JPWO2017010192A1 - 排ガスを処理するシステム - Google Patents

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Abstract

電気集塵機に入る排ガスの温度が硫酸露点温度以下の場合、液化した硫酸により電気集塵機が腐食される問題がある。そこで、電気集塵機の腐食を防止する。排ガスを処理するシステムであって、排出された排ガスの温度を下げる温度調整部と、温度調整部から排出された排ガス中の微粒子を捕集する集塵機と、集塵機から排出された排ガスを処理する排ガス処理装置とを備え、温度調整部は、排出された排ガスを硫酸露点温度より高い温度に調整排ガスを処理する、システムを提供する。

Description

本発明は、排ガスを処理するシステムに関する。
従来、海水を用いて排ガスを脱硫していた(例えば、特許文献1参照)。また、海水を排ガスに噴霧して排ガスの温度を露点温度以下に下げた後に、電気集塵機により煤等の固体粒子と硫酸ミストとを集めていた(例えば、特許文献2参照)。なお、熔錬炉においては、排ガス中の硫黄成分が電気集塵機内で結露して電気集塵機が腐食することを防ぐべく、排ガスの温度を調整していた(例えば、特許文献3参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特表2011−524800号公報
[特許文献2] 特開2009−052440号公報
[特許文献3] 特開2001−041663号公報
電気集塵機に入る排ガスの温度が露点温度以下の場合、電気集塵機が腐食される問題がある。それゆえ、電気集塵機に入る排ガスの温度は露点温度より高い温度とすることが望まれる。
(発明の一般的開示)本発明の第1の態様においては、排ガスを処理するシステムを提供する。排ガスを処理するシステムは、温度調整部を備えてよい。温度調整部は、排出された排ガスの温度を下げてよい。排ガスを処理するシステムは、集塵機を備えてよい。集塵機は、温度調整部から排出された排ガス中の微粒子を捕集してよい。排ガスを処理するシステムは、排ガス処理装置を備えてよい。排ガス処理装置は、集塵機から排出された排ガスを処理してよい。温度調整部は、排出された排ガスを硫酸露点温度より高い温度に調整してよい。
温度調整部は、排出された排ガスを流体で冷却してよい。
流体は、液体であってよい。
液体は、淡水であってよい。
液体は、排ガスに含まれる水分を凝縮した水であってよい。
温度調整部は、流体の流量を制御してよい。温度調整部は、発動機の負荷に基づいて、流体の流量を制御してよい。
温度調整部は、流体の流量を補正してよい。温度調整部は、温度調整部から排出された排ガスの測定温度と予め定められた温度との差に基づいて、流体の流量を補正してよい。
排ガス処理装置は、排ガスに洗浄水を噴射して排ガスを処理してよい。排ガスを処理するシステムは、熱交換器を更に備えてよい。熱交換器は、排ガス処理装置から取得した排ガスを冷却することにより流体を生成してよい。温度調整部は、熱交換器が生成した流体で排ガスを冷却してよい。
排ガス処理装置は、排ガス取得部を有してよい。排ガス取得部は、熱交換器に排ガスを供給してよい。排ガス取得部は、排ガスを処理する洗浄水の噴射方向とは異なる向きに開口を有してよい。開口は、排ガスを取り込んでよい。
排ガス取得部は、排ガス処理装置の高さ方向における中間点に設けられてよい。
排ガス処理装置は、排ガス再導入部を有してよい。排ガス再導入部は、熱交換器において冷却された後の排ガスを、排ガス処理装置の高さ方向における排ガス取得部と同じ位置、または、下部側に戻してよい。
排ガス処理装置は、回収水タンクを備えてよい。回収水タンクは、熱交換器が生成した流体を収容してよい。回収水タンクは、温度調整部へ搬送される流体の供給源であってよい。
流体は気体であってよい。
温度調整部は、排出された排ガスを集塵機のスパーク温度より低い温度に調整してよい。
温度調整部は、集塵機のスパーク温度より低い温度に、排出された排ガスの温度を調整してよい。集塵機のスパーク温度は、集塵機の運転時間の長さに応じて低下してよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施例における排ガスを処理するシステム100を示す図である。 温度調整部10の詳細を示す図である。 電気集塵機20の構成を示す図である。 電気集塵機20における印加電圧と放電電流との関係を示す図である。 温度調整部10および電気集塵機20の変形例を示す図である。 第2実施例における排ガスを処理するシステム110を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施例における排ガスを処理するシステム100を示す図である。排ガスを処理するシステム100は、船舶のエンジン等から排出される排ガスに含まれる、硫黄成分等の有害物質を除去する。排ガスを処理するシステム100は、温度調整部10、電気集塵機20、排ガス処理装置30、熱交換器50、回収水タンク60、回収水ポンプ62、温度測定部70および汲み上げポンプ80を備える。
