以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置101は、複数人でフローチャートを作成する際のコミュニケーションを支援するコンピュータである。フローチャートは、作業や処理の手順を図式化したものである。
したがって、フローチャートは、ある目的(目標)の達成にかかる一連の手順を分かりやすく表示する手段として有用である。また、ある目的を達成するための計画を複数人で立案する際には、目的達成へのプロセスを動的に改善していくようなコミュニケーションを容易に行えることが望ましい。
そこで、本実施の形態では、ある目的を達成するためのフローチャートを複数人で作成する際のユーザ間のコミュニケーションを支援する情報処理方法について説明する。以下、情報処理装置101の処理例について説明する。以下の説明では、フローチャート上で示される作業や処理を「タスク」と表記する場合がある。
(1)情報処理装置101は、目的の達成にかかる一連の手順を示すフローチャートを表示する。図1の例では、情報処理装置101は、フローチャート110を端末装置102に表示する。フローチャート110は、「ラスベガス豪遊」という目的の達成にかかる一連の手順を示すフローチャートであり、タスク111〜114を含む。端末装置102は、フローチャート110を作成したユーザAが使用するコンピュータである。
(2)情報処理装置101は、表示したフローチャート上のいずれかのタスクが選択された場合に、所定の依頼先に、選択されたタスクについての改善を依頼する改善依頼を通知する。具体的には、例えば、情報処理装置101は、表示したフローチャート上の各タスクに対応付けて配置されるいずれかのボタンが選択されたことに応じて、当該ボタンに対応するタスクの選択を受け付けることにしてもよい。
図1の例では、フローチャート110上の各タスク111〜114に対応付けて配置されたボタン121〜124のうちボタン123が選択された場合を想定する。この場合、情報処理装置101は、選択されたボタン123に対応するタスク113の選択を受け付ける。そして、情報処理装置101は、所定の依頼先に、選択されたタスク113についての改善を依頼する改善依頼130を通知する。
所定の依頼先は、任意に設定可能である。例えば、所定の依頼先は、予め設定されていてもよく、また、タスクの選択時に依頼元のユーザにより設定されてもよい。図1の例では、所定の依頼先として「ユーザB」が設定されている場合を想定する。この場合、情報処理装置101は、ユーザB宛に、フローチャート110上のタスク113についての改善を依頼する改善依頼130を通知する。
改善依頼130には、例えば、フローチャート110上のタスク113についての改善を依頼するコメントが含まれる。コメントは、例えば、予め決められた形式の依頼文(例えば、「ユーザAが、フローチャート110上のタスク113についての改善を依頼しております。」)や、依頼元のユーザにより入力される依頼内容などを含む。
(3)情報処理装置101は、通知に応じた依頼先からの要求に応じて、選択されたタスクに対応する部分を編集可能な状態で表示したフローチャートを表示する。図1の例では、情報処理装置101は、通知に応じたユーザBからの要求に応じて、タスク113に対応する部分を編集可能な状態で表示したフローチャート110を端末装置103に表示する。端末装置103は、改善依頼130の通知先であるユーザBが使用するコンピュータである。
ここで、タスク113に対応する部分は、例えば、フローチャート110上のタスク113そのものであってもよく、また、タスク113の前段のタスク112および/または後段のタスク114を含むことにしてもよい。図1の例では、フローチャート110上のタスク113のみが編集可能な状態で、他のタスク111,112,114とは異なる表示態様で表示(強調表示)されている。
このように、情報処理装置101によれば、目的の達成にかかる一連の手順を示すフローチャートを表示し、表示したフローチャート上のいずれかのタスクが選択された場合に、所定の依頼先に、選択されたタスクについての改善を依頼する改善依頼を通知することができる。これにより、フローチャート上のタスクを選択するという簡単な操作を行うことで、所定の依頼先に対して、該タスクについての改善を依頼する改善依頼を行うことができる。
図1の例では、ユーザAは、フローチャート110上のタスク113に対応付けて配置されたボタン123を選択する操作を行うことで、ユーザB宛に、タスク113についての改善を依頼する改善依頼130を通知することができる。また、ユーザBは、改善依頼130を確認することで、ユーザAからフローチャート110上のタスク113についての改善を依頼されていることだけでなく、その依頼内容を把握することができる。
また、情報処理装置101によれば、通知に応じた依頼先からの要求に応じて、選択されたタスクに対応する部分を編集可能な状態で強調表示したフローチャートを表示することができる。これにより、所定の依頼先に対して、フローチャート上の改善範囲を分かりやすく提示することができる。
図1の例では、ユーザBは、フローチャート110上の強調表示されたタスク113が改善範囲であることを直感的に把握することができ、ユーザAからのタスク113についての改善の依頼内容に応じたフローチャート110の編集を行うことが可能となる。
これらのことから、情報処理装置101によれば、複数人で目的達成へのプロセスを動的に改善していくようなコミュニケーションを容易に行うことが可能となり、複数人が協力して計画を作成、共有、レビューできるようになる。
(ソーシャル計画システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかるソーシャル計画システム200のシステム構成例について説明する。
図2は、ソーシャル計画システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、ソーシャル計画システム200は、情報処理装置101と、複数の端末装置201(図2の例では、4台)と、を含む。ソーシャル計画システム200において、情報処理装置101および複数の端末装置201は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
情報処理装置101は、プロジェクトDB(データベース)220、フローDB230、ユーザDB240および依頼DB250を有し、複数人でフローチャートを作成する際のコミュニケーションを支援する。情報処理装置101は、例えば、サーバである。なお、各種DB220,230,240,250の記憶内容については、図5〜図8を用いて後述する。
端末装置201は、ソーシャル計画システム200の各ユーザが使用するコンピュータである。端末装置201は、例えば、スマートフォン、タブレットPC(パーソナル・コンピュータ)、デスクトップPC、ノートPCなどである。図1に示した端末装置102,103は、例えば、端末装置201に対応する。
(情報処理装置101のハードウェア構成例)
図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部のコンピュータ(例えば、図2に示した端末装置201)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と装置内部とのインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、情報処理装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイ等を有することにしてもよい。
(端末装置201のハードウェア構成例)
図4は、端末装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、端末装置201は、CPU401と、メモリ402と、ディスクドライブ403と、ディスク404と、I/F405と、ディスプレイ406と、入力装置407と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、端末装置201の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ディスクドライブ403は、CPU401の制御に従ってディスク404に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク404は、ディスクドライブ403の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク404としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F405は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部のコンピュータ(例えば、図2に示した情報処理装置101)に接続される。そして、I/F405は、ネットワーク210と装置内部のインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)などを採用することができる。
