前提事項として、本開示が広範な有用性および応用性を有することが当業者には容易に理解される。任意の実施形態は、上述した本開示の態様の1または複数のみを組み込んでよく、さらに上述した特徴の1または複数のみを組み込んでよいことを理解すべきである。また、「好適」であると示され記載される任意の実施形態は、本開示の実施形態を実行するために考えられる最適モードの一部であるものと見なされる。他の実施形態もまた、完全かつ有効な開示を提供する上で追加の説明を付与する目的で記載され得る。また、たとえば改変例、変形例、修正例、および同等の構成などの多数の実施形態は、本明細書で説明される実施形態によって暗示的に開示され、本開示の範囲内に収まるものである。
したがって、実施形態は本明細書において1または複数の実施形態に関して詳述されるが、本開示は、本開示の例示および代表となるものであり、完全かつ有効な開示を提供することのみを目的として記載されたことを理解すべきである。1または複数の実施形態の本明細書における詳細な開示は、それによって付与される特許の任意の請求項において与えられる特許権保護の範囲を限定するものとして意図されておらず、またそのように解釈すべきではなく、その範囲は、特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定義されなければならない。特許請求の範囲自体に明示されていない本明細書における限定事項を任意の請求項に読み取ることによって特許権保護の範囲が定義されることは意図されない。
したがって、たとえば、様々な本明細書で説明される様々な処理または方法のステップの任意の連続性および/または時間順序は、限定的ではなく例示的なものである。したがって、様々な処理または方法のステップが連続して、または時間順序で示され説明される場合でも、任意のそのような処理または方法のステップは、特に指示がない限り、特定の連続性または順序で実行されるように限定されないことを理解すべきである。実際、そのような処理または方法のステップは、概して、様々な異なる連続性および順序で実行されてよく、それらは本発明の範囲内に収まるものである。したがって、特許権保護の範囲は、本明細書に記載される説明ではなく特許請求の範囲によって定義されなければならない。
また、重要なこととして、本明細書で使用される各用語は、本明細書におけるそのような用語の文脈的使用に基づいて当業者がその用語の意味するところを理解するものを指す。本明細書で使用される用語の、当業者が文脈的使用に基づいて理解するような意味が、そのような用語の任意の特定の辞書における定義と異なる場合、当業者によって理解される用語の意味を優先すべきことが意図される。
35U.S.C.§112,¶6の適用性に関して、この法律の規定が請求項の要素の解釈に適用されるものとして意図される場合、そのような請求項の要素はいずれも、「〜ための手段」または「〜ためのステップ」という明示的な語句がそのような請求項の要素において実際に使用されない限り、この法律の規定に準拠して読解されることは意図されない。
また、重要なこととして、本明細書において用いられる場合、「a」および「an」の各々は、概して「少なくとも1つ」を表し、文脈的使用によって例外が示されない限り、複数形を除外するものではない。事項の羅列を繋げるために本明細書において用いられる「または」は、「事項の少なくとも1つ」を表し、羅列されたうちの複数の事項を除外するものではない。最後に、事項の羅列を繋げるために本明細書において用いられる「および」は、「羅列された事項の全て」を表す。
以下の詳細な説明は、添付図面を参照する。可能な限り、図面および以下の説明において用いられる同じ参照番号は、同一または同様の要素を指す。本開示の多数の実施形態が説明され得るが、修正例、改変例、および他の実現形態が考えられる。たとえば、図面に示される要素に対する代用、追加、または変更が為されてよく、本明細書で説明される方法は、開示される方法に対して段階を代用、並べ替え、または追加することによって修正され得る。また、以下の詳細な説明は、本開示を限定するものではない。本開示の適切な範囲は、特許請求の範囲によって定義される。本開示は見出しを含む。これらの見出しは、参照として用いられ、見出し以下に開示される主題事項に限定するものとして解釈されてはならないことを理解すべきである。
本開示は、多数の態様および特徴を含む。また、多数の態様および特徴は、フィルム制作に関連し、その場合について説明されるが、本開示の実施形態は、この場合のみの使用に限定されるものではない。
I.プラットフォームの概観
この概観は、以下で詳述される概念の選択を簡略化形式で紹介するために提供されるものである。この概観は、特許請求される主題事項の重要な特徴または本質的な特徴を特定することが意図されたものではない。また、この概観は、特許請求される主題事項の範囲を限定するために用いられることも意図されない。1または複数の電子デバイスを用いてコンテンツ取込みを制御するための方法、システム、およびデバイスが、同期的にコンテンツを取り込むために個人または企業によって用いられ得る。したがって、本開示の教示は、たとえばスマートフォンなど複数のコンテンツ取込みデバイスを用いて、たとえばビデオなどのコンテンツを協同して取り込むために用いられ得る。たとえば、1または複数の対象物を含むシーンが、2つ以上のビデオカメラを用いて同期的に取り込まれ得る。その結果、2つ以上のビデオカメラの空間位置に依存して、そのシーンの異なる光景が同期的に取り込まれ得る。複数のスマートフォンの1つはマスタカメラとして機能し、クライアントカメラとして機能し得る他のスマートフォンの動作を制御するために用いられ得る。マスタカメラは、「ディレクタ」と呼ばれるユーザによって操作され、クライアントカメラは、「カメラマン」と呼ばれるユーザによって操作され得る。マスタカメラおよびクライアントカメラの両方にインストールされるアプリが、クライアントカメラにおけるビデオ記録の制御を可能にし得る。
初めに、アプリは、複数のデバイスを用いる記録を作動させるために、ディレクタにグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を提示し得る。作動すると、ディレクタに、カメラマンの役割を果たす1または複数の他のユーザを選択するための選択肢が提示され得る。たとえばディレクタは、ディレクタの近くにいる1または複数の友人を選択することができ得る。これは、たとえば、ブルートゥース(登録商標)ネットワークを介してクライアントカメラの存在を発見することによって実現され得る。
また、ディレクタは、カメラマンの役割を果たすように選択されたユーザに招待を送信することができる。招待は、たとえばブルートゥース(登録商標)、Wi−Fiなどの通信ネットワークを介して送信され得る。いくつかの例において、招待は、招待の目的、記録の時間、記録の場所、記録の対象、およびたとえば採用されるカメラアングルなど、ビデオを記録する際にカメラマンが従うべき他の任意の特定の指示を記載した、ディレクタからのパーソナルノートを含んでよい。
招待を受信すると、ユーザは、招待を受諾または拒絶してよい。その後、1または複数の選択されたユーザに対応する招待の受諾または拒絶がディレクタに表示され得る。それによってディレクタは、1または複数の選択されたユーザの中で、誰がビデオの記録に協同するかを知ることができる。
その後、クライアントカメラは、マスタカメラと時間的に同期し得る。たとえば、マスタカメラにおける現在時間が全てのクライアントカメラに送信され得る。それに応じて、クライアントカメラは、自身の現在時間をマスタカメラにおける現在時間に変更してよい。その結果、マスタカメラおよび各クライアントカメラの両方が時間において同期し得る。
その後、ディレクタは、協同ビデオの記録を連携させるために、クライアントカメラにコマンドを発行することができ得る。たとえば、ディレクタは、GUI上の記録ボタンを作動させることによって、時間Tiに記録を開始することができ得る。その結果、各クライアントカメラは、Tiにビデオの記録を開始し得る。任意の時点で、ディレクタは、たとえばビデオの記録を中断させるコマンドなど、追加のコマンドを発行することができ得る。それに応じて、各クライアントカメラは、コマンドを受信し記録を中断してよい。同様に、ディレクタは、クライアントカメラにおけるビデオの記録を終了させるコマンドを発行することができ得る。
その後、クライアントカメラは、たとえばブルートゥース(登録商標)またはWi−Fiなどの通信ネットワークを介して、それぞれのビデオ記録をマスタカメラへ送信してよい。あるいは、クライアントカメラによるビデオ記録はクラウドに転送され、ディレクタはクラウドからビデオ記録にアクセスしてよい。その後、ディレクタは、全てのビデオ記録の同期表示を分割画面に提示され得る。その結果、ディレクタは、それぞれのクライアントカメラによって同期的に取り込まれた複数の異なる視点からのイベントを見ることができる。
本開示において説明される技術によると、ユーザは、複数の電子デバイスを用いて取り込まれたコンテンツに基づいて合成を作成することができ得る。たとえば、複数の電子デバイスは、ビデオカメラを含む複数のスマートフォンであってよい。したがって、複数のスマートフォンによって取り込まれた複数のビデオに基づいてビデオ合成が作成され得る。「ディレクタ」と呼ばれるユーザは、たとえばタブレットコンピュータなどのマスタ電子デバイスを操作することによってビデオ合成を作成することができ得る。また、「カメラマン」と呼ばれる1または複数のユーザは、1または複数のクライアント電子デバイスを協同的に用いてコンテンツを取り込むことができ得る。
ビデオ合成を作成するために、複数のスマートフォンによって取り込まれた複数のビデオは、たとえばWi−Fiまたはブルートゥース(登録商標)などの通信チャネルを介してマスタ電子デバイスへ送信され得る。その後、複数のビデオは、マスタ電子デバイスの表示画面に表示され得る。複数のビデオは、分割画面形式で表示され得る。すなわち、マスタ電子デバイスの表示画面は、複数のクライアント表示領域に分割され得る。また、複数のビデオの各々は、指定されたクライアント表示領域に表示され得る。また、複数のビデオは、同期的に取り込まれている。したがって、複数のビデオの表示もまた同期的に実行され得る。たとえば、複数のビデオは、様々な視点から同期的に取り込まれたイベントのビデオに対応してよい。また、複数のビデオの各々の開始時間は同一であってよい。同様に、複数のビデオの各々の終了時間もまた同一であってよい。その結果、複数のビデオを同期表示することによって、ディレクタは、様々な視点からイベントを見ることができ得る。
また、ビデオ合成の作成を容易にするために、合成表示領域と呼ばれる表示画面の一部が設けられ得る。いくつかの例において、合成表示領域は、ディレクタにより良い視聴体験を提供するために、クライアント表示領域の各々より大きくてよい。
また、ディレクタは、ビデオ合成を作成するために、マスタ電子デバイスに同期表示される複数のビデオの一部を選択することができ得る。たとえば、複数のビデオの再生中、ディレクタは、ディレクタがビデオ合成に含めたいと所望するビデオの一部に対応する表示画面上のクライアント表示領域にタッチすることができ得る。その後、タッチを受けた時間以降、選択されたビデオが合成表示領域内に表示され得る。その結果、ビデオの一部は、対応する時間値とともに決定され、格納され得る。同様に、ディレクタは、ビデオ合成に含める他のビデオの一部を指示することができ得る。ディレクタが、後続のビデオに対応する後続クライアント表示領域にタッチすると、合成表示領域において、過去に表示されたビデオが後続のビデオと入れ替えられ得る。
その後、ディレクタによって選択されたビデオの一部は、ビデオ合成を形成するためにスティッチされ得る。また、ディレクタは、たとえば様々なビデオの一部の境界に切替え効果を付加すること、ビデオ合成にたとえばオーバレイ画像などの特殊効果を適用すること、およびビデオ合成の一部を削除または追加することなどの動作を実行することによってビデオ合成を編集し、視聴する選択肢を提供され得る。
上記概観および以下の詳細な説明はいずれも例を提供し、説明を目的としたものにすぎない。したがって、上記概観および以下の詳細な説明は、限定的なものとして解釈されてはならない。また、本明細書に記載されるもの以外にも特徴または変形例が提供され得る。たとえば、実施形態は、詳細な説明に記載される様々な特徴の組み合わせおよび部分的組み合わせにも向けられ得る。
II.プラットフォーム構成
図1は、本開示の実施形態に従うプラットフォームが提供され得る1つの可能な動作環境を示す。動作環境は、集合的にプラットフォームと称される方法、システム、およびデバイスを備えてよい。プラットフォームは、マスタ電子デバイスおよびクライアント電子デバイスを含んでよい。プラットフォームは更に、マスタ電子デバイスおよびクライアント電子デバイスと動作可能に通信するコンピューティングデバイスを含んでよい。また、プラットフォームは、マスタ電子デバイス、クライアント電子デバイス、および様々なコンピューティングデバイスの間の通信を容易にするためのネットワーク環境を含んでよい。本開示は、プラットフォームの特定の構成要素(たとえばマスタ電子デバイスまたはクライアント電子デバイス)によって実行される様々な機能および動作に言及するが、いくつかのプラットフォーム構成要素は互いに置き換えられてよく、および/または、必要な場合、意図される機能および動作を実行するために他の構成要素と併用されてよいことを理解すべきである。
非限定的な例として、協同コンテンツ取込プラットフォーム100は、ネットワーク110を用いて相互接続され得る。いくつかの実施形態において、ネットワーク110は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ブルートゥース(登録商標)ネットワーク、Wi−Fiネットワーク、およびセルラ通信ネットワークを備えてよい。他の実施形態において、協同コンテンツ取込プラットフォームは、たとえばクラウドコンピューティングサービスなどの集中サーバ上でホストされてもよい。ユーザ105(たとえばディレクタ)は、ソフトウェアアプリケーションを介してプラットフォーム100にアクセスし得る。ソフトウェアアプリケーションは、たとえばコンピューティングデバイス1700に対応するウェブサイト、ウェブアプリケーション、デスクトップアプリケーション、およびモバイルアプリケーションとして具現化され得るが、これに限定されない。ソフトウェアアプリケーションの1つの可能な実施形態は、たとえばスマートフォンおよびタブレットコンピュータなどの電子デバイスに含まれるカメラアプリによって提供され得る。
図1を参照して以下で詳述されるように、プラットフォームにアクセスすることができるコンピューティングデバイスは、たとえばデスクトップコンピュータ、ラップトップ、タブレット、または移動通信デバイスを備えてよいが、これに限定されない。本開示は、移動通信デバイスに関して記述されるが、本明細書に開示される様々な実施形態を提供するために任意のコンピューティングデバイスが利用され得ることを理解すべきである。
コンピューティングデバイス1700は、ネットワーク110を介してクライアントデバイス1〜3の各々と通信するように構成され得る。また、コンピューティングデバイス1700は、ユーザ105にユーザインタフェースを提供するように構成され得る。その結果、ユーザ105は、クライアントデバイス1〜3によるコンテンツ取込みを制御し、その後、取り込まれたコンテンツを受信するために、コンピューティングデバイスとインタラクトし得る。たとえば、コンピューティングデバイス1700は、コンテンツの協同記録に参加する1または複数のクライアントデバイス1〜3を選択するために、ユーザ105にGUIを表示してよい。また、GUIによって、ユーザ105は、たとえばコンテンツ取込みの開始、コンテンツ取込みの中断、およびコンテンツ取込みの終了など、コンテンツの取込みの制御に対応するコマンドを入力することができる。その結果、ユーザ105によって入力されたコマンドは、その後ネットワーク110を介してクライアントデバイス1〜3へ送信され得る。コマンドを受信すると、クライアントデバイス1〜3は、コマンドによって指示されたコンテンツ取込み動作を実行し得る。その後、クライアントデバイス1〜3によって取り込まれたコンテンツは、ネットワーク110を介してコンピューティングデバイス1700へ転送され得る。その結果、ユーザ105は、協同的に記録されたコンテンツを消費し、その後、1または複数のクライアントデバイスから受信したコンテンツに基づいて合成を作成することができる。
本開示は、(集合的に協同コンテンツ取込みプラットフォームと称される)2つ以上の電子デバイスを用いてコンテンツを取り込むための方法、システム、およびデバイスに関する。2つ以上の電子デバイスの例は、たとえば静止画像カメラ、ビデオカメラ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、音声レコーダ、および熱撮像装置を含むが、これに限定されない。また、2つ以上の電子デバイスの電子デバイスは、コンテンツを取り込むように構成されたコンテンツ取込み手段を含んでよい。
概して、コンテンツは、1または複数の物理特性の表現を含んでよい。たとえばいくつかの実施形態において、コンテンツは、視覚コンテンツを含んでよい。したがって、コンテンツは、以下に限定されないがたとえば反射率、透過率、輝度およびラジアンスなどの光学特性の表現であってよい。たとえば、1つのシーンに対応する視覚コンテンツは、2つ以上の視点から取り込まれたシーン内の1または複数の被写体からの可視光の反射率のデジタル表現などの電子表現を含んでよい。したがって、2つ以上の電子デバイスは、2つ以上の視点に対応する異なる空間座標に位置してよい。コンテンツの例は、画像、ビデオ、およびオーディオの1または複数を含んでよいが、これに限定されない。様々な実施形態において、コンテンツは、1または複数の感覚の種類に対応し得るが、これに限定されない。1または複数の感覚の種類は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、および味覚を含んでよい。
