JP5861545B2 - 情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5861545B2
JP5861545B2 JP2012083278A JP2012083278A JP5861545B2 JP 5861545 B2 JP5861545 B2 JP 5861545B2 JP 2012083278 A JP2012083278 A JP 2012083278A JP 2012083278 A JP2012083278 A JP 2012083278A JP 5861545 B2 JP5861545 B2 JP 5861545B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
series
display
sequence
history
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012083278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013214165A (ja
Inventor
政志 宇山
政志 宇山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2012083278A priority Critical patent/JP5861545B2/ja
Priority to US13/716,518 priority patent/US20130262980A1/en
Publication of JP2013214165A publication Critical patent/JP2013214165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5861545B2 publication Critical patent/JP5861545B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/12Use of codes for handling textual entities
    • G06F40/14Tree-structured documents
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/95Retrieval from the web
    • G06F16/954Navigation, e.g. using categorised browsing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラムに関する。
World Wide Webのように、ハイパーリンク構造を持つデータを閲覧する場合、あるWebページを閲覧中に次にどのページを表示するかは、ユーザがその場の判断で決定することができる。ユーザがハイパーリンクを選択するまでは、「次のページ」に表示されるページを一意に決定することはできない。次に表示すべきページを選択し表示する操作を次ページ選択操作と呼ぶことにする。
次ページ選択操作を繰り返すことによって、次々とページを表示することができる。多くのWeb閲覧用ブラウザは、過去に表示したページの履歴を管理する仕組みを持ち、表示履歴を閲覧するためのページめくり操作を実装している。ページめくり操作は、ボタンの押下や、タッチパネル上でのフリック操作等で実現される。
次ページ選択操作は、表示履歴の最終ページだけでなく、過去の表示履歴をページめくりで遡り、履歴の途中のページから新たなページに分岐するためにも用いられる。多くのWeb閲覧用のブラウザは、過去の表示履歴を閲覧できるだけでなく、過去の表示ページから別のハイパーリンクを辿ることができる。また、表示ページ中のフォームに記載された入力項目のデータを変更することで、履歴の途中のページから新たなページに分岐することもできる。例えば、Web上で生命保険のシミュレーションを行う場合には、Webフォームの入力受付と当該入力に対する結果表示を繰り替えして、保険プランの修正をすることが考えられる。
このように、次ページ選択操作と、過去の表示履歴のページめくり操作による閲覧と、表示履歴途中のページからの次ページ選択操作による分岐とを繰り返すと、木構造の表示履歴が生成される。例えば、ページP1から次ページ選択操作を3回繰り返すと、P1、P2、P3、P4のような表示履歴ができあがる。P4からページめくり操作で P3、P2、P1と履歴を遡り、P1から再度次ページ選択操作でP5に分岐し、P5から次ページ選択操作で、P6、P7、P8と表示し、P8からページめくり操作でP7、P6と履歴を遡り、P6から再度次ページ選択操作でP9に分岐し、P9から次ページ選択操作でP10を表示したとする。この場合、P1とP6を分岐ノードとする木構造が生成される。
このような次ページ選択操作とページめくり操作を繰り返して生成される木構造の表示履歴を、ページめくり操作で操作するためには、木構造を一次元のページ系列に対応づける必要がある。このような対応づけにより、表示履歴を管理する方法としては、「Temporal Sequence」、「Stack Model」、「Temporal with duplicates」などの手法が知られている。これらの方法は、Webブラウザの表示履歴管理として知られている。
「Temporal Sequence」は、履歴を表示した場合も含めてウィンドウに表示したページを時間順で管理する方法である。例えば、ユーザが次ページ選択操作と、ページめくり操作を繰り返して、P1、P2、P3、P4、P3、P2、P1、P5、P6、P7、P8、P7、P6、P9、P10のような順序でページを閲覧した場合、その履歴をそのまま管理する。「Stack Model」は、P1、P5、P6、P9、P10のように最新の分岐だけを表示履歴として管理する手法である。「Temporal with duplicates」は、P1、P2、P3、P4、P1、P5、P6、P7、P8、P6、P9、P10のように、「Temporal Sequence」の中に複数回登場するページに関して、原則として二回目以降は履歴から割愛する、例外として、次ページ選択操作で分岐の起点となる場合には履歴に記録する手法である。
Natasa Milic-Frayling Rachel Jones、Kerry Rodden、Gavin Smyth、Alan Blackwell、Ralph Sommerer、"SmartBack:Supporting Users in Back Navigation" ACM WWW 2004、p.64.
しかしながら、ページめくり操作は、表示履歴だけでなく、様々な一次元の時系列データの閲覧に利用可能な操作である。近年普及しているスマートフォンなどの小型の端末では、ページめくり操作が多用されている。ページめくりで操作可能な一次元の時系列データとしては、例えば、Aさんから受け取ったメールの系列、B社への発注作業に伴うワークフロー、特定の場所Cで行っていた作業の履歴、顧客Dへ提供したサービスの履歴、承認処理が必要な伝票の一覧などがあげられる。一般に利用者は、外部からタスクの割込みが来たり、ページを見ていて関連するタスクを思い出したりすることで、タスクの切替、ページの系列の切替えを頻繁に行う。すなわち、タスクの分岐が発生する。このような端末に従来技術を適用したとしても、表示履歴を適切に管理することができないという問題がある。
例えば、「Temporal Sequence」は、表示されたページが表示された回数分だけ履歴に登録されるので、ページめくりで過去の履歴を参照する際の操作が多くなり効率が悪い。また、「Stack Model」は、途中の分岐であるページを履歴として登録しないので、ページめくりで参照できない。
また、「Temporal with duplicates」は、「Web参照パスに現れるページの出現について、1度目の出現を履歴に記録し、同じページが二度目以降の出現した場合は記録しない。ただし、利用者の次ページ選択操作が起きた分岐点の場合は例外として記録する」方法と言える。この方法では、利用者がページの系列をページめくり操作で辿り目的のページに達するまでの途中のページ群も履歴に保存されてしまい、必ずしも効率的にはならない。
また、「Temporal with duplicates」は、「ページめぐり以外のアクションを行ったページを履歴に記録する」という考え方で実装することもできる。この実装では、ページめくり操作で再訪できるページを履歴に蓄積しないので、履歴は短縮され、ユーザが明示的な操作を行いユーザの記憶に残っているページのみが履歴に残るので利便性が高い。しかし、系列の分岐点が全て蓄積されるので、意味もなく参照しただけの系列も履歴に保存され、冗長になるので、ページめくりで過去の履歴を参照する際の操作が簡便になるとは限らない。
このように、従来のWebブラウザの履歴管理方法では、分岐を含む表示履歴を適切に管理することができず、系列の切替を含む表示履歴に冗長な情報が含まれ、分岐を含む表示履歴を効率的にページめくり操作で閲覧することができない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、分岐を含む表示履歴を適切に管理することができる情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラムは、一つの態様において、表示部に表示されたページの表示履歴を系列ごとに記憶する履歴記憶部を有する。前記表示部に表示されるページを前記履歴記憶部に記憶されるページに切替えるページめくりを実行して、切替えたページを前記表示部に表示させるページ切替部を有する。前記表示部に表示されるページの系列を切替えて、切替えたページを前記表示部に表示させる系列切替部を有する。前記表示部に表示される第1のページの系列が、前記系列切替部によって切替えられた場合に、切替えられた第2のページを保持する保持部を有する。前記第2のページ、または、前記第2のページから前記ページ切替部によって切替えられた後の第3のページに対して、前記系列切替部が系列の切替えを実行した場合に、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として、前記保持部に保持される前記第2のページを前記履歴記憶部に格納する格納制御部を有する。
本願の開示する情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラムの一つの態様によれば、分岐を含む表示履歴を適切に管理することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、施行者タスク予定表に記憶される情報の例を示す図である。 図3は、ページクラス遷移ルール表に記憶される情報の例を示す図である。 図4は、タスクとページの関係性を説明する図である。 図5は、タスク管理表に記憶される項目の例を示す図である。 図6は、ページ帰属表の各エントリに記憶される項目の例を示す図である。 図7は、パス種を説明する図である。 図8は、系列管理表の各エントリに記憶される項目の例を示す図である。 図9は、視点系列定義表の各エントリに記憶される項目の例を示す図である。 図10は、系列切替時の表示履歴追加の判定基準の例を示す図である。 図11は、ページめくり処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、系列切替処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、系列切替履歴処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、表示履歴追加サブ処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、系列切替時の具体例1を示す図である。 図16は、系列切替時の具体例2を示す図である。 図17は、系列切替時の具体例3を示す図である。 図18は、系列切替時の具体例4を示す図である。 図19は、次ページ選択時の表示履歴追加の判定基準の例を示す図である。 図20は、次ページ選択処理の流れを示すフローチャートである。 図21は、次ページ遷移処理の流れを示すフローチャートである。 図22は、次ページ選択履歴処理の流れを示すフローチャートである。 図23は、次ページ選択時の具体例1を示す図である。 図24は、次ページ選択時の具体例2を示す図である。 図25は、次ページ選択時の具体例3を示す図である。 図26は、次ページ選択時の具体例4を示す図である。 図27は、次ページ選択時の具体例5を示す図である。 図28は、次ページ選択時の具体例6を示す図である。 図29は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[全体構成]
