JPWO2016157535A1 - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
エレベータ装置において、コンペンセーティング体(11)は、水平方向へ移動可能にかご(1)に接続されているかご接続部(11a)と、釣合おもり(2)に接続されている釣合おもり接続部(11b)とを有しており、かご(1)及び釣合おもり(2)から昇降路内に吊り下げられている。干渉防止装置(14)は、かご(1)が昇降路の下部の基準位置に達すると、かご接続部(11a)を水平方向へ移動させて、かご緩衝器(12)の全圧縮時に、昇降路の底部に設定されている退避スペース(13)にコンペンセーティング体(11)が干渉するのを防止する。
Description
この発明は、例えばコンペンチェーン又はコンペンケーブル等のコンペンセーティング体がかごと釣合おもりとの間に吊り下げられているエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、制御ケーブルのかご側の端部から引き出された鋼芯が、かごの下部に設けられた吊り手により支持されている。吊り手は、モータの駆動力により吊り手レールに沿って水平に移動可能になっている。吊り手は、かごの昇降位置に応じてかごの幅方向へ移動する。これにより、制御ケーブルがかごに当たるのを防止しつつ、制御ケーブルの偏荷重によりかごに生じる回転モーメントが抑えられる(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベータ装置では、昇降路のピットに退避スペースを確保することが求められることがある。退避スペースは、昇降路のピットに作業員がいるときに、万一かごが落下し、かご緩衝器が全圧縮した場合に、作業員が退避する直方体のスペースである。また、退避スペースの大きさは、例えば、水平寸法0.70m×1.00m、高さ0.50mである。
これに対して、定格速度が低く、乗車定員が少なく、昇降行程がある程度以上のエレベータ装置では、全圧縮時のかご緩衝器の高さが低く(例えば0.50m以上、1.00未満)、昇降路の平面寸法も小さく、かご及び釣合おもりから昇降路内にコンペンチェーンが吊り下げられているため、退避スペースを確保することが難しい。
特に、コンペンチェーンのかご側端部は、かごに大きな偏心荷重がかかるのを避けるため、かご床下面の中央付近、即ちかごの重心付近に固定されているため、かご緩衝器を全圧縮する位置までかごが移動すると、コンペンチェーンが退避スペースに干渉することになり、退避スペースを確保できない。
また、特許文献1に示された装置は、制御ケーブルのかご側の端部を移動させるものであり、コンペンチェーン及び退避スペースの確保については示唆されていない。
さらに、特許文献1に示された装置では、制御ケーブルの剛性を考慮して、制御ケーブルのかご側の端部を、かごの通常の移動範囲内(最下階と最上階との間)で連続して移動させており、仮にこれと同様にコンペンチェーンのかご側の端部を移動させると、かごに大きな偏荷重がかかってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご及び釣合おもりからコンペンセーティング体が吊り下げられている場合にも、通常運転時にかごに大きな偏心荷重がかかるのを避けつつ、昇降路のピットに退避スペースを確保することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内を昇降するかご、昇降路内をかごとは反対方向へ昇降する釣合おもり、水平方向へ移動可能にかごに接続されているかご接続部と、釣合おもりに接続されている釣合おもり接続部とを有しており、かご及び釣合おもりから昇降路内に吊り下げられているコンペンセーティング体、昇降路の底部へのかごの衝突の衝撃を緩和するかご緩衝器、及びかごが昇降路の下部の基準位置に達すると、かご接続部を水平方向へ移動させて、かご緩衝器の全圧縮時に、昇降路の底部に設定されている退避スペースにコンペンセーティング体が干渉するのを防止する干渉防止装置を備えている。
