JPWO2017064809A1 - コーヒーの抽出装置および製造方法 - Google Patents

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Abstract

課題
本発明の課題は、雑味を可及的に取り除いたコーヒーを抽出することができる装置およびコーヒーの製造方法を提供することにある。解決手段
液体を入れる内部空間を有する中空部(21)と、前記中空部の下方に底部(22)と、前記底部から上昇させかつ再び下降し前記底部の下部(24)に排出する管部(23)とを有する抽出器(20)と、挽いたコーヒー豆を濾すことができ、かつ、前記抽出器の底部から所定位置に配置するために前記抽出器と係合するための係合部(34)を有するフィルター部(30)と、を具備し、前記抽出器の中空部に前記フィルター部を配置し、前記管部によってサイフォン効果を奏するコーヒー抽出装置(10)である。
選択図 図4

Description

本発明は、飲料用の抽出装置、特に雑味を可及的に取り除いたコーヒーを抽出する装置および、その装置を使用したコーヒーの製造方法に関するものである。
適度に煎り、挽いたコーヒー豆からコーヒー抽出物を抽出する方法として、いわゆるドリップ式あるいは、水出し方式が存在する。上記ドリップ方式は、高温の湯を使用することから、コーヒーの香りが、逃げたり、酸味が強くなる。さらに、コーヒー豆を焙煎した時に出る油分が抽出され、しつこいという印象を受ける場合がある。
一方で、従来の水出し方式は、いわゆるドリップ方式であり透過式による抽出のため、挽いたコーヒー豆について、香りが高く甘みが感じられ、カフェイン、タンニンが溶出しにくく、苦味もやわらかいという特徴を有する。しかしながら、常温かつ極少量の水を滴らせるので、コーヒー抽出物の抽出に時間がかかるという問題がある。
このように、水出しにおいても上記デメリットが存在しているので、可及的にこれを軽減することが好ましい。
そこで、特開平08−154833号公報において、濾紙を装着し且つ焙煎及び製粉済のコーヒー豆粉を入れてコーヒー液をドリップするための抽出器と、該抽出器の下方に配置されて抽出用の水を保有すると共に前記抽出器から落下してくるコーヒー液を受け入れるための兼用受入れ容器と、該兼用受入れ容器内の液を前記抽出器の上方まで搬送して該抽出器に注ぐための循環路及び循環ポンプと、前記循環路の途中に設けられた循環水加熱ヒータとを有し、且つ抽出スイッチのオンによって一定時間前記循環ポンプを駆動して液の循環を行うと共に運転初期の限定された一定時間だけ前記循環水加熱ヒータをオンして高温に加熱した水を前記抽出器に注ぐようにした制御部を有することを特徴とするコーヒー液抽出装置が開示されている。
上記コーヒー液抽出装置においては、一定時間だけ前記循環水加熱ヒータをオンして高温に加熱した水を前記抽出器に注ぐようにしたので、比較的短時間でコーヒーを抽出することができる。これは、上記ドリップ方式と水出し方式の折衷案というべきもので、両方の特徴を兼ね備えたものである。しかしながら、抽出されたコーヒーに雑味が感じられるという問題は解消されていない。
特開平08−154833号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたもので、その課題は、雑味を可及的に取り除いたコーヒー抽出物を抽出することができる装置および、その装置を使用したコーヒー製造方法を提供することにある。
本発明者は、コーヒー抽出物を抽出する過程に着目し、どの過程が一番多く雑味を排出するかについて、鋭意研究の結果、抽出の最終段階すなわち、水の滴下が終了する寸前に抽出したコーヒー抽出物に雑味が混入することを見出し、この最終段階に抽出されるコーヒー抽出物を、すでに抽出されたコーヒー抽出物に混入する恐れを可及的に軽減する装置とその装置を使用したコーヒーの製造方法を開発した。
第1観点におけるコーヒー抽出装置によれば、液体を入れる内部空間を有する中空部と、中空部の下方に底部と、底部から上昇させかつ再び下降し前記底部の下部に排出する管部とを有する抽出器と、挽いたコーヒー豆を濾すことができ、かつ、前記抽出器の底部から所定位置に配置するために前記抽出器と係合するための係合部とを有するフィルター部と、を具備し、前記抽出器の中空部に前記フィルター部とを配置し、前記管部によってサイフォン効果を奏するというものである。
第2観点におけるコーヒー抽出装置によれば、第1観点において、その抽出器内に配置したフィルター部に、水を一定間隔で滴下する点滴装置とを配置するというものである。
