JPWO2016063326A1 - ノンフォール型走行玩具 - Google Patents

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Abstract

走行面からの落車回避のために車体を旋回した後にも旋回運動を続けるように構成したノンフォール型走行玩具を提供する。このノンフォール型走行玩具は、原動機20を搭載した車体2を具備する。この車体は、一の方向に走行可能であり、少なくとも一つの従動輪12及び少なくとも一つの主駆動輪3と、進行方向に配向された回転軸を有する少なくとも一つの補助駆動輪16とを有する。車体2は、上記従動輪12の回転軸を形成する従動軸14を保持するための軸保持手段6を有しており、この軸保持手段6は、第1の方向と直交する第2の方向から見て、車体2の底部側から上方へ延びる挿通溝8を含み、この挿通溝8内へ従動軸14を移動可能に挿通するとともに、この挿通溝8の上部を、進行方向Aに上側へ傾斜する傾斜溝部8cに形成している。[選択図]図1

Description

本発明は、ノンフォール型走行玩具に関する。
原動機に接続された主駆動輪(後輪)と従動輪(前輪)とを有する走行玩具であって、この走行玩具がおかれた走行台の上を上記主駆動輪の回転力で直線的に走行するとともに、従動輪が走行台から脱落したときに車体が向きを変えるように構成したものが知られている(特許文献1〜3)。この種の走行玩具は、前輪と後輪との間に、これら前輪及び後輪とは回転軸の向きが90度異なる補助駆動輪を車体の底部に設け、通常の走行状態で補助駆動輪が前輪及び後輪より高い位置にあるように形成し、前輪が脱落したときに、補助駆動輪が走行面に接して補助駆動輪の回転力で車体が旋回して車体全体が走行台から落下しない機能を有するものである。
日本国実開昭55−32741 日本国実用新案登録第3069675号 日本国特開2006−204672号 なお、本明細書ではこうした機能を有する走行玩具を、ノンフォール型走行玩具と称するものとする。
上記各引用文献に開示した従来の走行玩具は、前輪が走行台から脱輪すると旋回して、別の向きに走り出すという動作を繰り返すだけである。最初にこの走行玩具の動きを見た子供は、興味を惹かれるであろうが、見慣れてしまうと、飽きられてしまう。
本発明の第1の目的は、走行面からの落車回避のために車体を旋回した後にも旋回運動を続けるように構成したノンフォール型走行玩具を提供することである。
本発明の第2の目的は、一つの走行台の上に置かれた複数の走行玩具の間で互いを落車させることを競う対戦バトルゲームに適したノンフォール型走行玩具を提供することである。
本発明のノンフォール型走行玩具は、まずノンフォール機能を実現するための構造を備えている。
この構造は、一の進行方向へ走行可能な車体と、車体に搭載した原動機とを含む。
第1の方向Aへ走行可能な車体と、車体に搭載した原動機とを含み、
上記車体は、上記第1の方向と直交する第2の方向Wに向けた回転軸をそれぞれ有する、少なくとも一つの従動輪及び少なくとも一つの主駆動輪と、第1の方向に向けた回転軸を有する補助駆動輪とを具備している。
上記原動機は、主駆動輪及び補助駆動輪を回転させるように形成している。
また上記主駆動輪及び従動輪は、一つの走行面に接して車体を走行できるように上記第1の方向Aに相互に離れて配置している。
上記補助駆動輪は、主駆動輪と従動輪との間に配置され、上記主駆動輪及び従動輪が走行面に接して、第1の方向への車体の走行状態で走行面から浮いているように形成され、従動輪が走行面から脱輪したときに、補助駆動輪が走行面に接して車体が旋回するように
している。
本発明においては、第1に、上記車体2は、上記従動輪12の回転軸を形成する従動軸14を保持するための軸保持手段6を有しており、この軸保持手段6は、第2の方向Wから見て、車体2の底部側から上方へ延びる挿通溝8を含み、この挿通溝8内へ従動軸14を移動可能に挿通している。この挿通溝8は、長手方向の中間で屈曲して、この屈曲箇所に形成する軸留め部8bと、軸留め部から斜め上方へ傾斜する傾斜溝部8cとを有している。上記軸留め部8bは、上記走行状態で上記従動軸14が軸留め部内に留まるように(図7B参照)、かつ、傾斜溝部8cは、軸留め部8bから傾斜溝部8c内へ従動軸14が入ったときに車体の旋回状態となるように(図8B参照)それぞれ形成する。
