JPWO2016158101A1 - 空気吹出装置 - Google Patents
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Abstract
空気吹出装置は、車室内のインストルメントパネル(1)の正面部(1b)において、凹部を構成する凹部構成壁(4a、4b)と、凹部構成壁に開口する吹出口(11)と、空気流路を形成する流路形成部(12)と、気流偏向部材(13)とを備える。流路形成部は、凹部構成壁の凹部上壁(4a)に連なる第1の壁(121)と、第1の壁に対向する第2の壁(122)とを有する。第1の壁および凹部上壁は、気流偏向部材が相対的に第1流路(12a)に高速の気流(F1)を発生させ、第2流路(12b)に低速の気流(F2)を発生させたときに、高速の気流が壁面に沿って流れるガイド面(14)を有する。ガイド面は、第1の壁および凹部上壁のうち気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている。
Description
本出願は、2015年3月30日に出願された日本特許出願番号2015−069618号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、車室内空間に向けて空気を吹き出す空気吹出装置に関するものである。
特許文献1に、インストルメントパネルの上面部のうちフロントガラス側の部位に、車室内空間に向けて空気を吹き出す吹出口を設けた空気吹出装置が開示されている。
この吹出口は、デフロスタ吹出口とフェイス吹出口とを兼ねている。この空気吹出装置では、フェイスモード時に、吹出口から吹き出された吹出風が、インストルメントパネルの上面部の上側を流れた後、乗員に到達する。
しかし、上記した従来の空気吹出装置では、吹出口をインストルメントパネルの上面部に設けているので、下記の問題がある。
すなわち、上記した従来の空気吹出装置の吹出口は、一般的なデフロスタ吹出口よりも大きい。このため、この吹出口が乗員に見えることによって、インストルメントパネル1の意匠性を損ねてしまう。
また、この吹出口から車室内空間(すなわち、乗員室)に向けて送風する際では、乗員に向かう吹出風の向きは、上面部の形状に依存する。このため、上面部が、車両前方から後方に向かって斜め上向きに延びている形状や、車両前方から後方に向かって水平方向に延びている形状であると、吹出口からの吹出風を、上面部よりも下側の空間へ直接向かわせることができない。したがって、上記した従来の空気吹出装置では、車室内空間のうち上面部よりも下側の空間への送風が困難となり、車室内空間に対して送風可能な上下方向での範囲が狭くなってしまう。
本開示は、上記した従来の空気吹出装置と比較して、インストルメントパネルの意匠性の向上が可能であって、車室内空間に対する上下方向での送風可能範囲が広い空気吹出装置を提供することを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、
空気を吹き出す空気吹出装置は、
車室内のインストルメントパネルの正面部において、車両前方に向かって窪んだ凹部を構成する凹部構成壁と、
凹部構成壁に開口し、車両後方に向けて空気を吹き出す吹出口と、
吹出口の空気流れ上流側に連なる空気流路を内部に形成する流路形成部と、
空気流路に設けられ、空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材とを備え、
凹部構成壁は、凹部の内部空間を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する凹部上壁と凹部下壁とを有し、
流路形成部は、凹部上壁に連なる第1の壁と、第1の壁に対向する第2の壁とを有し、
空気流路において、気流偏向部材と第1の壁との間を第1流路とし、気流偏向部材と第2の壁との間を第2流路としたとき、
気流偏向部材は、第1流路の気流の速度と第2流路の気流の速度を調節し、
第1の壁および凹部上壁は、気流偏向部材が相対的に第1流路に高速の気流を発生させるとともに第2流路に低速の気流を発生させたときに、高速の気流が壁面に沿って流れるガイド面を有し、
ガイド面は、高速の気流の向きを、車室内空間のうち凹部よりも上側の空間に向かう向きとするように、第1の壁および凹部上壁のうち気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている。
空気を吹き出す空気吹出装置は、
車室内のインストルメントパネルの正面部において、車両前方に向かって窪んだ凹部を構成する凹部構成壁と、
凹部構成壁に開口し、車両後方に向けて空気を吹き出す吹出口と、
吹出口の空気流れ上流側に連なる空気流路を内部に形成する流路形成部と、
空気流路に設けられ、空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材とを備え、
凹部構成壁は、凹部の内部空間を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する凹部上壁と凹部下壁とを有し、
流路形成部は、凹部上壁に連なる第1の壁と、第1の壁に対向する第2の壁とを有し、
空気流路において、気流偏向部材と第1の壁との間を第1流路とし、気流偏向部材と第2の壁との間を第2流路としたとき、
気流偏向部材は、第1流路の気流の速度と第2流路の気流の速度を調節し、
第1の壁および凹部上壁は、気流偏向部材が相対的に第1流路に高速の気流を発生させるとともに第2流路に低速の気流を発生させたときに、高速の気流が壁面に沿って流れるガイド面を有し、
ガイド面は、高速の気流の向きを、車室内空間のうち凹部よりも上側の空間に向かう向きとするように、第1の壁および凹部上壁のうち気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている。
これによれば、インストルメントパネルの正面部における凹部の内部に吹出口を設けており、吹出口が乗員から見えづらいので、インストルメントパネルの意匠性を損ねることがない。
また、本観点の空気吹出装置では、インストルメントパネルの上面部ではなく正面部に吹出口が設けられている。このため、上面部の形状の影響を受けることなく、吹出口から車室内空間のうち上面部よりも下側の空間に向けて送風することが可能である。さらに、本観点の空気吹出装置では、気流偏向部材とガイド面によって、吹出口から車室内空間のうち凹部よりも上側の空間への送風も可能である。すなわち、気流偏向部材が第1流路に高速の気流を発生させるとともに、第2流路に低速の気流を発生させると、高速の気流がガイド面に沿って曲がり、低速の気流が高速の気流に引き込まれることで曲がる。これにより、吹出口から車室内空間のうち上面部よりも上側の空間に送風することができる。
