができる。姿勢検知部55を構成する加速度センサー、ジャイロセンサー、方位角センサーなどを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
マイクロフォン20は、動画であるVR画像(VR動画)の音声として記録されるデジタルカメラ100の周囲の音声を集音する。接続I/F25は、外部装置と接続して映像の送受信を行うためにHDMI(登録商標)ケーブルやUSBケーブルなどが接続される接続プラグである。
図2Aは、本実施形態に係る電子機器の一例である表示制御装置200の外観図である。表示制御装置200は、スマートフォンなどを用いて構成可能なものである。表示部205は画像や各種情報を表示する。表示部205はタッチパネル206aと一体的に構成されており、表示部205の表示面へのタッチ操作を検出できるようになっている。表示制御装置200は、デジタルカメラ100等で生成されたVR画像(VRコンテンツ)を表示部205においてVR表示することが可能である。操作部206bは表示制御装置200の電源のオンとオフを切り替える操作を受け付ける電源ボタンである。操作部206cと操作部206dは音声出力部222から出力する音声のボリュームを増減するボリュームボタンである。操作部206eは、表示部205にホーム画面を表示させるためのホームボタンである。音声出力端子212aはイヤホンジャックであり、イヤホンや外部スピーカーなどに音声信号を出力するための端子である。スピーカー212bは音声を出力する本体内蔵スピーカーである。
図2Bは、表示制御装置200の構成例を示すブロック図である。内部バス250に対してCPU201、メモリ202、不揮発性メモリ203、画像処理部204、表示部205、操作部206、記録媒体I/F207、外部I/F209、及び、通信I/F210が接続されている。また、内部バス250に対して音声出力部212と姿勢検出部213も接続されている。内部バス250に接続される各部は、内部バス250を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
CPU201は、表示制御装置200の全体を制御する制御部であり、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路からなる。メモリ202は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリなど)からなる。CPU201は、例えば不揮発性メモリ203に格納されるプログラムに従い、メモリ202をワークメモリとして用いて、表示制御装置200の各部を制御する。不揮発性メモリ203には、画像データや音声データ、その他のデータ、CPU201が動作するための各種プログラムなどが格納される。不揮発性メモリ203は例えばフラッシュメモリやROMなどで構成される。
画像処理部204は、CPU201の制御に基づいて、不揮発性メモリ203や記録媒体208に格納された画像や、外部I/F209を介して取得した画像信号、通信I/F210を介して取得した画像などに対して各種画像処理を施す。画像処理部204が行う画像処理には、A/D変換処理、D/A変換処理、画像データの符号化処理、圧縮処理、デコード処理、拡大/縮小処理(リサイズ)、ノイズ低減処理、色変換処理などが含まれる。また、全方位画像あるいは全方位ではないにせよ広範囲のデータを有する広範囲画像であるVR画像のパノラマ展開やマッピング処理、変換などの各種画像処理も行う。画像処理部204は特定の画像処理を施すための専用の回路ブロックで構成してもよい。また、画像処理の種別によっては画像処理部204を用いずにCPU201がプログラムに従って画像処理を施すことも可能である。
表示部205は、CPU201の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical
User Interface)を構成するGUI画面などを表示する。CPU201は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、表示部205に表示するための画像信号を生成して表示部205に出力するように表示制御装置200の各部を制御する。表示部205は生成された画像信号に基づいて画像を表示する。なお、本実施形態に係る電子機器自体が備える構成としては表示部205に表示させるための画像信号を出力するためのインターフェースまでとし、表示部205は外付けのモニタ(テレビジョン装置やHMDなど)で構成してもよい。
操作部206は、キーボードなどの文字情報入力デバイスや、マウスやタッチパネルと
いったポインティングデバイス、ボタン、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサー、タッチパッドなどを含む、ユーザ操作を受け付けるための入力デバイスである。本実施形態では、操作部206は、タッチパネル206a、操作部206b,206c,206d,206eを含む。