排ガス発生源は、船舶推進用のメインエンジン、発電用の補機エンジン、および、蒸気供給用のボイラ等である。船舶推進用のメインエンジンから排出される排ガスの温度は、例えば270℃である。また、発電用の補機エンジンから排出される排ガスの温度は、例えば350℃である。
温度調整部10には、排ガス発生源から排ガスが排出される。温度調整部10は、排出された排ガスの温度を下げる。ただし、温度調整部10は、排ガスの温度を硫酸露点温度より高い温度に調整する。一般に、硫酸露点温度は140℃前後である。そこで、温度調整部10は、排ガスの温度を180℃から260℃までの範囲に下げてよい。例えば、温度調整部10は、目標値220℃となるように排ガスの温度を下げる。
温度調整部10には、回収水ポンプ62から供給水が供給される。温度調整部10は、排ガスに供給水を噴霧することにより、排出された排ガスの温度を下げる。つまり、温度調整部10は排ガスを冷却する。本例の供給水は、液体であり、排ガスに含まれる水分を凝縮させた水である。ただし、供給水は、ボイラにおいて生成した水、または、貯水した雨水であってもよい。本明細書においては、排ガスに含まれる水分を凝縮させた水、ボイラにおいて生成した水、および、貯水した雨水を総称して回収水と称する。回収水は回収水タンク60に一旦収容される。本明細書においては、回収水タンク60から回収水ポンプ62を経て温度調整部10に供給される液体を供給水と称する。
温度調整部10は供給水と排ガスとの気液接触により排ガスの温度を下げるので、熱交換器等を用いるよりも簡易にかつコンパクトな装置で排ガスの温度を下げることができる。なお、温度調整部10が排ガスの冷却に用いる流体は、液体または気体であればよい。他の例では、温度調整部10は、排出された排ガスに空気を添加することにより、排ガスの温度を下げてもよい。他の例では、温度調整部10は、熱交換器等を用いて排ガスの温度を下げてもよい。つまり、温度調整部10は、排出された排ガスを流体で冷却してよい。
電気集塵機20には温度調整部10から排ガスが排出される。本例の温度調整部10は、電気集塵機20へ排出する排ガスの温度を硫酸露点温度よりも高い温度に調整する。それゆえ、電気集塵機20は液化した硫酸に曝されない。したがって、電気集塵機20の腐食を防止することができる。
電気集塵機20は、排ガス中の微粒子を捕集する。微粒子は、煤および粉塵などである。電気集塵機20は、正の高電圧が印加される放電線と放電線を挟んで設置された一対の集塵板とを有してよい。他の例では、電気集塵機20は、一対の集塵板を有し、一方の集塵板には負の高電界が印加され、他方の集塵板は接地されてよい。図1においては、電気集塵機20の構造の詳細は省略する。電気集塵機20では、排ガス中の帯電した微粒子がクーロン力により集塵板に捕集される。
排ガス処理装置30は、反応塔31、ノズル35、排ガス導入管38、洗浄水導入管39、排ガス取得部40、排ガス再導入ブロワ46および排ガス再導入管48を有する。なお、排ガス取得部40は、排ガス吸入ブロワ41および排ガス吸入管44を含む。排ガス処理装置30は、船舶に設置される船舶用排ガス処理装置30であってよい。排ガス処理装置30には、電気集塵機20から排ガス導入管38を通って排ガスが導入される。
反応塔31は、高さ方向に延伸する内部空間を有する。本例において高さ方向とは、反応塔31において排ガスが導入される底部側34から、排ガスが排出される上部側32に延伸する方向を指す。排ガス処理装置30が船舶に設けられる場合、高さ方向は、例えば船舶の床面と垂直な方向または重力方向と平行である。
排ガス処理装置30において、排ガス導入管38は反応塔31の底部側34近傍に位置する。排ガス導入管38から導入される排ガスが反応塔31の内側側面に沿って螺旋状に旋回するように、排ガス導入管38は設けられてよい。反応塔31の半径は0.3mから数m程度であってよい。
反応塔31の内部には、洗浄水36が流れる洗浄水管37が配置される。本例では、反応塔31の上部側32近傍に洗浄水管37が配置される。本例の洗浄水管37は、反応塔31の高さ方向に垂直な方向に洗浄水36を搬送する。洗浄水管37には、汲み上げポンプ80から洗浄水36が供給される。
