JPWO2017115403A1 - 信号灯器 - Google Patents

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Abstract

信号用灯火を発するための信号灯器1であって、信号用灯火の光源である発光体を有する発光体ユニット70と、前記発光体ユニットを収容するための本体10と、本体10内において前記発光体ユニット70が発する前記信号用灯火の光路上に配置され、光透過性を有する導電性薄膜が表面に形成され、当該導電性薄膜に一対の電極を介して電力を供給することにより発熱する、板状を呈する発熱ガラスを有する発熱ユニット140とを備えている。

Description

本発明は、信号灯器に関する。
道路の交差点等に設置される信号灯器に関しては、降雪を見る地域に設置される場合、発光体の前面に着雪して灯火が見にくくなるという問題がある。従来、発光体として白熱電球を用いる信号灯器では、白熱電球が発する熱により発光体前面に付着する雪は概ね融けるので、信号灯器への着雪は余り問題になっていなかった。しかし、省電力、メンテナンス性の観点から近年普及し始めた、発光体として発光ダイオード(LED)を用いている信号灯器では、LEDの発熱量が白熱電球と比較して非常に少ないため、熱による融雪が十分でなく、信号灯器の発光体前面への着雪が問題になっている。信号灯器への着雪防止の観点からは、例えば特許文献1に示されているように、LED発光体をカバーする透明なカバー本体内面に発熱体が配置され、この発熱体に通電して発熱させることで発光体カバー表面への着雪を防止する構成が提案されている。
特開2009−145925号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているカバー本体内面の発熱体は帯状の金属であり、遠方から見た時に信号灯器のLED発光体による発光部分が帯状の発熱体により遮蔽されるので信号灯火の視認性に問題が生じるおそれがあるという問題があった。また発光部分に対して発熱体により発熱する面積も少ないので着雪防止の効果も十分でないと考えられる問題もあった。また、発熱体の形状は複雑で製造コストが高くなる上、カバー本体への発熱体の取付も難しいという問題もあった。
前記課題を解決するための本発明の一態様は、信号用灯火を発するための信号灯器であって、前記信号用灯火の光源である発光体を有する発光体ユニットと、前記発光体ユニットを収容するための収容部と、前記収容部内において前記発光体ユニットが発する前記信号用灯火の光路上に配置され、光透過性を有する導電性薄膜が表面に形成され、当該導電性薄膜に一対の電極を介して電力を供給することにより発熱する、板状を呈する発熱ガラスを有する発熱ユニットとを備えている信号灯器である。
本発明によれば、信号灯火の表示部分の広い領域を均一に発熱させることにより、着雪防止効果が高く、降雪時でも視認性が損なわれることがない、発熱ユニットを備えた信号灯器を提供することが可能になる。
図1は本発明の実施形態に係る信号灯器1の第1実施例の正面図である。 図2は第1実施例の信号灯器1の上面図である。 図3は第1実施例の信号灯器1の背面図である。 図4は第1実施例の信号灯器1の右側面図である。 図5は第1実施例の信号灯器1の左側面図である。 図6は第1実施例の信号灯器1の本体10の正面図である。 図7は第1実施例の信号灯器1の本体10の右側面図である。 図8は第1実施例の信号灯器1のA−A断面図である。 図9は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部300の背面図である。 図10は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部300単体の縦断面図である。 図11は第1実施例の信号灯器1のB−B断面図である。 図12は第1実施例の信号灯器1の発熱ユニット140の部分断面図である。 図13は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部100の背面図である。 図14は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部100の発光体ユニット及びスペ−サを取り外した状態での背面図である。 図15は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部100単体の縦断面図である。 図16は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部100単体の背面図である。 図17は第1実施例の信号灯器1のスペーサ150の縦断面図である。 図18は第1実施例の信号灯器1のスペーサ150の正面図である。 図19は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部200の背面図である。 