記録媒体I/F207には、メモリーカードやCD、DVDといった記録媒体208が着脱可能である。記録媒体I/F207は、CPU201の制御に基づき、装着された記録媒体208からのデータの読み出しや、記録媒体208に対するデータの書き込みを行う。例えば、記録媒体208として、デジタルカメラ100で生成された全天球画像が記録された記録媒体150を装着することが可能である。この場合は、記録媒体208からVR画像の画像信号を読み出して表示部205に表示することができる。外部I/F209は、外部装置と有線ケーブルや無線によって接続し、映像信号や音声信号の入出力を行うためのインターフェースである。通信I/F210は、外部装置やインターネット211などと通信して、ファイルやコマンドなどの各種データの送受信を行うためのインターフェースである。
音声出力部212は、動画や音楽データの音声や、操作音、着信音、各種通知音などを出力する。音声出力部212には、イヤホンなどを接続する音声出力端子212aと、スピーカー212bとが含まれるものとするが、音声出力部212は無線通信などで音声出力を行ってもよい。
姿勢検出部213は、重力方向に対する表示制御装置200の姿勢を検出する。姿勢検出部213で検知された姿勢に基づいて、表示制御装置200が横に保持されているか、縦に保持されているか、上に向けられたか、下に向けられたか、斜めの姿勢になったかなどを判別可能である。また、ヨー方向、ピッチ方向、ロール方向などの回転方向における表示制御装置200の傾きの有無や大きさ、当該回転方向に表示制御装置200が回転したかなどを判別可能である。姿勢検出部213として、加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、方位センサー、高度センサーなどの複数のセンサーのうちの1つ以上の組み合わせを用いることができる。なお、本実施形態に係る電子機器が表示装置とは別体の装置である場合(表示部205が外付けのモニタである場合)には、姿勢検出部213は、電子機器でなく、表示装置に設けられていてもよい。
上述したように、操作部206にはタッチパネル206aが含まれる。タッチパネル206aは、表示部205に重ね合わせて平面的に構成され、接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。CPU201はタッチパネル206aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル206aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル206aにタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)
・タッチパネル206aを指やペンがタッチしている状態(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)
・指やペンがタッチパネル206aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)
・タッチパネル206aへタッチしていた指やペンがタッチパネル206aから離れたこと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)
・タッチパネル206aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが
検出された場合も、同時にタッチオンが検出される。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出されると、タッチオフが検出される。
これらの操作・状態や、タッチパネル206a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてCPU201に通知され、CPU201は通知された情報に基づいてタッチパネル206a上にどのような操作(タッチ操作)が行われたかを判断する。タッチムーブについてはタッチパネル206a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル206a上の垂直成分・水平成分毎に判断できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行われたと判断するものとする。
タッチパネル206a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル206a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行われたと判断できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判断できる)。
