JPWO2017154093A1 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

車両用空気調和装置(10)は、圧縮機(1)と、凝縮器(2)と、液管(3)と、減圧器(4)と、蒸発器(5)と、ガス管(6)と、圧縮機(1)、凝縮器(2)、液管(3)、減圧器(4)、蒸発器(5)、ガス管(6)の順に循環する冷媒とを備えている。冷媒は、冷媒の密度をρとし、冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1の条件を充足する。ガス管(6)の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、0.3755x+7.4165(mm)で算出される寸法を有する。

Description

本発明は、車両用空気調和装置に関し、特に、液管およびガス管を備えた車両用空気調和装置に関するものである。
従来、冷媒回路においては室外機および室内機が液管およびガス管により接続されている。たとえば、国際公開第00/52397号(特許文献1)には、冷媒回路の冷媒充填量を低減するように、ガス管の径を従来と同様に設定する一方で、液管の径を従来よりも小さく設定する冷凍装置が記載されている。
国際公開第00/52397号
車両用空気調和装置において、上記文献に記載された冷凍装置のように、接続配管(液管)が細径化されると、車両用空気調和装置が軽量化されるため、車両走行動力が軽減される。他方、単純に接続配管が細径化されると、接続配管内での圧力損失が増大するため、車両用空気調和装置の負荷が増大する。このため、空調装置動力(空調入力)が増大する。したがって、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力が増大する場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力を最小化することができる車両用空気調和装置を提供することである。
本発明の車両用空気調和装置は、圧縮機と、圧縮機に接続された凝縮器と、凝縮器に接続された液管と、液管に接続された減圧器と、減圧器に接続された蒸発器と、蒸発器および圧縮機に接続されたガス管と、圧縮機、凝縮器、液管、減圧器、蒸発器、ガス管の順に循環する冷媒とを備えている。冷媒は、冷媒の密度をρとし、冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1の条件を充足する。ガス管の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、0.3755x+7.4165(mm)で算出される寸法を有する。
本発明の車両用空気調和装置によれば、冷媒は、0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1の条件を充足する。ガス管の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、0.3755x+7.4165(mm)で算出される寸法を有する。このため、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力を最小化することができる。
本発明の実施の形態1における車両用空気調和装置を備えた車両の構成を概略的に示す概略図である。 本発明の実施の形態1における車両用空気調和装置の構成を概略的に示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1における走行動力とガス管径との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における車両全体入力等の入力と接続配管径との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における空調入力とガス管径との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷房定格能力10kWの場合の入力比とガス管径との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷房定格能力20kWの場合の入力比とガス管径との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷房定格能力30kWの場合の入力比とガス管径との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷房定格能力40kWの場合の入力比とガス管径との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.93〜1の場合のガス管径と冷房定格能力との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.85〜0.93の場合のガス管径と冷房定格能力との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.45〜0.65の場合のガス管径と冷房定格能力との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.93〜1の場合の配管径と冷房定格能力との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.85〜0.93の場合の配管径と冷房定格能力との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.45〜0.65の場合の配管径と冷房定格能力との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2における空調入力と液管径との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まずは、図1および図2を参照して、本発明の実施の形態1における車両用空気調和装置10の構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における車両用空気調和装置10を備えた車両100の一例を概略的に示す概略図である。