JP5490105B2 - 無線通信端末装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信端末装置及び無線通信方法に関する。
3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution)等に代表されるセルラー通信システムにおいて、移動局(以下、UE(User Equipment)という)はハンドオーバーなどの移動制御を行うため、測定処理を行う必要がある。この測定には、イントラ周波数測定(intra-frequency measurement)と、ギャップを使用したインター周波数測定(inter-frequency measurement)及びインターシステム測定(inter-system measurement)があり、セルラー通信システムはこれらの測定をサポートする必要がある。なお、ギャップを使用したインター周波数測定及びインターシステム測定をギャップ利用測定ということがある。
ギャップ利用測定を行うためには、UEは、キャリア周波数の異なる別のセル、または別のシステムからの信号を受信する必要があり、UE自身の受信装置をソースセルの周波数から、隣接セルの別の周波数または別のシステムに調整しなければならない。また、UEが隣接セルの測定を行うためには、UEにギャップ(以下、アイドル期間ともいう)を設けなければならない。
サービング基地局とUEとの間でギャップのタイミングを同期させるため、ギャップを開始する明示的な開始位置が設定される。また、ギャップは周期的な配列になっており、この周期的なギャップをギャップパターンという。このギャップパターンは、測定を行うために長期間にわたり設定する必要がある。したがって、UEは、ギャップパターンの割り当てに基づいて、ギャップ利用測定を行うことによって、通信状態においても別のキャリア周波数または別のシステムへの移動制御をサポートすることができる。さらには、不連続受信(DRX)が行われている場合でも、ギャップがアクティブになった後にのみ測定できるようになっている。
また、ギャップは上記の測定処理の他に、特定のセルの報知情報(Broadcast information, System informationとも呼ぶ)を受信する際にも用いられる。具体的には、CSG(Closed Subscriber Group)セルと呼ばれる特定のUEのみがアクセスできるセルに対してアクセス権があるか否かを、報知情報に含まれているそのセルのCSG識別子(CSG identifier)とUEが持っているアクセス可能なCSG識別子リストとを比較して判断する場合にもギャップが用いられる。UEは、サービング基地局との通信中に他セルからの報知情報を受信できないため、ギャップを使用して、他セルの報知情報を取得することとなる。
ところで、ギャップパターンの開始に明示的なシグナリングを使用すると、UEが測定を開始するまでの遅延が予想される。これは、基地局にてギャップを生成するための判断にかかる遅延と、ギャップパターンの開始を指示するシグナリングの送信にかかる遅延があるためである。
そこで、従来、明示的なシグナリングでギャップを指定せずに、DRXを用いて測定する方法や、非特許文献1に開示されている明示的なシグナリングでギャップを指定せずに測定したCQI値に基づいて、測定を開始する方法などが考えられている。前者の方法は、ギャップパターンを明示的に設定する必要がなく、UEが早期に測定を開始することができる。
後者の方法は、非特許文献1に開示されているように、CQI値が所定の閾値または設定された閾値よりも小さい場合、UEは、ギャップを使用することによって自発的に測定手順を開始する。基地局は、UEが測定を開始したことを暗示するCQI報告を受信するので、UEが測定を開始したことを検出できる。
R2-061922, 3GPP RAN2 document
しかしながら、前者の方法は、測定に使用できるタイムスロットであるDRXスリープ期間が一定ではないため、UEが測定を行うための十分なタイムスロットを保証することができない。これは、UEがデータを受信するためのタイムスロットであるDRXアクティブ期間が延長されることがある(その間にUEはPDCCHを正常に復号化することができる)ためである。すなわち、DRXアクティブ期間が延びることにより、DRXスリープ期間を短縮しなければならない。
このため、指定されたDRXスリープ期間内ではUEが測定を行う時間が減少してしまうので、十分なスロットが確保できるまで測定を先延ばしする必要がある。この結果、ハンドオーバーを実施するのに時間がかかることになる。
また、後者の方法は、UEのチャネル品質は動的に変化するため、UEが測定を行うための十分なタイムスロットを保証することができない。具体的には、UEが長いギャップパターンを使用して測定した場合、報告されるCQI値が突然大きく変化することがあり、測定を途中で終了または中断することがある。これにより、UEの構成上の複雑さが増大する。
本発明の目的は、無線通信端末装置の構成上の複雑さを増大することなく、ハンドオーバーの実施に要する時間を短縮する無線通信端末装置及び無線通信方法を提供することである。
本発明の無線通信端末装置は、データを受信する不連続受信アクティブ期間と、前記不連続受信アクティブ期間の開始からギャップパターンの開始までの時間を示すオフセットの長さとに基づいて、現不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを開始するか、または次の不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを開始するかを決定するギャップ確認手段と、決定された不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを生成するギャップパターン設定手段と、を具備する構成を採る。
本発明の無線通信方法は、データを受信する不連続受信アクティブ期間と、前記不連続受信アクティブ期間の開始からギャップパターンの開始までの時間を示すオフセットの長さとに基づいて、現不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを開始するか、または次の不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを開始するかを決定するギャップ確認ステップと、決定された不連続受信サイクルにおいて無線通信端末装置がギャップパターンを生成するギャップパターン設定ステップと、を具備するようにした。
本発明によれば、無線通信端末装置の構成上の複雑さを増大することなく、ハンドオー
バーの実施に要する時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係るUEの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 図1に示したUEと図2に示した基地局とのシグナリングフローを示す図 図1に示したUEの動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2に係るUEの構成を示すブロック図 図5に示したUEがギャップ情報パラメータを決定する動作を示すフロー図 図5に示したUEと図2に示した基地局とのシグナリングフローを示す図 本発明の実施の形態3に係るUEの構成を示すブロック図 図8に示したUEと図2に示した基地局とのシグナリングフローを示す図 図8に示したUEと図2に示した基地局とのシグナリングフローを示す図 図8に示したUEがUE主導GP情報パラメータを決定する方法を示すフロー図 図8に示したUEがUE主導GPを使用する方法を示すフロー図 本発明の実施の形態4に係るUEの構成を示すブロック図 図12に示したUEと図2に示した基地局とのシグナリングフローを示す図 図12に示したギャップ修正確認部の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態5に係るUEの構成を示すブロック図 図15に示したUEと図2に示した基地局とのシグナリングフローを示す図 図15に示した測定及び複数ギャップ情報生成部の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態6に係るUEの構成を示すブロック図 図18に示したUEの動作を示すフロー図 図18に示したUEに対するシグナリングフローを示す図 SIB1受信の動作を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、実施の形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るUE100の構成を示すブロック図である。