JPWO2016152380A1 - 通信システムおよび情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

サーバ装置(70)は、複数のPC(81〜83)の各々から、電力会社を利用する複数の顧客の各々を識別可能な顧客リスト(D81〜D83)を受信する。サーバ装置(70)は、コントローラ(10)からユーザIDを受信する。コントローラ(10)は、複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社の選択するためのユーザ操作を受け付け、当該選択された電力会社を表した選択情報をサーバ装置(70)に対して送信する。サーバ装置(70)は、ユーザIDと顧客リスト(D81〜D83)と選択情報とに基づいてユーザが上記選択された電力会社を利用していると判断した場合、スマートメータ(30)による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、当該選択された電力会社によって管理されているPCに通知する。

Description

本発明は、消費電力量を測定可能な通信システムおよび当該通信システムにおける情報処理方法に関する。
近年、非特許文献1に示すように、各家庭に対して、スマートメータと呼ばれる電力量計の設置が進められている。スマートメータは、毎月の検針業務の自動化、およびHEMS(Home Energy Management System)等による電気使用状況の見える化を可能にする。
また、複数の電力会社の情報処理装置の各々と通信可能なサーバ装置を有する通信システムとして、特許文献1には、サーバ装置が各電力会社から電力契約に関する複数の料金プラン(契約プラン)を受信する構成が開示されている。
さらに、近年、電力自由化が進められている。具体的には、現在では、電気の大口使用者への小売事業についての自由化は実施されている。今後、家庭等への小売事業についても自由化についても実施される予定である。
特開2014−137726号公報
"スマートメーターについて"、[online]、[平成27年2月19日検索]、インターネット<URL: http://www.tepco.co.jp/smartmeter/index-j.html>
上記のように、家庭等への小売事業についても電力の自由化がなされると、当該小売事業に多くの企業が参入すると考えられる。特に、ベンチャー企業を含む多くの企業が当該小売事業に参入すると考えられる。
しかしながら、このように参入を検討している企業の中には、検針のための通信インフラを有していない企業も多数存在することが想定される。それゆえ、このような企業にとっては、各家庭で消費された電力量のデータ(検針結果)を収集することは、容易ではない。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、電気の小売事業者が当該小売事業者と契約している家庭における消費電力量の情報を容易に取得可能な通信システム、および当該通信システムにおける情報処理方法を提供することにある。
本発明のある局面に従うと、通信システムは、電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備える。複数の情報処理装置は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶している。サーバ装置は、複数の情報処理装置の各々から、顧客情報を受信する。サーバ装置は、電子機器から、電子機器のユーザを識別するための識別情報を受信する。電子機器は、複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。電子機器は、ユーザ操作を受け付けたことに基づき、選択された電力会社を表した選択情報をサーバ装置に対して送信する。サーバ装置は、識別情報と顧客情報と選択情報とに基づいてユーザが選択された電力会社を利用していると判断した場合、電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知する。
好ましくは、建物は、複数の電力会社のうちの2つ以上の電力会社から受電している。電力量計測装置は、受電している電力会社毎の消費電力量を計測する。電子機器は、複数の電力会社の中から2つ以上の電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。サーバ装置は、ユーザが選択された2つ以上の電力会社を利用していると判断した場合、電力会社毎の予め定められた期間の消費電力量を、消費電力量に対応する電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知する。
好ましくは、サーバ装置は、電気料金の計算に用いるデータを複数の電力会社毎に記憶している。サーバ装置は、予め定められた期間の消費電力量に基づき、建物の電気料金を計算する。サーバ装置は、予め定められた期間の消費電力量とともに算出された電気料金を、選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知する。
好ましくは、サーバ装置は、複数の電力会社の各々について、電気料金に関する複数の料金プランを表したデータを記憶している。顧客情報は、ユーザが利用している料金プランを表した情報を含んでいる。ユーザ操作は、選択された電力会社の複数の料金プランのなかから1つの料金プランを選択するための操作をさらに含む。サーバ装置は、顧客情報と選択情報とに基づいてユーザが選択された電力会社および料金プランを利用していると判断した場合、予め定められた期間の消費電力量を選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知する。
好ましくは、予め定められた期間の消費電力量の通知を受けた情報処理装置は、ユーザに対して、予め定められた期間の消費電力量に基づく電気料金を通知する。
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備える。複数の情報処理装置の各々は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶している。サーバ装置は、電子機器から、電子機器のユーザを識別するための識別情報を受信する。電子機器は、複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。電子機器は、ユーザ操作を受け付けたことに基づき、選択された電力会社を表した選択情報をサーバ装置に対して送信する。サーバ装置は、選択情報に基づき選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に対して、識別情報を送信する。選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置は、識別情報と顧客情報とに基づいてユーザが選択された電力会社を利用しているか否かを判断し、判断結果をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、ユーザが選択された電力会社を利用していると判断された場合には、電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知する。
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備える。複数の情報処理装置の各々は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶している。電子機器は、複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。電子機器は、ユーザ操作を受け付けたことに基づき、選択された電力会社を表した選択情報をサーバ装置に対して送信する。電子機器は、選択情報の送信に基づいて、電子機器のユーザを識別するための識別情報の入力を受け付ける画面を表示する。電子機器は、画面に識別情報が入力されたことに基づき、選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に対して、識別情報を送信する。選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置は、識別情報と顧客情報とに基づいてユーザが選択された電力会社を利用しているか否かを判断し、判断結果をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、ユーザが選択された電力会社を利用していると判断された場合には、電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知する。