この発明のエレベータ装置は、かごが昇降路の下部の基準位置に達すると、干渉防止装置により、かご接続部を水平方向へ移動させて、コンペンセーティング体が退避スペースに干渉するのが防止されるので、かご及び釣合おもりからコンペンセーティング体が吊り下げられている場合にも、通常運転時にかごに大きな偏心荷重がかかるのを避けつつ、昇降路のピットに退避スペースを確保することができる。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図であり、この例では定格速度が105m/min以下のエレベータ装置を示している。図において、かご1及び釣合おもり2は、懸架体(図示せず)により昇降路3内に吊り下げられており、巻上機(図示せず)の駆動力により昇降路3内を昇降する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図であり、この例では定格速度が105m/min以下のエレベータ装置を示している。図において、かご1及び釣合おもり2は、懸架体(図示せず)により昇降路3内に吊り下げられており、巻上機(図示せず)の駆動力により昇降路3内を昇降する。
昇降路3内には、かご1の昇降を案内する一対のかごガイドレール4と、釣合おもり2の昇降を案内する一対(図1では一方のみ示す)の釣合おもりガイドレール5とが設置されている。
巻上機は、駆動シーブと、駆動シーブを回転させる巻上機モータと、駆動シーブの回転を制動する巻上機ブレーキとを有している。また、巻上機は、エレベータ制御装置(図示せず)により制御される。即ち、かご1の運行は、エレベータ制御装置により制御される。
懸架体としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。また、懸架体は、駆動シーブに巻き掛けられている。釣合おもり2は、昇降路3内をかご1とは反対方向へ昇降する。
かご1は、かご床6と、かご床6上に支持されたかご室7と、かご床6の下部に固定された非常止め枠8とを有している。非常止め枠8には、かごガイドレール4を把持してかご1を非常停止させる非常止め装置(図示せず)が設けられている。
かご室7は、かご出入口が設けられている前面と、前面に対向する後面と、互いに対向する一対の側面とを有している。釣合おもり2は、かご1と同じ高さに位置するときにかご室7の一方の側面に対向するように、かご1の側方に配置されている。
かご1には、かご1に電力を供給するとともに、エレベータ制御装置との間の信号の送受信を行うための可撓性の制御ケーブル9が接続されている。制御ケーブル9のかご1とは反対側の端部は、昇降路3内の中間階付近に固定された制御ケーブル支持部10に支持されている。
かご1の下部と釣合おもり2の下部との間には、コンペンセーティング体としてのコンペンケーブル11が接続されている。コンペンケーブル11は、かご1及び釣合おもり2から昇降路内に吊り下げられており、かご1の移動による懸架体等の重量バランスの変化の影響を補償する。
また、コンペンケーブル11は、水平方向へ移動可能にかご1に接続されているかご接続部11aと、釣合おもり2に接続されている釣合おもり接続部11bとを有している。さらに、コンペンケーブル11の下端部は、U字形に湾曲している。
昇降路3のピットの床面上には、かご緩衝器12及び釣合おもり緩衝器(図示せず)が立てられている。かご緩衝器12は、昇降路3の底部へのかご1の衝突の衝撃を緩和する。
昇降路3の底部には、上述した退避スペース13(図1の斜線部)が設定されている。かご1の下部及び昇降路3の底部には、干渉防止装置14が設けられている。干渉防止装置14は、かご1が昇降路3の下部の基準位置に達すると、かご接続部11aを水平方向へ移動させて、かご緩衝器12の全圧縮時に、退避スペース13にコンペンケーブル11が干渉するのを防止する。即ち、干渉防止装置14は、かご1が基準位置に達してからかご緩衝器12が全圧縮されるまでに、かご接続部11aを干渉回避位置に移動させ、退避スペース13を確保する。
図2は図1の要部を示す拡大図である。また、図3は図1のエレベータ装置を示す平面図であり、かご室7及びかご床6を透視して示している。また、図3の上が乗場側である。退避スペース13は、真上から見て、非常止め枠8よりもかご1の後ろ側に設定されている。非常止め枠8には、かご緩衝器12に当たる緩衝器受け部材15が固定されている。
非常止め枠8の下部には、断面L字形の取付金具16が設けられている。取付金具16は、非常止め枠8に沿ってかご1の幅方向(図2、3の左右方向)に移動可能である。また、取付金具16は、非常止め枠8からかご1の前後方向の後ろ側へ突出した延長部16aを有している。かご接続部11aは、延長部16aに接続されている。