開示する情報処理装置は、例えばスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの装置である。この情報処理装置は、様々な情報が記述されるページをディスプレイに表示し、表示させたページを履歴として記憶する。このような情報処理装置では、当該装置を利用するユーザが、履歴から過去のページを探索する場合が発生する。
この場合、ユーザは、ページめくりを実行して、過去に表示させたページを再表示させたり、ページの系列を切替えたり、系列を切替えたページでさらにページめくりを実行する。つまり、ユーザが、現在表示されているページから所望の過去のページを探索する場合、簡単に辿りつくことは稀で、複数の分岐を行って辿りつくものである。
例えば、ページ1の系列を切替えてページめくりを実行して複数のページを表示させたが、元の切替え後のページ1に戻って、別の系列に切替えたページ3を表示させ、ページ3からページめくりを実行することもある。
このような場合に、情報処理装置は、ユーザが所望のページを探索するまでに表示させた一連のページを新たな履歴として保持することが一般的である。ところが、このような一連のページは、上述したように、ユーザの探索履歴を単に記憶するものであり、無駄な情報が多い。したがって、ユーザが同じページを再度探索する場合に、情報処理装置が、上記一連のページをページめくりで表示させたとしても、有用な探索処理とは言えず、時間もかかる。
そこで、開示する情報処理装置は、ユーザが端末を時系列に使用した場合の表示履歴系列、仕事の流れに従うタスク系列、データベースを多様な視点から検索した結果を時系列でソートした視点系列の3種類の時系列を扱う。
この情報処理装置は、ディスプレイに表示されたページの表示履歴を系列ごとに記憶する。そして、情報処理装置は、ディスプレイに表示される第1のページの系列が切替えられた場合に、切替えられた第2のページを保持する。その後、情報処理装置は、第2のページ、または、第2のページから系列が切替えられた後の第3のページに対して、系列の切替えを実行した場合に、第1のページの系列に対応する表示履歴として、保持する第2のページを記憶する。
つまり、開示する情報処理装置は、ユーザがページ切り替えをした場合に、切替えられたページを履歴候補として一時的に保持し、さらにページ切り替えが発生すると、履歴候補のページを履歴として保持する。このようにすることで、開示する情報処理装置は、ユーザが探索したページの分岐を履歴として保持して行くことができる。この結果、分岐を含む表示履歴を適切に管理することができる。また、開示する情報処理装置は、ユーザが所望のページを探索する際に表示させたページのうち有用なページを抽出して履歴として保持することができるので、ユーザが同じページを再度探索する場合でも、有用な探索処理を実行することができる。また、効率的な履歴探索を行うことができ、かつ、注目している系列の種類が何であるかに関わらず、ページめくり操作で閲覧できる。
[機能ブロック図]
図1は、実施例1に係る情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、情報処理装置10は、表示部11、ページ遷移管理部12、ページ系列保持部13、視点系列管理部14、表示履歴DB15、ページめくり制御部16を有する。なお、ここで示した処理部は、あくまで一例であり、これに限定されるものではなく、例えば入力部など他の処理部を有していてもよい。なお、各処理部は、プロセッサが実行する処理部であり、各表やDBは、メモリなどの記憶装置に設けられる。
表示部11は、ページを表示する表示部であり、例えばタッチパネルなどである。表示部11は、表示するページ上で各種操作を受け付ける。例えば、表示部11は、表示内容とタッチパネル上の指の動き等から、当該操作がページめくりか系列切替えか次ページ選択かを判定することができる。そして、表示部11は、受け付けた操作内容をページめくり制御部16に出力する。
ページ遷移管理部12は、施行者タスク予定表12aとページクラス遷移ルール表12bとを有し、これらによってページ、タスクの遷移を管理する処理部である。このページ遷移管理部12は、遷移先の次ページを決定する際に、施行者タスク予定表12aと、ページクラス遷移ルール表12bを用いる。また、ページ遷移管理部12は、管理するタスク管理表の更新を行う。
なお、スマートフォンのように画面が狭い機器では、ディスプレイ全体を一つのウィンドウと捉え、ウィンドウ内でアプリを切り替えて使うのが主流である。ページ遷移管理部12は、ユーザがスマートフォンを用いて、タスクを遂行する際には、タスクをサブタスクに分解して、サブタスクごとにページを生成し、表示したページ上のボタン操作に応じて順次ページを遷移させる。
施行者タスク予定表12aは、ユーザのタスク予定を管理するテーブルである。図2は、施行者タスク予定表に記憶される情報の例を示す図である。図2に示すように、施行者タスク予定表は、「<訪問看護>::=<利用者訪問><移動><社内会議>」を記憶する。つまり、訪問看護という処理は、利用者訪問、移動、社内会議の順番でタスクが実行されることを示す。
ページクラス遷移ルール表12bは、ページの遷移ルールを記憶するテーブルである。図3は、ページクラス遷移ルール表に記憶される情報の例を示す図である。図3に示すように、ページクラス遷移ルール表12bは、「<利用者訪問>::=“あいさつ”“問診”“計測”・・・」を記憶する。つまり、タスクである「利用者訪問」は、サブタスクとして、あいさつ、問診、計測が含まれることを示す。
ここで、タスクとページの関係について説明する。図4は、タスクとページの関係性を説明する図である。図4に示すように、Work「訪問看護」は、タスクとして「利用者訪問」と「移動」と「社内会議」とを実行する。ここで、タスク「利用者訪問」を例にして説明すると、タスク「利用者訪問」は、サブタスクとして「あいさつ」と「問診」と「計測」とを実行する。サブタスクごとに画面に表示するページが生成され、ページ上のボタン等の操作により、順次ページが遷移する。例えば、表示部11に表示される「あいさつ」ページにおいて、ユーザが「入力完了」ボタンをクリックすることで、「問診」ページに遷移することができる。
ページ系列保持部13は、タスク管理表13aとページ帰属表13bと系列管理表13cとを有し、ページ、系列、タスクを管理する処理部である。このページ系列保持部13は、どのページがどのタスクに帰属するのかや、どのページがどの系列に帰属するのかを特定する情報を管理する。
タスク管理表13aは、タスクの情報を管理するテーブルである。タスク管理表13aには、ページ識別子で特定されるページ毎にデータのエントリが記載されており、新しいページが生成される度に表に新しいデータが追加される。図5は、タスク管理表の各エントリに記憶される項目の例を示す図である。
図5に示すように、タスク管理表13aは、「ページ識別子、ページクラス、タスク識別子、タスククラス、分岐カウント、前ページ、作業状態」を記憶する。また、タスク管理表13aは、「開始日時、完了日時、中断日時、登録日時、遂行者、起案者、顧客名」を記憶する。また、タスク管理表13aは、「作業対象、作業場所、外部アプリ識別子、外部アプリコンテクスト」を記憶する。
「ページ識別子」は、ページを一意に識別する識別子であり、「ページクラス」は、ページ遷移管理部12が使用する情報であり、該当ページのクラスを示す。上述のように、サブタスクごとに画面に表示するページが生成されるので、ページクラスは、たとえば、図3のページクラス遷移ルール表に記憶される情報の例における“あいさつ”、“問診”といった情報である。「タスク識別子」は、該当ページを包含するタスクの識別子であり、「タスククラス」は、ページ遷移管理部12が使用する情報であり、タスクのクラスを示す。タスククラスは、たとえば、図3のページクラス遷移ルール表に記憶される情報の例における<利用者訪問>が相当する。「分岐カウント」は、当該ページから分岐したフローの数を示し、ページ遷移管理部12が新たな系列識別子を生成す際に使用される。「前ページ」は、該当ページに遷移する前のページを示す。「作業状態」は、ページの実行状態を示し、例えば未着手、開始、中断、完了、修正などが設定される。作業状態はページ遷移管理部12により更新される。「開始日時」は、ページの作業を開始した日時であり、「完了日時」は、ページの作業を完了した日時であり、「中断日時」は、完了せずに中断した日時である。
「登録日時」は、当ページの表にエントリされた日時であり、「遂行者」は、このページの作業遂行者を示し、「起案者」は、このページの作業の起案者を示す。「顧客名」は、このページの作業に対する顧客を示し、「作業対象」は、このページの作業対象を示し、「作業場所」は、このページの作業を行った場所を示す。また、「外部アプリ識別子」は、このページを生成するアプリケーションを示し、「外部アプリコンテクスト」は、アプリケーションの実行に使用される諸情報である。開示する情報処理装置で扱う3種類の系列のうち、タスク系列は、タスク管理表から、同一のタスク識別子を持つエントリを検索し、時系列でソートしたものに相当する。視点系列は、作業場所や、顧客名等で構成される条件式で、タスク管理表を検索し、時系列でソートしたものに相当する。
ページ帰属表13bは、各ページがどのような系列に属するかなどの帰属情報を記憶するテーブルである。図6は、ページ帰属表の各エントリに記憶される項目の例を示す図である。具体的には、図6に示すように、ページ帰属表13bは、「系列識別子、ページインデクス、ページ識別子、パス種」を記憶する。
「系列識別子」は、系列の識別子であり、3つの整数値で表される。例えば、表示履歴系列の場合{0、0、0}で表され、視点系列の場合{0、条件式連番、0}、ただし条件式連番は1以上の整数で表される。また、タスク系列の場合{タスクID、分岐ページID、分岐ID}、ただしタスクIDは1以上の整数で表される。「ページインデクス」は、系列中での位置を表す連番であり、1から開始される整数である。「ページ識別子」は、該当系列の該当インデクスに位置するページの識別子である。「パス種」は、タスク系列において該当ページの系列への帰属の形態を表し、例えば主、親、先祖のいずれかが設定される。
ここで、パス種について説明する。図7は、パス種を説明する図である。図7に示すように、元々ある系列Aでは各ページは「主」として扱われ、系列Aの途中から、新たに分岐した系列Bにおいて、分岐後のページは「主」、分岐したページを「親」、分岐前のページ群を「先祖」と区別する。パス種は、系列切替処理によって、情報処理装置10が、現在のページが帰属する系列および当該系列中のインデクスの組をページ帰属表13bから検索する際に、検索結果をパス種が「主」の系列のみに絞り込む際に使用される。ページ帰属表中のページに対して、パス種が「主」である系列を主タスク系列と呼ぶ。
系列管理表13cは、ページの系列を管理するテーブルである。図8は、系列管理表の各エントリに記憶される項目の例を示す図である。具体的には、図8に示すように、系列管理表13cは、「系列識別子、系列種、道標インデクス、表示インデクス、最新インデクス、末端インデクス」を記憶する。
「系列識別子」は、上述したように、3つの整数値の組である。「系列種」は、タスク系列、視点系列、表示履歴系列の区別を表し、タスク、視点、表示のいずれかが設定される。なお、視点系列とタスク系列とを合わせて一般系列と呼ぶこととする。「道標インデクス」は、一般系列中で、表示履歴として記録されるべきページを表すインデクスである。この系列が選択されて最初に表示されたページ、または、この系列で新たに生成されたページである。
「表示インデクス」は、該当系列中の何番目のページがウィンドウで現在選択中かを表す。系列が現在系列であれば、表示インデクスで指示されるページが現在表示中となる。「最新インデクス」は、系列中で、最近ユーザによって実行されたページを表すインデクスである。「末端インデクス」は、系列の最後のページを示すインデクスである。系列中には未来のタスク予定を表すページもありうるので、必ずしも最新インデクス=末端インデクスではない。本実施例では、系列の各インデクスは、1から末端インデクスまでの範囲の整数値となる。
視点系列管理部14は、視点系列定義表14aを有する処理部である。視点系列定義表14aは、タスク管理表13aを検索する条件等を記憶するテーブルである。図9は、視点系列定義表の各エントリに記憶される項目の例を示す図である。具体的には、図9に示すように、視点系列定義表14aは、「系列識別子、表記名、検索条件、ソート条件、最新ページ条件」を記憶する。
「系列識別子」は、視点系列を特定する識別子であり、「表記名」は、ユーザに提示する際の名前を示す。「検索条件」は、タスク管理表13aを検索する条件を示し、「ソート条件」は、時系列でソートするための条件を示す。「最新ページ条件」は、系列中の最新インデクスを決定するための条件を示す。