よって、本観点によれば、上記した従来の空気吹出装置と比較して、インストルメントパネルの意匠性を向上でき、かつ、車室内空間に対して送風可能な上下方向での範囲が広い空気吹出装置を提供できる。
また、本開示の別の観点によれば、
空気を吹き出す空気吹出装置は、
車室内のインストルメントパネルの正面部において、車両後方に向かって突形状の突出部の下面を構成する壁部と、
壁部に開口し、車両後方に向けて空気を吹き出す吹出口と、
吹出口の空気流れ上流側に連なる空気流路を内部に形成する流路形成部と、
空気流路に設けられ、空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材とを備え、
流路形成部は、壁部に連なる第1の壁と、第1の壁に対向する第2の壁とを有し、
空気流路において、気流偏向部材と第1の壁との間を第1流路とし、気流偏向部材と第2の壁との間を第2流路としたとき、
気流偏向部材は、第1流路の気流の速度と第2流路の気流の速度を調節し、
第1の壁および壁部は、気流偏向部材が相対的に第1流路に高速の気流を発生させるとともに第2流路に低速の気流を発生させたときに、高速の気流が表面に沿って流れるガイド面を有し、
ガイド面は、高速の気流の向きを、車室内空間のうち突出部よりも上側の空間に向かう向きとするように、第1の壁および壁部のうち気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている。
空気を吹き出す空気吹出装置は、
車室内のインストルメントパネルの正面部において、車両後方に向かって突形状の突出部の下面を構成する壁部と、
壁部に開口し、車両後方に向けて空気を吹き出す吹出口と、
吹出口の空気流れ上流側に連なる空気流路を内部に形成する流路形成部と、
空気流路に設けられ、空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材とを備え、
流路形成部は、壁部に連なる第1の壁と、第1の壁に対向する第2の壁とを有し、
空気流路において、気流偏向部材と第1の壁との間を第1流路とし、気流偏向部材と第2の壁との間を第2流路としたとき、
気流偏向部材は、第1流路の気流の速度と第2流路の気流の速度を調節し、
第1の壁および壁部は、気流偏向部材が相対的に第1流路に高速の気流を発生させるとともに第2流路に低速の気流を発生させたときに、高速の気流が表面に沿って流れるガイド面を有し、
ガイド面は、高速の気流の向きを、車室内空間のうち突出部よりも上側の空間に向かう向きとするように、第1の壁および壁部のうち気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている。
これによれば、インストルメントパネルの正面部における突出部の下面に吹出口を設けており、吹出口が乗員から見えづらいので、インストルメントパネルの意匠性を損ねることがない。
また、本観点の空気吹出装置では、インストルメントパネルの上面部ではなく正面部に吹出口が設けられている。このため、上面部の形状の影響を受けることなく、吹出口から車室内空間のうち上面部よりも下側の空間に向けて送風することが可能である。さらに、本観点の空気吹出装置では、気流偏向部材とガイド面によって、吹出口から車室内空間のうち突出部よりも上側の空間への送風も可能である。すなわち、気流偏向部材が第1流路に高速の気流を発生させるとともに、第2流路に低速の気流を発生させると、高速の気流がガイド面に沿って曲がり、低速の気流が高速の気流に引き込まれることで曲がる。これにより、吹出口から車室内空間のうち上面部よりも上側の空間に送風することができる。
よって、本観点によれば、上記した従来の空気吹出装置と比較して、インストルメントパネルの意匠性を向上でき、かつ、車室内空間に対して送風可能な上下方向での範囲が広い空気吹出装置を提供できる。
また、本開示のさらに別の観点によれば、
空気を吹き出す空気吹出装置は、
車室内のインストルメントパネルの正面部に設けられ、開口空間を形成する開口形成部と、
開口形成部に連なり、空気流路を内部に形成する流路形成部と、
空気流路に設けられ、空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材とを備え、
開口形成部は、開口空間を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する開口上壁と開口下壁とを有し、
流路形成部は、開口上壁に連なる第1の壁と、第1の壁に対向する第2の壁とを有し、
第1の壁と第2の壁のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部に向かって下向きに延びる部分を有し、
空気流路は、気流偏向部材と第1の壁との間の第1流路と、気流偏向部材と第2の壁との間の第2流路とを有し、
気流偏向部材は、第1流路の気流の速度と第2流路の気流の速度を調節し、
第1の壁および開口上壁は、気流偏向部材が第1流路に第2流路の気流よりも高速の気流を発生させるとともに、第2流路に第1流路の気流よりも低速の気流を発生させたときに、高速の気流が壁面に沿って流れるガイド面を有し、
ガイド面は、第1の壁および開口上壁のうち気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がる面とされている。
空気を吹き出す空気吹出装置は、
車室内のインストルメントパネルの正面部に設けられ、開口空間を形成する開口形成部と、
開口形成部に連なり、空気流路を内部に形成する流路形成部と、
空気流路に設けられ、空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材とを備え、
開口形成部は、開口空間を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する開口上壁と開口下壁とを有し、
流路形成部は、開口上壁に連なる第1の壁と、第1の壁に対向する第2の壁とを有し、
第1の壁と第2の壁のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部に向かって下向きに延びる部分を有し、
空気流路は、気流偏向部材と第1の壁との間の第1流路と、気流偏向部材と第2の壁との間の第2流路とを有し、
気流偏向部材は、第1流路の気流の速度と第2流路の気流の速度を調節し、