コンペンケーブル11は、真上から見て、かごガイドレール4及び非常止め枠8よりもかご1の前後方向の後ろ側に配置されている。また、退避スペース13も、真上から見て、非常止め枠8よりもかご1の前後方向の後ろ側に配置されている。
かご接続部11aは、取付金具16が非常止め枠8に対して移動することにより、図2に実線で示す通常位置と、図2に点線で示す干渉回避位置との間で移動可能になっている。干渉回避位置は、真上から見て通常位置よりもかごの中央から遠い位置である。かご接続部11aが干渉回避位置に位置する状態では、かご1がかご緩衝器12を全圧縮する位置まで移動しても、コンペンケーブル11が退避スペース13に干渉しない。
非常止め枠8の下部には、取付金具16に対向するばね受け部材17が固定されている。取付金具16とばね受け部材17との間には、取付金具16をかご1の幅方向の中心側へ押す通常位置保持ばね(引張ばね)18が設けられている。かご接続部11aは、かご1が基準位置よりも上方に位置するときには、通常位置保持ばね18により通常位置に保持されている。
干渉防止装置14は、非常止め枠8の下部に回転可能に設けられているカム19と、昇降路3の底部に立てられている作動部材としての作動柱20とを有している。カム19は、かご1の前後方向に平行、かつ水平な回転軸19aを中心として回転可能である。カム19には、作動柱20の上面に対向する対向部19bが設けられている。
作動柱20は、かご緩衝器12に対して、かご1の幅方向に並べて配置されている。作動柱20の上面は、かご緩衝器12の非圧縮時の上面の位置よりも下方で、かご緩衝器12の全圧縮時の上面の位置よりも上方に位置している。
取付金具16には、カム19の外周面に接するローラ21が設けられている。かご1が基準位置よりも下方へ移動することにより、作動柱20がカム19に当たってカム19を図2の時計方向へ回転させる。カム19が回転することにより、カム19のローラ21に接する部分の回転軸19aからの距離が大きくなり、通常位置保持ばね18に抗してかご接続部11aが干渉回避位置に移動する。
実施の形態1では、対向部19bが作動柱20の上面に当たるときのかご位置が基準位置となっている。また、基準位置は、最下階停止時のかご位置よりも下方に設定されている。さらに、基準位置は、かご緩衝器12が圧縮され始めるときのかご位置よりも下方で、かご緩衝器12が全圧縮されたときのかご位置よりも上方に設定されている。
かご1がかご緩衝器12を全圧縮させるまで、作動柱20がかご1に干渉することはないのは勿論である。即ち、作動柱20は、かご緩衝器12を全圧縮させる位置までかご1が下降することを妨げるものではない。
かご1に対して釣合おもり2とは反対側に配置されたかごガイドレール4には、腕22が固定されている。制御ケーブル支持部10は、腕22を介して、かごガイドレール4に対して固定されている。制御ケーブル9は、かご1がかご緩衝器12を全圧縮する位置まで移動しても、退避スペース13に干渉しないように配置されている。
このようなエレベータ装置では、かご1が昇降路3の下部の基準位置に達すると、干渉防止装置14により、かご接続部11aを水平方向へ移動させて、コンペンケーブル11が退避スペース13に干渉するのが防止される。このため、かご1及び釣合おもり2からコンペンケーブル11が吊り下げられている場合にも、通常運転時にかご1に大きな偏心荷重がかかるのを避けつつ、昇降路3のピットに退避スペース13を確保することができる。
また、特許文献1に示された装置では、モータによりねじ棒を回転させることにより、制御ケーブルのかご側の端部を移動させるので、制御ケーブルの移動に時間がかかる。これに対して、実施の形態1の干渉防止装置14は、基準位置から下方へのかご1の移動により、かご接続部11aを干渉回避位置に即座に移動させることができる。
さらに、基準位置が最下階停止位置よりも下方に設定されているので、通常運転時のかご1の移動範囲の全体に渡って、かご接続部11aが通常位置に保持され、かご1に大きな偏心荷重がかかるのをより確実に避けることができる。
さらにまた、基準位置は、かご緩衝器12が圧縮され始める位置よりも下方で、かご緩衝器12が全圧縮される位置よりも上方に設定されているので、かご1がかご緩衝器12を圧縮させたときにのみ、かご接続部11aを干渉回避位置に移動させることができる。