洗浄水管37にはノズル35が設けられる。ノズル35は排ガスに対して上部側32から底部側34へ洗浄水36を噴射して排ガスを処理する。排ガス処理装置30が船舶に設けられる場合、汲み上げポンプ80が洗浄水管37に供給する洗浄水36は海水、湖水または川水等であってよい。
ノズル35から噴射された洗浄水36は、反応塔31の内部を通過する排ガスと接触して、排ガスに含まれる硫黄成分等を吸収する。硫黄成分等を吸収した液体は、反応塔31の底部側34に溜り、排水として反応塔31の外部に排出される。
排ガス取得部40の排ガス吸入管44は、反応塔31内において排ガスを取り込む開口42を有する。開口42の近傍では、排ガスは洗浄水36により冷却されて60℃程度となる。60℃程度の排ガスは、約20vol%が水分である。
開口42は、排ガスを処理する洗浄水36の噴射方向とは異なる向きに排ガスを取り込むように位置する。本例では、洗浄水36の噴射方向が下向きであるのに対し、排ガス吸入管44の開口42は、排ガスを上向きに取り込む。開口42は、洗浄水36を取り込まない向きであればよい。本例の開口42は、排ガスを上向きに取り込むため、反応塔31の高さ方向とは反対の向きに位置する。つまり、本例の開口42は、反応塔31の底部側34を向いている。一方、洗浄水36の噴射方向も底部側34へ噴射する向きに位置する。これにより、排ガス取得部40は、反応塔31内からは洗浄水36を取得せず、排ガスのみを取得することができる。なお、本明細書において、下および下向きとは、排ガス処理装置30の上部側32から底部側34への向きである。上および上向きとは、下および下向きとは反対の向きである。
排ガス取得部40は、上部側32と底部側34との間の適切な位置に設けられる。一例において、排ガス取得部40は、上部側32と底部側34との間に設けられる。また、排ガス取得部40は、排ガス処理装置30の高さ方向における中間点に設けられてよい。中間点とは、底部側34の最も底部から上部側32のノズル35が設けられる位置までの長さの40%〜60%の位置であってよく、45%〜55%の位置であってもよい。上部側32近傍では排ガスの温度が低いので、排ガスが含有する水分量は底部側34よりも少なくなる。それゆえ、排ガス取得部40の位置は上部側32に接近しすぎると好ましくない。また、底部側34近傍では排ガスが含有する硫黄成分が上部側32よりも多い。それゆえ、排ガス取得部40の位置は底部側34に接近しすぎると好ましくない。
排ガス取得部40は、取得した排ガスを熱交換器50に供給する。熱交換器50は、排ガス取得部40から取得した排ガスを冷却することにより流体(本例においては、回収水および供給水)を生成する。熱交換器50は、洗浄水管37を通じて供給される洗浄水36により排ガス取得部40が取得した排ガスを冷却する。排ガスの水分は、熱交換器50において冷却された後に、回収水となる。
排ガス取得部40に取得される前に、反応塔31において排ガスの硫黄成分等は洗浄水36により既に粗く除去されている。それゆえ、回収水の硫黄成分は、洗浄水36で処理する前の排ガスを凝縮して得る蒸留水よりも少なくすることができる。
排ガス取得部40が取得した排ガスは、水の他に、窒素、二酸化炭素および硫黄成分を含む。これらのうち回収水に溶解しなかったガス成分は、排ガス再導入ブロワ46により吸入されて、排ガス再導入管48を通じて排ガスとして反応塔31に戻される。排ガス再導入ブロワ46は、冷却された後の排ガスを、高さ方向における排ガス取得部40と同じ位置、または、高さ方向における排ガス取得部40よりも底部側34に戻す。つまり、排ガス再導入ブロワ46は、冷却された後の排ガスを、高さ方向における排ガス取得部40よりも下部側に戻す。これにより、排ガスを再度洗浄することができる。また、排ガス再導入管48の開口は、排ガスを処理する洗浄水36の噴射方向と同じ向きに排ガスを再導入するように位置する。本例では、洗浄水36の噴射方向が下向きであるのに対し、排ガス再導入管48の開口は、排ガスを下向きに再導入する。排ガス再導入管48の開口は、洗浄水36を取り込まない向きであればよい。本例の排ガス再導入管48の開口は、排ガスを下向きに再導入するため、反応塔31の高さ方向とは反対の向きに位置する。つまり、本例の排ガス再導入管48の開口は、反応塔31の底部側34を向いている。一方、洗浄水36の噴射方向も底部側34へ噴射する向きに位置する。これにより、排ガス再導入管48は、反応塔31内から洗浄水36を取り込むことを防止することができる。
