JP7158557B2 - 香味成分生成制御装置、香味成分生成装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

香味成分生成制御装置、香味成分生成装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、香味成分生成制御装置、香味成分生成装置、制御方法及びプログラムに関する。
電子タバコやネブライザなど、ユーザに吸引される香味成分が付与された気体を生成する香味成分生成装置が普及している。香味成分生成装置には、例えば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル源やエアロゾルに香味を付与するための香味源などの、香味成分が付与された気体の生成に寄与する要素が装着されて、これら要素に蓄積された内容物が気体生成の度に消費される。ユーザは、これら香味成分生成装置により生成された、香味成分が付与された気体を吸引する(以下、パフとも称する)ことで、気体と共に香味を味わうことができる。
十分な吸引体験をユーザに提供しつつ要素の有効活用を図るためには、要素に蓄積された内容物が消費されきったタイミングで、要素が交換されることが望ましい。そのための技術の一例として、下記特許文献1には、挿入された喫煙物品を加熱して吸引可能にするデバイスを用いて行われた吸引回数をカウントし、吸引回数が所定の最大吸引回数に達した場合にその旨をユーザに通知する技術が開示されている。
特開2018-93877号公報
上記特許文献1に開示された技術によれば、適切なタイミングで喫煙物品の交換を促すことができるようにも思える。しかしながら、吸引回数が最大吸引回数に達するよりも前に、別の喫煙物品に交換され得ることを考慮すれば、適切なタイミングで喫煙物品の交換を促すことができるとも限らない。例えば、交換前の吸引回数と交換後の吸引回数との累計が最大吸引回数に達したタイミングで、即ち、交換後の吸引回数が最大吸引回数に達するよりも前の、交換後の喫煙物品に内容物が残存しているタイミングで、交換が促されてしまう。これにより、ユーザに提供される吸引体験の質が劣化し得る。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、香味成分生成装置により提供される吸引体験の質をより向上させることが可能な仕組みを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、蓄積された内容物を消費することにより、香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部を有する香味成分生成装置を制御する香味成分生成制御装置であって、前記装着部に装着されたことのある複数の前記要素の各々について、前記要素の識別情報と、香味成分が付与された気体の生成において消費された前記内容物の消費量を示すパラメータと、を対応付けて記憶部に記憶させる処理を制御する制御部と、を有することを特徴とする、香味成分生成制御装置が提供される。
前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素が交換のタイミングに達したことを示す情報を通知する処理を制御してもよい。
前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素により香味成分が付与される気体を生成する気体生成部への電力の供給を停止する処理を制御してもよい。
前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記装着部への前記要素の装着を解消する処理を制御してもよい。
前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素に含まれる電気回路を開く処理を制御してもよい。
前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素について記憶された前記識別情報及び前記パラメータを前記記憶部から削除してもよい。
前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達してから所定時間経過後に、前記要素について記憶された前記識別情報及び前記パラメータを前記記憶部から削除してもよい。
前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素の前記識別情報と使用済みであることを示す情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させてもよい。
前記制御部は、前記要素の前記内容物が最初に消費された時点からの経過時間に基づいて、前記閾値を設定してもよい。
前記制御部は、前記経過時間が長いほど前記閾値を小さな値に設定してもよい。
前記制御部は、前記要素をとりまく環境の履歴に基づいて、単位時間あたりの前記閾値の下げ幅を制御してもよい。
前記制御部は、前記要素に付された情報コードの読み取り結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得してもよい。
前記制御部は、前記要素に付された記憶媒体に記憶された情報の読み取り結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得してもよい。
前記制御部は、前記要素の形状の検出結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得してもよい。
前記制御部は、前記要素に含まれる成分の検出結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得してもよい。
前記制御部は、前記要素の香味源に含まれる香味成分の検出結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得してもよい。
前記要素は、エアロゾル源を含んでもよい。
前記要素は、気体に付与される香味成分を有する香味源を含んでもよい。
前記パラメータは、前記内容物の累積の消費回数であってもよい。
前記パラメータは、前記内容物の累積の消費時間であってもよい。
前記パラメータは、前記香味成分生成装置及び他の香味成分生成装置に前記要素が装着された状態での、香味成分が付与された気体の生成において消費された前記内容物の消費量の合計を示してもよい。
前記記憶部は、前記香味成分生成制御装置とネットワークを介して接続される外部装置に有されてもよい。
前記記憶部は、前記要素に有されてもよい。
前記装着部には、複数の前記要素が装着可能であり、前記制御部は、前記装着部に装着された複数の前記要素のうち選択された一部の前記要素に香味成分が付与された気体の生成に寄与させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、蓄積された内容物を消費することにより、香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部と、前記装着部に装着されたことのある複数の前記要素の各々について、前記要素の識別情報と、香味成分が付与された気体の生成において消費された前記内容物の消費量を示すパラメータと、を対応付けて記憶部に記憶させる処理を制御する制御部と、を有することを特徴とする、香味成分生成装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、蓄積された内容物を消費することにより、香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部を有する香味成分生成装置を制御するための制御方法であって、前記装着部に装着されたことのある複数の前記要素の各々について、前記要素の識別情報と、香味成分が付与された気体の生成において消費された前記内容物の消費量を示すパラメータと、を対応付けて記憶部に記憶させる処理を制御すること、を含むことを特徴とする、制御方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、蓄積された内容物を消費することにより、香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部を有する香味成分生成装置を制御するコンピュータを、前記装着部に装着されたことのある複数の前記要素の各々について、前記要素の識別情報と、香味成分が付与された気体の生成において消費された前記内容物の消費量を示すパラメータと、を対応付けて記憶部に記憶させる処理を制御する制御部、として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、香味成分生成装置により提供される吸引体験の質をより向上させることが可能な仕組みが提供される。