図1を参照して、本実施の形態の車両用空気調和装置10は、車両100内において空気調和を行うためのものである。本実施の形態では、車両用空気調和装置10は車両100の屋根に設置されている。
図2は、実施の形態1における車両用空気調和装置10の冷媒回路図である。図2を参照して、本実施の形態の車両用空気調和装置10は、圧縮機1と、凝縮器2と、凝縮器用送風機2aと、液管3と、減圧器4と、蒸発器5と、蒸発器用送風機5aと、ガス管6と、冷媒とを主に有している。また、車両用空気調和装置10は、仕切り部材により仕切られた室外機部7と、室内機部8とを有している。圧縮機1と、凝縮器2と、凝縮器用送風機2aとは室外機部7に収容されている。減圧器4と、蒸発器5と、蒸発器用送風機5aとは室内機部8に収容されている。室外機部7および室内機部8が液管3およびガス管6によって接続されている。冷媒は、室外機部7、液管3、室内機部8、ガス管6の順に循環する。
冷凍回路は、圧縮機1、凝縮器2、液管3、減圧器4、蒸発器5、ガス管6の順に冷媒が循環するように構成されている。冷媒は、たとえば、R32、R410A(R32比率50%程度)、R407C(R32比率25%程度)などを用いることが可能である。
圧縮機1は吸入した冷媒を圧縮して吐出するように構成されている。圧縮機1は容量可変に構成されていてもよい。圧縮機1は回転数を調整可能に構成されていてもよい。凝縮器2は、圧縮機1により圧縮された冷媒を凝縮するように構成されている。凝縮器2は配管を介して圧縮機1に接続されている。凝縮器2は、冷媒が内部を流れるパイプとパイプの外側に設けられたフィンとを有していてもよい。凝縮器用送風機2aは、凝縮器2に送風することにより凝縮器2で冷媒と室外の空気との熱交換量を調整するように構成されている。液管3は、凝縮器2と減圧器4とを接続している。
減圧器4は、凝縮器2により凝縮された冷媒を減圧するように構成されている。減圧器4は、たとえばキャピラリーチューブであってもよい。蒸発器5は減圧器4に接続されている。蒸発器5は、減圧器4により減圧された冷媒を蒸発させるように構成されている。蒸発器5は、冷媒が内部を流れるパイプとパイプの外側に設けられたフィンとを有していてもよい。蒸発器用送風機5aは、蒸発器5に送風することにより蒸発器5で冷媒と室内の空気との熱交換量を調整するように構成されている。ガス管6は蒸発器5と圧縮機1とを接続している。
次に、図1および図2を参照して、本実施の形態の車両用空気調和装置10の動作について説明する。本実施の形態の車両用空気調和装置10では、冷媒回路を循環する冷媒が凝縮器2および蒸発器5において空気と熱交換を行うことにより空気調和が行われる。
冷房運転では、圧縮機1に流入した冷媒は圧縮機1で圧縮されて高温高圧ガス冷媒となる。圧縮機1から吐出された高温高圧ガス冷媒は凝縮器2に流入する。凝縮器2に流入した高温高圧ガス冷媒は、凝縮器2で外気と熱交換されることにより凝縮し、高圧液冷媒となる。この高圧液冷媒は液管3を通って減圧器4に流入する。減圧器4に流入した高圧液冷媒は、減圧器4で減圧されて低圧気液二相冷媒となる。この低圧気液二相冷媒は蒸発器5に流入する。蒸発器5に流入した低圧気液二相冷媒は、蒸発器5で車両100内の空気と熱交換されることにより蒸発し、低圧ガス冷媒となる。この低圧ガス冷媒はガス管6を通って圧縮機1に流入する。圧縮機1に流入した低圧ガス冷媒は圧縮機1で再び圧縮されて高温高圧ガス冷媒になる。このようにして、冷媒回路を冷媒が循環することにより、冷房運転では車両100内の空気が冷やされる。
暖房運転では、電力によって空気を加熱可能な内蔵ヒータにより、車両100内の空気が暖められる。なお、車両用空気調和装置10は、たとえば、四方弁等により冷房運転と暖房運転とを切り替え可能に構成されていてもよい。この場合、暖房運転では冷媒の循環方向が冷房運転とは逆になる。
次に、図1〜図15を参照して、本実施の形態の車両用空気調和装置10のガス管径と車両全体の入力との関係について説明する。
図2および図3を参照して、冷媒回路では、ガス管6が細径化されることで車両用空気調和装置10が軽量化される。図1に示すように、車両100は車両用空気調和装置10を搭載して走行するので、接続配管であるガス管6が細径化されることで車両用空気調和装置10が軽量化されると、車両全体が軽量化される。そのため、ガス管6が細径化されることにより車両100の走行動力(車両走行動力)は軽減される。
図3は、ガス管径(mm)に対する車両走行動力(%)の関係を示す図である。図3では、ガス管径φ22.22mmが基準とされている。つまり、ガス管径(mm)がφ22.22mmで車両走行動力(%)が100%になる。なお、ガス管径は、ガス管6の外径である。
