JP2005199007A - コーヒー液抽出方法とそのコーヒー液抽出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コーヒー本来の味を手軽に誰もが享受できる、コーヒー抽出方法とコーヒー抽出用具を提供する。
【解決手段】コーヒー抽出液を溜めるための筒状の第1容器に、第1容器の内側に隙間なく挿入できる底壁面に不織布フィルターを構成した筒状の第2容器を挿入し、第2容器の中に適量のコーヒー粒を入れた後、適量のお湯を注ぎ、所定の時間が経過後、第2容器を第1容器から引き抜くことによって、第1容器内に生じる気圧の差を利用して、飲用のためのコーヒー液を抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、抽出されたコーヒー液を溜めるための容器と、その容器の内側に隙間なく挿入されている不織布製のフィルターを構成した容器を引き抜く過程に於て、容器内に生じる気圧の差を利用してコーヒー液を抽出するコーヒー液抽出方法とそのコーヒー液抽出用具に関するものである。
従来、コーヒー液を抽出するための用具に関しては、ペーパーフィルター及びフランネルを用いたドリップ方式、またサイホン方式や、機械式によるコーヒーメーカー、更に業務用などで広く使用されているコーヒーマシーン方式などが一般的に知られており、最近ではカップ一杯用のコーヒー液をドリップするための、予めフィルター内に挽いたコーヒー粒をセットした使い捨てタイプの簡易カートリッジ式コーヒーと呼ばれるものが普及している。
また、少量のコーヒーを調製するピストンコーヒーメーカーというコーヒー液抽出用具がある。(例えば、特許文献1参照。)。
以下、従来のコーヒー液抽出方法、及びコーヒー液抽出用具について説明する。
特許公表2003−510100号特表(第10頁、図1)
一般的に家庭でコーヒー液を抽出する場合、ペーパーフィルターによるドリップ方式、あるいはペーパーフィルターを用いた機械式コーヒーメーカーが多く使用されている。
ドリップ式のコーヒー液抽出方法は、ドリッパーと呼ばれるロトにペーパーフィルターと、挽いたコーヒー粒をセットしたものをカップ或いはサーバーと呼ばれる抽出されたコーヒー液を溜めるための容器の上に乗せ、ペーパーフィルター内のコーヒー粒にお湯を注ぎ、ドリッパーにより抽出され流れ落ちてきたコーヒー液をカップ或いはサーバーに溜めるものであり、機械式コーヒーメーカーは、ペーパーフィルター内のコーヒー粒に自動でお湯を注ぎ、ドリッパーにより抽出され流れ落ちてきたコーヒー液をサーバーに溜めるものである。
これらの方法で美味しいといわれるコーヒー液を抽出する場合、ペーパーフィルターの折りしろの折り方、お湯の注ぎ方などに様々な手順があり、更には3つ穴のドリッパー、いわゆるカリタ式と、1つ穴のドリッパー、メリタ式ではお湯の注ぎ方が違うというように、美味しいコーヒー液を抽出しようとすると幾多の手順を踏まえなければならず、非常に手間が掛かり面倒である。
然しながら、こうした手順に従い抽出したコーヒー液も、ペーパーフィルターを使うかぎり、ペーパーフィルター特有の紙臭さ、及び抽出されたコーヒー液の油分をペーパーフィルターが吸着してしまうという欠点があり、コーヒー本来の味を引き出せていないというのが現状である。
また、機械式コーヒーメーカーは注がれるお湯の温度が低く、更にコーヒー粒に均一にお湯を注ぐことができないなど、一般的に美味しいといわれるコーヒー液の抽出には向かない。
また、フランネルによるドリップ方式や、水蒸気の圧力でフラスコの湯をロートに押し上げてコーヒー液を抽出するサイホン方式などは、コーヒー本来の風味や香りを引き出しやすいといわれ一部のコーヒー専門店で使われているが、その抽出手順や保管方法など、使い勝手はペーパーフィルター以上に手間がかかり一般的に専門店以外ではあまり使われていない。
特に、水蒸気の圧力を利用して熱湯をロートに押し上げ、冷却減圧によってコーヒー液を抽出するサイホン方式は、熱湯でコーヒー液を抽出するので苦味の強い味になりやすく抽出のための操作手順に高度な習熟度が必要とされ、またその装置も複雑な構造で価格も高く、しかも取り扱いに手間がかかり一般的にはコーヒー液抽出までのプロセスの演出効果を楽しむものとして受け入られていることも否めない。