コンテンツを取り込むために、コンテンツ取込み手段は、コンテンツに対応する1または複数の物理特性を感知するために構成された1または複数のセンサを含んでよい。たとえば、コンテンツ取込み手段は、シーン内の電磁放射を感知し、対応する電子表現を生成するために構成された画像取込みデバイスを含んでよい。また、画像取込みデバイスは、1または複数の波長帯に対応する電磁放射を感知するために構成され得る。一例として、画像取込みデバイスは、可視スペクトルにおける電磁放射を感知するために構成されたビデオカメラであってよい。他の例として、画像取込みデバイスは、赤外線スペクトルにおける電磁放射を感知するために構成され得る。他の実施形態において、コンテンツ取込み手段は、音波を感知し、たとえばデジタル表現など対応する電子表現を生成するために構成されたマイクロフォンを含んでよい。
図2を参照すると、2つ以上の電子デバイスを用いたコンテンツの取込みのために用いられるように構成されたマスタ電子デバイス200が示される。様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200は、クライアント電子デバイス202a、202b、および202cとして例示的に示された1または複数のクライアント電子デバイス202を用いたコンテンツの取込みを制御するように構成され得る。マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、上述した2つ以上の電子デバイスの例であってよい。また、いくつかの実施形態において、2つ以上の電子デバイスの電子デバイスは、マスタ電子デバイス200またはクライアント電子デバイス202のいずれかとして相互置換的に用いられてよい。また、2つ以上の電子デバイスは、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々を含んでよい。したがって、マスタ電子デバイス200は、コンテンツを取り込むように構成されたコンテンツ取込手段を含んでよい。他の実施形態において、2つ以上の電子デバイスは、2つ以上のクライアント電子デバイスを含んでよい。また、マスタ電子デバイス200は、2つ以上のクライアント電子デバイスを用いたコンテンツの取込みを制御するように構成され得る。
マスタ電子デバイス200は、制御入力の指示を受け取るように構成されたユーザインタフェースモジュール204を含んでよい。概して、ユーザインタフェースモジュール204は、1または複数のユーザからの入力を受け取るように構成された任意の手段であってよい。様々な実施形態において、ユーザインタフェースモジュール204は、たとえばタッチ画面などの表示デバイス上に提示されるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を含んでよい。他の実施形態において、ユーザインタフェースモジュール204は、たとえばキーボード、マウス、タッチパッド、スタイラス、デジタルペン、音声認識デバイス、ジェスチャ認識デバイス、および視線検出デバイスなどを含んでよいが、これに限定されない。いくつかの実施形態において、ユーザインタフェースモジュール204は、1または複数のハードウェアおよびソフトウェアを用いて実装され得る。ハードウェアの例は、センサおよびプロセッサを含むが、これに限定されない。
様々な実施形態において、制御入力の指示は、制御入力に対応するGUI上でのタッチ、制御入力に対応するキーの押下、制御入力に対応するGUI要素上でのマウスクリック、制御入力に対応するジェスチャ、制御入力に対応する音声コマンド、制御入力に対応するジェスチャ、および制御入力に対応する視線の1または複数を含んでよい。
概して、制御入力は、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の1または複数の状態を制御するために用いられ得る任意の情報を表してよい。たとえば制御入力は、どの動作を実行すべきか、動作が実行される条件、およびどのように動作を実行すべきかに関する情報を表してよい。一例として、制御入力は、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の1または複数の機能を有効または無効にするために用いられ得る情報を表現し得る。他の例として、制御入力は、1または複数の動作を実行するためにマスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の1または複数をトリガするために用いられ得る情報を表してよい。したがって、制御入力は、1または複数の動作に対応する動作指示器を含んでよい。1または複数の動作の例は、コンテンツ取込みに対応する1または複数のパラメータの設定、コンテンツ取込みの開始、コンテンツ取込みの中断、コンテンツ取込みの終了、取り込んだコンテンツの変換、取り込んだコンテンツの格納、および取り込んだコンテンツの送信を含むが、これに限定されない。
また、制御入力は、1または複数の動作が実行される状況を示す情報を表してよい。状況は概して、たとえば時間、場所、および1または複数のクライアント電子デバイス202に対応する1または複数の環境条件を含むがこれに限定されない状況変数に対応する値を含み得る。たとえば状況は、領域の座標の範囲を含んでよい。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス202は、1または複数のクライアント電子デバイス202が領域内に存在する場合、1または複数の動作を実行するようにトリガされ得る。他の例として、状況は、時間値の範囲を含んでよい。したがって、様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、時間値の範囲において1または複数の動作を実行するようにトリガされ得る。また他の例として、状況は、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の1または複数に含まれる1または複数のセンサの所定の状態を含んでよい。1または複数のセンサは、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計、気圧計、温度計、近接センサ、照度計、デシベル計を含んでよいが、これに限定されない。また、制御入力は、1または複数の条件および1または複数のクライアント電子デバイス202によって実行される対応する1または複数の行為を指定し得る1または複数の規則を含んでもよい。たとえば規則は、1または複数のクライアント電子デバイス202が、1または複数のクライアント電子デバイス202の視野内で移動物体を検出するとコンテンツの取込みを開始することを指定してよい。他の例として、規則は、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々の視野内で所定の被写体を検出すると、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々によってコンテンツの取込みを開始することを指定してよい。
典型的な実施形態において、制御入力は、時間値を含んでよい。概して、時間値は、時間に基づく任意の値であってよい。様々な実施形態において、時間値は、1または複数の時刻を示してよい。他の実施形態において、時間値は、たとえば開始時間から終了時間までの持続時間などの期間を示してよい。
一例において、時間値は、標準時間値を含んでよい。標準時間値は、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々に外付けされた時間計測デバイスによって維持される時間値であってよい。たとえば、標準時間値は、国内または国際科学機関における計時デバイスによって維持され得る。標準時間値は、以下に限定されないがたとえば年、月、日、時間、分、および秒などの時間単位で表され得る。標準時間値の例は、2017年1月1日午前10時であってよい。
他の例において、時間値は、相対時間値であってよい。相対時間値は、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々が利用できる共通時間値に関連してよい。一例において、共通時間値は標準時間値であってよい。様々な実施形態において、標準時間値は、たとえばセルラ通信プロバイダなどの通信サービスプロバイダによって維持され得る。したがって、様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、セルラ通信プロバイダから標準時間値を受信するように構成され得る。また、相対時間値は、標準時間値に関してたとえば分または秒などの時間単位で表現され得る。すなわち、様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、たとえば標準時間値などの共通時間値に同期され得る。したがって、相対時間値は、共通時間値に関して時差を表してよい。
一例において、時間値は、マスタ電子デバイス200のユーザインタフェースモジュール204を介して制御入力の指示が受け取られた時間を含んでよい。他の例において、時間値は、マスタ電子デバイス200に含まれるコンテンツを取り込むために構成された手段が、制御入力に応答して作動した時間を含んでよい。
様々な実施形態において、図3に示すように、マスタ電子デバイス200は、時間を計測するために構成されたマスタタイミングモジュール302を含んでよい。一例において、マスタタイミングモジュール302は、水晶発振器およびデジタルカウンタの各々を含んでよい。水晶発振器は、所定の周波数の周期信号を生成するために構成され得る。デジタルカウンタは、周期信号におけるパルスの数をカウントするように構成され得る。様々な実施形態において、マスタタイミングモジュール302は、マスタ電子デバイス200に含まれるファームウェアの形式で実装され得る。たとえば、スマートフォンは、時間を計測するために構成された専用タイマ回路を含んでよい。他の実施形態において、マスタタイミングモジュール302は、たとえばスマートフォンのプロセッサなど、マスタ電子デバイス200に含まれる汎用プロセッサの形式で実装され得る。したがって、一例において、時間値は、たとえばデジタルカウンタの出力など、マスタタイミングモジュール302の出力を含んでよい。また、1または複数のクライアント電子デバイス202は、時間を計測するために構成されたクライアントタイミングモジュール702を含んでよい。クライアントタイミングモジュール702は、マスタタイミングモジュールと同様に実装され得る。また、クライアントタイミングモジュール702は、時間値に基づいてマスタタイミングモジュール302と同期するように構成され得る。
また、様々な実施形態において、ユーザインタフェースモジュール204は、時間値に加えて、1または複数の動作の指示を受け取るように構成され得る。1または複数の動作は、コンテンツ取込みに対応する1または複数のパラメータの設定、コンテンツ取込みの開始、コンテンツ取込みの中断、コンテンツ取込みの終了、コンテンツ取込みの変換、コンテンツ取込みの格納、およびコンテンツ取込みの送信であってよいが、これに限定されない。したがって、時間値および1または複数の動作の指示の各々に基づいて、1または複数のクライアント電子デバイス202は、時間値において示された時間に1または複数の動作を実行するように構成され得る。たとえば、マスタ電子デバイス200におけるユーザインタフェースモジュール204は、コンテンツを取り込むための指示および開始時間および終了時間を含む時間値の各々を含む制御入力の指示を受け取るように構成され得る。その結果、1または複数のクライアント電子デバイス202は、開始時間にコンテンツ取込みを開始し、終了時間にコンテンツ取込みを終了するように構成され得る。
また、様々な実施形態において、時間値に基づいて、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、同期的にコンテンツを取り込むように構成され得る。たとえば、時間値は、1または複数のクライアント電子デバイス202の各々が、対応する視点から1つのシーンのコンテンツを取り込むように指示される未来の時間を示してよい。また、マスタ電子デバイス200も、その時間から始まるシーンのコンテンツを異なる視点から取り込んでよい。その結果、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、異なる視点からではあるが同時にシーンのコンテンツを取り込み得る。
また、制御入力は、コンテンツの取込み中に用いられるマスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の1または複数に対応する1または複数のパラメータの値を示してよい。1または複数のパラメータは、コンテンツ取込みがどのように実行されるかを制御し得る。たとえば、ビデオカメラに対応する1または複数のパラメータは、解像度、フレームレート、ホワイトバランス、利得、シャッター速度、口径設定、およびフォーカスを含んでよいが、これに限定されない。
また、様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200は、マスタ電子デバイス200と1または複数のクライアント電子デバイス202との間でデータを通信するように構成された通信モジュール206を含んでよい。通信モジュール206は、1または複数の通信チャネル208を介してデータを通信するように構成され得る。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス202は、通信チャネル208として例示的に示された1または複数の通信チャネル208を介して通信するように構成された、対応する1または複数の通信モジュールを含んでよい。
1または複数の通信チャネル208は、共通ローカルエリアネットワーク接続、Wi−Fi接続、およびブルートゥース(登録商標)接続の1または複数を含んでよい。たとえば、通信モジュール206は、ブルートゥース(登録商標)通信チャネルを介したデータの送信および受信の1または複数を実行するように構成されたブルートゥース(登録商標)トランシーバを含んでよい。他の例として、たとえばスマートフォンなどのマスタ電子デバイス200に含まれる通信モジュール206は、セルラ通信ネットワークを介した無線周波数信号の送信および受信の1または複数を実行するように構成されたセルラトランシーバであってよい。また他の例として、通信モジュール206は、たとえばインターネットなどのパケット交換ネットワークを介して通信するために構成されたネットワークインタフェースモジュールを含んでよい。様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、アドホック無線ネットワークを介して通信するように構成され得る。したがって、マスタ電子デバイス200は、アドホック無線ネットワークを形成する要求を1または複数のクライアント電子デバイス202へ送信するように構成され得る。様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200は、パーソナルエリアネットワーク(PAN)を介して1または複数のクライアント電子デバイス202とデータを通信し得る。
様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200と1または複数のクライアント電子デバイス202との間のデータ通信は、1または複数のクライアント電子デバイス202への制御入力の無線送信を含んでよい。したがって、マスタ電子デバイス200に含まれる通信モジュール206は、電磁波の送信および受信の1または複数を実行するように構成され得る。
様々な実施形態において、通信モジュール206は、1または複数のクライアント電子デバイス202の各クライアント電子デバイスへ制御入力を無線送信するために構成され得る。他の実施形態において、通信モジュール206は、1または複数のクライアント電子デバイス202のうちの第1のクライアント電子デバイスへ制御入力を無線送信するために構成され得る。また、第1のクライアント電子デバイスは、1または複数のクライアント電子デバイス202のうちの第2のクライアント電子デバイスへ制御入力を送信するために構成され得る。さらに他の実施形態において、マスタ電子デバイス200に含まれる通信モジュール206は、サーバへ向けて1または複数のクライアント電子デバイス202と通信するように構成され得る。すなわち、マスタ電子デバイス200は、サーバへデータを通信するように構成され得る。また、サーバは、1または複数のクライアント電子デバイス202へデータを通信するように構成され得る。
他の実施形態において、マスタ電子デバイス200に含まれる通信モジュール206は、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツを受信するために構成され得る。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス202は、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込んだコンテンツを送信するために構成され得る。一例において、マスタ電子デバイス200に含まれる通信モジュール206は、サーバと通信することによって、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツを受信するために構成され得る。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス202は、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込んだコンテンツをサーバへ送信するために構成され得る。一例として、たとえばスマートフォンなどの1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、マスタ電子デバイス200から受信した制御入力に応答してコンテンツを取り込むように構成され得る。また、1または複数のクライアント電子デバイス202は、取り込んだコンテンツをクラウドサーバへ送信するために構成され得る。また、マスタ電子デバイス200は、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツを受信するために、クラウドサーバと通信するように構成され得る。
