JPWO2016186016A1 - 無線端末及び基地局 - Google Patents

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Abstract

一つの実施形態に係る無線端末は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する制御部と、前記オン期間内で、前記PDCCHを介して、スケジューリング情報を含まない特殊な下りリンク制御情報を基地局から受信する受信部とを備える。前記制御部は、前記特殊な下りリンク制御情報の受信に応じて、DRX休止期間にわたって前記PDCCHの監視を継続する。

Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる無線端末及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)において、無線通信におけるレイテンシを低減するレイテンシ低減機能の導入が検討されている。このようなレイテンシ低減機能を実現するための技術として、高速上りリンクアクセス技術及びTTI(Transmission Time Interval)短縮技術等が挙げられる。
一つの実施形態に係る無線端末は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する制御部と、前記オン期間内で、前記PDCCHを介して、スケジューリング情報を含まない特殊な下りリンク制御情報を基地局から受信する受信部とを備える。前記制御部は、前記特殊な下りリンク制御情報の受信に応じて、DRX休止期間にわたって前記PDCCHの監視を継続する。
一つの実施形態に係る基地局は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する無線端末との通信を行う制御部を備える。前記制御部は、前記オン期間内で、前記PDCCHを介して、スケジューリング情報を含まない特殊な下りリンク制御情報を前記無線端末に送信する処理を行う。前記特殊な下りリンク制御情報は、前記PDCCHの監視をDRX休止期間にわたって前記無線端末に継続させるために用いられる。
一つの実施形態に係る無線端末は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する制御部と、上りリンクデータを基地局に送信する際に、下りリンクデータの受信が予想されることを示す通知を前記基地局に送信する送信部とを備える。前記制御部は、前記通知を送信してから所定の期間において、前記オン期間外であっても前記PDCCHを監視する。
一つの実施形態に係る基地局は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する無線端末との通信を行う制御部と、上りリンクデータを前記無線端末から受信する際に、下りリンクデータの受信が予想されることを示す通知を前記無線端末から受信する受信部とを備える。前記制御部は、前記通知を受信してから所定の期間において、前記オン期間外であっても、前記PDCCHを介して下りリンク制御情報を前記無線端末に送信する処理を行う。
一つの実施形態に係る無線端末は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する制御部を備える。前記制御部は、上りリンクデータを基地局に送信した後、前記上りリンクデータに対応するACK/NACKを前記基地局から受信するためにPHICHを監視する。前記制御部は、前記オン期間外であっても、前記PHICHを監視する際に前記PDCCHも監視する。
一つの実施形態に係る基地局は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する無線端末との通信を行う制御部を備える。前記制御部は、上りリンクデータを前記無線端末から受信した後、PHICHを介して前記上りリンクデータに対応するACK/NACKを前記無線端末に送信する処理を行う。前記制御部は、前記オン期間外であっても、前記ACK/NACKを送信する際に、前記PDCCHを介して下りリンク制御情報を前記無線端末に送信する。
LTEシステム(移動通信システム)を示す図である。 UE(無線端末)のブロック図である。 eNB(基地局)のブロック図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成図である。 RRCコネクティッドモードのDRX状態にあるUEの動作を示す図である。 TCPの概要を説明するための図である。 LTEシステムにおける通信シーケンスの一例を説明するための図である。 第1実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。 第2実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。 第3実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。 第1実施形態乃至第3実施形態の変更例に係る動作を示す図である。 モバイルトラフィックボリュームによる上位5つのアプリケーションを示す図及びモバイルアプリケーション分析を示す図である。 HTTP/FTPを用いた典型的な使用の場合のモデル化を示す図である。 付記に係る起こり得る問題を示す図である。
[実施形態の概要]
無線端末は、消費電力を削減するために、DRX(Discontinuous reception)動作を行う。具体的には、無線端末は、DRXサイクルごとに発生するオン期間(On duration)内でPDCCHを監視する。基地局は、無線端末におけるオン期間を把握しており、オン期間内でPDCCHを介して下りリンク制御情報(DCI)を無線端末に送信する。DCIは、無線端末への割当リソースを示すスケジューリング情報を含む。
基地局は、コアネットワークからデータを受信した後、無線端末がオン期間になるまで、当該無線端末に対するデータ送信を待たなければならない。以下において、基地局がコアネットワークからデータを受信してから当該データを無線端末に送信するまでの時間を「下りリンクの転送遅延(DL transfer delay)」と称する。特に、DRXサイクルが長い場合には、下りリンクの転送遅延が深刻な問題になり得る。
以下の実施形態において、下りリンクの転送遅延を短縮可能とする技術が開示される。