また、最近ではポリエステルやテトロンなどの不織布でフィルターを構成したものが市場に出はじめている。
これら、不織布製のフィルターは耐久性に優れ、ペーパーフィルターのように1回の抽出毎に出し殻となったコーヒー粒とともに使い捨てにすることはなく、また、フィルターそのものによる特有の味付けというものも殆どなく、しかもコーヒーの油分を吸着しないのでペーパーフィルターに比べ抽出されたコーヒー液は、味にコクがありまろやかで風味豊かなものになる。
然しながら不織布でフィルターを構成する場合、フィルターの製造段階でその目的に応じた空隙、いわゆるポアサイズ(不繊布内部の最大空隙部分の直径)の最適値を見極めることが難しく、特にコーヒー液の抽出を目的とした場合は、荒挽き、中挽き、細挽きなどとどのようなサイズでコーヒー豆を挽いても、挽かれたコーヒー粒とともに必ずコーヒーの微粉末がでるので、ポアサイズを小さく設定すると微粉末によりフィルターが目詰まりをおこすという欠点があり、一般的に広く利用されているドリッパー内にお湯を注ぎ、抽出され流れ落ちてきたコーヒー液をカップ或いはサーバーに溜めるという抽出方法では、ドリップに必要以上に時間がかかってしまい、抽出されたコーヒー液は苦味が強くコーヒー本来の味を引き出しているとは言い難い。
逆に、ポアサイズを大きく設定すると、フィルターを通るお湯の通液速度が早くなり、抽出時間が不足してコーヒー液の味が薄くなるとともに、コーヒーの微粉末がフィルターの孔から洩れ出してしまうためフィルターとして適さない。
このように不織布のフィルターでコーヒー液の抽出を目的とした場合、最適な抽出効率を得るためのポアサイズを決定することは極めて難しく、ペーパーフィルターにはない多くの特長、すなわちフィルターそのものの味付けがなく、しかもコーヒー液の油分は吸着せず、1回の抽出毎に使い捨てにしないという利点をもっていながら、ペーパーフィルターに取って代わる不織布製フィルターは現段階では満足のいくものはない。
また、カップ一杯用のコーヒー粒が不織布製のフィルター内に予めセットされた使い捨てタイプの簡易カートリッジ式コーヒーなどは、コーヒー豆の種類や、その量を好みで調製することができないという欠点があり、更にカップ一杯用の使い捨てタイプとして販売されているために価格が割高で、また2杯3杯、若しくは2人分3人分とコーヒーを淹れる場合はかえって手間が掛かり面倒である。
また、ドリッパーにより抽出され流れ落ちてきたコーヒー液を、カップ或いはサーバーに溜める一般的な抽出方法とは異なるコーヒー抽出用具として、特許公表2003−510100号の、少量のコーヒーを調製するピストンコーヒーメーカーというコーヒー抽出用具がある。
これは、従来からデンマーク国内に広く普及している、3人前から12人前の期待される要望を満たすピストンコーヒーメーカーというコーヒー抽出用具を、1つのカップ用の少量のコーヒーを作るピストンコーヒーメーカーで、ピストンコーヒーメーカーがコーヒーを作っている間、注入した液体の温度を適当なレベルに保つことができ、ピストンコーヒーメーカーの製造コストが低いピストンコーヒーメーカーを作ることを目的としたものである。
これによると、ピストンコーヒーメーカーは、外面と注入される液体分との熱伝導に良好な関係が確保され、注入される間注入される液体の温度を最適に、すなわち96℃以上に保つことができ、これによって、飲用するコーヒーのエッセンシャルな芳香オイル成分のすべてが挽いたコーヒーから抽出される、とあるが、その後抽出された容器内のコーヒー液をどのような方法で濾過をして飲用するのか、使われるフィルターの素材及びドリップの構造とその方法については明記されていない。
然しながら、特許公表を見るかぎり、ピストンコーヒーメーカーによる飲用までのコーヒー液の抽出過程は、シリンドリカルの容器にコーヒー粒を入れ適温のお湯を注いだ後、ピストンロッドの上端に押しハンドル、下端にシリンドリカルの容器にシーリング可能なピストンとフィルターを構成した器具を、容器の上部の解放部分から挿入し、更に押し下げる過程でフィルターにより濾過をしながら、出し殻となったコーヒー粒と抽出されたコーヒー液を容器内で分離するもので、これは、ドリッパーにより抽出され流れ落ちてきたコーヒー液をカップ或いはサーバーに溜めるという、いわゆる注いだお湯の自然落下による抽出方法とは異なるコーヒー液抽出用具であることが判断できる。