表示履歴DB15は、ページの表示履歴を記憶する記憶部である。ここで示した処理部は、あくまで一例であり、これに限定されるものではない。例えば、表示履歴DB15は、独立した記憶部とすることも、ページ帰属表13bから表示履歴系列を抽出した結果と同期して変化する記憶部とすることもできる。
ページめくり制御部16は、現在系列16aと道標状態16bとを管理し、ページめくり処理、系列切替処理、次ページ選択処理を実行する。なお、各処理については後述するので、ここでは、現在系列16aと道標状態16bとについて説明する。
現在系列16aは、現在ページめくりの対象となっている系列を一意に特定する識別子である。系列を一意に特定する識別子は、上述した系列識別子と同義であり、3つの整数値の組とする。道標状態16bは、「暫定」または「確定」の値をとり、現在系列16aの道標インデクスで指示されるページの状態を表す。該ページが表示履歴末尾に追加済ならば「確定」、未追加だが追加する可能性がある場合は「暫定」となる。
[各処理部の処理内容]
続いて、図1に示した各処理部が実行する処理内容を具体的に説明する。ここでは、上述したページ遷移管理部12、ページ系列保持部13、視点系列管理部14、ページめくり制御部16が、各テーブル等を参照して実行する処理を具体的に説明する。
ページ遷移管理部12は、現在系列と、該現在系列の表示インデクスで指示される現在ページに対する利用者の操作に応じて、現在ページから次に遷移可能な複数のページの中から一つのページを決定する。そして、ページ遷移管理部12は、該ページを特定する次ページ識別子、次ページを表示する際のページめくり対象系列を表す次系列識別子、現在ページの次系列中でのインデクスを指示する更新インデクスを返す。また、ページ遷移管理部12は、現在ページに対する利用者の操作に応じて次に表示すべきページを生成する際に、表示可能な次ページが存在しない場合には、次ページ識別子を未定、次系列識別子を現在系列の識別子と決定する。
例えば、ページ遷移管理部12は、現在系列がタスク系列であり、現在ページがタスク系列の最新インデクスで指示されるページである場合、現在系列を次系列識別子と決定する。また、ページ遷移管理部12は、現在系列がタスク系列であり、現在ページがタスク系列の最新インデクスで指示されるページでない場合、新たな系列識別子を生成し次系列識別子とするとともに、該次系列識別子を次ページの主タスク系列と決定する。
また、ページ遷移管理部12は、現在系列16aが視点系列である場合、現在ページが、現在ページの主タスク系列の最新インデクスで指示されるページである場合、主タスク系列を次系列識別子と決定する。また、ページ遷移管理部12は、現在系列が視点系列である場合、現在ページが現在ページの主タスク系列の最新インデクスで指示されるページでない場合、新たな系列識別子を生成し次系列識別子とすると決定する。さらに、ページ遷移管理部12は、該次系列識別子を次ページの主タスク系列と決定する。
ページ遷移は、現在ページが属するタスク系列の流れに従って、次ページを生成するため、現在系列16aの変更を伴うことがある。例えば、現在系列16aが視点系列の場合、新たに生成されるページは、その視点とは異なるため、該当するページのタスク系列に現在系列16aが切り替わる。また、タスクの内容によっては次ページ情報を返さない場合もある。例えば、タスク上では、部長承認の後に、所長承認が必要となっている場合を考える。部長が、部長承認のページで承認作業を行った後に、タスク上は次のページである所長承認のページは部長に対しては提示されない。このため、ページ遷移管理部12は、表示可能な次ページが存在しないので、次ページ識別子を未定と決定する。
ページ系列保持部13は、複数のページ系列を保持し、現在のページめくり処理の対象となる一つのページ系列の識別子を現在系列16aとして保持し、各ページ系列は現在選択中のページを示す表示インデクスを保持する。
視点系列管理部14は、視点系列定義表14aを有し、視点系列定義表14aに記述された検索条件に基づき、タスク管理表13aを検索する。そして、視点系列管理部14は、ページ系列を生成し、ページ帰属表13b、系列管理表13cに保存するとともに、タスク管理表13aの更新に伴い、情報の更新を行う。
ページめくり制御部16は、ページめくり部17、系列切替部18、次ページ選択部19を有し、これらによってページに対して各種処理を実行する処理部である。ページめくり部17は、表示部11からのページめくり要求に従い、ページ系列保持部13が保持する表示インデクスを更新し、ページ系列中の該表示インデクスで指示されるページを表示するように表示部11に要求を出力する。
系列切替部18は、現在系列16aを、他のページ系列に切り替える。例えば、系列切替部18は、現在系列16aと、該現在系列16aの表示インデクスで指示される現在ページを取得し、該現在ページを含むページ系列をページ系列保持部13から抽出する。続いて、系列切替部18は、抽出されたページ系列群から、現在系列16aとは異なるページ系列の一つを切替先系列として選択し、該切替先系列中での該現在ページのインデクスを選択インデクスと決定する。そして、系列切替部18は、現在系列16aが表示履歴である場合には、表示インデクスが指示するページが、現在系列16aの末尾のページである場合に道標状態16bを確定とし、末尾のページではない場合に道標状態16bを暫定と決定する。
また、系列切替部18は、現在系列16aが一般系列かつ現在系列16aの表示インデクスが道標インデクスと異なる場合には、以下の処理を実行する。すなわち、系列切替部18は、道標状態16bが暫定であれば、表示履歴DB15に記憶される系列の末尾に、現在系列16aの道標インデクスで指示されるページを追加する。
さらに、系列切替部18は、現在系列16aの表示インデクスで指示されるページを追加し、道標状態16bを確定に変更し、道標状態16bが確定であれば、表示履歴系列の末尾に、現在系列16aの表示インデクスで指示されるページを追加する。
また、系列切替部18は、切替先系列が一般系列ならば、切替先系列の表示インデクスおよび道標インデクスに選択インデクスを代入し、切替先系列を特定する識別子を現在系列16aとして保存する。続いて、系列切替部18は、切替先系列の表示インデクスで指示されるページの表示データを作成し、該当表示データで表示部11の更新を行う。
次ページ選択部19は、現在のページを他のページに切り替える。例えば、次ページ選択部19は、ページ遷移管理部12を実行して、次ページ識別子、次系列識別子、更新インデクスを取得する。次ページ識別子が未定でない場合には、続いて、次ページ選択部19は、現在系列16aが表示履歴であり、かつ表示インデクスが指示するページが、現在系列16aの末尾のページである場合には、表示履歴DB15に記憶される系列の末尾に、次ページ識別子で指示されるページを追加する。
また、次ページ選択部19は、現在系列16aが表示履歴であり、かつ表示インデクスが指示するページが、現在系列16aの末尾のページでない場合には、表示履歴DB15に記憶される系列の末尾に、表示インデクスで指示されるページを追加する。さらに、次ページ選択部19は、次ページ識別子で指示されるページを追加する。
また、次ページ選択部19は、現在系列16aが一般系列であり、道標状態16bが暫定であれば、表示履歴系列の末尾に、道標インデクスで指示されるページを追加し、道標状態16bを確定に変更する。一方、次ページ選択部19は、現在系列16aが一般系列であり、表示インデクスが道標インデクスと異なる場合に、表示履歴DB15に記憶される系列の末尾に表示インデクスで指示されるページを追加し、さらに次ページ識別子が指示するページを追加する。
また、次ページ選択部19は、現在系列16aが一般系列であり、表示インデクスが道標インデクスと同じ場合には、表示履歴系列の末尾に、次ページ識別子が指示するページを追加する。一方、次ページ選択部19は、現在系列16aが一般系列であり、現在系列16aと次系列が異なれば、次系列を特定する識別子を、現在系列16aとして保存する。また、次ページ選択部19は、現在系列16aが一般系列であれば、現在系列16aの表示インデクスおよび道標インデクスに、更新インデクス+1の値を代入する。さらに、次ページ選択部19は、現在系列16aの表示インデクスで指示されるページの表示データを作成し、該当表示データで表示部11の更新を行う。
次ページ選択部19は、ページ遷移管理部12を実行して、次ページ識別子、次系列識別子、更新インデクスを取得し、次ページ識別子が未定である場合に、以下の処理を実行する。例えば、次ページ選択部19は、現在系列16aが表示履歴であり、かつ表示インデクスが指示するページが、現在系列16aの末尾のページでない場合には、表示履歴系列の末尾に、表示インデクスで指示されるページを追加する。
また、次ページ選択部19は、現在系列16aが一般系列であり、道標状態16bが暫定であれば、表示履歴系列の末尾に、道標インデクスで指示されるページを追加し、道標状態16bを確定に変更する。そして、次ページ選択部19は、現在系列16aが一般系列であり、表示インデクスが道標インデクスと異なる場合には、表示履歴系列の末尾に、表示インデクスで指示されるページを追加する。また、次ページ選択部19は、現在系列16aが一般系列であれば、現在系列16aの道標インデクスに表示インデクスを代入し、現在系列16aの表示インデクスで指示されるページの表示データを作成し、該当表示データで表示部11の更新を行う。
[系列切替時の判定基準]
次に、ページめくり制御部16が道標状態16bを管理して、ページを表示履歴DB15への追加対象とする判定例を説明する。図10は、系列切替時の表示履歴追加の判定基準の例を示す図である。図10に示すように、この判定基準は、「現在系列種、インデクスの状態、道標状態、切替先系列、履歴追加、道標状態変化」から構成される。「現在系列種、インデクスの状態、道標状態、切替先系列」の4項目が入力となる条件であり、「履歴追加、道標状態変化」の2項目が出力となる状態変化を表す。
「現在系列種」は、現在系列16aで特定される系列の系列種を示す条件である。上述のように、系列種は、タスク系列、視点系列、表示履歴系列の区別を表し、タスク、視点、表示のいずれかが設定され、視点系列とタスク系列とを合わせて一般系列と呼ぶ。、「インデクスの状態」は、現在系列16aで特定される系列の表示インデクス、道標インデクス、最新インデクスの関係を示す条件式である。「道標状態」は、道標状態16bが暫定か確定かを示す条件である。「切替先系列」は、系列切替が発生した場合に、切り替わる先の系列の系列種を示す条件である。「履歴追加」は、表示履歴DB15へ追加するページを示す情報である。「道標・表示」の場合は、現在系列の道標インデクスが指示するページと、表示インデクスが指示するページとを表示履歴に追加することを示す。また「表示」の場合は、現在系列の表示インデクスが指示するページのみを表示履歴に追加することを示す。「道標状態変化」は、道標状態16bをいずれに変化させるかを示す情報である。つまり、現在系列の種類、インデクスの状態、道標状態、切替先系列の種類に応じて、履歴に追加されるページ、道標状態16bの変化が異なる。
図10に基づく判定の一例を説明すると、現在系列16aが表示履歴であり、表示インデクスが最新インデクスではない状態で、一般系列に系列切替が行われた場合、図10の第1行が該当し、表示履歴への追加はなく、道標状態16bを暫定に変化させることを示す。また、現在系列16aが一般系列であり、表示インデクスが道標インデクスと一致せず、道標状態16bが暫定である状態で、一般系列または表示履歴への系列切替が行われたとする。この場合、図10の第3行が該当し、道標インデクスで指定されるページと表示インデクスで指定されるページとを表示履歴15に追加し、道標状態16bを確定に変化させることを示す。
[系列切替時の処理の流れ]
続いて、実施例1に係る情報処理装置10が実行する系列切替時の処理の流れについて説明する。ここでは、ページめくり処理、系列切替処理、系列切替履歴処理、表示履歴追加サブ処理について説明する。なお、各処理部は任意に分割または統合することができ、どの処理をどの処理部に割当てるかを任意に設定することもできる。
(ページめくり処理)
図11は、ページめくり処理の流れを示すフローチャートである。図11に示すように、情報処理装置10は、現在系列16aに対応する情報を系列管理表13cから取得し(S101)、対象系列中に対応する次または前ページが存在するか否かを判定する(S102)。
続いて、情報処理装置10は、対象系列中に対応する次または前ページが存在すると判定した場合(S102Yes)、該当系列の表示インデクスを更新する(S103)。そして、情報処理装置10は、表示インデクスで指示されるページの表示データを作成し(S104)、表示部11すなわちウィンドウの表示を更新する(S105)。
なお、情報処理装置10は、対象系列中に対応する次または前ページが存在しないと判定した場合(S102No)、ページめくり処理を終了する。