[移動通信システム]
以下において、実施形態に係る移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムの概要について説明する。
(移動通信システムの構成)
図1は、LTEシステムの構成を示す図である。図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、無線端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、セル(サービングセル)との無線通信を行う。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても用いられる。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
(無線端末の構成)
図2は、UE100(無線端末)のブロック図である。図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、上述した処理及び後述する処理を実行する。
(基地局の構成)
図3は、eNB200(基地局)のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、上述した処理及び後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
(無線インターフェイスの構成)
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードであり、そうでない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
UE100は、無線インターフェイスプロトコルの上位のプロトコルとしてOSI参照モデルの第4層乃至第7層を有する。第4層であるトランスポート層は、TCP(Transmission Control Protocol)を含む。TCPについては後述する。
(LTE下位層の概要)
図5は、LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御情報を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)、及び、HARQ ACK/NACK情報を伝送するための物理HARQインジケータチャネル(PHICH)として用いられる領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として用いることができる領域である。
eNB200は、基本的には、PDCCHを用いて下りリンク制御情報(DCI)をUE100に送信し、PDSCHを用いて下りリンクデータをUE100に送信する。PDCCHが搬送する下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング情報、下りリンクスケジューリング情報、TPCコマンドを含む。上りリンクスケジューリング情報は上りリンク無線リソースの割当てに関するスケジューリング情報(UL grant)であり、下りリンクスケジューリング情報は、下りリンク無線リソースの割当てに関するスケジューリング情報である。TPCコマンドは、上りリンクの送信電力の増減を指示する情報である。eNB200は、下りリンク制御情報の送信先のUE100を識別するために、送信先のUE100の識別子(RNTI:Radio Network Temporary ID)でスクランブリングしたCRCビットを下りリンク制御情報に含める。各UE100は、自UE宛ての可能性がある下りリンク制御情報について、自UEのRNTIでCRCビットをデスクランブリングすることにより、PDCCHをブラインド復号(Blind decoding)し、自UE宛の下りリンク制御情報を検出する。PDSCHは、下りリンクスケジューリング情報が示す下りリンク無線リソース(リソースブロック)により下りリンクデータを搬送する。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御情報を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として用いられる領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として用いることができる領域である。
UE100は、基本的には、PUCCHを用いて上りリンク制御情報(UCI)をeNB200に送信し、PUSCHを用いて上りリンクデータをeNB200に送信する。PUCCHが運搬する上りリンク制御情報は、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、スケジューリング要求(SR)、HARQ ACK/NACKを含む。CQIは、下りリンクのチャネル品質を示すインデックスであり、下りリンク伝送に用いるべきMCSの決定等に用いられる。PMIは、下りリンクの伝送のために用いることが望ましいプレコーダマトリックスを示すインデックスである。RIは、下りリンクの伝送に用いることが可能なレイヤ数(ストリーム数)を示すインデックスである。SRは、PUSCHリソースの割り当てを要求する情報である。HARQ ACK/NACKは、下りリンクデータを正しく受信したか否かを示す送達確認情報である。
(RRCコネクティッドモードにおけるDRX)
以下において、RRCコネクティッドモードにおけるDRXについて説明する。図6は、RRCコネクティッドモードのDRX状態にあるUE100の動作を示す図である。
図6に示すように、RRCコネクティッドモードにおいてDRX状態にあるUE100は、PDCCHを間欠的に監視する。PDCCHを監視する周期は「DRXサイクル(DRX Cycle)」と称される。また、DRXサイクルごとに発生する監視期間は「オン期間(On duration)」と称される。「On duration」は、「ウェイクアップ期間」と称されることもある。PDCCHを監視しなくてもよい期間は、「スリープ期間」(又は「Opportunity for DRX」)と称されることもある。
下りリンクデータはPDSCHを介して伝送され、PDSCHのスケジューリング情報(下りリンクスケジューリング情報)がPDCCHに含まれている。UE100は、「On duration」においてPDCCHを介してスケジューリング情報を検出した場合、スケジューリング情報により指定されたPDSCHリソースを用いて下りリンクデータを受信することができる。