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備えた通信システムにおいて実行される。複数の情報処理装置は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶している。情報処理方法は、サーバ装置が、複数の情報処理装置の各々から、顧客情報を受信するステップと、電子機器から、電子機器のユーザを識別するための識別情報を受信するステップと、電子機器から、選択された電力会社を表した選択情報を受信するステップと、識別情報と顧客情報と選択情報とに基づいてユーザが選択された電力会社を利用していると判断した場合、電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備えた通信システムにおいて実行される。複数の情報処理装置は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶している。情報処理方法は、サーバ装置が、電子機器から、電子機器のユーザを識別するための識別情報を受信するステップと、電子機器から、選択された電力会社を表した選択情報を受信するステップと、選択情報に基づいて選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に対して、識別情報を送信するステップとを備える。情報処理方法は、選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置が、識別情報と顧客情報とに基づいてユーザが選択された電力会社を利用しているか否かを判断し、判断結果をサーバ装置に送信するステップをさらに備える。情報処理方法は、ユーザが選択された電力会社を利用していると判断された場合、サーバ装置が、電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知するステップをさらに備える。
上記の発明によれば、電気の小売事業者が当該小売事業者と契約している家庭における消費電力量の情報を容易に取得可能となる。
本実施の形態に係る通信システム1におけるシステム構成の概略図である。 通信システム1における処理の概要を説明するためのシーケンスチャートである。 コントローラ10を構成する端末装置12におけるユーザインターフェイスを表した図である。 通信システム1を構成するコントローラ10と分電盤40とスマートメータ30との機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 通信システム1を構成するサーバ装置70とPC81〜83との機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 顧客リストD81の概略構成を表した図である。 ユーザリストD10の概略構成を表した図である。 サーバ装置70における典型的な処理の流れを説明するためのフローチャートである。 端末装置12のハードウェア構成の典型例を表した図である。 中継器11のハードウェア構成の典型例を表した図である。 サーバ装置70のハードウェア構成の典型例を表した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る通信システムについて説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<A.通信システムの概要>
図1は、本実施の形態に係る通信システム1におけるシステム構成の概略図である。図1を参照して、通信システム1は、中継器11と、端末装置12と、アクセスポイントである無線ルータ20と、スマートメータ30と、分電盤40と、複数の家電61,62,63と、サーバ装置70と、PC(Personal Computer)81,82,83とを備える。
以下では、中継器11と端末装置12とを含んだ構成を、「コントローラ10」と称する。なお、コントローラ10は、上記のように2つの別体の装置によって構成される電子機器であってもよいし、中継器11の機能と端末装置12の機能とを備えた一体型の電子機器として構成されていてもよい。
また、以下では、家電61,62,63の各々を区別しない場合には、「家電60」と称する。また、以下では、一例として、コントローラ10および各家電60が、ECHONET Lite(登録商標)に対応しているものとする。
無線ルータ20と、中継器11と、分電盤40とは、住宅等の建物900内に設置されている。スマートメータ30は、典型的には、建物900の外に設置される。
スマートメータ30は、少なくとも、一定間隔毎(たとえば30分毎)の消費電力量(使用電力量)を計測することが可能な電力量計測装置である。スマートメータ30は、遠隔による自動検針を行なうための通信機能を備える。さらに、スマートメータ30は、建物900内向けの通信機能を有する。具体的には、スマートメータ30は、中継器11と通信可能に構成されている。なお、図1における破線の矢印については、後述する項目“<H.変形例>”において説明する。
分電盤40は、電力会社の電線を通じて建物900に送られてきた電力を分電する。分電盤40は、上流側から順に、少なくとも、主幹ブレーカ(サービスブレーカ)と、複数の分岐ブレーカ(安全ブレーカ)とを含む(図4参照)。
端末装置12は、サーバ装置70と、無線ルータ20およびインターネット等のネットワークとによって、サーバ装置70に通信可能に接続されている。端末装置12は、建物900の住人(換言すれば、スマートメータのユーザ)によって利用される。
端末装置12は、ユーザ操作に基づく入力を受け付ける。また、端末装置12は、各種の情報の出力が可能である。端末装置12は、ユーザ操作に基づくデータを、無線ルータ20を介して、中継器11に送信する。また、端末装置12は、中継器11から送信されたデータを、無線ルータ20を介して受信する。端末装置12が、送信するデータの具体例については後述する。
なお、端末装置12は、典型的には、タブレット端末である。なお、端末装置12は、タブレット端末に限定されず、通信機能と表示機能を有する電子機器であれば、特に限定されるものではない。
中継器11は、端末装置12からの指令に基づき、家電60の動作を制御する。また、中継器11は、スマートメータ30から、消費電力量に関するデータを受信する。本実施の形態では、中継器11は、家電60から受信したデータを、無線ルータ20を介して、サーバ装置70および端末装置12に送信する。
サーバ装置70は、ネットワークを介して、コントローラ10と通信する。また、サーバ装置70は、ネットワークを介して、PC81,82,83と通信可能に構成されている。
PC81は、ある電力会社(以下、「α電力会社」と称する)が管理する機器である。PC82は、他の電力会社(以下、「β電力会社」と称する)が管理する機器である。PC83は、さらに他の電力会社(以下、「γ電力会社」と称する)が管理する機器である。サーバ装置70と、PC81〜83との間で送受信されるデータについては、後述する。なお、PC81〜83は、電力会社によって直接的に管理されているのではなく、電力会社が顧客リストの管理を委託している業者によって管理されていてもよい。
以下では、説明の便宜上、一例として以下の処理(i)〜(iii)が行われるものとする。
(i)スマートメータ30は、30分おきに、前回通知した直後の30分間の消費電力量を中継器11に通知する。
(ii)中継器11は、1日に1回、当該1日分の30分毎の消費電力量をサーバ装置70に通知する。
(iii)サーバ装置70は、1ヶ月に1回、建物900における当該1ヶ月分の消費電力量を、複数のPC81〜83のうちの1つのPCに通知する。
なお、上記の期間(30分、1日、1ヶ月)はあくまでも例示であって、これに限定されるものではない。たとえば、スマートメータ30が、1日に1回、当該1日分の消費電力量を中継器11に送信してもよい。また、中継器11は、1ヶ月に1回、当該1ヶ月分の消費電力量をサーバ装置70に送信してもよい。
以下では、説明の便宜上、1つの建物900に着目して説明するが、図示しない他の建物においても建物900と同様の処理がなされる。