入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
なお、端末装置201は、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ403、ディスク404などを有さないことにしてもよい。
(プロジェクトDB220の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有するプロジェクトDB220の記憶内容について説明する。プロジェクトDB220は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図5は、プロジェクトDB220の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、プロジェクトDB220は、プロジェクトID、プロジェクト名、詳細、フローIDおよびユーザIDのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、プロジェクト情報(例えば、プロジェクト情報500−1〜500−3)がレコードとして記憶される。
ここで、プロジェクトIDは、ある目的を達成するためのプロジェクトP(計画)を一意に識別する識別子である。プロジェクト名は、プロジェクトPの名称である。詳細は、プロジェクトPの内容を示す。フローIDは、プロジェクトPにおける目的の達成にかかる一連の手順を示すフローチャートを一意に識別する識別子である。ユーザIDは、プロジェクトPに関わるユーザを一意に識別する識別子である。
以下の説明では、目的の達成にかかる一連の手順を示すフローチャートを「ワークフローF」と表記する場合がある。
(フローDB230の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有するフローDB230の記憶内容について説明する。フローDB230は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図6は、フローDB230の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、フローDB230は、フローID、フローデータ、ユーザIDおよびメッセージのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、フロー情報(例えば、フロー情報600−1〜600−3)をレコードとして記憶する。
フローIDは、ワークフローFを一意に識別する識別子である。フローデータは、ワークフローFの情報である。ユーザIDは、ワークフローFを編集(新規作成を含む)したユーザを一意に識別する識別子である。メッセージは、ワークフローFを編集したユーザにより入力されたメッセージである。
(ユーザDB240の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有するユーザDB240の記憶内容について説明する。ユーザDB240は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図7は、ユーザDB240の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、ユーザDB240は、ユーザID、ユーザ名、通知サービスおよび通知用プロファイルのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、ユーザ情報(例えば、ユーザ情報700−1〜700−4)をレコードとして記憶する。
ここで、ユーザIDは、ソーシャル計画システム200のユーザを一意に識別する識別子である。ユーザ名は、ユーザの名前である。通知サービスは、ユーザが利用している通知サービスを示す。通知サービスとしては、例えば、電子メール、SNS(Social Networking Service)、ショートメッセージサービスなどが挙げられる。通知用プロファイルは、アカウント情報などの通知サービスを使用する上でのユーザ情報である。
(依頼DB250の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有する依頼DB250の記憶内容について説明する。依頼DB250は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図8は、依頼DB250の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、依頼DB250は、依頼ID、依頼元ユーザID、依頼先ユーザID、依頼先サービス、依頼先プロファイル、依頼状態、プロジェクトID、依頼前フローID、依頼後フローID、提案フローID、関連タスクIDおよびメッセージのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、依頼情報(例えば、依頼情報800−1〜800−3)がレコードとして記憶される。
依頼IDは、ワークフローF上のタスクTについての改善を依頼する改善依頼を一意に識別する識別子である。依頼元ユーザIDは、改善依頼の依頼元のユーザを一意に識別する識別子である。依頼先ユーザIDは、改善依頼の依頼先のユーザを一意に識別する識別子である。依頼先サービスは、依頼先のユーザが利用している通知サービスである。依頼先プロファイルは、依頼先のユーザの通知用プロファイルである。
依頼状態は、依頼先における改善依頼の状態を示す。依頼状態として、例えば、「未読」、「既読」、「完了」などが設定される。「未読」は、依頼先のユーザが改善依頼を確認していないことを示す。初期状態では「未読」が設定される。「既読」は、依頼先のユーザが改善依頼を確認済みではあるが応答はしていないことを示す。「完了」は、依頼先のユーザによる改善依頼に対する応答が完了したことを示す。
プロジェクトIDは、プロジェクトPを一意に識別する識別子である。依頼前フローIDは、プロジェクトPについての依頼前のワークフローFを一意に識別する識別子である。依頼後フローIDは、プロジェクトPについての依頼後のワークフローFを一意に識別する識別子である。
提案フローIDは、依頼先から提案されたワークフローFを一意に識別する識別子である。関連タスクIDは、ワークフローF上の改善を依頼するタスクTを一意に識別する識別子である。メッセージは、依頼元のユーザにより入力される依頼先に対するコメントである。
(ワークフロー画面の画面例)
つぎに、端末装置201のディスプレイ406(図4参照)に表示されるワークフロー画面の画面例について説明する。ここでは、ユーザU1の端末装置201を例に挙げて、ワークフロー画面の画面例について説明する。
図9は、ワークフロー画面の画面例を示す説明図(その1)である。図9において、ワークフロー画面900は、プロジェクトP1(プロジェクト名:ラスベガス豪遊)の発起人であるユーザU1(ユーザ名:田中太郎)により作成されたワークフローF1を表示する操作画面である。顔画像901は、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)の顔画像である。メッセージ902は、プロジェクトP1(プロジェクト名:ラスベガス豪遊)の内容を示す。
ワークフローF1は、「ラスベガス豪遊」という目的の達成にかかる一連の手順を示すフローチャートであり、タスクT1〜T3を含む。ワークフローF1上の各タスクT1〜T3に対応する位置には、各タスクT1〜T3に対応するボタン911〜913,921〜923,931〜933が配置されている。
ワークフロー画面900において、例えば、図4に示した入力装置407を用いたユーザの操作入力により、タスク追加ボタンB1を選択すると、ワークフローF1上に新たなタスクTを追加して、ワークフローF1の編集を行うことができる。
また、ワークフロー画面900において、ユーザの操作入力により、保存ボタンB2を選択すると、ワークフローF1のフローデータを保存することができる。ワークフローF1のフローデータは、例えば、図6に示したフローDB230に保存される。
また、ワークフロー画面900において、ユーザの操作入力により、各タスクT1〜T3に対応するボタン911,921,931を選択すると、各タスクT1〜T3についてのメッセージを入力することができる。例えば、タスクT2に対応するボタン921を選択すると、タスクT2についての補足的なメッセージを入力することができる。
なお、各タスクTについて入力されたメッセージは、例えば、カーソルを各タスクTに移動させると、ポップアップ表示されることにしてもよい。
また、ワークフロー画面900において、ユーザの操作入力により、各タスクT1〜T3に対応するボタン912,922,932を選択すると、各タスクT1〜T3についての感想、評価などを示す各種スタンプ(イラスト)を付与することができる。