本発明の一実施形態に係る吸引装置の構成例を示す図である。 同実施形態に係る吸引装置の外観構成の一例を示す図である。 同実施形態に係る要素の認証方法の一例を説明するための図である。 同実施形態に係る要素の認証方法の一例を説明するための図である。 同実施形態に係る要素の認証方法の一例を説明するための図である。 同実施形態に係る収容部へのカプセルの装着の解消処理の一例を説明するための図である。 同実施形態に係る吸引装置において実行されるエアロゾル生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<<1.提案技術の概要>>
提案技術は、香味成分生成制御装置に関する。香味成分生成制御装置とは、香味成分生成装置による香味成分が付与された気体の生成を制御する装置である。香味成分生成装置は、蓄積された内容物を消費することにより、香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が装着される装着部を有し、装着部に装着された要素に蓄積された内容物を消費することで、香味成分が付与された気体を生成する。とりわけ、香味成分生成制御装置は、香味成分生成装置に装着されたことのある複数の要素の各々について、要素の識別情報と、香味成分が付与された気体の生成において消費された内容物の消費量を示すパラメータと、を対応付けて記憶部に記憶させる処理を制御する。これにより、香味成分が付与された気体の生成において消費された内容物の消費量が、要素ごとに管理されることとなる。
提案技術において、内容物が消費され切る(以下、寿命に達する、又は使用済みとも称する)よりも前に、別の要素に交換されたとしても、交換後の要素の内容物の消費量は、交換前の要素の内容物の消費量とは別に管理される。そのため、要素を交換すると、交換後の要素の内容物が残存しているのに交換が促される、といった吸引体験の質の劣化を、防止することが可能となる。そして、交換後の要素の内容物が消費され切ったタイミングで、交換を促すことが可能となる。
<<2.構成例>>
(1)内部構成
以下、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る吸引装置の構成例を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る吸引装置100の構成例を示す図である。
図1に示すように、吸引装置100は、第1の部材110及び第2の部材120を備える。図示されるように、一例として、第1の部材110は、通知部111、バッテリ112、センサ113、記憶部114、及び制御部115を含んでもよい。一例として、第2の部材120は、リザーバ121、霧化部122、空気取込流路123、エアロゾル流路124及び吸口部125を含んでもよい。第1の部材110内に含まれる構成要素の一部が第2の部材120内に含まれてもよい。第2の部材120内に含まれる構成要素の一部が第1の部材110内に含まれてもよい。第2の部材120は、第1の部材110に対して着脱可能に構成されてもよい。あるいは、第1の部材110及び第2の部材120内に含まれるすべての構成要素が、第1の部材110及び第2の部材120に代えて、同一の筐体内に含まれてもよい。
また、図1に示すように、吸引装置100は、第3の部材130を備える。一例として、第3の部材130は、香味源131を含んでもよい。一例として、吸引装置100が電子たばこである場合、香味源131は、たばこに含まれる香喫味成分を含んでもよい。第3の部材130は、第2の部材120に対して着脱可能に構成されてもよい。あるいは、第2の部材120及び第3の部材130内に含まれるすべての構成要素が、第2の部材120及び第3の部材130に代えて、同一の筐体内に含まれてもよい。また、第1の部材110又は第2の部材120内に含まれる構成要素の一部が第3の部材130内に含まれてもよい。
リザーバ121は、エアロゾル源を保持する。例えば、リザーバ121は、繊維状又は多孔質性の素材から構成され、繊維間の隙間や多孔質材料の細孔に液体としてのエアロゾル源を保持する。前述した繊維状又は多孔質性の素材には、例えばコットンやガラス繊維、またはたばこ原料などを用いることができる。リザーバ121は、液体を収容するタンクとして構成されてもよい。エアロゾル源は、例えば、グリセリンやプロピレングリコールといった多価アルコール、水などの液体である。吸引装置100がネブライザ等の医療用吸入器である場合、エアロゾル源はまた、患者が吸入するための薬剤を含んでもよい。別の例として、エアロゾル源は、加熱することによって香喫味成分を放出するたばこ原料やたばこ原料由来の抽出物を含んでいてもよい。この場合、第3の部材130が装着されずとも、香味成分を含むエアロゾルが生成される。リザーバ121は、消費されたエアロゾル源を補充することができる構成を有してもよい。あるいは、リザーバ121は、エアロゾル源が消費された際にリザーバ121自体を交換することができるように構成されてもよい。また、エアロゾル源は液体に限られるものではなく、固体でも良い。エアロゾル源が固体の場合のリザーバ121は、例えば繊維状又は多孔質性の素材を用いない空洞の容器であっても良い。
霧化部122は、エアロゾル源を霧化してエアロゾルを生成するように構成される。センサ113によって吸引動作が検出されると、霧化部122はエアロゾルを生成する。例えば、ウィック(図示せず)が、リザーバ121と霧化部122とを連結するように設けられてもよい。この場合、ウィックの一部はリザーバ121の内部に通じ、エアロゾル源と接触する。ウィックの他の一部は霧化部122へ延びる。エアロゾル源は、ウィックの毛細管効果によってリザーバ121から霧化部122へと運ばれる。一例として、霧化部122は、バッテリ112に電気的に接続されたヒータを備える。ヒータは、ウィックと接触又は近接するように配置される。吸引動作が検出されると、制御部115は、霧化部122のヒータを制御し、ウィックを通じて運ばれたエアロゾル源を加熱することによって当該エアロゾル源を霧化する。霧化部122の別の例は、エアロゾル源を超音波振動によって霧化する超音波式霧化器であってもよい。霧化部122には空気取込流路123が接続され、空気取込流路123は吸引装置100の外部へ通じている。霧化部122において生成されたエアロゾルは、空気取込流路123を介して取り込まれた空気と混合される。エアロゾルと空気の混合流体は、矢印126で示されるように、エアロゾル流路124へと送り出される。エアロゾル流路124は、霧化部122において生成されたエアロゾルと空気との混合流体を吸口部125まで輸送するための管状構造を有する。