車両走行動力は、車両100の車輪を回転させるモータを駆動させる電力量である。詳しくは、車両100(車体+車両用空気調和装置10)全重量が一定速度で走行するための動力(電力量)が算出される。車両走行動力は、車両100の転がり摩擦による走行抵抗を算出することにより導出される。ガス管6が細径化されることにより車両全体の重量が軽くなれば走行抵抗は軽減される。そのため、ガス管径が小さくなれば車両走行動力も小さくなる。
しかし、ガス管6が細径化されることにより冷媒の流路が狭くなるため、ガス管6を流れる冷媒の圧力損失が増大する。一般に、配管内の圧力損失は配管径の4.75乗に反比例する。ガス管内の圧力損失が増加すると、吸入ガスの比エントロピーが増加するため、車両用空気調和装置10の所定の能力を出すために圧縮機1の入力が増大する。このため、車両用空気調和装置10の負荷は上昇する。
図4は、ガス管径(接続配管径)に対する空調入力、車両走行動力および車両全体入力の関係を示す図である。上記の通り、ガス管6の細径化に伴い、車両走行動力は軽減するが、空調入力は上昇する。このため、図4に示すように、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体入力が最小(最小入力)となるガス管径が存在する。
図5は、ガス管径(mm)と空調入力(%)の関係を示す図である。図5では、冷媒R32、ガス管径(mm)φ22.22mm、冷房定格能力30kWが基準とされている。つまり、冷媒R32、ガス管径φ22.22mm、冷房定格能力30kWで空調入力(%)が100%になる。空調入力は、図1に示す圧縮機1、凝縮器用送風機2aおよび蒸発器用送風機5aを駆動させる電力量である。車両用空気調和装置10の凝縮器用送風機2aおよび蒸発器用送風機5aは基本的に一定速度で運転されるため、凝縮器用送風機2aおよび蒸発器用送風機5aの電力量は一定とみなして算出される。
図5に示すように、空調入力は冷房定格能力によって異なるため、車両全体の最小入力となるガス管径は冷房定格能力によって異なる。また、冷房定格能力が高いほど空調入力は大きくなり、ガス管6の細径化による空調入力の増加率も大きくなる。
図6〜図9を参照して、冷房定格能力が10kW、20kW、30kW、40kWの場合における車両全体入力が最小化されたガス管径について説明する。図6〜図9では、車両走行動力、空調入力および車両全体入力はそれぞれ比で示されている。
図6は、冷房定格能力10kWの場合の入力比(%)とガス管径(mm)との関係を示す図である。図6に示すように、車両走行動力比と空調入力比とを足し合わせた車両全体入力比が最小化されたガス管径が存在する。
図7は、冷房定格能力20kWの場合の入力比(%)とガス管径(mm)との関係を示す図である。図7に示すように、車両走行動力比と空調入力比とを足し合わせた車両全体入力比が最小化されたガス管径が存在する。
図8は、冷房定格能力30kWの場合の入力比(%)とガス管径(mm)との関係を示す図である。図8に示すように、車両走行動力比と空調入力比とを足し合わせた車両全体入力比が最小化されたガス管径が存在する。
図9は、冷房定格能力40kWの場合の入力比(%)とガス管径(mm)との関係を示す図である。図9に示すように、車両走行動力比と空調入力比とを足し合わせた車両全体入力比が最小化されたガス管径が存在する。
図6〜図9に示すように、冷房定格能力によって、車両走行動力比と空調入力比とを足し合わせた車両全体入力比が最小化されたガス管径が異なる。
また、同等なガス管径における空調入力は冷媒によって異なる。このため、冷媒によって車両全体入力が最小となるガス管径も異なる。そのため、本実施の形態は、冷媒物性の指標として、冷媒の密度ρとエンタルピ差Δhの乗算値(ρ×Δh)を設け、R32単一冷媒の密度ρR32とエンタルピ差ΔhR32の乗算値を(ρR32×ΔhR32)基準としている。つまり、本実施の形態は、冷媒物性の指標として、(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)の値を用いている。具体的には、(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.93〜1、0.85〜0.93、0.45〜0.65の3つの範囲に分けてガス管径が選定される。
具体的には、以下の手順にてシミュレーションによりガス管径が選定される。
手順(1)では、ガス管径φ6.35mm〜φ28.6mmにおいて、冷房定格能力がそれぞれ10kW、20kW、30kW、40kWとなるように圧縮機容量、冷媒量、絞り量が調整される。
手順(2)では、横軸にガス管径、縦軸に空調入力がとられたグラフにおいて、冷房定格能力10kW、20kW、30kW、40kWのそれぞれについて、ガス管径および空調入力が整理される。
手順(3)では、ガス管径の変化に伴うユニット重量変化から車両走行動力が算出される。横軸にガス管径、縦軸に車両走行動力がとられたグラフにおいて、冷房定格能力10kW、20kW、30kW、40kWのそれぞれについて、ガス管径および車両走行動力が整理される。
手順(4)では、空調入力に車両走行動力を足し合わせて車両全体入力が算出される(車両全体入力=空調入力+車両走行動力)。横軸にガス管径、縦軸に車両全体入力がとられたグラフにおいて、ガス管径および車両全体入力が整理される。
手順(5)では、車両全体入力が最小となるガス管径が冷房定格能力10kW、20kW、30kW、40kWごとに導出される。
手順(6)では、横軸に冷房定格能力、縦軸に車両全体入力が最小となるガス管径がとられたグラフにおいて、ガス管径および冷房定格能力が整理される。そして、冷房定格能力10kW、20kW、30kW、40kWごとに整理されたガス管径および冷房定格能力が一次関数に近似される。これにより、ガス管径と冷房定格能力との関係を示す近似式が導出される。この近似式により、冷房定格能力ごとの車両全入力が最小となるガス管径が求められる。