第1の壁および開口上壁は、気流偏向部材が第1流路に第2流路の気流よりも高速の気流を発生させるとともに、第2流路に第1流路の気流よりも低速の気流を発生させたときに、高速の気流が壁面に沿って流れるガイド面を有し、
ガイド面は、第1の壁および開口上壁のうち気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がる面とされている。
この空気吹出装置では、第1の壁と第2の壁のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部に向かって下向きに延びる部分を有している。すなわち、流路形成部は、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部に向かって下向きに延びている。このため、流路形成部の内部の気流偏向部材は、着座している乗員には見えない。よって、この空気吹出装置によれば、インストルメントパネルの意匠性を損ねることがない。
また、本観点の空気吹出装置では、インストルメントパネルの上面部ではなく正面部に設けられた開口形成部から空気を吹き出す。このため、上面部の形状の影響を受けることなく、開口形成部から車室内空間のうち上面部よりも下側の空間に向けて送風することが可能である。さらに、本観点の空気吹出装置では、気流偏向部材とガイド面によって、開口形成部から車室内空間のうち開口形成部よりも上側の空間への送風も可能である。すなわち、気流偏向部材が第1流路に高速の気流を発生させるとともに、第2流路に低速の気流を発生させると、高速の気流がガイド面に沿って曲がり、低速の気流が高速の気流に引き込まれることで曲がる。これにより、開口形成部から車室内空間のうち上面部よりも上側の空間に送風することができる。
よって、本観点によれば、上記した従来の空気吹出装置と比較して、インストルメントパネルの意匠性を向上でき、かつ、車室内空間に対して送風可能な上下方向での範囲が広い空気吹出装置を提供できる。
以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。また、各図における上、下、前、後、左、右等を示す矢印は、車両搭載状態における各方向を示している。
(第1実施形態)
本実施形態の空気吹出装置は、本開示に係る空気吹出装置を車両の前方に搭載される前席用の空調ユニットの助手席側の吹出口およびダクトの一部に適用したものである。
本実施形態の空気吹出装置は、本開示に係る空気吹出装置を車両の前方に搭載される前席用の空調ユニットの助手席側の吹出口およびダクトの一部に適用したものである。
まず、本実施形態の空気吹出装置が設置されるインストルメントパネルについて説明する。図1、2に示すように、インストルメントパネル1は、車室内の前方に設けられた計器盤である。本明細書でいうインストルメントパネル1は、計器類が配置されている部分だけでなく、オーディオや空調ユニットを収納する部分を含む、車室内の前席の正面に位置するパネル全体をさしている。
インストルメントパネル1は、上面部1aと正面部1bとを有している。上面部1aは、インストルメントパネル1における上側の端面を有する部分である。換言すると、上面部1aは、インストルメントパネル1のうち車両前方の窓(すなわち、フロントガラス)を真下に投影したときに重複する部分であり、車両前方の窓に窓写りする部分である。正面部1bは、インストルメントパネル1における車両後方側の端面の部分であり、意匠面部とも呼ばれる部分である。換言すると、正面部1bは、車両上下方向に沿って延びている部分であり、車室内空間を車両前後方向で空調ユニット等を収納する空間と乗員室とに区画する部分である。このインストルメントパネル1は、右ハンドル車に搭載されるものである。したがって、正面部1bの車両右側が運転席側であり、正面部1bの車両左側が助手席側である。
正面部1bの助手席側の部位には、グローブボックス2と、小物入れ3とが設けられている。グローブボックス2は、大型の物入れ用のボックスである。グローブボックス2は、正面部1bの助手席側の部位のうち下側に位置する。小物入れ3は、グローブボックス2よりも容積が小さい小型の物入れ用のボックスである。小物入れ3は、正面部1bの助手席側の部位のうちグローブボックス2の上側に位置する。
また、正面部1bの助手席側の部位には、グローブボックス2と小物入れ3との間に凹部4が設けられている。凹部4は、車両左右方向に延びている。
次に、本実施形態の空気吹出装置10について説明する。図2に示すように、空気吹出装置10は、吹出口11と、ダクト12と、気流偏向ドア13とを備えている。吹出口11は、正面部1bのグローブボックス2と小物入れ3との間の凹部4の内部に位置する。ダクト12は、吹出口11と空調ユニット50とを接続する。気流偏向ドア13は、ダクト12内であって、吹出口11よりも空気流れ上流側に位置している。なお、空調ユニット50は、車室内のうちインストルメントパネル1の車両前方側に配置され、温度調節された空気を車室内に吹き出す車両用の空調装置である。
図3に示すように、グローブボックス2は、内部に収納空間を形成するとともに、車両後方側に開口部を有する箱形状の本体壁部2aと、開口部を覆う蓋部2bとを備えている。小物入れ3は、内部に収納空間を形成するとともに、車両後方側に開口部を有する箱形状の本体壁部3aと、開口部を覆う蓋部3bとを備えている。なお、本実施形態のインストルメントパネル1は、樹脂で形成されており、グローブボックス2の本体壁部2a、蓋部2bおよび小物入れ3の本体壁部3a、蓋部3bも、樹脂で形成されている。
吹出口11は、凹部4を構成する凹部上壁4aと凹部下壁4bの間に形成された開口部である。凹部上壁4aと凹部下壁4bは、それぞれ、凹部4を構成する凹部構成壁であって、凹部4の内部空間を挟んだ上側の壁と下側の壁である。本実施形態では、凹部上壁4aは、小物入れ3の本体壁部3aの下端部で構成されており、凹部下壁4bは、グローブボックス2の本体壁部2aの上端部で構成されている。
また、吹出口11は、ダクト12の空気流れ下流側端部によって構成されている。換言すると、吹出口11の空気流れ上流側にダクト12が連なっている。
ダクト12は、吹出口11の空気流れ上流側に連なる空気流路を内部に形成する流路形成部であり、第1の壁121と第2の壁122とを有している。第1の壁121は、凹部上壁4aに連なっている。第2の壁122は、凹部下壁4bに連なっている。なお、ダクト12は、樹脂で形成されている。
