JPWO2017119115A1 - 音響制御システム - Google Patents

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Abstract

2以上の音響機器(2,3)と、音響機器(2,3)間を通信可能に接続し、2以上の音響機器(2,3)を連動して動作させる第1の通信手段(5)と、2以上の音響機器(2,3)のうち、いずれか1つの音響機器(3)と、楽曲情報を管理するプログラムを実行可能なコンピュータ(4)とを、通信可能に接続する第2の通信手段(6)と、を備え、2以上の音響機器(2,3)の操作に基づく音響制御情報が、第1の通信手段(5)を介して、いずれか1つの音響機器(3)に出力され、いずれか1つの音響機器(3)が、第2の通信手段(6)を介して、コンピュータ(4)に音響制御情報を出力する。

Description

本発明は、音響制御システムに関する。
DJ機器等の音響機器では、通常、複数のプレーヤーとミキサーをLANケーブルで接続することにより、連係動作を可能としている(例えば、非特許文献1参照)。
一方、音響機器とコンピュータとをUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等で接続し、コンピュータ内にインストールされている音響情報管理プログラムを実行させ、音響機器の操作等の音響制御情報を、コンピュータに入力し、コンピュータ上で再生する楽曲に対して、エフェクトや、ミキシング等の音響処理を施すシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
このようなシステム音響機器の音響制御情報に基づいて、コンピュータ上の音響情報管理プログラムで再生した楽曲に音響処理を施すことにより、限られた音響処理しか設定されていないDJ機器等では実現できない音響処理を行うことができるため、多彩なDJパフォーマンスを実現できるという利点がある。
特開2008−166920号公報
パイオニア株式会社 マルチプレーヤーCDJ2000NXS取扱説明書 2012年
しかしながら、音響機器とコンピュータとは、個別に接続される必要があり、1つのコンピュータに対して、複数の音響機器を接続する場合、音響機器の数だけ、コンピュータに多数のUSBポート等を設ける必要があり、配線の複雑化を招くという課題がある。
本発明の目的は、配線の複雑化を招くことがなく、複数の音響機器とコンピュータとを接続して、多彩なDJパフォーマンスを実現することのできる音響制御システムを提供することにある。
本発明に係る音響制御システムは、2以上の音響機器と、前記2以上の音響機器間を通信可能に接続し、前記2以上の音響機器を連動させる第1の通信手段と、前記2以上の音響機器のうち、いずれか1つの音響機器と、楽曲情報を管理するプログラムを実行可能なコンピュータと、を通信可能に接続する第2の通信手段と、を備え、前記2以上の音響機器の操作に基づく音響制御情報が、前記第1の通信手段を介して、前記いずれか1つの音響機器に出力され、前記いずれか1つの音響機器が、前記第2の通信手段を介して、前記コンピュータに前記音響制御情報を出力することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る音響制御システムの構成を表す模式図。 前記実施形態における音響システムを構成する音響機器の正面図。 前記実施形態における音響機器の構成を表すブロック図。 前記実施形態における音響システムを構成する音響機器の正面図。 前記実施形態における音響機器の構成を表すブロック図。 前記実施形態におけるコンピュータの構成を表すブロック図。 前記実施形態における音響制御システムによる楽曲の再生制御方法を説明するための模式図。
[1]全体構成
図1には、本発明の実施形態に係る音響制御システム1が示されている。この音響制御システム1は、音響機器としての4台のデジタルプレーヤー2と、音響機器としてのデジタルミキサー3と、コンピュータ4とを接続して構成される。