この図において、受信部101は、測定設定情報及びギャップパターン設定情報を専用の制御シグナリングによってネットワークから受信する。このようなシグナリングの例としては、3GPP TS 36.331に定義されているRRC接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージに含まれる測定設定(Measurement Configuration)情報がある。受信部101は、これらの設定情報を受信すると、測定設定情報を測定部102に出力し、設定されたギャップパターンパラメータをギャップパターン設定部104に出力する。
ここで、測定設定情報としては、測定設定を管理するための識別子である測定ID(measurement id)、測定対象のシステム、周波数、セル等を示す測定オブジェクト(measurement object)、測定を報告するイベント(event)等を規定するレポーティングコンフィギュレーション(reporting configuration)等がある。ギャップパターン設定情報としては、別のシステム、別のキャリア周波数を測定するためのギャップパターンの情報(ギャップの長さ、ギャップの周期)に加えて、ギャップを開始する位置を決定するためのUE主導GP開始オフセット等がある。
測定部102は、受信部101から出力された測定設定情報を取得すると、取得した測定設定情報を格納すると共に、入力される物理層基準信号(以下、単に基準信号という)
に基づいて、測定を開始する。また、測定部102に格納されている測定設定情報にサービングキャリア周波数及びその他のキャリア周波数の設定情報(すなわち、3GPP TS 36.331に定義されているイントラ周波数及びインター周波数の測定設定)の両方が含まれている場合、測定部102は、入力された基準信号に基づいて測定を行う。なお、測定部102は、セルサーチ手順と、サービングキャリア周波数の測定手順とを実行することができる。レポーティングを目的とした、サービングキャリア周波数測定のイベントがトリガーされると、測定部102は、サービングキャリア周波数測定の結果を測定レポート生成部103に出力する。なお、ここでのイベントの例としては、「サービングキャリア周波数の品質が特定の閾値より悪くなった」、「CSGセルが検出され、CSGセルの報知情報を受信することが必要となった」などである。
測定レポート生成部103は、測定部102から出力された測定結果をレポーティングメッセージに含めて、レポーティングメッセージを基地局に送信する。このレポーティングメッセージは、測定レポート(measurement report)、またはイントラ周波数測定レポートということがある。測定レポートがUE100から基地局に正常に送信されると、測定レポート生成部103がレポーティング成功通知信号をギャップ確認部105に出力する。
ギャップパターン設定部104は、受信部101から出力されたギャップパターンパラメータを格納すると共に、ギャップパターンパラメータをギャップ確認部105に出力する。なお、ギャップパターンパラメータは、ネットワークの動作及び構成に応じて異なる形式とすることができる。また、ギャップパターンパラメータとしては、DRXアクティブ期間の開始からUE主導ギャップパターン(以下、「UE主導GP」という)の開始までの時間を示すUE主導GP開始オフセット(UE主導GP開始位置、UE主導GPオフセット、UE主導GP位置、UE主導GPアクティブ化時間とも言う)がある。
ギャップ確認部105は、ギャップパターン設定部104から出力されたギャップパターンパラメータ及び測定レポート生成部103から出力されたレポーティング成功通知信号に基づいて、UE主導GPを開始する位置を決定する。この開始位置とは、UE100が、測定を行うためのギャップを開始する位置である。ギャップ確認部105は、UE主導GPを開始する位置を、DRX時のアクティブ期間とUE主導GP開始オフセットとの間の関係に基づいて決定する。UE主導GP開始オフセットの起点は、測定レポートが基地局200に正常に送信されたDRXサイクル(1つのDRXサイクルは、1つのDRXアクティブ期間と、このDRXアクティブ期間に後続する1つのDRXスリープ期間とからなる)の起点に基づいて、UE100が求める。UE100は、測定レポートを送信する時点で、延長されたDRXアクティブ期間がUE主導GP開始オフセットより前に終了するか否かを確認する。延長されたDRXアクティブ期間がUE主導GP開始オフセットの前に終了するか後に終了するかに応じて、UE100は以下の動作を行う。
(1)延長されたDRXアクティブ期間がUE主導GP開始オフセットの前に終了する場合、UE100は、現在のDRXサイクル内においてDRXアクティブ期間がUE主導GPと重ならないと考えられる。したがって、UE100は、現在のDRXサイクルにおいてUE主導GPをアクティブにする。
(2)延長されたDRXアクティブ期間がUE主導GP開始オフセットの後に終了する場合、UE100は、現在のDRXサイクル内においてDRXアクティブ期間がUE主導GPと重なると考えられる。したがって、UE100は、次のDRXサイクルにおいてUE主導GPをアクティブにする。
ギャップ確認部105は、上記の通り、UE主導GPをアクティブにするタイミングを
決定し、決定したタイミングをUE主導GP設定部106に出力する。
UE主導GP設定部106は、ギャップ確認部105から出力されたタイミングに基づいて、UE主導GPを開始する位置を決定し、それに従ってギャップパターンを生成する。
このようにして、UE100は、UE主導GPを使用して隣接セルの別のキャリア周波数、または別のシステムを測定することができる。トリガーされた別のキャリア周波数の測定について、レポーティングのイベント基準が満たされると、UE100は、測定結果を測定レポートによって基地局200に送信する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る基地局200の構成を示すブロック図である。この図において、別のキャリア周波数、または別のシステムに関する測定がUE100において必要であると判定されると、測定設定部201は、インター周波数測定またはインターRAT測定(inter-RAT measurement)のための測定パラメータを決定する。これらの測定パラメータは専用信号生成部203に出力される。
ギャップパターン設定部202は、設定されているアイドル期間(すなわち、DRXサイクル)に基づいて、UE主導GP開始オフセットを決定する。UE主導GP開始オフセットは、現在の設定されているDRXサイクルに基づくものであるため、UE主導GP開始オフセットの長さは、設定されているDRXサイクルよりも長くてはいけない。UE主導GP開始オフセットは、UE100が、結果としてDRXアクティブ期間と重なることなく、UE主導GPの開始位置を決定することを目的とする。ギャップパターン設定部202は、UE主導GP開始オフセットを専用信号生成部203に出力する。
専用信号生成部203は、設定されたUE主導GP開始オフセット及び測定情報の送信先である特定のUE100を決定し、そのUE100へのダウンリンク専用シグナリング(測定設定情報及びUE主導GP開始オフセットを含む)を生成する。このシグナリングを送信部204に出力し、UE100に送信する。このようなダウンリンク専用シグナリングの例は、3GPP TS 36.331に定義されているRRC接続再設定メッセージに含まれる測定設定情報である。