図20は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部200の発光体ユニット及びスペーサを取り外した状態での背面図である。 図21は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部200単体の背面図である。 図22は第1実施例の信号灯器1のスペーサ250の正面図である。 図23は第2実施例の信号灯器1Aの正面図である。 図24は第2実施例の信号灯器1AのD−D断面図である。 図25は第2実施例の信号灯器1Aの開閉蓋部400の背面図である。 図26は第2実施例の信号灯器1Aの開閉蓋部400の発光体ユニットを取り外した状態での背面図である。 図26は第2実施例の変形例の信号灯器1Aの開閉蓋部400の発光体ユニットを取り外した状態での背面図である。 図28は第2実施例の信号灯器1Aの本体ケース10Aの正面図である。 図29は第2実施例の信号灯器1Aの本体ケース10Aの右側面図である。 図30は第1実施例の信号灯器1に用いられる開閉蓋部用パッキンの一例を示す正面図である。 図31は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部100に用いられる開閉蓋側の円環状ガラスパッキンの一例を示す正面図である。 図32は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部100に用いられるスペーサ側の円環状ガラスパッキンの一例を示す正面図である。 図33は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部200に用いられる開閉蓋側の矩形ガラスパッキンの一例を示す正面図である。 図34は第1実施例の信号灯器1の開閉蓋部200に用いられるスペーサ側の矩形ガラスパッキンの一例を示す正面図である。 図35は発熱ユニット140の変形例を示す部分横断面図である。 図36は発熱ユニット140の変形例を示す部分平面図である。 図37は発熱ユニット140の変形例を有する開閉蓋部200の発光体ユニットを取り外した状態での背面図である。
以下、本発明につき、その実施形態及び実施例に即して、添付図面を参照しつつ説明する。
実施例1
まず、本発明の一実施例として、本発明の一実施形態に係る三灯式信号灯器について説明する。図1に本実施例による三灯式信号灯器1(以下単に「信号灯器1」と呼ぶ)の正面図を、図2に信号灯器1の上面図を、図3に信号灯器1の背面図を、図4に信号灯器1の右側面図を、図5に信号灯器1の左側面図を示している。なお、灯火の数は、単灯であっても3以外の複数であってもよい。
図1に例示するように、本実施例の信号灯器1は赤黄青の3色で点灯可能に構成されている一般的な横長型信号灯器である。信号灯器1には、直径約30cmの3つの発光部110、210、310が設けられる。発光部110は黄色、発光部210は赤色、発光部310は青色に発光する。発光部110〜310はそれぞれ独立した正面略矩形の開閉蓋部100〜300(収容部)に収納されており、各開閉蓋部100〜300に設けられている光源等を収容する3つの矩形平面形状の凹部14を有する本体10に取り付けられている。図6に本体10の正面図を、図7に本体10の右側面図を示している。信号灯器1を構成する開閉蓋部100〜300、本体10の具体的な形状・寸法、材質等は、関係法規等の定めるところにより決定することができる。
信号灯器1の発光部110〜310は、それぞれ開閉蓋部100〜300の前面より突出する胴部120〜320内に設けられる。図1の例では、胴部120、320が円筒状の横断面を有し、胴部220が角形の横断面を有している。この胴部120〜320の横断面形状は、発光部110〜310に用いられる発熱体(後述する)の平面形状に対応している。各発光部110〜310の周囲には、略円弧状のフード20がそれぞれ取り付けられており、各灯火への直射日光を遮断して視認性低下を防止したり、降雪の際の発光部110〜310への着雪を抑止するようにしたりしている。開閉蓋部100〜300は、本体10に対してヒンジ部50によって本体10の溝部16に対して開閉可能かつ脱着可能に取り付けられており、閉止時は固定ネジ40によって本体10の下辺部に設けられた穴部42に対して固定されるように構成されている。
信号灯器1の本体10の長手方向両端部には、本体10を信号灯器1の取付用支柱等に固定するためのブラケット30が設けられている。本体10の背面には、図6に示すように、発光部110〜310からのケーブル類を信号灯器1の外部に取り出すための開口部12が設けられている。各開口部12には、本体10内への雨水、異物等の浸入を防止するために適宜のブッシュ、シール等を設けることができる。
