JPWO2017056527A1 - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

おねばの吹きこぼれが抑制される炊飯器を得ることを目的とする。内釜を収容する内釜収容部および内釜を加熱する加熱手段を有する本体と、本体にヒンジ結合されて本体の内釜収容部の上部を覆う蓋体と、内釜が本体に収容された状態で、本体から内釜の側壁外面に当接するシール部材と、を備えた。

Description

本発明は、おねばの吹きこぼれを抑制する炊飯器に関する。
従来、炊飯器は、炊飯時に炊飯器内の蒸気を外部に放出させるおねば分離ケースを備えている(たとえば、特許文献1参照)。おねば分離ケースは、上面が開口して弁機構を有する蒸気口ケースと、蒸気口ケースの上面開口部に設けた蒸気口カバーと、で構成され、蒸気口カバーの上面には、弁機構の真上の位置からその側方に変位した部分に蒸気排出孔が形成されている。
おねば分離ケース内部には、いくつかの障壁が設けられている。この障壁によっておねば分離ケース内部に流入する蒸気またはおねばの勢いが弱められ、蒸気排出孔からおねばが噴出することを防ぎ、蒸気のみが炊飯器の外へ排出される構造となっている。
特許第3549457号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術の場合には、蒸気流入口から蒸気排出孔までの流路を長く確保することが必要だった。そして、おいしいご飯を炊き上げるために投入電力を大きくした場合には、更に長く流路を確保する必要があった。
このため、製品本体に対してのおねば分離ケースが占める体積の割合は大きくなってしまい、デザイン的制約が大きかった。一方、おねば分離ケースを小さく構成した場合には、電力を間欠的に出力するなどのおいしさとは相反する制御をせざるを得なかった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、おねばの吹きこぼれが抑制される炊飯器を得ることを目的とする。
本発明に係る炊飯器は、内釜を収容する内釜収容部および前記内釜を加熱する加熱手段を有する本体と、前記本体にヒンジ結合されて該本体の前記内釜収容部の上部を覆う蓋体と、前記内釜が前記本体に収容された状態で、前記本体から前記内釜の側壁外面に当接するシール部材と、を備えたものである。
本発明に係る炊飯器によれば、内釜が本体に収容された状態で、本体から内釜の側壁外面に当接するシール部材を備えている。この構成により、本体に収容され、蓋体を閉じた状態でシール部材と当接する箇所から上方の内釜の側壁外面が外気に触れる。また、シール部材によって内釜の下方で発生した熱が上方へ逃げることを抑制する。このため、シール部材と当接する箇所から上方の内釜の側壁を外気によって冷却することができ、加熱中に湧き上がったおねばの泡が内釜の上部の側壁内側に接触すると、おねばの泡が冷却され、内釜の下部に戻されるため、おねばの吹きこぼれを抑制することができる。したがって、おねばの吹きこぼれが抑制され、おいしいご飯を炊くことができる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器を示す図1のA−A断面の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の図2のC部を示す拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器を示す図1のB−B断面の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の図4AのD部を示す拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る内釜を収容した本体を示す一部を切断した斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るシール部材の上面を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るシール部材を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るシール部材の下面を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るシール部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るシール部材を示す一部を切断した斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るシール部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るシール部材を示す説明図である。