図10は、冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.93〜1の場合のガス管径と冷房定格能力との関係を示す図である。つまり、冷媒は、冷媒の密度をρとし、冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、次の式(1)の条件を充足する。
0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1 (1)
そして、図10に示すように、ガス管径と冷房定格能力との関係を示す近似式は次の式(2)となる。つまり、ガス管径は、ガス管の外径をYとし、冷房定格能力をxとしたときに、次の式(2)で算出される寸法を有する。
0.3755x+7.4165(mm) (2)
図11は、冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.85〜0.93の場合のガス管径と冷房定格能力との関係を示す図である。つまり、冷媒は、次の式(3)の条件を充足する。
0.85<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.93 (3)
そして、図11に示すように、ガス管径と冷房定格能力との関係を示す近似式は次の式(4)となる。つまり、ガス管径は、ガス管の外径をYとし、冷房定格能力をxとしたときに、次の式(4)で算出される寸法を有する。
0.3964x+8.216(mm) (4)
図12は、冷媒が(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.45〜0.65の場合のガス管径と冷房定格能力との関係を示す図である。つまり、冷媒は、次の式(5)の条件を充足する。
0.45<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.65 (5)
そして、図12に示すように、ガス管径と冷房定格能力との関係を示す近似式は次の式(6)となる。つまり、ガス管径は、ガス管の外径をYとし、冷房定格能力をxとしたときに、次の式(6)で算出される寸法を有する。
0.5757x+7.0947(mm) (6)
また、冷房定格能力での車両全入力が最小化されたガス管径を有するガス管として、JIS規格に準拠した配管を用いることができる。上記の近似式に、管径(JIS規格の代表寸法)が代入されることにより、冷房定格能力が算出される。これにより、各ガス管径における冷房能力範囲を示すことが可能である。
JIS規格に準拠した配管は、上記の近似式で求められたガス管径の値以上であって、その値に最も近い管径を有する配管が用いられる。
図13は、ガス管径としてJIS H3300の配管径を採用した場合の(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.93〜1の冷媒における冷房定格能力(kW)と配管径(mm)との関係を示す図である。つまり、冷媒は、次の式(7)の条件を充足する。
0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1 (7)
図13に示すように、車両全体入力が最小化されるガス管の外径は、冷房定格能力が、5.6kW以上のときにφ9.52(mm)であり、5.6kWよりも大きく14.1kW以下のときにφ12.70(mm)であり、14.1kWよりも大きく22.5kW以下のときにφ15.88(mm)であり、22.5kWよりも大きく31.0kW以下のときにφ19.05(mm)であり、31.0kWよりも大きく39.4kW以下のときにφ22.22(mm)である。
図14は、ガス管径としてJIS H3300の配管径を採用した場合の(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.85〜0.93の冷媒における冷房定格能力(kW)と配管径(mm)の関係を示す図である。つまり、冷媒は、次の式(8)の条件を充足する。
0.85<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.93 (8)
図14に示すように、車両全体入力が最小化されるガス管の外径は、冷房定格能力が、3.3kW以上のときにφ9.52(mm)であり、3.3kWよりも大きく11.3kW以下のときにφ12.70(mm)であり、11.3kWよりも大きく19.3kW以下のときにφ15.88(mm)であり、19.3kWよりも大きく27.3kW以下のときにφ19.05(mm)であり、27.3kWよりも大きく35.3kW以下のときにφ22.22(mm)であり、35.3kWよりも大きく43.4kW以下のときにφ25.40(mm)である。
図15は、ガス管径としてJIS H3300の配管径を採用した場合の(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.45〜0.65の冷媒における冷房定格能力(kW)と配管径(mm)の関係を示す。つまり、冷媒は、次の式(9)の条件を充足する。
0.45<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.65 (9)
