JPWO2018011945A1 - レーザレーダ装置 - Google Patents

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Abstract

送信光と異なる波長の参照光を発振する参照光源(113)と、発振された参照光を光ファイバ(206)の一端に結合する光合波カプラ(114)と、送信光及び参照光を同じ方向から出射する送受分離部(106)と、光ファイバ(206)と送受分離部(106)との間に配置され、通過する光の光軸を調整する光軸調整機構(109)と、送信光の一部及び参照光の少なくとも一部を透過する部分反射ミラー(108)と、部分反射ミラー(108)を透過した送信光と参照光との光軸角度ずれ量を検出する光軸角度ずれ検出部(115)と、光軸角度ずれ検出部(115)により検出された光軸角度ずれ量に基づき、光軸調整機構(109)を制御する制御部(116)とを備えた。

Description

この発明は、送信光を照射して目標により散乱された受信光を受信するレーザレーダ装置に関する。
従来のコヒーレントレーザレーダ装置では、送信光を、音響光学(AO)素子でパルス化し、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)で増幅した後、ファイバコリメータから出射している(例えば非特許文献1参照)。
G. N. Pearson and J. Eacock著「Proceedings of 11th Coherent Laser Radar Conference」」 (Malvern、 Worcestershire、 UK、 July 2001)、第144頁-第146頁
一方、非特許文献1に開示されるようなコヒーレントレーザレーダ装置では、ヘテロダイン検出を行うため、受信光を光ファイバに結合させる必要がある。このとき、受信光の損失を抑制して高感度な測定を行うためには、受信光を効率良く光ファイバに結合させる必要があり、送信光の出射光軸に対して受信光学系の光軸を一致させる必要がある。光軸角度ずれがある場合、受信光の光ファイバへの結合効率が大きく低下するため、μradオーダの精度で光軸を一致させる必要がある。よって、装置組立て時での光軸調整に手間がかかる。また、振動、衝撃又は温度変化等の外乱による光軸のアライメントずれが生じ易く、装置の信頼性を高めることが難しい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、従来構成に対して簡易に、送信光と受信光学系との光軸調整を行うことができるレーザレーダ装置を提供することを目的としている。
この発明に係るレーザレーダ装置は、送信光を出射する送信光出射部と、送信光と異なる波長である参照光を発振する参照光源と、参照光源により発振された参照光を光ファイバにおける一端に結合する第1の光合波部と、送信光出射部における出射端に対向された入射端に入射された送信光及び光ファイバにおける他端に対向された第1の入出射端に入射された参照光を第2の入出射端から出射し、当該第2の入出射端に入射された受信光を当該第1の入出射端から出射する送受分離部と、光ファイバにおける他端と送受分離部における第1の入射射端との間、又は送信光出射部における出射端と送受分離部における入射端との間に配置され、通過する光の光軸を調整する光軸調整部と、送受分離部における第2の入出射端の光軸上に配置され、送信光の一部及び参照光の少なくとも一部を透過する部分反射ミラーと、部分反射ミラーを透過した送信光と参照光との光軸角度ずれ量を検出する光軸角度ずれ検出部と、光軸角度ずれ検出部により検出された光軸角度ずれ量に基づき、光軸調整部における調整量を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、上記のように構成したので、従来構成に対して簡易に、送信光と受信光学系との光軸調整を行うことができる。
この発明の実施の形態1によるレーザレーダ装置の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1における光軸角度ずれ検出部の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1における光検出素子の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1における信号処理部及び制御部のハードウェア構成例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るレーザレーダ装置の構成例を示す図である。