以下に、本発明に係る炊飯器の実施の形態について説明する。なお、図面の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。また、各図において同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100を示す図1のA−A断面の説明図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の図2のC部を示す拡大図である。図4Aは、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100を示す図1のB−B断面の説明図である。図4Bは、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の図4AのD部を示す拡大図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る内釜6を収容した本体1を示す一部を切断した斜視図である。
図1〜図5に示すように、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100は、本体1を備える。
本体1の上部には、内釜収容部15の上部開口部が形成されている。上部開口部は、本体1にヒンジ2で軸連結された本体1の内釜収容部15の上部を覆う蓋体3によって開閉される。
蓋体3は、図示しないヒンジばねにて常時上部開口部を開放する開方向に付勢されている。また、蓋体3は、図示しないラッチとラッチ解除ボタン4とによって、開閉される。
蓋体3の下面には、内蓋5が着脱可能に設けられている。内蓋5は、内釜6の開口部をシールする環状のパッキン7を固定した固定枠8に固定される。
蓋体3と内蓋5との間には、内蓋5側の表面を図示しない金属板で覆われたヒータ9が設けられている。ヒータ9は、給電されると抵抗加熱で発熱する。ヒータ9は、蓋体3に這わせた線状のヒータである。
蓋体3の内蓋5よりも上側には、蒸気に混入するおねばを分離するおねば分離ケース10が取り付けられている。おねば分離ケース10には、案内筒11および開閉弁12が設けられている。案内筒11の下端部の図示しない蒸気孔から流入した蒸気は、蓋体3のおねば分離ケース10を経て、蓋体3上部の蒸気排出孔13から外部に放出される。加熱が停止して内釜6の内圧が低下して開閉弁12が開弁すると、おねばが内釜6に戻される。
おねば分離ケース10は、炊飯中に発生する蒸気とおねばとを分離し、蒸気を蒸気排出孔13に導くと共に、おねばを内釜6に戻す機能を有する。
また、蓋体3には、温度センサ14が設置されている。温度センサ14は、ヒータ9とおねば分離ケース10との間に配置されている。
炊飯器100は、本体1内にコイル台となる内釜収容部15を備え、内釜収容部15には、水、米などが入れられる有底筒状の内釜6が着脱自在に収容される。内釜6は、SUS製である。内釜6は、内釜収容部15の下面の中心部の周りとその外周のコーナー部に配置された加熱手段としての電磁誘導コイル16により加熱されて炊飯される。
内釜6の外面は、ブラスト加工といった凹凸加工または凹凸の塗装などを施し、表面に凹凸を有する。
内釜6は、蓋体3の閉時に、内蓋5側に設けたパッキン7がフランジ6aの上面に押圧されることによって密閉される。
また、内釜収容部15には、底部中央に、貫通穴17が形成される。貫通穴17には、内釜温度センサ18が出没自在に設置されている。
次に、内釜6の支持構成について説明する。
内釜6は、最上部に径方向外向きに延出されたフランジ6aが形成される。図5に示すように、フランジ6aは、内釜収容部15への収容時に、本体1の内釜収容部15の上部開口部の縁にて上方に突出した複数の支持体19に載置されて支持される。複数の支持体19は、上部開口部の縁に周方向に点在して設置されている。このため、内釜6は、複数の支持体19に支持されることにより、内釜収容部15に収容された状態で、上部が内釜収容部15から突出している。このため、炊飯器100内には、本体1と、蓋体3と、内釜6とに囲まれた内部空間30が形成されている。
本体1と蓋体3との間には隙間31が形成され、内部空間30は隙間31を介して炊飯器100の外に広がる外部空間32と通ずる。このため、本体1の内釜収容部15から突出している内釜6の上部は、蓋体3の閉時に、内釜6の側壁上部の外側が本体1と蓋体3との間の隙間31から流入する外気に触れる。特に、図5に示すように、内釜6は、複数の支持体19に支持されない部位では、内釜6の上部が本体1の内釜収容部15から露出し、内釜6の側壁上部の外側が本体1と蓋体3との間の隙間31から流入する外気に直接的に触れる。
次に、シール部材20について説明する。
内釜収容部15には、内釜6が内釜収容部15に収容された状態で、本体1から内釜6の側壁外面に当接するシール部材20を備えている。シール部材20は、シリコンゴムといった耐熱性のある軟質素材の弾性体で形成される。
