JPWO2017141358A1 - 香味吸引器 - Google Patents

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Abstract

香味吸引器は、電池から供給される電力によって吸引成分源から吸引成分を発生させる複数の発生部と、複数の発生部に供給される電力量を制御する制御部とを備え、複数の発生部は、インレットからアウトレットに連通する空気流路上に設けられており、制御部は、VA及びVCに基づいてD1を算出するとともに、D1に基づいて電力量を制御する。

Description

本発明は、電池から供給される電力によって吸引成分源から吸引成分を発生させる複数の発生部を有する香味吸引器に関する。
近年、電池から供給される電力によって吸引成分源から吸引成分を発生させる複数の発生部を有する香味吸引器が知られている。複数の発生部のそれぞれを有する複数のカートリッジが着脱可能である香味吸引器も提案されている(例えば、特許文献1)。
米国特許出願公開第2015/0196059号明細書
第1の特徴は、電力を蓄積する電池と、前記電池から供給される電力によって第1吸引成分源から第1吸引成分を発生させる第1発生部と、前記電池から供給される電力によって第2吸引成分源から第2吸引成分を発生させる第2発生部と、前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量を制御する制御部とを備え、前記第1発生部及び前記第2発生部は、インレットからアウトレットに連通する空気流路上に設けられており、前記第1発生部及び前記第2発生部は、並列接続又は直列接続によって電気的に接続されており、前記電池の出力電圧値は、Vによって表され、前記電池の基準電圧値は、Vによって表され、前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量の補正項は、Dによって表され、前記制御部は、前記V及び前記Vに基づいて前記Dを算出するとともに、前記Dに基づいて前記電力量を制御することを要旨とする。
第2の特徴は、第1の特徴において、前記第2発生部は、前記空気流路上において前記第1発生部と比べて下流側に設けられることを要旨とする。
第3の特徴は、第1の特徴又は第2の特徴において、前記第1発生部及び前記第2発生部は、直列接続によって電気的に接続されることを要旨とする。
第4の特徴は、電力を蓄積する電池と、前記電池から供給される電力によって第1吸引成分源から第1吸引成分を発生させる第1発生部と、前記電池から供給される電力によって第2吸引成分源から第2吸引成分を発生させる第2発生部とを備え、前記第1発生部及び前記第2発生部は、インレットからアウトレットに連通する空気流路上に設けられており、前記第1発生部及び前記第2発生部は、並列接続又は直列接続によって電気的に接続されており、前記第1発生部及び前記第2発生部の少なくとも一方は、前記空気流路に沿って延びるコイル状の抵抗発熱体によって構成されることを要旨とする。
第5の特徴は、第1の特徴乃至第4の特徴のいずれかにおいて、前記第1発生部を少なくとも有する第1ユニットと、前記第2発生部を少なくとも有する第2ユニットとを備え、前記第1ユニット及び前記第2ユニットは別体であることを要旨とする。
第6の特徴は、第5の特徴において、前記第2ユニットは、前記第1ユニットに対して着脱可能に構成されることを要旨とする。
第7の特徴は、第5の特徴又は第6の特徴において、前記第1発生部及び前記第2発生部は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットを接続する際に接続点又は導電部材を介して電気的に接続され、前記第1発生部及び前記第2発生部は、前記接続点又は前記導電部材を介する電気回路上において前記制御部を経由せずに電気的に接続されることを要旨とする。
第8の特徴は、第1の特徴乃至第7の特徴のいずれかにおいて、前記第1吸引成分源及び前記第2吸引成分源の少なくともいずれかは、エアロゾル源であり、前記第1発生部及び前記第2発生部の少なくともいずれかは、前記エアロゾル源を霧化する霧化部であることを要旨とする。
第9の特徴は、第8の特徴において、前記霧化部は、抵抗発熱体によって構成されることを要旨とする。
第10の特徴は、第4の特徴において、前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量を制御する制御部を備え、前記電池の出力電圧値は、Vによって表され、前記電池の基準電圧値は、Vによって表され、前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量の補正項は、Dによって表され、前記制御部は、前記V及び前記Vに基づいて前記Dを算出するとともに、前記Dに基づいて前記電力量を制御することを要旨とする。
第11の特徴は、第1の特徴乃至第3の特徴及び第10の特徴のいずれかにおいて、前記制御部は、D=V /V の式に従って前記Dを算出することを要旨とする。
第12の特徴は、第1の特徴乃至第3の特徴、第10の特徴及び第11の特徴のいずれかにおいて、前記制御部は、前記第1発生部及び前記第2発生部の少なくともいずれか一方に電圧が印加されている状態において前記Vを取得することを要旨とする。
第13の特徴は、第1の特徴乃至第3の特徴、第10の特徴乃至第12の特徴のいずれかにおいて、前記第1発生部及び前記第2発生部は、抵抗発熱体によって構成されており、前記制御部は、前記第1発生部の電気抵抗値と、前記第1発生部及び前記第2発生部の合成抵抗値とを取得することを要旨とする。
第14の特徴は、第1の特徴乃至第13の特徴のいずれかにおいて、前記第1発生部及び前記第2発生部は、直列接続によって電気的に接続されており、前記第1発生部及び前記第2発生部は、抵抗発熱体によって構成されており、前記第1発生部の電気抵抗値は、Rによって表され、前記第2発生部の電気抵抗値は、Rによって表され、前記第1発生部に供給される電力量の補正項は、Dによって表され、前記R及び前記Rに基づいて前記Dを算出するとともに、前記Dに基づいて前記第1発生部に供給される電力量を制御する制御部を備えることを要旨とする。
第15の特徴は、第14の特徴において、前記制御部は、D=(R+R/R の式に従って前記Dを算出することを要旨とする。
第16の特徴は、第1の特徴乃至第15の特徴のいずれかにおいて、前記第1発生部は、抵抗発熱体によって構成されており、前記第1発生部の電気抵抗値又は前記第1発生部の電気抵抗値と対応付けられた識別情報を有する情報源を備えることを要旨とする。
第17の特徴は、第1の特徴乃至第16の特徴のいずれかにおいて、前記制御部は、1回のパフ動作で前記第1発生部に供給される電力量が上限閾値を超えないように、前記第1発生部に供給される電力量を制御することを要旨とする。
図1は、実施形態に係る香味吸引器10を示す図である。 図2は、実施形態に係る霧化ユニット111を示す図である。 図3は、実施形態に係る香味吸引器10のブロック構成を示す図である。 図4は、実施形態に係るL及びEが有する線形性の関係を説明するための図である。 図5は、実施形態に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成を示す図である。 図6は、変更例1に係る霧化ユニット111を示す図である。 図7は、変更例1に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成を示す図である。 図8は、変更例2に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成を示す図である。 図9は、変更例2に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成を示す図である。 図10は、変更例2に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成を示す図である。 図11は、変更例2に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成を示す図である。 図12は、変更例3に係る霧化ユニット111を示す図である。 図13は、変更例6に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成を示す図である。
以下において、実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。
従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合があることは勿論である。
[開示の概要]
上述した背景技術下において、発明者等は、鋭意検討の結果、複数の発生部が設けられるケースにおいては、複数の発生部の配置関係や電気的な接続関係を工夫する必要があり、電池から複数の発生部に供給される電力量を正確に管理する必要があることを見出した。