第3観点におけるコーヒー抽出装置によれば、第1観点または第2観点において、そのコーヒー抽出装置の下流に、空気を混入することができる空気混入装置とを配置するというものである。
第4観点におけるコーヒー装置によれば、第3観点において、前記空気を混入することができる混入装置の下部にさらに、液体を入れる内部空間を有する中空部と、中空部の下方に底部と、前記底部から上昇させかつ再び下降し前記底部の下部に排出する管部とを有する第2の抽出器と、挽いたコーヒー豆を濾すことができ、かつ、前記第2の抽出器の底部から所定位置に配置するために前記第2の抽出器と係合するための係合部とを有する第2のフィルター部と、を具備し、前記第2の抽出器における中空部に前記第2のフィルター部とを配置し、前記管部によってサイフォン効果を奏するというものである。
また、第5観点におけるコーヒーの製造方法によれば、上述の第1観点から第3観点のいずれかのコーヒー抽出装置におけるフィルター部に挽いたコーヒー豆を入れ、このフィルター部に水を滴下する第1工程と、この第1工程により滴下した水がコーヒー豆を浸す第2工程と、この第2工程に、さらに水を滴下することでコーヒー抽出物を抽出し、フィルター部の内部におけるコーヒー抽出物が、屈曲部の高さを越えることによりサイフォン効果を奏する第3工程と、このサイフォン効果によって、コーヒー抽出物の一部は下部に流出し、残余のコーヒー抽出物は貯留部に留め置かれた状態となる第4工程と、を含むというものである。
また、第6観点におけるコーヒー製造方法によれば、前記第4観点のコーヒー抽出装置におけるフィルター部および第2のコーヒー抽出装置における第2のフィルター部に、それぞれ挽いたコーヒー豆を入れ、このフィルター部に水を滴下する第1工程と、この第1工程により滴下した水がコーヒー豆を浸す第2工程と、この第2工程に、さらに水を滴下することでコーヒー抽出物を抽出し、フィルター部の内部におけるコーヒー抽出物が、屈曲部の高さを越えることによりサイフォン効果を奏する第3工程と、このサイフォン効果によって、コーヒー抽出物の一部は下部に流出し、残余のコーヒー抽出物は貯留部に留め置かれた状態となる第4工程と、第2のフィルター部に第4工程により抽出したコーヒー抽出物をさらに滴下する第5工程と、第5工程により滴下したコーヒー抽出物が前記第2のフィルター部の内部に配置したコーヒー豆を浸す第6工程と、前記第6工程に、さらにコーヒー抽出物を滴下することで、前記第2のフィルター部の内部における第2のコーヒー抽出物が、屈曲部の高さを越えることによりサイフォン効果を奏する第7工程と、前記サイフォン効果によって、前記第2のコーヒー抽出物の一部は下部に流出し、残余のコーヒー抽出物は貯留部に留め置かれた状態となる第8工程と、を含むというものである。尚、水としたが、湯をも含むものである。
本発明は、上述のとおり、抽出の最終段階すなわち、水の滴下が終了する寸前に抽出したコーヒー抽出物を排出しないようにして、雑味を可及的に排したコーヒー抽出物を抽出するコーヒー抽出装置および製造方法を提供することができる。
コーヒー抽出装置の分解斜視図である。 点滴装置の斜視図である。 空気混入装置の斜視図である。 第1実施例のコーヒー抽出装置の斜視図である。 第2実施例のコーヒー抽出装置の斜視図である。 第3実施例のコーヒー抽出装置の斜視図である。 第4実施例のコーヒー抽出装置の斜視図である。 aは、第1工程の状態図、bは、第2工程の状態図、cは、第3工程の状態図、dは、第4工程の状態図である。 eは、第5工程の状態図、fは、第6工程の状態図、gは、第7工程の状態図、hは、第8工程の状態図である。
以下図示の実施形態を詳細に説明する。第1実施例に係るコーヒー抽出装置10は、それ単体でサイフォン効果を奏する抽出器20とその内部にフィルター部30とを配置したものである。抽出器20は中空の円筒状を呈する中空部21と底部22とを有する。底部22は、液体の流出を防止するもので、この底部22から後述する下部24に直接流出しない構成である。
また、抽出器20は管部23を有する。前記管部23は、前記底部22に接続され、当該底部22から上昇し、屈曲部25を介して再び下降した後に、底部22より下方に配置された下部24に接続される。第1実施例において下部24は筒状を呈し、前記底部22に接続されるものの、この底部22から直接液体が流出することなく、後述するように、底部22と、下部24と接続した管部23を介して、液体を下部24に放出するという構成である。すなわち、底部22から、管部23および下部24を経由して液体を外部に放出するというものである。よってこの底部22と管部23の取り付け位置は後述するフィルター部30を配置した場合に、フィルター33よりも下方に位置していればよい。