第1の壁121の空気流れ下流端部側の部分は、吹出口11から前方に向かって斜め上方に延びている。換言すると、第1の壁121の空気流れ下流端部側の部分は、第1の壁121の空気流れ下流端部から前方に向かって斜め上方に延びている。同様に、第2の壁122の空気流れ下流端部側の部分は、吹出口11から前方に向かって斜め上方に延びている。換言すると、第2の壁122の空気流れ下流端部側の部分は、第2の壁122の空気流れ下流端部から前方に向かって斜め上方に延びている。このため、第1の壁121の空気流れ下流端部側の部分と第2の壁の空気流れ下流端部側の部分の間を流れる気流の向きは、車両後方に向かって斜め下向きである。換言すると、吹出口11の開口方向は、車両後方に向かって斜め下向きである。
気流偏向ドア13は、ダクト12内に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材である。気流偏向ドア13は、ダクト12の内部の第1流路12aと第2流路12bのそれぞれの気流の速度を変更する。第1流路12aは、気流偏向ドア13とダクト12の第1の壁121との間に形成される流路である。第2流路12bは、気流偏向ドア13とダクト12の第2の壁122との間に形成される流路である。
気流偏向ドア13は、少なくとも、相対的に、第1流路12aに高速の気流F1が発生するとともに、第2流路12bに低速の気流F2が発生する第1状態とする。換言すると、気流偏向ドア13は、少なくとも、第1流路12aに第2流路12bの気流よりも高速の気流F1が発生するとともに、第2流路12bに第1流路12aの気流よりも低速の気流F2が発生する第1状態とする。気流偏向ドア13は、第1状態における高速の気流F1と低速の気流F2の速度差を調整する。本実施形態では、気流偏向ドア13は、第1状態と、第1流路12aの気流の速度と第2流路12bの気流の速度が同じ第2状態とを切り替えることもできる。
また、本実施形態では、気流偏向ドア13として、樹脂製のバタフライドアを採用している。バタフライドアは、板状のドア本体部と、ドア本体部の中心部に設けられた回転軸とを備える。回転軸は、車両左右方向に平行に配置されている。このため、気流偏向ドア13は、車両左右方向を軸心として回転(すなわち、回動)する。回転軸は、ダクト12の車両前後方向での中心よりも車両後方側に位置する。これは、第1流路12aの流路断面積を小さくして、第1流路12aに高速の気流を形成しやすくするためである。気流偏向ドア13は、図示しない空調制御装置の電気的な制御によって所定のドア位置となるように回転する。
本実施形態の空気吹出装置10は、第1の壁121および凹部上壁4aに形成されたガイド面14を有する。ガイド面14は、第1流路12aからの高速の気流F1を、コアンダ効果によって壁面に沿わせて曲げることで、気流の向きを車両後方の斜め下向きから斜め上向きに変更させるものである。ガイド面14は、第1の壁121および凹部上壁4aのうち気流偏向ドア13よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている。本実施形態では、ガイド面14は、斜め上方に向かって湾曲して延びており、車両下側に向かって凸の湾曲面となっている。湾曲面とは、なだらかな曲面のことである。
本実施形態を別の観点から説明すると、本実施形態の空気吹出装置10は、図3に示すように、開口形成部4と、ダクト12と、気流偏向ドア13とを備えている。
開口形成部4は、正面部1bのグローブボックス2と小物入れ3との間に設けられている。開口形成部4は、開口空間S1を形成する。開口形成部4は、上記した凹部4に対応する。開口形成部4は、開口空間S1を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する開口上壁4aと開口下壁4bとを有する。開口上壁4a、開口下壁4bのそれぞれは、凹部上壁4a、凹部下壁4bに対応する。
ダクト12は、開口形成部4に連なる。ダクト12は、開口上壁4aに連なる第1の壁121と、第1の壁121に対向する第2の壁122とを有する。第1の壁121と第2の壁122のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部4に向かって下向きに延びる部分を有する。
第1の壁121および開口上壁4aは、高速の気流F1が壁面に沿って流れるガイド面14を有する。ガイド面14は、第1の壁121および開口上壁4aのうち気流偏向ドア13よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がる面とされている。ダクト12、気流偏向ドア13およびガイド面14のその他の詳細な詳細は、上記説明の通りである。
上記した構成の空気吹出装置10は、空調制御装置が冷房モードや暖房モードに応じて吹出口モードを選択する場合では、冷房モード時にこの吹出口11が用いられる。
また、この空気吹出装置10は、特許文献1の空気吹出装置と同様に、気流偏向ドア13のドア位置を調節する。換言すると、この空気吹出装置10は、気流偏向ドア13のドア本体部の向きを調整する。さらに、換言すると、この空気吹出装置10は、気流偏向ドア13のドア本体部の回転角度を調整する。これにより、空気吹出装置10は、吹出口11から車両後方に向かって吹き出される気流の上下方向における向きを調節する。
例えば、空気吹出装置10が、気流偏向ドア13を図3中の実線で示す位置とする。すなわち、気流偏向ドア13のドア本体部を、第1流路12aの断面積が空気の流れ方向に進むにつれて小さくなるように傾ける。これにより、第1流路12aの断面積が第2流路12bの断面積よりも小さくなり、第1流路12aに高速の気流F1が発生するとともに、第2流路12bに低速の気流F2が発生する第1状態となる。
この第1状態のときでは、高速の気流F1が、コアンダ効果によってガイド面14に沿って流れることで曲げられて、高速の気流F1の向きが車両後方の斜め下向きから車両後方の斜め上向きとなる。さらに、低速の気流F2が、高速の気流F2に引き寄せられる。このようにして、ダクト12の内部を流れる空気がガイド面14に沿って曲げられる。このため、吹出口11からの気流を車両後方の斜め上方に向かわせることができる。このとき、気流偏向ドア13の位置を、高速の気流F1と低速の気流F2の速度差が大きくなる位置とすることで、吹出口11からの気流の曲り角度を大きくできる。一方、気流偏向ドア13の位置を、高速の気流F1と低速の気流F2の速度差が小さくなる位置とすることで、吹出口11からの気流の曲り角度を小さくできる。