また、ワークフロー画面900において、ユーザの操作入力により、各タスクT1〜T3に対応するボタン913,923,933を選択すると、各タスクT1〜T3についての改善を依頼する改善依頼を行うことができる。例えば、タスクT2に対応するボタン923を選択すると、図10に示すような依頼画面1000が表示されて、タスクT2についての改善を依頼する改善依頼を行うことができる。
(依頼画面の画面例)
つぎに、端末装置201のディスプレイ406(図4参照)に表示される依頼画面の画面例について説明する。
図10は、依頼画面の画面例を示す説明図である。図10において、依頼画面1000は、ワークフローF1上のタスクT2についての改善を依頼する依頼先を選択可能な操作画面である。依頼画面1000は、例えば、図9に示したワークフロー画面900において、ボタン923が選択されたことに応じて表示される。
依頼画面1000には、依頼先として選択可能なユーザの顔画像1010,1020,1030が表示されている。依頼先として選択可能なユーザは、例えば、依頼元であるユーザU1により予め設定されていてもよく、また、ユーザU1のアドレス帳などに登録されているユーザであってもよい。
依頼画面1000において、ユーザの操作入力により、顔画像1010,1020,1030に対応するチェックボックス1011,1021,1031を選択すると、選択したチェックボックスに対応するユーザを依頼先として選択することができる。図10の例では、ユーザ名「山田花子」のユーザU3と、ユーザ名「田中修一」のユーザU4が依頼先として選択されている。
ボックス1040には、依頼先として選択されたユーザのユーザ名が表示される。図10の例では、依頼先として選択されたユーザU3,U4のユーザ名「山田花子,田中修一」がボックス1040に入力されている。ただし、依頼先のユーザ名をボックス1040に直接入力することで、依頼先を選択することも可能である。
また、依頼画面1000において、ユーザの操作入力により、ボックス1050を選択すると、タスクT2についての改善を依頼するコメントを入力することができる。図10の例では、タスクT2についての改善依頼の依頼内容を示すコメント「いいバイト知りませんか?」がボックス1050に入力されている。
また、依頼画面1000において、ユーザの操作入力により、ボタン1060を選択すると、タスクT2についての改善依頼を中止することができる。
また、依頼画面1000において、ユーザの操作入力により、ボタン1070を選択すると、タスクT2についての改善を依頼する改善依頼が、情報処理装置101から依頼先として選択されたユーザU3,U4宛に通知される。改善依頼には、ボックス1050に入力されたコメントが含まれる。
(情報処理装置101の機能的構成例)
図11は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図11において、情報処理装置101は、受付部1101と、表示制御部1102と、登録部1103と、通知部1104と、を含む構成である。受付部1101〜通知部1104は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
受付部1101は、ワークフローFの表示要求を受け付ける。ワークフローFの表示要求には、表示対象となるワークフローFを特定するための情報、例えば、プロジェクト名、プロジェクトID、フローIDなどが含まれる。具体的には、例えば、受付部1101は、端末装置201からワークフローFの表示要求を受信することにより、当該表示要求を受け付ける。
表示制御部1102は、ワークフローFを表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部1102は、ワークフローFの表示要求を受け付けたことに応じて、フローDB230(例えば、図6参照)から、当該表示要求に含まれる情報から特定されるワークフローFのフロー情報を抽出する。
つぎに、表示制御部1102は、抽出したフロー情報に基づいて、ワークフローFを含むワークフロー画面の画面情報を生成する。そして、表示制御部1102は、生成したワークフロー画面の画面情報を、要求元の端末装置201に送信する。これにより、ワークフローFを含むワークフロー画面を、要求元の端末装置201に表示することができる。
例えば、ユーザU1の端末装置201から、プロジェクトID「P1」を含む表示要求を受け付けた場合を想定する。この場合、表示制御部1102は、プロジェクトDB220(例えば、図5参照)を参照して、プロジェクトID「P1」に対応するフローID「F1」を特定する。
そして、表示制御部1102は、フローDB230から、特定したフローID「F1」に対応するフロー情報600−1を抽出する。つぎに、表示制御部1102は、抽出したフロー情報600−1に基づいて、ワークフローF1を含むワークフロー画面900(図9参照)の画面情報を生成する。そして、表示制御部1102は、生成したワークフロー画面900の画面情報を、ユーザU1の端末装置201に送信する。
これにより、ワークフローF1を含むワークフロー画面900を、ユーザU1の端末装置201に表示することができる。なお、プロジェクトIDは、要求元のユーザIDから特定されることにしてもよい。例えば、表示制御部1102は、プロジェクトDB220を参照して、ユーザID「U1」に対応するプロジェクトID「P1」を特定することができる。
また、受付部1101は、表示されたワークフローF上のタスクTの選択を受け付ける。タスクTの選択は、例えば、図9に示したようなワークフロー画面900において行われる。例えば、ワークフロー画面900においてタスクT2が選択されると、受付部1101は、端末装置201からタスクT2が選択されたことを示す選択結果を受信することにより、ワークフローF1上のタスクT2の選択を受け付ける。
また、表示制御部1102は、表示されたワークフローF上のタスクTが選択されたことに応じて、選択されたタスクTについての改善を依頼するコメントを入力可能な入力欄を表示する制御を行うことにしてもよい。また、表示制御部1102は、表示されたワークフローF上のタスクTが選択されたことに応じて、選択されたタスクTについての改善を依頼する依頼先を選択可能な画面を表示する制御を行うことにしてもよい。
例えば、ワークフロー画面900においてタスクT2が選択された場合を想定する。この場合、表示制御部1102は、例えば、選択されたタスクT2についての改善を依頼する依頼先を選択可能な依頼画面(例えば、図10に示した依頼画面1000)を、ユーザU1の端末装置201に表示する。依頼画面には、例えば、選択されたタスクT2についての改善を依頼するコメントを入力可能な入力欄(例えば、図10に示したボックス1050)が含まれる。
また、受付部1101は、選択されたタスクTについての改善を依頼する改善依頼を受け付ける。タスクTの改善依頼は、例えば、図10に示したような依頼画面1000において行われる。例えば、依頼画面1000において、依頼先としてユーザU3,U4が選択された状態で、ボタン1070が選択された場合を想定する。
この場合、受付部1101は、ユーザU1の端末装置201から、ユーザU3,U4に対してタスクT2についての改善を依頼する改善依頼を受信することにより、当該改善依頼を受け付ける。タスクT2の改善依頼には、例えば、依頼画面1000内のボックス1050に入力されたコメントが含まれる。
登録部1103は、タスクTについての改善を依頼する改善依頼を受け付けたことに応じて、依頼DB250(例えば、図8参照)に依頼情報を新規登録する。ここで、ユーザU1の端末装置201から、ユーザU3,U4に対してタスクT2についての改善を依頼する改善依頼要求を受け付けた場合を想定する。
この場合、まず、依頼情報の依頼IDが採番される。ここでは、依頼ID「R1」が採番されたとする。依頼情報の依頼元ユーザIDには、改善依頼の依頼元のユーザID「U1」が設定される。依頼先ユーザIDには、改善依頼の依頼先のユーザID「U3,U4」が設定される。依頼先サービスには、改善依頼の依頼先の各ユーザU3,U4の通知サービス「Sb1,Sb1」が設定される。
依頼先プロファイルには、改善依頼の依頼先の各ユーザU3,U4の通知用プロファイル「hanako@xxmail.com shuichi@xxx.com」が設定される。なお、各ユーザU3,U4の通知サービスおよび通知用プロファイルは、例えば、ユーザDB240から特定される。
依頼状態には、「未読」が設定される。プロジェクトIDには、プロジェクトID「P1」が設定される。依頼前フローIDには、ワークフローF1のフローID「F1」が設定される。関連タスクIDには、改善対象のタスクT2を一意に識別する識別子が設定される。
メッセージには、改善依頼に含まれるコメント(例えば、タスクT2についての改善依頼の依頼内容を示す依頼文)が設定される。なお、この時点では、依頼後フローIDおよび提案フローIDは「−(null)」である。これにより、新たな依頼情報800−1(図8参照)が依頼DB250に新規登録される。