4台のデジタルプレーヤー2は、操作することにより音響制御情報を出力する機能を備え、第1の通信手段としてのLANケーブル5によってデジタルミキサー3に接続されている。このように4台のデジタルプレーヤー2とデジタルミキサー3とをLANケーブル5で接続することにより、5つの音響機器2、3を連動させることが可能となる。
本実施形態では、LANケーブル5は、IEEE1394規格のインターフェースが用いられている。なお、デジタルプレーヤー2とデジタルミキサー3との接続は、これに限らず、MIDI(Musical Instruments Digital Interface:登録商標/社団法人音楽電子事業協会)規格のインターフェースを利用してもよい。
デジタルミキサー3は、第2の通信手段としてのUSBケーブル6を介して、コンピュータ4と通信可能に接続される。デジタルミキサー3は、デジタルプレーヤー2を操作するごとに入力される音響制御情報と、自身が操作されることにより生成される音響制御情報とを、一括してコンピュータ4に出力するマスター音響機器(いずれか1つの音響機器)として機能する。本実施形態では、USBケーブル6は、USB2.0規格のインターフェースが用いられている。なお、デジタルミキサー3とコンピュータ4との接続は、これに限らず、IEEE1394規格のLANケーブルで接続してもよい。
コンピュータ4は、詳しくは後述するが、CPUおよびハードディスク、ROM等のメモリーを備えて構成される。CPU上では、楽曲情報を管理するプログラムが実行可能とされ、デジタルミキサー3からUSBケーブル6を介して入力された音響制御情報に基づいて、再生する楽曲等にエフェクトや、ミキシング等の音響処理を施す。
[2]デジタルプレーヤー2の構成
図2には、デジタルプレーヤー2のコントロールパネルの構成が示されている。
デジタルプレーヤー2には、図示を略したが、CD、DVD等の光ディスクのスロット等が設けられている。スロットに光ディスクを挿入することにより、光ディスクの再生を行うことができるが、コントロールパネル上の各種ボタンを操作することにより、外部に音響制御情報を出力する音響制御機器としても機能する。
すなわち、音響機器としてのデジタルプレーヤー2は、光ディスクの再生機能と、音響制御情報を生成して出力する再生制御機能を備え、コントロールパネル上のボタンを操作することにより、任意にこれらの機能を切り替える切替手段を備えている。
デジタルプレーヤー2は、プレイ/ポーズボタン2A、キューボタン2B、サーチボタン2C、トラックサーチボタン2D、ループ調整ボタン2E、ホットキューボタン2F、ジョグダイヤル2G、ジョグダイヤル表示部2H、マスターテンポ調整スライダー2I、ビート同期ボタン2J、および楽曲情報表示部2Kを備えている。
プレイ/ポーズボタン2Aは、デジタルプレーヤー2に接続された外部機器に対して、再生または停止を行う音響制御情報を生成することができる。
キューボタン2Bは、キューポイントを設定するボタンである。再生中にプレイ/ポーズボタン2Aを押し、このキューボタン2Bを続けて押すと、キューポイントが設定される。再生中にキューボタン2Bを押すと、予め設定されたキューポイントに戻り、キューポイントからの再生を繰り返す音響制御情報を生成することができる。
サーチボタン2Cは、トラックの早送り、早戻しを行うボタンである。サーチボタン2Cを操作すると、トラックを早送り、早戻しする音響制御情報を生成することができる。
トラックサーチボタン2Dは、トラックの頭出しを行うボタンである。トラックサーチボタンを操作することにより、早送り、早戻しを行ってトラックの頭出しを行う音響制御情報を生成することができる。
ループ調整ボタン2Eは、ループ再生を行う位置を設定するボタンである。一方のループ調整ボタン2Eを押して、再生中にループ再生を開始する位置を設定し、所定の長さ再生させたら、他方のループ調整ボタン2Eを押すと、ループを終了する位置が設定され、ループを繰り返す音響制御情報を生成することができる。