DRXサイクルには、ショートDRXサイクル及びロングDRXサイクルがある。ショートDRXサイクル及びロングDRXサイクルは、「On duration」は同じで、スリープ期間の長さが異なる。例えば、「On duration」は、1msから200msまでの間で「On duration timer」により設定が可能である。ロングDRXサイクル(及びオフセット時間)は「longDRX−CycleStartOffset」により設定され、ショートDRXサイクルは「shortDRX−Cycle」により設定される。なお、DRXが設定される場合において、3GPPの仕様上、ロングDRXが必須機能であり、ショートDRXはオプション機能である。よって、ショートDRXサイクルは、UE100に設定されないことがある。
DRXは、下記のような複数のタイマに基づいて制御される。
・drx−InactivityTimer: 上りリンク(UL)或いは下りリンク(DL)のユーザデータのスケジューリングを示すPDCCHを正しく復号した後の連続するサブフレーム(PDCCHサブフレーム)の数
・HARQ RTT Timer: DLのHARQ再送が行われるまでの最小サブフレーム数
・drx−RetransmissionTimer: 再送に使用される期間
UE100は、「On duration」中に自身宛のPDCCHの復号に成功すると「drx−InactivityTimer」を起動する。同時に、「HARQ RTT Timer」を起動する。DLデータを正しく復号できなかった場合、「HARQ RTT Timer」が満了すると同時に「drx−RetransmissionTimer」を起動する。UE100は、DLデータの再送を受け、正しく復号できた場合、「drx−RetransmissionTimer」を停止する。そして、「drx−InactivityTimer」が満了すると同時にスリープ期間に移る。
なお、「On duration timer」、「drx−InactivityTimer」、又は「drx−RetransmissionTimer」が動作中の状態は、「Active状態」と称される。UE100は、Active状態においてPDCCHを監視する。
上述したDRXの各パラメータを含む設定情報(On duration、各種タイマ、ロングDRXサイクル、ショートDRXサイクル等)は、個別RRCメッセージ中の情報要素である「DRX−Config」によりeNB200がUE100に設定する。
(TCPの概要)
図7は、TCPの概要を説明するための図である。実施形態において、UE100は、LTEシステムのネットワークを介して、インターネット上のサーバとのTCP通信を行う。
図7に示すように、サーバは、UE100からの「TCP ACK」に基づいてネットワークの混雑状況を判断する。サーバは、「TCP ACK」の受信に応じて、ウィンドウサイズを徐々に増加させる。ウィンドウサイズとは、「TCP ACK」を待たずに連続的に送信する「TCP Segment」の量である。一方、サーバは、「TCP ACK」の受信に失敗(タイムアウト)した場合、ウィンドウサイズを半減させる。このような制御は「スロースタート」と称される。
よって、eNB200が下りリンクにおいてデータ(TCP Segment)を速やかに送信し、且つ、UE100が上りリンクにおいて「TCP ACK」を速やかに送信しなければ、下りリンクのTCPスループットを高めることができない。換言すると、eNB200がEPC20からデータを受信してから当該データをUE100に送信するまでの時間(下りリンクの転送遅延)を短縮できれば、下りリンクのTCPスループットを高めることができる。
(通信シーケンスの一例)
図8は、LTEシステムにおける通信シーケンスの一例を説明するための図である。図8において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(すなわち、RRCコネクテッドモード)においてDRX動作を行う。
図8に示すように、ステップS1において、eNB200は、EPC20からTCPパケット(TCPセグメント)を受信する。
ステップS2において、eNB200は、PDCCHリソースを用いて、PDSCHリソースをUE100に割り当てる。また、eNB200は、PDSCHリソースを用いて、EPC20から受信したTCPパケットに対応する下りリンクデータをUE100に送信する。具体的には、eNB200は、下りリンクスケジューリング情報を含むDCIをPDCCH上でUE100に送信し、当該DCIが示すPDSCHリソースを用いてUE100に下りリンクデータを送信する。
但し、eNB200は、EPC20からTCPパケットを受信した後、UE100がオン期間になるまで、当該UE100に対するデータ送信を待たなければならない。特に、DRXサイクルが長い場合には、下りリンクの転送遅延(DL transfer delay)が深刻な問題になり得る。
この段階で、eNB200は、PDCCHリソースを用いて、(周期的な)PUSCHリソースを予めUE100に割り当ててもよい(ステップS2A)。具体的には、eNB200は、上りリンクスケジューリング情報(UL grant)を含むDCIをPDCCH上でUE100に送信してもよい。このような手法は、「Pre−grant」と称される。なお、以下のステップS3乃至S6は、「Pre−grant」を行わない場合の動作である。
UE100は下りリンクデータを受信し、下りリンクデータをUE100の上位層に移動する。UE100の上位層は、TCP ACKを生成してUE100の下位層に通知する。UE100は、送信バッファ(UE100の下位層)に上りリンクデータ(TCP ACKパケット)が存在することに応じて、eNB200に対するPUSCHリソースの割り当ての要求を決定する。
ステップS3において、UE100は、PUSCHリソースの割り当てを要求するためのSRを、PUCCHリソースを用いてeNB200に送信する。
ステップS4において、eNB200は、SRの受信に応じて、UE100にPUSCHリソースを割り当てる。
ステップS5において、UE100は、eNB200から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含むBSRをeNB200に送信する。