他の実施形態において、図4に示すように、マスタ電子デバイス200は、コンテンツを取り込むように構成されたコンテンツ取込み手段402を含んでよい。マスタデバイスに含まれるコンテンツ取込み手段402に関する詳細は、1または複数のクライアント電子デバイス202に含まれるコンテンツ取込み手段402の説明によって理解され得る。たとえば、マスタ電子デバイス200は、たとえばカメラなどの画像取込みデバイス、およびたとえばマイクロフォンなどの音声取込みデバイスの1または複数を含んでよい。また、様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200に含まれる通信モジュール206は、マスタ電子デバイス200によって取り込んだコンテンツを無線送信するために構成され得る。
様々な実施形態において、マスタ通信デバイス200に含まれるユーザインタフェースモジュール204は更に、招待入力を受け取るように構成され得る。したがって、通信モジュール206は、招待入力に基づいて1または複数のクライアント電子デバイス202へ招待を無線送信するために更に構成され得る。招待は、コンテンツ取込みセッションに参加する要求に対応し得る。様々な実施形態において、コンテンツ取込みセッションは、複数の電子デバイスを含んでよい。また、1または複数のクライアント電子デバイス202は、招待を受信するために構成され得る。また、1または複数のクライアント電子デバイス202は、図8に示すような、1または複数のクライアント電子デバイス202に含まれるユーザインタフェースモジュール802を介して招待受諾入力を受け取るように構成され得る。その結果、一例において、たとえば第1のスマートフォンなどのマスタ電子デバイス200のユーザは、第1のスマートフォンに含まれるユーザインタフェースモジュール204を介して招待入力を提供してよい。招待入力は、第1のスマートフォンのたとえばタッチ画面などのユーザインタフェースを介して提供され得る。したがって、コンテンツを取り込むための招待が、たとえば第2のスマートフォンなどの1または複数のクライアント電子デバイス202へ送信され得る。また、招待は、第2のスマートフォンにおいて、たとえばタッチ画面などのユーザインタフェースに提示され得る。その後、第2のスマートフォンのユーザは、第2のスマートフォンのユーザインタフェースを介して招待受諾入力を提供することによって招待を受諾してよい。その結果、第1のスマートフォンおよび第2のスマートフォンの各々は、協同してコンテンツを取り込むことができる。たとえば、第1のスマートフォンおよび第2のスマートフォンの各々は、異なる視点から同期的にシーンのコンテンツを取り込むことができ得る。
他の実施形態において、マスタ電子デバイス200は、図5に示すような、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の1または複数によって取り込まれたコンテンツを提示するように構成された提示手段502を含み得る。たとえば、マスタ電子デバイス200は、たとえばタブレットコンピュータなどの1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれた、たとえばビデオなどのコンテンツを表示するように構成されたタッチ画面表示装置を含むスマートフォンであってよい。また、タッチ画面表示装置は、スマートフォンによって取り込まれたビデオおよびタブレットコンピュータによって取り込まれたビデオの各々を同時に表示するように構成され得る。たとえば、スマートフォンは、スマートフォンによって取り込まれたビデオをタッチ画面表示装置の第1の表示領域に表示し、タブレットコンピュータによって取り込まれたビデオをタッチ画面表示装置の第2の表示領域に同時に表示するように構成され得る。その結果、マスタ電子デバイス200のユーザは、異なる視点から取り込まれたシーンを見ることができる。
他の実施形態によると、コンテンツの取込みを制御するように構成されたクライアント電子デバイス202が図5に示される。クライアント電子デバイス202は、図2〜図5に関連して上述した1または複数のクライアント電子デバイス202の例であってよい。クライアント電子デバイス202は、クライアント電子デバイス202とマスタ電子デバイス200との間でデータを通信するように構成された通信モジュール602を含んでよい。様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202に含まれる通信モジュール602は、1または複数の通信チャネル208を介して無線送信するために構成され得る。1または複数の通信チャネル208は、ローカルエリアネットワーク接続、Wi−Fi接続、およびブルートゥース(登録商標)接続の1または複数を含んでよい。マスタ電子デバイス200に関する更なる詳細は、図2〜図5に関連して説明される。一例において、クライアント電子デバイス202に含まれる通信モジュール602は、マスタ電子デバイス200によって送信される制御入力を無線受信するために構成され得る。また、クライアント電子デバイス202は、制御入力に応答してコンテンツを取り込むためのコンテンツ取込み手段604を含んでよい。コンテンツ取込み手段604は、マスタ電子デバイス200から受信した制御入力に応答して作動し得る。様々な実施形態において、コンテンツ取込み手段604は、たとえばビデオカメラなどの画像取込み手段およびたとえばマイクロフォンなどの音声取込み手段の1または複数を含み得る。したがって、様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツは、画像および音声の1または複数を含んでよい。
様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202に含まれる通信モジュール602は、マスタ電子デバイス200によって送信される時間値を受信するために構成され得る。時間値は、コンテンツの取込みの開始、コンテンツの取込みの中断、およびコンテンツの取込みの終了の1または複数に対応してよい。また、様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202は、図7に示すように、マスタ電子デバイス200に含まれるマスタタイミングモジュール302と同期するように構成されたクライアントタイミングモジュール702を含んでよい。クライアントタイミングモジュール702に関する詳細は、上述したマスタタイミングモジュール302の説明によって理解され得る。また、クライアントタイミングモジュール702とマスタタイミングモジュール302との同期は、マスタ電子デバイス200から受信した時間値に基づいてよい。したがって、マスタ電子デバイス200およびクライアント電子デバイス202の各々は、共通時間ベースを有するように構成され得る。その結果、一例において、マスタ電子デバイス200によって取り込まれたコンテンツおよびクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの各々は、同じ時刻に対応してよい。たとえば、様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202およびマスタ電子デバイス200の各々は、制御入力に応答して同期的にコンテンツを取り込むように構成され得る。
様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202に含まれる通信モジュール602は、時間値に加えて、1または複数の動作の指示を受け取るために構成され得る。また、クライアント電子デバイス202は、時間値に示される時間に1または複数の動作を実行するように構成されたプロセッサを含んでよい。
他の実施形態において、通信モジュール602は更に、マスタ電子デバイス200からの招待を無線受信するために構成され得る。招待は、協同コンテンツ取込みセッションへの参加要求であってよい。したがって、様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202に含まれるユーザインタフェースモジュール802は更に、招待受諾入力を受け取るために構成され得る。また、クライアント電子デバイス202に含まれるコンテンツ取込み手段は、招待受諾入力の受取りに基づいてコンテンツを取り込むように構成され得る。
様々な実施形態において、クライアント電子デバイスの例である2つ以上のクライアント電子デバイスは、協同コンテンツ取込みセッションに参加するための招待を受信し得る。他の実施形態において、クライアント電子デバイス202は、マスタ電子デバイス200との協同コンテンツ取込みセッションに参加するための招待を受信し得る。すなわち、マスタ電子デバイス200およびクライアント電子デバイス202の各々は、協同してコンテンツを取り込むように構成され得る。たとえば、マスタ電子デバイス200およびクライアント電子デバイス202の各々は、1または複数の対象物を含むシーンに対応するコンテンツを取り込んでよい。他の例として、マスタ電子デバイス200は、第1のシーンに対応するコンテンツを取り込むように構成され、クライアント電子デバイス202は、第2のシーンに対応するコンテンツを取り込むように構成され得る。
また、様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202に含まれる通信モジュール602は、クライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツをマスタ電子デバイス200へ無線送信するために構成され得る。
他の実施形態において、クライアント電子デバイス202に含まれる通信モジュール602は、電子デバイスによって取り込まれたコンテンツを他のクライアント電子デバイスへ無線送信するために構成され得る。したがって、様々な実施形態において、クライアント電子デバイス202に含まれる通信モジュール602は更に、マスタ電子デバイス200および他のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツを無線受信するために構成され得る。
また、マスタ電子デバイス200に含まれる通信モジュール206は、マスタ電子デバイス200によって取り込まれたコンテンツをクライアント電子デバイスへ無線送信するために構成され得る。その結果、様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の1または複数によって取り込まれたコンテンツは、マスタ電子デバイス200および/または1または複数のクライアント電子デバイス202と共有され得る。
図12は、いくつかの実施形態に係る、たとえば1202a、1202b、および1202cなどの1または複数のクライアント電子デバイス1202を用いて取り込まれたコンテンツに基づいて合成を作成するように構成されたマスタ電子デバイス1200を示す。マスタ電子デバイス1200は、1または複数の合成入力を受け取るための手段を含んでよい。いくつかの実施形態において、1または複数の合成入力を受け取るための手段は、例示的に示されたようなタッチ式入力モジュール1204を含んでよい。いくつかの実施形態において、タッチ式入力モジュール1204は、たとえばマスタ電子デバイス1200のタッチ画面などの表示デバイスに提示されるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を含んでよい。他の実施形態において、タッチ式入力モジュール1204は、以下に限定されないがたとえばキーボード、マウス、タッチパッド、スタイラス、デジタルペン、音声認識デバイス、ジェスチャ認識デバイス、および視線検出デバイスなどの入力デバイスに置き換えられてよい。いくつかの実施形態において、タッチ式入力モジュール1204は、1または複数のハードウェアおよびソフトウェアを用いて実装され得る。ハードウェアの例は、センサおよびプロセッサを含むが、これに限定されない。
また、いくつかの実施形態において、1または複数の合成入力は、タッチに基づいてよい。したがって、タッチ式入力モジュール1204は、タッチベースのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を提示するために構成され得る。たとえば、マスタ電子デバイス1200は、タッチベースのGUIを表示するように構成されたタッチ画面を含んでよい。
概して、1または複数の合成入力は、合成を作成するために、2つ以上の電子デバイスによって取り込まれたコンテンツがどのように組み合わされるかを決定する任意の入力であってよい。2つ以上の電子デバイスの例は、静止画像カメラ、ビデオカメラ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、音声レコーダ、および熱撮像装置を含むが、これに限定されない。マスタ電子デバイス200は、マスタデバイス1200と同一または同様であってよいことを理解すべきである。
また、2つ以上の電子デバイスの電子デバイスは、コンテンツを取り込むように構成されたコンテンツ取込み手段を含んでよい。概して、コンテンツは、1または複数の物理特性の表現を含んでよい。たとえば、一例において、コンテンツは視覚コンテンツを含んでよい。したがって、コンテンツは、以下に限定されないがたとえば反射率、透過率、輝度およびラジアンスなどの光学特性の表現であってよい。たとえば、シーンに対応する視覚コンテンツは、2つ以上の視点から取り込まれたシーン内の1または複数の被写体からの可視光の反射率の、たとえばデジタル表現などの電子表現を含んでよい。したがって、2つ以上の電子デバイスは、2つ以上の視点に対応する異なる空間座標に位置し得る。
コンテンツの例は、画像、ビデオ、およびオーディオの1または複数を含んでよいが、これに限定されない。いくつかの実施形態において、コンテンツは、1または複数の感覚の種類に対応し得るが、これに限定されない。1または複数の感覚の種類は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、および味覚を含んでよい。
コンテンツを取り込むために、コンテンツ取込み手段は、コンテンツに対応する1または複数の物理特性を感知するために構成された1または複数のセンサを含んでよい。たとえば、コンテンツ取込み手段は、シーン内の電磁放射を感知し、対応する電子表現を生成するために構成された画像取込みデバイスを含んでよい。また、画像取込みデバイスは、1または複数の波長帯に対応する電磁放射を感知するために構成され得る。一例として、画像取込みデバイスは、可視スペクトルにおける電磁放射を感知するために構成されたビデオカメラであってよい。他の例として、画像取込みデバイスは、赤外線スペクトルにおける電磁放射を感知するために構成され得る。他の実施形態において、コンテンツ取込み手段は、音波を感知し、たとえばデジタル表現など対応する電子表現を生成するために構成されたマイクロフォンを含んでよい。
いくつかの実施形態において、2つ以上の電子デバイスは、マスタ電子デバイス1200、および1202a、1202b、および1202cとして例示的に示された1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々を含んでよい。他の実施形態において、2つ以上の電子デバイスは、2つ以上のクライアント電子デバイス1202を含んでよい。また、いくつかの実施形態において、2つ以上の電子デバイスの電子デバイスは、マスタ電子デバイス1200またはクライアント電子デバイス1202のいずれかとして相互置換的に用いられてよい。
いくつかの実施形態において、1または複数の合成入力は、1または複数のクライアント電子デバイス1202のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの選択を含んでよい。したがって、いくつかの実施形態において、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツは、マスタ電子デバイス1200に提示され得る。また、いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200は更に、たとえば通信モジュール1206など、マスタ電子デバイス1200と1または複数のクライアント電子デバイス1202との間でデータを通信するための手段を含んでよい。したがって、いくつかの実施形態において、通信モジュール1206は、複数のクライアント電子デバイス1202からコンテンツを受信するように構成され得る。また、コンテンツは、複数のクライアント電子デバイス1202の各々に対応する複数のコンテンツストリームを含んでよい。
また、通信モジュール1206は、1または複数の通信チャネル1208を介してデータを通信するように構成され得る。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス1202は、通信チャネル1208として例示的に示された1または複数の通信チャネル1208を介して通信するように構成された、対応する1または複数の通信モジュールを含んでよい。1または複数の通信チャネル1208は、ローカルエリアネットワーク接続、Wi−Fi接続、およびブルートゥース(登録商標)接続の1または複数を含んでよい。たとえば、通信モジュール1206は、ブルートゥース(登録商標)通信チャネルを介してデータの送信および受信の1または複数を実行するように構成されたブルートゥース(登録商標)トランシーバを含んでよい。