図15に示すように、車両全体入力が最小化されるガス管の外径は、冷房定格能力が、4.2kW以上のときにφ9.52(mm)であり、4.2kWよりも大きく9.7kW以下のときにφ12.70(mm)であり、9.7kWよりも大きく15.3kW以下のときにφ15.88(mm)であり、15.3kWよりも大きく20.8kW以下のときにφ19.05(mm)であり、20.8kWよりも大きく26.3kW以下のときにφ22.22(mm)であり、26.3kWよりも大きく31.8kW以下のときにφ25.40(mm)であり、31.8kWよりも大きく37.3kW以下のときにφ28.56mmである。
なお、ガス管の長さに関しては、ガス管が長くなるとガス管の質量が増加するため車両走行動力は上昇する。またガス管が長くなるとガス管内の圧力損失が増大するため空調入力が上昇する。そのため、最小入力(最小消費エネルギー)となるガス管径の選定において、配管長は起因しない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図10に示すように、冷媒は、0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1の条件を充足する。ガス管の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、0.3755x+7.4165(mm)で算出される寸法を有する。このため、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力を最小化することができる。
また、本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図13に示すように、冷媒は0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1の条件を充足し、ガス管の外径は冷房定格能力をxとしたときに次の値となる。つまり、ガス管の外径は、xが5.6kW以上のときに、9.52mmである。ガス管の外径はx、が5.6kWよりも大きく14.1kW以下のときに、12.70mmである。ガス管の外径は、xが14.1kWよりも大きく22.5kW以下のときに、15.88mmである。ガス管の外径は、xが22.5kWよりも大きく31.0kW以下のときに、19.05mmである。ガス管の外径は、xが31.0kWよりも大きく39.4kW以下のときに、22.22mmである。このため、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力を最小化することができる。さらに、ガス管としてJIS H3300に準拠した配管を採用することができるため、ガス管を容易に準備することができる。
また、本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図11に示すように、冷媒は、0.85<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.93の条件を充足する。ガス管の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、0.3964x+8.216(mm)で算出される寸法を有する。このため、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力を最小化することができる。
また、本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図14に示すように、冷媒は0.85<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.93の条件を充足し、ガス管の外径は冷房定格能力をxとしたときに次の値となる。つまり、ガス管の外径は、xが3.3kW以上のときに、9.52mmである。ガス管の外径は、xが3.3kWよりも大きく11.3kW以下のときに、12.70mmである。ガス管の外径は、xが11.3kWよりも大きく19.3kW以下のときに、15.88mmである。ガス管の外径は、xが19.3kWよりも大きく27.3kW以下のときに、19.05mmである。ガス管の外径は、xが27.3kWよりも大きく35.3kW以下のときに、22.22mmである。ガス管の外径は、xが35.3kWよりも大きく43.4kW以下のときに、25.40mmである。このため、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力を最小化することができる。さらに、ガス管としてJIS H3300に準拠した配管を採用することができるため、ガス管を容易に準備することができる。
また、本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図12に示すように、冷媒は、0.45<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.65の条件を充足する。ガス管の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、0.5757x+7.0947(mm)で算出される寸法を有する。このため、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力を最小化することができる。