フィルター部30は、フィルター取り付け部31を有し、本体部32は、中空の円筒状を呈するものである。フィルター取り付け部31に、挽いたコーヒー豆からコーヒー抽出物を抽出するために、そのコーヒー豆を濾すフィルター33を配置する。このフィルター33はステンレス製の網目状を呈することが好ましい。また、その場合の網目の目開きは、中挽きのコーヒー豆が通過しない程度が好ましく、たとえば、0.2ミリメートルから0.5ミリメートル、特に、0.3ミリメートルから0.4ミリメートルが好ましい。これは、後述するように、コーヒー豆を挽くときは、いわゆる中挽きから粗引きにすることが好ましいため、これに対応するためである。この場合、中挽きとは、たとえば図示しない株式会社富士珈機社製、フジローヤルミルR−440において、ダイヤルを4.0にして、煎ったコーヒー豆を挽いたときであり、これから徐々にダイヤルを8.0にするに従い粗挽きになる。また、ダイヤル10にすると大粗にすることができる。なお、粗挽きにするに従い比較的雑味が少なく、香りが高いコーヒーを抽出することができる。尚、後述する従来の図示しないいわゆる水出しコーヒーを製造する装置の場合、一般的に水1000ccに対して、挽いたコーヒー豆100グラム程度使用することが好ましいが、本実施例においては、後述するように、水1000ccに対して、挽いたコーヒー豆Kを40グラム程度で、コーヒー抽出物W1の抽出が促進される。もっとも、粗挽きになればなるほどこれよりも挽いたコーヒー豆Kの量が若干増える傾向にある。もっとも好みによって細引きが好まれる場合はこの限りではない。
また、前記フィルター取り付け部31の下方に、係合部34を配置している。この係合部34は、前記抽出器20内に、当該フィルター部30を配置した場合に、前記抽出器20における底部22から所定の間隔をあけて上方に配置するためのものである。本実施例においては、抽出器20における底部22が、その径が下方に向かって縮径するいわゆる、尻すぼまりする形状を呈している。従って、上記のとおり、フィルター部30を抽出器20内に配置したとしても、前記フィルター33は、底部22に接することなく、上方に配置される。なお、係合部34は、当該フィルター部30を配置した場合に、前記抽出器20における底部22から所定の間隔をあけて上方に配置することができればその位置、大きさ、および形状の限定はない。また、前記フィルター33をフィルター部の内部に配置できれば、前記フィルター取り付け部31を設けなくても好ましい。
雑味を生じる量は抽出器20の水の量を1000ccとした場合に抽出されるコーヒーのうちおよそ10ccから20ccであることを見出したために、その量が留め置かれる位置なるように係合部34を配置することが好ましい。本実施例の場合、底部22からおよそ2センチ程度上方に前記フィルター取り付け部31が配置されることが好ましい。この底部22から、フィルター部30の底部31までの間を貯留部26とし、その貯留部26に雑味を生じたコーヒーが留め置かれる。これについては後述する。
第2実施例に係る抽出装置40は、抽出器20とその中にフィルター部30とを有し、そのフィルター部30に点滴する点滴装置50を有するものである。すなわち、第1実施例に係る抽出装置10の上流に、点滴装置50を取り付けたというものである。従って、抽出器20とその中にフィルター部30は上記の第1実施例10のそれと同一であり、同じ符号を付しその説明は省略する。
この点滴装置50には、液体をためることができる点滴本体部51とその下部に筒状を呈する流出部52とを備え、前記点滴本体部51と流出部52の間に点滴調整装置53が設けられており、任意に滴下する液体の量およびその間隔を調整することができる。一般的にコーヒー豆の挽き方が荒いほど、滴下する水の量を少なくすることが好ましいが、後述するように、本実施例では従来の浸透するだけのいわゆる水出し方式と比して水の量を多くすることができる。
第3実施例に係る抽出装置60は、さらに、空気混入装置70を配置したものである。すなわち、上部から順に、点滴装置50と、抽出器20とその中にフィルター部30とを有し、下部24から流出したコーヒー抽出物に空気を混合する空気混入装置70とを配置したものである。なお、点滴装置50と抽出器20とについては、第2実施例40のそれと同一であり、同一の符号を付しその説明は省略する。