熱交換器50で生成された回収水は回収水タンク60に収容される。回収水タンク60は供給水の供給源として機能する。回収水ポンプ62は回収水タンク60から回収水を汲み出して供給水として温度調整部10に搬送する。これにより、温度調整部10は、熱交換器50で生成した回収水(供給水)を排ガスに噴霧することができる。一方、排ガスに直接、海水を噴霧した場合には、海水に含まれる塩類が排ガスとともに搬送されてしまうため、電気集塵機20に悪影響を与える。本例では、温度調整部10が、熱交換器50で生成した回収水(供給水)を排ガスに噴霧しているため、塩類が電気集塵機20で捕捉されることを防止できる。なお、回収水は、淡水であってよい。なお、本明細書において淡水とは、塩分濃度が0.05%以下の水を指す。また、回収水は、排ガスに含まれる水分を凝縮した水であってよい。
図2は、温度調整部10の詳細を示す図である。温度調整部10は、制御部12と蒸発器17を有する。制御部12は、第1処理部13および第2処理部15を含む。蒸発器17は、1以上のノズル18を含む。
第1処理部13は、船舶推進用のメインエンジン、発電用の補機エンジン、および、蒸気供給用のボイラ等の発動機の負荷に基づいて供給水の流量を算出する。本例の第1処理部13は、発動機の負荷率における標準の排ガス温度(℃)および排ガス流量(m/h)と、排ガスを蒸発器17の設定温度に下げるために必要な供給水の流量(m/h)との関係が記録されたテーブルを有する。
本例の第1処理部13は、当該テーブルを参照して、発動機の負荷に対応する供給水の流量を調整する。第1処理部13は、供給水の流量を特定の流量に調整すべく流量調整信号を加算器16に出力する。
温度測定部70は、蒸発器17における電気集塵機20の近傍である蒸発器17の出口において、温度調整部10から排出された排ガスの温度Tを測定する。第2処理部15は、温度測定部70で測定された排ガスの温度を取得する。第2処理部15は、蒸発器17において予め定められた温度である設定温度も取得する。
第2処理部15は、測定温度Tと蒸発器17の設定温度との差に基づいて、供給水の流量(m/h)を算出する。本例の第2処理部15は、測定温度Tが設定温度よりも高い場合には供給水の流量を増やし、測定温度Tが設定温度よりも低い場合には供給水の流量を減らすように、供給水の流量を補償する。第2処理部15は、補償する供給水の流量を流量補償信号として加算器16に出力する。
制御部12は、第1処理部13からの流量調整信号と第2処理部15からの流量補償信号とに基づいて、噴霧する供給水の流量を補正する。具体的には、加算器16が、第1処理部13からの流量調整信号と第2処理部15からの流量補償信号とを加算して流量制御信号を回収水ポンプ62に出力する。これにより、制御部12は、発動機の負荷、ならびに、測定温度Tおよび設定温度の差を考慮して排ガスに噴霧する供給水の流量を制御することができる。よって、蒸発器17が排ガスに噴霧する供給水の流量の制御性が向上する。また、熱交換器50で生成された回収水は、一旦、回収水タンク60に収容されるため、回収水タンク60がバッファとしての機能を発揮し、蒸発器17が排ガスに噴霧する供給水の流量の制御性を向上させることができる。
図3は、電気集塵機20の構成を示す図である。本例の電気集塵機20は一対の集塵板22を有する。一対の集塵板22は、電極として機能する金属の板である。一対の集塵板22のうち、一方の集塵板22‐1には電源25により負の高電圧が印加され、他方の集塵板22‐2は接地される。これにより、一対の集塵板22の間には高電界領域が形成される。排ガス中の微粒子は一対の集塵板22の間において、正または負に帯電する。正に帯電した微粒子はクーロン力により集塵板22‐1に捕集され、負に帯電した微粒子はクーロン力により集塵板22‐2に捕集される。
図4は、電気集塵機20における印加電圧と放電電流との関係を示す図である。本横軸は印加電圧(−kV)を示し、縦軸は一対の集塵板間に流れる放電電流(mA)を示す。なお、印加電圧(−kV)が大きくなることを、印加電圧の絶対値が大きくなると以下では表現する。
図4における左から右の順に、実線で示す排ガスの温度はそれぞれ350℃、300℃、250℃および220℃である。例えば、排ガスの温度が350℃である場合に、一方の集塵板に−6kVの電圧が印加されても放電電流は流れない。印加電圧を徐々に増加させて、一方の集塵板に−8kVの電圧を印加すると、スパークが発生する。スパークは雷と同様である。
