JPWO2016151840A1 - 映像キャプチャが可能な映像装置及び映像キャプチャ方法 - Google Patents

映像キャプチャが可能な映像装置及び映像キャプチャ方法 Download PDF

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Abstract

映像装置は、入力映像データに対するスケーリング処理を行って出力解像度の映像データを生成する信号処理部と、出力解像度の映像データにより素子アレイ部を駆動する駆動部と、駆動部に接続する第1の映像メモリと、信号処理部に接続してスケーリング処理後の映像データを格納する第2の映像メモリと、キャプチャ画像を生成する第2の信号処理部とを有する。キャプチャ画像の取得が指示されると、駆動部のフリーズを実行してフリーズ直前の映像データに基づいて素子アレイ部を駆動し、解像度変換を除いたスケーリング処理を解除して第2の映像メモリに格納された映像データをキャプチャのために第2の処理部に転送し、その後、少なくとも解像度変換を除いたスケーリング処理を再設定して駆動部のフリーズを解除する。

Description

本発明は、プロジェクタなどの映像装置に関し、特に、投影または表示される映像をキャプチャすることが可能な映像装置と、映像をキャプチャする方法とに関する。
発明の背景
プロジェクタや液晶表示装置などの映像を投影しあるいは表示する映像装置は、例えば、パーソナルコンピュータに代表される映像データ出力機器から出力される映像データに基づいて動作する。プロジェクタは、一般に、そのプロジェクタに固有の画素数の液晶パネルあるいはデジタルミラーデバイスを備えており、画素ごとに光を変調し、液晶パネル全体あるいはデジタルミラーデバイス全体からのこれらの変調された光をスクリーンに投影する。これによって、映像データに基づいた映像がスクリーン上に形成される。プロジェクタには、投影される映像における各画素ごとの画素値を格納する表示用映像メモリと、この表示用映像メモリに格納された画素値に基づいて液晶パネルあるいはデジタルミラーデバイスを駆動する駆動部と、が設けられる。
近年、映像データ出力機器から出力される映像データにおける高解像度化が進行している。例えば、映像データの伝送フォーマットの1つであるHDMI(高精細度マルチメディアインタフェース:High-Definition Multimedia Interface)では、一例として、水平方向に1920画素、垂直方向に1200画素(これを「1920×1200」とも表記する)といった高解像度の映像データが伝送される。映像データ出力機器からこのような高解像度の映像データが出力されるとして、映像装置の液晶パネルやデジタルミラーデバイスの画素数がその解像度よりも少ない場合には、例えば、特許文献1に記載されるように、解像度の変換が行われる。特許文献2には、ネットワークを介して複数の情報処理装置と複数の画像処理装置が接続するシステムにおいて、解像度変換を行いつつ複数の装置間でジョブを自動的に切り替えることが示されている。
ところで、会議などの場でプロジェクタなどの映像装置を使用する場合、投影されあるいは表示されている映像を例えばスクリーンショットとしてキャプチャしたい場合がある。映像装置によって投影されあるいは表示されている映像をキャプチャする技術として、映像装置に入力される映像データを映像装置内でソフトウェアによる符号化によってJPEG(Joint Photographic Expart Group)フォーマットの画像データに変換するものがある。上述したような映像装置によって表示あるいは投影される映像をキャプチャするためには、例えば表示用映像メモリに格納されている1フレーム分の映像データに対し、ソフトウェア処理による符号化処理を行って、JPEG形式の画像ファイルに変換することが行われている。なお、画像ファイル生成に用いられる符号化方式は、JPEGに限定されるものではない。
映像装置によってキャプチャされた映像は、例えば、ネットワークを介して他の映像装置などに転送される。さらに会議システムの発達やインターネットの普及などにより、キャプチャした映像をインターネット配信したり、キャプチャした映像を相互に送信しあうように構成することで複数拠点間の会議システムとして使用するケースが出てきている。ここで映像のキャプチャを行う映像装置の解像度の方がキャプチャ映像の転送先となる映像装置の解像度よりも高い場合があるが、特許文献3には、解像度が高い方の映像装置側でポインタが重畳している領域を中心として、解像度の低い方の映像装置の解像度に応じた大きさの領域を抽出したキャプチャすることが示されている。