空気混入装置70は、上部に液体貯留部71を有し、下部の排出口72にいたる導出管73を有し、この導出管73の中間部分に空気導入管75、75を配置したという構成である。この、空気混入装置70における液体貯留部71に液体を注ぐと、排出口72に流出する過程において、前記空気導入管75、75によって導入された空気を、導出管73で混合し、空気を含んだ液体を排出口72から流出することができるというものである。
第4実施例に係る抽出装置90は、さらに、抽出器20Aとその中にフィルター部30Aを有するものである。すなわち、上流から順に、点滴装置50、抽出器20とその中にフィルター部30を有し、下部24から流出したコーヒー抽出物に空気を混合する空気混入装置70を配置し、さらに、抽出器20Aとその中にフィルター部30A有するというものである。
この最下流に配置した抽出器20Aとフィルター部30Aは、第1実施例と同様のものであり、いわば、抽出器20とフィルター部30を2組使用するというものである。従って、第3実施例60の下流にさらに第1実施例10を取り付けたものと同様の抽出器20Aとフィルター部30Aを使用するものであり、抽出器20とフィルター部30とその構成は同様であることから、符合Aをさらに付しそれぞれの説明を省略する。
(コーヒーを抽出するコーヒーの製造方法)
第1実施例に係る抽出装置10を使用したコーヒーを抽出するコーヒー製造方法について、いわゆる水出しコーヒーを製造する方法を記載する。複数人の場合はそれに応じてコーヒー豆と水の量及びそれに応じた容量の抽出装置10を使用する。
適度に煎って、上記のように中挽きあるいは粗挽きにした40グラムのコーヒーの豆Kを、フィルター部30に入れる。それを、抽出器20内に配置する。このように第1実施例に係る抽出装置10の下に、図示しないコーヒーカップを置き、フィルター部30内に水Wを滴下する(第1工程、図8a参照)。この場合いわゆる水出しコーヒーとする場合は常温の水を使用することができる。尚、40グラムのコーヒーの豆Kに対して、1000ccの水を使用する。この場合、コーヒー豆は、深煎りが好ましくコーヒー豆の粒度は、中挽きあるいは粗挽きが好ましく、粗挽きであるほど雑味が抽出される度合いが少ない。なお好みによって、コーヒー豆の量を増減することは上述のとおりである。
前記第1工程により徐々に水Wを滴下すると、フィルター部30に入れられたコーヒーの豆Kが徐々に前記水Wに浸される(第2工程、図8b参照))。このとき、挽いたコーヒーの豆Kが水を吸収し膨らむ。この場合、湯よりも常温の水を使用すれば、比較的に雑味の抽出を抑えることができる。
さらに、水Wを滴下すると、フィルター部30における液面Rが徐々に上昇し、コーヒーの豆Kが水に浸されるためにコーヒー抽出物W1の抽出が促進される。このとき、単にコーヒー豆Kに水が通過するだけでなくコーヒー豆Kが水に浸されるためにコーヒーの抽出が促進される。これにより従来の水出し方式と比較してより少ないコーヒー豆Kを使用し、かつ可及的に粗挽きのコーヒー豆を使用することで雑味の発生をおさえつつ、香りの高いコーヒー抽出物W1の抽出が促進される。また、それと同時にフィルター部30におけるフィルター33によって、抽出されたコーヒー抽出物W1が、コーヒー豆Kと分離され貯留部26に溜まる。
また、フィルター部30におけるコーヒー抽出物W1の液面R1の高さが徐々に上昇するとともに、管部23内における液面R2の高さが上昇し、屈曲部25の高さを超える。そのときにサイフォン効果を生じ、フィルター部30内のコーヒー抽出物W1が、管部23内を流れる。この管部23は、すでに述べたとおり底部22に接続され、当該底部22から上昇し、屈曲部25を介して再び下降した後に、底部22より下方に配置された下部24に接続されているので、フィルター部30内におけるコーヒー抽出物W1が下部24に流出する(第3工程、図8c参照))。このように、滴下する水がなくなるまで上記の工程を繰り返す。尚、フィルター部30の上下において、コーヒー抽出物W1は交じり合うために味の相違はあまりない。また、コーヒー抽出物W1はコーヒー豆Kに、いわば漬け込まれた状態に置かれるので、このコーヒー抽出物W1にコクが付加される。
滴下する水がなくなる直前において、最後のサイフォン効果が生じた場合に、抽出器20内におけるコーヒー抽出物W1が全部流出するのではなく、貯留部26におよそ10ccから20ccのコーヒー抽出物W2が、下部24に流出せず、この貯留部26に留め置かれた状態となる。また、このサイフォン効果によって、コーヒー抽出物W1が勢いよく下部に24に流出されるため、コーヒーの香りが醸し出される(第4工程、図8d参照))。