ステップS6において、eNB200は、BSRの受信に応じて、適切な量のPUSCHリソースをUE100に割り当てる。UE100は、eNB200から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータ(TCP ACKパケット)をeNB200に送信する。
[第1実施形態]
以下において、第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係るUE100は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視するDRX動作を行う。UE100は、オン期間内で、PDCCHを介して、スケジューリング情報を含まない特殊な下りリンク制御情報をeNB200から受信する受信部110と、特殊な下りリンク制御情報の受信に応じて、DRX休止期間にわたってPDCCHの監視を継続する制御部130と、を備える。特殊な下りリンク制御情報は、DRX休止期間を指定する情報を含んでもよい。
第1実施形態に係るeNB200は、DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視するDRX動作を行うUE100との通信を行う。eNB200は、オン期間内で、PDCCHを介して、スケジューリング情報を含まない特殊な下りリンク制御情報をUE100に送信する処理を行う制御部230を備える。特殊な下りリンク制御情報は、PDCCHの監視をDRX休止期間にわたってUE100に継続させるために用いられる。特殊な下りリンク制御情報は、DRX休止期間を指定する情報を含んでもよい。
図9は、第1実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。図9において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(すなわち、RRCコネクテッドモード)においてDRX動作を行う。
ステップS11において、UE100は、PUSCHを介して上りリンクデータ(ULデータ)をeNB200に送信する。ULデータは、例えばFTP(File Transfer Protocol)のgetコマンドである。但し、ステップS11は必須ではなく、省略してもよい。eNB200は、UE100から受信したULデータをEPC20に転送する。
ステップS12において、UE100は、オン期間(On duration)内でPDCCHを監視する。
ステップS13において、eNB200は、オン期間内で、PDCCHを介して、スケジューリング情報(「Resource block assignment」及びMCS)を含まない特殊な下りリンク制御情報(DCI)をUE100に送信する。特殊なDCIは、HARQプロセス情報及びTCPコマンド等も含まない。すなわち、特殊なDCIは、実質的に空のDCIである。eNB200は、UE100からのULデータの受信に応じて、特殊なDCIをUE100に送信してもよい。
ステップS14において、UE100は、オン期間内で自身宛のPDCCHの復号に成功したことに応じて、「drx−InactivityTimer」を起動する。すなわち、UE100は、「drx−InactivityTimer」により定められるDRX休止期間に移行し、DRX休止期間にわたってPDCCHの監視を継続する。
なお、特殊なDCIは、一時的に用いられる「drx−InactivityTimer」の値(サブフレーム数)を指定する情報を含んでもよい。この場合、UE100は、指定されたサブフレーム期間中は、PDCCHの監視を行う。
ステップS15において、eNB200は、EPC20からデータ(TCPパケット)を受信する。なお、特殊なDCIをUE100に送信した場合、eNB200は、オン期間終了後もUE100がPDCCHの監視を継続する状態(すなわち、Active状態)であると認識する。よって、eNB200は、オン期間終了後もUE100に対するPDCCH(及びDLデータ)の送信が可能であると判断する。
ステップS16において、eNB200は、下りリンクスケジューリング情報を含むDCIをPDCCH上でUE100に送信する。
ステップS17において、eNB200は、当該DCI(下りリンクスケジューリング情報)が示すPDSCHリソースを用いて、UE100に下りリンクデータ(DLデータ)を送信する。UE100は、DLデータを受信する。
このように、第1実施形態によれば、eNB200は、EPC20からTCPパケットを受信した後、当該UE100に対するデータ送信を速やかに行うことができる。よって、DRXサイクルが長い場合でも、下りリンクの転送遅延(DL transfer delay)を短縮することができる。その結果、下りリンクのTCPスループットを高めることができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
第2実施形態に係るUE100は、DRX動作を行う。UE100は、上りリンクデータをeNB200に送信する際に、下りリンクデータの受信が予想されることを示す通知をeNB200に送信する送信部120と、当該通知を送信してから所定の期間において、オン期間外であってもPDCCHを継続的に監視する制御部130と、を備える。当該通知は、当該所定の期間を示す情報、下りリンクデータを受信するために期待する割り当てデータ量又はスループットを示す情報、下りリンクデータの受信が予想されるタイミングを示す情報、PDCCHの継続的な監視を開始することを示す情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。これらの情報は、例えば、UE100のアプリケーション層等から得ることができる。
第2実施形態に係るeNB200は、DRX動作を行うUE100との通信を行う。eNB200は、上りリンクデータをUE100から受信する際に、下りリンクデータの受信が予想されることを示す通知をUE100から受信する受信部220と、当該通知を受信してから所定の期間において、オン期間外であっても、PDCCHを介して下りリンク制御情報(DCI)をUE100に送信する処理を行う制御部230と、を備える。