第1に、実施形態に係る香味吸引器は、電力を蓄積する電池と、前記電池から供給される電力によって第1吸引成分源から第1吸引成分を発生させる第1発生部と、前記電池から供給される電力によって第2吸引成分源から第2吸引成分を発生させる第2発生部と、前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量を制御する制御部とを備え、前記第1発生部及び前記第2発生部は、インレットからアウトレットに連通する空気流路上に設けられており、前記電池の出力電圧値は、Vによって表され、前記電池の基準電圧値は、Vによって表され、前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量の補正項は、Dによって表され、前記制御部は、前記V及び前記Vに基づいて前記Dを算出するとともに、前記Dに基づいて前記電力量を制御する。
実施形態では、制御部は、V及びVに基づいてDを算出するとともに、Dに基づいて電力量を制御する。従って、発生部の接続個数や各発生部の構成(特に、電気抵抗値)によって電池の出力電圧値が変動し得る場合であっても、所望量の電力を第1発生部及び第2発生部に供給することができる。
第2に、実施形態に係る香味吸引器は、電力を蓄積する電池と、前記電池から供給される電力によって第1吸引成分源から第1吸引成分を発生させる第1発生部と、前記電池から供給される電力によって第2吸引成分源から第2吸引成分を発生させる第2発生部とを備え、前記第1発生部及び前記第2発生部は、インレットからアウトレットに連通する空気流路上に設けられており、前記第1発生部及び前記第2発生部は、並列接続又は直列接続によって電気的に接続されており、前記第1発生部及び前記第2発生部の少なくとも一方は、前記空気流路に沿って延びるコイル状の抵抗発熱体によって構成される。
実施形態では、第1発生部及び第2発生部の少なくとも一方は、空気流路に沿って延びるコイル状の抵抗発熱体によって構成される。従って、抵抗発熱体を有する発生部に電力を供給するための導電部材の配置が容易である。
[実施形態]
(香味吸引器)
以下において、実施形態に係る香味吸引器について説明する。図1は、実施形態に係る香味吸引器10を示す図である。図2は、実施形態に係る霧化ユニット111を示す図である。香味吸引器10は、燃焼を伴わずに香喫味成分を吸引するための器具であり、非吸口端から吸口端に向かう方向である所定方向Aに沿って延びる形状を有する。
図1に示すように、香味吸引器10は、吸引器本体100と、吸口ユニット200とを有する。
吸引器本体100は、香味吸引器10の本体を構成しており、吸口ユニット200を接続可能な形状を有する。吸引器本体100は、第1本体ユニット110と、第2本体ユニット120とを有する。具体的には、吸引器本体100は、筒体100Xを有しており、吸口ユニット200は、筒体100Xの吸口側端に接続される。
第1本体ユニット110は、筒体100Xの一部を構成する第1筒体110Xを有する。第1本体ユニット110は、後述する電池121から供給される電力によって吸引成分源から吸引成分を発生する複数の発生部を有する。実施形態では、第1本体ユニット110は、複数の発生部のそれぞれを有する複数の霧化ユニット111として、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bを有する。
ここで、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、同様の構成を有していてもよく、異なる構成を有していてもよい。実施形態では、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、同様の構成を有するものとして説明を続ける。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは別体のユニットであることが好ましい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100Xに対して着脱可能に構成されていてもよい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは互いに着脱可能に構成されていてもよい。
実施形態では、複数の霧化ユニット111のそれぞれは、図2に示すように、リザーバ111Pと、ウィック111Qと、発生部111Rとを有する。リザーバ111Pは、吸引成分源を貯留する。例えば、リザーバ111Pは、樹脂ウェブ等の材料によって構成される孔質体である。ウィック111Qは、リザーバ111Pに貯留される吸引成分源を保持する。例えば、ウィック111Qは、ガラス繊維によって構成される。発生部111Rは、ウィック111Qによって保持される吸引成分源から吸引成分を発生する。
実施形態では、発生部111Rは、例えば、ウィック111Qに所定ピッチで巻き回される抵抗発熱体によって構成される。抵抗発熱体は、インレット120Aから後述するアウトレット200Aに連通する空気流路を横断するように延びるコイル状の形状を有する。
吸引成分源は、吸引成分を発生させるための材料である。実施形態では、吸引成分源は、吸引成分としてエアロゾルを発生するためのエアロゾル源である。従って、発生部111Rは、吸引成分源(エアロゾル源)を霧化する霧化部の一例である。
吸引成分源は、例えば、グリセリン又はプロピレングリコールなどの液体(エアロゾル源)である。吸引成分源は、例えば、上述したように、樹脂ウェブ等の材料によって構成される孔質体によって保持される。孔質体は、非たばこ材料によって構成されていてもよく、たばこ材料によって構成されていてもよい。なお、吸引成分源は、香味成分を含有する香味源を含んでいてもよい。或いは、吸引成分源は、香味成分を含有する香味源を含んでいなくてもよい。
ここで、複数の霧化ユニット111のそれぞれは、図2に示すように、リザーバ111P、ウィック111Q及び発生部111Rに加えて、筒状部材111X、電極111E、リード線111L及び絶縁部材111Iを有する。
筒状部材111Xは、1つの霧化ユニット111内において空気流路を構成する。上述したリザーバ111Pは、空気流路と平行に配置されており、筒状部材111Xによって空気流路と区画される。上述したウィック111Qは、筒状部材111Xを貫通しており、空気流路を横断する。上述した発生部111Rは、筒状部材111Xの空気流路内に配置される。1つの霧化ユニット111に設けられる電極111Eは、空気流路上において発生部111Rに対して上流に設けられる電極対111E及び空気流路上において発生部111Rに対して下流に設けられる電極対111Eを含む。1つの霧化ユニット111に設けられる電極対111E及び電極対111Eは、各々が1対の電極(負極及び正極)を構成する。リード線111Lは、1つの霧化ユニット111内において、電極対111E及び電極対111Eを電気的に接続する電力線である。また、電極対111Eを構成する正極及び負極は、リード線111L及び発生部111Rを介して電気的に接続している。電極対111Eを構成する各電極についても同様である。絶縁部材111Iは、1つの霧化ユニット111内において各電極(負極及び正極)が直接接触しないよう絶縁する。
このような構成を採用することによって、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bが筒体100X内において直列的な位置関係にて配置された際に、第2霧化ユニット111Bの電極対111Eが制御回路50(制御部51)を介さずに第1霧化ユニット111Aの電極対111Eと電気的に接続される。
第2本体ユニット120は、筒体100Xの一部を構成する第2筒体120Xを有する。第2本体ユニット120は、香味吸引器10を駆動するための電池121、香味吸引器10を制御する制御回路(後述する制御回路50)を有する電装ユニットである。電池121や制御回路50は、第2筒体120Xに収容される。電池121は、例えば、リチウムイオン電池である。制御回路50は、例えば、CPU及びメモリによって構成される。実施形態において、第2本体ユニット120は、インレット120Aを有する。インレット120Aから導入される空気は、図2に示すように、霧化ユニット111(発生部111R)に導かれる。言い換えると、複数の霧化ユニット111(発生部111R)は、インレット120Aから後述するアウトレット200Aに連通する空気流路上に設けられる。
吸口ユニット200は、香味吸引器10を構成する吸引器本体100に接続可能に構成される。吸口ユニット200は、ユーザの口腔内に吸引成分を運ぶためのアウトレット200A(吸口)を有する。
(エアロゾル流路)
以下において、実施形態に係るエアロゾル流路について説明する。図2は、実施形態に係るエアロゾル流路を説明するための図である。具体的には、図2は、複数の霧化ユニット111の内部構造を示す断面模式図である。