また、上記と同時に、前記貯留部26に留め置かれたコーヒー抽出物W2には、雑味が生じている場合がある。すなわち、経験によりを滴下する最終段階においては滴下する途中の抽出物では生じない雑味が生じる可能性がある。従ってこの雑味を、これを下部24に排出しないことで、可及的に雑味を取り除いたコーヒー抽出物W1を抽出することができる。よって、上述のとおり、当該下部24に、図示しないコーヒーカップを配置すれば、香りが高くかつ雑味の少ないコーヒーを入れることができる。尚、前記コーヒー抽出物W2は、最終的に廃棄する。
尚、上記のとおり、貯留部26におよそ10ccから20ccのコーヒー抽出物W2が、下部24に流出せず、この貯留部26に留め置かれた状態となる。これは、フィルター部30におけるフィルター取り付け部31に配置した係合部34によるものである。すなわち、この係合部34は、前記抽出器20内に、フィルター部30を配置した場合に、前記抽出器20における底部22から所定の間隔をあけて前記フィルター部30がその上方に配置されている。従って、フィルター部30におけるフィルター取り付け部31と前記抽出器20における底部22の間には一定の空間である貯留部26が構成される。このため、コーヒー抽出の最終段階すなわち、たとえば1000ccの水のうち、コーヒー豆Kに吸収される水の量を除き、10から20cc程度のコーヒー抽出物W2においては、サイフォン効果が発揮されずに、抽出器20の下部24により排出されることなく、最終的に当該貯留部26に留め置かれる。
この留め置かれた最後の10から20cc程度のコーヒー抽出物W2においては、上記のとおり雑味が混入する恐れがあるために、この最後の抽出物W2がコーヒーとしてコーヒーカップに混入することがないので、この雑味がコーヒー抽出物W1に混じることが可及的に軽減される。なお、経験的に雑味とは、苦味あるいは渋みなどをいうが、コーヒー豆Kから抽出される油分あるいは泡の成分が、これら雑味を構成していると考えられる。
第2実施例に係る抽出装置40を使用したコーヒーを抽出するコーヒーの製造方法を説明する。なお、第2実施例に係る抽出装置40は、上記のとおり出抽器20とその中にフィルター部30を有し、そのフィルター部30に水を滴下する点滴装置50を有するものである。従って、第1実施例に係る抽出装置10における点滴する作業を、点滴装置50に替えるというものであることは上述したとおりである。
点滴装置50は、一定の間隔ごとに水を滴下することができるものであり、点滴本体部51に必要量の水を入れる。いわゆる水出し方式では、上記のとおりコーヒー豆のひき方によってその水を滴下する量を調整する。たとえば、粗挽きの場合は3秒に1滴が好ましいが、中挽きの場合は、1秒に1滴から、1秒に2滴、あるいは1秒に3滴から連続して流すように滴下する場合であっても好ましい。
このように上記第1実施例で行っていた注水を、点滴装置50によって行うものである。上記通りコーヒー豆の挽き方によって点滴間隔を調整し、点滴装置50に、たとえば水1000ccを入れる。尚、その他は、第1実施例に係る抽出装置30の場合と同様である。従って、上述の第1工程から第4工程と同様の工程を経てコーヒー抽出物W1が抽出され、前記貯留部26に留め置かれたコーヒー抽出物W2には、雑味が生じていることがあるため、これを下部24に排出しないことで、可及的に雑味を取り除いたコーヒー抽出物W1を抽出することができる。よって、当該下部24に、図示しないコーヒーカップを配置すれば、香りが高くかつ雑味の少ないコーヒーを入れることができる。尚、前記コーヒー抽出物W2は、最終的に廃棄する点も同様である(図8aからd参照)。
第3実施例に係る抽出装置60は、上記のとおり、第2実施例に係る抽出装置40に、さらに空気混入装置70を配置したものである。すなわち、上部から順に、点滴装置50、抽出器20とその中にフィルター部30を有し、下部24から流出したコーヒー抽出物W1に空気を混合する空気混入装置70を配置したものである。上記の第3実施例に係る抽出装置60において、抽出したコーヒー抽出物W1にさらに空気を混入することができる。この場合コーヒーの味がまろやかになる。もっとも、点滴装置50を使用することなく、使用者が水を一定間隔で滴下することも可能である(図示せず)。