図10は、第2実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。図10において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(すなわち、RRCコネクテッドモード)においてDRX動作を行う。
ステップS21において、UE100は、PUSCHを介して上りリンクデータ(ULデータ)をeNB200に送信する。ULデータは、例えばFTPのgetコマンドである。UE100は、ULデータをeNB200に送信する際に、下りリンクデータ(DLデータ)の受信が予想されることを示す通知(以下、「DL通知」と称する)をeNB200に送信する。DL通知は、例えばMAC制御要素(MAC層シグナリング)により送信される。eNB200は、UE100から受信したULデータをEPC20に転送する。また、eNB200は、DL通知をUE100から受信した場合、一定期間の間はオン期間外でもUE100がPDCCHの監視を継続する状態(すなわち、Active状態)であると認識する。よって、eNB200は、一定期間の間はオン期間外でもUE100に対するPDCCH(及びDLデータ)の送信が可能であると判断する。
DL通知は、当該一定期間を示す情報、DLデータを受信するために期待する割り当てデータ量又はスループットを示す情報、DLデータの受信が予想されるタイミング(例えば、15サブフレーム後)を示す情報、のうち少なくとも1つを含んでもよい。これらの情報は、DLデータの送信処理(ステップS24及びS25)においてeNB200により利用される。
ステップS22において、UE100は、DL通知の送信に応じて、一定期間に対応するタイマを起動する。すなわち、UE100は、当該タイマにより定められるDRX休止期間に移行し、DRX休止期間にわたってPDCCHの監視を継続する。
ステップS23において、eNB200は、EPC20からデータ(TCPパケット)を受信する。
ステップS24において、eNB200は、下りリンクスケジューリング情報を含むDCIをPDCCH上でUE100に送信する。DLデータを受信するために期待する割り当てデータ量又はスループットを示す情報がDL通知に含まれていた場合、eNB200は、当該情報に基づいて下りリンクスケジューリング情報を生成する。
ステップS25において、eNB200は、当該DCI(下りリンクスケジューリング情報)が示すPDSCHリソースを用いて、UE100にDLデータを送信する。UE100は、DLデータを受信する。
このように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、下りリンクの転送遅延(DL transfer delay)を短縮することができる。その結果、下りリンクのTCPスループットを高めることができる。
[第2実施形態の変更例]
図10に示すシーケンスは、以下のように一部を変更可能である。
UE100は、ステップS21におけるULデータ送信時に、MAC CE等で、PDCCHの継続的な監視(モニタ)を開始する旨をeNB200に通知し、ステップS22におけるPDCCH監視を開始(つまり、DRX動作を一時的に休止)してもよい。
また、UE100は、ステップS22におけるPDCCHの継続的な監視を、次回DLデータが伝送された場合に停止して、通常DRX動作に戻してもよい(暗示的なPDCCH継続監視停止)。或いは、UE100は、ステップS21におけるULデータ送信(getコマンド)に対応するDLデータを受信し、例えば上位レイヤから当該DLデータの受信を通知された場合に、PDCCHの継続的な監視を停止してもよい。この場合、UE100は、当該PDCCH監視の停止をMAC CE等でeNB200に通知してもよい(明示的なPDCCH継続監視停止)。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主として説明する。
第3実施形態に係るUE100は、DRX動作を行う。UE100は、上りリンクデータをeNB200に送信した後、上りリンクデータに対応するACK/NACK(HARQ ACK/NACK)をeNB200から受信するためにPHICHを監視する制御部130を備える。なお、LTEの仕様上、UE100は、オン期間と無関係にPHICHを監視する。UE100の制御部130は、オン期間外であっても、PHICHを監視する際にPDCCHも監視する。
第3実施形態に係るeNB200は、DRX動作を行うUE100との通信を行う。eNB200は、上りリンクデータをUE100から受信した後、PHICHを介して上りリンクデータに対応するACK/NACKをUE100に送信する処理を行う制御部230を備える。制御部230は、オン期間外であっても、ACK/NACKを送信する際に、PDCCHを介して下りリンク制御情報(DCI)をUE100に送信する。
図11は、第3実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。図11において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(すなわち、RRCコネクテッドモード)においてDRX動作を行う。
ステップS31において、UE100は、PUSCHを介して上りリンクデータ(ULデータ)をeNB200に送信する。eNB200は、UE100から受信したULデータをEPC20に転送する。
ステップS32において、eNB200は、EPC20からデータ(TCPパケット)を受信する。
ステップS33において、UE100は、ULデータに対応するACK/NACKをeNB200から受信するためにPHICHを監視する。UE100は、オン期間外であっても、PHICHを監視する際にPDCCHも監視する。具体的には、UE100は、PHICHを監視するサブフレーム中のPDCCHを監視する。
ステップS34において、eNB200は、PHICHを介して、ULデータに対応するACK/NACKをUE100に送信する。UE100は、ACK/NACKを受信する。
ステップS35において、eNB200は、下りリンクスケジューリング情報を含むDCIをPDCCH上でUE100に送信する。UE100は、当該DCIを受信する。当該DCIは、下りリンクスケジューリング情報に加えて、又は下りリンクスケジューリング情報に代えて、上りリンクスケジューリング情報(UL grant)を含んでもよい。
ステップS36において、eNB200は、当該DCI(下りリンクスケジューリング情報)が示すPDSCHリソースを用いて、UE100にDLデータを送信する。UE100は、DLデータを受信する。