次に、本実施例の信号灯器1に設けられている発光部110〜310、及びそれらを収容している開閉蓋部100〜300の構成例について説明する。図1等に例示している三灯式信号灯器1は、本発明の説明の都合上、互いに構成が異なる発光部110〜310を備えていることを想定している。具体的には、発光部310を備える開閉蓋部300は、発光部310への着雪を抑制するための特段の発熱体を備えていない、従来の一般的構成を有する。これに対して、発光部110を備えている開閉蓋部100は平面形状が円形の発熱体を備え、発光部210を備えている開閉蓋部200は平面形状が略正方形の発熱体を備えている。すなわち、本発明に係る三灯式の信号灯器1の場合、通常実際には開閉蓋部100,200のいずれかの構成を有するものとなる。
まず一般的な信号灯器1の構造を明らかにするために、開閉蓋部300の部分の構成を説明する。図8に信号灯器1の開閉蓋部300の部分における横断面図を示している。これは、図1のA−A断面に相当する。すでに説明したように、本体ケース10には開閉蓋部300がヒンジ部50によって開閉可能に取り付けられている。開閉蓋部300の本体10と密接する面には、対向する本体10の凹部14の外周を取り囲むようにパッキン60が設けられ、本体10に対して開閉蓋部300が封止状態に密接するように構成される。パッキン60は適宜の機械的性質を備えた合成樹脂材料等によって形成されている。図30にパッキン60の正面図を示している。
図8に示すように、開閉蓋部300の背面には、取付ボルト72により発光体ユニット70が取り付けられている。本実施例では、発光体ユニット70は、光源としてのLEDが取り付けられた回路基板を収容しており、その前面には集光のための光透過性を有する部材である凸面カバー80が設けられている。開閉蓋部300には円筒状に突出する胴部320が設けられ、その前面にはさらに環状凸部322が設けられている。フード20は、適宜の固定手段により環状凸部322の外周に固設される。図9は、開閉蓋部300の背面図であり、発光体ユニット70の背面が見えるとともに、本体10と接する外周部にはパッキン60を収める溝部62が設けられ、パッキン60がはめ込まれる。穴部44は、開閉蓋部300を本体10に固定するための固定ネジ40を挿通するために設けられる。
図10は、図8,図9に示されている開閉蓋部300について、すべての取付部品を取り外した単体として示す断面図である。開閉蓋部300の構成についてはすでに説明したので重複した説明は省略する。開閉蓋部300の胴部320の内方には開口部330が設けられており、発光体ユニット70から射出される光が凸面カバー80を介して開口部330から外部へ発せられる。
次に、発熱体が設けられている開閉蓋部100の構成について説明する。図11に信号灯器1の開閉蓋部100の部分における横断面図を示している。これは、図1のB−B断面に相当する。以下、主に開閉蓋部300と異なる構成について説明する。開閉蓋部100では、発光体ユニット70及び凸面カバー80の前方に、発熱体としての発熱ユニット140が設けられている。発熱ユニット140は円形の平面形状を有し、その両面側から1組の円環状ガラスパッキン141,143(後述)によって挟まれている。円環状ガラスパッキン141,143は、適宜の機械的性質を備えた合成樹脂材料等によって形成されている。図31に、発熱ユニット140と開閉蓋部100との間に設けられる円環状ガラスパッキン141の正面図を示している。また図32には、発熱ユニット140とスペーサ150との間に設けられる円環状ガラスパッキン143の正面図を示している。円環状ガラスパッキン143には、発熱ユニット140のリード線145(後述)を取り出すためのリード線取り出し穴143Aが設けられている。
発熱ユニット140の部分断面図の一例を図12に示している。発熱ユニット140は、板状透明ガラスの表面に光透過性の導電性薄膜140A1を形成してなる発熱ガラス140Aと透明な板状ガラスであるフロートガラス140Bとを、導電性薄膜140A1が内側に位置するようにポリビニルブチラール(PVB)、エチレン酢酸ビニル(EVA)樹脂等でなる中間膜140Cを介して一体的に接着してなる。導電性薄膜140A1には導電テープ、銀ペースト等で形成された電極149が設けられ、リード線145がハンダ145Aにより機械的に、及び電気的に接続されている。電極149、リード線145、ハンダ145Aは、ガラスの段差部分を埋めるようにシリコンシーラント144で封着されている。リード線145は図示を省略する商用交流電源に適宜のスイッチ、接触器等を介して接続され、必要に応じて発熱ユニット140の導電性薄膜140A1に交流電流を供給して発熱させる。発熱ユニット140が発する熱により、発熱ユニット140の信号灯器1外面側に対する着雪を効果的に防止することができる。