更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。タッチパネル206aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いてもよい。タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい。
図2Cは、表示制御装置200を装着可能なVRゴーグル(ヘッドマウントアダプター)230の外観図である。表示制御装置200は、VRゴーグル230に装着することで、ヘッドマウントディスプレイとして使用することも可能である。挿入口231は、表示制御装置200を差し込むための挿入口である。表示部205の表示面を、VRゴーグル230をユーザの頭部に固定するためのヘッドバンド232側(すなわちユーザ側)に向けて表示制御装置200の全体をVRゴーグル230差し込むことができる。ユーザは、表示制御装置200が装着されたVRゴーグル230を頭部に装着した状態で、手で表示制御装置200を保持することなく、表示部205を視認することができる。この場合は、ユーザが頭部または体全体を動かすと、表示制御装置200の姿勢も変化する。姿勢検出部213はこの時の表示制御装置200の姿勢変化を検出し、この姿勢変化に基づいてCPU201がVR表示のための処理を行う。この場合に、姿勢検出部213が表示制御装置200の姿勢を検出することは、ユーザの頭部の姿勢(ユーザの視線が向いている方向)を検出することと同等である。
<処理内容>
図3は、本実施形態に係る表示処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、不揮発性メモリ203に記録されたプログラムをメモリ202に展開してCPU201が実行することで実現する。なお、この処理は、表示制御装置200に電源が入り、CPU201がフラグや制御変数等を初期化すると開始する。
S301で、CPU201は、VRコンテンツを取得する。本実施形態では、CPU201は、記憶媒体208からVRコンテンツを読み込むものとするが、VRコンテンツの取得元は特に限定されない。例えば、CPU201は、通信I/F210を介して、表示
制御装置200とは別体の装置からVRコンテンツを取得してもよい。
また、CPU201は、有効映像範囲(映像範囲)を示す情報を取得する。有効映像範囲を示す情報とは、VRコンテンツが、上下方向、左右方向におけるどの範囲に有効な映像範囲を有しているかを示す情報である。有効映像範囲を示す情報は、VRコンテンツの属性情報として付帯されているものとする。なお、有効映像範囲を示す情報は、VRコンテンツの有効な映像範囲を特定できる情報であればよく、例えば、画角、視野角、方位角、仰角、左右の画素数、位置情報(座標など)であってもよい。また、有効映像範囲を示す情報は、VRコンテンツ(VR画像)を撮像したカメラの機種情報(機種を特定することで撮影可能な範囲を特定する場合)や撮影時のズームの情報等でもよい。CPU201は、有効映像範囲を示す情報を取得すると、当該有効映像範囲に基づいて無効な映像範囲(無効映像範囲;非映像範囲)も特定(算出)する。なお、CPU201は、VRコンテンツの属性情報から無効映像範囲を示す情報を取得し、当該無効映像範囲に基づいて有効映像範囲を算出してもよいし、有効映像範囲を示す情報と無効映像範囲を示す情報の双方をVRコンテンツの属性情報から取得してもよい。
S302で、CPU201は、VRコンテンツに対してコントラスト比または陰影効果を調整するための加工処理を実施する。加工処理の詳細は、図4を用いて後述する。なお、CPU201は、表示部205に表示されるVRコンテンツのコントラスト比または陰影の度合いを低くする画像処理を実行可能な画像処理部であると捉えることもできる。
S303で、CPU201は、時間計測処理を実施する。時間計測処理の詳細は、図5を用いて後述する。
S304で、CPU201は、VRコンテンツのVR表示(VRビュー、表示モード:「VRビュー」で表示)が禁止であるか否かを判断する。VR表示が禁止の場合はS306に進み、そうでない場合はS305に進む。本実施形態では、時間計測処理において、VR表示を禁止にしたり、VR表示の禁止を解除したりすることができる。
S305で、CPU201は、VRコンテンツの表示(VR表示)を行う。VRコンテンツ(VR画像)は、例えば正距円筒図法を用いた画像であり、VR画像の各画素の位置は球体(VR空間)の表面の座標と対応づけることができる。CPU201は、VR画像を球体にマッピングし、一部を切り出して表示する。すなわち、S305で表示される画像はVRコンテンツの一部を切り出して拡大した画像であり、かつ、VR画像の歪みを除去(あるいは低減)した画像である。