レーザレーダ装置は、送信光を照射して目標(例えば、大気、大気中の微粒子又はエアロゾル、飛翔体、建築物等)により散乱された受信光を受信する装置である。なお以下では、レーザレーダ装置として、受信光を用いてドップラーシフトを検出することで風速計測を行うコヒーレントドップラーライダ装置を用いる。このレーザレーダ装置は、図1に示すように、基準レーザ光源101、光分岐カプラ(光分岐部)102、光変調器103、光ファイバ増幅器104、レーザ増幅器105、送受分離部106、部分反射ミラー107、望遠鏡(送受信光学系)108、光軸調整機構(光軸調整部)109、光合波カプラ(第2の光合波部)110、光検出器111、信号処理部112、参照光源113、光合波カプラ(第1の光合波部)114、光軸角度ずれ検出部115及び制御部116を備えている。
また、基準レーザ光源101における出力端と光分岐カプラ102における入力端との間は、光ファイバ201により接続されている。また、光分岐カプラ102における第1の出力端と光変調器103における入力端との間は、光ファイバ202により接続されている。また、光分岐カプラ102における第2の出力端と光合波カプラ110における第1の入力端との間は、光ファイバ203により接続されている。また、光変調器103における出力端と光ファイバ増幅器104における入力端との間は、光ファイバ204により接続されている。また、光ファイバ増幅器104における出力端には、光ファイバ205における一端が接続されている。また、光合波カプラ114における入出力端には、光ファイバ206における一端が接続されている。また、光合波カプラ114における出力端と光合波カプラ110における第2の入力端との間は、光ファイバ207により接続されている。また、光合波カプラ110における出力端と光検出器111における入力端との間は、光ファイバ208により接続されている。また、参照光源113における出力端と光合波カプラ114における入力端との間は、光ファイバ209により接続されている。
基準レーザ光源101は、一定周波数のCW(Continuous Wave:連続波)レーザ光を基準レーザ光として発振する。この基準レーザ光源101としては、例えば、DFB(Distributed Feed−Back)ファイバレーザ又はDFB−LD(Laser Diode)を用いることができる。この基準レーザ光源101により発振された基準レーザ光は、光ファイバ201に結合されて光分岐カプラ102へ伝搬される。
光分岐カプラ102は、基準レーザ光源101により発振された基準レーザ光を2分岐する。この光分岐カプラ102により分岐された一方の基準レーザ光は、光ファイバ202に結合されて光変調器103へ伝搬される。また、光分岐カプラ102により分岐された他方の基準レーザ光は、光ファイバ203に結合されて光合波カプラ110へ伝搬される。
光変調器103は、光分岐カプラ102により分岐された一方の基準レーザ光(送信種光)を変調する。この際、光変調器103は、送信種光に対し、パルス化及び周波数シフトを行う。この光変調器103としては、例えば音響光学変調器(Acousto−Optic Modulator:AOM)を用いることができ、AOMを用いることで、送信種光を時間ゲートで切り出すことによるパルス化と、周波数シフトとを同時に行うことができる。この光変調器103により変調された送信種光は、光ファイバ204に結合されて光ファイバ増幅器104へ伝搬される。
光ファイバ増幅器104は、光変調器103により変調された送信種光を増幅する。この光ファイバ増幅器104としては、送信種光の波長帯に見合う増幅器を用いる。例えば、送信種光の波長が1.06μm帯である場合には、光ファイバ増幅器104として、Nd(Neodymium)添加ファイバ又はYb(Ytterbium)添加ファイバを使用している増幅器を用いることができる。また、例えば、送信種光の波長が1.55μm帯である場合には、光ファイバ増幅器104として、Er(Erbium)添加ファイバを使用している増幅器を用いることができる。この光ファイバ増幅器104により増幅された送信種光は、光ファイバ205に結合されてレーザ増幅器105側に出射される。
レーザ増幅器105は、入射端が光ファイバ205における他端(出射端)に対向され、光ファイバ増幅器104により増幅された送信種光を増幅する空間型の増幅器である。このレーザ増幅器105としては、送信種光の波長帯に見合うレーザ媒質を用いる。例えば、送信種光の波長が1.06μm帯である場合には、Nd又はYbを添加した結晶、ガラス又はセラミック等を用いることができる。また、送信種光の波長が1.55μm帯である場合には、Erを添加した結晶、ガラス又はセラミック等を用いることができる。また、レーザ媒質の形状としては、ロッド型、ディスク型又は平面導波路型の素子を用いることができる。これらの素子を用いる場合、レーザ増幅器105は、光ファイバ205から出射された送信種光をコリメータレンズ等でコリメートした後、レンズ等の光学系で集光して当該素子に入射する。また、レーザ増幅器105は、素子を通過した送信種光をコリメータレンズ等でコリメートした後、送信光として送受分離部106側に出射する。