図11に示すように、発熱ユニット140は、円環状ガラスパッキン141,143を介して開閉蓋部100の胴部120内端面と、スペーサ150(固定部材)との間に設置されている。言い換えると、発熱ユニット140は、発光体ユニット70から発せられる光の光路上に配置されている。図17、図18に、スペーサ150の構成例を示している。図17はスペーサ150の中心を通る断面図、図18はスペーサ150の正面図である。スペーサ150は円形穴部151を有する略環状部材であり、当該円形穴部151の周囲に沿って環状立ち上げ部152を備え、かつ当該環状立ち上げ部152の内周に張り出す環状板材であるリング部158が形成されている。スペーサ150は、適宜の樹脂材料、又はダイキャスト等の金属材料により成形加工して得ることができる。図11を参照すると、スペーサ150は開閉蓋部100の本体10と接する部分である基部の表面と面一となるように設置され、ボルト101をボルト穴157にねじ込むことにより基部に対して固定される。またスペーサ150のリング部158には、パッキン71を介して発光体ユニット70が、ボルト72をネジ穴154にねじ込むことによって固定される。
一方、前述のように、発熱ユニット140は、開閉蓋部100の胴部120内端面に環状に凸設されたパッキン押さえリブ142が円環状ガラスパッキン141に当接し、またスペーサ150の環状立ち上げ部152の端部が円環状ガラスパッキン143に当接することにより、スペーサ150により開閉蓋部100の胴部120内に固定される。スペーサ150の環状立ち上げ部152の高さ寸法は、発熱ユニット140及びガラスパッキン141,143がパッキン押さえリブ142と環状立ち上げ部152との間に、各ガラスパッキン141,143の弾発力により固定されるように定めればよい。発熱ユニット140の下端部は、開閉蓋部100の胴部120内側面との接触により破損することがないように、弾性を有する弧状支持ブロック160によって支持される(例えば図14参照)。
図13に、開閉蓋部100の背面図を示している。図11の開閉蓋部100の断面図により説明したように、発光体ユニット70はボルト72によってスペーサ150に固定されており、スペーサ150は開閉蓋部100の基部に対してボルト101によって固定されている。開閉蓋部300と同様に、開閉蓋部100の基部にはその外周縁に沿うようにパッキン60が設けられる。また、スペーサ150の矩形基板には、発熱ユニット140からのリード線145を取り出すための穴部155が2箇所に設けられている。
図14には、開閉蓋部100の背面を、発光体ユニット70及びスペーサ150を取り外した状態で示している。図14では、スペーサ150を取り外しているため、発熱ユニット140の平面が見える状態となっている。発熱ユニット140の発熱ガラス140Aに設けられている導電性薄膜140A1は、7箇所の帯状脱膜部148によって8つの領域に分割されている。脱膜部148は、サンドブラストにより導電性薄膜140A1を帯状に除去した領域であり、その幅は導電性薄膜140A1の所要面積に応じて適宜決定することができる。図示の例では分割されてできた8つの領域のうち右端から第2,第3の領域の上縁が導電テープ149Aで電気的に接続されるとともに、その導電テープ149Aには電極149とリード線145が取り付けられている。導電性薄膜140A1の右端から第1ないし第4の領域の下端部は、導電テープ149Aによって電気的に接続されている。また導電性薄膜140A1の右端から第3ないし第6の領域の上端部は、導電テープ149Aによって電気的に接続されている。さらに、導電性薄膜140A1の右端から第5、第6の領域の下端部は、導電テープ149Aによって電気的に接続されるとともに、その導電テープ149Aには電極149とリード線145が取り付けられている。一対のリード線145は、図外の商用交流電源に適宜のスイッチ、接触器等を介して接続される。図14には、上記の構成を有する導電性薄膜140A1を流れる電流の経路を、幅広矢印により模式的に表示している。後述のように本実施例では電極149間に交流電圧を印加するため、図示の幅広矢印はある時間断面で見た電流方向を示している。図示する本実施例の構成では、例えば一対の電極149間にAC100Vを印加した場合、約35Wの発熱が得られて発熱ガラス140A表面の温度上昇は40℃程度となるように設計されている。この場合の電極149間の電気抵抗値は、約280Ωとなる。これにより、信号灯器1の発光部110への着雪防止の効果が得られるものである。
図15,図16には、それぞれ開閉蓋部100の単体での断面図及び背面図を示している。すでに開閉蓋部100の構成については図11等を参照して説明したとおりである。付言すれば、胴部120の内端面に開口部135を囲むように環状のパッキン押さえリブ142が凸設されており、発熱ユニット140の発熱ガラス140Aに貼り付けられている円環状ガラスパッキン141と密接するようになっている。