(系列切替処理)
図12は、系列切替処理の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、情報処理装置10は、現在系列16aの表示インデクスから現在表示中のページを特定する(S201)。続いて、情報処理装置10は、現在のページが帰属する系列および当該系列中のインデクスの組をページ帰属表13bから検索する(S202)。検索結果は、系列識別子とページインデクスの組を要素とするリストとなる。
そして、情報処理装置10は、検索結果から現在系列16aを除くリストをユーザに表示部11等を介して提示して選択させ、選択結果である系列識別子およびページインデクスを切替先系列と選択インデクスとして決定する(S203)。すると、情報処理装置10は、後述する系列切替履歴処理を実行する(S204)。
系列切替履歴処理を実行した後、情報処理装置10は、切替先の系列が一般系列である場合(S205Yes)、選択インデクスの値を切替先の系列の表示インデクスに格納する(S206)。そして、情報処理装置10は、選択インデクスの値を切替先の系列の道標インデクスに格納する(S207)。
その後、情報処理装置10は、切替先の系列の識別子を現在系列16aとして保存し(S208)、現在系列の表示インデクスで指示されるページの表示データを作成し(S209)、ウィンドウの表示を更新する(S210)。なお、情報処理装置10は、切替先の系列が一般系列ではない場合(S205No)、S206とS207を実行することなく、S208を実行する。
(系列切替履歴処理)
系列切替履歴処理は、図10の表示履歴の判定基準に基いて履歴追加、道標状態の変更に相当する処理を行う。図13は、系列切替履歴処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図12のS204で実行される処理である。
図13に示すように、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴ではない場合(S301Yes)、現在系列16aの表示インデクスと道標インデクス異なるか否かを判定する(S302)。そして、情報処理装置10は、現在系列16aの表示インデクスが道標インデクスと異なると判定した場合(S302Yes)、道標状態16bが暫定であるか否かを判定する(S303)。
情報処理装置10は、道標状態16bが暫定であると判定した場合(S303Yes)、道標インデクスが指示するページを追加対象のページとし(S304)、表示履歴追加サブ処理を実行する(S305)。表示履歴追加サブ処理を実行した後、情報処理装置10は、道標状態16bを確定に変更する(S306)。
続いて、情報処理装置10は、表示インデクスが指示するページを追加対象のページとして(S307)、表示履歴追加サブ処理を実行して(S308)、処理を終了する。なお、S303において、情報処理装置10は、道標状態16bが暫定ではないと判定した場合(S303No)、S304とS305とS306を実行することなく、S307、S308を実行する。また、S302において、情報処理装置10は、現在系列16aの表示インデクスが道標インデクスと一致すると判定した場合(S302No)、S303からS308を実行することなく、処理を終了する。
また、S301において、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であると判定した場合(S301No)、現在系列16aの表示インデクスと最新インデクスが異なるか否かを判定する(S309)。そして、情報処理装置10は、現在系列16aの表示インデクスが最新インデクスでと異なると判定した場合(S309Yes)、道標状態16bを暫定に設定する(S310)。一方、情報処理装置10は、現在系列16aの表示インデクスが最新インデクスと一致すると判定した場合(S309No)、道標状態16bを確定に設定する(S311)。
(表示履歴追加サブ処理)
図14は、表示履歴追加サブ処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図13のS305とS308で実行される処理である。
図14に示すように、情報処理装置10は、系列管理表13cの表示履歴系列の末端インデクスをインクリメントし、ページ帰属表13bに表示履歴系列の該末端インデクスに対応する行を追加する(S401)。続いて、情報処理装置10は、ページ帰属表13bの表示履歴系列の末端インデクスで特定される行のページ識別子を追加ページのページ識別子に更新する(S402)。
その後、情報処理装置10は、表示履歴系列の最新インデクスをインクリメントし(S403)、表示履歴系列の表示インデクスに最新インデクスの値を設定して(S404)、処理を終了する。
[系列切替時の具体例]
次に、図15から図18を用いて、情報処理装置10が系列切替を実行し、表示履歴を更新する具体例を説明する。なお、各図における円はページを示し、円内の文字は系列とページ番号とを示す。例えば、P2の場合、系列Pのページ2であることを示し、R54の場合、系列Rのページ54であることを示す。円内のQ6=P4のような等号を含む表記は、系列Qのページ6と系列Pのページ4が同一のページ識別子を持つ同一のページであることを示す。また、各系列において数字が古い方が古いページ、言い換えるとより前のページであることを示す。
(具体例1)
図15は、系列切替時の具体例1を示す図である。図15に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態からページ4にページめくりを実行する。その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、系列Pのページ4を表示している状態で視点系列Qへの系列切替1を行う。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスがP4の状態で、視点系列Qへの切替を実行する。この例では、系列Pのページ4は、系列Qでのページ6に該当した。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であり、インデクスの状態が表示インデクス(P4)≠最新インデクス(P5)であり、道標状態16bは設定されておらず、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の1行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを暫定に設定して、履歴への追加を行わない。そして、情報処理装置10は、切替先の視点系列Qのページ6を系列Qの道標インデクスに設定する。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、視点系列Qについてページ6、ページ5、ページ4にページめくりを実行する。そして、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、視点系列Qのページ4を表示している状態でタスク系列Rへの系列切替2を行う。
すなわち、情報処理装置10は、表示インデクスがQ4、道標インデクスがQ6の状態で、タスク系列Rへの切替を実行する。この例では系列Qのページ6は系列Rでのページ54に該当した。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(Q4)≠道標インデクス(Q6)であり、道標状態16bが暫定、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の3行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを確定に設定し、道標インデクス(Q6)で指示されるページと表示インデクス(Q4)で指示されるページを表示履歴系列Pへの履歴として追加する。二つのページ(Q6、Q4)が追加されたことで、表示履歴系列Pの最新インデクスおよび表示インデクスは7となる。そして、情報処理装置10は、切替先のタスク系列Rのページ54を系列Rの道標インデクスに設定する。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、タスク系列Rについてページ54、ページ55、ページ56にページめくりを実行する。そして、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、タスク系列Rのページ56を表示している状態で視点系列Sへの系列切替3を行う。
すなわち、情報処理装置10は、表示インデクスがR56、道標インデクスがR54の状態で、視点系列Sへの切替を実行する。この例では、系列Rのページ54は、系列Sでページ22に該当した。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(R56)≠道標インデクス(R54)であり、道標状態16bが確定、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の4行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを確定に設定し、表示インデクス(R56)で指示されるページを表示履歴系列Pへの履歴として追加する。一つのページ(R56)が追加されたことで、表示履歴系列Pの最新インデクスおよび表示インデクスは8となる。
図15の場合、ユーザは、表示履歴系列Pのページ2、ページ3、ページ4、ページ5、ページ4を閲覧した後、系列Qのページ6、ページ5、ページ4を閲覧する。その後、ユーザは、系列Rのページ54、ページ55、ページ56を閲覧した後、系列Rのページ56に表示される系列を切り替えて、系列Sのページ22を閲覧し、所望のページに辿り着く。この場合、情報処理装置10は、分岐点を履歴として保持するので、表示履歴系列Pのページ2、ページ3、ページ4、ページ5に続いて、系列Qのページ6(系列Pのページ4と同一)、系列Qのページ4(系列Rのページ54と同一)、系列Rのページ56(系列Sのページ22と同一)を系列Pの履歴として保持する。
(具体例2)
図16は、系列切替時の具体例2を示す図である。図16に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態からページ4にページめくりを実行する。その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、系列Pのページ4を表示している状態で視点系列Qへの系列切替1を行う。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスP4の状態で、視点系列Qへの切替を実行する。この例では、系列Pのページ4は系列Qでのページ6に該当する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であり、インデクスの状態が表示インデクス≠最新インデクスであり、道標状態16bは設定されておらず、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の1行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを暫定に設定して、履歴への追加を行わない。そして、情報処理装置10は、切替先の視点系列Qのページ6を系列Qの道標インデクスに設定する。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、視点系列Qについてページ6、ページ5、ページ4にページめくりを実行する。さらに、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、ページ4、ページ5、ページ6の順にページを切り替えて、ページ6に戻った状態から、視点系列Sへの系列切替2を行う。
すなわち、情報処理装置10は、表示インデクスがQ6、道標インデクスがQ6の状態で、視点系列Sへの切替を実行する。この例では、系列Qのページ6は系列Sでのページ11に該当する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(Q6)=道標インデクス(Q6)であり、道標状態16bが暫定、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の5行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを暫定のままに設定し、表示履歴系列Pへの履歴の追加を行わない。そして、情報処理装置10は、切替先の視点系列Sのページ11を系列Sの道標インデクスに設定する。
このように、図16の例では、情報処理装置10は、切替2で道標インデクスと表示インデクスが等しいので、履歴には何も追加せず、情報を参照しただけの冗長な系列Qへの切替は履歴に追加しない。