また、かご1が基準位置よりも上方に位置するときには、かご接続部11aが通常位置保持ばね18により通常位置に保持されており、かご1が基準位置よりも下方へ移動するとカム19が回転し、通常位置保持ばね18に抗してかご接続部11aを干渉回避位置に移動させるので、コンパクトな構成によりかご接続部11aを干渉回避位置に移動させることができる。
さらに、昇降路3の底部に立てた作動柱20によりカム19を回転させるようにしたので、簡単な構成により、基準位置を設定することができ、カム19をより確実に回転させることができる。
なお、上記の実施の形態1では、作動部材として作動柱20を示したが、例えばかご緩衝器に作動部材を固定してもよい。
また、かご緩衝器に衝突することで変位する作動部材をかご側に設け、作動部材の変位によりカムを回転させるようにしてもよい。
さらに、かご接続部を干渉回避位置に即座に移動させることができれば、かごが基準位置に達したことをセンサ又はスイッチにより検出し、モータでカムを回転させたり、モータでかご接続部を直接移動させたりしてもよい。
さらにまた、回転軸19aに捻りばねを設けるなどして、元の位置に戻る回転力をカム19に予め与えておく構成としてもよい。これにより、かご接続部11aが干渉回避位置に移動した状態からかご1を上昇させることで、通常位置保持ばね18の復元力により、かご接続部11aを通常位置に戻しつつ、カム19を逆方向へ回転させて元の位置に戻すことができる。
また、かご緩衝器に衝突することで変位する作動部材をかご側に設け、作動部材の変位によりカムを回転させるようにしてもよい。
さらに、かご接続部を干渉回避位置に即座に移動させることができれば、かごが基準位置に達したことをセンサ又はスイッチにより検出し、モータでカムを回転させたり、モータでかご接続部を直接移動させたりしてもよい。
さらにまた、回転軸19aに捻りばねを設けるなどして、元の位置に戻る回転力をカム19に予め与えておく構成としてもよい。これにより、かご接続部11aが干渉回避位置に移動した状態からかご1を上昇させることで、通常位置保持ばね18の復元力により、かご接続部11aを通常位置に戻しつつ、カム19を逆方向へ回転させて元の位置に戻すことができる。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の要部を示す拡大図である。取付金具16には、引っ掛け部材31が固定されている。非常止め枠8には、フック32が回転可能に設けられている。フック32は、かご接続部11aが通常位置に位置するとき、引っ掛け部材31に引っ掛けられている。
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の要部を示す拡大図である。取付金具16には、引っ掛け部材31が固定されている。非常止め枠8には、フック32が回転可能に設けられている。フック32は、かご接続部11aが通常位置に位置するとき、引っ掛け部材31に引っ掛けられている。
非常止め枠8の下部には、ばね受け部材33が固定されている。ばね受け部材33と取付金具16との間には、回避位置移動ばね(圧縮ばね)34が設けられている。回避位置移動ばね34は、通常位置から干渉回避位置に移動させる力をかご接続部11aに与えている。
昇降路3内には、かご1が基準位置に達したことを検出する検出スイッチ35が設けられている。非常止め枠8には、アクチュエータ36が設けられている。かご1が基準位置に達したことが検出スイッチ35により検出されると、アクチュエータ36がフック32を回転させ、フック32を引っ掛け部材31から外す。
かご1が基準位置よりも上方に位置するときには、かご接続部11aは、フック32により通常位置に保持されている。かご1が基準位置に達すると、フック32によるかご接続部11aの保持状態が解除され、回避位置移動ばね34が復元し、かご接続部11aが干渉回避位置に移動する。
実施の形態2の干渉防止装置37は、ばね受け部材33、回避位置移動ばね34、検出スイッチ35及びアクチュエータ36を有している。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、かご1及び釣合おもり2からコンペンケーブル11が吊り下げられている場合に、通常運転時にかご1に大きな偏心荷重がかかるのを避けつつ、昇降路3のピットに退避スペース13を確保することができる。
また、かご1が基準位置に達すると、かご1の下降速度に関係なく、かご接続部11aを即座に干渉回避位置に移動させることができる。