次に、開閉蓋部100と同様に、発熱体が設けられている開閉蓋部200の構成について説明する。開閉蓋部200は、発熱体として矩形平面形状の発熱ユニット240が設けられている点で、開閉蓋部100と異なっている。図1における開閉蓋部200のC−C断面における断面図は、開閉蓋部100に関する図11と同様に現れるので、図示、及び説明を省略する。発熱ユニット240についても、平面形状が矩形であること、及び後述するように導電性薄膜240A1の脱膜の状態が異なる他は発熱ユニット140と同様の構成を有しているので、重複する説明は省略する。なお、図19ないし図22において、開閉蓋部100と対応する要素に関しては、開閉蓋部100と200の関係のように、対応する要素の符号を200番台に変えて示している。
上述のように、開閉蓋部200の発熱ユニット240は矩形の平面形状を有し、その両面側から1組の矩形ガラスパッキン241,243によって挟まれている。図33,図34に、矩形ガラスパッキン241,243を例示している。発熱ユニット240と開閉蓋部200との間に配置される矩形ガラスパッキン241は、発熱ユニット140の発熱ガラス140Aと同等の形状寸法の矩形平面を有し、開閉蓋部200の開口部235に対応する円形開口部を備える。一方、後述するスペーサ250側に設けられる矩形ガラスパッキン243は、図34に示すように、開閉蓋部200側に設けられる矩形ガラスパッキン241とほぼ同様の構成であり、発熱ユニット240からのリード線取り出し穴255が設けられている点が異なっている。
開閉蓋部100の場合と同様に、開閉蓋部200においても、発熱ユニット240は、矩形ガラスパッキン241,243を介して開閉蓋部200の胴部220内端面と、スペーサ250との間に設置されている。図22に、スペーサ250の正面図を示している。スペーサ250の中心を通る断面図は、開閉蓋部100に関する図17と同様に表れる。スペーサ250は、円形穴部251を有する矩形基板に当該円形穴部251の周囲に沿って環状立ち上げ部252を備え、かつ当該環状立ち上げ部252の内周に張り出す環状板材であるリング部258が形成されている部材である。図22のスペーサ250は、対応する発熱ユニット240の平面形状が矩形であることに対応して、開閉蓋部200の、矩形横断面を有する胴部220内への取付用ボルト穴257、及び発熱ユニット240からのリード線取り出し穴255の位置が決められている。
発熱ユニット240は、開閉蓋部100の場合と同様に、開閉蓋部200の胴部220内端面に、環状に凸設されたパッキン押さえリブ252がガラスパッキン241に当接し、またスペーサ250の環状立ち上げ部252の端部がガラスパッキン243に当接することにより、スペーサ250により開閉蓋部200の胴部220内に固定される。開閉蓋部100の場合と同様に、スペーサ250の環状立ち上げ部252の高さ寸法は、発熱ユニット240及びガラスパッキン241,243がパッキン押さえリブ242と環状立ち上げ部252との間に、各ガラスパッキン241,243の弾発力により固定されるように定めればよい。発熱ユニット240の下端部は、開閉蓋部200の胴部220内側面との接触により破損することがないように、弾性を有する支持ブロック260(図19参照。支持ブロック160と同様)によって支持される。
図19に、開閉蓋部200の背面図を示している。図19を参照すると、開閉蓋部100の場合と同様に、発光体ユニット70はボルト72によってスペーサ250に固定されており、スペーサ250は開閉蓋部200の基部に対してボルト201によって固定されている。開閉蓋部200の基部にはその外周縁に沿うようにパッキン202が設けられる。また、スペーサ250の矩形基板には、発熱ユニット240からのリード線245を取り出すための穴部255が2箇所に設けられている。
図20には、開閉蓋部200の背面を、発光体ユニット70及びスペーサ250を取り外した状態で示している。図20では、スペーサ250を取り外しているため、発熱ユニット240の表面が見える状態となっている。発熱ユニット240の発熱ガラス240Aに設けられている導電性薄膜240A1は、4箇所の帯状脱膜部248によって5つの領域に分割されている。図示の例ではそのうち右端から第2の領域の下縁が導電テープ249Aで電気的に接続されるとともに、その導電テープ249Aには電極249とリード線245が取り付けられている。導電性薄膜240A1の右端から第1、第2の領域の上端部は、導電テープ249Aによって電気的に接続されている。また導電性薄膜240A1の右端から第3、第4の領域の下端部は、導電テープ249Aによって電気的に接続されている。さらに、導電性薄膜240A1の右端から第4の領域の上端部には導電テープ249Aが設けられ、その導電テープ249Aには電極249とリード線245が取り付けられている。一対のリード線245は、図外の商用交流電源に適宜のスイッチ、接触器等を介して接続される。図20には、図14と同様に、上記の構成を有する導電性薄膜240A1を流れる電流の経路を、幅広矢印により模式的に表示している。図示する本実施例の構成では、開閉蓋部100の発熱ユニット140の場合と同様に、例えば一対の電極249間にAC100Vを印加した場合、約48Wの発熱が得られて発熱ガラス240A表面の温度上昇は40℃程度となるように設計されている。この場合の電極249間の電気抵抗値は、約210Ωとなる。これにより、信号灯器1の発光部210への着雪防止の効果が得られるものである。