他の例として、たとえばスマートフォンなどのマスタ電子デバイス1200に含まれる通信モジュール1206は、セルラ通信ネットワークを介して無線周波数信号の送信および受信の1または複数を実行するように構成されたセルラトランシーバであってよい。さらに他の例として、通信モジュール1206は、たとえばインターネットなどのパケット交換ネットワークを介して通信するために構成されたネットワークインタフェースモジュールを含んでよい。いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々は、アドホック無線ネットワークを介して通信するように構成され得る。したがって、マスタ電子デバイス1200は、アドホック無線ネットワークを形成する要求を1または複数のクライアント電子デバイス1202へ送信するように構成され得る。いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200は、パーソナルエリアネットワーク(PAN)を介して1または複数のクライアント電子デバイス1202とデータを通信してよい。
一例において、通信は、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツの無線受信を含んでよい。たとえば、1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々によって取り込まれた、たとえば複数のビデオストリームなどのコンテンツがマスタ電子デバイス1200によって受信され得る。
いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200は、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツおよびマスタ電子デバイス1200によって取り込まれたコンテンツの各々を再生するように構成された、再生モジュール210として例示的に示された提示手段を含んでよい。あるいは、他の実施形態において、再生モジュール210として例示的に示された提示手段は、1または複数のクライアント電子デバイス1202のうちの2つ以上のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツを再生するように構成され得る。たとえば、再生モジュール210は、複数のクライアント電子デバイス1202から受信したコンテンツを再生するように構成され得る。また、再生は、複数のコンテンツストリームの同期再生を含んでよい。すなわち、いくつかの実施形態において、同期再生は、各コンテンツストリームに関連する共通タイムラインに従って複数のコンテンツストリームの各々を再生することを含む。たとえば、共通タイムラインは、コンテンツストリームの各々が1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれた時系列であってよい。
いくつかの実施形態において、再生モジュールは、コンテンツを再生する前に復号するために構成されてもよい。たとえば、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツは、たとえばMPEGなど所定のフォーマットに符号化されたビデオであってよい。したがって、再生モジュールは、ビデオを復号するためのMPEGデコーダを含んでよい。概して、再生モジュールは、プロセッサ、およびたとえば表示デバイスおよびオーディオスピーカなどの提示デバイスの1または複数を用いて実装され得るが、これに限定されない。したがって、いくつかの実施形態において、再生モジュール210は、コンテンツを再生するために構成された、たとえばメディアプレーヤなどのソフトウェアを含んでよい。
いくつかの実施形態において、再生モジュールは更に、図13において1302a〜1302dとして例示的に示された複数のクライアント表示領域1302において、複数のクライアント電子デバイス1202に関連するコンテンツストリームを再生するように構成され得る。また、再生モジュールは、合成表示領域1304において、選択されたコンテンツストリームを再生するように構成され得る。一例において、合成表示領域1304は、複数のクライアント表示領域1302の各々よりも実質的に大きくあってよい。他の例において、合成表示領域1304は、複数のクライアント表示領域1302の各々と比べて同様のサイズであってもよい。たとえば、マスタ電子デバイス1200の表示画面は、等しいサイズの複数の表示タイルに分割され得る。また、表示画面は、複数の表示タイルに複数のコンテンツストリームを表示するように構成され得る。
また、いくつかの実施形態において、表示画面は、複数の表示タイルの表示タイルに、マスタ電子デバイス1200によって取り込まれたコンテンツを表示するように構成され得る。さらに他の例において、合成表示領域1304は、マスタ電子デバイス1200の表示画面全体を占めてよい。また、タッチ式入力モジュール1204は、マスタ電子デバイス1200を操作するユーザによるクライアント選択入力を受け取るように構成され得る。クライアント選択入力は、1または複数のクライアント電子デバイス1202のうちのクライアント電子デバイスを識別し得る。したがって、再生モジュール210は、クライアント選択入力によって識別されたクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツストリームを再生するように構成され得る。
いくつかの実施形態において、合成表示領域1304における選択されたコンテンツストリームの再生は、選択されたコンテンツストリームに対応する1または複数の合成入力が受け取られると、クライアント表示領域1302における選択されたコンテンツストリームの再生時間から継続し得る。たとえば、クライアント電子デバイス1202に対応するコンテンツストリームが、タッチ感知式表示画面のクライアント表示領域1302aにおいて再生されていると考える。
また、1または複数の合成入力が、時間Tnにクライアント表示領域1302aにおいて受け取られたタッチ入力であると考える。その結果、再生モジュール210は、時間Tn以降、合成表示領域1304においてコンテンツストリームを再生するように構成され得る。たとえば、再生モジュール210は、1または複数の合成入力を受け取った後、クライアント表示領域1302aにおけるコンテンツストリームの再生を継続するように構成され得る。しかし他の例において、再生モジュール210は、1または複数の合成入力を受け取った後、クライアント表示領域1302aにおけるコンテンツストリームの再生を中断するように構成され得る。また他の例において、再生モジュールは、1または複数の合成入力を受け取った後、クライアント表示領域1302aを用いて複数のコンテンツストリームのうちの他のコンテンツストリームを表示するように構成され得る。
他の例において、再生モジュールは、1または複数の合成入力を受け取った後、複数のクライアント表示領域1302を再分割するように構成され得る。したがって、たとえば、選択されたコンテンツストリームに対応する画面占有場所が空きになり、他のクライアント電子デバイス1202のコンテンツストリームをより大きなサイズで表示してよい。
いくつかの実施形態において、クライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツストリームに対応するタッチ入力を受け取った後、コンテンツストリームに対応するクライアント表示領域は、合成表示領域として指定され得る。その結果、マスタ電子デバイス1200のユーザに、クライアント表示領域が合成表示領域であることを通知するための指示が提供され得る。指示は、たとえばクライアント表示領域の境界を強調することによって提供され得る。その後、マスタ電子デバイス1200のユーザが後続のコンテンツストリームを選択すると、合成表示領域として指定されたクライアント表示領域は、後に選択されたコンテンツストリームを表示するように更新され得る。
いくつかの実施形態において、再生モジュールは更に、合成表示領域1304において、過去に選択されたコンテンツストリームの再生を現在選択中のコンテンツストリームの再生と入れ替えるように構成され得る。たとえば、コンテンツの再生中、時間Tnに、第1の選択入力が、クライアント表示領域1302aにおけるタッチ入力の形式でタッチ式入力モジュールによって受け取られたと考える。また、クライアント表示領域1302aは、1または複数のクライアント電子デバイス1202のうちの第1のクライアント電子デバイスに対応していると考える。
したがって、第1の選択入力を受け取った後、時間Tn以降、選択されたコンテンツストリームが合成表示領域1304において再生を継続する。その結果、マスタ電子デバイスのユーザに、第1のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツストリームのより良い視聴体験が提供され得る。その後、時間Tmに、クライアント表示領域1302bにおけるタッチ入力の形式でタッチ式入力モジュールによって第2の選択入力が受け取られ得る。
また、クライアント表示領域1302bが、1または複数のクライアント電子デバイス1202のうちの第2のクライアント電子デバイスに対応していると考える。したがって、第2の選択入力を受け取った後、過去に選択された第1のクライアント電子デバイスに対応するコンテンツストリームは、現在選択中の第2のクライアント電子デバイスに対応するコンテンツストリームと入れ替えられ得る。したがって、再生モジュール210は、第2の選択入力を受け取った後、合成表示領域1304における、第2のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツストリームの再生を継続するように構成され得る。また、いくつかの実施形態において、過去に選択されたコンテンツストリームを現在選択中のコンテンツストリームと入れ替えた後、再生モジュール210は、対応するクライアント表示領域において、過去に選択されたコンテンツストリームの再生を継続するように構成され得る。たとえば、第2の選択入力を受け取った後、再生モジュール210は、クライアント表示領域1302aにおいて過去に選択されたコンテンツストリームの再生を継続するように構成され得る。
いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200は更に、合成表示領域1304における各コンテンツストリームの再生に対応する再生時間に、1または複数の合成入力によって選択された各コンテンツストリームをスティッチするように構成された合成モジュール212を含んでよい。いくつかの実施形態において、合成モジュール212は、たとえばデジタル信号プロセッサ(DSP)などのプロセッサを含んでよい。また、いくつかの実施形態において、合成モジュール212は、たとえばビデオ処理ツールなどのメディア処理ソフトウェアを含んでよい。
たとえば、第1のクライアント電子デバイスに対応するコンテンツストリームを選択するための第1の選択入力が時間Tnに受け取られ、第1のクライアント電子デバイスに対応するコンテンツストリームを選択するための第2の選択入力がその後時間Tmに受け取られた場合を考える。また、第2のクライアント電子デバイスに対応するコンテンツストリームは時間Toに終了すると考える。したがって、合成モジュール212は、合成を作成するために、持続時間(Tm〜Tn)に対応する第1のクライアント電子デバイスからのコンテンツストリームを、持続時間(To〜Tm)に対応する第2のクライアント電子デバイスから得たコンテンツストリームにスティッチするように構成され得る。
したがって、いくつかの実施形態において、再生モジュールは、たとえば図14に例示的に示すグラフィカルタイムライン1402など、合成に対応するグラフィカルタイムラインを表示するように構成され得る。また、再生モジュールは、合成に含まれるコンテンツストリームに対応するコンテンツ表現1404を表示するように構成され得る。たとえば、図示するように、第1のクライアント電子デバイスからのコンテンツストリームに対応するコンテンツ表現1404aおよび第2のクライアント電子デバイスからのコンテンツストリームに対応するコンテンツ表現1404bが表示され得る。一例において、コンテンツ表現は、通常の時間間隔でサンプルされた対応するコンテンツストリームからのサムネイル画像を含んでよい。その結果、いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200のユーザは、合成の作成の進行中、合成のコンテンツを見ることができる。
また、いくつかの実施形態において、合成モジュール212は、編集入力に基づいて合成を進行するように構成され得る。したがって、タッチ式入力モジュール1204は、マスタ電子デバイス1200のユーザによる編集入力を受け取るように構成され得る。一例において、編集入力は、複数のコンテンツストリームから選択されたコンテンツストリームにおいて実行されるコンテンツ処理の指示を含んでよい。たとえば、選択されたコンテンツストリームがビデオストリームを含む場合、コンテンツ処理は、たとえばフリッピング、回転、クロッピングなどの空間変換、たとえばグレースケール変換、色補正などの色変換、サイズ変更、フィルタリング、およびたとえば1つのコンテンツを他のコンテンツにオーバレイするなどの特殊効果といった動作を含んでよいが、これに限定されない。
他の実施形態において、編集入力は、合成に含まれる1つのコンテンツストリームから他のコンテンツストリームへ切り替わる際に用いられる切替え効果の指示を含んでよい。切替え効果は、カット、フェード、ワイプ、ディゾルブ、ボックスインおよびボックスアウトの1または複数を含んでよいが、これに限定されない。たとえば、コンテンツ表現1404aおよび1404bに対応するコンテンツを含む合成の再生中、たとえばフェードなどの切替え効果が用いられ得る。その結果、第1のクライアント電子デバイスに対応するコンテンツストリームの再生が時間Tnに達すると、再生はフェードアウトしてよい。その後、時間Tmに、第2のクライアント電子デバイスに対応するコンテンツストリームが再生中フェードインしてよい。
追加の実施形態において、編集入力は、複数のコンテンツストリームおよび合成の1または複数に適用される特殊効果の指示を含んでよい。たとえば、特殊効果は、たとえば複数のコンテンツストリームのうちのコンテンツストリームの一部を変換するといった効果を含んでよい。一例において、特殊効果の指示は、複数のコンテンツストリームの再生中に受け取られてよい。たとえば、再生モジュール210は、1または複数の特殊効果に対応するGUI要素をタッチ感知式表示画面上に表示するように構成され得る。したがって、マスタ電子デバイス1200のユーザは、コンテンツストリームの再生の進行中、ユーザが所望する特殊効果に対応するGUI要素を有効にしてよい。その結果、GUI要素を有効にした後、コンテンツストリームは特殊効果に基づいて処理され、再生され得る。いくつかの実施形態において、特殊効果は、特殊効果の指示が受け取られた時点からコンテンツストリームに適用され得る。
他の実施形態において、マスタ電子デバイス1200は、たとえばタブレットコンピュータなどの1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれた、たとえばビデオなどのコンテンツを表示するように構成されたタッチ画面表示装置を含むスマートフォンであってよい。また、タッチ画面表示装置は、スマートフォンによって取り込まれたビデオおよびタブレットコンピュータによって取り込まれたビデオの各々を同時に表示するように構成され得る。たとえば、スマートフォンは、スマートフォンによって取り込まれたビデオをタッチ画面表示装置の第1の表示領域に表示し、同時に、タブレットコンピュータによって取り込まれたビデオをタッチ画面表示装置の第2の表示領域に表示するように構成され得る。その結果、マスタ電子デバイス1200のユーザは、異なる視点から取り込まれたシーンを見ることができる。
また、1または複数のクライアント電子デバイス1202およびマスタ電子デバイス120の各々によって取り込まれたコンテンツは、ビデオを含んでよい。したがって、再生モジュール210は、マスタ電子デバイス1200によって取り込まれたビデオおよび1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたビデオの各々を同期表示するように構成され得る。たとえば、マスタ電子デバイス1200によって取り込まれたコンテンツおよび1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツの各々は、共通持続時間に対応してよい。また、マスタ電子デバイス1200は、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々によって取り込まれたコンテンツを、表示画面の異なる表示領域に同時に表示するように構成され得る。
他の実施形態において、再生モジュール210は、マスタ電子デバイス1200によって取り込まれたビデオおよび1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたビデオの各々を同期表示するように構成され得る。また、再生モジュール210は、マスタ電子デバイス1200によって取り込まれたビデオを表示手段のマスタ表示領域に表示するように構成され得る。また、再生モジュール210は、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたビデオを表示手段の1または複数のクライアント表示領域に表示するように構成され得る。