なお、実施の形態2では、かご1が基準位置に達したことを検出スイッチ35により検出し、アクチュエータ36によりフック32を変位させたが、かご1が基準位置に達したことをセンサにより検出してもよい。また、実施の形態1と同様に、かご1が基準位置に達したことを作動部材により機械的に検出し、フックを変位させてもよい。
また、エレベータ装置全体のレイアウトは実施の形態1、2に限定されるものではなく、例えば、釣合おもりがかごの後方に配置されているエレベータ装置にもこの発明は適用できる。
さらに、コンペンセーティング体はコンペンケーブル11に限定されるものではなく、例えばコンペンチェーンであってもよい。
さらにまた、実施の形態1、2では、昇降路3の底部にかご緩衝器12を立てたが、かご緩衝器はかごの下部に搭載することもできる。
また、この発明は、種々のタイプのエレベータ装置に適用できる。例えば、この発明は、1:1ローピング方式のエレベータ装置、2:1ローピング方式のエレベータ装置、昇降路の上部に機械室を持つタイプのエレベータ装置、機械室レスエレベータ、マルチカー方式のエレベータ装置、又はダブルデッキエレベータ装置等にも適用できる。
さらに、コンペンセーティング体はコンペンケーブル11に限定されるものではなく、例えばコンペンチェーンであってもよい。
さらにまた、実施の形態1、2では、昇降路3の底部にかご緩衝器12を立てたが、かご緩衝器はかごの下部に搭載することもできる。
また、この発明は、種々のタイプのエレベータ装置に適用できる。例えば、この発明は、1:1ローピング方式のエレベータ装置、2:1ローピング方式のエレベータ装置、昇降路の上部に機械室を持つタイプのエレベータ装置、機械室レスエレベータ、マルチカー方式のエレベータ装置、又はダブルデッキエレベータ装置等にも適用できる。
Claims (7)
- 昇降路内を昇降するかご、
前記昇降路内を前記かごとは反対方向へ昇降する釣合おもり、
水平方向へ移動可能に前記かごに接続されているかご接続部と、前記釣合おもりに接続されている釣合おもり接続部とを有しており、前記かご及び前記釣合おもりから前記昇降路内に吊り下げられているコンペンセーティング体、
前記昇降路の底部への前記かごの衝突の衝撃を緩和するかご緩衝器、及び
前記かごが前記昇降路の下部の基準位置に達すると、前記かご接続部を水平方向へ移動させて、前記かご緩衝器の全圧縮時に、前記昇降路の底部に設定されている退避スペースに前記コンペンセーティング体が干渉するのを防止する干渉防止装置
を備えているエレベータ装置。 - 前記基準位置は、最下階停止時のかご位置よりも下方に設定されている請求項1記載のエレベータ装置。
- 前記基準位置は、前記かご緩衝器が圧縮され始めるときのかご位置よりも下方で、前記かご緩衝器が全圧縮されたときのかご位置よりも上方に設定されている請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
- 前記かご接続部は、通常位置と、真上から見て前記通常位置よりも前記かごの中央から遠い干渉回避位置との間で移動可能になっており、かつ、前記かごが前記基準位置よりも上方に位置するときには、前記通常位置に保持されている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 前記かご接続部は、前記かごが前記基準位置よりも上方に位置するときには、通常位置保持ばねにより前記通常位置に保持されており、
前記干渉防止装置は、前記かごに回転可能に設けられており、回転することにより前記通常位置保持ばねに抗して前記かご接続部を前記干渉回避位置に移動させるカムを有している請求項4記載のエレベータ装置。 - 前記干渉防止装置は、前記昇降路の底部に設けられており、前記かごが前記基準位置よりも下方へ移動することにより前記カムに当たって前記カムを回転させる作動部材をさらに有している請求項5記載のエレベータ装置。
- 前記かご接続部は、前記かごが前記基準位置よりも上方に位置するときには、前記かごに設けられているフックにより前記通常位置に保持されており、
前記干渉防止装置は、前記通常位置から前記干渉回避位置に移動させる力を前記かご接続部に与えている回避位置移動ばねを有しており、前記かごが前記基準位置に達すると前記フックによる前記かご接続部の保持状態を解除する請求項4記載のエレベータ装置。
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