ジョグダイヤル2Gは、操作者がジョグダイヤル2Gを操作して回転速度を変更するダイヤルである。ジョグダイヤル2Gを操作することにより、再生中の楽曲に対してスクラッチ、ピッチベンド等の音響処理を行う音響制御情報を生成することができる。
ジョグダイヤル表示部2Hは、デジタルプレーヤー2がVINYLモードであるか、CDJモードであるかを表示する部分であり、VINYLモードの場合、内蔵されたLEDが点灯する。なお、VINYLモードでは、再生中にジョグダイヤル2Gを押すと、再生を停止し、ジョグダイヤル2Gの操作に応じた速度での再生を行うことができる。一方、CDJモードでは、ジョグダイヤル2Gの操作に応じた再生を停止して、他の設定による再生により再生を継続させることができる。
マスターテンポ調整スライダー2Iは、トラックの再生速度を調整するボリュームスイッチである。マスターテンポ調整スライダー2Iを操作することにより、再生する楽曲の再生速度を調整する音響制御情報を生成することができる。
ビート同期ボタン2Jは、マスター音響機器として設定されたデジタルミキサー3のBPM(Beat Per Minute)に対して、自身のBPMを同期させる音響制御情報を生成することができる。
楽曲情報表示部2Kは、再生中の楽曲情報を表示する液晶表示パネルである。この楽曲情報表示部2Kには、デジタルプレーヤー2で設定されたキューポイント、再生中のトラック番号、楽曲管理プログラムで解析された楽曲の再生波形等が表示される。
図3には、デジタルプレーヤー2の機能ブロック図が示されている。デジタルプレーヤー2は、制御マイコン21、ADC22、信号処理部23、およびLANポート24を備えている。なお、以下の説明では、図2で説明した各種ボタンや、レバーを簡略して操作ボタン、操作レバー等に簡略化して図3に記載し、説明も簡略化する。
制御マイコン21は、デジタルプレーヤー2の全体を制御するマイコンであり、操作ボタン2A・・・スライダー2Iのスイッチング制御およびボリューム制御の他、信号処理部23の制御、楽曲情報表示部2K、ジョグダイヤル表示部2Hの表示制御、およびLANポート24のデジタルデータの入出力制御を行う。
ADC(Analog Digital Converter)22は、操作ボタン2A・・・スライダー2Iの各種操作によって入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して、信号処理部23に出力する。
信号処理部23は、操作ボタン2A・・・スライダー2Iの操作に応じて、デジタルの音声制御情報を生成し、楽曲情報表示部2Kや、LANポート24に出力する。信号処理部23は、1チップ化されたDSP(Digital Signal Processor)として構成してもよいが、制御マイコン21上で実行されるソフトウェアとして構成してもよい。なお、本実施形態では使用していないが、信号処理部23は、後述するデジタルミキサー3の信号処理部34と同様に、LANポート24を介して入力される音響制御情報を、USB規格に適合する形式に変換する機能を具備する。また、図2および図3では図示を略したが、USB2.0規格のUSBポートも具備している。
LANポート24は、IEEE1394規格のインターフェースであり、前述したLANケーブル5が接続され、信号処理部23で生成された音響制御情報は、LANポート24から出力される。出力された音声制御情報は、LANケーブル5を介して、デジタルミキサー3に入力される。
[3]デジタルミキサー3の構成
図4には、デジタルミキサー3のコントロールパネルが示されている。図4に示されるように、デジタルミキサー3のコントロールパネルには、4台のデジタルプレーヤー2に応じたチャンネルCH1−CH4が設けられており、各チャンネルCH1−CH4に応じて、音量調整レバー3A、キューボタン3B、イコライザ調整スイッチ3Cが設けられている。
また、デジタルミキサー3のコントロールパネルの中央には、クロスフェーダー3Dと、タッチパネル3Eと、エフェクトセレクトボタン3Fと、エフェクト調整スイッチ3Gが設けられている。これらのスイッチ類は、チャンネルCH1−CH4全体に音響処理を施すために設けられている。