<B.処理の概要>
図2は、通信システム1における処理の概要を説明するためのシーケンスチャートである。図2を参照して、シーケンスSQ2において、サーバ装置70は、α電力会社の管理するPC81から、α電力会社の顧客リストD81(図6)を取得する。シーケンスSQ4において、サーバ装置70は、β電力会社の管理するPC82から、β電力会社の顧客リストD82を取得する。シーケンスSQ6において、サーバ装置70は、γ電力会社の管理するPC83から、γ電力会社の顧客リストD83を取得する。
シーケンスSQ8において、コントローラ10のユーザが複数の電力会社(α電力会社,β電力会社,γ電力会社,…)の中から電力会社(たとえば、β電力会社)を選択したことに基づき、コントローラ10は、選択された電力会社(たとえばβ電力会社)を表す選択情報を、サーバ装置70に送信する。より具体的には、コントローラ10は、少なくとも電力会社を特定するための情報を含んだデータを、サーバ装置70に送信する。
シーケンスSQ10において、サーバ装置70は、コントローラ10のユーザを識別するための識別情報と、顧客リストD81,D82、D83と、上記選択情報とに基づいて、ユーザが上記選択された電力会社を利用しているか否かを判断する。換言すれば、サーバ装置70は、ユーザがユーザによって選択された電力会社と電力の使用契約を結んでいるか否かを認証する。
シーケンスSQ12において、スマートメータ30は、30分おきに、当該30分間の消費電力量を表すデータをコントローラ10に送信する。
シーケンスSQ14において、コントローラ10は、スマートメータ30から送られてきたデータを、サーバ装置70に通知する。典型的には、コントローラ10は、スマートメータ30から送られてきたデータを元に1日分の30分毎の消費電力量を算出し、当該算出された消費電力量を表すデータをサーバ装置70に送信する。
シーケンスSQ16において、サーバ装置70は、建物900における予め定められた期間(本実施の形態では、1ヶ月)の消費電力量を、上記選択された電力会社によって管理されているPCに通知する。たとえば、上記選択されたβ電力会社をユーザが利用していると判断された場合(シーケンスSQ10)、サーバ装置70は、β電力会社のPC82に対して、コントローラ10から受信した消費電力量を表すデータを送信する。
シーケンスSQ18において、PC82は、ネットワークを介して、コントローラ10に電気代の請求書を送る。
なお、シーケンスSQ20,SQ22,SQ24,SQ26においては、それぞれ、シーケンスSQ12,SQ14,SQ16,SQ18と同様の処理が繰り返される。また、以後、このような一連の処理が繰り返される。
このような構成によれば、電気の小売事業者(α電力会社、β電力会社,γ電力会社)が当該小売事業者と契約している家庭における消費電力量の情報を容易に取得できる。また、サーバ装置70を管理する事業者は、「消費電力の情報を各電力会社に販売する」といったサービスを展開できる。
図3は、コントローラ10を構成する端末装置12におけるユーザインターフェイスを表した図である。図3を参照して、端末装置12は、複数の電力会社(α電力会社,β電力会社,γ電力会社,…)の中から1つの電力会社をユーザに選択させるための画面を表示する。
まず、ユーザは、タッチ操作によって一覧表1251の中から1つの電力会社を選択する。その後、ユーザは、決定ボタン1252を選択する。端末装置12は、これらのユーザ操作を受け付けると、上記選択された電力会社を表した選択情報をサーバ装置70に送信する。
<C.機能的構成>
図4は、通信システム1を構成するコントローラ10とスマートメータ30と分電盤40との機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図5は、通信システム1を構成するサーバ装置70とPC81〜83との機能的構成を説明するための機能ブロック図である。
まず、図4を参照して、通信システム1は、上述したように、コントローラ10と、スマートメータ30と、分電盤40と、複数の家電61,62,63と、サーバ装置70と、PC81〜83とを備えている。コントローラ10は、上述したように、中継器11と端末装置12とを組み合わせたものに該当する。なお、コントローラ10は、「HEMSコントローラ」とも称される。
(c1.コントローラ10)
コントローラ10は、制御部101と、入力部102と、表示部103と、記憶部104と、通信部105とを備える。
記憶部104は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、各種のデータを記憶している。記憶部104は、後述するROM(Read Only Memory)1202、RAM(Random Access Memory)1203、フラッシュメモリ1204、(図9)等に対応する。
制御部101は、記憶部104に記憶されているオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを実行することにより、コントローラ10の動作を制御する。制御部101は、後述するCPU1201(図9)およびCPU1101(図10)に対応する。
表示部103は、制御部101の指示に基づいて、各種の情報を表示する。たとえば、表示部103は、図3に示した画面を表示する。なお、表示部103は、ディスプレイ1291(図9)に対応する。
入力部102は、ユーザによる入力操作を受け付ける。たとえば、入力部102は、一覧表1251から1つの電力会社を選択する入力、および決定ボタン1252を指定するための入力を受け付ける。なお、入力部102は、タッチパネル1292(図9)に対応する。
通信部105は、スマートメータ30、サーバ装置70、および家電61〜63と通信するためのインターフェイスである。通信部105は、30分間隔で、スマートメータ30から消費電力量を表したデータを受信する。また、通信部105は、家電61〜63に対して、制御命令を送信する。
さらに、通信部105は、サーバ装置70に対して、サーバ装置70へのログインの際において、コントローラ10のユーザを識別するための識別情報(ユーザID)とパスワードを送信する。また、通信部105は、複数の電力会社の中から1つの電力会社が選択されたことに基づき、当該選択された電力会社を表した選択情報を、サーバ装置70に送信する(図2のシーケンスSQ8)。さらに、通信部105は、サーバ装置70に対して、1日に1回、当該1日分の消費電力量を表したデータを送信する(図2のシーケンスSQ14)。
なお、通信部105は、無線通信IF1106(図10)および通信IF1207(図9)に対応する。
(c2.スマートメータ30)
スマートメータ30は、電力計測部301と、制御部302と、通信部303とを備える。電力計測部301は、建物900で使用(消費)されている電力量を計測する。制御部302は、スマートメータ30の全体の動作を制御する。通信部303は、一定時間(たとえば、30分間)における消費電力量を表す情報を、一定時間が経過する度に、コントローラ10に送信する。
(c3.分電盤40)
分電盤40は、主幹ブレーカ401と、複数の分岐ブレーカ402,403,404とを備える。
主幹ブレーカ401は、スマートメータ30と、複数の分岐ブレーカ402〜404とに接続されている。主幹ブレーカ401は、一定以上の電気(たとえば、契約電流)が流れると自動的に電気を遮断する。
複数の分岐ブレーカ402〜404は、典型的には、分電盤40から建物900の各部屋へ電気を送る分岐回路のそれぞれに取り付けられている。各分岐ブレーカは、対応する部屋において電気器具を使いすぎて過電流が流れた場合等に電気を自動的に遮断する。本実施の形態においては、複数の分岐ブレーカ402〜404は、一例として、それぞれ、1つの負荷(家電61、家電62、家電63)に電気的に接続されている。
(c4.PC81〜83)
次に、図5を参照して、PC81は、制御部811と、記憶部812と、通信部813とを有する。制御部811は、PC81の全体の動作を制御する。記憶部812は、顧客リストD81を記憶している。通信部813は、ネットワークを介して、サーバ装置70と通信するためのインターフェイスである。通信部813は、PC81のユーザによる操作に基づき、サーバ装置70に対して、記憶部812に記憶している顧客リストD81を送信する(図2のシーケンスSQ2)。