香味源131は、エアロゾルに香味を付与するための構成要素である。香味源131は、エアロゾル流路124の途中に配置される。霧化部122によって生成されたエアロゾルと空気との混合流体(以下、混合流体を単にエアロゾルと呼称する場合もあることに留意されたい)は、エアロゾル流路124を通って吸口部125まで流れる。このように、香味源131は、エアロゾルの流れに関して霧化部122よりも下流に設けられている。換言すれば、霧化部122よりも香味源131の方が、エアロゾル流路124の中で吸口部125に近い側に位置する。したがって、霧化部122によって生成されたエアロゾルは、香味源131を通過してから吸口部125へ達する。エアロゾルが香味源131を通過する際、香味源131に含まれる香喫味成分がエアロゾルに付与される。一例として、吸引装置100が電子たばこである場合、香味源131は、刻みたばこ、又はたばこ原料を粒状、シート状もしくは粉末状に成形した加工物などの、たばこ由来のものであってもよい。香味源131はまた、たばこ以外の植物(例えばミントやハーブ等)から作られた非たばこ由来のものであってもよい。一例として、香味源131は、ニコチン成分を含む。香味源131は、メントールなどの香料成分を含有してもよい。香味源131に加えて、リザーバ121も香喫味成分を含んだ物質を有してもよい。例えば、吸引装置100は、香味源131にたばこ由来の香味物質を保持し、リザーバ121には非たばこ由来の香味物質を含むように構成されてもよい。
吸口部125は、エアロゾル流路124の終端に位置し、エアロゾル流路124を吸引装置100の外部に対して開放するように構成される。図示されるように、エアロゾル流路124は、第2の部材120及び第3の部材130にわたって延在する。吸口部125は、第3の部材130に備えられる。
ユーザは、吸口部125を咥えて吸引することにより、香味が付与されたエアロゾルを含んだ空気を口腔内へ取り込むことができる。
通知部111は、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子、ディスプレイ、スピーカ、バイブレータなどを含んでもよい。通知部111は、必要に応じて、発光、表示、発声、振動などによって、ユーザに対して何らかの通知を行うように構成される。また、通知部111は、通信装置を含んでいてもよく、スマートフォン等の他のデバイスに情報を送信して、当該他のデバイスを介して情報をユーザに通知してもよい。
バッテリ112は、電力を蓄積し、通知部111、センサ113、記憶部114、霧化部122などの吸引装置100の各構成要素に電力を供給する電源である。バッテリ112は、吸引装置100の所定のポート(図示せず)を介して外部電源に接続することにより充電することができてもよい。バッテリ112のみを第1の部材110又は吸引装置100から取り外すことができてもよく、新しいバッテリ112と交換することができてもよい。また、第1の部材110全体を新しい第1の部材110と交換することによってバッテリ112を新しいバッテリ112と交換することができてもよい。
センサ113は、空気取込流路123及び/又はエアロゾル流路124内の圧力の変動を検出する圧力センサ又は流量を検出する流量センサを含んでもよい。センサ113はまた、リザーバ121等の構成要素の重量を検出する重量センサを含んでもよい。センサ113はまた、吸引装置100を用いたユーザによるパフの回数を計数するように構成されてもよい。センサ113はまた、霧化部122への通電時間を積算するように構成されてもよい。センサ113はまた、リザーバ121内の液面の高さを検出するように構成されてもよい。センサ113はまた、第1の部材110への第2の部材120の着脱、又は第2の部材120への第3の部材130の着脱を検出するように構成されてもよい。センサ113はまた、バッテリ112のSOC(State of Charge,充電状態)、電流積算値、電圧などを検出するように構成されてもよい。電流積算値は、電流積算法やSOC-OCV(Open Circuit Voltage,開回路電圧)法等によって求められてもよい。センサ113はまた、ユーザが操作可能な操作ボタンなどであってもよい。
制御部115は、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータとして構成された電子回路モジュールであってもよい。制御部115は、記憶部114に格納されたコンピュータ実行可能命令に従って吸引装置100の動作を制御するように構成されてもよい。記憶部114は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの記憶媒体である。記憶部114には、上記のようなコンピュータ実行可能命令のほか、吸引装置100の制御に必要な設定データ等が格納されてもよい。例えば、記憶部114は、通知部111の制御方法(発光、発声、振動等の態様等)、センサ113により検出された値、霧化部122の加熱履歴等の様々なデータを格納してもよい。制御部115は、必要に応じて記憶部114からデータを読み出して吸引装置100の制御に利用し、必要に応じてデータを記憶部114に格納する。
以下では、第1の部材110を電源ユニット110とも称し、第2の部材120をカートリッジ120とも称し、第3の部材130をカプセル130とも称する。
(2)外観構成
続いて、図2を参照しながら、吸引装置100の外観構成を説明する。図2は、本実施形態に係る吸引装置100の外観構成の一例を示す図である。図2に示す外観構成例によれば、電源ユニット110、カートリッジ120及びカプセル130の各々は、円柱状に構成される。
電源ユニット110は、一端に雄コネクタ116を有する。雄コネクタ116は、周方向に沿って延びるらせん状の突起を有する。また、カートリッジ120は、一端に雌コネクタ127を有する。雌コネクタ127は、周方向に沿って延びるらせん状の溝を有する。雄コネクタ116及び雌コネクタ127の螺合によって、カートリッジ120と電源ユニット110とが接続される。即ち、カートリッジ120は、電源ユニット110に着脱可能に装着される。
カートリッジ120は、雌コネクタ127を有する端部の反対側の端部に、円柱状の空間を形成する収容部128を有する。カプセル130は、電源ユニット110及びカートリッジ120と径が同一又は略同一である吸口部132と、吸口部132よりも径が小さい挿入部133とを含む。挿入部133は、収容部128に挿入されて、嵌合される。即ち、カプセル130は、カートリッジ120に着脱可能に装着される。ユーザは、電源ユニット110にカートリッジ120を装着し、カートリッジ120にカプセル130を装着した状態で、吸口部132を咥えて吸引することにより、香味が付与されたエアロゾルを含んだ空気を口腔内へ取り込むことができる。
(3)補足
提案技術によれば、香味成分生成装置は、蓄積された内容物を消費することにより、香味成分が付与された気体の生成に寄与する要素が、着脱可能に装着される装着部を有する。そして、香味成分生成装置は、香味成分生成制御装置による制御に従い、香味成分が付与された気体を生成する。一例として、カプセル130が要素に相当してもよい。この場合、電源ユニット110が香味成分生成制御装置に相当し、カートリッジ120が香味成分生成装置に相当する。そして、香味源131に含まれる香味成分が内容物に相当し、収容部128が装着部に相当し、エアロゾルが気体に相当する。香味成分生成装置に香味成分生成制御装置が含まれていてもよく、その場合、電源ユニット110及びカートリッジ120が香味成分生成装置に相当する。以下では、電源ユニット110及びカートリッジ120をまとめて吸引装置100とも称し、吸引装置100にカプセル130が着脱可能に装着されるものとする。
<<3.技術的特徴>>
(1)認証
制御部115は、吸引装置100に装着された要素を認証する。具体的には、制御部115は、カートリッジ120に装着されたカプセル130を認証する。ここでの認証とは、装着された要素を識別するための識別情報を取得することを指す。以下、図3~図5を参照しながら、要素の認証方法の一例を説明する。図3~図5は、本実施形態に係る要素の認証方法の一例を説明するための図である。