図3は、図1に示したUE100と図2に示した基地局200とのシグナリングフローを示す図である。基地局は、まず、ギャップパターン設定情報及び測定設定情報を設定する。基地局は、これらの設定情報をUE100に送信する。UE100は、基地局200から送信された設定情報を受信及び処理する。
別のキャリア周波数を測定するためのアイドル期間が必要な場合、UE100は、ギャップパターンの基準に基づいてUE主導GPの設定を決定する。測定レポート生成部103において、このUE主導GP設定情報を測定結果と共に生成し、アップリンク専用制御シグナリング(以下、「測定レポート」ともいう)を通じて基地局200に送信する。
測定レポートが基地局200に正常に送信された後、ギャップ確認部105において、設定されたギャップパターンパラメータ(以下、「UE主導GP開始オフセット」ともいう)を使用して、UE主導GPを開始する。ギャップ確認部105は、UE主導GPをアクティブにする結果として、延長されたDRXアクティブ期間内において割り当てられているデータリソースと重ならないかを判定する。この判定は、延長されたDRXアクティブ期間の長さとUE主導GP開始オフセットの長さとを比較することによって行われる。
測定レポートが正常に送信され、延長されたDRXアクティブ期間がUE主導GP開始
オフセットによって示されるタイミングより前に終了する場合、UE100は、UE主導GP開始オフセットによって示されるタイミングの後に、UE主導GPを現在のDRXサイクルにおいて開始してもデータが測定と重ならないと考えられる。したがって、UE100は、DRXオン期間(On-Duration)の直前にUE主導GPを開始することができる。
測定レポートが正常に送信され、延長されたDRXアクティブ期間が、UE主導GP開始オフセットによって示されるタイミングの後に終了する場合、UE100は、UE主導GP開始オフセットによって示されるタイミングの後に、UE主導GPをアクティブにしても、DRXアクティブ期間が測定と重なることが考えられる。したがって、データと測定の重なりの発生を回避するため、UE100は、次のDRXサイクルにおいて、UE主導GP開始オフセットによって示されるタイミングの後にUE主導GPを開始する。
上記の動作を詳しく説明するため、次の例においては、UE主導GP開始オフセットの単位はサブフレームの数に基づき、UE100において実行されているサービスはビデオストリーミングとする。
LTEにおいては、インター周波数E−UTRA及びインターRAT(3GPPシステム)の場合、単一のギャップ長を使用する。
ギャップ長=6サブフレーム
UE主導GP開始オフセット=25サブフレーム
DRXサイクル=40サブフレーム
DRXオン期間=10サブフレーム
DRX非アクティブタイマー=5サブフレーム
DRX開始タイミング=5番目のサブフレーム
UE100は、別のキャリア周波数、または別のシステムの無線条件を測定する必要性があるという判断が、自周波数の品質により行われた、すなわち、自周波数の品質劣化によるレポーティングのイベント基準が満たされると、評価した測定結果を測定レポートに含めて基地局200に送信する。
次の例においては、延長されたDRXアクティブ期間が終了し、その同じDRXサイクル内において測定レポートがすでに送信されたものと想定する。
延長されたDRXアクティブ期間=DRX開始タイミング+DRXオン期間+DRX非アクティブタイマー=5+10+5=20番目のサブフレーム
UE主導GPの開始タイミング=DRX開始タイミング+UE主導GP開始オフセット=5+25=30番目のサブフレーム
UE主導GP開始オフセットによって示されるタイミングより前に、延長されたDRXアクティブ期間が先に終了するため、UE100は、図示したように現在のDRXサイクル内においてUE主導GPをアクティブにする。
残りのDRXサイクル=DRXサイクル−UE主導GPのアクティブ化=40−30=10サブフレーム
このように、残りのDRXサイクル(10サブフレーム)は、ギャップ長(6サブフレーム)より長い。したがって、UE100は、現在のDRXサイクルにおいて、結果としてDRXアクティブ期間と測定とが重なることなく、UE主導GPを使用することができる。
上記の方法は、本発明においてどのようにUE100と基地局200とで必要な情報(例えば、UE主導GP開始オフセット)をやり取りするかを示す1つの方法であり、別の方法、例えば、基地局200とUE100との間で、無線リソース制御及びメディアアクセス制御(MAC)によるシグナリングを使用することも可能である。
次に、UE100が、測定レポートのトリガーに基づいてUE主導GP開始オフセットを使用する方法について図4を用いて説明する。
図4は、図1に示したUE100の動作を示すフロー図である。この図において、ステップ(以下、「ST」と省略する)301では、測定レポート生成部103が測定レポートを基地局200に送信する。
ST302では、測定が正常に行われると、ギャップ確認部105は、DRXアクティブ期間のチェック手順において、UE主導GP開始オフセットを使用して、DRXアクティブ期間がギャップパターンを開始した場合に重ならないかを確認する。DRXアクティブ期間がギャップパターンと重なる(YES)場合、ST303に移行し、DRXアクティブ期間がギャップパターンと重ならない(NO)場合、ST304に移行する。
ステップST303では、ギャップ確認部105は、次のDRXサイクルの起点を基準としてUE主導GP開始オフセットの長さを使用してギャップパターンを開始する位置を決定する。次のDRXサイクルにおいて、UE100はUE主導GPを開始する。
ST304では、インター周波数E−UTRA、インターRAT UTRAN、インターRAT GERAN、インターRAT CDMA2000などの各測定に要求されるギャップ長と、UE主導GP情報パラメータに含まれているギャップ反復(gap repetition)(UE主導GPの基準に基づいてUE100が決定する)とに基づいて、UE主導GP設定部106がUE主導GPを開始する。
このように実施の形態1によれば、延長されたDRXアクティブ期間とUE主導GP開始オフセットとの長さの関係に応じて、UE主導GPを現在のDRXサイクルにおいて開始するか、次のDRXサイクルにおいて開始することにより、無線通信端末装置の構成上の複雑さを増大することなく、ハンドオーバーの実施に要する時間を短縮することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るUE400の構成を示すブロック図である。図5が図1と異なる点は、測定レポート生成部103を測定及びギャップ情報生成部401に変更した点である。
測定及びギャップ情報生成部401は、UE主導GPを用いた測定を行う際のギャップパターンを示す情報であるギャップ情報パラメータを決定し、このパラメータをレポーティングメッセージ(例えば、Measurement report message、またはその他のメッセージ)を用いて基地局に報告する。ギャップ情報パラメータは、UE400においてのみ利用可能な情報、例えば、ユーザーが個々に端末に行った設定、デバイス上で実行中のアプリケーション、またはユーザーの移動速度等に基づいて決められる。
UE400は、このような基準によって、UE主導GPを使用した測定を実行する際に使用するギャップパターンを決定することができる。したがって、UE400は、ギャップパターンを決定するためのギャップ情報パラメータを自由に設定できる。UE400は、測定結果をレポーティングメッセージによって基地局200に送信する。このレポーテ
ィングメッセージは、測定レポート、または3GPP TS 36.331に定義されているようにイントラ周波数測定レポートともいう。以下、このレポーティングメッセージを測定レポートと称する。