PC82は、制御部821と、記憶部822と、通信部823とを有する。制御部821は、PC82の全体の動作を制御する。記憶部822は、顧客リストD82を記憶している。通信部823は、ネットワークを介して、サーバ装置70と通信するためのインターフェイスである。通信部823は、PC82のユーザによる操作に基づき、サーバ装置70に対して、記憶部822に記憶している顧客リストD82を送信する(図2のシーケンスSQ4)。
PC83は、制御部831と、記憶部832と、通信部833とを有する。制御部831は、PC83の体の動作を制御する。記憶部832は、顧客リストD83を記憶している。通信部833は、ネットワークを介して、サーバ装置70と通信するためのインターフェイスである。通信部833は、PC83のユーザによる操作に基づき、サーバ装置70に対して、記憶部832に記憶している顧客リストD83を送信する(図2のシーケンスSQ6)。
(c5.サーバ装置70)
サーバ装置70は、制御部701と、記憶部702と、通信部703とを備える。制御部701は、判断部711を有する。
制御部701は、サーバ装置70の全体の動作を制御する。制御部701は、後述するCPU751(図11)に対応する。
記憶部702は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、各種のデータを記憶している。記憶部702は、各種のデータの1つとして、ユーザリストD10(図7)を記憶している。記憶部702は、図11に示すROM752,RAM753,HDD(Hard Disk Drive)754に対応する。
通信部703は、PC81〜83から送られてきた顧客リストD81〜D83を受信する。顧客リストD81〜D83は、制御部701によって記憶部702に格納される。また、通信部703は、コントローラ10から、識別情報(ユーザID)、パスワード、上述した選択情報、消費電力量のデータを受信する。なお、通信部703は、通信IF757(図11)に対応する。
判断部711は、上記識別情報と、顧客リストD81,D82、D83と、上記選択情報とに基づいて、コントローラ10のユーザ(詳しくは、端末装置12のユーザ)が上記選択情報に記された電力会社を利用しているか否かを判断する(図2のシーケンスSQ10)。
コントローラ10のユーザが上記選択情報に記された電力会社を利用していると判断された場合には、制御部701は、コントローラ10から受信した消費電力量のデータを元に、建物900における予め定められた期間(本実施の形態では、1ヶ月)の消費電力量を、当該電力会社に通知する。たとえば、コントローラ10のユーザが端末装置12を用いてβ電力会社を選択したとき、判断部711が、当該ユーザがβ電力会社の顧客であると判断すると、制御部701は、通信部703を介して、β電力会社のPC82に建物900における1ヶ月分の消費電力量を通知する。
なお、上記においては、サーバ装置70がPC81〜83から顧客リストD81〜D83を取得し、コントローラ10のユーザが上記選択情報に記された電力会社を利用しているか否かを判断する構成を例に挙げたが、後述する変形例(“<H.変形例>”の“(h6.第6の変形例)”)で説明するように、サーバ装置70がPC81〜83から顧客リストD81〜D83を取得せずに、PC側で上記判断を行なってもよい。
<D.データ>
図6は、顧客リストD81の概略構成を表した図である。図6を参照して、顧客リストD81においては、識別番号と、契約者名と、契約プランとが対応付けられている。サーバ装置70の判断部711は、顧客リストD81を参照することにより、“Zさん”と“Xさん”と“Fさん”とがα電力会社を利用していることを判断できる。なお、識別番号は、顧客リストD81における通し番号である。
また、顧客リストD82および顧客リストD83も顧客リストD81と同様の構成を有するため、ここでは繰り返し説明しない。
図7は、ユーザリストD10の概略構成を表した図である。図7を参照して、図7を参照して、ユーザリストD10においては、識別番号と、ユーザ名と、ログインID(識別情報)と、ログイン用のパスワードに基づき生成したハッシュ値(ハッシュ関数を用いて生成した固定長の一意な値)とが対応付けられている。なお、元データ(パスワード)の代わりにハッシュ値で管理する方法を必ずしも使用する必要はない。また、ハッシュ値の生成は、パスワードのみを対象とするものではない。
サーバ装置70の制御部701は、ユーザリストD10を参照することにより、サーバ装置70にアクセスする人のログインを許可したり、許可しなかったりする。たとえば、制御部701が、“Fさん”のログインを許可したのち、Fさんが使用する端末装置(ここでは、端末装置12とする)から、上述した選択情報を受け付けると、判断部711は、上述した判別処理を行なう。たとえば、Fさんから受信した選択情報がα電力会社を表している場合、判断部711は、顧客リストD81に“Fさん”の名前があるため、Fさんはα電力会社を利用していると判断する。仮に、Yさんから受信した選択情報がα電力会社を表している場合、判断部711は、顧客リストD81に“Yさん”の名前がないため、Fさんはα電力会社を利用していないと判断する。
なお、上記の説明では、名前だけを用いた判断処理を例に挙げて説明したが、これは例示であって、これに限定されるものではない。判断部711は、年齢、性別、住所等の様々なデータを加味して、上述した電力会社の利用の有無の判断を行なってもよい。また、判断部711は、電力会社、メーター設置会社、または認証ID発行機関からユーザに通知された認証IDとパスワードとを利用して、上述した電力会社の利用の有無の判断を行なってもよい。
<E.制御構造>
図8は、サーバ装置70における典型的な処理の流れを説明するためのフローチャートである。図8を参照して、ステップS2において、サーバ装置70は、各電力会社から、顧客リスト(D81,D82,D83,…)を取得する。ステップS4において、サーバ装置70は、コントローラ10から、コントローラ10にユーザによって選択された電力会社を表した選択情報を受信する。ステップS6において、サーバ装置70は、コントローラ10のユーザが、選択情報に示された電力会社の顧客であるか否かを判断する。
顧客であると判断された場合(ステップS6においてYES)、ステップS8において、サーバ装置70は、コントローラ10から、建物900の1日分の消費電力量を表したデータを日々受信する。ステップS10において、サーバ装置70は、上記選択情報に示された電力会社のPCに対して、建物900における1ヶ月分の消費電力量を通知する。
顧客でないと判断された場合(ステップS6においてNO)、ステップS12において、サーバ装置70は、コントローラ10に対して、電力会社の選択が正しくない旨を通知し、一連の処理を終了する。
<F.ハードウェア構成>
(f1.端末装置12)
図9は、端末装置12のハードウェア構成の典型例を表した図である。図9を参照して、端末装置12は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1201と、データを不揮発的に格納するROM1202と、CPU1201によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM1203と、データを不揮発的に格納するフラッシュメモリ1204と、LED1205と、スイッチ1206と、通信IF(Interface)1207と、電源回路1208と、タッチスクリーン1209と、操作キー1210と、カメラ1211と、GPS(Global Positioning System)受信機1212と、マイク1213とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。タッチスクリーンは、ディスプレイ1291と、タッチパネル1292により構成される。
電源回路1208は、コンセントを介して受信した商用電源の電圧を降圧し、端末装置12の各部に電源供給を行なう回路である。スイッチ1206は、電源回路1208に給電を行なうか否かを切替えるための主電源用のスイッチ、およびその他の各種の押しボタンスイッチである。
タッチスクリーン1209は、各種のデータを表示および入力を受け付けるためのデバイスである。ディスプレイ1291は、画像を表示するための画面を含んで構成されている。