このように、車体2に、従動軸14を挿通するための挿通溝8を設け、この挿通溝8の上部を傾斜溝部8cとしたときに車体が旋回するので、ユニークな動きが可能となる。
また第2に、上述のノンフォール型走行玩具においては、上記傾斜溝部8cは、軸留め部8bから主駆動輪3と反対側に斜め上方へ傾斜しており、かつ上記車体2は、主駆動輪3の順方向への回転及び逆方向の回転が可能であり、順方向への回転時に従動軸14が軸留め部8b内に留まり、逆方向への回転時に従動軸14が軸留め部8bから傾斜溝部8c内へ移動するように構成している。
このように主駆動輪の逆回転により旋回動作が可能となるから、簡易な構成で旋回操作が可能であり、ゲーム用玩具としての利用価値が高まる。
また第3に、上述のノンフォール型走行玩具においては、上記車体2は、第1の位置と第2の位置との間を移動可能な従動軸への当接用の可動部50を有する軸移動手段30を具備し、可動部50が第1の位置から第2の位置へ変位するときに、従動軸14が軸留め部8bから傾斜溝部8cへ移動し、可動部50が第2の位置から第1の位置へ変位するときに、従動軸14が傾斜溝部8cから軸留め部8bへ戻るように構成している。
このように可動部50の動作により従動軸14を強制的に軸留め部8bから傾斜溝部8cへ移動させることができ、前述の補助駆動輪の接地による車体の旋回を確実に行わせることができる。従動軸14を移動させるための仕組みとしては、さまざまな方法が考えられる。可動部50は、後述の実施形態で説明する如く従動軸14を傾斜溝部8c内へ押し込むものでもよく、図示はしないが従動軸を傾斜溝部8c内へ引き込むものでもよい。
また上述のノンフォール型走行玩具においては、上記挿通溝8は、長手方向全体に亘って、その溝幅を従動輪12の径より大とすることで従動軸14が挿通溝8内を回転可能に移動できるように形成した。
この構成により、前進動作から旋回動作への切り替えを迅速に行うことができる。
さらにまた、上述のノンフォール型走行玩具においては、上記車体2は、中空のケーシングとして形成され、車体2の底部から幅方向両側壁部に亘ってU字状に切り欠くことで上記挿通溝8を形成し、上記底部に切欠き箇所の両側から下方へ突出する一対の爪10a、10bからなる軸受10を形成している。
上述の如く上記車体2は、中空のケーシングとして形成され、車体2の底部から幅方向両側壁部に亘ってU字状に切り欠くことで上記挿通溝8を形成し、上記底部に切欠き箇所の両側から下方へ突出する一対の可撓性の爪10a、10bからなる軸受10を形成したときには、非走行状態で従動軸14が車体2から脱落しないように爪10a、10bで支えることができるとともに、従動輪12の装着も容易である。
は、本発明の第1実施形態に係るノンフォール型走行玩具の側面図である。 は、図1のノンフォール型走行玩具の正面図である。 は、図2のノンフォール型走行玩具をIII−III方向に見た一部断面図である。 は、図3の要部を拡大した断面図である。 は、図1のノンフォール型走行玩具の底面図である。 は、図1のノンフォール型走行玩具を逆さまにして見た斜視図である。 は、図1のノンフォール型走行玩具の一般的な作用の説明図である。 は、図1のノンフォール型走行玩具の特徴的な作用の説明図である。 は、本発明の第2実施形態に係るノンフォール型走行玩具の側面図である。 は、本発明の第3実施形態に係るノンフォール型走行玩具の側面図である。 は、図10のノンフォール型走行玩具の底面図である。 は、図10のノンフォール型走行玩具の要部の斜視図である。 は、図10のノンフォール型走行玩具の主要部材の一部切欠き側面図である。 は、図10の主要部材の底面図である。 は、図10の主要部材を分解して示す一部切欠き側面図である。 は、図10のノンフォール型走行玩具の作用説明図である。 は、図1のノンフォール型走行玩具の好ましい実施例の説明図である。