図6Aは、本発明の実施の形態1に係るシール部材20の上面を示す図である。図6Bは、本発明の実施の形態1に係るシール部材20を示す説明図である。図6Cは、本発明の実施の形態1に係るシール部材20の下面を示す図である。
図6A〜図6Cに示すように、シール部材20は、リング状であり、内釜収容部15の側壁に沿って横1周にわたって配置される。シール部材20は、内釜収容部15の側面に形成された円筒状の曲げ加工に合わせた断面円形の中空内部で嵌め合うことにより、内釜収容部15に固定される。
図2、図4A、図5に示すように、シール部材20は、内釜6の最大炊飯量時の最大水位線21よりも上方に配置される。すなわち、内釜6の最大炊飯量時の最大水位線21が、内釜6の側壁外面に当接するシール部材20よりも下方に位置する。
図2〜図6Cに示すように、シール部材20は、内周端部が下方に垂れ下がるリップ部20aを有している。リップ部20aの内径は、内釜6の外径よりも小さい。また、リップ部20aは、シール部材20の上端内周部から径方向内向きに下方に垂れ下がる。このため、内釜6が内釜収容部15に収容されるときに、リップ部20aの上面が内釜6の外面に当接する。
図6Aに示すように、リップ部20aの上面には突起が無く内釜6と全周にわたって面接触するので、内釜6を本体1の内釜収容部15に収容したときにシールが確実に行われる。これにより、内釜収容部15において内釜6の下部を加熱した熱がシール部材20よりも上方に逃げることを抑制する。逆に、内釜収容部15において内釜6の側壁上部は、シール部材20よりも上方で外気に触れて冷却され易い。
リップ部20aを有するシール部材20は、ブラスト加工が施された成形型で成形され、リップ部20aの表面に凹凸を有する。リップ部20aの表面の凹凸は、内釜6の外面の凹凸と合わせて内釜6を内釜収容部15に収容するときのリップ部20aに対する内釜6の摺動抵抗を低減する。
図6Cに示すように、シール部材20のリップ部20aの先端付近の下面には、複数の突起20bが形成される。複数の突起20bは、リング状のリップ部20aに均一な間隔を空けて等配される。内釜収容部15に収容された内釜6を持ち上げる際に、リップ部20aがひっくり返って下面が内釜6に接触する状態になる。このとき、リップ部20aの下面の複数の突起20bが内釜6に対して点接触の状態になり、摺動抵抗が低減され、内釜6を内釜収容部15から容易に取り外すことができる。
次に、上記のような構成の炊飯器100により炊飯する場合の作用について説明する。
水と米とを入れた内釜6を炊飯器100の本体1内に収容して蓋体3を閉じ、操作部22に設けた炊飯スイッチをONすると、電磁誘導コイル16の作用によって内釜6が加熱される。内釜6内の水が沸騰すると、おねばを含んだ蒸気が発生する。このとき、内釜6の内圧が上昇しているため、おねば分離ケース10の開閉弁12は、押し上げられて閉弁する。このため、おねばを含む蒸気は、蒸気孔から案内筒11を通って、おねば分離ケース10内に導かれる。おねば分離ケース10は、炊飯中に発生する蒸気とおねばとを分離し、蒸気を蒸気排出孔13に導く。そして、加熱が停止して内釜6の内圧が低下すると、開閉弁12が自重およびおねばの重量によって下降して開弁し、おねばを内釜6に戻す。
一方、内釜6の側壁の外側には、シール部材20のリップ部20aが当接し、内釜収容部15に収容された状態で本体1の内釜収容部15から突出した内釜6の側壁上部の外側が本体1と蓋体3の間の隙間31から流入する外気に触れる。また、シール部材20によって内釜6の下方で発生した熱が上方へ逃げることを抑制する。このため、シール部材20と当接する箇所より上部の内釜6の側壁を外気によって冷却することができ、加熱中に内釜6内の径方向外側で湧き上がったおねばの泡が内釜6の上部の側壁内側に接触すると、おねばの泡が冷却され、内釜6の下部に戻されるため、おねばの吹きこぼれを抑制することができる。したがって、投入電力または投入電力の継続時間が大きくても、おねばの吹きこぼれが抑制され、おいしいご飯を炊くことができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、シール部材20Aのリップ部20aの形状が上記実施の形態と異なる。その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、その特徴部分のみ説明する。
図7Aは、本発明の実施の形態2に係るシール部材20Aを示す斜視図である。図7Bは、本発明の実施の形態2に係るシール部材20Aを示す一部を切断した斜視図である。
実施の形態2に係るシール部材20Aには、リップ部20aに複数のスリット20cが形成されている。複数のスリット20cは、リング状のリップ部20aに均一の間隔を空けて等配される。
これにより、内釜6とリップ部20aとの摺動抵抗が低減され、内釜収容部15に収容された内釜6が取り出し易くなる。
実施の形態3.