通信IF1207は、サーバ装置70に対するデータの送信処理およびサーバ装置70から送信されたデータの受信処理を行なう。LED1205は、端末装置12の動作状態を表す各種の表示ランプである。たとえば、LED1205は、端末装置12の主電源のオンまたはオフ状態、およびフラッシュメモリ1204への読み出しまたは書き込み状態等を表す。操作キー1210は、端末装置12のユーザが主電源のオンまたはオフ等するためのキー(操作ボタン)である。カメラ1211は、端末装置12の前にいる人物等の被写体を撮像するための撮像装置である。
GPS受信機1212は、GPSを用いて、端末装置12の現在位置を取得するための機器である。マイク1213は、端末装置12のユーザの音声等を集音するための装置である。本実施の形態では、マイク1213によって、発話されたキーワードが集音される。
端末装置12における処理は、各ハードウェアおよびCPU1201により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ1204に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF1207等を介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ1204に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1201によってフラッシュメモリ1204から読み出され、RAM1203に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1201は、そのプログラムを実行する。
同図に示される端末装置12を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM1203、フラッシュメモリ1204、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、端末装置12の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
(f2.中継器11)
図10は、中継器11のハードウェア構成の典型例を表した図である。図10を参照して、中継器11は、CPU1101と、発光素子1103と、有線通信IF1104と、電源1105と、無線通信IF1106と、プッシュボタン1108と、スライドスイッチ1109と、図示しないリセットスイッチとを備える。
有線通信IF1104は、無線ルータ20との間でEthernet(登録商標)を用いた通信を行なうためのインターフェイスである。電源1105は、CPU1101に電力を供給する。無線通信IF1106は、家電60との間で、EchonetLiteによる通信を行なうためのインターフェイスである。
CPU1101は、発光素子1103と、有線通信IF1104と、電源1105と、無線通信IF1106と、プッシュボタン1108と、スライドスイッチ1109とに接続されている。CPU1101は、中継器11の全体的な動作を制御する。CPU1101は、プッシュボタン1108およびスライドスイッチ1109からの入力を受け付ける。また、CPU1101は、発光素子1103に出力指示を出す。
(f3.サーバ装置70)
図11は、サーバ装置70のハードウェア構成の典型例を表した図である。図11を参照して、サーバ装置70は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU751と、データを不揮発的に格納するROM752と、CPU751によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置(図示せず)を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM753と、データを不揮発的に格納するHDD754と、LED755と、スイッチ756と、通信IF(Interface)757と、電源回路758と、モニタ759と、操作キー760とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。
電源回路758は、コンセントを介して受信した商用電源の電圧を降圧し、サーバ装置70の各部に電源供給を行なう回路である。スイッチ756は、電源回路758に給電を行なうか否かを切替えるための主電源用のスイッチ、およびその他の各種の押しボタンスイッチである。モニタ759は、各種のデータを表示するためのデバイスである。
通信IF757は、中継器11に対するデータの送信処理および中継器11から送信されたデータの受信処理、並びに、端末装置12に対するデータの送信処理および端末装置12から送信されたデータの受信処理を行なう。
LED755は、サーバ装置70の動作状態を表す各種の表示ランプである。たとえば、LED755は、サーバ装置70の主電源のオンまたはオフ状態、およびHDD754への読み出しまたは書き込み状態等を表す。操作キー760は、サーバ装置70のユーザがサーバ装置70へデータを入力するための用いるキー(キーボード)である。
サーバ装置70における処理は、各ハードウェアおよびCPU751により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、HDD754に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF757等を介してダウンロードされた後、HDD754に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU751によってHDD754から読み出され、RAM753に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU751は、そのプログラムを実行する。
同図に示されるサーバ装置70を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM753、HDD754、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、サーバ装置70の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、PC81,82,83も、サーバ装置70と同様のハードウェア構成を有するため、ここでは繰り返して説明しない。
<G.まとめ>
(1)通信システム1は、スマートメータ(電力量計測装置)30と、コントローラ(電子機器)10と、サーバ装置70と、複数のPC(情報処理装置)81〜83とを備える。複数のPCは、互いに異なる電力会社の顧客リスト(顧客情報)を記憶している。具体的には、上述したように、PC81はα電力会社の顧客リストD81を記憶しており、PC82はβ電力会社の顧客リストD82を記憶しており、PC83はγ電力会社の顧客リストD83を記憶している。
サーバ装置70は、複数のPC81〜82の各々から、顧客リストD81〜D83を受信する。サーバ装置70は、コントローラ10から、コントローラ10のユーザを識別するためのユーザID(識別情報)を受信する。
コントローラ10は、上記複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。コントローラ10は、上記ユーザ操作を受け付けたことに基づき、選択された電力会社を表した選択情報をサーバ装置70に対して送信する。
サーバ装置70は、ユーザIDと顧客リストと選択情報とに基づいて上記ユーザが選択された電力会社を利用していると判断した場合、スマートメータ30による計測によって得られた建物900における予め定められた期間(典型的には、1ヶ月)の消費電力量を当該選択された電力会社の顧客リストを記憶しているPC(つまり、選択された電力会社によって管理されているPC)に通知する。
上記の構成によれば、電気の小売事業者(α電力会社、β電力会社,γ電力会社)が当該小売事業者と契約している家庭における消費電力量の情報を容易に取得できる。また、サーバ装置70を管理する事業者は、「消費電力の情報を各電力会社に販売する」といったサービスを展開できる。
(2)また、上記予め定められた期間の消費電力量の通知を受けたPCは、コントローラ10のユーザ(詳しくは、端末装置12のユーザ)に対して、予め定められた期間の消費電力量に基づく電気料金を通知する。なお、PCからのユーザへの通知は、郵送での通知、電子メールによる通知、Webページによる通知等の各種の方法を利用できる。
<H.変形例>