図2に示すように、香味吸引器10は、霧化ユニット111によって発生するエアロゾルをアウトレット200A側に導くエアロゾル流路140を有する。言い換えると、吸引器本体100に吸口ユニット200が収容された状態において、霧化ユニット111によって発生するエアロゾルをアウトレット200A側に導くエアロゾル流路140が形成される。エアロゾル流路140としては、第1霧化ユニット111Aから発生するエアロゾルを導く第1流路140Aと、第2霧化ユニット111Bから発生するエアロゾルを導く第2流路140Bとを含む。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bから発生するエアロゾルは吸口ユニット200を通ってアウトレット200Aに導かれる。
実施形態では、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100X内において直列的な位置関係にて配置される。言い換えると、第2霧化ユニット111Bは、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路上において第1霧化ユニット111Aと比べて下流側に設けられる。
(ブロック構成)
以下において、実施形態に係る香味吸引器のブロック構成について説明する。図3は、実施形態に係る香味吸引器10のブロック構成を示す図である。
図3に示すように、上述した霧化ユニット111(第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111B)は、発生部111Rなどに加えて、メモリ111Mを有する。上述した電装ユニットに設けられる制御回路50は、制御部51を有する。
メモリ111Mは、霧化ユニット111(ウィック111Q及び発生部111Rなど)の固有パラメータ又は固有パラメータと対応付けられた識別情報を有する情報源の一例である。実施形態では、メモリ111Mは、霧化ユニット111の固有パラメータを記憶する。
メモリ111Mは、発生部111Rの電気抵抗値又は発生部111Rの電気抵抗値と対応付けられた識別情報を記憶していてもよい。実施形態では、メモリ111Mは、発生部111Rの電気抵抗値を記憶する。ここで、第1霧化ユニット111Aに設けられたメモリ111Mは、第1霧化ユニット111Aに設けられた発生部111Rの電気抵抗値を記憶しており、第2霧化ユニット111Bに設けられたメモリ111Mは、第2霧化ユニット111Bに設けられた発生部111Rの電気抵抗値を記憶する。
メモリ111Mは、リザーバ111Pに貯留される吸引成分源の残量を示す残量情報又は残量情報と対応付けられた識別情報を記憶していてもよい。実施形態では、メモリ111Mは、残量情報を記憶する。
ここで、発生部111Rの電気抵抗値は、電気抵抗値の実測値であってもよく、電気抵抗値の推定値であってもよい。具体的には、発生部111Rの両端に測定装置の端子を接続することによって、発生部111Rの電気抵抗値を測定する場合には、発生部111Rの電気抵抗値として実測値を用いることができる。或いは、香味吸引器10に設けられる電源と接続するための電極が発生部111Rに接続されている状態で、発生部111Rに接続された電極に測定装置の端子を接続することによって、発生部111Rの電気抵抗値を測定する場合には、発生部111R以外の部分(電極など)の電気抵抗値を考慮する必要がある。このようなケースにおいては、発生部111R以外の部分(電極など)の電気抵抗値を考慮した推定値を発生部111Rの電気抵抗値として用いることが好ましい。
また、発生部111Rに供給される電力量の大きさは、発生部111Rの電気抵抗値、発生部111Rに対して印加される電圧の値及び発生部111Rに電圧が印加される時間で定義される。ここでは、発生部111Rに対して印加される電圧の値及び発生部111Rに電圧が印加される時間について主として考える。例えば、発生部111Rに対して連続的に電圧が印加されるケースにおいては、発生部111Rに対して印加される電圧の値の変更によって、発生部111Rに供給される電力量の大きさが変更される。一方で、発生部111Rに対して断続的に電圧が印加されるケース(パルス制御)においては、発生部111Rに対して印加される電圧の値又はデューティ比(すなわち、パルス幅及びパルス間隔)の変更によって、発生部111Rに供給される電力量の大きさが変更される。
制御部51は、発生部111Rに供給される電力量を制御する。ここで、制御部51は、L=aE+bの式に従って、1回のパフ動作で消費される吸引成分源の量を算出する。
E:1回のパフ動作で発生部111Rに供給される電力量
a,b:霧化ユニット111の固有パラメータ
L:1回のパフ動作で消費される吸引成分源の量
詳細には、図4に示すように、発明者等は、鋭意検討の結果、E及びLが線形性の関係を有しており、このような線形性の関係が霧化ユニット111毎に異なることを見出した。図4において、縦軸は、L[mg/puff]であり、横軸は、E[J/puff]である。例えば、霧化ユニットAについては、EがEMIN(A)からEMAX(A)の範囲においてE及びLが線形性の関係を有しており、霧化ユニットAの固有パラメータはa及びbである。一方で、霧化ユニットBについては、EがEMIN(B)からEMAX(B)の範囲においてE及びLが線形性の関係を有しており、霧化ユニットBの固有パラメータはa及びbである。
このように、少なくとも、E及びLの線形性の関係を定義するパラメータa,bは、霧化ユニット111毎に異なっているため、霧化ユニット111の固有パラメータである。また、E及びLが線形性の関係を有する範囲を定義するパラメータEMIN及びEMAXについても、霧化ユニット111毎に異なっているため、霧化ユニット111の固有パラメータと考えてもよい。
ここで、霧化ユニット111の固有パラメータは、ウィック111Qの組成、発生部111Rの組成、吸引成分源の組成、霧化ユニット111(ウィック111Q及び発生部111R)の構造などに依存する。従って、固有パラメータは、霧化ユニット111毎に異なることに留意すべきである。
なお、上述したメモリ111Mは、パラメータa,bに加えて、パラメータEMIN及びEMAX又はこれらの固有パラメータと対応付けられた識別情報を記憶していてもよい。但し、Eは、発生部111Rに印加される電圧Vs及び電圧Vsの印加時間Tに影響されるため、EMIN及びEMAXは、電圧Vs、TMIN及びTMAXによって特定されてもよい。すなわち、上述したメモリ111Mは、パラメータa,bに加えて、パラメータ電圧Vs、TMIN及びTMAX又はこれらの固有パラメータと対応付けられた識別情報を記憶していてもよい。なお、電圧Vsは、EMIN及びEMAXをTMIN及びTMAXに置き換えるために用いるパラメータであり、一定値であってもよい。電圧Vsが一定値である場合には、電圧Vsがメモリ111Mに記憶されていなくてもよい。実施形態では、電圧Vsは後述する基準電圧値Vに相当し、メモリ111Mは、パラメータTMIN及びTMAXを記憶する。
制御部51は、E(T)がEMAX(TMAX)を超えないように、発生部111Rに供給される電力量を制御してもよい。具体的には、例えば、電力量(印加時間)がEMAX(TMAX)に達した場合に、制御部51は発生部111Rへの電力供給を終了する。従って、制御部51は、EがEMAXに達する場合に、L=aEMAX+bの式に従って、1回のパフ動作で消費される吸引成分源の量を算出してもよい。一方で、制御部51は、E(T)がEMIN(TMIN)以下である場合に、L=aEMIN+bの式に従って、1回のパフ動作で消費される吸引成分源の量を算出してもよい。このようなケースにおいて、制御部51は、EがEMINからEMAXの範囲において、L=aE+bの式に従って、1回のパフ動作で消費される吸引成分源の量を算出してもよい。
ここで、制御部51は、複数の霧化ユニット111のいずれかの電力量(印加時間)がEMAX(TMAX)に達した場合に、制御部51は発生部111Rへの電力供給を終了してもよい。
実施形態では、制御部51は、Lに基づいて吸引成分源の残量(mg)を推定する。具体的には、制御部51は、1回のパフ動作毎にL(mg)を算出するとともに、メモリ111Mに記憶された残量情報によって示される吸引成分源の残量からLを減算するとともに、メモリ111Mに記憶された残量情報を更新する。
制御部51は、吸引成分源の残量が閾値を下回っている場合に、発生部111Rに対する電力供給を禁止してもよく、若しくは、吸引成分源の残量が閾値を下回っている旨をユーザに通知してもよい。制御部51は、残量情報を取得できない場合に、発生部111Rに対する電力供給を禁止してもよく、若しくは、残量情報を取得できなかった旨をユーザに通知してもよい。ユーザへの通知は、例えば、香味吸引器10に設けられる発光素子の発光によって行われてもよい。
ここで、制御部51は、複数の霧化ユニット111のいずれかの吸引成分源の残量が閾値を下回っている場合に、発生部111Rに対する電力供給を禁止してもよく、若しくは、吸引成分源の残量が閾値を下回っている旨をユーザに通知してもよい。制御部51は、複数の霧化ユニット111のいずれかの残量情報を取得できない場合に、発生部111Rに対する電力供給を禁止してもよく、若しくは、残量情報を取得できなかった旨をユーザに通知してもよい。