実施の形態3では、シール部材20Bのリップ部20a1、20a2の形状が上記実施の形態と異なる。その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、その特徴部分のみ説明する。
図8Aは、本発明の実施の形態3に係るシール部材20Bを示す斜視図である。図8Bは、本発明の実施の形態3に係るシール部材20Bを示す説明図である。
実施の形態3に係るシール部材20Bには、スリット20cが形成されて分断されたリップ部20a1が隣り合う分断されたリップ部20a2と上下方向にずれて配置されている。すなわち、分断されたリップ部20a1、20a2は、上段リップ部20a1と下段リップ部20a2とから構成される。
これにより、内釜6の出し入れ作業時に、上下方向にずれて配置されると共に分断されたリップ部20a1、20a2で内釜6を支持して内釜6が傾くことを抑制する。このため、ユーザは内釜6の出し入れ作業がし易くなる。また、内釜6とリップ部20a1、20a2との摺動抵抗が低減され、内釜収容部15に収容された内釜6が取り出し易くなる。
以上説明した実施の形態1〜3によれば、炊飯器100は、内釜6を収容する内釜収容部15および内釜6を加熱する電磁誘導コイル16を有する本体1を備える。炊飯器100は、本体1にヒンジ結合されて該本体1の内釜収容部15の上部を覆う蓋体3を備える。炊飯器100は、内釜6が本体1に収容された状態で、本体1から内釜6の側壁外面に当接するシール部材20を備える。この構成によると、シール部材20によって内釜6の下方で発生した熱が上方へ逃げることを抑制する。このため、シール部材20と当接する箇所より上部の内釜6の側壁を外気によって冷却することができ、加熱中に湧き上がったおねばの泡が内釜6の上部の側壁内側に接触すると、おねばの泡が冷却され、内釜6の下部に戻されるため、おねばの吹きこぼれを抑制することができる。したがって、投入電力が大きい場合または投入電力の継続時間が長い場合であっても、おねばの吹きこぼれが抑制され、おいしいご飯を炊くことができる。
また、おいしいご飯を炊き上げるために投入電力を大きくした場合であっても、おねば分離ケース10に長く流路を確保する必要がない。このため、製品本体に対してのおねば分離ケース10が占める体積の割合が小さくて済み、デザイン的制約が小さくなる。また、電力を間欠的に出力するなどのおいしさとは相反する制御が必要ない。
蓋体3を閉じた状態で、本体1と蓋体3と内釜6とに囲まれた内部空間30が本体1と蓋体3の間に形成された隙間31を介して外部空間32と通じている。この構成によると、本体1に収容された状態で、内釜6の側壁上部の外側が外気に触れる。このため、シール部材20と当接する箇所より上部の内釜6の側壁を外気によって冷却することができ、加熱中に湧き上がったおねばの泡が内釜6の上部の側壁内側に接触すると、おねばの泡が冷却され、内釜6の下部に戻されるため、おねばの吹きこぼれを抑制することができる。したがって、投入電力が大きい場合または投入電力の継続時間が長い場合であっても、おねばの吹きこぼれが抑制され、おいしいご飯を炊くことができる。
内釜6は、最上部に径方向外向きに延出されるフランジ6aを有し、本体1は、内釜収容部15の上部開口部の縁にて上方に突出してフランジ6aを支持する複数の支持体19を有する。この構成によると、内釜6は、本体1に収容された状態で、側壁上部を本体1の内釜収容部15から突出させることができる。このため、内釜6の側壁上部は、複数の支持体19に支持されていない部位にて、本体1の内釜収容部15から突出して側壁上部の外側を露出し、蓋体3の閉時に、内釜6の側壁上部の外側が本体1と蓋体3との間の隙間から流入する外気に触れる。
内釜6の最大炊飯量時の最大水位線21が、内釜6の外面に当接するシール部材20よりも下方に位置する。この構成によると、シール部材20によって内釜6の下方で発生した熱が上方へ逃げない状態で水と米とを加熱することができる。
シール部材20は、内周端部が下方に垂れ下がるリップ部20a、20a1、20a2を有する。この構成によると、リップ部20a、20a1、20a2の上面が本体1の内釜収容部15に収容された内釜6に接触し、内釜6の下方で発生した熱が上方へ逃げない効果を向上させる。また、リップ部20a、20a1、20a2が下方に垂れ下がり、内釜6を本体1の内釜収容部15に収容するときにリップ部20a、20a1、20a2が邪魔にならない。