また、本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図15に示すように、冷媒は0.45<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.65の条件を充足し、ガス管の外径は冷房定格能力をxとしたときに次の値となる。つまり、ガス管の外径は、xが4.2kW以上のときに、9.52mmである。ガス管の外径は、xが4.2kWよりも大きく9.7kW以下のときに、12.70mmである。ガス管の外径は、xが9.7kWよりも大きく15.3kW以下のときに、15.88mmである。ガス管の外径は、xが15.3kWよりも大きく20.8kW以下のときに、19.05mmである。ガス管の外径は、xが20.8kWよりも大きく26.3kW以下のときに、22.22mmである。ガス管の外径は、xが26.3kWよりも大きく31.8kW以下のときに、25.40mmである。ガス管の外径は、xが31.8kWよりも大きく37.3kW以下のときに、28.56mmである。このため、車両走行動力と空調入力とを足し合わせた車両全体の入力を最小化することができる。さらに、ガス管としてJIS H3300に準拠した配管を採用することができるため、ガス管を容易に準備することができる。
以上のように、冷房定格能力ごとに車両全体の入力が最小化されるようにガス管径が選定されるため、車両全体としての省エネ効果を得ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、車両全体の入力が最小化されるガス管径が選定される場合について説明したが、本発明の実施の形態2では、車両全体の入力が最小化される液管径が選定される場合について説明する。本実施の形態では、特に説明しない限り、実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
本実施の形態の車両用空気調和装置10の液管径と車両全体の入力との関係について説明する。
再び図2を参照して、冷媒回路では、ガス管6と同様に、液管3が細径化されることで車両用空気調和装置10が軽量化される。図1に示すように、車両100は車両用空気調和装置10を搭載して走行するので、接続配管である液管3が細径化されることで車両用空気調和装置10が軽量化されると、車両全体が軽量化される。そのため、液管3が細径化されることにより車両100の走行動力は軽減される。
ガス管6の細径化と同様に、液管3の細径化により車両全体の重量が軽くなれば、走行抵抗は軽減される。そのため、液管3が小さくなれば車両走行動力も小さくなる。
しかし、液管3が細径化されることにより冷媒の流路が狭くなるため、液管3を流れる冷媒の圧力損失が増大する。一般に、配管内の圧力損失は配管径の4.75乗に反比例する。液管3の圧力損失が増加すると、減圧器4の入口のサブクール(SC)が確保できなくなるため、サブクール(SC)を確保するために冷媒充填率を上昇させる必要がある。このため、凝縮温度が上昇し、所定の能力を出すために圧縮機1の入力が増大する。このため、車両用空気調和装置10の負荷は上昇する。
上記の通り、液管3の細径化に伴い、車両走行動力は軽減するが空調入力は上昇する。このため、車両走行動力と空調入力を足し合わせた車両全体入力が最小(最小入力)となる液管径が存在する。
図16は、液管径(mm)と空調入力(%)の関係を示す図である。図16では、冷媒R32、液管径φ15.88(mm)、冷房定格能力30kWが基準とされている。
図16に示すように、空調入力は10kW、20kW、30kW、40kWの各冷房定格能力によって異なるが、空調入力が最小となる液管径は冷房能力に依存しない。つまり、図16では、各冷房定格能力で空調入力が最小となる液管径はほぼ同等である。そのため、同じ冷媒であれば、車両全体入力が最小となる液管径も各冷房定格能力においてすべて同等となる。他方、図5に示すように、各冷房定格能力で空調入力が最小となるガス管径は異なる。
液管径を小さくすると液冷媒の圧力損失が増大するが、冷媒量と絞り量の調整により、圧縮機入力(空調入力)を変えることなく冷房能力を出力できる。一方、ガス管径を小さくするとガス冷媒の圧力損失が増大し、圧縮機吸込み側圧力(低圧圧力)が低下する。冷凍サイクルの原理から、ガス管径を小さくする前と同等の冷房能力を出力するためには、圧縮機入力(空調入力)を増加させる必要がある。これにより、液管径は冷房能力に依存せず、ガス管径は冷房能力によって異なる。
冷媒によって空調入力が最小となる液管径は異なる。このため、冷媒によって車両全体入力が最小となる液管径も異なる。そのため、本実施の形態では、(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.93〜1、0.85〜0.93、0.45〜0.65の3つの範囲に分けて液管径が選定される。
具体的には、上記のガス管径と同様の手順にてシミュレーションにより液管径が選定される。冷房定格能力10kW、20kW、30kW、40kWごとに整理された液管径と冷房定格能力との関係を示す近似式により、各冷房定格能力での車両全入力が最小となる液管径が求められる。この液管径は、各冷房定格能力でほぼ同等である。つまり、この液管径は、各冷房定格能力によりほとんど変化しない。各冷房定格能力での車両全入力が最小化された液管径を有する液管として、JIS規格に準拠した配管を用いることができる。この場合には、全冷房定格能力で同じ管径を有する液管を用いることができる。
図13には、ガス管径としてJIS H3300の配管径を採用した場合の(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.93〜1の冷媒における冷房定格能力(kW)と液管径(mm)の関係が示されている。図13に示すように、車両全体入力が最小化される液管径は、全冷房定格能力において、φ6.35(mm)である。