制御部115は、要素に付された情報コードの読み取り結果に基づいて、要素の識別情報を取得してもよい。図3には、挿入部133の外壁に情報コード134が付されたカプセル130Aが示されている。かかる情報コード134は、カプセル130Aに固有の識別情報を格納する。情報コード134は、図3に示した二次元コードの他、バーコード等であってもよい。例えば、カートリッジ120の収容部128の内壁に、情報コード134を読み取るための画像センサが設けられ、収容部128に装着されたカプセル130Aの情報コード134が読み取られる。そして、制御部115は、情報コード134の読み取り結果に基づいて、カプセル130Aの識別情報を取得する。
他の例として、制御部115は、要素に付された記憶媒体に記憶された情報の読み取り結果に基づいて、要素の識別情報を取得してもよい。図4には、挿入部133の外壁に記憶媒体135が付されたカプセル130Bが示されている。記憶媒体135は、例えば、RFID(Radio Frequency Identifier)技術におけるRFタグであり、近距離無線通信(例えば、NFC(Near Field Communication))を用いた情報の読み書きが可能である。例えば、電源ユニット110又はカートリッジ120に無線通信装置が設けられ、当該無線通信装置は、収容部128に装着されたカプセル130Bの記憶媒体135から識別情報を受信する。そして、制御部115は、記憶媒体135からの受信結果に基づいて、カプセル130Bの識別情報を取得する。
以上説明した認証方法によれば、カプセル130が一意に識別される。即ち、上記説明した識別情報によれば、カプセル130を一意に識別可能である。
ここで、カプセル130は、異なる種類の香味を味わうことを目的として、寿命に達するよりも前に他の種類の香味を有するカプセル130に交換され得る。かかる目的からすると、同一の香味を有するカプセル130への交換は生じにくい。よって、カプセル130は一意に識別されずとも、カプセル130が有する香味の種類(以下、カプセル130の種類とも称する)が識別され、香味の種類ごとに内容物の消費量が管理されれば十分であるとも言える。以下、カプセル130を、香味の種類によって識別する方法を説明する。即ち、以下に説明する識別情報によれば、カプセル130が有する香味の種類を識別可能である。
制御部115は、カプセル130の形状の検出結果に基づいて、カプセル130の識別情報を取得してもよい。図5には、香味の種類ごとに挿入部133の形状が異なる、カプセル130C及び130Dが示されている。カプセル130Cの挿入部133は円柱形状を有するのに対し、カプセル130Dの挿入部133は円柱と端部に向かって径が縮まる円錐台とから成る形状を有する。カプセル130の形状は、例えば、収容部128に設けられた圧力センサ(例えば、マイクロフォンコンデンサ)により検出される、収容部128の内壁にかかる圧力又は収容部128の内壁と挿入部133の外壁とにより形成される空間の気圧に基づいて、検出される。そして、制御部115は、カプセル130の形状の検出結果に基づいて、カプセル130の識別情報を取得する。他の一例として、カプセル130の形状は、電源ユニット110に含まれるセンサ113(例えば、マイクロフォンコンデンサ)により検出されてもよい。例えば、電源ユニット110及びカートリッジ120に、センサ113と収容部128とを連通する空間が設けられ、かかる空間の気圧に基づいてカプセル130の形状が検出され得る。
他の例として、制御部115は、カプセル130に含まれる成分の検出結果に基づいて、カプセル130の識別情報を取得してもよい。カプセル130に含まれる成分は、例えば、収容部128に設けられた、化学物質を検出可能な化学センサにより、検出される。そして、制御部115は、化学物質の検出結果に基づいて、カプセル130の識別情報を取得する。一例として、化学物質は香味成分であり、化学センサは匂いセンサであってもよく、制御部115は、カプセル130の香味源131に含まれる香味成分の検出結果に基づいて、カプセル130の識別情報を取得してもよい。カプセル130の種類ごとに、香味源131に含まれる香味成分(即ち、匂い)は異なる。香味源131に含まれる香味成分は、例えば、収容部128に設けられた匂いセンサにより検出される。もちろん、化学センサにより検出される化学物質は、香味成分に限定されず、香味を伴わない物質であってもよい。なお、カプセル130に含まれる成分(例えば、香味源131に含まれる香味成分)は、電源ユニット110に含まれるセンサ113(例えば、化学センサ又は匂いセンサ)により検出されてもよい。例えば、電源ユニット110及びカートリッジ120に、センサ113と収容部128とを連通する空間が設けられ、かかる空間から検出される化学物質に基づいてカプセル130に含まれる成分が検出され得る。
なお、カプセル130の認証方法は上記説明した例に限定されず、任意の認証方法が採用されてもよい。また、複数の認証方法が、組み合わせて用いられてもよい。
(2)消費量パラメータの管理
制御部115は、装着部に装着されたことのある複数の要素の各々について、要素の識別情報と、香味成分が付与された気体の生成において消費された内容物の消費量を示すパラメータ(以下、消費量パラメータとも称する)と、を対応付けて記憶部に記憶させる処理を制御する。例えば、制御部115は、吸引装置100にカプセル130が装着されると、装着されたカプセル130の識別情報を取得し、次いで取得した識別情報を記憶部に参照することで、当該カプセル130の消費量パラメータを取得する。かかる消費量パラメータは、当該カプセル130の、既に消費された内容物の量を示す。そして、制御部115は、ユーザによりパフ動作が行われると、取得した消費量パラメータに、当該パフ動作において消費された内容物の消費量を示す消費量パラメータを加算し、加算後の消費量パラメータを記憶部に記憶させる。このように、制御部115は、パフ動作が行われる度に、記憶部に記憶された消費量パラメータを更新する。
消費量パラメータは、要素に蓄積された内容物の累積の消費回数であってもよい。換言すると、消費量パラメータは、ユーザによる累積の吸引回数(パフ回数)であってもよい。
消費量パラメータは、香味成分生成装置及び他の香味成分生成装置に要素が装着された状態での、香味成分が付与された気体の生成において消費された内容物の消費量の合計を示していてもよい。例えば、カプセル130が、ある吸引装置100に装着されパフ動作が行われた後に取り外され、その後異なる吸引装置100に装着され吸引動作が行われたものとする。その場合、各々の吸引装置100にカプセル130が装着された状態で行われた吸引動作に係る消費量パラメータの合計が、記憶部に記憶される。これにより、例えば、友人同士の間でカプセル130を交換しながらパフ動作が行われる場合であっても、複数の吸引装置100をまたいで行われる内容物の消費をトレースし、消費量パラメータを更新することが可能となる。この場合、図4を参照しながら上記説明したように要素に記憶媒体が付され、かかる記憶媒体に消費量パラメータが記憶され、パフ動作が行われる度に記憶媒体に記憶された消費量パラメータが更新されることが望ましい。これにより、ある吸引装置100に装着された状態で行われた吸引動作に係る消費量パラメータを他の吸引装置100との間で通信等により共有せずとも、複数の吸引装置100をまたいで行われる内容物の消費を容易にトレースすることが可能となる。
記憶部に記憶されるテーブルの一例を、下記の表1に示す。表1に示す例では、カプセル130ごとに、累積パフ回数が記憶される。
Figure 0007158557000001
-消費量パラメータを記憶する記憶部の所在
記憶部は、電源ユニット110に内蔵されていてもよい。即ち、記憶部114に、消費量パラメータが記憶されてもよい。
記憶部は、吸引装置100とネットワークを介して接続される外部装置に有されてもよい。例えば、記憶部は、クラウド上のサーバに有される。この場合、例えば、パフ動作が行われる度に、吸引装置100はクラウド上のサーバと通信して消費量パラメータを更新する。通信量削減の観点から、所定回数のパフ動作が行われる度に、通信が行われてもよい。