ホワイトボードなどの書込み可能な面をスクリーンとして使用し、映像が投影されているスクリーンに対してさらにユーザがマーカペンなどを用いて書込みを行う場合には、ユーザが書込んだ内容も含めて映像をキャプチャしたい場合がある。特許文献4には、プロジェクタに投影面を撮影する撮像部を設け、一時的に投射光の輝度を低めて投影面を撮像し、投影に用いたデータと撮像されたデータとを合成して出力することが示されている。
プロジェクタの場合、必ずしもスクリーンの中央に対して正対してプロジェクタを配置できるとは限らない。スクリーンに対して水平方向あるいは垂直方向の少なくとも一方に関してプロジェクタから斜めに投影して使用する場合がある。このような投影姿勢の場合には、スクリーン上の映像が例えば台形状に歪むが、プロジェクタ側でこの台形歪(キーストーン歪)を自動的に補償して投影できるようにしたものがある。特許文献5には、歪補正量を決定する間、外部の画像ソースからの画像データ取得処理を停止し、補正量が決定された後に、画像格納部に予め格納しておいた画像を、決定された補正量を用いて補正した上で投影し、これと同時に画像データ取得処理を再開することが示されている。
特開2006−106158号公報 特開2009−230253号公報 特開2009−192670号公報 国際公開第2012/111121号 特開2013−211860号公報
上述したように映像データ出力機器から出力される映像データの解像度が例えば1920×1200といったような高いものである場合、キャプチャすべき映像データ量が多くなって、キャプチャ画像の符号化を行う際の符号化器への転送時間や符号化の処理時間が長くなるという課題が生じる。得られたキャプチャ画像ファイルのサイズも大きくなるために、これを配信するために要する時間も長くなる。これらの結果、会議システムとして、キャプチャした映像を他の映像装置に転送する場合には、画像の配信間隔が長くなることになる。また、送信元の映像装置に入力する映像データの解像度に応じて符号化に要する時間や転送時間が異なるため、転送先の映像装置における画像の更新間隔が一定にはならない、という課題も生ずる。
映像装置が例えば台形歪補正機能を有する場合、当該映像装置の表示用映像メモリに格納されている映像は台形歪補正を行った後の映像であって、スクリーンに投影したときに生ずる台形歪を相殺するように予め歪められた映像である。したがって、表示用映像メモリに格納されている映像をキャプチャしてキャプチャ画像とした場合、このキャプチャ画像も歪んでおり、このままでは他の映像装置において利用できないという課題が生じる。
本発明の目的は、台形歪補正の影響を受けることなく、キャプチャ画像の取得やその符号化に要する時間を短縮できる映像装置と、その映像装置における映像キャプチャ方法とを提供することにある。
本発明の例示的態様によれば、映像装置は、出力解像度に対応した画素数を有し、映像データに基づいて画素ごとに光を変調する素子アレイ部と、入力解像度を有する入力映像データに対するスケーリング処理を行って出力解像度の映像データを生成する第1の信号処理部と、出力解像度の映像データに基づいて素子アレイ部を駆動する駆動部と、駆動部に接続して素子アレイ部への出力のために映像データを格納する第1の映像メモリと、第1の信号処理部に接続し、スケーリング処理が行われた映像データを少なくとも格納する第2の映像メモリと、第2の映像メモリに格納された映像データに基づいてキャプチャ画像を生成する第2の信号処理部と、を有し、第1の信号処理部は、キャプチャ画像の取得が指示されると、駆動部のフリーズを実行して該フリーズの実行の直前に第1の映像メモリに格納された映像データに基づいて素子アレイ部が駆動されるようにし、入力解像度と出力解像度との解像度変換を除いたスケーリング処理を解除して第2の映像メモリに格納された映像データをキャプチャのために第2の処理部に転送し、その後、少なくとも解像度変換を除いたスケーリング処理を再設定して駆動部のフリーズを解除する。
本発明の別の例示的態様によれば、映像キャプチャ方法は、出力解像度に対応した画素数を有し、映像データに基づいて画素ごとに光を変調する素子アレイ部と、入力解像度を有する入力映像データに対するスケーリング処理を行って出力解像度の映像データを生成する信号処理部と、出力解像度の映像データに基づいて素子アレイ部を駆動する駆動部と、駆動部に接続して素子アレイ部への出力のために映像データを格納する第1の映像メモリと、第1の信号処理部に接続し、スケーリング処理が行われた映像データを少なくとも格納する第2の映像メモリと、を有する映像装置における映像キャプチャ方法であって、キャプチャ画像の取得が指示されると、駆動部のフリーズを実行して該フリーズの実行の直前に第1の映像メモリに格納された映像データに基づいて素子アレイ部が駆動されるようにするとともに、入力解像度と出力解像度との解像度変換を除いたスケーリング処理を解除して第2の映像メモリに格納された映像データに基づいてキャプチャを実行することと、キャプチャ画像の取得後、少なくとも解像度変換を除いたスケーリング処理を再設定して駆動部のフリーズを解除することと、を有する。