通知部1104は、所定の依頼先に、選択されたタスクTについての改善を依頼する改善依頼を通知する。所定の依頼先は、例えば、依頼画面1000(図10参照)において選択された依頼先のユーザU3,U4である。ただし、所定の依頼先は、予め設定されていてもよい。
具体的には、例えば、通知部1104は、依頼DB250の依頼情報800−1を参照して、ワークフローF1上のタスクT2についての改善を依頼する改善依頼の情報を生成する。改善依頼の情報には、例えば、依頼情報800−1の依頼ID「R1」およびメッセージ「いいバイト知りませんか?」が含まれる。
つぎに、通知部1104は、依頼情報800−1を参照して、依頼先のユーザU3,U4の依頼先サービスおよび通知用プロファイルを特定する。そして、通知部1104は、依頼先のユーザU3,U4の通知用プロファイルに基づいて、依頼先のユーザU3,U4の依頼先サービスを利用して、生成した改善依頼の情報を通知する。
この結果、例えば、依頼先のユーザU3,U4の端末装置201において、依頼元のユーザU1から通知された改善依頼の情報に基づく改善依頼通知画面が表示される。なお、改善依頼通知画面の画面例については、図12を用いて後述する。
また、受付部1101は、ワークフローFの編集画面の表示要求を受け付ける。ここで、ワークフローFの編集画面の表示要求とは、ワークフローFを編集するための操作画面の表示要求である。ワークフローFの編集画面の表示要求は、例えば、後述の図12に示すような改善依頼通知画面1200において行われる。
具体的には、例えば、受付部1101は、依頼先の端末装置201からワークフローFの編集画面の表示要求を受信することにより、当該編集画面の表示要求を受け付ける。ワークフローFの編集画面の表示要求には、例えば、ワークフローF上のタスクTについての改善を依頼する改善依頼を一意に識別する依頼IDが含まれる。
なお、ワークフローFの編集画面の表示要求を受け付けた場合、登録部1103は、例えば、当該表示要求に含まれる依頼IDに対応する依頼DB250内の依頼情報の依頼状態を「既読」に変更する。
表示制御部1102は、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分を編集可能な状態で強調表示したワークフローFを表示する制御を行う。ここで、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分とは、例えば、ワークフローF上の選択されたタスクTそのものであってもよく、また、選択されたタスクTの前段のタスクTおよび/または後段のタスクTを含むことにしてもよい。
また、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分を強調表示するとは、当該タスクTに対応する部分を他の部分とは異なる表示態様で表示することである。例えば、表示制御部1102は、選択されたタスクTに対応する部分を、他の部分とは異なるフォント、文字色、背景色、記号などで表示することにしてもよい。
具体的には、例えば、表示制御部1102は、通知に応じた依頼先からのワークフローFの編集画面の表示要求に応じて、依頼DB250から当該表示要求に含まれる依頼IDに対応する依頼情報を抽出する。そして、表示制御部1102は、フローDB230から、抽出した依頼情報の依頼前フローIDに対応するフロー情報を抽出する。
つぎに、表示制御部1102は、抽出したフロー情報に基づいて、ワークフロー改善画面の画面情報を生成する。ワークフロー改善画面は、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分を編集可能な状態で強調表示したワークフローFを表示する操作画面である。なお、選択されたタスクTは、例えば、依頼情報の関連タスクIDから特定される。
そして、表示制御部1102は、生成したワークフロー改善画面の画面情報を、要求元の端末装置201に送信する。これにより、ワークフロー改善画面を、要求元(ワークフローFの編集画面の表示要求の要求元)の端末装置201に表示することができる。
例えば、ユーザU3の端末装置201から、依頼ID「R1」を含む編集画面の表示要求を受け付けた場合を想定する。この場合、表示制御部1102は、依頼DB250から、編集画面の表示要求に含まれる依頼ID「R1」に対応する依頼情報800−1を抽出する。
そして、表示制御部1102は、フローDB230から、抽出した依頼情報800−1の依頼前フローID「F1」に対応するフロー情報を抽出する。つぎに、表示制御部1102は、抽出したフロー情報600−1に基づいて、ワークフロー改善画面の画面情報を生成する。そして、表示制御部1102は、生成したワークフロー改善画面の画面情報を、ユーザU3の端末装置201に送信する。
これにより、ワークフローF1上の選択されたタスクT2に対応する部分を編集可能な状態で強調表示したワークフロー改善画面を、ユーザU3の端末装置201に表示することができる。なお、ワークフロー改善画面の画面例については、図13および図14を用いて後述する。
また、受付部1101は、編集後のワークフローFの保存指示を受け付ける。編集後のワークフローFの保存指示は、例えば、後述の図13および図14に示すようなワークフロー改善画面においてワークフローFが編集された結果行われる。
具体的には、例えば、受付部1101は、改善依頼の依頼先(すなわち、ワークフローFの編集画面の表示要求の要求元)の端末装置201から編集後のワークフローFの保存指示を受信することにより、当該保存指示を受け付ける。編集後のワークフローFの保存指示には、例えば、依頼先に通知された改善依頼の情報に含まれる依頼IDおよび編集後のワークフローFのフローデータが含まれる。
登録部1103は、編集後のワークフローFの保存指示を受け付けたことに応じて、フローDB230に編集後のワークフローFのフロー情報を登録する。具体的には、例えば、まず、登録部1103は、編集後のワークフローFのフローIDを採番し、保存指示に含まれる依頼IDに対応する依頼DB250内の依頼情報の提案フローIDに設定する。
そして、登録部1103は、保存指示に含まれるフローデータに基づいて、フローDB230に編集後のワークフローFのフロー情報を登録する。これにより、改善依頼の依頼先のユーザにより編集された編集後のワークフローFのフロー情報をフローDB230に新規登録することができる。
受付部1101は、改善依頼に対する応答指示を受け付ける。改善依頼に対する応答指示は、例えば、不図示のメッセージ入力画面において行われる。メッセージ入力画面(不図示)は、編集後のワークフローFの保存指示に応じて、改善依頼の依頼先の端末装置201に表示される操作画面である。
メッセージ入力画面(不図示)には、改善依頼の依頼元に対する依頼先からのメッセージを入力することができる。メッセージ入力画面(不図示)においてメッセージの入力が完了すると、入力されたメッセージを含む応答指示が、端末装置201から情報処理装置101に送信される。この場合、受付部1101は、端末装置201から依頼元に対するメッセージを含む応答指示を受信することにより、当該応答指示を受け付ける。
通知部1104は、改善依頼に対する応答指示を受け付けたことに応じて、改善依頼の依頼元に、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分が編集されたことを示す改善応答を通知する。具体的には、例えば、通知部1104は、ユーザDB240を参照して、改善依頼の依頼元のユーザIDに対応する通知サービスおよび通知用プロファイルを特定する。
改善依頼の依頼元のユーザIDは、例えば、保存指示に含まれる依頼IDに対応する依頼情報から特定される。そして、通知部1104は、特定した依頼元の通知用プロファイルに基づいて、特定した依頼元の通知サービスを利用して、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分が編集されたことを示す改善応答を通知する。
この結果、例えば、依頼元のユーザの端末装置201において、情報処理装置101から通知された改善応答に基づく通知画面(不図示)が表示される。改善応答には、例えば、改善依頼を一意に識別する依頼IDが含まれる。これにより、改善依頼の依頼元のユーザは、ワークフローF上の選択したタスクTに対応する部分が編集されたことを知ることができる。
受付部1101は、改善内容の表示要求を受け付ける。ここで、改善内容の表示要求とは、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分が編集された編集後のワークフローFの表示要求である。改善内容の表示要求は、例えば、情報処理装置101から通知される改善応答に基づく通知画面(不図示)において行われる。
具体的には、例えば、受付部1101は、改善依頼の依頼元の端末装置201から改善内容の表示要求を受信することにより、当該改善内容の表示要求を受け付ける。改善内容の表示要求には、例えば、改善依頼を一意に識別する依頼IDが含まれる。