実施形態では、制御部51は、複数の発生部111Rのうち、n番目の発生部111Rに供給される電力量Eについて、E=V /R×Tの式に従って、Eを算出してもよい。Eは、n番目の霧化ユニット111の吸引成分源の残量の推定に用いられてもよい。
:n番目の発生部111RにVが印加されるケースにおける電力量
:n番目の発生部111Rに印加される電圧値
T:複数の発生部111Rに電圧が印加される時間
:n番目の発生部111Rの電気抵抗値
なお、Vは、電池の出力電圧値V、複数の発生部111Rの電気的な接続関係及び各発生部111Rの電気抵抗値に基づいて特定することができる。複数の発生部111Rが並列接続によって電気的に接続されている場合には、Vは、Vの値であると考えてもよい。複数の発生部111Rが並列接続によって電気的に接続されている場合には、Vは、各発生部111Rの電気抵抗値によってVを分割した値であると考えてもよい。
また、V及びTは、制御部51が検出可能な値であり、Rは、メモリ111Mからの読み出しによって制御部51が取得可能な値である。なお、Rは、制御部51によって推定されてもよい。
実施形態では、制御部51は、電池の出力電圧値V及び電池の基準電圧値Vに基づいて補正項Dを算出するとともに、補正項Dに基づいて複数の発生部111Rに供給される電力量を制御する。例えば、制御部51は、パフ動作の開始に応じて、各発生部111Rに供給される電力量を制御するための制御パラメータを設定する。具体的には、制御部51は、発生部111Rに供給される電力量を補正する補正項Dを算出し、算出された補正項Dを設定する。このような構成によれば、ユーザが香味吸引器10を実際に使用したときの回路構成に応じた補正項Dを設定することができる。すなわち、回路構成が変更し得る場合であっても、適切な補正項Dを設定することができる。このようなケースにおいて、制御部51は、パフ動作の開始が検出されてから発生部111Rの温度が吸引成分の沸点に到達するまで(発生部111Rを実質的に駆動するまで)の間に、電池の出力電圧値Vを検出するとともに、検出された電池の出力電圧値V及び基準電圧値Vに基づいて、検出されたパフ動作に適用する補正項Dを算出する。制御部51は、空気流路に設けられるセンサによって検出された値が所定値を超えた場合に、パフ動作の開始を検出してもよく、発生部111Rを駆動するためのスイッチ(例えば、押しボタン)の押下が行われた場合に、パフ動作の開始を検出してもよい。このようなタイミングで電池の出力電圧値Vの検出及び補正項Dの算出を行うことによって、検出されたパフ動作に適用する補正項Dを適切に算出することができる。
上述したパフ動作の開始が検出された後のタイミングでの電池の出力電圧値Vの検出及び補正項Dの算出は、消費電力量の抑制と補正項Dの精度の維持の点で利点を有する。詳細には、上記タイミングでの補正項Dの取得は電池の出力電圧値Vの検出及び補正項Dの算出を一定間隔で行うケース、特に一定間隔が長期間(例えば1分間)である場合と比較して、検出されたパフ動作に適用する補正項Dの精度の低下を抑制することができる。また、電池の出力電圧値Vの検出及び補正項Dの算出を一定間隔で行うケースにおいて、一定間隔が短期間(例えば1秒間)である場合と比較して、電池の出力電圧値Vの検出及び補正項Dの算出に伴う消費電力の増大を抑制することができる。
さらに、補正項Dの算出において、制御部51は、複数回に亘って電池の出力電圧値Vを検出するとともに、検出された複数の出力電圧値Vから出力電圧値Vの代表値を導き出してもよい。出力電圧値Vの代表値は、例えば、複数の出力電圧値Vの平均値である。
は、各発生部111Rに印加すべき電圧の値及び電池の種類等に応じて予め定められた値であり、少なくとも電池の終止電圧よりも高い電圧である。電池がリチウムイオン電池である場合には、例えば、基準電圧値Vを3.2Vとすることができる。発生部111Rに対して供給する電力量のレベルを複数レベルで設定することが可能であるケース、すなわち、1回のパフ動作で発生するエアロゾルの量が異なる複数のモードを香味吸引器10が有するケースにおいて、複数の基準電圧値Vが設定されていてもよい。
詳細には、電池の出力電圧値Vは、発生部111Rの接続個数及び各発生部111Rの構成(特に、電気抵抗値)によって変動する。このような変動を抑制するために、制御部51は、D=V/Vの式に従って、補正項Dを算出する。好ましくは、制御部51は、D=V /V の式に従って、補正項Dを算出する。制御部51は、E=D×Eの式に従って、複数の発生部111Rに供給される電力量Eを制御する。言い換えると、制御部51は、E=D×V /R×Tの式に従って、複数の発生部111Rに供給される電力量Eを制御してもよい。なお、Eは、Dを用いた補正が行われないケースにおいて複数の発生部111Rに供給される電力量である。
ここで、Dを用いるEの補正方法としては、発生部111Rに印加される電圧の補正(例えば、D×V)であってもよく、デューティ比(すなわち、パルス幅及びパルス間隔)の補正(例えば、D×T)であってもよい。なお、発生部111Rに印加される電圧の補正は、例えば、DC/DCコンバータを用いて実現される。DC/DCコンバータは、降圧コンバータであってもよく、昇圧コンバータであってもよい。
(回路構成)
実施形態に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成について説明する。図5は、実施形態に係る複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成を示す図である。
図5に示すように、第1霧化ユニット111Aに設けられる発生部111R及び第2霧化ユニット111Bに設けられる発生部111Rは、並列接続によって電気的に接続される。図5に示すケースでは、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bを互いに接続する際に、発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC、EC)を介して電気的に接続される。発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC、EC)を介する電気回路上において制御回路50を経由せずに電気的に接続される。ここで、第1霧化ユニット111Aに備えられた電極対は制御回路50と電気的に接続される。
(作用及び効果)
実施形態では、制御部51は、V及びVに基づいてDを算出するとともに、Dに基づいて電力量を制御する。従って、発生部111Rの接続個数や各発生部111Rの構成(特に、電気抵抗値)によって電池の出力電圧値が変動し得る場合であっても、所望量の電力を発生部111R及び発生部111Rを供給することができる。
[変更例1]
以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
第1に、実施形態では、発生部111Rを構成する抵抗発熱体は、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路を横断するように延びるコイル状の形状を有する。これに対して、変更例1では、発生部111Rを構成する抵抗発熱体は、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路に沿って延びるコイル状の形状を有する。
第2に、実施形態では、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100X内において直列的な位置関係にて配置される。これに対して、変更例1では、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100X内において並列的な位置関係にて配置される。
具体的には、図6に示すように、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100X内において並列的な位置関係にて配置される。香味吸引器10は、複数の霧化ユニット111に加えて、キャップ部材180を有する。複数の霧化ユニット111のそれぞれは、リザーバ111P、ウィック111Q及び発生部111Rに加えて、導電部材111Eを有する。
導電部材111Eは、空気流路を構成する筒状の形状を有しており、1対の電極(負極及び正極)を構成する1対の電極部分を有する。1対の電極部分は、間隔を空けて配置される。上述したリザーバ111Pは、空気流路と平行に配置されており、導電部材111E及びウィック111Qによって空気流路と区画される。上述したウィック111Qは、筒状形状を有しており、空気流路と平行に配置される。ウィック111Qは、1対の電極部分が有する間隔において空気流路に露出する。上述した発生部111Rは、導電部材111Eによって構成される空気流路に沿って延びるコイル状の抵抗発熱体によって構成される。発生部111Rの一端は、1対の電極部分の一方に電気的に接続されており、発生部111Rの他端は、1対の電極部分の他方に電気的に接続される。