記憶部は、電源ユニット110に抜き差し可能な記憶媒体として構成されてもよい。かかる記憶媒体としては、カード型メモリなどのフラッシュメモリが挙げられる。電池切れの対処法として、予備の電源ユニット110を持ち歩くことが考えられる。電池切れにより電源ユニット110が交換される場合であっても、抜き差し可能な記憶媒体が交換後の電源ユニット110に挿入されることで、交換前後で継続して消費量パラメータを管理することが可能となる。
記憶部は、要素に有されてもよい。例えば、図4を参照しながら上記説明したように、要素に記憶媒体135が付され、かかる記憶媒体に消費量パラメータが記憶されてもよい。この場合、上記説明したように、複数の吸引装置100をまたいで行われる内容物の消費を容易にトレースすることが可能となる。
(3)消費量パラメータに応じた処理
制御部115は、吸引装置100に装着されたカプセル130の消費量パラメータに応じた処理を制御する。詳しくは、制御部115は、吸引装置100に装着されたカプセル130の識別情報に対応付けて記憶部に記憶された消費量パラメータが閾値に達するか否かを判定し、判定結果に応じた処理を制御する。
ここでの閾値とは、その値以上であれば、要素に蓄積された内容物が枯渇し得ることを示す値である。例えば、累積パフ回数が寿命判定閾値未満であれば寿命に達していないと判定され、累積パフ回数が寿命判定閾値以上であれば寿命に達したと判定される。即ち、閾値とは、要素に蓄積された内容物を使い切るのに要される累積パフ回数である。閾値は、要素の識別情報に応じて設定されてもよい。以下では、かかる閾値を寿命判定閾値とも称する。また、消費量パラメータが寿命判定閾値に達したか否かを判定することを、寿命判定とも称する。
-消費量パラメータが寿命判定閾値に達していない場合の処理
消費量パラメータが寿命判定閾値に達していない(例えば、消費量パラメータが寿命判定閾値未満である)場合、制御部115は、エアロゾルの生成を行い、当該エアロゾル生成に応じて消費量パラメータを更新する。例えば、制御部115は、霧化部122(気体生成部に相当)への電力の供給を行い、霧化部122にエアロゾルを生成させて、累積パフ回数をインクリメント(+1)する。
-消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合の第1の処理
消費量パラメータが寿命判定閾値に達した(例えば、消費量パラメータが寿命判定閾値以上である)場合、制御部115は、エアロゾルの生成を行わない。例えば、制御部115は、霧化部122への電力の供給を停止する。消費量パラメータが寿命判定閾値に達した(寿命に達した、又は使用済み)カプセル130については、エアロゾルが生成されても香味成分が付与されない。この点、霧化部122への電力の供給を停止することで、香味成分が付与されていないエアロゾルがユーザに吸引されることを防止すると共に、エアロゾル源の無駄な消費を防止し、無駄な電力消費を防止することが可能となる。
消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合、制御部115は、カプセル130が交換のタイミングに達したことを示す情報を通知する処理を制御してもよい。制御部115は、通知部111を制御して、所定の発光パターンでLEDを発光させたり、ディスプレイに所定の画像を表示させたり、振動素子を振動させたりする。また、制御部115は、スマートフォン等の他のデバイスにカプセル130が交換のタイミングに達したことを示す情報を送信することで、他のデバイスを介してかかる情報をユーザに通知してもよい。このような通知により、ユーザに、適切なタイミングでのカプセル130の交換を促すことが可能となる。
消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合、制御部115は、収容部128へのカプセル130の装着を解消する処理を制御してもよい。この点について、図6を参照して詳しく説明する。図6は、本実施形態に係る収容部128へのカプセル130の装着の解消処理の一例を説明するための図である。図6の上図に示すように、収容部128にカプセル130の挿入部133が挿入されている。図6の上図に示すように、吸口部132が収容部128の縁部128Aに接触した状態は、装着状態とも称される。他方、図6の下図に示すように、吸口部132が収容部128の縁部128Aから離隔した状態は、非装着状態とも称される。消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合、図6の下図に示すように、収容部128の底部128Bが、収容部128の内部空間の方向に摺動し、それに伴いカプセル130が収容部128から押し出される。このようにして、収容部128へのカプセル130の装着が解消される。なお、収容部128の底部128Bの摺動は、例えば、底部128Bの裏側に設けられる弾性部材による、収容部128の内部空間の方向への弾性力の発揮により実現される。このような構成により、強制的にカプセル130を交換させることが可能となる。
-消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合の第2の処理
消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合、制御部115は、当該カプセル130について記憶された識別情報及び消費量パラメータを記憶部から削除してもよい。これにより、記憶部の空き容量を確保することが可能となる。ここで、制御部115は、消費量パラメータが寿命判定閾値に達してから所定時間経過後に、当該カプセル130について記憶された識別情報及び消費量パラメータを記憶部から削除してもよい。これにより、所定時間経過前であれば、ユーザが誤って使用済みのカプセル130を吸引装置100に装着した場合でも、上記説明した、消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合の第1の処理を実行することができる。ここでの所定時間は、例えば1週間程度の、ユーザがカプセル130を使い切ってから捨てるまでにかかる時間として十分な時間に設定されることが望ましい。
消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合、制御部115は、カプセル130の識別情報と使用済みであることを示す情報とを対応付けて記憶部に記憶させてもよい。そして、制御部115は、吸引装置100に装着されたカプセル130の識別情報が、使用済みであることを示す情報に対応付けて記憶部に記憶されている場合、上記説明した、消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合の第1の処理を実行する。これにより、ユーザが誤って使用済みのカプセル130を吸引装置100に装着した場合でも、上記説明した、消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合の第1の処理を実行することができる。また、一旦使用済となったカプセル130は使用不能となるので、カプセル130の中身(即ち、香味源131)を不正に入れ替えて再利用するような、不正利用を防止することができる。
-その他
制御部115は、吸引装置100に装着されたカプセル130の識別情報に対応付けて記憶部に記憶された消費量パラメータに基づく情報を通知する処理を制御してもよい。例えば、制御部115は、通知部111を制御して、消費量パラメータに基づく情報をユーザに通知する。消費量パラメータに基づく情報としては、消費量パラメータそのもの、又は消費量パラメータから計算される内容物の残量を示す情報が挙げられる。例えば、前者は、累積パフ回数(即ち、これまでのパフ回数)であり、後者は、寿命判定閾値に達するまでの残りパフ回数である。これにより、ユーザは、カプセル130の使用状況を随時確認しながら、パフ動作を行うことができる。
(4)処理の流れ