表示制御部1102は、編集後のワークフローFを表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部1102は、改善依頼の依頼元のユーザの端末装置201に、改善依頼の依頼先と対応付けて、当該依頼先により編集された編集後のワークフローFを表示することにしてもよい。
より具体的には、例えば、表示制御部1102は、改善内容の表示要求を受け付けたことに応じて、依頼DB250から、当該改善内容の表示要求に含まれる依頼IDに対応する依頼情報を抽出する。つぎに、表示制御部1102は、フローDB230から、抽出した依頼情報の依頼前フローIDおよび提案フローIDに対応するフロー情報を抽出する。
この際、表示制御部1102は、依頼情報の提案フローIDに複数のフローIDが設定されている場合には、提案フローIDに設定されたフローIDそれぞれに対応するフロー情報を抽出する。つぎに、表示制御部1102は、抽出した依頼前フローIDおよび提案フローIDに対応するフロー情報に基づいて、ワークフロー選定画面の画面情報を生成する。
ワークフロー選定画面は、編集前のワークフローFおよび編集後のワークフローFを含む操作画面である。また、表示制御部1102は、提案フローIDに複数のフローIDが設定されている、すなわち、編集後のワークフローFが複数存在する場合には、複数の編集後のワークフローFを並べて表示することにしてもよい。
そして、表示制御部1102は、生成したワークフロー選定画面の画面情報を、改善依頼の依頼元のユーザの端末装置201に送信する。これにより、編集後のワークフローFを含むワークフロー選定画面を、改善依頼の依頼元の端末装置201に表示することができる。ワークフロー選定画面の画面例については、図16および図17を用いて後述する。
なお、上述した説明では、改善内容の表示要求を受け付けたことに応じて、依頼DB250から、当該改善内容の表示要求に含まれる依頼IDに対応する依頼情報を抽出する場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、表示制御部1102は、改善内容の表示要求を受け付けたことに応じて、改善依頼の依頼元のユーザの端末装置201に改善依頼一覧画面を表示することにしてもよい。
改善依頼一覧画面は、依頼元から依頼された改善依頼を一覧表示する操作画面である。表示制御部1102は、改善依頼一覧画面においていずれかの改善依頼が選択されたことに応じて、依頼DB250から、選択された改善依頼に対応する依頼情報を抽出することにしてもよい。そして、表示制御部1102は、抽出した依頼情報に基づくワークフロー選定画面の画面情報を生成することにしてもよい。なお、改善依頼一覧画面の画面例については、図15を用いて後述する。
受付部1101は、編集後のワークフローFの選択を受け付ける。編集後のワークフローFの選択は、例えば、後述の図16および図17に示すようなワークフロー選定画面において行われる。具体的には、例えば、受付部1101は、改善依頼の依頼元の端末装置201から、編集後のワークフローFの選択結果を受信することにより、編集後のワークフローFの選択を受け付ける。編集後のワークフローFの選択結果には、例えば、編集後のワークフローFを一意に識別するフローIDが含まれる。
登録部1103は、編集後のワークフローFが選択されたことに応じて、ワークフローFを、選択された編集後のワークフローFに更新する。具体的には、例えば、登録部1103は、改善依頼の依頼IDに対応する依頼情報の依頼後フローIDに、選択された編集後のワークフローFのフローIDを設定し、当該依頼情報の依頼情報を「完了」に変更する。
なお、選択された編集後のワークフローFのフローIDは、例えば、編集後のワークフローFの選択結果に含まれる。
また、登録部1103は、プロジェクトDB220から、編集前のワークフローFのフローIDに対応するプロジェクト情報を特定する。そして、登録部1103は、特定したプロジェクト情報のフローIDを、選択された編集後のワークフローFのフローIDに更新する。これにより、ワークフローFを、選択された編集後のワークフローFに更新することができる。
なお、登録部1103は、特定したプロジェクト情報に、選択されなかった編集後のワークフローFのフローIDを、別提案フローIDとして設定することにしてもよい。
(改善依頼通知画面の画面例)
つぎに、図12を用いて、改善依頼の依頼先のユーザの端末装置201のディスプレイ406に表示される改善依頼通知画面の画面例について説明する。ここでは、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)からの改善依頼の依頼先として、ユーザU3(ユーザ名:山田花子)を例に挙げて説明する。
図12は、改善依頼通知画面の画面例を示す説明図である。図12において、改善依頼通知画面1200は、ワークフローF1上のタスクT2についての改善を依頼する改善依頼を示す操作画面である。改善依頼通知画面1200は、コメント1210と、リンク1220と、を含む。
コメント1210は、ワークフローF1上のタスクT2についての改善を依頼する依頼文であり、図10に示した依頼画面1000内のボックス1050に入力されたコメントに相当する。リンク1220は、ワークフロー改善画面を表示するためのハイパーリンクである。
改善依頼通知画面1200によれば、依頼先のユーザU3(ユーザ名:山田花子)に対して、ワークフローF1上のタスクT2「バイト」についての改善を依頼することができる。また、依頼先のユーザU3は、改善依頼の依頼内容が「いいバイト知りませんか?」であることが分かる。
改善依頼通知画面1200において、例えば、依頼先のユーザU3の操作入力により、リンク1220を選択すると、図13に示すような、ワークフローF1を編集するためのワークフロー改善画面1300が表示される。
(ワークフロー改善画面の画面例)
つぎに、図13および図14を用いて、改善依頼の依頼先のユーザの端末装置201のディスプレイ406に表示されるワークフロー改善画面の画面例について説明する。ここでは、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)からの改善依頼の依頼先として、ユーザU3(ユーザ名:山田花子)を例に挙げて説明する。
図13は、ワークフロー改善画面の画面例を示す説明図(その1)である。図13において、ワークフロー改善画面1300は、ワークフローF1を編集するための操作画面である。ワークフロー改善画面1300では、ワークフローF1上の選択されたタスクT2が編集可能な状態で強調表示されている。
ワークフロー改善画面1300によれば、ユーザU3(ユーザ名:山田花子)は、タスクT2に対応する部分が編集可能な状態で強調表示されているため、ワークフローF1上の改善を依頼されている部分を容易に把握することができる。
ワークフロー改善画面1300において、例えば、ユーザU3(ユーザ名:山田花子)の操作入力により、タスク追加ボタンB3を選択すると、ワークフローF1上のタスクT2の内部に新たなタスクTを追加して、ワークフローF1の編集を行うことができる。
図14は、ワークフロー改善画面の画面例を示す説明図(その2)である。図14において、ワークフロー改善画面1300には、編集後のワークフローF1が表示されている。具体的には、ワークフローF1上のタスクT2の内部に、新たなタスクT4,T5が追加されている。
このように、ワークフロー改善画面1300によれば、改善依頼の依頼元のユーザU1(ユーザ名:田中太郎)により選択されたワークフローF1上のタスクT2に対応する部分について編集することができる。なお、ワークフローF1上のタスクT2に対応する部分以外については編集不可となっている。
また、ワークフロー改善画面1300において、例えば、ユーザU3(ユーザ名:山田花子)の操作入力により、保存ボタンB4を選択すると、編集後のワークフローF1の保存指示を行うことができる。例えば、保存ボタンB4が選択されると、編集後のワークフローF1の保存指示が情報処理装置101に送信され、フローDB230に編集後のワークフローF1のフロー情報600−3(図6参照)が新規登録される。
なお、ワークフロー改善画面1300において、例えば、保存ボタンB4が選択されたことなどに応じて、ユーザU3が本サービス(ソーシャル計画サービス)についての未登録者であれば、情報処理装置101は、ユーザU3に対してサービス登録の勧誘を行うことにしてもよい。
また、情報処理装置101は、ワークフローF上のタスクTに階層構造がある場合には、改善依頼されたタスクTの周辺のタスクT(例えば、前段および後段のタスクT)は詳細に表示し、それ以外のタスクTは縮約して表示(例えば、最上位のタスクTのみ表示)することにしてもよい。これにより、ワークフローF全体を把握しやすくすることができる。なお、タスクTの階層構造とは、例えば、タスクTの内部に他のタスクTを含むような構造である。