なお、光ファイバ増幅器104及びレーザ増幅器105は、光変調器103により変調された基準レーザ光を増幅して送信光とする増幅器117を構成する。
また、基準レーザ光源101、光分岐カプラ102、光変調器103、光ファイバ増幅器104及びレーザ増幅器105は、送信光を出射する送信光出射部118を構成する。
送受分離部106は、レーザ増幅器105における出射端に対向された入射端に入射された送信光及び光ファイバ206における他端に対向された第1の入出射端に入射された参照光を、第2の入出射端から出射する。また、送受分離部106は、第2の入出射端に入射された受信光を、第1の入出射端から出射する。この送受分離部106は、空間型の光学素子により構成され、偏光子と波長板又はファラデー素子との組合わせ等による光サーキュレータを用いることができる。
部分反射ミラー107は、送受分離部106における第2の入出射端の光軸上に配置され、送信光の一部及び参照光の少なくとも一部を透過する。この部分反射ミラー107は、送信光の波長に対して一部(数%程度)の透過率を有し、且つ、参照光の波長に対して一部又は全部(数%〜100%)の透過率を有する。なお、部分反射ミラー107の送信光の波長に対する透過率は、送信光及び受信光の損失を抑えるため、なるべく小さい方が望ましい。
望遠鏡108は、部分反射ミラー107により反射された送信光を大気中に向けて照射し、当該送信光に対し大気中に存在する目標(エアロゾル)により散乱された受信光を受信する。この望遠鏡108としては、例えば、照射する送信光を略平行光化でき且つ焦点距離が調整可能なコリメータを用いることができる。また、望遠鏡108は、照射する送信光の発散角を小さくし且つ受信効率を上げるため、開口が大きい方が好適である。なお、望遠鏡108は、受信した受信光を略平行光化した後、部分反射ミラー107側へ出射する。
光軸調整機構109は、光ファイバ206における他端と送受分離部106における第1の入出射端との間に配置され、通過する光(受信光及び参照光)の光軸を調整する。この光軸調整機構109としては、光軸の角度を変化させることが可能なウェッジプリズム又は反射ミラー等の光学素子を用いることができる。ここで、光軸調整機構109としてウェッジプリズムを用いる場合には、2個使用して、それぞれ周方向に回転させることで、ウェッジプリズムの偏角で決まる出射角度範囲内で任意の角度に光軸を変化させることができる。また、光軸調整機構109として反射ミラーを用いる場合には、1枚使用して2軸方向に角度制御を行ってもよいし、2枚使用してそれぞれ1軸方向に角度制御を行ってもよい。なお、光学素子の駆動機構としては、モータ又はピエゾ素子等を用いたアクチュエータを用いることができる。ここで、2個のウェッジプリズムを用いてモータにより回転させる構成は、簡易な構成で微小な角度制御が容易となる。また、ウェッジプリズムの偏角又はモータのステップ角は、必要な角度精度が得られるように、好適な値に設定される。この光軸調整機構109を通過した受信光は、ファイバコリメータ等の集光光学系(不図示)により集光された後、光ファイバ206に結合されて光合波カプラ114及び光ファイバ207を介して光合波カプラ110へ伝搬される。
光合波カプラ110は、光分岐カプラ102により分岐された他方の基準レーザ光(局部発振光)と、送受分離部106により出射され光軸調整機構109及び光合波カプラ114を通過した受信光とを合波(混合)する。この光合波カプラ110により合波された光は、光ファイバ208に結合されて光検出器111へ伝搬される。
光検出器111は、光合波カプラ110により合波された光を受光し、受信光と局部発振光とのビート信号を検出する。
信号処理部112は、光検出器111により検出したビート信号から目標に関する情報を抽出する。目標に関する情報としては、例えば、受信光の強度、ラウンドトリップ時間又はドップラー周波数を示す情報が挙げられる。また、信号処理部112は、抽出した目標に関する情報から、目標の運動諸元を算出する。目標の運動諸元としては、例えば、目標までの距離又は速度分布が挙げられる。
参照光源113は、送信光出射部118から出射される送信光と異なる波長であるレーザ光を参照光として発振する。この参照光源113としては、例えば、半導体レーザ(Laser Diode)又はDFBファイバレーザを用いることができる。ここで、参照光源113としてファイバ出力型のレーザを用いた場合には、光コネクタ接続又は光ファイバの融着接続により光合波カプラ114との接続が容易になる。この参照光源113により発振された参照光は、光ファイバ209に結合されて光合波カプラ114へ伝搬される。