図14には、ガス管径としてJIS H3300の配管径を採用した場合の(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.85〜0.93の冷媒における冷房定格能力(kW)と液管径(mm)の関係が示されている。図14に示すように、車両全体入力が最小化される液管径は、全冷房定格能力において、φ6.35(mm)である。
図15には、ガス管径としてJIS H3300の配管径を採用した場合の(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)=0.45〜0.65の冷媒における冷房定格能力(kW)と液管径(mm)の関係が示されている。図15に示すように、車両全体入力が最小化される液管径は、全冷房定格能力において、φ9.52(mm)である。
なお、液管の長さに関しては、液管が長くなると液管の質量が増加するため車両走行動力は上昇する。また液管が長くなると液管内の圧力損失が増大するため空調入力が上昇する。そのため、最小入力(最小消費エネルギー)となる液管径の選定において、配管長は起因しない。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図13に示すように、液管の外径は、冷房定格能力xが39.4kW以下のときに、6.35mmである。このため、車両走行動力と空気調和装置動力とを合わせた車両全体の入力を最小化することができる。さらに、液管としてJIS H3300に準拠した配管を採用することができるため、液管を容易に準備することができる。
また、本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図14に示すように、液管の外径は、冷房定格能力xが43.4kW以下のときに、6.35mmである。このため、車両走行動力と空気調和装置動力とを合わせた車両全体の入力を最小化することができる。さらに、液管としてJIS H3300に準拠した配管を採用することができるため、液管を容易に準備することができる。
また、本実施の形態の車両用空気調和装置によれば、図15に示すように、液管の外径は、冷房定格能力xが37.3kW以下のときに、9.52mmである。このため、車両走行動力と空気調和装置動力とを合わせた車両全体の入力を最小化することができる。さらに、液管としてJIS H3300に準拠した配管を採用することができるため、液管を容易に準備することができる。
以上のように、冷房定格能力ごとに車両全体の入力が最小化されるように液管径が選定されるため、実施の形態1と同様に、車両全体としての省エネ効果を得ることができる。
上記の各実施の形態は適宜組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機、2 凝縮器、2a 凝縮器用送風機、3 液管、4 減圧器、5 蒸発器、5a 蒸発器用送風機、6 ガス管、7 室外機部、8 室内機部、10 車両用空気調和装置、100 車両。

Claims (9)

  1. 圧縮機と、
    前記圧縮機に接続された凝縮器と、
    前記凝縮器に接続された液管と、
    前記液管に接続された減圧器と、
    前記減圧器に接続された蒸発器と、
    前記蒸発器および前記圧縮機に接続されたガス管と、
    前記圧縮機、前記凝縮器、前記液管、前記減圧器、前記蒸発器、前記ガス管の順に循環する冷媒とを備え、
    前記冷媒は、前記冷媒の密度をρとし、前記冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、前記R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、
    0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1の条件を充足し、
    前記ガス管の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、
    0.3755x+7.4165(mm)で算出される寸法を有する、車両用空気調和装置。
  2. 圧縮機と、
    前記圧縮機に接続された凝縮器と、
    前記凝縮器に接続された液管と、
    前記液管に接続された減圧器と、
    前記減圧器に接続された蒸発器と、
    前記蒸発器および前記圧縮機に接続されたガス管と、
    前記圧縮機、前記凝縮器、前記液管、前記減圧器、前記蒸発器、前記ガス管の順に循環する冷媒とを備え、
    前記冷媒は、前記冷媒の密度をρとし、前記冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、前記R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、
    0.93<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦1の条件を充足し、
    前記ガス管の外径は、冷房定格能力をxとし、
    前記xが5.6kW以上のときに、9.52mmであり、
    前記xが5.6kWよりも大きく14.1kW以下のときに、12.70mmであり、
    前記xが14.1kWよりも大きく22.5kW以下のときに、15.88mmであり、
    前記xが22.5kWよりも大きく31.0kW以下のときに、19.05mmであり、
    前記xが31.0kWよりも大きく39.4kW以下のときに、22.22mmである、車両用空気調和装置。
  3. 前記液管の外径は、前記xが39.4kW以下のときに、6.35mmである、請求項1または2に記載の車両用空気調和装置。