リップ部20a、20a1、20a2の先端付近の下面には、複数の突起20bが形成された。この構成によると、内釜6を取り出すときにリップ部20a、20a1、20a2がひっくり返り、複数の突起20bが内釜6と接触する。このため、リップ部20a、20a1、20a2と内釜6は点接触する状態となり、摺動抵抗が低減されて取り出し易い。また、リップ部20a、20a1、20a2の上面には突起が無いので、内釜6を本体1の内釜収容部15に収容したときに、シールが確実に行われ、熱が上方へ逃げ難い。
リップ部20a、20a1、20a2は、表面に凹凸を有する。この構成によると、内釜6とリップ部20a、20a1、20a2との間の摺動抵抗が低減され、内釜6の収容が容易になる。
内釜6の外面は、表面に凹凸を有する。この構成によると、内釜6とリップ部20a、20a1、20a2との間の摺動抵抗が低減され、内釜6の収容が容易になる。
リップ部20a、20a1、20a2には、複数のスリット20cが形成された。この構成によると、リップ部20a、20a1、20a2が変形し易くなり、内釜6の出し入れ作業が容易になる。
スリット20cが形成されて分断されたリップ部20a1、20a2は、隣り合う分断されたリップ部20a1、20a2と上下方向にずれて配置された。この構成によると、内釜6の出し入れ作業時に上下方向にずれて配置されると共に分断されたリップ部20a1、20a2で内釜6を支持して内釜6が傾くことを抑制する。このため、ユーザは内釜6の出し入れ作業がし易くなる。
なお、上記の各実施の形態の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。また、今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 本体、2 ヒンジ、3 蓋体、4 ラッチ解除ボタン、5 内蓋、6 内釜、6a フランジ、7 パッキン、8 固定枠、9 ヒータ、10 おねば分離ケース、11 案内筒、12 開閉弁、13 蒸気排出孔、14 温度センサ、15 内釜収容部、16 電磁誘導コイル、17 貫通穴、18 内釜温度センサ、19 支持体、20 シール部材、20A シール部材、20B シール部材、20a リップ部、20a1 上段リップ部、20a2 下段リップ部、20b 突起、20c スリット、21 最大水位線、22 操作部、30 内部空間、31 隙間、32 外部空間、100 炊飯器。

Claims (11)

  1. 内釜を収容する内釜収容部および前記内釜を加熱する加熱手段を有する本体と、
    前記本体にヒンジ結合されて該本体の前記内釜収容部の上部を覆う蓋体と、
    前記内釜が前記本体に収容された状態で、前記本体から前記内釜の側壁外面に当接するシール部材と、
    を備えた炊飯器。
  2. 前記蓋体を閉じた状態で、前記蓋体と前記本体との間に隙間が形成される請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記内釜の前記側壁外面は、前記内釜収容部より上方へ突出している請求項1または2に記載の炊飯器。
  4. 前記内釜は、最上部に径方向外向きに延出されるフランジを有し、
    前記本体は、前記内釜収容部の縁にて上方に突出して前記フランジを支持する複数の支持体を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 前記内釜の最大炊飯量時の最大水位線が、前記内釜の側壁外面に当接する前記シール部材よりも下方に位置する請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
  6. 前記シール部材は、内周端部が下方に垂れ下がるリップ部を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 前記リップ部の先端付近の下面には、複数の突起が形成された請求項6に記載の炊飯器。
  8. 前記リップ部は、表面に凹凸を有する請求項6または7に記載の炊飯器。
  9. 前記内釜の外面は、表面に凹凸を有する請求項8に記載の炊飯器。
  10. 前記リップ部には、複数のスリットが形成された請求項6〜9のいずれか1項に記載の炊飯器。
  11. 前記スリットが形成されて分断された前記リップ部は、隣り合う分断された前記リップ部と上下方向にずれて配置された請求項10に記載の炊飯器。
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