S306で、CPU201は、VRコンテンツを非表示にする。本実施形態では、CPU201は、時間計測処理で、VR表示が禁止になった場合に、VRコンテンツを非表示にする。
S307で、CPU201は、表示装置の姿勢に変化があったか否かを判断する。表示装置の姿勢に変化が合った場合はS308に進み、そうでない場合はS309に進む。表示装置の姿勢は、姿勢検出部213によって検出される。
S308で、CPU201は、表示装置の姿勢に応じて表示範囲を変更する。
S309で、CPU201は、VRコンテンツを切り替える情報(指示)が入力されたか否かを判断する。VRコンテンツを切り替える情報が入力された場合はS310に進み、そうでない場合はS312に進む。例えば、CPU201は、ユーザからVRコンテンツを切り替えるための操作を受け付けた場合に、VRコンテンツを切り替える情報が入力
されたと判断する。
S310で、CPU201は、表示装置に表示する対象のVRコンテンツを切り替える。具体的には、CPU201は、記憶媒体208または別体の装置からVRコンテンツを読み込む。そして、CPU201は、表示装置に表示する対象のVRコンテンツを、S301で取得したVRコンテンツから、読み込んだVRコンテンツに切り替える。
S311は、S302と同様の処理のため、説明を省略する。
S312で、CPU201は、本処理フローを終了する指示があったか否かを判断する。本処理フローを終了する指示があった場合は本処理フローを終了し、そうでない場合はS303に進む。本処理フローを終了する指示があった場合とは、例えば、ユーザによって操作部206eに対する操作が行われた場合である。
≪加工処理(S302,S311)≫
図4は、本実施形態に係る加工処理(S302,S311)の一例を示すフローチャートである。
S401で、CPU201は、ユーザの年齢が所定の値Th1(第1の値)以上であるか否かを判断する。所定の値Th1以上である場合は加工処理を終了し、そうでない場合はS402に進む。なお、CPU201は、VRコンテンツを見るユーザが所定の条件(第1の条件)を満たすか否かを判断していると捉えることもできる。なお、所定の条件は年齢に限定されず、ユーザの視力または過去の使用状況等でもよい。
S402で、CPU201は、表示対象のVRコンテンツが動画であるか否かを判断する。動画である場合はS405に進み、動画でない場合はS403に進む。本実施形態では、動画でない場合とは、VRコンテンツが静止画である場合とする。
S403で、CPU201は、表示対象のVRコンテンツに対して、コントラスト比の調整を行う。本実施形態では、コントラスト比の調整とは、VRコンテンツの輝度のダイナミックレンジを狭くして、コントラスト比を低くする処理である。なお、コントラスト比を低くする処理には、既存の種々の手法を適用することができる。ここで、左目用画像と右目用画像で構成される二眼用VRコンテンツである場合は、CPU201は、左目用VRコンテンツおよび右目用VRコンテンツのそれぞれの画像に対してコントラスト比の調整を行う。
S404で、CPU201は、VRコンテンツに対して、陰影効果の調整を行う。本実施形態では、陰影効果の調整とは、陰影の度合いを低くする(例えば、陰影を非表示にする)処理である。なお、陰影の度合いを低くする処理には、既存の種々の手法を適用することができる。ここで、左目用画像と右目用画像で構成される二眼用VRコンテンツである場合は、CPU201は、左目用VRコンテンツおよび右目用VRコンテンツのそれぞれの画像に対して陰影効果の調整を行う。
S405で、CPU201は、VRコンテンツのフレームを取得する。本実施形態では、表示対象のVRコンテンツに対して最初に本処理を行う場合には、CPU201は、表示対象のVRコンテンツの最初のフレームを取得する。
S406,S407は、それぞれS403,S404と同様の処理のため説明を省略する。
S408で、CPU201は、S405で取得したフレームの次のフレームが存在するか否かを判断する。次のフレームが存在する場合はS409に進み、そうでない場合は加工処理を終了する。
S409で、CPU201は、S405で取得する対象のフレームを1フレーム進めた状態にする。これにより、S409の後にS405で、CPU201は、前回取得したフレームの次のフレームを取得することができる。
≪時間計測処理(S303)≫
図5は、本実施形態に係る時間計測処理(S303)の一例を示すフローチャートである。
S501で、CPU201は、ユーザの年齢が所定の値Th1以上であるか否かを判断する。所定の値Th1以上である場合は時間計測処理を終了し、そうでない場合はS502に進む。なお、CPU201は、VRコンテンツを見るユーザが所定の条件(第1の条件)を満たすか否かを判断していると捉えることもできる。
S502で、CPU201は、禁止時刻が設定されているか否かを判断する。禁止時刻が設定されている場合はS503に進み、そうでない場合はS505に進む。ここで、禁止時刻とは、後述するS510で取得される時刻であり、VR表示を禁止した時点での時刻を示す情報である。禁止時刻は、例えば、年/月/日/時/分/秒の情報を持つ時刻情報である。