(h1.第1の変形例)
上記においては、スマートメータ30によって測定された消費電力量がコントローラ10を介して、サーバ装置70に送信される構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
スマートメータ30によって測定された消費電力量が、図1における破線の矢印として示すように、コントローラ10を介さずに、ルータのみを介してサーバ装置70に送信されるように、通信システム1を構成してもよい。この場合も、上記と同様の効果を奏する。
(h2.第2の変形例)
サーバ装置70を以下のように構成してもよい。サーバ装置70は、電気料金の計算に用いるデータを上記複数の電力会社毎に記憶している。サーバ装置70は、予め定められた期間(典型的には、1ヶ月)の消費電力量に基づき、建物900の電気料金を計算する。さらに、サーバ装置70は、上記予め定められた期間の消費電力量とともに上記算出された電気料金を、ユーザによって選択された電力会社の顧客リストを記憶しているPCに通知する。
このような構成によれば、各電力会社は、電気料金を顧客に請求するにあたり、自ら電気料金を計算する必要がなくなる。
(h3.第3の変形例)
上記においては、コントローラ10のユーザ(典型的には、建物900の住人)が1つの電力会社を利用している例を挙げて、通信システム1における処理を説明した。しかしながら、これに限定されるものではない。以下、ユーザが複数の電力会社を利用する場合の処理について説明する。
建物900は、複数の電力会社のうちの2つ以上の電力会社から受電している。スマートメータ30は、上記受電している電力会社毎の消費電力量を計測する。コントローラ10は、上記複数の電力会社の中から2つ以上の電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。
サーバ装置70は、上記ユーザが上記選択された2つ以上の電力会社を利用していると判断した場合、電力会社毎の予め定められた期間の消費電力量を、当該消費電力量に対応する電力会社の顧客リストを記憶しているPCに通知する。
たとえば、ユーザがα電力会社とγ電力会社とを利用しており、端末装置12に表示された一覧表1251でα電力会社とβ電力会社とを選択した場合、α電力会社についての消費電力量をα電力会社の顧客リストを記憶しているPC81に送信し、γ電力会社についての消費電力量をγ電力会社の顧客リストを記憶しているPC83に送信する。
上記の構成によれば、1つの家庭が複数の電力会社を利用しているような場合であっても、各電力会社は、当該小売事業者と契約している家庭における消費電力量の情報を容易に取得できる。
(h4.第4の変形例)
上記においては、ユーザが端末装置12を用いて電力会社のみを選択する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。ユーザに、電力会社を選択させた後に、電力契約に関する料金プラン(契約プラン)を選択させるように、通信システム1を構成してもよい。以下、このような構成について説明する。
サーバ装置70は、複数の電力会社の各々について、電気料金に関する複数の料金プランを表したデータを記憶している。たとえば、サーバ装置70は、α電力会社について、従量電灯の料金プランを表したデータと、季時別電灯の料金プランを表したデータと、時間帯別の料金プランを表したデータとを記憶している。
顧客リストD81〜D83は、ユーザが利用している料金プランを表した情報を含んでいる(図6の「契約プラン」を参照)。ユーザ操作は、選択された電力会社の複数の料金プランのなかから1つの料金プランを選択するための操作をさらに含む。
サーバ装置70は、顧客リストD81〜D83と上記選択情報とに基づいてユーザが上記選択された電力会社および料金プランを利用していると判断した場合、予め定められた期間の消費電力量を上記選択された電力会社の顧客リストを記憶しているPCに通知する。
上記の構成によれば、電力会社のみをユーザに選択させる構成に比べ、サーバ装置70における判断処理(図2のシーケンスSQ10)が厳格にすることができる。また、ユーザに対して、料金プラン(契約プラン)が存在していることを再認識させることもできる。
(h5.第5の変形例)
上記においては、PC81〜83に対して、建物900における予め定められた期間の消費電力量を通知する構成を例に挙げて説明した。また、上記の「第2の変形例」では、消費電力量とともに電気料金を通知する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。予め定められた期間の消費電力量を通知することなく、電気料金のみを通知するように、通信システム1を構成してもよい。
(h6.第6の変形例)
上記においては、サーバ装置70が、ユーザIDと顧客リストと選択情報とに基づいて上記ユーザが選択された電力会社を利用しているか否かを判断する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。ユーザが選択された電力会社を利用しているか否かを、PCが判断する構成であってもよい。以下、このような構成の場合において、複数のPCと、サーバ装置70と、コントローラ10との処理について説明する。
複数のPC81〜83は、上述したように、互いに異なる電力会社の顧客リストを記憶している。サーバ装置70は、コントローラ10から、コントローラ10のユーザを識別するためのユーザIDを受信する。
コントローラ10は、複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。コントローラ10は、ユーザ操作を受け付けたことに基づき、上記選択された電力会社を表した選択情報をサーバ装置70に対して送信する。
サーバ装置70は、一例として、上記選択情報に基づき上記選択された電力会社の顧客リストを記憶しているPCに対して、ユーザIDを送信する。ユーザIDを受信したPCは、ユーザIDと顧客リストとに基づいてユーザが上記選択された電力会社を利用しているか否かを判断し、当該判断結果をサーバ装置70に送信する。
なお、サーバ装置70は、コントローラ10からユーザIDを受信する必要は必ずしもなく、さらに、PCに対してユーザIDを送信する必要は必ずしもない。たとえば、ユーザIDの入力画面がPCで生成され、当該生成された入力画面がサーバ装置70を経由してコントローラ10で表示され、ユーザが当該入力画面に対してユーザIDを入力するとしてもよい。つまり、コントローラ10において入力されたユーザIDがサーバ装置70を経由することなくPCに送信されるような構成を、通信システム1が有していてもよい。このような構成の場合、典型的には、コントローラ10は、サーバ装置70に対する選択情報の送信に基づいて、ユーザIDの入力を受け付ける入力画面を表示する。コントローラ10は、上記入力画面にユーザIDが入力されたことに基づき、選択情報に基づき選択された電力会社の顧客情報を記憶しているPCに対して、ユーザIDを送信する。上記入力画面は、サーバ装置70の画面に埋め込まれた形式で表示される電力会社の画面(正確には、電力会社によって提供される入力画面)であってもよいし、コントローラ10が電力会社のPCにログインした後に表示される電力会社の画面(サーバ装置70の画面からの遷移した後の電力会社の画面)であってもよい。
サーバ装置70は、ユーザが上記選択された電力会社を利用していると判断された場合には、スマートメータ30による計測によって得られた建物900における予め定められた期間の消費電力量を、上記選択された電力会社の顧客リストを記憶しているPC(換言すれば、ユーザIDを受信したPC)に通知する。
このような構成の場合には、PC81〜83は、顧客リストD81〜D83をサーバ装置70に送信する必要がなくなるため、顧客リスストD81〜D83がサーバ装置70への送信中に不正行為によって他人に搾取される虞がなくなる。
(h7.第7の変形例)
上記においては、通信システム1が、各々が複数の電力会社に管理されている、PC81〜83を有する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。通信システムが、1つの電力会社に管理されている1つのPCを有する構成であってもよい。以下、このような構成の場合において、1つPC81と、サーバ装置70と、コントローラ10との処理について説明する。