このように、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、下りリンクの転送遅延(DL transfer delay)を短縮することができる。その結果、下りリンクのTCPスループットを高めることができる。
[その他の実施形態]
図12は、実施形態の変更例に係る動作を示す図である。本変更例は、上述した実施形態に係る動作(すなわち、下りリンクの転送遅延を短縮する動作)を適切に制御するための方法に関する。図12の初期状態において、UE100は、eNB200のセルにおいてRRCコネクティッドモードである。
図12に示すように、UE100は、実施形態に係る機能(すなわち、下りリンクの転送遅延を短縮する機能)をUE100が有することを示す能力情報(UE Capability Information)をeNB200に送信する(ステップS101)。eNB200は、「UE Capability Information」を受信する。但し、eNB200は、「UE Capability Information」をUE100から受信せずに、「UE Capability Information」をMME300から取得してもよい。eNB200は、「UE Capability Information」に基づいて、実施形態に係る機能をUE100が有することを確認する。或いは、UE100は、下りリンクの転送遅延を短縮する機能に興味を持つことを示す興味通知をeNB200に送信してもよい。興味通知は、RRCメッセージの一種である「UE Assistance Information」によりUE100からeNB200に送信されてもよい。UE100は、「UE Capability Information」及び興味通知(UE Assistance Information)のうち、何れか一方のみ又は両方をeNB200に送信してもよい。eNB200は、実施形態に係る機能に関するパラメータを含む設定情報(Configurations)をUE100に送信する(ステップS102)。UE100は、当該Configurations(パラメータ)を記憶する。UE100は、当該Configurations(パラメータ)を記憶している場合にのみ、上述した実施形態に係る動作を行う。
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[付記]
(1.はじめに)
LTEのためのレイテンシ低減技術に関する新たな研究項目が承認された。この研究の目的は、以下のように、パケットデータレイテンシを低減するために2つの技術分野を識別する。
・高速アップリンクアクセス解決策[RAN2]:
・TTIショートニングおよび低減された処理時間[RAN1]:
高速上りリンクアクセス解決策は、現在のTTI長さおよび処理時間、すなわちTTIショートニングを維持することを備えたいくつかの実施技術、および、備えていないいくつかの実施技術と比較して、リソース効率を改善することが期待されている。
本付記では、高速上りリンクアクセス解決策に関する研究に対する初期検討が提供される。
(2.議論)
(2.1.作業仮説)
本研究のモチベーション文書は、上りリンクリソース割当のための現在の標準化されたメカニズムが、TCPスループットの観点から、LTEの潜在的なスループットパフォーマンスを圧迫することを示している。TCPスループットの低下は、往復時間レイテンシ、すなわちULにおけるTCP−ACK送信によるTCPスロー開始アルゴリズムによって引き起こされる。したがって、高速上りリンクアクセス解決策は、TCPレイヤにおいて構築された上部レイヤによって提供されるユーザ経験を改善することが期待されている。作業仮説のために、SIDは、高速上りリンクアクセス解決策に言及する。
研究分野は、エアインターフェース容量、バッテリ寿命、制御チャネルリソース、仕様インパクト、および技術的可能性を含むリソース効率を含んでいる。FDDデュプレクスモードとTDDデュプレクスモードとの両方が考慮される。
第1の態様として、典型的なアプリケーションおよび使用の場合に関するレイテンシ改善による、低減された応答時間、および、改善されたTCPスループットのような潜在的な利得が識別され、文書化される。この評価では、RAN2は、短縮化されたTTIと同様に、プロトコル強化によるレイテンシ低減を仮定し得る。結論として、この研究の本態様は、どのレイテンシ低減が、望ましいであるのかを示すことになっている[RAN2]。
その解決策は、ネットワーク容量、UE電力消費、制御チャネルリソースを改善することが期待されている。特に、改善されたTCPスループットは、主要なパフォーマンスインジケータとして考慮され得る。
観察1:DL TCPスループットが、ULレイテンシ低減解決策によって改善されることが期待される。
高速上りリンクアクセス解決策特有の態様の場合;
アクティブなUEと、長期間、非アクティブであったが、RRC接続コネクティッドに維持されているUEとのために、スケジュールされたUL送信のためのユーザプレーンレイテンシを低減することと、現在のTTI長さおよび処理時間を維持する維持しない両方について今日の規格によって許容されている事前スケジューリング解決策と比較して、プロトコル強化およびシグナリング強化によって、より高いリソース効率の解決策を得ることと、に注目されるべきである。
アクティブなUEは、データを連続的に送信/受信していると仮定される。したがって、UEは、アクティブ時間にあると考えられる。すなわち、非アクティビティタイマが動作していることにより、DRXは適用されない。
観察2:アクティブ時間にあるUEが考慮される。
長い時間、非アクティブであるが、RRCコネクティッドに維持されているUEは、UEが長いDRXサイクルを適用し、上りリンク送信を実行するために少なくともSRとBSRとを送信する必要があると解釈され得る。さらに、時間アライメントタイマTATが終了した場合、UEは、SR送信前に、ランダムアクセスプロシージャを開始する。これは、ユーザ経験、すなわち、実際の応答時間を低下させる。
観察3:長いDRXサイクルの適用を備え、UL許可のないUEが考慮される。
観察4:UEが長い間非アクティブであれば、時間アライメントタイマが終了し得る。