(具体例3)
図17は、系列切替時の具体例3を示す図である。図17に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態からページ4にページめくりを実行する。その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、系列Pのページ4を表示している状態で視点系列Qへの系列切替1を行う。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスP4の状態で、視点系列Qへの切替を実行する。この例では、系列Pのページ4は系列Qでのページ6に該当する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であり、インデクスの状態が表示インデクス≠最新インデクスであり、道標状態16bは設定されておらず、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の1行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを暫定に設定して、履歴への追加を行わない。そして、情報処理装置10は、切替先の視点系列Qのページ6を系列Qの道標インデクスに設定する。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、視点系列Qについてページ6、ページ5、ページ4にページめくりを実行する。さらに、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、ページ4、ページ5、ページ6の順にページを切り替えて、ページ6に戻った状態から、切替元の表示履歴系列Pへの系列切替2を行う。
すなわち、情報処理装置10は、表示インデクスがQ6、道標インデクスがQ6の状態で、視点系列Pへの切替を実行する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(Q6)=道標インデクス(Q6)であり、道標状態16bが暫定、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の5行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを暫定のままに設定し、表示履歴系列Pへの履歴の追加を行わない。
このように、図17の例では、情報処理装置10は、切替2で道標インデクスと表示インデクスが等しいので、履歴には何も追加されず、視点系列Qは情報を参照しただけと判断し、表示部11に表示させた系列Qの各ページについては履歴に追加しない。
(具体例4)
図18は、系列切替時の具体例4を示す図である。図18に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、系列Pのページ5を表示している状態で視点系列Qへの系列切替1を行う。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスがP5の状態で、視点系列Qへの切替を実行する。この例では、系列Pのページ5は系列Qではページ16に該当する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であり、インデクスの状態が表示インデクス=最新インデクスであり、道標状態16bは設定されておらず、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の2行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを確定に設定して、履歴への追加を行わない。そして、情報処理装置10は、切替先の視点系列Qのページ16を系列Qの道標インデクスに設定する。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、視点系列Qについてページ16、ページ15、ページ14にページめくりを実行する。さらに、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、ページ14、ページ15、ページ16、ページ17にページを切り替えて、ページ17の状態からタスク系列Rへの系列切替2を行う。
すなわち、情報処理装置10は、表示インデクスがQ17、道標インデクスがQ16の状態で、タスク系列Rへの切替を実行する。この例では、系列Qのページ17は系列Rではページ55に該当する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(Q17)≠道標インデクス(Q16)であり、道標状態16bが確定であり、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の4行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを確定のままに設定し、表示インデクス(Q17)で指示されるページを表示履歴系列Pへの履歴として追加する。そして、情報処理装置10は、切替先のタスク系列Rのページ55を系列Rの道標インデクスに設定する。一つのページ(Q17)が追加されたことで、表示履歴系列Pの最新インデクスおよび表示インデクスは6となる。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、タスク系列Rについてページ55からページ56にページを切り替えた状態から、視点系列Kへの系列切替3を行う。
すなわち、情報処理装置10は、表示インデクスがR56、道標インデクスがR55の状態で、視点系列Kへの切替を実行する。この例では、系列Rのページ56は系列Kでのページ23に該当する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(R56)≠道標インデクス(R55)であり、道標状態16bが確定、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の4行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを確定に設定し、表示インデクス(R56)で指示されるページを表示履歴系列Pへの履歴として追加する。一つのページ(Q17)が追加されたことで、表示履歴系列Pの最新インデクスおよび表示インデクスは7となる。
図18の場合、ユーザは、表示履歴系列Pのページ2、ページ3、ページ4、ページ5を閲覧した後、系列Qのページ16、ページ15、ページ14を閲覧する。その後、ユーザは、系列Qのページ14、ページ15、ページ16、ページ17を表示させた後、系列Rのページ55、ページ56を閲覧した後、系列Kに切り替えて、系列Kのページ23を閲覧する。この場合、情報処理装置10は、分岐点を履歴として保持するが、その際に、系列Qのページ14、ページ15、ページ16は参照しただけで、ページ16、ページ15、ページ14は履歴とカウントせず、ページ16からページ17に遷移したと判定する。この結果、情報処理装置10は、表示履歴系列Pのページ2、ページ3、ページ4、ページ5に続いて、系列Qのページ17(系列Rのページ55)、系列Rのページ56(系列Kのページ23)を系列Pの履歴として保持する。
[効果]
このような系列切替では、ユーザは、所望のページを閲覧するために、ページ切替やページめくりを実行し、所望のページに直接関係しないようなページを閲覧しつつ、所望のページを検索する。このため、情報処理装置10は、ユーザが探索に使用したページ全部ではなく、ページの系列を切り替えた分岐点を履歴として記憶することができる。この結果、分岐を含む表示履歴を適切に管理することができる。また、効率的な履歴探索を行うことができ、かつ、注目している系列の種類が何であるかに関わらず、ページめくり操作で閲覧できる。
[次ページ選択時の判定基準]
次に、ページめくり制御部16が道標状態16bを管理して、ページを表示履歴DB15への追加対象とする判定例を説明する。図19は、次ページ選択時の表示履歴追加の判定基準の例を示す図である。図19に示すように、この判定基準は、「現在系列種、インデクスの状態、道標状態、次ページ生成、履歴追加、道標状態変化」から構成される。
図19と図10とを比較してもわかるように、図10に示した系列切替時の判定基準と異なる点は、「切替先系列」の列の代わりに、次ページの生成があったか否かを示す「次ページ生成」の列が追加されている点である。つまり、情報処理装置10は、次ページ選択処理が発生した場合には図19を用いて履歴への追加を判定し、次ページ選択処理が発生せずに系列切替処理だけが発生した場合には図10を用いて履歴への追加を判定する。
ここでは、例として、図19の1行目と7行目と10行目について説明する。1行目は、現在系列16aの系列種が表示履歴であり、表示されているページが最新のページではない状態で、次ページ生成があった場合の履歴追加を示す情報である。この場合、表示インデクスで指定されるページと、生成された次ページとを表示履歴DB15に追加し、道標状態16bは変化させないことを示す。
また、7行目は、現在系列16aが一般系列であり、表示インデクスが道標インデクスと一致し、道標状態16bが暫定である状態で、次ページ生成があった場合の履歴追加を示す情報である。この場合、道標インデクスで指定されるページと、生成された次ページとを表示履歴15に追加し、道標状態16bを確定に変化させることを示す。
また、10行目は、現在系列16aが一般系列であり、表示インデクスが道標インデクスと一致せず、道標状態16bが確定である状態で、次ページ生成がなかった場合の履歴追加を示す情報である。この場合、表示インデクスで指定されるページを表示履歴DB15に追加し、道標状態16bを確定のまま変化させないことを示す。
[次ページ選択時の処理の流れ]
続いて、実施例2に係る情報処理装置10が実行する処理の流れについて説明する。ここでは、次ページ選択に関わる次ページ選択処理、次ページ遷移処理、次ページ選択履歴処理について説明する。なお、各処理部は任意に分割または統合することができ、どの処理をどの処理部に割当てるかを任意に設定することもできる。
(次ページ選択処理)
図20は、次ページ選択処理の流れを示すフローチャートである。図20に示すように、情報処理装置10は、次ページ遷移処理を実行し(S501)、次ページ選択履歴処理を実行した後(S502)、現在系列16aが表示履歴であるか否かを判定する(S503)。
そして、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であると判定した場合(S503Yes)、現在系列16aが次系列であるか否かを判定する(S504)。続いて、情報処理装置10は、現在系列16aが次系列であると判定した場合(S504Yes)、次系列の識別子を現在系列16aとして保存し(S505)、更新インデクスの値を現在系列16aの表示インデクスに設定する(S506)。なお、情報処理装置10は、現在系列16aが次系列ではないと判定した場合(S504No)、S505とS506を実行することなく、S507を実行する。
その後、情報処理装置10は、次ページが存在するか否かを判定し(S507)、次ページが存在すると判定した場合(S507Yes)、表示インデクスをインクリメントした値を現在系列16aの表示インデクスに設定する(S508)。
そして、情報処理装置10は、表示インデクスの値を現在系列16aの道標インデクスに設定し(S509)、表示インデクスで指示されるページの表示データを作成し(S510)、表示部11すなわちウィンドウの表示を更新する(S511)。
なお、S507において、情報処理装置10は、次ページが存在しないと判定した場合(S507No)、S508を実行することなくS509を実行する。また、S503において、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴ではないと判定した場合(S503No)、S504からS509を実行することなく、S510を実行する。
(次ページ遷移処理)
図21は、次ページ遷移処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図20のS501で実行される処理である。
図21に示すように、情報処理装置10は、現在ページの情報とユーザ操作とから次ページの候補を抽出し(S601)、次ページが一意に決まるか否かを判定する(S602)。
そして、情報処理装置10は、次ページが一意に決まらない場合(S602No)、次ページの選択候補を表示部11に表示して、ユーザに選択させる(S603)。その後、情報処理装置10は、次ページが存在しない場合には(S604No)、次ページ識別子を未定に設定し(S605)、現在系列16aの値を次系列に設定するとともに、表示インデクスの値を更新インデクスに設定して(S606)、処理を終了する。なお、情報処理装置10は、次ページが一意に決まる場合(S602Yes)、S603を実行することなく、S604を実行する。