他の実施形態において、1または複数のクライアント電子デバイス1202は、2つ以上のクライアント電子デバイス1202を含んでよい。したがって、表示手段は、2つ以上のクライアント電子デバイス1202のうちの第1のクライアント電子デバイスによって取り込まれたビデオを、表示手段の1または複数のクライアント表示領域のうちの第1のクライアント表示領域に表示するように構成され得る。また、表示手段は、2つ以上のクライアント電子デバイス1202のうちの第2のクライアント電子デバイスによって取り込まれたビデオを、表示手段の1または複数のクライアント表示領域のうちの第2のクライアント表示領域に表示するように構成され得る。
その後、マスタ電子デバイス1200を操作するユーザは、クライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの選択を実行してよい。たとえば、クライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツは、ユーザにとって好ましい視点に対応してよい。同様に、他の例において、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツが選択され得る。一例として、マスタ電子デバイス1200、1または複数のクライアント電子デバイス1202のうちの第1のクライアント電子デバイスおよび第2のクライアント電子デバイスの各々が、1または複数の対象物を含むシーンを取り込んでいる場合を考える。また、マスタ電子デバイス1200、第1のクライアント電子デバイス、および第2のクライアント電子デバイスの各々は、異なる位置に存在することにより異なる視点からコンテンツを取り込んでよい。
さらに、マスタ電子デバイス1200、第1の電子デバイス、および第2の電子デバイスの各々によって取り込まれたコンテンツは、マスタ電子デバイス1200に表示され得る。したがって、マスタ電子デバイス1200を操作するユーザは、ユーザにとって好ましい視点に対応するコンテンツを選択してよい。たとえば、ユーザは、マスタ電子デバイス1200および第1のクライアント電子デバイスの各々によって取り込まれたコンテンツを選択してよい。いくつかの実施形態において、ユーザは、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツに対応する表示画面の領域にタッチ入力を提供してよい。たとえば、ユーザは、第1のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツを表示している表示画面の領域にタッチ入力を提供してよい。その結果、第1の電子デバイスによって取り込まれたコンテンツが選択され得る。
他の例において、クライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの選択は、時刻に対応する。たとえば、時刻は、選択を実行するためにユーザによってタッチ入力が提供された時間に対応してよい。たとえば、ユーザは、ビデオの開始から10秒の時点で、第1のクライアント電子デバイスによって取り込まれた、たとえばビデオなどのコンテンツを表示している表示画面の領域にタッチ入力を提供してよい。その結果、ビデオの開始から10秒の点の前後にタイムスタンプを有する1または複数のフレームが選択され得る。他の例において、ユーザは、持続時間にわたるタッチ入力を提供してよい。その結果、持続時間に対応するコンテンツが選択され得る。他の実施形態において、提示手段は、ユーザが時刻の指示を提供することを可能にするために構成されたGUIを含むように構成され得る。たとえば、GUIは、時間、分、秒、ミリ秒などを示すために用いられ得るタイムダイヤルを含んでよい。したがって、タイムダイヤルによって示される時刻に対応するコンテンツが選択され得る。
他の実施形態において、マスタ電子デバイス1200は更に、1または複数の合成入力および1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツの各々に基づいて合成を作成するための手段を含んでよい。いくつかの実施形態において、合成手段は、合成を生成するために構成されたプロセッサを含んでよい。たとえば、プロセッサは、たとえばタブレットコンピュータなどのマスタ電子デバイス1200に含まれる汎用プロセッサであってよい。
また、いくつかの実施形態において、1または複数の合成入力は、第1のクライアント電子デバイス、第1の時刻のセット、第2の電子デバイス、および第2の時刻のセットの各々の選択を含んでよい。また、合成はビデオを含んでよい。ビデオは、複数の時刻に対応する複数の画像を含んでよい。また、複数の画像のうちの第1の画像のセットは、第1のクライアント電子デバイスおよび第1の時刻のセットの各々に対応してよい。たとえば、第1の画像のセットは、第1のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの持続時間に対応してよい。一例として、第1の画像のセットは、持続時間を示すタッチ入力に基づいてユーザによって選択され得る。また、複数の画像のうちの第2の画像のセットは、第2のクライアント電子デバイスおよび第2の時刻のセットの各々に対応してよい。たとえば、第2の画像のセットは、第2のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの持続時間に対応してよい。したがって、いくつかの実施形態において、合成を生成するための手段は、ビデオを取得するために第1の画像のセットを第2の画像のセットにスティッチするように構成され得る。
また、他の実施形態において、1または複数の合成入力は、編集入力を含んでよい。したがって、マスタ電子デバイス1200に含まれるたとえばプロセッサなどの合成を作成するための手段は更に、編集入力に基づいて合成を処理するように構成され得る。たとえば、タッチ式入力モジュール1204は、限定されないがたとえばクロッピング入力などの編集入力を受け取るように構成され得る。一例において、提示手段は、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツの表示の上にクロップ矩形を表示するように構成され得る。したがって、マスタ電子デバイス1200を操作するユーザは、タッチ入力を用いてクロップ矩形を操作し、クロッピング入力を提供してよい。その結果、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツは、クロッピング入力に基づいてクロップされ得る。
他の実施形態において、1または複数の合成入力は、符号化フォーマットの指示を含んでよい。したがって、たとえばプロセッサなどの合成を作成するための手段は、符号化フォーマットに基づいて合成を作成するように構成され得る。たとえば、マスタ電子デバイス1200を操作するユーザは、マスタ電子デバイス1200の表示手段に提示されるいくつかの符号化選択肢の中から符号化選択肢を選択することによって、符号化フォーマットの指示を提供してよい。符号化フォーマットの例は、MPEG−2パート2、MPEG−4パート2、H.264(MPEG−4パート10)、HEVC、Theora、Dirac、RealVideo RV40、VP8、およびVP9を含んでよいが、これに限定されない。
他の実施形態において、マスタ電子デバイス1200に含まれる通信モジュール1206は更に、1または複数の他の電子デバイスへ合成を送信するように構成され得る。たとえば、通信モジュール1206は、1または複数のクライアント電子デバイス1202へ合成を送信するように構成され得る。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス1202のユーザは、ユーザによって作成された合成を見ることができる。他の実施形態において、通信モジュール1206は、合成をサーバへ送信するように構成され得る。
他の実施形態において、マスタ電子デバイス1200に含まれるタッチ式入力モジュール1204は更に、制御入力の指示を受け取るように構成され得る。いくつかの実施形態において、制御入力の指示は、制御入力に対応するGUI上でのタッチ、制御入力に対応するキーの押下、制御入力に対応するGUI要素上でのマウスクリック、制御入力に対応するジェスチャ、制御入力に対応する音声コマンド、制御入力に対応するジェスチャ、および制御入力に対応する視線の1または複数を含んでよい。
概して、制御入力は、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の1または複数の状態を制御するために用いられ得る任意の情報を表してよい。たとえば、制御入力は、どの動作を実行すべきか、動作が実行される条件、およびどのように動作を実行すべきかに関する情報を表してよい。一例として、制御入力は、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の1または複数の機能を有効または無効にするために用いられ得る情報を表してよい。他の例として、制御入力は、1または複数の動作を実行するためにマスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の1または複数をトリガするために用いられ得る情報を表してよい。したがって、制御入力は、1または複数の動作に対応する動作インジケータを含んでよい。1または複数の動作の例は、コンテンツ取込みに対応する1または複数のパラメータの設定、コンテンツ取込みの開始、コンテンツ取込みの中断、コンテンツ取込みの終了、取り込んだコンテンツの変換、取り込んだコンテンツの格納、および取り込んだコンテンツの送信を含むが、これに限定されない。
また、制御入力は、1または複数の動作が実行される状況を示す情報を表してよい。状況は、概して、たとえば時間、場所、および1または複数のクライアント電子デバイス1202に対応する1または複数の環境条件などであるがこれに限定されない状況変数に対応する値を含んでよい。たとえば状況は、領域の座標の範囲を含んでよい。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス1202は、1または複数のクライアント電子デバイス1202が領域内に存在する場合、1または複数の動作を実行するようにトリガされ得る。他の例として、状況は、時間値の範囲を含んでよい。したがって、いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々は、時間値の範囲において1または複数の動作を実行するようにトリガされ得る。また、制御入力は、1または複数の条件を指定してよく、1または複数のクライアント電子デバイス1202によって実行される1または複数の行為に対応する1または複数の規則を含んでもよい。たとえば、規則は、1または複数のクライアント電子デバイス1202が、1または複数のクライアント電子デバイス1202の視野内に移動物体を検出するとコンテンツの取込みを開始することを指定してよい。他の例として、規則は、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々の視野内に所定の被写体を検出すると、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々によるコンテンツの取込みを開始することを指定してよい。
典型的な実施形態において、制御入力は、時間値を含んでよい。概して、時間値は、時間に基づく任意の値であってよい。いくつかの実施形態において、時間値は、1または複数の時刻を示してよい。他の実施形態において、時間値は、たとえば開始時間から終了時間までの持続時間などの期間を示してよい。
一例において、時間値は、標準時間値を含んでよい。標準時間値は、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々に外付けされた時間計測デバイスによって維持される時間値であってよい。たとえば、標準時間値は、国内または国際科学機関における計時デバイスによって維持され得る。標準時間値は、以下に限定されないがたとえば年、月、日、時間、分、および秒などの時間単位で表され得る。標準時間値の例は、12017年1月1日午前10時であってよい。
他の例において、時間値は、相対時間値であってよい。相対時間値は、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々が利用できる共通時間値に関連してよい。一例において、共通時間値は標準時間値であってよい。いくつかの実施形態において、標準時間値は、たとえばセルラ通信プロバイダなどの通信サービスプロバイダによって維持され得る。したがって、いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々は、セルラ通信プロバイダから標準時間値を受信するように構成され得る。また、相対時間値は、標準時間値に関してたとえば分または秒などの時間単位で表され得る。すなわち、いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々は、たとえば標準時間値などの共通時間値に同期され得る。したがって、相対時間値は、共通時間値に関して時差を表してよい。
一例において、時間値は、マスタ電子デバイス1200のタッチ式入力モジュール1204を介して制御入力の指示が受け取られた時間を含んでよい。他の例において、時間値は、マスタ電子デバイス1200に含まれるコンテンツを取り込むために構成された手段が制御入力に応答して作動した時間を含んでよい。
いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200は、時間を計測するために構成されたマスタタイミングモジュールを含んでよい。一例において、マスタタイミングモジュールは、水晶発振器およびデジタルカウンタの各々を含んでよい。水晶発振器は、所定の周波数の周期信号を生成するために構成され得る。デジタルカウンタは、周期信号におけるパルスの数をカウントするように構成され得る。いくつかの実施形態において、マスタタイミングモジュールは、マスタ電子デバイス1200に含まれるファームウェアの形式で実装され得る。たとえば、スマートフォンは、時間を計測するために構成された専用タイマ回路を含んでよい。他の実施形態において、マスタタイミングモジュールは、たとえばスマートフォンのプロセッサなど、マスタ電子デバイス1200に含まれる汎用プロセッサの形式で実装され得る。したがって、一例において、時間値は、たとえばデジタルカウンタの出力など、マスタタイミングモジュールの出力を含んでよい。また、1または複数のクライアント電子デバイス1202は、時間を計測するために構成されたクライアントタイミングモジュールを含んでよい。クライアントタイミングモジュールは、マスタタイミングモジュールと同様に実装され得る。また、クライアントタイミングモジュールは、時間値に基づいてマスタタイミングモジュールと同期するように構成され得る。
また、いくつかの実施形態において、タッチ式入力モジュール1204は、時間値に加えて、1または複数の動作の指示を受け取るように構成され得る。1または複数の動作は、コンテンツ取込みに対応する1または複数のパラメータの設定、コンテンツ取込みの開始、コンテンツ取込みの中断、コンテンツ取込みの終了、コンテンツ取込みの変換、コンテンツ取込みの格納、コンテンツ取込みの送信であってよいが、これに限定されない。したがって、時間値および1または複数の動作の指示の各々に基づいて、1または複数のクライアント電子デバイス1202は、時間値によって示される時間に1または複数の動作を実行するように構成され得る。たとえば、マスタ電子デバイス1200におけるタッチ式入力モジュール1204は、コンテンツを取り込むための指示および開始時間および終了時間を含む時間値の各々を含む制御入力の指示を受け取るように構成され得る。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス1202は、開始時間にコンテンツの取込みを開始し、終了時間にコンテンツの取込みを終了するように構成され得る。
また、いくつかの実施形態において、時間値に基づいて、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々は、同期的にコンテンツを取り込むように構成され得る。たとえば、時間値は、1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々が、対応する視点からシーンのコンテンツを取り込むように指示される未来の時間を示してよい。また、マスタ電子デバイス1200も、その時間から始まるシーンのコンテンツを異なる視点から取り込んでよい。その結果、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の各々は、異なる視点からではあるが同時にシーンのコンテンツを取り込み得る。
また、制御入力は、コンテンツを取り込む際に用いられるマスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の1または複数に対応する1または複数のパラメータの値を示し得る情報を表してよい。1または複数のパラメータは、コンテンツ取込みがどのように実行されるかを制御し得る。たとえば、ビデオカメラに対応する1または複数のパラメータは、解像度、フレームレート、ホワイトバランス、利得、シャッター速度、口径設定、およびフォーカスを含んでよいが、これに限定されない。
III.プラットフォームの動作