本発明によれば、投影または表示される映像に対する例えば水平/垂直台形歪補正が行われている場合において、台形歪補正を行う信号処理部よりも後段で映像のフリーズを行うとともにフリーズ期間中は台形歪補正を解除し、その後、台形歪補正を再設定することにより、実際に投影または表示される映像では台形歪補正がなされるようにするとともに、台形歪補正の影響を受けずに歪みのないキャプチャ画像を得ることができる。また、入力解像度が高い場合でも映像装置の出力解像度と同じ解像度のキャプチャ画像を生成するため、キャプチャのための映像データ転送時間、キャプチャ画像の符号化に要する時間、キャプチャ画像の配信に要する時間を短縮できる。入力解像度の大小にかかわらず一定の時間間隔でキャプチャ画像を配信できるようになる。
本発明の実施の一形態の映像装置を示すブロック図である。 入力映像データによる画面を示す図である。 解像度変換後の映像データによる画面と台形歪補正とを示す図である。 図1に示す映像装置でのキャプチャ動作を説明するフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、実施の一形態の映像装置を示している。
図1に示す映像装置は、パーソナルコンピュータなどの映像データ出力機器から出力される映像データに基づいて、映像をスクリーンに投影したり画面に表示するものであり、具体的にはプロジェクタなどである。ここでは一例として、この映像装置に入力する映像データが、1920画素×1200画素の解像度を有するHDMIフォーマットのものであるとし、この映像装置によってスクリーンに投影される映像の解像度は、1280画素×800画素であるものとする。したがって、映像装置では、映像の解像度の変換が行われることになる。さらにこの映像装置では、水平/垂直(H/V;horizontal/vertical)の台形歪の補正も行われるものとする。なお、解像度の変換も台形歪の変換も、入力した映像データの各画素を、なんらかの演算処理により、映像装置によって実際に投影または表示される映像での各画素にマッピングする処理であるといえる。そこで、解像度の変換と台形歪の補正とを総称してスケーリングと呼ぶ。後述するようにスケーリングには、解像度変換と台形歪補正以外のものも含まれ得る。
映像装置は、HDMIフォーマットである映像データ、すなわちHDMI信号が入力されてこれを復号するHDMIデコード部101と、映像装置を操作するためのリモコン(リモートコントローラ)からの信号を受け付けるリモコン受信部102と、HDMIデコード部101において復号がなされた映像データに対してスケーリングなどの処理を行う信号処理部103と、信号処理部103に接続された信号処理用映像メモリ104と、この映像装置の解像度に対応する画素数の液晶パネルあるいはデジタルミラーデバイスを備えて光源からの光を画素ごとに変調する素子アレイ部105と、素子アレイ部105の各画素を駆動する駆動部106と、駆動部106に接続された表示用映像メモリ107と、を備えている。リモコン受信部102は、受信したリモコン信号を信号処理部103に伝達する。駆動部106は、信号処理部103によってスケーリングされた映像データに基づいて素子アレイ部106を駆動し、これによってスケーリングされた映像データに基づいて投影または表示が行われるようにするとともに、一時的に信号処理部103からに映像データの入力を停止する機能すなわちフリーズする機能を有する。表示用映像メモリ107は、駆動部106に入力された映像データを一時的に格納し、素子アレイ部106を駆動するための形式に変換するために使用される。入力するHDMIフォーマットの映像データにおける解像度を入力解像度と呼び、この映像装置自体の解像度、すなわち素子アレイ部105で決まる解像度を出力解像度と呼ぶ。
この映像装置では、投影されている画面に対してユーザが何らかの書込み動作を行った場合に、そのユーザが書込んだ内容も含めてキャプチャ画像を取得できるようになっている。投影された画像に対してユーザが電子ペン120を用いて書込み動作を行うものとして、映像装置には、電子ペン120で書込まれた文字を検出する電子ペン検出部108と、電子ペン120によって書込まれた文字が入力映像データに重畳して投影されるよう映像合成などの処理を行うマルチメディア(MM;multimedia)処理部110とがさらに設けられている。信号処理部103が第1の信号処理部に相当するのに対し、マルチメディア処理部110は第2の信号処理部に相当する。したがって表示用映像メモリ107は第1のメモリに相当し、信号処理用映像メモリ104は第2のメモリに相当する。