キャップ部材180は、導電部材181E及び絶縁部材181Xによって構成される。導電部材181Eは、霧化ユニット111の導電部材111Eに電気的に接続される。絶縁部材181Xは、キャップ部材180の下流端面又は側面に導電部材181Eが露出しないように導電部材181Eを被覆する。
図7に示すように、第1霧化ユニット111Aに設けられる発生部111R及び第2霧化ユニット111Bに設けられる発生部111Rは、直列接続によって電気的に接続される。図7に示すケースでは、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bをキャップ部材180によって接続する際に、発生部111R及び発生部111Rは、キャップ部材180を介して電気的に接続される。発生部111R及び発生部111Rは、キャップ部材180(導電部材181E)を介する電気回路上において制御回路50を経由せずに電気的に接続される。ここで、第1霧化ユニット111Aに備えられた一方の電極(キャップ部材180側とは反対側の電極)及び第2霧化ユニット111Bに備えられた一方の電極(キャップ部材180側とは反対側の電極)は制御回路50と電気的に接続される。
(作用及び効果)
変更例1においては、制御部51は、V及びVに基づいてDを算出するとともに、Dに基づいて電力量を制御する。従って、各発生部111Rの構成(特に、電気抵抗値)によって電池の出力電圧値が変動し得る場合であっても、所望量の電力を発生部111R及び発生部111Rを供給することができる。
[変更例2]
以下において、実施形態の変更例2について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例2では、複数の霧化ユニット111のそれぞれに設けられる発生部111Rの回路構成のバリエーションについて説明する。
第1に、図8に示すように、第1霧化ユニット111Aに設けられる発生部111R及び第2霧化ユニット111Bに設けられる発生部111Rは、並列接続によって電気的に接続されてもよい。このようなケースにおいて、発生部111Rを構成する抵抗発熱体は、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路を横断するように延びるコイル状の形状を有することが好ましい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100X内において並列的な位置関係にて配置されることが好ましい。
このようなケースにおいて、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bを互いに接続する際に、発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC)を介して電気的に接続される。発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC)を介する電気回路上において制御回路50を経由せずに電気的に接続される。ここで、第1霧化ユニット111Aに備えられた電極対及び第2霧化ユニット111Bに備えられた電極対はいずれも制御回路50と電気的に接続される。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bに備えられた同極(+極又は−極)の電極はECを共有する。
第2に、図9に示すように、第1霧化ユニット111Aに設けられる発生部111R及び第2霧化ユニット111Bに設けられる発生部111Rは、直列接続によって電気的に接続されてもよい。このようなケースにおいて、発生部111Rを構成する抵抗発熱体は、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路を横断するように延びるコイル状の形状を有することが好ましい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100X内において並列的な位置関係にて配置されることが好ましい。
このようなケースにおいて、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bを互いに接続する際に、発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC)を介して電気的に接続される。発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC)を介する電気回路上において制御回路50を経由せずに電気的に接続される。ここで、第1霧化ユニット111Aに備えられた一方の電極(ECとは反対側の電極)及び第2霧化ユニット111Bに備えられた一方の電極(ECとは反対側の電極)は制御回路50と電気的に接続される。
第3に、図10に示すように、第1霧化ユニット111Aに設けられる発生部111R及び第2霧化ユニット111Bに設けられる発生部111Rは、並列接続によって電気的に接続されてもよい。このようなケースにおいて、発生部111Rを構成する抵抗発熱体は、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路に沿って延びるコイル状の形状を有することが好ましい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100X内において並列的な位置関係にて配置されることが好ましい。
このようなケースにおいて、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bを互いに接続する際に、発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC、EC)を介して電気的に接続される。発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC、EC)を介する電気回路上において制御回路50を経由せずに電気的に接続される。ここで、接続点(EC、EC)は制御回路50と電気的に接続される。
第4に、図11に示すように、第1霧化ユニット111Aに設けられる発生部111R及び第2霧化ユニット111Bに設けられる発生部111Rは、直列接続によって電気的に接続されてもよい。このようなケースにおいて、発生部111Rを構成する抵抗発熱体は、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路に沿って延びるコイル状の形状を有することが好ましい。一方で、発生部111Rを構成する抵抗発熱体は、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路を横断するように延びるコイル状の形状を有することが好ましい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100X内において直列的な位置関係にて配置されることが好ましい。
このようなケースにおいて、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bを互いに接続する際に、発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC、EC)を介して電気的に接続される。発生部111R及び発生部111Rは、接続点(EC、EC)を介する電気回路上において制御回路50を経由せずに電気的に接続される。ここで、第1霧化ユニット111Aに備えられた電極対は制御回路50と電気的に接続される。
[変更例3]
以下において、実施形態の変更例3について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例3では、複数の霧化ユニット111の位置関係及び発生部111Rを構成する抵抗発熱体の構成のバリエーションについて説明する。
例えば、図12に示すように、第1本体ユニット110は、第1霧化ユニット111Aを収容する筒体111Xin及び第2霧化ユニット111Bを収容する筒体111Xoutを有する。筒体111Xin及び筒体111Xoutは、同軸の筒状形状を有しており、筒体111Xoutは、筒体111Xinの外側に配置される。具体的には、第1霧化ユニット111Aは、筒体111Xinの内側に配置されており、第2霧化ユニット111Bは、筒体111Xinと筒体111Xoutとの間に配置される。
ここで、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体111Xout内において同軸かつ内外の関係で配置されており、このような位置関係は、並列的な位置関係と考えてよい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bに設けられる発生部111Rは、インレット120Aからアウトレット200Aに連通する空気流路に沿って延びるコイル状の抵抗発熱体によって構成される。なお、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bの基本的な構成は、変更例1(図7)と同様であるため、その詳細な説明については省略する。