これらの結果、吹出口11からの気流の向きを、図2中の矢印F11、矢印F12、矢印F13または矢印F14に示す向きにすることができる。矢印F11に示す向きは、後席乗員に向かう向きである。矢印F12に示す向きは、助手席61に着座する乗員62の顔に向かう向きである。矢印F13に示す向きは、乗員62の胸元に向かう向きである。F14に示す向きは、乗員62の鳩尾に向かう向きである。
また、例えば、空気吹出装置10が、気流偏向ドア13を図3中の破線で示す位置とする。すなわち、気流偏向ドア13のドア本体部を、第1の壁121および第2の壁122に対して平行にする。これにより、第1流路12aの気流の速度と第2流路12bの気流の速度が同じ第2状態となる。この場合、吹出口11からの気流の向きは、ダクト12の第1、第2の壁121、122や凹部下壁4bに沿う向きとなるので、吹出口11からの気流を車両後方の斜め下方に向かわせることができる。よって、吹出口11からの気流の向きを、図2中の矢印F15に示す乗員62の膝に向かう向きとすることができる。なお、乗員62の膝に向けて送風する場合では、第1流路12aに低速の気流を発生させ、第2流路12bに高速の気流を発生させるようにしてもよい。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)上記の説明の通り、特許文献1に開示された従来の空気吹出装置では、吹出口をインストルメントパネルの上面部に設けている。この吹出口は、一般的なデフロスタ吹出口よりも大きいことから、インストルメントパネルの意匠性を損ねたり、車両前方の窓(すなわち、フロントガラス)における窓映りが目立つという問題がある。意匠性を損ねるとは、例えば、見栄えが悪いことや、乗員に圧迫感を与えること等を意味する。
これに対して、本実施形態の空気吹出装置10では、吹出口11を正面部1bの凹部4の内部に設けている。このため、吹出口11が乗員から見えづらいので、インストルメントパネル1の意匠性を損ねることがない。また、吹出口11が上面部1aに無いので、吹出口11の窓映りも生じない。
(2)上記した従来の空気吹出装置では、吹出口を上面部に設けているので、吹出口から車室内空間(すなわち、乗員室)に向けて送風する際では、車室内空間に向かう風の向きは、上面部の形状に応じた向きとなり、上面部よりも下側への空間への送風が困難となる。すなわち、上面部が車両前方から後方に向かって斜め上向きに延びた形状の場合、前席の乗員の胸元より下側への送風が困難となる。
これに対して、本実施形態の空気吹出装置10では、インストルメントパネル1の上面部1aではなく正面部1bに吹出口11を設けている。このため、本実施形態によれば、上面部1aの影響を受けることなく、吹出口11から乗員に向けて送風することができ、乗員の胸元より下側への送風が可能である。
さらに、本実施形態の空気吹出装置10では、上述の通り、気流偏向ドア13と、ガイド面14とによって、乗員の胸元および胸元より上側への送風が可能である。特に、本実施形態の空気吹出装置10では、吹出口11からの吹出風が、車両後方の斜め上方向、すなわち、下から上に向かうことから、吹出口11から後席へ向かう気流の形成が容易である。
別の観点から説明すると、本実施形態の空気吹出装置10では、上面部1aではなく正面部1bに設けられた開口形成部4から空気を吹き出す。このため、上面部1aの形状の影響を受けることなく、開口形成部4から車室内空間のうち上面部1aよりも下側の空間に向けて送風することが可能である。さらに、本実施形態の空気吹出装置10では、気流偏向ドア13とガイド面14によって、開口形成部4から車室内空間のうち開口形成部4よりも上側の空間への送風も可能である。
よって、本実施形態の空気吹出装置10は、上記した従来の空気吹出装置と比較して、車室内空間に対して送風可能な上下方向での範囲が広い。
(3)上記した従来の空気吹出装置では、インストルメントパネルの上面部に吹出口を設けており、吹出口が上を向いていることから、吹出口に異物が落下しやすいという問題がある。また、この問題への対策として、仮に、異物の落下防止のために、リブや格子等を設けた場合、風流れに対する圧力損失が生じ、吹出口から吹き出される吹出風の風量低下を招いてしまう。
これに対して、本実施形態の空気吹出装置10は、上面部1aではなく、正面部1bの凹部4の内部に吹出口11を設けている。さらに、吹出口11は下向きに開口している。このため、異物落下の問題やリブや格子等を設けた場合の風量低下の問題を回避できる。
また、吹出口11が下向きに開口しており、気流偏向ドア13が吹出口11よりも上方に位置している。このため、ダクト12の内部の気流偏向ドア13は、乗員に見みないので、これによっても、インストルメントパネルの意匠性を向上させることができる。
別の観点から説明すると、本実施形態の空気吹出装置10では、第1の壁121と第2の壁122のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部4に向かって下向きに延びる部分を有している。すなわち、ダクト12は、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部4に向かって下向きに延びている。このため、ダクト12の内部の気流偏向ドア13は、着座している乗員には見えない。この理由によっても、本実施形態の空気吹出装置10は、インストルメントパネルの意匠性を損ねることがない。
(4)上記した従来の空気吹出装置では、吹出口が車両前方の窓(すなわち、フロントガラス)に近い。このため、吹出口からの気流の貼り付き現象が起こりやすい。すなわち、気流が窓に引き寄せられやすい。よって、気流制御が難しい。また、冷房時では吹出口から吹き出される冷風によって車両前方の窓が冷やされるため、外気の湿度が高いときに、外曇りが発生し易い。
これに対して、本実施形態の空気吹出装置10は、吹出口11が車両前方の窓から離れているため、窓への気流貼り付きや、窓の外曇りの発生を回避できる。
(5)本実施形態の空気吹出装置10によれば、上記した従来の空気吹出装置と比較して、吹出口11と前席乗員との距離が短くなるので、吹出風を、直接、乗員に当てることができ、エネルギロスを少なくできる。この結果、例えば、最大冷房時にエネルギロスが少なくなり、即効冷房が可能となる。
(第2実施形態)
本実施形態の空気吹出装置は、本開示に係る空気吹出装置を前席用の空調ユニットの運転席側の吹出口およびそれに連なるダクトに適用したものである。
本実施形態の空気吹出装置は、本開示に係る空気吹出装置を前席用の空調ユニットの運転席側の吹出口およびそれに連なるダクトに適用したものである。