S503で、CPU201は、禁止時刻から一定時間(第2の時間)経過したか否かを判断する。禁止時刻から一定時間経過した場合はS504に進み、そうでない場合は加工処理を終了する。ここで、一定時間は、表示制御装置200の内部に予め保持されている時間情報であってもよいし、ユーザによって事前に設定された時間情報でもよい。一定時間は、例えば、時間/分/秒の情報を持つ時間情報である。
S506で、CPU201は、VR表示を禁止する設定を解除する。CPU201は、VR表示を禁止する設定を解除することにより、後続のS305でVRコンテンツを表示する。これにより、ユーザはVR表示でVRコンテンツを視聴することができるようになる。なお、CPU201は、S506においてVR表示を禁止する設定を解除するための禁止解除信号をディスプレイ205に伝送し、ディスプレイ205のVR表示を開始してもよい。
S505で、CPU201は、VR表示中か否かを判断する。VR表示中の場合はS506に進み、そうでない場合は時間計測処理を終了する。
S506で、CPU201は、計測時間をカウントする。ここで、計測時間とは、VR表示を開始または再開(禁止解除)してから経過した時間である。
S507で、CPU201は、S506でカウントした計測時間を取得する。
S508で、CPU201は、S507で取得した計測時間が使用制限時間(第1の時間)以上であるか否かを判断する。計測時間が使用制限時間以上である場合はS509に進み、そうでない場合は時間計測処理を終了する。本実施形態では、使用制限時間はユーザによってあらかじめ設定されるものとする。使用制限時間の設定方法については、図8を用いて後述する。
S509で、CPU201は、VR表示を禁止する設定を行う。CPU201は、VR表示を禁止する設定を行うことにより、後続のS306でVRコンテンツを非表示にする。これにより、ユーザはVR表示でVRコンテンツを視聴することができなくなる。なお、CPU201は、S509においてVR表示を禁止するための信号をディスプレイ205に伝送し、ディスプレイ205のVR表示を停止してもよい。
S510で、CPU201は、S509でVR表示を禁止した時刻を取得して、禁止時刻として保持する。CPU201は、禁止時刻から一定時間経過するまで当該禁止時刻を保持する。
<表示例>
図6A,6Bは、本実施形態に係るコントラスト比の調整前後のVR表示の一例を示す図である。図6Aは、本実施形態に係るコントラスト比の調整が実行されていないVRコンテンツの表示例を示す図である。VRコンテンツ表示画面601は、VRコンテンツを表示するための表示画面である。ここで、VRコンテンツ表示画面601に表示されるVRコンテンツは単眼用VRコンテンツでもよいし、左目用画像と右目用画像で構成される二眼用VRコンテンツでもよい。以降の説明では、二眼用VRコンテンツが表示される例について説明する。左目用VRコンテンツ602は、コントラスト比の調整が実行されていない左目用VRコンテンツである。右目用VRコンテンツ603は、コントラスト比の調整が実行されていない右目用VRコンテンツである。
図6Bは、本実施形態に係るコントラスト比の調整が実行された二眼用VRコンテンツの表示例を示す図である。VRコンテンツ表示画面604は、VRコンテンツ表示画面601と同様の構成要素なので説明を省略する。左目用VRコンテンツ605は、左目用VRコンテンツ602に対して、コントラスト比の調整が実行された左目用VRコンテンツである。右目用VRコンテンツ606は、右目用VRコンテンツ603に対して、コントラスト比の調整が実行された右目用VRコンテンツである。
図6Aに示す左目用VRコンテンツ602および右目用VRコンテンツ603では、コントラスト比が高いため立体感をより感じやすいが、このようなコントラスト比が高いコンテンツではユーザの眼精疲労や不快感が生じやすい。そのため、本実施形態では、図6Bに示すように、コンテンツのコントラスト比を低くすることによって、ユーザの眼精疲労や不快感を低減している。
図7A,7Bは、本実施形態に係る陰影効果の調整前後のVR表示の一例を示す図である。図7Aは、本実施形態に係る陰影効果の調整が実行されていないVRコンテンツの表示例を示す図である。VRコンテンツ表示画面701は、VRコンテンツ表示画面601と同様の構成要素なので説明を省略する。左目用VRコンテンツ702は、陰影効果調整が実行されていない左目用VRコンテンツである。右目用VRコンテンツ703は、陰影効果調整が実行されていない左目用VRコンテンツである。