このような構成によれば、第1霧化ユニット111Aから発生するエアロゾルは、筒体111Xinの内側の空間によって構成される空気流路を通る。一方で、第2霧化ユニット111Bから発生するエアロゾルは、筒体111Xinと筒体111Xoutとの間の空間によって構成される空気流路を通る。
[変更例4]
以下において、実施形態の変更例4について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例4では、発生部111Rに供給される電力の制御のバリエーションについて説明する。
具体的には、制御部51は、上述したように、Dに基づいて補正された電力量(すなわち、D×E)に従って、複数の発生部111Rに供給される電力を制御する。このようなケースにおいて、制御部51は、発生部111R及び発生部111Rに電圧が印加されている状態においてVを取得するとともに、補正項Dを設定することが好ましい。
制御部51は、発生部111R及び発生部111Rが、直列接続によって電気的に接続されるケースにおいて、R及びRに基づいて補正項Dを算出するとともに、Dに基づいて発生部111Rに供給される電力量を制御してもよい。例えば、制御部51は、D=(R+R/R の式に従って補正項Dを算出する。具体的には、制御部51は、上述したように、Dに基づいて補正された電力量(すなわち、D×E)、或いは、D及びDに基づいて補正された電力量(すなわち、D×D×E)に従って、発生部111Rに供給される電力を制御する。
:発生部111Rの電気抵抗値
:発生部111Rの電気抵抗値
このような構成によれば、発生部111Rの接続個数や各発生部111Rの構成(電気抵抗値)によって電池の出力電圧値Vが変動し得る場合であっても、発生部111Rに供給される電力量を安定化することができる。なお、発生部111Rに供給される電力量を安定化するためには、補正項DがD=(R+R/R の式に従って算出されればよい。
ここで、第2霧化ユニット111Bが接続されていない状態で第1霧化ユニット111Aの発生部111Rの電気抵抗値を検出できるケース(例えば、実施形態の図5に示すケース)において、制御部51は、発生部111Rの電気抵抗値と、発生部111R及び発生部111Rの合成抵抗値とを取得してもよい。例えば、制御部51は、第1霧化ユニット111Aが電気的に接続された状態で発生部111Rの電気抵抗値を検出し、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bが電気的に接続された状態で合成電気抵抗値を検出する。このような構成によれば、また、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bがメモリ111Mを有していなくても、発生部111R及び発生部111Rの電気抵抗値を取得することが可能である。
一方で、第2霧化ユニット111Bが接続されていない状態で第1霧化ユニット111Aの発生部111Rの電気抵抗値を検出できないケース(例えば、変更例1の図7に示すケース)において、制御部51は、第1霧化ユニット111Aに設けられたメモリ111Mから発生部111Rの電気抵抗値を読み出すとともに、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bが電気的に接続された状態で合成抵抗値を検出する。このような構成によれば、第2霧化ユニット111Bがメモリ111Mを有していなくても、発生部111R及び発生部111Rの電気抵抗値を取得することが可能である。
さらに、第2霧化ユニット111Bが接続されていない状態で第1霧化ユニット111Aの発生部111Rの電気抵抗値を検出できるか否かによらずに、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bの双方がメモリ111Mを有していてもよい。
[変更例5]
以下において、実施形態の変更例5について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
具体的には、実施形態では、メモリ111Mが有する情報は、霧化ユニット111の固有パラメータ(a,b,TMIN,TMAX)、発生部111Rの電気抵抗値(R)及び吸引成分源の残量(M)を示す残量情報である。これに対して、変更例1では、メモリ111Mが有する情報は、これらの情報と対応付けられた識別情報である。
このようなケースにおいて、制御部51は、香味吸引器10に接続される外部装置にアクセスして、識別情報に対応する情報を外部装置から取得してもよい。外部装置は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットなどである。外部装置に対するアクセス方式は、USB方式であってもよく、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)などの無線方式であってもよい。
或いは、各種のパラメータと対応付けられた識別情報を有する情報源は、霧化ユニット111に設けられるメモリ111Mではなくて、霧化ユニット111とは別に設けられる媒体などであってもよい。媒体は、例えば、識別情報が表された紙媒体(霧化ユニット111の外側面に貼付されるラベル、霧化ユニット111と同梱される説明書、霧化ユニット111を収容する箱などの入れ物など)である。
このようなケースにおいて、制御部51は、媒体に表示された識別情報を読み取る機能(例えば、バーコードリーダ機能)を有しており、媒体から識別情報を読み取る。
[変更例6]
以下において、実施形態の変更例6について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例6において、香味吸引器10は、図13に示すように、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されたときに、発生部111Rと電気的に並列接続で導通される発生部111RBを有する。具体的には、香味吸引器10は、発生部111Rと発生部111RBとを並列に電気接続する電気経路302を有し、電気経路302の一部は第2霧化ユニット111Bに設けられている。発生部111RBは、第2霧化ユニット111Bに設けられている。
変更例6では、電気経路302は、第2本体ユニット120(制御回路50)と第1霧化ユニット111Aとを電気的に接続する電気端子300a,300b,301a,301bを含み、第1霧化ユニット111Aと第2霧化ユニット111Bとを電気的に接続する電気端子302a,302b,303a,303bを含む。発生部111RBは発生部111Rと並列に接続されるため、発生部111Rに印加される電圧値(VIN−VOUT)と実質的に等しい電圧が発生部111RBに印加される。
香味吸引器10は、発生部111R及び発生部111RBと直列に電気接続され、既知の電気抵抗値を有する既知抵抗器310を有していてよい。既知抵抗器310は、第2本体ユニット120(制御回路50)に設けられることが好ましい。既知抵抗器310には、発生部111Rの出力電圧VOUTとグランド電極との差に相当する電圧が印加される。
制御部51は、発生部111Rと発生部111RBとの合成抵抗値Rcと、発生部111Rの電気抵抗値Rとの差に基づき、第1霧化ユニット111Aと第2霧化ユニット111Bとの接続を検知するよう構成されている。第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されていないときに、制御回路50の電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値は、発生部111Rの電気抵抗値Rと実質的に一致する。第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されているときに、制御回路50の電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値は、実質的に、発生部111Rの電気抵抗値Rと発生部111RBの電気抵抗値Rとの合成抵抗値Rc(<R)となる。したがって、制御部51は、発生部111Rの電気抵抗値Rと合成抵抗値Rcとの差に基づき、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されているかどうかを検知することができる。