様々な実施形態によると、「ディレクタ」と呼ばれるマスタ電子デバイス200のユーザは、「カメラマン」と呼ばれるユーザによって操作される1または複数のクライアント電子デバイス202を用いたコンテンツ取込みを制御することができ得る。最初に、ディレクタに、1または複数のカメラマンを選択するためのGUIが提示され得る。その結果、1または複数のカメラマンに関連する1または複数のクライアント電子デバイス202が識別され、選択され得る。
その後、ディレクタは、協同コンテンツ取込みセッションに参加するように1または複数のカメラマンを招待することができる。したがって、マスタ電子デバイス200から1または複数のクライアント電子デバイス202へ招待が送信され得る。
その後、1または複数のクライアント電子デバイス202の表示画面に招待が表示され得る。また、1または複数のカメラマンに、招待を受諾または拒絶する選択肢が提示され得る。その結果、招待の受諾または拒絶がマスタ電子デバイス200へ返信され得る。
その後、マスタ電子デバイス200は、1または複数のクライアント電子デバイス202の各々に対応する招待の受諾または拒絶を表示してよい。また、いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイスの各々は、ディレクタおよび招待を受諾した1または複数のカメラマンの各々の名前を表示するように構成され得る。また、いくつかの実施形態において、以下に限定されないがたとえばデバイスの種類、オペレーティングシステムの種類、およびたとえば最大カメラ解像度、最大ズームレベル、最大フレームレートなどのコンテンツ取込み性能など、1または複数のクライアント電子デバイス202に関する詳細がディレクタに提示され得る。
その後、ディレクタは、1または複数のクライアント電子デバイス202と協同したコンテンツの取込みを制御するために、マスタ電子デバイス200のGUIによって制御入力の指示を提供してよい。たとえば、指示は、たとえばコンテンツ取込みの開始、コンテンツ取込みの中断、およびコンテンツ取込みの終了などの動作に対応してよい。その後、制御入力は、1または複数のクライアント電子デバイス202へ送信され得る。制御入力を受信すると、1または複数のクライアント電子デバイス202は、コンテンツの取込み、取り込んだコンテンツの格納、取り込んだコンテンツの処理、および取り込んだコンテンツの送信の1または複数に関する1または複数の動作を実行してよい。たとえば、コンテンツ取込みの開始の指示を受信すると、1または複数のクライアント電子デバイス202は、同期的にコンテンツの取込みを開始してよい。同様に、コンテンツ取込みの終了の指示を受信すると、1または複数のクライアント電子デバイス202は、コンテンツの取込みを中断してよい。
その後、1または複数のクライアント電子デバイス202の各々によって取り込まれたコンテンツは、マスタ電子デバイス200へ送信され得る。また、コンテンツは、マスタ電子デバイス202の表示画面に同期表示され得る。よって、ディレクタは、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツを見ることができ得る。
以下は、様々な動作プラットフォーム構成要素が実行され得ることを開示する。図9〜11の方法は、プラットフォーム100の様々な構成要素によって実行されるように説明されるが、任意の電子デバイス(たとえばマスタ電子デバイス200、クライアント電子デバイス202、コンピューティングデバイス1700)が任意の合理的な組み合わせで、または実行可能な場合個々に、図9〜11の方法の様々な段階を実行するように構成され得ることを理解すべきである。また、いくつかの実施形態において、動作可能に通信している様々なネットワーク要素によって様々な動作が実行され得る。
図9は、本開示の様々な実施形態に係る、1または複数のクライアント電子デバイス202を用いたコンテンツの取込みを制御する方法のフローチャートを示す。方法は、ステップ902において、マスタ電子デバイス200において制御入力の指示を受け取ることを含む。一例において、制御入力は、コンテンツの取込みの開始、コンテンツの取込みの中断、およびコンテンツの取込みの終了の1または複数に対応してよい。
様々な実施形態において、制御入力は、コンテンツの取込み、取り込んだコンテンツの処理、取り込んだコンテンツの格納、および取り込んだコンテンツの送信の1または複数に関連する、1または複数のクライアント電子デバイス202によって実行可能な1または複数の動作に対応してよい。たとえば、制御入力は、ズームレベルの増加、ズームレベルの減少、パニング、フォーカスの変更、カメラフィルタの選択、シャッター速度の選択、口径の選択、フレームレートの選択、カラーモードかグレースケールモードかの選択、符号化フォーマットの選択、取り込んだコンテンツを送信する宛先の指示、取り込んだコンテンツに実行する処理の選択などの1または複数に対応してよい。したがって、制御入力は、1または複数の動作に対応するパラメータ値を含んでよい。
一例において、制御入力の指示は、マスタ電子デバイス200に提示されるGUIを介して受け取られ得る。たとえば、マスタ電子デバイスに提示されるGUIは、1または複数のクライアント電子デバイス202を用いたコンテンツ取込みを制御するための選択肢を提供してよい。したがって、マスタ電子デバイス200のユーザが選択肢を選択すると、マスタ電子デバイス200によって制御入力が受け取られ得る。様々な実施形態において、指示は、ユーザによって提供されるタッチインタラクションの形式で受け取られてよい。他の実施形態において、指示は、音声コマンドの形式で受け取られてよい。
方法は更に、ステップ904において、マスタ電子デバイス200と1または複数のクライアント電子デバイス202との間でデータを通信することを含む。様々な実施形態において、通信は、1または複数のクライアント電子デバイス202へ制御入力を無線送信することを含む。様々な実施形態において、送信は、共通ローカルエリアネットワーク接続、Wi−Fi接続、およびブルートゥース(登録商標)接続の1または複数を介して実行され得る。したがって、様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、電子デバイスのネットワークに無線で相互接続され得る。様々な実施形態において、制御入力は、1または複数のクライアント電子デバイス202へ同時に送信され得る。その結果、1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、制御入力を同時に受信し得る。他の実施形態において、制御入力は、1または複数のクライアント電子デバイス202のうちの2つ以上のクライアント電子デバイスへ異なる時刻に送信されてもよい。
制御入力の送信後、1または複数のクライアント電子デバイス202は、コンテンツの取込み、取り込んだコンテンツの処理、取り込んだコンテンツの格納、および取り込んだコンテンツの送信の1または複数に関する1または複数の動作を実行してよい。また、制御入力に含まれるパラメータ値に基づいて、1または複数の動作がそれに応じて実行され得る。
いくつかの実施形態において、ステップ906において、1または複数のクライアント電子デバイス202は、制御入力に応答してコンテンツの取込みを実行してよい。その結果、マスタ電子デバイス200のユーザは、1または複数のクライアント電子デバイス202によって実行されるコンテンツの取込みを制御することができ得る。たとえば、ユーザは、1または複数のクライアント電子デバイス202がコンテンツの取込みをいつ開始または終了するかを制御することができ得る。
他の実施形態において、制御入力の送信後、1または複数のクライアント電子デバイス202のうちの2つ以上のクライアント電子デバイスが、制御入力に基づいてコンテンツの取込みを実行してよい。たとえば、マスタ電子デバイス200が、第1の位置に存在するたとえば標準画質(SD)ビデオカメラなどの第1のクライアント電子デバイスおよび第2の位置に存在するたとえば高画質(HD)ビデオカメラなどの第2のクライアント電子デバイスの各々へ制御入力を送信する場合を考える。また、SDビデオカメラおよびHDビデオカメラの各々は、1または複数の対象物を含む同じシーンに照準を合わせると考える。その結果、制御入力を受信すると、SDビデオカメラおよびHDビデオカメラの各々が、シーンに対応するコンテンツを取り込んでよい。
図10は、他の実施形態に係る、1または複数のクライアント電子デバイス202を用いたコンテンツの取込みを制御する方法のフローチャートを示す。方法は、ステップ1002において、マスタ電子デバイス200において制御入力の指示を受け取ることを含む。指示は、たとえばマスタ電子デバイス200に表示されるGUIを介して受け取られてよい。たとえば、マスタ電子デバイス200のユーザは、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々を用いたコンテンツの取込みを制御したいと所望し得る。よって、ユーザは、指示を提供してよい。一例において、指示は、1または複数のクライアント電子デバイス202に対応する1または複数のデバイス識別子を含んでよい。1または複数のデバイス識別子は、たとえばシリアル番号などのマシン識別子、およびたとえばMACアドレスおよびIPアドレスなどのネットワーク識別子を含んでよいが、これに限定されない。他の例において、指示は、1または複数のクライアント電子デバイス202に対応する1または複数のユーザ識別子を含んでよい。1または複数のユーザ識別子の例は、名前、偽名、ニックネーム、およびプロフィール詳細を含んでよい。
また、実施形態において、制御入力は時間値を含んでよい。時間値は一例において、時間値を送信する時点でのマスタ電子デバイス200における標準時間を含んでよい。したがって、いくつかの実施形態において、方法は、マスタタイミングモジュール302から標準時間を検索することを含んでよい。一例において、検索は、マスタ電子デバイス200において実行中のオペレーティングシステム(OS)へのアプリケーションプログラミングインタフェース(API)コールを行うことによって実行され得る。その後、標準時間値は所定のフォーマットに符号化され、制御入力に含まれ得る。その後、制御入力を受信すると、1または複数のクライアント電子デバイス202は、制御入力から標準時間を検索し得る。また、いくつかの実施形態において、1または複数のクライアント電子デバイス202は、対応するクライアントタイミングモジュール702を、制御入力から検索した標準時間に同期させてよい。
また、様々な実施形態において、時間値は、コンテンツ取込みに対応する1または複数の動作に対応する1または複数の時刻を含んでよい。たとえば、1または複数の動作は、コンテンツ取込みの開始、コンテンツ取込みの中断、コンテンツ取込みの終了、取り込んだコンテンツの処理、取り込んだコンテンツの格納、および取り込んだコンテンツの送信を含んでよいが、これに限定されない。
ステップ1004において、制御入力は、1または複数のクライアント電子デバイス202へ無線送信され得る。様々な実施形態において、制御入力は、たとえばWi−Fiネットワークなどの無線通信チャネルを介して1または複数のクライアント電子デバイス202へ送信され得る。したがって、一例において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、Wi−Fiネットワークに接続され得る。
その後、ステップ1006において、制御入力に基づいて、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々によってコンテンツ取込みが実行され得る。いくつかの実施形態において、制御入力は、1または複数のクライアント電子デバイス202の視野内の領域に対応するパラメータ値を含んでよい。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス202は、領域に対応するコンテンツを取り込むように構成され得る。一例において、領域は、マスタ電子デバイス200を操作するユーザによって、画面座標に関して指定され得る。他の例において、領域は、視野内にある被写体に対応するものとして指定され得る。たとえば、制御入力は、関心被写体に対応するパラメータ値を含んでよい。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス202は、被写体に対応するコンテンツを取り込むように構成され得る。この目的のために、1または複数のクライアント電子デバイス202は、たとえば物体認識などの技術を用いることによって視野内の被写体の存在を検出するように構成され得る。
様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、時間値によって示される1または複数の時刻に1または複数の動作を実行してよい。たとえば、コンテンツ取込みの開始は、時間値によって示される開始時間に、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々において同時に実行され得る。同様に、コンテンツ取込みの終了は、時間値によって示される終了時間に、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々において同時に実行され得る。その結果、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、同期的にコンテンツを取り込み得る。
その後、ステップ1008において、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツが送信され得る。様々な実施形態において、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツは、マスタ電子デバイス200へ送信される。たとえば、取り込まれたコンテンツは、Wi−Fiネットワークを介して送信され得る。他の例において、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツは、サーバへ送信され得る。その後、サーバは、取り込まれたコンテンツをマスタ電子デバイス200へ送信してよい。その結果、1または複数のクライアント電子デバイス202およびマスタ電子デバイス200の各々によって取り込まれたコンテンツが、マスタ電子デバイス200において利用可能になる。
したがって、様々な実施形態において、ステップ1010において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツの各々が、マスタ電子デバイス200上に提示され得る。あるいは、他の実施形態において、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツの1または複数が、マスタ電子デバイス200上に提示され得る。
図11は、他の実施形態に係る、1または複数のクライアント電子デバイス202を用いたコンテンツの取込みを制御する方法のフローチャートを示す。実施形態によると、マスタ電子デバイス200のユーザは、以下に限定されないがたとえば静止画像カメラ、ビデオカメラ、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、およびタブレットコンピュータなど複数の電子デバイスを用いてコンテンツを取り込むことを所望し得る。一例において、複数の電子デバイスは、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202を含んでよい。したがって、ユーザによって操作されるマスタ電子デバイス200は、1または複数のクライアント電子デバイス202を用いたコンテンツの取込みを制御するために用いられ得る。
複数の電子デバイスを用いたコンテンツの取込みを制御するために、ステップ1102において、ユーザは、マスタ電子デバイス200において招待入力を提供してよい。たとえば、マスタ電子デバイス200のタッチ画面に表示されるGUIは、招待入力に対応する選択肢を含んでよい。したがって、ユーザは、たとえば選択肢に対応するタッチ画面の一部をタッチすることによって選択肢を選択することにより、招待入力を提供してよい。その結果、マスタ電子デバイス200によって、招待入力に対応する招待が生成され得る。
その後、ステップ1104において、1または複数のクライアント電子デバイス202へ招待が送信され得る。様々な実施形態において、ユーザは、コンテンツの取込みのために用いられる1または複数のクライアント電子デバイス202を識別し得る。たとえば、ユーザは、たとえばマスタ電子デバイス200のタッチ画面に表示されるGUIを介して、1または複数のクライアント電子デバイス202に対応する1または複数のユーザの1または複数の名前を提供してよい。その結果、1または複数の名前に基づいて1または複数のクライアント電子デバイス202が識別され得る。その後、1または複数のクライアント電子デバイス202に対応する1または複数の通信アドレスが決定され得る。一例において、1または複数の通信アドレスは既定であってよい。たとえば、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイスの各々が共通Wi−Fiネットワークに接続している場合、1または複数のクライアント電子デバイス202のIPアドレスが使用可能である。それに応じて、コンテンツを取り込むための招待が、1または複数のクライアント電子デバイス202へ送信され得る。様々な実施形態において、招待は、限定されないがたとえばIPアドレスなどの通信アドレスに基づいて、1または複数のクライアント電子デバイス202の各々へ個々に送信され得る。その後、招待に基づいて、1または複数のクライアント電子デバイス202上に招待メッセージが提示され得る。たとえば、招待メッセージは、協同してコンテンツを取り込もうとするユーザの意図を示す、ユーザから1または複数の他のユーザへのパーソナルノートを含んでよい。パーソナルノートは、ユーザが協同してコンテンツを取り込もうと意図しているシーンに関する情報も含んでよい。したがって、1または複数の他のユーザは、招待メッセージを閲覧し、招待に応答してよい。一例において、1または複数のクライアント電子デバイス202のうちのクライアント電子デバイスのたとえば表示デバイスなどの提示デバイスに2つの選択肢が提示され得る。2つの選択肢は、GUIの形式で表示される「招待を受諾」および「招待を拒否」を含んでよい。また、一例において、GUIは、1または複数の他のユーザからのパーソナルノートを受け取る選択肢を含んでよい。