図1から図8は、本発明の第1の実施形態に係るノンフォール型走行玩具を示している。
ノンフォール型走行玩具は、車体2と、原動機20とを具備する。
上記車体2は、中空のケーシングとして形成され、少なくとも底部と、底部の両側から上方へ延びる側壁部とを有する。好適な図示例では、車体2は、下半部2aと上半部2bとで形成されている。
上記原動機20は、図1に点線で示す如く、車体2内に適所(図示例では後部)内に搭載されている。原動機20は、例えば電気モータなどの従来公知の手段で構成することができる。なお、図示はしていないが、外部の操縦機からの信号を受信する受信機を併せて設け、原動機20を操作できるようにしてもよい。原動機は、順方向及び逆方向の回転が可能なものとすることが好適である。
上記車体2の底部側には、車体の進行方向A(第1の方向)に対して、順次、一対の主駆動輪3と、一つの補助駆動輪16と、一対の従動輪12とを配置する。もっとも車輪の数は適宜変更することができ、例えば一対の主駆動輪と一つの従動輪との組み合わせ、或いは一つの主駆動輪と一対の従動輪との組み合わせを採用してもよい。
上記一対の主駆動輪3は、車体2の後部において、車体2の幅方向W(第2の方向)に配向した主動軸4の両端に付設している。主動軸4は固定軸である。上述の原動機20と主駆動輪3との間には、第1伝動路22を構成し、この第1伝動路22を介して原動機20の回転力を主駆動輪3に伝えることが可能に設けている。第1伝動路22はたとえばギアなどで形成することができる。図示の主駆動輪3は、車体の側壁部に付設されているが、その構造は適宜変更することができる。
上記補助駆動輪16は、主駆動輪3よりも前方側へ位置させて、車体2の底部に設ける。補助駆動輪16は、回転軸(図示せず)を進行方向に向けて配置する。好適な図示例では、車体2の底部に透孔を開口し、この透孔を介して補助駆動輪16を一部外方へ露出させている。しかし、これらの構造は適宜変更することができる。補助駆動輪16と主動軸4との間には第2伝動路24を設け、この第2伝動路24を介して原動機20の回転力が補助駆動輪16へ伝達することができる。主駆動輪3と補助駆動輪16との回転数の比は適宜設定することができる。例えば主駆動輪3の回転数に比べて補助駆動輪16の回転数を大きく設定すれば、従動輪12が走行面から脱落したときに、その脱落箇所の近くで車体2がコマのように回転するようにすることができる。
上記一対の従動輪12は、車体2の前部において、車体2の幅方向Wに配向した従動軸14の両端に付設している。従動軸14は、軸保持手段6により保持され、かつ回転可能に支承されている。
上記軸保持手段6は、挿通溝8と、軸受10とで形成されている。
上記挿通溝8は、車体2の底部から幅方向両側壁部に亘ってU字状に切り欠くことで形成される。挿通溝8は、車体の幅方向から見て、車体2の下面から上方へ延びる垂直溝部8aと、垂直溝部8aの上端より前上方へ延びる傾斜溝部8cとを含み、垂直溝部8aと傾斜溝部8cとの屈曲部を軸留め部8bとしている。挿通溝8は、垂直溝部8aから傾斜溝部8cに亘る全範囲(軸留め部を含む)において、従動軸14の径よりも広い幅を有する。
上記垂直溝部8a内には、一対の従動輪12を両端に連結した従動軸14が遊嵌されている。ここで「遊嵌」とは遊びを存して嵌めるという程度の意味である。これにより、図2に矢示するように、従動軸に連結した一対の従動輪が揺動することを可能としている。
上記軸留め部8bは、垂直溝部8aと傾斜溝部8bとの間の屈曲部として形成され、車体が前進している間に、当該軸止め部内に従動軸14が留まるように設けている。この状態で従動輪12は車体2の前部を支えており、補助駆動輪16が走行面から浮いた状態を維持している。好適な図示例では、傾斜溝部8cが垂直方向に対して傾斜する角度θは45度以上である。こうすることで、従動軸14を軸留め部8b内に確実に留めることができる。
上記傾斜溝部8cは、主駆動輪3を逆回転させたときに、従動軸14が軸留め部8bから傾斜溝部8cに入るように構成している。