具体的な例として、制御部51は、以下のような手順で、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されているかどうかを検知することができる。まず、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されていないときに、制御部51が発生部111Rの電気抵抗値Rを測定する。電気抵抗値Rは、制御部51のメモリに記憶させておく。制御部51は、所定のタイミングで、電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値を測定する。この電気抵抗値は、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されたときに、上記の合成抵抗値Rc(<R)となる。制御部51は、電気抵抗値Rよりも小さい電気抵抗値を検出したときに、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されていると判断する。なお、電気抵抗値の測定精度を考慮し、制御部51は、電気抵抗値Rよりも十分に小さい電気抵抗値を検出したときに、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されていると判断してもよい。
制御部51が、電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値を測定するタイミングは、ユーザが吸引動作を行ったときであることが好ましい。例えば、空気流路内に設けられたセンサが吸引動作を検知したときに、制御部51が電気抵抗値を測定する。
この代わりに、ユーザが発生部111Rを駆動するスイッチ、例えば押しボタンを押したときに、制御部51が、電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値を測定してもよい。また、制御部51は、所定の時間間隔ごとに、電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値を測定してもよい。
また、制御部51は、発生部111R(又は/及び発生部111RB)の通電を許容しないスリープモード(省電力モード)から発生部111R(又は/及び発生部111RB)を制御可能なレディモードへ切り替えられたときに、電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値を測定してもよい。スリープモードからレディモードへの切り替えは、例えば、スリープモード中に押しボタンが所定時間以上押されたとき、又はスリープモード中にユーザにより特定パターンの吸い込み動作(例えば、2秒程度の短時間での吸い込み動作を所定時間内で3回行う等)が行われたときに実行される。
さらに、香味吸引器10がユーザ認証機能を有している場合、制御部51は、ユーザ認証のための動作が行われたタイミングで、電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値を測定してもよい。ユーザ認証は、例えば、空気流路内に設けられたセンサによってユーザによる吸引動作の特徴を検出することによって行うことができる。もっとも、ユーザ認証の方法は、この例に限定されるものではない。
なお、電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値は、以下のように測定することができる。まず、発生部111Rへの入力電圧VINと、発生部111Rの出力電圧VOUT(=既知抵抗器310の入力電圧)と、を測定する。電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値Rは、電圧値VIN,VOUTと既知抵抗器310の電気抵抗値Rを用いて、以下の式により算出される:
R=((VIN−VOUT)/VOUT)×R
第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されていない場合には、上式から、実質的に発生部111Rの電気抵抗値Rが算出される。また、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されている場合には、上式から、実質的に合成抵抗値Rcが算出される。
上記のように、制御部51は、既知抵抗器310の電気抵抗値Rを用いて合成抵抗値Rcを推定するよう構成されていることが好ましい。図13に示す既知抵抗器310の配置は一例である。既知抵抗器310は、発生部111Rの電気抵抗値R、発生部111Rと発生部111RBとの合成抵抗値Rcを測定可能であれば、電気回路上の任意の位置に配置されていてよい。なお、既知抵抗器310の電気抵抗値Rは、10mΩ〜100mΩの範囲であってよい。
制御部51は、第1霧化ユニット111Aと第2霧化ユニット111Bとの接続を検知した後に、発生部111R(又は/及び発生部111RB)へ供給する電力量の制御、又は香味吸引器10に備えられた報知手段の報知制御を行ってもよい。報知手段としては、例えば、発光素子、音声出力デバイス、Haptics等の感覚フィードバックデバイス等が挙げられる。報知手段として感覚フィードバックデバイスを用いる場合には、例えば発振素子等を具備し、振動をユーザに伝達することによって報知を行っても良い。
制御部51は、合成抵抗値Rcと発生部111Rの電気抵抗値Rとの差が所定の第1閾値以下の場合に発生部111Rへ電力供給を禁止するよう構成されていてよい。これにより、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されていないときに、香味吸引器10を使用できないようにすることができる。また、正規の第2霧化ユニット111Bとは異なり、発生部111RBを有していない非正規の部品が第1霧化ユニット111Aに接続されたときに、発生部111Rへ電力を供給しないようにすることで、非正規品の使用を禁止することができる。
また、制御部51は、合成抵抗値Rcと発生部111Rの電気抵抗値Rとの差が所定の第2閾値(前述の第1閾値よりも大きい値)以上の場合に発生部111Rへ電力供給を禁止するよう構成されていてもよい。これにより、電気端子302aと電気端子302bとの間で短絡が生じたときに、発生部111Rへの電力供給を停止することができる。
さらに、制御部51は、合成抵抗値Rcと発生部111Rの電気抵抗値Rとの差が上記の所定の第1閾値以下の場合と、上記の所定の第2閾値以上の場合に、発生部111Rへの電力供給を停止してもよい。これにより、正規品の発生部111RBの電気抵抗値とは全く異なる電気抵抗値を有する抵抗器を備えた非正規品が第1霧化ユニット111Aに接続された場合に、発生部111Rへ電力供給を禁止することができる。
上述したケースでは、制御部51は、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されていないときに、発生部111Rの電気抵抗値Rを測定するとともに、測定された電気抵抗値Rを制御部51のメモリに記憶させる。しかしながら、変更例6はこれに限定されるものではない。発生部111Rの電気抵抗値Rは、第1霧化ユニット111Aのメモリ111Mに記憶されており、制御部51は、発生部111Rの電気抵抗値Rを測定せずに、第1霧化ユニット111Aのメモリ111Mから発生部111Rの電気抵抗値Rを読み出してもよい。
さらに、発生部111Rの電気抵抗値Rが第1霧化ユニット111Aのメモリ111Mに記憶されており、発生部111Rの電気抵抗値Rが第2霧化ユニット111Bのメモリ111Mに記憶されていてもよい。このようなケースにおいて、制御部51は、メモリ111Mから読み出された電気抵抗値R及びRに基づいて発生部111R及び発生部111Rの合成抵抗値Rcを算出してもよい。制御部51は、電気端子300a及び電気端子300bに接続される電気回路の電気抵抗値の測定値(すなわち、上述した合成抵抗値Rcの測定値)と発生部111Rの電気抵抗値Rとの比較結果ではなく、第1霧化ユニット111Aのメモリ111Mから読み出された電気抵抗値Rと合成抵抗値Rcの算出値との比較結果に基づいて、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されているか否かを判定してもよい。例えば、制御部51は、第1霧化ユニット111Aのメモリ111Mから読み出された電気抵抗値Rと合成抵抗値Rcの算出値との差が所定値以上である場合に、第2霧化ユニット111Bが第1霧化ユニット111Aに接続されていると判定する。このようなケースにおいて、既知抵抗器310は設けられていなくてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、第1霧化ユニット111Aに設けられる発生部111R(発生部111R)は、電池から供給される電力によって第1吸引成分源から第1吸引成分を発生させる第1発生部の一例である。同様に、第2霧化ユニット111Bに設けられる発生部111R(発生部111R)は、電池から供給される電力によって第2吸引成分源から第2吸引成分を発生させる第2発生部の一例である。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。具体的には、第1発生部及び第2発生部は、抵抗発熱体によって構成されていなくてもよい。例えば、第1発生部及び第2発生部は、加熱を伴わずに超音波霧化によってエアロゾルを発生させる部材であってもよい。或いは、第1発生部及び第2発生部は、霧化を伴わずに吸引成分源の加熱によって吸引成分を発生させる部材であってもよい。第1発生部及び第2発生部が吸引成分を発生させる方式(霧化方式や加熱方式)は互いに異なっていてもよい。例えば、第1発生部及び第2発生部を構成する抵抗発熱体の電気抵抗値は互いに異なっていてもよい。第1発生部及び第2発生部から発生する吸引成分の量は互いに異なっていてもよい。第1発生部及び第2発生部のいずれか一方からエアロゾルが発生しなくてもよい。