第3実施例に係る抽出装置60を使用したコーヒーを抽出するコーヒーの製造方法としては上記第2実施例に係る抽出装置40おいて、さらに空気混入装置70を配置したものであり、上記のとおり、点滴装置50に、たとえば水1000ccを入れる。尚、その他は、第1実施例に係る抽出装置30の場合と同様である。従って、上述の第1工程から第4工程と同様の工程を経てコーヒー抽出物W1が抽出される。また、前記貯留部26に留め置かれたコーヒー抽出物W2には、雑味が生じていることがあるため、これを下部24に排出しないことで、可及的に雑味を取り除いたコーヒー抽出物W1を抽出することができる。また、さらに下部24から流出したコーヒー抽出物W1に空気を混合する空気混入装置70を配置し、上記の第3実施例に係る抽出装置60において、抽出したコーヒー抽出物W1にさらに空気を混入することができる。よって、空気混入装置70に、図示しないコーヒーカップを配置すれば、香りが高くかつ雑味の少ないコーヒーを入れることができる。尚、前記コーヒー抽出物W2は、最終的に廃棄する点も同様である(図8aからd参照)。
このように、フィルター部30におけるフィルター33と前記抽出器20における底部22の間には一定の空間である貯留部26が構成される。このため、コーヒー抽出の最終段階すなわちたとえば1000ccの水のうち、コーヒー豆Kに吸収される水の量を除き、10から20cc程度のコーヒー抽出物においては、サイフォン効果を発揮されずに、抽出器20の下部24により排出されることなく、最終的に当該貯留部26に留め置かれる。この留め置かれた最後の10から20cc程度のコーヒー抽出物W2においては、雑味が混入する恐れが有るために、この最後の抽出物W2が、空気混入装置70を通じてコーヒーとしてコーヒーカップに混入することがないので、雑味がコーヒー抽出物に混じることが可及的に軽減される点についても同様である。
第4実施例に係る抽出装置90は、第3実施例においてさらに、抽出器20とフィルター部30を配置したものである。すなわち上流から、点滴装置50、第1の抽出器20とフィルター部30を配置し、それに空気混入装置70を配置し、さらに第2の抽出器20Aとフィルター部30Aを配置するという構成である。
第4実施例に係る抽出装置90を使用したコーヒーを抽出するコーヒーの製造方法としては、挽いたコーヒー豆Kのうちの1部のコーヒー豆K1を、第1の抽出器20内のフィルター部30に配置し、残りのコーヒー豆K2を、第2の抽出器20A内のフィルター部30Aに配置する。たとえば、一人分40グラムの挽いたコーヒー豆Kのうち、35グラムのコーヒー豆K1を、第1の抽出器20内のフィルター部30に配置し、残りの5グラムのコーヒー豆K2を第2の抽出器20A内のフィルター部30Aに配置する。尚、第1の抽出器20とフィルター部30と、第2の抽出器20Aとフィルター部30Aは、その容量が同一であっても好ましい。
点滴装置50に常温の水を適量入れ、上記のとおり第1工程から第4工程を経る(図8aからd、符号K1参照)、このうち上記第1工程において一定の間隔で水Wを、第1の抽出器20内のフィルター部30に滴下する。たとえば、点滴装置50に常温の水Wを1000cc入れた場合、第1の抽出器20におけるコーヒー抽出物W1の最終段階すなわち上記常温の水1000ccの滴下が終了した状態においては、1000ccの水Wのうち、挽いたコーヒー豆に吸水され、900cc程度が抽出される。そこから10から20cc程度のコーヒー抽出物W2が、貯留部26に留め置かれる。このため、コーヒー抽出の最終段階すなわちたとえば1000ccの水のうち、コーヒー豆K1に吸収される水の量を除き、10から20cc程度のコーヒー抽出物W2においては、サイフォン効果が発揮されずに、抽出器20の下部24により排出されることなく、最終的に当該貯留部26に留め置かれる。この留め置かれた最後の10から20cc程度のコーヒー抽出物W2においては、雑味が混入する恐れが有るために、この最後のコーヒー抽出物W2が、下部24から、排出されることがない。従って、コーヒー豆K1に吸収された100cc程度を除きおよそ880ccから890ccのコーヒー抽出W1が、空気混入装置70に流入する。
空気混入装置70に流入したおよそ880ccから890ccのコーヒー抽出物W1に空気が混入される。この880ccから890ccのコーヒー抽出物W1が再び第2の抽出器20Aにおけるフィルター部30Aに滴下される。
上記のとおり、第2のフィルター部30Aにはおよそ5グラムの挽いたコーヒー豆の粉K2が入れられているので、この880ccから890ccのコーヒー抽出物W1の一部がこのコーヒー豆の粉K2に吸収されるとともに、さらにコーヒーの香りが付加され第2のコーヒー抽出物W3がおよそ860cc程度抽出される。