スパークが発生すると、負の高電圧を印加していた一方の集塵板と設置した他方の集塵板とが共に接地電位となる。それゆえ、一旦スパークが発生すると、スパーク発生直前に印加していた電圧値よりも高い絶対値の電圧は印加できなくなる。よって、一旦スパークが発生すると、電気集塵機20は排ガス中の微粒子を捕集できなくなる。
印加電圧の絶対値が増加するほど放電電流の値は大きくなる。これは、捕集できる単位体積あたりの微粒子の数が増加することを意味する。すなわち、印加電圧の絶対値が増加するほど、集塵率は高くなる。
図4に示す様に、350℃の排ガスは−8kVでスパークするのに対して、300℃の排ガスは−10kVで、250℃の排ガスは−12kVで、220℃の排ガスは−13kVで、それぞれスパークする。つまり、排ガスの温度が低いほど、スパーク開始時の印加電圧の絶対値は大きい。言い換えると、排ガスの温度が低いほど、スパークしない印加電圧の絶対値の最大値は大きい。よって、排ガスの温度が低いほど集塵効率を高くすることができる。
上述の様に、温度調整部10は排ガスの温度を低下させる。本例の電気集塵機20の集塵板22‐1に印加される電圧は予め定められた値であってよい。例えば、集塵板22‐1には−12kVの電圧が印加される。この場合に、本例の温度調整部10は、排出された排ガスを電気集塵機20のスパーク温度より低い温度に調整する。例えば、温度調整部10は、電気集塵機20へ排出される排ガスの温度を、220℃以上250℃未満の温度に調整する。これにより、電気集塵機20内でのスパーク発生を防止することができる。
図5は、温度調整部10および電気集塵機20の変形例を示す図である。本例の温度調整部10は、第3処理部19をさらに有する。第3処理部19は、電気集塵機20の運転時間の情報を電気集塵機20から取得する。第3処理部19は、電気集塵機20の運転時間の情報を添加水の流量を補償するための第2の流量補償信号に変換する。なお、本例では、第2処理部15が加算器16に出力する流量補償信号は、第1の流量補償信号として第2の流量補償信号とは区別する。
電気集塵機20は、運転時間の長さに応じて、スパークが開始する温度(本明細書においてスパーク温度と称する)が低下することが知られている。例えば、使用開始当初は、−12kVの印加電圧を集塵板22‐1に印加して、220℃の排ガスを一対の集塵板22の間に流してもスパークは発生しなかったが、長時間運転していると同じ条件でもスパークが発生する場合がある。電気集塵機20は、運転時間が長くなると、捕集した微粒子が堆積する。堆積した微粒子の層が形成されると、一対の集塵板22の間の距離が短くなるため、よりスパークし易くなる。従って、運転時間の長くなった電気集塵機20は、スパーク温度が低下する。
そこで、温度調整部10は、電気集塵機20の運転時間の長さに応じて低下する電気集塵機のスパーク温度より低い温度に、排ガスの温度を調整してよい。例えば、第3処理部19は、電気集塵機20の運転時間に比例して蒸発器17内で排ガスをより冷却するべく、供給水の流量を増やす。第3処理部19は、電気集塵機20の運転時間に比例して供給水の流量を増加するべく、第2の流量補償信号を加算器16に入力する。これにより、電気集塵機20の運転時間に対応して、電気集塵機20内でのスパーク発生を防止することができる。また、電気集塵機20で集塵した微粒子をエアーブローなどの操作により除去する工程がある場合には、その工程後に、運転時間をリセットすることができる。
図6は、第2実施例における排ガスを処理するシステム110を示す図である。本例のシステム110は、海水等を汲み上げる汲み上げポンプ80に代えて、中和槽92および汲み上げポンプ90を備える。本例においては、汲み上げポンプ90により汲み上げられた排水は、排ガスを再度処理する洗浄水36として循環利用される。係る点が第1実施例と異なる。他の点は第1実施例と同じである。
中和槽92は、排ガス処理装置30において排ガスを処理することにより発生した排水をアルカリ化処理して中和する。汲み上げポンプ90は、中和槽92により中和された排水を汲み上げて、洗浄水管37に供給する。このように本例では、排水を循環して使用することができる。
システム100または110が船舶に搭載されている場合を想定する。第1実施例のシステム100は、環境基準を順守した一定値以上のpHに中和した上で排水を海等に放出する。システム100を搭載した船舶が航行中の場合は、中和後の排水を海に放出しても問題とならない。しかし、システム100を搭載した船舶が港などに停泊中の場合は、特定の箇所に排水を放出し続けることとなるので、好ましくない。