一方、情報処理装置10は、次ページが存在する場合には(S603Yes)、現在系列16aがタスク系列であるか否かを判定する(S607)。そして、情報処理装置10は、現在系列16aがタスク系列ではないと判定した場合(S607No)、現在系列16aが視点系列であるか否かを判定する(S608)。
続いて、情報処理装置10は、現在系列16aが視点系列であると判定した場合(S608Yes)、現在ページの主タスク系列を次系列に設定する(S609)。そして、情報処理装置10は、タスク管理表13a中に次ページ情報と現ページの状態変化情報とを追加し(S610)、系列管理表13c等で管理される視点系列を更新する(S611)。その後、情報処理装置10は、次ページ識別子と次系列識別子と更新インデクスとを、次ページ選択処理に応答する(S612)。
なお、S608において、情報処理装置10は、現在系列16aが視点系列ではないと判定した場合(S608No)、現在系列16aを次系列に設定した後(S615)、S610以降を実行する。
また、S607において、情報処理装置10は、現在系列16aがタスク系列であると判定した場合(S607Yes)、表示インデクスと最新インデクスとが一致するか否かを判定する(S613)。
そして、情報処理装置10は、表示インデクスと最新インデクスとが一致すると判定した場合(S613Yes)、現在系列16aを次系列に設定した後(S614)、S610以降を実行する。
一方、情報処理装置10は、表示インデクスと最新インデクスとが一致しないと判定した場合(S613No)、分岐IDを更新し(S616)、{タスクID、分岐ページID、分岐ID}を次系列に設定した後(S617)、S610以降を実行する。
(次ページ選択履歴処理)
図22は、次ページ選択履歴処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図20のS502で実行される処理である。
図22に示すように、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴ではないと判定した場合(S701Yes)、道標状態16bが暫定であるか否かを判定する(S702)。そして、情報処理装置10は、道標状態16bが暫定であると判定した場合(S702Yes)、道標インデクスが指示するページを追加対象のページに設定する(S703)。
その後、情報処理装置10は、図14で説明した表示履歴追加サブ処理を実行し(S704)、道標状態16bを確定に設定する(S705)。そして、情報処理装置10は、現在系列16aの表示インデクスと道標インデクスとが一致しないと判定した場合(S706Yes)、表示インデクスが指示するページを追加対象のページに設定する(S707)。その後、情報処理装置10は、図14で説明した表示履歴追加サブ処理を実行する(S708)。
続いて、情報処理装置10は、次ページが存在する場合(S709Yes)、ページ遷移管理部12等が生成した次ページを追加対象のページに設定し(S710)、図14で説明した表示履歴追加サブ処理を実行する(S711)。一方、情報処理装置10は、次ページが存在しない場合(S709No)、処理を終了する。
なお、S702において、情報処理装置10は、道標状態16bが暫定ではないと判定した場合(S702No)、S703からS705を実行することなく、S706を実行する。また、S706において、情報処理装置10は、現在系列16aの表示インデクスと道標インデクスとが一致すると判定した場合(S706No)、S707とS708を実行することなく、S709を実行する。
一方、S701において、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であると判定した場合(S701No)、表示インデクスと最新インデクスとが一致するか否かを判定する(S712)。
そして、情報処理装置10は、表示インデクスと最新インデクスとが一致すると判定した場合(S712Yes)、表示インデクスが指示するページを追加対象のページに設定し(S713)、図14で説明した表示履歴追加サブ処理を実行する(S714)。その後、情報処理装置10は、S709以降を実行する。一方、情報処理装置10は、表示インデクスと最新インデクスとが一致しないと判定した場合(S712No)、S713と714を実行することなく、S709を実行する。
[次ページ選択時の具体例]
次に、図23から図28を用いて、情報処理装置10が次ページ選択を実行し、表示履歴を更新する具体例を説明する。なお、各図における表記は、実施例1と同様とする。
(具体例1)
図23は、次ページ選択時の具体例1を示す図である。図23に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態からページ4にページめくりを実行する。その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、系列Pのページ4を表示している状態で視点系列Qへの系列切替1を行う。
系列切替の処理は実施例1の場合と同様である。すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスP4の状態で、視点系列Qへの切替を実行する。この例では、系列Pのページ4は系列Qでのページ6に該当する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であり、インデクスの状態が表示インデクス≠最新インデクスであり、道標状態16bは設定されておらず、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の1行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを暫定に設定して、履歴への追加を行わない。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、視点系列Qについてページ6、ページ5、ページ4にページめくりを実行する。さらに、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、ページ4、ページ5、ページ6、ページ7にページを切り替えて、ページ7の状態から次ページであるタスク系列Tのページ32を表示する。例えば、情報処理装置10は、系列Qのページ7に表示される情報において、ユーザから次のページが選択される操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって次のページを選択して表示部11に表示させる。
すなわち、情報処理装置10は、表示インデクスがQ7、道標インデクスがQ6の状態で、タスク系列Tのページ32への次ページ選択を実行する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(Q7)≠道標インデクス(Q6)であり、道標状態16bが暫定であり、次ページ生成が発生したことを特定する。つまり、図19の5行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを確定に設定し、道標インデクス(Q6)で指示されるページ、表示インデクス(Q7)で指示されるページ、次ページ(T32)を表示履歴系列Pへの履歴として追加する。そして、情報処理装置10は、切替先のタスク系列Tのページ32を系列Tの道標インデクスと表示インデクスの各々に設定する。
この結果、情報処理装置10は、もともと表示していた表示履歴系列P5の次の履歴として、系列切替後のQ6(P4)を格納し、次に、次ページ選択時に表示されていたQ7(T31)を格納し、次に、新たなページT32を格納する。このように、情報処理装置10は、系列切替が発生したページ、次ページ選択が発生したページ、選択された表示された新たなページを分岐点として、表示履歴として保持することができる。
(具体例2)
図24は、次ページ選択時の具体例2を示す図である。図24に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態からページ4にページめくりを実行する。その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、系列Pのページ4を表示している状態で次ページ選択を実行する。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスがP4の状態で、同系列である表示履歴系列Pのページ7への次ページ選択を実行する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であり、インデクスの状態が表示インデクス(P4)≠最新インデクス(P5)であり、次ページ生成が発生したことを特定する。つまり、図19の1行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bになにも設定せず、表示インデクス(P4)で指示されるページ、次ページ(P7)を表示履歴系列Pへの履歴として追加する。
この結果、情報処理装置10は、もともと表示していた表示履歴系列P5の次の履歴として、次ページ選択時に表示されていたP4を格納し、次に、新たなページP7を格納する。このように、情報処理装置10は、同系列で次ページが選択された場合、次ページ選択が発生したページ、次ページとして選択されて表示された新たなページを分岐点として、履歴に格納することができる。例えば、情報処理装置10は、ページ4からページ7などのようにページを飛ばして表示させる処理が発生した場合でも、正確に分岐点を表示履歴として保持することができる。
(具体例3)
図25は、次ページ選択時の具体例3を示す図である。図25に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態から次ページ選択を実行する。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスがP5の状態で、同系列である表示履歴系列Pのページ6への次ページ選択を実行する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴あり、インデクスの状態が表示インデクス(P5)=最新インデクス(P5)であり、次ページ生成が発生したことを特定する。つまり、図19の2行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bになにも設定せず、次ページ(P6)を表示履歴系列Pへの履歴として追加する。
この結果、情報処理装置10は、もともと表示していた表示履歴系列P5の次の履歴として、新たなページP6を格納する。このように、情報処理装置10は、同系列で次ページが選択された場合、選択された表示された新たなページを分岐点として、表示履歴に格納することができる。
(具体例4)
図26は、次ページ選択時の具体例4を示す図である。図26に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態からページ4にページめくりを実行する。その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、系列Pのページ4を表示している状態で視点系列Qへの系列切替1を行う。
系列切替の処理は実施例1の場合と同様である。すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスがP4の状態で、視点系列Qへの切替を実行する。この例では、系列Pのページ4は系列Qではページ6に該当する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であり、インデクスの状態が表示インデクス(P4)≠最新インデクス(P5)であり、道標状態16bは設定されておらず、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の1行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを暫定に設定して、履歴への追加を行わない。そして、情報処理装置10は、切替先の視点系列Qのページ6を系列Qの道標インデクスに設定する。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、視点系列Qについてページ6、ページ5、ページ4にページめくりを実行する。さらに、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、ページ4、ページ5、ページ6にページを切り替えて、ページ6の状態から次ページ選択を実行する。