したがって、一例において、1または複数の他のユーザは、ステップ1106において招待受諾入力を提供することによって招待に応答してよい。様々な実施形態において、招待に対する1または複数の他のユーザの応答は、マスタ電子デバイス200を操作するユーザへ送信され得る。一例において、マスタ電子デバイス200に提示されるGUIは、1または複数の他のユーザから受信した応答を表示してよい。その結果、マスタ電子デバイス200を操作するユーザは、1または複数の他のユーザのうち誰が協同コンテンツ取込みに参加するかを知ることができ得る。
また、ステップ1108において、マスタ電子デバイス200は、1または複数のクライアント電子デバイス202へ制御入力を送信してよい。一例において、1または複数のクライアント電子デバイス202は、招待受諾入力を提供した1または複数の他のユーザによって操作され得る。したがって、制御入力は、1または複数のクライアント電子デバイス202によって受信され得る。その後、ステップ1110において、制御入力に基づいて、1または複数のクライアント電子デバイス202はコンテンツを取り込んでよい。一例において、制御入力は時間値を含んでよい。たとえば、時間値は、制御入力の送信と同時にマスタ電子デバイス200において決定されたものである標準時間を含んでよい。したがって、様々な実施形態において、時間値を含む制御入力を受信すると、1または複数のクライアント電子デバイス202は、対応するクライアントタイミングモジュールを、マスタ電子デバイス200に対応する標準時間に同期させてよい。様々な実施形態において、標準時間は、マスタ電子デバイス200に含まれるマスタタイミングモジュール302の出力に基づいて決定され得る。したがって、1または複数のクライアント電子デバイス202に含まれるクライアントタイミングモジュールの各々は、マスタタイミングモジュール302と同期し得る。その結果、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、共通時間ベースを有し得る。また、様々な実施形態において、制御入力は、コンテンツ取込みに対応する1または複数の動作の指示を含んでよい。たとえば、1または複数の動作は、コンテンツ取込みの開始、コンテンツ取込みの中断、コンテンツ取込みの終了、コンテンツ取込みの変換、コンテンツ取込みの格納、およびコンテンツ取込みの送信を含んでよいが、これに限定されない。また、様々な実施形態において、時間値は、1または複数の動作に対応する1または複数の時刻を含んでよい。1または複数の動作の指示および1または複数の時刻の各々は、たとえばマスタ電子デバイス200に表示されるGUIを介してユーザによって指定され得る。様々な実施形態において、1または複数の動作の指示および1または複数の時刻の各々は、単一の通信メッセージ内で集合的に1または複数のクライアント電子デバイス202へ送信され得る。たとえば、ユーザは、開始時間に始まり、終了時間まで継続してコンテンツを取り込むことを決定してよい。したがって、制御入力は、開始時間および終了時間、およびたとえばビデオを取り込むなどの動作に関する情報を含んでよい。
その後、ステップ1110において、1または複数のクライアント電子デバイス202は、制御入力に基づいてコンテンツを取り込んでよい。たとえば、1または複数のクライアント電子デバイス202は、開始時間から終了時間までコンテンツを取り込んでよい。開始時間および終了時間の各々は、時間値によって示され得る。様々な実施形態において、1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、たとえばマスタ電子デバイス200に対応する標準時間などの共通時間ベースに同期され得る。その結果、1または複数のクライアント電子デバイス202は、同期的にコンテンツを取り込み得る。たとえば、1または複数のクライアント電子デバイス202のうちの第1のクライアント電子デバイスによって取り込まれる第1のビデオおよび1または複数のクライアント電子デバイス202のうちの第2のクライアント電子デバイスによって取り込まれる第2のビデオの各々は、共通の時刻のセットに対応してよい。また、他の実施形態において、1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、マスタ電子デバイス200と同期的にコンテンツを取り込んでよい。したがって、マスタ電子デバイス200もまた、制御入力に基づいてコンテンツを取り込んでよい。たとえば、マスタ電子デバイス200を操作するユーザは、制御入力を提供することによってコンテンツの取込みを開始してよい。その結果、マスタ電子デバイス200は、制御入力に基づいてコンテンツを取り込み得る。また、1または複数のクライアント電子デバイス202も制御入力に基づいてコンテンツを取り込んでよい。その後、様々な実施形態において、ユーザがコンテンツ取込みの終了の指示を提供すると、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々は、コンテンツ取込みを終了してよい。その結果、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202を用いて協同的にコンテンツが取り込まれ得る。
その後、ステップ1112において、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツは、マスタ電子デバイス200へ送信され得る。一例において、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツは、ステップ1114において、マスタ電子デバイス200のタッチ画面に表示され得る。したがって、マスタ電子デバイス200を操作するユーザは、1または複数のクライアント電子デバイス202によって取り込まれたコンテンツを見ることができる。また、様々な実施形態において、マスタ電子デバイス200によって取り込まれたコンテンツもまた、マスタ電子デバイス200のタッチ画面に表示され得る。たとえば、タッチ画面表示装置は、マスタ表示領域とクライアント表示領域とに分割され得る。また、マスタ電子デバイス200によって取り込まれたコンテンツはマスタ表示領域内に表示され、1または複数のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツはクライアント表示領域内に表示され得る。また、様々な実施形態において、クライアント表示領域は更に、複数のクライアント表示領域に分割され得る。したがって、一例において、1または複数のクライアント電子デバイス202のうちの2つ以上のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツが、複数のクライアント表示領域に表示され得る。その結果、マスタ電子デバイス200を操作するユーザは、マスタ電子デバイス200および1または複数のクライアント電子デバイス202の各々によって取り込まれたコンテンツを同時に見ることができる。
開示される方法およびシステムの様々な実施形態が上述されたが、それらは限定ではなく例示のみを目的として提示されていることを理解すべきである。それらは網羅的なものではなく、本開示を、開示された形態そのものに限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、上記教示の観点から修正例および変形例が可能であり、あるいは本開示を実施することにより得られ得る。
以下は、様々な動作プラットフォームの構成要素が実行され得ることを開示する。図15〜16の方法は、プラットフォーム100の様々な構成要素によって実行されるように説明されるが、任意の電子デバイス(たとえば、マスタ電子デバイス1200、クライアント電子デバイス1202、コンピューティングデバイス1700)が任意の合理的な組み合わせで、または実行可能な場合個々に、図15〜16の方法の様々な段階を実行するように構成され得ることを理解すべきである。また、いくつかの実施形態において、動作可能に通信する様々なネットワーク要素によって、様々な動作が実行され得る。
他の実施形態によると、1または複数のクライアント電子デバイスを用いて取り込まれたコンテンツに基づいて合成を作成する方法が開示される。最初に、1または複数の合成入力が受け取られ得る。一例において、1または複数の合成入力は、タッチに基づいてよい。したがって、1または複数の入力は、タッチ式入力モジュールを用いて受け取られ得る。また、1または複数の合成入力は、マスタ電子デバイスによって受け取られ得る。その後、マスタ電子デバイスと1または複数のクライアント電子デバイスとの間でデータが通信され得る。一例において、通信は、1または複数のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの無線受信を含んでよい。その後、1または複数の合成入力および1または複数のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの各々に基づいて、合成が作成され得る。いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイスによって取り込まれたコンテンツは、1または複数のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツと同期してよい。
また、いくつかの実施形態において、方法は、マスタ電子デバイスによって制御入力を受け取ることを含んでよい。また、方法は、制御入力の受取りに応答して、マスタ電子デバイスによってコンテンツを取り込むことを含んでよい。また、方法は、1または複数のクライアント電子デバイスへ制御入力を無線送信することを含んでよい。また、1または複数のクライアント電子デバイスは、制御入力に応答してコンテンツを取り込むために構成され得る。
他の実施形態において、方法は更に、1または複数のクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツおよびマスタ電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの各々を提示することを含んでよい。一例において、提示は、表示することを含んでよい。また、1または複数のクライアント電子デバイスおよびマスタ電子デバイスの各々によって取り込まれたコンテンツは、ビデオを含んでよい。また、マスタ電子デバイスによって取り込まれたビデオおよび1または複数のクライアント電子デバイスによって取り込まれたビデオの各々の表示は同期式であってよい。他の実施形態において、マスタ電子デバイスによって取り込まれたビデオおよび1または複数のクライアント電子デバイスによって取り込まれたビデオの各々の表示は同期式であってよい。また、マスタ電子デバイスによって取り込まれたビデオの表示は、表示手段のマスタ表示領域において実行され得る。加えて、1または複数のクライアント電子デバイスによって取り込まれたビデオの表示は、表示手段の1または複数のクライアント表示領域において実行され得る。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのクライアント電子デバイスは、複数のクライアント電子デバイスを含んでよい。また、複数のクライアント電子デバイスのうちの第1のクライアント電子デバイスによって取り込まれたビデオの表示は、表示手段の1または複数のクライアント表示領域のうちの第1のクライアント表示領域において実行され得る。同様に、複数のクライアント電子デバイスのうちの第2のクライアント電子デバイスによって取り込まれたビデオの表示は、表示手段の少なくとも1つのクライアント表示領域のうちの第2のクライアント表示領域において実行され得る。
いくつかの実施形態において、1または複数の合成入力は、1または複数のクライアント電子デバイスのクライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの選択を含んでよい。他の実施形態において、クライアント電子デバイスによって取り込まれたコンテンツの選択は、時刻に対応してよい。
いくつかの実施形態において、合成は、ビデオを含んでよい。また、ビデオは、複数の時刻に対応する複数の画像を含んでよい。複数の画像のうちの第1の画像のセットは、第1のクライアント電子デバイスおよび第1の時刻のセットの各々に対応してよい。同様に、複数の画像のうちの第2の画像のセットは、第2のクライアント電子デバイスおよび第2の時刻のセットに対応してよい。また、1または複数の合成入力は、第1のクライアント電子デバイス、第1の時刻のセット、第2の電子デバイス、および第2の時刻のセットの各々の選択を含んでよい。したがって、いくつかの実施形態において、合成の作成は、第1の画像のセットを第2の画像のセットにスティッチすることを含んでよい。
また、他の実施形態において、1または複数の合成入力は、編集入力を含んでよい。また、合成の作成は、編集入力に基づいて合成を処理することを含んでよい。
他の実施形態において、1または複数の合成入力は、符号化フォーマットの指示を含んでよい。また、合成の作成は、符号化フォーマットに基づいてよい。
いくつかの実施形態において、合成の作成後、方法は、たとえば1または複数のクライアント電子デバイスなどの1または複数の電子デバイスへ合成を通信することを含んでよい。
図15は、いくつかの実施形態に係る、複数のクライアント電子デバイスを用いて取り込まれたコンテンツに基づいて合成を作成する方法のフローチャートを示す。ステップ1502において、複数のクライアント電子デバイスからのコンテンツが通信モジュールによって受信され得る。コンテンツは、複数のクライアント電子デバイスの各々に対応する複数のコンテンツストリームを含んでよい。その後、ステップ1504において、方法は、複数のクライアント電子デバイスから受信したコンテンツを再生モジュールによって再生することを含んでよい。いくつかの実施形態において、複数のクライアント電子デバイスの各々からのコンテンツの再生は同期的であってよい。その後、ステップ1506において、コンテンツの再生中、タッチ式入力モジュールによって1または複数の合成入力が受け取られてよい。また、1または複数の合成入力は、合成に含まれるコンテンツストリームの選択に対応してよい。その後、ステップ1508において、1または複数の合成入力に基づいて、合成モジュールによって合成が作成され得る。
図16は、他の実施形態に係る、複数のクライアント電子デバイスを用いて取り込まれたコンテンツに基づいて合成を作成する方法のフローチャートを示す。ステップ1602において、複数のクライアント電子デバイスからのコンテンツが通信モジュールによって受信され得る。コンテンツは、複数のクライアント電子デバイスの各々に対応する複数のコンテンツストリームを含んでよい。その後、ステップ1604において、複数のクライアント電子デバイスに関連するコンテンツストリームが、複数のクライアント表示領域において再生され得る。
その後、ステップ1606において、コンテンツの再生中、タッチ式入力モジュールによって1または複数の合成入力が受け取られてよい。また、1または複数の合成入力は、合成に含まれるコンテンツストリームの選択に対応してよい。その後、ステップ1608において、選択されたコンテンツストリームが合成表示領域において再生され得る。いくつかの実施形態において、合成表示領域における選択されたコンテンツストリームの再生は、選択されたコンテンツストリームに対応する1または複数の合成入力が受け取られると、クライアント表示領域における選択されたコンテンツストリームの再生時間から継続してよい。
また、ステップ610において、現在選択中のコンテンツストリームに対応するタッチ入力が受け取られてよい。その後、ステップ612において、合成表示領域において、過去に選択されたコンテンツストリームの再生が現在選択中のコンテンツストリームの再生と入れ替えられてよい。その後、ステップ614において、合成表示領域における各コンテンツストリームの再生に対応する再生時間に1または複数の合成入力によって選択された各コンテンツストリームが、合成モジュールを用いてスティッチされ得る。その結果、マスタ電子デバイス1200のユーザは、合成を便利に作成することができる。
いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200に含まれるタッチ式入力モジュール1204は更に、招待入力を受け取るように構成され得る。したがって、通信モジュール1206は更に、招待入力に基づいて1または複数のクライアント電子デバイス1202へ招待を無線送信するために構成され得る。招待は、コンテンツ取込みセッションに参加する要求に対応してよい。いくつかの実施形態において、コンテンツ取込みセッションは、複数の電子デバイスを含んでよい。また、1または複数のクライアント電子デバイス1202は、招待を受信するために構成され得る。また、1または複数のクライアント電子デバイス1202は、1または複数のクライアント電子デバイス1202に含まれるタッチ式入力モジュールを介して招待受諾入力を受け取るように構成され得る。その結果、一例において、たとえば第1のスマートフォンなどのマスタ電子デバイス1200のユーザは、第1のスマートフォンに含まれるタッチ式入力モジュール1204を介して招待入力を提供してよい。招待入力は、たとえば第1のスマートフォンのタッチ画面などのユーザインタフェースを介して提供され得る。その結果、コンテンツを取り込むための招待が、たとえば第2のスマートフォンなどの1または複数のクライアント電子デバイス1202へ送信され得る。また、招待は、第2のスマートフォンにおいて、たとえばタッチ画面などのユーザインタフェースに提示され得る。その後、第2のスマートフォンのユーザは、第2のスマートフォンのユーザインタフェースを介して招待受諾入力を提供することによって招待を受諾してよい。その結果、第1のスマートフォンおよび第2のスマートフォンの各々は、協同してコンテンツを取り込むことができる。たとえば、第1のスマートフォンおよび第2のスマートフォンの各々は、異なる視点から同期的にシーンのコンテンツを取り込むことができ得る。