PC81は、α電力会社の顧客リストD81情報を記憶している。サーバ装置70は、PC81から、顧客リストD81を受信する。サーバ装置70は、コントローラ10から、コントローラ10のユーザを識別するためのユーザIDを受信する。
コントローラ10は、予め定められたユーザ操作を受け付けたことに基づき、α電力会社を表した電力会社ID(電力会社を識別するための識別情報)をサーバ装置70に対して送信する。
サーバ装置は70、ユーザIDと顧客リストD81と電力会社IDとに基づいてユーザがα電力会社を利用していると判断した場合、スマートメータ30による計測によって得られた建物900における予め定められた期間の消費電力量を、PC81に通知する。
(h8.第8の変形例)
上記においては、電力会社および消費電力量に着目して説明を行なったが、これに限定されるものではない。電力会社を水道会社に置き換え、消費電力量を水道の使用量に置き換えてもよい。あるいは、電力会社をガス会社に置き換え、消費電力量をガスの使用量に置き換えてもよい。
(1)水道に関しては、通信システム1は、以下の構成を有すると言える。
通信システム1は、水道メータと、コントローラ10と、サーバ装置70と、複数のPC81〜83とを備える。複数のPCは、互いに異なる水道会社の顧客リストを記憶している。具体的には、上述したように、PC81は第1の水道会社の顧客リスト(以下、「顧客リストD81’」と称する)を記憶しており、PC82は第2の水道会社の顧客リスト(以下、「顧客リストD82’」と称する)を記憶しており、PC83は第3の水道会社の顧客リスト(以下、「顧客リストD83’」と称する)を記憶している。
サーバ装置70は、複数のPC81〜82の各々から、顧客リストD81’〜83’を受信する。サーバ装置70は、コントローラ10から、コントローラ10のユーザを識別するためのユーザIDを受信する。
コントローラ10は、上記複数の水道会社の中から少なくとも1つの水道会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。コントローラ10は、上記ユーザ操作を受け付けたことに基づき、選択された水道会社を表した選択情報をサーバ装置70に対して送信する。
サーバ装置70は、ユーザIDと顧客リストと選択情報とに基づいて上記ユーザが選択された水道会社を利用していると判断した場合、水道メータによる計測によって得られた建物900における予め定められた期間(典型的には、1ヶ月)の水道使用量を当該選択された水道会社の顧客リストを記憶しているPC(つまり、選択された水道会社によって管理されているPC)に通知する。
(2)ガスに関しては、通信システム1は、以下の構成を有すると言える。
通信システム1は、ガスメータと、コントローラ10と、サーバ装置70と、複数のPC81〜83とを備える。複数のPCは、互いに異なるガス会社の顧客リストを記憶している。具体的には、上述したように、PC81は第1のガス会社の顧客リスト(以下、「顧客リストD81”」と称する)を記憶しており、PC82は第2のガス会社の顧客リスト(以下、「顧客リストD82”」と称する)を記憶しており、PC83は第3のガス会社の顧客リスト(以下、「顧客リストD83”」と称する)を記憶している。
サーバ装置70は、複数のPC81〜82の各々から、顧客リストD81”〜D83”を受信する。サーバ装置70は、コントローラ10から、コントローラ10のユーザを識別するためのユーザIDを受信する。
コントローラ10は、上記複数のガス会社の中から少なくとも1つのガス会社を選択するためのユーザ操作を受け付ける。コントローラ10は、上記ユーザ操作を受け付けたことに基づき、選択されたガス会社を表した選択情報をサーバ装置70に対して送信する。
サーバ装置70は、ユーザIDと顧客リストと選択情報とに基づいて上記ユーザが選択されたガス会社を利用していると判断した場合、ガスメータによる計測によって得られた建物900における予め定められた期間(典型的には、1ヶ月)のガス使用量を当該選択されたガス会社の顧客リストを記憶しているPC(つまり、選択されたガス会社によって管理されているPC)に通知する。
(3)水道またはガスの使用量を選択された会社(水道会社,ガス会社)の顧客情報を記憶しているPCに通知する構成の場合においても、上記の第1〜第7の変形例を適用可能である。
<I.付記>
通信システムは、電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、情報処理装置とを備える。情報処理装置は、電力会社の顧客情報を記憶している。サーバ装置は、情報処理装置から、顧客情報を受信する。サーバ装置は、電子機器から、電子機器のユーザを識別するための第1の識別情報を受信する。電子機器は、予め定められたユーザ操作を受け付けたことに基づき、電力会社を表した第2の識別情報をサーバ装置に対して送信する。電子機器は、サーバ装置は、第1の識別情報と顧客情報と第2の識別情報とに基づいてユーザが電力会社を利用していると判断した場合、電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、情報処理装置に通知する。
通信システムは、電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、情報処理装置とを備える。情報処理装置は、電力会社の顧客情報を記憶している。サーバ装置は、電子機器から、電子機器のユーザを識別するための第1の識別情報を受信する。電子機器は、予め定められたユーザ操作を受け付けたことに基づき、電力会社を表した第2の識別情報をサーバ装置に対して送信する。サーバ装置は、第2の識別情報に基づき顧客情報を記憶している情報処理装置に対して、第1の識別情報を送信する。サーバ装置から第1の識別情報を受信した情報処理装置は、第1の識別情報と顧客情報とに基づいてユーザが電力会社を利用しているか否かを判断し、判断結果をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、ユーザが電力会社を利用していると判断された場合には、電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、情報処理装置に通知する。
情報処理方法は、電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、情報処理装置とを備えた通信システムにおいて実行される。情報処理装置は、電力会社の顧客情報を記憶している。情報処理方法は、サーバ装置が、情報処理装置から顧客情報を受信するステップと、サーバ装置が、電子機器から電子機器のユーザを識別するための第1の識別情報を受信するステップと、電子機器が、予め定められたユーザ操作を受け付けたことに基づき、電力会社を表した第2の識別情報をサーバ装置に対して送信するステップと、サーバ装置が、第1の識別情報と顧客情報と第2の識別情報とに基づいてユーザが電力会社を利用していると判断した場合、電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、情報処理装置に通知するステップとを備える。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 通信システム、10 コントローラ、11 中継器、12 端末装置、20 無線ルータ、30 スマートメータ、40 分電盤、60,61,62,63 家電、70 サーバ装置、900 建物、1251 一覧表、1252 決定ボタン、D10 ユーザリスト、D81,D82,D83 顧客リスト。

Claims (9)

  1. 電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備えた通信システムであって、
    前記複数の情報処理装置は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶しており、
    前記サーバ装置は、
    前記複数の情報処理装置の各々から、前記顧客情報を受信し、
    前記電子機器から、前記電子機器のユーザを識別するための識別情報を受信し、
    前記電子機器は、
    前記複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付け、
    前記ユーザ操作を受け付けたことに基づき、前記選択された電力会社を表した選択情報を前記サーバ装置に対して送信し、