もっとも、第2の抽出器20Aとフィルター部30Aの構成は、第1の抽出器20とフィルター部30と同様であるために、上述の第2のコーヒー抽出物W3のうち、一定量の残余のコーヒー抽出物W4が、貯留部26Aに留め置かれる。従って、ここでも、苦味あるいは渋みなどの雑味を含んだコーヒー抽出物W4が貯留部26Aに留め置かれ、第2のコーヒー抽出物W3に雑味が混入する可能性は極力排除される。従って、第2のコーヒー抽出物W3が最終的に抽出され、その量はおよそ840cc程度である。
このように、フィルター部30および第2のフィルター部30Aに、挽いたコーヒー豆K1、K2をそれぞれ入れ、上記の第5工程から第8工程を今度は水Wではなく、第4工程で抽出したコーヒー抽出物W1を用いてさらに、前記第1工程から第4工程にいたる工程とほぼ同様の第5工程から第8工程を繰り返すというものである。
すなわち、前記第4工程により流出するコーヒー抽出物W1を、第2のフィルター部30Aに滴下する(図9e参照、第5工程)。また、このように滴下したコーヒー抽出物W1が前記第2のフィルター内30Aに配置したコーヒー豆K2を浸す(図9f参照、第6工程。)この前記第5工程において、さらに、コーヒー抽出物W1を滴下することで、コーヒー抽出物が抽出され第2のコーヒー抽出物W3となる。また、フィルター部30Aにおける第2のコーヒー抽出物W3の液面R3の高さが徐々に上昇するとともに、管部23A内における液面R4の高さが上昇し、屈曲部25Aの高さを超えることによりサイフォン効果を奏する(図9g参照、第7工程)と、滴下するコーヒー抽出物W1がなくなる前において、最後のサイフォン効果が生じた場合に、抽出器20A内における第2のコーヒー抽出物W3が全部流出するのではなく、貯留部26Aにおよそ10ccから20ccのコーヒー抽出物W4が、下部24Aに流出せず、この貯留部26Aに留め置かれた状態となる(図9h参照、第8工程)。これらの工程を順次実行することにより、最終的に下部24Aより流出する第2のコーヒー抽出物W3は、いわば2度にわたってコーヒーを抽出したものであるので、香り豊かな上記第2のコーヒー抽出物W3を製造することができる。このように、滴下する水がなくなるまで上記の工程を繰り返す。尚、フィルター部30Aの上下において、コーヒー抽出物W3は交じり合うために味の相違はあまりない。また、コーヒー抽出物W3はコーヒー豆K2に、いわば漬け込まれた状態に置かれるので、このコーヒー抽出物W3にコクが付加される。
第1実施例に係る抽出装置10、第2実施例に係る抽出装置40、第3実施例に係る抽出装置60、第4実施例に係る抽出装置70いずれについてもそれを支える支持装置を使用することができる(図示せず)。
ここで、第1実施例に係る抽出装置10と従来のいわゆる水出し方式による比較実験を行った結果を記載する。ともに、水800ccに対して、株式会社富士珈機社製、フジローヤルミルR−440において、ダイヤルを6.0にして、煎ったコーヒー豆を挽く。このとき挽いたコーヒーの粉は40グラムである。なお、雑味を出易くするために、コーヒーの粉の分量に対して水の量を少なくしている。
ここで従来の水出しコーヒーを製造する装置として、オージ社製ウォータードリッパーWD−300を使用した。これは、ウオーターボールと呼ばれるものに水を入れ、その下部に配置したレベルコックから水を滴下し、さらにその下部に配置したロート内にフィルターを配置し、このフィルター内に挽いたコーヒーの粉を入れ、上記レベルコックから水を滴下して、コーヒー抽出物を抽出するというものである。
この実験は、男性3名、女性2名の計5名で行った。第1実施例に係る抽出装置10により抽出されたコーヒーAと、比較例として上述の従来の装置によって抽出されたコーヒーBをそれぞれ試飲した。その結果が以下の表である。ここでコーヒーAとは上記W1である。
Figure 2017064809
このように5名中4名が、AのほうがBより雑味が少ないとの結果が得られた。なお、BのほうがAより雑味が少ないとの回答をした者は、0名あった。
また、上記2におけるAのほうがBより雑味が少ない、との回答を得た4名に対し、どの程度雑味が感じられたかを問うた回答が以下の表である。
Figure 2017064809