図7Bは、本実施形態に係る陰影効果の調整が実行されたVRコンテンツの表示画面例を示す模式図を示す。VRコンテンツ表示画面704は、VRコンテンツ表示画面601と同様の構成要素なので説明を省略する。左目用VRコンテンツ705は、左目用VRコンテンツ702に陰影効果の調整が実行された左目用VRコンテンツである。右目用VRコンテンツ706は、右目用VRコンテンツ703に陰影効果の調整が実行された左目用VRコンテンツである。
図7Aに示す左目用VRコンテンツ702および右目用VRコンテンツ703では、陰影の度合いが高いため立体感をより感じやすいが、このような陰影の度合いが高いコンテ
ンツではユーザの眼精疲労や不快感が生じやすい。そのため、本実施形態では、図7Bに示すように、コンテンツの陰影の度合いを低くすることによって、ユーザの眼精疲労や不快感を低減している。
本実施形態では、ユーザの年齢に応じて、コントラスト比または陰影の度合いを調整しているが、これは、視覚の発達期にあるユーザ(年齢が低いユーザ)は、眼精疲労や不快感が生じやすく、当該ユーザの目の成長に悪い影響を与えるおそれがあるためである。
<設定画面>
図8は、本実施形態に係る使用制限時間の設定画面の一例を示す図である。画面801は、使用制限時間を設定するための設定画面である。画面801には、チェックボックス802〜807、テキストボックス808、使用制限時間の選択肢809〜814(例えば、15分〜120分)、戻るボタン815、決定ボタン816等が表示される。図8に示す例では、使用制限時間が15分である選択肢809に対応するチェックボックス802が選択されている。ユーザはチェックボックス802〜807のうちいずれかを選択して、決定ボタン816を押下することで、選択したチェックボックス802〜807にそれぞれ対応した使用制限時間を設定することが可能である。また、ユーザは、テキストボックス808を選択肢809〜814にいずれかに合わせて値を入力することで、選択肢809〜814に対応する時間を変更することができる。戻るボタン815は、画面801を終了させるためのボタンである。決定ボタン816は、選択した時間を使用制限時間として設定するためのボタンである。なお、使用制限時間の候補は一例であり、特に限定されない。また、使用制限時間は、選択肢を用いずに、ユーザによって直接入力されることにより設定されてもよい。
<本実施形態の有利な効果>
以上のように、ユーザの使用時間を管理し、人間の視覚特性を考慮してVR画像の表示を異ならせることによって、ユーザの眼精疲労や不快感をより低減することができる。
(実施形態2)
上述の実施形態では、ユーザの年齢が所定の値Th1以上であるか否かに応じて、加工処理および時間計測処理を行うか否かを判断する例について説明した。本実施形態では、VRコンテンツに応じて加工処理を行うか否かを判断する例について説明する。また、本実施形態では、ユーザの年齢に関係なく時間計測処理を行う例について説明する。なお、本実施形態に係る表示処理において、加工処理(S302,S311)および時間計測処理(S303)以外の処理については、上述の図3と同様のため、説明を省略する。
≪加工処理(S302,S311)≫
図9は、本実施形態に係る加工処理(S302,S311)の一例を示すフローチャートである。
S901で、CPU201は、S402と同様に、表示対象のVRコンテンツが動画であるか否かを判断する。表示対象のVRコンテンツが動画である場合はS912に進み、そうでない場合はS902に進む。
S902で、CPU201は、表示対象のVRコンテンツのコントラスト比を取得する。
S903で、CPU201は、S902で取得したコントラスト比が閾値Th2(第2の値)以上であるか否かを判断する。コントラスト比が閾値Th2以上である場合はS904に進み、そうでない場合はS905に進む。なお、CPU201は、VRコンテンツ
が所定の条件(第2の条件)を満たすか否かを判断していると捉えることもできる。
S904で、CPU201は、S403と同様に、コントラスト比の調整を行う。
S905で、CPU201は、表示対象のVRコンテンツの陰影効果(陰影の度合い)を取得する。ここで、S905における表示対象のVRコンテンツは、S904でコントラスト比の調整が行われていない状態のVRコンテンツであるものとするが、S904でコントラスト比の調整が行われる場合には、当該調整後のVRコンテンツでもよい。
S906で、CPU201は、S905で取得した陰影の度合いが閾値Th3(第3の値)以上であるか否かを判断する。陰影の度合いが閾値Th3以上である場合はS907に進み、そうでない場合はS908に進む。なお、CPU201は、VRコンテンツが所定の条件(第2の条件)を満たすか否かを判断していると捉えることもできる。
S907で、CPU201は、S404と同様に、陰影効果の調整を行う。
S908で、CPU201は、ユーザが設定した使用制限時間を取得する。
S909で、CPU201は、使用制限時間が閾値Th4(第4の値)以上であるか否かを判断する。使用制限時間が閾値Th4以上である場合はS910に進み、そうでない場合は加工処理を終了する。