測定及びギャップ情報生成部401は、測定レポートがUE400から基地局200に正常に送信されると、レポーティング成功通知信号をギャップ確認部105に出力する。
このようにして、UE400は、基地局200との間でギャップパターンの同期を確保することができる。したがって、データがUE主導GPと重ならず、パケット消失が生じない。
次に、UE400がUE主導GP情報パラメータを決定する方法について図6を用いて説明する。図6は、図5に示したUE400がギャップ情報パラメータを決定する動作を示すフロー図である。
ST501では、UE400は、別のキャリア周波数を測定する必要があると、UE主導GPを使用して測定を行うためのギャップパターンを決定する手順を開始する。基準としては、UE400の移動速度の指標となるフェージング信号と、現在のサービングセルの瞬間的な品質値等を使用することができる。具体的には、移動速度が速い場合、現在のサービングセルの品質が悪い場合等には速く移動処理を行う必要があると考えられるため、別のキャリア周波数、または別のシステムの測定を早く行うなどである。
また、その他の手段としては、検出したCSGセルの数に応じて頻度を変えることも可能である。例えば、検出したCSGセルの数が多い時には、報知情報を受信するためのギャップが多く必要であるため、ギャップの頻度を多くし、検出したCSGセルの数が少ないときには報知情報を受信するためのギャップの頻度を少なくすることが考えられる。
ST502では、UE400は、ギャップパターンを選択する基準に基づいて、UE主導GPを使用した測定の頻度を決定する。具体的には、UE400がUE主導GPを使用して測定する頻度を決定し、測定頻度が高いか否かを判定する。上記の通り移動速度またはサービングセルの品質により測定頻度が所定の閾値より高い(YES)と判断された場合、ST503に移行し、測定頻度が所定の閾値より低い(NO)と判断された場合、ST504に移行する。
ST503では、UE400は、UE主導GPを使用した測定頻度が増大するように、短い周期のUE主導GPを使用する。具体的には、指定されているギャップ長はそのままに短いギャップ周期を設定する。これらの設定されたギャップ情報パラメータ(以下、UE主導GP情報パラメータともいう)は、短いギャップ周期パラメータ、ギャップ識別情報パラメータなどの情報を含んでいる。
ST504では、UE400は、UE主導GPを使用した測定頻度が減少するように、長いギャップ周期のUE主導GPを使用した測定をする。具体的には、指定されているギャップ長はそのままに長いギャップ周期を設定する。UE主導GP情報パラメータは、長いギャップ周期パラメータ、ギャップ識別情報パラメータなどの情報を含んでいる。
ST505では、UE主導GP情報パラメータと測定結果とを生成し、基地局200に送信する測定レポートに含める。UE主導GP情報パラメータを測定レポートに含める目的は、UE400が、指定されているギャップ長と、UE400によって決定されたギャップ周期とに基づくUE主導GPを使用して測定を開始することを、基地局200に通知することである。したがって、UE主導GP情報パラメータを測定レポートに含めること
によって、基地局200とUE400との間でUE主導GPを同期させることができる。
次に、各種の基準を用いたときのUE400の動作について説明する。まず、フェージング信号を基準に用いた場合について説明する。
フェージング信号がUE400の高速移動を示す場合、UE400は、ハンドオーバー(モビリティ)の可能性が高いことが予想される。したがって、測定頻度を高める必要がある。UE400は、短い周期のギャップパターンを設定し、より頻繁に測定を行う。
一方、フェージング信号がUE400の低速移動を示す場合、UE400は、ハンドオーバーの可能性が低いことが予想される。したがって、測定頻度を下げることが可能となる。UE400は、長い周期のギャップパターンを設定し、より少ない頻度で測定を行う。
続いて、現在のサービングセルの瞬間的な品質値を基準に用いた場合について説明する。
瞬間的な品質値が悪化してきた場合、UE400は、基地局200からの受信状態が不良になることが予想される。これは、UE400が接続性を確保するためにハンドオーバーを実行する必要があることを意味する。したがって、測定頻度を高める必要があり、UE400は、短い周期のギャップパターンを設定する。
一方、瞬間的な品質値が良好になってきた、または良好な場合、UE400がハンドオーバーを実行する必要性は低い。したがって、UE400のモビリティに関する測定頻度を下げることが可能となる。UE400は、長い周期のギャップパターンを設定し、より少ない頻度で測定を行う。
図7は、図5に示したUE400と図2に示した基地局200とのシグナリングフローを示す図である。この図では、UE400と基地局200との間でギャップパターンの同期を確保する場合について説明する。
基地局200は、RRC(Radio Resource Control)を用いて、ギャップパターン設定情報及び測定設定情報を設定する。基地局200は、これらの設定情報を送信部204からUE400に送信する。UE400では、基地局200から送信されたメッセージを受信し、これらの設定情報を処理する。
別のキャリア周波数を測定するためのアイドル期間が必要である場合、UE400は、ギャップパターンの基準に基づいて、UE主導GPの設定を決定する。測定及びギャップ情報生成部401は、このUE主導GP設定情報と、評価した測定結果とを生成し、アップリンク専用制御シグナリングによって基地局200に送信する。
UE主導GPを含んでいる測定レポートが基地局200に正常に送信された後、ギャップ確認部105において、設定されたギャップパターンパラメータ(UE主導GP開始オフセット)を使用して、UE主導GPのギャップ確認を実行する。ギャップ確認部105は、UE主導GPを開始した場合に、DRXアクティブ期間とギャップが重ならないかを判定する。この判定は、延長されたDRXアクティブ期間の長さとUE主導GP開始オフセットの長さとを比較することによって行われる。この動作は、実施の形態1で説明した内容と同じであるため、説明を省略する。
なお、ギャップ周期の決定をUEが自由にするのではなく、基地局側にてガイドライン
を設定し、UEに通知することも可能である。例えば、UEの移動速度を元にギャップ周期を決定する場合には、ギャップ頻度が高いか、低いかを決めるUEの移動速度の閾値をUEに通知することなどが考えられる。この場合には、UEは基地局から示されたガイドラインに従いギャップの周期を決めることになる。
また、基地局側からギャップ周期の候補をUEに通知しておくことも可能である。具体的には、ギャップ周期が標準化で三つ以上準備されている時などに、どのギャップ周期内で選択するかをUEに通知することが可能である。現在標準化が行われている、3GPP
LTEにおいては、40msと80msの二つの周期が定義されている。そのため、本発明の実施の形態2に係るUEとしては40msを選択するか、80msを選択するかのみとなる。ただし、将来的に20msや160ms等のギャップ周期が追加されることも考えられるため、その場合に候補を絞ることで基地局のオペレーションにあった選択をUEに行わせることができる。
このように実施の形態2によれば、UEの受信状態に応じて、UE主導GPを使用した測定の頻度を制御することにより、UEの受信状態が良くない場合には、短い周期のUE主導GPを用いて測定頻度を多くし、ハンドオーバーに備えることができ、UEの受信状態が良好な場合には、長い周期のUE主導GPを用いて測定頻度を少なくし、UEの消費電力を低減することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係るUE600の構成を示すブロック図である。図8が図1と異なる点は、ギャップパターン設定部104を削除し、測定レポート生成部103を測定及びUE主導GP情報生成部601に変更し、ギャップ確認部105をUE主導GP確認部602に変更した点である。