光合波カプラ114は、参照光源113により発振された参照光を光ファイバ206における一端に結合する。
光軸角度ずれ検出部115は、部分反射ミラー107を透過した送信光と参照光との光軸角度ずれ量を検出する。この光軸角度ずれ検出部115は、例えば図2に示すように、レンズ1151、光検出素子1152及び演算部1153を有している。
レンズ1151は、入射された送信光及び参照光を集光する。
光検出素子1152は、レンズ1151により集光された送信光及び参照光を受光する2次元の光検出素子である。なお、光検出素子1152は、レンズ1151に対し、当該レンズ1151の焦点距離fだけ離れた位置に配置される。この光検出素子1152としては、例えば、4象限光検出器又はCCD等のカメラ型素子を用いることができる。ここで、光検出素子1152として4象限光検出器を用いた場合には、小型で簡易な構成とすることができる。
演算部1153は、光検出素子1152により受光された送信光及び参照光の位置から上記光軸角度ずれ量を演算する。
制御部116は、光軸角度ずれ検出部115により検出された光軸角度ずれ量に基づいて、光軸調整機構109における調整量を制御する。
次に、実施の形態1に係るレーザレーダ装置の動作例について説明する。
レーザレーダ装置の動作例では、まず、基準レーザ光源101は、一定周波数のCWレーザ光を基準レーザ光として発振する。なお、コヒーレント検出の精度を高めるため、基準レーザ光のスペクトル幅はできるだけ狭線幅であることが好ましく、基準レーザ光としては例えば100kHz以下のレーザ光が好適である。この基準レーザ光源101により発振された基準レーザ光は、光ファイバ201に結合されて光分岐カプラ102へ伝搬される。
次いで、光分岐カプラ102は、基準レーザ光源101により発振された基準レーザ光を2分岐する。この光分岐カプラ102により分岐された一方の基準レーザ光は、光ファイバ202に結合されて光変調器103へ伝搬される。また、光分岐カプラ102により分岐された他方の基準レーザ光は、光ファイバ203に結合されて光合波カプラ110へ伝搬される。
次いで、光変調器103は、光分岐カプラ102により分岐された一方の基準レーザ光(送信種光)を変調する。この際、光変調器103は、送信種光に対し、パルス化及び周波数シフトを行う。なお、周波数シフトで付加される中間周波数は、通常、数10〜数100MHz程度の周波数であり、レーザレーダ装置として好適な値が選定される。この光変調器103により変調された送信種光は、光ファイバ204に結合されて光ファイバ増幅器104へ伝搬される。
次いで、光ファイバ増幅器104は、光変調器103により変調された送信種光を増幅する。この光ファイバ増幅器104により増幅された送信種光は、光ファイバ205に結合されてレーザ増幅器105側に出射される。このように、光ファイバ増幅器104を用いることで、送信光の強度が増大され、受信光の強度を高めることができるため、測定精度及び測定可能距離が向上する。
一方、光ファイバでは、一定値以上の強度を有するレーザ光が入射されると、非線形現象である誘導ブリルアン散乱が発生する。よって、光ファイバに入射可能なレーザ光の強度は制限される。一般的な光ファイバでは誘導ブリルアン散乱の利得帯域幅が数10〜100MHz程度であり、狭線幅のレーザ光を用いるコヒーレントドップラーライダ装置では誘導ブリルアン散乱が生じやすい。そのため、通常は、誘導ブリルアン散乱が発生しないように、光ファイバ増幅器104に投入する励起パワーを制限する等して、出力されるレーザ光の強度を調整している。このように、光ファイバ増幅器104だけでは、送信光の強度が制限されるため、送信光の強度の増強による測定精度及び測定可能距離の向上が不十分となっている。そこで、光ファイバ増幅器104に加え、レーザ増幅器105を用いる。
レーザ増幅器105は、光ファイバ増幅器104により増幅された送信種光を更に増幅する。このレーザ増幅器105は空間型の増幅器であり、パワー密度を適切に設定することで非線形現象を抑制でき、光ファイバ増幅器104よりも送信光の強度を増大できる。このように、光ファイバ増幅器104とレーザ増幅器105を併用することで、送信光の強度が増大され、受信光の強度を高めることができるため、測定精度及び測定可能距離が向上する。このレーザ増幅器105により増幅された送信種光は、送受分離部106側に出射される。
次いで、送受分離部106は、レーザ増幅器105により増幅された送信種光(送信光)を部分反射ミラー107側に出射する。
次いで、部分反射ミラー107は、送受分離部106により出射された送信光のうちの一部を透過し、残りを望遠鏡108側へ反射する。ここで、部分反射ミラー107は、送信光の波長に対して数%程度の透過率を有しているため、部分反射ミラー107に入射された送信光の大部分は望遠鏡108側へ反射される。