本実施形態の空気吹出装置20は、図1に示すインストルメントパネル1の正面部1bの運転席側の部位に設置される。図1に示すインストルメントパネル1は、センターメータレイアウトであり、スピードメータ等を含むメータパネル5が車両左右方向の中央に位置している。また、正面部1bの運転席側の部位は、ステアリングホイール6の前方側の位置に、前方に向かって窪んでいる凹部7を有している。凹部7の車両左右方向での長さは、運転席の長さと同じ、または、それよりも長い。
図4に示すように、本実施形態の空気吹出装置20は、吹出口21と、ダクト22と、気流偏向ドア23とを備えている。吹出口21、ダクト22および気流偏向ドア23は、それぞれ、第1実施形態の吹出口11、ダクト12および気流偏向ドア13と同様の機能を有するものである。
本実施形態の吹出口21は、凹部7の内部に位置している。吹出口21は、凹部7を構成する凹部上壁7aと凹部下壁7bの間に形成された開口部である。凹部上壁7aと凹部下壁7bは、それぞれ、凹部7の内部空間を挟んだ上側の壁と下側の壁である。
吹出口21は、ダクト22の空気流れ下流側端部によって構成されている。本実施形態のダクト22は、第1の壁221と第2の壁222とを有している。第1の壁221は、凹部上壁7aに連なっている。第2の壁222は、凹部下壁7bに連なっている。ダクト22の第1の壁221、第2の壁222、第1流路22a、第2流路22bは、それぞれ、第1実施形態のダクト12の第1の壁121、第2の壁122、第1流路12a、第2流路12bと同じものである。
本実施形態の気流偏向ドア23は、第1実施形態の気流偏向ドア13と同じバタフライドアである。
本実施形態の空気吹出装置20は、凹部上壁7aの一部に形成されたガイド面24を有する。このガイド面24は、第1実施形態のガイド面14と同じものである。
本実施形態を別の観点から説明すると、本実施形態の空気吹出装置20は、図4に示すように、開口形成部7と、ダクト22と、気流偏向ドア23とを備えている。
開口形成部7は、正面部1bの運転席側の部位に設けられている。開口形成部7は、開口空間S2を形成する。開口形成部7は、上記した凹部7に対応する。開口形成部7は、開口空間S2を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する開口上壁7aと開口下壁7bとを有する。開口上壁7a、開口下壁7bのそれぞれは、凹部上壁7a、凹部下壁7bに対応する。
ダクト22は、開口形成部7に連なる。ダクト22は、開口上壁7aに連なる第1の壁221と、第1の壁221に対向する第2の壁222とを有する。第1の壁221と第2の壁222のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部7に向かって下向きに延びる部分を有する。
第1の壁221および開口上壁7aは、高速の気流F1が壁面に沿って流れるガイド面24を有する。ガイド面24は、第1の壁221および開口上壁7aのうち気流偏向ドア23よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がる面とされている。ダクト22、気流偏向ドア23およびガイド面24のその他の詳細な説明は、上記説明の通りである。
本実施形態の空気吹出装置20は、第1実施形態の空気吹出装置10に対して、設置場所を正面部1bの助手席側から運転席側に変更したものに相当する。したがって、本実施形態の空気吹出装置20においても、第1実施形態と同様に、吹出口11からの気流の向きを、後席乗員に向かう向きとしたり、運転席に着座する乗員の顔や、胸元や、鳩尾や、膝に向かう向きとしたりすることができる。
また、本実施形態の空気吹出装置20は、第1実施形態の空気吹出装置10と同様の構成を有しているので、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
本実施形態の空気吹出装置は、本開示に係る空気吹出装置を前席用の空調ユニットの運転席側の吹出口およびそれに連なるダクトに適用したものである。
本実施形態の空気吹出装置は、本開示に係る空気吹出装置を前席用の空調ユニットの運転席側の吹出口およびそれに連なるダクトに適用したものである。
本実施形態の空気吹出装置30は、図5に示すインストルメントパネル1の正面部1bの運転席側に設置される。図5に示すインストルメントパネル1では、正面部1bのうち運転席に正対する部位にメータパネル5が位置している。なお、図6に示すように、車室内の車両前方では、メータパネル5よりも下側に、ステアリングコラム91が位置する。ステアリングコラム91の車両後方側端部にステアリングホイール92が設けられている。
図5、6に示すように、正面部1bの運転席側の部位は、メータパネル5の他に、メータパネル5の上側を覆うメータフード8を有している。メータフード8は、正面部1bにおいて車両後方に向かって突(すなわち、凸)形状の突出部である。すなわち、メータフード8は、正面部1bにおいてメータパネル等のメータフード8の周辺部よりも車両後方側に突出している。
メータフード8は、最も車両後方側に位置する後方先端部81と、メータフード8の上側の端面であるメータフード上面83と、メータフード8の下側の端面であるメータフード下面82とを有する。メータフード上面83とメータフード下面82は、どちらも、後方先端部81から車両前方側に向かって延びている。
図7に示すように、本実施形態の空気吹出装置30は、吹出口31と、ダクト32と、気流偏向ドア33とを備えている。吹出口31、ダクト32および気流偏向ドア33は、それぞれ、第1実施形態の吹出口11、ダクト12および気流偏向ドア13と同様の機能を有するものである。
本実施形態の吹出口31は、メータフード下面82に形成された開口部である。吹出口31は、ダクト32の空気流れ下流側端部によって構成されている。
本実施形態のダクト32は、第1の壁321と車両前後方向で第1の壁321に対向する第2の壁322とを有している。また、ダクト32は、第1流路32aおよび第2流路32bを有している。ダクト32の第1の壁321、第2の壁322、第1流路32a、第2流路32bは、それぞれ、第1実施形態のダクト12の第1の壁121、第2の壁122、第1流路12a、第2流路12bと同じものである。
本実施形態では、第1の壁321は、メータフード下面82の車両後方部分に連なっている。より具体的には、第1の壁321は、メータフード下面82の車両後方部分を構成する下壁部35に連なっており、この下壁部35と一体に形成されている。この下壁部35は、メータフード8とは別体に形成されたものである。