実施形態では、第1吸引成分源及び第2吸引成分源は、エアロゾル源である。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。具体的には、第1吸引成分源及び第2吸引成分源は、エアロゾル源を含まずにメンソールなどの香味成分を含む部材であってもよい。第1吸引成分源及び第2吸引成分源の組成や種類は互いに異なっていてもよい。第1吸引成分源及び第2吸引成分源は、液体であってもよく、固体であってもよい。第1吸引成分源及び第2吸引成分源の一方が液体であって、第1吸引成分源及び第2吸引成分源の他方が固体であってもよい。
実施形態では、第1吸引成分源は、第1発生部を有するユニットに組み込まれており、第2吸引成分源は、第2発生部を有するユニットに組み込まれている。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。第1吸引成分源は、第1発生部を有するユニットとは別体の貯留ユニットに貯留されてもよく、第2吸引成分源は、第2発生部を有するユニットとは別体の貯留ユニットに貯留されてもよい。
実施形態では、第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100Xに対して着脱可能に構成されてもよい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは互いに着脱可能に構成されてもよい。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは、筒体100Xに対して固定的に取り付けられてもよい。第1霧化ユニット111A及び第2霧化ユニット111Bは一体のユニットであってもよい。

Claims (17)

  1. 電力を蓄積する電池と、
    前記電池から供給される電力によって第1吸引成分源から第1吸引成分を発生させる第1発生部と、
    前記電池から供給される電力によって第2吸引成分源から第2吸引成分を発生させる第2発生部と、
    前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量を制御する制御部とを備え、
    前記第1発生部及び前記第2発生部は、インレットからアウトレットに連通する空気流路上に設けられており、
    前記第1発生部及び前記第2発生部は、並列接続又は直列接続によって電気的に接続されており、
    前記電池の出力電圧値は、Vによって表され、
    前記電池の基準電圧値は、Vによって表され、
    前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量の補正項は、Dによって表され、
    前記制御部は、前記V及び前記Vに基づいて前記Dを算出するとともに、前記Dに基づいて前記電力量を制御することを特徴とする香味吸引器。
  2. 前記第2発生部は、前記空気流路上において前記第1発生部と比べて下流側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の香味吸引器。
  3. 前記第1発生部及び前記第2発生部は、直列接続によって電気的に接続されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の香味吸引器。
  4. 電力を蓄積する電池と、
    前記電池から供給される電力によって第1吸引成分源から第1吸引成分を発生させる第1発生部と、
    前記電池から供給される電力によって第2吸引成分源から第2吸引成分を発生させる第2発生部とを備え、
    前記第1発生部及び前記第2発生部は、インレットからアウトレットに連通する空気流路上に設けられており、
    前記第1発生部及び前記第2発生部は、並列接続又は直列接続によって電気的に接続されており、
    前記第1発生部及び前記第2発生部の少なくとも一方は、前記空気流路に沿って延びるコイル状の抵抗発熱体によって構成されることを特徴とする香味吸引器。
  5. 前記第1発生部を少なくとも有する第1ユニットと、
    前記第2発生部を少なくとも有する第2ユニットとを備え、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットは別体であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の香味吸引器。
  6. 前記第2ユニットは、前記第1ユニットに対して着脱可能に構成されることを特徴とする請求項5に記載の香味吸引器。
  7. 前記第1発生部及び前記第2発生部は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットを接続する際に接続点又は導電部材を介して電気的に接続され、
    前記第1発生部及び前記第2発生部は、前記接続点又は前記導電部材を介する電気回路上において前記制御部を経由せずに電気的に接続されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の香味吸引器。
  8. 前記第1吸引成分源及び前記第2吸引成分源の少なくともいずれかは、エアロゾル源であり、
    前記第1発生部及び前記第2発生部の少なくともいずれかは、前記エアロゾル源を霧化する霧化部であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の香味吸引器。
  9. 前記霧化部は、抵抗発熱体によって構成されることを特徴とする請求項8に記載の香味吸引器。
  10. 前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量を制御する制御部を備え、
    前記電池の出力電圧値は、Vによって表され、
    前記電池の基準電圧値は、Vによって表され、
    前記第1発生部及び前記第2発生部に供給される電力量の補正項は、Dによって表され、
    前記制御部は、前記V及び前記Vに基づいて前記Dを算出するとともに、前記Dに基づいて前記電力量を制御することを特徴とする請求項4に記載の香味吸引器。
  11. 前記制御部は、D=V /V の式に従って前記Dを算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3及び請求項10のいずれかに記載の香味吸引器。
  12. 前記制御部は、前記第1発生部及び前記第2発生部の少なくともいずれか一方に電圧が印加されている状態において前記Vを取得することを特徴とする請求項1乃至請求項3、請求項10及び請求項11のいずれかに記載の香味吸引器。
  13. 前記第1発生部及び前記第2発生部は、抵抗発熱体によって構成されており、
    前記制御部は、前記第1発生部の電気抵抗値と、前記第1発生部及び前記第2発生部の合成抵抗値とを取得することを特徴とする請求項1乃至請求項3、請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の香味吸引器。
  14. 前記第1発生部及び前記第2発生部は、直列接続によって電気的に接続されており、
    前記第1発生部及び前記第2発生部は、抵抗発熱体によって構成されており、
    前記第1発生部の電気抵抗値は、Rによって表され、
    前記第2発生部の電気抵抗値は、Rによって表され、
    前記第1発生部に供給される電力量の補正項は、Dによって表され、
    前記R及び前記Rに基づいて前記Dを算出するとともに、前記Dに基づいて前記第1発生部に供給される電力量を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の香味吸引器。
  15. 前記制御部は、D=(R+R/R の式に従って前記Dを算出することを特徴とする請求項14に記載の香味吸引器。
  16. 前記第1発生部は、抵抗発熱体によって構成されており、
    前記第1発生部の電気抵抗値又は前記第1発生部の電気抵抗値と対応付けられた識別情報を有する情報源を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の香味吸引器。
  17. 前記制御部は、1回のパフ動作で前記第1発生部に供給される電力量が上限閾値を超えないように、前記第1発生部に供給される電力量を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の香味吸引器。
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