以下、図7を参照しながら吸引装置100において実行される処理の流れの一例を説明する。図7は、本実施形態に係る吸引装置100において実行されるエアロゾル生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、制御部115は、吸引装置100に装着されたカプセル130識別情報を取得する(ステップS102)。次いで、制御部115は、吸引装置100に装着されたカプセル130の識別情報に対応付けて記憶部に記憶された消費量パラメータを取得する(ステップS104)。制御部115は、パフ動作が行われない間(ステップS106/NO)、処理を待機する。他方、制御部115は、パフ動作が行われると(ステップS106/YES)、消費量パラメータが寿命判定閾値に達したか否かを判定する(ステップS108)。消費量パラメータが寿命判定閾値に達したと判定された場合(ステップS108/YES)、制御部115は、エアロゾルの生成を行わない(ステップS110)。他方、消費量パラメータが寿命判定閾値に達していないと判定された場合(ステップS108/NO)、制御部115は、エアロゾルの生成を行う(ステップS112)。そして、制御部115は、記憶部に記憶された消費量パラメータをインクリメントすることで、情報更新を行う(ステップS114)。
<<4.変形例>>
(1)第1の変形例
上記では、カプセル130が要素に相当するものとして説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、カートリッジ120が要素に相当してもよい。その場合、制御部115が香味成分生成制御装置に相当し、電源ユニット110のその他の構成が香味成分生成装置に相当する。そして、リザーバ121に含まれるエアロゾル源が内容物に相当し、雄コネクタ116が装着部に相当し、エアロゾルが気体に相当する。香味成分生成装置に香味成分生成制御装置が含まれていてもよく、その場合、電源ユニット110が香味成分生成装置に相当する。
カートリッジ120が要素に相当する場合の技術的特徴は、上記実施形態において説明した、カプセル130が要素に相当する場合の技術的特徴と、同様である。以下、カートリッジ120が要素に相当する場合の技術的特徴のうち特に言及すべき点について、具体的に説明する。
-認証
制御部115は、カプセル130について説明した上記認証方法と同様の方法で、カートリッジ120を認証する。例えば、制御部115は、カートリッジ120に付された情報コードの読み取り結果に基づいて、カートリッジ120の識別情報を取得してもよい。また、制御部115は、カートリッジ120に付された記憶媒体に記憶された情報の読み取り結果に基づいて、カートリッジ120の識別情報を取得してもよい。なお、情報コードや記憶媒体は、例えば、カートリッジ120の雌コネクタ127に設けられ得る。もちろん、カートリッジ120の認証方法は上記説明した例に限定されず、任意の認証方法が採用されてもよい。
-消費量パラメータの管理
制御部115は、カプセル130について説明した上記消費量パラメータの管理方法と同様の方法で、カートリッジ120の消費量パラメータを管理する。例えば、制御部115は、装着部に装着されたことのある複数のカートリッジ120の各々について、カートリッジ120の識別情報と、香味成分が付与された気体の生成において消費された内容物の消費量を示す消費量パラメータと、を対応付けて記憶部に記憶させる処理を制御する。
本変形例において記憶部に記憶されるテーブルの一例を、下記の表2に示す。表2に示す例では、カートリッジ120ごとに、及びカプセル130ごとに、累積パフ回数が記憶される。
Figure 0007158557000002
-消費量パラメータに応じた処理
制御部115は、電源ユニット110に装着されたカートリッジ120の消費量パラメータに応じた処理を制御する。詳しくは、制御部115は、電源ユニット110に装着されたカートリッジ120の識別情報に対応付けて記憶部に記憶された消費量パラメータが寿命判定閾値に達するか否かを判定し、判定結果に応じた処理を制御する。判定結果に応じた処理の詳細については、上記説明した通りである。
(2)第2の変形例
本変形例は、要素の経年劣化を考慮する例である。
制御部115は、要素の内容物が最初に消費された時点からの経過時間に基づいて、寿命判定閾値を設定する。要素の内容物が最初に消費された時点とは、例えば、カプセル130が吸引装置100に装着された状態で最初にパフ動作が行われた時点である。制御部115は、経過時間が長いほど寿命判定閾値を小さな値に設定する。カートリッジ120及びカプセル130は、初回使用時からの経過時間が長くなるほど経年劣化が進み得る。そして、経年劣化が進むにつれて、エアロゾルを生成可能な回数、及び香味成分をエアロゾルに付与可能な回数が減少し得る。この点、経過時間が長いほど寿命判定閾値を小さな値に設定することで、経年劣化が進んだ要素ほど少ない累積パフ回数で寿命を判定することが可能となる。
経年劣化を寿命判定に加味するために、制御部115は、装着部に装着されたことのある複数の要素の各々について、要素の識別情報と、初回使用時からの経過時間に関する情報と、寿命判定閾値と、を対応付けて記憶部に記憶させる。なお、初回使用時からの経過時間に関する情報は、経過時間そのものを示す情報であってもよいし、初回使用時の日時を示す情報であってもよい。また、寿命判定閾値は、最初は初期値が記憶され、その後初回使用時からの経過時間が長くなるにつれて小さな値に更新される。制御部115は、記憶部に記憶された寿命判定閾値を読み出して寿命判定の際に使用したり、初回使用時からの経過時間に応じて寿命判定閾値を更新したりする。
本変形例において記憶部に記憶されるテーブルの一例を、下記の表3に示す。表3に示す例では、カートリッジ120ごとに、及びカプセル130ごとに、累積パフ回数、初回使用時からの経過日数、及び寿命判定閾値が記憶される。
Figure 0007158557000003
表3に示した例によれば、初回使用時から30日以上経過したカプセルCについては、寿命判定閾値が初期値の50から45に更新されている。また、初回使用時から150日以上経過したカートリッジBについては、寿命判定閾値が初期値の250から240に更新されている。
制御部115は、湿度、温度、気圧、及び天候等の要素をとりまく環境の履歴に基づいて、寿命判定閾値を設定してもよい。例えば、制御部115は、要素をとりまく環境の履歴に基づいて、環境ごとに異なり得る経年劣化の進行の早さを加味した寿命判定閾値を設定してもよい。具体的には、制御部115は、要素をとりまく環境の履歴に基づいて、単位時間あたりの寿命判定閾値の下げ幅を制御してもよい。例えば、制御部115は、要素が高温多湿の環境におかれた場合に単位時間あたりの寿命判定閾値の下げ幅を大きくし、要素が低温乾燥の環境におかれた場合に単位時間あたりの寿命判定閾値の下げ幅を小さくする。他の一例として、制御部115は、山岳等の低圧の環境におかれた場合に単位時間あたりの寿命判定閾値の下げ幅を大きくする。他の一例として、制御部115は、風が強くユーザに吸引されずとも香味成分が漏れ出る環境では、カプセル130の単位時間あたりの寿命判定閾値の下げ幅を大きくする。なお、要素をとりまく環境の履歴として、要素が吸引装置100に装着されている間にセンサ113により検出された情報が、要素の識別情報に対応付けられて記憶部114に記憶される。
(3)第3の変形例
上記実施形態では、消費量パラメータは、要素に蓄積された内容物の累積の消費回数であるものと説明したが、本発明はかかる例に限定されない。消費量パラメータは、要素に蓄積された内容物の累積の消費時間であってもよい。より簡易には、要素の寿命は、内容物の消費回数により判定される以外にも、内容物の消費時間(ユーザによる吸引時間に相当)により判定されてもよい。
霧化部122への電力供給が行われるとエアロゾルが生成され、その後エアロゾルに香味成分が付与されるので、霧化部122への通電時間とエアロゾル源及び香味成分の消費時間とは対応関係にある。そこで、霧化部122への通電時間の合計(以下、通算通電時間)が、消費量パラメータとして用いられてもよい。例えば、制御部115は、通算通電時間が100秒に達した場合にカプセル130が寿命に達したと判定し、500秒に達した場合にカートリッジ120が寿命に達したと判定してもよい。