第2の壁322は、メータフード下面82の車両前方側部分に連なっている。なお、第2の壁322は、正面部1bのうちメータフード下面82よりも下側の部位、例えば、メータパネル5に連なっていてもよい。
本実施形態においても、第1の壁321の空気流れ下流端部側の部分は、吹出口31から前方に向かって斜め上方に延びている。同様に、第2の壁322の空気流れ下流端部側の部分は、吹出口31から前方に向かって斜め上方に延びている。このため、吹出口31の開口方向は、車両後方に向かって斜め下向きである。
本実施形態の気流偏向ドア33は、第1実施形態の気流偏向ドア13と同じバタフライドアである。
本実施形態の空気吹出装置30は、第1の壁321および下壁部35に形成されたガイド面34を有する。このガイド面34は、第1の壁321および下壁部35のうち気流偏向ドア33よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている。このガイド面34は、第1実施形態のガイド面14と同じ機能を有するものである。すなわち、このガイド面34は、気流偏向ドア33が第1の状態のときに、高速の気流F1の向きが上方に曲がるように、高速の気流F1をガイドする。
本実施形態を別の観点から説明すると、本実施形態の空気吹出装置30は、図7に示すように、開口形成部84と、ダクト32と、気流偏向ドア33とを備えている。
開口形成部84は、正面部1bのメータフード下面82に設けられている。開口形成部84は、開口空間S3を形成する。開口形成部84は、ダクト32の空気流れ下流側端部によって構成されている。開口形成部84は、開口空間S3を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する開口上壁84aと開口下壁84bとを有する。
ダクト32は、開口形成部84に連なる。ダクト32は、開口上壁84aに連なる第1の壁321と、第1の壁321に対向する第2の壁322とを有する。第1の壁321と第2の壁322のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部84に向かって下向きに延びる部分を有する。
第1の壁321および開口上壁84aは、高速の気流F1が壁面に沿って流れるガイド面34を有する。ガイド面34は、第1の壁321および開口上壁84aのうち気流偏向ドア33よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がる面とされている。ダクト32、気流偏向ドア33およびガイド面34のその他の詳細な詳細は、上記説明の通りである。
このように、本実施形態の空気吹出装置30は、第1実施形態の空気吹出装置10と同様の構成を有している。したがって、本実施形態の空気吹出装置30は、第1実施形態の空気吹出装置10と同様に、気流偏向ドア33のドア位置を調節する。これにより、本実施形態の空気吹出装置30は、図6に示すように、吹出口31から車両後方に向かって吹き出される気流の上下方向における向きを調節することができる。すなわち、吹出口31からの気流の向きを、図6中の矢印F21に示すように、ステアリングホイール92の上側を通過して後席乗員に向かう向きとすることができる。また、吹出口31からの気流の向きを、図6中の矢印F22に示すように、ステアリングホイール92の上側を通過して、運転席71に着座する乗員72の顔に向かう向きとすることができる。また、吹出口31からの気流の向きを、図6中の矢印F23に示すように、ステアリングホイール92の内部を通過して乗員72の胸元に向かう向きとすることができる。また、吹出口31からの気流の向きを、図6中の矢印F24に示すように、ステアリングホイール92の内部を通過して乗員72の鳩尾に向かう向きとすることができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の空気吹出装置30では、吹出口11をメータフード下面82に設けている。メータフード下面82は、面方向が下向きのため、乗員から見えづらい面である。また、図6からわかるように、運転者72からメータフード下面82に向かう視線が、ステアリングホイール92によって遮られる。このため、吹出口31が乗員から見えづらいので、本実施形態においても、第1実施形態の(1)の効果を奏する。
別の観点から説明すると、本実施形態の空気吹出装置30では、第1の壁321と第2の壁322のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部84に向かって下向きに延びる部分を有している。すなわち、ダクト32は、車両前方から車両後方にかけて、開口形成部84に向かって下向きに延びている。このため、ダクト32の内部の気流偏向ドア33は、着座している乗員には見えづらい。この理由によっても、本実施形態の空気吹出装置30は、インストルメントパネルの意匠性を損ねることがない。
また、本実施形態の空気吹出装置30によれば、正面部1bのメータフード下面82に吹出口31を設けているので、第1実施形態の(2)〜(5)の効果を奏する。
(他の実施形態)
本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように、請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、本開示は、上記各実施形態に対する以下のような変形例および均等範囲の変形例も許容される。
本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように、請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、本開示は、上記各実施形態に対する以下のような変形例および均等範囲の変形例も許容される。
(1)第1実施形態では、空気流路を構成する第1の壁121と小物入れ3の本体壁部3aとを別々の壁で構成したが、共通の壁で構成してもよい。すなわち、第1の壁121と凹部上壁4aとが一体に形成されていてもよい。
(2)第3実施形態では、空気流路を構成する第1の壁321とメータフード下面82の一部を構成する下壁部35とが一体に形成されていたが、両者が別体として形成されていてもよい。また、第3実施形態では、開口形成部84とダクト32とが一体に形成されていたいが、両者が別体として形成されていてもよい。
(3)第3実施形態では、突出部としてのメータフード8の下面に吹出口31を設けたが、メータフード以外の正面部1bにおいて車両後方に向かって突形状の突出部の下面に吹出口31を設けてもよい。