次いで、望遠鏡108は、部分反射ミラー107により反射された送信光を大気中に向けて照射し、当該送信光に対し大気中に存在する目標(エアロゾル)により散乱された受信光を受信する。この望遠鏡108により受信された受信光は、略平行光化された後、部分反射ミラー107側に出射される。
次いで、部分反射ミラー107は、望遠鏡108により出射された受信光を送受分離部106側へ反射する。すなわち、望遠鏡108から到来する受信光は、送信光とほぼ同一波長であるため、大部分が送受分離部106側へ反射される。
次いで、送受分離部106は、部分反射ミラー107により反射された受信光を光軸調整機構109側に出射する。
次いで、光軸調整機構109は、送受分離部106により出射された受信光の光軸を調整する。この光軸調整機構109により光軸が調整された受信光は、ファイバコリメータ等の集光光学系により集光された後、光ファイバ206に結合されて光合波カプラ114及び光ファイバ207を介して光合波カプラ110へ伝搬される。
次いで、光合波カプラ110は、光分岐カプラ102により分岐された他方の基準レーザ光(局部発振光)と、送受分離部106により出射され光軸調整機構109及び光合波カプラ114を通過した受信光とを合波(混合)する。この光合波カプラ110により合波された光は、光ファイバ208に結合されて光検出器111へ伝搬される。
次いで、光検出器111は、光合波カプラ110により合波された光を受光し、受信光と局部発振光とのビート信号を検出する。ここで、受信光は、光変調器103による周波数シフト、及びエアロゾルの移動に伴うドップラーシフトを受けている。よって、光検出器111により検出されたビート信号の周波数を解析することで、ドップラーシフトを求めることができる。
次いで、信号処理部112は、光検出器111により検出したビート信号から目標に関する情報を抽出する。また、信号処理部112は、抽出した目標に関する情報から、目標の運動諸元を算出する。なお、目標に関する情報から目標の運動諸元を算出する処理は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
ここで、光軸調整機構109を通過した受信光を光ファイバ206に結合させる必要があるが、送信光の出射光軸と受信光学系の光軸にずれがある場合には、受信光学系により集光された受信光が光ファイバ206のコアに入射されず、光ファイバ206への結合効率が低下する。その結果、受信光の強度が低下し、レーザレーダ装置の検出感度が低下する。
受信光は集光光学系により集光されて光ファイバ206へと入射されるため、特に、送信光の出射光軸と受信光学系の光軸の角度を精度よく一致させる必要がある。ビーム径にも依存するが、通常、μradオーダの精度で光軸角度を一致させる必要がある。
なお、送信光の出射光軸とは、レーザ増幅器105から出射された送信光が、送受分離部106、部分反射ミラー107及び望遠鏡108を経て大気中に照射されるまでの光路上の光軸を指す。また、受信光学系の光軸とは、光ファイバ206へと理想的に結合可能な受信光の光軸であり、図1では、望遠鏡108、部分反射ミラー107、送受分離部106及び光軸調整機構109を経て光ファイバ206に至る光路上の光軸が含まれる。
ここで、受信光学系の光軸は、上記の通り、光ファイバ206へと理想的に結合可能な光軸であるため、光ファイバ206からレーザ光を出射させた場合の光軸と一致する。また、送信光の出射光軸と受信光学系の光軸とを一致させるためには、送受分離部106、部分反射ミラー107及び望遠鏡108以降の経路上で、送信光の光軸と光ファイバ206から出射させたレーザ光の光軸とを一致させればよい。
そこで、実施の形態1に係るレーザレーダ装置では、参照光を用いて、送信光の出射光軸と受信光学系の光軸とを一致させる。
すなわち、まず、参照光源113は、レーザ増幅器105から出射された送信種光(送信光)と異なる波長であるレーザ光を参照光として発振する。この参照光源113により発振された参照光は、光ファイバ209に結合されて光合波カプラ114へ伝搬される。
次いで、光合波カプラ114は、参照光源113により発振された参照光を光ファイバ206における一端に結合する。その後、参照光は、光ファイバ206における他端から出射されるため、参照光の光軸は受信光学系の光軸と一致する。
また、参照光を送信光と異なる波長とすることで、光学系による反射によって生じる参照光の受信光への混入を防ぐことができ、雑音を低下できる。よって、参照光の波長は、光検出器111で検出する周波数帯域と異なる波長帯とするとよい。また、参照光源113として可視のレーザ光源を用いた場合には、当該参照光を、装置組立て時の受信光学系の光軸に対するガイド光として利用することもできる。