このように、第1実施例に係る抽出装置10と上記従来のいわゆる水出し方式による比較実験を行った結果、前記第1実施例に係る抽出装置10において抽出されたコーヒーAのほうが、雑味が少ないという結果が得られた。これは上記従来のいわゆる水出し方式によるものでは、最後に滴下した水により抽出されたコーヒー抽出物に雑味が混入するためと考えられる。従って、本実施例に係る装置においては、雑味が混入すると考えられる最後に滴下した水により抽出されたコーヒー抽出物を排除することができるため、上記の結果を奏するものと考えられる。尚、実際の抽出時においてはコーヒーの粉の量をたとえば水1000ccに対して挽いたコーヒー豆の粉40グラム使用することができる。また、コーヒー抽出物が、挽いたコーヒー豆に、いわば漬け込まれた状態に置かれるので、従来より少ないコーヒー豆の量で十分なコーヒー抽出物を抽出することができ、さらに雑味が少ないコーヒーを抽出することができるというものである。
10、第1実施例に係る抽出装置
20、抽出器
20A、第2の抽出器
21、21A、中空部
22、22A、底部
23、23A、管部
24、24A、下部
25、25A、屈曲部
30、フィルター部
30A、第2のフィルター部
31、31A、フィルター取り付け部
33、33A、フィルター
34、34A、係合部
40、第2実施例に係る抽出装置
50、点滴装置
60、第3実施例に係る抽出装置
70、空気混入装置
90、第4実施例に係る抽出装置

Claims (6)

  1. 液体を入れる内部空間を有する中空部と、前記中空部の下方に底部と、前記底部から上昇させ再び下降し前記底部の下部に排出する管部とを有する抽出器と、
    挽いたコーヒー豆を濾すことができ、かつ、前記抽出器の底部から所定位置に配置するために前記抽出器と係合するための係合部とを有するフィルター部と、を具備し、前記抽出器の中空部に前記フィルター部とを配置し、前記管部によってサイフォン効果を奏するコーヒー抽出装置。
  2. 前記抽出器の内部に配置したフィルター部に、水を一定間隔で滴下する点滴装置とを配置する請求項1記載のコーヒー抽出装置。
  3. 前記コーヒー抽出装置の下流に、空気を混入することができる混入装置を有する請求項1または2記載のコーヒー抽出装置。
  4. 前記空気を混入することができる混入装置の下部にさらに、
    液体を入れる内部空間を有する中空部と、前記中空部の下方に底部と、前記底部から上昇させかつ再び下降し前記底部の下部に排出する管部とを有する第2の抽出器と、
    挽いたコーヒー豆を濾すことができ、かつ、前記抽出器の底部から所定位置に配置するために前記抽出器と係合するための係合部とを有する第2のフィルター部と、を具備し、前記第2の抽出器の中空部に前記第2のフィルター部とを配置し、前記管部によってサイフォン効果を奏する請求項3記載のコーヒー抽出装置。
  5. 前記請求項1から3記載いずれか1項記載のコーヒー抽出装置におけるフィルター部に挽いたコーヒー豆を入れ、前記フィルター部に水を滴下する第1工程と、前記第1工程により滴下した水が前記コーヒー豆を浸す第2工程と、前記第2工程に、さらに水を滴下することでコーヒー抽出物を抽出し、前記フィルター部の内部におけるコーヒー抽出物が、管部における屈曲部の高さを越えることによりサイフォン効果を奏する第3工程と、前記サイフォン効果によって、コーヒー抽出物の一部は下部に流出し、残余のコーヒー抽出物は貯留部に留め置かれた状態となる第4工程と、を含むコーヒー抽出物を抽出するコーヒーの製造方法。
  6. 前記請求項4記載のコーヒー抽出装置におけるフィルター部および第2のコーヒー抽出装置における第2のフィルター部に挽いたコーヒー豆をそれぞれ入れ、前記フィルター部に水を滴下する第1工程と、前記第1工程により滴下した水が前記コーヒー豆を浸す第2工程と、前記第2工程に、さらに水を滴下することでコーヒー抽出物を抽出し、前記フィルター部の内部におけるコーヒー抽出物が、管部における屈曲部の高さを越えることによりサイフォン効果を奏する第3工程と、前記サイフォン効果によって、コーヒー抽出物の一部は下部に流出し、残余のコーヒー抽出物は貯留部に留め置かれた状態となる第4工程と、
    前記第2のフィルター部に前記第4工程により抽出したコーヒー抽出物をさらに滴下する第5工程と、前記第5工程により滴下したコーヒー抽出物が前記第2のフィルター部の内部に配置したコーヒー豆を浸す第6工程と、前記第6工程に、さらにコーヒー抽出物を滴下することで、前記第2のフィルター部の内部における第2のコーヒー抽出物が、管部における屈曲部の高さを越えることによりサイフォン効果を奏する第7工程と、前記サイフォン効果によって、前記第2のコーヒー抽出物の一部は下部に流出し、残余のコーヒー抽出物は貯留部に留め置かれた状態となる第8工程と、を含むコーヒー抽出物を抽出するコーヒーの製造方法。
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