また、第3実施形態では、第1の壁321と第2の壁322のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、吹出口31に向かって下向きに延びていたが、これに限定されない。第1の壁321と第2の壁322の空気流れ下流端部側の部分は、吹出口31に向かって水平方向に延びていてもよい。この場合であっても、吹出口31がメータフード下面82に設けられることによって、第1実施形態の(1)の効果を奏する。
(4)上記各実施形態では、気流偏向ドア13として、バタフライドアを採用したが、スライドドア等の他のドアを採用してもよい。スライドドアを採用する場合、気流偏向ドア13の位置を、第1流路12aの断面積が第2流路12bの断面積よりも小さくなる位置とする。これにより、第1流路12aに高速の気流が発生するとともに、第2流路12bに低速の気流が発生する第1状態となる。
(5)上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
Claims (5)
- 空気を吹き出す空気吹出装置であって、
車室内のインストルメントパネル(1)の正面部(1b)において、車両前方に向かって窪んだ凹部(4、7)を構成する凹部構成壁(4a、4b、7a、7b)と、
前記凹部構成壁に開口し、車両後方に向けて空気を吹き出す吹出口(11、21)と、
前記吹出口の空気流れ上流側に連なる空気流路を内部に形成する流路形成部(12、22)と、
前記空気流路に設けられ、前記空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材(13、23)とを備え、
前記凹部構成壁は、前記凹部の内部空間を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する凹部上壁(4a、7a)と凹部下壁(4b、7b)とを有し、
前記流路形成部は、前記凹部上壁に連なる第1の壁(121、221)と、前記第1の壁に対向する第2の壁(122、222)とを有し、
前記空気流路において、前記気流偏向部材と前記第1の壁との間を第1流路(12a、22a)とし、前記気流偏向部材と前記第2の壁との間を第2流路(12b、22b)としたとき、
前記気流偏向部材は、前記第1流路の気流の速度と前記第2流路の気流の速度を調節し、
前記第1の壁および前記凹部上壁は、前記気流偏向部材が相対的に前記第1流路に高速の気流(F1)を発生させるとともに前記第2流路に低速の気流(F2)を発生させたときに、前記高速の気流が壁面に沿って流れるガイド面(14、24)を有し、
前記ガイド面は、前記高速の気流の向きを、車室内空間のうち前記凹部よりも上側の空間に向かう向きとするように、前記第1の壁および前記凹部上壁のうち前記気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている空気吹出装置。 - 前記凹部(4)は、前記正面部のうちグローブボックス(2)の上側の部位に設けられている請求項1に記載の空気吹出装置。
- 前記第1の壁と前記第2の壁は、それぞれ、前記吹出口から上方に向かって延びている部分を有する請求項1または2に記載の空気吹出装置。
- 空気を吹き出す空気吹出装置であって、
車室内のインストルメントパネル(1)の正面部(1b)において、車両後方に向かって突形状の突出部(8)の下面(82)を構成する壁部(35)と、
前記壁部に開口し、車両後方に向けて空気を吹き出す吹出口(31)と、
前記吹出口の空気流れ上流側に連なる空気流路を内部に形成する流路形成部(32)と、
前記空気流路に設けられ、前記空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材(33)とを備え、
前記流路形成部は、前記壁部に連なる第1の壁(321)と、前記第1の壁に対向する第2の壁(322)とを有し、
前記空気流路において、前記気流偏向部材と前記第1の壁との間を第1流路(32a)とし、前記気流偏向部材と前記第2の壁との間を第2流路(32b)としたとき、
前記気流偏向部材は、前記第1流路の気流の速度と前記第2流路の気流の速度を調節し、
前記第1の壁および前記壁部は、前記気流偏向部材が相対的に前記第1流路に高速の気流(F1)を発生させるとともに前記第2流路に低速の気流(F2)を発生させたときに、前記高速の気流が壁面に沿って流れるガイド面(34)を有し、
前記ガイド面は、前記高速の気流の向きを、車室内空間のうち前記突出部よりも上側の空間に向かう向きとするように、前記第1の壁および前記壁部のうち前記気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がりながら延びている空気吹出装置。 - 空気を吹き出す空気吹出装置であって、
車室内のインストルメントパネル(1)の正面部(1b)に設けられ、開口空間(S1、S2、S3)を形成する開口形成部(4、7、84)と、
前記開口形成部に連なり、空気流路を内部に形成する流路形成部(12、22、32)と、
前記空気流路に設けられ、前記空気流路に流速が異なる2つの気流を発生させる気流偏向部材(13、23、33)とを備え、
前記開口形成部は、前記開口空間を挟んだ上側と下側のそれぞれに位置する開口上壁(4a、7a、84a)と開口下壁(4b、7b、84b)とを有し、
前記流路形成部は、前記開口上壁に連なる第1の壁(121、221、321)と、前記第1の壁に対向する第2の壁(122、222、322)とを有し、
前記第1の壁と前記第2の壁のそれぞれは、車両前方から車両後方にかけて、前記開口形成部に向かって下向きに延びる部分を有し、
前記空気流路は、前記気流偏向部材と前記第1の壁との間の第1流路(12a、22a、32a)と、前記気流偏向部材と前記第2の壁との間の第2流路(12b、22b、32b)とを有し、
前記気流偏向部材は、前記第1流路の気流の速度と前記第2流路の気流の速度を調節し、
前記第1の壁および前記開口上壁は、前記気流偏向部材が前記第1流路に前記第2流路の気流よりも高速の気流(F1)を発生させるとともに前記第2流路に前記第1流路の気流よりも低速の気流(F2)を発生させたときに、前記高速の気流が壁面に沿って流れるガイド面(14、24、34)を有し、
前記ガイド面は、前記第1の壁および前記開口上壁のうち前記気流偏向部材よりも車両後方側の部位において、車両後方に向かって上側に曲がる面とされている空気吹出装置。
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