マルチメディア処理部110は、さらに、投影されるべき映像をキャプチャしてキャプチャ画像とし、他の映像装置などに対してネットワークを介して配信する機能も有している。マルチメディア処理部110は、映像合成部111と、JPEGエンコーダ部112と、映像配信部113とを備えている。映像合成部111は、電子ペン検出部108で検出された文字と、素子アレイ部105に出力されるべきスケーリングされた映像とを合成するものであって、合成された画像は、信号処理部103とJPEGエンコード部112とに送られる。JPEGエンコード部112は、ソフトウェア処理により、映像合成部111によって合成された映像をJPEG画像ファイルに符号化する。映像配信部113は、符号化されたJPEG画像ファイルを例えばインターネットなどのネットワークを介して配信する。
ここで、信号処理部103及び信号処理用映像メモリ104についてさらに詳しく説明する。信号処理部103は、CPU(中央処理装置;central processing unit)を内蔵するものであって、HDMIデコード部101から入力された映像データの解像度(入力解像度)を素子アレイ部105の解像度(出力解像度)に変換する解像度変換処理を行うほか、リモコン受信部102からのリモコン信号に応じて、HDMIデコード部101からの映像データとマルチメディア処理部110のM映像合成部111からの映像データを選択し、選択された映像データを駆動部106への出力対象とする。さらに、信号処理部103は、プロジェクタである映像装置がスクリーンに対して斜めに対して設置されている場合には、水平/垂直台形歪補正により補正を行う。信号処理用映像メモリ104は、信号処理部103での処理においてデータを格納するために用いられるものであり、HDMIデコード部101から入力した映像データ及び映像合成部111からの映像データのうちリモコン信号によって選択された映像データと、この選択された映像データに対してスケーリングを行った後の映像データとが格納される。
図2及び図3は、本実施形態の映像装置で取り扱う映像データによって表される画面を示すものである。図2は、HDMI信号として入力された解像度が1920画素×1200画素の画面151を示している。図3において点線は、素子アレイ部105の解像度である1280画素×800画素の画面152を示しており、実線は、水平/垂直台形歪補正が行われている状態において信号処理用映像メモリ104に格納されている映像データによる画面153、すなわち投影のために実際に素子アレイ部105に出力される映像の領域を示している。
水平/垂直台形歪補正が行われている場合、出力のためにスケーリングされて信号処理用映像メモリ104に格納されるデータは、水平/垂直台形歪補正のために図3において実線で示すように、本来の長方形から歪んだ輪郭を有する映像データとなる。この映像データをそのままキャプチャした場合には、キャプチャ画像も歪んだものとなる。そこで本実施形態では、キャプチャを行う際に駆動部106において表示用映像メモリ107に格納されている映像を用いて画面のフリーズを行い、その後、信号処理用映像メモリ104に格納されている映像データにおける水平/垂直台形歪補正を解除し、信号処理用映像メモリ104内の映像データをマルチメディア処理部116に転送して映像のキャプチャを行わせる。マルチメディア処理部116への映像データの転送が終了すれば、水平/垂直台形歪補正を再設定し、駆動部106におけるフリーズも解除する。ユーザによるキャプチャの指示は、リモコン受信部102で受信されるリモコン信号によって与えられる。信号処理部103は、キャプチャの指示を示すリモコン信号に基づいて、駆動部におけるフリーズの実行と解除、水平/垂直台形歪補正の解除と再設定、マルチメディア処理部116に対するデータ転送を制御する。
このように本実施形態では、映像データのキャプチャが指示されると、駆動部106のフリーズが実行され、その結果、素子アレイ部105は、フリーズ直前の表示用映像メモリ107の内容で駆動され、フリーズ直前の内容が投影または表示され続けることになる。一方で信号処理用映像メモリ104には、解像度はこの映像装置のものに変換されたが水平/垂直台形歪補正を受けていない映像データ、すなわち、入力映像データと同じアスペクト比の映像データ(図3において点線で示す画面152に対応した映像データ)が格納されることになる。そこで、この時点で信号処理用映像メモリ104に格納された映像データに基づいてキャプチャ処理を行えば、映像装置の解像度によるキャプチャ画像であって、台形歪補正の影響を受けないキャプチャ画像が得られることになる。この映像装置の解像度によるキャプチャ画像であるので、JPEG符号化のために映像データを取得するための時間や符号化そのものに要する時間、キャプチャ画像ファイルを配信するために要する時間を短縮することができる。さらに本実施形態では、信号処理部103とマルチメディア処理部110との2つの処理部を使用するので、キャプチャを実行する際においても信号処理部103からマルチメディア処理部110への映像データの転送が完了してしまえば、マルチメディア処理部110での符号化処理の進行状況によらず、駆動部106でのフリーズを解除して素子アレイ部105に送られる映像データを最新のものとすることができる。
図4は、本実施形態の映像装置の信号処理部103での処理を説明している。ここでは、リモコン信号入力により、信号処理部103は、HDMIデコード部101からの解像度が1920×1200である映像データを出力用に選択しているものとする。リモコン信号入力によりキャプチャ実行要求があると、ステップ201において信号処理部103は、駆動部106に対して、フリーズ実行コマンドを出力する。このフリーズ実行コマンドにより駆動部106は、信号処理部103からの映像データの入力を中断し、フリーズ実行直前の映像が保存されている表示用映像メモリ107に格納された映像データを素子アレイ部105に出力し続ける。入力解像度は1920×1200であり、素子アレイ部105の解像度(出力解像度)は1200×800であるから、信号処理部103は解像度変換処理を行っているが、解像度変換以外にも、水平/垂直台形歪補正を行っている可能性がある。水平/垂直台形歪補正が行われていると、信号処理用映像メモリ104内の映像データは、図3において実線で示すように歪んだものとなっている。
そこで、信号処理部103は、ステップ202において解像度変換処理以外のスケーリング処理が行われているかどうかを判断し、行われていない場合にはステップ204に移行し、行われている場合にはステップ203において、現在設定されている水平/垂直台形歪補正のそれぞれの補正値を記憶して、水平/垂直台形歪補正を解除し、その後、ステップ204に移行する。その結果、信号処理用映像メモリ104内には、解像度が1280×800であって水平/垂直台形歪補正が解除された映像データが格納されることになる。
信号処理部103は、ステップ204において、信号処理用映像メモリ104内の台形歪補正を受けていない映像データを取得し、ステップ205において、取得した映像データをマルチメディア処理部110の映像合成部111に転送する。これによりマルチメディア処理部110では、映像データのキャプチャやJPEG符号化が開始する。
信号処理部103は、映像合成部111への映像データの転送が完了すると、ステップ206において、解像度変換処理以外のスケーリング処理が行われているかどうかを判断し、行われていない場合にはステップ208に移行し、行われている場合には、ステップ207において、先に記憶した補正値に基づいて、水平/垂直台形歪補正の再設定を行い、ステップ208に移行する。ステップ208において信号処理部103は、駆動部106に対して、フリーズ解除コマンドを出力し、これにより駆動部106は、信号処理部103からの映像データの入力を再開する。
このように本実施形態では、水平/垂直台形歪補正が行われている場合、駆動部106でフリーズを実行することで、フリーズ直前の映像を使用して映像が投影または表示されるので、水平/垂直台形歪補正が行われた映像をユーザは見ることができる。例えばプロジェクタを使用した会議であれば、会議参加者は、違和感なく、スクリーンに投影された画面を見ることができる。一方、キャプチャ画像を生成するマルチメディア処理部110の映像合成部111には、水平/垂直台形歪補正が行われていない状態の映像が入力されるため、配信されるキャプチャ画像は、水平/垂直台形歪補正の影響を受けることなく、歪みのない画像となる。また、映像合成部111には素子アレイ部105での解像度(出力解像度)映像データが入力されるため、入力解像度に比べ小さなデータ量で処理を実行することが可能となる。したがって映像合成部111への映像データの転送時間、JPEG符号化に要する時間、キャプチャ画像の配信時間が短縮されるとともに、入力解像度の大小にかかわらず一定の時間間隔で配信を行うことができる。
上記の説明では、解像度変換以外のスケーリング処理として、水平/垂直台形歪補正を挙げているが、解像度変換以外のスケーリング処理はこれに限られるものではない。プロジェクタの設置状態によって補正を行うピンクッション、画面拡大、画面縮小、4点補正などもここでいうスケーリング処理に含まれる。ここで4点補正とは、出力映像の4隅(左上、左下、右上、右下)のうち基準点(例えば:右下の点)以外の3点を指定して出力映像を変形させる処理である。
101 HDMIデコード部
102 リモコン受信部
103 信号処理部
104 信号処理用映像メモリ
105 素子アレイ部
106 駆動部
107 表示用映像メモリ
108 電子ペン検出部
110 マルチメディア(MM)処理部
111 映像合成部
112 JPEGエンコード部
113 映像配信部
120 電子ペン

Claims (10)

  1. 出力解像度に対応した画素数を有し、映像データに基づいて画素ごとに光を変調する素子アレイ部と、
    入力解像度を有する入力映像データに対するスケーリング処理を行って前記出力解像度の映像データを生成する第1の信号処理部と、
    前記出力解像度の映像データに基づいて前記素子アレイ部を駆動する駆動部と、
    前記駆動部に接続して前記素子アレイ部への出力のために映像データを格納する第1の映像メモリと、
    前記第1の信号処理部に接続し、前記スケーリング処理が行われた映像データを少なくとも格納する第2の映像メモリと、
    前記第2の映像メモリに格納された映像データに基づいてキャプチャ画像を生成する第2の信号処理部と、
    を有し、
    前記第1の信号処理部は、キャプチャ画像の取得が指示されると、前記駆動部のフリーズを実行して該フリーズの実行の直前に前記第1の映像メモリに格納された映像データに基づいて前記素子アレイ部が駆動されるようにし、入力解像度と出力解像度との解像度変換を除いたスケーリング処理を解除して前記第2の映像メモリに格納された映像データをキャプチャのために前記第2の処理部に転送し、その後、少なくとも前記解像度変換を除いたスケーリング処理を再設定して前記駆動部のフリーズを解除する、映像装置。
  2. 前記解像度変換を除いたスケーリング処理は、台形歪補正処理を含み、
    前記解像度変換を除いたスケーリング処理の解除の際に前記台形歪補正の補正量を記憶し、前記解像度変換を除いたスケーリング処理の再設定の際に前記記憶した補正量を使用する、請求項1に記載の映像装置。
  3. 前記素子アレイ部によって生成された映像に対するユーザの書込みを検出する検出部をさらに備え、
    前記第2の信号処理部は、前記スケーリング処理された映像データに対して前記検出部での検出結果を重畳する映像合成部を有し、
    映像合成部から出力される映像データに基づいて前記素子アレイ部が駆動され、前記キャプチャ画像が生成される、請求項1または2に記載の映像装置。
  4. 前記検出部は、前記ユーザが有する電子ペンを検出する電子ペン検出部である、請求項3に記載の映像装置。
  5. 前記第2の信号処理部は前記キャプチャ画像を配信する映像配信部を有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の映像装置。
  6. 出力解像度に対応した画素数を有し、映像データに基づいて画素ごとに光を変調する素子アレイ部と、入力解像度を有する入力映像データに対するスケーリング処理を行って前記出力解像度の映像データを生成する信号処理部と、前記出力解像度の映像データに基づいて前記素子アレイ部を駆動する駆動部と、前記駆動部に接続して前記素子アレイ部への出力のために映像データを格納する第1の映像メモリと、前記第1の信号処理部に接続し、前記スケーリング処理が行われた映像データを少なくとも格納する第2の映像メモリと、を有する映像装置における映像キャプチャ方法であって、
    キャプチャ画像の取得が指示されると、前記駆動部のフリーズを実行して該フリーズの実行の直前に前記第1の映像メモリに格納された映像データに基づいて前記素子アレイ部が駆動されるようにするとともに、入力解像度と出力解像度との解像度変換を除いたスケーリング処理を解除して前記第2の映像メモリに格納された映像データに基づいてキャプチャを実行することと、
    キャプチャ画像の取得後、少なくとも前記解像度変換を除いたスケーリング処理を再設定して前記駆動部のフリーズを解除することと、
    を有する方法。
  7. 前記解像度変換を除いたスケーリング処理は、台形歪補正処理を含み、
    前記解像度変換を除いたスケーリング処理の解除の際に前記台形歪補正の補正量を記憶し、前記解像度変換を除いたスケーリング処理の再設定の際に前記記憶した補正量を使用する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記素子アレイ部によって生成された映像に対するユーザの書込みを検出することと、
    前記スケーリング処理された映像データに対して、検出された前記書込みを重畳することと、
    をさらに有し、
    前記書込みが重畳された映像データに基づいて前記素子アレイ部が駆動され、前記キャプチャ画像が生成される、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記キャプチャ画像を配信することをさらに有する、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記キャプチャ画像をJPEGフォーマットに基づいて符号化することを有する、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の方法。
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