次いで、光軸調整機構109は、光ファイバ206から出射された参照光の光軸を調整する。
次いで、送受分離部106は、光軸調整機構109により光軸が調整された参照光を部分反射ミラー107側に出射する。すなわち、送受分離部106は、参照光を送信光と同じ方向へ出射する。
なお、送受分離部106として偏光分離型の光学系を用いている場合には、送受分離部106で参照光が部分反射ミラー107側へ反射されるように参照光の偏光方向を設定しておくと、参照光の損失を低下でき、参照光源113に必要な出力を低減できる。また、送信光と参照光の波長帯域が大きく異なる場合には、送受分離部106に用いる光学素子に波長選択性を持たせてもよい。
次いで、部分反射ミラー107は、送受分離部106により出射された参照光のうちの少なくとも一部を透過する。
次いで、光軸角度ずれ検出部115は、部分反射ミラー107を透過した送信光と参照光との光軸角度ずれ量を検出する。ここで、参照光の光軸と受信光学系の光軸は一致しているため、送信光と参照光との光軸角度ずれ量を検出することで、送信光と受信光学系の光軸角度ずれ量を検出できる。
以下に、光軸角度ずれ検出部115の詳細動作について説明する。
図2に示すように、まず、レンズ1151は、入射された送信光及び参照光を集光する。次いで、光検出素子1152は、レンズ1151により集光された送信光及び参照光を受光する。次いで、演算部1153は、光検出素子1152により受光された送信光及び参照光の位置から上記光軸角度ずれ量を演算する。
ここで、送信光と参照光の光軸が一致している場合には、光検出素子1152上での集光スポットの中心位置は一致する。一方、送信光と参照光の光軸に角度ずれがある場合には、異なる位置に集光スポットが現れる。そのため、光検出素子1152上で送信光及び参照光の集光スポットの中心位置を測定することで、送信光と参照光の光軸角度ずれ量を測定できる。集光スポットの中心位置については、重心演算等により求めることができ、光軸の角度ずれ量Δθは下式(1)で表される。式(1)において、Δdは光検出素子1152上での送信光と参照光の集光スポットの中心位置の距離である。
Δθ=arctan(Δd/f) (1)
なお、送信光と参照光の集光スポットの区別は、例えば、送信光と参照光の波長差を利用して空間的に分離する方法により実現できる。
送信光と参照光の波長差を利用する方法では、光検出素子1152として4象限光検出器を用い、例えば図3に示すように、当該波長差による集光スポット径の差を利用して、4象限光検出器の内側と外側でそれぞれ受光する対象を分けてもよい。図3の構成では、4象限光検出器において、内側に参照光の受光領域301を設けて参照光の集光スポット302を受光し、外側に送信光の受光領域303を設けて送信光の集光スポット304を受光する。この構成は、例えば、4象限光検出器の前段に空間分布を持たせた波長分離フィルタを設ける方法、又は、4象限光検出器の表面に波長特性を持たせたフィルタ膜を製膜することで実現できる。また、参照光の波長を送信光の波長よりも短くすることで、参照光の集光スポット径を送信光の集光スポット径よりも小さくできる。この構成では、小型且つ簡単な構成で送信光と参照光の光軸角度ずれを検出できる。また、送信光と参照光の波長域が大きく異なる場合等には、光検出素子1152として、参照光の受光領域301と送信光の受光領域303とで感度を有する波長域が異なる受光素子を組み合わせた構成のものを用いることもできる。
また、送信光と参照光の集光スポットを空間的に分離することが難しい場合には、参照光をパルス動作させて送信光と時間的に分離する方法を用いることもできる。送信光のパルス間に参照光を出射させることにより、光検出素子1152には送信光の集光スポット304と参照光の集光スポット302が交互に現れることとなる。よって、光検出素子1152での受光信号を時間間隔で区切ることにより、送信光の集光スポット304と参照光の集光スポット302を区別して検出できる。
また、部分反射ミラー107と光軸角度ずれ検出部115との間、又は、光軸角度ずれ検出部115内のレンズ1151と光検出素子1152との間に、縮小光学系を設けてもよい。ここで、倍率M倍の縮小光学系を用いた場合には、光軸角度ずれがM倍となるため、光軸角度ずれ量の検出精度を高めることができる。また、一定の光軸角度ずれ量の検出精度を得るために必要なレンズ1151の焦点距離を短くできるため、光軸角度ずれ検出部115を小型に構成できる。
光軸角度ずれ検出部115は、受信光学系の条件に合わせ、受信光の光ファイバ206への結合効率の低下を防ぐために必要な角度ずれ量を検出するために必要な精度が得られるように構成される。