図21には、開閉蓋部200の単体での背面図を示している。図21に対応する断面図は、開閉蓋部100における図15と同様に現れるので、図示及び説明を省略する。すでに開閉蓋部200の構成については図11,図19等を参照して説明したとおりであり、胴部220の内端面に開口部235を囲むように環状のパッキン押さえリブ242が凸設されており、発熱ユニット240の発熱ガラス240Aとの間に設けられる矩形ガラスパッキン241と密接するようになっている。
以上説明した実施例に係る信号灯器1によれば、信号灯火を発するための発光体ユニットの前方に発熱ユニットを配置し、必要に応じてこの発熱ユニットに通電して発熱させることができるので、信号灯火の視認性を妨げる着雪を効果的に防止することができる。また、発熱ユニットは開閉蓋部とこれに固設されているスペーサとの間に、パッキンを介して開閉蓋部及びスペーサと密接されるので、信号灯器1内の気密性が保持され、外部からの雨水等の浸入が効果的に防止される。
第2の実施例
次に、本発明の一実施形態に係る第2の実施例について説明する。図23に、第2の実施例による信号灯器1Aの正面図を示している。信号灯器1Aは第1実施例と同様に三灯式の信号灯器であるが、開閉蓋部400に3つの発光部410が備えられている点が異なる。開閉蓋部400は本体10Aに固定ボルト40によって閉止状態で固定される。本体10Aの両端部には、第1実施例と同様に固定用のブラケット30が設けられている。
図24に、図23のD−D断面で見た信号灯器1Aの断面図を示している。発熱ユニット440はガラスパッキン441,443を介して、開閉蓋部400の胴部420内端面に形成されたパッキン押さえリブ442とスペーサ450の環状立ち上げ部452端部との間に挟まれるように保持される。この際、パッキン押さえリブ442はガラスパッキン441に、スペーサ450はガラスパッキン443に押圧されて信号灯器1A内を密閉するように構成されている。開閉蓋部400と本体10との間には、同じく信号灯器1Aの密閉性を保つためにパッキン402が設けられており、本体10に対して開閉蓋部400が閉止状態において固定ボルト40によって固定される。信号灯器1Aの長手方向全長にわたる矩形平面の胴部420上には、3つの発光部410に対応して環状凸部422が設けられ、それぞれにフード20が取り付けられている。発熱ユニット440の下端部は、胴部420内底面に設置された支持ブロック460によって振動等により破損しないように支持されている。
図25は、開閉蓋部400の背面図である。開閉蓋部400内には、発光部410に対応する位置に発光体ユニット70が設けられ、それぞれスペーサ450にボルト72によって固定されている。発熱ユニット440は開閉蓋部400内において、3つの発光部410にまたがって配置されるように、横長矩形に形成されている。本体10との間を封止するパッキン402が、3つの発光部410を囲むように配置されている。
図26に、信号灯器1Aの開閉蓋部400から発光体ユニット70及びスペーサ450を取り外した状態の背面図を示している。図26では、横長矩形の平面形状を有する発熱ユニット440の全体が見えている。発熱ユニット440では、3箇所の発光部410のそれぞれに対応する領域で各4箇所の脱膜部448を設けることにより、図20に示した第1実施例の開閉蓋部200に相当する3列の導電領域447が、一対の電極449の間にそれぞれ形成されている。発熱ユニット440の断面構造は、第1実施例における図12と同様である(図12の要素と対応する要素には、図12の符号の100番台を400番台に変えた符号を付している)。図26には、図14と同様に、上記の構成を有する導電性薄膜440A1を流れる電流の経路を、幅広矢印により模式的に表示している。本実施例では、各電極445間にAC100Vを印加した場合、発熱ユニット240と同じ導電膜構成なので約48Wの発熱が得られて発熱ガラス140A表面の温度上昇は40℃程度となるように設計されている。この場合の電極449間の電気抵抗値は、約210Ωとなる。
図27には、本実施例における発熱ユニット440の変形例を示している。図27の例では、横長矩形の発熱ユニット440の長手方向両端部に一対の電極449が設けられ、電極間には4つの脱膜部448により形成された3列の導電領域447が配置されている。図27には、図14と同様に、上記の構成を有する導電性薄膜140A1を流れる電流の経路を、幅広矢印により模式的に表示している。この例においても、各電極449間にAC100Vを印加した場合、約56Wの発熱が得られて発熱ガラス140A表面の温度上昇は約40℃程度となるように設計されている。この場合の電極149間の電気抵抗値は、約180Ωとなる。