他の実施形態において、1または複数のクライアント電子デバイス1202に含まれる通信モジュールは更に、マスタ電子デバイス1200からの招待を無線受信するために構成され得る。招待は、協同コンテンツ取込みセッションに参加する要求であってよい。したがって、いくつかの実施形態において、クライアント電子デバイス1202に含まれるタッチ式入力モジュールは更に、招待受諾入力を受信するために構成され得る。また、クライアント電子デバイス1202に含まれるコンテンツ取込み手段は、招待受諾入力の受信に基づいてコンテンツを取り込むように構成され得る。
いくつかの実施形態において、クライアント電子デバイスの例である2つ以上のクライアント電子デバイスが、協同コンテンツ取込みセッションに参加するための招待を受信してよい。他の実施形態において、クライアント電子デバイス1202は、マスタ電子デバイス1200との協同コンテンツ取込みセッションに参加するための招待を受信してよい。すなわち、マスタ電子デバイス1200およびクライアント電子デバイス1202の各々は、協同してコンテンツを取り込むように構成され得る。たとえば、マスタ電子デバイス1200およびクライアント電子デバイス1202の各々は、1または複数の対象物を含むシーンに対応するコンテンツを取り込んでよい。他の例として、マスタ電子デバイス1200は第1のシーンに対応するコンテンツを取り込むように構成され、クライアント電子デバイス1202は第2のシーンに対応するコンテンツを取り込むように構成され得る。また、いくつかの実施形態において、クライアント電子デバイス1202に含まれる通信モジュールは、クライアント電子デバイス1202によって取り込まれたコンテンツをマスタ電子デバイス1200へ無線送信するために構成され得る。他の実施形態において、クライアント電子デバイス1202に含まれる通信モジュールは、電子デバイスによって取り込まれたコンテンツを他のクライアント電子デバイスへ無線送信するために構成され得る。したがって、いくつかの実施形態において、クライアント電子デバイス1202に含まれる通信モジュールは更に、マスタ電子デバイス1200および他のクライアント電子デバイスの1または複数によって取り込まれたコンテンツを無線受信するために構成され得る。また、マスタ電子デバイス1200に含まれる通信モジュール1206は、マスタ電子デバイス1200によって取り込まれたコンテンツをクライアント電子デバイスへ無線送信するために構成され得る。その結果、いくつかの実施形態において、マスタ電子デバイス1200および1または複数のクライアント電子デバイス1202の1または複数によって取り込まれたコンテンツは、マスタ電子デバイス1200および/または1または複数のクライアント電子デバイス1202と共有され得る。
開示される方法およびシステムの様々な実施形態が上述されたが、それらは限定ではなく例示のみを目的として提示されていることを理解すべきである。それらは網羅的ではなく、本開示を、開示された形態そのものに限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、上記教示の観点から修正例および変形例が可能であり、あるいは本開示を実施することにより得られ得る。
IV.コンピューティングデバイスアーキテクチャ
プラットフォーム100は、コンピューティングデバイスに対応する、たとえばウェブサイト、ウェブアプリケーション、デスクトップアプリケーション、およびモバイルアプリケーションとして具現化され得るが、これに限定されない。コンピューティングデバイスは、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、タブレット、または移動通信デバイスを備えてよいが、これに限定されない。また、プラットフォーム100は、たとえばクラウドコンピューティングサービスなどの集中サーバ上でホストされ得る。図9〜11および図15〜16の方法はコンピューティングデバイス1700によって実行されるように説明されたが、いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス1700と動作可能に通信する様々なネットワーク要素によって様々な動作が実行され得ることを理解すべきである。
本開示の実施形態は、メモリ記憶装置および処理ユニットを有するシステムを備えてよい。処理ユニットはメモリ記憶装置に接続され、図9〜11および図15〜16の方法の段階を実行するように構成される。
図17は、コンピューティングデバイス1700を含むシステムのブロック図である。本開示の様々な実施形態に従って、上記のメモリ記憶装置および処理ユニットは、たとえば図1のコンピューティングデバイス1700などのコンピューティングデバイスにおいて実装され得る。メモリ記憶装置および処理ユニットを実装するために、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の適切な組み合わせが用いられ得る。たとえば、メモリ記憶装置および処理ユニットは、コンピューティングデバイス1700によって、またはコンピューティングデバイス1700と組み合わせて他の任意のコンピューティングデバイス1218によって実装され得る。上述したシステム、デバイス、およびプロセッサは一例であり、他のシステム、デバイス、およびプロセッサが、本開示の実施形態と矛盾することなく上記のメモリ記憶装置および処理ユニットを備えてよい。
図17を参照すると、本開示の様々な実施形態に従うシステムは、たとえばコンピューティングデバイス1700などのコンピューティングデバイスを含んでよい。基本的な構成において、コンピューティングデバイス1700は、少なくとも1つの処理ユニット1202およびシステムメモリ1204を含んでよい。コンピューティングデバイスの構成および種類に依存して、システムメモリ1204は、揮発性(たとえばランダムアクセスメモリ(RAM))、不揮発性(たとえば読取専用メモリ(ROM))、フラッシュメモリ、または任意の組み合わせを備えてよいが、これに限定されない。システムメモリ1204は、オペレーティングシステム1205、1または複数のプログラミングモジュール1206、およびプログラムデータ1207を含んでよい。オペレーティングシステム1205はたとえば、コンピューティングデバイス1700の動作を制御するために適している場合がある。1つの実施形態において、プログラミングモジュール1206は、カメラアプリ1220を含んでよい。また、本開示の実施形態は、グラフィックライブラリ、他のオペレーティングシステム、または他の任意のアプリケーションプログラムと併用して実施されてよく、任意の特定のアプリケーションまたはシステムに限定されるものではない。この基本的な構成は、点線1208内の構成要素によって図17に示される。
コンピューティングデバイス1700は、追加の特徴または機能を有してよい。たとえば、コンピューティングデバイス1700は、たとえば磁気ディスク、光学ディスク、またはテープなどのデータ記憶デバイス(リムーバブルおよび/または非リムーバブル)を含んでもよい。そのような追加の記憶装置は、リムーバブル記憶装置1209および非リムーバブル記憶装置1210として図17に示される。コンピュータ記憶媒体は、たとえばコンピュータ読取可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を格納するための任意の方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含んでよい。システムメモリ1204、リムーバブル記憶装置1209、および非リムーバブル記憶装置1210は全てコンピュータ記憶媒体の例(すなわちメモリ記憶装置)である。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能読取専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD‐ROM、デジタルバーサタイルディスク(DVD)または他の光学ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または情報を格納するために用いることができコンピューティングデバイス1700によってアクセスすることができる他の任意の媒体を含んでよいが、これに限定されない。そのような任意のコンピュータ記憶媒体は、デバイス100の一部であってよい。コンピューティングデバイス1700はまた、たとえばキーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイスなどの入力デバイス1212も有してよい。また、たとえば表示装置、スピーカ、プリンタなどの出力デバイス1214も含まれ得る。上述したデバイスは例であり、他のデバイスが用いられてもよい。
コンピューティングデバイス1700はまた、たとえばイントラネットまたはインターネットなどの分散型コンピューティング環境におけるネットワークを介してデバイス100が他のコンピューティングデバイス1218と通信することができる通信接続1216を含んでもよい。通信接続1216は、通信媒体の一例である。通信媒体は典型的に、たとえば搬送波や他の移送メカニズムなどの変調データ信号におけるコンピュータ読取可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータによって具現化されてよく、任意の情報配信媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、情報を信号に符号化するための方法で設定または変更された1または複数の特性を有する信号を表し得る。限定ではなく一例として、通信媒体は、たとえば有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線媒体、およびたとえば音波、無線周波数(RF)、赤外線、および他の無線媒体などの無線媒体を含んでよい。本明細書で用いられるコンピュータ読取可能媒体という用語は、記憶媒体および通信媒体の両方を含み得る。
上述したように、複数のプログラムモジュールおよびデータファイルが、オペレーティングシステム1205を含むシステムメモリ1204に格納され得る。処理ユニット1202で実行する際、プログラミングモジュール1206(たとえばアプリケーション1220)は、たとえば上述した図9〜11および図15〜16の方法の1または複数の段階を含む処理を実行し得る。上述した処理は一例であり、処理ユニット1202は他の処理を実行してもよい。本開示の実施形態に従って用いられ得る他のプログラミングモジュールは、電子メールおよびコンタクトアプリケーション、ワード処理アプリケーション、表計算アプリケーション、データベースアプリケーション、スライドプレゼンテーションアプリケーション、線描またはコンピュータ支援型アプリケーションプログラムなどを含んでよい。
概して、本開示の実施形態に従って、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、構成要素、データ構造、および、特定のタスクを実行し得るか、特定の抽象データタイプを実現し得る他の種類の構造を含んでよい。また、本開示の実施形態は、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラマブル消費者電子装置、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含む他のコンピュータシステム構成によって実施され得る。また本開示の実施形態は、通信ネットワークを介してリンクされた遠隔処理デバイスによってタスクが実行される分散型コンピューティング環境においても実施され得る。分散型コンピューティング環境において、プログラムモジュールは、ローカルメモリ記憶デバイスおよび遠隔メモリ記憶デバイスの両方に存在してよい。
また、本開示の実施形態は、ディスクリート電子素子、論理ゲートを含むパッケージ電子チップまたは集積電子チップ、およびマイクロプロセッサを用いる回路を備える電子回路において、または電子素子またはマイクロプロセッサを含む単一チップにおいて実施され得る。本開示の実施形態はまた、機械技術、光学技術、流体技術、および量子技術を含むがこれに限定されない、たとえばAND、OR、およびNOTなどの論理動作を実行することができる他の技術を用いて実施されてもよい。また、本開示の実施形態は、汎用コンピュータ、あるいは他の任意の回路またはシステムにおいて実施されてよい。
本開示の実施形態は、たとえば、コンピュータプロセス(方法)、コンピューティングシステムとして、あるいは、たとえばコンピュータプログラム製品またはコンピュータ読取可能媒体などの製品として実装され得る。コンピュータプログラム製品は、コンピュータシステムによって読取可能であり、コンピュータプロセスを実行するための命令のコンピュータプログラムを符号化するコンピュータ記憶媒体であってよい。コンピュータプログラム製品は、コンピューティングシステムによって読取可能であり、コンピュータプロセスを実行するための命令のコンピュータプログラムを符号化する、搬送波上の伝搬信号であってよい。したがって本開示は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなど)によって具現化され得る。すなわち、本開示の実施形態は、命令実行システムによってまたはそれと関連して用いるための媒体に具現化されたコンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能プログラムコードを有するコンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能記憶媒体におけるコンピュータプログラム製品の形式であってよい。コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによってまたはそれと関連して用いるためのプログラムを含み、格納し、通信し、伝搬し、または伝送することができる任意の媒体であってよい。
コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体は、たとえば電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体システム、装置、デバイス、または伝搬媒体であってよいが、これに限定されない。より具体的なコンピュータ読取可能媒体の例(非網羅的なリスト)として、コンピュータ読取可能媒体は、1または複数のケーブルを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、およびポータブル小型ディスク読取専用メモリ(CD‐ROM)を含んでよい。ただし、コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体は、プログラムが、たとえば紙または他の媒体の光学スキャニングを介して電子的に取り込まれ、必要であればコンパイル、解釈、または他の適切な方法で処理され、その後コンピュータメモリ内に格納される場合、プログラムが印刷された紙または他の適切な媒体であってもよい。
本開示の実施形態は、たとえば、本開示の実施形態に係る方法、システム、およびコンピュータプログラム製品のブロック図および/または動作図を参照して上述された。ブロックに記載される機能/行為は、任意のフローチャートに示される順序以外で生じてもよい。たとえば、連続して示される2つのブロックは、実際はほぼ同時に実行されてよく、あるいは、関与する機能/行為に依存してブロックは時として逆の順序で実行されてもよい。
本開示の特定の実施形態が説明されたが、他の実施形態も存在し得る。また、本開示の実施形態は、メモリおよび他の記憶媒体に格納されたデータに関連するものとして説明されたが、データは、たとえばハードディスク、ソリッドステート記憶装置(たとえばUSBドライブ)、またはCD‐ROMなどの2次記憶デバイス、インターネットからの搬送波、または他の形式のRAMまたはROMなど、他の種類のコンピュータ読取可能媒体に格納され、またはそこから読み取られてもよい。また、開示される方法の段階は、段階の並べ替えおよび/または段階の挿入や削除を含む任意の方法で、本開示から逸脱することなく変更され得る。
本明細書に含まれる記号における著作権を含む全ての権利は、出願人に帰属し、出願人が所有権を有する。出願人は、本明細書に含まれる記号における全ての権利を保持および留保し、付与された特許の複製に関連する場合のみ物品の複製に許可を与え、その他の目的のためには許可を与えない。
V.特許請求の範囲
本明細書は例を含むが、本開示の範囲は以下の特許請求の範囲によって示される。また、本明細書は構造的特徴および/または方法論的行為に特化した言語で説明されたが、特許請求の範囲は、上述した特徴または行為に限定されるものではない。上述した特定の特徴および行為は、本開示の実施形態の例として開示される。
上記説明および添付図面が、以下の特許請求の範囲に収まらない任意の追加の主題事項を開示する限りにおいて、本開示は、そのような追加の開示が留保されることを主張するために1または複数の出願人に申し立てる公衆および権利に献呈されるものではない。