次いで、制御部116は、光軸角度ずれ検出部115により検出された光軸角度ずれ量に基づいて、光軸調整機構109における調整量を制御する。すなわち、制御部116は、送信光と参照光の光軸角度ずれ量が小さくなるように、光軸調整機構109による参照光の光軸を変化させる。このようにして、送信光と参照光の光軸角度ずれ量を小さくすることで、受信光の光ファイバ206への結合効率の低下を防ぎ、受信光の強度の低下を防ぐことができるため、レーザレーダ装置の検出感度の低下を防ぐことができる。また、光軸角度ずれ検出部115により検出された光軸角度ずれ量に従って送信光と受信光学系の光軸調整を行うことができるため、装置組立て時の光軸調整が容易となる。更に、フィードバック型の制御等を利用した自動型の調整機構を適用することで、振動、衝撃又は温度変化等の外乱による光学素子のアライメントずれが生じた場合でも、送信光と受信光学系の光軸角度ずれを小さくできるため、装置の信頼性を高めることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、送信光を出射する送信光出射部118と、送信光と異なる波長である参照光を発振する参照光源113と、参照光源113により発振された参照光を光ファイバ206における一端に結合する光合波カプラ114と、送信光出射部118における出射端に対向された入射端に入射された送信光及び光ファイバ206における他端に対向された第1の入出射端に入力された参照光を第2の入出射端から出射し、当該第2の入出射端に入射された受信光を当該第1の入出射端から出射する送受分離部106と、光ファイバ206における他端と送受分離部106における第1の入出射端との間に配置され、通過する光の光軸を調整する光軸調整機構109と、送受分離部106における第2の入出射端の光軸上に配置され、送信光の一部及び参照光の少なくとも一部を透過する部分反射ミラー107と、部分反射ミラー107を透過した送信光と参照光との光軸角度ずれ量を検出する光軸角度ずれ検出部115と、光軸角度ずれ検出部115により検出された光軸角度ずれ量に基づき、光軸調整機構109における調整量を制御する制御部116とを備えたので、従来構成に対して簡易に、送信光と受信光学系との光軸角度ずれ量を小さくできる。これにより、受信光の光ファイバ206への結合効率の低下を防ぐことができ、受信光の強度の低下を防ぐことができるため、レーザレーダ装置の検出感度の低下を防ぐことができる。また、送信光と受信光学系との光軸角度ずれ量を抑えるための調整が容易となり、装置組立て時の光軸調整を簡易化できる。更に、自動制御等を利用することで、振動、衝撃又は温度変化等の外乱による光学素子のアライメントずれが生じた場合にも、送信光と受信光学系の光軸角度ずれを小さくできるため、装置の信頼性を高めることができる。
なお上記では、光軸調整機構109を、光ファイバ206における他端(入出射端)と送受分離部106における第1の入出射端との間に配置し、受信光学系の光軸を送信光の光軸に一致させるように変化させている。しかしながら、これに限らず、光軸調整機構109を、レーザ増幅器105における出射端と送受分離部106における入射端との間に配置し、送信光の光軸を受信光学系の光軸に一致させるように変化させてもよい。
また上記では、光軸調整機構109として、空間型のものを用いているが、直接、光ファイバ206の位置又は角度を変化させる機構としてもよい。また、レンズ等を用いている場合には、当該レンズの位置を変化させる機構としてもよい。
また上記では、レーザレーダ装置として、コヒーレントドップラーライダ装置を用いた場合を示したが、これに限らず、レーザ光を送信して目標からの散乱光を受信するその他のレーザレーダ装置にも同様に適用できる。
最後に、図4を参照して、実施の形態1における信号処理部112及び制御部116のハードウェア構成例を説明する。なお以下では制御部116のハードウェア構成例を説明するが、信号処理部112についても同様である。
制御部116における機能は、処理回路51により実現される。処理回路51は、図4Aに示すように、専用のハードウェアであっても、図4Bに示すように、メモリ53に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)52であってもよい。