一般的にコーヒー粒にをお湯を注いだ際に、ドリッパー内のお湯の上面全体を覆うように浮き出る泡状のものの成分は大部分がコーヒーの灰汁といわれ、飲用するコーヒー液にこの灰汁が混ざると雑味の多いものとなり、コーヒー本来の味を楽しむことはできない。
つまり、ピストンコーヒーメーカーはその構造上、フィルターを構成しているピストンが最初に容器内の湯面に浮いている灰汁を全面でとらえてから、湯面に圧迫する形でさらに押し下げられるために、その過程で成分の大部分が水溶性である灰汁がフィルターの孔を通り抜け、容器内で分離されたコーヒー抽出液の方に溶け込んでしまうという欠点がある。
本発明は以上の従来の技術における問題に鑑みてなされたものであって、コーヒー液本来の味を手軽に誰もが享受できるように、抽出されたコーヒー液を溜めるための容器の内側に隙間なく挿入されている、不織布製のフィルターを構成した容器を引き抜く際に生じる容器内の気圧の差を利用してコーヒー液を抽出するという従来の技術にはないコーヒー抽出方法と、そのコーヒー抽出用具を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明はコーヒー抽出液を溜めるための筒状の第1容器に、第1容器の内側に隙間なく挿入できる底壁面にフィルターを構成した筒状の第2容器を挿入し、その第2容器の中に適量のコーヒー粒を入れた後、適量のお湯を注ぎ、所定の時間が経過後、第2容器を第1容器から引き抜くことによって第1容器内に飲用のためのコーヒー液を抽出することができるコーヒー液の淹れ方を特徴とし、上部解放の有底の筒状の第1容器に、第1容器の内側に隙間なく挿入できる第1容器の内径と略同サイズの外径と高さを有した、上部解放で底壁面に不織布を素材としたフィルターを構成する筒状の第2容器からなり、第2容器を第1容器から引き抜く過程で第1容器内に生じる気圧の差を利用して、第2容器内より抽出濾過されたコーヒー液を第1容器内に溜めることを特徴とする。
本発明は、上記手段を用いて構成されることを特徴としているので、以下に示す効果が期待される。
1、第1容器に挿入された第2容器を引き抜く時に生じる容器内の気圧の差を利用してコーヒー液を抽出するという従来の技術には無いコーヒー液抽出方法。
2、第2容器を引き抜くことで抽出を終えるので、抽出時間を好みで決めることができる。
3、気圧の差を利用してコーヒー液を抽出濾過するので、比較的目詰まりを起こしやすい不織布で作られたフィルターを容易に使用することができる。
4、フィルターそのものによる味付け、いわゆるペーパーフィルター特有の紙臭さというものが無い不織布で作られたフィルターを容易に使用することができるので、コーヒー本来の風味を引き出すことができる。
5、不織布で作られたフィルターを容易に使用することができるので、ペーパーフィルターに比べるとコーヒーの油分を吸着しないので味にコクがでる。
6、耐久性のある不織布で作られたフィルターを容易に使用することができるので、その都度使い捨てにしてきたこれまでのペーパーフィルターに比べ、環境問題に少なからず配慮ができると共に、利用する側にとってはペーパーフィルターを買い続けなければならないという経済的負担が無くなる。
7、これまでペーパーフィルター方式及びフランネルを使用してコーヒーをドリップする際のお湯の注ぎ方、例えば「の」の字を描くように、そして静かに、またフィルターに直接お湯を当てないようになどと多くの手順を必要としていたことが、本発明では、第1容器に挿入された第2容器内に入れられた予め挽いたコーヒー粒に好みのお湯の量を一度に注ぎ込み、好みの時間が経過後第1容器から第2容器を引き抜くだけでコーヒー液の抽出を可能とするので、使い方が非常にシンプルである。
8、使い方がシンプルであるということは、誰もが容易にコーヒー液を抽出することが可能である。
9、抽出時において、フィルターによって濾過されたコーヒー液は第2容器底部より抽出されるので、湯面に浮いている灰汁の多くは、出がらしとなったコーヒー粒上に残り、飲用するコーヒー液に灰汁が混ざらない。
10、基本的にコーヒー本来の味を抽出しやすい不織布で作られたフィルターの使用が好ましいが、第2容器のコーヒー用フィルター受けを構成する底部が第2容器と着脱可能な構成とすればフィルターの交換も可能となるので、本発明のコーヒー液抽出器の特徴である容器内の気圧の差を利用してコーヒー液を抽出できる機能を可能とする構造をもつフィルターであれば、ペーパーフィルターやフランネル、または金属製フィルターなどを好みで使い分けることもできる。