また、進捗管理サービスなどと連携してタスクTの進捗状態を特定可能な場合は、情報処理装置101は、例えば、ワークフローF上の実施済みのタスクTについては変更を禁止する制御を行うことにしてもよい。あるいは、実施済みのタスクTが変更された場合に、情報処理装置101は、当該タスクTの進捗状態を変更することにしてもよい。さらに、情報処理装置101は、ワークフローF上の各タスクTと対応付けて、各タスクの遂行者と進捗状態とを表示することにしてもよい。
また、情報処理装置101は、例えば、ワークフローF上のタスクTで用いられるリソース(例えば、ファイル)ごとに、タスクTを色分けすることにしてもよい。これにより、タスクT間の依存関係を人間が確認しやすくなる。なお、各タスクTで用いられるリソースの情報(例えば、ファイル名)は、例えば、フローDB230に記憶されることにしてもよい。
(改善依頼一覧画面の画面例)
つぎに、図15を用いて、改善依頼の依頼元のユーザの端末装置201のディスプレイ406に表示される改善依頼一覧画面の画面例について説明する。ここでは、改善依頼の依頼元として、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)を例に挙げて説明する。
図15は、改善依頼一覧画面の画面例を示す説明図である。図15において、改善依頼一覧画面1500は、改善依頼一覧1510を表示する操作画面である。改善依頼一覧1510は、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)から依頼された改善依頼をリスト化したものである。改善依頼一覧1510は、例えば、依頼元のユーザID「U1」が依頼元ユーザIDに設定された依頼DB250内の依頼情報に基づいて生成される。
改善依頼一覧1510には、フローIDと、メッセージと、依頼先と、編集者と、が対応付けて表示されている。フローIDは、タスクTの改善が依頼されたワークフローFのフローIDである。メッセージは、タスクTについての改善を依頼するコメントである。依頼先は、改善依頼の依頼先である。編集者は、改善依頼に応じてワークフローFを編集したユーザである。
改善依頼一覧画面1500において、例えば、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)の操作入力により、チェックボックス(例えば、チェックボックス1511,1512)を選択すると、選択したチェックボックスに対応する改善依頼を選択することができる。また、改善依頼一覧画面1500において、クリアボタン1520を選択すると、チェックボックスの選択状態を解除することができる。
また、改善依頼一覧画面1500において、表示ボタン1530を選択すると、選択された改善依頼に対応するワークフロー選定画面を表示することができる。例えば、チェックボックス1511が選択された状態で表示ボタン1530が選択されると、図16に示すようなワークフロー選定画面1600が表示される。
(ワークフロー選定画面の画面例)
つぎに、図16および図17を用いて、改善依頼の依頼元のユーザの端末装置201のディスプレイ406に表示されるワークフロー選定画面の画面例について説明する。ここでは、改善依頼の依頼元として、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)を例に挙げて説明する。
図16は、ワークフロー選定画面の画面例を示す説明図(その1)である。図16において、ワークフロー選定画面1600は、ワークフローF1と、ワークフローF3と、を含む操作画面である。ワークフローF1は、タスクT2について改善が依頼された編集前のワークフローFである。ワークフローF3は、タスクT2について改善された編集後のワークフローF1であり、改善依頼の依頼先であるユーザU3(ユーザ名:山田花子)の顔画像1601と対応付けて表示されている。
ワークフロー選定画面1600によれば、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)は、ユーザU3(ユーザ名:山田花子)により編集されたワークフローF3を確認することができる。例えば、ワークフローF3上のタスクT4,T5を参照することで、ラスベガスで豪遊するための資金を集めるバイトとして、「ワーキングホリデー」と「インターンシップ」があることを知ることができる。
ワークフロー選定画面1600において、例えば、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)の操作入力により、チェックボックス1610を選択すると、チェックボックス1610に対応するワークフローF3を選択することができる。また、ワークフロー選定画面1600において、キャンセルボタン1620を選択すると、チェックボックスの選択状態を解除することができる。
また、ワークフロー選定画面1600において、チェックボックス1610が選択された状態で、更新ボタン1630を選択すると、ワークフローF3を選択したことを示す選択結果が情報処理装置101に送信される。この結果、プロジェクト名「ラスベガス豪遊」のプロジェクトP1に対応するプロジェクトDB220内のフローIDが、ワークフローF1のフローID「F1」からワークフローF3のフローID「F3」に更新される。
なお、ワークフロー選定画面1600には、例えば、改善依頼の依頼先の端末装置201に表示されるメッセージ入力画面(不図示)に入力される、改善依頼の依頼元に対する依頼先からのメッセージが表示されることにしてもよい。
図17は、ワークフロー選定画面の画面例を示す説明図(その2)である。図17において、ワークフロー選定画面1700は、ワークフローF1と、ワークフローF3と、ワークフローF4と、を含む操作画面である。ワークフローF1は、タスクT2について改善が依頼された編集前のワークフローFである。
ワークフローF3は、タスクT2について改善された編集後のワークフローF1であり、改善依頼の依頼先であるユーザU3(ユーザ名:山田花子)の顔画像1701と対応付けて表示されている。ワークフローF4は、タスクT2について改善された編集後のワークフローF1であり、改善依頼の依頼先であるユーザU4(ユーザ名:田中修一)の顔画像1702と対応付けて表示されている。
ワークフロー選定画面1700によれば、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)は、ユーザU3(ユーザ名:山田花子)により編集されたワークフローF3を確認することができる。例えば、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)は、ワークフローF3上のタスクT4,T5を参照することで、ラスベガスで豪遊するための資金を集めるバイトとして、「ワーキングホリデー」と「インターンシップ」があることを知ることができる。
また、ワークフロー選定画面1700によれば、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)は、ユーザU4(ユーザ名:田中修一)により編集されたワークフローF4を確認することができる。例えば、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)は、ワークフローF4上のタスクT6,T7を参照することで、ラスベガスで豪遊するための資金を集めるバイトとして「近所の居酒屋」があり、そこで「時給UP」を目指すという手段を知ることができる。
また、ワークフロー選定画面1700によれば、ワークフローF3,F4が並べて表示されるため、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)は、ワークフローF3,F4同士を比較しやすく、ワークフローF3,F4のいずれを採用するのかを判断しやすい。
ワークフロー選定画面1700において、例えば、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)の操作入力により、チェックボックス1710,1720のいずれかを選択すると、選択されたチェックボックスに対応する編集後のワークフローFを選択することができる。また、ワークフロー選定画面1700において、キャンセルボタン1730を選択すると、チェックボックスの選択状態を解除することができる。
また、ワークフロー選定画面1700において、更新ボタン1740を選択すると、選択されたチェックボックスに対応する編集後のワークフローFを選択したことを示す選択結果が情報処理装置101に送信される。例えば、チェックボックス1710が選択された状態で更新ボタン1740が選択されると、ワークフローF3を選択したことを示す選択結果が情報処理装置101に送信される。
(更新後のワークフロー画面の画面例)
つぎに、ワークフローFが編集後のワークフローFに更新された更新後のワークフロー画面の画面例について説明する。ここでは、プロジェクト名「ラスベガス豪遊」のプロジェクトP1に対応するワークフローFが、ワークフローF1からワークフローF3に更新された場合を例に挙げて説明する。
図18は、ワークフロー画面の画面例を示す説明図(その2)である。図18において、ワークフロー画面1800は、プロジェクト名「ラスベガス豪遊」のプロジェクトP1に対応するワークフローF3を表示する操作画面である。