処理回路51が専用のハードウェアである場合、処理回路51は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路51がCPU52の場合、制御部116の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ53に格納される。処理回路51は、メモリ53に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部116の機能を実現する。すなわち、制御部116は、処理回路51により実行されるときに、光軸角度ずれ検出部115により検出された光軸角度ずれ量に基づいて、光軸調整機構109における調整量を制御する動作が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ53を備える。また、これらのプログラムは、制御部116の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ53とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等が該当する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係るレーザレーダ装置は、従来構成に対して簡易に、送信光と受信光学系との光軸調整を行うことができ、送信光を照射して目標により散乱された受信光を受信するレーザレーダ装置等に用いるのに適している。
101 基準レーザ光源、102 光分岐カプラ(光分岐部)、103 光変調器、104 光ファイバ増幅器、105 レーザ増幅器、106 送受分離部、107 部分反射ミラー、108 望遠鏡(送受信光学系)、109 光軸調整機構(光軸調整部)、110 光合波カプラ(第2の光合波部)、111 光検出器、112 信号処理部、113 参照光源、114 光合波カプラ(第1の光合波部)、115 光軸角度ずれ検出部、116 制御部、117 増幅器、118 送信光出射部、201〜209 光ファイバ、1151 レンズ、1152 光検出素子、1153 演算部。

Claims (5)

  1. 送信光を出射する送信光出射部と、
    前記送信光と異なる波長である参照光を発振する参照光源と、
    前記参照光源により発振された参照光を光ファイバにおける一端に結合する第1の光合波部と、
    前記送信光出射部における出射端に対向された入射端に入射された送信光及び前記光ファイバにおける他端に対向された第1の入出射端に入射された参照光を第2の入出射端から出射し、当該第2の入出射端に入射された受信光を当該第1の入出射端から出射する送受分離部と、
    前記光ファイバにおける他端と前記送受分離部における第1の入出射端との間、又は前記送信光出射部における出射端と前記送受分離部における入射端との間に配置され、通過する光の光軸を調整する光軸調整部と、
    前記送受分離部における第2の入出射端の光軸上に配置され、送信光の一部及び参照光の少なくとも一部を透過する部分反射ミラーと、
    前記部分反射ミラーを透過した送信光と参照光との光軸角度ずれ量を検出する光軸角度ずれ検出部と、
    前記光軸角度ずれ検出部により検出された光軸角度ずれ量に基づき、前記光軸調整部における調整量を制御する制御部と
    を備えたレーザレーダ装置。
  2. 前記光軸角度ずれ検出部は、
    入射された送信光及び参照光を集光するレンズと、
    前記レンズにより集光された送信光及び参照光を受光する光検出素子と、
    前記光検出素子により受光された送信光及び参照光の位置から前記光軸角度ずれ量を演算する演算部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザレーダ装置。
  3. 前記光検出素子は、送信光に対する受光領域と参照光に対する受光領域が異なる
    ことを特徴とする請求項2記載のレーザレーダ装置。
  4. 前記参照光源は、可視のレーザ光源である
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザレーダ装置。
  5. 前記送信光出射部は、
    基準レーザ光を発振する基準レーザ光源と、
    前記基準レーザ光源により発振された基準レーザ光を2分岐する光分岐部と、
    前記光分岐部により分岐された一方の基準レーザ光を変調する光変調器と、
    前記光変調器により変調された基準レーザ光を増幅して前記送信光とする増幅器とを有し、
    前記部分反射ミラーにより反射された送信光を照射し、当該送信光に対し目標により散乱された受信光を受信する送受信光学系と、
    前記光分岐部により分岐された他方の基準レーザ光と前記光ファイバの一端から出力された受信光とを合波する第2の光合波部と、
    前記第2の光合波部により合波された光を受光してビート信号を検出する光検出器と、
    前記光検出器により検出されたビート信号から前記目標に関する情報を抽出する信号処理部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザレーダ装置。
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