音量調整レバー3Aは、各チャンネルCH1−CH4の再生音量を調整するレバーである。音量調整レバー3Aを奏することにより、再生音量が設定された音響制御情報を生成することができる。
キューボタン3Bは、モニターしたいチャンネルCH1−CH4を選択するボタンである。選択されたチャンネルをヘッドフォン等でモニターすることができる。
イコライザ調整スイッチ3Cは、チャンネルCH1−CH4のそれぞれについて、周波数特性を変化させるボリュームスイッチである。イコライザ調整スイッチ3Cを操作することにより、低域周波数、中域周波数、高域周波数のそれぞれについて、周波数特性を変化させる音響制御情報を生成することができる。
クロスフェーダー3Dは、チャンネルCH1、CH2のデジタルプレーヤー2と、チャンネルCH3、CH4のデジタルプレーヤー2との音量バランスを変化させるレバーである。クロスフェーダー3Dを操作することにより、チャンネルCH1、CH2とチャンネルCH3、CH4のデジタルプレーヤー2の再生音量がトレードオフの関係で調整される音響制御情報を生成することができる。なお、クロスフェーダー3Dは、チャンネルCH1、CH2で再生していた楽曲を、チャンネルCH3、CH4の再生に切り替える際等に用いられる。
タッチパネル3Eは、楽曲にエフェクトをかける際の操作子ともなるが、演奏状況を表示する楽曲情報表示部と同様の機能も備える。タッチパネル3Eを操作することにより、入力されたMIDIデータのタイミング補正を行ったり、再生している楽曲をグラフィカルに表示させ、タッチパネル3Eを操作して、複数の楽曲をミックスしたり、楽曲の入れ替えを行ったりする音響制御情報を生成することができる。
エフェクトセレクトボタン3Fは、チャンネルCH1−CH4で再生される楽曲にエフェクトをかけるボタンであり、ディレイ、エコー、リバーブ、フェイザー等のエフェクトをかける音響制御情報を生成することができる。
エフェクト調整スイッチ3Gは、エフェクトセレクトボタン3Fで選択されたエフェクトの周波数特性を変化させるボリュームスイッチであり、低域周波数、中域周波数、高域周波数のそれぞれについて周波数特性を変化させる音響制御情報を生成することができる。
図5には、デジタルミキサー3の機能ブロック図が示されている。デジタルミキサー3は、制御マイコン31、ADC32、LANポート33、信号処理部34、USBポート35、およびDAC36を備えている。なお、以下の説明では、図4で説明した各種ボタンや、レバーを簡略して操作ボタン、操作レバー等に簡略化して図5上に記載し、説明も簡略化する。
制御マイコン31は、デジタルミキサー3の全体を制御するマイコンであり、操作レバー3A・・・操作スイッチ3Gのスイッチング制御、ボリューム制御の他、信号処理部34の制御、タッチパネル3Eの表示制御、LANポート33およびUSBポート35の入出力制御を行う。
ADC32は、操作レバー3A・・・操作スイッチ3Gの各種操作によって入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して、信号処理部34に出力する。
LANポート33には、チャンネルCH1−CH4のデジタルプレーヤー2から出力された音響制御情報が入力され、入力された音響制御情報は、信号処理部34に出力される。
信号処理部34は、操作レバー3A・・・操作スイッチ3Gの操作状況に応じて、デジタルの音響制御情報を生成し、タッチパネル3Eや、USBポート35に出力する。また、信号処理部34は、LANポート33を介して入力されるチャンネルCH1−CH4の音響制御情報を、USB規格に適合する形式に変換して、USBポート35に出力する。前述した信号処理部23と同様に、信号処理部34についても、1チップ化されたDSPとして構成してもよいが、制御マイコン31上で実行されるソフトウェアで構成してもよい。
USBポート35は、USB2.0規格のインターフェースであり、前述したUSBケーブル6が接続され、信号処理部34で生成、変換された音響制御情報は、USBポート35から出力される。出力された音響制御情報は、USBケーブル6を介して、コンピュータ4に入力される。