  4. 圧縮機と、
    前記圧縮機に接続された凝縮器と、
    前記凝縮器に接続された液管と、
    前記液管に接続された減圧器と、
    前記減圧器に接続された蒸発器と、
    前記蒸発器および前記圧縮機に接続されたガス管と、
    前記圧縮機、前記凝縮器、前記液管、前記減圧器、前記蒸発器、前記ガス管の順に循環する冷媒とを備え、
    前記冷媒は、前記冷媒の密度をρとし、前記冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、前記R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、
    0.85<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.93の条件を充足し、
    前記ガス管の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、
    0.3964x+8.216(mm)で算出される寸法を有する、車両用空気調和装置。
  5. 圧縮機と、
    前記圧縮機に接続された凝縮器と、
    前記凝縮器に接続された液管と、
    前記液管に接続された減圧器と、
    前記減圧器に接続された蒸発器と、
    前記蒸発器および前記圧縮機に接続されたガス管と、
    前記圧縮機、前記凝縮器、前記液管、前記減圧器、前記蒸発器、前記ガス管の順に循環する冷媒とを備え、
    前記冷媒は、前記冷媒の密度をρとし、前記冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、前記R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、
    0.85<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.93の条件を充足し、
    前記ガス管の外径は、冷房定格能力をxとし、
    前記xが3.3kW以上のときに、9.52mmであり、
    前記xが3.3kWよりも大きく11.3kW以下のときに、12.70mmであり、
    前記xが11.3kWよりも大きく19.3kW以下のときに、15.88mmであり、
    前記xが19.3kWよりも大きく27.3kW以下のときに、19.05mmであり、
    前記xが27.3kWよりも大きく35.3kW以下のときに、22.22mmであり、
    前記xが35.3kWよりも大きく43.4kW以下のときに、25.40mmである、車両用空気調和装置。
  6. 前記液管の外径は、前記xが43.4kW以下のときに、6.35mmである、請求項4または5に記載の車両用空気調和装置。
  7. 圧縮機と、
    前記圧縮機に接続された凝縮器と、
    前記凝縮器に接続された液管と、
    前記液管に接続された減圧器と、
    前記減圧器に接続された蒸発器と、
    前記蒸発器および前記圧縮機に接続されたガス管と、
    前記圧縮機、前記凝縮器、前記液管、前記減圧器、前記蒸発器、前記ガス管の順に循環する冷媒とを備え、
    前記冷媒は、前記冷媒の密度をρとし、前記冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、前記R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、
    0.45<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.65の条件を充足し、
    前記ガス管の外径は、冷房定格能力をxとしたときに、
    0.5757x+7.0947(mm)で算出される寸法を有する、車両用空気調和装置。
  8. 圧縮機と、
    前記圧縮機に接続された凝縮器と、
    前記凝縮器に接続された液管と、
    前記液管に接続された減圧器と、
    前記減圧器に接続された蒸発器と、
    前記蒸発器および前記圧縮機に接続されたガス管と、
    前記圧縮機、前記凝縮器、前記液管、前記減圧器、前記蒸発器、前記ガス管の順に循環する冷媒とを備え、
    前記冷媒は、前記冷媒の密度をρとし、前記冷媒のエンタルピ差をΔhとし、R32の密度をρR32とし、前記R32のエンタルピ差をΔhR32としたときに、
    0.45<(ρ×Δh)/(ρR32×ΔhR32)≦0.65の条件を充足し、
    前記ガス管の外径は、冷房定格能力をxとし、
    前記xが4.2kW以上のときに、9.52mmであり、
    前記xが4.2kWよりも大きく9.7kW以下のときに、12.70mmであり、
    前記xが9.7kWよりも大きく15.3kW以下のときに、15.88mmであり、
    前記xが15.3kWよりも大きく20.8kW以下のときに、19.05mmであり、
    前記xが20.8kWよりも大きく26.3kW以下のときに、22.22mmであり、
    前記xが26.3kWよりも大きく31.8kW以下のときに、25.40mmであり、
    前記xが31.8kWよりも大きく37.3kW以下のときに、28.56mmである、車両用空気調和装置。
  9. 前記液管の外径は、前記xが37.3kW以下のときに、9.52mmである、請求項7または8に記載の車両用空気調和装置。
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