(4)第4の変形例
カートリッジ120は、霧化部122が接続された電気回路内にヒューズを含んでいてもよい。かかるヒューズは、所定値以上の電流が流れると溶断する。その場合、霧化部122が接続された電気回路が開かれ、霧化部122への電力供給が不可能となる。制御部115は、カートリッジ120が寿命に達したと判定した場合に、大きな電流を流してヒューズを溶断する処理を制御することで、カートリッジ120を永続的に使用不可能にしてもよい。これにより、使用済みとなったカートリッジ120の中身(即ち、エアロゾル源)を不正に入れ替えて再利用するような、不正利用を防止することができる。
(5)第5の変形例
上記実施形態では、吸引装置100にひとつのカプセル130が装着される例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、収容部128には、複数のカプセル130が装着可能であってもよい。その場合、制御部115は、吸引装置100に装着された複数のカプセル130のうち選択された一部(ひとつ又は複数)のカプセル130に、ユーザに吸引される香味成分が付与された気体の生成に寄与させる。カプセル130の選択は、ユーザにより行われてもよいし、制御部115により行われてもよい。例えば、制御部115は、吸引装置100に装着された複数のカプセル130のうち、ユーザに選択された一部のカプセル130においてのみ、カートリッジ120により生成されたエアロゾルを通過させる。即ち、吸引装置100に装着された複数のカプセル130のうち一部のカプセル130のみが、エアロゾルに香味成分を付与してもよい。かかる制御のために、例えば、装着可能なカプセル130の数の独立したエアロゾル流路124及び各々のエアロゾル流路124を開閉可能な開閉弁がカートリッジ120に設けられ、開閉弁を開閉させることによりかかる制御が実現されてもよい。開閉弁の開閉は、ユーザにより行われてもよい。この場合、ユーザは、カプセル130を交換せずとも複数種類の香味を手軽に楽しむことができる。なお、エアロゾルに香味成分を付与した一部のカプセル130についてのみ、消費量パラメータに応じた処理が実行され、消費量パラメータが更新される。
<<5.まとめ>>
以上、図1~図7を参照しながら、本発明の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、本実施形態によれば、蓄積された内容物を消費することにより、香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部を有する香味成分生成装置を制御する香味成分生成制御装置が提供される。とりわけ、本実施形態に係る香味成分生成制御装置は、装着部に装着されたことのある複数のカプセル130の各々について、識別情報と、香味成分が付与された気体の生成において消費された内容物の消費量を示すパラメータと、を対応付けて記憶部に記憶させる。これにより、香味成分が付与された気体の生成において消費された内容物の消費量が、要素ごとに管理されることとなる。
要素がカプセル130である場合について説明する。一旦装着されたカプセル130が使い切られるよりも前に、別のカプセル130に交換されたとしても、交換後のカプセル130の消費量パラメータは、交換前のカプセル130の消費量パラメータとは別に管理される。そのため、交換後のカプセル130に内容物が残存しているのに交換が促される、といった吸引体験の質の劣化を、防止することが可能となる。そして、交換後のカプセル130の内容物が消費され切ったタイミングで、カプセル130の交換を促すことが可能となる。要素がカートリッジ120である場合についても同様のことが言える。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、寿命判定に用いられる消費量パラメータは、消費量を直接的に示すパラメータであるものと説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、消費量パラメータは、消費量を間接的に示すパラメータであってもよく、具体的には、要素に蓄積された内容物の残量を示すパラメータであってもよい。要素に蓄積された内容物の残量を示すパラメータとしては、例えば、寿命に達するまでの残りのパフ回数、又は寿命に達するまでの残りの通電時間が挙げられる。この場合の寿命判定閾値とは、その値以下であれば要素に蓄積された内容物が枯渇し得ることを示す値であり、例えば0である。例えば、残りのパフ回数が寿命判定閾値を超える場合は寿命に達していないと判定され、残りのパフ回数が寿命判定閾値以下である場合は寿命に達したと判定される。なお、残量の初期値は、要素の識別情報に基づいて設定され得る。また、寿命判定閾値は、経年劣化に応じて徐々に大きな値に更新され得る。
上記実施形態では、香味成分生成装置により生成され香味成分が付与される気体がエアロゾルである例について説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、香味成分生成装置により生成され香味成分が付与される気体は、不可視の蒸気であってもよい。
なお、本明細書において説明した吸引装置100は、単独の装置として実現されてもよく、一部または全部が別々の装置として実現されても良い。例えば、図1等を参照しながら説明した吸引装置100の機能構成のうち、制御部115の機能は、吸引装置100とネットワーク等で接続されたスマートフォン又はサーバ等の情報処理装置に搭載されてもよい。その場合、吸引装置100は、要素に付された情報コードの読み取り結果やパフ動作の検出結果等の各種情報を情報処理装置に送信する。次いで、情報処理装置は、受信した情報に基づいて要素を認証し、パフ動作に応じて消費量パラメータを更新し、さらに消費量パラメータが寿命判定閾値に達したか否かを判定する。次に、情報処理装置は、消費量パラメータが寿命判定閾値に達したか否かに応じた制御情報(例えば、消費量パラメータが寿命判定閾値に達した場合の第1の処理の実行指示)を生成し、生成した制御情報を吸引装置100に送信する。そして、吸引装置100は、情報処理装置から受信した制御情報において指示された処理を実行する。
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記憶媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記憶媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記憶媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
100 吸引装置
110 第1の部材、電源ユニット
111 通知部
112 バッテリ
113 センサ
114 記憶部
115 制御部
116 雄コネクタ
120 カートリッジ
120 第2の部材
121 リザーバ
122 霧化部
123 空気取込流路
124 エアロゾル流路
125 吸口部
127 雌コネクタ
128 収容部
128A 縁部
128B 底部
130 第3の部材、カプセル
131 香味源
132 吸口部
133 挿入部
134 情報コード
135 記憶媒体

Claims (23)

  1. 蓄積された香味源に含まれる香味成分を消費することにより、前記香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部を有すると共にエアロゾル源を保持する香味成分生成装置を制御する香味成分生成制御装置であって、
    記憶部と、
    前記装着部に装着されたことのある複数の前記要素の各々について、前記要素の識別情報と、前記香味成分が付与された気体の生成において消費された前記香味成分の消費量を示すパラメータと、を対応付けて前記記憶部に記憶させる処理を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする、香味成分生成制御装置。