ワークフローF3は、「ラスベガス豪遊」という目的の達成にかかる一連の手順を示すフローチャートであり、タスクT1〜T5を含む。ワークフローF3上の各タスクT1〜T5に対応する位置には、各タスクT1〜T5に対応するボタン1811〜1813,1821〜1823,1831〜1833,1841〜1843,1851〜1853が配置されている。
ワークフロー画面1800によれば、ワークフローF3上のいずれかのタスクTを選択することにより、当該タスクTについての改善を依頼する改善依頼を行うことができる。すなわち、プロジェクトP1の発起人であるユーザU1(ユーザ名:田中太郎)は、他のユーザにより編集された編集後のワークフローF3を土台として、さらに、他のユーザに対してワークフローF3の改善を依頼することができる。
また、ワークフロー画面1800において、ワークフローF3上のタスクT2に対して所定の操作を行うと、タスクT2について改善された他のワークフローFを表示することにしてもよい。例えば、ワークフローF3上のタスクT2をダブルクリックすると、図19に示すように、図17に示したワークフローF4がポップアップ表示されることにしてもよい。
なお、他のワークフローFを特定する情報(例えば、上述した別提案フローID)は、プロジェクトP1のプロジェクト情報500−1に設定されていてもよい。また、他のワークフローFは、例えば、編集前のワークフローF1上のタスクT2についての改善を依頼した改善依頼に対応する依頼情報800−1の提案フローIDから特定されることにしてもよい。
図19は、ワークフロー画面の画面例を示す説明図(その3)である。図19において、ワークフロー画面1800には、タスクT2について改善された他のワークフローF4がポップアップ表示されている。これにより、ユーザU1(ユーザ名:田中太郎)は、ワークフロー選定画面1700において選択しなかった他のワークフローF4についても参照することができる。また、タスクT2の遂行時などに、遂行者(例えば、ユーザU1)に対して複数案を提示して幅広い選択肢を提供することが可能となる。
なお、情報処理装置101は、ワークフロー画面における各タスクTの背景色を、各タスクTについての改善依頼の依頼回数に応じて変化させることにしてもよい。例えば、依頼回数が多くなるにつれて背景色を濃くすることで、背景色が濃いタスクTほど、ワークフローF上で重要視されているタスクTであると判別することが可能となる。
また、情報処理装置101は、ワークフロー画面における各タスクTの背景色を、各タスクTについての改善依頼に対する応答数に応じて変化させることにしてもよい。例えば、応答数が多くなるにつれて背景色を濃くすることで、背景色が濃いタスクTほど、検討が進んでいるタスクTであると判別することが可能となる。
また、情報処理装置101は、ワークフロー画面における各タスクTの背景色を、各タスクTについて評価された回数に応じて、背景色を変化させてもよい。例えば、高評価のスタンプが押された回数が多くなるにつれて背景色を濃くすることで、背景色が濃いタスクTほど、充実した内容のタスクTであると判別することが可能となる。
(情報処理装置101の各種情報処理手順)
つぎに、図20〜図22を用いて、情報処理装置101の各種情報処理手順について説明する。ここでは、まず、情報処理装置101の改善依頼処理手順について説明する。
図20は、情報処理装置101の改善依頼処理手順の一例を示すフローチャートである。図20のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、ワークフローFの表示要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS2001)。
ここで、情報処理装置101は、ワークフローFの表示要求を受け付けるのを待つ(ステップS2001:No)。そして、情報処理装置101は、ワークフローFの表示要求を受け付けた場合(ステップS2001:Yes)、フローDB230から、当該表示要求から特定されるワークフローFのフロー情報を抽出する(ステップS2002)。
つぎに、情報処理装置101は、抽出したフロー情報に基づいて、ワークフローFを含むワークフロー画面を、要求元の端末装置201に表示する(ステップS2003)。そして、情報処理装置101は、表示したワークフローF上のタスクTの選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS2004)。
ここで、情報処理装置101は、タスクTの選択を受け付けるのを待つ(ステップS2004:No)。そして、情報処理装置101は、タスクTの選択を受け付けた場合(ステップS2004:Yes)、選択されたタスクTについての改善を依頼する依頼先を選択可能な依頼画面を表示する(ステップS2005)。
そして、情報処理装置101は、選択されたタスクTについての改善を依頼する改善依頼を受け付けたか否かを判断する(ステップS2006)。ここで、情報処理装置101は、改善依頼を受け付けるのを待つ(ステップS2006:No)。そして、情報処理装置101は、改善依頼を受け付けた場合(ステップS2006:Yes)、ユーザDB240から、改善依頼の依頼先のユーザ情報を検索する(ステップS2007)。
つぎに、情報処理装置101は、検索したユーザ情報を参照して、依頼DB250に依頼情報を登録する(ステップS2008)。つぎに、情報処理装置101は、登録した依頼情報を参照して、ワークフローF1の選択されたタスクTについての改善を依頼する改善依頼の情報を生成する(ステップS2009)。
そして、情報処理装置101は、依頼先の依頼先サービスを利用して、依頼先の通知用プロファイルに基づいて、生成した改善依頼の情報を通知して(ステップS2010)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、ユーザにより選択された依頼先に対して、ワークフローF上の選択されたタスクTについての改善を依頼する改善依頼を通知することができる。
つぎに、図21を用いて、情報処理装置101の改善応答処理手順について説明する。
図21は、情報処理装置101の改善応答処理手順の一例を示すフローチャートである。図21において、情報処理装置101は、ワークフローFの編集画面の表示要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS2101)。
ここで、情報処理装置101は、編集画面の表示要求を受け付けるのを待つ(ステップS2101:No)。そして、情報処理装置101は、編集画面の表示要求を受け付けた場合(ステップS2101:Yes)、依頼DB250から当該編集画面の表示要求に含まれる依頼IDに対応する依頼情報を抽出する(ステップS2102)。
そして、情報処理装置101は、フローDB230から、抽出した依頼情報の依頼前フローIDに対応するフロー情報を抽出する(ステップS2103)。つぎに、情報処理装置101は、抽出したフロー情報に基づいて、ワークフロー改善画面を、要求元の端末装置201に表示する(ステップS2104)。
なお、ワークフロー改善画面は、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分を編集可能な状態で強調表示したワークフローFを表示する操作画面である。
つぎに、情報処理装置101は、編集後のワークフローFの保存指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2105)。ここで、情報処理装置101は、保存指示を受け付けるのを待つ(ステップS2105:No)。そして、情報処理装置101は、保存指示を受け付けた場合(ステップS2105:Yes)、編集後のワークフローFのフローIDを採番し、保存指示に含まれる依頼IDに対応する依頼DB250内の依頼情報の提案フローIDに設定する(ステップS2106)。
つぎに、情報処理装置101は、保存指示に含まれるフローデータに基づいて、フローDB230に編集後のワークフローFのフロー情報を登録する(ステップS2107)。そして、情報処理装置101は、改善依頼の依頼元に対する依頼先からのメッセージを入力可能なメッセージ入力画面(不図示)を端末装置201に表示する(ステップS2108)。
つぎに、情報処理装置101は、改善依頼に対する応答指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2109)。ここで、情報処理装置101は、応答指示を受け付けるのを待つ(ステップS2109:No)。情報処理装置101は、応答指示を受け付けた場合(ステップS2109:Yes)、ユーザDB240から、改善依頼の依頼元のユーザIDに対応するユーザ情報を検索する(ステップS2110)。