USBポート35は、バッファを備え、バッファは、チャンネルCH1−CH4のそれぞれの音響制御情報と、デジタルミキサー3を操作することにより、生成された音響制御情報とを並行して格納する複数の領域を備える。各チャンネルCH1−CH4の音響制御情報と、デジタルミキサー3による音響制御情報とは、同時にUSBポート35から出力される。
DAC(Digital Analog Converter)36は、信号処理部34で処理されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。アナログ信号に変換される信号としては、主として、楽曲の再生情報(楽曲再生情報)であり、図示を略したが、オーディオ出力端子に接続されるオーディオケーブルを介して、スピーカ等の音響出力装置から音声出力が行われる。
[4]コンピュータ4の構成
図6には、コンピュータ4の機能ブロック図が示されている。コンピュータ4は、ハードウェア構成としてのCPU4A、ハードディスク、SDメモリー等の記憶装置4B、ディスプレイ4C、およびUSBポート4Dを備えている。
CPU4Aは、汎用の演算処理装置として構成され、OS上で実行されるI/Oドライバ41と、楽曲管理プログラム42とを備える。
記憶装置4Bは、I/Oドライバ41および楽曲管理プログラム42を記憶するプログラム記憶部43と、再生する楽曲を記憶する楽曲記憶部44と、再生楽曲に対する音響処理を記憶する音響処理記憶部45とを備える。
ディスプレイ4Cには、液晶表示装置等の薄型表示装置が用いられている。
USBポート4Dは、USB3.1規格のインターフェースとして構成され、前述したUSBケーブル6が接続され、デジタルミキサー3から出力された音響制御情報が入力される。
I/Oドライバ41は、USBポート4Dに入力される各種音響制御情報の入力制御や、楽曲管理プログラム42で再生処理した音響情報の出力制御を行うプログラムとして構成される。
楽曲管理プログラム42は、記憶装置4Bに記憶された楽曲の管理、解析、エフェクト処理等を行うプログラムとして構成される。楽曲管理プログラム42は、楽曲管理部46、楽曲解析部47、再生制御部48、再生処理部49、および表示情報制御部50を備える。
楽曲管理部46は、楽曲記憶部44に記憶された楽曲のうち、再生する楽曲の検索や、選択、再生リストの作成等を行う。
楽曲解析部47は、楽曲記憶部44に記憶された楽曲の解析を行う。具体的には、楽曲解析部47は、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)等を用いて解析を行い、楽曲の拍位置、テンポを検出し、必要に応じて、再生する楽曲間での調整を行う。
再生制御部48は、コンピュータ4のキーボード、マウス等の入力装置(図示略)の操作に応じて、再生処理部49の再生制御を行う。また、再生制御部48は、USBポート4Dから入力された音響制御情報に基づいて、再生処理部49の再生制御を行う。
再生処理部49は、再生制御部48から入力された音響制御情報に基づいて、楽曲記憶部44に記憶された楽曲の再生処理を行うとともに、再生する楽曲に対して、音響処理記憶部45に記憶された音響処理を施して楽曲再生情報を生成する。
楽曲の選択、再生順、デジタルミキサー3のチャンネル設定等は、楽曲管理部46で設定して行われる。楽曲の再生は、再生制御部48の音響制御情報に応じて、再生する楽曲に対して、音響処理記憶部45に記憶されたスクラッチ、ピッチベンド、ループ再生、イコライザ処理、エフェクト等の音響処理を施して、楽曲再生情報を生成する。再生処理部49は、生成した楽曲再生情報を、USBポート4Dから出力する。デジタルミキサー3には、USBケーブル6を介して楽曲再生情報が入力される。
表示情報制御部50は、ディスプレイ4Cに表示させる楽曲表示情報を生成する。具体的には、表示情報制御部50は、再生楽曲の曲名、トラック位置、エフェクト設定等をディスプレイ4C上に表示させる。また、表示情報制御部50は、生成した楽曲表示情報を、USBポート4Dから出力する。デジタルミキサー3には、USBケーブル6を介して楽曲表示情報が入力される。