  2. 前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素が交換のタイミングに達したことを示す情報を通知する処理を制御することを特徴とする、請求項1に記載の香味成分生成制御装置。
  3. 前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素により前記香味成分が付与される気体を生成する気体生成部への電力の供給を停止する処理を制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載の香味成分生成制御装置。
  4. 前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記装着部への前記要素の装着を解消する処理を制御することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  5. 前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素に含まれる電気回路を開く処理を制御する、請求項1~4のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  6. 前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素について記憶された前記識別情報及び前記パラメータを前記記憶部から削除することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  7. 前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達してから所定時間経過後に、前記要素について記憶された前記識別情報及び前記パラメータを前記記憶部から削除することを特徴とする、請求項6に記載の香味成分生成制御装置。
  8. 前記制御部は、前記要素の前記識別情報に対応付けて記憶された前記パラメータが閾値に達した場合、前記要素の前記識別情報と使用済みであることを示す情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の香味成分生成制御装置。
  9. 前記制御部は、前記要素の前記香味成分が最初に消費された時点からの経過時間に基づいて、前記閾値を設定することを特徴とする、請求項2~8のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  10. 前記制御部は、前記経過時間が長いほど前記閾値を小さな値に設定することを特徴とする、請求項9に記載の香味成分生成制御装置。
  11. 前記制御部は、前記要素をとりまく環境の履歴に基づいて、単位時間あたりの前記閾値の下げ幅を制御することを特徴とする、請求項9又は10に記載の香味成分生成制御装置。
  12. 前記制御部は、前記要素に付された情報コードの読み取り結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得することを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  13. 前記制御部は、前記要素に付された記憶媒体に記憶された情報の読み取り結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得することを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  14. 前記制御部は、前記要素の形状の検出結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得することを特徴とする、請求項1~13のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  15. 前記制御部は、前記要素に含まれる成分の検出結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得することを特徴とする、請求項1~14のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  16. 前記制御部は、前記要素の香味源に含まれる前記香味成分の検出結果に基づいて、前記要素の前記識別情報を取得することを特徴とする、請求項1~15のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  17. 前記パラメータは、前記香味成分の累積の消費回数であることを特徴とする、請求項1~16のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  18. 前記パラメータは、前記香味成分の累積の消費時間であることを特徴とする、請求項1~16のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  19. 前記パラメータは、前記香味成分生成装置及び他の香味成分生成装置に前記要素が装着された状態での、前記香味成分が付与された気体の生成において消費された前記香味成分の消費量の合計を示すことを特徴とする、請求項1~18のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  20. 前記装着部には、複数の前記要素が装着可能であり、
    前記制御部は、前記装着部に装着された複数の前記要素のうち選択された一部の前記要素に前記香味成分が付与された気体の生成に寄与させることを特徴とする、請求項1~19のいずれか一項に記載の香味成分生成制御装置。
  21. 蓄積された香味源に含まれる香味成分を消費することにより、前記香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部と、
    記憶部と、
    前記装着部に装着されたことのある複数の前記要素の各々について、前記要素の識別情報と、前記香味成分が付与された気体の生成において消費された前記香味成分の消費量を示すパラメータと、を対応付けて前記記憶部に記憶させる処理を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする、香味成分生成装置。
  22. 蓄積された香味源に含まれる香味成分を消費することにより、前記香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部を有すると共にエアロゾル源を保持する香味成分生成装置を制御するための制御方法であって、コンピュータにより、
    前記装着部に装着されたことのある複数の前記要素の各々について、前記要素の識別情報と、前記香味成分が付与された気体の生成において消費された前記香味成分の消費量を示すパラメータと、を対応付けて前記コンピュータの記憶部に記憶させる処理を制御すること、
    を含むことを特徴とする、制御方法。
  23. 蓄積された香味源に含まれる香味成分を消費することにより、前記香味成分が付与された気体の生成に寄与するように構成される要素が着脱可能に装着される装着部を有すると共にエアロゾル源を保持する香味成分生成装置を制御するコンピュータを、
    前記装着部に装着されたことのある複数の前記要素の各々について、前記要素の識別情報と、前記香味成分が付与された気体の生成において消費された前記香味成分の消費量を示すパラメータと、を対応付けて前記コンピュータの記憶部に記憶させる処理を制御する制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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