S910,S911は、それぞれS904,S907と同様の処理のため、説明を省略する。なお、本実施形態では、使用制限時間が閾値Th4以上である場合(S909−Yes)に、CPU201は、コントラスト比および陰影効果を調整する例について示したが、コントラスト比または陰影効果のいずれか一方のみを調整してもよい。また、S904でコントラスト比の調整が行われた場合に、CPU201は、S910であコントラスト比の調整を再度行わなくてもよい。同様に、S907で陰影効果の調整が行われた場合に、CPU201は、S911で陰影効果の調整を再度行わなくてもよい。
S912で、CPU201は、S405と同様に、表示対象のVRコンテンツのフレームを取得する。
S913〜S922は、それぞれS902〜S911と同様の処理のため、説明を省略する。
S923で、CPU201は、S408と同様に、次のフレームが存在するか否かを判断する。次のフレームが存在する場合はS924に進み、そうでない場合は加工処理を終了する。
S924で、CPU201は、S409と同様に、S912で取得する対象のフレームを1フレーム進める。
≪時間計測処理(S303)≫
図10は、本実施形態に係る時間計測処理(S303)の一例を示すフローチャートである。S1001〜S1009は、S502〜S510と同様の処理のため説明を省略する。
<本実施形態の有利な効果>
以上のように、VR画像のコントラスト比が高い場合や、VR画像の陰影の度合いが高
い場合、使用制限時間が長い場合に、ユーザの視覚特性を考慮してVR画像の表示を異ならせることによって、ユーザの眼精疲労や不快感をより低減することができる。
<変形例>
上述の実施形態では、VRコンテンツを表示装置に表示する場合に、左目用、右目用で視差のある画像を表示する例について説明した。なお、表示制御装置は、VRコンテンツを見るユーザが所定の条件(第1の条件)を満たす場合に、VRコンテンツを視認した際の立体感が高くなるよう、左目用、右目用で視差のある(または視差が大きい)画像を表示してもよい。また、表示制御装置は、VRコンテンツを見るユーザが所定の条件(第1の条件)を満たさない場合に、VRコンテンツを視認した際の立体感が低くなるよう、左目用、右目用で視差のない(または視差が小さい)画像を表示してもよい。
(その他)
なお、CPUが行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を表示制御装置に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されずVRコンテンツの表示制御を行う装置であれば適用可能である。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置などに適用可能である。また、本発明は、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置などに適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
200:表示制御装置 201:CPU

Claims (16)

  1. VRコンテンツを表示部に表示するように制御する表示制御手段と、
    前記表示部に表示される前記VRコンテンツのコントラスト比または陰影の度合いを低くする画像処理を実行可能な画像処理手段と、
    前記画像処理手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記VRコンテンツを見るユーザが第1の条件を満たさない場合に、
    前記制御手段は、前記画像処理を行うように制御し、
    前記表示制御手段は、前記VRコンテンツが表示されてから第1の時間が経過した場合に前記VRコンテンツを非表示にするように制御し、
    前記VRコンテンツを見るユーザが前記第1の条件を満たす場合に、
    前記制御手段は、前記画像処理を行うように制御せず、
    前記表示制御手段は、前記VRコンテンツが表示されてから前記第1の時間が経過しても前記VRコンテンツを非表示にするように制御しない、
    ことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記VRコンテンツを見るユーザが第1の条件を満たす場合は、ユーザの年齢が第1の値より高い場合を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記VRコンテンツを前記表示部に表示する場合に、左目用、右目用で視差のある画像を表示するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記VRコンテンツを前記表示部に表示する場合であり、かつ前記VRコンテンツを見るユーザが前記第1の条件を満たす場合に、左目用、右目用で視差のある画像を表示するように制御する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記VRコンテンツを前記表示部に表示する場合であっても、前記VRコンテンツを見るユーザが前記第1の条件を満たさない場合には、左目用、右目用で視差のない画像を表示するように制御する、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の表示制御装置。