本実施形態において、上記傾斜溝部8cを形成するときの第1の条件は、軸留め部8bから上側へ傾斜していることである。これにより、従動軸14が傾斜溝部8cに入ったときに、車体2の前部が従動輪12に対して相対的に低くなる。そうすると補助駆動輪16も、車体の走行状態に比べて相対的に低くなるので、走行面に確実に接地し、走行運動から旋回運動への切り替えが可能となる。こうした方法をとらなくても、ギア機構などを利用して、機械的に補助駆動輪16が車体に対して下がり、旋回するようにすることは可能である。しかし、こうした方法ではギア機構などが複雑化し、コスト高となる。本発明の方法は単純であり、相対的に廉価に実現することができる。
上記傾斜溝部8cを形成するときの第2の条件は、軸留め部8bから前方(主駆動輪から離れる方向)へ傾斜していることである。そうすることで主駆動輪3を逆方向へ回転させたときに、走行運動から旋回運動へ切り替えることができ、切替動作を確実にコントロールすることができる。仮に軸留め部8cから後方へ傾斜しているとすると、車体の前進動作から不意に旋回運動へと切り替わってしまうおそれがある。もっとも第2の条件は必ずしも必須の条件ではなく、遊び方のルール次第では、こうした発明の実施態様を採用することも考えられる。
上記軸受10は、上記切欠き箇所の両側から下方へ突出した、可撓性を有する一対の爪10a、10bで形成される。これらの一対の爪10a、10bは図8に示すように車体2の幅方向中間部に亘って形成している。一対の爪10a、10bの間の空間で形成される挿通凹部11は、図4に示すように上記挿通溝8と連続している。
上記挿通溝8内には上記従動軸14を回転自在かつ昇降可能に遊嵌している。従動軸14が軸留め部8b内に位置するときに、従動輪12の下端は軸受10の下端よりも下方に位置する。
本願のノンフォール型走行玩具を図7(A)に示すように手で持ち上げると、従動軸14は重力により軸受10内部の延長溝部11に収まる。この状態で従動輪12の下端と主駆動輪3の下端とを結ぶ仮想線Lより上方に補助駆動輪16が位置している(図1参照)。
走行面にノンフォール型走行玩具を置くと、従動軸14は軸留め部8b内へ移動してここに留まる。原動機20を作動させることにより、図7(B)に示すように主駆動輪3の回転力で車体が前進する。
図7(C)に示す如く、従動輪12が走行面から脱落すると、従動軸14は、軸受10内へ戻る。これとともに補助駆動輪16が走行面に接地する。そして補助駆動輪16の回転力により車体は旋回する。従動軸12は、延長溝部11及び垂直溝部8a内にゆるく嵌合されているから、図2に矢示する動きによって、一方の従動軸12が走行面の縁の上へ乗り上がることができる。双方の従動軸12が走行面の上に乗ると、補助駆動輪が走行面から離れ、車両は新たな方向へ向かって直進を始める。
次に図8(A)に示すように、主駆動輪3を逆方向へ回転させると、従動軸12は、傾斜溝部8c内へ入り、これにより補助駆動輪16が走行面に接地し、補助駆動輪16の回転力により車体は旋回を始める。この旋回運動は、本件のノンフォール型走行玩具が周囲の別の走行玩具を弾き飛ばす動作に利用することができ、対戦型のゲームに利用できる。
図9は本願発明の第2実施形態に係るノンフォール型走行玩具の要部拡大図である。本実施形態では、軸停留部8bの上側に下向き段部を形成し、従動軸14が軸停留部8b内に留まり易くしている。
図10から図16は本願発明の第3実施形態に係るノンフォール型走行玩具を示している。本実施形態では、従動軸14が軸留め部8bから傾斜溝部8cへ強制的に移動することができるように構成している。
本実施形態では、車体2が軸移動手段30を具備し、この軸移動手段30が有する可動部50で従動軸8bを軸留め部8bから傾斜溝部8cへ押し込み、また傾動溝部8cから軸留部8bへ戻すように形成している。
本実施形態において、上記軸移動手段30は、第1パーツ32と第2パーツ44とで形成している。