[5]音響制御システム1による楽曲再生の制御方法
次に、前述した音響制御システム1による楽曲再生の制御方法を、図7に基づいて説明する。
DJパフォーマーは、楽曲管理プログラム42の楽曲管理部46を操作して、再生する楽曲を選択し、デジタルミキサー3のどのチャンネルCH1−CH4で再生する楽曲、楽曲の再生の順番等を設定する。また、デジタルプレーヤー2の操作ボタン2A・・・スライダー2I、デジタルミキサー3の操作レバー3A・・・操作スイッチ3Gと、音響処理記憶部45内に設定された音響処理との対応関係も設定しておく。
これらの設定が終了したら、DJパフォーマーは、デジタルプレーヤー2のプレイ/ポーズボタン2Aを操作して、楽曲管理プログラム42の再生処理部49による楽曲再生を開始する。
楽曲再生中、DJパフォーマーがそれぞれのデジタルプレーヤー2を操作すると、デジタルプレーヤー2からデジタル形式の音響制御情報が出力される。出力された音声制御情報は、LANケーブル5を介して、デジタルミキサー3に入力される。
デジタルミキサー3は、DJパフォーマーがデジタルミキサー3を操作して生成した音響制御情報とともに、それぞれのデジタルプレーヤー2から入力された音響制御情報を一括して出力し、USBケーブル6を介して、コンピュータ4に入力される。
コンピュータ4では、I/Oドライバ41を介して、楽曲管理プログラム42に音響制御情報が入力され、楽曲管理プログラム42の再生制御部48は、音響制御情報に基づいて、再生処理部49の制御を行う。
再生処理部49は、楽曲の再生処理を行うとともに、入力された音響制御情報に対応する音響処理を、音響処理記憶部45から呼び出し、再生する楽曲に対して音響処理を施し、楽曲再生情報を生成する。
表示情報制御部50は、再生楽曲の曲名、トラック位置、エフェクト設定等の楽曲表示情報を生成し、ディスプレイ4Cに表示させる。
楽曲管理プログラム42は、再生処理部49で再生された楽曲再生情報と、楽曲表示情報とを、I/Oドライバ41に出力するとともに、USBポート4Dから出力する。楽曲再生情報および楽曲表示情報は、USBケーブル6を介して、デジタルミキサー3に入力される。
デジタルミキサー3の信号処理部34は、入力された楽曲再生情報をDAC36に出力する。DAC36は、デジタル形式の楽曲再生情報をアナログ形式の楽曲再生情報に変換し、オーディオケーブル7を介してスピーカ8に出力し、スピーカ8は、DJパフォーマーの操作に応じた音響処理が施された音声情報を出力する。
信号処理部34は、楽曲表示情報をIEEE1394規格に適合する形式に変換して、LANポート33からLANケーブル5を介して、チャンネルCH1−CH4のデジタルプレーヤー2に出力する。
デジタルプレーヤー2の信号処理部23は、入力された楽曲表示情報に基づいて、楽曲情報表示部2K上に、楽曲表示情報を表示させる。
[6]実施形態の効果
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
デジタルミキサー3にデジタルプレーヤー2をLANケーブル5で接続し、デジタルミキサー3のみをコンピュータ4に接続することにより、4台のデジタルプレーヤー2と、デジタルミキサー3とをそれぞれコンピュータ4に接続する必要がないので、接続配線の煩雑化を招くことがない。
デジタルミキサー3のUSBポート35から4台のデジタルプレーヤー2で生成された音響制御情報と、デジタルミキサー3で生成された音響制御情報を同時に出力することにより、コンピュータ4において、接続されたすべてのデジタルプレーヤー2、およびデジタルミキサー3の音響制御情報を並行して処理することができるので、楽曲管理プログラム42で同時に再生する楽曲に音響処理を施すことができる。
楽曲管理プログラム42が、表示情報制御部50で生成された楽曲表示情報を、デジタルプレーヤー2に出力することにより、デジタルプレーヤー2の楽曲情報表示部2Kで楽曲再生位置等を確認することができるので、より多彩なDJパフォーマンスを実現することができる。
[7]実施形態の変形