11、第2容器内にお湯を注いでコーヒー液を抽出するまでの間は、第1容器と第2容器が重なりあう2重構造となる構成なので注入したお湯が冷めにくい。
12、第2容器が挿入された第1容器の大きさが略全体の大きさとなるので、携帯性に優れる小型のコーヒー液抽出用具を提供することができる。
13、構成する部品点数が少なく、尚且つ構造がシンプルなので製造コストを低く抑えることができる。
本願発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態のコーヒー液抽出用具の全体断面図であり、図2は、本実施の形態の全体斜視図であり、図3は、本実施の形態のシール材を使用した第2容器下部の部分図であり、図4は、本実施の形態のシール材を使用した第1容器上部の部分図であり、図5は、本実施の形態のフィルター部分を着脱可能とした第2容器の部分図であり、図6は、本実施の形態のフィルター受けの断面図であり、図7は、本実施の形態のフィルター受けの俯瞰図である。
図1及び図2に示されている、上部解放で有底の筒状の第1容器1の内側に隙間なく挿入された、第1容器1の内径と略同サイズの外径をもつ上部解放で、底壁面にコーヒー粒の中に混じる微粉末がフィルターの孔から洩れ出さない程度の比較的小さいポアサイズの不織布製のフィルター3を構成した筒状の第2容器2を引き抜くと、その過程で第2容器2内の空気がフィルター3を経て、第1容器1内に吸い込まれるように移動する。
すなわち、空気は気圧を均一にしようと気圧の高いほうから低いほうに向かって移動する性質があり、ここでは第2容器2を引き抜く過程で第1容器1内の気圧が低くなるためにそのようなことが同様に起きているわけで、この作用はフィルター3を構成した第2容器2の外径が第1容器1の内径に限りなく近くなるほどに大きくなり、本発明のコーヒー液抽出器は第1容器1内で第2容器2がスムーズに上下可動が可能な範囲で、この作用を最大限に活用できるように構成されるものである。
因って、本発明のコーヒー液抽出器でのコーヒー液抽出方法は、抽出されたコーヒー液を溜めるための上部解放で有底の筒状の第1容器1の内側に、隙間なく挿入できる第1容器1の内径と略同サイズの外径をもつ上部解放で底壁面に、コーヒー抽出を目的としコーヒー粒の中に混じる微粉末がフィルターの孔から洩れ出さない程度の比較的小さいポアサイズの不織布製のフィルター3を構成した筒状の第2容器2を予め挿入し、第2容器2内に好みのサイズに挽いた適量のコーヒー粒を入れ、適温のお湯を必要量注ぎ込み、所定の時間いわゆる好みの時間が経過後、第1容器1内から第2容器2を引き抜く過程に於て第1容器1内の気圧が下がり、強制的に第2容器2内のコーヒー抽出液が不織布製のフィルター3で濾過され最終的に飲用するコーヒー液が第1容器1内に溜まるものである。
また、本発明のコーヒー液抽出器で、一般的によくいわれているコーヒー粒の蒸らしを行う場合、第2容器2内に入れられたコーヒー粒に蒸らしのために必要な適量のお湯を注いだ後、第2容器2を第1容器1から少し持ち上げることによって、第2容器2内の余分なお湯が第1容器1内に落ちるので、蒸らしを必要とする場合でも容易に行うことができる。
また、図3及び、図4に示されているように、第1容器1と第2容器2の気密性をさらに高めるためには、第2容器2の下部外周、若しくは第1容器1の上部内周にOリング状のシール材4を構成してもよい。
シール材4は、第2容器2下部外周、若しくは第1容器1上部内周のどちらかに密着固定、あるいは第2容器2下部外周、若しくは第1容器1上部内周に凹みを設けシール材4をはめ込み固定が好まヒいが、その取り付けるための方法は特に限定されるものではない。
第1容器1と第2容器2の高さは略同サイズで構成されるが、図1に示すように、第1容器1に第2容器2が挿入されている状態において、第2容器2の上端が第1容器1の上端よりも上に位置するように構成し、さらに第2容器2の上端部分を外側に折り曲げ加工をすると第2容器2を引き出す際に掴みやすくなり、容易に引き出すことができるようになる。