測定及びUE主導GP情報生成部601は、測定レポーティング基準が満たされたとき、各設定情報を生成してこれらの情報を測定レポートに含める。また、測定及びUE主導GP情報生成部601は、UE600からのCQI報告に要する時間を含めたUE主導GP期間パラメータを決定し、決定したUE主導GP期間パラメータを設定すると共に、この設定情報を測定レポートに含めて基地局200に送信する。延長されたDRXアクティブ期間内において測定レポートが送信された場合、レポーティング通知をUE主導GP確認部602に出力する。
UE主導GP確認部602は、現在のDRX及び次のDRXサイクルのどちらにおいてUE主導GPを開始するかを、UE主導GP期間パラメータを使用して確認する。UE主導GPを開始する位置をUE主導GP期間パラメータに基づいて決定すると、UE主導GP確認部602において、UE主導GPを設定する。
図9は、図8に示したUE600と図2に示した基地局200とのシグナリングフローを示す図である。図9は、UE600が、UE主導GP期間パラメータを決定して、UE主導GPを現在のDRXサイクルにおいて開始するのか、次のDRXサイクルにおいて開始するのかを確認する例を示している。
UE600は、測定設定情報を格納し、測定部102において処理して測定を行う。測定レポーティング基準が満たされたとき、UE600は、UE主導GPを決定する基準に基づいてUE主導GP期間パラメータを決定し、ギャップ情報パラメータを設定する。基準は、チャネル品質インジケータ(CQI)の報告に必要な測定に要する時間と、測定のため指定されているギャップ長とに基づくものである。具体的には、チャネル品質インジケータの報告がDRXアクティブの先頭のサブフレームにある場合には、チャネル品質イ
ンジケータの報告に必要な測定に要する時間と、測定のため指定されているギャップ長の和となる。チャネル品質インジケータの報告がDRXアクティブの先頭から2サブフレームにある場合には、チャネル品質インジケータの報告に必要な測定に要する時間と、測定のため指定されているギャップ長の和から1サブフレームを引いた値となる。
このようにUE主導GP期間パラメータは、UE600におけるCQI報告間隔に関する動作(例えば、DRXオン期間におけるCQI報告の位置)を使用して決定することができる。UE主導GP期間パラメータを決定すると、測定及びUE主導GP情報生成部601は、3GPP TS 36.331に定義されているように、測定レポートにUE主導GP情報パラメータ及び測定結果を含めて基地局200に送信する。
UE主導GP情報パラメータを含んでいる測定レポートが送信されると、UE600は、UE主導GPを開始できるDRXサイクルを、UE主導GP期間パラメータを使用して確認する。UE主導GP確認部602は、以下の条件に基づいて、UE主導GPをDRXオン期間の先頭の直前でアクティブにする。
条件#1(図9A参照):(設定されているDRXサイクル−(UE主導GP情報パラメータを含む測定レポートが送られたDRXアクティブ期間))>UE主導GP期間
条件#2(図9B参照):(設定されているDRXサイクル−(UE主導GP情報パラメータを含む測定レポートが送られたDRXアクティブ期間))≦UE主導GP期間
UE主導GP情報パラメータを含む測定レポートが送信され、延長されたDRXアクティブ期間の長さが、次のDRXサイクルにおけるDRXオン期間の起点を基準としたときのUE主導GP期間パラメータの長さと重ならない場合、UE600は、UE主導GPを開始した場合にDRXアクティブ期間が測定と重ならないと考えられる。したがって、UE600は、図9Aに条件#1として示したように、現在のDRXサイクル内の残りの時間がUE主導GP期間パラメータの長さと等しい位置において、UE主導GPを開始する。
UE主導GP情報パラメータを含む測定レポートが送信され、延長されたDRXアクティブ期間の長さが、次のDRXサイクルにおけるDRXオン期間の起点を基準としたときのUE主導GP期間パラメータの長さと重なる場合、UE600は、UE主導GPを開始した場合にDRXアクティブ期間が測定と重なると考えられる。したがって、UE600は、図9Bに条件#2として示したように、次のDRXサイクル内の残りの時間がUE主導GP期間パラメータの長さと等しい位置において、UE主導GPを開始する。
次に、図8に示したUE600がUE主導GP情報パラメータを決定する方法について図10を用いて説明する。図10は、図6と共通する部分には、図6と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ST701では、測定及びUE主導GP情報生成部601は、測定要求レベルに基づいてUE主導GPの反復を決定し、ギャップ反復設定情報をUE主導GP確認部602に出力する。UE主導GP確認部602は、UE主導GPを選択する基準リストに基づいて、UE主導GP期間パラメータを決定して、UE主導GPを開始する位置を確認する。また、UE主導GP確認部602は、UE600におけるCQI報告間隔(例えば、DRXオン期間のCQI報告の位置)を使用して、UE主導GP期間パラメータの長さを決定できる。
UE主導GP確認部602は、UE主導GP期間パラメータを決定すると、このパラメータとギャップ反復設定情報とを測定及びUE主導GP情報生成部601に出力する。U
E600は、これらの設定パラメータを測定レポートに含めて基地局200に送信する。UE主導GP期間パラメータを測定レポートに含めることにより、UE600がUE主導GPを開始する位置を基地局200に通知することができる。
次に、測定レポートのトリガーに基づいて、UE600がUE主導GPを使用する方法について図11を用いて説明する。図11は、UE600が現在または次のDRXサイクルにおいてUE主導GPを開始する位置を決定する手順を示すフロー図である。ただし、図11において、図4と共通する部分には図4と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ST801では、UE主導GP確認部602が、DRXアクティブ期間のチェック手順において、UE主導GP期間パラメータを使用して、DRXアクティブ期間がギャップと重なるか否かを確認し、UE主導GPを開始する位置を決定する。DRXアクティブ期間がUE主導GPと重なる場合(YES)、ST802に移行し、DRXアクティブ期間がUE主導GPと重ならない場合(NO)、ST304に移行する。
ST802では、UE主導GP確認部602が、UE主導GPを開始する位置として、次のDRXサイクルにおけるDRXオン期間の起点を基準としたときのUE主導GP期間パラメータの長さを使用する。
このように実施の形態3によれば、UE600からのCQI報告に要する時間を含めたUE主導GP期間パラメータと、延長されたDRXアクティブ期間との長さの関係に応じて、UE主導GPを現在のDRXサイクルにおいて開始するか、次のDRXサイクルにおいて開始することにより、無線通信端末装置の構成上の複雑さを増大することなく、ハンドオーバーの実施に要する時間を短縮することができる。
(実施の形態4)
図12は、本発明の実施の形態4に係るUE900の構成を示すブロック図である。ただし、図12が図1と異なる点は、測定レポート生成部103を測定及びギャップ情報生成部901に変更し、ギャップ確認部105をギャップ修正確認部902に変更した点である。
測定及びギャップ情報生成部901は、UE主導GP情報パラメータと、測定部102から出力された測定結果とから設定情報を生成し、測定レポートに含める。測定及びギャップ情報生成部901は、基地局200への測定レポートの送信を行わず、この設定情報をギャップ修正確認部902に出力する。
ギャップ修正確認部902は、基準リストに基づいてUE主導GPを開始する。基準が満たされると、ギャップ修正確認部902は、ギャップパターン設定部104に格納されているUE主導GP開始オフセットを使用し、UE主導GPを開始する。