    前記サーバ装置は、前記識別情報と前記顧客情報と前記選択情報とに基づいて前記ユーザが前記選択された電力会社を利用していると判断した場合、前記電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している前記情報処理装置に通知する、通信システム。
  2. 前記建物は、前記複数の電力会社のうちの2つ以上の電力会社から受電しており、
    前記電力量計測装置は、前記受電している電力会社毎の消費電力量を計測し、
    前記電子機器は、前記複数の電力会社の中から2つ以上の電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付け、
    前記サーバ装置は、前記ユーザが前記選択された2つ以上の電力会社を利用していると判断した場合、前記電力会社毎の前記予め定められた期間の消費電力量を、前記消費電力量に対応する電力会社の顧客情報を記憶している前記情報処理装置に通知する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記サーバ装置は、
    電気料金の計算に用いるデータを前記複数の電力会社毎に記憶しており、
    前記予め定められた期間の消費電力量に基づき、前記建物の電気料金を計算し、
    前記予め定められた期間の消費電力量とともに前記算出された電気料金を、前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している前記情報処理装置に通知する、請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記サーバ装置は、前記複数の電力会社の各々について、電気料金に関する複数の料金プランを表したデータを記憶しており、
    前記顧客情報は、前記ユーザが利用している前記料金プランを表した情報を含んでおり、
    前記ユーザ操作は、前記選択された電力会社の前記複数の料金プランのなかから1つの料金プランを選択するための操作をさらに含み、
    前記サーバ装置は、前記顧客情報と前記選択情報とに基づいて前記ユーザが前記選択された電力会社および料金プランを利用していると判断した場合、前記予め定められた期間の消費電力量を前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している前記情報処理装置に通知する、請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記予め定められた期間の消費電力量の通知を受けた前記情報処理装置は、前記ユーザに対して、前記予め定められた期間の消費電力量に基づく電気料金を通知する、請求項1から4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備えた通信システムであって、
    前記複数の情報処理装置は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶しており、
    前記サーバ装置は、前記電子機器から、前記電子機器のユーザを識別するための識別情報を受信し、
    前記電子機器は、
    前記複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付け、
    前記ユーザ操作を受け付けたことに基づき、前記選択された電力会社を表した選択情報を前記サーバ装置に対して送信し、
    前記サーバ装置は、前記選択情報に基づき前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している前記情報処理装置に対して、前記識別情報を送信し、
    前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置は、前記識別情報と前記顧客情報とに基づいて前記ユーザが前記選択された電力会社を利用しているか否かを判断し、前記判断結果を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記ユーザが前記選択された電力会社を利用していると判断された場合には、前記電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知する、通信システム。
  7. 電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備えた通信システムであって、
    前記複数の情報処理装置は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶しており、
    前記電子機器は、
    前記複数の電力会社の中から少なくとも1つの電力会社を選択するためのユーザ操作を受け付け、
    前記ユーザ操作を受け付けたことに基づき、前記選択された電力会社を表した選択情報を前記サーバ装置に対して送信し、
    前記選択情報の送信に基づいて、前記電子機器のユーザを識別するための識別情報の入力を受け付ける画面を表示し、
    前記画面に前記識別情報が入力されたことに基づき、前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している前記情報処理装置に対して、前記識別情報を送信し、
    前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置は、前記識別情報と前記顧客情報とに基づいて前記ユーザが前記選択された電力会社を利用しているか否かを判断し、前記判断結果を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記ユーザが前記選択された電力会社を利用していると判断された場合には、前記電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知する、通信システム。
  8. 電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備えた通信システムにおける情報処理方法であって、
    前記複数の情報処理装置は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶しており、
    前記サーバ装置が、
    前記複数の情報処理装置の各々から、前記顧客情報を受信するステップと、
    前記電子機器から、前記電子機器のユーザを識別するための識別情報を受信するステップと、
    前記電子機器から、選択された電力会社を表した選択情報を受信するステップと、
    前記識別情報と前記顧客情報と前記選択情報とに基づいて前記ユーザが前記選択された電力会社を利用していると判断した場合、前記電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している前記情報処理装置に通知するステップとを備える、情報処理方法。
  9. 電力量計測装置と、電子機器と、サーバ装置と、複数の情報処理装置とを備えた通信システムにおける情報処理方法であって、
    前記複数の情報処理装置は、互いに異なる電力会社の顧客情報を記憶しており、
    前記サーバ装置が、
    前記電子機器から、前記電子機器のユーザを識別するための識別情報を受信するステップと、
    前記電子機器から、選択された電力会社を表した選択情報を受信するステップと、
    前記選択情報に基づいて前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している前記情報処理装置に対して、前記識別情報を送信するステップと、
    前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置が、前記識別情報と前記顧客情報とに基づいて前記ユーザが前記選択された電力会社を利用しているか否かを判断し、前記判断結果を前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記ユーザが前記選択された電力会社を利用していると判断された場合、前記サーバ装置が、前記電力量計測装置による計測によって得られた建物における予め定められた期間の消費電力量を、前記選択された電力会社の顧客情報を記憶している情報処理装置に通知するステップとを備える、情報処理方法。
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