なお、本発明はこれに限らず、以下に示すような変形を含むものである。
例えば、前記実施形態では、音響制御システム1は4台のデジタルプレーヤー2を、デジタルミキサー3に接続していたが、本発明はこれに限られない。デジタルミキサー3に2台または3台のデジタルプレーヤー2を接続した構成としてもよい。
例えば、前記実施形態では、デジタルミキサー3をマスター音響機器としていたが、本発明はこれに限られない。いずれかのデジタルプレーヤー2をマスター音響機器としてコンピュータ4と接続する構成として、マスター音響機器となるデジタルプレーヤー2に、他のデジタルプレーヤー2や、デジタルミキサー3を接続する構成としてもよい。
また、接続の方法も任意である。例えば、デジタルプレーヤー2をコンピュータと接続し、デジタルプレーヤー2、デジタルミキサー3、デジタルプレーヤー2、およびデジタルプレーヤー2を順次接続する、いわゆるディジーチェーン状に接続する構成であってもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造としてもよい。
1…音響制御システム、2…デジタルプレーヤー、2A…ポーズボタン、2B…キューボタン、2C…サーチボタン、2D…トラックサーチボタン、2E…ループ調整ボタン、2F…ホットキューボタン、2G…ジョグダイヤル、2H…ジョグダイヤル表示部、2I…マスターテンポ調整スライダー、2J…ビート同期ボタン、2K…楽曲情報表示部、3…デジタルミキサー、3A…音量調整レバー、3B…キューボタン、3C…イコライザ調整スイッチ、3D…クロスフェーダー、3E…タッチパネル、3F…エフェクトセレクトボタン、3G…エフェクト調整スイッチ、4…コンピュータ、4A…CPU、4B…記憶装置、4C…ディスプレイ、4D…USBポート、5…LANケーブル、6…USBケーブル、7…オーディオケーブル、8…スピーカ、21…制御マイコン、22…ADC、23…信号処理部、24…LANポート、31…制御マイコン、32…ADC、33…LANポート、34…信号処理部、35…USBポート、36…DAC、41…I/Oドライバ、42…楽曲管理プログラム、43…プログラム記憶部、44…楽曲記憶部、45…音響処理記憶部、46…楽曲管理部、47…楽曲解析部、48…再生制御部、49…再生処理部、50…表示情報制御部。

Claims (4)

  1. 2以上の音響機器と、
    前記2以上の音響機器間を通信可能に接続し、前記2以上の音響機器を連動させる第1の通信手段と、
    前記2以上の音響機器のうち、いずれか1つの音響機器と、楽曲情報を管理するプログラムを実行可能なコンピュータとを、通信可能に接続する第2の通信手段と、を備え、
    前記2以上の音響機器の操作に基づく音響制御情報が、前記第1の通信手段を介して、前記いずれか1つの音響機器に出力され、前記いずれか1つの音響機器が、前記第2の通信手段を介して、前記コンピュータに前記音響制御情報を出力することを特徴とする音響制御システム。
  2. 請求項1に記載の音響制御システムにおいて、
    前記いずれか1つの音響機器は、前記2以上の音響機器の操作による音響制御情報を、同時に前記第2の通信手段を介して、コンピュータに出力することを特徴とする音響制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の音響制御システムにおいて、
    前記2以上の音響機器は、前記コンピュータ内で再生される楽曲情報を表示する楽曲情報表示部を備え、
    前記コンピュータは、前記楽曲情報を表示情報として出力することを特徴とする音響制御システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の音響制御システムにおいて、
    前記音響機器は、前記楽曲情報の再生機能、又は前記楽曲情報の再生制御機能を任意に切り替える切替手段を備えていること、を特徴とする音響制御システム。
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