事前スケジューリング解決策と比較して、高速上りリンクアクセス解決策は、たとえ現在のTTI長さおよび処理長さが仮定されていても、より高いリソース効率であるべきである。TTIショートニングは、より一般的な解決策であり、増加されたHARQインタラクションのおかげで、下りリンク配信のみならず、上りリンクアクセスレイテンシのレイテンシも低減することが期待されている。
観察5:高速上りリンク解決策は、TTIショートニングアプローチと独立した利得を有する。
モチベーション文書では、高速上りリンクアクセスのための可能なアプローチが、実施技術である事前スケジューリングに基づいており、事前スケジューリングによって、eNBが、SR受信前に上りリンクリソースを割り当てることが述べられている。しかしながら、UEが送るべき上りリンクデータを有していなくても、事前スケジューリング技術は、上りリンク制御チャネル(すなわち、PUSCH)および下りリンク制御チャネル(すなわち、PDCCH)においてラジオリソースを消費する。既存のSPSが事前スケジューリングのために使用されている場合において、UEは、設定されたSPSリソースの暗黙的な解放を回避するために、パディングデータを送信する必要があることも議論されている。したがって、動機付け文書は、標準化されたアプローチが事前スケジューリング技術を強化することを期待されることを提案した。これは、事前許可、SPS同様のメカニズム、データが利用可能ではない場合における無パディング、および/または、動的なスケジューリングへの円滑な移行を含み得る。
観察6:標準化されたアプローチは、実施技術と比較して、リソース効率を強化することが期待されている。
(2.2.典型的な使用の場合)
今日のモバイルトラフィックの増加は、モバイルビデオトラフィックの成長によって引き起こされ、この傾向は、パブリックレポートによれば、将来のトラフィックを支配することが予想されている。ビデオストリーミングは、(UDPによる)ライブストリーミング向けでなければ、典型的にTCP(TCPによるHTTP)を用いることが良く知られている。したがって、ビデオストリーミングの使用の場合は、この研究の範囲に沿っている。
レポートはまた、ソーシャルネットワーキングおよびウェブブラウジングは、モバイルトラフィックを、第2の支配的なアプリケーションとして用い、これによって、これらアプリケーションは、典型的にHTTPに構築され、したがって、TCPを使用することを指摘している。多くの3GPP代表者は既に通じているように、3GPP FTPサービスは、TCPも用いるTdocsをダウンロードするために、各代理人によって連続的にアクセスされ得る。したがって、HTTPまたはFTPに構築されたアプリケーションにおける振る舞いは、典型的な使用の場合であると考えられるべきである。
提案1:HTTPおよびFTPに構築されたアプリケーションにおけるユーザ振る舞いは、この研究における典型的な使用の場合であると考えられるべきである。
図13は、モバイルトラフィックボリュームによる上位5つのアプリケーション及びモバイルアプリケーション分析を示す図である。
そのようなアプリケーションにおける最も典型的な振る舞いは、要求/応答ダイアログとしてモデル化され得る。たとえば、ユーザがFTPでファイルをダウンロードしたい場合、クライアントは、RETRコマンド(別名、ゲット)をサーバに先ず送り、その後、ファイルダウンロードが開始する。同じ振る舞いは、HTTPに対しても適用可能である。これによって、図14に例示されるように、ウェブブラウザは、先ずゲットを送り、その後、ユーザがウェブページを開いた時にウェブページがダウンロードされる。典型的な振る舞いを考慮すると、RAN2は、対応するDL TCPパケット(たとえば、ゲットのような要求)に先行する最初の上りリンクデータ送信が、単に仮定されるだけか、または、高速上りリンクアクセス解決策においても強化されるべきであるかを議論すべきである。
提案2:RAN2は、対応するDL TCPパケットに先行する最初の上りリンクデータ送信が、単に仮定されるだけか、または、高速上りリンクアクセス解決策においても強化されるべきであるかを議論すべきである。
(2.3.本質的な問題)
2.1で言及したように、上りリンクアクセスレイテンシに至る深刻な問題は、事前スケジューリング技術、または、強化されたSPSを用いた事前許可技術の何れによっても解決されることはできない。
深刻な問題1:DL伝送遅れ
DL伝送遅れは、長いDRXサイクルによって引き起こされる。最悪の場合では、サービス提供セルは、DL TCPパケット受信後、10〜2560サブフレームの間、送信機会を待つ必要がある。
深刻な問題2:早過ぎる/遅過ぎる割当
早過ぎる割当は、事前スケジューリング技術、または、SR受信前の事前許可アプローチによって引き起こされ得る。一方、遅過ぎる割当は、SR周期、すなわち、SR周期*sr−ProhibitTimerによって、または、単純過ぎるスケジューラ実施、すなわち、対応するBSR受信に基づいて、TCP ACKパケットのための上りリンクリソース(したがって、UEのSR送信後の7サブフレーム)を割り当てるものによって可能となる。
深刻な問題3:多過ぎる/少な過ぎる割当
多過ぎる/少な過ぎる割当は、事前スケジューリング技術、または、BSR前の事前許可アプローチによって引き起こされ得る。UEのバッファステータスを知ることなく、スケジューラは、上りリンクリソースを盲目的に割り当てる必要がある。
深刻な問題4:初期上りリンク遅れ
観察4で述べられたように、TATが終了した場合、UEは、あらゆる上りリンク送信の前に、ランダムアクセスプロシージャを開始すべきである。
もちろん、賢い実施が、3つの深刻な問題によるネガティブなインパクト、たとえば、DL IPパケットの内部を理解すること、および、以前の上りリンク許可の使用に基づいて上りリンクリソースを割り当てること、のうちのいくつかを低減し得る。しかしながら、標準化されたアプローチは、上記リストされたすべての問題ではないが、ほとんどを解決することが期待されるであろう。
提案3:DL伝送遅れ、早過ぎる/遅過ぎる割当、多過ぎる/少な過ぎる割当、TAT終了は、高速上りリンクアクセス解決策によって最適化されるべきである。
(2.4.潜在的な解決策アプローチ)
2.3で議論されたように、DRX、SR、BSR、および/または、プロシージャが再考されなければ、深刻な問題は解決されないであろう。これらの問題は、たとえ強化されたSPSを用いた事前許可アプローチが適用されても、対処されることはないであろう。なぜなら、実際の許可と理想的な割当との間のミスマッチ(図15)が、エアインターフェース容量、バッテリ寿命、制御チャネルリソースを含むリソース効率の低下を引き起こすからである。