図28には第2実施例の信号灯器1Aが備える本体10Aの正面図を、図29にはその右側面図を示している。本体10Aは、開閉蓋部400に設けられている3つの発光体ユニット70を収容する一つの凹部14を有し、その背面には発光体ユニット70及び発熱ガラス440からの電力供給ケーブルを取り出すための開口部12が形成されている。穴部42には開閉蓋部400を固定するためのボルト40が挿通される。
次に、第1実施例及び第2実施例の発熱ユニット140,240,440に共通する変形例について説明する。図34に、例示として発熱ユニット140の変形例に係る部分断面図を、図35にその部分平面図を示している。この変形例では、発熱ガラス140Aに設けられている導電性薄膜140A1の上に、適宜の材質の樹脂フィルム140Dが貼り付けられている。電極149とリード線145を接続しているハンダ145Aは、シリコンシーラント144によって被覆されている。このように発熱ユニット140として、発熱ガラス140Aに樹脂フィルム140Dを貼付して構成することにより、より低コストで発熱ガラス140Aに衝撃力が加えられた際の飛散防止の効果を付与することができる。
次に、矩形平面形状を有する発熱ガラス140の変形例について説明する。図36に、変形例に係る発熱ユニット140を備えた開閉蓋部100の発光体ユニット70及びスペーサ150を取り外した状態での背面図を示している。図36は、第1実施例の信号灯器1に関する図14に対応する。この変形例に係る発熱ユニット140は、2箇所の脱膜部148によって上下一対の電極149の間に導電性薄膜140A1でなる一つの導電領域147が形成されている例である。第1,第2実施例で説明した発熱ユニット140、240,440は、透明度の高い面抵抗値が約20Ω/□のものを用い、電極間の電気抵抗値を電源定格と所望発熱量に見合った値とするために多数の脱膜部148等により複数の導電領域を形成していた。これに対して本変形例では、面抵抗値が約10Ω/□の発熱ガラスよりは若干透明度が落ちるものの、面抵抗値が約150Ω/□の発熱ガラスを採用することで、電極間の電気抵抗値を調整するための脱膜部の数を低減させているものである。また導電領域147の幅は発光体ユニット70の直径とほぼ等しく設定されていることで、発光部110の視認性を妨げる着雪防止を効果的に行わせることができる。この変形例においては、例えば一対の電極149間にAC100Vを印加した場合、約78Wの発熱が得られて発熱ガラス140A表面の温度上昇は約40℃程度となるように設計されている。この場合の電極149間の電気抵抗値は、約150Ωとなる。これにより、信号灯器1の発光部110への十分な着雪防止の効果が得られるものである。
以上詳細に説明したように、本発明の実施形態に係る信号灯器によれば、信号灯火の表示部分の広い領域を均一に発熱させることにより、着雪防止効果が高く、降雪時でも視認性が損なわれることがない信号灯器を提供することが可能になる。
前記信号灯器に設ける発熱ユニットは円形又は矩形の発熱ガラスを有するものとすることができ、発熱ガラスに設けられた一対の電極間に導電性薄膜によって形成される導電領域の面抵抗値と導電領域を適切に設定すれば、前記発熱ガラスについて着雪防止効果を発揮するに十分な温度ライズを得ることができる。
前記信号灯器に複数の発光体ユニットが並置されている場合、それらの発光体ユニットに対して一の前記発熱ユニットを設けることができる。この構成によれば、信号灯器の構成が簡易化され、組立工数を削減することができる。なお、この場合、発熱ガラスの導電性薄膜によって形成される導電領域は、各発光体ユニットごとに設けてもよいし、並置される発光体ユニットにわたって設けてもよい。
前記信号灯器の前記発熱ユニットについて、信号灯器の開閉蓋部に設けられた開口部と前記発光体ユニットとの間において、前記開口部の周囲に対して当該発熱ユニットを押圧するとともに当該発熱ユニットに密接する固定部材によって密接されるように構成すれば、前記信号灯器を液密状態に封止することができる。この際、前記発熱ユニットと前記開閉蓋部の開口部周囲、及び前記発熱ユニットと前記固定部材との間には、弾性を有する材料で平板状に形成されているパッキンを配置することができる。
前記発熱ユニットを、前記発熱ガラスを中間膜を介して板状ガラスと接合してなる合わせガラスとすれば、衝撃を受けた際にガラスが飛散するのを防止して安全性を高めることができる。また、前記発熱ユニットを構成している前記発熱ガラスについて、前記導電性薄膜を覆うように樹脂層を設ければ、ガラス飛散防止効果を損なうことなくコスト低減を図ることができる。
本発明の技術的範囲は上記の実施形態に限定されることはなく、他の変形例、応用例等も、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内に含まれるものである。