そして、情報処理装置101は、検索したユーザ情報を参照して、依頼元の通知サービスを利用して、依頼元の通知用プロファイルに基づいて、改善応答を通知して(ステップS2111)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。改善応答は、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分が編集されたことを示す情報である。
これにより、編集後のワークフローFの保存指示を受け付けたことに応じて、改善依頼の依頼元に対して、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分が編集されたことを示す改善応答を通知することができる。
つぎに、図22を用いて、情報処理装置101の更新処理手順について説明する。
図22は、情報処理装置101の更新処理手順の一例を示すフローチャートである。図22のフローチャートにおいて、まず、改善内容の表示要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS2201)。ここで、情報処理装置101は、改善内容の表示要求を受け付けるのを待つ(ステップS2201:No)。
そして、情報処理装置101は、改善内容の表示要求を受け付けた場合(ステップS2201:Yes)、依頼DB250から、当該改善内容の表示要求に含まれる依頼IDに対応する依頼情報を抽出する(ステップS2202)。つぎに、情報処理装置101は、フローDB230から、抽出した依頼情報の依頼前フローIDに対応するフロー情報を抽出する(ステップS2203)。
つぎに、情報処理装置101は、フローDB230から、抽出した依頼情報の提案フローIDに対応するフロー情報を抽出する(ステップS2204)。そして、情報処理装置101は、抽出した依頼前フローIDおよび提案フローIDに対応するフロー情報に基づいて、ワークフロー選定画面を、要求元の端末装置201に表示する(ステップS2205)。
なお、ワークフロー選定画面は、編集前のワークフローFおよび編集後のワークフローFを含む操作画面である。
つぎに、情報処理装置101は、編集後のワークフローFの選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS2206)。ここで、情報処理装置101は、編集後のワークフローFの選択を受け付けるのを待つ(ステップS2206:No)。そして、情報処理装置101は、編集後のワークフローFの選択を受け付けた場合(ステップS2206:Yes)、改善依頼の依頼IDに対応する依頼情報の依頼後フローIDに、選択された編集後のワークフローFのフローIDを設定する(ステップS2207)。
そして、情報処理装置101は、編集前のワークフローFのフローIDに対応するプロジェクトDB220内のプロジェクト情報のフローIDを、選択された編集後のワークフローFのフローIDに更新して(ステップS2208)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、編集前のワークフローFを、ユーザにより選択された編集後のワークフローFに更新することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置101によれば、表示したワークフローF上のいずれかのタスクTが選択された場合に、所定の依頼先に、選択されたタスクTについての改善を依頼する改善依頼を通知することができる。これにより、ワークフローF上のタスクTを選択するという簡単な操作を行うことで、所定の依頼先に対して、タスクTについての改善を依頼する改善依頼を行うことができる。
また、情報処理装置101によれば、通知に応じた依頼先からの要求に応じて、選択されたタスクTに対応する部分を編集可能な状態で強調表示したワークフローFを表示することができる。これにより、所定の依頼先に対して、ワークフローF上の改善範囲を分かりやすく提示することができる。
また、情報処理装置101によれば、表示したワークフローF上のいずれかのタスクTが選択されたことに応じて、選択されたタスクTについての改善を依頼するコメントを入力可能な入力欄(例えば、図10に示したボックス1050)を表示することができる。そして、情報処理装置101によれば、表示した入力欄に入力されたコメントを含む改善依頼を依頼先に通知することができる。これにより、改善依頼の依頼先に対するコメントとして、改善依頼の依頼内容を示すようなメッセージを入力可能となり、レビューのポイントなどを説明しやすくなる。
また、情報処理装置101によれば、表示したワークフローF上のいずれかのタスクTが選択されたことに応じて、選択されたタスクTについての改善を依頼する依頼先を選択可能な依頼画面(例えば、図10に示した依頼画面1000)を表示することができる。そして、情報処理装置101によれば、表示した依頼画面上で選択された依頼先に改善依頼を通知することができる。これにより、改善依頼の依頼先を選択することができる。
また、情報処理装置101によれば、依頼先として選択可能な複数のユーザの情報(例えば、図10に示した顔画像1010,1020,1030)を含む依頼画面を表示することができる。これにより、例えば、依頼元のユーザのアドレス帳に登録されているユーザなどを依頼先候補として提示し、その依頼先候補の中から依頼先を選択することができるようになる。
また、情報処理装置101によれば、編集後のワークフローFを依頼先から取得した場合には、改善依頼の依頼元に、依頼先と対応付けて編集後のワークフローFを表示することができる。これにより、改善依頼の依頼元に対して、依頼先により編集された編集後のワークフローFを提示することができる。
また、情報処理装置101によれば、編集後のワークフローFを依頼先から取得したことに応じて、選択されたタスクTに対応する部分が編集されたことを示す改善応答を依頼元に通知し、通知に応じた依頼元からの要求に応じて、編集後のワークフローFを表示することができる。これにより、改善依頼の依頼元からの要求に応じて、依頼先により編集された編集後のワークフローFを提示することができる。
また、情報処理装置101によれば、依頼先のそれぞれから編集後のワークフローFを取得した場合には、依頼先のそれぞれから取得した編集後のワークフローFを並べて表示することができる。これにより、改善依頼の依頼元に対して、依頼先により編集された編集後のワークフローF同士を比較しやすいように並べて提示することができる。
また、情報処理装置101によれば、編集後のワークフローFのうちのいずれかの編集後のワークフローFが選択されたことに応じて、編集前のワークフローFを、選択された編集後のワークフローFに更新することができる。これにより、ある目的を達成するためのワークフローFを複数人で動的に作成していくことができる。
また、情報処理装置101によれば、表示したワークフローF上の各タスクTに対応付けて配置されるいずれかのボタンが選択されたことに応じて、当該ボタンに対応するタスクTの選択を受け付けることができる。これにより、ワークフローF上のタスクTを簡単に選択することができる。
また、情報処理装置101によれば、選択されたタスクTと、当該タスクTの前段および/または後段のタスクTとを含む部分を編集可能な状態で強調表示したワークフローFを表示することができる。これにより、ワークフローF上の選択されたタスクTだけでなく、当該タスクの周囲のタスクTについても編集することが可能となる。
これらのことから、情報処理装置101によれば、タスクTの追加・削除が可能なワークフローF上で計画を立案し、ワークフローF上のタスクTをキーにして、知人や有識者に改善の依頼をかけることができる。これにより、他者の力を利用したプロセス立案を可能にすることができる。また、あるポイントについてのレビューや加筆・修正を依頼する際に、レビューのポイントなどの説明を容易に行うことができる。
また、各タスクTの順序関係が分かりやすく表示されるため、目的達成に至るまでのプロセスが把握しやすくなり、プロジェクトPの発起人以外のユーザであっても、ワンポイントでプロジェクトPに参加しやすくなる。さらに、例えば、ワークフローF上の各タスクTの実行時間を設定しておくことで、目的の達成までにかかる時間を自動で見積もることが可能となる。
また、依頼先に対して改善範囲を明確に提示して容易な返答を可能にすることで、プロジェクトP(計画)を分担して進める際の責任範囲の指定や管理がしやすくなる。さらに、ワークフローF上の選択されたタスクTに対応する部分のみに編集可能範囲を制限することで、各ユーザの責任範囲以外の部分に対する誤記入を防ぐことができる。また、ワークフローF上の各タスクTは、ある目的に紐付いたタスクTとなるため、以降において、同じような目的の達成のためにワークフローFを作成する際に再利用することができる。
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本情報処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本情報処理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。