UE900は、測定レポートを基地局200に送信するかを、送信基準に基づいて評価する。送信基準が満たされている場合、UE900は、UE主導GP情報パラメータを設定し、測定レポートを通じて基地局200に送信する。送信基準が満たされていない場合、UE900は、図13に示したように測定レポートを基地局200に送信しない。ここで、送信基準とは、他に送受信するデータの有無、DRX周期の長さなどである。例えば、他に送受信するデータがある場合には、送信を行っても電力消費の増加を招かないが、他に送受信するデータがない場合には、電力消費を低減するため送信を行わないことが望ましい。また、DRX周期が短い場合には、送受信を行っても電力消費の増加を招かないが、DRX周期が長い場合には、電力消費を低減するため送信を行わないことが望ましい
このような構成を有することにより、UE900は、長いDRX設定を用いるサービスを使用している場合でも、測定レポートを送信するか否かにかかわらず、UE主導GPを使用して測定を開始することができる。
図13は、図12に示したUE900と図2に示した基地局200とのシグナリングフローを示す図である。図13は、UE900が長いDRX設定のサービスを確立しており、測定レポートをただちに送信するか否かにかかわらず、UE主導GPを開始する場合の例を示している。
UE900は、測定設定情報を格納し、測定部102において処理して測定を行う。UE主導GPを開始する基準が満たされたとき、UE900は、開始したUE主導GPを使用してただちに測定を開始する。
UE主導GPを開始する基準は、サービングセルの無線品質について設定されている閾値に基づくことができる。例えば、UE900のサービングセルの無線品質が閾値より低下したとき、UE900は、現在のDRXサイクルにおいてUE主導GPを開始する。
なお、基地局200が、測定のためのギャップパターンの開始をUE900と同期させることができるように、UE900は、UE主導GP情報パラメータを設定して、それを3GPP TS 36.331に定義されているように測定レポートを通じて基地局200に送信する必要があるか否かも判断する。すなわち、UE900が測定レポートを送信する必要があるか否かは、1)UE900がダウンリンクデータまたはアップリンクデータの再開を実行することが要求される場合、または、2)UE900のDRXアクティブ期間がUE主導GPと重なることが予想される場合、に基づいて判断することができる。さらに言えば、UE900は、基地局200と同期を取る必要があると判断した場合にのみ、測定レポートを送信するためのランダムアクセス手順を使用して測定レポートを送信する。
図14は、図12に示したギャップ修正確認部902の動作を示すフロー図である。図14において、ST1001では、ギャップ修正確認部902がUE主導GP情報パラメータ及び測定結果を取得し、長いDRXにおけるUE主導GPの基準に基づいて、UE900自身がUE主導GPを使用して別のキャリア周波数の測定を開始する必要があるかを判定する。
長いDRXにおけるUE主導GPは、サービングセルの無線品質について設定されている閾値に基づいて制御できる。サービングセルの無線品質が閾値より低下したとき、UE900は、UE主導GP開始オフセットに基づいて、UE主導GPを開始する。
ST1002では、測定レポートを基地局200に送信するために利用可能なアップリンクリソースが存在するか否かを判定する。アップリンクリソースが利用可能である場合(YES)、ST1003に移行し、アップリンクリソースが利用可能ではない場合(NO)、ST1004に移行する。
ST1003では、UE主導GP情報パラメータを含む測定レポートを基地局200に送信し、ST1004では、UE主導GPを開始する。
このように実施の形態4によれば、長いDRXが設定されている場合には、測定レポートを送信するか否かにかかわらず、UE主導GPを開始することにより、無線通信端末装置の構成上の複雑さを増大することなく、ハンドオーバーの実施に要する時間を短縮する
ことができる。
(実施の形態5)
図15は、本発明の実施の形態5に係るUE1100の構成を示すブロック図である。図15が図1と異なる点は、測定レポート生成部103を測定及びギャップ情報生成部1101に変更した点である。
測定及びギャップ情報生成部1101は、UE主導GPの周期を測定頻度に基づいて決定する。さらに、基地局200によって異なる測定タイプが設定されている場合、UE1100は、設定されている測定タイプに対して適切なギャップ長を決定する。
図16は、図15に示したUE1100と図2に示した基地局200とのシグナリングフローを示す図である。この図では、UE1100が複数のギャップ長を使用するときのシグナリングフローを示している。
本実施の形態では、UE1100は、測定要求レベルと、その測定に使用する個々のギャップの長さとを決定する。これは、UE1100が、異なる測定に対して異なるギャップ長を使用するためである。具他的には、インター周波数E−UTRA、インターRAT
UTRAN、インターRAT GERANなどの測定の場合、UE1100は、共通のギャップ長を使用して測定を行う。それ以外の測定(例えば、WiMAX)の場合、UE1100は、異なるギャップ長を使用して測定を行う。すなわち、UE1100は、設定された測定タイプに基づいて、UE主導GPを使用する測定に適切なギャップ長を決定することができる。
UE1100の測定部102は、設定されている情報に基づいて、ギャップ長を決定する。UE1100は、適切なギャップ長を決定すると、ギャップ長パラメータを設定し、測定レポートに含まれるUE主導GP情報パラメータにこの情報を含める。したがって、UE1100は、適切なギャップ長及び適切なギャップ反復を有する、UE主導GPをアクティブにし、測定レポートを通じて基地局200に送信する。
UE1100は、図16に示したように、適切なギャップ反復及びギャップ長を使用してUE主導GPをアクティブにする場合、それらのギャップ関連パラメータをUE主導GP情報パラメータにセットし、測定レポートを通じて基地局200に送信する。これにより、基地局200とUE1100との間で、UE主導GPの同期を維持、保証することができる。
図17は、図15に示した測定及びギャップ情報生成部1101の動作を示すフロー図である。ただし、図17において、図6と共通する部分には図6と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図17において、ST1201では、基地局200によって設定される測定タイプに基づいて、UE主導GPのギャップ長は短いギャップ長が最適であるか判定する。インター周波数E−UTRA、インターRAT UTRAN、インターRAT GERAN、インターRAT CDMA2000などの測定タイプが設定されており、短いギャップ長が最適である場合(YES)、ST1202に移行する。一方、WiMAXなどの測定タイプが設定されており、長いギャップ長が最適である場合(NO)、ST1203に移行する。
ST1202では、UE主導GPに短いギャップ長を使用する。
ST1203では、UE主導GPに長いギャップ長を使用する。
このように実施の形態5によれば、測定タイプに応じて、ギャップ長を決定することにより、測定タイプ毎に測定に要する時間が異なる場合でも、適切な長さのギャップ長を用いて測定することができるので、測定に要する時間に対するギャップ長の過不足を解消し、ハンドオーバーの実施に要する時間を短縮することができる。
なお、上記実施の形態におけるレポーティング成功通知信号は、HARQ(Hybrid Auto Repeat reQuest)のACKを用いてもよい。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6では、UEが上記実施の形態と異なる方法でギャップを生成する方法を示す。図18は、本発明の実施の形態6に係るUE1300の構成を示すブロック図である。図18が図1と異なる点は、測定レポート生成部103を測定レポート生成部1301に変更した点と、ギャップ確認部105をギャップ候補選択・決定部1302に変更した点である。