上記第1パーツ32は、図14(A)に示すように、芯棒34の上部に、上側からギア36及び摩擦板38を順次取り付け、また芯棒34の下部に底板40を取り付けている。摩擦板38と底板40との間には、コイルスプリング42を挿入している。ギア36及び摩擦板38は一体成形し、芯棒34の上部へ着脱自在に取り付けるとよい。ギア36及び摩擦板38は、芯棒の上部に対してスクリュー・フィット(螺着)させてもよく、また芯棒の上部に対して回転可能に取り付けてもよい。
上記第2パーツ44は、図14(B)に示すように、リング孔46aを有するリング板46の外周部を円筒状のケーシング48の上端部に連結するとともに、ケーシング48の下端から、周方向に相互に間隔を存して、下方へ第1当接子50a及び第2当接子50bを突出してなる。これら第1当接子50a及び第2当接子50bで上述の可動部50を形成している。
図14に開示した2つのパーツを組み付けるときには次の手順により行う。まず上記芯棒34は、ギア36及び摩擦板38を外した状態で、リング板46のリング孔46aを下側から挿通させる。そして芯棒34の上部にギア36及び摩擦板38を螺着させて、コイルスプリング42の上端部を、リング板46の下面に対してスライド可能に圧接させる。こうすることでコイルスプリング42の弾性力により摩擦板38とリング板46との間に摩擦力を生じさせる。
他方、車体2の下半部2aには、図11に示す如く、上記挿通溝8を後側から前側へ横断する補助溝18を形成する。そしてこの補助溝18の近傍に位置させて車体2に上記軸移動手段30を搭載しかつ固定する。上記補助溝18の後部に第1当接子50aが、また補助溝18の前部には第2当接子50bがそれぞれ挿入されるように設ける。図示の補助溝18は、図示例では、芯棒を中心とする円弧状溝に形成しているが、その形状は適宜変更することができる。上記ギア36には、原動機20の回転力を、第3伝動路54を介して伝達するように設ける。第3伝動路54の途中には、利用者が操作する操作機からの信号を受信して、回転力の伝達の向きを順逆方向に切り替え、或いは回転力を伝達しないようにする機構を設けることが好適である。しかし外部からの信号で制御するのではなく、車体に設けた制御装置で制御するようにしても構わない。
走行玩具を直進させるときには、図10に示すように従動軸14は軸留め部8b内にある。この状態で可動部50は図11に示す第1の位置にある。走行玩具を旋回させるときには、利用者の操作により、ギア36及び摩擦板38が順方向へ回転し、摩擦板に追従して第2パーツも回転する。これにより可動部50は、上記第1の位置から図16に示す第2の位置へ移動する。これにより従動軸14は、第1当接子50aにより前方に押されて軸留部8bの内部から傾斜溝部8cの内部へ入る。これにより補助駆動輪16が接地して走行玩具が旋回する。ギア36及び摩擦板38を逆回転させると、第2当接子50bが従動軸14を後方へ押し、これにより従動軸14は傾斜溝部8cから軸留部8b内へ戻る。
本実施形態では、軸移動手段30は、可動部50が芯棒34を中心として回転移動するように構成されているが、その構造は適宜変更することができる。例えば軸移動手段30は、可動部50が前後方向へ直線的に移動するように構成しても構わない。
図17は、2台のノンフォール型走行玩具を用いて対戦ゲームをする場合の実施例の説明図である。一つの走行台の上に複数台の走行玩具を置いて操作する。そうすると、走行玩具が走行台で直線走行し、走行台の縁付近では旋回運動するという2種類の動作が可能となる。
例えば自分の走行玩具で相手の走行玩具を直線的に走行台から押し出してもよく、また逆に相手の走行玩具の突進を躱して、自分の走行玩具に旋回運動をさせることで、相手走行台を弾き飛ばすこともできる。これにより対戦ゲームの駆け引きを楽しむことができる。
2…車体 2a…下半部 2b…上半部
3…主駆動輪 4…主動軸
6…軸保持手段 8…挿通溝 8a…垂直溝部 8b…軸留め部
8c…傾斜溝部
10…軸受 10a、10b…爪
11…延長溝部
12…従動輪 14…従動軸 16…補助駆動輪 18…補助溝
20…原動機 22…第1伝動路 24…第2伝動路