観察7:事前許可アプローチは、既存の実施技術と比べて良好なパフォーマンスを有し得るが、これら深刻な問題を未だに解決することはないであろう。
これら深刻な問題を解決するために、以下の解決策アプローチが考慮され得る。
たとえば、最初のUL送信(すなわち、ゲット)によってトリガされた、高速なDL割当のための、DRXにおける拡張されたOnDurationハンドリング。
たとえば、SRとBSRとの統合による、最初のULパケット送信のためのシグナリング往復の低減。
スペクトル効率へのインパクトの少ない、より短いSR周期[RAN1]。
たとえば、ULデータ許可のための追加の機能を用いた、RACHプロシージャ強化。
したがって、RAN2は、UL許可メカニズム自体だけでなく、UL許可に関連するプロシージャも研究すべきである。
提案4:RAN2はまた、DRX、SR、BSR、およびRACHの強化を研究すべきである。
(3.結論)
この付記では、承認された作業項目説明に基づいて作業仮説が議論された。典型的な使用の場合およびそのモデリングが提供される。4つの深刻な問題および潜在的な解決策アプローチが、この研究のために特定される。
[相互参照]
米国仮出願第62/162123号(2015年5月15日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (12)

  1. DRX(Discontinuous reception)サイクルごとに発生するオン期間内でPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を監視する制御部と、
    前記オン期間内で、前記PDCCHを介して、スケジューリング情報を含まない特殊な下りリンク制御情報を基地局から受信する受信部と、を備え、
    前記制御部は、前記特殊な下りリンク制御情報の受信に応じて、DRX休止期間にわたって前記PDCCHの監視を継続する、
    無線端末。
  2. 前記特殊な下りリンク制御情報は、前記DRX休止期間を指定する情報を含む、
    請求項1に記載の無線端末。
  3. 基地局であって、
    DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する無線端末との通信を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記オン期間内で、前記PDCCHを介して、スケジューリング情報を含まない特殊な下りリンク制御情報を前記無線端末に送信する処理を行い、
    前記特殊な下りリンク制御情報は、前記PDCCHの監視をDRX休止期間にわたって前記無線端末に継続させるために用いられる、
    基地局。
  4. 前記特殊な下りリンク制御情報は、前記DRX休止期間を指定する情報を含む、
    請求項3に記載の基地局。
  5. DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する制御部と、
    上りリンクデータを基地局に送信する際に、下りリンクデータの受信が予想されることを示す通知を前記基地局に送信する送信部と、を備え、
    前記制御部は、前記通知を送信してから所定の期間において、前記オン期間外であっても前記PDCCHを継続的に監視する、
    無線端末。
  6. 前記所定の期間は、前記無線端末が前記基地局から前記下りリンクデータを受信した際に終了する、
    請求項5に記載の無線端末。
  7. 前記通知は、前記所定の期間を示す情報、前記下りリンクデータを受信するために期待する割り当てデータ量又はスループットを示す情報、前記下りリンクデータの受信が予想されるタイミングを示す情報、前記PDCCHの継続的な監視を開始することを示す情報のうち少なくとも1つを含む、
    請求項5に記載の無線端末。
  8. 前記制御部は、前記PDCCHの継続的な監視を停止する場合に、当該停止を前記基地局に通知する、
    請求項5に記載の無線端末。
  9. DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する無線端末との通信を行う制御部と、
    上りリンクデータを前記無線端末から受信する際に、下りリンクデータの受信が予想されることを示す通知を前記無線端末から受信する受信部と、を備え、
    前記制御部は、前記通知を受信してから所定の期間において、前記オン期間外であっても、前記PDCCHを介して下りリンク制御情報を前記無線端末に送信する処理を行う、
    基地局。
  10. 前記通知は、前記一定の期間を示す情報、前記下りリンクデータを受信するために期待する割り当てデータ量又はスループットを示す情報、前記下りリンクデータの受信が予想されるタイミングを示す情報、のうち少なくとも1つを含む、
    請求項9に記載の基地局。
  11. 無線端末であって、
    DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する制御部を備え、
    前記制御部は、上りリンクデータを基地局に送信した後、前記上りリンクデータに対応するACK(Acknowledgement)/NACK(Negative ACK)を前記基地局から受信するためにPHICH(Physical HARQ Indicator Channel)を監視し、
    前記制御部は、前記オン期間外であっても、前記PHICHを監視する際に前記PDCCHも監視する、
    無線端末。
  12. 基地局であって、
    DRXサイクルごとに発生するオン期間内でPDCCHを監視する無線端末との通信を行う制御部を備え、
    前記制御部は、上りリンクデータを前記無線端末から受信した後、PHICHを介して前記上りリンクデータに対応するACK/NACKを前記無線端末に送信する処理を行い、
    前記制御部は、前記オン期間外であっても、前記ACK/NACKを送信する際に、前記PDCCHを介して下りリンク制御情報を前記無線端末に送信する、
    基地局。
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