すなわち、情報処理装置10は、表示インデクスがQ6、道標インデクスがQ6の状態で、タスク系列Sのページ24への次ページ選択を実行する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(Q6)=道標インデクス(Q6)であり、道標状態16bが暫定であり、次ページ生成が発生したことを特定する。つまり、図19の7行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを確定に設定し、道標インデクス(Q6)で指示されるページ、次ページ(S24)を表示履歴系列Pへの履歴として追加する。そして、情報処理装置10は、切替先のタスク系列Sのページ24を系列Sの道標インデクスと表示インデクスの各々に設定する。
この結果、情報処理装置10は、もともと表示していた表示履歴系列P5の次の履歴として、次ページ選択時に表示されていたQ6を格納し、次に、新たなページS24を格納することができる。
(具体例5)
図27は、次ページ選択時の具体例5を示す図である。図27に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態からページ4にページめくりを実行する。その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、系列Pのページ4を表示している状態で次ページ選択を実行する。このとき、情報処理装置10は、該当する次ページがなく、表示履歴系列Pのページ4をそのまま表示したとする。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスがP4の状態で、次ページ選択を実行した結果、同じページ4を表示したとする。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴あり、インデクスの状態が表示インデクス(P4)≠最新インデクス(P5)であり、次ページ生成が発生していないことを特定する。つまり、図19の3行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bになにも設定せず、表示インデクス(P4)で指示されるページを表示履歴系列Pへの履歴として追加する。
なお、新たに追加されたページ4(P4)は、表示履歴系列P上のインデクスとしては6に該当する。したがって、情報処理装置10は、履歴へ追加されたページ4を系列Pの最新インデクス(P6)と表示インデクス(P6)に設定する。このように、情報処理装置10は、次ページが生成されない場合でも、次ページ選択が実行されるときに表示されていたページを表示履歴として保持することができる。
(具体例6)
図28は、次ページ選択時の具体例6を示す図である。図28に示すように、情報処理装置10は、はじめに表示されていた系列である表示履歴系列Pについて、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5を順に表示し、ユーザの操作を受け付けて、ページ5の状態からページ4にページめくりを実行する。その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、系列Pのページ4を表示している状態で視点系列Qへの系列切替1を行う。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスがP4の状態で、視点系列Qのページ6への切替を実行する。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが表示履歴であり、インデクスの状態が表示インデクス(P4)≠最新インデクス(P5)であり、道標状態16bは設定されておらず、切替先の系列が一般系列であることを特定する。つまり、図10の1行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを暫定に設定して、履歴への追加を行わない。そして、情報処理装置10は、切替先の視点系列Qのページ6を道標インデクスに設定する。
その後、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、視点系列Qについてページ6、ページ5、ページ4にページめくりを実行する。さらに、情報処理装置10は、ユーザの操作を受け付けて、ページ4、ページ5、ページ6にページを切り替えて、ページ6の状態から次ページ選択を実行する。このとき、情報処理装置10は、該当する次ページがなく、視点系列Qのページ6をそのまま表示したとする。上述のように、次ページ操作を行った場合でもタスクの内容によっては次ページ情報を返さない場合もある。
すなわち、情報処理装置10は、最新インデクスがP5、表示インデクスがQ6、道標インデクスがQ6の状態で、次ページ選択を実行した結果、同じページQ6を表示したとする。すると、情報処理装置10は、現在系列16aが一般系列あり、インデクスの状態が表示インデクス(Q6)=道標インデクス(Q6)であり、道標状態16bが暫定であり、次ページ生成が発生していないことを特定する。つまり、図19の11行目に該当するので、情報処理装置10は、道標状態16bを確定に設定し、道標インデクス(Q6)を表示履歴系列Pへの履歴として追加する。
なお、新たに追加されたQ6は、表示履歴系列P上のインデクスとしては6に該当する。したがって、情報処理装置10は、履歴へ追加されたQ6を最新インデクスと表示インデクスと道標インデクスとに設定する。このように、情報処理装置10は、次ページが生成されない場合でも、ユーザが次ページ選択操作を行い次ページ選択が実行されるときに表示されていたページを表示履歴として保持することができる。
[効果]
上述したように、系列切替には、履歴を様々な角度からページめくり操作で閲覧できるというメリットがある。次ページ選択を加えることで、閲覧した途中のページから次ページ選択操作でタスクを継続することができる。例えば、今日行った伝票の承認作業から、承認履歴の視点系列に切り替えて、未処理の伝票の承認作業を継続することができる。出張先から自宅に戻り出張レポートを提出した後、自宅で行った作業のページを含む視点系列を遡り、そこで途中で断念していたe-learningのページを参照し、そのページから次ページ選択操作でe-learningの学習ステップを進めるができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(ハードウェア構成)
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図29は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。図29に示すように、情報処理装置100は、CPU102、入力装置103、通信インタフェース104、HDD(Hard Disk Drive)105、RAM(Random Access Memory)106、表示装置107を有する。また、図29に示した各部は、バス101で相互に接続される。
入力装置103は、マウスやキーボードであり、通信インタフェース104は、NIC(Network Interface Card)などのインタフェースである。表示装置107は、Webブラウザでページを表示するディスプレイやタッチパネルなどである。HDD105は、図1等に示した機能を実行するプログラムとともに、各実施例で説明した各テーブル等を記憶する。記録媒体の例としてHDD105を例に挙げたが、ROM(Read Only Memory)、RAM、CD−ROM等の他のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に各種プログラムを格納しておき、コンピュータに読み取らせることとしてもよい。なお、記録媒体を遠隔地に配置し、コンピュータが、その記憶媒体にアクセスすることでプログラムを取得して利用してもよい。また、その際、取得したプログラムをそのコンピュータ自身の記録媒体に格納して用いてもよい。
CPU102は、図1に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムを読み出してRAM106に展開することで、図1等で説明した各機能を実行する表示履歴制御プロセスを動作させる。すなわち、このプロセスは、ページ遷移管理部12、ページ系列保持部13、視点系列管理部14、ページめくり制御部16を実行する。このようにコンピュータ100は、プログラムを読み出して実行することで表示履歴制御方法を実行する情報処理装置として動作する。
また、コンピュータ100は、媒体読取装置によって記録媒体からメモリ管理プログラムを読み出し、読み出されたメモリ管理プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、コンピュータ100によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
10 情報処理装置
11 表示部
12 ページ遷移管理部
12a 施行者タスク予定表
12b ページクラス遷移ルール表
13 ページ系列保持部
13a タスク管理表
13b ページ帰属表
13c 系列管理表
14 視点系列管理部
14a 視点系列定義表
15 表示履歴DB
16 ページめくり制御部
16a 現在系列
16b 道標状態
17 ページめくり部
18 系列切替部
19 次ページ選択部

Claims (8)

  1. 表示部に表示されたページの表示履歴を系列ごとに記憶する履歴記憶部と、
    前記表示部に表示されるページを前記履歴記憶部に記憶されるページに切替えるページめくりを実行して、切替えたページを前記表示部に表示させるページ切替部と、
    前記表示部に表示されるページの系列を切替えて、切替えたページを前記表示部に表示させる系列切替部と
    前記表示部に表示される第1のページの系列が、前記系列切替部によって切替えられた場合に、切替えられた第2のページを保持する保持部と、
    前記第2のページ、または、前記第2のページから前記ページ切替部によって切替えられた後の第3のページに対して、前記系列切替部が系列の切替えを実行した場合に、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として、前記保持部に保持される前記第2のページを前記履歴記憶部に格納する格納制御部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記格納制御部は、前記第2のページと前記第3のページとが異なるページである場合、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として前記第2のページと前記第3のページとを前記履歴記憶部に格納し、前記第2のページと前記第3のページとが同じページである場合、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として前記第2のページを前記履歴記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記保持部は、前記ページ切替部によって切替えられた後の第3のページを保持し、
    前記格納制御部は、前記第3のページ、または、前記第3のページから前記ページ切替部によって切替えられた後の第4のページに対して、前記系列切替部が系列の切替えを実行した場合に、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として、前記保持部に保持される前記第3のページを前記履歴記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記格納制御部は、前記保持部に保持されるページが前記履歴記憶部に記憶される最新の表示履歴である場合には、前記履歴記憶部に格納しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示部に表示されるページにおいて選択された次のページを前記表示部に表示させる次ページ選択部をさらに有し、
    前記格納制御部は、前記次ページ選択部が前記表示部に表示させた次のページと、前記次のページへの選択を受け付けたページとを、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として、前記履歴記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記格納制御部は、前記表示部に表示されるページにおいて選択された次のページが存在しない場合、前記次のページへの選択を受け付けたページを、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として、前記履歴記憶部に格納することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 表示部に表示されたページの表示履歴を系列ごとに記憶する履歴記憶部を有するコンピュータが、