30…軸移動手段 32…第1パーツ 34…芯棒 36…ギア 38…摩擦板
40…底板 42…コイルスプリング
44…第2パーツ 46…リング板 46a…リング孔
48…ケーシング 50…可動部 50a…第1当接子 50b…第2当接子
54…第3伝動路
A…進行方向 L…仮想線 W…幅方向

Claims (5)

  1. 第1の方向へ走行可能な車体と、車体に搭載した原動機とを含み、
    上記車体は、上記第1の方向と直交する第2の方向に向けた回転軸をそれぞれ有する、少なくとも一つの従動輪及び少なくとも一つの主駆動輪と、第1の方向に向けた回転軸を有する補助駆動輪とを具備し、
    原動機は、主駆動輪及び補助駆動輪を回転させるように形成しており、
    主駆動輪及び従動輪は、一つの走行面に接して車体を走行できるように上記第1の方向に相互に離れて配置してあり、
    補助駆動輪は、主駆動輪と従動輪との間に配置され、上記主駆動輪及び従動輪が走行面に接して、第1の方向への車体の走行状態で走行面から浮いているように形成され、従動輪が走行面から脱輪したときに、補助駆動輪が走行面に接して車体が旋回するようにした走行玩具において、
    上記車体(2)は、上記従動輪(12)の回転軸を形成する従動軸(14)を保持するための軸保持手段(6)を有しており、この軸保持手段(6)は、第2の方向から見て、車体(2)の底部側から上方へ延びる挿通溝(8)を含み、この挿通溝(8)内へ従動軸(14)を移動可能に挿通するとともに、
    この挿通溝(8)は、長手方向の中間で屈曲して、この屈曲箇所に形成する軸留め部(8b)と、軸留め部から斜め上方へ傾斜する傾斜溝部(8c)とを有しており、
    上記軸留め部(8b)は、上記走行状態で上記従動軸(14)が軸留め部内に留まるように、かつ、傾斜溝部(8c)は、軸留め部(8b)から傾斜溝部(8c)内へ従動軸(14)が入ったときに車体の旋回状態となるようにそれぞれ形成したことを特徴とする、ノンフォール型走行玩具。
  2. 上記傾斜溝部(8c)は、軸留め部(8b)から主駆動輪(3)と反対側に斜め上方へ傾斜しており、かつ上記車体(2)は、主駆動輪(3)の順方向への回転及び逆方向の回転が可能であり、順方向への回転時に従動軸(14)が軸留め部(8b)内に留まり、逆方向への回転時に従動軸(14)が軸留め部(8b)から傾斜溝部(8c)内へ移動するように構成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のノンフォール型走行玩具。
  3. 上記車体(2)は、第1の位置と第2の位置との間を移動可能な従動軸への当接用の可動部(50)を有する軸移動手段(30)を具備し、可動部(50)が第1の位置から第2の位置へ変位するときに、従動軸(14)が軸留め部(8b)から傾斜溝部(8c)へ移動し、可動部(50)が第2の位置から第1の位置へ変位するときに、従動軸(14)が傾斜溝部(8c)から軸留め部(8b)へ戻るように構成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のノンフォール型走行玩具。
  4. 上記挿通溝(8)は、長手方向全体に亘って、その溝幅を従動輪(12)の径より大とすることで従動軸(14)が挿通溝(8)内を回転可能に移動できるように形成したことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のノンフォール型走行玩具。
  5. 上記車体(2)は、中空のケーシングとして形成され、車体(2)の底部から幅方向両側壁部に亘ってU字状に切り欠くことで上記挿通溝(8)を形成し、上記底部に切欠き箇所の両側から下方へ突出する一対の爪(10a、10b)からなる軸受(10)を形成したことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のノンフォール型走行玩具。
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