また、第1容器1と第2容器2に用いられる材料は、特に限定されるものではないが、一般的には手で押さえても変形がしにくく、さらに沸騰したお湯の使用にも適した、いわゆる耐熱性のある合成樹脂素材、またはステンレススチールやチタンなどの金属素材が好ましい。
フィルター3の素材は、コーヒーの味、そして耐久性を考慮するとポリエステルやテトロンなどの耐熱性のある不織布製のフィルターの使用が望ましいが、特に限定されるものではなく、本発明のコーヒー液抽出器の特徴である容器内の気圧の差を利用してコーヒー液を抽出することが可能な機能をもつ構造のものであれば、金属素材フィルターなどでも構わない。
また、フィルター3は第2容器2底辺部に密着固定されるが、図5、図6、図7に示されているように、第2容器2の外径と同サイズ若しくは外径よりも小さいサイズをもった部分的に開口部7を有するフィルター受け5と、そのフィルター受け5内に置かれたフィルター3を挟み込む形のフィルター押さえ6を構成し、第2容器2の底部に着脱可能な構成としてもよい。
その場合、第2容器2とフィルター受け5は、第2容器2の底部外側とフィルター受け5の内側にそれぞれネジを設け着脱可能とし、フィルター受け5の装着時に第2容器2の底辺部によりフィルター押さえ6をフィルター受け5に押圧固定できるように構成するとよい。
フィルター受け5およびフィルター押さえ6に用いられる材料は、耐久性および耐熱性のある素材であれば特に限定はされず、また、第2容器2との材料の統一性も限定されるものではなく、さらに、開口部7の形も特に限定されるものではない。
また、本実施のコーヒー液抽出器に使用される全ての材料は、食品衛生上問題のないものでなければならないことはいうまでもない。
本実施の形態のコーヒー液抽出用具の全体断面図である。 本実施の形態の全体斜視図である。 本実施の形態のシール材を構成した第2容器下部の部分図である。 本実施の形態のシール材を構成した第1容器上部の部分図である。 本実施の形態のフィルター部分を着脱可能とした第2容器の部分図である。 本実施の形態のフィルター受けの断面図である。 本実施の形態のフィルター受けの俯瞰図である。
符号の説明
1 第1容器
2 第2容器
3 フィルター
4 Oリング状のシール材
5 フィルター受け
6 フィルター押さえ
7 開口部

Claims (2)

  1. コーヒー抽出液を溜めるための筒状の第1容器に、第1容器の内側に隙間なく挿入できる底壁面にフィルターを構成した筒状の第2容器を挿入し、その第2容器の中に適量のコーヒー粒を入れた後、適量のお湯を注ぎ、所定の時間が経過後、第2容器を第1容器から引き抜くことによって第1容器内に飲用のためのコーヒー液を抽出することができるコーヒー液の淹れ方を特徴とするコーヒー液抽出方法。
  2. 上部解放の有底の筒状の第1容器に、第1容器の内側に隙間なく挿入できる第1容器の内径と略同サイズの外径と高さを有した、上部解放で底壁面に不織布を素材としたフィルターを構成する筒状の第2容器からなり、第2容器を第1容器から引き抜く過程で第1容器内に生じる気圧の差を利用して、第2容器内より抽出濾過されたコーヒー液を第1容器内に溜めることを特徴とするコーヒー液抽出器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102908056A (zh) * 2011-08-05 2013-02-06 茶-茶茶制品有限公司 一种用于颗粒物的饮料泡制方法及过滤装置
WO2013020159A1 (en) * 2011-08-05 2013-02-14 Tea-Cha Teaware Pty. Ltd Method and filtration device for in-vessel beverage brewing
CN105030067A (zh) * 2015-07-23 2015-11-11 范晓璇 一种豆浆过滤装置
JP2020015011A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 産機テクノス株式会社 フィルタ式スラッジ回収装置
JP7535688B1 (ja) 2024-01-09 2024-08-19 千明 山▲崎▼ コーヒー抽出器

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