そこで、船舶が港などに停泊中の場合は、本例のシステム110のように、排水を循環して使用することが望ましい。本例のシステム110を用いることにより、船舶が港などに停泊中の場合に、排ガス処理後の排水により水質が汚染されることを防ぐことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・温度調整部、12・・制御部、13・・第1処理部、15・・第2処理部、16・・加算器、17・・蒸発器、18・・ノズル、19・・第3処理部、20・・電気集塵機、22・・集塵板、25・・電源、30・・排ガス処理装置、31・・反応塔、32・・上部側、34・・底部側、35・・ノズル、36・・洗浄水、37・・洗浄水管、38・・排ガス導入管、39・・洗浄水導入管、40・・排ガス取得部、41・・排ガス吸入ブロワ、42・・開口、44・・排ガス吸入管、46・・排ガス再導入ブロワ、48・・排ガス再導入管、50・・熱交換器、60・・回収水タンク、62・・回収水ポンプ、70・・温度測定部、80・・汲み上げポンプ、90・・汲み上げポンプ、92・・中和槽、100・・システム、110・・システム

Claims (15)

  1. 排ガスを処理するシステムであって、
    前記システムは、
    排出された排ガスの温度を下げる温度調整部と、
    前記温度調整部から排出された排ガス中の微粒子を捕集する集塵機と、
    前記集塵機から排出された排ガスを処理する排ガス処理装置と
    を備え、
    前記温度調整部は、排出された前記排ガスを硫酸露点温度より高い温度に調整する、システム。
  2. 前記温度調整部は、排出された前記排ガスを流体で冷却する
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記流体は、液体である
    請求項2に記載のシステム。
  4. 前記液体は、淡水である
    請求項3に記載のシステム。
  5. 前記液体は、前記排ガスに含まれる水分を凝縮した水である
    請求項3または4に記載のシステム。
  6. 前記温度調整部は、発動機の負荷に基づいて、前記流体の流量を制御する
    請求項2から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記温度調整部は、前記温度調整部から排出された前記排ガスの測定温度と予め定められた温度との差に基づいて、前記流体の流量を補正する
    請求項6に記載のシステム。
  8. 前記排ガス処理装置は、前記排ガスに洗浄水を噴射して前記排ガスを処理し、
    前記システムは、前記排ガス処理装置から取得した前記排ガスを冷却することにより前記流体を生成する熱交換器を更に備え、
    前記温度調整部は、前記熱交換器が生成した前記流体で前記排ガスを冷却する
    請求項3から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記排ガス処理装置は、前記熱交換器に前記排ガスを供給する排ガス取得部を有し、
    前記排ガス取得部は、前記排ガスを処理する前記洗浄水の噴射方向とは異なる向きに、前記排ガスを取り込む開口を有する
    請求項8に記載のシステム。
  10. 前記排ガス処理装置は、前記熱交換器に前記排ガスを供給する排ガス取得部を有し、
    前記排ガス取得部は、前記排ガス処理装置の高さ方向における中間点に設けられる
    請求項8または9に記載のシステム。
  11. 前記排ガス処理装置は、前記熱交換器において冷却された後の前記排ガスを、前記排ガス処理装置の高さ方向における前記排ガス取得部と同じ位置、または、下部側に戻す排ガス再導入部を有する
    請求項10に記載のシステム。
  12. 前記排ガス処理装置は、前記熱交換器が生成した前記流体を収容し、前記温度調整部へ搬送される前記流体の供給源である回収水タンクを更に備える
    請求項8から11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. 前記流体が気体である、請求項2に記載のシステム。
  14. 前記温度調整部は、排出された前記排ガスを前記集塵機のスパーク温度より低い温度に調整する
    請求項1から13のいずれか一項に記載のシステム。
  15. 前記温度調整部は、前記集塵機の運転時間の長さに応じて低下する前記集塵機のスパーク温度より低い温度に、排出された前記排ガスの温度を調整する
    請求項1から14のいずれか一項に記載のシステム。
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