  6. VRコンテンツを表示部に表示するように制御する表示制御手段と、
    前記表示部に表示される前記VRコンテンツのコントラスト比または陰影の度合いを低くする画像処理を実行可能な画像処理手段と、
    前記画像処理手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記VRコンテンツが第2の条件を満たす場合に、前記制御手段は、前記画像処理を行うように制御し、
    前記VRコンテンツが前記2の条件を満さない場合に、前記制御手段は、前記画像処理を行うように制御しない、
    ことを特徴とする表示制御装置。
  7. 前記VRコンテンツが第2の条件を満たす場合は、前記VRコンテンツのコントラスト比が第2の値より高い場合を含み、
    前記VRコンテンツのコントラスト比が第2の値より高い場合に、前記制御手段は、前記VRコンテンツのコントラスト比を低くするように制御する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の表示制御装置。
  8. 前記VRコンテンツが第2の条件を満たす場合は、前記VRコンテンツの陰影の度合いが第3の値より高い場合を含み、
    前記VRコンテンツの陰影の度合いが第3の値より高い場合に、前記制御手段は、前記VRコンテンツの陰影の度合いを低くするように制御する、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の表示制御装置。
  9. 前記制御手段は、あらかじめ設定された前記VRコンテンツの使用制限時間が第4の値より長い場合に、前記画像処理を行うように制御する、
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記VRコンテンツが第2の条件を満たして前記画像処理を行った場合には、前記使用制限時間が第4の値より長い場合であっても、前記画像処理を再度行うように制御しない、
    ことを特徴とする請求項9に記載の表示制御装置。
  11. 前記表示制御手段は、前記VRコンテンツが表示されてから第1の時間が経過した場合に、前記VRコンテンツを非表示にするように制御する、
    ことを特徴とする請求項6から10のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  12. 前記表示制御手段は、前記VRコンテンツを非表示にしてから第2の時間が経過した場合に、前記VRコンテンツを表示するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1から5および11のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  13. 表示部に表示されるVRコンテンツのコントラスト比または陰影の度合いを低くする画像処理を行う処理ステップと、
    前記VRコンテンツが表示されてから第1の時間が経過した場合に前記VRコンテンツを非表示にする非表示ステップと、
    を有し、
    前記VRコンテンツを見るユーザが第1の条件を満たさない場合に、前記処理ステップおよび前記非表示ステップの処理が実行され、
    前記VRコンテンツを見るユーザが前記第1の条件を満たす場合に、前記処理ステップおよび前記非表示ステップの処理が実行されない、
    ことを特徴とする表示制御方法。
  14. VRコンテンツを表示部に表示する表示ステップと、
    表示部に表示される前記VRコンテンツのコントラスト比または陰影の度合いを低くする画像処理を行う処理ステップと、
    を有し、
    前記VRコンテンツが第2の条件を満たす場合に、前記処理ステップの処理が実行され、
    前記VRコンテンツが前記2の条件を満さない場合に、前記処理ステップの処理が実行されない、
    ことを特徴とする表示制御方法。
  15. コンピュータを、請求項1から12のいずれか一項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  16. コンピュータを、請求項1から12のいずれか一項に記載された表示制御装置の各手段
    として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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