測定レポート生成部1301は、測定レポート生成部103への入力であったレポーティング成功通知信号を除いた点と、ギャップ候補選択・決定部1302に対しての入力が、レポーティング成功通知信号ではなく、レポーティング実施通知信号である点が測定レポート生成部103と異なる。
ギャップ候補選択・決定部1302は、ギャップパターン設定部104から出力されたギャップパターンパラメータ及び測定レポート生成部1301から出力されたレポーティング実施通知信号に基づいて、UE主導GPを開始する位置を決定する。この開始位置とは、UE1300が測定を行うためのギャップを開始する位置である。ギャップ候補選択・決定部1302は、UE主導GPを開始する位置を、ギャップ確認部105とは異なり、UEに設定されたUE主導GP作成タイミングを用いて決定する。このUEに設定されたUE主導ギャップ作成タイミングは、本実施の形態においては、ギャップパターン設定部104から出力されるギャップパターンパラメータに含まれるものとなる。具体的には、UE主導GP作成タイミングは、システムフレームナンバー(以下、「SFN(System
Frame Number)」と呼ぶ)やサブフレーム(subframe)で明示的に示されるものであり、例えばSFN mod 10=3となるSFNのサブフレーム5から、というように示される。なお、ギャップ長、ギャップ反復の制御に関しては、ギャップ確認部105と同様に決定する。
図19は、図18に示したUE1300の動作を示すフロー図である。この図において、ST1401では、測定レポート生成部1301が測定レポートを基地局に送信するイベントがトリガーされる。その結果、レポーティングもトリガーされることになる。
ST1402では、測定レポート生成部1301からのレポーティング実施通知信号により、ギャップ候補選択・決定部1302は、UE主導GP作成タイミングが設定されているか否かを確認する。UE主導GP作成タイミングが設定されている(YES)場合、ST1403に移行し、UE主導GP作成タイミングが設定されていない(NO)場合、UE主導GPが作成できないため、処理を終了する。
ST1403では、ギャップ候補選択・決定部1302は、次のUE主導GP作成タイミングをUE主導GPの場所と決定する。
図20は、図18に示したUE1300に対するシグナリングフローを示す図である。基地局は、まず、ギャップパターン設定情報及び測定設定情報を設定する。基地局は、これらの設定情報をUE1300に送信する。UE1300は、基地局から送信された設定
情報を受信及び処理する。ここで、ギャップパターン設定情報として、UE主導GP作成タイミングを受信する点が図3と異なる。
別のキャリア周波数を測定する、または他セルからの受信を実施するためのアイドル期間が必要な場合、UE1300は、基地局から受信したUE主導GP作成タイミングからUE主導GPを決定する。また、UE1300は測定レポートを基地局に送信する。
なお、図20においては測定レポートの送信後にUE主導GPが作成されているが、UE主導GPが先に開始されてもかまわない。
なお、本実施の形態においては、測定レポートを送信することはUE主導GP作成のための必須要件とはなっていない。そのため、測定レポートを送らないことも可能である。実施の形態1においても説明したように、レポーティングに対するイベントとしてはサービングキャリア周波数の品質が特定の閾値より悪くなった」、「CSGセルが検出され、CSGセルの報知情報を受信することが必要となった」などである。特に、このうちの「CSGセルが検出され、CSGセルの報知情報を受信することが必要となった」場合には、レポーティングを最初に行わず、CSGセルの報知情報を受信し、そのCSGセルのセルグローバル識別子(Cell Global Identifier: CGI)や、CSG識別子(CSG Identifier: CSG ID)等を受信してからレポーティングを実施することなどが考えられる。これは、そのCSGセルはUEがアクセス可能なセルなのか、また実際にどのセルなのかを認識するためには、CGIやCSG IDといった情報が必要なためである。
また、CSGセルが多数設置されているような場合には、UE主導GPが多く発生することが考えられ、UEのスループットの低下、サービス品質の劣化が起こりうる。この解決策としては、前述のUE主導GP作成タイミングを限定することが考えられるが、その場合にはUEがCSGセルを検出後にUE主導GPを実施するまでに時間がかかるという課題が存在する。そのため、UE主導GP作成タイミングを限定するのではなく、UE主導GP作成タイミングを使用する頻度を限定することが考えられる。例えば、UE主導GP作成タイミングが1秒あたり10回あったとしても、使用できるのはそのうち2回までにする、また、一度使用したら500msは使用しないことなどが考えられる。このようにUE主導GP作成タイミングを使用する頻度を限定する動作は、基地局がその設定をUEに指示するようにしてもよいし、予め決められた動作を行うようにしてもよい。
また、CSGセルから報知情報を受信するためには、80msのギャップを一度使用することが考えられる。そのため、ギャップ長やギャップ反復を基地局から通知することなしに、ギャップ長を80ms、ギャップ反復なし、という設定を常に使用する。または、基地局から指示がない場合には、その設定を使用する等の動作が考えられる。また、80msのギャップが必要となる理由は、CGIや、CSG IDが含まれている報知情報、SIB1(System Information Block Type 1)が20msに一度送信されており、受信品質の良くないUEは、それを4回受信して合成することにより、品質向上を図ることが考えられているためである。
上述のSIB1受信の動作を図21に更に詳細に示す。報知情報の取得の際には、最初にMIB(Master Information Block)を受信する。MIBの場所は全てのレディオフレーム(Radio Frame:10ms間隔であり、10個のサブフレームを持つ)の先頭のサブフレームと決まっている。このMIBの中にはSFNが含まれている。SIB1は、偶数SFNの6番目のサブフレームで送信される。そのため、MIBを受信してからSIB1の送信タイミングが分かることになる。前述の通り、SIB1を正確に受信する際に4回の受信合成をする場合があるため、図21のケース1として示されるように80msのギャップを設けることが考えられる。これにより、MIBを受信し、SIB1の送信タイミン
グを検出し、その後SIB1の受信を受信成功するまで行うという動作となる。
しかしながら、MIBを一度CSGセルから受信すると、UEはどのタイミングでSIB1をCSGセルが送信するかが分かるようになる。そのため、ケース2に示すように80msのギャップのうち必要な部分のみギャップを設けることも考えられる。このような場合には、ギャップがない場所ではUEはもともと接続している基地局と送受信することができる。
また、その他の動作として、ケース3に示すように、SIB1の受信が成功したらギャップを終了することが考えられる。図21では3度目のSIB1受信で受信成功となった例を示している。なお、図21のケース2とケース3を合わせた動作も可能である。
なお、本発明ではUEがDRXを実施していない場合でも、実施することが可能である。それは、UEがUE主導GPを実施する場所はDRX動作に関わらず基地局にとって予測可能であるためである。
なお、UEがUE主導GPを行うか否かを、基地局が判断するのには、実施の形態1で示しているように、UEから送信される測定レポートを使用することが考えられる。ここでの測定レポートとしては、前述の通りRRCメッセージとして定義されている測定レポートメッセージ(Measurement report message)でもよいし、MAC制御メッセージでも良いし、レイヤ1のメッセージでもよい。また、レイヤ1のメッセージとしてはCQI報告等が考えられる。