    前記表示部に表示されるページを前記履歴記憶部に記憶されるページに切替えるページめくりを実行して、切替えたページを前記表示部に表示させ、
    前記表示部に表示されるページの系列を切替えて、切替えたページを前記表示部に表示させ、
    前記表示部に表示される第1のページの系列を切替えた場合に、切替えた第2のページを保持し、
    前記第2のページ、または、前記第2のページの系列を切替えた後の第3のページに対して、系列の切替えを実行した場合に、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として、保持する前記第2のページを前記履歴記憶部に格納する
    処理を実行することを特徴とする履歴制御方法。
  8. 表示部に表示されたページの表示履歴を系列ごとに記憶する履歴記憶部を有するコンピュータに、
    前記表示部に表示されるページを前記履歴記憶部に記憶されるページに切替えるページめくりを実行して、切替えたページを前記表示部に表示させ、
    前記表示部に表示されるページの系列を切替えて、切替えたページを前記表示部に表示させ、
    前記表示部に表示される第1のページの系列を切替えた場合に、切替えた第2のページを保持し、
    前記第2のページ、または、前記第2のページの系列を切替えた後の第3のページに対して、系列の切替えを実行した場合に、前記第1のページの系列に対応する表示履歴として、保持する前記第2のページを前記履歴記憶部に格納する
    処理を実行させることを特徴とする履歴制御プログラム。
JP2012083278A 2012-03-30 2012-03-30 情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラム Expired - Fee Related JP5861545B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083278A JP5861545B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラム
US13/716,518 US20130262980A1 (en) 2012-03-30 2012-12-17 Information processing apparatus, history control method, and computer-readable recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083278A JP5861545B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013214165A JP2013214165A (ja) 2013-10-17
JP5861545B2 true JP5861545B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=49236765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012083278A Expired - Fee Related JP5861545B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20130262980A1 (ja)
JP (1) JP5861545B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10338771B2 (en) * 2013-05-31 2019-07-02 U-Mhi Platech Co., Ltd. Control device for injection molding machine and screen display method
CN107229665B (zh) 2016-03-25 2021-04-13 阿里巴巴集团控股有限公司 一种页面跳转方法及装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11265247A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Fujitsu Ltd 表示履歴管理装置および記憶媒体
JP4214712B2 (ja) * 2002-05-16 2009-01-28 株式会社日立製作所 データベースのページ確保処理方法
AU2002951345A0 (en) * 2002-08-15 2002-09-26 Hanika Pty Ltd, Interactive property tour
US20040041835A1 (en) * 2002-09-03 2004-03-04 Qiu-Jiang Lu Novel web site player and recorder
JP2004362141A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Nec Corp ページ閲覧装置
JP2005157842A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Fujitsu Ltd ブラウザプログラム、ブラウジング方法、及びブラウジング装置
US7962843B2 (en) * 2003-12-15 2011-06-14 Microsoft Corporation Browser session overview
WO2005069161A1 (en) * 2004-01-19 2005-07-28 Nigel Hamilton Method and system for recording search trails across one or more search engines in a communications network
US7363463B2 (en) * 2005-05-13 2008-04-22 Microsoft Corporation Method and system for caching address translations from multiple address spaces in virtual machines
JP2007142787A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Murata Mach Ltd 画像処理装置
US20080036894A1 (en) * 2006-08-10 2008-02-14 Mohammed Alsaud Comparison apparatus and method for obtaining photographic effects
JP2009015378A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Nomura Research Institute Ltd ページ閲覧装置
US20110113216A1 (en) * 2007-08-31 2011-05-12 Panasonic Corporation Information processing apparatus
JP4582202B2 (ja) * 2008-06-06 2010-11-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 データ処理装置、表示制御方法および表示制御プログラム
JP4831209B2 (ja) * 2009-06-03 2011-12-07 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
US9081499B2 (en) * 2010-03-02 2015-07-14 Sony Corporation Mobile terminal device and input device
JP5557314B2 (ja) * 2010-03-24 2014-07-23 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 端末装置及びプログラム
TWI459842B (zh) * 2010-03-29 2014-11-01 Htc Corp 位置資訊處理方法、裝置及電腦程式產品
JP5671921B2 (ja) * 2010-10-04 2015-02-18 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US9251087B2 (en) * 2011-02-11 2016-02-02 SanDisk Technologies, Inc. Apparatus, system, and method for virtual memory management
JP2012174248A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Kyocera Corp 携帯電子機器、接触操作制御方法および接触操作制御プログラム
JP5776306B2 (ja) * 2011-04-25 2015-09-09 富士ゼロックス株式会社 画像データ処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20130262980A1 (en) 2013-10-03
JP2013214165A (ja) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2021287206B2 (en) Intelligently generating and managing third-party sources within a contextual hub
CN102750081A (zh) 信息处理设备、信息处理方法和程序
US20120110508A1 (en) Enterprise resource planning oriented context-aware user interface
JP2011096209A (ja) 営業支援システム
JP5861545B2 (ja) 情報処理装置、履歴制御方法および履歴制御プログラム
Byrd et al. An active-set algorithm for nonlinear programming using parametric linear programming
US9542457B1 (en) Methods for displaying object history information
KR101723310B1 (ko) 특허공보를 기반으로한 대리인 검색 서비스 제공 시스템 및 방법
JP6578693B2 (ja) 情報抽出装置、情報抽出方法、及び、表示制御システム
JP2018169900A (ja) 情報提供装置、情報提供方法、プログラム及び情報提供システム
CN113392070A (zh) 在线文档管理方法、装置、系统、设备及存储介质
JP2014041466A (ja) Webサーバシステム、応答制御方法、および、プログラム
JP5209438B2 (ja) 文書処理装置
JP5455997B2 (ja) 営業管理システム及び入力支援プログラム
JP6235744B1 (ja) ウェブページ制作支援システム
JP5081889B2 (ja) 入力支援装置、入力支援方法及び入力支援プログラム
JP2010061200A (ja) 文書管理システム及び操作履歴表示方法
JP2016126532A (ja) 算出プログラム、情報処理装置、および算出方法
WO2023037781A1 (ja) 広告効果予測装置
JP2022191837A (ja) プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
JP2022148239A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2010191865A (ja) シナリオ開発支援装置、およびシナリオ開発支援方法
JP5581892B2 (ja) 検索装置およびプログラム
JP6801268B2 (ja) テーブル管理装置、テーブル管理方法およびテーブル管理プログラム
JP5997315B1 (ja) 資産管理装置、資産管理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5861545

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees