JPWO2016147410A1 - 加工ノズルおよびレーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

加工ノズル(2)は、流路(4)が形成された外側ノズル(3)と、外側ノズル(3)の流路(4)に嵌め込まれた内側ノズル(5)と、を備える加工ノズル(2)であって、内側ノズル(5)には、外側ノズル(3)との間を閉塞するフランジ(11)が形成され、フランジ(11)には、流路(4)のフランジ(11)よりも上流側と下流側とを連通させる連通路(13)が形成され、流路(4)のフランジ(11)よりも下流において、内側ノズル(5)との間に間隙を形成させる間隙形成部(9)をさらに備える。

Description

本発明は、レーザ加工に用いられる加工ノズルおよびレーザ加工装置に関する。
加工ノズルから出射されたレーザビームを用いてレーザ加工を行うレーザ加工装置では、加工ノズルの先端からアシストガスを噴出させるものがある。加工ノズルから噴出されたアシストガスは、被加工物の加工部位に吹き付けられる。
レーザ加工装置の加工ノズルには、特許文献1に示すように、外側ノズルの内側に内側ノズルを嵌め込んだ二重ノズル式の加工ノズルがある。二重ノズル式の加工ノズルでは、内側ノズルの内側に形成された内側流路と、内側ノズルと外側ノズルとの間に形成された外側流路の両方にアシストガスを通過させて、加工ノズルの先端からまとめて噴出させる。
特開平11−90672号公報
二重ノズル式の加工ノズルでは、内側流路を通過するアシストガスの流量と、外側流路を通過するアシストガスの流量との比率を調整することで、レーザ加工によって被加工物に形成されたスリットの内部と、被加工物の表面とへの、十分かつ適量でのアシストガスの供給が図られる。スリットの内部および被加工物の表面への十分かつ適量でのアシストガスの供給によって、レーザ加工の加工品質の向上が図られる。具体的には、外側流路を通過するアシストガスの流量を抑えることで、加工品質の向上が図られる。
ここで、内側ノズルに形成された孔を通してアシストガスは外側流路に供給される。そのため、内側ノズルに形成される孔の大きさを小さくすることで、外側流路を通過するアシストガスの流量の抑制が図られる。しかしながら、外側流路へのアシストガスの流量を抑えるために、孔を小さく形成すると、孔の加工精度の低下による流量のばらつき、または孔の加工精度を確保するための加工費用の増大が生じてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、製造コストを抑えて外側流路を通過するアシストガスの流量の抑制を図り、レーザ加工の加工品質の向上を図ることができる加工ノズルを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、流路が形成された外側ノズルと、外側ノズルの流路に嵌め込まれた内側ノズルと、を備える加工ノズルであって、内側ノズルには、外側ノズルとの間を閉塞するフランジが形成され、フランジには、流路のフランジよりも上流側と下流側とを連通させる連通路が形成され、流路のフランジよりも下流において、外側ノズルとの間、または内側ノズルとの間に間隙を形成させる間隙形成部をさらに備えることを特徴とする。
本発明にかかる加工ノズルは、製造コストを抑えて外側流路を通過するアシストガスの流量の抑制を図り、レーザ加工の加工品質の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるレーザ加工装置の概略構成を示す図 実施の形態1にかかるレーザ加工装置が備える加工ノズルの断面図 実施の形態1にかかるレーザ加工装置が備える外側ノズルをレーザビームの入射側から見た平面図 実施の形態1にかかるレーザ加工装置が備える外側ノズルの断面図であって、図3に示すA−A線に沿った矢視断面図 図4に示した外側ノズルの断面斜視図 実施の形態1にかかるレーザ加工装置が備える内側ノズルをレーザビームの入射側から見た平面図 実施の形態1にかかるレーザ加工装置が備える内側ノズルの断面図であって、図6に示すB−B線に沿った矢視断面図 実施の形態1にかかるレーザ加工装置が備える加工ノズルの変形例を示す断面図 図8に示す加工ノズルが備える外側ノズルの変形例を示す断面斜視図 本発明の実施の形態2にかかる加工ノズルの断面図 本発明の実施の形態3にかかる加工ノズルの断面図 本発明の実施の形態3にかかる加工ノズルが備える環状部材の平面図 本発明の実施の形態3にかかる加工ノズルが備える環状部材の断面斜視図 実施の形態3にかかる加工ノズルの変形例を示す断面図 本発明の実施の形態4にかかる加工ノズルの断面図 実施の形態4にかかる加工ノズルの孔をレーザビームの入射側から見た平面図 内側ノズルのフランジの形状の変形例を示す図 内側ノズルのフランジの形状の変形例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる加工ノズルおよびレーザ加工装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるレーザ加工装置の概略構成を示す図である。レーザ加工装置100は、保持テーブル103に保持された被加工物101にレーザビーム102を照射してレーザ加工を行う装置である。レーザ加工装置100は、レーザ発振器104と、反射ミラー105と、加工ヘッド1と、アシストガス供給源106と、を備える。
レーザ発振器104は、レーザビーム102を出力する。反射ミラー105は、レーザ発振器104から出力されたレーザビーム102を加工ヘッド1側へ反射させる。
加工ヘッド1は、内部に加工レンズ6を備える。また、加工ヘッド1は、レーザビーム102の出射側に加工ノズル2を備える。反射ミラー105に反射されて加工ヘッド1に入射されたレーザビーム102は、加工レンズ6で集光される。加工レンズ6で集光されたレーザビーム102は、加工ノズル2から出射されて被加工物101に照射される。
アシストガス供給源106は、加工ヘッド1に送る加工ガスであるアシストガスを格納しており、アシストガスをガス路107に送出する。アシストガスは、例えば酸素である。ガス路107は、加工ヘッド1に形成された供給口7に接続されている。アシストガス供給源106から送られてくるアシストガスは、供給口7を通じて加工ヘッド1の内部に供給される。加工ヘッド1の内部に供給されたアシストガスは、加工ノズル2から噴出されて、被加工物101のレーザビーム102が照射される位置に吹き付けられる。加工ヘッド1の移動または保持テーブル103の移動によって、被加工物101へのレーザビーム102の照射位置を変更させることで、被加工物101の切断加工が行われる。
次に、レーザビーム102の出射およびアシストガスの噴射が行われる加工ノズル2について詳細に説明する。図2は、実施の形態1にかかるレーザ加工装置100が備える加工ノズル2の断面図である。加工ノズル2は、筒状形状を呈する外側ノズル3と、筒状形状を呈して外側ノズル3の内側に嵌め込まれる内側ノズル5とを備える。
図3は、実施の形態1にかかるレーザ加工装置100が備える外側ノズル3をレーザビーム102の入射側から見た平面図である。図4は、実施の形態1にかかるレーザ加工装置100が備える外側ノズル3の断面図であって、図3に示すA−A線に沿った矢視断面図である。図5は、図4に示した外側ノズル3の断面斜視図である。
筒状形状を呈する外側ノズル3の内側は、アシストガスが通過する流路4となる。外側ノズル3の内側の形状は、アシストガスが噴出される噴出口21に向けて細くなっている。外側ノズル3の内側には、後述する内側ノズル5のフランジ部が嵌め込まれるフランジ嵌め込み部8が形成される。
外側ノズル3の内側には、フランジ嵌め込み部8に嵌め込まれたフランジに向けて突出する環状突出部9が形成されている。環状突出部9は、外側ノズル3が呈する筒状形状の中心軸と同軸となる円環形状を呈している。なお、以下の説明において、外側ノズル3が呈する筒状形状の中心軸を、加工ノズル2の中心軸と呼ぶ。環状突出部9の先端には、内側ノズル5のフランジに当接する当接面9aが形成される。環状突出部9の当接面9aには、複数の溝9bが等間隔で形成されている。溝9bは、環状突出部9の外側面と内側面との間を貫通して形成される。
図6は、実施の形態1にかかるレーザ加工装置100が備える内側ノズル5をレーザビーム102の入射側から見た平面図である。図7は、実施の形態1にかかるレーザ加工装置100が備える内側ノズル5の断面図であって、図6に示すB−B線に沿った矢視断面図である。
内側ノズル5には、外側ノズル3との間を閉塞するフランジ11が形成される。フランジ11の外側面が、外側ノズル3の内側面に当接する。内側ノズル5では、フランジ11から外側ノズル3の噴出口21に向けて筒状形状を呈する筒状部12が突出形成されている。筒状部12の内側は、アシストガスが通過する内側流路10となる。筒状部12の先端である噴出口22は、外側ノズル3の噴出口21よりも流路4の内側に位置している。内側流路10は、噴出口22に向けて細くなっている。
図2に示すように、外側ノズル3のフランジ嵌め込み部8にフランジ11を嵌め込む、すなわち内側ノズル5を外側ノズル3の流路4に嵌め込むことで、筒状部12の外側では、流路4がフランジ11によってアシストガスの通過方向における上流側と下流側とに分けられる。ここで、外側ノズル3の内側に形成される流路4のうち、フランジ11よりも上流側を上流流路4aとし、フランジ11よりも下流側であって内側ノズル5の筒状部12と外側ノズル3との間を外側流路4bとする。
外側ノズル3のフランジ嵌め込み部8にフランジ11を嵌め込むことで、外側ノズル3の環状突出部9に形成された当接面9aがフランジ11に当接する。当接面9aがフランジ11に当接することで、内側ノズル5の流路4内での奥行き方向への位置決めがなされる。当接面9aがフランジ11に当接することで、フランジ11と溝9bとの間に間隙が形成される。すなわち、環状突出部9は、間隙形成部である。なお、内側ノズル5の径方向への位置決めは、フランジ11の外側面と、外側ノズル3の内側面との当接によって行われる。
また、フランジ11には、上流流路4aと外側流路4bとを連通させる連通路である複数の孔13が、加工ノズル2の中心軸を中心とする円周状に等間隔に形成されている。
以上のように構成された加工ノズル2では、レーザビーム102は、上流流路4a、内側流路10、噴出口22、噴出口21を通過して加工ノズル2から出射される。また、上流流路4aに供給されたアシストガスは、内側流路10、噴出口22、噴出口21を通過して噴出されるものと、孔13、外側流路4b、噴出口21を通過して噴出されるものとに分けられる。なお、以下の説明において、内側流路10を通過して噴出されるアシストガスを内側気流と称し、外側流路4bを通過して噴出されるアシストガスを外側気流と称する。
図1に戻って、加工ノズル2から噴出されるアシストガスのうち、内側気流は主にレーザ加工によって被加工物101に形成されたスリット108の内部へ供給される。また、加工ノズル2から噴出されるアシストガスのうち、外側気流は主にレーザ加工によって被加工物101に形成されたスリット108と表面101aとの境界部分へ供給される。なお、外側気流の外側に存在する外気と内側気流との間に外側気流が流れることで、内側気流と外気との速度差が低減される。これにより、内側気流への外気の巻き込みが抑えられ、内側気流の直進性が向上するとともに、アシストガスの濃度の低下が抑制される。
ここで、被加工物101が軟鋼である軟鋼切断加工について説明する。軟鋼切断加工においては、アシストガスとして主に高純度酸素が用いられる。高純度酸素中でレーザビーム102が照射されて高温となった軟鋼表面では、アシストガスの供給によって酸化反応が促進されてさらに高温となる。これにより、被加工物101にスリット108が形成されて、効率的に切断加工を進行させることができる。
レーザ加工による切断面の品質の向上を図るためには、レーザビーム102が照射されている場所、すなわちスリット108の内部に多くのアシストガスを供給する必要がある。そこで、スリット108の内部には、内側気流が供給される。また、上述したように、外側気流の噴出によって直進性が向上した内側気流は、スリット108の内部に濃度を維持したまま到達しやすくなっている。
一方、被加工物101の表面101aとスリット108との境界部分では、アシストガスの供給量を抑えることで酸化反応を抑えて、表面101aの溶融によって表面101aが不安定に加工されることを防ぐことができる。これにより、シャープなスリット108を形成することができる。被加工物101の表面101aとスリット108との境界部分へのアシストガスの供給量を抑えるためには、外側気流の量を抑える必要がある。なお、外側気流は、内側気流の直進性の向上および濃度の維持を図るための流量を確保する必要もあるため、外側気流の流量の調整には高い精度が要求される。
外側気流の量を抑えるためには、加工ノズル2内の外側気流が通過する流路の面積を小さくすればよい。本実施の形態1では、環状突出部9に形成された溝9bとフランジ11との間に形成された間隙の大きさによって、外側気流が通過する流路の面積を小さくすることができる。すなわち、溝9bの幅および深さを小さくすることで、外側気流が通過する流路の面積を小さくすることができる。本実施の形態1では、複数の孔13の開口面積(流路面積)の総和よりも、複数の溝9bとフランジ11との間の間隙によって形成される流路の面積の総和のほうが小さくなっている。
ここで、フランジ11に形成される孔13を小さくして、外側気流が通過する流路の面積を小さくすることも可能である。しかしながら、孔13を形成する孔開け加工では、孔の大きさを小さくすることで、加工精度が低下しやすくなり、外側気流の供給量にばらつきが生じやすくなる。外側気流の供給量のばらつきを抑えることができるように孔開け加工の加工精度を確保した場合には、加工費用が増大してしまう。
一方、本実施の形態1にかかる加工ノズル2では、環状突出部9に形成された溝9bの幅および深さを小さくすることで、外側気流が通過する流路の面積を小さくすることができる。溝9bを形成する溝加工は、孔開け加工に比べて幅および深さを小さくした場合に、加工精度の低下が生じにくい。そのため、溝加工の加工精度の確保に必要な加工費用も抑えやすい。例えば、噴出口21の直径が1.5mmから3mmの場合であっても、溝9bの加工精度として一般公差である±0.1mmを採用することができる。
また、溝9b部分で流量の抑制が図られるため、フランジ11に形成される孔13を大きく形成することができる。これにより、孔開け加工の費用を抑えることができる。したがって、本実施の形態1にかかる加工ノズル2では、製造コストを抑えて外側流路を通過するアシストガスの流量の抑制を図り、レーザ加工の加工品質の向上を図ることができる。
また、複数の孔13および複数の溝9bのそれぞれが等間隔で形成されているため、内側気流の周囲で外側気流の流量が周方向で均一化される。そのため、切断加工の進行方向による加工品質のばらつきを抑えることができる。なお、外側気流の均一化を図るためには、複数の孔13および複数の溝9bの数は3個以上であることが好ましい。また、外側流路4bにおいて、中心軸に対する筒状部12の外側面の傾きよりも、中心軸に対する外側ノズル3の内側面の傾きのほうを大きくすることで、外側気流のより一層の均一化を図ることができる。
なお、レーザ加工装置100として、レーザ発振器104から加工ヘッド1まで反射ミラー105を用いてレーザビーム102を伝搬するものを例示したがこれに限られない。例えば、レーザ発振器104から加工ヘッド1までファイバーでレーザビームを伝搬するレーザ加工装置であってもよい。ファイバーで伝搬されるレーザには、例えばファイバーレーザおよびダイレクトダイオードレーザがある。
図8は、実施の形態1にかかるレーザ加工装置100が備える加工ノズル2の変形例を示す断面図である。図9は、図8に示す加工ノズル2が備える外側ノズル3の変形例を示す断面斜視図である。本変形例では、環状突出部9の先端面9cに溝が形成されておらず、先端面9cの全体とフランジ11との間に、外側流路4bの流路面積を小さくする間隙が形成される。本変形例では、環状突出部9がフランジ11に当接しないため、内側ノズル5の奥行き方向への位置決めを行う位置決め突出部14が外側ノズル3に形成されている。位置決め突出部14には、孔13が形成された位置よりも外周側で、フランジ11に当接する当て面14aが形成されている。
本変形例では、環状突出部9に溝を形成しないため、外側ノズル3の形状を簡素化して、製造コストの抑制を図ることができる。本変形例では、複数の孔13の開口面積(流路面積)の総和よりも、環状突出部9の先端面9cとフランジ11との間の間隙によって形成される流路の面積の総和のほうが小さくなっている。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2にかかる加工ノズルの断面図である。なお、上記実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態2にかかる加工ノズル32は、環状突出部39が内側ノズル5に形成されている。環状突出部39の先端は、外側ノズル3の当て面34に当接する当接面39aとなっている。環状突出部39の当接面39aには、実施の形態1と同様に複数の溝39bが等間隔で形成されており、溝39bと当て面34との間に形成される間隙が、外側流路4bの流路面積を小さくする。
本実施の形態2にかかる加工ノズル32では、実施の形態1と同様に、溝39bの形成によって、外側流路4bの流路面積を小さくすることができるので、製造コストを抑えて外側流路4bを通過するアシストガスの流量の抑制を図り、レーザ加工の加工品質の向上を図ることができる。本実施の形態2では、複数の孔13の開口面積(流路面積)の総和よりも、複数の溝39bと当て面34との間の間隙によって形成される流路の面積の総和のほうが小さくなっている。
なお、上記実施の形態1の変形例と同様に、環状突出部39の先端面に溝を形成せずに、先端面全体と当て面34との間に形成される隙間で、外側流路4bの流路面積を小さくしてもよい。この場合には、実施の形態1の変形例と同様に、内側ノズル5の奥行き方向への位置決めを行うために、当て面14aが形成された位置決め突出部14(図8も参照)が外側ノズル3に形成される。また、複数の孔13の開口面積(流路面積)の総和よりも、環状突出部39の先端面と当て面34との間の間隙によって形成される流路の面積の総和のほうが小さくなっている。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3にかかる加工ノズルの断面図である。なお、上記実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態3にかかる加工ノズル42は、上記実施の形態1および上記実施の形態2で示した環状突出部に代えて、外側ノズル3および内側ノズル5とは別体のリング状の環状部材49を備える。環状部材49は、外側ノズル3と内側ノズル5との間に挟持される被挟持部である。
図12は、本発明の実施の形態3にかかる加工ノズル42が備える環状部材49の平面図である。図13は、本発明の実施の形態3にかかる加工ノズル42が備える環状部材49の断面斜視図である。環状部材49のうち、フランジ11と対向する面には、フランジ11に当接する当接面49aが形成され、当接面49aには等間隔で複数の溝49bが形成される。溝49bは、環状部材49の外側面と内側面とを貫通する。環状部材49は、外側ノズル3に円形形状に形成された位置決め溝44に嵌ることで位置決めされる。
本実施の形態3では、環状部材49に形成された溝49bとフランジ11との間に形成される間隙によって外側流路4bの流路面積を小さくすることができる。したがって、上記実施の形態1と同様に、製造コストを抑えて外側流路4bを通過するアシストガスの流量の抑制を図り、レーザ加工の加工品質の向上を図ることができる。また、溝49bの幅および深さの異なる環状部材49に交換することで、外側気流の流量の変更を容易に行うことができる。本実施の形態3では、複数の孔13の開口面積(流路面積)の総和よりも、複数の溝49bとフランジ11との間の間隙によって形成される流路の面積の総和のほうが小さくなっている。
図14は、実施の形態3にかかる加工ノズル42の変形例を示す断面図である。本変形例では、内側ノズル5のフランジ11に位置決め溝44を形成するとともに、図12に示した例とは上下反転させて環状部材49を設けている。これにより、環状部材49に形成された溝49bと外側ノズル3との間に形成された間隙によって外側流路4bの流路面積を小さくすることができる。本変形例では、複数の孔13の開口面積(流路面積)の総和よりも、複数の溝49bと外側ノズル3との間の間隙によって形成される流路の面積の総和のほうが小さくなっている。
実施の形態4.
図15は、本発明の実施の形態4にかかる加工ノズル52の断面図である。図16は、実施の形態4にかかる加工ノズル52の孔をレーザビーム102の入射側から見た平面図である。なお、上記実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態4では、フランジ11に形成された孔13からの外側流路4bへの流出口の一部を、外側ノズル3に形成されてフランジ11に当接する当て面55で塞いでいる。図16では、図面の理解容易化のために当て面55にハッチングを付して示している。
本実施の形態4では、間隙形成部である当て面55と孔13の流出口とで形成される間隙によって、外側流路4bの流路面積を小さくしている。ここで、間隙の面積は、当て面55の縁部55aの位置によって定められる。縁部55aの位置は、切削加工によって調整されるため、上記実施の形態1と同様に、製造コストを抑えて外側流路4bを通過するアシストガスの流量の抑制を図り、レーザ加工の加工品質の向上を図ることができる。
図17および図18は、内側ノズル5のフランジ11の形状の変形例を示す図である。図17および図18に示すように内側ノズル5のフランジ11に対して、孔13に代えて、フランジ11の外周に切欠き15を形成してもよい。この場合、外側ノズル3の内側面と切欠き15との間が上流流路4aと外側流路4bを連通させる連通路として機能する。切欠き15であれば、孔13を形成するよりも加工費用を抑えやすいため、加工ノズルの製造コストの抑制を図ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 加工ヘッド、2 加工ノズル、3 外側ノズル、4 流路、4a 上流流路、4b 外側流路、5 内側ノズル、6 加工レンズ、7 供給口、8 フランジ嵌め込み部、9 環状突出部(間隙形成部)、9a 当接面、9b 溝、9c 先端面、10 内側流路、11 フランジ、12 筒状部、13 孔(連通路)、14 位置決め突出部、14a 当て面、15 切欠き(連通路)、21 噴出口、22 噴出口、32 加工ノズル、34 当て面、39 環状突出部(間隙形成部)、39a 当接面、39b 溝、42 加工ノズル、44 位置決め溝、49 環状部材(被挟持部)、49a 当接面、49b 溝、52 加工ノズル、55 当て面(間隙形成部)、55a 縁部、100 レーザ加工装置、101 被加工物、101a 表面、102 レーザビーム、103 保持テーブル、104 レーザ発振器、105 反射ミラー、106 アシストガス供給源、107 ガス路、108 スリット。

Claims (12)

  1. 流路が形成された外側ノズルと、前記外側ノズルの流路に嵌め込まれた内側ノズルと、を備える加工ノズルであって、
    前記内側ノズルには、前記外側ノズルとの間を閉塞するフランジが形成され、
    前記フランジには、前記流路の前記フランジよりも上流側と下流側とを連通させる連通路が形成され、
    前記流路の前記フランジよりも下流において、前記外側ノズルとの間、または前記内側ノズルとの間に間隙を形成させる間隙形成部をさらに備えることを特徴とする加工ノズル。
  2. 前記間隙形成部は、前記外側ノズルと一体に形成され、前記内側ノズルとの間に前記間隙を形成することを特徴とする請求項1に記載の加工ノズル。
  3. 前記間隙形成部は、前記内側ノズルに当接する当接面を有し、
    前記当接面には、溝が形成され、
    前記溝部分で前記間隙が形成されることを特徴とする請求項2に記載の加工ノズル。
  4. 前記間隙形成部は、前記内側ノズルと一体に形成され、前記外側ノズルとの間に前記間隙を形成することを特徴とする請求項1に記載の加工ノズル。
  5. 前記間隙形成部は、前記外側ノズルに当接する当接面を有し、
    前記当接面には、溝が形成され、
    前記溝部分で前記間隙が形成されることを特徴とする請求項4に記載の加工ノズル。
  6. 前記間隙形成部は、前記外側ノズルと前記内側ノズルとの間に挟持される被挟持部であり、
    前記間隙は、前記被挟持部と前記外側ノズルとの間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の加工ノズル。
  7. 前記被挟持部は、前記外側ノズルに当接する当接面を有し、
    前記当接面には、溝が形成され、
    前記溝部分で前記間隙が形成されることを特徴とする請求項6に記載の加工ノズル。
  8. 前記間隙形成部は、前記外側ノズルと前記内側ノズルとの間に挟持される被挟持部であり、
    前記間隙は、前記被挟持部と前記内側ノズルとの間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の加工ノズル。
  9. 前記被挟持部は、前記内側ノズルに当接する当接面を有し、
    前記当接面には、溝が形成され、
    前記溝部分で前記間隙が形成されることを特徴とする請求項8に記載の加工ノズル。
  10. 前記連通路は、前記フランジに形成された孔であり、
    前記間隙形成部は、前記外側ノズルと一体に形成され、前記孔の一部を塞いで前記間隙を形成することを特徴とする請求項1に記載の加工ノズル。
  11. 前記連通路での流路面積の総和よりも、前記間隙での流路面積の総和のほうが小さいことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の加工ノズル。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1つに記載の加工ノズルと、
    前記加工ノズルを通して出射されるレーザビームを発振するレーザ発振器と、を備えることを特徴とするレーザ加工装置。
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