また、本実施の形態では、図20に示すように、UE毎に個別に測定制御情報を送信し、その中にUE主導GP作成タイミング等を示す場合について説明した。しかしながら、その他の例として報知情報にて送信、または予めルールを決めておく等の動作も可能である。
また、UE毎に割り当てている識別子(Identifier)を用いて、UE主導GP作成タイミングを決定することも可能である。例えば、TS36.304V8.5.0, User Equipment (UE) procedure in idle modeの7章には、UEがIMSI(International Mode Subscriber Identity)と呼ばれる識別子を用いてページング(Paging)を受信するタイミングを決定する方法が示されている。このようにUEの識別子を用いて決定する場合には、報知情報や特定のルールを使用しても、UE毎にUE主導GP作成タイミングとして異なる場所を指定できるようになる。なお、使用するUEの識別子としては、IMSIに限る必要はなく、C−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)や、S−TMSI(SAE Temporary Mobile Station Identifier)などを使用してもよい。
また、報知情報にて設定を送信、または予めルールを決めておくような場合において、UE毎、またはセル毎に本動作のオンオフを制御することも考えられる。具体的には、UE毎に行う場合には、個別のメッセージでオンまたはオフの通知をすることが可能であるし、セル毎に行う場合には、報知情報でオンまたはオフの通知をすることが可能である。
また、上記各実施の形態でCSGのセルが検出と示したが、これには複数の形態が考えられる。具体的には、(1)CSG用に使用されることが決まっているセルの物理識別情報(Physical Cell Identifier)を検出した場合、(2)CSG用に使用されることが決まっているセルの物理識別情報を検出し、かつ、そのCSGセルの品質が一定以上、または上位の特定数以内に含まれている場合、(3)CSG用に使用されることが決まっているセルの物理識別情報を検出し、かつ、そのセルの物理識別情報がUEにとってアクセス可能と思われる場合、(4)UEの位置情報等からCSGのセルがあると想定できる場合
、及び、(1)〜(4)を組み合わせた場合が考えられる。なお、UEの位置情報等からCSGのセルがあると想定できるというのは、UEは、以前CSGセルに接続した際にその際の位置情報を保存しておき、その付近にUEが来た場合には、UEがアクセス可能なCSGセルがあると認識するような動作である。ここで、位置情報の生成としては、GPS(Global Positioning System)を使用してもよいし、UEが受信できるその他のセルの情報を保存しておく等でもよい。
なお、本実施の形態で示したUE主導GP作成は、他の動作の競合等により処理を中止、または延期することも考えられる。例えば、音声通信のように比較的小さいデータレートで、定期的に送信を行うようなサービスに対して、半固定割り当て(Semi-Persistent scheduling)と呼ばれるスケジューリング方式がある。これは、UEがどのタイミングで送信、または受信するべきかを予め決めておき、そのタイミングで送受信を実施するものである。この半固定割り当てがUEに設定されており、UE主導GP作成を実施した場合に、その二つが同時に起こるような場合には、どちらかを優先する必要がある。その際に、半固定割り当てを優先することなどが考えられる。
また、前述の通り半固定割り当てとUE主導GP作成が衝突する問題を解決する方法としては、半固定割り当てをUE主導GP作成が起こらないようなタイミングにすることが考えられる。これは、基地局のスケジューリング動作などにより実現することが可能である。
また、本実施の形態では、測定レポートを送らないことも可能と記載したが、測定レポートを送るか否かを、UE主導GP作成を行うのにかかる遅延に基づいて決定してもよい。具体的には、UE主導GP作成を特定の時間以内に作成できる場合には、測定レポートを送らないようにし、特定の時間以上かかる場合には、測定レポートを送信し、基地局がギャップを割り当てる動作を促すことが考えられる。なお、ここでの特定の時間は、システムで固定値に決められてもよいし、報知情報等で通知するようにしてもよいし、UEが使用しているサービス等を考慮するために、UE毎に個別に送信するようにしてもよい。
上記各実施の形態で示された動作は、組み合わせて実現することが可能である。具体例としては、実施の形態4に示す送信基準を用いて、実施の形態6で示した測定レポートの送信を判断するなどが可能である。
上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2009年4月20日出願の特願2009−101958の日本出願及び2009年6月24日出願の特願2009−149876の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明にかかる無線通信端末装置及び無線通信方法は、例えば、移動通信システム等に適用できる。
101 受信部
102 測定部
103、1301 測定レポート生成部
104、202 ギャップパターン設定部
105 ギャップ確認部
106 UE主導GP設定部
201 測定設定部
203 専用信号生成部
204 送信部
401、901 測定及びギャップ情報生成部
601 測定及びUE主導GP情報生成部
602 UE主導GP確認部
902 ギャップ修正確認部
1101 測定及びギャップ情報生成部
1302 ギャップ候補選択・決定部

Claims (6)

  1. データを受信する不連続受信アクティブ期間と、前記不連続受信アクティブ期間の開始からギャップパターンの開始までの時間を示すオフセットの長さとに基づいて、現不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを開始するか、または次の不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを開始するかを決定するギャップ確認手段と、
    決定された不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを生成するギャップパターン設定手段と、
    を具備する無線通信端末装置。
  2. 自装置における受信状態に応じて、ギャップパターンの周期を制御することにより、サービングセル以外の隣接セルにおける周波数を測定する頻度を制御すると共に、制御した前記ギャップパターンの周期をサービングセルにおける無線通信基地局装置に通知するギャップ情報生成手段を具備する請求項1に記載の無線通信端末装置。
  3. 前記ギャップ確認手段は、自装置からのCQI報告に要する時間を含めたギャップパターン期間パラメータと、前記不連続受信アクティブ期間とに基づいて、ギャップパターンを開始する不連続受信サイクルを決定する請求項1に記載の無線通信端末装置。
  4. 前記ギャップ確認手段は、サービングセルの無線品質が所定の閾値を下回った場合、ギャップパターンを開始することを決定する請求項1に記載の無線通信端末装置。
  5. 前記ギャップ情報生成手段は、測定対象を示す測定タイプに応じて、前記ギャップパターンのギャップ長を決定する請求項に記載の無線通信端末装置。
  6. データを受信する不連続受信アクティブ期間と、前記不連続受信アクティブ期間の開始からギャップパターンの開始までの時間を示すオフセットの長さとに基づいて、現不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを開始するか、または次の不連続受信サイクルにおいてギャップパターンを開始するかを決定するギャップ確認ステップと、
    決定された不連続受信サイクルにおいて無線通信端末装置がギャップパターンを生成するギャップパターン設定ステップと、
    を具備する無線通信方法。
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