1,1A 信号灯器
10 本体
70 発光体ユニット
100,200,300,400 開閉蓋部
110、210、310、410 発光部
140,240,440 発熱ユニット
140A,240A,440A 発熱ガラス
140A1,240A1,440A1 導電性薄膜
140B,240B,440B 板状ガラス
140C,240C,440C 中間膜
141,143,241,243,441,443 ガラスパッキン
142,242,442 パッキン押さえリブ
150,250,450 スペーサ
152,252,452 環状立ち上げ部(スペーサ150,250,450の)
160,260,460 支持ブロック

Claims (11)

  1. 信号用灯火を発するための信号灯器であって、
    前記信号用灯火の光源である発光体を有する発光体ユニットと、
    前記発光体ユニットを収容するための収容部と、
    前記収容部内において前記発光体ユニットが発する前記信号用灯火の光路上に配置され、光透過性を有する導電性薄膜が表面に形成され、当該導電性薄膜に一対の電極を介して電力を供給することにより発熱する、板状を呈する発熱ガラスを有する発熱ユニットと、
    を備えている信号灯器。
  2. 前記発光体ユニットの発光部分が略円形に形成され、前記発熱ガラスは前記発光部分と略同一の円形に形成されており、当該導電性薄膜は前記一対の電極間において並列に接続されている一組の導電領域を形成するように分割されており、前記一対の電極間の導電領域の電気抵抗値は約280Ωであり、AC100Vを印加した場合、約35Wの発熱が得られて発熱ガラス表面の温度上昇は約40℃程度となるよう設定されている、請求項1に記載の信号灯器。
  3. 前記発光体ユニットの発光部分が略円形に形成され、前記発熱ガラスは前記発光部分の直径より一辺の長さが長い略正方形に形成されており、前記導電性薄膜は前記一対の電極間において並列に接続されている三組の導電領域を形成するように分割されており、前記一対の電極間の導電領域の電気抵抗値は約210Ωであり、AC100Vを印加した場合、約48Wの発熱が得られて発熱ガラス表面の温度上昇は40℃程度となるように設定されている、請求項1に記載の信号灯器。
  4. 前記発光体ユニットの発光部分が略円形に形成され、前記発熱ガラスは前記発光部分の直径より一辺の長さが長い略正方形に形成され、前記発熱ガラスの前記導電性薄膜は、前記一対の電極間において一の導電領域を形成しており、前記一対の電極間の導電領域の電気抵抗値は約130Ωであり、AC100Vを印加した場合、約78Wの発熱が得られて発熱ガラス表面の温度上昇は約40℃程度となるよう設定されている、請求項1に記載の信号灯器。
  5. 複数の前記発光体ユニットが前記収容部に並置されており、一の前記発熱ユニットが複数の前記発光体ユニットが発する信号用灯火の光路上に配置されている、請求項1に記載の信号灯器。
  6. 各前記発光体ユニットの発光部分が略円形に形成され、前記発熱ガラスの前記導電性薄膜は、各前記発光体ユニットを径方向に挟むように設置された前記一対の電極間において並列に接続されている三組の導電領域を形成しており、前記一対の電極間の導電領域の電気抵抗値は約210Ωであり、AC100Vを印加した場合、約48Wの発熱が得られて発熱ガラス表面の温度上昇は40℃程度となるように設定されている、請求項5に記載の信号灯器。
  7. 各前記発光体ユニットの発光部分が略円形に形成され、前記発熱ガラスの前記導電性薄膜は、並置された複数の前記発光体ユニットを配列方向に挟むように設置された前記一対の電極間において並列に接続されている複数の導電領域を形成するように分割されており、前記一対の電極間の導電領域の電気抵抗値は約180Ωであり、AC100Vを印加した場合、約56Wの発熱が得られて発熱ガラス表面の温度上昇は約40℃程度となるように設定されている、請求項5に記載の信号灯器。
  8. 前記発熱ユニットは前記収容部に設けられた開口部と前記発光体ユニットとの間において、前記開口部の周囲に対して当該発熱ユニットを押圧するとともに当該発熱ユニットに密接する固定部材によって密接されて前記開口部を液密状態に封止する、請求項1に記載の信号灯器。
  9. 前記発熱ユニットと前記収容部の開口部周囲、及び前記発熱ユニットと前記固定部材との間には、弾性を有する材料で平板状に形成されている封止部材が介設される、請求項8に記載の信号灯器。
  10. 前記発熱ユニットの前記板状発熱ガラスは中間膜を介して板状ガラスと接合されて合わせガラスを形成している、請求項1に記載の信号灯器。
  11. 前記発熱ユニットの前記発熱ガラスは前記導電性薄膜を覆うように設けられた樹脂層を有している、請求項1に記載の信号灯器。
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